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JP4486500B2 - 電線の生産システム - Google Patents
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JP4486500B2 - 電線の生産システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動体としての自動車などに配索されるワイヤハーネスなどに用いられる電線を製造する電線の生産システムに関する。
電線は、複数の素線からなる芯線の外周に合成樹脂を連続被覆し、長尺で生産する程生産性が良く、通常色替え等を極力少なくして生産する例が多い。従って同色で長い条長を生産するのが普通である。荷姿梱包についても大ロット長尺品が多く、例えば電線販売会社の倉庫などで顧客の要求に応じた色の電線を切り売りする場合が多い。特に色の組合せが多い電気回路用ワイヤハーネスは自動車、家電、航空機、電気機械などで使用される。
移動体としての自動車などには、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車などは、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、前述した複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。
電線は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えている。電線は、所謂被覆電線である。コネクタは、端子金具と、絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、導電性の板金などからなる。コネクタハウジングは、箱状に形成されかつ前記端子金具を収容する。コネクタが、電子機器のコネクタと結合するなどして、ワイヤハーネスは、前述した電子機器に必要な電力や信号を伝える。
前述したワイヤハーネスの電線は、芯線の大きさと、被覆部の材質(耐熱性の有無などによる材質の変更)と、使用目的などを識別する必要がある。なお、使用目的とは、例えば、エアバック、ABS(Antilock Brake System)や車速情報等の制御信号や、動力伝達系統などの電線が用いられる自動車の系統(システム)を示している。
ワイヤハーネスの電線は、前述した使用目的(系統)を識別するために、種々の色で着色されていた。従来の電線を製造する際には、芯線の外周に絶縁性の合成樹脂を押し出し被覆する際に、該合成樹脂に所望の色の着色剤を混入して、所望の色に着色してきた。
このため、電線工場では、発注側が必要になる全ての色の電線を、色毎に製造して、例えば500〜2000mなどの所定の長さに切断して、これらの電線を例えば束にしていた。受注してから必要な電線を発注側に納入する際には、まず、発注側からの受注に応じて、必要な色の電線を巻き付けた束を、発注量を満足する数、電線工場から物流拠点などに向けて搬送する。そして、物流拠点において、束にされた電線を、必要な長さに切断して、発注側に向けて納入していた。または、物流拠点から発注量を満足する数の束を発注側に向けて納入していた。
前述した従来の電線の生産方法では、電線工場では、例えば500〜2000m毎に電線を切断して、該電線を束にしている。しかも、電線工場では、発注側が必要になると考えられる種々の色の電線を製造している。さらに、物流拠点では、束にされた電線を、発注側からの発注量に応じた長さに切断してきた。又は、物流拠点から発注量を満足する数の束を発注側に向けて納入していた。
物流拠点から発注量を満足する数の束を発注側に向けて納入すると、発注側は必要量以上の電線を購入することになる。このため、発注側が、前述したワイヤハーネスなどの前記電線を用いた製品を製造すると、該製品のコストが高騰する虞があった。また、前記物流拠点で、束にされた電線を発注側からの発注量に応じた長さに切断して納入すると、前記物流拠点で納入後に余った電線が生じるとともに、その上余った電線が色毎に生じる虞があった。
このように、前述した従来の電線の受注生産方法では、物流拠点と発注側とのうち少なくとも一方に、必要量以上の電線が存在することとなり、省資源化の観点からも望ましくない。
さらに、前記電線工場では、色毎に電線を製造している。このため、前述した電線工場及び物流拠点では、電線を蓄えておくために、非常に広いスペースを確保しなければならなかった。このため、ワイヤハーネスの生産効率が低下して、該ワイヤハーネスなどの電線を用いた製品のコストが高騰する虞があった。さらに、被覆部を構成する合成樹脂に着色剤を混入して電線を着色している。このため、電線の製造ラインで、電線の色を変更することが容易でない。このため、電線の製造ラインでは、発注側からの発注を待たずに、先行して電線を製造することが多い。このことも、省資源化の観点から望ましくなく、電線のコストを高騰させる原因となっていた。
したがって、本発明は、ワイヤハーネスなどの電線を用いた製品のコストの高騰を抑制できかつ省資源化を図ることができる電線の生産システムを提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電線の生産システムは、生産する電線の品番と長さと外表面に形成される印の形状と前記印の色を示す電線生産量データを入力する入力部と、外表面が単色の電線を製造する製造部と、前記電線の外表面を所望の印で所望の色に着色するとともに所望の長さに切断する着色切断部と、前記入力部から前記電線生産量データが入力される生産制御部と、を備えた電線の生産システムにおいて、前記生産制御部は、前記入力部から入力した前記電線生産量データから生産する電線の品番と長さとを示す第1の生産量データを作成して、該第1の生産量データを前記製造部に送付するとともに、前記電線生産量データから生産する電線の品番と長さと外表面に形成される印の形状と前記印の色を示す第2の生産量データを作成して、該第2の生産量データを前記着色切断部に送付し、前記製造部は、前記第1の生産量データに応じた品番でかつ長さの単色の電線を製造して前記着色切断部に搬送し、前記着色切断部は、前記第2の生産量データに応じて、前記単色の電線の外表面を所望の色で着色して、前記外表面に所望の印を形成して、所望の長さに切断することを特徴としている。
このことによれば、入力部への電線生産量データに基づいて、生産制御部は生産する電線の品番と長さを示す第1の生産量データを製造部に送付するとともに、電線の品番と長さと印の形状と色を示す第2の生産量データを着色切断部に送付する。製造部は、必要な量の単色の電線を製造して、着色切断部に向けて搬送する。製造部が単色の電線を製造するため、製造部で予め蓄えておく電線の数量(条長)を抑制できる。また、製造部で単色の電線を製造する。このため、製造部で予め蓄えておく電線の種類(色種類)を抑制できるとともに、色の変更がなくなり、先行して電線を製造する必要がなくなる。
製造部で単色の電線を必要な長さ製造し、着色切断部で単色の電線の外表面を所望の色に着色して、所望の印を形成して、所望の長さに切断する。このため、製造部と着色切断部との間などに一旦蓄える電線の量を抑制できる。
また、入力部に、必要な電線の品番、長さ、印の形状、色などを示す電線生産量データを入力することで、製造部が電線を生産して着色切断部が着色・切断する。このため、入力部に電線生産量データを入力すると、速やかに所望の電線が生産される。したがって、電線の発注から生産して出荷可能となるまでの時間を短縮でき、先行して電線を製造する必要がなくなる。
請求項2に記載の本発明の電線の生産システムは、請求項1に記載の電線の生産システムにおいて、前記製造部が製造する単色の電線は、無着色であることを特徴としている。
このことによれば、入力部への入力後に製造部で製造される電線は、無着色である。このため、無着色の電線を、必要に応じて、所望の色に確実に着色できる。なお、本明細書でいう無着色とは、電線の被覆部を構成する合成樹脂に各種の着色材を混入塗布していない状態であり、前述した合成樹脂自体の色である。また、本明細書でいう電線を着色するとは、電線の被覆部の外表面を着色材で着色することを示している。
本明細書でいう着色材とは、色材(工業用有機物質)が水またはその他の溶媒に溶解、分散した液状物質である。有機物質としては、染料、顔料(大部分は有機物であり、合成品)があり、時には染料が顔料として、顔料が染料として用いられることがある。より具体的な例として、本明細書でいう着色材とは、着色液と塗料との双方を示している。着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの又は分散しているものを示しており、塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示している。
このため、着色液で被覆部を着色すると、染料が被覆部内にしみ込み、塗料で被覆部の外表面を着色すると、顔料が被覆部内にしみ込むことなく外表面に接着する。即ち、本明細書でいう被覆部を着色するとは、被覆部の外表面を染料で染めることと、被覆部の外表面に顔料を塗ることとを示している。尚、本明細書でいう被覆部を着色するとは、前述した着色材保護のためのコート剤自身の着色や、着色材入り紫外線硬化樹脂等を着色または染めることも含まれる。
また、前記溶媒と分散液は、被覆部を構成する合成樹脂と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が被覆部内に確実にしみ込んだり、顔料が被覆部の外表面に確実に接着することとなる。
請求項3に記載の本発明の電線の生産システムは、請求項1または請求項2に記載の電線の生産システムにおいて、前記着色切断部は、着色材を一定量ずつ電線の外表面に向かって噴出する着色ユニットを複数備え、これら複数の着色ユニットが噴出する着色材の色は互いに異なっており、前記第2の生産量データに応じて複数の着色ユニットそれぞれが着色材を電線の外表面に向かって噴出することを特徴としている。
このことによれば、着色切断部は、着色ユニットを複数備えている。着色ユニットは、それぞれ、電線の外表面に向かって着色材を一定量ずつ噴出する。複数の着色ユニットが噴出する着色材の色は異なる。このため、着色材を噴出する着色ユニットを切り換えることで、電線の外表面を着色する色を容易に切り換えることができる。
また、着色ユニットは、着色材を一定量ずつ電線の外表面に向かって噴出する。このため、着色ユニットの着色材の噴出量及び噴出間隔を変更することにより、電線の外表面に形成する印の形状を容易に変更できる。さらに、着色ユニットが着色材を一定量ずつ噴出するので、着色材を無駄にすることを防止できる。
請求項4に記載の本発明の電線の生産システムは、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の電線の生産システムにおいて、前記製造部は、前記生産制御部から前記第1の生産量データが送付されてくると、該第1の生産量データに応じた量の電線を前記着色切断部に搬送可能となる期日を示す第1の確認データを前記生産制御部と着色切断部との双方に送付することを特徴としている。
このことによれば、製造部が、単色の電線を搬送可能となる第1の確認データを生産制御部と着色切断部に送付する。このため、生産制御部では、電線の製造工程の進捗状態を把握できる。また、着色切断部では、単色の電線が搬送されてくる期日などを確認できる。
請求項5に記載の本発明の電線の生産システムは、請求項4に記載の電線の電線の生産システムにおいて、前記着色切断部は、前記生産制御部から前記第2の生産量データが送付されかつ前記製造部から前記第1の確認データが送付されてくると、該第2の生産量データに応じて、着色して切断した電線が得られる期日を示す第2の確認データを前記生産制御部に送付することを特徴としている。
このことによれば、着色切断部は、第2の生産量データに応じて着色して切断した電線が得られる期日を示す第2の確認データを、生産制御部に送付する。このため、生産制御部では、電線の製造工程の進捗状態を確実に把握できる。
請求項6に記載の本発明の電線の生産システムは、生産する電線の品番と長さと外表面に形成される印の形状と前記印の色を示す電線生産量データを入力する入力部と、外表面が単色の電線を製造する製造部と、前記電線の外表面を所望の印で所望の色に着色する着色部と、前記入力部から前記電線生産量データが入力される生産制御部と、を備えた電線の生産システムにおいて、前記生産制御部は、前記入力部から入力した前記電線生産量データから生産する電線の品番と長さとを示す第1の生産量データを作成して、該第1の生産量データを前記製造部に送付するとともに、前記電線生産量データから生産する電線の品番と長さと外表面に形成される印の形状と前記印の色を示す第2の生産量データを作成して、該第2の生産量データを前記着色部に送付し、前記製造部は、前記第1の生産量データに応じた品番でかつ長さの単色の電線を製造して前記着色部に搬送し、前記着色部は、前記第2の生産量データに応じて、前記単色の電線の外表面を所望の色で着色して、前記外表面に所望の印を形成することを特徴としている。
このことによれば、入力部への電線生産量データに基づいて、生産制御部は生産する電線の品番と長さを示す第1の生産量データを製造部に送付するとともに、電線の品番と長さと印の形状と色を示す第2の生産量データを着色部に送付する。製造部は、必要な量の単色の電線を製造して、着色部に向けて搬送する。製造部が単色の電線を製造するため、製造部で予め蓄えておく電線の数量(条長)を抑制できる。また、製造部で単色の電線を製造する。このため、製造部で予め蓄えておく電線の種類(色種類)を抑制できるとともに、色の変更がなくなり、先行して電線を製造する必要がなくなる。
製造部で単色の電線を必要な長さ製造し、着色部で単色の電線の外表面を所望の色に着色して、所望の印を形成する。このため、製造部と着色部との間などに一旦蓄える電線の量を抑制できる。
また、入力部に、必要な電線の品番、長さ、印の形状、色などを示す電線生産量データを入力することで、製造部が電線を生産して着色部が着色する。このため、入力部に電線生産量データを入力すると、速やかに所望の電線が生産される。したがって、電線の発注から生産して出荷可能となるまでの時間を短縮でき、先行して電線を製造する必要がなくなる。
請求項7に記載の本発明の電線の生産システムは、請求項6に記載の電線の生産システムにおいて、前記製造部が製造する単色の電線は、無着色であることを特徴としている。
このことによれば、入力部への入力後に製造部で製造される電線は、無着色である。このため、無着色の電線を、必要に応じて、所望の色に確実に着色できる。
請求項8に記載の本発明の電線の生産システムは、請求項6または請求項7に記載の電線の生産システムにおいて、前記着色部は、着色材を一定量ずつ電線の外表面に向かって噴出する着色ユニットを複数備え、これら複数の着色ユニットが噴出する着色材の色は互いに異なっており、前記第2の生産量データに応じて複数の着色ユニットそれぞれが着色材を電線の外表面に向かって噴出することを特徴としている。
このことによれば、着色部は、着色ユニットを複数備えている。着色ユニットは、それぞれ、電線の外表面に向かって着色材を一定量ずつ噴出する。複数の着色ユニットが噴出する着色材の色は異なる。このため、着色材を噴出する着色ユニットを切り換えることで、電線の外表面を着色する色を容易に切り換えることができる。
また、着色ユニットは、着色材を一定量ずつ電線の外表面に向かって噴出する。このため、着色ユニットの着色材の噴出量及び噴出間隔を変更することにより、電線の外表面に形成する印の形状を容易に変更できる。さらに、着色ユニットが着色材を一定量ずつ噴出するので、着色材を無駄にすることを防止できる。
請求項9に記載の本発明の電線の生産システムは、請求項6ないし請求項8のうちいずれか一項に記載の電線の生産システムにおいて、前記製造部は、前記生産制御部から前記第1の生産量データが送付されてくると、該第1の生産量データに応じた量の電線を前記着色部に搬送可能となる期日を示す第1の確認データを前記生産制御部と着色部との双方に送付することを特徴としている。
このことによれば、製造部が、単色の電線を搬送可能となる第1の確認データを生産制御部と着色部に送付する。このため、生産制御部では、電線の製造工程の進捗状態を把握できる。また、着色部では、単色の電線が搬送されてくる期日などを確認できる。
請求項10に記載の本発明の電線の生産システムは、請求項9に記載の電線の電線の生産システムにおいて、前記着色部は、前記生産制御部から前記第2の生産量データが送付されかつ前記製造部から前記第1の確認データが送付されてくると、該第2の生産量データに応じて、着色した電線が得られる期日を示す第2の確認データを前記生産制御部に送付することを特徴としている。
このことによれば、着色部は、第2の生産量データに応じて着色して切断した電線が得られる期日を示す第2の確認データを、生産制御部に送付する。このため、生産制御部では、電線の製造工程の進捗状態を確実に把握できる。
以下、本発明の第1の実施形態にかかる電線の生産システムを図1ないし図7を参照して説明する。本発明の第1の実施形態にかかる電線の生産システム1(図1に示す)は、図4に示す電線3を製造するシステムである。
電線3は、自動車などの機械に配索されるワイヤハーネスを構成する。電線3は、図4に示すように、導電性の芯線4と、絶縁性の被覆部5とを備えている。芯線4は、複数の素線が撚られて形成されている。芯線4を構成する素線は、導電性の金属からなる。また、芯線4は、一本の素線から構成されても良い。
被覆部5は、例えば、ポリ塩化ビニル(Polyvinylchloride:PVC)などの絶縁性の合成樹脂からなる。被覆部5は、芯線4を被覆している。このため、被覆部5の外表面5aは、本明細書に記した電線3の外表面をなしている。被覆部5の外表面5aは、色P(以下単色と呼ぶ)一色となっている。なお、被覆部5を構成する合成樹脂に例えば白色などの所望の着色剤を混入して、電線3の外表面5aを単色Pにしても良く、被覆部5を構成する合成樹脂に着色剤を混入することなく、単色Pを合成樹脂自体の色としても良い。
被覆部5を構成する合成樹脂に着色剤を混入せずに、単色Pが合成樹脂自体の色の場合、被覆部5即ち電線3の外表面5aは、無着色であるという。すなわち、本明細書に記した無着色とは、被覆部5を構成する合成樹脂に着色剤を混入せずに、電線3の外表面5aが合成樹脂自体の色であることを示している。
電線3の外表面5aには、複数の第1の点6と、複数の第2の点7とからなる印8が形成されている。第1の点6は、第1の色B(図4中に平行斜線で示す)である。第1の色Bは、単色Pとは異なる。第2の点7は、第2の色R(図4中に平行斜線で示す)である。第2の色Rは、単色Pと第1の色Bとの双方と異なる。
第1の点6と第2の点7それぞれの平面形状は、丸形である。第1の点6と第2の点7は、それぞれ、複数設けられており、予め定められるパターンにしたがって、電線3の長手方向に沿って並べられている。図示例では、電線3の長手方向に沿って、第1の点6が六つ設けられた後、第2の点7が四つ設けられ、更に、第1の点6が六つ設けられている。
また、互いに隣り合う第1の点6の中心間の間隔D1と、互いに隣り合う第2の点7の中心間の間隔D2と、互いに隣り合う第1の点6と第2の点7の中心間の間隔D3とは、予め定められている。また、第1の点6の直径R1と第2の点7の直径R2とは、予め定められている。
なお、印8を構成する各点6,7の色B,Rは、本明細書に記した印8の色をなしている。このように、印8の色とは、電線3の外表面5aに形成される印(マークともいう)8を構成する点6,7などの色B,Rを示している。また、前記間隔D1,D2,D3と直径R1,R2や点6,7の数は、本明細書に記した印8の形状をなしている。このように、印8の形状とは、該印8を形成する点6,7の配置状態などを示している。
前述した構成の電線3は、品番が異なると、前記芯線4(勿論被覆部5)などの外径や前記被覆部5の材質などが異なる。このように、本明細書に記した電線3の品番とは、芯線4即ち電線3の直径と被覆部5の材質などを示している。なお、電線3の直径を、以下線径と呼ぶ。さらに、電線3は、前述した系統などが異なると、各点6,7の色B,Rや間隔D1,D2,D3と直径R1,R2や点6,7の数などが適宜変更される。色B,Rや間隔D1,D2,D3と直径R1,R2や点6,7の数などにより、電線3同士の識別を可能としている。
前述した構成の電線3は、複数束ねられるとともに端部などにコネクタなどが取り付けられて前述したワイヤハーネスを構成する。コネクタが自動車などの各種の電子機器のコネクタに結合するなどして、ワイヤハーネス即ち電線3は、自動車に配索されて、各電子機器に各種の信号や電力を伝える。
前述した色B,Rや間隔D1,D2,D3と直径R1,R2や点6,7の数などは、自動車に配索されたワイヤハーネスの電線3の線種、電線3が用いられる自動車の系統(システム)の識別などを行うために用いられる。則ち、前述した色B,Rや間隔D1,D2,D3と直径R1,R2や点6,7の数などは、ワイヤハーネスの各電線3の使用目的を示しているとともに、この使用目的を識別可能としている。このため、後述の着色切断部12の電線着色装置26は、線種、系統(システム)即ち使用目的を識別するために、電線3をマーキング(着色)する。
電線の生産システム1は、図1に示すように、複数の入力部9と、生産制御部10と、製造部11と、着色切断部12と、を備えている。入力部9として、例えば、電線3や該電線3を用いた製品(ワイヤハーネスなど)の営業窓口、自動車メーカなどの電線3や該電線3を用いた製品(ワイヤハーネスなど)の発注側、電線3を用いた製品(ワイヤハーネスなど)の生産ラインなどが用いられる。
入力部9は、周知のRAM、ROM、CPUなどを備えたポータブルコンピュータ9a(以下パソコンと呼ぶ)を備えている。ポータブルコンピュータ9aには、電線3の発注者が、必要な電線3の品番(線径及び被覆部5の材質)と長さと外表面5aに形成される点6,7の配置状態と印8を構成する点6,7の色B,Rなどを示す電線生産量データDを入力する。入力の際には、周知のキーボードやタッチパネルなどの情報入力装置を用いることができる。
生産制御部10として、例えば、前述した各営業窓口を統括する統括部署や、電線3を用いた製品(ワイヤハーネスなど)の生産ラインなどの統括部署などが用いられる。生産制御部10は、周知のRAM、ROM、CPUなどを備えたポータブルコンピュータ10a(以下パソコンと呼ぶ)を備えている。生産制御部10のパソコン10aには、各入力部9のパソコン9aと、製造部11と、着色切断部12とがネットワークなどを介して接続している。
生産制御部10のパソコン10aには、各入力部9のパソコン9aから電線生産量データDが入力する。電線生産量データDは、必要な電線3の品番、印8の形状及び印8の色B,R毎の長さを示している。
生産制御部10のパソコン10aは、各入力部10から電線生産量データDが入力すると、製造部11に必要な品番の単色Pの電線3を必要な長さ製造させる。そして、生産制御部10のパソコン10aは、製造部11に製造部11が製造した外表面5aが単色Pの電線3を所望の形状に所望の色B,Rでマーキング(着色)させかつ所望の長さに切断させる。このとき、生産制御部10のパソコン10aは、着色切断部12から入力する後述の第2の確認データDK2を、入力部9それぞれに送付する。
また、生産制御部10のパソコン10aには、製造部11から、製造が完了した外表面5aが単色Pの電線3を着色切断部12に向けて搬送可能となる期日を示す第1の確認データDK2が入力する。更に、生産制御部10のパソコン10aには、着色切断部12が、外表面5aを所望の形状で所望の色B,Rにマーキング(着色)して所望の長さに切断した電線3を生産し終える(電線3が得られる)期日を示す第2の確認データDK2が入力する。
生産制御部10のパソコン10aは、各入力部9からの電線生産量データDに応じ、電線3を製造する際に必要な情報(後述のデータDT1,DT2)を製造部11及び着色切断部12に供給するためのシーケンスなどを含んだ制御システムである。また、入力部9のパソコン9a及び生産制御部10のパソコン10aが行う後述するシーケンスを人為的に行っても、機械、電気情報を入れた装置で行っても構わない。
生産制御部10のパソコン10aは、図2に示すように、データ統合モジュール13と、第1の生産量データ作成モジュール14と、第2の生産量データ作成モジュール15などを備えている。データ統合モジュール13には、入出力モジュール16を介して、各入力部9のパソコン9aが接続している。データ統合モジュール13には、各入力部9のパソコン9aから電線生産量データDが入力する。
データ統合モジュール13は、電線生産量データDをデータベース17に記憶されたプログラムに基づいて解読する。データ統合モジュール13は、各入力部9からの電線生産量データDを合わせて、品番、印8の形状、印8の色B,R毎の生産する電線3の長さを算出して、生産量データDTを作成する。データ統合モジュール13は、前記生産量データDTを第1の生産量データ作成モジュール14と第2の生産量データ作成モジュール15との双方に送付する。生産量データDTとは、品番、印8の形状、印8の色B,R毎の生産する電線3の長さを示している。
また、データ統合モジュール13には、入力モジュール18を介して製造部11と着色切断部12とが接続している。データ統合モジュール13には、製造部11から第1の確認データDK1が入力するとともに、着色切断部12から第2の確認データDK2が入力する。そして、データ統合モジュール13は、前記第2の確認データDK2を入出力モジュール16を介して各入力部9に送付する。
第1の生産量データ作成モジュール14は、前記生産量データDTをデータベース17に記憶されたプログラムに基づいて解読する。第1の生産量データ作成モジュール14は、前記生産量データDTから生産する電線3の品番毎の長さを算出して、第1の生産量データDT1を作成する。第1の生産量データDT1は、生産する電線3の品番毎の長さを示している。第1の生産量データ作成モジュール14は、出力モジュール19を介して、第1の生産量データDT1を製造部11に送付する。
第2の生産量データ作成モジュール15は、前記生産量データDTをデータベース17に記憶されたプログラムに基づいて解読する。第2の生産量データ作成モジュール15は、前記生産量データDTから生産する電線3の品番、印8の形状及び印8の色B,R毎の長さを算出して、第2の生産量データDT2を作成する。第2の生産量データDT2とは、生産する電線3の品番、印8の形状及び印8の色B,R毎の長さを示している。第2の生産量データ作成モジュール15は、出力モジュール19を介して、第2の生産量データDT2を着色切断部12に送付する。
製造部11として、例えば電線工場の電線製造ラインなどが用いられる。製造部11は、図5に示すように、サプライユニット20と、押し出し被覆ユニット21と、冷却水槽22と、巻き取りユニット23とを備えている。製造部11は、電線3を製造する際に、サプライユニット20と押し出し被覆ユニット21と冷却水槽22と巻き取りユニット23とに順に芯線4又は電線3を走行(移動)させる。芯線4又は電線3を走行(移動)させるために、製造部11は、プーリ24を複数備えている。
サプライユニット20は、被覆部5が被覆されていない状態の芯線4を供給する。押し出し被覆ユニット21は、絶縁性の合成樹脂をサプライユニット20から供給された芯線4の周りに押し出し被覆して、被覆部5を成形する。冷却水槽22は、押し出し被覆ユニット21によって芯線4を被覆した被覆部5を冷却する。巻き取りユニット23は、芯線4と芯線4を被覆した被覆部5とからなる電線3を例えば500m〜2000m毎に切断してドラムなどに巻き付ける。
こうして、製造部11は、前記第1の生産量データDT1が入力すると、該第1の生産量データDT1に基づいて、外表面5aが例えば白色などの単色Pの電線3を品番毎に必要な長さ製造する。このため、製造部11が製造する電線3の外表面5aは、少なくとも同じサイズでは同じ色である。製造部11が製造する全ての電線3の外表面5aが同じ色であるのが望ましい。
また、製造部11は、前記第1の生産量データDT1が入力すると、第1の確認データDK1を作成する。製造部11は、作成した第1の確認データDK1を入力モジュール18を介してデータ統合モジュール13に送付するとともに、着色切断部12に送付する。製造部11は、前記第1の生産量データDT1に基づいて製造した電線3を着色切断部12に搬送する。こうして、製造部11は、第1の生産量データDT1に応じた品番でかつ長さの単色Pの電線3を製造して、着色切断部12に搬送する。製造部11は、生産制御部10から第1の生産量データDT1が送付されてくると、第1の生産量データDT1に応じた量の電線3を着色切断部12に搬送可能となる期日を示す第1の確認データDK1を生産制御部10と着色切断部12との双方に送付する。
また、製造部11は、単色Pとしての無着色の電線3を製造しても良い。本明細書でいう無着色とは、電線3の被覆部5を構成する合成樹脂に各種の着色材が混入していない状態であり、前述した合成樹脂自体の色のことである。このため、無着色とは、単色Pの一例である。
着色切断部12として、例えばワイヤハーネス工場のワイヤハーネス組立ラインが用いられる。着色切断部12は、前記第2の生産量データDT2が入力しかつ製造部11から単色Pの電線3が搬送されてくると、第2の生産量データDT2に基づいて、電線3を品番毎に、所望の形状の印8を所望の色B,Rでマーキング(一部を着色)するとともに、所望の長さに切断する。また、着色切断部12は、前記第2の生産量データDT1が入力し、かつ製造部11から前記第1の確認データDK1が入力すると、第2の確認データDK2を作成する。着色切断部12は、作成した第2の確認データDK2を入力モジュール18を介してデータ統合モジュール13に送付する。こうして、着色切断部12は、第2の生産量データDT2に応じて、単色Pの電線3の外表面5aを所望の色B,Rで着色して、外表面5aに印8を形成して、所望の長さに切断する。着色切断部12は、生産制御部10から第2の生産量データDT2が送付されかつ製造部11から第1の確認データDK1が送付されてくると、第2の生産量データDT2に応じて、着色して切断した電線3が得られる期日を示す第2の確認データDK2を生産制御部10に送付する。
着色切断部12は、図6に示すように、電線切断装置25と電線着色装置26とを備えている。電線切断装置25は、図6に示すように、工場などのフロア上などに設置される本体27と、検尺機構28と、切断機構29とを備えている。本体27は、箱状に形成されている。検尺機構28は、一対のベルト送りユニット30を備えている。ベルト送りユニット30は、モータなどにより回転される駆動プーリ31と、複数の従動プーリ32と、前記プーリ31,32に掛け渡された無端ベルト33とを備えている。無端ベルト33は、プーリ31,32の周りを回転する。
一対のベルト送りユニット30は、互いの間に電線3を挟み、駆動プーリ31を同期して回転することにより、無端ベルト33を回転させて電線3を所定長さ送り出す。このとき、一対のベルト送りユニット30は、電線3の長手方向と平行な図1中の矢印Kに沿って、該電線3を移動する。
切断機構29は、一対のベルト送りユニット30の矢印Kの下流側に配されている。切断機構29は、一対の切断刃34,35を備えている。一対の切断刃34,35は、鉛直方向に沿って並べられている。一対の切断刃34,35は、鉛直方向に沿って互いに近づいたり離れたりする。一対の切断刃34,35は、互いに近づくと、一対のベルト送りユニット30によって送り出された電線3を互いの間に挟んで、切断する。一対の切断刃34,35は、互いに離れると、勿論、前記電線3から離れる。
前述した構成の電線切断装置25は、切断機構29の一対の切断刃34,35を互いに離した状態で、一対のベルト送りユニット30間に電線3を挟んで、該電線3を矢印Kに沿って送り出す。所定の長さの電線3を送り出した後、一対のベルト送りユニット30の駆動プーリ31が停止する。そして、一対の切断刃34,35が互いに近づいて、これら切断刃34,35間に電線3を挟んで切断する。
電線着色装置26は、前述した構成の印8を電線3の外表面5aに形成する装置である。電線着色装置26は、図7に示すように、複数の着色ユニット36と、検出手段としてのエンコーダ37と、制御装置38とを備えている。図示例では、着色ユニット36は、一対設けられている。複数の着色ユニット36は、矢印Kに沿って並べられている。
複数の着色ユニット36は、図6に示すように、検尺機構28の一対のベルト送りユニット30と、切断機構29の一対の切断刃34,35との間に配されている。各着色ユニット36は、ノズル39と弁40などを備えている。ノズル39は、一対のベルト送りユニット30によって矢印Kに沿って移動される電線3に相対している。一方の着色ユニット36のノズル39内には、着色材供給源41(図7に示す)から前述した第1の色Bの着色材が供給され、他方の着色ユニット36のノズル39内には、着色材供給源41(図7に示す)から前述した第2の色Rの着色材が供給される。
弁40は、ノズル39と連結している。また、弁40は、更に、加圧気体供給源42(図7に示す)が連結している。加圧気体供給源42は、加圧された気体を、弁40を介してノズル39に供給する。弁40が開くと、加圧気体供給源42から供給される加圧された気体により、ノズル39内の着色材が電線3の外表面5aに向かって噴出する(滴射される)。
弁40が閉じると、ノズル39内の着色材の噴出(滴射)が止まる。前述した構成によって、着色ユニット36は、制御装置38などからの信号により、弁40が予め定められる時間開いて、一定量の着色材を電線3の外表面5aに向かって噴出(滴射)する。
前述した着色材とは、色材(工業用有機物質)が水またはその他の溶媒に溶解、分散した液状物質である。有機物質としては、染料、顔料(大部分は有機物であり、合成品)があり、時には染料が顔料として、顔料が染料として用いられることがある。より具体的な例として、着色材とは、着色液または塗料である。
着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの又は分散しているものを示しており、塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示している。このため、着色液が電線3の外表面5aに付着すると、染料が被覆部5内にしみ込み、塗料が電線3の外表面5aに付着すると、顔料が被覆部5内にしみ込むことなく外表面5aに接着する。即ち、着色ユニット36は、電線3の外表面5aの一部を染料で染める又は電線3の外表面5aに顔料を塗る。このため、電線3の外表面5aをマーキングするとは、電線3の外表面5aの一部を染料で染める(染色する)ことと、電線3の外表面5aの一部に顔料を塗ることとを示している。
また、前記溶媒と分散液は、被覆部5を構成する合成樹脂と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が被覆部5内に確実にしみ込んだり、顔料が外表面5aに確実に接着することとなる。
さらに、滴射とは、着色ユニット36のノズル39から液状の着色材が、液滴の状態則ち滴の状態で、一定量電線3の外表面5aに向かって付勢されて打ち出されることを示している。このため、本実施形態の電線着色装置26の着色ユニット36のノズル39は、液状の着色材を、液滴の状態則ち滴の状態で、一定量電線3の外表面5aに向かって付勢して打ち出す。
エンコーダ37は、電線3の移動した量及び移動速度に基づいた情報を測定して、制御装置38に向かって出力する。制御装置38は、周知のRAM、ROM、CPUなどを備えたコンピュータであり、前述したエンコーダ37と弁40などと接続して、電線着色装置26全体の制御をつかさどる。
制御装置38は、電線3の外表面5aに形成される印8の間隔D1,D2,D3と点6,7の直径R1,R2及び点6,7の数などを記憶している。制御装置38は、前述した印8の形状を多数種記憶している。即ち、制御装置38は、複数のパターンの印8の形状を記憶している。制御装置38は、着色ユニット36のノズル39間の間隔を記憶している。制御装置38には、前述した第2の生産量データDT2などが入力する。制御装置38は、入力した第2の生産量データDT2と、エンコーダ37からの電線3の速度情報とノズル39間の間隔などに基づいて、各弁40や加圧気体供給源42などを制御する。制御装置38は、前記第2の生産量データDT2を満たすパターンで電線3の外表面5aに印8が形成されるように、各弁40や加圧気体供給源42などを制御する。
前述した構成の電線着色装置26が、電線3の外表面5aに印8を形成する即ち電線3の外表面5aをマーキングする際には、電線切断装置25の一対のベルト送りユニット30が電線3を矢印Kに沿って移動させている。そして、制御装置38が弁40などを制御して、各着色ユニット36のノズル39から電線3の外表面5aに向かって液状の着色材を一定量ずつ噴出(滴射)する。制御装置38が、第2の生産量データDT2を満たすパターンで電線3の外表面5aに印8を形成する。
こうして、着色切断部12は、前記電線3の被覆部5の外表面5aに塗料を塗ったり前記被覆部5の外表面5aを着色液で染色して、電線3の外表面5aを所定のパターンでマーキングする(所望の形状で色の印8を形成する)。さらに、着色切断部12は、所望のパターンでマーキングした電線3を所望の長さに切断する。
前記電線の生産システム1を用いて、電線3を製造する際には、まず、図3中のステップS1において、入力部9に入力があるか否かを判定する。入力部9に入力がない場合には、ステップS1をくり返し、入力があるとステップS2に進む。
ステップS2では、入力部9のパソコン9aから生産制御部10のパソコン10aに電線生産量データDが送付されてくる。そして、生産制御部10のパソコン10aが、製造部11に第1の生産量データDT1を送付するとともに、着色切断部12に第2の生産量データDT2を送付する。
すると、製造部11が、第1の確認データDK1を生産制御部10のパソコン10aと着色切断部12との双方に送付する。着色切断部12が、第2の確認データDK2を生産制御部10のパソコン10aに送付する。生産制御部10が、第2の確認データDK2を入力部9に送付する。そして、製造部11は、単色Pの電線3を品番毎に第1の生産量データDT1を満たす長さ製造してステップS3に進む。
ステップS3では、製造部11が製造した単色Pの電線3を着色切断部12に搬送する。着色切断部12は、第2の生産量データDT2に基づいて、着色ユニット36が電線3の外表面5aに向かって着色材を噴出(滴射)して、所望のパターンで電線3の外表面5aをマーキングするとともに、所望の長さに切断して、ステップS4に進む。ステップS4では、着色切断部12において、電線3の外観検査などを施す。
本実施形態によれば、入力部9への電線生産量データDに基づいて、生産制御部10は生産する電線3の品番と長さを示す第1の生産量データDT1を製造部11に送付するとともに、電線3の品番と長さと印8の形状と印8の色を示す第2の生産量データDT2を着色切断部12に送付する。製造部11は、必要な量の単色Pの電線3を製造して、着色切断部12に向けて搬送する。このため、製造部11で予め蓄えておく電線3の数量(条長)を抑制できる。また、製造部11で単色Pの電線3を製造する。このため、製造部11で予め蓄えておく電線3の種類(色種類)を抑制できるとともに、先行して電線3を製造する必要がない。
製造部11で単色Pの電線3を必要な長さ製造し、着色切断部12で単色Pの電線3の外表面5aに所望の印8を所望の色B,Rで着色して、所望の長さに切断する。このため、製造部11と着色切断部12との間などに一旦蓄える電線3の量を抑制できる。
このため、予め電線3を蓄えておくためにかかるスペースを抑制できるとともに、製造中に電線3を一旦蓄えておくためにかかるスペースを抑制できる。したがって、電線3自体及び該電線3を用いたワイヤハーネスなどの製品のコストの高騰を抑制できる。また、単色Pの電線3を必要な長さ製造し、単色Pの電線3の外表面5aを着色して、所望の長さに切断する。このため、電線3を製造してから納入するまでの間に、余分な電線3が発生しない。したがって、無駄な電線3が生じることを防止でき、省資源化を図ることが出来る。
また、入力部9に、必要な電線3の品番、長さ、色、印の形状などを示す電線生産量データDを入力することで、製造部11が電線3を生産して着色切断部12が着色・切断する。このため、入力部9に電線生産量データDを入力すると、速やかに所望の電線3が生産される。したがって、電線3の発注から生産し終えるまでの時間を短縮できる。このため、予め消費量を予測して、電線3を先行して製造しておく必要が生じない。このため、電線3の余分な在庫などが発生することを確実に防止でき、電線3及び該電線3を用いたワイヤハーネスなどの製品のコストの高騰を抑制できる。
製造部11で製造される電線3が無着色である場合には、該電線3を、必要に応じて、所望の色に確実に着色できる。
着色切断部12は、着色ユニット36を複数備えている。着色ユニット36は、それぞれ、電線3の外表面5aに向かって液状の着色材を一定量ずつ噴出(滴射)する。複数の着色ユニット36が噴出(滴射)する着色材の色は異なる。このため、着色材を噴出(滴射)する着色ユニット36を切り換えることで、電線3の外表面5aを着色する色を容易に切り換えることができる。したがって、電線3の外表面5aを容易に所望の色で着色できるとともに、着色材を切り換える前の着色材と切り換えた後の着色材とが混じり合う部分を抑制でき、電線3の歩留まりの低下を防止できる。
また、着色ユニット36は、液状の着色材を一定量ずつ電線3の外表面5aに向かって噴出(滴射)する。このため、着色ユニット36の着色材の噴出量及び噴出間隔を変更することにより、電線3の外表面5aに形成する印8の形状を容易に変更できる。したがって、着色材を無駄にすることなく、電線3の外表面5aを所望の色に着色できるとともに、電線3及び電線3を用いたワイヤハーネスなどのコストの高騰を抑制できる。
製造部11が、単色Pの電線3を搬送可能となる第1の確認データDK1を生産制御部10と着色切断部12に送付する。第2の生産量データDT2に応じて着色して切断した電線3が得られる期日を示す第2の確認データDK2を着色切断部12が生産制御部10に送付する。このため、生産制御部10では、電線3の製造工程の進捗状態を把握できる。また、着色切断部12では、単色Pの電線3が搬送されてくる期日などを確認できる。
電線3の受注後に単色Pの電線3を必要な長さ製造する。このため、予め蓄えておく電線3の数量(条長)を抑制できる。また、単色Pの電線3を用いる。このため、予め蓄えておく電線3の種類(色種類)を抑制できる。
単色Pの電線3を必要な長さ製造し、単色Pの電線3の外表面5aを着色して、所望の長さに切断する。このため、製造部11と着色切断部12との間の他に、電線3を一旦蓄える必要が生じない。したがって、電線3を受注してから納入するまでの間に、一旦蓄えておく電線3の量を抑制できる。
このため、予め電線3を蓄えておくためにかかるスペースを抑制できるとともに、製造中に電線3を一旦蓄えておくためにかかるスペースを抑制できる。したがって、電線3自体及び該電線3を用いた製品のコストの高騰を抑制できる。また、単色Pの電線3を必要な長さ製造し、単色Pの電線3の外表面5aを着色して、所望の長さに切断するため、電線3を受注してから製造し終えるまでの間に、余分な電線3が発生しない。したがって、無駄な電線3が生じることを防止でき、省資源化を図ることが出来る。
次に、本発明の第2の実施形態にかかる電線の生産システム1を、図8ないし図12を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、電線の生産システム1は、図8及び図9に示すように、着色切断部12の代わりに着色部12aを備えている。電線の生産システム1の他の構成は、前述した第1の実施形態と同様である。着色部12aは、図11及び図12に示すように、切断機構29則ち一対の切断刃34,35を備えていない。着色部12aの他の構成は、前述した第1の実施形態の着色切断部12と同様である。
着色部12aは、製造部11が製造した外表面5aが単色Pの電線3の外表面5aを所望の印8で所望の色B,Rに着色する。前記着色部12aは、前記生産制御部10から送付されてくる第2の生産量データDT2に応じて、前記単色Pの電線3の外表面5aを所望の色B,Rで着色して、前記外表面5aに所望の印8を形成する。
前記着色部12aは、液状の着色材を一定量ずつ電線3の外表面5aに向かって噴出(滴射)する着色ユニット36を複数備えている。これら複数の着色ユニット36が噴出(滴射)する着色材の色は互いに異なっており、前記第2の生産量データDT2に応じて複数の着色ユニット36それぞれが液状の着色材を電線3の外表面5aに向かって噴出(滴射)する。
また、着色部12aには、前記製造部11から第1の生産量データDT1に応じた量の電線3を前記着色部12aに搬送可能となる期日を示す第1の確認データDK1が送付されてくる。着色部12aは、前記生産制御部10から前記第2の生産量データDT2が送付されかつ前記製造部11から前記第1の確認データDK1が送付されてくると、該第2の生産量データDT2に応じて、着色した電線3が得られる期日を示す第2の確認データDK2を前記生産制御部10に送付する。
本実施形態の電線の生産システム1を用いて、電線3を製造する際には、まず、図10中のステップS1において、入力部9に入力があるか否かを判定する。入力部9に入力がない場合には、ステップS1をくり返し、入力があるとステップS2に進む。
ステップS2では、入力部9のパソコン9aから生産制御部10のパソコン10aに電線生産量データDが送付されてくる。そして、生産制御部10のパソコン10aが、製造部11に第1の生産量データDT1を送付するとともに、着色部12aに第2の生産量データDT2を送付する。
すると、製造部11が、第1の確認データDK1を生産制御部10のパソコン10aと着色部12aとの双方に送付する。着色部12aが、第2の確認データDK2を生産制御部10のパソコン10aに送付する。生産制御部10が、第2の確認データDK2を入力部9に送付する。そして、製造部11は、単色Pの電線3を品番毎に第1の生産量データDT1を満たす長さ製造してステップS3aに進む。
ステップS3aでは、製造部11が製造した単色Pの電線3を着色部12aに搬送する。着色部12aは、第2の生産量データDT2に基づいて、着色ユニット36が電線3の外表面5aに向かって液状の着色材を噴出(滴射)して、所望のパターンで電線3の外表面5aをマーキングして、ステップS4に進む。ステップS4では、着色部12aにおいて、電線3の外観検査などを施す。
本実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同様に、製造部11で予め蓄えておく電線3の数量(条長)を抑制できる。また、製造部11で予め蓄えておく電線3の種類(色種類)を抑制できるとともに、先行して電線3を製造する必要がない。さらに、製造部11と着色切断部12との間などに一旦蓄える電線3の量を抑制できる。
このため、予め電線3を蓄えておくためにかかるスペースを抑制できるとともに、製造中に電線3を一旦蓄えておくためにかかるスペースを抑制できる。したがって、電線3自体及び該電線3を用いたワイヤハーネスなどの製品のコストの高騰を抑制できる。また、単色Pの電線3を必要な長さ製造し、単色Pの電線3の外表面5aを着色して、所望の長さに切断する。このため、電線3を製造してから納入するまでの間に、余分な電線3が発生しない。したがって、無駄な電線3が生じることを防止でき、省資源化を図ることが出来る。
また、入力部9に、必要な電線3の品番、長さ、色、印の形状などを示す電線生産量データDを入力することで、製造部11が電線3を生産して着色部12aが着色する。このため、入力部9に電線生産量データDを入力すると、速やかに所望の電線3が生産される。したがって、電線3の発注から生産し終えるまでの時間を短縮できる。このため、予め消費量を予測して、電線3を先行して製造しておく必要が生じない。このため、電線3の余分な在庫などが発生することを確実に防止でき、電線3及び該電線3を用いたワイヤハーネスなどの製品のコストの高騰を抑制できる。
製造部11で製造される電線3が無着色である場合には、該電線3を、必要に応じて、所望の色に確実に着色できる。
着色部12aは、着色ユニット36を複数備えている。着色ユニット36は、それぞれ、電線3の外表面5aに向かって液状の着色材を一定量ずつ噴出(滴射)する。複数の着色ユニット36が噴出(滴射)する着色材の色は異なる。このため、着色材を噴出(滴射)する着色ユニット36を切り換えることで、電線3の外表面5aを着色する色を容易に切り換えることができる。したがって、電線3の外表面5aを容易に所望の色で着色できるとともに、着色材を切り換える前の着色材と切り換えた後の着色材とが混じり合う部分を抑制でき、電線3の歩留まりの低下を防止できる。
また、着色ユニット36は、液状の着色材を一定量ずつ電線3の外表面5aに向かって噴出(滴射)する。このため、着色ユニット36の着色材の噴出量及び噴出間隔を変更することにより、電線3の外表面5aに形成する印8の形状を容易に変更できる。したがって、着色材を無駄にすることなく、電線3の外表面5aを所望の色に着色できるとともに、電線3及び電線3を用いたワイヤハーネスなどのコストの高騰を抑制できる。
製造部11が、単色Pの電線3を搬送可能となる第1の確認データDK1を生産制御部10と着色部12aに送付する。第2の生産量データDT2に応じて着色して切断した電線3が得られる期日を示す第2の確認データDK2を着色部12aが生産制御部10に送付する。このため、生産制御部10では、電線3の製造工程の進捗状態を把握できる。また、着色部12aでは、単色Pの電線3が搬送されてくる期日などを確認できる。
前述した実施形態では、製造部11と着色切断部12とを別体としている。しかしながら、本発明では、図13に示すように、前述した構成の着色切断部12を製造部11に組み込んでも良い。この場合、冷却水槽22などを除去して、押し出し被覆ユニット21と、巻き取りユニット23との間に着色切断部12を配するのが望ましい。図13に示す場合では、電線製造ラインの設置かかるスペースを抑制できる。なお、図13に示す場合において、着色切断部12の代わりに着色部12aとしても良いことは勿論である。
また、前述した実施形態では、着色ユニット36を一対設けている。しかしながら、本発明では、着色ユニット36を3つ以上設けても良いことは勿論である。さらに、図14に示すように、電線3を中心とした周方向に着色ユニット36を複数並べて、電線3の外表面5aの全周を着色材で着色できるようにしても良い。さらに、前述した実施形態では、間隔をあけて点6,7を配しているが、本発明では、前記点6,7を重ねても良いことは勿論である。
また、前述した実施形態では、自動車に配索されるワイヤハーネスを構成する電線3に関して記載している。しかしながら本発明の製造方法で製造される電線3を自動車に限らず、ポータブルコンピュータなどの各種の電子機器や各種の電気機械に用いても良いことは勿論である。
なお、本発明では、電線3を着色する手段として、浸漬、噴霧、噴射、印刷、転写などの種々の手段を用いても良い。さらに、着色液及び塗料として、アクリル系塗料、インク(染料系、顔料系)、UVインクなどの種々のものを用いても良い。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、入力部への電線生産量データに基づいて、生産制御部は生産する電線の品番と長さを示す第1の生産量データを製造部に送付するとともに、電線の品番と長さと印の形状と色を示す第2の生産量データを着色切断部に送付する。製造部は、必要な量の単色の電線を製造して、着色切断部に向けて搬送する。製造部が単色の電線を製造するため、製造部で予め蓄えておく電線の数量(条長)を抑制できる。また、製造部で単色の電線を製造する。このため、製造部で予め蓄えておく電線の種類(色種類)を抑制できるとともに、電線を先行して製造する必要がなくなる。
製造部で単色の電線を必要な長さ製造し、着色切断部で単色の電線の外表面を所望の色に着色して、所望の印を形成して、所望の長さに切断する。このため、製造部と着色切断部との間などに一旦蓄える電線の量を抑制できる。
このため、予め電線を蓄えておくためにかかるスペースを抑制できるとともに、製造中に電線を一旦蓄えておくためにかかるスペースを抑制できる。したがって、電線自体及び該電線を用いた製品のコストの高騰を抑制できる。また、単色の電線を必要な長さ製造し、単色の電線の外表面を着色して、所望の長さに切断して発注側に納入する。このため、電線を製造してから納入するまでの間に、余分な電線が発生しない。したがって、無駄な電線が生じることを防止でき、省資源化を図ることが出来る。
また、入力部に、必要な電線の品番、長さ、印の形状と色などを示す電線生産量データを入力することで、製造部が電線を生産して着色切断部が着色・切断する。このため、入力部に電線生産量データを入力すると、速やかに所望の電線が生産される。したがって、電線の発注から生産して出荷可能となるまでの時間を短縮できる。このため、予め消費量を予測して、電線を製造しておく必要が生じない。このため、電線の余分な在庫などが発生することを確実に防止でき、電線及び該電線を用いた製品のコストの高騰を抑制できる。
請求項2に記載の本発明は、受注後に製造部で製造される電線は、無着色である。このため、無着色の電線を、必要に応じて、所望の色に確実に着色できる。
請求項3に記載の本発明は、着色切断部は、着色ユニットを複数備えている。着色ユニットは、それぞれ、電線の外表面に向かって着色材を一定量ずつ噴出(滴射)する。複数の着色ユニットが噴出(滴射)する着色材の色は異なる。このため、着色材を噴出(滴射)する着色ユニットを切り換えることで、電線の外表面を着色する色を容易に切り換えることができる。したがって、電線の外表面を容易に所望の色で着色できるとともに、着色材を切り換える前の着色材と切り換えた後の着色材とが混じり合う部分を抑制でき、電線の歩留まりの低下を防止できる。
また、着色ユニットは、着色材を一定量ずつ電線の外表面に向かって噴出(滴射)する。このため、着色ユニットの着色材の噴出量及び噴出間隔を変更することにより、電線の外表面に形成する印の形状を容易に変更できる。したがって、着色材を無駄にすることなく、電線の外表面を所望の色に着色できる。したがって、電線及び電線を用いた製品のコストの高騰を抑制できる。
請求項4に記載の本発明は、製造部が、単色の電線を搬送可能となる第1の確認データを生産制御部と着色切断部に送付する。このため、生産制御部では、電線の製造工程の進捗状態を把握できる。また、着色切断部では、単色の電線が搬送されてくる期日などを確認できる。
請求項5に記載の本発明は、第2の生産量データに応じて着色して切断した電線が得られる期日を示す第2の確認データを着色切断部が生産制御部に送付する。このため、生産制御部では、電線の製造工程の進捗状態を確実に把握できる。
請求項6に記載の本発明は、入力部への電線生産量データに基づいて、生産制御部は生産する電線の品番と長さを示す第1の生産量データを製造部に送付するとともに、電線の品番と長さと印の形状と色を示す第2の生産量データを着色部に送付する。製造部は、必要な量の単色の電線を製造して、着色部に向けて搬送する。製造部が単色の電線を製造するため、製造部で予め蓄えておく電線の数量(条長)を抑制できる。また、製造部で単色の電線を製造する。このため、製造部で予め蓄えておく電線の種類(色種類)を抑制できるとともに、電線を先行して製造する必要がなくなる。
製造部で単色の電線を必要な長さ製造し、着色部で単色の電線の外表面を所望の色に着色して、所望の印を形成する。このため、製造部と着色部との間などに一旦蓄える電線の量を抑制できる。
このため、予め電線を蓄えておくためにかかるスペースを抑制できるとともに、製造中に電線を一旦蓄えておくためにかかるスペースを抑制できる。したがって、電線自体及び該電線を用いた製品のコストの高騰を抑制できる。また、単色の電線を必要な長さ製造し、単色の電線の外表面を着色して発注側に納入する。このため、電線を製造してから納入するまでの間に、余分な電線が発生しない。したがって、無駄な電線が生じることを防止でき、省資源化を図ることが出来る。
また、入力部に、必要な電線の品番、長さ、印の形状と色などを示す電線生産量データを入力することで、製造部が電線を生産して着色部が着色する。このため、入力部に電線生産量データを入力すると、速やかに所望の電線が生産される。したがって、電線の発注から生産して出荷可能となるまでの時間を短縮できる。このため、予め消費量を予測して、電線を製造しておく必要が生じない。このため、電線の余分な在庫などが発生することを確実に防止でき、電線及び該電線を用いた製品のコストの高騰を抑制できる。
請求項7に記載の本発明は、受注後に製造部で製造される電線は、無着色である。このため、無着色の電線を、必要に応じて、所望の色に確実に着色できる。
請求項8に記載の本発明は、着色部は、着色ユニットを複数備えている。着色ユニットは、それぞれ、電線の外表面に向かって着色材を一定量ずつ噴出(滴射)する。複数の着色ユニットが噴出(滴射)する着色材の色は異なる。このため、着色材を噴出(滴射)する着色ユニットを切り換えることで、電線の外表面を着色する色を容易に切り換えることができる。したがって、電線の外表面を容易に所望の色で着色できるとともに、着色材を切り換える前の着色材と切り換えた後の着色材とが混じり合う部分を抑制でき、電線の歩留まりの低下を防止できる。
また、着色ユニットは、着色材を一定量ずつ電線の外表面に向かって噴出(滴射)する。このため、着色ユニットの着色材の噴出量及び噴出間隔を変更することにより、電線の外表面に形成する印の形状を容易に変更できる。したがって、着色材を無駄にすることなく、電線の外表面を所望の色に着色できる。したがって、電線及び電線を用いた製品のコストの高騰を抑制できる。
請求項9に記載の本発明は、製造部が、単色の電線を搬送可能となる第1の確認データを生産制御部と着色部に送付する。このため、生産制御部では、電線の製造工程の進捗状態を把握できる。また、着色部では、単色の電線が搬送されてくる期日などを確認できる。
請求項10に記載の本発明は、第2の生産量データに応じて着色して切断した電線が得られる期日を示す第2の確認データを着色部が生産制御部に送付する。このため、生産制御部では、電線の製造工程の進捗状態を確実に把握できる。
本発明の第1の実施形態にかかる電線の生産システムの基本構成を示す説明図である。 図1に示された電線の生産システムの生産制御部の基本構成を示す説明図である。 図1に示された電線の生産システムで電線を製造する工程の流れを示すフローチャートである。 図1に示された電線の生産システムで製造される電線の一例を示す斜視図である。 図1に示された電線の生産システムの製造部の一つの例を示す説明図である。 図1に示された電線の生産システムの着色切断部の一つの例を示す斜視図である。 図6に示された着色切断部の電線着色装置の構成を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる電線の生産システムの基本構成を示す説明図である。 図8に示された電線の生産システムの生産制御部の基本構成を示す説明図である。 図8に示された電線の生産システムで電線を製造する工程の流れを示すフローチャートである。 図8に示された電線の生産システムの着色部の一つの例を示す斜視図である。 図11に示された着色部の電線着色装置の構成を示す説明図である。 本発明の電線の生産システムの製造部と着色切断部との変形例の構成を示す説明図である。 本発明の電線の生産システムの電線着色装置の変形例を示す斜視図である。

Claims (10)

  1. 生産する電線の品番と長さと外表面に形成される印の形状と前記印の色を示す電線生産量データを入力する入力部と、
    外表面が単色の電線を製造する製造部と、
    前記電線の外表面を所望の印で所望の色に着色するとともに所望の長さに切断する着色切断部と、
    前記入力部から前記電線生産量データが入力される生産制御部と、を備えた電線の生産システムにおいて、
    前記生産制御部は、前記入力部から入力した前記電線生産量データから生産する電線の品番と長さとを示す第1の生産量データを作成して、該第1の生産量データを前記製造部に送付するとともに、前記電線生産量データから生産する電線の品番と長さと外表面に形成される印の形状と前記印の色を示す第2の生産量データを作成して、該第2の生産量データを前記着色切断部に送付し、
    前記製造部は、前記第1の生産量データに応じた品番でかつ長さの単色の電線を製造して前記着色切断部に搬送し、
    前記着色切断部は、前記第2の生産量データに応じて、前記単色の電線の外表面を所望の色で着色して、前記外表面に所望の印を形成して、所望の長さに切断することを特徴とする電線の生産システム。
  2. 前記製造部が製造する単色の電線は、無着色であることを特徴とする請求項1記載の電線の生産システム。
  3. 前記着色切断部は、着色材を一定量ずつ電線の外表面に向かって噴出する着色ユニットを複数備え、これら複数の着色ユニットが噴出する着色材の色は互いに異なっており、前記第2の生産量データに応じて複数の着色ユニットそれぞれが着色材を電線の外表面に向かって噴出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電線の生産システム。
  4. 前記製造部は、前記生産制御部から前記第1の生産量データが送付されてくると、該第1の生産量データに応じた量の電線を前記着色切断部に搬送可能となる期日を示す第1の確認データを前記生産制御部と着色切断部との双方に送付することを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の電線の生産システム。
  5. 前記着色切断部は、前記生産制御部から前記第2の生産量データが送付されかつ前記製造部から前記第1の確認データが送付されてくると、該第2の生産量データに応じて、着色して切断した電線が得られる期日を示す第2の確認データを前記生産制御部に送付することを特徴とする請求項4に記載の電線の生産システム。
  6. 生産する電線の品番と長さと外表面に形成される印の形状と前記印の色を示す電線生産量データを入力する入力部と、
    外表面が単色の電線を製造する製造部と、
    前記電線の外表面を所望の印で所望の色に着色する着色部と、
    前記入力部から前記電線生産量データが入力される生産制御部と、を備えた電線の生産システムにおいて、
    前記生産制御部は、前記入力部から入力した前記電線生産量データから生産する電線の品番と長さとを示す第1の生産量データを作成して、該第1の生産量データを前記製造部に送付するとともに、前記電線生産量データから生産する電線の品番と長さと外表面に形成される印の形状と前記印の色を示す第2の生産量データを作成して、該第2の生産量データを前記着色部に送付し、
    前記製造部は、前記第1の生産量データに応じた品番でかつ長さの単色の電線を製造して前記着色部に搬送し、
    前記着色部は、前記第2の生産量データに応じて、前記単色の電線の外表面を所望の色で着色して、前記外表面に所望の印を形成することを特徴とする電線の生産システム。
  7. 前記製造部が製造する単色の電線は、無着色であることを特徴とする請求項6記載の電線の生産システム。
  8. 前記着色部は、着色材を一定量ずつ電線の外表面に向かって噴出する着色ユニットを複数備え、これら複数の着色ユニットが噴出する着色材の色は互いに異なっており、前記第2の生産量データに応じて複数の着色ユニットそれぞれが着色材を電線の外表面に向かって噴出することを特徴とする請求項6または請求項7記載の電線の生産システム。
  9. 前記製造部は、前記生産制御部から前記第1の生産量データが送付されてくると、該第1の生産量データに応じた量の電線を前記着色部に搬送可能となる期日を示す第1の確認データを前記生産制御部と着色部との双方に送付することを特徴とする請求項6ないし請求項8のうちいずれか一項に記載の電線の生産システム。
  10. 前記着色部は、前記生産制御部から前記第2の生産量データが送付されかつ前記製造部から前記第1の確認データが送付されてくると、該第2の生産量データに応じて、着色した電線が得られる期日を示す第2の確認データを前記生産制御部に送付することを特徴とする請求項9に記載の電線の生産システム。
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