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JP4486703B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description

本発明は、被写体からのカラー情報と偏光情報を同時に取得できる画像処理装置および方法に関するものである。また、本発明は、このような画像処理に好適に用いられる撮像装置に関している。
近年のデジタルムービーカメラの進歩はめざましく、将来的には携帯電話のカメラにおいてもHDTV画質が得られると予想されている。しかし、光学系や撮像素子が小型化すると、感度やレンズ回折限界などにより画像撮像の限界の問題が発生するため、将来的には、高精細化も限界に到達すると考えられる。その場合、不足する被写体の画像情報にコンピュータグラフィックス的処理を加えることが画質向上に有効になる。しかし、そのためには、被写体の3次元形状情報や、被写体を照明する光源など、画像生成過程における物理情報を取得しなくてはならない。形状情報の取得には、通常、レーザ光やLED(Light Emitting Diode)光を用いるアクティブセンサや、2眼ステレオなどの距離計測システムが必要である。これらは大掛かりなシステムになるうえ、各種の制約がある。たとえばカメラと被写体との距離がせいぜい数m程度までしかとれない、対象被写体が固形物で明るい拡散物体に限られるなどの制約である。これでは遠距離の屋外シーン撮影や髪の毛や衣服が重要な人物撮影には利用できない。
従来、完全にパッシブ(受動的)な被写体形状センシング方式として、偏光を利用する技術があった。これは非偏光の自然光を照射された被写体からの反射光(鏡面反射光、または拡散反射光)が、表面の向きや視点という幾何学的要因によって種々の部分偏光を呈することを利用するものである。この情報の取得のためには、被写体各画素の部分偏光状態を偏光画像として取得する必要がある。
特許文献1および非特許文献1では、輝度画像と被写体の部分偏光の画像を同時に取得するため複数の異なる偏光主軸を有するパターン化偏光子を撮像素子に空間的に配置することが開示されている。パターン化偏光子としては、フォトニック結晶や構造複屈折波長板アレイが利用されている。しかしながら、これらの技術ではモノクロ画像と偏光画像とが同時に取得できるのみであった。
特許文献2は、ベイヤーカラーモザイクにおけるG(グリーン)画素の一部に偏光フィルタを配置することにより、撮像素子の一部に偏光特性を持たせ、カラー画像と偏光情報とを同時に取得することを開示している。この技術では、カラー画像から鏡面反射成分を抑制した画像を得ている。この技術では、異なる2つの偏光画素の間にある差分を得るという単純操作が行われているため、被写体の部分偏光の情報を完全には取得できない。
特開2007−86720号公報 特開2006−254331号公報
菊田、岩田:「偏光画像計測システム」、OplusE、Vol.25、No.11、P1241−1247、2003
従来の技術では、被写体のカラー画像と被写体の部分偏光の偏光画像とを同時に取得することはできていない。このため、カラー動画を取得し、かつ時間的にずれのない形状情報を取得することはできなかった。
特許文献2は、カラー画像に一部偏光情報を加味してカラー画像を制御し、鏡面反射を抑制している。この技術では、図24に示すように画素をベイヤーモザイク状に配置している。図23において、G1およびG2は、いずれもG画素を示しているが、G1の位置には偏光子が配置され、G1の位置には偏光子が配置されていない。一方、R1およびB1は、それぞれ、R(赤)およびB(青)の画素を示しており、これらの画素位置には偏光子が設けられていない。すなわち、この画素配置では、G2画素のみが偏光画素として機能することになる。
特許文献2の装置による処理は、G1およびG2の画素位置における輝度差を定数倍し、それぞれ、R1、G1、B1という非偏光画素に加算する。これにより、カラー輝度値を制御することができる。この構成では、カラー画像および偏光情報を取得しているといっても、G2の画素位置には偏光子が設けられて本来のG画素とは異なるため、そのままカラーモザイク補間を行うとカラー画像上に色ずれが発生してしまう。
さらに2種類の偏光画素しか用いていないため、取得する部分偏光の情報が不完全である。その結果、各画素位置において、どの程度の部分偏光がいずれの方向に発生しているかは不明である。つまり完全な偏光情報の画像を取得できていない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、正しくカラーモザイクが補間されたフルカラー画像を得るともに、偏光の方向および程度を表現する偏光画像を同時に取得することのできる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、このような画像処理に好適に用いられる撮像装置を提供することを目的としている。
本発明の画像処理装置は、カラーモザイクフィルタ、および、異なる少なくとも3種類の角度の透過偏波面を有する複数の偏光子単位が前記カラーモザイクフィルタ内の同一色の複数の画素に設けられたパターン化偏光子を有する単板カラー撮像素子を含むカラー偏光取得部と、前記同一色の複数の画素において前記偏光子単位を透過した光の輝度と前記偏光子単位の透過偏波面の角度との関係を正弦関数で近似する偏光情報処理部と、カラー輝度の補間を行うことにより、相互に透過偏波面の角度が異なり、かつ隣接する3つの偏光子単位で形成される三角形領域を画素単位として、カラー輝度画像を生成するカラーモザイク補間部とを有する。
好ましい実施形態において、前記パターン化偏光子は、透過偏波面の角度が相互に異なる3種類の偏光子単位が隣接して配置された構成を有している。
好ましい実施形態において、前記カラーモザイクフィルタは、単一特定色の画素が千鳥格子状に配列された構成を有しており、前記偏光子単位は、前記千鳥格子状に配列された画素に配置されている。
好ましい実施形態において、前記カラーモザイクフィルタは、単一特定色の画素が千鳥格子状に配列された正方格子を45度回転させた構成を有しており、前記偏光子単位は、前記千鳥格子状に配列された画素に配置されている。
好ましい実施形態において、各画素は八角形の形状を有している。
好ましい実施形態において、前記単一特定色は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のうちのG(グリーン)である。
好ましい実施形態において、前記カラーモザイクフィルタは、各画素が六角形の形状を有する六方格子構造を有しており、前記偏光子単位は、前記配列された単一特定色の画素に配置されている。
好ましい実施形態において、前記カラーモザイク補間部は、カラー輝度を補間すべき画素の近傍において透過偏光面の角度が互いに60°だけ異なる3種類の偏光子単位を有する同一色の画素で観測された輝度を平均化することにより偏光の効果を打ち消してカラー輝度を補間する。
本発明の画像処理方法は、カラー画素配列のうちの単一特定色の複数の画素に透過偏波面の角度が異なる3種類の偏光子単位が設けられた単板カラー撮像素子を用いて各画素の輝度を観測するステップと、前記単一特定色の透過偏波面の角度が異なる3種類の画素で観測された輝度から偏光情報を取得するステップと、前記単一特定色の透過偏波面の角度が異なる3種類の画素で形成される三角形領域を画素単位としてカラー輝度を補間することによりカラー輝度画像を生成するステップとを含む。
本発明の撮像装置は、カラーモザイクフィルタと、異なる3種類の角度の透過偏波面を有する複数の偏光子単位が前記カラーモザイクフィルタ内の単一特定色の複数の画素に設けられたパターン化偏光子と、前記カラーモザイクフィルタおよびパターン化偏光子を透過してきた光の輝度に応じた信号を画素単位で出力する単板カラー撮像素子とを備える。
好ましい実施形態において、前記カラーモザイクフィルタは、前記単一特定色の画素が千鳥格子状に配列された構成を有している
好ましい実施形態において、前記カラーモザイクフィルタは、前記単一特定色の画素が千鳥格子状に配列された正方格子を45度回転させた構成を有している
好ましい実施形態において、各画素は八角形の形状を有している。
好ましい実施形態において、前記カラーモザイクフィルタは、各画素が六角形の形状を有する六方格子構造を有している
本発明によれば、複数種類の偏光子単位をカラーモザイクフィルタの画素配列に組み合わせて使用するため、カラー輝度および偏光に関する情報を同時に取得し、処理することが可能になる。
また、本発明では、透過偏光面の角度が相互に異なり、かつ、隣接する3種類の偏光子単位で構成される三角形領域を画素単位とするため、透過偏光面の角度が相互に異なる4種類以上の偏光子単位で構成される領域を画素単位とする場合に比べると、より面積の小さな画素単位から局所的で精度の高い偏光情報を取得することが可能になる。
本発明における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明におけるカラー偏光取得部の構成を示す図である。 偏光子単位の3種類の偏光主軸の説明図である。 (a)および(b)は、第1の実施形態のカラーフィルタおよびパターン化偏光素子の配列状態の説明図である。 (a)および(b)は、第1の実施形態のカラーフィルタおよびパターン化偏光素子の配列状態の別の例の説明図である。 第1の実施形態における正弦関数状輝度変動と観測輝度点を説明する図である。 第1の実施形態における正弦関数の3種の未知パラメータを説明する図である。 第1の実施形態における三角形領域の集合とGカラー輝度の補間方法を示す図である。 第1の実施形態における三角形領域の集合とBカラー輝度の補間方法を示す図である。 第1の実施形態における三角形領域の集合とRカラー輝度の補間方法を示す図である。 第1の実施形態におけるカラーモザイク補間部の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施形態における偏光情報処理部の動作を説明するフローチャートである。 (a)は、球体であるプラスチック製ボールの被写体の入力画像であり、(b)および(c)は、それぞれ、(a)の被写体に対する偏光度画像ρ(x、y)および偏光位相画像φ(x、y)の例を示す画像である。 (a)および(b)は、偏光度画像ρ(x、y)および偏光位相画像φ(x、y)の被写体上の数値変化を示す模式図である。 (a)から(c)は、鏡面反射成分画像と拡散反射成分画像への分離の例を示す図である。 第2の実施形態におけるカラーフィルタおよびパターン化偏光子の配列、および単位画素の形状を示す図である。 第2の実施形態における三角形領域の集合と補間方法を示す図である。 第3の実施形態におけるカラーフィルタおよびパターン化偏光子の配列、および単位画素の形状を説明する図である。 第3の実施形態における三角形領域の集合を示す図である。 第3の実施形態における三角形領域の集合とGカラー輝度の補間方法を説明する図である。 第3の実施形態における三角形領域の集合とBカラー輝度の補間方法を説明する図である。 第3の実施形態における三角形領域の集合とRカラー輝度の補間方法を説明する図である。 本発明による撮像装置の実施形態の構成を示すブロック図である。 従来技術の説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明による画像処理装置および画像処理方法の実施形態を説明する。以下に説明する本発明の好ましい実施形態は、概略、次の構成を有している。
実施形態1:ベイヤーカラーモザイクのうち、G画素だけに異なる3種類の偏光子を配置する。
実施形態2:ベイヤーカラーモザイクを45度回転させた構成において、G画素だけに異なる3種類の偏光子を配置する。
実施形態3:六角格子のカラーモザイク配列において、Gのみに異なる3種の偏光子を配置する。
(実施形態1)
図1は、本明細書で説明する本発明の実施形態のすべてに共通する基本的な構成を示すブロック図である。本実施形態の装置は、被写体からリアルタイムにカラー画像情報を取得すると同時に偏光画像情報を取得し、2種類の偏光画像(偏光度画像ρおよび偏光位相画像φ)として出力することができる。偏光度画像ρと偏光位相画像φは静止、動画のどちらの場合もありえる。
図1に示すレンズ100を通った入射光は、カラー偏光取得部101に入射する。この入射光から、カラー偏光取得部101はカラー動画像と偏光情報画像のデータを同時に取得する。カラー偏光取得部101から出力されるカラーモザイク画像のデータは、モザイク画像フレームメモリ107に蓄積される。
モザイク画像フレームメモリ107からモザイク画像のデータが順に読み出され、カラーモザイク補間部102に送られて補間処理される。補間処理の結果は、一画素につき、RGBの3プレーン構成からなるカラー画像フレームメモリ104に蓄積され、適宜読み出しも行われる。
モザイク画像フレームメモリ107からは、画素信号が順に読み出され、偏光情報処理部103に送られる。これらの画素信号は、偏光情報処理部103で処理され、偏光度画像フレームメモリ105および偏光位相画像フレームメモリ106に格納される。偏光度画像フレームメモリ105からは偏光度画像(ρ)のデータが出力され、偏光位相画像フレームメモリ106から偏光位相画像(φ)のデータが出力される。
図2は、カラー偏光取得部101の基本的な構成を示す模式図である。図示されている例では、カラーモザイクフィルタ201およびパターン化偏光子202が、撮像素子画素203の前面に重ねて設置されている。図2は、概念的な図であってカラーモザイクフィルタ201とパターン化偏光子202の重ねの順番は図2と逆に、パターン化偏光子202がカラーモザイクフィルタ201の前面に重ねてあってもよく、またカラーフィルタ機能と偏光機能が融合した光学素子を用いた場合にはそれ自体で2種の機能を実現できるため重ねる操作自身が不要になる。
入射光204は、カラーモザイクフィルタ201およびパターン化偏光子202を透過して撮像素子に到達し、撮像素子画素203によって輝度が画素単位で観測される。本実施形態によれば、単板カラー撮像素子を用いてカラー情報および偏光情報の両方を同時に取得することができる。なお、パターン化偏光子202は、後に詳しく説明するように、透過偏波面の角度が相互に異なる偏光子単位(セグメント)を含む多数の偏光子単位によって構成される。個々の偏光子単位は、典型的には1画素に相当する大きさを有しているが、偏光子単位はカラーモザイクフィルタ201の全ての画素に配置する必要はない。パターン化偏光子202の配置では市松模様になっている。
このようなパターン化偏光子202は、例えば非特許文献1に記載されたフォトニック結晶を用いて実現することができる。フォトニック結晶の場合、その表面に形成された溝に平行な電場ベクトル(振動面)を持つ光がTE波(Transverse Electric Wave, 電場成分が入射面に対し横向き)、垂直な電場ベクトル(振動面)を持つ光がTM波(Transverse Magnetic Wave, 磁場成分が入射面に対し横向き)となる。そして、偏光子単位は、各波長帯域においてTM波が透過、TE波が反射(透過せず)という偏光特性を示す。
図3は、パターン化偏光子202の各偏光子単位に模式的に描かれた斜め線の意味を示している。図3に示される各画素内の斜め線は、各画素上に設置された微小偏光板(偏光子単位)の偏光主軸方向を示している。ここで、「偏光主軸」とは、偏光子を透過する光の偏波面(透過偏波面)に平行な軸である。
偏光子単位は主軸方向に振動面を有する光を透過し、それに垂直な振動面を有する光を遮断する。本明細書では、偏光子番号1〜3の偏光子単位に、それぞれ、角度Ψ=0°、60°、120°の偏光主軸を割り当てている。偏光子単位の偏光透過率は、利用する光の波長に依存するため、カラーモザイクフィルタの透過波長帯にあわせて設計する。例えば符合「G1」で特定される偏光子単位は、「G」の波長帯域において、主軸方向が「1」(すなわち、角度Ψ=0°)の方向の偏光を透過させるように設計されている。
図4は、本実施形態のカラー偏光取得部101における画素の配置を示している。図4(a)は、ベイヤー型カラーモザイクフィルタにおけるG画素の位置のみに「G1」〜「G3」の3種類の偏光子単位が配置されることを示している。この例では、Gの配列に注目した場合、縦方向にG1が配列された列401と、G2が配列された列402と、G3が配列された列403とがこの順番で周期的に並んでいる。行404では、横方向にG1、G3,G2がこの順番に交互に配列されている。また、行405では、行404と同様にG1、G3,G2がこの順番に交互に配列されているが、行404に対して3画素分だけ配列の位相が横方向にシフトしている。なお、R画素およびB画素の位置には偏光子単位が配置されていない。
図4には、5×5=25個の画素のみが示されているが、実際のカラー偏光取得部101では、ここに示す25個の画素ブロックと同一の多数の画素ブロックが撮像面に平行な面内で周期的に配列されている。図4(b)では、三角形G1−G2−G3の集合体を描いている。隣接する3種のG画素を頂点とする三角形領域は実際には微小であり、この三角形領域の内部で偏光情報は同一と考えられるため、この3種の偏光子単位で観測される輝度から以下の偏光情報を取得する。すなわち三角形が偏光情報取得の基本単位となる。したがって、本明細書では、三角形領域G1-G2-G3を撮像素子面上の物理的受光単位としての画素とは異なる仮想的な三角形画素と考える。本実施形態では、撮像面上の画素配列自身が正方格子であるため、仮想的な三角形画素は二等辺三角形となる。
図5は、本実施形態のカラー偏光取得部101における画素の配置の別の例を示している。この配置では、縦方向にG2が配列された列501と、G1が配列された列502と、G3が配列された列503とがこの順番で周期的に並んでいる。行504では、横方向にG2、G3,G1がこの順番に交互に配列されている。また、行505では、行504と同様にG2、G3,G1がこの順番に交互に配列されているが、行504に対して3画素分だけ配列の位相が横方向にシフトしている。三角形G1−G2−G3の構成は図4の配列における構成と同一である。
<偏光情報>
図6は、方向が異なる偏光主軸(Ψi=0°、60°、120°)を有する3種類の偏光子を透過したG光の輝度601〜603を示している。ここで、偏光主軸の回転角ψがψiのときにおける観測輝度をIiとする。ただし、「i」は、1以上N以下の整数、「N」はサンプル数とする。図6に示す例では、N=3であるため、i=1、2、3となる。図6には、3個のG画素のサンプル(ψi、Ii)に対応する輝度601〜603が示されている。偏光主軸の角度Ψiと輝度601〜603との関係は、周期=π(180°)の正弦関数によって表現される。周期が固定された正弦関数が有する未知数は、振幅、位相、および平均値の3種しかなく、異なるΨにおける3つの輝度601〜603の観測により、1本の正弦関数カーブが完全に決定される。
偏光子単位の偏光主軸の角ψに対する観測輝度は、以下の式で表される。
Figure 0004486703
ここで図7に示すようにA、B、Cは未知定数であり、それぞれ、偏光輝度の変動カーブの振幅、位相、平均値を表現している。3点の観測によって(式1)は、以下のような連立方程式になる。
Figure 0004486703
未知数Cは均等な位相差を有する偏光画素輝度の平均値であるから、以下の(式3)のように決定される。
Figure 0004486703
また、(式2)の連立方程式から、AおよびBは、それぞれ、(式4)および(式5)に示すように決定される。
Figure 0004486703
Figure 0004486703
なお、本明細書における「偏光情報」とは、輝度の偏光主軸角度に対する依存性を示す正弦関数カーブにおける振幅変調度ρおよび位相情報φを意味する。以上の処理により個々の三角形領域G1−G2−G3ごとに正弦関数のA、B、Cの3パラメータが確定すると、各画素における偏光度ρを示す偏光度画像と各画素における偏光位相φを示す偏光位相画像が求められる。偏光度ρは、該当画素の光が偏光している程度を表し、偏光位相φは、正弦関数の最大値をとる角度位置を表す。この角度は、被写体からの反射光が内部拡散反射を起こしている場合の被写体の表面法線が存在する面の角度を、画像面内において表現する。なお、偏光主軸の角度は、0°と180°(π)は同一である。
値ρ、φ(0≦φ≦π)は、それぞれ、以下の(式6)および(式7)によって算出される。
Figure 0004486703
Figure 0004486703
なお、三角形領域G1−G2−G3ごとに上記偏光度と偏光位相が求められるということは、偏光度画像フレームメモリ105および偏光位相フレームメモリ106の画像が三角形画素の構成になることを意味する。
<Gのカラー輝度の補間>
図9は、図4(b)あるいは図5(b)における8個の三角形画素の集合を描いたものであり、三角形の各頂点(a)〜(i)がGの偏光画素G1,G2,G3のいずれかからなる9画素に対応する。本発明の好ましい実施形態では、図9に示すようにカラー輝度補間も三角形画素を単位として実施する。図に示す(a)(b)(e)(d)によって構成される斜め正方形を上下に分割した三角形(a)(b)(d)のG輝度であるGu、および三角形(b)(e)(d)のG輝度であるGdは各頂点画素における観測輝度をIa〜Ieとすると、以下の(式8)および(式9)によって求めることができる。
Figure 0004486703
Figure 0004486703
式8、式9における定数の2は、非偏光の光が直線偏光子を透過した場合に光量が1/2になる現象の補正項である。また、これらの式中のTは偏光子の透過率を示し、Tが100%でないことによる補正項である。
同様に図8の全ての三角形領域におけるG輝度GuとGdが求められる。なお、これらの三角形画素の各々が1個の輝度を有する単位となる。
<Bのカラー輝度の補間>
図9は図4(b)あるいは図5(b)に示す三角形画素のBのカラー輝度を取得するために必要な画素を示す図である。図9に示される9つの頂点(a)〜(i)は、三角形画素の頂点を構成しており、Gの偏光画素1、2、3のいずれかに対応している。図9には、補間に必要なデータを取得するための画素位置として、上記の頂点(a)〜(i)によって構成される三角形画素の外側の4つの頂点(α)(β)(γ)(δ)、さらに外側の頂点(μ)(ν)も図示されている。
図9において、点線で囲まれた矩形領域901〜904は、Bカラー輝度を有する正方形画素を示している。
B画素は、矩形領域901〜904内に位置しており、B画素の面積は三角形画素の面積の50%を占めている。上下の三角形画素としてもこの値を採用する。この考え方に基づくと、図9においてB値が存在するのは、斜線をほどこした領域である。具体的には、斜め正方形(b)(c)(f)(e)、斜め正方形(e)(h)(g)(d)、三角形(α)(b)(a)、三角形(a)(d)(β)、三角形(f)(γ)(i)、三角形(h)(i)(δ)である。
B輝度が欠落した三角形領域は、斜め正方形(a)(b)(e)(d)および斜め正方形(e)(f)(i)(h)に含まれる各々2個の白い領域で示される三角形である。これらの三角形画素におけるBカラー輝度は、補間によって生成しなければならない。それには、矩形領域901〜904のBカラー輝度を平均することによって補間すればよい。例えば矩形領域901のB輝度をB901のように記載すると、以下の(式10)によって補間値を算出することができる。
Figure 0004486703
ただし、斜め正方形の領域を2つ三角形画素に上下分割する必要がある。Bカラー輝度とGカラー輝度とは相関を有することを使って、三角形画素毎にBカラー輝度Bu、Bdを、以下の(式11)によって計算する。
Figure 0004486703
図10は、図4(b)あるいは図5(b)に示す三角形画素のRのカラー輝度を取得するために必要な画素を示す図である。補間に必要なデータとして、頂点(a)〜(i)からなる三角形画素の外側のG画素位置である4つの頂点(ε)(ζ)(η)(θ)も描かれている。ここで、R画素が存在するのは、先ほどのB画素と同様の考え方によれば、斜線をほどこした領域である。具体的には、斜め正方形(a)(b)(e)(d)、斜め正方形(e)(f)(i)(h)の位置、三角形(ε)(c)(b)、三角形(c)(ζ)(f)、三角形(d)(g)(η)、三角形(g)(h)(θ)である。
<Rのカラー輝度の補間>
図10は図4(b)あるいは図5(b)に示す三角形画素のRのカラー輝度を取得するために必要な画素を示す図である。補間に必要なデータとして、頂点(a)〜(i)からなる三角形画素の外側のG画素位置である4つの頂点(ε)(ζ)(η)(θ)も描かれている。ここで、R画素が存在するのは、先ほどのB画素と同様の考え方によれば、斜線をほどこした領域である。具体的には、斜め正方形(a)(b)(e)(d)、斜め正方形(e)(f)(i)(h)の位置、三角形(ε)(c)(b)、三角形(c)(ζ)(f)、三角形(d)(g)(η)、三角形(g)(h)(θ)である。R画素を持たない三角形画素の補間は、B画素の補間と同様にして、以下(式12)(式13)によって算出することができる。
Figure 0004486703
Figure 0004486703
以上の処理により、図4(b)あるいは図5(b)に示した三角形画素ごとに偏光度画像および偏光位相画像、ならびに(RGB)フルカラー輝度画像が生成される。
カラー偏光取得部の画素構造と三角形画素画像を得た場合の画素構造とを重ねて表示してみると三角形画素と元になる正方形画素は面積的には等しい。しかし三角形画素を使わない場合、偏光情報やGカラー輝度の補間結果が位置する中心座標位置が本来の正方格子の座標系からずれてくる。この処理が複雑化することが懸念されるために採用している。
次に、図11を参照しながら、図1におけるカラーモザイク補間部102の動作を説明する。
まず、カラー偏光取得部101で取得されたカラーモザイク画像のデータがモザイク画像フレームメモリ107に格納されているものとする。ステップS1101においてモザイク画像のG輝度の画素の組(G1−G2−G3)が1単位として読み出される。
ステップS1102において、(式8)または(式9)を用いてG輝度が補間される。
ステップS1103おいて、カラー画像フレームメモリ104のGプレーンに三角形画素としてG輝度が格納される。ステップS1104では、全てのG輝度の画素の組(G1−G2−G3)が終了したか否かが判定される。終了していない場合は、ステップ1101〜1104の処理が繰り返される。ステップS1104において「終了」が判定された場合、ステップS1105に進む。
次に、ステップS1105において、モザイク画像フレームメモリからB輝度とR輝度の画素を取得する。この取得は並列で実行されてもよい。ステップS1106においてB輝度においては(式10)、R輝度については(式12)を用いて三角形画素におけるB輝度とR基礎を算出する。ステップS1107においてB輝度が欠落した三角形画素については(式11)、R輝度の欠落した三角形画素については(式13)を用いて補間する。ステップS1108において、上記補間されたB輝度の三角形画素とR輝度の三角形画素をカラー画像フレームメモリ104のB,Rプレーンに格納する。
ステップS1109において、モザイク画像フレームメモリに含まれる全てのB輝度画素、R輝度画素について、上記の処理が終了したか否かが判定される。終了していないと判定された場合は、ステップS1105〜S1109までの処理が繰り返される。
以上の処理の結果、各画素における(RGB)輝度値を有するカラー輝度画像I(x、y)のデータがカラー画像フレームメモリ104内に生成される。このI(x、y)の画像は、三角形画素構造ではあるが、通常のベイヤーカラーモザイクを用いた単板カラー撮像素子と同程度の色再現性を有するフルカラー画像が補間生成できる。
次に、図12を参照しながら、図1の偏光情報処理部103の動作を説明する。
まず、カラー偏光取得部101で取得されたカラーモザイク画像のデータはモザイク画像フレームメモリ107に格納されているものとする。ステップS1201において、モザイク画像フレームメモリからG輝度画素(G1−G2−G3)の組が読み出される。次にG1、G2,G3という偏光輝度を使って、(式2)から(式5)を用いて正弦関数パラメータA,B、Cが決定される。
ステップS1203では、(式6)(式7)を用いて偏光度ρと偏光位相φを作成する。
ステップS1204では、生成された値を、偏光画像フレームメモリ105と偏光位相画像フレームメモリ106に三角形画素の位置に格納する。
以上の処理は、ステップS1205でモザイク画像フレームメモリの全画素が終了すると判定されるまで繰り返される。こうして、偏光度画像フレームメモリ105内に偏光度画像ρ(x,y)のデータが、また偏光位相画像フレームメモリ106内に偏光位相画像φ(x,y)のデータが生成される。これらの画像のサイズは、その作成過程からわかるように、カラーモザイク画像の画像構造とは異なり、三角形画素の構造となる。結果としてG画素にのみパターン化偏光子を配置しただけにもかかわらずフルカラー画像I(x、y)と同じ画素構造および解像度にて偏光情報を得ることが可能になる。
なお、図11および図12の処理は、互いに独立しているため、これらの処理を並列的に実行しても良い。また、これらの処理は、ソフトウエアで実施されてもよく、同様の処理をハードウエアで実行してもよい。
本実施形態では、フォトニック結晶から形成したパターン化偏光子を用いているが、フィルム型の偏光素子、あるいはワイヤーグリッド型やその他の原理による偏光素子を用いてもよい。
図13(a)は、球体であるプラスチック製ボールの被写体の入力画像である。図13(b)および(c)は、それぞれ、図13(a)の被写体に対する、偏光度画像ρ(x、y)および偏光位相画像φ(x、y)の例を示している。図13(a)、(b)では、各画像において、偏光度ρ、偏光位相φが大きいほど、高い明度を示すように表示されている。
図14(a)および(b)は、図13(b)および(c)の画像を説明するための模式図である。偏光度画像ρ(x、y)では、カメラの視線方向とボールの表面法線とが同一になる中心付近から方位1401の向きに画素位置が離れるほど、その画素の偏光度ρは増加する。また、ボールの表面法線がカメラの視線方向に対して90°に近くなるボールの遮蔽エッジ(背景との境界)付近では、偏光度ρが最大になっている。図14(a)では、この偏光度ρを等高線で模式的に表現した。
図14(b)の偏光位相画像φ(x、y)では、位相=0°を示す画像の天地方向の垂線に対して偏光位相が180°周期で球体の周囲を反時計回りに矢印1402、1403の向きに単調増加していることがわかる。これら偏光情報画像によれば、偏光度ρと偏光位相φが、被写体の表面法線の2自由度の向きに相当していることがよくわかる。すなわち偏光情報が被写体の形状を推定することが可能になる。
なお、本実施形態では、被写体の反射光のうち拡散反射成分の偏光度画像と偏光位相画像を出力としているが、これは鏡面反射成分でもよく、その場合偏光位相φが90°異なるものとなる。
また偏光情報としては、(ρ、φ)という組み合わせの他、図7の正弦関数から得られる情報であれば、他の情報の組であってもよく、その情報から生成される画像でもよい。たとえば偏光情報から誘電体被写体の拡散反射成分と鏡面反射成分を成分として分離することが応用面で重要である。これを本発明で実行するには、正弦関数パラメータのA,Cを用いる。
図15(a)は鏡面反射成分と拡散反射成分の関係を正弦関数変動との関係で示している。そこでフレネル反射式から決定する一定の屈折率と照明入射角を有する鏡面反射の部分偏光比率(SpecularPFR)を仮にrとすると、偏光情報がGカラー成分から得られるため
Figure 0004486703
となるから、これをもとにしてカラー輝度鏡面反射成分を以下のように求めることができる。
Figure 0004486703
このようにして生成された画像例を図15(b)(c)に示す。
(実施形態2)
以下、本発明による画像処理装置の第2の実施形態を説明する。
本実施形態の基本的構成も、図1のブロック図で示されるため、ここでも適宜、図1を参照する。
図16は、本実施形態のカラー偏光取得部101における画素の配置を示している。本実施形態における画像処理装置の特徴的な点は、カラーフィルタ配列が実施形態1におけるカラーフィルタ配列とは異なっていることである。具体的には、図4あるいは図5に示すベイヤー型の正方格子配列を45度回転させた配列と等価であり、G画素2個に対して、R,B画素がそれぞれ1個だけ配置されるベイヤー配列の性質は維持されている。個々の画素の形状は、受光面積を大きくするため、正方形ではなく八角形であってもよい。図16には、八角形の形状を有する画素の代表例として、3つの画素G1、B、G3を模式的に拡大して記載している。
図16に示すような画素配列を採用することにより、補間後のカラー画像、偏光度画像、偏光位相画像の画素配列構造が正立するため、画像処理に適した画像を生成することができる。
図16の例では、G画素のみに「G1」〜「G3」の3種類の偏光子単位が配置され、R画素およびB画素の位置には偏光子単位が配置されていない。図16には、32個の画素のみが示されているが、実際のカラー偏光取得部101では、図に示す32個の画素ブロックと同一の多数の画素ブロックが撮像面に平行な面内で周期的に配列されている。
図17は、三角形G1−G2−G3の集合体を描いている。この三角形内では偏光情報は同一と考えられるため、この3種の偏光子単位で観測される輝度から上記の偏光情報を取得する。実施形態1と同様に、この三角形画素が偏光情報取得およびカラー輝度補間の基本単位となる。実際の補間処理や処理のフローチャートも、実施形態1について説明したとおりであるため、その説明は省略する。最終的に得られる画素構造は、図17の正方格子となる。実施形態1では斜めになっていた画素構造が本実施形態では正立するため、処理に便利な構造となる利点がある。
(実施形態3)
以下、本発明による画像処理装置の第3の実施形態を説明する。
本実施形態の基本的構成も図1のブロック図で示されるため、ここでも適宜、図1を参照する。
図18は、本実施形態のカラー偏光取得部101における画素の配置を示している。本実施形態の画像処理装置で特徴的な点はパターン化偏光子を追加する基礎になるカラーフィルタ配列が実施形態1や2とは以下の点で異なることである。
1) 正方格子に基づくものではなく、六角格子に基づく配列である。これは画素が半画素ずつずれた配列を意味する。
2) G画素、B画素、R画素の出現頻度が皆等しい。
このようなカラーモザイクフィルタを基礎として、G画素のみに3種類の偏光子G1,G2,G3を設置している。図18には、9×5=45個の画素のみが示されているが、実際のカラー偏光取得部101では、図に示す45個の画素ブロックと同一の多数の画素ブロックが撮像面に平行な面内で周期的に配列されている。
各画素単位の形状は正方形ではなく、より受光面積を有効に使える六角形であってもよい。図18には、六角形の形状を有する画素の代表例として、3つの画素B、G3、Rを模式的に拡大して記載している。
図18に示す配列では、情報取得単位となる三角形の形状が第1、2の実施形態に比べて正三角形に近く、3種の偏光画素からの情報取得において偏りが少ないという利点を有する。
図19は、三角形G1−G2−G3の集合体を描いている。この2等辺三角形の3辺の長さは、以下の(式16)に示すとおりである。
Figure 0004486703
一方、第1、2の実施の形態の三角形の3辺は、以下の(式17)に示すとおりである。
Figure 0004486703
この局所的な三角形内では偏光情報は同一と考えられるため、この3種の偏光子単位で観測される輝度から以下の偏光情報を取得することができる。すなわち、この三角形が偏光情報取得およびカラー輝度補間の基本単位となることは、第1、第2の実施の形態と同様である。
<偏光情報>
図19の構成から判る通り、G色のカラーのみで異なる3種類の偏光情報を有する三角形領域から1つの偏光情報が得られる。他の実施形態について詳しく説明したように、本実施形態でも、平面を三角形領域の画素の集合体として偏光度画像と偏光位相画像情報が得られる。
<Gのカラー輝度の補間>
図20に示す点(a)〜(i)は、図19の三角形の集合体の頂点を意味する。したがって、各三角形を1つの画素とみなして、各三角形画素のGカラー輝度を、3つの頂点に位置するG1,G2,G3の平均値として補間することができる。例えば、点(b)(f)(e)を頂点とする三角形画素のGカラー輝度をGb-f-eと表す場合、輝度Gb-f-eは、以下の(式18)によって計算することができる。
Figure 0004486703
ここで、Ib、If、Ieは、それぞれ、点(b)、(f)、(e)に位置するG画素で観測されるGカラー輝度である。
<B、Rのカラー輝度の補間>
図21、図22は、図19における三角形の集合を描いたものである。図21、図22には、頂点がGの偏光画素G1,G2,G3のいずれかに対応する点(a)〜(i)の9画素が示されている。ここで、Bカラー輝度またはRカラー輝度が欠落した三角形領域は、周囲の三角形から補間する。この補間は、Bカラー輝度の補間を行う場合、図21の矢印で示すように、周囲の3種類の三角形領域を用いて行われる。Rカラー輝度を補間する場合は、図22の矢印で示すように周囲の3種類の三角形領域を用いて行う。
例えば、点(b)(f)(e)を頂点とする三角形画素のBカラー輝度をBb-f-eと表す場合、輝度Bb-f-eは、以下の(式19)によって計算することができる。
Figure 0004486703
また、例えば、点(e)(h)(d)を頂点とする三角形画素のBカラー輝度をBb-f-eと表す場合、輝度Re-h-dは、以下の(式20)によって計算することができる。
Figure 0004486703
以上の処理によって図19に示した三角形領域ごとに偏光度画像と各画素における偏光位相φを示す偏光位相画像、および(RGB)フルカラー輝度画像が生成される。
上記の各実施形態は、図1に示すように、カラー偏光取得部101のみならず、カラーモザイク補間部102などの画像処理部を備えているが、本発明は、そのような画像処理装置としてではなく、撮像装置としても実現可能である。すなわち、図2に例示するカラーモザイクフィルタ201、パターン化偏光子202、及び撮像素子画素203を備える撮像装置として本発明を実施することができる。
図23は、本発明による撮像装置の実施形態の構成を示すブロック図である。
本実施形態の撮像装置232は、実施形態1〜3におけるレンズ100、カラー偏光取得部101、およびモザイク画像フレームメモリ107を備え、更にモザイク画像フレームメモリ107のデータを外部に出力するための出力部108aを備えている。
本実施形態におけるレンズ100、カラー偏光取得部101、およびモザイク画像フレームメモリ107の構成および動作は、実施形態1〜3について説明した通りであるため、ここでは説明を繰り返さない。出力部108aは、モザイク画像フレームメモリ107に記録されているデータを読出し、外部に出力する機能を有している。
本実施形態における撮像装置232から出力される信号は、図23に示す処理装置234に入力される。図23に示す処理装置234では、入力部108bが撮像装置232からの信号を受け取り、フレームメモリ109にデータを記録する。フレームメモリ109からはモザイク画像のデータが順に読み出され、カラーモザイク補間部102に送られて補間処理される。補間処理の結果は、一画素につき、RGBの3プレーン構成からなるカラー画像フレームメモリ104に蓄積され、適宜読み出しも行われる。また、フレームメモリ109から画素信号が順に読み出され、偏光情報処理部103に送られる。これらの画素信号は、偏光情報処理部103で処理され、偏光度画像フレームメモリ105および偏光位相画像フレームメモリ106に格納される。偏光度画像フレームメモリ105からは偏光度画像(ρ)のデータが出力され、偏光位相画像フレームメモリ106から偏光位相画像(φ)のデータが出力される。
処理装置234は、例えば図12に示すような処理を実行するソフトウェアプログラムを内蔵した汎用コンピュータであっても良いし、本発明の実施のために製造された処理装置であってもよい。
本発明の画像処理装置および画像処理方法は、被写体からのカラー情報と偏光情報を同時に取得できるため各種デジタルスチルカメラ、デジタルムービーカメラ、監視カメラ、車載搭載カメラなどに適用可能である。
100 レンズ
101 カラー偏光取得部
102 カラーモザイク補間部
103 偏光情報処理部
104 カラー画像フレームメモリ
105 偏光度画像フレームメモリ
106 偏光位相画像フレームメモリ
107 モザイク画像フレームメモリ

Claims (5)

  1. カラーモザイクフィルタと、
    異なる3種類の角度の透過偏波面を有する複数の偏光子単位が前記カラーモザイクフィルタ内の単一特定色の複数の画素に設けられたパターン化偏光子と、
    前記カラーモザイクフィルタおよびパターン化偏光子を透過してきた光の輝度に応じた信号を画素単位で出力する単板カラー撮像素子と、
    を備える撮像装置。
  2. 前記カラーモザイクフィルタは、前記単一特定色の画素が千鳥格子状に配列された構成を有している請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記カラーモザイクフィルタは、前記単一特定色の画素が千鳥格子状に配列された正方格子を45度回転させた構成を有している請求項に記載の撮像装置。
  4. 各画素は八角形の形状を有している請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記カラーモザイクフィルタは、各画素が六角形の形状を有する六方格子構造を有している請求項に記載の撮像装置。
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