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JP4489448B2 - 昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構 - Google Patents
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JP4489448B2 - 昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構 - Google Patents

昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構 Download PDF

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Description

本発明は、昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構に関する。
周知の如く、茶園(茶畠)、桑畠、果樹園、果菜類、野菜類等圃場(農場)の凍霜害防止(防霜及び/又は蒸れ防止等)の中で、設置・メンテナンス等の簡便性と、価格の低廉化が図れる方法・装置(方式)として、防霜ファンによる逆転層の空気(暖気)を利用する方式(防霜ファン方法、又は防霜ファン装置)がある。この防霜ファン装置の中で、本発明が意図する昇降式の防霜ファン装置が重宝されつつある。その理由は、「1」 近時、茶園の近代化、及び高齢化、人手不足等の見地から、乗用式、又はレール式、クローラー式等の大型の茶刈機、大型の防除機等の如く、大型の茶園管理装置の導入に何ら障害とならないこと(従来の建柱がなく障害とならない)、「2」 昇降式防霜ファン装置を、茶畝の僅かなスペースに確実に収容できること、「3」 昇降式防霜ファンにおいても暖気を有効利用できる機構(支柱の長さを確保できる機構の確立)及び/又は方位角度調整機構(方位首振り装置)・俯角調整機構(水平首振り装置)等が開発されたこと、また効率的な防霜が図れること等が主たる内容である。
そして、これらの特徴がある昇降式防霜ファン装置においてもさらなる機構の改良が望まれる状況と成りつつある。その一例が、昇降式防霜ファン装置において、防霜ファンの自動復帰及び/又は収容の自動化等の達成と、俯角調整機構の簡略化、操作の容易化等を図ることにあるが、その一例を説明する。即ち、俯角ベース取付台に固止する緊締具で、当該俯角ベース取付台に俯角ベースを可動可能とするとともに、この緊締具は俯角ベースの湾曲形状の長溝(長溝とする)に移動可能とする構成を採用する。この構成では、支柱が立設するに従って、俯角ベースが防霜ファンの荷重で、その姿勢を維持する一方で、緊締具は長溝内を前進方向(防霜ファンのモータ側)に移動し(前進移動とする)、この姿勢維持と移動とを介して防霜ファンが所定の俯角となるとともに、俯角ベース取付台が支柱とともに起立していく。この起立の最終は使用状態であり、支柱の立設と防霜ファンの俯角が確保される。一方、支柱が立設した状態から、順次傾倒していく過程では俯角ベースは防霜ファンの荷重で俯角位置に停止した状態で推移する。その後、さらに傾倒して、防霜ファンが茶畝内の地面(GL又は平坦な板材、滑り板材、易滑性等の鋼材、易滑性コンクリート、その他の易滑性部材等を云う。以下、地面とする)に接触する過程において、この防霜ファンが地面と接触し規制されるので、この規制により、緊締具が長溝に沿って後退方向(俯角ベース取付台側)に移動する(後退移動とする)。この後退移動を介して支柱が地面に略平行となった過程で、同時に防霜ファンの略全部が地面に接触する状態となって収容される。
尚、本出願人は、特開平10-26097号の「首振装置を備えた防霜ファンによる防霜方法」において、水平首振り・同首振り停止機構付防霜ファンを提出している。しかし、この発明は、本発明とは目的を全く異にする。
特開平10-26097
前述の俯角ベース取付台に固止する緊締具を介して当該俯角ベース取付台に、俯角ベースを可動可能に設け、支柱の立設状態で当該俯角ベースが防霜ファンの荷重を介して俯角にセットされるとともに、支柱の倒設状態(倒れた状態に:茶畝に収容した状態)で当該俯角ベースが防霜ファンの地面との接触を介して支柱の延長線上に位置する構成では、俯角ベースが俯角ベース取付台に可動自在であることから、当該俯角ベースが風圧で反り返る(俯角と反対方向に傾くこと)ことがあり得る。
この反り返った状態では、防霜ファンの送風が所定の方向に行えないこと、又は防霜効果が達成されないこと等の弊害が考えられる。また場合により危険であり、人的な被害が発生する可能性が考えられる。
請求項1の発明は、防霜ファンを備えた俯角ベースを俯角ベース取付台に可動可能に設けた構成において、この俯角ベースの反り返りを規制する手段を設けることにより、この俯角ベースが支柱の立設状態で防霜ファンの荷重を介して俯角にセットされる過程で、このセットされた状態を確保して、当該防霜ファンの反り返りを回避すること、この反り返りの回避を介して当該防霜ファンの送風を所定の方向に行うこと、又はこれによって防霜効果を達成すること等を意図する。またこの反り返りに起因するその他の弊害、例えば、危険を回避すること、及び/又は人的な被害をなくすこと等を意図する。
請求項1は、圃場に立設できる支柱と、この支柱に設けた支柱昇降用の昇降ボックス、及び防霜ファンの水平首振り用の水平首振り装置とを備えた中継ボックスと、この中継ボックスの水平首振り装置に設けた俯角ベース取付台と、この俯角ベース取付台に設けた緊締具を介して当該俯角ベース取付台に設けた俯角調整用の俯角ベースと、この俯角ベースに設けた防霜ファンとで構成した昇降式防霜ファン装置であって、
前記緊締具を、前記俯角ベースに開設した長溝に移動可能に設けて、前記俯角調整用の俯角ベースは、前記防霜ファンの荷重でこの俯角ベース取付台に可動可能とし、また俯角ベースに前記支柱が起立時に作用する規制板、シリンダー又はカム等による規制手段を設け、この規制手段をコントロールして前記支柱が起立した状態で、この俯角ベースの反り返りを停止可能としたことを特徴とする昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構である。
請求項2の発明は、防霜ファンを備えた俯角ベースを俯角ベース取付台に可動可能に設けた構成において、この俯角ベースの反り返りを、俯角ベースに設けた規制板と、前記俯角ベース取付台との係止を介して回避可能としたことにより、この俯角ベースが支柱の立設状態で防霜ファンの荷重を介して俯角にセットされる過程で、このセットされた状態を確保して、当該防霜ファンの反り返りを自動的に回避すること、この反り返りの回避を介して当該防霜ファンの送風を所定の方向に行うこと、又はこれによって防霜効果を達成すること等を意図する。またこの反り返りに起因するその他の弊害、例えば、危険を回避すること、及び/又は人的な被害をなくすこと等を意図する。
請求項2は、圃場に立設できる支柱と、この支柱に設けた支柱昇降用の昇降ボックス、及び防霜ファンの水平首振り用の水平首振り装置とを備えた中継ボックスと、この中継ボックスの水平首振り装置に設けた俯角ベース取付台と、この俯角ベース取付台に設けた緊締具を介して当該俯角ベース取付台に設けた俯角調整用の俯角ベースと、この俯角ベースに設けた防霜ファンとで構成した昇降式防霜ファン装置であって、
前記緊締具を、前記俯角ベースに開設した長溝に移動可能に設けて、前記俯角調整用の俯角ベースは、前記防霜ファンの荷重でこの俯角ベース取付台に可動可能とし、また俯角ベースに規制板を枢着するとともに、この規制板の対峙側に前記俯角ベース取付台の前板が位置する構成とし、前記支柱が起立した状態で、前記前板の下端に前記規制板が係止可能としたことを特徴とする昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、またこの目的以外に、防霜ファンの俯角調整を可能として、送風方向の選択と、効率的な防霜効果とを図ることを意図する。
請求項3は、請求項1又は請求項2に記載の俯角ベース取付台と俯角ベースを緊締具で位置決めする構成であって、この緊締具の一部を構成する被緊締具を俯角ベース取付台に複数設けることを特徴とする昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構である。
請求項4の発明は、請求項2の目的を達成すること、またこの俯角ベース取付台の取付位置の変更に対応して、規制板を確実に係止し、この俯角ベースの反り返りを確実に防止することを意図する。
請求項4は、請求項2に記載の規制板を第3枢軸を介して前記俯角ベースに取付ける構成であり、この第3枢軸を前記俯角ベースの複数の取付け孔に係止可能としたことを特徴とする昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構である。
請求項1の発明は、圃場に立設できる支柱と、支柱に設けた支柱昇降用の昇降ボックス、及び防霜ファンの水平首振り用の水平首振り装置とを備えた中継ボックスと、中継ボックスの水平首振り装置に設けた俯角ベース取付台と、俯角ベース取付台に設けた緊締具を介して俯角ベース取付台に設けた俯角調整用の俯角ベースと、俯角ベースに設けた防霜ファンとで構成した昇降式防霜ファン装置であって、
緊締具を、俯角ベースに開設した長溝に移動可能に設けて、俯角調整用の俯角ベースは、防霜ファンの荷重で俯角ベース取付台に可動可能とし、また俯角ベースに支柱が起立時に作用する規制板、シリンダー又はカム等による規制手段を設け、規制手段をコントロールして支柱が起立した状態で、俯角ベースの反り返りを停止可能とした昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構である。
従って、請求項1は、防霜ファンを備えた俯角ベースを俯角ベース取付台に可動可能に設けた構成において、この俯角ベースの反り返りを規制する手段を設けて、この俯角ベースが支柱の立設状態で防霜ファンの荷重を介して俯角にセットされる過程で、このセットされた状態を確保して、当該防霜ファンの反り返り回避ができること、この反り返りの回避を介して当該防霜ファンの送風が所定の方向に行えること、又はこれによって防霜効果を達成できること等の特徴がある。またこの反り返りに起因するその他の弊害、例えば、危険を回避できること、及び/又は人的な被害をなくし得ること等の実益がある。
請求項2の発明は、圃場に立設できる支柱と、支柱に設けた支柱昇降用の昇降ボックス、及び防霜ファンの水平首振り用の水平首振り装置とを備えた中継ボックスと、中継ボックスの水平首振り装置に設けた俯角ベース取付台と、俯角ベース取付台に設けた緊締具を介して俯角ベース取付台に設けた俯角調整用の俯角ベースと、俯角ベースに設けた防霜ファンとで構成した昇降式防霜ファン装置であって、
緊締具を、俯角ベースに開設した長溝に移動可能に設けて、俯角調整用の俯角ベースは、防霜ファンの荷重で俯角ベース取付台に可動可能とし、また俯角ベースに規制板を枢着するとともに、規制板の対峙側に俯角ベース取付台の前板が位置する構成とし、支柱が起立した状態で、前板の下端に規制板が係止可能とした昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構である。
従って、請求項2は、防霜ファンを備えた俯角ベースを俯角ベース取付台に可動可能に設けた構成において、この俯角ベースの反り返りを、俯角ベースに設けた規制板と、前記俯角ベース取付台との係止を介して回避可能としたことで、この俯角ベースが支柱の立設状態で防霜ファンの荷重を介して俯角にセットされる過程で、このセットされた状態を確保して、当該防霜ファンの反り返りを自動的に回避できること、この反り返りの回避を介して当該防霜ファンの送風が所定の方向に行えること、又はこれによって防霜効果を達成できること等の特徴がある。またこの反り返りに起因するその他の弊害、例えば、危険を回避できること、及び/又は人的な被害をなくし得ること等の実益がある。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の俯角ベース取付台と俯角ベースを緊締具で位置決めする構成であって、緊締具の一部を構成する被緊締具を俯角ベース取付台に複数設けた昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構である。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、またこの目的以外に、防霜ファンの俯角調整を可能として、送風方向の選択と、効率的な防霜効果が図れること等の特徴がある。
請求項4の発明は、請求項2に記載の規制板を第3枢軸を介して俯角ベースに取付ける構成であり、第3枢軸を俯角ベースの複数の取付け孔に係止可能とした昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構である。
従って、請求項4は、請求項2の目的を達成できること、またこの俯角ベース取付台の取付位置の変更に対応して、規制板を確実に係止し、この俯角ベースの反り返りを確実に防止できること等の特徴がある。
本発明の好ましい一例を以下に説明する。先ず、最初に図の説明をする。図1-1〜図1-4は昇降式の防霜ファン装置の作動(収容より起立までの一例)を説明する縮尺模式図であり、図1-1は防霜ファン装置の伏倒状態の側面図、図1-2は防霜ファン装置の伏倒状態から起立に至る状態の側面図、図1-3は防霜ファン装置の起立状態の側面図、図1-4は防霜ファン装置の昇降ポールの伸張状態の側面図である。また図2は昇降式の防霜ファン装置の茶樹スペース内への収容を示した俯瞰図、図3は図2の側面図、図4は反り返り防止機構を備えた防霜ファンと俯角調整装置(俯角ベース取付台、俯角ベース又は連結手段等)との関係を説明する裏面視した平面図、図5は図4の側面図、図6は図4の斜視図、図7は俯角ベース取付台に俯角ベースに設けた規制板が係止されたことにより、俯角ベースが係止された状態を示した裏面視した全体の斜視図、図8は図7の要部拡大図、図9は反り返り防止機構の他の例であり、この例ではシリンダーによる規制を図る要部の裏面視した全体の斜視図である。
図2、図3の茶園Aの茶樹Bの茶樹スペースB'(茶樹の背丈内)に収容できる昇降式の防霜ファン装置Cの概要とその昇降の作動を説明する。この防霜ファン装置Cは、茶園Aの地中の埋設ポール1と、この埋設ポール1に設けた起伏装置2と、この起伏装置2に設けた昇降ポール3と、この昇降ポール3に設けた板状でなる中継ベース4と、この中継ベース4に設けた昇降機構5を設けた昇降ボックス50と、この昇降機構5に併設した必要に応じて設けられる方位首振り装置6及び水平首振り装置7とを設けた中継ボックス60と、この中継ボックス60に設けた俯角調整装置8と、この俯角調整装置8に設けた防霜ファン9とを主構成とする。また、埋設ポール1及び昇降ポール3を総称して、支柱とする。
以下、前記の各構成と作用を説明する。
図1-1〜図1-4、及び/又は図2、図3に示した起伏装置2の一例は、起伏装置2は、平面視してチャンネル型鋼材でなる起伏ベース20と、この起伏ベース20に主軸21を介して可動自在に設けた連結具22と、この連結具22と基礎ベース(図示せず)に設けた起伏用シリンダー23で構成されており、この連結具22に昇降ポール3の基端ポール3aが固止されている。従って、起伏シリンダー23の伸縮を利用して、連結具22が主軸21を軸として可動する。この可動を利用して昇降ポール3が起伏する。そして、好ましい方法としては、図1-1〜図1-3に示した如く、最初に昇降ポール3を起立させた後に、昇降機構5を利用して昇降ポール3を伸張し、この昇降ポール3の先端ポール3n及び昇降ボックス50、俯角調整装置8を介して設けた防霜ファン9を昇降することが望ましい。その理由は、安全性・起立の確保、又は後述する防霜ファン9の方位首振り装置6で、図1-4に示す如く、所定の方位角度への自動的な設置等が達成できることにある。
図1-1〜図1-4、図2、図3に示した昇降ポール3の一例では、基端ポール3a、中間ポール3bと先端ポール3nを入れ子式に構成し、この入れ子機構と後述する昇降機構5を利用して、伸張・収容される。またこの昇降機構5は、昇降ボックス50内のモータ(図示せず)と、このモータに設けられて昇降ポール3に貫設した螺軸(図示せず)と、この螺軸に螺合する螺合体(図示せず)とで構成されており、モータの回転により螺軸を回転する。この回転を利用して少なくとも先端ポール3nに設けられている螺合体を昇降することで、この螺合体及び先端ポール3nの昇降を利用して、防霜ファン9を昇降する。この実施例では、昇降機構5は、螺軸と螺合体との螺合による構成である。しかし、この構成は一例であり、他の機構による場合もあり得る。例えば、チェーン又はワイヤー等の懸架機構がある。
この図1-1〜図1-4、図2、図3に示した方位首振り装置6は、中継ベース4に設けた第1枢軸61と、この第1枢軸61はクランク機構及び/又はカム(図示せず)を介して中継ボックス60に固止されたモータ(図示せず)に連繋されている。従って、モータの回転は、クランク機構及び/又はカムを介して第1枢軸61に伝わり、中継ボックス60を方位方向に回転する(方位首振りとなる)。
また図1-1〜図1-4、図2、図3に示した水平首振り装置7の一例は、この水平首振り装置7は、中継ボックス60内の差渡し板に固定したモータ(図示せず)と、カム及び/又はクランク機構(図示せず)と、前記中継ボックス60に設けた第2枢軸70とで構成されている。尚、第2枢軸70は中継ボックス60の外に突出する。そして、この第2枢軸70は、中継ボックス60に固定されたモータの回転が、カム及び/又はクランク機構を介して伝達されることで往復動する。この第2枢軸70の往復動により、俯角調整装置8及び防霜ファン9は水平首振り(往復)動作をする。
図2〜図8に示した俯角調整装置8の一例は、前記第2枢軸70に設けた略箱型の俯角ベース取付台80と、この俯角ベース取付台80に俯角主軸81及び緊締具82(俯角位置決め軸)を介して可動可能(可動自在)に設けた平面視して略山型状の俯角ベース83とで構成されている。そして、この例では、俯角ベース83に設けた長溝830、830(830とする)内を緊締具82が移動することで、防霜ファン9の俯角を調整する。この調整の際に、俯角ベース83は俯角主軸81を支点として確実に可動する構成である。尚、俯角主軸81は、緊締具82と対峙する位置関係として、俯角ベース83が、この俯角主軸81を支点として確実かつスムーズに可動できる構成とする。従って、例えば、この俯角調整装置8の一例では、俯角ベース取付台80に緊結した緊締具82を、長溝830内に祐度をもって設ける(移動可能に設ける)。これにより、図1-1〜図1-4に示す如く、地面(前述のGL又は平坦な板材、滑り板材等)に設置した状態では、昇降ポール3の略延長線上におり(図1-1)、順次起立する過程で(図1-2〜図1-4)、防霜ファン9の荷重で、所定の俯角に可動(また幾分の水平首振り角度の変更も可能である)する機構を採用して、機構の簡素化、又は確実な収容と、俯角の安定性・確保を図る。前記の可動は、図1-2において、荷重で俯角が確保された後は、略同じ俯角でこの昇降ポール3が立ち上がる(図1-4)。そして、収容の場合には、図示しないが、前記の略俯角を確保した状態で地面に設置し(図1-2参照)、その後、昇降ポール3が地面に接近するにしたがって、図1-1の最初の状態に規制されながら戻る。尚、この例では、緊締具82は、俯角ベース取付台80に設けたナット等の固止手段とボルト等の締付け手段を利用した緊締機構を利用して俯角ベース83の長溝830に設ける。そして、この緊締具82の取付位置は、図例では、三箇所変更できる。しかし、この三箇所は一例であり必要により変更される。そして、この緊締具82の取付位置により俯角が変更できる。またこの緊締具82の取付位置の変更(俯角の角度変更)により規制板(後述する)の取付位置を変更し、確実に反り返り防止(反り返り防止機能)が図れる構成とする。
そして、本発明のポイントである俯角ベース83の反り返り防止機構は、前記俯角ベース取付台80の前板800に対峙して、当該俯角ベース83に第3枢軸832を介して規制板831を可動可能に設ける。この規制板831の下端831aは、前記前板800の下端800aに係止可能に構成されている。即ち、この規制板831の下端831aは、昇降ポール3の立設した状態(俯角ベース83が俯角位置にセットされた状態)では、荷重で可動して、前記前板800の下端800aに係止して、俯角ベース83の反り返りを防止する(反り返り防止が図れる)。一方この規制板831の下端831aは、昇降ポール3の傾斜した状態(収容に至る過程で傾斜した状態)では、荷重で復帰可動して、前記前板800の下端800aより係脱して、俯角ベース83の反り返り方向の逆に可動可能とする。この可動を介して防霜ファン9を含む防霜ファン装置Cの全体が、茶樹スペースB'に収容可能とするとともに、茶樹B内に収容される。尚、この第3枢軸832の取付位置は、図例では、三箇所変更できる。しかし、この三箇所は一例であり必要により変更される。そして、この第3枢軸832の取付位置は、前述の緊締具82の取付位置に附合する。
尚、図9に示した俯角ベース83の反り返り防止機構は、モータベース901か、又は俯角ベース83に可動自在に枢支したシリンダー等の伸縮装置10と、俯角ベース取付台80に枢支したこの伸縮装置10の伸縮杆1000とでなる構成である。従って、この構成では、俯角ベース83が俯角位置にセットされた状態では、伸縮杆1000が伸張した状態を確保する。この伸縮装置10と伸張杆1000を介して防霜ファン9の反り返りが回避される。
図中900は防霜ファン9のモータを示す。このモータ900は俯角ベース83の上面に設けたモータベース901に取付けられている。
また前記俯角調整装置8の荷重による俯角ベース83(防霜ファン9)の俯角の確保と、昇降ポール3の略延長線上による収容は、内容の理解を容易にすること、コスト面及び/又は使用の簡便性等を考慮した一例である。従って、同じ作用をする他の機構でも採用できる。また俯角調整装置8の俯角は、所定の角度に固定する場合(図例)と、又は構造変更・部品の追加等を利用することで変更可能とする場合等があり得る。
防霜ファン装置の伏倒状態の側面図 防霜ファン装置の伏倒状態から起立に至る状態の側面図 防霜ファン装置の起立状態の側面図 防霜ファン装置の昇降ポールの伸張状態の側面図 防霜ファン装置を茶樹スペース内に収容した状態の俯瞰図 防霜ファン装置を茶樹スペース内に収容した状態の側面図 反り返り防止機構を備えた防霜ファンと俯角調整装置との関係を説明する裏面視した平面図 図4の側面図 図4の斜視図 俯角ベース取付台に俯角ベースに設けた規制板が係止されたことにより、俯角ベースが係止された状態を示した裏面視した全体の斜視図 図7の要部拡大図 反り返り防止機構の他の例であり、この例ではシリンダーによる規制を図る要部の裏面視した全体の斜視図
符号の説明
1 埋設ポール
2 起伏装置
20 起伏ベース
21 主軸
22 連結具
23 起伏用シリンダー
3 昇降ポール
3a 基端ポール
3b 中間ポール
3n 先端ポール
4 中継ベース
5 昇降機構
50 昇降ボックス
6 方位首振り装置
60 中継ボックス
61 第1枢軸
7 水平首振り装置
70 第2枢軸
8 俯角調整装置
80 俯角ベース取付台
800 前板
800a 下端
81 俯角主軸
82 緊締具
83 俯角ベース
830 長溝
831 規制板
831a 下端
832 第3枢軸
9 防霜ファン
900 モータ
901 モータベース
10 伸縮装置
1000 伸縮杆
A 茶園
B 茶樹
B’ 茶樹スペース
C 昇降式の防霜ファン装置

Claims (4)

  1. 圃場に立設できる支柱と、この支柱に設けた支柱昇降用の昇降ボックス、及び防霜ファンの水平首振り用の水平首振り装置とを備えた中継ボックスと、この中継ボックスの水平首振り装置に設けた俯角ベース取付台と、この俯角ベース取付台に設けた緊締具を介して当該俯角ベース取付台に設けた俯角調整用の俯角ベースと、この俯角ベースに設けた防霜ファンとで構成した昇降式防霜ファン装置であって、
    前記緊締具を、前記俯角ベースに開設した湾曲形状の長溝に移動可能に設けて、前記俯角調整用の俯角ベースは、前記防霜ファンの荷重でこの俯角ベース取付台に可動可能とし、また俯角ベースに前記支柱が起立時に作用する規制板、シリンダー又はカム等による規制手段を設け、この規制手段をコントロールして前記支柱が起立した状態で、この俯角ベースの反り返りを停止可能としたことを特徴とする昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構。
  2. 圃場に立設できる支柱と、この支柱に設けた支柱昇降用の昇降ボックス、及び防霜ファンの水平首振り用の水平首振り装置とを備えた中継ボックスと、この中継ボックスの水平首振り装置に設けた俯角ベース取付台と、この俯角ベース取付台に設けた緊締具を介して当該俯角ベース取付台に設けた俯角調整用の俯角ベースと、この俯角ベースに設けた防霜ファンとで構成した昇降式防霜ファン装置であって、
    前記緊締具を、前記俯角ベースに開設した湾曲形状の長溝に移動可能に設けて、前記俯角調整用の俯角ベースは、前記防霜ファンの荷重でこの俯角ベース取付台に可動可能とし、また俯角ベースに規制板を枢着するとともに、この規制板の対峙側に前記俯角ベース取付台の前板が位置する構成とし、前記支柱が起立した状態で、前記前板の下端に前記規制板が係止可能としたことを特徴とする昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の俯角ベース取付台と俯角ベースを緊締具で位置決めする構成であって、この緊締具の一部を構成する被緊締具を俯角ベース取付台に複数設けることを特徴とする昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構。
  4. 請求項2に記載の規制板を第3枢軸を介して前記俯角ベースに取付ける構成であり、この第3枢軸を前記俯角ベースの複数の取付け孔に係止可能としたことを特徴とする昇降式防霜ファン装置の俯角ベースの反り返り停止機構。
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