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JP4490082B2 - 非同期式ネットワーク上で受信されるデータパケットを処理する方法およびその方法を実施するための装置 - Google Patents
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非同期式ネットワーク上で受信されるデータパケットを処理する方法およびその方法を実施するための装置 Download PDF

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Description

本発明は、非同期式リンクを通して受信した、時間に制約された信号を処理するための技法に関する。
より具体的には、強い時間的ジッターを伴った非同期式送信の場合に実行することができる機構に関連しており、例えば、インターネットプロトコル(IP)に従って動作するネットワーク上の通信の場合などである。この機構は、端末とブリッジとゲートウェイと、より一般的に、移送されるデータ上に介在させることのできるネットワークのいかなる要素にも埋め込まれる。
より具体的には、本発明は、ネットワークのジッターの現象を説明するために、通常通り送られたパケットから成るストリーム(音声、映像および/またはデータ)を受信し、先入れ先出し(FIFO)モードで構成されるメモリが与えられた装置に、特に適用される。これは、特に、IP電話(VOIP)をサポートする端末についての場合であり、これらは皆、特にネットワークのジッターを吸収するために、FIFO管理されたバッファメモリを組み入れ、また、UDP("User Datagram Protocol":ユーザー・データグラム・プロトコル)によって移送されたIPパケットを通して、音声データストリームを正しく中継する。例えば、国際電気通信連合(ITU−T)によって標準化されたG.723.1音声符号化器によって通信する2台の端末は、30ミリ秒毎に24バイトの音声データを交換する。
本発明は、既に使用されている、FIFO管理に対する従来からの機構を補ったりあるいは改良したりする。
本発明は、特に、例えば音声通信のような対話型アプリケーションを目指しているが、また、特に移送中の読み込みのような、より少ない対話型のアプリケーションには利益がある。
パケットモードの非同期式通信において、ネットワークは、“ネットワーク・ジッター”と呼ばれる可変遅延のみならず固定的な遅延も引き起こす。ネットワークを通過するパケットの受信は、送信の時間に関して遅延する。もし少ないままなら、固定的な遅延は、最大の制約とはならない。その効果としては、基本的に、通信における双方向性の問題を提示するように思える。ネットワークのジッターは、一方では空隙を起こし(復元すべき信号が無く、パケットの到着が非常に遅れる)、他方では、その時に、復元すべきパケットの過多を起こす(バーストを形成する連続するいくつかのパケットが同時に到着する)ので、さらに面倒であり、これは、例えばVOIPの場合に、通信の双方向性にとって有害な、さらなる遅延を引き起こすかもしれない。
送信遅延のこれらの変動を、ある程度まで処理することができる機構は、従って、受信時に導入されなくてはならない。この機構は、受信器端に置かれるべきであり、送信器側では無い、というのは、後者は、パケットを定期的に送信し、変動は、非同期式ネットワークによって引き起こされるからである。このネットワークは、送信器でも受信器でも制御できないので、その非決定性と予測不可能な動作を調整する必要がある。
一般的に、ジッター現象を制御するのに使用される機構は、復元システムにおいて受信されるパケットの遅延を補償することができるようにするFIFOを実装することである。
パケットは、あるいは、送信された時とは異なる順序で受信されるかも知れない。この現象は、“非シーケンス(desequencing)”と呼ばれ、送られたパケットがIPネットワークを通して独立して移動することから来ている。それでもなお、これは、インターネット上では、比較的希な現象である(順序の確率は0.01%)。使用されるリアルタイムのプロトコルによって、各パケットに割り当てられるシーケンス番号に基づいて、受信時に正しい順序に戻すか、あるいは、復元する時間が過ぎていれば、非シーケンスされたパケットを捨てることが可能になる。上述したのが、特にIETF("Internet Engineering Task Force")によって1996年1月に出版されたRFC("Request for Comments")1889と1890に記載されるRTPプロトコル("RTP")によるものである。
先述したFIFOは、受信チェーン内の様々な場所に置くことができる。
本願発明は、復元しようとする信号ストリームの連続する時間セグメントの記述データを含んだ、受信済みディジタルデータパケットの処理方法において、受信したパケットから得た要素は、バッファメモリ(6)に記録され、バッファメモリに記録される要素は、先入れ先出しモードで送られ、バーストの大きさの条件を満たすパケットのバーストは、バーストの最初のパケットの受信に対して評価される受信遅延を基に先験的に検出され、また、バッファメモリの内容は、前記の大きさの条件を満たすバーストの検出を明らかにすることによって制御されることを特徴とする。
図1と図2は、通例、モデムあるいはネットワークカードから成り、IPパケットを受信してその内容(“逆パケット化(depacketization)”動作)を抽出するための、IPプロトコルとUDPプロトコルとRTPプロトコルを実行するモジュール2にリンクされる、ネットワークインターフェイス1を備える、VOIPタイプの受信器を示している。この内容は、送信器が使用し、音声信号のディジタル的解凍をもたらす符号器(G.723.1あるいは同等品)に対応する、音声復号器3に与えられる。音声は、復元バッファとラウドスピーカーと共に与えられる音声カード4によって、最終的に復元される。
図1によって図示される構成において、FIFO・6は、逆パケット化モジュールと復号器3の間に置かれている。図2によって図示される構成においては、FIFO・6は、復号器3と音声カード4の間に置かれる。FIFO・6は、ネットワークのジッターの補償アルゴリズムを実行する制御モジュール7と結合する。
図3と図4は、送信された音声を復元する受信器以外の、ジッターFIFO・6の環境の内、可能な他のものを示している。実際、可能な構成は、非常にたくさんある。
図3の図面には、音声復号器が含まれない。それは、例えば、IPタイプの非同期式ネットワークと同期式ネットワークとの間に置かれたゲートウェイに対応する。FIFO・6から読み出した情報ストリームは、同期式ネットワークを通した送信のために作られたネットワークインターフェイス8へと与えられる。
図4に表される装置の、例示された項目によって、例えば非同期式ネットワーク上のG.723.1圧縮と、LAN(local area network)上のG.711のような高速ビットレート符号化との間の変換機能が保証される。ジッターのFIFO・6は、示してあるようにG.723.1タイプの復号器3の後に置くか、後者の前に置くことができる。FIFO・6から読み出された復号済み音声ストリームは、G.711タイプの復号器9によって記録され、その後、LANインターフェイス回路10に与えられる。
FIFOの位置は、後者の管理に影響する可能性がある。特に、例えばVOIPの場合に、FIFOが復号器の前に置かれたとき(図1あるいは図3)、信号を特徴付ける符号化済みパラメータを持っているのみであるので、アルゴリズムは、信号自体にアクセスすることはできない。FIFOが復号器の後に置かれる時(図2あるいは図4)、それに含まれる復号済み信号に、FIFOの管理を適応させることが可能である。
提案された第1のジッター管理の一つは、固定した閾値を使用することにある:FIFOが一杯のときパケットが到着すると、後者は、FIFOの中に組み入れることができず、それによって、その破壊が起こる。その結果、吸収することのできる最大遅延を与えるのは、FIFOの大きさである。双方向性と損失の妥協点を決めることができるのも、この大きさである。
ネットワークのジッターは、比較的大きな値(例えば300ms)を取ることができる。もし、FIFOが、小さい方の最大ジッターを吸収することができるような大きさに決められると、パケットのジッターがこの限界を超えたとき、復元システムは、パケットが無いということを検出し、パケットに対応する置き換え信号の塊を生成することで、信号の欠落を緩和しなくてはならない(表現を簡単にすると、例え、使用される正確な機構が一般的にパケットの実際の製造を備えていなくても、失われたパケットに対する置き換え或いは代理のパケットを生成するということである)。従って、パケットが無いことは、同じ方法で、ネットワークからパケットが失われたとして処理される。FIFO内に保存される信号の期間は、通信の双方向性と品質の点から、重要なパラメータである。FIFOが大き過ぎると、双方向性が減じるが品質は保たれ、FIFOが小さ過ぎると、双方向性は改善されるが、置き換えパケットを余りに頻繁に生成する結果となって品質を下げることになるだろう。
FIFOが一杯のときには、他の可能性としては、新しいパケットを維持するが、既にFIFOの中に存在する古い方のパケットを破壊することがある。FIFOを空にしてしまうこの考えは、同じやり方で、信号の品質を損なう。しかし、この非常に鈍いやり方は、最新のデータでFIFOを更新することによって通信の流れを促進するために、実際に広く使用されている。空にすることは、全体に対し、あるいは部分的に成される。後者の場合、VAD技術(Voice Activity Detection:音声活動検出)と組み合わせて使用することにより、背景雑音のみを備える信号フレームを慎重に削除することができる。同様に、ある実施形態では、FIFOを空にする決定を、一杯になる前にすることができる。
ジッターFIFOを処理するのに採られる技術の複雑さが大であれ小であれ、後者は、有限の大きさを持ち、以下の問題に晒されている。
比較的大きなジッターを持った、保証されない品質のサービスのネットワーク、例えば、インターネット上で、パケットのバーストは、頻繁であり、時に非常に大きなものであるということが注目されてきた。パケットを正しく送信することを考えた場合、パケットが送信期間よりも長い時間、IPネットワークのルータ内に止め置かれたとき、ある数のパケットは、同じルータ内でたまって、古いパケットと共に瞬時に解き放たれる。ルータ内の滞留時間が長いほど、バーストの大きさは大きくなるであろう。この大きさは、FIFOの有限の大きさよりも大きく、従って、後者の飽和を起こすかもしれない。
この飽和現象は、一杯になった時に、先述のFIFO管理機構が、それ以上FIFOに書き込みをさせないか、あるいはそこへの書き込みを継続できるようにFIFOを全部もしくは部分的に空にすることによって処理される。
第1の場合、FIFOは、バーストの最後に一杯になり、従って、通信への最大の遅延をもたらす。
第2の場合、かなり大量の信号を削除することができ、FIFOのファイリング度(filing degree)は、バーストの大きさとFIFOの大きさで決まる状態にある。特に、FIFOの2倍の大きさよりも小さなバーストの例を考えてみよう。FIFO内のこのバーストの最初の部分を受信してすぐに、後者を空にすることが行われ、その結果、第2の部分がFIFO内全体に置かれる。一つは、第1の場合と同様の状態にあり、通信内で最大の遅延を持つ。もし、反対に、バーストの大きさがFIFOの大きさと等しいかやや大きいとすると、後者は、このバーストを受信した最後の辺りで空になる経験をし、その後に空になるだろう、すなわち、次のパケットに対する最小遅延が問題を起こす状態である。特に、この小さな遅延は、正しいパケットが削除されたけれど、結果として品質の障害が生じる、置き換えパケットの生成を必要とする。
全ての場合において、超過した大きさのバーストが現れると、通信の品質が低下する。ある場合には、通信内の遅延がかなり増加し、その結果、後者の双方向性がかなり低下し、この状態は、もしかすると、定着したジッターFIFO管理機構と送信の種類とに、多かれ少なかれ依存しているかも知れない。
このジッターFIFOを管理するための既知の機構は、そのような超過した大きさのバーストを管理するための特定の手続きを備えていない。それらは、単に、充填の程度を後で調べる際に、時々この飽和へと遷移する状態に備えることによって、FIFOの飽和を管理するに過ぎない。
本発明の目的は、ネットワークのジッタ−現象による品質の不可避な低下を抑え、また特にネットワークに起因する大きな障害の影響を一時的に抑えることである。
こうして本発明は、復元しようとする信号ストリームの連続する時間セグメントの記述データ(description date)を含んだ、受信済みディジタルデータパケットの処理方法を提案し、そこでは、受信したパケットから得た要素は、バッファメモリに記録され、バッファメモリに記録される要素は、先入れ先出しモードで送られる。本発明によると、バーストの大きさの条件を満たすパケットのバーストは、バーストの最初のパケットの受信に対して評価される受信遅延を基に先験的に検出され、また、バッファメモリの内容は、前記の大きさの条件を満たすバーストの検出を明らかにすることによって制御される。
ここでは、信号“セグメント”は、音声や映像の信号のような時間的に連続的な信号(例えば、その中には、音声符号化器や動画符号化器等の、一つ或いは二つ以上の連続フレームが含まれる)の時間間隔に対応するものとして理解することができる。信号“セグメント”は、また、データ源によって定期的に作られるデータ(例えば、一定周期で取られる測定や画像等のサンプル)に対応するものとして理解することができる。どちらの場合も、これらのセグメントは、一般的に遠隔にある送信器によって定期的あるいは準定期的に作られる。
本方法は、検出次第、過度の大きさのバースト、あるいは“過度のバースト”に、特別な処理を適用する。特に、この特別な処理の後に、FIFOタイプのバッファメモリの理想と考えられる状態、すなわち、バーストの最後にFIFOが一杯になったことを示す目標値SFIFOで表わされる、双方向性と損失との間の望ましい妥協を確かにする状態を目指すことができる。これによって、ネットワークによって引き起こされる大きく瞬間的な障害の影響を長引かせないことが可能となる。
過度のバーストの検出は、最初のパケットの受信遅延から得られる、現在届いているバーストが通常のものであると考えられるのか、そうでないのかを決定するための、バーストの大きさの推定値を用いて行われる。従って、通常のバースト(大きさの条件を満たさない)は、FIFO内で通常に処理される。
大きさの条件は、ユーザーもしくは本方法の環境によって定義される閾値で表わされる。この閾値は、固定のものであれ適応的なものであれ、FIFOの大きさに応じた値によって制限される。あるいは、アプリケーションおよびサポートネットワークの関数として、低い値かも知れない。例えば、単一のVOIPアプリケーションは、インターネットのようなジッタ−と大きな障害を持ったネットワーク上の転送の環境よりも、個人的なネットワーク上の転送において小さな閾値を使用することができるだろう。あるいは、この閾値は、ネットワークの挙動の関数として、動的に適用することができるかも知れない。それでもなお、あるバーストを過度のバーストと分類することは、ネットワークの大きく時折発生する障害に対応するはずであるから、その閾値は、一般的にかなり高い。他方で、普通あるいは通常の障害は、ジッタ−FIFO制御機構のために通常のものによって、特に、適切なFIFOの大きさを選択することによって制御されるべきである。
帰納的な問題を扱わなくて良いように、バーストの大きさの推定は、バーストの最初のパケットが到着するとすぐに行われる。これによって、バーストの適切な処理がすぐに開始される。パケットが除かれなくてはならない場合には、これらのパケットがFIFO内に置かれる前に除去することが可能であり、これによってそれに対する障害を避ける。
普通のIP通信の場合には、多数の情報の要素によって、バーストの大きさを推定することが可能となり、特に、RTPプロトコルによって得た情報、すなわち、シーケンス番号および/またはタイムスタンプは、そうである。
相当の大きさのバーストが到着するとすぐに、保存されているパケットは、あるクロック数だけ伝搬するようなFIFOを或る程度満たし、比較的弱いジッター現象に関して効率を下げる。相当の大きさのこれらバーストを検出することに基づいて、本発明は、過度のバーストを作り上げるパケットの動作と除去の様々な技術を用いて、この問題を解決する。これらの除去は、FIFOの位置によって決まる(例えば、音声復号器の前と後)。
全体的或いは部分的な除去のこれらの技術を実現するのは、FIFOが復号器の前に置かれる時が分かりやすい。SFIFOの値は、一方では十分な数のパケットを保存し、他方では、FIFOの飽和を起こさないように、適切な方法で分かりやすく選択されなくてはならず、これは、復元された信号の品質上のバーストの効果を長くするだろう。しかし、パケットは、その内容を先験的に知ること無く除去される。
システムの設計は、その内容の一機能としてパケットの除去を予想するために、FIFOと復元システムの間の関係に対して、用意をすることがある。時に、除去すべきパケットを公平に選ぶために、パケットを部分的に読むこと(例えば、信号や発声情報等の音声利得を得る、部分的な復号)であるいは満足するかも知れない。音声復号器の後のFIFOの位置は、その内容の一機能として、パケットの除去を簡単化する。
本発明の他の特徴と利点は、添付の図面を参照して、以下の制限を設けない実施形態において明らかになるだろう。
本発明は、非同期ネットワークを通した送信の時間的側面を管理するのに末端においてRTPプロトコルを用いた、IP電話(VOIP)送信に非制限的に応用した場合について、以下に説明される。ここに説明した原理は、非同期ネットワークを通した送信の他の応用例にも変形可能であることは理解されよう。本方法は、以下において、図1から4で示される構成のいずれか一つ、あるいは適当な他の構成において実現することができる。
送信器によるIP/UDP/RTPパケットの送信期間をδで表し、ネットワーク上の受信能力、すなわち、受信器が期間θに渡って受信することのできるパケット数をCRθで表すことにする。ジッターFIFOの管理に関して、ここで考える期間θは、期間δに対応し、本発明の説明を簡単にするために、ネットワーク受信能力は、それゆえにCRδで表現する。しかし、この管理は、符号化器/復号器の基本的フレームの期間Lに基づいたり、あるいは、FIFOからのブロック読みだしに対応した“受信器フレーム”の局所的な考えに基づいたりもできることは、理解されたい。
VOIPの場合、送られたIPパケットは、固定長の、定期的に送信される音声信号フレームを含んでいる。例えば、パケット当たり1フレームのG.723.1通信に対して、L=30msの信号を含んだ各々のパケットは、正しく送信される、すなわち各δ=L=30msごとに1パケットである。
受信器レベルで、δはパケットの大きさであると知られており、前のパケット(n−1)に関連して、パケット(n)の遅延或いはジッタwを推定することが可能である。もし、パケットn−1がTn−1の瞬間に到着し、Tnの瞬間にパケットnが到着すると、このジッターwは、一般的に、次に等しい。
=T−(Tn−1+δ) …(1)
もし、推定したジッターwが、およそ2δあるいは3δよりも大きければ、IPタイプの従来の動作は、バーストを受け取ると予想できるものである。
このバーストの大きさBは、パケットの数として表現されるが、次の式によって推定することができる。
B=(w/δ)+1 …(2)
とBの推定値は、データの正常な送信の理想的条件に対応し、以下のものを無視する。
−不連続な送信、これは、信号が送信されない期間、特にVAD/DTX/CNG機構の存在するときに起こる(“Voice Activity Detection<音声活動検出>/Discontinuous Transmission<不連続送信>/Comfort Noise Generation<快適雑音生成>”);
−パケットを損失した場合;
−起こり得る非シーケンス。
いずれにせよ、これらの現象は、バーストの大きさを推定する際に、考慮しなくてはならない。
VAD/DTX/CNG機構は、後者が雑音(無音)のみを含んでいるときに、信号の送信を停止し、音声の開始時にこの送信を再開する、音声活動検出(VAD)アルゴリズムに基づいている。この機構を通常に実施する際には、中断前に送られた最後のフレームは特別である:それは、いわゆるSID(“Silence Identifier(無音識別子)”)フレームであり、スイッチを無音モードへと指示する。もし受信器が、無音モードだと知れば、前もって検討したパケットnは、音声再開パケットに対応し、従って、雑音領域の長さに対応する未決定の時間τがそれらを分けるので、受信時間Tは、時間Tn−1に関係がないはずである。同様に、もし不連続な送信がSIDフレーム無しに実施されると、受信時間Tは、直接には時間Tn−1に関係がないはずである。
VAD/DTX/CNG機構が始動するとき、あるいは始動するかも知れないとき、受信器は、通信の設定中にそのことを知らされているか、その可能性を考慮に入れている。その後、RTPタイムスタンプによって、起こるかも知れないバーストの大きさを確実に検出することが可能になる。特に、このタイムスタンプは、先述したRFC1890によって定義されるクロックによって、パケットの内容が表す最初のサンプルのサンプリングの瞬間を示す。従って、これによって、時間τを推定することが可能になる。もし、ESが、パケットnのタイムスタンプを示すならば、次を得る。
τ=ES−(ESn−1+δ) …(3)
そして、パケットnの実際のジッターは、このτの推定値から推定することができる。
=T−(Tn−1+δ)−τ …(4)
シーケンス番号n−1のパケットのすぐ後に受信されたパケットは、シーケンス番号pを持っており、これは、これが送信器の視点から見て、正しくパケットn−1に続くパケットnであることを受信器に知らせることのできるものである。3つの場合があり得る:
1.p=nの場合。このパケットは、予期したパケットnである。そのジッターは、前に推定しており、もしVAD/DTX/CNG機構が使用されていれば、式(1)あるいは式(4)を使っている。
2.p<n−1の場合。この非シーケンスされたパケットは、一般的に、余りに古いために除去されるか、もしFIFO管理が許せば、その場所に戻される。いずれにせよ、その到着時間は、考慮されない。パケットn−1の到着の瞬間Tn−1に関して、ジッターを推定するために、次のパケットを待つ。
3.p>nの場合。このパケットを受信してから、p−n個のパケットがネットワーク内であるいは非シーケンスされて失われたと推論する。Tの瞬間に到着したこのパケットpの時間ジッターの推定値は、w=T−(Tn−1+(p−n+1)δ)の式で与えられ、ここで、遅延τも、VAD/DTX/CNGの場合に考慮することができる。
タイムスタンプが存在すれば、ジッターwは、p>n−1の時に、次の方法で推定することができる。
=(T−Tn−1)+(ES−ESn−1) …(5)
図5は、IP/UDP/RTPパケットを受信した時に、過度のバーストが起こる可能性を検出するために、モジュール7がジッターFIFO・6を制御するために与えることができる処理の例を示したフローチャートである。パケットの受信11は、逆パケット化モジュール2によって知らされ、それは、受信の時間Tと同様に、このパケット内にあるシーケンス番号pとタイムスタンプESを示し、これらのパラメータp、ESを制御モジュール7へと回す。
前のパケット(非シーケンスされたパケットから離れた)の到着時に記録された、これら3つのパラメータであるp’(n−1)とES’(ESn−1)とT’(Tn−1)の値は、モジュール7によってメモリ内に蓄積される。シーケンス番号pとp’は、段階12において比較がされる。もしp≦p’(上述した、2.の場合)ならば、モジュール7は、ジッターFIFO・6の正常な管理のモードを適用する(段階13)、すなわち、パケットを破壊するような、必要以上の非シーケンスの場合以外には、例えばFIFOの適切な位置にパケットを記録することを命令する。
試験12によって、もしp<p’ならば、モジュール7は、段階14において、式(5)によりジッターw=wの推定を進め、段階15において、pとESとTの最新の値で変数p’とES’とT’を更新する。そして、バーストの大きさBは、式(2)によって、段階16で推定をすることができる。正しく決められた過度のバーストの検出は、バーストの大きさの推定値Bが閾値SBEと比較される試験17から生じる。もし、閾値に届かなければ、FIFOの通常の管理13が適用される、即ち、例えば、モジュール7が、FIFOの適切な位置におけるパケットの記録を命令する。もし、試験17でB>SBEならば、バーストは、過度であると検出され(段階18)、制御モジュール7は、これら過度のバーストに合わせた管理のモードに入る。
場合によっては、過度のバーストの検出は、ネットワークインターフェイス1から、時間間隔δの間に処理すべきいくつかのパケットがあることを示されることにより、強化されることがある。
過度であると検出されたバーストの大きさBによって、バーストのパケットは、擬似的に同時に受信することができる、すなわち、δより小さい時間幅で、あるいは、いくつかの期間δに渡って受信することができる。この受信は、IPルータの処理能力によって決まり、またネットワークインターフェイス1の受信能力CRδによっても決まる。この情報は、一般的に、アプリケーションが知ることは無い。いずれにせよ、どのルータが遅延を生じさせているかを知ることはできないので、ルータの受信処理能力は、使用することができない。
他方で、ネットワークインターフェイスの受信能力に関する目安(cue)CRδは、アプリケーションがおおよそ推定することができる。特に、非常に遅延したパケットが最終的に目的地に到着した時に、受信器は、時間δの後に、この時間δの間に受信したMb個の使用可能なパケットを持つ。ネットワークインターフェイスの受信能力CRδの心当たりを得るのに、CRδ=Mbを使うことができる。
そのようなCRδの推定値は、適切である。もし、バーストを構成するパケットの数Bが、ネットワークインターフェイスの実際の受信能力よりも小さければ、過小評価されている。理由は、受信能力CRδにできるだけ近づくために、通信の途中で観測される値Mbを最大にしようとするからである。従って、制御モジュール7は、過度のバーストを検出した後の時間δの間に受信したパケット数Mbを観測し、Mbの中から最大値と、CRδの新しい値(次のバースト用)としてCRδの前の値とを取るだろう。
受信能力の目安によって、段階19において、進行中のバーストのパケットの受信を完了するために必要な期間δの数Nbδを決定することができる。
Figure 0004490082
これらNbδの期間の間、送信器は、もし全て正常に進めば、バーストが完全に到着した後にすぐ受信されるだけの、追加パケットを配信する。受信が擬似的に正常な調子を取り戻す前に、受信器は、次の式によって段階20において評価される、Bよりも潜在的に大きな数のパケットNPBを管理しなくてはならない:
PB=B+Nbδ−1 …(7)
その後、様々な動作が、過度のバーストの処理21に対して適用可能である。
最初の可能性は、バーストのB個のパケットを全体的に破壊することにある。この解決は、役に立つ信号がこれらB個の連続的なパケット内に含まれているかも知れないことから、比較的急進的である。
第2の可能性は、バーストの最初のk個のパケット、あるいは最後のk個のパケットを破壊することにある。数k<Bは、その後、通信の再開が目標の値SFIFOによって固定される、最小の遅延で行われるように、選択される。
柔軟性を得るために、雑音信号を含んだフレームのみを除去するのに、音声活動検出を使用することが可能である。この解決法によって、バーストのB個のパケット内に含まれる信号の約60%を除去することが可能となる。もし、これでも十分でなければ、バーストの他のパケットが破壊される。
提案された他の解決法は、ワードの最後を検出することと、そこまでの信号を保存することと、残りを除去することにある。この解決法によって、バースト内に含まれるコヒーレントな情報の部分を残すことが可能となる。
これらパケットの破壊の他の全ての組合せは、予想することができる。例えば、2つのバーストの内の1つのパケットを除去することができる。これらの比較的そっけ無い解決法は、受信器の計算能力のせいで、この過多のフレームの管理を改善するための、より複雑なアルゴリズムを配備できないときに、有用であることが分かるかも知れない。
目標の値SFIFOは、過度のバーストの処理の終わりに、すなわち、過度のバーストに起こった大きな障害の後に、ネットワークが、正常な動作モードに復帰するよう求められているときに、FIFO内にあって欲しいパケット数に対応している。閾値SBEに対するのと同じに、目標の値SFIFOは、固定的あるいは適応的であり、アプリケーションの種類とネットワークの動作との関数として決定される。
一つの可能性は、ネットワークが通常の障害のみを起こるような局面で推定される(過度のバーストが無く、段階13の管理モード)、FIFOの平均的な充填量に等しく固定することである。
一般的な目的は、過度であると検出されたバーストの、少なくともB−SFIFO個のパケットを除去することである。B>CRδの場合、ネットワークの通常の状態の再開は、まさしく次の期間δから起こり、これらの状況下で、再開は、正しくFIFO・6内のSFIFO個のパケットに起こる。
B>CRδの場合、バーストの処理は、いくつかの音響が破壊されなくてはならない間に、Nbδの期間に渡って広がる。理想的には、実際の音響は、復元されるだろうし、B−SFIFO個のパケットを除去することにより、バーストの最後にFIFOの希望する状態を保証するためのSFIFO個のパケットと同様に、バーストを受信する間に再生されるNbδ個のパケットを保存することができる。実際の音響を復元するのを保証するのに、Nbδ個のパケットが、CRδ個のパケットの同時に起こるバーストの最初のパケットから引き出されるはずである。もし、NBδ>CRδならば、この動作は、代わりのパケットが生成されるのを防ぐために、次の期間δ内に必要な回数だけ繰り返されなくてはならない。しかし、もし、PS個の代わりのパケットを生成させる除去の手法が好ましいのなら、これは、相応して、感知されるバーストの大きさを増やすことになるだろう。バーストの最後にFIFO内のSFIFO個のパケットの判断基準を得るのに、(B−SFIFO−PS)個のパケットがバーストから除去されなくてはならないだろう。
好ましい処理21は、バースト中に含まれる信号の特性を考慮するものである。しかし、もし、この情報にアクセスすることが不可能、或いは非常に複雑であるなら、代わりのパケットを生成しなくてはならなくなるのを避けることが可能な手法が好ましい。
バーストの除去の間、不連続な送信とパケットの損失と非シーケンスに関して注意している必要があり、これらは、バーストの実際の大きさを減らすであろう。これらの現象は、バーストの関連のパケット上の検出中に考慮することができるのみであり、これは、最後には、FIFO中にSFIFO個よりも、少ないパケットを発生させるかも知れない。しかし、過度のバーストの、非常に重大で持続的な衝撃を避ける主な目的は、満たされるだろう。特に、もし、例えば、最初のいくつかが既に除去されているにも係わらず、バーストの最後のSFIFO個のパケットが失われると、バーストの最後のSFIFO個のパケットの中で失われなかったパケットだけが、保存されるだろう。
これを緩和する一つの方法は、ジッターFIFOの上流のSFIFO個のパケットの中間FIFOバッファに対して準備しておくことであり、検出の、あるいは不連続な送信と損失と非シーケンスとのこれら現象の関数として、ジッターFIFO内で最終的に保存される理想的な領域の上へと動かされる。上の例では、最初のSFIFO個の正しいパケットは、中間バッファ内に置かれ、バーストのパケットの情報の読み出しは、続けられ、SFIFO個のパケットによるパケットの除去に関する決定を延期する。もし(SFIFO+1)番目のパケットが実際にバースト内に存在し、バーストの最後のSFIFO個のパケットまでそうであることが知られているなら、バーストの最初のパケットは、除去される。
続く例は、過度のバーストのパケットを除去するための手法のいくつかを、より詳細に開示し、その一般的な原理は、説明したばかりである。
全体的な除去の手法は、かなり大きなバーストが、ジッターFIFO・6から読み出しを行う間隔の一つあるいは二つの間に受信される時に、使用することができる。除去全体はSFIFO=0であることを示す。例1と2に関する2つの場合が、起こり得る。
FIFO>0の場合(このSFIFOの値は、静的もしくは動的に、ネットワーク条件および/または対象とするアプリケーションに依存する)、部分的な除去を予想しなくてはならない。いくつかの手法が可能である:第1のは、バーストの受信した最初のB−SFIFO個のパケットを除去し、第2のは、バーストの受信した最後のB−SFIFO個のパケットを除去し、他の手法は、k1個の最初のパケットとk2=B−SFIFO−k1個の最後のパケットを保存するか、あるいは、SFIFOの値を満足する、完全に異なる除去の組合せであってよい。可能な限り、バーストに先立つ受信が中断する間に作られたものに加えて、代理のパケットは、ほとんど(あるいは全く)作られないべきである、というのは、正しい信号が存在する時に、代理の信号よりも、後者を使用するのが好ましいからである。
例1:[CRδ≧Bで、全体を除去する]
CRδ≧Bである場合は、一般的に、ネットワークインターフェイス1において直接接続を使用中に最も起こりそうなものであり、例えば、10Mビット/秒のイーサネット(登録商標)のネットワークカード(IEEE802.3)を用いたものである。
G.723.1符号化器/復号器を使用することを考えてみると、パケットは、各々2フレーム(δ=2L)から成り、δ=6msの周期で送信される。そして、一つのパケットは、音声信号の符号化のための48バイト+IP/UDP/RTPヘッダの40バイト+IEEE802.3ヘッダの26バイト、すなわち、912ビットを含んでいる。
ネットワークカードは、60msに、約
Figure 0004490082
パケットを受信することができる、すなわち、ネットワークにより起こる遅延よりもずっと大きい、657×0.06=39.42秒の信号周期である。従って、バーストのパケット全体は、FIFO内の読み出しクロックの一つのサイクル内に受信される。除去は、即時にである。バースト後に最初に受信されるパケットは、制御モジュール7によってジッタFIFO・6内に置くことができ、通信は継続する。
例2:[CRδ<Bで、全体を除去する]
CRδ<Bである場合は、典型的には、ネットワークインターフェイス1がモデムを含んでいるときに起きる。最新のモデムは、56kbit/秒の接続が可能であり、従って、音声の符号化器/復号器の選択を、比較的低い速度に制限する。上記の例のデータに戻ると、一つのパケットは、音声信号の符号化のための48バイト+IP/UDP/RTPヘッダの40バイト、ずなわち704ビットを含んでいる。モデムは、60ms内に約
Figure 0004490082
パケットを受信することができ、これは、音声信号の4×60=240msに相当する。この期間よりも長い遅延は、インターネット上では普通のことである。バーストのB個のパケット全体は、FIFO内の読み出しクロックのいくつかのサイクル内に受信され、その間、制御モジュール7は、訂正フレームの生成を命令するが、これは、受信したパケットは、復元或いはFIFOへの書き込みがされないだろうからである。
図6は、この例で、CRδ=3とB=7(NBδ=3)であり、パケットの数の点から、LFIFO=5の大きさのジッターFIFO・6の場合を示している。ここで、以下の全ての例におけるように、パケットは、δの期間毎にCRδ個のパケットの速度で、アプリケーションのネットワークインターフェイスによって利用可能にされる時に、処理されると考える。これらのパケットをFIFO内に最終的に置く決定は、選択された処理の結果に依っている。
全体を除去する手法の中には、バーストがネットワーク内で作られる間であるB.δ秒の中断の後に、
Figure 0004490082
個の訂正フレームが生成されることが含まれ、NTC=2で、図の中でTCで表される。非同期式ネットワーク内に広がっている条件によって、再び、バースト後に送信されたNBδ個のパケットの到着が遅れるかも知れないので、NTCの値は、最小値である。
例3:[CRδ≧Bで、最初のB−SFIFO個のパケットを部分的に除去する]
図7は、B=7<CRδかつSFIFO=3のときのこの例を図示している。
例4:[CRδ≧Bで、最後のB−SFIFO個のパケットを部分的に除去する]
図8は、=7<CRδかつSFIFO=3のときのこの例を図示している。
例5:[CRδ≧BかつCRδ≦LFIFOで、最初のB−SFIFO個のパケットを部分的に除去する]
CRδ<Bの時に部分的に除去する手法において、受信器から見たバーストの大きさは、バーストの到着の間に生成された代理パケットの数
Figure 0004490082
だけ増加する。除去すべきパケットの数は、最終的には、B+NPG−SFIFOであり、バーストの保存すべきパケットの数は、SFIFO−NPGである。
受信能力CRδは、ジッターFIFO・6の大きさLFIFOよりも小さいか、あるいは大きいかのいずれかである。
CRδ≦LFIFOのとき、最初のクロックサイクル内で受信されたパケットは、後者を飽和させることなく、FIFO内に保存することができ、フレームは、復元することができる。続くサイクルにおいて、FIFOの充填度は、受信済みパケット全体を保存できないであろう。
最初のB−SFIFO個のパケットを除去する手法は、B=7かつCRδ=3かつSFIFO=4かつLFIFO=5の場合について図9で示される。この例では、バーストを検出した次の第2クロックサイクル内で、追加のパケットn+3を除去させるNPG=1の代理パケットが生成される。
例6:[CRδ<BかつCRδ≦LFIFOで、最後のB−SFIFO個のパケットを部分的に除去する]
この手法は、B=7かつCRδ=3かつSFIFO=4かつLFIFO=5の場合について図10で示される。
FIFOの不十分な値は、バーストの開始に続く最初のクロックサイクルの後に、FIFOの飽和を起こす。バーストに属するあるパケットを、希望するB−SFIFO回の除去に加えて除去することができる。(B−SFIFO).δ秒の信号の中断が、バーストのパケットを受信した終わりに起こる。
アプリケーションの双方向性のために、一般的に、信号の中断は、バーストの処理の終わりよりも、むしろ初めに起こる方が好ましい(図10よりも図9)。しかし、バーストの初めの除去の、欠点として、B−SFIFO≧CRδ(NPG≧1)のすぐ後に、代理パケットが局所的に作られることになる。有利な妥協が、以下の方法で、例5の手法を適用することで得られる:
−過度のバーストが検出された時、制御モジュール7は、
Figure 0004490082
を評価する。これは、パケットの数として、もし除去された部分が、検出されたバーストの初めにあれば、バーストの処理中に、FIFO・6状態が空であることが原因で失われるかも知れない、信号の量を表している;
−もし、NPG=0ならば、バーストの最初のB−SFIFO個のパケットが除去される。
−もし、NPG=1ならば、バーストの最初のCRδ個のパケットの一つが、最初の期間δの間に、代理信号に優先して実際に送信された信号を復元するために、保存される。保存されるパケットは、特に、最初のものであって良い(図9中の代理パケットTCの代わりに、パケットnを擁するようになる)。そして、次のB−SFIFO個のパケット(図9でn+1n+2とn+2)は、除去される。
−もし、NPG>1ならば、バーストの最初のB−SFIFO個のパケットからNPG個のパケットを保存する。一つの可能性は、バーストの最初のNPG個のパケットを保存し、B−SFIFO個のパケットを除去することである。他の可能性は、過度のバーストの除去の次のNPG回の各々の間に受信されたCRδ個のパケットの最初のものを保存することである。
この適用は、FIFO・6がバーストの処理中に空にならないように、一方で大量のパケットがあるような方法で、過度のバーストの除去された部分を扱う。
例7:[LFIFO<CRδ<Bで、最初のB−SFIFO個のパケットを部分的に除去する]
CRδ>LFIFOのとき、CRδ−LFIFO個のパケットを、バーストの始まりの次の最初のクロックサイクルからすぐに、除去することが必要であろう。次のサイクルにおいて、一つのパケットが、ジッターFIFOに与えられるCRδ個の新しいパケットから保存することができるが、このパケットとFIFO内に以前に保存したパケットとの間の信号内の中断を伴う。
最初のB−SFIFO個のパケットを除去する手法は、B=7かつCRδ=6かつSFIFO=4かつLFIFO=5の場合について、図11に示してある。この手法によって、B−SFIFO<CRδの場合に追加する代わりのパケットを生成しないことが可能となる。(B−SFIFO).δ秒の期間の信号内の中断は、バーストの始まりの時に起こる。
最初のCRδ個のパケットを受信した次のクロックの間、FIFOが飽和するかも知れないので、パケットを除去することができる。代わりのパケットを生成するシステムが高い性能を持つ場合、B−SFIFOの値は、CRδより大きくて良い。
例8:[LFIFO<CRδ<Bで、最後のB−SFIFO個のパケットを部分的に除去する]
除去すべきB−SFIFO個のパケットを、ここでは、バーストを初めて受信した次のクロックサイクル内に代わりのパケットを生成しなくても良いように、もっと簡単に選択することができる。
最後のB−SFIFO個のパケットを除去する手法が、B=7かつCRδ=6かつSFIFO=4かつLFIFO=5の場合について、図12に示してある。(B−SFIFO).δ秒の期間の信号内の中断は、一般的に起こるものであるが、バーストの最後にである。
例1から8の全体的除去或いは部分的除去の手法では、制御モジュール7によるフレームの内容を先験的に知る必要は無い。従って、これらの手法は、受信器に利用可能な計算能力が、信号処理アルゴリズムの複雑さを制限する時に、有利に使用可能である。
全体的に或いは部分的に除去を行うこれらの手法は、ジッターFIFO・6が音声復号器3の前か後に置かれた時に、似たやり方で適用することができる(図1)。音声復号器が無い時にも、適用可能である(図3)。
これらの手法のもののどれを選ぶかは、ジッターFIFOを備えた装置の品目の構成から生じる。また、ユーザーが表明した希望、および/またはネットワークの動作における変化に適用することもできる。
しかし、可能な時は、制御モジュール7が、保存することが望ましいバーストのそれらパケットを選択し、従って、信号をきっぱりと除去することによる不整を避けたり、その内容の作用としてパケットを除去したりするのが好ましい。
保存すべきパケットを選択することのできる一つの解決法は、VADを用いて雑音フレーム、あるいは少なくとも、他のものよりも雑音を含む確率が大きいフレームを優先的に除去することができることにある。除去された信号フレームの数は、SFIFOパケットより少ないあるいは同じだけの有用な多くの信号フレームを保存するために、選択される。もしこれ以外の場合なら、有用な信号フレームも、また除去されてしまう。
ある実施例では、ネットワーク内のバーストの集積に対応する空白の直前に発生した信号に対して、VADが実行される。もし、この信号が雑音(無音)を表すと知られていると、バーストの開始を除去するやり方が好ましい(例3あるいは5あるいは7)、というのは、おそらくバーストの最初に無音がいくぶん延びるからである。もし他方で、音声がバーストの直前に検出されると、バーストの終了を除去するやり方(例4あるいは6あるいは8)が、文の終わりを切り落とす危険性を減らすので好ましい。この実施例の利点は、VADが機能的に実行されるので、バーストのパケットが到着するや否や、すぐに検出を実行する必要は無いことである。
もし、信号符号化データが、無音/発声の状態に関する情報を含んでいると、VAD情報は、信号を必ずしも復号しなくても良いということで受信されたパケットから抽出することができる。しかし、これは、一般的な場合ではない。VAD情報へアクセスするには、利用可能な計算能力が、ジッターFIFOに書き込む前に受信したフレームを、少なくとも部分的に復号するのに十分であることが要求される。
部分的な除去の手法にとって、雑音期間までの最初のフレームを保存すること(最後のB−SFIFO個のパケットの除去に相当)、あるいは、雑音期間の後の最後の有用な信号フレームのいずれかを保存すること(最初のB−SFIFO個のパケットの除去に相当)は有利なことである。これらのやり方では、一方で、受信器に利用可能な計算能力が、期間δの間に受信したフレームの少なくともいくらかを復号することができ、他方では、利用可能なVAD機能と、文の開始と終了とを検出することを可能にするアルゴリズムを持つことが必要である。
また、保存したフレーム内で、雑音とみなされるフレームを識別し、保存するフレームのこの数をさらに減らすために、その雑音フレームを除去することが可能である。
例9:[LFIFO<CRδ<Bで、VAD基準を基に選択されたB−SFIFO個のパケットを除去する]
例として、図13は、B=7かつCRδ=6かつSFIFO=4かつLFIFO=5の場合について、音声復号器3の後にFIFO・6が置かれた特殊な場合に、その内容の作用として、パケットを部分的に除去する手法を提示している。この図において、(s)のシンボルの付いた、n+3およびn+4およびn+5の階層のパケットは、復号器3で実現されるVADアルゴリズムに従う有用な信号を含んでいない。除去されるパケットの数は、十分でないかも知れないので、FIFOが飽和するかも知れない。従って、もし必要ならば、有用な信号を含むものから、十分な数のパケットを除去する必要がある。
本発明を応用した装置の図である。 本発明を応用した装置の図である。 本発明を応用した装置の図である。 本発明を応用した装置の図である。 本発明による、過度のバーストの検出と評価の実現を示すフローチャートである。 本発明に合わせて使用することのできるパケットを除去するための様々な技術を示すタイムチャートである。 本発明に合わせて使用することのできるパケットを除去するための様々な技術を示すタイムチャートである。 本発明に合わせて使用することのできるパケットを除去するための様々な技術を示すタイムチャートである。 本発明に合わせて使用することのできるパケットを除去するための様々な技術を示すタイムチャートである。 本発明に合わせて使用することのできるパケットを除去するための様々な技術を示すタイムチャートである。 本発明に合わせて使用することのできるパケットを除去するための様々な技術を示すタイムチャートである。 本発明に合わせて使用することのできるパケットを除去するための様々な技術を示すタイムチャートである。 本発明に合わせて使用することのできるパケットを除去するための様々な技術を示すタイムチャートである。
符号の説明
1…ネットワークインターフェイス
2…IP/UDP/RTP逆パケット化
3…音声復号器
4…音声カード
6…FIFO
7…制御モジュール
8…ネットワークインターフェイス
9…音声復号器
10…LANインターネット
11…パケット受信
13…FIFOの正常な管理
18…過度のバーストの検出
21…過度のバースト処理

Claims (23)

  1. 復元しようとする信号ストリームの連続する時間セグメントの記述データを含んだ、受信済みディジタルデータパケットの処理方法において、
    受信したパケットから得た要素は、バッファメモリ(6)に記録され、バッファメモリに記録される要素は、先入れ先出しモードで送られ、
    バーストの大きさの条件を満たすパケットのバーストは、バーストの最初のパケットの受信に対して評価される受信遅延を基に先験的に検出され、また、バッファメモリの内容は、前記の大きさの条件を満たすバーストの検出を明らかにすることによって制御されることを特徴とする方法。
  2. バーストの大きさ(B)は、パケットが到着するとすぐに評価され、大きさの条件は、評価されたバーストの大きさが比較される閾値によって表されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記閾値は、アプリケーションの種類および/またはネットワークの種類とその動作とを考慮して選択されることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記バーストの大きさの評価は、パケットの到着の瞬間を含んだパラメータに基づくことを特徴とする請求項2あるいは3のいずれか一つに記載の方法。
  5. バーストの大きさの評価が基にしている前記パラメータは、さらに、パケット内に含まれるパラメータを備えることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. パケット内に含まれる前記パラメータは、RTPプロトコルのパケット内に含まれるシーケンス番号および/またはタイムスタンプを備えることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. バッファメモリ(6)の内容の制御には、検出したバーストの処理の最後に、バッファメモリの充填量のための目標値(SFIFO)を考慮することが含まれることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の方法。
  8. 前記目標値(SFIFO)は、大きさの条件を満たすバーストが検出されない段階でのバッファメモリ(6)の充填量の関数として、および/または、アプリケーションの関数として決定されることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. バッファメモリ(6)の内容の制御には、バッファメモリを組み込んだ装置の品目によるパケット受信能力(CRδ)を考慮することが含まれることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の方法。
  10. 前記パケット受信能力(CRδ)は、前記大きさの条件を満たすバーストの各検出に続く、所定の期間に渡って受信されたパケット数の最大値として推定されることを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. バッファメモリ(6)の内容の制御には、検出したバーストのパケットから得た要素の内の少なくともいくつかを、バッファメモリ内の前記要素の記録の前に除去することが含まれることを特徴とする請求項1から10のいずれか一つに記載の方法。
  12. 検出したバーストのパケットから得た全ての要素は、バッファメモリ(6)内に記録することなく、除去されることを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 検出したバーストのパケットから得た要素のわずかな部分は、バッファメモリ(6)内に記録することなく、除去されることを特徴とする請求項11記載の方法。
  14. 大きさの条件を満たすバーストの大きさ(B)は評価され、また、除去された部分は、評価されたバーストの大きさに対応する信号量と、検出されたバーストの最後におけるバッファメモリの充填量の目標値(SFIFO)に対応する信号量との間の差に実質的に対応する信号量を表すことを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 除去された部分は、検出されたバーストの最初に置かれることを特徴とする請求項13あるいは14のいずれか一つに記載の方法。
  16. 除去された部分は、検出されたバーストの最後に置かれることを特徴とする請求項13あるいは14のいずれか一つに記載の方法。
  17. 除去された部分は、復元しようとする信号の動作キューの関数として、検出されたバースト内に置かれるを特徴とする請求項13あるいは14のいずれか一つに記載の方法。
  18. 復元しようとする信号の動作キューは、パケットの内容を少なくとも部分的に復号した後に得られることを特徴とする請求項17のいずれか一つに記載の方法。
  19. 除去された部分は、バッファメモリ(6)が、バーストが処理されている間に空になることを防ぐように置かれることを特徴とする請求項13あるいは14のいずれか一つに記載の方法。
  20. もし、除去された部分が、検出されたバーストの最初に置かれていたならば、バーストが処理される間にバッファメモリ(6)が空の状態であるせいで失われた可能性のある信号量が評価され、評価された量がゼロでないときには、検出されたバーストの開始時に受信された少なくとも一つのパケットから得られ、かつ、評価された量に少なくとも等しい信号量を表している要素をバッファメモリ内に記録するようなやり方で、前記部分が、検出されたバースト内に置かれることを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. バッファメモリ(6)内に記録される要素は、受信したパケットから抽出される信号符号化データを含むことを特徴とする請求項1から20のいずれか一つに記載の方法。
  22. バッファメモリ(6)内に記録される要素は、受信したパケットの内容を復号して得られる、復元すべき信号ストリームの時間セグメントを備えることを特徴とする請求項1から20のいずれか一つに記載の方法。
  23. 復元すべき信号の連続的な時間セグメントを代表するディジタルデータパケットを受信するための装置であって、該装置は、受信したパケットから得た要素を受信するように先入れ先出しモードで構成されるバッファメモリ(6)と、請求項1から請求項22のいずれか一つによる方法に従って、バッファメモリの内容を制御するための手段とを備えることを特徴とする装置。

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