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JP4494982B2 - 折畳み扉装置における端部シール構造 - Google Patents
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JP4494982B2 - 折畳み扉装置における端部シール構造 - Google Patents

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本発明は、建物躯体に設けた扉枠の内側に配置された複数の折畳み扉を開閉自在に配置し、各折畳み扉の屋内側に形成された収納溝にシール用部材を回動自在に設け、閉扉時にはこのシール用部材を回動させてシール用部材で床面と折畳み扉とを連続させるようにした折畳み扉装置において、上記扉枠の縦枠とシール用部材の端部との間の気密を保持させるための、折畳み扉装置における端部シール構造に関するものである。
一般に、折畳み扉は2つの扉体を継手框を介して回動自在に連結し、一方の自由端を建物開口部のガイドレールに沿って移動可能とすることによって構成される。扉体には把手が設けられ、上記把手を屋外又は屋内側に押し引きすることで折畳み扉を開閉することができる。閉扉時には全ての扉体が面一状に並び、開扉時には扉体が折畳み状態となる。
ところで、最近は老人や幼児などが建物の開口部を通って屋外のデッキやバルコニーに出、又はデッキやバルコニーから屋内に入るときに、段差や仕切りをなくし、移動しやすくするバリアフリー構造が採用される傾向が強い。このため、サッシの下枠の上面と屋内側の床面と屋外側のデッキ面やバルコニーの床面とを略面一に連続するように設計される例が多くなってきている。
ところが、このようなバリアフリー構造は、引き戸サッシの例がほとんどで、建物開口部に折畳み扉を設けた開閉構造にはバリアフリー構造はなかった。
その理由は、折畳み扉と扉枠の下枠との間の気密、水密が困難だからである。すなわち、扉枠の下枠の上面と屋内側の床面と屋外側のデッキ面やバルコニーの床面とを略面一に連続させる構造では、屋外側からの風雨が屋内に入り込むのを防止するのが難しいのである。
従来の折畳み扉の下枠は屋内側が高く、屋外側が低くなるように段差をつけた構造となっており、このように屋外側が低い構造では、開扉時に扉体が下枠から離れることになんの問題もない。また、閉扉時には扉枠の屋内側の面を下枠の段差面に当接させることにより、屋内外の気密や水密は容易に確保することができる。
ところが、バリアフリー構造では、扉枠の下枠の上面は略水平状態となるように形成されるから、扉体と下枠との間には隙間が必然的に形成されるので、閉扉時に折畳み扉と下枠との間の気密、水密を保持することができない、という問題が発生するのである。
その改善策としては、特願2004−306750や特願2004−216660に示されるように、開扉時には扉枠の下枠周辺の床面はフラットになるが、閉扉時には上記下枠と床面とをシールするシール用部材が突出するような構造が考えられる。
特開2003−193756公報
しかしながら、シール用部材の気密材の端部と扉枠の縦枠の気密材とを連続させてシールする構成やシール用部材の端部と縦枠との気密が不十分であった。
本発明は上記問題点を解消し、特に折畳み扉装置と扉枠の縦枠と下枠とのコーナー部におけるシールを良好に確保することができる、折畳み扉装置における端部シール構造を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、扉枠と折畳み扉とを有し、上記扉枠の下枠上面を床面と略面一とし、上記扉枠の内側に折畳み扉を折畳み展開自在に収納し、上記下枠の屋内側に形成した収納溝の内部には、この収納溝の上方に回動して突出可能な複数のシール用部材を直列に収納し、上記折畳み扉に設けられたロック棒によって上記シール用部材を回動させて収納溝から突出させ、上記シール用部材を介して折畳み扉の下部と上記床面とをシールさせる折畳み扉装置を対象とする。
そして、このような折畳み扉装置において、上記扉枠の縦枠とシール用部材の端部との間にエンドブロックを固定し、このエンドブロックには、上記縦枠に設けられた気密材の下端部を受け入れる縦溝と、上記シール用部材に設けた気密材の端部に突合せられる気密材を嵌合する横溝とを形成し、上記縦溝の気密材の下端を横溝の気密材の上面に当接させたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、さらに、前記扉枠と折畳み扉とが、それぞれ金属部と合成樹脂部とから構成されていることを特徴とする
請求項3に係る発明は、前記エンドブロックの前記シール用部材側の端部には、前記シール用部材の端部を収納する凹部を形成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記エンドブロックの上面に、前記折畳み扉の落し棒の受け溝を形成することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、扉枠の縦枠とシール用部材の端部との間にエンドブロックを固定し、このエンドブロックには、扉枠の縦枠に設けられた気密材の下端部を受け入れる縦溝と、上記シール用部材に設けた気密材の端部に突合せられる気密材を嵌合する横溝とを形成し、上記縦溝の気密材の下端を横溝の気密材の上面に当接させる構成としたから、縦枠の気密材とシール用部材の気密材とがエンドブロックの気密材を介して連続することになり、折畳み扉装置の端部と縦枠との間の端部シールを良好に確保することができる。
請求項2に係る発明によれば、前記扉枠と折畳み扉とが、それぞれ金属部と合成樹脂部とから構成されているから、さらに屋内外の断熱を確保することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、エンドブロックの端部には、上記シール用部材の端部を収納する凹部を形成したので、シール用部材の端部はエンドブロックによって覆われることになるから、シール用部材の端部とエンドブロックとの間に直接の隙間は生じない。したがって、外気が直接に屋内側に進入してくることがなく、屋内外のシールを良好に確保することができる。
さらに、請求項4に係る発明によれば、前記エンドブロックは上部ブロックと下部ブロックとから構成され、上部ブロックの上面には前記折畳み扉の落し棒の受け溝を形成したので、下部ブロックに対して上部ブロックの位置を相対的に変えることにより上記落し棒を確実に受けることができる。
図1は折畳み扉装置を含むサッシの内観図、図2は図1のX−X線上の断面図、図3は図1のY−Y線上の断面図であり、建物躯体の扉枠1の内側には左右一対の折畳み扉2、3が配置されている。
扉枠1と折畳み扉2、3は、図2、図3等に示すように、それぞれ屋外側の金属部pと屋内側の合成樹脂部qとからなる複合サッシであり、図3および図4に示されるように、閉扉時には面状に展開し、また開扉時には屋外側に折り畳まれるように構成されている。
扉枠1は、上枠1a、下枠1b及び縦枠1cを方形に枠組みしてなり、図示しない建物躯体の扉開口部に固定されている。下枠1bの屋内側には室内の床面が、屋外側にはデッキやバルコニーの面がそれぞれほぼ面一に連続しているものとする。扉枠1の上枠1aと下枠1bにはその屋外側の長手方向に沿って折畳み扉用の案内溝5、6が形成されている。
各折畳み扉2、3は、互いに離れた吊り元側の固定框7と互いに突合せ可能な戸先框8との間に2枚の扉体9を継手框10を介して回動自在に連結してなるものである。扉体9の内側には二重ガラス11が装着されている。固定框7と戸先框8の上部にはローラ金具12が取り付けられ、ローラ金具12を上記上枠1aの案内溝5に転動自在に係合させることにより、固定框7と戸先框8のほか2枚の扉体9と継手框10が吊り下げられている。また、下部には、下枠1bの案内溝6に沿って回転する回転ローラ13が設けられている。
次に、上記下枠1bの案内溝6の屋内側に沿って収納溝14が形成され、この収納溝14の内部に、折畳み扉2、3に対応して2つのシール用部材15が回動自在に収納されている。2つのシール用部材15の長さは略収納溝14の長さと同じである。収納溝14の屋内側も合成樹脂部qによって覆われている。そして、合成樹脂部qの一部は延出され、下枠1bの屋内側の床面25に固定するためのアングル片27が形成されている。
下枠1bの案内溝6と収納溝14との間には中間溝17が形成され、図5に示されるように、両溝14、17の隔壁18の上端には円形の膨突部23が形成されている。
上記シール用部材15は図5に示されるように、上記隔壁18の上端に回動自在に支持されている。シール用部材15は金属製押出し型材によって略扇形に形成された中空のベース部16の基部外側に係合凹部19が、さらにその反対側に突縁部20が形成されている。ベース部16の外周側には樹脂製カバー21が取り付けられ、さらに上部には気密材22が取り付けられている。シール用部材15は全体として扇形に形成されている。
上記シール用部材15の係合凹部19は上記収納溝14の隔壁18上端膨突部23に係合され、この係合部の中心を回動軸として回動自在になっている。シール用部材15は、通常は収納溝14内に収納され、この状態では突縁部20の先端は中間溝17に略水平の状態で突出している。
図2および図5に示されるように、継手框10の内側には外部から操作可能なロック棒24が上下動可能に収納されている。このロック棒24の下部は、屋外側のロック部24aと屋内側の作動棒24bとの二股に分岐されている。ロック部24aは下枠1bの案内溝6の内部に挿入可能に配置され、作動棒24bは中間溝17に挿入可能に配置されている。
上記構成において、折畳み扉を折り畳んで開扉したときは、シール用部材15は収納溝14の内部に納まっており、その上側の側面部の一部と気密材22が屋内側に面している。折畳み扉9を展開して閉扉したときは、図6のように、各折畳み扉のロック棒24を下げて屋外側のロック部24aを下枠1bの案内溝6の内部に挿入させる。これにより、折畳み扉は折り畳むことができなくなる。同時に、作動棒24bも下がり、下枠1bの中間溝17に入り込んでシール用部材15の突縁部20に係合して押し下げるので、シール用部材15は回動して収納溝14の上方に突出し、気密材22が折畳み扉の下框9bの屋内側面に当接し、床面と折畳み扉とが連続し、シール用部材15が折畳み扉と屋内側の床面25との間の隙間を塞ぐことになるので、バリアフリー構造であっても、外部との気密や水密を確保することができる。
次に、上記折畳み扉装置において、上記扉枠の縦枠1cとシール用部材15の端部との間には合成樹脂製のエンドブロック26が固定されている。このエンドブロック26は、図5〜図9に示されるように、下部ブロック26aとその上にネジ止めされた上部ブロック26bとから構成されている。下部ブロック26aは図7(a)(b)に示されるように直方体状で、一方の(シール用部材15の端部に面する側の)端部には凹部28が形成されている。この凹部28は回動時のシール用部材15の先端円弧部の移動軌跡よりもやや大きく形成されている。凹部28の外縁29の内面は円弧状に形成されている。
また、下部ブロック26aの屋外側に面する側面には縦溝30と横溝31とが形成されている。縦溝30は上記縦枠1cに設けられた気密材32に対応する位置に配置され、上記気密材32の下端部を嵌合可能な大きさに形成され、横溝31は上記シール用部材15に設けた気密材22の端部に突合せられる位置に形成され、気密材33が嵌合されている。
上部ブロック26bは図8に示されるように、下部ブロック26aよりも小さく細長に形成され、上面には落し棒用受け溝34と長孔35とが形成されている。
上部ブロック26bは長孔35から挿通したネジ36で下部ブロック26aに固定されている。このように、長孔35を利用して取り付け位置を調整することができるようにしている理由は、上吊り方式では折り畳み扉2、3の荷重が上枠にかかり、経年により上枠1aの中央部がわずかながら垂れる可能性があり、これに応じて落し棒37も傾くので、このような場合に対応して落し棒37を受ける受け溝34の位置を変えることができるようにするためである。
上記エンドブロック26は、縦溝30に縦枠1cの気密材22を嵌合した状態で下枠1bの収納溝14に収納されて適宜手段により固定されている。これにより、縦溝30の気密材32の下端は横溝31の気密材33の上面に当接する。また、エンドブロック26の端部の凹部28にシール用部材15の端部が収納され、凹部28の外縁29によって覆われる。また、エンドブロック26の端部の凹部28にシール用部材15の端部15aが収納される。
次に、上記構成の端部シール構造の作動態様について説明すると、折畳み扉2、3の開扉時にはシールの必要がなく、シール用部材15は収納溝14内に収納されている。これに対し、閉扉時には折畳み扉2、3と扉枠1(床面25を含む)との間をシールする必要がある。まず、閉扉により扉枠1の縦枠1cとエンドブロック26の縦溝30の気密材32は折畳み扉の固定框7の屋内側面に当接し、またエンドブロック26の横溝31の気密材33は折畳み扉の下框34の屋内側面に当接する。そして、シール用部材15が上方に回動させると、折畳み扉2、3と床面25との間はシールされるが、さらに図8のように、シール用部材15の端部においてシール用部材15の気密材22とエンドブロック26の横溝31の気密材33とが突合せ状に連続する。これにより、折畳み扉の固定框7は扉枠の縦枠1cとエンドブロック26の縦溝30の気密材32に当接し、折畳み扉の下框39はシール用部材15とエンドブロック26の気密材22、33に当接する。
上述のように、扉枠の縦枠1cとシール用部材15の端部との間にエンドブロック26を固定し、このエンドブロック26には、上記扉枠の縦枠1cに設けられた気密材32の下端部を受け入れる縦溝30と、上記シール用部材15に設けた気密材22の端部に突合せ可能な気密材33を嵌合する横溝31とを形成し、上記縦溝30の気密材32の下端を横溝31の気密材33の上面に当接させる構成としたから、縦枠1cの気密材32とシール用部材15の気密材22とがエンドブロック26の気密材33を介して連続することになり、折畳み扉装置における端部と縦枠1cとの間のシールを良好に確保することができる。
また、エンドブロック26の端部の凹部28に上記シール用部材15の端部15aが収納され、この端部15aは凹部28の外縁29によって覆われるから、シール用部材15の端部15aとエンドブロック26との間に屋内外から直接に見える隙間は生じない。したがって、外気が直接に屋内側に進入してくることがなく、屋内外のシールを良好に確保することができる。
したがって、折畳み扉装置と扉枠の縦枠と下枠とのコーナー部における端部シールを良好に確保することができる。
なお、断熱性を高めたサッシとしては、上述の扉枠と折畳み扉の例のように、屋外側に面する部分をアルミニウム等の金属の押出型材から、屋内側に面する部分を合成樹脂から構成したもののほか、扉枠と折畳み扉とをそれぞれ金属の押出型材からなる室内部材と室外部材とを合成樹脂製の断熱部材を介して連結した構成のものも知られている。上記扉枠の下枠構造は後者の折畳み扉装置にも適用することができる。また、上記扉枠の下枠構造は断熱サッシだけでなく、アルミニウム等の金属のみからなる金属サッシにも適用できるのはもちろんである。
折畳み扉装置に係るサッシの内観図である。 図1のX−X線上の断面図である。 図1のX−X線上の断面図である。 折畳み扉が開いた状態の横断面図である。 扉枠の下枠の拡大断面図である。 シール用部材が回動時の拡大断面図である。 (a)(b)はそれぞれ下部ブロックの斜視図である。 エンドブロックとその近傍の部材との位置関係を示す正面図である。 折り畳み扉装置の端部の平面における拡大断面図である。
符号の説明
1c 縦枠
14 収納溝
15 シール用部材
26 エンドブロック
30 縦溝
31 横溝
22、32、33 気密材

Claims (4)

  1. 扉枠と折畳み扉とを有し、上記扉枠の下枠上面を床面と略面一とし、上記扉枠の内側に折畳み扉を折畳み展開自在に収納し、上記下枠の屋内側に形成した収納溝の内部には、この収納溝の上方に回動して突出可能な複数のシール用部材を直列に収納し、上記折畳み扉に設けられたロック棒によって上記シール用部材を回動させて収納溝から突出させ、上記シール用部材を介して折畳み扉の下部と上記床面とをシールさせる折畳み扉装置において、上記扉枠の縦枠とシール用部材の端部との間にエンドブロックを固定し、このエンドブロックには、上記縦枠に設けられた気密材の下端部を受け入れる縦溝と、上記シール用部材に設けた気密材の端部に突合可能な気密材を嵌合する横溝とを形成し、上記縦溝の気密材の下端を横溝の気密材の上面に当接させたことを特徴とする折畳み扉装置における端部シール構造。
  2. 前記扉枠と折畳み扉とが、それぞれ金属部と合成樹脂とから構成されていることを特徴とする、請求項1記載の折畳み扉装置における端部シール構造。
  3. 前記エンドブロックの前記シール用部材側の端部には、前記シール用部材の端部を収納する凹部を形成した、請求項1又は2に記載の折畳み扉装置における端部シール構造。
  4. 前記エンドブロックは上部ブロックと下部ブロックから構成され、上部ブロックの上面には前記折畳み扉の落し棒の受け溝を形成した、請求項1、2又は3に記載の折畳み装置における端部シール構造。
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