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JP4498314B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description

本発明は、コンピュータ回路を備えて構成される遊技機に関し、特に、不正遊技を有効に排除できる構造を有する遊技機に関する。
パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技盤に設けた図柄始動口と、複数個の表示図柄を所定時間変動させた後に停止させるといった一連の図柄変動態様を表示する図柄表示部と、開閉板が開閉される大入賞口などを備えて構成されている。そして、図柄始動口に設けられた検出スイッチが遊技球の通過を検出すると、遊技球の入賞状態となり、遊技球が賞球として払出された後、図柄表示部では表示図柄を所定時間変動させる。その後、7−7−7などの所定の態様で図柄が停止すると大当り状態となり、大入賞口が繰返し開放されて遊技者に有利な利益状態を発生させるようにしている。
大当り状態に突入するか否かは、例えば、図柄始動口を遊技球が通過した入賞時における乱数値に基づいて決定される。すなわち、遊技者の遊技動作に関連して所定の入賞状態が発生すると、これに起因する乱数値を用いた当否抽選によって遊技者に有利な利益状態を発生させるか否かを決定している。
そのため、不正遊技者が合鍵などを用いて遊技機を開放し、又は、枠体と扉体との間に隙間を作り、そこからピアノ線やセルロイド板などの異物を進入させ、図柄始動口やその他の入賞口に大量の遊技球を違法に入賞させようとする違法行為が懸念される。それは、大量の遊技球を違法入賞させることにより、大量の賞球が得られるだけでなく、図柄始動口に入賞させた場合には大当り状態の招来が確率的に近づくためである。
また、スロットマシンなどの回胴遊技機においては、遊技機本体内部に遊技状態に応じて遊技者に払い出すべき遊技メダルが大量にストックされている。そのため、不正遊技者が合鍵などを用いて遊技機を開放し、又は枠体と扉体との間に隙間を作り、そこからピアノ線やセルロイド板などの異物を進入させ、入賞によらず遊技機本体内部にストックされている大量の遊技メダルを不正に得ようとする違法行為が懸念される。
そこで、かかる違法行為を排除するため、従来の遊技機では、開閉扉GTに対応して、遊技機本体に機械的な開閉接点SWを設けていた(図8参照)。そして、開閉扉GTが開放されると、例えば、それまでON状態であった開閉接点SWがOFF状態に変化し、この変化を電子回路で検出するようにしていた。
しかしながら、従来の遊技機では、単なる開閉接点を使用しているので、例えば、開閉扉GTと遊技機本体との隙間に薄板を滑り込ませることで、開閉接点のON状態を維持したまま開閉扉GTを開放することも可能であり、そのため、違法遊技を防止できない可能性があった。
しかるに、このような違法遊技を有効に防止できる対策について、いまだ何も提案されてない。なお、コンパレータを使用した回路構成は、提案されているが(特許文献1)、ここに記載の技術は、上記した問題点には直接関連しない。
特開2003−325930号公報
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、開閉扉を不正開放する違法遊技を有効に排除できる遊技機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、遊技動作を実行する制御基板を有する本体部が、開閉扉によって閉鎖されるよう構成された遊技機であって、前記本体部に、メス型コネクタを配置する一方、前記開閉扉に、前記メス型コネクタに対面してオス型コネクタを配置して、前記開閉扉の閉鎖時に、オス型コネクタがメス型コネクタの中に突入して嵌合状態が実現されるよう構成され、前記メス型コネクタは、バネ弾性を有する導電金属による可動接点が複数連設されて構成され、前記オス型コネクタは、前記メス型コネクタの中に突入する嵌合時に、前記可動接点を屈曲変形させる固定接点が複数連設されて構成され、前記本体部において、前記メス型コネクタの第1可動接点に直流電圧を供給すると共に、第2可動接点とアースラインとの間に分圧抵抗(R2)を接続する一方、前記開閉扉において、前記第1可動接点を屈曲変形させる前記オス型コネクタの第1固定接点と、第2可動接点を屈曲変形させる前記オス型コネクタの第2固定接点との間に抵抗値0Ω以上の検出抵抗(R1)を接続し、前記本体部には、前記直流電圧と前記分圧抵抗(R2)と前記検出抵抗(R1)とで生成される検出電圧(SG)を、2つの基準比較電圧(E1,E2)と比較して、検出電圧(SG)がE1<SG<E2の範囲内か否かを二値的に示す検出信号を生成する検出回路が設けられ、前記開閉扉が前記本体部を閉鎖していない状態では、前記開閉扉に配置された前記検出抵抗(R1)が、前記本体部に配置された前記検出回路から離脱することで、前記検出信号が異常レベルに変化することを特徴とする。
本発明は、遊技者の動作に関連する所定の入賞状態が発生すると、これに起因する当否抽選によって遊技者に有利な利益状態を発生させるか否かを決定する遊技機に使用するのが効果的であり、特に、弾球遊技機に使用するのが好適である。
上記した本発明によれば、開閉扉を不正開放する違法遊技を有効に排除できる遊技機を実現できる。
以下、実施例に係る弾球遊技機に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施例のパチンコ機を示す正面図である。図示のパチンコ機は、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製外枠1と、外枠1に固着された第1ヒンジ2Aを介して開閉可能に枢着される前枠3とで構成されている。この前枠3には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、その前側には、ガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。
図2に示すように、ガラス扉6は、第2ヒンジ2Bを介して開閉可能に構成されている。そして、ガラス扉6における第2ヒンジ2Bの近接箇所にはオス型コネクタCNが設けられる一方、前枠3における第2ヒンジ2Bの近接箇所にはメス型コネクタCNが設けられている。図示の通り、ガラス扉6を開放した状態では、オス型コネクタCNとメス型コネクタCNが分離状態となるが、ガラス扉6を閉鎖状態にすると、オス型コネクタCNがメス型コネクタCNに嵌合されて両者が一体化される。なお、コネクタCN,CNは、共に第2ヒンジ2Bに近接して配置されているので、ガラス扉6を繰り返し開閉しても、両者の位置関係が大きくずれることはない。
図1に示すように、前面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠4の下部には、上皿8から溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射ハンドル10とが設けられている。発射ハンドル10は発射モータと連動しており、発射ハンドル10の回動角度に応じて動作する打撃槌によって遊技球が発射される。
上皿8の外周面には、チャンスボタン11が設けられている。このチャンスボタン11は、遊技者の左手で操作できる位置に設けられており、遊技者は、発射ハンドル10から右手を離すことなくチャンスボタン11を操作できる。このチャンスボタン11は、通常時には機能していないが、ゲーム状態がボタンチャンス状態となると内蔵ランプが点灯されて操作可能となる。なお、ボタンチャンス状態は、必要に応じて設けられるゲーム状態である。
上皿8の右部には、カード式球貸し機に対する球貸し操作用の操作パネル12が設けられ、カード残額を3桁の数字で表示する度数表示部と、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチとが設けられている。
上皿8の更に右部には、遊技機を開放するための鍵穴HOが設けられている。そして、鍵穴HOに鍵を挿入して時計方向に少し回転すると、開閉扉6が前枠3から開放されるよう構成されている(図2)。また、鍵穴HOに挿入した鍵を大きく回転すると、前枠3が外枠1から開放されるようになっている。なお、この前枠3の開放状態では、遊技盤5や各制御基板20〜26が前枠3と一体的に開放される。
図3に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール13が環状に設けられ、その内側の遊技領域5aの略中央には、液晶カラーディスプレイDISPが配置されている。また、遊技領域5aの適所には、図柄始動口15、大入賞口16、複数個の普通入賞口17(大入賞口16の左右に4つ)、2つの通過口であるゲート18が配設されている。これらの入賞口15〜18は、それぞれ内部に検出スイッチを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっている。
液晶ディスプレイDISPは、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。この液晶ディスプレイDISPは、中央部に特別図柄表示部Da〜Dcと右上部に普通図柄表示部19を有している。そして、特別図柄表示部Da〜Dcでは、大当り状態の招来を期待させるリーチ演出が実行され、特別図柄表示部Da〜Dc及びその周りでは、当否結果を不確定に報知する予告演出などが実行される。
普通図柄表示部19は普通図柄を表示するものであり、ゲート18を通過した遊技球が検出されると、表示される普通図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート18の通過時点において抽出された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。
図柄始動口15は、左右1対の開閉爪15aを備えた電動式チューリップで開閉されるよう例えば構成され、普通図柄表示部19の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合には、開閉爪15aが所定時間だけ開放されるようになっている。図柄始動口15に遊技球が入賞すると、特別図柄表示部Da〜Dcの表示図柄が所定時間だけ変動し、図柄始動口15への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止図柄で停止する。なお、特別図柄表示部Da〜Dc及びその周りでは、一連の図柄演出の間に、予告演出が実行される場合がある。
大入賞口16は、例えば前方に開放可能な開閉板16aで開閉制御されるが、特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動後の停止図柄が「777」などの大当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、開閉板16aが開放されるようになっている。大入賞口16の内部に入賞領域16bが設けられている。
大入賞口16の開閉板16aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すると開閉板16aが閉じる。このような動作は、最大で例えば15回まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。なお、特別図柄表示部Da〜Dcの変動後の停止図柄が特別図柄のうちの特定図柄であった場合には、特別遊技の終了後のゲームが高確率状態となるという特典が付与される。通常、この特定図柄による大当りを「確変大当り」と言う。
図4は、上記した各動作を実現するパチンコ機1の全体回路構成を示すブロック図である。図中の破線は、主に、直流電圧ラインを示している。
図示の通り、このパチンコ機1は、AC24Vを受けて各種の直流電圧(5V,12V,32V,BU)を出力すると共に電源投入時にシステムリセット信号SYSを出力する電源基板20と、遊技動作を中心的に制御する主制御基板21と、主制御基板21から受けた制御コマンドCMDに基づいてランプ演出及び音声演出を実行する演出制御基板22と、演出制御基板22から受けた信号を各部に伝送する演出インターフェイス基板23と、演出インターフェイス基板23から受けた制御コマンドCMD’に基づいて液晶ディスプレイDISPを駆動する液晶制御基板24と、主制御基板21から受けた制御コマンドCMD”に基づいて払出モータMを制御して遊技球を払い出す払出制御基板25と、遊技者の操作に応答して遊技球を発射させる発射制御基板26とを中心に構成されている。
ここで、主制御基板21、演出制御基板22、液晶制御基板24、及び払出制御基板25には、ワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路がそれぞれ搭載されている。そこで、主制御基板21、演出制御基板22、液晶制御基板24、及び払出制御基板25に搭載された回路及びその回路によって実現される動作を機能的に総称して、以下の説明では、主制御部21、演出制御部22、液晶制御部24、及び払出制御部25と言うことがある。また、演出制御部22、液晶制御部24、及び払出制御部25の全部又は一部がサブ制御部である。
図5は、電源基板20の内部構成を示すブロック図である。図示の通り、電源基板20は、AC24Vを脈流電圧(DC24V)に変換する3つの全波整流回路40〜42と、全波整流回路40,41の出力電圧を平滑化する平滑回路43a〜43dと、三端子レギュレータなどによる安定化電源回路44a〜44cと、電源遮断後も直流電圧5Vを維持するバックアップ電源回路45と、直流出力電圧(12V,5V)が異常に上昇すると全波整流回路40の出力を短絡させる強制遮断回路46と、専用ICを使用した電源リセット回路(不図示)などを備えて構成されている。
図4に示す通り、主制御基板21は、電源基板20から、DC12V、DC32V、及びバックアップ電源BU(=DC5V)の他に(図4参照)、電圧降下時に出力される電源異常信号ABNや、電源投入時に出力されるシステムリセット信号SYSを受けている。そして、主制御基板21では、受けたDC12VをDC5Vに降圧させて、基板内のコンピュータ回路の電源電圧としている。
また、主制御基板21は、コマンド中継基板29に接続されると共に、遊技盤中継基板27を経由して、遊技盤5の各遊技部品に接続されている。そして、遊技盤上の各入賞口16〜18に内蔵された検出スイッチのスイッチ信号を受ける一方、電動チューリップなどのソレノイド類を駆動している。なお、図柄始動口15からのスイッチ信号については、遊技盤中継基板27を経由することなく、直接、主制御部21が受けている。
払出制御部25は、電源基板20から、DC12V、AC24V、及びバックアップ電源BU(=DC5V)の他に(図4参照)、電圧降下時に出力される電源異常信号ABNや、電源投入時に出力されるシステムリセット信号SYSを受けている。そして、払出制御基板20でも、受けたDC12VをDC5Vに降圧させて、基板内のコンピュータ回路の電源電圧としている。このように、払出制御部25及び主制御部21では、その直流電源電圧5Vを電源基板20から直接受けないので、DC5Vの電源供給ラインを通して、他の制御基板25,23,22,24から高周波ノイズなどを受けるおそれが回避される。
この払出制御部25は、主制御部21から受けた制御コマンドCMD”に基づいて指定された賞球を払出す機能を果たしている。具体的には、払出モータM1を所定数回転させることで必要な賞球動作を実現している。そして、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や、払出動作の異常に係わるステイタス信号CONを主制御部21に送信している。なお、ステイタス信号CONには、例えば、補給切れ信号、払出不足エラー信号、下皿満杯信号が含まれる。
払出制御部25は、発射制御基板26に対して、交流電圧AC24Vと発射制御信号CTLを出力している。この発射制御信号CTLは、発射モータM2を動作させる条件となるものであり、発射制御信号CTLがLレベルであると遊技球の発射動作が禁止される。
また、払出制御部25は、ホールコンピュータに対して、賞球信号とドア信号DRとを出力している。ホールコンピュータとは、遊技ホールの全遊技機の一元管理をするコンピュータ機器であり、各遊技機から受けた賞球信号に基づいて、払出モータM1の賞球動作を管理している。一方、ドア信号DRは、ガラス扉6が開放されたことを示す信号であり、遊技球が遊技部材に詰るなどの異常に際して、係員がガラス扉6を開放したことを管理できるようにしている。
図6は、このドア信号DRを生成するため、オス型コネクタCNと、メス型コネクタCNとを示す平面図である。ドア信号DRは、図示のメス型コネクタCNとオス型コネクタCNの嵌合の有無によって生成されており、この実施例では、検出抵抗R1が接続されたオス型コネクタCNがガラス扉6の内側に配置され、払出制御部25にケーブル接続されたメス型コネクタCNが前枠3に配置されている(図2参照)。
図6(c)に示すように、実施例のメス型コネクタCNは、複数の可動接点が連設されて構成され、左右の可動接点群は、互いに1/2ピッチずれて配置されている。この構成に対応して、オス型コネクタCNは、左右の固定接点群が、可動接点群と接触するよう互いに1/2ピッチずれている。
この可動接点は、バネ弾性を有する導電金属で構成されている。そして、オス型コネクタCNが、メス型コネクタCNの中に突入して嵌合されると、可動接点が屈曲変形されて、両者が確実に接触するよう構成されている。このように、このドアコネクタCNでは、可動接点がバネ弾性を有するので、コネクタの着脱動作によっても接点の磨耗がなく、コネクタの繰り返し使用が可能となる(最小保証値でも10,000回以上)。
図7は、雌雄のコネクタCN,CNに関連する電子回路を図示したものである。図示の通り、オス型コネクタCNの2つの固定接点間に、検出抵抗R1が接続されている(図6(a)参照)。また、メス型コネクタCNの一方の可動接点には、払出制御部25から電源電圧Vccが供給され、他方の可動接点は、分圧抵抗R2を介して払出制御部25のアースラインに接続されている。
したがって、雌雄のコネクタCN,CNの嵌合状態では、分圧抵抗R2の両端電圧である検出電圧SGは、SG=R2/(R1+R2)×Vccとなる。一方、コネクタCNの非嵌合状態では、検出電圧SGがSG=0となる。
この検出電圧SGは、2つのコンパレータCOM1,COM2の反転端子(−)に供給されている。一方、各コンパレータの非反転端子(+)には比較基準電圧E1,E2が供給されている。ここで、比較基準電圧E1,E2は、E1<E2の関係であって近接した値(E2−E1=0.5〜1.0V程度)に設定されている。
このように、本実施例では、比較基準電圧がE1<E2の関係にあるため、SG<E1の場合には、コンパレータCOM1の出力Q1と、COM2の出力Q2とが共にHレベルとなる。また、E1<SG<E2の場合には、コンパレータCOM1の出力Q1がLレベル、COM2の出力Q2がHレベルとなる。更に、E2<SGの場合には、コンパレータCOM1の出力Q1と、COM2の出力Q2とが共にLレベルとなる。
図2に示す通り、ガラス扉6が開放されると、コネクタCNが非嵌合状態となるので、検出電圧SGは0となり、コンパレータCOM1の出力Q1と、COM2の出力Q2とが共にHレベルとなる。一方、ガラス扉6が閉鎖されると、コネクタCNが嵌合状態となるので、検出電圧SGはSG=R2/(R1+R2)×Vccとなる。そこで、この実施例では、E1<R2/(R1+R2)×Vcc<E2に設定することで、ガラス扉6の開閉を検知するようにしている。すなわち、ガラス扉6の閉鎖状態では、Q1=Lレベル、Q2=Hレベルであり、ガラス扉6の開放状態では、Q1=Hレベル、Q2=Hレベルであるから、Q1,Q2のレベルからガラス扉6の開閉状態を把握することが可能となる。
図7に示す通り、コンパレータCOM1の出力Q1は、NOTゲートを経由してANDゲートG1に接続され、COM2の出力Q2は、直接、ANDゲートG1に接続されている。そのため、ANDゲートの出力は、Q1=Lレベル、Q2=Hレベルの場合、つまり、ガラス扉6の閉鎖状態の場合だけHレベルとなり、それ以外はLレベルとなる。
ANDゲートG1の出力は、シンクドライバで論理反転されてドア信号DRとなるので、結局、ドア信号は、ガラス扉6の閉鎖状態の場合だけLレベルとなり、ガラス扉6の開放状態や、その他の異常状態ではHレベルとなる。したがって、ホールコンピュータでは、ドア信号DRの立上りタイミングだけを検出すれば良いことになる。そこで、この実施例では、ドア信号DRの立上りを検出して、その時刻を記録するようにしている。
例えば、不正遊技者が合鍵などを用いてガラス扉6を違法に開放させ、遊技球の違法な入賞を図ったとしても、ガラス扉6を開放した瞬間にドア信号DRが立上り、その時刻が記録されるので、即座に係員を急行させることが可能となる。
このように、本実施例では単なる接点スイッチではなく、検出抵抗R1を接続したコネクタCNを使用しているので、従来の遊技機のように、ドア信号DRを変化させないでガラス扉6を開放することは不可能となる。なお、ガラス扉6を開放した後、直ちにオス型コネクタの該当する固定接点の間に抵抗R1を接続したとしても、ドア信号が一瞬だけ立上るので不正行為を検出することができる。しかも、比較基準電圧E1,E2は、E2>E1の関係であって、近接した値に設定されているので、固定接点の間に抵抗R1とは異なる抵抗値を接続すると、ドア信号DRはHレベルのまま開放状態を報知し続ける。この点は、固定接点の間を短絡させても同様である。
なお、図7の実施例では、アンドゲートG1の出力をドア信号DRとしてホールコンピュータに送信しているが、このアンドゲートG1の出力に、コンパレータCOM2の出力Q2を加えた2ビットのドア信号DRを、ホールコンピュータに送信しても良い。例えば、このような場合、出力Q2=Lレベルの信号を受けたホールコンピュータでは、単なる扉の開放ではなく、それ以外の異常事態が発生したことを把握することができる。
以上、本発明の実施例を具体的に説明したが、具体的な記載内容は何ら本発明を限定するものではなく、各種の改変が可能である。例えば、実施例ではガラス扉6について説明したが、前枠3と外枠1との間に、同種の雌雄のコネクタCNを設けるのも効果的である。
なお、雌雄のコネクタの何れを扉に配置するかを含め、コネクタの配置位置は自由に設定可能である。すなわち、実施例では、雌雄のコネクタを開閉扉のヒンジに近接して設けたが、逆に、ヒンジから大きく離間させて距離Rの位置にコネクタを配置しけても良い。この場合には、開閉扉の開放角θが小さくても、コネクタ部分での移動量Rθが大きいので、雌雄のコネクタを互いに離間させることなく遊技機を僅かに開いて隙間を作るようなことはできない。その他、具体的に例示した回路構成や回路素子が、適宜に変更可能であるのは勿論である。例えば、実施例では検出抵抗R1を使用したが、これに代えて、オス型コネクタの該当接点を短絡して、R1=0としても良い。但し、この場合には、実施例の場合に比べセキュリティレベルが劣る。
また、開閉扉が開放されたことを検出した場合の処理としては、単に、ホールコンピュータに通知するだけでなく、これに加えて、例えば(1)ドア信号DR(検出信号)のレベル変化に対応して賞球の払出動作を直ちに禁止する、及び/又は、(2)音声、ランプ、液晶ディスプレイを利用して扉の開放状態を派手に報知する、などの措置を採るのが効果的である。このような実施態様を採る場合には、払出動作の再開は、ホール係員による解除ボタンの操作によって実行される。なお、解除ボタンは、例えば、払出制御基板に設けられる。
実施例に示すパチンコ機の斜視図である。 ガラス扉を開放した状態のパチンコ機を示す概略斜視図である。 図1のパチンコ機の遊技盤を詳細に図示した正面図である。 図1のパチンコ機の全体構成を示すブロック図である。 電源基板の内部回路の一部を図示したものである。 ドアコネクタの構成と作用を示す図面である。 ドアコネクタに関連する回路構成とその作用を説明する図面である。 従来の遊技機の不正対策を説明する図面である。
符号の説明
6 開閉扉
CN,CN コネクタ
R1 抵抗

Claims (5)

  1. 遊技動作を実行する制御基板を有する本体部が、開閉扉によって閉鎖されるよう構成された遊技機であって、
    前記本体部に、メス型コネクタを配置する一方、前記開閉扉に、前記メス型コネクタに対面してオス型コネクタを配置して、前記開閉扉の閉鎖時に、オス型コネクタがメス型コネクタの中に突入して嵌合状態が実現されるよう構成され、
    前記メス型コネクタは、バネ弾性を有する導電金属による可動接点が複数連設されて構成され、前記オス型コネクタは、前記メス型コネクタの中に突入する嵌合時に、前記可動接点を屈曲変形させる固定接点が複数連設されて構成され、
    前記本体部において、前記メス型コネクタの第1可動接点に直流電圧を供給すると共に、第2可動接点とアースラインとの間に分圧抵抗(R2)を接続する一方、
    前記開閉扉において、前記第1可動接点を屈曲変形させる前記オス型コネクタの第1固定接点と、第2可動接点を屈曲変形させる前記オス型コネクタの第2固定接点との間に抵抗値0Ω以上の検出抵抗(R1)を接続し、
    前記本体部には、前記直流電圧と前記分圧抵抗(R2)と前記検出抵抗(R1)とで生成される検出電圧(SG)を、2つの基準比較電圧(E1,E2)と比較して、検出電圧(SG)がE1<SG<E2の範囲内か否かを二値的に示す検出信号を生成する検出回路が設けられ、
    前記開閉扉が前記本体部を閉鎖していない状態では、前記開閉扉に配置された前記検出抵抗(R1)が、前記本体部に配置された前記検出回路から離脱することで、前記検出信号が異常レベルに変化するよう構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記比較基準電圧は、E2−E1=0.5〜1.0V設定されている請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記オス型とメス型のコネクタは、前記開閉扉のヒンジに近接して配置されている請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記本体部は、島構造体に装着された外枠に開閉可能に枢着され、複数の制御基板及び遊技盤と共に一体的に開閉可能に構成され、前記検出回路は、前記複数の制御基板のうち、払出モータを制御して遊技球を払い出す払出制御基板に配置され、
    前記検出信号、及び、前記払出モータの賞球動作を管理可能な賞球信号は、全遊技機の一元管理をするコンピュータ機器に伝送されている請求項1〜の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記検出信号のレベルが変化した時刻が、前記コンピュータ機器に記録されている請求項に記載の遊技機。
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