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JP4501571B2 - 空気調和機のフィルター装置及びフイルター装置の制御方法 - Google Patents
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空気調和機のフィルター装置及びフイルター装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、空気調和機のフィルター装置及びフィルター装置の制御方法に関するものである。
従来の一般的な空気調和機のフィルター装置は、空気調和機に内蔵された熱交換器の前面に配され、空気調和機本体内部に塵埃が侵入するのを防止するようにしており、それに付着した塵埃を手、ブラシや電気掃除機等で清掃できるように、空気調和機本体に着脱自在に取り付けられていた。
また、フィルター装置の清掃を容易にするために、 ベルト状のフィルターを張設した駆動軸及び従動軸と、前記駆動軸に連設されたサーボモータと、ブラシと、ファンとを備え、前記フィルターの連続使用時間が所定の時間に達すると、サーボモータを駆動させてベルト状のフィルターを移動させ、それに堆積した塵埃をブラシで除去し、除去された塵埃をファンで室外に排出するようにした空気調和装置もある(例えば、特許文献1参照)
特開平6−74521号公報(第2頁、図1)
しかしながら、上記従来の一般的な空気調和機のエアフィルター装置の構成では、空気調和機の使用頻度に応じて空気調和機よりエアフィルター装置を取り外し、ブラシ、水洗いもしくは電気掃除機などで付着した塵埃を掃除するという周期的なメンテナンスが必要であった。また、周期的なメンテナンスが成されなかった場合、エアフィルター装置に堆積した塵埃により吸込み空気の通気抵抗が増大し、空気調和機の性能が著しく低下し、しかも消費電力が増大するという課題があった。
また、ベルト状のエアフィルターを用いた空気調和装置においては、空気調和装置の吸込み口からの空気がエアフィルターの前側、後側で2回通過するため、この通風抵抗により空気調和機としての送風性能が低下したり、本体サイズが大型化するなどの課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、大型化することなく、塵埃除去のメンテナンスが容易で、空気調和機の性能を維持し、消費電力の増大を防止することができる空気調和機のフィルター装置及びフィルター装置の制御方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機のフィルター装置は、空気調和機本体の熱交換器と吸入口との間に配されるフィルター装置において、エアフィルターと、前記エアフィルターを支持するフィルター枠と、移動自在で前記エアフィルターに付着した塵埃を吸引する吸入ノズルと、前記吸入ノズルを前記エアフィルターの一端から他端へ移動させる駆動モータと、吸入側が前記吸入ノズルに連通し排気側に排気ダクトを接続した吸引排気装置とを備え、前記吸入ノズルの移動範囲の両端に、前記吸入ノズルのオーバーランを検出するオーバーラン検出手段を配したもので、前記吸入ノズルを一端から他端まで移動させることにより、エアフィルターの全面吸引清掃を自動的に行うことが可能になり、エアフィルターの通風抵抗を減らして、空気調和機の送風性能の維持、及び消費電力の増大防止を図ることができる。さらに、オーバーラン検出手段で、吸入ノズルが空気調和機の送風性能を妨害しないエアフィルターの端部に達した事を検出した時に、吸入
ノズルの移動を停止するようにすれば、吸入ノズルが通常の空気調和機の送風性能に何ら影響を与える事が無い。
また、本発明のフィルター装置の制御方法は、空気調和機本体の熱交換器と吸入口との間に配され、エアフィルターと、前記エアフィルターを支持するフィルター枠と、移動自在で前記エアフィルターに付着した塵埃を吸引する吸入ノズルと、前記吸入ノズルを前記エアフィルターの一端から他端へ移動させる駆動手段と、吸入側が前記吸入ノズルに連通し排気側に排気ダクトを接続した吸引排気装置とを備えたフィルター装置の制御方法において、前記吸入ノズルの移動範囲の両端に、前記吸入ノズルのオーバーランを検出するオーバーラン検出手段を配し、前記吸入ノズルの一端から他端への移動時間が所定の時間を越えた時に、前記駆動手段を停止するようにしたもので、吸入ノズルを一端から他端まで移動させることで、エアフィルターの全面吸引清掃を自動的に行うことが可能になり、空気調和機の送風性能の維持、及び消費電力の増大防止を図ることができる。さらに、オーバーラン検出手段で吸入ノズルが空気調和機の送風性能を妨害しないエアフィルターの端部に達した事を検出した時に、吸入ノズルの移動を停止するようにすれば、吸入ノズルが通常の空気調和機の送風性能に何ら影響を与える事が無い。さらに移動時間が所定時間を越えた場合、駆動モータあるいは、吸入ノズルの駆動系に何らかの異常が発生したと自己診断できると共に、駆動モータを停止させる事により移動関連部品の破損を防止することができる。
本発明の空気調和機のフィルター装置は、空気調和機の性能維持、及び消費電力の増大防止を図ることができる。また、吸入ノズル駆動系の自己診断を行い、フィルター装置の安全性を高めることができる。
第1の発明は、空気調和機本体の熱交換器と吸入口との間に配されるフィルター装置において、エアフィルターと、前記エアフィルターを支持するフィルター枠と、移動自在で前記エアフィルターに付着した塵埃を吸引する吸入ノズルと、前記吸入ノズルを前記エアフィルターの一端から他端へ移動させる駆動モータと、吸入側が前記吸入ノズルに連通し排気側に排気ダクトを接続した吸引排気装置とを備え、前記吸入ノズルの移動範囲の両端に、前記吸入ノズルのオーバーランを検出するオーバーラン検出手段を配したもので、前記吸入ノズルを一端から他端まで移動させる事により、エアフィルターの全面吸引清掃を自動的に行うことが可能になり、エアフィルターの通風抵抗を減らして、空気調和機の送風性能の維持、及び消費電力の増大防止を図ることができる。さらに、オーバーラン検出手段で、吸入ノズルが空気調和機の送風性能を妨害しないエアフィルターの端部に達した事を検出した時に、吸入ノズルの移動を停止するようにすれば、吸入ノズルが通常の空気調和機の送風性能に何ら影響を与える事が無い。
第2の発明は、特に、第1の発明の吸入ノズルの一端から他端への移動時間に制限を設けたもので、移動時間が制限値を越えた場合、駆動モータあるいは、吸入ノズルの駆動系に何らかの異常が発生したと自己診断することができ、必要な対処を行うことができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の駆動モータの回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段を設け、前記駆動モータの回転停止が検出された場合に、前記駆動モータを一時的に逆転駆動するもので、吸入ノズルに付設されたリード線や吸入ホースなどの部品が単にフィルター枠などに引っ掛かって駆動モータが停止している場合などに駆動モータを一時的に逆転駆動することで、吸入ノズルの移動障害を簡単に排除することができ、エアフィルターの清掃を継続することができるとともに、フィルター装置の信頼性を向上させることができる。
第4の発明は、特に、第3の発明の吸入ノズルの一方向への移動時に、駆動モータの逆転駆動が少なくとも2回発生した場合に前記駆動モータを停止させるもので、復旧不可能な駆動モータの異常や吸入ノズルの移動障害を自己診断できるとともに、駆動モータによりフィルター装置の構成部品に不要な応力が何度も加わりそれらが破壊したり、駆動モータ自身のロックによる異常温度上昇を防止することができる。
第5の発明は、特に、第1又は第2の発明の駆動モータの回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段を設け、前記駆動モータの回転停止あるいは、前記駆動モータの回転数が所定回転数以下の状態が所定時間を越えた場合に、前記駆動モータを停止させるもので、
駆動モータを含む吸入ノズル駆動系の異常兆候を予測し、事前に修繕を行うことで駆動モータによるフィルター装置の構成部品への不要な応力による前記部品の破壊や駆動モータ自身の異常温度上昇を防止することができる。
第6の発明は、空気調和機本体の熱交換器と吸入口との間に配され、エアフィルターと、前記エアフィルターを支持するフィルター枠と、移動自在で前記エアフィルターに付着した塵埃を吸引する吸入ノズルと、前記吸入ノズルを前記エアフィルターの一端から他端へ移動させる駆動手段と、吸入側が前記吸入ノズルに連通し排気側に排気ダクトを接続した吸引排気装置とを備えたフィルター装置の制御方法において、前記吸入ノズルの移動範囲の両端に、前記吸入ノズルのオーバーランを検出するオーバーラン検出手段を配し、前記吸入ノズルの一端から他端への移動時間が所定の時間を越えた時に、前記駆動手段を停止するようにしたもので、吸入ノズルを一端から他端まで移動させることで、エアフィルターの全面吸引清掃を自動的に行うことが可能になり、空気調和機の送風性能の維持、及び消費電力の増大防止を図ることができる。さらに、オーバーラン検出手段で、吸入ノズルが空気調和機の送風性能を妨害しないエアフィルターの端部に達した事を検出した時に、吸入ノズルの移動を停止するようにすれば、吸入ノズルが通常の空気調和機の送風性能に何ら影響を与える事が無い。さらに移動時間が所定の時間を越えた場合、駆動モータあるいは、吸入ノズルの駆動系に何らかの異常が発生したと自己診断できると共に、駆動モータを停止させる事により移動関連部品の破損を防止することができる。
第7の発明は、特に、第6の発明の駆動モータの回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段を設け、前記駆動モータの回転停止が検出された場合に、前記駆動モータを一時的に逆転駆動するもので、吸入ノズルに付設されたリード線や吸入ホースなどの部品が単にフィルター枠などに引っ掛かって駆動モータが停止している場合などに駆動モータを一時的に逆転駆動することで、吸入ノズルの移動障害を簡単に排除することができ、エアフィルターの清掃を継続することができるとともに、フィルター装置の信頼性を向上させることができる。
第8の発明は、特に、第7の発明の吸入ノズルの一方向への移動時に、駆動モータの逆転駆動が少なくとも2回発生した場合に前記駆動モータを停止させるもので、復旧不可能な駆動モータの異常や吸入ノズルの移動障害を自己診断できるとともに、駆動モータによりフィルター装置の構成部品に不要な応力が何度も加わりそれらが破壊したり、駆動モータ自身のロックによる異常温度上昇を防止することができる。
第9の発明は、特に、第6の発明の駆動モータの回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段を設け、前記駆動モータの回転停止あるいは、前記駆動モータの回転数が所定回転数以下の状態が所定時間を越えた場合に、前記駆動モータを停止させるもので、駆動モータを含む吸入ノズル駆動系の異常兆候を予測し、事前に修繕を行うことで駆動モータによるフィルター装置の構成部品への不要な応力による前記部品の破壊や駆動モータ自身の異常温度上昇を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の第1の実施の形態における空気調和機のフィルター装置について、図1〜4を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における空気調和機のフィルター装置の斜視図である。
図1において、フィルター装置1は、空気調和機本体(図示せず)の吸込口(図示せず)と内蔵された熱交換器(図示せず)との間に配されるもので、フィルター枠2と、エアフィルター5と、移動可能でエアフィルター5に付着した塵埃を吸引する吸入ノズル4と、一端が吸入ノズル4に接続された伸縮自在な吸引ホース3と、吸引ホース3の他端が連結された吸引排気装置6と、一端が吸引排気装置6の排気側に接続され他端が室外に解放された排気ダクト7と、吸引排気装置6等の運転を制御する制御装置16と、フィルター装置1の左右端部に設けられ吸入ノズル4の移動時のオーバーランを検出するオーバーラン検出手段15を備えている。9は、吸入ノズル4に接続された駆動用ワイヤー8を介して、吸入ノズル4を左右に移動させる駆動モータである。吸入ノズル4には、エアフィルター5の上流側の表面に対向して開口した吸入口4aが設けられている。
以上のように構成されたフィルター装置1の動作について説明する。
空気調和機本体の運転停止後に、吸引排気装置6が運転開始し、吸引ホース3に設置された吸入ノズル4の吸入口4aから空気を吸い込み始める。そして、エアフィルター5の片側端に位置していた吸入ノズル4が、駆動モータ9に連結された駆動用ワイヤー8によって矢印A方向に移動し、エアフィルター5に付着した塵埃が吸入ノズル4の吸入口4aから吸い取られ、吸引ホース3、吸引排気装置6、排気ダクト7を経て室外へ吐き出される。
この吸入ノズル4は、オーバーラン検出手段15によって、対向する片側端まで達したことが検知されるまで移動する。対向する片側端まで達した時に、制御装置16は、吸引排気装置6及び駆動モータ9を停止させ、エアフィルター5の全面清掃動作が完了する。
また、制御装置16によって、吸引排気装置6を再運転し、駆動モータ9を逆回転させれば、吸入ノズル4は、初期の位置に戻る方向に移動し、対向するオーバーラン検出手段15に達するまで、エアフィルター5の全面清掃を再度行う。エアフィルターの全面清掃は、往路あるいは、復路のみでも、往路・復路連続でも構わない。また、エアフィルター5の清掃は、空気調和機本体が停止中であれば、運転開始前後を問わない。
図2は、本実施の形態におけるフィルター装置の制御を示すブロックダイアグラムである。
制御装置16は、前述のように吸入ノズル4を移動させる駆動モータ9及び吸引排気装置6の駆動制御を行う。オーバーラン検出手段15は、リミットスイッチなどの接点スイッチでもフォトセンサなどの無接点スイッチでもよく、吸入ノズル4が左右端に到達した時に信号を制御装置16に出力する。また、本制御装置16は、吸入ノズル4の一端から他端までの移動時間を計時するためのタイマ13を備えている。
以上のように、本実施の形態によれば、吸入ノズル4の移動端の双方にオーバーラン検
出手段15を設けることにより、清掃のやり残しがないように、エアフィルター5の全面清掃を一端から他端、即ち右端から左端まで自動的に且つ確実に行うことが可能になる。また、オーバーラン検出手段15によって、吸入ノズル4が必要以上に移動するのを防止できるので、吸入ノズル4のオーバーランによりフィルター枠2に不要な力が加わることを防止でき、フィルター装置1の保護が図れる。
また、エアフィルター5の清掃終了時には、オーバーラン検出手段15が配置されており、空気調和機の送風性能を妨害しない場所17に吸入ノズル4を収納することができる。
図3は、吸入ノズル4の移動開始から対向する位置にあるオーバーラン検出手段15によって、吸入ノズル4の到達信号が得られるまでの移動時間のバラツキを示したものである。その時間の平均値を100%としている。吸入ノズル4の一方の端部から他方の端部までの移動時間は、おおよそ±20%程度に収まっており、このことから、吸入ノズル4が移動開始してから、所定時間、例えば、移動時間平均値の200%以上の時間が経過しても対向するオーバーラン検出手段15により吸入ノズル4の到達信号が得られない場合は、駆動モータ9あるいは、吸入ノズル4の駆動系に何らかの異常が発生したと自己診断することができる。
図4は、駆動モータ9の拘束時の温度上昇特性を示したものである。時間t0で、定められた絶縁レベルに相当する温度に到達する。温度上昇は、駆動モータ9のコイルの絶縁劣化のみでなく、内部のグリースの劣化や熱によって周辺部材の変形を引き起こす。駆動モータ9の種類によっては、発火・発煙する可能性もある。これらのことから、吸入ノズル4の移動開始から対向するオーバーラン検出手段15が吸入ノズル4の到達信号を発するまでの制限時間は、時間t0より十分小さく、かつ移動平均時間の最大値より十分大きな時間に設定するのが好ましい。
以上のように、本実施の形態におけるフィルター装置1によれば、エアフィルター5を着脱することなく、駆動モータ9と吸引排気装置6を動作させることにより、エアフィルター5の全表面に付着した塵埃が、移動する吸入ノズル4で吸引され、室外に排出されるので、メンテナンスが極めて容易で、空気調和機の性能を維持するとと共に、消費電力の増加を防ぐ事ができる。
また、本実施の形態では、エアフィルター5をベルト状に形成する必要が無いので、空気調和機が大型化する事も無い。
また、吸入ノズル4の移動時間に制限を設けることにより、駆動モータ9を含む吸入ノズル4の駆動系の異常の自己診断を行うことができ、異常と判断した時には、駆動モータ9を停止させ、駆動モータ9及びフィルター装置1の保護や安全性を確保し、また、対策を講ずることもできる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるフィルター装置の制御ブロックダイアグラムである。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、直接的、あるいは間接的に駆動モータ9の回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段18を備えたもので、検出手段としては、ホール素子を用いて駆動モータ9のロータの回転を計測する方法や駆動モータ9に流れる電流量を計測する方法などが掲げられる。
吸入ノズル4が移動中に停止する原因として、吸入ホース3のこじれ・ねじれ、リード線12のフィルター枠2や空気調和機の機構部品への引っ掛かり、ゴミの挟み込みなどが考えられる。これらの原因の中には、吸入ノズル4の移動方向と、逆方向に進行させることにより解消できるものもある。
図6は、エアフィルター5の清掃開始から終了までのタイミングチャートを示すもので、上から駆動モータ9の回転方向、駆動モータ回転検出手段の検出内容、吸引排気装置6の運転状態、オーバーラン検出手段15の検出状態を示している。
駆動モータ9が正転しながら吸入ノズル4を移動している時に、何らかの原因で吸入ノズル4が停止し、駆動モータ回転検出手段18が、駆動モータ9の停止を検出すると、駆動モータ9を一時的に逆転駆動させて、復帰させるようにする。これにより、吸入ノズル4が移動中に停止する原因が解消できれば、エアフィルター5の全面清掃は継続される。
以上のように、本実施の形態によれば、駆動モータ回転検出手段18を設けたことにより、駆動モータ9及び吸入ノズル4の移動系における異常の自己診断が可能となる。また、エアフィルター5の全面清掃中に、駆動モータ9が停止した場合、吸入ホース3のこじれ・ねじれやリード線12のフィルター枠2や空気調和機の機構部品への引っ掛かりやゴミ挟み込みを解消するように吸入ノズル4を一時的に逆方方向に移動させるなどの移動制御を行うことにより、フィルター装置1の信頼性を向上させることができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態におけるエアフィルター装置の清掃開始から自己診断・清掃中断までのタイミングチャートを示したものである。
図6と同様に、上から駆動モータ9の回転方向、駆動モータ回転検出手段18の検出状態、吸引排気装置6の運転状態、オーバーラン検出手段15の検出状態を示している。
吸入ノズル4が移動中に停止する要因である、吸入ホース3のこじれ・ねじれやリード線12のフィルター枠2や空気調和機の機構部品への引っ掛かりやゴミ挟み込みなどに対して、吸入ノズル4を移動方向と逆方向に進行させても解消できない場合もある。したがって、例えば、図7のように駆動モータ9を3回逆転させても駆動モータ9の停止状態が継続する場合には、駆動モータ9や吸入ノズル4の移動系に異常が発生したと判断し、この時点で、エアフィルター5の全面清掃を中止するようにする。この後、吸入ノズル4を、最初の移動方向と反対方向に、つまり元の位置まで移動させてもよい。これにより、空気調和機の吸入ノズル4による通風抵抗が最小限に抑えられる。また、上記制限と吸入ノズル4の移動時間制限とを組み合わせて制御しても良い。
以上のように、本実施の形態によれば、駆動モータ9の回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段18を設け、吸入ノズル4の右端から左端への移動、あるいは、左端から右端への移動において、前記駆動モータ9の逆転駆動が少なくとも2回以上発生した場合に駆動モータ9を停止することにより、構成部品の破損や、駆動モータ9の焼損を防止し、しかもエアフィルター5の不要な全面清掃動作を中断することできる。
(実施の形態4)
図8は、本発明の第4の実施の形態におけるエアフィルター装置の清掃開始から自己診断・清掃中断までのタイミングチャートを示したものである。
図6と同様に、上から駆動モータ9の回転方向、駆動モータ回転検出手段18の検出状
態、吸引排気装置6の運転状態、オーバーラン検出手段15の検出状態を示している。
本実施の形態は、吸入ノズル4の移動開始後、吸入ホース3のこじれ・ねじれやリード線12のフィルター枠2や空気調和機の機構部品への引っ掛かりやゴミ挟み込みなどにより、駆動モータ9の停止状態又は駆動モータ9の回転数が所定の値以下になった状態が所定時間t1経過したら駆動モータを停止するようにしたものである。また、駆動モータ9に流れる電流の大小によりモータ負荷が異常に大きくなったことを検知して、自己診断を行う方法もある。
以上のように、本実施の形態によれば、吸入ノズル4の移動を行なう駆動モータ9の回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段18を設け、駆動モータ9の回転停止あるいは、所定回転数以下の状態が所定時間発生した場合に、駆動モータ9を停止させることにより、エアフィルター5の不要な全面清掃動作を中断し、吸入ホース3、リード線12、フィルター枠2や空気調和機の機構部品の破壊を防止することができる。
本発明のフィルター装置は、搭載される空気調和機を大型化することなく、エアフィルターに付着した埃を自動で吸引、排出すると共に、安全性・信頼性の高い自己診断を行なうことができるもので、塵埃を捕集するエアフィルターを用いた各種送風装置、空気清浄機、換気装置などにも広く適用できる。
本発明の実施の形態1におけるフィルター装置の斜視図 同フィルター装置のブロックダイアグラムを示す図 同フィルター装置の吸入ノズルの移動時間のバラツキを示す説明図 同フィルター装置の駆動モータ拘束試験における温度上昇特性図 本発明の実施の形態2におけるフィルター装置のブロックダイアグラムを示す図 同フィルター装置の各部の動作のタイミングチャート 本発明の実施の形態3におけるフィルター装置の各部の動作のタイミングチャート 本発明の実施の形態4におけるフィルター装置の各部の動作のタイミングチャート
符号の説明
1 フィルター装置
2 フィルター枠
3 吸引ホース
4 吸入ノズル
4a 吸入口
5 エアフィルター
6 吸引排気装置
7 排気ダクト
9 駆動モータ
15 オーバーラン検出手段
16 制御装置
18 駆動モータ回転検出手段

Claims (8)

  1. 空気調和機本体の熱交換器と吸入口との間に配されるフィルター装置において、エアフィルターと、前記エアフィルターを支持するフィルター枠と、移動自在で前記エアフィルターに付着した塵埃を吸引する吸入ノズルと、前記吸入ノズルを前記エアフィルターの一端から他端へ移動させる駆動モータと、吸入側が前記吸入ノズルに連通し排気側に排気ダクトを接続した吸引排気装置とを備え、前記吸入ノズルの移動範囲の両端に、前記吸入ノズルのオーバーランを検出するオーバーラン検出手段を配し、吸入ノズルの一端から他端への移動時間に制限を設けたことを特徴とする空気調和機のフィルター装置。
  2. 駆動モータの回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段を設け、前記駆動モータの回転停止が検出された場合に、前記駆動モータを一時的に逆転駆動することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機のフィルター装置。
  3. 吸入ノズルの一方向への移動時に、駆動モータの逆転駆動が少なくとも2回発生した場合に前記駆動モータを停止させることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機のフィルター装置。
  4. 駆動モータの回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段を設け、前記駆動モータの回転停止あるいは、前記駆動モータの回転数が所定回転数以下の状態が所定時間を越えた場合に、前記駆動モータを停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルター装置。
  5. 空気調和機本体の熱交換器と吸入口との間に配され、エアフィルターと、前記エアフィルターを支持するフィルター枠と、移動自在で前記エアフィルターに付着した塵埃を吸引する吸入ノズルと、前記吸入ノズルを前記エアフィルターの一端から他端へ移動させる駆動モータと、吸入側が前記吸入ノズルに連通し排気側に排気ダクトを接続した吸引排気装置とを備えたフィルター装置の制御方法において、前記吸入ノズルの移動範囲の両端に、前記吸入ノズルのオーバーランを検出するオーバーラン検出手段を配し、前記吸入ノズルの一端から他端への移動時間が所定の時間を越えた時に、前記駆動手段を停止するようにしたフィルター装置の制御方法。
  6. 駆動モータの回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段を設け、前記駆動モータの回転停止が検出された場合に、前記駆動モータを一時的に逆転駆動することを特徴とする請求項5に記載のフィルター装置の制御方法。
  7. 吸入ノズルの一方向への移動時に、駆動モータの逆転駆動が少なくとも2回発生した場合に前記駆動モータを停止させることを特徴とする請求項6に記載のフィルター装置の制御方法。
  8. 駆動モータの回転状態を検出する駆動モータ回転検出手段を設け、前記駆動モータの回転停止あるいは、前記駆動モータの回転数が所定回転数以下の状態が所定時間を越えた場合に、前記駆動モータを停止させることを特徴とする請求項5に記載のフィルター装置の制御方法。
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