従来のランプ・ソケットの取り付け構造においては、例えばランプ側のステムピンとソケット側のステムピン挿入穴とが結合されることにより、光源ボックスに固定されたランプにソケットが取り付けられるようになっていた。しかし、このような構成では、例えばランプとソケットとの成す軸の垂直な下方向へ、ソケットの重さによる応力が作用してしまう。このことは、上記取り付け構造全体における構造的な安定性を低下させる他、例えば上記応力が作用してステムピンが曲がり、曲がったステムピンによって発生したステムの隙間からランプ内部のガスが外部に漏れてしまう可能性もある。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたもので、ランプ・ソケットの取り付け構造における構造的な安定性を確保することが可能な光源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光源装置は、軸上の一端側に内部に電極を収容する光透過性の容器を配置させ、軸上の他端側には外側に突出したステムピンを有するステムを配置させたフラッシュランプと、所定の間隔をもって且つステムピンが突出するようにステムの少なくとも一部を包囲し、所定の間隔が任意の接合部材によって埋められることによりステムに固定されたランプフランジと、ステムピンが結合される結合部を備え、フラッシュランプと同軸方向に延び、ソケットフランジが上記軸に対して結合部側の一端に取り付けられているトリガソケットと、ランプ挿入口を備えた筐体であって、ランプ挿入口を介して容器を収容する光学ボックスと、ランプフランジの少なくとも一部と、ソケットフランジとを包囲し、筒形状の形状であり、ランプフランジ側の一端が光学ボックスに結合され、ソケットフランジ側の他端に設けられてトリガソケットが挿通されるソケット挿通部はソケットフランジの外径よりも小さな内径を有する固定部材と、を備える。
このような本発明の光源装置によれば、ステムピンと結合部とが結合されていくことにより、フラッシュランプ或いはランプフランジに、トリガソケット或いはソケットフランジが密着していく。一方で、ランプフランジの少なくとも一部と、ソケットフランジとを包囲する筒形状の固定部材は、ソケットフランジ側の他端に、ソケットフランジの外径よりも小さい内径のソケット挿通部を有している。
このような構成から、トリガソケットと結合されたフラッシュランプが光学ボックスのランプ挿入口に配置され、固定部材のランプフランジ側の一端が光学ボックスに近づいて結合していくと、固定部材のソケットフランジ側の他端はソケットフランジをランプフランジに密着させていく。このようにして、固定部材のランプフランジ側の一端が光学ボックスにしっかりと結合されると、固定部材と光学ボックスとによって挟み込まれた各フランジ部を介して、フラッシュランプとトリガソケットとは互いに押し付けられた状態で光学ボックスにしっかりと固定される。
このように、フラッシュランプに固定されたランプフランジとトリガソケットに取り付けられたソケットフランジとが、固定部材と光学ボックスとの間に挟み込まれることにより、互いに当接された状態で光学ボックスにしっかりと固定された場合には、例えばトリガソケットの重さによる、フラッシュランプとトリガソケットとの成す軸の垂直な下方向への応力は、各フランジ部での固定部分に作用するために、ステムピンとソケットとの結合部における構造的な安定性を確保することができる。更に、上記場合には、例えば上記応力が作用してステムピンが曲がり、曲がったステムピンによって発生したステムの隙間から光透過性の容器内部のガスが外部に漏れることを防止することができる。
ところで、本発明においては、フラッシュランプとランプフランジとは所定の間隔をおいて固定されている。この所定の間隔は、例えば光透過性の容器内に収容された電極、つまり発光領域を光学ボックス内の最適な位置に配置させるために、適宜調整可能とするためのものである。すなわち、ランプフランジの枠内におけるフラッシュランプの配置位置は場合によって変動する。つまり、フラッシュランプの中心軸とランプフランジとの中心軸とが一致しない場合もある。
一方で、ソケットフランジ付きのトリガソケットは、上記したランプフランジ付のフラッシュランプに結合される。このとき、仮に、ランプフランジの外径とソケットフランジの外径とが同じであったとすると、上記変動にしたがって、例えばランプフランジの中心軸を中心とした場合のランプフランジ及びソケットフランジで構成される部分の最外郭面が、ときにはランプフランジの外面になったり、ときにはソケットフランジの外面になったりする。このことにより、フラッシュランプ・トリガソケットの取り付け構造の全体外形に対する安定性が失われやすい。
ここで、本発明においては、ソケットフランジはランプフランジよりも小さい外径を有する。このため、上記変動があった場合に、ソケットフランジの外面がランプフランジの外面よりはみ出ることを、ソケットフランジの外径が小さい分だけ、防止することができる。このことは、例えばランプフランジの外面が上記最外郭面であることを維持しやすくするなど、フラッシュランプ・トリガソケットの取り付け構造の全体外形に対する安定性を向上させる。その結果、例えば最外郭面であるランプフランジの外径に基づいて固定部材の大きさを決めて形成することができる。
また、ソケットフランジにおいて、ステムピンと結合部とが結合されるときのフラッシュランプ側の端面には、接合部材によって埋められる上記所定の間隔と対向する部分を含むように、窪み部が設けられる。
この発明によれば、窪み部は、ステムとランプフランジとの間に対応するように設けられる。一方、ステムとランプフランジとの間には接合部材が埋められる。このため、窪み部は、ステムとランプフランジとにおいてトリガソケットに接する端面よりはみ出た場合の接合部材を納めることができる。したがって、はみ出た接合部材が例えばランプフランジとソケットフランジとの間に挟まれ、フラッシュランプとトリガソケットとが光学ボックスにしっかりと固定されなくなることを回避することができる。
また、ランプフランジは、所定の間隔をもって容器の一部を包囲するとともに上記軸に沿って延びた壁形状の壁状部を備え、ランプ挿入口は、筒形状の形状であり、光学ボックスは、ランプ挿入口の内壁に壁状部の外面が当接されることによって、容器を収容する。
この発明によれば、容器はその一部が壁状部によって包囲される。このため、壁状部は、該壁状部の外側からの衝撃が容器に直接に伝わらないように、該容器の保護部材としての役割を果たすことができる。
また、この発明においては、壁状部は容器の一部を包囲するとともに容器の軸に沿って延びた壁形状に形成されており、ランプ挿入口の内壁に壁状部の外面が当接されることによって、容器は光学ボックスに挿入され収容される構造となっている。このため、例えばユーザが、容器を挿入端にして、フラッシュランプを光学ボックスのランプ挿入口に挿入する際に、壁状部は、容器の上記ランプ挿入口に対するガイド部材或いは保護部材としての役割を果たすことができる。このことにより、例えば、ユーザは容器を上記ランプ挿入口等に直接に接触させることなく安全に挿入することができる。
また、壁状部において、上記軸に沿って延びたときの先端には、切欠部が設けられており、ランプ挿入口の内壁には、切欠部に挿入されることの可能な突起部が設けられている。
この場合には、例えば、ユーザがフラッシュランプを光学ボックスのランプ挿入口に挿入する際に、切欠部と突起部とを嵌め合わせるようにして挿入する。ここで、切欠部と突起部とは、例えばフラッシュランプが光学ボックス内の最適な位置に配置されるように、予め位置調整して形成されることができる。この場合に、ユーザは、予め調整した最適な位置に、容易に、フラッシュランプを配置させることができる。
本発明によれば、フラッシュランプ・トリガソケットの取り付け構造の安定性を確保することができる。
以下、添付図面を参照して本発明にかかる光源装置の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は、本発明のフラッシュ光源装置1の外面構成を示す斜視図である。フラッシュ光源装置1のハウジング2は、図1に示すように、上部ハウジング3と下部ハウジング4との2つの部分からなる。上部ハウジング3は、その一面に光出射口7を有する。以下、光出射口7の位置する光出射面をハウジング2の前面という。このことに対応付けて、上部ハウジング3は、前面3a、背面3b、左側面3c、右側面3d、上面3eからなる。また、下部ハウジング4は、前面4a、背面4b、左側面4c、右側面4d、底面4eからなる。ただし、これらの各面の前後左右等の名称は説明のため便宜的に付したものであって、フラッシュ光源装置1における前後方向など、実際の装置構成や機能に必ずしもよるものではない。
フラッシュ光源装置1は、上部ハウジング3及びその内部に設置された各要素から構成されて、光を出射させる光源部5と、下部ハウジング4及びその内部に設置された各要素から構成されて、装置を動作させる駆動部6と、を備えている。
光源部5においては、上部ハウジング3の内部に、後述するキセノンフラッシュランプ(以下、「XeFランプ」という。)、トリガソケット、反射ミラー等が配置されており、フラッシュ光源装置1の光学系が構成されている。上部ハウジング3の前面3aには、生成された光を外部に出射するための略円形の開口部分である光出射口7が設置されている。図1においては、光出射口7にはファイバ差込口7aが取り付けられており、このファイバ差込口7aにライトガイドとしてファイバ7bが接続されている。これによって、フラッシュ光源装置1から外部への光の出射が行われる。また、上部ハウジング3の背面3b側には、蓋部9が設けられている。この蓋部9は、上部ハウジング3の内部に配置された装置各部の交換やメンテナンス時に、上部ハウジング3の内部を開放するためのものである。
一方、駆動部6においては、下部ハウジング4の内部に、光源部5の装置各部を駆動制御する駆動装置が格納されており、フラッシュ光源装置1の駆動系が構成されている。下部ハウジング4の前面4aには、ユーザが駆動装置等に対して動作のON/OFFや動作状態を指示するための操作パネル8が設置されている。また、下部ハウジング4の左側面4c及び右側面4dには、ハウジング2内の装置各部を冷却するための外気取込口10が設けられている。
引き続いて、フラッシュ光源装置1の内部構成全般について、図2を参照しながら説明する。図2は、フラッシュ光源装置1の内部構成について、上部ハウジング3の右側面3d及び光学ボックス11の一部等を外した状態の右側面図である。
図2を参照すると、上部ハウジング3の内部には、装置前方に、前面11a、背面11b、左側面、右側面、上面及び底面からなる光学ボックス11が配置されている。光学ボックス11の前面11aには、上部ハウジング3の前面3aに設けられた光出射口7に向けて光を通過させるための略円形状の出射開口部11cが設けられている。出射開口部11c及び光出射口7は、いずれも光出射の光軸(一点鎖線で表示)を中心として形成されている。
光学ボックス11の内部には、生成した光を放射するためのXeFランプ12と反射ミラー13とが配置されている。XeFランプ12は、後述する光透過性の容器側を光学ボックス11の背面11bに設けられたランプ挿入口11dを通して光学ボックス11内に配置されることができる。XeFランプ12は、出射開口部11c及び光出射口7に接続されたファイバ7bに最大光量が得られるように最適に位置調整されて、光学ボックス11内に配置される。XeFランプ12、光学ボックス11等の形状、及び配置方法等については、後述する。
反射ミラー13としては、例えば楕円集光ミラーなどの所定形状を有するとともに、その内面に反射面が形成されたミラーが用いられる。XeFランプ12から放射された光は反射ミラー13によって反射・集光され、出射開口部11cを介して光出射口7に入射される。光出射口7を経た光は、ファイバ差込口7aに接続されたファイバ7bに入射されて、外部に出射される。なお、図示はしないが、XeFランプ12と出射開口部11cとの間にシャッターを設け、このシャッターによって光の出射のON/OFFが切り換えられるようにしてもよい。また、光軸上には、シャッターに加えて、光量絞りや光透過フィルタなどの要素を必要に応じて更に設置しても良い。
光学ボックス11は、上部ハウジング3から所定の間隔をあけて設置されており、その間隔による空間は、空気流によって装置内部の各部を冷却するための通気路として用いられる。
XeFランプ12と同軸方向に延びる例えば円筒状のトリガソケット14は、一端が、XeFランプ12の放射反対側の端部に着脱自在に結合されることにより、駆動部6からの電力をXeFランプ12に供給することができる。また、トリガソケット14は、ケーブル14a、ソケット側コネクタ15、駆動部側コネクタ16を介して、駆動部6と電気的に接続されている。トリガソケット14の具体的な形状については、後述する。
フラッシュ光源装置1の内部は、仕切り板17により、光源部5と駆動部6とに分離されている。図示はしないが、仕切り板17の下部の駆動部6に設置されている駆動装置は、電源部、駆動回路、制御用コンピュータなどを有して構成されている。下部ハウジング4の背面4bには電源供給部18が設置されており、駆動装置はこの電源供給部18を通じて外部から電源を供給される。
仕切り板17上には、駆動部側コネクタ16が設けられている。駆動部6からの電源や制御信号を光源部5内の装置各部に伝えるための駆動部側コネクタ16は、ソケット側コネクタ15と着脱自在に、仕切り板17上に取り付けられている。また、仕切り板17上には通気孔(図示せず)が設けられており、外気取込口10から下部ハウジング4内部に取込まれた外気が上部ハウジング3内に流入されるための通気路として用いられる。
引き続いて、XeFランプ12、トリガソケット14、及びそれらの取り付け構造について、図3〜7を参照しながら詳細に説明する。図3は、XeFランプ12を示す斜視図である。図4は、図3の長手方向に沿った概略断面図である。
図3〜4に示されるように、XeFランプ12には、一点鎖線で表示された軸上の一端側に光透過性の容器19が配置され、上記軸上の他端側には外側に突出したステムピン20,21,22,23等を有するステム24が配置されている。容器19は、全面を投光窓部19aとして形成させたガラス製のものである。ステム24は、容器19の開口側を塞ぐようにして固定されることにより、容器19を密封状態とする。
容器19内には、陽極23aと陰極20aとが縦に並べた状態で設置され、これら電極23a,20aは、ステムピン23,20をそれぞれ介してステム24に固定されている。本実施形態においては、陽極23aの尖端と陰極20aの尖端とは、光軸上で対向している。また、容器19内には、陽極23aと陰極20aとの間にその尖端が臨むように、2本のトリガープローブ電極21a,22aが配置され、これらトリガープローブ電極21a,22aは、ステムピン21,22をそれぞれ介してステム24に固定されている。また、密封された容器19内は高圧に保たれ、その内部には例えばキセノンガスが排気管25を通じて封入されている。
ステム24の周囲にはランプフランジ26が配置されている。ランプフランジ26は、所定の間隔をもって、且つステムピン20,21,22,23及び排気管25が突出するように、ステム24の少なくとも一部を包囲している。また、ランプフランジ26は、上記所定の間隔が任意の接着部材27(接合部材)によって埋められることにより、ステム24に固定されている。この接着部材27としては、例えば熱硬化型の無機接着剤等を用いることができる。なお、接着部材27以外の接合部材を用いても良く、接着部材27に加えて、ステム24への固定の補助として、ランプフランジ26の外周からステム24に向けてネジ止めしても良い。
ステム24を包囲しており、接着部材27によってステム24に固定されている部分をランプフランジ26の本体部26aという。一方、ランプフランジ26の本体部26aからは、上記軸に沿って、壁状部26bが延びている。この壁状部26bは、所定の間隔をもって容器19の一部を包囲しているため、外側からの衝撃がガラス製の容器19に直接に伝わらないように、容器19の保護部材としての役割を果たすことができる。
更に、ランプフランジ26の外周面上には、上記軸と交差する面内で突出した位置決め部26cが設けられている。本実施形態において、位置決め部26cは、上記軸と直交する方向へ突出している。位置決め部26cは、後述するように、XeFランプ12が光学ボックス11に挿入される際の位置を決めるものである。このような本体部26a、壁状部26b及び位置決め部26cは一体化されており、ランプフランジ26を構成する。
また、本実施形態においては、容器19の上記軸に対するステム24側に、同軸に対して光出射側の外径より大きい外径の大径部19bが設けられている。この構成により、大径部19b側に配置されるステム24をより大きく形成することができる。このことによって、ステム24に形成されるステムピン同士の間隔をより広く確保することができ、ステムピン20,21,22,23それぞれの耐電圧性を向上させることができる。
また、容器19の光出射側は、ステム24側より小さい外径を有する。このため、例えば容器19の光出射側を挿入端にして上記挿入を行う際に、ユーザは、光出射側と光学ボックス11のランプ挿入口32との間の空間をより広く確保することができる。したがって、ユーザは容器19をランプ挿入口32に直接に接触させずに挿入することができ、挿入時の作業安全性が向上される。
一方で、ランプフランジ26は、大径部19bとステム24とが接する部分を含んで、大径部19bの少なくとも一部を包囲している。このような構成により、ランプフランジ26は、外側からの衝撃が、外部との接触可能性の高い大径部19b、及び上記接する部分に直接に伝わらないように、大径部19b及び該部分の保護部材としての役割を果たすことができる。
また、ステム24は、上記軸に対するステムピン20〜23側の端部において、接着部材27と接する部分に、フランジ部28を備えている。一方、ランプフランジ26は、その内壁において、接着部材27と接する部分に、段差部26dを備えている。このように、フランジ部28及び段差部26dを接着部材27と接する部分に設けることにより、ステム24と接着部材27との間の接触面積、及びランプフランジ26と接着部材27との間の接触面積が大きくなる。このことにより、ステム24とランプフランジ26とをより確実に固定させることができる他、ステム24での熱の伝導性を向上させることができる。
図5は、トリガソケット14等を示す斜視図である。図5に示すように、XeFランプ12と同軸方向に延びるトリガソケット14は、同軸に対して一端側に、挿入部29(結合部)を備えている。挿入部29は、ステムピン20〜23及び排気管25が挿入されるように、ステムピン20〜23等の配置位置と対応する位置に、挿入穴29aを有する。ステムピン20〜23等が挿入穴29aに挿入されることにより、XeFランプ12にトリガソケット14が着脱自在に取り付けられる。
トリガソケット14には、ランプフランジ26よりも小さい外径を有するソケットフランジ30が取り付けられている。このソケットフランジ30は、上記軸に対して挿入部29側の一端に設けられている。ソケットフランジ30において、ステムピン20〜23等が挿入穴29aに挿入されるときのXeFランプ12側の端面には、上記接着部材27によって埋められる部分と対向する部分を含むように、窪み部31が設けられている。このため、窪み部31は、接着部材27が、ステム24とランプフランジ26とにおいてトリガソケット14に接する端面よりはみ出た場合に、そのはみ出た接着部材27を納めることができる。したがって、はみ出た接着部材27が例えばランプフランジ26とソケットフランジ30との間に挟まれ、ランプフランジ26とソケットフランジ30とがしっかりと当接できなくなったり、接着部材27がソケットフランジ30と当接する等によって脱落物が発生することを回避することができる。
図6は、XeFランプ12にトリガソケット14が結合された状態で、光学ボックス11に固定された様子を示す図である。なお、図6は、図2においてXeFランプ12等を示す部分に対する詳細図ともいえる。
図6に示すように、光学ボックス11には筒形状のランプ挿入口32が設けられている。このランプ挿入口32の内壁32aに、ランプフランジ26の壁状部26bの外面26eが当接されることによって、容器19が光学ボックス11に収容される。一方で、上述したように、壁状部26bは容器19の一部を包囲するとともに、容器19の軸に沿って延びる壁形状に形成されている。
このような構成から、例えば、ユーザが、容器19を挿入端にして、XeFランプ12を光学ボックス11のランプ挿入口32に挿入する際に、壁状部26bは、容器19のランプ挿入口32及び反射ミラー13に対するガイド部材或いは保護部材としての役割を果たすことができる。このことにより、例えば、ユーザはガラス製の強度の弱い容器19をランプ挿入口32及び反射ミラー13等に直接に接触させることなく安全に挿入することができる。
また、ランプフランジ26には、上述したように、XeFランプ12の管軸と直交する方向へ突出した位置決め部26cが設けられている。位置決め部26cは、例えば容器19が壁状部26bにガイドされながら上記ランプ挿入口32に挿入されていく際に、ランプ挿入口32の端部32bと当接することにより、容器19の進行に対するストッパーとしての役割を果たすことができる。このことにより、XeFランプ12は、光学ボックス11に挿入され過ぎることなく、光学ボックス11内の所定の位置にセットされることができる。この場合、位置決め部26cは、例えばXeFランプ12が光学ボックス11内の最適な位置に配置されるように、予め位置調整して形成されることができる。そして、ユーザは、予め調整した最適な位置に、容易に、XeFランプ12を配置させることができる。
また、壁状部26bにおいて、上記軸に沿って延びたときの先端には、切欠部33が設けられている。一方、ランプ挿入口32の内壁32aには、切欠部33に挿入されることの可能な突起部34が設けられている。このような構成から、例えばユーザがXeFランプ12を光学ボックス11のランプ挿入口32に挿入する際には、切欠部33と突起部34とを嵌め合わせるようにして挿入する。ここで、切欠部33と突起部34とは、例えばXeFランプ12が光学ボックス11内の最適な位置に配置されるように、予め位置調整して形成されることができる。この場合に、ユーザは、予め調整した最適な位置に、容易に、XeFランプ12を配置させることができる。
固定部材35は、ランプ挿入口32と共同して、ランプフランジ26とソケットフランジ30とを間に挟み込むことによってしっかりと当接させ密着させるとともに、XeFランプ12とトリガソケット14とを光学ボックス11に固定させるためのものである。図6に示すように、固定部材35は、ランプフランジ26の少なくとも一部と、ソケットフランジ30とを包囲するとともに、筒形状の形状を有している。また、固定部材35のランプフランジ26側の内壁35a、及び該内壁と接するランプ挿入口32の外面32cには、雌ネジ及びそれに係合する雄ネジが設けられている。このため、ユーザは、固定部材35を回すことにより、固定部材35のランプフランジ26側の一端と光学ボックス11とをしっかりと螺合させることができる。また、固定部材35のソケットフランジ30側の他端には、トリガソケット14が挿通されるようにソケット挿通部36が設けられている。このソケット挿通部36の内径は、トリガソケット14の外径よりは大きいが、ソケットフランジ30の外径よりは小さくなるよう、ソケット挿通部36の中心軸方向に向かって延びる縁部35bが設けられている。
このような構成から、トリガソケット14に結合されたXeFランプ12がランプ挿入口32内に配置され、固定部材35のランプフランジ26側の一端がランプ挿入口32に螺合していくと、固定部材35のソケットフランジ30側の他端はソケットフランジ30をランプフランジ26に密着させていく。このようにして、固定部材35のランプフランジ26側の一端がランプ挿入口32にしっかりと螺合されると、XeFランプ12とトリガソケット14とは、ランプフランジ26とソケットフランジ30とを介して互いに押し付けられた状態で光学ボックス11にしっかりと固定される。
このように、XeFランプ12に固定されたランプフランジ26とトリガソケット14に取り付けられたソケットフランジ30とが、固定部材35と光学ボックス11との間に挟み込まれることにより、互いに当接された状態で光学ボックス11にしっかりと固定された場合には、例えばトリガソケット14の重さによる、XeFランプ12とトリガソケット14との成す軸の垂直な下方向への応力は、ランプフランジ26とソケットフランジ30との当接部に作用するために、XeFランプ12・トリガソケット14の取り付け構造における構造的な安定性を確保することができる。更に、上記場合には、例えば上記応力が作用してステムピン20〜23が曲がり、曲がったステムピン20〜23によって発生したステム24の隙間から容器19内部のガスが外部に漏れることを防止することができる。
ところで、例えば前述した図4に示したように、XeFランプ12とランプフランジ26とは所定の間隔をおいて接着されている。この所定の間隔は、例えば容器19内に収容された電極20a,21a,22a,23a、つまり発光領域を光学ボックス11内の最適な位置に配置させるために、適宜調整可能とするためのものである。すなわち、ランプフランジ26の枠内におけるXeFランプ12の配置位置は場合によって変動する。つまり、XeFランプ12の中心軸とランプフランジ26との中心軸とが一致しない場合もある。
一方で、ソケットフランジ30付きのトリガソケット14は、上記したランプフランジ26付のXeFランプ12に結合される。このとき、仮に、ランプフランジ26の外径とソケットフランジ30の外径とが同じであったとすると、上記変動にしたがって、例えばランプフランジ26の中心軸を中心とした場合のランプフランジ26及びソケットフランジ30で構成される部分の最外郭面が、ときにはランプフランジ26の外面になったり、ときにはソケットフランジ30の外面になったりする。このことにより、XeFランプ12・トリガソケット14の取り付け構造の全体外形に対する安定性が失われやすい。
ここで、例えば図5〜6に示したように、ソケットフランジ30は、ランプフランジ26よりも小さい外径を有するように設けられる。このため、例えば図7に示すように、XeFランプ12の中心軸とランプフランジ26の中心軸とを必要によってずらしたことによって上記変動が生じた場合に、ソケットフランジ30の外面がランプフランジ26の外面よりはみ出ることを、ソケットフランジ30の外径が小さい分だけ、防止することができる。このことは、例えばランプフランジ26の外面が上記最外郭面であることを維持しやすくするなど、XeFランプ12・トリガソケット14の取り付け構造の全体外形に対する安定性を向上させる。その結果、XeFランプ12のランプフランジ26における配置を調整した場合であっても、その光学ボックス11への固定構造を調整する必要はなく、例えば最外郭面であるランプフランジ26の外径に基づいて固定部材35の大きさを決めて形成することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、例えば図3に示したように、壁状部26bはXeFランプ12の管軸を中心とする連続したリング形状として設けられているが、これに限られることなく、例えば連続しない形状として設けても良い。すなわち、本体部26aの複数の所定部分から上記軸に沿って延びた複数の壁形状のものにより、壁状部26bが構成されるようにしても良い。
更に、例えば図3に示すように、XeFランプ12が光学ボックス11のランプ挿入口に挿入される際の向きを決定する切欠部33は、トリガープローブ電極21a,22aが電極23a,20aより下側に配置されるように形成されても良い。この場合には、XeFランプ12のアークによる熱がトリガープローブ電極21a,22aとは反対側に流れる。このため、トリガープローブ電極21a,22aの消耗を少なくして、XeFランプ12全体の寿命を長くすることができる。
1…フラッシュ光源装置、2…ハウジング、3…上部ハウジング、3a…前面、3b…背面、3c…左側面、3d…右側面、3e…上面、4…下部ハウジング、4a…前面、4b…背面、4c…左側面、4d…右側面、4e…底面、5…光源部、6…駆動部、7…光出射口、7a…ファイバ差込口、7b…ファイバ、8…操作パネル、9…蓋部、10…外気取込口、11…光学ボックス、11a…前面、11b…背面、11c…出射開口部、11d…ランプ挿入口、12…XeFランプ、13…反射ミラー、14…トリガソケット、14a…ケーブル、15…ソケット側コネクタ、16…駆動部側コネクタ、17…仕切り板、18…電源供給部、19…容器、19a…投光窓部、19b…大径部、20,21,22,23…ステムピン、20a…陰極、21a,22a…トリガープローブ電極、23a…陽極、24…ステム、25…排気管、26…ランプフランジ、26a…本体部、26b…壁状部、26c…位置決め部、26d…段差部、26e…外面、27…接着部材、28…フランジ部、29…挿入部、29a…挿入穴、30…ソケットフランジ、31…窪み部、32…ランプ挿入口、32a…内壁、32b…端部、32c…外面、33…切欠部、34…突起部、35…固定部材、35a…内壁、35b…縁部、36…ソケット挿通部。