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JP4513705B2 - 照明組込み軒樋 - Google Patents
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本願発明は、LED等の照明器具を組み込んだ軒樋に関するものである。
従来、たとえば図6および図7に例示したように、住宅等の軒先には軒樋B(雨樋とも呼ぶ)がしばしば設けられている。
一方で、昨今の防犯対策に対する関心の高まりから、夜間照明の重要性が見直されてきている。
また、夜間照明は、足元を照らす役割や、イルミネーションとしての役割を担うようにすることも考慮できる。
たとえば、軒先にて軒樋とともにLED等の照明器具を取り付けて、軒下を照明することが既に提案されている(特許文献1、2、3参照)。
特開2004−143822号公報 特開平8−326242号公報 特開昭62−107028号公報
本願発明は、以上のとおりの事情に鑑み、上記各従来例とは別に新たに、LED等の照明器具を組み込んで、軒先からの防犯対策、足元照明、イルミネーション等の効果的な夜間照明を実現することのできる照明組込み軒樋を提供することを課題としている。
本願発明の照明組込み軒樋は、上記の課題を解決するものとして、第1には、雨樋部の長手方向に沿った照明組込部が、雨樋部を構成する前板の上端にて、当該前板よりも前方に突出し、且つ雨樋部を構成する後板の上端よりも高い位置に設けられており、複数の照明器具が、照明組込部にて、照明組込部を構成する底板から下方に照明光を出射するように、照明組込部の長手方向に連続して配設されていることを特徴とする。
第2には、照明組込部の底板に、照明光を下方に出射する出射口が設けられていることを特徴とする。
第3には、雨樋部の前板が、照明組込部の底板から下方に出射する照明光を拡散させるR形状を有していることを特徴とする。
第4には、照明組込部を構成する前板が、後方に傾斜していることを特徴とする。
第5には、照明組込部を構成する前板の上端が、雨樋部側に折り曲げられていることを特徴とする。
第6には、長尺のケース体に複数の照明器具を長手方向に連続して内蔵した照明ユニットが、照明組込部に設けられていることを特徴とする。
上記第1〜第6の発明によれば、住宅等の軒先に設けられている雨樋を、LED等の照明器具を組み込んで軒先からの防犯対策、足元照明、イルミネーション等の効果的な夜間照明を実現することのできる照明組込み軒樋とすることができる。また、照明器具は、照明組込み軒樋として軒先に取り付けられるので、建物全体の外観性を損ねることもない。
図1は、本願発明の一実施形態を示したものである。
この図1に例示したように、本願発明の照明組込み軒樋Aは、雨水10を流す雨樋部1、照明機能を付加するための照明組込部2、および照明光30を出射する照明器具3を備えている。
雨樋部1は、雨水10を受けて縦樋(図示なし)等に流す形態を有し、少なくとも前板11、後板12および底板13により構成されている。後板12が軒先側に位置して、取付金具等を介して軒先に取り付けられる。
照明組込部2は、照明器具3を組込可能な形態を有する、雨樋部1の長手方向に沿った長尺板状のものであり、雨樋部1を構成する前板11の上端にて、前板11よりも前方に突出し、且つ雨樋部1を構成する後板12の上端よりも高い位置に設けられている。また、組み込まれる照明器具3からの照明光30を下方に取り出すための出射口211が、照明組込部2を構成する底板21に設けられてもいる。
照明器具3は、照明組込部2の長手方向に沿って連続して配設されて、照明組込部2の底板21から下方に向けて照明光30を出射する。
この照明器具3としては、高輝度且つ高指向性のLED31を用いることができる。この場合、たとえば図2に例示したように、照明組込部2における組込箇所の形態に合わせた長尺角筒形状のケース体32に、複数のLED31をその長手方向に連続して内蔵一体化させた照明ユニット33として、照明組込部2に組み込むようにしてもよい。照明組込部2への固定は、水平な底板21への接着やネジ止め等により行う。
照明ユニット33については、LED31とともに、その駆動に必要な電力源や回路基板等(図示なし)を内蔵させる。また、長手方向に連続配設した各LED31からの光が下方に出射されるように、ケース体32の底板321を図示したように透明板321’で構成したり、底板321に出射口(図示なし)を設けたりしてもよい。
以上のとおりの照明組込み軒樋Aによれば、雨樋部1の前板11の上端にて前方に突出した照明組込部2に組み込まれた照明器具3から、照明光30が下方に向けて出射されることとなり、この照明光30が、図3および図4に例示したようなダウンライトとなって、軒先のイルミネーションや防犯対策になり、図5に例示したような軒先から玄関先に向けて光る足元ライトにもなり、優れた夜間照明を提供する。また、雨樋と夜間照明とを兼ねた照明組込み軒樋Aなので、建物全体の外観性を損ねることもない。
ここで、照明組込部2を雨樋部1の前板11よりも前方に突出させたのは、照明光30を雨樋部1に邪魔されることなく、より下方に到達させるためである。
この照明光30によるより効果的な夜間照明を実現すべく、たとえば図1に例示したように、雨樋部1の前板11を、照明光30を拡散させるR形状を有するものとしてもよい。このR形状を持つ前板1によって、ダウンライトとしての照明光30が拡散されて、降雨もかかり難くなり、より明るい照明を提供することができる。
また、照明組込部2を雨樋部1の後板12の上端よりも高い位置に設けたのは、後板12の上端位置は雨樋部1にて雨水10が満水になるラインと同じであり、この満水ラインよりも高く位置させることで、降雨時に雨樋部1を流れる雨水10が照明組込部2や照明器具3にかかることを防ぐためである。
降雨の影響をさらに考慮した形態として、たとえば図1に例示したように、照明組込部2を構成する前板22を後方に傾斜させたり、前板22の上端を雨樋部1側に折り曲げたりしてもよい。前者の傾斜形態によれば、降雨時の雨だれを最小限にとどめることができ、後者の折曲形態によれば、折曲部23が照明器具3上方を覆う傘のような役割を担うことができ、照明器具3の防水対策となる。
さらには、図6および図7に例示したように、通常、軒先に雨樋を設ける場合においては雨水飛出曲線や雨水飛散曲線を考慮するが、本願発明においても、照明組込部2を、これら雨水飛出曲線や雨水飛散曲線にかからない位置に設けることも好ましい形態である。
なお、照明器具3としては、LED31の他にも、白熱電球等を用いることができるが、上記ダウンライトのようなイルミネーション効果や防犯効果、足元照明効果を持つ夜間照明を可能ならしめる、高輝度且つ高指向性の照明器具3が好ましいといえる。
本願発明の一実施形態を示した断面図。 照明ユニットの組み込みについて説明するための断面図。 照明効果について説明するための模式図。 照明効果について説明するための別の模式図。 照明効果について説明するためのさらに別の模式図。 従来の軒樋の一例を示した断面図。 従来の軒樋の別の一例を示した断面図。
符号の説明
1 雨樋部
10 雨水
11 前板
12 後板
13 底板
2 照明組込部
21 底板
211 出射口
22 前板
23 折曲部
3 照明器具
30 照明光
31 LED
32 ケース体
321 底板
321’透明板
33 照明ユニット
A 照明組込み軒樋
B 軒樋

Claims (6)

  1. 雨樋部の長手方向に沿った照明組込部が、雨樋部を構成する前板の上端にて、当該前板よりも前方に突出し、且つ雨樋部を構成する後板の上端よりも高い位置に設けられており、
    複数の照明器具が、照明組込部にて、照明組込部を構成する底板から下方に照明光を出射するように、照明組込部の長手方向に連続して配設されている
    ことを特徴とする照明組込み軒樋。
  2. 照明組込部の底板に、照明光を下方に出射する出射口が設けられていることを特徴とする請求項1記載の照明組込み軒樋。
  3. 雨樋部の前板が、照明組込部の底板から下方に出射する照明光を拡散させるR形状を有していることを特徴とする請求項1または2記載の照明組込み軒樋。
  4. 照明組込部を構成する前板が、後方に傾斜していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の照明組込み軒樋。
  5. 照明組込部を構成する前板の上端が、雨樋部側に折り曲げられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の照明組込み軒樋。
  6. 長尺のケース体に複数の照明器具を長手方向に連続して内蔵した照明ユニットが、照明組込部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の照明組込み軒樋。
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