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JP4514036B2 - レンズ用撮像装置 - Google Patents
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Description

本発明は、被検レンズの表面などの、特に周辺部に施された肉眼では判別しにくいマークを、被検レンズの画像を用いて検出するレンズ用撮像装置に関する。
未加工の眼鏡レンズを眼鏡装用者の所望する眼鏡フレームに装着する場合、その眼鏡フレームの形状に合わせて眼鏡レンズの縁摺り加工を行う。その際、図3に示すように、眼鏡装用者の瞳孔中心と眼鏡レンズ1のフィッティングポイント2とが一致するように、眼鏡レンズ1のフィッティングポイント2を加工の基準点として縁摺り加工する。眼鏡レンズ1のフィッティングポイント2をレンズ表面に直接表示することができないため、眼鏡レンズ1、特に累進屈折力眼鏡レンズの設計においては、設計の基準となる位置(例えばプリズム測定基準点)から所定の距離だけ離れた位置に隠しマーク3と呼ばれるマークを予め形成しておき、この隠しマーク3の位置から眼鏡レンズ1の遠用部及び近用部の度数測定位置、フィッティングポイント2等の位置を導き出せるようにしている。
また、仮基準レイアウトマーク4は、前記隠しマーク3を付与する際の基準を示すものであり、更に、眼鏡レンズ1の製造工程において位置決めするための基準点として用いられる。これらの隠しマーク3及び仮基準レイアウトマーク4は、一般的には刻印マークと称され、例えば、レーザー刻印装置によってレンズ表面にマーキングされる。刻印マークは、眼鏡レンズ1の商品としての性質上、レンズ表面の凹凸を最小限に抑えるように付与され、かつ、マーク自身ができるだけ目立たないことが要求される。そのため、これらの隠しマーク3及び仮基準レイアウトマーク4は、眼鏡レンズ1の表面などにおいて、通常、肉眼で認識することができず、必要に応じて(例えば、特定の角度から観察することによって)認識できるように施される。尚、図3中の符号8は、眼鏡フレームの玉型形状を示す。
従来、眼鏡レンズの表面に施された隠しマーク3や仮基準レイアウトマーク4等の刻印マークを観察し検出するためのレンズマーク検出方法及び装置が、例えば本出願人により、特許文献1及び特許文献2において提案されている。
このレンズマーク検出装置100は、図4に示すように、光源101からの光で被検レンズL(つまり、眼鏡レンズ1)の表面を照射し、この表面に施された隠しマーク3等の画像を、集光レンズ102及び結像レンズ103を経て反射型スクリーン104に投影する。この画像は、反射型スクリーン104により反射されて被検レンズLに戻り、ハーフミラー105によって撮像装置106の受光面に結像し、撮像される。撮像装置106により撮像された被検レンズLの表面の画像を観察することで、隠しマーク3等が検出される。
特開2002‐1638号公報 特開2002‐22599号公報
ところが、上述のレンズマーク検出装置100では、撮像装置106を用いて被検レンズL(眼鏡レンズ1)の上方から当該被検レンズLを撮影し、この被検レンズLの画像を観察すると、被検レンズLの画像の周辺部に影S(図3)が発生してしまう。この影Sが生じていても隠しマーク3を検出する際には支障はないが、被検レンズLの周辺部に施された仮基準レイアウトマーク4は、上記影Sによって認識できなくなってしまい、その位置を検出することができない場合がある。
このように、被検レンズL(眼鏡レンズ1)の周辺部に影Sが発生する原因は、次のように考えられる。
まず、従来のレンズマーク検出装置100では、光源101から被検レンズLに入射される光束が発散光であるため、被検レンズLがコバ(縁)の厚いマイナス度数レンズ(負の焦点距離を有するレンズ)の場合には、図2に示すように、被検レンズLの縁部分に入射した光線Cは、被検レンズLの第1面5で屈折して被検レンズL内を進行した後、被検レンズLの第2面6で全反射して被検レンズLのコバ面7に至り、被検レンズLの外部へ射出できなくなるために、結果として、上記影Sが発生すると考えられる。
また、被検レンズLがマイナス度数レンズであって、この被検レンズLの縁部分に入射した光束が被検レンズLから射出したとしても、この射出した光束は、マイナス度数レンズのマイナス度数の影響で広げられて発散してしまうので、反射型スクリーン104に至らず、その結果として、上記影Sが発生してしまうとも考えられる。
一方、従来のレンズマーク検出装置100では、光源101から被検レンズLに入射される光束が発散光であるため、被検レンズLがプラス度数レンズ(正の焦点距離を有するレンズ)であるかマイナス度数レンズであるかによって被検レンズLの厚さが異なるので、撮像装置106から被検レンズLの第1面(凸面側)までの撮像距離が異なることになり、撮像装置106での撮像倍率が変化して、この画像の大きさが相違してしまう。この結果、被検レンズLの画像に映る仮基準レイアウトマーク4等のマークの大きさも異なって、仮基準レイアウトマークなどのマークを良好に検出することができない。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、被検レンズのコバ(縁)が厚い場合であっても、当該被検レンズの画像の周辺部に生ずる影を減少させて、当該被検レンズの周辺部に施されたマークを好適に検出できるレンズ用撮像装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、被検レンズの周辺部に施されたマークを、当該被検レンズの画像を用いて検出するレンズ用撮像装置であって、光源ユニットからの光束が、対物レンズ及び上記被検レンズを経て反射型スクリーンにより反射され、上記被検レンズ及び上記対物レンズを経て撮像装置へ導かれる光学系を有し、この光学系は、上記対物レンズから上記被検レンズを載置する位置を含むまでの範囲において、前記光束の主光線が当該光学系の光軸に平行な平行光に設定されるように、上記対物レンズの焦点位置に前記光源ユニットおよび前記撮像装置を配置したことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記被検レンズと上記反射型スクリーンとの間に、正の焦点距離を有するレンズが結像レンズとして配置されたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記結像レンズが、被検レンズを載置する位置に接近して配置されたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、上記対物レンズと上記被検レンズを載置する位置との間に、正の焦点距離を有する補助レンズが脱着可能に配置されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、上記被検レンズが眼鏡レンズであり、被検レンズの周辺部に施されたマークが刻印マークであることを特徴とするものである。
請求項1または5に記載の発明によれば、対物レンズから被検レンズを載置する位置を含むまでの範囲で、光束の主光線が光学系の光軸に平行な平行光に設定されることから、被検レンズがコバ(縁)の厚いマイナス度数レンズであっても、このマイナス度数レンズの縁部分においても光束を通過させることができるので、被検レンズの画像の周辺部に生ずる影を減少させることができ、このため、被検レンズの周辺部に施されたマークを好適に検出できる。
また、対物レンズから被検レンズを載置する位置を含むまでの範囲で、光束の主光線が光学系の光軸に平行な平行光に設定されることから、アフォーカル光学系を実現できるので、被検レンズが光軸方向に位置変化しても、その被検レンズの画像の撮像倍率は一定となる。従って、被検レンズの厚さが異なり、また被検レンズのセット位置がずれた場合にも、同一の撮像倍率で被検レンズに施されたマークを撮影できる。
請求項2に記載の発明によれば、被検レンズと反射型スクリーンとの間に、正の焦点距離を有するレンズが結像レンズとして配置されたことから、この結像レンズによって、被検レンズから反射型スクリーンへ向かう光束を集光することができる。このため、被検レンズがマイナス度数レンズである場合に、このマイナス度数レンズを通過した光束が広がり発散することを上記結像レンズの集光作用により抑制できるので、反射型スクリーンを大きくする必要が無く、被検レンズの画像の周辺部に発生する影を更に減少することができる。
被検レンズと反射型スクリーンとの間に配置された結像レンズの集光作用によって、被検レンズがマイナス度数レンズの場合に当該マイナス度数レンズを通過した光束が広がり発散することを抑えて、反射型スクリーンへ向かう光束の光量の低下を抑制できるので、被検レンズがプラス度数レンズの場合とマイナス度数レンズの場合とで生ずる被検レンズの画像の明暗差を小さくすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、結像レンズが被検レンズを載置する位置に接近して配置されたことから、被検レンズがマイナス度数レンズの場合に当該マイナス度数レンズを通過した光束が広がり発散しても、その大部分の光束を結像レンズが捕捉して集光し、反射型スクリーンを大きくしなくても、その発散を抑制して反射型スクリーンへ導くことができるので、被検レンズ(マイナス度数レンズ)の画像の周辺部に生ずる影をより一層減少させることができる。と同時に、被検レンズがプラス度数レンズの場合とマイナス度数レンズの場合とで生ずる被検レンズの画像の明暗差を極力小さくすることができ、更に、反射型スクリーン及び結像レンズの小型化を実現できる。
請求項4に記載の発明によれば、対物レンズと被検レンズを載置する位置との間に、正の焦点距離を有する補助レンズが脱着可能に配置されたことから、被検レンズに入射する光束を収束光にすることが可能となり、強度数の被検レンズ(マイナス度数レンズ)であっても画像の周辺部に生ずる影をより一層減少させることができる。更に、例えばφ80mmほどの大きな口径の被検レンズ(マイナス度数レンズ)であっても画像の周辺部に生ずる影をより一層減少させることができる。更にまた、補助レンズを脱着可能に配置することで、被検レンズのレンズ度数によって適宜脱着を選択できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係るレンズ用撮像装置の一実施形態であるレンズマーク検出装置を示す光学系のレイアウト図である。
この図1に示すレンズ用撮像装置としてのレンズマーク検出装置10は、被検レンズL(本実施の形態では図3に示す眼鏡レンズ1)の表面などに施されたマーク、特に被検レンズLの周辺部に施された仮基準レイアウトマーク4を、その被検レンズLの画像を観察することで検出するものであり、照明光学系11及び撮像光学系12を有して構成される。これらの照明光学系11と撮像光学系12は、ビームスプリッタ(ハーフミラー)13を用いて、照明光学系11の光軸P1と撮像光学系12の光軸P2とが同一となるように配置されている。
上記照明光学系11は、その光軸P1上に光源14、コンデンサレンズ15、ピンホール(絞り)16、ビームスプリッタ13、対物レンズ17、結像レンズ18及び反射型スクリーン19が順次配置されて構成され、被検レンズLを載置する位置が対物レンズ17と結像レンズ18との間に設定される。上記光源14、コンデンサレンズ15及びピンホール16を光源ユニット14Aと称する。
光源14から発せられた光束はコンデンサレンズ15にて集光され、ピンホール16を通過して均一で効率の良い照明光となる。この照明光が対物レンズ17に入射する。この対物レンズ17は、その焦点位置が光源ユニット14Aにおけるピンホール16の位置となるように配置されているため、対物レンズ17から被検レンズLを載置する位置を含むまでの範囲、つまり本実施形態では、対物レンズ17から結像レンズ18に至るまでの範囲で、光束は、主光線が照明光学系11の光軸P1(つまり対物レンズ17及び結像レンズ18の光軸と一致)に平行な平行光となる。この平行光の照明光が被検レンズLに照射され、この被検レンズLを射出した光束が結像レンズ18を経て反射型スクリーン19に到達し、被検レンズLの仮基準レイアウトマーク4等を含む画像が反射型スクリーン19に投影される。
前記撮像光学系12は、その光軸P2上に反射型スクリーン19、結像レンズ18、対物レンズ17、ビームスプリッタ13、及びCCDカメラなどの撮像装置20が順次配置されて構成され、結像レンズ18と対物レンズ17との間に被検レンズLを載置する位置が設定される。
撮像装置20は、当該撮像装置20に内蔵の撮像レンズの光学絞り面(不図示)が、対物レンズ17の焦点位置に配置される。これにより、対物レンズ17から被検レンズLを載置する位置を含むまでの範囲、つまり本実施形態では、対物レンズ17から結像レンズ18までの範囲で、光束は、主光線が撮像光学系12の光軸P2(つまり、対物レンズ17及び結像レンズ18の光軸と一致)に平行な平行光となる。この配置により、撮像装置20の受光面と反射型スクリーン19とが共役となり、反射型スクリーン19に投影された被検レンズLの画像が反射され、結像レンズ18、上記被検レンズL及び対物レンズ17を経て、撮像装置20の受光面(CCD素子面)に結像される。
上記撮像装置20が撮像する被検レンズLの撮像倍率は、被検レンズLの全表面に対応する視野範囲(例えば、被検レンズLの直径が80mmの場合には直径82mmの視野範囲)を、撮像レンズ20の受光面(例えば1/2インチサイズのCCD素子面)に確保できる倍率であり、この倍率は、撮像装置20及び対物レンズ17の配置位置などを調整することにより実現される。
また、上記光源14は、被検レンズLの仮基準レイアウトマーク4等のマークを良好に投影してシャープな画像を得るために、例えば赤色光または近赤外線を発光するLEDが用いられる。また、ビームスプリッタ13は、透過率と反射率の比が7:3のものが用いられる。更に、反射型スクリーン19は、反射率を高めるために、ガラスやアルミニウムなどの微細粒子を塗布した反射シートが貼着されて構成される。この反射型スクリーン19は、表面の明るさ及び背景を均一化させるために、モータ21によって高速回転(例えば3400rpm)され、この状態で被検レンズLの画像を反射する。
結像レンズ18は正の焦点距離を有するレンズ(凸レンズ)であり、前述のごとく被検レンズLの載置位置と反射型スクリーン19との間に配置される。この結像レンズ18は、図2に示すように、被検レンズLを通過した光束を集光する作用を有する。特に、被検レンズLがマイナス度数レンズである場合には、この被検レンズLを通過した光線A、Bはマイナス度数の影響で広げられ発散するが、この発散する光線A及びBを結像レンズ18が集光して反射型スクリーン19に投影する。この結像レンズ18は、被検レンズLを載置する位置に接近して配置されることが、上述の発散光の大部分を捕捉して集光させる点、および結像レンズ18と反射型スクリーン19を最適なサイズに設定できる点などで好ましく、当該結像レンズ18と被検レンズLを載置する位置との距離Mは、例えば13mmに設定される。
以上のように構成されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果(1)〜(5)を奏する。
(1)図1に示す対物レンズ17と結像レンズ18との間を進む光束は、主光線が照明光学系11の光軸P1及び撮像光学系12の光軸P2に平行な平行光となり、この平行光が対物レンズ17から被検レンズLへ入射されることから、被検レンズLがコバ(縁)の厚いマイナス度数レンズであっても、この被検レンズLの縁部分に入射した光線Aは、図2に示すように、被検レンズLの第1面5で屈折して被検レンズL内を進行した後、当該被検レンズLの第2面6での全反射が減少し、被検レンズL外へ射出しやすくなるので、マイナス度数レンズの縁部分においても光束を通過させることができる。従って、被検レンズLがマイナス度数レンズである場合にも、この被検レンズLの画像の周辺部に生ずる影S(図3)を減少させることができる。
しかも、被検レンズLの載置位置と反射型スクリーン19との間に結像レンズ18が配置されているので、この結像レンズ18によって、被検レンズLから反射型スクリーン19へ向かう光線A及びBを集光することができる。このため、被検レンズLがマイナス度数レンズである場合に、このマイナス度数レンズを通過した光束が広がり発散することを結像レンズ18の集光作用により抑制できるので、この点からも、被検レンズLがマイナス度数レンズの場合に、この被検レンズLの画像の周辺部に生ずる影Sを減少することができる。
更に、結像レンズ18が被検レンズLの載置位置に接近して配置されたことから、被検レンズLがマイナス度数レンズであって、このマイナス度数レンズを通過した光線A及びBが広がり発散しても、その大部分の光束を結像レンズ18が捕捉して集光し、その発散を抑制して反射型スクリーン19へ導くことができる。この点からも、被検レンズLがマイナス度数レンズの場合に、この被検レンズLの画像の周辺部に生ずる影Sを減少させることができる。
被検レンズLがプラス度数レンズの場合には、このレンズの縁が薄いので、この被検レンズLの縁部分を光束が良好に通過し、この被検レンズLの画像の周辺部に影Sが発生せず、この周辺部に施された仮基準レイアウトマーク4等を、被検レンズLの画像を観察することで良好に検出できる。同様に、被検レンズLがマイナス度数レンズの場合にも、上述のようにして被検レンズLの画像の周辺部に生ずる影Sが低減されたので、この被検レンズLの周辺部に施された仮基準レイアウトマーク4等を良好に検出することができる。
(2)図1に示すように、被検レンズLの載置位置と反射型スクリーン19との間に結像レンズ18が配置されたことから、被検レンズLがマイナス度数レンズの場合に、このマイナス度数レンズを通過した光束が図2の光線A及びBに示すように広がり発散しても、この光束の発散を上記結像レンズ18の集光作用によって抑制でき、反射型スクリーン19へ至る光束の光量の低下を抑えることができる。このため、被検レンズL(マイナス度数レンズ)の画像を明るくすることができる。
結像レンズ18が被検レンズLを載置する位置に接近して配置されている場合には、被検レンズL(マイナス度数レンズ)を通過して広がり発散した光束の大部分を結像レンズ18が捕捉して集光し、その発散を抑制することができるので、反射型スクリーン19へ至る光束の光量の低下をより一層抑えることができ、被検レンズL(マイナス度数レンズ)の画像をより一層明るくすることができる。
被検レンズLがプラス度数レンズの場合には、このレンズ自身の集光作用によって被検レンズLの画像は明るいが、上述のように被検レンズLがマイナス度数レンズの場合にも、その被検レンズLの画像を明るくすることができる。このため、被検レンズLがマイナス度数レンズの場合とプラス度数レンズの場合とで生ずる被検レンズLの画像の明暗差を小さくすることができる。
(3)結像レンズ18が被検レンズLを載置する位置に接近して配置された場合には、特に被検レンズLがマイナス度数レンズの場合に、この被検レンズLを通過した光束の発散がより一層抑制されるので、結像レンズ18及び反射型スクリーン19を小型化できる。
(4)図1に示す対物レンズ17と結像レンズ18との間を進む光束は、主光線が照明光学系11の光軸P1及び撮像光学系12の光軸P2に平行な平行光となることから、照明光学系11及び撮像光学系12をアフォーカル光学系とすることができる。このため、平行光が通る対物レンズ17と結像レンズ18との間で被検レンズLが光軸方向に位置変化しても、撮像装置20が撮像する被検レンズLの画像の撮像倍率は一定となる。撮像装置20の被写界深度が深いことから被検レンズLの画像のピントも適切となる。従って、被検レンズLがプラス度数レンズとマイナス度数レンズとで厚さが異なっても、また、被検レンズLのセット位置に多少の位置ずれが生じていても、撮像装置20は、被検レンズLの画像を同一の撮像倍率で明瞭に撮像することができる。
(5)図1に示すように、被検レンズLの表面の画像は当該被検レンズLを通って反射型スクリーン19に投影され、この反射型スクリーン19にて反射されて上記被検レンズLを通り撮像装置20に取り込まれる。従って、被検レンズLが乱視軸の入ったレンズであって、反射型スクリーン19に投影された画像に乱視軸による歪みが生じていても、被検レンズLの表面の画像が当該被検レンズLを2度通過するので、乱視軸による画像の歪みが相殺されて、撮像装置20は歪みのない画像を撮影することができる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図1に示すように、対物レンズ17と被検レンズLを載置する位置との間に、正の焦点距離を有する補助レンズ22を脱着可能に配置してもよい。対物レンズ17と被検レンズLとの間に補助レンズ22を配置した場合には、被検レンズLに入射する光束を収束光にすることが可能となる。この収束光の光線Bは、図2に示すように、被検レンズL内に入射されて当該被検レンズL内を進行した後、この被検レンズLの第2面6での全反射が光線Aに比べてより減少し、被検レンズL外へより一層射出しやすくなり、被検レンズLであるマイナス度数レンズの縁部分においても光束を通過させる機能が増大する。このため、特に、強度数の被検レンズL(マイナス度数レンズ)であっても画像の周辺部に生ずる影S(図3)をより一層減少させることができ、更に、例えばφ80mmほどの大きな口径の被検レンズL(マイナス度数レンズ)であっても画像の周辺部に生ずる影Sをより一層減少させることができる。従って、補助レンズ22の脱着は、上述のように被検レンズLのレンズ度数や口径等を考慮して適宜選択される。
また、上記実施の形態の仮基準レイアウトマーク4等のマークは、成形型による転写によって形成されたもの、またはレーザー等により凸形状または凹形状に形成されたものなど、いかなるマークであってもよい。
更に、上記実施の形態では、被検レンズLが眼鏡レンズ1の場合を述べたが、望遠鏡や顕微鏡などに用いられる光学レンズであってもよい。
本発明に係るレンズ撮像装置の一実施形態であるレンズマーク検出装置を示す光学系のレイアウト図である。 図1の被検レンズ及び結像レンズを、これらのレンズを通過する光線の光路とともに示す断面図である。 被検レンズとしての眼鏡レンズを、その表面に施されたマークとともに示す平面図である。 従来のレンズマーク検出装置を示す光学系のレイアウト図である。
符号の説明
1 眼鏡レンズ
4 仮基準レイアウトマーク
10 レンズマーク検出装置(レンズ用撮像装置)
11 照明光学系
12 撮像光学系
14 光源
14A 光源ユニット
17 対物レンズ
18 結像レンズ
19 反射型スクリーン
20 撮像装置
22 補助レンズ
L 被検レンズ
M 結像レンズと被検レンズとの距離
S 影
P1、P2 光軸

Claims (3)

  1. 被検レンズの周辺部に施された刻印マークを、当該被検レンズの画像を用いて検出するレンズ用撮像装置であって、
    光源ユニットからの光束が、対物レンズ及び前記被検レンズを経て反射型スクリーンにより反射され、前記被検レンズ及び前記対物レンズを経て撮像装置へ導かれる光学系を有し、
    前記被検レンズと前記反射型スクリーンとの間に、正の焦点距離を有するレンズが結像レンズとして配置されており、
    前記光学系は、前記対物レンズから前記被検レンズを載置する位置を含むまでの範囲において、前記光束の主光線が当該光学系の光軸に平行な平行光に設定され、かつ、前記撮像装置の受光面と前記反射型スクリーンとが共役となり、前記反射型スクリーンに投影された被検レンズの画像が反射されて、前記結像レンズ、前記被検レンズ及び前記対物レンズを経て前記撮像装置の受光面に結像されるように、前記対物レンズの焦点位置に前記光源ユニットのピンホール位置および前記撮像装置の光学絞り面を配置し、
    前記被検レンズがマイナス度数レンズの場合に、このマイナス度数レンズを通過して広がり発散した光束を捕捉し、その広がり発散することを抑制して前記反射型スクリーンへ導くように、前記結像レンズが、前記被検レンズを載置する位置に接近して配置されたことを特徴とするレンズ用撮像装置。
  2. 前記対物レンズと前記被検レンズを載置する位置との間に、正の焦点距離を有する補助レンズが脱着可能に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のレンズ用撮像装置。
  3. 前記被検レンズが眼鏡レンズであることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ用撮像装置。
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