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JP4516998B2 - 情報処理装置、印刷ジョブ制御方法、情報処理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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情報処理装置、印刷ジョブ制御方法、情報処理プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、複数の画像形成装置と無線通信が可能で、画像形成装置への印刷ジョブの送信を制御する情報処理装置、情報処理装置による印刷ジョブ制御方法、情報処理プログラムおよび記録媒体に関する。
近年、コンピュータの性能向上および低価格化に伴い、ネットワーク、特にUSB I/F(Universal Serial Bus Interface)を用いて周辺機器を共有し、コンピュータから送信される情報の処理を行うネットワークシステムが構築されている。USBI/Fは高速通信や大容量情報通信が可能であり、現在は主流のインターフェイスとなっている。
ネットワークシステムで共有される周辺機器としては、たとえば、複写機、スキャナ、MFP(Multifunction Printer)等の画像形成装置がある。複数の画像形成装置をUSBI/Fに接続し、ネットワークシステムを構築することで、コンピュータから送信される印刷ジョブを複数の画像形成装置によって実行させることが可能になる。
このようなネットワークシステムにおいては、出力される各印刷ジョブは、通常、コンピュータから出力指示が行われる時点で出力先の画像形成装置が指定され、その画像形成装置に対して送信される。
しかしながら、USB接続したネットワークシステムでは、近年の写真画像を大量に有する画像データや、カラーグラフィックの画像データを送受信するには通信速度が遅くなり、この様なデータを印刷処理するには不向きである。またUSBは有線通信用のインターフェイスであるため、画像形成装置とは専用のUSBケーブルで接続する必要があり、これによって設置の自由度が大幅に制限され、接続作業などに煩わしさが伴うことになる。レイアウト変更のたびにUSBケーブルの着脱が必要になり、着脱頻度が増加することによってUSBポートが接触不良を起こして通信不良が発生してしまう場合がある。
またジョブの印刷要求が特定の画像形成装置に集中し、指定されていない画像形成装置ではジョブの印刷が可能であるにもかかわらず、指定が集中する画像形成装置ではジョブの印刷待ちが生じるといった状況が起こり得るため、画像形成装置の利用が非効率的となる場合がある。
また、複数の画像形成装置を複数のユーザが共用する印刷システムにおいては、外部から送信された印刷データを処理する際に、印刷ジョブを実行する画像形成装置に印刷データを送信し、画像形成装置の印刷状況に応じて、他のプリンタで処理させる場合や、印刷ジョブのデータ量が大きく、複数の画像形成装置で処理させる場合には、印刷データを再転送する必要があり、再転送には手間と時間が多大にかかってしまう。
特許文献1記載のプリント管理装置は、複数のプリンタをまとめて1つの仮想的なプリンタとして設定し、印刷データを受信した場合には、印刷速度に応じて仮想的なプリンタ内の各プリンタにジョブを分散させている。複数部数の印刷指示があった場合は、各プリンタの印刷速度の比に従って部数を決定する。
特許文献2記載の装置ネットワークは、ターゲット装置、選択用装置、制御装置を有し、制御装置はターゲット装置が選択用装置によって選択されたかどうかを、その方位データを、位置データおよびターゲット装置の既知の位置に基づいて導出した方位と比較することによって判定する。
特開2002−55795号公報 特表2004−515099号公報
しかしながら、上述した従来の画像出力技術では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、特許文献1および2に開示された技術において、処理状況の変化に柔軟に対応することができないので、たとえば自動的に送信者の印刷ジョブ量に合わせて部数単位で割り振りを行うような処理ができない。さらに、印刷ジョブ送信者と画像形成装置までの距離と方位を勘案し、印刷されたジョブを送信者が受け取りに行く最短経路を確定することができないので、結果的に印刷物を取得するまでに要する時間までを含めた印刷ジョブ入手効率と、画像形成装置全体の稼動効率が低下してしまう。
本発明の目的は、印刷ジョブを部数単位で割り振ることにより複数の画像形成装置の稼働効率を向上させることができる情報処理装置、印刷ジョブ制御方法、情報処理プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、複数の画像形成装置と無線通信可能で、画像形成装置への印刷ジョブの送信を制御する情報処理装置であって、
複数の画像形成装置における、印刷ジョブの混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置から見た画像形成装置の方位を求めるための情報とを受信するデータ通信部と、
前記データ通信部が、前記複数の画像形成装置から受信した前記混雑情報と前記距離および前記方位を求めるための情報と、出力しようとしている印刷ジョブのデータ容量とに基づいて、印刷ジョブの送信先となる画像形成装置との距離および方位を演算して求めるとともに、前記複数の画像形成装置に対する印刷ジョブの部数単位での割り振りを演算して求める演算部と、
前記演算部の演算結果に基づき、割り振られた印刷ジョブを、前記複数の画像形成装置のうちいずれの画像形成装置に送信すればよいかを選別する送信先選別部と、
前記送信先選別部の選別結果を確定する確定部と、
前記確定部で確定した画像形成装置への印刷ジョブの送信を制御する制御部とを備えることを特徴とする情報処理装置である。
また本発明は、前記演算部は、ユーザーから画像形成装置までの距離および画像形成装置間の距離によって前記複数の画像形成装置に優先順位を設定し、各画像形成装置で出力される印刷物をユーザーが入手できる最短時間を算出して前記複数の画像形成装置に対する印刷ジョブの部数単位での割り振りを演算して求めることを特徴とする。
また本発明のデータ通信部は、UWB無線通信によって複数の画像形成装置と情報の通信を行うことを特徴とする。
また本発明のデータ通信部は、情報処理装置と複数の画像形成装置とに内蔵されているか、または外付け接続されていることを特徴とする。
また本発明は、複数の画像形成装置と情報処理装置とが無線通信可能に構成され、画像形成装置への印刷ジョブの送信を情報処理装置が制御する印刷ジョブ制御方法であって、
前記情報処理装置のデータ通信部が、複数の画像形成装置における、印刷ジョブの混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置から見た画像形成装置の方位を求めるための情報とを受信し、
前記情報処理装置の演算部が、前記データ通信部が、前記複数の画像形成装置から受信した前記混雑情報と前記距離および前記方位を求めるための情報と、出力しようとしている印刷ジョブのデータ容量とに基づいて、印刷ジョブの送信先となる画像形成装置との距離および方位を演算して求めるとともに、前記複数の画像形成装置に対する印刷ジョブの部数単位での割り振りを演算して求め
前記情報処理装置の送信先選別部が、前記演算部の演算結果に基づき、割り振られた印刷ジョブを、前記複数の画像形成装置のうちいずれの画像形成装置に送信すればよいかを選別し、
前記情報処理装置の確定部が、前記送信先選別部の選別結果を確定し、
前記情報処理装置の制御部が、前記確定部で確定した画像形成装置への印刷ジョブの送信を制御することを特徴とする印刷ジョブ制御方法である。
また本発明は、コンピュータを、上記の情報処理装置として機能させるための情報処理プログラムである。
また本発明は、上記の情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、情報処理装置のデータ通信部が、複数の画像形成装置における、印刷ジョブの混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置からみた画像形成装置の方位を求めるための情報を受信する。
演算部では、前記データ通信部が、前記複数の画像形成装置から受信した前記混雑情報と前記距離および前記方位を求めるための情報と、出力しようとしている印刷ジョブのデータ容量とに基づいて、印刷ジョブの送信先となる画像形成装置との距離および方位を演算して求めるとともに、前記複数の画像形成装置に対する印刷ジョブの部数単位での割り振りを演算して求める。送信先選別部は、前記演算部の演算結果に基づき、割り振られた印刷ジョブを、前記複数の画像形成装置のうちいずれの画像形成装置に送信すればよいかを選別する。前記送信先選別部の選別結果を確定部で確定し、制御部が確定した画像形成装置へ印刷ジョブの送信を制御する。
これにより、画像形成装置のジョブの混雑度合い、画像形成装置までの距離、方位の全てを考慮して適切な印刷ジョブの割り振りを行うことが可能で、画像形成装置の稼働効率を向上させることができる。
また本発明によれば、データ通信部は、UWB無線通信によって画像形成装置のジョブの混雑度合い、画像形成装置までの距離および方位を求めるための各情報を受信すると共に、印刷ジョブの送信を行う。
UWB無線通信は、データ通信だけでなく、通信対象との距離および方位を検出するレーダー機能も有し、高速かつ大容量通信が可能であるので、大容量の画像データ(フルカラー写真画像、フルカラーグラフィック画像など)を含むような印刷ジョブでも短時間で送信することが可能となる。
また本発明によれば、無線によるデータ通信部は、情報処理装置と複数の画像形成装置とに内蔵することが可能である。また外付け接続することで、無線によるデータ通信機能を持たない情報処理装置、画像形成装置にも機能を付与することができる。
また本発明によれば、前記情報処理装置のデータ通信部が、複数の画像形成装置における、印刷ジョブの混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置からみた画像形成装置の方位を求めるための情報を受信する。
前記情報処理装置の演算部が、前記データ通信部が、前記複数の画像形成装置から受信した前記混雑情報と前記距離および前記方位を求めるための情報と、出力しようとしている印刷ジョブのデータ容量とに基づいて、印刷ジョブの送信先となる画像形成装置との距離および方位を演算して求めるとともに、前記複数の画像形成装置に対する印刷ジョブの部数単位での割り振りを演算して求め、前記情報処理装置の送信先選別部が、前記演算部の演算結果に基づき、割り振られた印刷ジョブを、前記複数の画像形成装置のうちいずれの画像形成装置に送信すればよいかを選別し、前記情報処理装置の確定部が、前記送信先選別部の選別結果を確定し、前記情報処理装置の制御部が、前記確定部で確定した画像形成装置への印刷ジョブの送信を制御する。
これにより、画像形成装置のジョブの混雑度合い、画像形成装置までの距離、方位の全てを考慮して印刷ジョブを適切に部数単位で割り振りを行うことが可能で、画像形成装置の稼働効率を向上させることができる。
また本発明によれば、コンピュータを、上記の情報処理装置として機能させるための情報処理プログラム、情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
以下に本発明の実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の実施の一形態である情報処理装置100の構成を示すブロック図である。情報処理装置100は、たとえばパーソナルコンピュータ(以下ではPCという)など画像データの作成や印刷ジョブの出力が可能な装置で実現される。
情報処理装置100は、複合機などの複数の画像形成装置106(106a,106b,106c)とUWB通信ネットワーク107を形成している。なお本実施形態では、UWB通信ネットワーク107を介して、第1画像形成装置106a、第2画像形成装置106b、第3画像形成装置106cの3台の画像形成装置と接続しているが、UWB通信可能であれば台数は3台に限らない。
UWB通信ネットワーク107は、無線通信の一規格であるUWB通信を利用してデータ通信を行うネットワークである。UWB通信は、ウルトラワイドバンド通信の略で超広帯域無線通信を示す。
UWB通信は、周波数帯域3.1〜10.6GHz、帯域幅7.5GHz、送信電力0.1〜0.5mW、通信速度は480Mbps以上2Gbps未満になる。また、このような電波を利用することで、データ通信だけでなく、通信対象との距離および方位を検出するレーダー機能も有する。
情報処理装置100は、データ通信部101、制御部102、演算部103、送信先選別部104、確定部105、記憶部108、画像出力部109、ユーザインターフェイス接続部111を含んで構成される。
マウス、キーボード、タッチパネルなどの第1入力部112a、および無線によるデータ通信が可能な外付け接続の第2入力部112b(UWB通信アダプタ、後述の図11と図12参照)の入力部112が、ユーザインターフェイス接続部111に接続され、ユーザが第1入力部112aを操作することで情報処理装置100はユーザの所望する動作を行う。
なお、図1の情報処理装置100は、データ通信部101を内蔵しているので、前述の第2入力部112b(UWB通信アダプタ)は接続していない。またモニタ110は、画像出力部109に接続され、制御部102によって作成された画像データを画像出力部109が変換して出力し、モニタ110に画像が表示される。
情報処理装置100から画像形成装置106への印刷ジョブの送信は、前述のUWB通信によって行われる。この印刷ジョブの送信先、すなわち印刷ジョブの出力先は、ユーザが複数の画像形成装置106から選択することもできるが、情報処理装置100との距離、方位およびジョブの混雑状況、送信するジョブのデータ容量に基づいて情報処理装置100が選択することで画像形成装置の稼働効率を向上させることができる。
ユーザが出力しようとする印刷ジョブを決定したのち、ユーザが操作することによって入力部112aから画像形成装置106への印刷ジョブの混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置からみた画像形成装置の方位を求めるための情報を入手する指示が入力され、ユーザインターフェイス接続部111を経由して制御部102へ入手の指示が送られる。
各情報を入手する指示は制御部102からデータ通信部101へ送られ、データ通信部101によってUWB通信ネットワーク107に接続されている全ての画像形成装置106に対して印刷ジョブの混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置からみた画像形成装置の方位を求めるための情報とが送信される。
送信した情報に対して返答される返答情報は、画像形成装置ごとのジョブ混雑情報、距離および方位を求める為の情報とを含む。
第1画像形成装置106a、第2画像形成装置106b、第3画像形成装置106cでは、返答情報として自機のジョブ混雑情報、距離および方位を求めるための情報を情報処理装置100に返す。
データ通信部101が、各画像形成装置106から送られてきたジョブ混雑情報、距離および方位を求めるための返答情報を受信すると、制御部102を経由して記憶部108に返答情報が送られる。
記憶部108はデータ通信部101から全ての画像形成装置106に対して印刷ジョブの混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置からみた画像形成装置の方位を求めるための情報とを送信した時間t1と、複数の画像形成装置106a等から送られて来た返答情報を受信した時間t2とを記憶する。
t1およびt2の各時間の情報は演算部103へ送られ、t1とt2の時間差分から情報処理装置100と複数の画像形成装置106a等との距離を演算して求める。
データ通信部101は、後述するアンテナ501(図5)を備えている。
アンテナ501(図5)が無指向性アンテナの場合は、複数の画像形成装置106a等からのUWB電波の電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio)の強度を
利用する。アンテナ501(図5)から送信したUWB電波の放射パターンAは、複数の画像形成装置106a等からのUWB電波により歪みが発生し歪み放射パターンBに変化する。
アンテナ501(図5)から送信したUWB電波の放射パターンAと、変化した放射パターンBとを記憶部108に記憶する。放射パターンAと歪み放射パターンBの情報を演算部103へ送り、放射パターンAと歪み放射パターンBとを比較して歪みの大きい方位を演算して複数の画像形成装置106a等の方位を求める。
また指向性アンテナの場合は必要な数だけ装着し複数の画像形成装置106a等の方位を求めることが出来る。
演算部103は、複数の画像形成装置106から受信した返答情報と、出力しようとしている印刷ジョブのデータ容量とに基づいて、最も効率的な印刷ジョブの部数単位での割り振りを演算して求める。
演算部103は、具体的には後述する図7の検出画面700、図8の設定画面800、図9の他の例の設定画面900に表示される内容を演算して求める。
送信先選別部104は、演算部103の演算結果に基づき、割り振られた印刷ジョブを、返答情報を返してきた画像形成装置のうちいずれの画像形成装置に送信すればよいかを選別する。選別結果は確定部105へ送られる。
確定部105は、送信先選別部104の選別結果を確定し、制御部102を経由してデータ通信部101へ確定結果を送り、データ通信部101から各画像形成装置106へ印刷ジョブを部数単位で割り振った印刷実行指示が送信される。
これら一連の情報処理により、複数の画像形成装置106の印刷ジョブの混雑状況と、印刷ジョブの部数単位での割り振り、かつ画像形成装置間との距離と方位を演算して、最も効率的な印刷ジョブの実行指示が可能となる。
図2は、画像形成装置106の構成を示すブロック図である。第1画像形成装置106a、第2画像形成装置106b、第3画像形成装置106cの構成は、全て同じであるので、総称した画像形成装置106として説明する。
前述のデータ通信部101からの画像形成装置106のジョブ混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置からみた画像形成装置の方位を求めるための情報をUWB通信部201で受信する。受信された各情報は、制御部202へ送られる。制御部202は、記憶部203に記憶された現在の印刷ジョブの混雑情報を読み出し、UWB通信部201へ送る。UWB通信部201は、印刷ジョブの混雑情報を情報処理装置100へ返信する。
印刷ジョブの混雑情報はUWB電波であるため、前述の電圧定在波比(VSWR:
Voltage Standing Wave Ratio)の強度を利用して、情報処理装置100は画像形成装置
106との距離と方位を演算して求めることができる。
画像形成装置106は、たとえばスキャナとプリンタと周辺機器とを備えた複合機であり、原稿画像を読み取る読取部206、読み取った原稿画像を適正な電気信号に変換して画像データを生成する画像処理部207、生成された画像データを印刷出力する画像形成部208、後処理装置であるフィニッシャーやソーターなどの周辺機器を制御する周辺機器制御部209、画像形成装置106の操作部である入力部204と表示部205を備えている。
図3は、UWB通信部201およびデータ通信部101を構成する送信機300のブロック図である。
UWB通信は、短パルス通信であり、たとえば送信機が画像形成装置106に内蔵された場合、読み出されたジョブ混雑情報がデータ入力301へ入力され、変調器302で変調されたデータとコード発生器303からの信号とを合わせて時間遅延回路304へ送られる。時間遅延回路304は通信路の波形遅延、歪みの等化処理を施し、クロック発信器305のクロック信号によりパルス発生器306へ送られ短パルスとしてアンテナ307よりジョブ混雑情報がパルス送信される。
図4は、UWB通信部201およびデータ通信部101を構成する受信機400のブロック図である。
送信機のアンテナ307から送信されたパルスはアンテナ401で受信する。受信したパルスを復調器402で復調される。復調は受信したパルス波形との相関検波である。復調器402は整合フィルタと呼ばれ、時間積分器402aと乗算器402bとを経由してベースバンド信号処理器406で信号処理され、ジョブの混雑情報がデータ出力407から出力信号として出力される。
前述の乗算器402bには、ベースバンド信号処理406からの信号とコード発生器408からの信号とを合わせて時間遅延回路404に送り、クロック発信器405で発生したクロックとともにパルス発生器403を経由して乗算器402bに接続されるループを形成している。
受信機のアンテナ401について詳細は図示していないが、ディスコーンアンテナを用いた無指向性アンテナである。指向性アンテナの場合は、必要な数だけアンテナを装着すれば良い。
図5は、USBI/Fを備えたUWB送受信機500の構成を示すブロック図である。UWB通信部201およびデータ通信部101は、上記のような送信機と受信機とを備える構成であってもよく、以下に説明するような一体型の送受信機を備える構成であってもよい。
パルス送受信機500の構成は、図3に示した送信機300と図4に示した受信機400を組み合わせた構成となっている。アンテナ制御部502によりパルスの送信、受信を切り替えて動作させることができる。
送信機として動作するときは、アンテナ制御部502が、アンテナ501とパルス発生器503とを接続するように切り替えられる。送信しようとする情報がデータ入出力部508へ入力されると、変調器511で変調されたデータとコード発生器512からの信号とを合わせて時間遅延回路504へ送られる。時間遅延回路504は通信路の波形遅延、歪みの等化処理を施し、クロック発信部505のクロック信号によりパルス発生器503へ送られ、アンテナ制御部502を介して短パルスとしてアンテナ501よりパルス送信される。
受信機として動作するときは、アンテナ制御部502が、アンテナ501と復調器506とを接続するように切り替えられる。
アンテナ501で受信したパルスは復調器506で復調される。復調器506は、時間積分器506aと乗算器506bとを経由してベースバンド信号処理器507で信号処理され、受信した情報がデータ入出力部508から出力信号として出力される。
送受信機500は、USBI/Fを備えており、UWB送受信機を内蔵していない端末装置や画像形成装置に対してはUSBポートを介して送受信機500を接続すればUWB通信を可能とすることができる。
送受信機500は、ワイヤレスUSB(Wireless USB)と呼ぶこともある。
たとえば、情報処理装置100および画像形成装置106のUSBポート513とはコントローラ509を介して接続され、コントローラ509より電源受信部510へ送りUWB送受信機500全体を駆動させるための電源を取得する。
次に情報処理装置100から複数の画像形成装置106のジョブ混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置からみた画像形成装置の方位を求めるための情報を入手する際の操作例および返答情報の画面表示例について説明する。
なお、UWB通信ネットワーク107には、図1で示した情報処理装置100の他に情報処理装置100−1,100−2が接続され、情報処理装置100,100−1はデスクトップPCであり、情報処理装置100−2はノートPCである。また、第1画像形成装置106a、第2画像形成装置106b、第3画像形成装置106cは、いずれもカラー複合機であり、これらの他にカラープリンタ106d、モノクロ複合機106eも接続されている。
情報処理装置100において、たとえばプレゼンテーション資料作成用のアプリケーションソフトなどを起動し、一連の画像データファイルを作成したのち、これを印刷ジョブとして画像形成装置106にて印刷する場合を考える。
印刷を行う場合には印刷に関する各種設定が必要であり、印刷しようとする画像データファイルを決定してから設定を行う。印刷に関する設定は、以下に示すようなプロパティ画面を用いて設定する。
図6は、カラー複合機である第1画像形成装置106aの印刷プロパティ画面600を示す図である。
図6には、印刷プロパティメインのプロパティ601の状態を表示している。ユーザ設定602は、幾種類かの設定が可能で、本例では初期設定状態であることを示す。印刷する部数603は、1−99から選択することが可能で本例では10部に設定している。とじしろ604の設定は、あり、なしのいずれかに設定可能であり、本例では、なしに設定している。両面印刷608の設定は、片面印刷、両面印刷横綴じ、両面印刷縦綴じ、中とじ印刷のいずれかを設定することができ、本例では片面印刷を選択している。
N−Up印刷609は、1枚の印刷用紙に並べて印刷するページ数であり、1−4まで選択可能である。本例では一枚の印刷用紙に1ページ印刷する1−Upを選択している。とじ位置604の設定は、左とじ、右とじ、上とじのいずれかに設定することができ、本例では左とじを選択している。印刷の向き606の設定は、縦、横のいずれかを選択することができ、さらに画像を180°回転して印刷したいときにはチェックボックス610をチェックする。本例では回転はさせず、縦向きの印刷を選択している。
チェックボックス611では、カラー印刷かモノクロ印刷かを選択可能であり、本例ではチェックボックスがチェックされ、カラー印刷が指示されている。簡易プレビュー607では、印刷画像のレイアウトや縦向き印刷が選択されていることがグラフィックで表示される。
上記のように印刷設定し、UWB検出ボタン612をポインタで選択すると、各情報を入手するための指示が入力され、前述のようにUWB通信によって画像形成装置106からジョブ混雑情報、距離および方位を求めるための情報を取得する。取得した返答情報に基づいて画像形成装置106の検出画面が作成され、モニタ110に表示される。
図7は、検出画面700の表示例を示す図である。
検出画面700には、問い合わせ指示を行った情報処理装置100を中心として、他の情報処理装置100−1、ノートPC100−2、また第1カラー複合機106a、第2カラー複合機106b、第3カラー複合機106c、カラープリンタ106d、モノクロ複合機106eなどのジョブ混雑情報と、方位および距離が表示される。
たとえば第1カラー複合機106aを例として説明すれば、印刷待ちのジョブ数が5つであり、情報処理装置100から見て南西の方位に5〜10m離れた距離にあることを示している。
検出画面700内のUWB検出情報ボタン701をポインタで選択すると、図8に示す設定画面800を表示する。
情報処理装置100から見た各画像形成装置106のジョブ混雑具合をX軸、情報処理装置100との距離をY軸、情報処理装置100から送信しようとする印刷ジョブの印刷が完了するまでの時間をZ軸で表示している。
情報処理装置100から各画像形成装置106へ割り振った印刷ジョブは、情報処理装置100の表示色と同色で表示することで対応付けがわかる。
画面右上には、出力先装置ごとのジョブ混雑状況を示す印刷待ちジョブ容量(Mバイト)と、ジョブ自動割り振り容量(Mバイト)と、出力先装置の合計容量(Mバイト)をテーブル表示している。
ここで、テーブルに表示されている出力先装置の中からいくつかの画像形成装置を選択する(チェックボックスにチェックする)と、選択された画像形成装置、本例ではカラープリンタ106d、第1カラー複合機106aおよび第2カラー複合機106bの3台を出力先とし、前述の送信先選別部104によって、送信しようとする印刷ジョブの出力が、最短時間で完了するように、送信しようとする印刷ジョブが各画像形成装置に割り振られる。割り振りの結果はテーブルに表示される。これは、カラープリント10部(20MByte/部)を印刷する場合の例である。
図8に示す例では、選択したカラープリンタ106d、第1カラー複合機106aおよび第2カラー複合機106bの3台のTTL(トータル)のジョブが夫々最小となるように前述の演算部103で演算して最適な印刷ジョブの割り振りを求める。
すなわち、図8のテーブルには、選択したカラープリンタ106d、第1カラー複合機106aおよび第2カラー複合機106bの3台のTTLのジョブの最大値が最小となるように印刷ジョブを部数単位で割り振る。
このように、TTL(トータル)のジョブの最大値が最小となるように印刷ジョブを部数単位で割り振ることで、印刷時間を最短時間に設定することが出来る。
図9は、他の例の設定画面900を示す図である。
カラープリント10部(20MByte/部)を印刷する場合について示すが、各画像形成装置106の印刷速度(CPM)を考慮して、ジョブの自動割り振りを行う。
前述の演算部103は、選択した画像形成装置の印刷完了目安時間が最小となるように演算して求める。
印刷速度を考慮することで、距離が近い画像形成装置から順に印刷を早く完了させ、印刷物を取りに行く時間を短縮させる。
また印刷物を取りに行く順序は、図8の設定画面800、または図9の設定画面900を参照することで、最短経路で且つ最短時間で入手が可能となる。
図10は、情報処理装置100によるジョブの割り振り処理を示すフローチャートである。情報処理装置100から印刷ジョブを送信しようとする際に、送信先を決定するための割り振り処理である。
ステップS1では、入力部112a(マウス、キーボード等)からユーザの入力指示により、ユーザインターフェイス接続部111、制御部102を介して、情報処理装置100が接続されるUWB通信ネットワークに接続されている画像形成装置に対して稼働状況の問い合わせを行う。
ステップS2では、問い合わせに対する返答情報として、画像形成装置から印刷ジョブの混雑情報、距離情報および方位情報を受信する。
ステップS3では、受信した返答情報に基づいて、情報処理装置100から見た各画像形成装置との距離、方位とジョブ混雑情報を演算して求める。
ステップS4では、演算結果を基に送信する印刷ジョブを画像形成装置に部数単位で割り振るかどうかを判断するために、割り振りを入力する画面(図8の設定画面800、または図9設定画面の900)を制御部102が画像出力部109を経由してモニタ110へ表示させる。
部数単位で印刷ジョブを割り振る場合はステップS5へ進み、割り振る画像形成装置がない場合、または割り振らない場合はステップS9へ進む。
ステップS5では、送信する印刷ジョブの容量と複数の画像形成装置のジョブ混雑情報より効率的な印刷ジョブの部数単位の割り振りを演算して求める。
ステップS6では、演算結果に基づき印刷ジョブを部数単位で送信する画像形成装置を選別する。
ステップS9では、個別の画像形成装置106へ印刷ジョブ送信することを確定する。
ステップS7では、送信する画像形成装置を確定する。
ステップS8では、確定した送信先の画像形成装置に印刷ジョブを送信して処理を終了する。
本実施例の情報処理装置100は、図11および図12に示すような携帯端末100a(PDA:Personal Digital Assistants)であっても良い。
また、図13および図14に示すような表示装置1300(PCコントローラと大型ディスプレイとを一体的にシステム化したインフォーメーションディスプレイシステム)であっても良い。
〔第2実施形態〕
図11,12は、本発明の第2実施形態である携帯通信システム1100の斜視図を示す。
本実施形態では、携帯端末100aのUSBポート111に、外付け接続してデータ通信が可能な第2入力部112b(UWB通信アダプタ)のUSB接続部1101を矢印Aの方向へ挿入してUWB無線通信を可能とする携帯通信システム1100である。
図12は、携帯端末100aのモニタ110aをスライド移動して第1入力部112aを露出させた状態を示す。
第1実施形態の情報処理装置100に代えて、第2実施形態のような携帯端末100aを使用することができる。
携帯端末100aを使用することで、ユーザが移動した先で所望の印刷物を短時間で入手することが出来る。
〔第3実施形態〕
図13は、表示装置1300(PCコントローラと大型ディスプレイとを一体的にシステム化したインフォーメーションディスプレイシステム)の斜視図である。
表示装置1300は、モニタ(大型ディスプレイ)110b、第1入力部(タッチパネル)112a、スキャナ1301、スキャナ1301へ原稿を挿入したり排出したりする開口部1302、脚部1303、PCコントローラ1304、基台1305、キャスター1306を含む。
図14は、表示装置1300のブロック図である。
UWB通信部はPCコントローラ1304に内蔵され、複数の画像形成装置106とUWB通信ネットワーク107で接続されている。
モニタ(大型ディスプレイ)110b、第1入力部(タッチパネル)112a、スキャナ1301は、PCコントローラ1304と図示しないUSB、UWB、無線LAN等で接続されている。
第1実施形態の情報処理装置100に代えて、第3実施形態のような表示装置1300を使用することができる。
表示装置1300は大型ディスプレイであり、一般的な家庭用ディスプレイより大きく、約40インチ以上のディスプレイを指す。
ディスプレイには液晶ディスプレイ(liquid crystal Display)、PDP(Plasma
Dis play Panel)、有機ELディスプレイ(organic electroluminescence Display
)、FED(Field Emission Display)、SED(Surface-conduction Electron-
emitter Display)、PTAディスプレイ(Plasma Tube Array Display)等を好適に用いることができる。
表示装置1300を使用することで、表示画像が大きく鮮明に表示出来るので視認性や操作性が向上する。
〔第4実施形態〕
本実施形態では、図6に示した印刷プロパティ画面600による設定に代えて、図15に示す印刷プロパティ画面1500を用いて設定を行う。
印刷プロパティ画面1500と図6に示した印刷プロパティ画面600との違いは、印刷を部数単位で自動的に割り振るか否かを設定するためのチェックボックス1501を備えていることであり、このチェックボックス1501をチェックすることで、印刷の部数単位での自動割り振りを行うことができる。
以下では、印刷の部数単位自動割り振りを示すチェックボックス1501がチェックされ、印刷を部数単位で自動的に割り振る処理について説明する。
前述の演算部103は、各画像形成装置の印刷処理容量(Mバイト/秒)を考慮した待ちジョブ容量(Mバイト)の印刷完了時間aを演算して求める。演算結果の例を表1に示す。
Figure 0004516998
表1に示す例では、モノクロ複合機106eの待ちジョブの印刷完了時間が18秒、カラープリンタ106dの待ちジョブの印刷完了時間が10秒であることが分かる。同様に、それぞれの待ちジョブの印刷完了時間は、第1カラー複合機106aが15秒、第2カラー複合機106bが20秒、第3カラー複合機106cも20秒であることが分かる。
ここで、図7に示したような待ちジョブの印刷完了時間の表示例を座標軸表示に変換する。座標軸表示に変換した例を図16に示す。図16に示す例では、各画像形成装置の名称と待ちジョブ数(待ちジョブ容量と同意)と待ちジョブの印刷完了時間とを表示している。
情報処理装置100から見たときの、各画像形成装置までの距離と方位に基づいて、情報処理装置100を携帯するユーザーが各画像形成装置にたどりつくまでの所要時間を演算により求める。
所要時間の演算条件として、
(1)ユーザーが移動する速度は、1m/秒とする。(3.6km/時間)
(2)ユーザーが印刷したいジョブは、フルカラープリント10部であり、1部当たりの処理容量が2Mバイトでトータルの処理容量を20Mバイトとする。
(3)ユーザーの移動を少なくして、最も短時間で印刷物を入手できるように、印刷物を入手する画像形成装置の決定は、ユーザーの移動距離が短い(所要時間が短い)経路を優先する。
同様に、2番目に印刷物を入手する画像形成装置への移動経路の決定は、ユーザーの移動時間の短い経路を優先する。以下同様である。これは、ユーザーが移動中に印刷物を第3者に閲覧されないようにするためである。
ここで、ユーザーはカラープリントを希望しているので、割り振り先としては、モノクロ複合機106eは、予め除外して演算される。残ったカラープリンタ106d、第1カラー複合機106a、第2カラー複合機106b、第3カラー複合機106cが演算の対象となる。
次に、ユーザーが印刷ジョブ1部を最短時間で入手できる画像形成装置を演算により求める。
まず、ユーザーの現在位置から、それぞれの画像形成装置までの直線距離をたとえばピタゴラスの定理(三平方の定理)により求める。
図17は、ユーザー(情報処理装置100)の位置から各画像形成装置までの直線距離を示す模式図である。この求めた直線距離に基づいて、ユーザーが画像形成装置に到達するまでの時間b、印刷ジョブ1部が完了する時間c、ユーザーが印刷ジョブ1部を入手する時間a+cを算出する。
求めた時間a〜cの例を表2に示す。
Figure 0004516998
前述の演算条件(3)を適応して、1部目は東の方角、距離4mに位置するカラープリンタ106dに送信すれば、ユーザーは1部目を最短時間で入手できることになる。なお、ユーザーが印刷ジョブ1部を入手する時間(秒)には、ユーザーが画像形成装置まで到達する移動時間(秒)は含まれていない。これは、ユーザーが印刷ジョブを送信したと同時にカラープリンタ106dに向かって移動し始めると想定すると、印刷実行とユーザーの移動とが同時に進行し、ユーザーが印刷ジョブ1部を入手する時間(秒)中にユーザーが到達する移動時間(秒)が含まれることになるからである。
次に、2部目であるが、ユーザーの移動距離が最も短くなる画像形成装置、つまり1部目を出力するカラープリンタ106dから最も近い距離の画像形成装置を求める。これらはピタゴラスの定理(三平方の定理)を用いた演算により求まる。
図18は、ユーザー(カラープリンタ106d)の位置から各画像形成装置までの直線距離を示す模式図である。
図18に示すように、カラープリンタ106dから最も近い位置にある画像形成装置は、直線距離でカラープリンタ106dから9.1mの位置にある第2カラー複合機106bであることが分かる。
以上のことから、カラープリント10部の割り振りは、優先順位として、第1位がカラープリンタ106d、第2位が第2カラー複合機106b、第3位が再度カラープリンタ106d、第4位が第3カラー複合機106c、第5位が第1カラー複合機106aという順位が求まる。ここで、演算部103は、ユーザーの移動距離を短く抑えるために、ユーザーの移動距離の閾値を20mとして、20mを超えない範囲で画像形成装置に印刷ジョブを割り振るように演算することが好ましい。
このような閾値を考慮すると、印刷ジョブは、優先順位が第1位のカラープリンタ106dと第2位の第2カラー複合機106bとに印刷ジョブを割り振ることになる。
これらの演算結果に基づき、表2に示す印刷処理容量(Mバイト/秒)、および印刷完了時間a(秒)を考慮して、演算部103は、
優先順位が第1位および第2位のカラープリンタ106d、第2カラー複合機106bに対する移動時間、待ちジョブ完了時間、割り振る印刷ジョブ数、印刷完了時間、ユーザーが印刷物を入手できる時間を求める。表3にこれらの演算結果の例を示す。
Figure 0004516998
ここで、カラープリンタ106dまでの移動時間a(秒)とカラープリンタ印刷完了時間c(秒)およびカラープリンタ106dから第2カラー複合機106bまでの移動時間d(秒)と、第2カラー複合機106bの印刷完了時間f(秒)は同時に進行する処理を示す時間であるので、それぞれの画像形成装置からユーザーが印刷物であるカラープリントを入手できる時間は、b+c(秒)およびe+f(秒)で表すことができる。
次に、ユーザーがカラープリントを入手できる時間b+c(秒)と、e+f(秒)も同時進行で処理が行われる時間を示す。つまり、カラープリンタ106dへ割り振る印刷ジョブ数(部数)をX、第2カラー複合機106bへ割り振る印刷ジョブ数(部数)をYとしたとき、X(部)+Y(部)=10(部)であり、ユーザーがカラープリントを入手できる時間b+c(秒)と、e+f(秒)の最小値を満足するようなX(部)とY(部)を求めれば良いことになる。
表3に示す演算結果に基づいて、カラープリンタ106dへ割り振る印刷ジョブ数Xと、第2カラー複合機106bへ割り振る印刷ジョブ数YをX=1、Y=9からX=9、Y=1まで変化させたときの印刷物10部をユーザーが入手できる時間を演算する。演算結果の例を表4に示す。
Figure 0004516998
表4より、印刷物10部をユーザーが入手できる時間の最短時間は、27.1秒であり、そのときのカラープリンタ106dへ割り振る印刷ジョブ数は4部、第2カラー複合機106bへ割り振る印刷ジョブ数は6部である。
以上のような結果を基に、制御部102は、ユーザーの現在位置から、印刷ジョブを割り振った各画像形成装置への移動経路を可視化するように画像出力部109へ指示し、画像出力部109はモニタ110に移動経路を表示させる。
図19は、モニタ110に表示させる移動経路の表示例を示す図である。図19に示した例では、上記の演算結果を基に、カラープリンタ106dへ割り振る印刷ジョブ数を4部、第2カラー複合機106bへ割り振る印刷ジョブ数を6部としたときの例である。移動経路の案内表示は、現在位置と、画像形成装置の位置と、移動順序を示す矢印などを表示するマップ部1900と、詳細情報を文字などにより表示するコメント部1901で構成される。
マップ部1900では、東西南北の方向が表示された直交する座標軸線の交点をユーザの現在位置(本例では情報処理装置100の位置)P1として表示し、ジョブを割り振ったカラープリンタ106dの位置P2および第2カラー複合機106bの位置P3をそれぞれ表示する。
現在位置P1を分かりやすくするために、「あなたの現在位置はここです」の文字と、座標軸線の交点を指す矢印を表示する。
現在位置P1から最初の4部が出力されるカラープリンタ106dの位置P2までの経路を案内するために、P1からP2へと矢印を表示し、次に6部が出力される第2カラー複合機106bの位置P3までの経路を案内するために、P2からP3へと矢印を表示する。
さらに、コメント部1901には、現在位置から割り振られた画像形成装置までの方向、距離および割り振られたジョブ数などを表示する。
表示例では、現在位置から東方に距離4mの位置にあるカラープリンタ106dに4部割り振ったこと、さらにカラープリンタ106dから北へ9.1mの位置にある第2カラー複合機106bに残りの6部を割り振ったことをコメント部1901に表示している。
図20は、モニタ110に表示させる移動経路の他の表示例を示す図である。図19に示した例と同様に、マップ部2000とコメント部2001とで構成されているが、方向として東西南北ではなく、情報処理装置100に向かってカラープリンタ106dの位置する方向、カラープリンタ106dに向かって第2カラー複合機106bの位置する方向を前後左右の方向で表示している。
図21は、ユーザーの方向の変化によりマップ部の表示が変化する表示例を示す図である。本例におけるマップ部2100およびコメント部2101の表示内容は、図20に示した例に基づいており、ユーザーが現在位置において、カラープリンタ106dの方向へと体の方向を変化させる、すなわち、情報処理装置100の方向をカラープリンタ106dへ向けるとカラープリンタ106dの位置が現在位置に対して前方、マップ部2100の表示では上方に表示するように変化する。
また、取得した返答情報に基づいて画像形成装置106の検出画面(たとえば検出画面700)が作成されるが、このとき、UWB検出情報を逐次更新するように構成すれば、短時間で返答情報を取得し、その都度画像形成装置106の状態の変化を捕捉することができ、各画像形成装置106との相互通信により、図21,22に示したような、移動経路の表示を実現することができる。
図22は、検出画面2200の表示例を示す図である。図22では、検出画面700と同様の表示例であり、UWB検出情報の逐次更新を指示するための入力ボタン2201が備えられており、これを入力することで、たとえば数秒ごとに返答情報を取得し、各画像形成装置106との相互通信を逐次行うことができる。
さらに、ユーザの現在位置が変化した場合には、その変化に応じてマップ部の表示も変化させることが好ましい。
図23は、ユーザーの現在位置の変化によりマップ部の表示が変化する表示例を示す図である。本例におけるマップ部2300およびコメント部2301の表示内容は、図21に示した例に基づいており、ユーザーがカラープリンタ106dへ到達し、現在位置がカラープリンタ106dの位置に変化する、すなわち、情報処理装置100の現在位置がカラープリンタ106dの位置と重なるように変化すると、現在位置P1の位置は座標軸線の交点から変化せず、カラープリンタ106dの位置P2および第2カラー複合機106bの位置P3がそれぞれ相対的に変化して表示される。
コメント部2301には、現在位置がカラープリンタ106dの位置にあること、残り6部は、現在位置から左方に9.1mの位置にある第2カラー複合機106bに割り振られていることを示す。
図24は、情報処理装置100によるジョブの割り振り処理の他の例を示すフローチャートである。
ステップS11では、入力部112a(マウス、キーボード等)からユーザの入力指示により、ユーザインターフェイス接続部111、制御部102を介して、情報処理装置100が接続されるUWB通信ネットワークに接続されている各画像形成装置に対して稼働状況の問い合わせを行う。
ステップS12では、問い合わせに対する返答情報として、各画像形成装置から印刷ジョブの混雑情報、距離情報および方位情報を受信する。
ステップS13では、受信した返答情報に基づいて、情報処理装置100から見た各画像形成装置との距離、方位とジョブ混雑情報を演算して求める。
ステップS14では、印刷の部数単位での自動割り振りが設定されているかどうかを判断する。自動割り振りの設定は、印刷プロパティ画面1500のチェックボックス1501にチェックされているかどうかで判断できる。
部数単位で印刷ジョブを自動割り振りする場合は、ステップS15へ進み、自動割り振りが設定されていない場合は、ステップS18へと進む。
ステップS15では、送信する印刷ジョブの容量と複数の画像形成装置のジョブ混雑情報より効率的な印刷ジョブの部数単位の割り振りを演算して求める。
ステップS16では、演算結果に基づき印刷ジョブを部数単位での自動割り振りを行い、送信する画像形成装置を選別して確定する。
ステップS18では、個別の画像形成装置106へ印刷ジョブを送信することを確定する。
ステップS17では、確定した送信先の画像形成装置に印刷ジョブを送信して処理を終了する。
なお、上記では、ユーザーの移動距離を短く抑えるために、ユーザーの移動距離の閾値を20mとし、20mを超えない範囲の画像形成装置2台に印刷ジョブを割り振るように演算することを説明したが、特にこれに限定されず、画像形成装置が3台、またはそれ以上の台数を対象として印刷ジョブを部数単位で自動的に割り振ることも可能である。
以上、説明してきた様に、情報処理装置100は本実施形態のような複数台の画像形成装置にユーザーの複数部数の印刷ジョブを最短時間で入手できるように、印刷の部数単位自動割り振りの演算を実施させるプログラムを備えている。
上記では本発明のUWB無線通信方式としてインパルス方式を用いて説明した。しかし、これに限らず3.1〜10.6GHzの帯域を802.11a無線LANの使用帯域を避けてローバンド、ハイバンドの2つの帯域を利用するDS−UWB方式、または3.1〜10.6GHz帯域を528MHzを単位として14のバンドに分割するMB−OFDM方式を用いることもできる。
本発明のさらに他の実施形態として、コンピュータを情報処理装置100として動作させるための情報処理プログラムのプログラムコードおよびこの情報処理プログラムのプログラムコードを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することも可能である。
なお、記録媒体としては、マイクロプロセッサで処理が行われるためのメモリ、たとえばROMそのものが記録媒体であってもよいし、また、コンピュータの外部記憶部としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに挿入することで読み取り可能な記録媒体であってもよい。
いずれの場合においても、記録されている情報処理プログラムのプログラムコードは、マイクロプロセッサが記録媒体にアクセスすることで実行されてもよいし、マイクロプロセッサが記録媒体から上記プログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードをプログラム記憶エリアにダウンロードして、実行してもよい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め所定の記憶装置に格納されているものとする。CPUなどのマイクロプロセッサは、インストールされた情報処理用プログラムに従って所定の更新処理を行うようにコンピュータの各部を統括的に制御する。
また、プログラム読み取り装置で読み取り可能な記録媒体としては、磁気テープ、カセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク、ハードディスクなどの磁気ディスクまたはCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)/MO(Magneto Optical disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)/ブルーレイ(
blu-ray)ディスクなどの光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically
Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリを含めた固定的にプログラムを記録する媒体であってもよい。
また、コンピュータを、インターネットを含む通信ネットワークに接続可能な構成とし、通信ネットワークから情報処理プログラムのプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークから情報処理プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めコンピュータに格納しておくか、他の記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現される。
記録媒体から読み取った情報処理プログラムのプログラムコードを実行するコンピュータシステムの一例は、各種プログラムを実行することにより上記の情報処理方法を含めた様々な処理を行うコンピュータと、このコンピュータの処理結果などを表示するCRT(
Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイなどの画像表示装置と、コンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタなどの画像出力装置とが互いに接続されて構成されるシステムである。さらに、このコンピュータシステムには、通信ネットワークを介してサーバなどに接続し、情報処理プログラムを含む各種プログラムや画像データなどの各種データを送受信するためのモデムなどが備えられる。
本発明の実施の一形態である情報処理装置100の構成を示すブロック図である。 画像形成装置106の構成を示すブロック図である。 UWB通信部201およびデータ通信部101を構成する送信機300のブロック図である。 UWB通信部201およびデータ通信部101を構成する受信機400のブロック図である。 USBI/Fを備えたUWB送受信機500の構成を示すブロック図である。 カラー複合機である第1画像形成装置106aの印刷プロパティ画面600を示す図である。 検出画面700の表示例を示す図である。 設定画面800の表示例を示す図である。 他の例の設定画面900を示す図である。 情報処理装置100によるジョブの割り振り処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態である携帯端末1100の斜視図を示す。 本発明の第2実施形態である携帯端末1100の別の斜視図を示す。 本発明の第3実施形態である表示装置1300の斜視図を示す。 本発明の第3実施形態である表示装置1300のブロック図である。 印刷プロパティ画面1500を示す図である。 座標軸表示による検出画面の表示例を示す図である。 ユーザー(情報処理装置100)の位置から各画像形成装置までの直線距離を示す模式図である。 ユーザー(カラープリンタ106d)の位置から各画像形成装置までの直線距離を示す模式図である。 モニタ110に表示させる移動経路の表示例を示す図である。 モニタ110に表示させる移動経路の他の表示例を示す図である。
ユーザーの方向の変化によりマップ部の表示が変化する表示例を示す図である。 検出画面2200の表示例を示す図である。 ユーザーの現在位置の変化によりマップ部の表示が変化する表示例を示す図である。 情報処理装置100によるジョブの割り振り処理の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 情報処理装置
101 データ通信部
102 制御部
103 演算部
104 送信先選別部
105 確定部
106 画像形成装置
108 記憶部
109 画像出力部
111 ユーザインターフェイス接続部

Claims (7)

  1. 複数の画像形成装置と無線通信可能で、画像形成装置への印刷ジョブの送信を制御する情報処理装置であって、
    複数の画像形成装置における、印刷ジョブの混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置から見た画像形成装置の方位を求めるための情報とを受信するデータ通信部と、
    前記データ通信部が、前記複数の画像形成装置から受信した前記混雑情報と前記距離および前記方位を求めるための情報と、出力しようとしている印刷ジョブのデータ容量とに基づいて、印刷ジョブの送信先となる画像形成装置との距離および方位を演算して求めるとともに、前記複数の画像形成装置に対する印刷ジョブの部数単位での割り振りを演算して求める演算部と、
    前記演算部の演算結果に基づき、割り振られた印刷ジョブを、前記複数の画像形成装置のうちいずれの画像形成装置に送信すればよいかを選別する送信先選別部と、
    前記送信先選別部の選別結果を確定する確定部と、
    前記確定部で確定した画像形成装置への印刷ジョブの送信を制御する制御部とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記演算部は、ユーザーから画像形成装置までの距離および画像形成装置間の距離によって前記複数の画像形成装置に優先順位を設定し、各画像形成装置で出力される印刷物をユーザーが入手できる最短時間を算出して前記複数の画像形成装置に対する印刷ジョブの部数単位での割り振りを演算して求めることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記データ通信部は、UWB無線通信によって前記複数の画像形成装置と前記情報の通信を行うことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 前記データ通信部は、情報処理装置と複数の画像形成装置とに内蔵されているか、または外付け接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 複数の画像形成装置と情報処理装置とが無線通信可能に構成され、画像形成装置への印刷ジョブの送信を情報処理装置が制御する印刷ジョブ制御方法であって、
    前記情報処理装置のデータ通信部が、複数の画像形成装置における、印刷ジョブの混雑情報と、情報処理装置と画像形成装置との間の距離および情報処理装置から見た画像形成装置の方位を求めるための情報とを受信し、
    前記情報処理装置の演算部が、前記データ通信部が、前記複数の画像形成装置から受信した前記混雑情報と前記距離および前記方位を求めるための情報と、出力しようとしている印刷ジョブのデータ容量とに基づいて、印刷ジョブの送信先となる画像形成装置との距離および方位を演算して求めるとともに、前記複数の画像形成装置に対する印刷ジョブの部数単位での割り振りを演算して求め
    前記情報処理装置の送信先選別部が、前記演算部の演算結果に基づき、割り振られた印刷ジョブを、前記複数の画像形成装置のうちいずれの画像形成装置に送信すればよいかを選別し、
    前記情報処理装置の確定部が、前記送信先選別部の選別結果を確定し、
    前記情報処理装置の制御部が、前記確定部で確定した画像形成装置への印刷ジョブの送信を制御することを特徴とする印刷ジョブ制御方法。
  6. コンピュータを、請求項1〜のいずれか1つに記載の情報処理装置として機能させるための情報処理プログラム。
  7. 請求項に記載の情報処理プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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