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JP4517815B2 - 電子機器および画質調整方法 - Google Patents
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Description

本発明は、表示手段を備えた電子機器、および、電子機器の表示手段の画質制御方法に関する。
電子機器の多くは、その操作状況や運転状況を表示するための表示手段を備えている。表示手段としては、簡易に構成できる液晶表示ディスプレー(以下、「LCD」という)が多く採用されている。このLCDは、使用する周囲の環境、例えば、温度や明るさなどに応じて、その画質、特に、コントラストが大きく異なってくる。
そのため、LCDを備えた電子機器では、LCDのコントラスト等の画質を調整するための操作子が設けられている。しかしながら、コントラスト等の調整のために専用の操作子を設けることは、部品の増加を招き、結果としてコスト増加となる。また、画質調整のための専用の操作子を設けることは、小型化やデザイン性向上をも阻害する場合がある。
そこで、下記特許文献1には、楽曲の速度変更等のために設けられた回転型操作子を、LCDのコントラスト調整用操作子としても用いる電子楽器が開示されている。これは、コントロールパネルにモードスイッチを設け、当該モードスイッチにより回転型操作子のモードを切り替えている。すなわち、モードスイッチが押下されれば回転型操作子の出力をLCDのコントラスト制御手段に接続し、再度モードスイッチが押下されれば回転型操作子の出力を楽曲の速度変更手段に接続する。
また、下記特許文献2には、電子楽器の電源がオンされると、所定の操作子にLCDのコントラスト制御機能を割り当てる電子楽器が開示されている。電源投入後、その他の操作子から入力があれば、所定の操作子に対するLCDのコントラスト制御機能の割り当てを解除するとともに該操作子本来の機能を割り当てる。
また、下記特許文献3には、ジョグダイヤルの左回転により設定項目の選択を、ジョグダイヤルの右回転により選択した設定項目の設定値調整を行う操作装置が開示されている。この操作装置では、設定項目としてLCDのコントラストが選択可能であり、コントラストを選択した状態でジョグダイヤルを右回転させることで、コントラスト調整が可能である。
特開平04−60591号公報 特開平10−69276号公報 特開2002−73265号公報
しかし、特許文献1の技術では、コントラスト等の調整専用の操作子が不要となる一方で、モード切替専用のスイッチが必要となり、結果として操作子の数削減が図れない。そのため、コスト低減や、小型化、デザイン性向上が阻害される。また、特許文献1ではモード切替スイッチのオン/オフによりモードを切り替えている。そのため、モード切替スイッチを一度押下してコントラス調整モードにした場合、再度モード切替スイッチを押下しなければ通常モードに戻らない。そのため、モード切替スイッチの再押下を忘れて、誤操作を招く可能性も高い。
特許文献2、3の技術によれば、モード切替のための専用のスイッチが不要であり、コストを削減でき得る。しかしながら、特許文献2の技術では、電源投入直後しか、コントラスト調整ができないため、コントラストを再調整するためには、電子楽器の電源を入れ直さなければならず、操作性が低下するという問題がある。また、特許文献3の技術では、操作が複雑であるばかりでなく、コントラスト調整を行う際には、マシンモードを設定するための専用の画面を表示させ、ジョグダイヤルを操作してコントラスト調整項目を選択しなければならないことから、全体として操作性が低下するという問題がある。
そこで、本発明では、専用の操作子を設けることなく、画質調整がより簡易にでき得る電子機器、および、画質調整方法を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、表示手段と複数の操作子とを備えた電子機器であって、表示手段の画質制御とは異なる機能が割り当てられ、ユーザからの操作が解除された場合には初期状態に復帰する第一操作子と、表示手段の画質制御および第一操作子とは異なる機能が割り当てられ、ユーザから加えられた操作量に応じた値を出力する第二操作子と、第一操作子および第二操作子の操作状態を判断し、両操作子に操作が加えられている場合にのみ第二操作子の操作量を出力する判断手段と、判断手段から出力された操作量に応じて、表示手段の画質を制御する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
好適な態様では、表示制御手段は、第二操作子の操作量に応じて表示手段のコントラストを制御する。別の好適な態様では、第二操作子は、回転操作可能なジョグダイヤルである。別の好適な態様では、第一操作子は、ユーザからの操作が解除された時点で、割り当てられた機能を発揮する。その場合、第一操作子は、所定時間以上、継続してユーザからの操作が加えられた場合には、当該操作が解除されても割り当てられた機能を発揮しないことが望ましい。
他の本発明である画質調整方法は、電子機器の表示手段の画質を制御する画質調整方法であって、表示手段の画質制御とは異なる機能が割り当てられた第一操作子に対する操作の有無を判断するステップと、表示手段の画質制御および第一操作子とは異なる機能が割り当てられた第二操作子に対する操作量を検出するステップと、第一操作子に対する操作が維持されている場合にのみ、検出された第二操作子の操作量に応じて表示手段の画質を調整するステップと、を有する。
ここで、画質とは、コントラスト、輝度、水平、垂直位置等、表示される画像の品質に関わるパラメータ全般を指す。また、操作子とは、ユーザからの操作を受け付ける部材全般を指し、プッシュスイッチやジョグダイヤル、トルグスイッチ等の機械式スイッチのほか、タッチセンサ等の電気的スイッチも含む。第一操作子は、ユーザからの操作が解除された場合には初期状態に戻る操作子、例えば、プッシュスイッチやタッチセンサなどを含む。第二操作子は、ユーザから加えられた操作量に応じた値を出力する操作子、例えば、ジョグダイヤルやトラックボール、押下時間を出力する押下式スイッチなどを含む。
本発明によれば、第一操作子および第二操作子の両方に操作が加えられている場合にのみ、第二操作子が画質調整用操作子として機能する。したがって、専用の操作子を設けることなく、画質調整がより簡易にできる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である光ディスク装置10の構成を示す概略ブロック図である。また、図2は、光ディスク装置10の正面図である。この光ディスク装置10は、記録媒体である光ディスクに記録されたデータを再生、または、光ディスクにデータを記録するための電子機器である。
光ディスク装置10の前面には当該装置を操作するための操作パネル14が設けられており(図2参照)、背面には他の機器からのデータ入出力を受け付けるための入出力端子(図示せず)が設けられている。操作パネル14には、電源スイッチ32、複数の操作子22,24,28,30、操作状況等をユーザに提示する表示部26などが設けられている。操作パネル14に設けられた操作子22,24,28,30や表示部26は、バス等の接続線20を介して主制御部12に接続されている。主制御部12は、装置全体の動作を制御するもので、操作パネル14の操作に応じて、表示制御部16や記録再生部18を制御する。以下、この光ディスク装置10について詳説する。
主制御部12は、例えば、CPU,ROM,RAM,I/Oポートからなるコンピュータで構成され、ROMに記憶した制御プログラムにより接続線20を介して光ディスク装置10全体を制御する。
操作パネル14は、複数の操作子22,24,28,30および表示部26を備えており、ユーザからの操作を受け付ける。各操作子22,24,28,30には、それぞれ機能が割り当てられており、ユーザは所望の機能が割り当てられた操作子を操作することにより光ディスク装置10を操作できる。各操作子22,24,28,30に加えられた操作内容は主制御部12に出力される。主制御部12は、加えられた操作内容および当該操作子に割り当てられた機能に応じて、光ディスク装置10の各部を制御する。
本実施形態では、この操作子の一つとしてジョグダイヤル30およびディスプレイスイッチ28を設けている。ジョグダイヤル30は、回転操作が可能な操作子である。ジョグダイヤルの内部には、ロータリーエンコーダのような回転量、回転方向等が検出可能なセンサが設けられている。センサで検出された回転量等は、主制御部12に出力される。このジョグダイヤル30は、図2に示すように表示部26の左側(向かって右側)に設けられており、他の操作子に比べて大きめとなっている。表示部26の左側に設けているのは、操作パネル14の正面に位置するユーザが右手でジョグダイヤルを操作した際に、表示部26への視界が右手で遮られないようにするためである。また、他の操作子に比べ大きめとなっているのは、ジョグダイヤル30を把持しやすくするためである。すなわち、このジョグダイヤル30は、その周囲を把持して回転することにより操作する操作子である。したがって、片手で安定して把持でき得る程度の大きさとなっている。また、ジョグダイヤル30の表面には窪み30bが設けられており、当該窪み30bに指を引っ掛けて動かすことにより、指一本でも操作でき得るようになっている。
このジョグダイヤル30には、選択されているモードに応じて複数種類の機能が適宜、割り当てられる。モードは、記録再生状況や、モード切替専用の操作子を操作することにより切り替えられる。例えば、データの再生時には、当該ジョグダイヤル30に再生速度や再生トラックの調整機能が割り当てられ、その回転量に応じて再生速度や再生トラックが調整される。また、例えば、モード切替専用スイッチであるメニュー選択スイッチが押下されれば、当該ジョグダイヤル30にはメニュー項目選択機能や、項目設定値選択機能などが割り当てられる。このように単一の操作子に、複数の機能をモードに応じて割り当てる手法は従来の電子機器でも多用されている手法である。このような手法を採用することにより操作子の数を削減でき、ひいては、コストを低減できる。ここで、再生速度調整機能やメニュー選択機能などのように特定の場面でしか必要とならない機能であれば、記録再生状況やモード切替専用操作子の操作により割当切替を行っても問題ない。
しかし、例えば、表示部26のコントラストや輝度値調整のように、どのような場面でも必要となる機能の場合には、記録再生状況やモード切替専用操作子の操作で割当切替を行うことが問題となる。すなわち、いずれの場面でも必要となる機能であるため、記録再生状況に応じて機能割当を切り替えることは望ましくない。また、コントラスト調整モードに切り替えるための専用スイッチを設けることも考えられるが、その場合、操作子増加に伴うコスト増加や、他の操作への支障をもたらす恐れがある。例えば、記録再生時にコントラスト調整を行いたい場合に専用スイッチを押下してコントラスト調整モードにした場合、今度は、再生速度調整を行うことができなくなってしまう。もちろん、コントラスト調整モードを解除することにより、再生速度を調整することができるが、操作数が増加し、煩雑であった。また、ユーザは、現在のモードを記憶し、操作しなければならず、誤操作が生じやすい。現在のモードを表示部26に表示することも考えられるが、その場合、通常、記録再生時に表示される情報が表示できず、やはり、操作性に悪影響を与える。
そこで、本実施形態では、他の操作子、具体的には後述するディスプレイスイッチ28との連携操作によりジョグダイヤル30にコントラスト機能を割り当てている。具体的には、ディスプレイスイッチ28が押下されている間だけ、ジョグダイヤル30にコントラスト調整機能を割り当てている。ディスプレイスイッチ28が押下されている状態でジョグダイヤル30が操作されれば、その回転量等がコントラスト調整用の処理回路に出力される。逆に、ディスプレイスイッチ28が押下されていない状態でジョグダイヤル30が操作された場合、ジョグダイヤル30には現在選択されているモードに応じた機能が割り当てられる。
このように、他の操作子と同時に操作された場合にのみジョグダイヤル30にコントラスト調整機能を割り当てることにより、どのような場面であっても、簡易にコントラスト調整ができる。また、後述するように他の操作子として、表示内容切替機能が割り当てられているディスプレイスイッチ28を用いることにより、コントラスト調整機能割当のための専用スイッチを不要とし、操作子を削減できる。その結果、コスト削減や、デザイン性の向上、操作パネルの小型化を図ることができる。
ディスプレイスイッチ28は、ジョグダイヤル30と所定距離離れた位置に設けられた押下式スイッチであり、ユーザからの押下が解除されれば初期状態(OFF状態)に自動的に復帰するスイッチである。このディスプレイスイッチ28は、表示部26に表示される表示内容を切り替えるための操作子である。すなわち、データの記録再生の際、表示部26には再生または記録状況が表示される。表示される再生記録状況の種類としては、総再生(記録)時間、現在再生中のトラックの再生時間、再生(記録)可能な残り時間、トラックの残り時間等がある。表示される再生記録状況の種類は、ディスプレイスイッチ28を押下する度に(より正確には押下解除される度に)切り替えられる。したがって、ユーザは、表示部に表示される記録再生状況の種類を切り替えたい場合は、所望の記録再生状況種類になるまで繰り返し、当該ディスプレイスイッチ28を押下する。
また、記述したように、当該ディスプレイスイッチ28は、押下状態を維持することにより、ジョグダイヤル30にコントラスト調整機能を割り当てることができる。すなわち、押下した後、押下解除することなく、ジョグダイヤル30を操作すれば、コントラストを調整することができる。換言すれば、ディスプレイスイッチ28には、表示される記録再生状況種類の切替機能と、ジョグダイヤル30の割当機能の切替機能と、の2種類の機能が割り当てられていることになる。
ここで、本実施形態では、当該ディスプレイスイッチ28が、いずれの機能を目的として押下されたかを押下時間に基づいて判別している。具体的には、押下時間が所定の基準時間未満である場合、表示される記録再生状況種類の切替を目的とした押下と判断し、当該押下が解除された時点で、記録再生状況種類を切り替える。一方、押下時間が所定の基準時間以上の場合、ジョグダイヤル30の割当機能の切り替えを目的とした押下と判断し、押下解除されても、記録再生状況種類の表示切替を実行しない。
このように、押下時間に応じて、ディスプレイスイッチ28の機能を切り替えることにより、ジョグダイヤル30の割当機能の切替専用のスイッチを不要とすることができる。また、ディスプレイスイッチ28の本来の機能(記録再生状況種類の切替)は、当該スイッチを押下したタイミングではなく、押下解除されたタイミングで実行される。したがって、ジョグダイヤル30の割当機能の切替のために、当該スイッチを押下しても、表示内容は変更されない。換言すれば、表示内容を変更することなく、コントラスト調整が可能となる。さらに、ユーザは、ディスプレイスイッチ28の押下操作により、ジョグダイヤル30へのコントラスト調整機能が割り当てられたことを自然と意識することができる。したがって、割当機能の誤認識に基づく、誤操作を防止できる。また、ディスプレイスイッチ28は、操作解除されれば、自然と初期状態に復帰する操作子である。したがって、コントラスト調整後、オフ状態への戻し忘れがなく、やはり、誤操作を防止できる。
表示部26は、LCDから構成され、表示制御部16の指示に応じて操作状況や記録再生状況等を表示する。表示部26は、周囲の環境、例えば、明るさ等によって見え方が異なってくるため、コントラストやバックライトの強さ等の画質が調整できるようになっている。特に、LCDから構成される表示部26は、明るさだけでなく、温度によってもコントラストが変化するため、画質調整機能は必須となる。コントラストの調整量は、記述したように操作パネル14に設けられたジョグダイヤル30の操作によって与えられ、表示制御部16はジョグダイヤル30の回転量および回転方向に応じてコントラストを調整する。
表示制御部16は、表示部26の表示状態を制御するもので、例えば、CPUや表示制御プログラム等で構成される。より具体的には、表示内容の変更や、画質、例えば、コントラストや輝度等を制御する。表示内容は、装置の操作状況や記録再生状況に応じて切り替えられる。例えば、データの記録再生時には記述した記録再生状況を表示し、メニュー選択スイッチが押下されれば、メニュー設定画面が表示される。また、コントラストや輝度等は、ユーザからの調整操作を受けて調整される。
記録再生部18は、主制御部12からの指示に応じて、光ディスクへのデータ記録、あるいは、光ディスクに記録されたデータの再生等を実行する。この記録再生部18は、光ディスクにレーザ光を照射する光ピックアップや、光ディスクからの反射信号等を処理する信号処理回路などから構成される。
次に、コントラスト調整に関連する回路構成について図3を用いて説明する。図3は、コントラスト調整に関連する回路の概略構成を示す図である。コントラスト調整のための操作子としては、二種類の操作子、具体的には、ジョグダイヤル30およびディスプレイスイッチ28が用いられる。この二種類の操作子28,30の出力は、主制御部12のCPU40に出力される。CPU40は、二種類の操作子28,30の出力内容に応じて、表示制御部16に指示を出力する。表示制御部16は、デジタル値をアナログ値(電圧)に変換して出力するD/Aコンバータ42、入力された電圧値を増幅して出力するオペアンプ44、および、LCDモジュール46を備えている。LCDモジュール46は、表示部26を構成するLCD素子(図示せず)への印加電圧を制御するモジュールである。LCD素子への印加電圧は、LCDモジュールの各端末VDD〜VEEに印加される電圧により決まる。ここで、LCDのコントラストは、V0端子に印加する電圧を制御し、VDD〜V0間の電圧値を変化させることにより制御できる。
この回路構成でのコントラスト調整について簡単に説明する。CPU40には、ジョグダイヤル30およびディスプレイスイッチ28の操作値が入力される。具体的には、ディスプレイスイッチ28からは、当該スイッチの通電状態(押下状態)が入力される。また、ジョグダイヤル30からは、当該ジョグダイヤル30の回転に応じたパルス信号が入力される。このパルス信号は、ジョグダイヤル30に設けられたロータリーエンコーダから出力される。CPU40は、このパルス信号に基づいてジョグダイヤル30の回転量および回転方向を検出する。そして、ディスプレイスイッチ28の通電状態に応じて、検出した回転量等の出力先を変更する。
具体的には、ディスプレイスイッチ28がOFF状態の場合、検出した回転量および方向を他の回路に出力する。どの回路に出力されるかは、その際の選択されているモードにより異なり、例えば、再生速度変更モードの場合は、記録再生部18の再生速度調整部へと出力される。一方、ディスプレイスイッチ28がON状態の場合は、検出した回転量および回転方向に対応するデジタル値を表示制御部16のD/Aコンバータ42に出力する。ここで、ジョグダイヤル30の回転量は出力されるデジタル値の絶対値に、回転方向はデジタル値の符号に対応する。例えば、右方向への回転の場合にはその回転量に応じたマイナスの値が、左方向への回転の場合にはその回転量に応じたプラスの値が、出力される。
D/Aコンバータ42は、入力されたデジタル値をアナログ値の電圧に変換してオペアンプ44に出力する。オペアンプ44は、入力された電圧を増幅し、コントラスト制御電圧として、LCDモジュール46のV0端子に出力する。LCDモジュール46は、印加されたコントラスト制御電圧に応じて、LCD素子への印加電圧を変更し、コントラストを制御する。これにより、表示部26のコントラストが調整される。
なお、CPU40は、ディスプレイスイッチ28のON状態持続時間も検出しており、検出された持続時間に基づいて当該スイッチのON信号を他の処理回路に出力するか否かを決定する。具体的には、ON状態持続時間が所定の基準時間以上の場合は、当該スイッチ28のON信号を他の処理回路に出力しない。これは、このディスプレイスイッチ28の押下が、コントラスト制御を目的とした押下であると判断できるからである。一方、ON状態持続時間が所定の基準時間未満の場合、当該スイッチ28のON信号を、表示部26に表示される表示内容切替用の処理回路に出力する。当該処理回路は、ON信号に基づいて、表示部26に表示される記録再生状態の種類を切り替える。このように、ON状態持続時間に基づいて、ON信号の出力の有無を判断することにより、ディスプレイスイッチの押下が、コントラスト制御または表示内容切替のいずれを目的としたものかを判断でき、ユーザの意図に応じた制御が可能となる。さらに、コントラスト制御を目的としてディスプレイスイッチ28を押下した場合には、表示部26に表示される内容が変化しないため、ユーザは所望の画面においてコントラスト調整が可能となる。
次に、この光ディスク装置10におけるコントラスト調整の流れについて図4のフローチャートを用いて説明する。コントラスト調整を行う場合、ユーザは、まず、ディスプレイスイッチ28を押下する(S10)。次に、その押下状態を維持したまま、ジョグダイヤル30を回転操作(S14,S18)し、コントラストを制御する。具体的には、ユーザは、表示部26での表示状態を確認し、コントラストが弱いと判断すればジョグダイヤル30を右方向に回転させる(S12,S14)。一方、コントラストが強いと判断すればジョグダイヤル30を左方向に回転させる(S16,18)。このジョグダイヤル30の回転を繰り返し、所望のコントラストになれば、ジョグダイヤルの回転操作を中止し(S20)、ディスプレイスイッチ28の押下も解除する(S22)。
ここで、ジョグダイヤル30にコントラスト調整機能を割り当てる際には、必ず、ディスプレイスイッチ28の押下(S10)という操作が必要となる。この押下操作によって、ユーザはジョグダイヤル30の割当機能がコントラスト調整機能に変更されたことを意識することができる。したがって、ジョグダイヤル30への割当機能を誤解したことによって生じる誤操作を防止できる。また、コントラスト調整機能が不要になれば、ユーザは、必ず、ディスプレイスイッチ28の押下解除という操作を実行する。これにより、コントラスト調整機能の割当解除を忘れることがなく、やはり、誤操作を防止できる。つまり、本実施形態のように、二操作(ディスプレイスイッチ押下、および、ジョグダイヤル回転)によってコントラスト調整を実現することにより、誤操作を防止することができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、どのような場面であっても簡易にコントラストを調整することができる。なお、本実施形態では、コントラスト調整機能に関与する操作子として、ディスプレイスイッチ28およびジョグダイヤル30を例示したが、当然、他の操作子を用いてもよい。例えば、ディスプレイスイッチ28に替えて、他の操作子を用いてもよい。ただし、その場合であっても、ユーザからの操作が解除された時点で初期状態に復帰する操作子であることが望ましい。ON状態の解除忘れに起因する誤操作を防止するためである。また、ディスプレイスイッチのように表示に関係する機能が割り当てられた操作子であることが望ましい。表示に関係する操作子であれば、コントラスト調整を連想しやすく、ユーザが覚えやすいからである。
また、ジョグダイヤル30に替えて他の操作子、例えば、通常の押下式スイッチ等を用いてもよい。その場合は、押下式スイッチの押下時間に応じてコントラストを変更するようにすればよい。例えば、押下式スイッチの押下している間は、コントラスト弱からコントラスト強までの変化を繰り返すようにすればよい。すなわち、押下式スイッチを押下している間は、所定の傾斜でコントラストを強めていく。そして、最も強いコントラストに至れば、今度は、最も弱いコントラストに移り、再度、所定の傾斜でコントラストを強めていく。ユーザは、所望のコントラストになった時点で、当該押下式スイッチの押下を解除すればよい。なお、この場合であっても、他の操作子、例えば、ディスプレイスイッチ28などと連携操作により、コントラスト調整モードに移行させる。
また、本実施形態では、LCDのコントラスト調整を例示しているが、画質に関係する他のパラメータの調整に適用してもよい。例えば、LCDのバックライトの強度調整等に適用してもよい。
本発明の実施形態である光ディスク装置の概略構成を示すブロック図である。 光ディスク装置の正面図である。 コントラスト調整に関連する回路の概略構成を示す図である。 コントラスト調整の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 光ディスク装置、12 主制御部、14 操作パネル、16 表示制御部、18 記録再生部、20 接続線、26 表示部、28 ディスプレイスイッチ、30 ジョグダイヤル、42 D/Aコンバータ、44 オペアンプ、46 LCDモジュール。

Claims (6)

  1. 表示手段と複数の操作子とを備えた電子機器であって、
    表示手段の画質制御とは異なる機能が割り当てられ、ユーザからの操作が解除された場合には初期状態に復帰する第一操作子と、
    表示手段の画質制御および第一操作子とは異なる機能が割り当てられ、ユーザから加えられた操作量に応じた値を出力する第二操作子と、
    第一操作子および第二操作子の操作状態を判断し、両操作子に操作が加えられている場合にのみ第二操作子の操作量を出力する判断手段と、
    判断手段から出力された操作量に基づいて、表示手段の画質を制御する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    表示制御手段は、第二操作子の操作量に応じて表示手段のコントラストを制御することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または2に記載の電子機器であって、
    第二操作子は、回転操作可能なジョグダイヤルであることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    第一操作子は、ユーザからの操作が解除された時点で、割り当てられた機能を発揮することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器であって、
    第一操作子は、所定時間以上、継続してユーザからの操作が加えられた場合には、当該操作が解除されても割り当てられた機能を発揮しないことを特徴とする電子機器。
  6. 電子機器の表示手段の画質を制御する画質調整方法であって、
    表示手段の画質制御とは異なる機能が割り当てられた第一操作子に対する操作の有無を判断するステップと、
    表示手段の画質制御および第一操作子とは異なる機能が割り当てられた第二操作子に対する操作量を検出するステップと、
    第一操作子に対する操作が維持されている場合にのみ、検出された第二操作子の操作量に応じて表示手段の画質を調整するステップと、
    を有することを特徴とする画質調整方法。

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