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JP4518183B2 - 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラム - Google Patents
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JP4518183B2 - 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラムに関する。
無線LAN規格(IEEE802.11)には、アクセスポイントが無線ネットワークにある複数の無線端末装置のアクセスタイミングを調停するインフラストラクチャモードと無線端末装置間でアクセスタイミングを決定するアドホックモードとが存在する。
アクセスポイントを経由するインフラストラクチャモードでは、アドホックモードと比較してスループットが低下するが、アクセスポイントの配下の各無線端末は、有線LANやインターネットに接続することができる。一方のアドホックモードでは、無線端末同士が直接通信するため、アクセスポイント中継によるオーバーヘッドが無くスループットが上がるが、有線LANやインターネットに接続することはできない。
この二つのモードそれぞれの長所を生かすことができる方式として、ダイレクトリンクプロトコル(DLP)方式がIEEE802.11eのオプション機能として定義されている。この方式では、インフラストラクチャモードを保った状態で無線端末同士の直接通信リンクが設定され、無線端末同士が直接通信することができる。
特開2004−72565号公報
しかしながら、上述のダイレクトリンクプロトコル方式は、アクセスポイントがダイレクトリンクプロトコル方式をサポートしていることが必要となる。このため、アクセスポイントがダイレクトリンクプロトコル方式をサポートしていない限り、ダイレクトリンクプロトコル方式を利用することができないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、アクセスポイントがダイレクトリンクプロトコル方式をサポートしていない場合であっても、ダイレクトリンクプロトコル方式による通信が可能な、新規かつ改良された無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、無線通信ネットワーク内のアクセスポイントを介して接続された第2の無線通信装置に検索データを送信し、前記第2の無線通信装置から返信された検索応答データに基づいて、当該第2の無線通信装置とのダイレクトリンクセットアップが可能か否かを判断する第1の無線通信装置と、前記検索データを受信し、ダイレクトリンクセットアップに対応している場合は、前記第1の無線通信装置に前記検索応答データを送信する第2の無線通信装置と、を備える無線通信システムが提供される。
また、前記検索応答データには、前記第2の無線通信装置の所属するBSSID、ESSID、パワーセーブ状態、チャネル番号、ダイレクトリンクでのパワーセーブ通信機能の有無、ダイレクトリンクでの動的チャネル変更機能の有無の少なくともいずれか1つが含まれるものであってもよい。
また、前記第1の無線通信装置は、前記検索応答データに含まれるBSSIDが自装置のBIDと一致する場合は、前記第2の無線通信装置をダイレクトリンクセットアップが可能な相手と判断してテーブルに登録する登録制御部を備えるものであってもよい。
また、前記第1の無線通信装置は、前記検索応答データに含まれるBSSIDが自装置のBSSIDと一致しない場合に、前記検索応答データに含まれるESSIDが自装置のESSIDと一致し、且つ前記第2の無線通信装置が使用する周波数帯域を示すチャネル番号が自装置のチャネル番号と一致する場合は、前記第2の無線通信装置をダイレクトリンクセットアップが可能な相手と判断してテーブルに登録する登録制御部を備えるものであってもよい。
また、前記第1の無線通信装置は、前記検索応答データに含まれるBSSIDが自装置のBSSIDと一致せず、前記検索応答データに含まれるESSIDが自装置のESSIDと一致し、且つ前記第2の無線通信装置が使用する周波数帯域を示すチャネル番号が自装置のチャネル番号と一致しない場合に、前記第1又は第2の無線通信装置がダイレクトリンク中に動的にチャネルを変更する機能を有している場合は、前記第2の無線通信装置をダイレクトリンクセットアップが可能な相手と判断してテーブルに登録する登録制御部を備えるものであってもよい。
また、前記第1の無線通信装置は、前記検索データの送信を上位層のサービス検索プロトコルに同期させて行うものであってもよい。
また、前記第1の無線通信装置は、上位層のサービス検索/機器検索プロトコルパケットのマルチキャストアドレスに基づいて前記検索データを送信するものであってもよい。
また、前記第2の無線通信装置は、前記第1の無線通信装置に対して前記検索応答データをユニキャストで送信するものであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信ネットワーク内のアクセスポイントを介して接続された他装置に、ダイレクトリンクセットアップに対応しているか否かを検索する検索データを送信する送信部と、前記検索データを受信した他装置から検索応答データを受信する受信部と、検索応答データに基づいて、当該第2の無線通信装置とのダイレクトリンクセットアップが可能か否かを判断する判断部と、を備える無線通信装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信ネットワーク内のアクセスポイントを介して接続された他装置に、ダイレクトリンクセットアップに対応しているか否かを検索する検索データを送信するステップと、前記検索データを受信した他装置から検索応答データを受信するステップと、検索応答データに基づいて、当該第2の無線通信装置とのダイレクトリンクセットアップが可能か否かを判断するステップと、を備える無線通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信ネットワーク内のアクセスポイントを介して接続された他装置に、ダイレクトリンクセットアップに対応しているか否かを検索する検索データを送信する手段、前記検索データを受信した他装置から検索応答データを受信する手段、検索応答データに基づいて、当該第2の無線通信装置とのダイレクトリンクセットアップが可能か否かを判断する手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、アクセスポイントがダイレクトリンクプロトコル方式をサポートしていない場合であっても、ダイレクトリンクプロトコル方式による通信が可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の各実施形態にかかる無線通信システムの構成の一例を示す模式図である。本実施形態にかかるシステムは、複数の無線通信装置100(STA1,STA2,STA3,STA4)とアクセスポイント(AP1,AP2)200とから構成される。本実施形態において、アクセスポイント200は通常用いられている一般的なものであり、特別な機能を要しない。AP1とAP2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)により接続されている。各無線通信装置100は、無線LANの通常動作に加えて、ダイレクトリンク経路設定機能が動作する。各無線通信装置100(STA1,STA2,STA3,STA4)は、既にアクセスポイント(AP)200にアソシエーションが完了しているものとする。
図1において、STA1,STA2,STA3は、AP1の配下に存在し、STA1,STA2,STA3は、同一のBSSIDを有する。一方、STA4は、AP2の配下に存在し、STA1,STA2,STA3とは異なるBSSIDを有する。但し、STA1,STA2,STA3,STA4は、IPネットワークの同一セグメントに存在し、ESSIDは同一である。従って、各STAからブロードキャストで送信されたデータは、異なるBSSIDの装置に送信される。
図2は、無線通信装置100の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、各無線通信装置100は、データ処理部102、伝送処理部104、無線インターフェース部106、制御部108、メモリ110、アンテナ112を備える。送信時には、データ処理部102は、例えば上位レイヤからの要求に応じて各種データフレーム、データパケットを作成して伝送処理部104に供給する。伝送処理部104は、送信時にはデータ処理部102で生成されたパケットに対して各種データヘッダやFCS(Frame Check Sequence)などの誤り検出符号の付加などの処理を行い、処理後のデータを無線インターフェース部106に提供する。無線インターフェース部106は、伝送処理部104により受け取ったデータから搬送波の周波数帯の変調信号を生成し、アンテナ112から無線信号として送信させる。
また、受信動作を行う際には、無線インターフェース部106は、アンテナ112により受信された無線信号をダウンコンバージョンし、ビット列に変換することにより各種データフレームを復号する。すなわち、無線インターフェース部106は、アンテナ112と協働して送信部、および受信部として機能することができる。伝送処理部104は、無線インターフェース部106から供給される各種データフレームに付加されているヘッダを解析し、誤り検出符号に基づいてデータフレームに誤りがないことを確認すると、各種データフレームをデータ処理部102へ供給する。データ処理部102は、伝送処理部104から供給される各種データフレーム、データパケットを処理し、解析する。
制御部108は、無線通信装置100の受信動作、送信動作などの各種動作を制御する。また、後述するように、制御部108は、独自のダイレクトリンク設定処理(DLS設定処理;ダイレクトリンクセットアップ)において無線通信装置100が独自DLSに対応しているか否かを判断する判断部としての機能を有する。メモリ110は、制御部108によるデータ処理の作業領域としての役割や、各種データを保持する記憶媒体としての機能を有する。メモリ110としては、DRAMなどの揮発性メモリ、EEPROMなどの不揮発性メモリ、ハードディスク、光ディスクなどの各種記録媒体を用いることができる。
なお、図1に示す各ブロックは、ハードウェア(回路)によって構成されることができる。また、各ブロックを演算処理部(CPU)とこれを機能させるソフトウエア(プログラム)によって構成することもできる。この場合、そのプログラムは、無線通信装置100が備えるメモリ110等の記録媒体に格納されることができる。
図3は、本実施形態の無線通信装置100による処理の概略を示す模式図である。図3に示すように、本実施形態の無線通信装置100による処理の概略は、「ダイレクトリンク可能ノード検索」、「ダイレクトリンク確立」、「リンク品質測定」、「データ送受信」の4つの処理から成る。
ダイレクトリンク可能ノード検索」は、各無線通信装置100が無線LANの通常動作をしている状態から、無線通信装置100が、DLS(ダイレクトリンクセットアップ)が可能な他の無線通信装置100(STA)を能動的に検索する処理である。
「ダイレクトリンク確立」は、無線通信装置100が、他の特定の無線通信装置100と自らのCapabilityなどの情報をデータフレームにカプセル化して通信相手とやり取りする一連のフレーム交換動作である。この処理により、通信相手とのダイレクトリンクが確立される。
「リンク品質測定」は、ダイレクトリンクの品質に関する情報、およびアクセスポイント200とのリンクの品質に関する情報を得る動作であって、適切な経路を選択してダイレクトリンク通信を行うために必要な処理である。
「データ送受信」は、適宜パス切り替えを行いつつダイレクトリンクを利用してトラフィックの送受信を行う処理である。
以下、本実施形態において特徴的な「ダイレクトリンク可能ノード検索」について詳細に説明する。図4は、ダイレクトリンク可能ノード検索の処理を示す模式図である。ここでは、複数の無線通信装置100のうち、STA1がダイレクトリンク可能ノードを検索するものとする。なお、図4に示す処理は、無線通信装置100の演算処理部(CPU)とこれを機能させるソフトウエア(プログラム)によって実現することができる。この場合、そのプログラムは、無線通信装置100が備えるメモリ110に格納されることができる。
STA1は、アクセスポイント200とのアソシエーションを確立した状態で、DLS機能に対応しているか否かを検索するフレーム(以下、DLS検索フレームという)をアクセスポイント200(AP1)に送信する(ステップS1)。アクセスポイント200(AP1)は、DLS検索フレームを他の無線通信装置100(STA2,STA3)へブロードキャストまたはマルチキャストで送信する(ステップS2)。アクセスポイント200(AP1)は、アクセスポイント200(AP2)を介して、DS配送によりDLS検索フレームをSTA4へ送信する。DLS検索フレームは、「DLS対応のSTAであれば応答せよ」の旨の内容を示すデータフレームである。本実施形態において、DLS検索フレームの例としては、その旨の内容がIDとして記述されていて、専用のイーサタイプ(EtherType)によってカプセリングされたデータフレームなどを想定している。
具体的には、DLS検索フレームはDLS用のある特定のEthertypeのデータフレームとしてカプセル化されている。アクセスポイント200では、このデータフレームは通常のデータフレームとして認識されるため、アクセスポイント200はDLS検索フレームであることを認識することなく、各無線通信装置100へ送信する。
図5は、データフレームのフレーム構成例を示した説明図である。図5に示したように、802.11MACヘッダ104と、MSDU(MAC Service Date Unit)110を含む。802.11MACヘッダ104には、当該データフレームの送信元アドレスを示すTAや、当該データフレームの受信先アドレスを示すRAなどが含まれる。例えば、STA1がSTA2へアクセスポイント200を介してデータフレームを送信する場合、当該データフレームの802.11MACヘッダ204には、STA1のアドレスが記載されたTAと、アクセスポイント200(AP1)のアドレスが記載されたRAと、STA2のアドレスが記載されたDAが含まれる。
MSDU210は、LLCSNAP(Logical Link Protocol Sub−Network Access Protocol)212、type214、payload216を含む。
LLCSNAP212は8バイトの固定パターンであり、論理リンク制御のために設けられている。type214は、当該データフレームのフレームタイプを示す情報である。例えば、DLS検索フレームのtype214には、DLS検索フレームであることを示す2バイトの情報が記載される。また、DLS検索フレームのpayload216には、ダイレクトリンク設定用のメッセージが記載される。同様に、DLS検索応答フレームのtype214には、DLS検索応答フレームであることを示す2バイトの情報が記載される。また、DLS検索応答フレームのpayload216には、ダイレクトリンク設定用のメッセージが記載される。
DLS検索フレームは、マネージメント(Management)フレームではないため、アクセスポイント200は、DLS検索フレームをブロードキャストまたはマルチキャストで他の無線通信装置100(STA2,STA3,STA4)へ配送する。アクセスポイント200によって中継されたDLS検索フレームは、同一ネットワークセグメント内の他の無線通信装置100(STA2,STA3,STA4)に送られる。他の無線通信装置100は、DLS検索フレームを受信する(ステップS3)。
DLS検索フレームを受信した各STAは、自装置がデータフレームを利用したダイレクトリンク設定機能に対応している場合は、DLS検索フレームを解釈する。各STAは、自装置がダイレクトリンク設定機能に対応しており、DLS検索フレームを解釈できた場合は、応答フレーム(以下、「DLS検索応答フレーム」という)をSTA1に対してユニキャストで返信する(ステップS4)。
ここでは、同一ネットワークセグメント内の複数の無線通信装置100のうち、STA2,STA4がダイレクトリンク設定機能に対応しているものとする。STA2,STA4は、以下の内容を含むDLS検索応答フレームをSTA1に返信する。以下の内容は、DLS検索応答フレームのpayload216に記述される。
・自装置(STA2,STA4)の所属するBSSID
・自装置の所属するESSID
・自装置のパワーセーブ状態
・自装置が動作しているチャネル番号
・自装置における、ダイレクトリンクでのパワーセーブ通信機能の有無
・自装置における、ダイレクトリンクでの動的チャネル変更機能の有無
ここで、BSSIDは、ベースステーション(BSS)のIDであり、アクセスポイント200のMACアドレスである。また、ESSIDは、ネットワークの名称を示すIDである。ESSは、DSで接続されたベースステーションの集合体であるが、DS自体は含まない部分をいう。アクセスポイント200からブロードキャスト送信されたデータは、IPネットワークのセグメントさえ同一であれば、ESSIDが異なる無線通信装置100に対しても送信される。
パワーセーブ状態は「アクティブ状態(非パワーセーブ状態)」と「パワーセーブ状態(パワーセーブ中)」の2通りで表され、現在の各STA2,STA4のパワーセーブ状態が通知される。また、自装置が動作しているチャネル番号は、自装置が使用している周波数帯域を示すチャネル番号である。
ダイレクトリンクでのパワーセーブ通信機能は、パワーセーブ状態のままダイレクトリンクパスを使用することができる機能である。ダイレクトリンクでの動的チャネル変更機能は、ダイレクトリンクパスを使用するときだけチャネルを動的に変更することができる機能である。
DLS検索フレームを受信した無線通信装置100がデータフレームを利用したDLSに対応していない場合は、DLS検索フレームが未知のフレームとして取り扱われる。この場合、無線通信装置100はDLS検索フレームの内容を解釈することができず、DLS検索フレームは装置内部で破棄される。図4の例では、STA3は、DLS機能に対応していないため、STA1に対してDLS検索応答フレームを返信しない(ステップS5)。
STA1は、DLSに対応しているSTA2,STA4からDLS検索応答フレームを受信する(ステップS6)。STA1は、DLS検索応答フレームに記載されている情報と自らの対応機能とを比較し、DLS検索応答フレームの内容を解釈する(ステップS7)。そして、STA1は、比較の結果に基づいて、それぞれのSTA2,STA4を「DLS可能ノードテーブル」に登録するか否かを判断する(ステップS8)。
図4のステップS8において、DLS検索応答フレームを送信したSTA2,STA4を「DLS可能ノードテーブル」に登録するか否かの判断は、制御部108により、図6のフローチャートに従って行われる。
先ず、ステップS21において、STA1は、STA2,STA4のBSSIDが、STA1自身が属しているBSSIDと同一であるか否かを判定する。そして、BSSIDが同一であれば、ステップS22へ進み、DLS検索応答フレームを送信したSTAの情報をダイレクトリンク可能ノードテーブルに登録する。一方、BSSIDが同一でない場合は、ステップS23へ進む。
ステップS23では、STA2,STA4のESSIDが、STA1自身のESSIDと同一であるか否かを判定する。そして、ESSIDが同一の場合は、ステップS24へ進み、チャネル番号が同一であるか否かを判定する。一方、ESSIDが同一でない場合は、ステップS26へ進み、STA2,STA4をダイレクトリンク可能ノードテーブルに登録しない処理を行う。
ステップS24でチャネル番号が同一の場合は、ステップS22へ進み、チャネル番号が同一のSTAの情報をダイレクトリンク可能ノードテーブルに登録する。一方、チャネル番号が同一でない場合は、ステップS25へ進む。ステップS25では、STA1とDLS検索応答フレームを送信したSTA2(またはSTA4)の双方が動的チャネルスイッチに対応しているか否かを判定する。
そして、動的チャネルスイッチに対応している場合は、ステップS22へ進み、動的チャネルスイッチに対応しているSTA(STA2またはSTA4)の情報をダイレクトリンク可能ノードテーブルに登録する。一方、動的チャネルスイッチに対応していない場合は、STA2,STA4をダイレクトリンク可能ノードテーブルに登録しない処理を行う。
本実施形態において、STA4からの応答フレームでは、STA4のBSSIDはSTA1のBSSIDと異なるが、STA4のESSIDはSTA1のESSIDと同一である。従って、STA1は、STA4のチャネル番号が自身のチャネル番号と同一であれば、同一チャネルを利用したダイレクトリンク接続が可能であるため、STA4をダイレクトリンク可能ノードテーブルに加える。
また、STA4のチャネル番号がSTA1自身のチャネル番号と同一でない場合においても、動的チャネルスイッチ機能をSTA1とSTA4の双方が備えていれば、チャネルを動的に変化させることで接続は可能である。従って、このような場合においても、STA1はSTA4をダイレクトリンク可能ノードテーブルに加える。
なお、「DLS検索フレーム」送信動作のトリガは、アソシエーション完了以外にも、長周期タイマの満了などに同期させても良い。
[ダイレクトリンク確立]
以上のようにして周囲のSTAのDLS機能の対応状況をテーブル化したSTA1は、テーブルに存在するMACアドレスをもつSTAに対して、ダイレクトリンク確立を開始する。確立開始のトリガは当該STAとの通信が発生した時点でも構わない。図7は、ダイレクトリンク確立処理のフローチャートを示している。ダイレクトリンク確立とは、ダイレクトリンクの設定要求/応答をデータフレームにカプセル化してやりとりするもので、IEEE802.11e規格に定義されているDLSとは異なり、Managementフレームを使用しない。このため中継するアクセスポイント200は、フレームの内容を意識する必要がなく、2つのSTA間だけで処理が完結する。このフレーム交換により互いの対応しているCapabilityが交換され、STA1は当該STAを登録してこれに対して直接データフレームを送信することができるようになる。
図7では、STA1がSTA2に対してDLS確立要求を行う場合を例示している。STA1がSTA4に対して行うDLS確立要求も同様である。STA1は、DLS確立要請をSTA2に対して送信する(ステップS11)。アクセスポイント200(AP1)の中継を介してDLS確立要請を受信したSTA2は、DLS確立要請を解釈できたか否かを判定し、且つ、DLS確立要請を受け入れるか否かを判定する(ステップS12)。そして、DLS確立要請を解釈でき、且つ、DLS確立要請を受け入れる場合は、STA1の能力に応じて通信設定を登録し(ステップS13)、STA1に対してDLS確立応答を返信する(ステップS14)。一方、DLS確立要請を解釈できなかった場合、またはDLS確立要請を受け入れない場合は、処理を終了する。
DLS確立応答を受信したSTA1は、タイムアウト時間内にDLS確立応答を受信したか否かを判定し、且つ、DLS確立応答の内容が「許可」であるか否かを判定する(ステップS15)。そして、タイムアウト時間内にDLS確立応答を受信し、且つ、DLS確立応答の内容が「許可」である場合は、STA2の能力に応じて通信設定を登録する(ステップS16)。一方、タイムアウト時間内にDLS確立応答を受信しなかった場合、またはDLS確立応答の内容が「不許可」である場合は、通信設定を登録することなく処理を終了する。
また確立要求の送信先(STA2)がパワーセーブ状態であり、ダイレクトリンク中のパワーセーブ機能に対応していない場合、STA1から送られる確立要請には「常時起床要請」が追加される。これを受けたSTA2は、DLSの確立に同意した場合は、常時起床状態とされる。
[リンク品質測定]
ダイレクトリンク確立が完了した時点では、STA1−STA2のリンクの信頼性は使用に足るかどうか確かめられていない。リンク品質測定ではこの信頼性を測定する。本実施形態において、測定方法については特に限定されるものではないが、テストパケットを通信相手に送信して相手から伝送結果や無線品質を返送してもらう手法などが想定できる。
[データ送受信]
以上の処理により、STA1とSTA2の間、およびSTA1とSTA4の間でダイレクトリンクの登録、確立および通信品質の測定が完了した状態になる。STA1とSTA2は、リンク品質の測定結果、パワーセーブ状態を踏まえ、必要に応じてダイレクトリンクを使用したデータ送受信を行う。このとき、STA1は、登録時に取得した相手の機能情報を参照し、相手がダイレクトリンクでのパワーセーブ通信機能に対応していない場合は、相手がパワーセーブ状態の間はダイレクトリンクでの通信は行わない。
また、STA1とSTA4との関係のように、ダイレクトリンク可能ノード検索時に「BSSIDとチャネルは異なるが、ESSIDが同一のノードである」としてダイレクトリンク可能ノードテーブルに追加されている場合がある。この場合、STA1では、以下の手順でダイレクトリンク通信を行う。先ず、STA4に対してデータ送信を行う際、STA1は、一度自らの状態をパワーセーブ状態にする旨を自らのBSSのアクセスポイント200に通知する。この後、動作チャネルを「ダイレクトリンク可能ノードテーブル」に記載されているSTA4のチャネルに切り替え、STA4に対してダイレクトリンクデータ送信を行う。これにより、BSSを跨いだダイレクトリンクの実現が可能となり、テーブルの管理をESS単位まで拡張して行うことができる。
(第2の実施形態)
は、第2の実施形態におけるダイレクトリンク可能ノード検索処理を示すフローチャートである。第2の実施形態では、第1の実施形態におけるDLS検索フレームに相当するフレームを明示的に送信することはせず、上位層のサービス検索/機器検索プロトコルによるマルチキャストフレーム(SSDP NOTIFYやSSDP M-SEARCHなど)を代わりに利用する。UPnPに対応した機器などでは、このようなサービス検索フレームが定期的に送信されることになる。STA1から送信されるこれらのフレームは、アクセスポイント200によって中継され、同一ESS内の各STAに届けられる。このように上位層の検索プロトコルに同期させることで、処理負荷を軽減しDLS機能検索動作をより効率よく行うことができる。
では、STA2,STA4がDLS対応機器であり、且つ上位層のサービス検索/機器検索プロトコルによるマルチキャストフレームを受信可能な機器であるものとする。このようなサービス検索フレームの受信を検知したSTA2,STA4は、第1の実施形態のDLS検索フレームを受信した場合と同様の振る舞いをする。すなわち、図に示すように、サービス検索/機器検索プロトコルによるマルチキャストフレームがアクセスポイント200によりSTA2〜4へ送信され(ステップS2)、STA2〜4はマルチキャストフレームを受信する(ステップS3)。以降の処理は、図4と同様である。
各STAは、自装置がデータフレームを利用したダイレクトリンク設定機能に対応しており、検索フレームを解釈できた場合は、応答フレームをSTA1に対してユニキャストで返信する(ステップS4)。ここで、STA3のようにデータフレームを利用したDLS設定機能に対応していない場合は、上位層プロトコルによるマルチキャストフレームを処理するのみで、応答は返さない(ステップS5)。
第2の実施形態では、STA1は明示的にDLS検索フレームを送信してはいないが、DLS検索応答フレームを常時待ち受けており、STA2,STA4からの応答フレームを受信したSTA1は、第1の実施形態と同様に、応答フレームに基づいてダイレクトリンク可能ノードテーブルへの登録を行う。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の各実施形態にかかる無線通信システムの構成の一例を示す模式図である。 無線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態の無線通信装置による処理の概略を示す模式図である。 ダイレクトリンク可能ノード検索の処理を示す模式図である。 データフレームのフレーム構成例を示した説明図である。 STA2,STA4を「DLS可能ノードテーブル」に登録するか否かの判断処理を示すフローチャートである。 ダイレクトリンク確立処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるダイレクトリンク可能ノード検索処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 無線通信装置
102 データ処理部
104 伝送処理部
106 無線インターフェース部
108 制御部
112 アンテナ
200 アクセスポイント

Claims (2)

  1. 無線通信ネットワーク内のアクセスポイントを介して接続された第2の無線通信装置に検索データを送信し、前記第2の無線通信装置から返信された検索応答データに基づいて、当該第2の無線通信装置とのダイレクトリンクセットアップが可能か否かを判断する第1の無線通信装置と;
    前記検索データを受信し、ダイレクトリンクセットアップに対応している場合は、前記第1の無線通信装置に前記検索応答データを送信する第2の無線通信装置と;
    を備え、
    前記第1の無線通信装置は、前記検索応答データに含まれるBSSIDが自装置のBSSIDと一致しない場合に、前記検索応答データに含まれるESSIDが自装置のESSIDと一致し、且つ前記第2の無線通信装置が使用する周波数帯域を示すチャネル番号が自装置のチャネル番号と一致する場合は、前記第2の無線通信装置をダイレクトリンクセットアップが可能な相手と判断してテーブルに登録する登録制御部を備える、無線通信システム。
  2. 無線通信ネットワーク内のアクセスポイントを介して接続された第2の無線通信装置に検索データを送信し、前記第2の無線通信装置から返信された検索応答データに基づいて、当該第2の無線通信装置とのダイレクトリンクセットアップが可能か否かを判断する第1の無線通信装置と;
    前記検索データを受信し、ダイレクトリンクセットアップに対応している場合は、前記第1の無線通信装置に前記検索応答データを送信する第2の無線通信装置と;
    を備え、
    前記第1の無線通信装置は、前記検索応答データに含まれるBSSIDが自装置のBSSIDと一致せず、前記検索応答データに含まれるESSIDが自装置のESSIDと一致し、且つ前記第2の無線通信装置が使用する周波数帯域を示すチャネル番号が自装置のチャネル番号と一致しない場合に、前記第1又は第2の無線通信装置がダイレクトリンク中に動的にチャネルを変更する機能を有している場合は、前記第2の無線通信装置をダイレクトリンクセットアップが可能な相手と判断してテーブルに登録する登録制御部を備える、無線通信システム。
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