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JP4518521B2 - マンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法 - Google Patents
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JP4518521B2 - マンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法 - Google Patents

マンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法 Download PDF

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Description

本発明は、長期間の使用により、その上を通行する自動車の荷重や走行時の摩擦等により老朽化したマンホールの鉄蓋及びその受枠を交換するマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法に関するものである。
マンホール鉄蓋及び受枠の交換方法としては、古くは、対象のマンホールを中心として平面から見てほぼ正方形に舗装を削除して行う方法が行われていた。この場合は、同時に又は順次にマンホールの受枠及び鉄蓋を撤去し、その後に、当然、高さを調整しながら新しい受枠及び鉄蓋を設置し、その周囲の削除した舗装を再度埋める作業が行われ、道路が復旧されることになる。削除した舗装の充填には路盤材としては砕石等が用いられ、表層材としてはアスファルト加熱合材が採用されてきた。
舗装面の削除部は、以上のように、路盤材として砕石が、表層材としてアスファルト合材が用いられ、安価である利点がある。また舗装を平面から見て正方形にカットするのは、汎用のカッター装置を用いて行うことが可能であり、特別な装置を必要としない利点がある。他方、必要以上に広い範囲の舗装を削除することとなり、廃材が若干多量に発生する問題点がある。また舗装に対するカットが路面の進行方向に対して直角に行われるため、自動車の走行に際して車輪に直角に接することとなり、路面のガタ付きの原因となる。また舗装の削除部には角があるため、表層材の角から破壊が生じやすく復旧後の寿命が短い何点がある。更に舗装面の削除部はカットが垂直に行われるものであるため、その上を通行する車両等の荷重が直接地面や路盤材に掛かり表層が沈下しやすい。深さ方向の切断が、内側に向かって斜めに行われていれば、後から充填した表層材等にかかる荷重が既設の表層材及び路盤材等に加わって分散され、沈下しにくくなり、他方、充填した路盤材等と既設のそれとの密着強度が増すことになるが、そのような作用を期待することができない。
これらの問題を解決すべく、現在は、GMラウンド工法、パラボラ工法(セーブマシン株式会社の登録商標(登録第4748370号))及びエポ工法(株式会社ハネックス・ロードの登録商標(登録第5086298号、登録第4558068号))と称される工法が提案され、実行されている。
以上のGMラウンド工法では、マンホール鉄蓋上にセンタリング治具をセットして専用のカッターを用いてマンホール周囲の舗装を円弧状に切断する。該切断は、深さ方向には単に鉛直に行うのではなく、下方に向かって内側に向かうラウンド状(断面円弧状)に行う。次いで、切断ラインの内側の舗装及び土砂を除去する。これと同時に又は順次に鉄蓋及びその受枠の除去を行う。この後、調整材又は調整用及び結合用のボルト・ナット等を用いて高さ及び傾きの調整を行いつつ受枠及び鉄蓋をセットし、次いで、その周囲の舗装の削除によって生じている円環状の凹部に専用の路盤材を充填し、約20分ほど硬化待ちをした後、専用の表層材を充填する。この表層材は、2液混合硬化型で、アスファルト合材と同様に使用できるものである。表層材も約20分程度で硬化し、道路の開放が可能になる。
GMラウンド工法は、舗装の切断を専用のカッターにより平面円形に行うこと、またその切断が深さ方向には鉛直ではなく、内側に向かうラウンド状に行うこと、路盤材及び表層材に専用の材料を用いて硬化時間を短くしていることに特徴を有する。従って前記古くから行われている工法の問題点のかなりの部分を改善するものではある。
前記パラボラ工法は、施工手順は概ねGMラウンド工法と同様に行われる。マンホール蓋の中心を中心として円弧状に、かつ深さ方向には内側に向かうラウンド状に行うことも同様である。カッターが専用装置であり、パラボラ型の切断刃を用いる点に特徴を有している。鋪装を削除した環状の凹部には路盤材として鉄筋を配した上で無収縮モルタルを充填し、その後、その上に無収縮表層材を充填するようになっている。
従って以上のパラボラ工法の前記古くからの技法と比較した利点等は、GMラウンド工法とほぼ同様である。
前記エポ工法も施工手順は前記GMラウンド工法と同様である。異なるのは、鋪装を平面から見て円形に切断するが、深さ方向には鉛直に切断していること、鋪装を削除した円環状凹部には、独自のESコンクリートと称するエポキシ系樹脂を主成分とするレジンコンクリートを充填することである。
従ってこのエポ工法の前記古くからの技法と比較した利点等は、GMラウンド工法及びパラボラ工法と同様であるが、このエポ工法では、ESコンクリートと称するレジンコンクリートの強度に基づく耐久性の高さが強調されている。
特許文献1は、以上のエポ工法に関係するもののようであるが、これは、既存のそれに対して、鋪装をマンホールを中心に円弧状に切断する切断工程を、任意の角度で切断溝を形成できるようにした点に特徴を有するものであり、前記したそうでない場合の問題点、即ち、復旧後の陥没、段差発生、クラックの発生等の問題を生じ難くしたものである。またそのための装置を提供したものである。
特許文献2も前記エポ工法に関係するもののようであり、鋪装をマンホールを中心に円弧状に切断する際に、その切断面を円弧の内側に傾く斜面状に形成することが可能な切断装置に関するものである。特許文献1と同様に、これによって新しい鋪装部分と古い鋪装部分とのズレが生じ難くなるようにするものである。新しい環状の上層部分がその下に潜り込んでいる既設の下層部分に支持されることにより、復旧後の陥没、段差、クラックの発生等をできるだけ回避し、マンホールの寿命を延長しようとするものである。
特開平07−229158号公報 特開平09−158114号公報
本発明は、前記古くからの工法を改良した以上のGMラウンド工法、パラボラ工法及びエポ工法、並びに該エポ工法を改良した特許文献1及び2の技術でもまだ十分に短いとは云えない工事時間の短縮を図り得、現場作業員の熟練を必要とせず、誰でも仕上がりにムラ無く復旧ができ、マンホール受枠及び鉄蓋周りの鋪装削除部を埋める材料に特別に高価なそれを使用することなく強度の高い鋪装充填を行えるようにし、更に受枠及び鉄蓋の設置角度及び高さを周囲路面に正確に一致させることができるマンホール鉄蓋及び受枠の交換方法並びにこれに用いる充填用路盤材を提供することを解決の課題とするものである。
本発明の1は、道路に設置されたマンホールの鉄蓋及びその受枠を囲む予め設定した閉じたラインに沿って鋪装部分を切断する切断工程と、
前記切断工程で形成された切断ラインの内側の鋪装部分、前記鉄蓋及びその受枠を除去するための除去工程と、
受枠の設置位置にその取付用の必要数のボルトを直立状態に固設し、かつ該ボルトに、受枠を取り付けた場合に、該ボルトが貫通する該受枠の外周鍔部のボルト貫通孔内に装入可能な受動係止片を備えた調整ナットを螺合するボルト固設及びナット螺合工程と、
予め工場生産で受枠と一体にして該受枠の周囲に所定形状に成形した充填用路盤材を、その内、受枠部分は、前記受枠の設置位置に配して外周鍔部のボルト貫通孔に前記ボルトを貫通させ、かつ前記調整ナットの受動係止片を同時に該ボルト貫通孔に装入させておき、他方、前記充填用路盤材部分は、前記除去工程で鋪装部分を除去して形成した、前記受枠設置位置の周囲の凹部に、これを充填すべく配置し、更に前記ボルトに、前記受枠の外周鍔部の上方から内周に雌ねじのないナット状回転補助部材を外装させて下降させ、その下部に構成した駆動係止片を、前記調整ナットの受動係止片に係止させ、該ナット状回転補助部材をいずれかの方向に回転させて該受枠の外周鍔部下の調整ナットを回転昇降させ、該受枠の高さ及び傾斜角度を道路面と一致させた上で、該ナット状回転補助部材を取り外し、次いで、締付ナットを上方から前記ボルトに螺合下降させて該受枠を上記調整状態に締め付け固定する充填用路盤材及び受枠の設置工程と、
該充填用路盤材とこれを充填した前記受枠設置位置の周囲の凹部との間、及び前記受枠とその設置位置との間にそれら相互間を埋めつつ相互を結合する結合材を充填する結合材充填工程と、
前記結合材が硬化するまで養生する養生工程と、
を順次実行するマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法である。
本発明の2は、本発明の1のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法に於いて、前記充填用路盤材を、前記受枠とはその外周鍔部の周端及び上部側でのみ結合し、かつ該受枠の外周鍔部の上部側には、該ボルト貫通孔に連通する該ボルト貫通孔より大径の開口部を備え、更に下部には該受枠の下方のボルト貫通孔に対応する位置から放射方向に延びる流動溝を備えたものに成形したものである。
本発明の3は、本発明の1又は2のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法に於いて、前記充填用路盤材を、その上部層を表層材による層に、下部層を路盤材による層に形成したものとしたものである。
本発明の4は、本発明の1、2又は3のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法に於いて、前記調整ナットの受動係止片を、ナット本体の端部からその雌ねじ部に沿って筒状に延長した筒状受動基部と、該筒状受動基部から更に周方向180度の角度幅分だけ延長した半割受動係止部とで構成し、
前記ナット状回転補助部材の駆動係止片を、補助部材本体の端部からその内周に沿って筒状に延長した筒状駆動基部と、該筒状駆動基部から更に周方向180度の角度幅分だけ延長した半割駆動係止部とで構成したものである。
本発明の5は、本発明の1、2又は3のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法に於いて、前記調整ナットの受動係止片を、ナット本体の端部からその雌ねじ部に沿って筒状に延長した筒状受動基部と、該筒状受動基部から更に各々周方向90度の角度幅で相互に周方向180度の中心間角度間隔で延長した二つの4分割受動係止部とで構成し、
前記ナット状回転補助部材の駆動係止片を、補助部材本体の端部からその内周に沿って筒状に延長した筒状駆動基部と、該筒状駆動基部から更に各々周方向90度の角度幅で相互に周方向180度の中心間角度間隔で延長した二つの4分割駆動係止部とで構成したものである。
本発明の1のマンホール鉄蓋及びその受枠交換方法によれば、マンホールの鉄蓋又はその受枠を中心としてその周囲の鋪装を円弧状に切断した場合又は正方形の辺に沿って切断した場合のいずれであれ、またその深さ方向の切断を、単に鉛直状にし、円弧又は正方形の内側に向かって傾く傾斜状にし、或いは円弧又は正方形の内側を内側とする部分球面状とした場合のいずれであれ、その内側の鋪装部分を除去して形成される凹部には、予め工場生産された受枠と一体の充填用路盤材を充填するものであり、最初から十分な強度を持った物を配するものであるため、そのマンホール鉄蓋周囲の鋪装の切断の仕方により、前記した若干の欠点のある場合(平面正方形の切断や深さ方向鉛直切断)であっても、その問題点をかなりの程度補うことが可能であり、従来の技法によるものと比べて十分高い強度を持った補修結果を得ることができる。またその作業が極めて簡単で、未熟練の作業者でも可能である。
この方法では、前記切断部の内側に形成される凹部に工場生産の受枠と一体の充填用路盤材を充填するものであるが、その受枠を、その外周鍔部のボルト貫通孔に、受枠設置位置に設置したボルトを貫通させ、該ボルトの該外周鍔部の下方の部位に螺合した調整ナットを該外周鍔部の上方からナット状回転補助部材を利用して回転昇降させて該受枠の高さ及び傾きを周囲の道路面に一致させるべく調整することが可能であり、これによって同時に充填用路盤材もまた同様にその上面の高さ及び傾きを調整でき、その面でも問題が生じることはない。
該受枠の高さ及び傾きの調整をもう少し具体的に説明する。該受枠の外周鍔部の下方に位置する調整ナットの受動係止片は、前記ボルトを貫通させたボルト貫通孔に進入状態となり、上方に位置するナット状回転補助部材を該ボルトに外装して下降させると、その駆動係止片は上方からボルト貫通孔内に進入し、前記受動係止片と係止する。下降させただけで係止しない場合は、該ナット状回転補助部材をいずれかの方向に回転させれば、更に下降して両者は係止状態となる。この後、該ナット状回転補助部材を必要に応じて右回転又は左回転させれば、駆動係止片と受動用係止片との係止状態を介して調整ナットを右回転又は左回転させてこれを昇降させることができる。該ナット状回転補助部材の回転操作はソケットレンチ等の用具を用いて行うのが適当である。このような調整ナットの回転操作による昇降調整は、調整ボルトを螺合したボルトの数分だけ行う。これによって、受枠及びこれに一体に成形した充填用路盤材の高さ及び傾きを周囲の道路面のそれに一致するように調整できることになる。
また、前記のように、鋪装部分を除去して形成される凹部には、予め工場生産された受枠と一体の充填用路盤材を充填するものであり、該充填用路盤材は、工場生産で製造する物であるため、例えば、路盤材として、無収縮コンクリート等ではなく、通常のコンクリートを採用可能であり、かつ表層材にムラのない仕上がりを確保することも容易である。
更に以上のように、受枠と一体の充填用路盤材を使用するものであり、これらとその周囲部分との隙間を接着剤乃至無収縮モルタル等で埋めて接着するものであり、硬化を待つべき要素が少ないので、養生時間も短く、従来方法による場合より、早期の交通開放が可能である。
本発明の2のマンホール鉄蓋及びその受枠交換方法によれば、マンホール鉄蓋の周囲の鋪装部分に鉄蓋等の交換補修のために形成した凹部に、中央の受枠と共に充填用路盤材をセットした上で、該充填用路盤材とその周囲との間の隙間に接着剤又は無収縮モルタル等を充填する際に、該受枠の外周鍔部上にそのボルト貫通孔に対応して開口した開口部、該ボルト貫通孔及び流動溝を通じてそれらを良好に上記隙間に充填することが可能である。前記ボルト貫通孔は、その全てではなく、必要ないくつかを利用してボルトを貫通させてあり、残余のそれらは、接着剤等の注入用に良好に利用可能である。またボルトを貫通させている場合であっても、ボルト貫通孔は、長孔に形成されているため、そのボルトを貫通させた部分の両側又は片側の隙間を利用して接着剤等の注入は可能である。
受枠の外周鍔部の下方に充填された接着剤等は、前記流動溝を通じて放射方向に流動し、充填用路盤材とその周囲との全隙間に注入可能になるものである。なお、前記受枠の外周鍔部上の開口部にも最終的には接着剤等を充填する。もっともその最上層には、表層材を充填するのが適当である。なおまた、このような接着剤等の充填の際には、前記受枠の下方からマンホール内に接着剤等が流入しないように、マンホール内周の該当する部位には型枠を配してこの部位を閉じておくべきなのは云うまでもない。
本発明の3のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法によれば、マンホール鉄蓋の周囲の鋪装部分に鉄蓋等の交換補修のために形成した凹部に、中央の受枠と共にこれと一体の充填用路盤材を充填し、その周囲との隙間に接着剤等を注入して固定すれば、それだけで、直ちに、道路の舗装と同様の表層材による層と、その下部の路盤材による層とが形成されることになり、極めて好都合である。
本発明の4又は5のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法によれば、マンホール鉄蓋の周囲の鋪装部分に鉄蓋等の交換補修のために形成した凹部に、中央の受枠と共にこれと一体の充填用路盤材を充填し、その上面レベル及び傾斜状態を道路面と一致させる際に使用する調整ナットの受動係止片とナット状回転補助部材の駆動係止片とを、それぞれ前記したように構成したため、受枠下方の調整ナットを受枠上方に位置するナット状回転補助部材で容易かつ確実に回転昇降動作させることが可能となるものである。しかもその構成は簡明であり、容易に製作可能な利点もある。
発明を実施するための最良の形態を実施例に基づき図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施例のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法は、基本的に、
道路に設置されたマンホールの鉄蓋1及びその受枠2を囲む予め設定した閉じたラインに沿って鋪装部分を切断する切断工程と、
前記切断工程で形成された切断ラインの内側の鋪装部分、前記鉄蓋1及びその受枠2を除去するための除去工程と、
受枠2の設置位置3にその取付用の必要数のボルト4、4…を直立状態に固設し、かつ該ボルト4、4…に、受枠2を取り付けた場合に、該ボルト4、4…が貫通する該受枠2の外周鍔部2aのボルト貫通孔2ah、2ah…内に装入可能な受動係止片5aを備えた調整ナット5を螺合するボルト固設及びナット螺合工程と、
予め工場生産で受枠2と一体にして該受枠2の周囲に所定形状に成形した充填用路盤材6を、その内、受枠2部分は、前記受枠2の設置位置3に配して外周鍔部2aのボルト貫通孔2ah、2ah…に前記ボルト4、4…を貫通させ、かつ前記調整ナット5の受動係止片5aを同時に該ボルト貫通孔2ah、2ah…に装入させておき、他方、前記充填用路盤材6部分は、前記除去工程で鋪装部分を除去して形成した、前記受枠設置位置3の周囲の凹部7に、これを充填すべく配置し、更に前記ボルト4、4…に、前記受枠2の外周鍔部2aの上方から内周に雌ねじのないナット状回転補助部材8を外装させて下降させ、その下部に構成した駆動係止片8aを、前記調整ナット5の受動係止片5aに係止させ、該ナット状回転補助部材8をいずれかの方向に回転させて該受枠2の外周鍔部2a下の調整ナット5を回転昇降させ、該受枠2の高さ及び傾斜角度を道路面と一致させた上で、該ナット状回転補助部材8を取り外し、次いで、締付ナット9を上方からボルト4、4…に螺合下降させて該受枠2を上記調整状態に締め付け固定する充填用路盤材及び受枠の設置工程と、
該充填用路盤材6とこれを充填した前記受枠設置位置3の周囲の凹部7との間、及び前記受枠2とその設置位置3との間にそれら相互間を埋めつつ相互を結合する無収縮モルタル(結合材)mを充填する結合材充填工程と、
前記無収縮モルタルmが硬化するまで養生する養生工程と、
を順次実行するものである。
前記切断工程は、カッター装置を用いて、道路に設置されたマンホールの鉄蓋1及びその受枠2を囲む鋪装部分を予め設定した閉じたラインに沿って切断する工程であり、該閉じたラインは、円弧状がより好ましいが、該円弧状又は正方形のいずれでも採用可能である。この実施例では、図1(b)に示すように、円弧状のラインに沿って切断することとしたものである。また深さ方向の切断は、鉛直方向、閉じたラインの内側に向かう斜め方向、或いは部分球面状のいずれに行っても不都合ではないが、後二者がより好ましく、この実施例では、図1(a)に示すように、最後に示した部分球面状に切断したものである。このような切断は既に前記したGMラウンド工法やパラボラ工法で行われている公知の装置及び技法によって行われ得るものであるから、その詳細に関しては説明を省略する。
この工程に引き続く除去工程は、切断ラインの内側の鋪装部分、前記鉄蓋1及びその受枠2を除去する工程であり、これはどのような手順で行っても良い。GMラウンド工法、パラボラ工法、エポ工法、或いはそれより古くから行われている技法で行われる手順方法で行うこととしても良い。この実施例では、マンホールの内側に鋪装部材の破断物等の落下を防止する部材を配した上で、周囲から切断された鋪装材及び受枠2を吊り上げ除去する。残存する鋪装部材の破断物等をその後除去して内部を清掃する。
引き続く前記ボルト固設及びナット螺合工程は、次のように行う。
除去対象の受枠2は、ボルトと既存の上下の二つのナット等で高さ及び角度が調整され、コンクリート及び周囲の路盤材等で固定状態となっているが、受枠2及び鉄蓋1と同様に該ボルトやナットも腐食等により交換が必要な状態になっているのが普通であるから、前記除去工程でこれらも除去するものである。そこで、受枠2の設置位置3には、新たに周方向に所定の角度間隔でボルト4、4…を直立状態に固設する必要がある。この実施例では、対応する受枠2の外周鍔部2aの8個のボルト貫通孔2ah、2ah…に一個おきで対応させて周方向90度の角度間隔で4本のボルト4、4…を立設することとし、受枠2の設置位置3にそのような角度間隔でボルト設置用の4個の下穴を開口し、図2(a)に示すように、これ等の下穴に該ボルト4、4…としてインサート・アンカータイプのアンカー・ボルトを打ち込み固定する。
この後、以上の4本のボルト4、4…には、それぞれ受動係止片5aを備えた調整ナット5を螺合しておくものとする。図2、図3及び図4(a)、(b)に示すように、受動係止片5aが上側になるように該ボルト4、4…に螺合する。
この調整ナット5は、図7(g)〜(i)に示すように、一般のナットと全く同様の構成であるナット本体5bと、該ナット本体5bの端部から延長状態に構成した受動係止片5aとからなり、該受動係止片5aは、ナット本体5bの雌ねじ部に沿って筒状に延長した筒状受動基部5a1と、該筒状受動基部5a1から更に周方向180度の角度幅分だけ延長した半割受動係止部5a2とで構成したものである。
なお、前記したように、この後、受枠2の外周鍔部2aの下方に位置することとなる以上の調整ナット5を該外周鍔部2aの上方に位置するナット状回転補助部材8で回転操作して昇降動作させる訳であるが、このナット状回転補助部材8は、該調整ナット5と対応する関係の構造である駆動係止片8aを有するものであるから、ここで説明する。
該ナット状回転補助部材8は、図7(d)〜(f)に示すように、ナット型の外観を有しながら内周には雌ねじを備えない補助部材本体8bと、該補助部材本体8bの端部から延長状態に構成した駆動係止片8aとからなり、該駆動係止片8aは、該補助部材本体8bの端部からその内周に沿って筒状に延長した筒状駆動基部8a1と、該筒状駆動基部8a1から更に周方向180度の角度幅分だけ延長した半割駆動係止部8a2とで構成したものである。
次いで、前記充填用路盤材及び受枠の設置工程を行う。
ここでは、まず、前記受枠2をその設置位置3に配し、同時に該受枠2と一体に構成した充填用路盤材6を、前記のように、前記除去工程で鋪装部分を除去して形成した、前記受枠設置位置3の周囲の凹部7に充填すべく配置する。
ここで、受枠2及びこれと一体に構成する充填用路盤材6について説明する。
受枠2は、少しずつ異なる種々の態様のそれがあるが、この実施例では、図5(a)及び図6(b)、(c)に示すように、円筒状本体2bと、その下端で内側に張り出す張出基部2cと、下端で外側に張り出す外周鍔部2aと、該円筒状本体2bの内側途中から張り出す中間鍔部2dと、該外周鍔部2aに、周方向45度の中央部間の角度間隔で開口した8個のボルト貫通孔2ah、2ah…と、それぞれ隣接する二つのボルト貫通孔2ah、2ahの中間部で前記円筒状本体2bの外周と前記外周鍔部2aの上面との間を結合する8枚のステー2as、2as…とで構成したものである。該受枠2は鉄の鋳造品である。
前記ボルト貫通孔2ah、2ah…は、図5(a)及び図6(c)に示すように、前記外周鍔部2aを上下貫通する長穴状に形成した開口部であり、ボルト4を貫通させ、これにその下方で螺合した調整ナット5が接し、上方でこれに螺合した締付ナット9が接した状態になっても、その開口部分の全部が閉じることにはならない長さ方向の余裕がある。
なお、鉄蓋1は、図5(b)及び図6(b)、(c)に示すように、基本的に円盤状の部材で、表面には図示しない凹凸模様が形成してある。また裏面には補強のための環状及び放射状のリブが形成してあるものである。前記受枠2の円筒状本体2b中に良好に納まるサイズに構成してある。この鉄蓋1も文字通り鉄の鋳造品である。
この受枠2に一体に結合状態に構成する充填用路盤材6は、当然、前記凹部7に対応する形状に成形する。前記したように、凹部の形状は種々あり得るが、この実施例では、充填用路盤材6は円環状を基本とする形状に成形したものである。図5(a)及び図6(a)〜(c)に示すように、充填用路盤材6は、前記受枠2にその外周鍔部2aの周端、上面、円筒状本体2bの外周面及びステー2as、2as…にのみ結合状態に構成する。基本的に、上面は、受枠2の円筒状本体2bの上端と一致させ、底面は該受枠2の最下部である外周鍔部2a及び張出基部2cより若干下方に位置するように構成する。外周は、前記凹部7の該当部位の形状にほぼ一致させて部分球面状に構成する。
また該充填用路盤材6は、該受枠2の外周鍔部2aの上部側に位置する部位には、各々該外周鍔部2aのボルト貫通孔2ah、2ah…に連通するそれらより大径の開口部6a、6a…を形成する。この実施例では、該開口部6a、6a…は、図5(a)及び図6(c)に示すように、該外周鍔部2aの周方向に長い楕円形に近似する形状に開口させる。先に述べ、図6(b)、(c)に示すように、前記受枠2の張出基部2c及び外周鍔部2aの下方には、前記充填用路盤材6を構成する部材は進入しておらず、該充填用路盤材6の下部側の内周端は、該外周鍔部2aの外周端と一致するようになっている。即ち、受枠2の外周鍔部2a及び張出基部2cの下方は環状の空間2eとなっている。従って前記開口部6a、6a…は、受枠2の外周鍔部2aに開口しているボルト貫通孔2ah、2ah…を通じて該外周鍔部2a及び張出基部2cの下方の環状の空間2eに連通することとなる。
更に前記充填用路盤材6の下面側には、図5(a)、図6(a)〜(c)に示すように、該受枠2の下方のボルト貫通孔2ah、2ah…の各々に対応する位置から放射方向に延びる流動溝6b、6b…を形成する。この実施例では、ボルト貫通孔2ah、2ah…と同数であるから8本の流動溝6b、6b…を形成することになる。またこれらの流動溝6b、6b…は、以上のような構成であるから、前記環状の空間2eから放射方向に延長したと見られる構成となる。
以上の充填用路盤材6は、型を用いて一般的な技法により成形することができる。以上に述べた形状に成形できる型の中心に受枠2を上下反転状態に配し、路盤材の材料をその中に投入して成形する。最上部は、表層材を用いるのが適当であるから、初めに表層材(アスファルト合材)をその層の厚みが50mm程度になるように配し、その後にその上に通常のコンクリートを配するようにする。こうして充填用路盤材6を成形し、上層に約50mmの厚みの表層材層6xを備え、下層に路盤材層6yを備えたものとする。
このように受枠2と一体の充填用路盤材6は、工場生産で製造するものであるが、これを、図2(b)に示すように、その受枠2側が該受枠2の設置位置3上に位置し、充填用路盤材6側が、その周囲の凹部7内に位置するように配する。そして受枠2は、このとき、その外周鍔部2aのボルト貫通孔2ah、2ah…の内の周方向一つおきの4個に該設置位置3上に立設したボルト4、4…を貫通挿入する。該ボルト4、4…には、前記し、図2(a)に示すように、それぞれ調整ナット5が、その受動係止片5aが上になるような上下関係で螺合してあるため、該受枠2の外周鍔部2aは、図2(b)に示すように、該調整ナット5、5…上に載った状態となる。なお、このとき、該調整ナット5、5…の受動係止片5aは、同図に示すように、それぞれ該外周鍔部2aのボルト貫通孔2ah、2ah中に挿入状態にしておく。
この状態で、該受枠2の円筒状本体2bの上端及び充填用路盤材6の上面の高さが周囲の道路面と一致し、かつ相互の傾斜角度も一致している場合は、そのままで良いが、いずれか又は双方が一致していない場合は、前記調整ナット5、5…を回転させて昇降させ、その調節を行う。
この場合は、前記ナット状回転補助部材8を用いる。これは、図3に示すように、その駆動係止片8aを下にしてそれぞれのボルト4、4…に外装・下降させ、その駆動係止片8aを受枠2のボルト貫通孔2ah内にまで進入させて、これを調整ナット5、5…の受動係止片5aに係止させる。調整ナット5、5…の受動係止片5aと周方向の角度が合っていない場合は、若干回転させれば、合ったところで該ナット状回転補助部材8は下降し、その駆動係止片8aは、図3及び図4(a)に示すように、上記受動係止片5aと係止状態となる。
この状態で、図3及び図4(a)に示すように、適当なソケットレンチwを用いて、前記ナット状回転補助部材8を右回転又は左回転させれば、その回転は、これ自体の駆動係止片8a及びこれに係止する受動係止片5aを介して調整ナット5に伝達され、該調整ナット5を回転昇降動作させることができる。四本のボルト4、4…に螺合している調整ナット5、5…を、以上のようにして、適切に昇降動作させれば、前記受枠2及びこれと一体の充填用路盤材6の上面及びその傾斜角度を周囲の道路面と一致させることができる。
この後は、上記ナット状回転補助部材8、8…を取り除いて、図4(b)に示すように、それぞれのボルト4、4…に締付ナット9、9…を螺合下降させて、適切に締め付け、該受枠2及び樹転用路盤材6のその高さ及び傾斜状態を固定する。該締付ナット9、9…は、図4(b)及び図7(a)〜(c)に示すように、正面に部分球面状の膨出部9aを備えたタイプのナットである。
こうして充填用路盤材及び受枠の設置工程が完了した後は、前記結合材充填工程を実行する。前記受枠2の上部に開口した充填用路盤材6の8個の開口部6a、6a…から接着剤又は無収縮モルタルmを注入して、該受枠2の下方、及び充填用路盤材6の各部とその周囲との隙間にこれらを充填する工程であるが、この実施例では、無収縮モルタルmを注入することとした。なお、これに先立って、マンホール内に開口する受枠2の張出基部2cとその下方の受枠2の設置位置3の間の環状の空間2eの開口部分を適当なシート材を当接して閉じておくこととする。
この後、前記のように、受枠2の外周鍔部2a上に開口する開口部6a、6a…から無収縮モルタルmを充填する。この無収縮モルタルmは、該開口部6a、6a…から該外周鍔部2aに開口したボルト貫通孔2ah、2ah…を通じてその下方の環状の空間2eに流入することになる。8個のボルト貫通孔2ah、2ah…の内、4個にはボルト4、4…が貫通し、調整ナット5、5…及び締付ナット9、9…が螺合状態となっているが、それでも該ボルト貫通孔2ah、2ah…には、若干の開口余裕があるので、そのようなボルト貫通孔2ah、2ah…を通じても該無収縮モルタルmはその下方の環状の空間2eに流入する。
受枠2の外周鍔部2a及び張出基部2cの下方の環状の空間2eに流入した無収縮モルタルmは、その内、過剰部分が充填用路盤材6の下面に形成した流動溝6b、6b…を通じて放射方向に流動移動し、広く充填用路盤材6の下面全体に行き渡ることになる。更に該流動溝6b、6b…に流入した無収縮モルタルmの過剰分が該流動溝6b、6b…から溢れて該充填用路盤材6の外表面とその周囲との隙間に流入することになる。こうして、図9(a)、(b)に示すように、充填用路盤材6とその周囲との間の隙間には、無収縮モルタルmが充填され、該充填用路盤材6及び受枠2の前記凹部7又は設置位置3への適切な高さ及び傾斜角度での固設が確実なものともなる。無収縮モルタルmの硬化後に前記シート材をマンホール内面の環状の空間2eの開口部分から除去する。
なお、この実施例では、以上に於いて、前記充填用路盤材6の開口部6a、6a…に充填する最後の50mmの厚み分についても無収縮モルタルmを用いたが、この部分については、無収縮モルタルmに代えて表層材(アスファルト合材)を用いることが可能であり、より適切である。
道路は、以上の方法の実施中、該当エリアを閉鎖するが、以上の無収縮モルタルmの硬化後には開放する。そして以上のように、使用する無収縮モルタルmの量は僅少であるため、硬化までの時間も短く、交通を遮断する時間も極めて短時間となる。無収縮モルタルmが硬化するまでの養生工程は単に放置することで行う。
こうしてこの実施例のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法は完了である。
以下に、以上の実施例の調整ナット5及びナット状回転補助部材8に代えて使用することができる調整ナット15及びナット状回転補助部材18について説明する。
まず調整ナット15から説明すると、これは、図8(d)〜(f)に示すように、一般のナットと全く同様の構成であるナット本体15bと、該ナット本体15bの端部から延長状態に構成した受動係止片15aとからなり、該受動係止片15aは、ナット本体15bの端部からその雌ねじ部に沿って筒状に延長した筒状受動基部15a1と、該筒状受動基部15a1から更に各々周方向90度の角度幅で相互に周方向180度の中心間角度間隔で延長した二つの4分割受動係止部15a2、15a2とで構成したものである。
ナット状回転補助部材18は、図8(a)〜(c)に示すように、ナット型の外観を有しながら内周には雌ねじを備えない補助部材本体18bと、該補助部材本体18bの端部から延長状態に構成した駆動係止片18aとからなり、該駆動係止片18aは、補助部材本体18bの端部からその内周に沿って筒状に延長した筒状駆動基部18a1と、該筒状駆動基部18a1から更に各々周方向90度の角度幅で相互に周方向180度の中心間角度間隔で延長した二つの4分割駆動係止部18a2、18a2とで構成したものである。
従って以上の調整ナット15を前記調整ナット5と同様に、ナット状回転補助部材18を前記ナット状回転補助部材8と同様に、それぞれ用いれば、図8(g)、(h)に示すように、前者の受動係止片15aに後者の駆動係止片18aを係止させ、後者のナット状回転補助部材18の補助部材本体18bをソケットレンチw類を用いて回転操作すると、駆動係止片18a及び受動係止片15aを介して調整ナット15を回転させることが可能となり、前記調整ナット5と同様に機能させることができる。
なお、調整ナット5、15及びナット状回転補助部材8、18は、以上の構成の外、それぞれの受動係止片5a、15a及び駆動係止片8a、18aを、相互にその軸方向の操作で係止可能であり、かつ相互に回転方向の駆動力を伝達できる関係を持った構成であれば、自由な構成を採用可能である。
この実施例のマンホール鉄蓋及びその受枠交換方法によれば、以上のように短時間で鉄蓋1及び受枠2の交換が可能であり、その交換作業も未熟練の者であっても容易に能率的にかつムラ無く行い得られるものである。また経済的でもある。
(a)は実施例の除去工程後のマンホール及びその周囲の概略断面図、(b)は概略平面図。 (a)は実施例のボルト固設及びナット螺合工程後のマンホール及びその周囲の概略断面図、(b)は実施例の充填用路盤材及び受枠の設置工程で充填用路盤材及び受枠を配置した段階を示す概略断面図。 実施例の充填用路盤材及び受枠の設置工程で、ボルトにナット状回転補助部材を外装させ、その下部の駆動係止片を下方の調整ナットの受動係止片に係止させた状態を示す概略断面図。 (a)は図3のナット状回転補助部材と調整ナットの部分の拡大図、(b)は(a)のナット状回転補助部材を取り外して締付ナットを螺合した状態を示す拡大図。 (a)は受枠と一体に成形した充填用路盤材の鉄蓋を取り除いた状態の平面図、(b)は鉄蓋の平面図。 (a)は受枠と一体に成形した充填用路盤材の正面図、(b)は断面図、(c)は鉄蓋を配した状態の底面図。 (a)は締付ナットの側面図、(b)は締付ナットの断面図、(c)は締付ナットの正面図、(d)はナット状回転補助部材の側面図、(e)はナット状回転補助部材の断面図、(f)はナット状回転補助部材の正面図、(g)は調整ナットの側面図、(h)は調整ナットの断面図、(i)は調整ナットの正面図。 (a)は他の実施例のナット状回転補助部材の側面図、(b)は他の実施例のナット状回転補助部材の断面図、(c)は他の実施例のナット状回転補助部材の正面図、(d)は他の実施例の調整ナットの側面図、(e)は他の実施例の調整ナットの断面図、(f)は他の実施例の調整ナットの正面図、(g)は他の実施例のナット状回転補助部材の駆動係止片と調整ナットの従動係止片とを係止させた状態の側面図、(h)は他の実施例のナット状回転補助部材の駆動係止片と調整ナットの従動係止片とを係止させた状態の断面図。 (a)は受枠の交換完了時のマンホール及び受枠を中心とする付近の断面図、(b)は(a)の一部の断面拡大図。
符号の説明
1 鉄蓋
2 受枠
2a 外周鍔部
2ah ボルト貫通孔
2as ステー
2b 円筒状本体
2c 張出基部
2d 中間鍔部
2e 環状の空間
3 受枠設置位置
4 ボルト
5 調整ナット
5a 受動係止片
5a1 筒状受動基部
5a2 半割受動係止部
5b ナット本体
6 充填用路盤材
6a 開口部
6b 流動溝
6x 表層材層
6y 路盤材層
7 凹部
8 ナット状回転補助部材
8a 駆動係止片
8a1 筒状駆動基部
8a2 半割駆動係止部
8b 補助部材本体
9 締付ナット
9a 膨出部
15 調整ナット
15a 受動係止片
15a1 筒状受動基部
15a2 4分割受動係止部
15b ナット本体
18 ナット状回転補助部材
18a 駆動係止片
18a1 筒状駆動基部
18a2 4分割駆動係止部
18b 補助部材本体
m 無収縮モルタル(結合材)
w ソケットレンチ

Claims (5)

  1. 道路に設置されたマンホールの鉄蓋及びその受枠を囲む予め設定した閉じたラインに沿って鋪装部分を切断する切断工程と、
    前記切断工程で形成された切断ラインの内側の鋪装部分、前記鉄蓋及びその受枠を除去するための除去工程と、
    受枠の設置位置にその取付用の必要数のボルトを直立状態に固設し、かつ該ボルトに、受枠を取り付けた場合に、該ボルトが貫通する該受枠の外周鍔部のボルト貫通孔内に装入可能な受動係止片を備えた調整ナットを螺合するボルト固設及びナット螺合工程と、
    予め工場生産で受枠と一体にして該受枠の周囲に所定形状に成形した充填用路盤材を、その内、受枠部分は、前記受枠の設置位置に配して外周鍔部のボルト貫通孔に前記ボルトを貫通させ、かつ前記調整ナットの受動係止片を同時に該ボルト貫通孔に装入させておき、他方、前記充填用路盤材部分は、前記除去工程で鋪装部分を除去して形成した、前記受枠設置位置の周囲の凹部に、これを充填すべく配置し、更に前記ボルトに、前記受枠の外周鍔部の上方から内周に雌ねじのないナット状回転補助部材を外装させて下降させ、その下部に構成した駆動係止片を、前記調整ナットの受動係止片に係止させ、該ナット状回転補助部材をいずれかの方向に回転させて該受枠の外周鍔部下の調整ナットを回転昇降させ、該受枠の高さ及び傾斜角度を道路面と一致させた上で、該ナット状回転補助部材を取り外し、次いで、締付ナットを上方からボルトに螺合下降させて該受枠を上記調整状態に締め付け固定する充填用路盤材及び受枠の設置工程と、
    該充填用路盤材とこれを充填した前記受枠設置位置の周囲の凹部との間、及び前記受枠とその設置位置との間にそれら相互間を埋めつつ相互を結合する結合材を充填する結合材充填工程と、
    前記結合材が硬化するまで養生する養生工程と、
    を順次実行するマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法。
  2. 前記充填用路盤材を、前記受枠とはその外周鍔部の周端及び上部側でのみ結合し、かつ該受枠の外周鍔部の上部側には、該ボルト貫通孔に連通する該ボルト貫通孔より大径の開口部を備え、更に下部には該受枠の下方のボルト貫通孔に対応する位置から放射方向に延びる流動溝を備えたものに成形した請求項1のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法。
  3. 前記充填用路盤材を、その上部層を表層材による層に、下部層を路盤材による層に形成したものとした請求項1又は2のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法。
  4. 前記調整ナットの受動係止片を、ナット本体の端部からその雌ねじ部に沿って筒状に延長した筒状受動基部と、該筒状受動基部から更に周方向180度の角度幅分だけ延長した半割受動係止部とで構成し、
    前記ナット状回転補助部材の駆動係止片を、補助部材本体の端部からその内周に沿って筒状に延長した筒状駆動基部と、該筒状駆動基部から更に周方向180度の角度幅分だけ延長した半割駆動係止部とで構成した請求項1、2又は3のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法。
  5. 前記調整ナットの受動係止片を、ナット本体の端部からその雌ねじ部に沿って筒状に延長した筒状受動基部と、該筒状受動基部から更に各々周方向90度の角度幅で相互に周方向180度の中心間角度間隔で延長した二つの4分割受動係止部とで構成し、
    前記ナット状回転補助部材の駆動係止片を、補助部材本体の端部からその内周に沿って筒状に延長した筒状駆動基部と、該筒状駆動基部から更に各々周方向90度の角度幅で相互に周方向180度の中心間角度間隔で延長した二つの4分割駆動係止部とで構成した請求項1、2又は3のマンホール鉄蓋及びその受枠の交換方法。
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