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JP4521920B2 - 光学素子の静電容量検出装置、および静電容量検出装置を備えた光学装置 - Google Patents
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JP4521920B2 - 光学素子の静電容量検出装置、および静電容量検出装置を備えた光学装置 - Google Patents

光学素子の静電容量検出装置、および静電容量検出装置を備えた光学装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光学素子の静電容量検出装置、および静電容量検出装置を備えた光学装置に関し、例えば静電容量を測定することでコンデンサ構造を有しかつ電圧印加により静電容量が可変である素子、例えば電気毛管現象(エレクトロウエッティング)を利用した可変焦点レンズの変形量に対応した静電容量を検出する光学素子の静電容量検出装置、および静電容量検出装置を備えた光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スチルカメラ、ビデオカメラ等の光学装置に組込まれている光学系の内、焦点距離を変えられるものにおいて、そのほとんどが光学系を構成するレンズ(もしくはレンズ群)の一部を機械的に光軸方向に移動させる事により、光学系全体の焦点距離を変更している。その中で変更後の焦点距離の検出方法が種々提案されている。
例えば特開平05−150151号公報に示されるように、固定鏡筒と可動筒それぞれに、対向且つ非接触に電極を設けて可変コンデンサを形成すると、固定鏡筒と可動筒(すなわち可動レンズ)が相対移動することによって上記コンデンサの静電容量が変化することに着目し、この静電容量の変化によってレンズの位置を検出することで移動後の焦点距離を検出するものが知られている。
【0003】
また、特開平11−133210号公報では、第1電極と導電性弾性板との間に電位差を与えることにより、クーロン力による吸引力を発生させて両者の間隔を狭め、その結果、両者の間隔から排斥された透明液体の体積をもって、透明弾性板の中央部分を透明液体に背向して凸に突出して変形させることが可能となる。すると、凸状に変形した透明弾性板と透明板と両者の間を満たしている透明液体とで凸レンズが形成されるので、この凸レンズのパワーを上記電位差を調整することによって、可変焦点レンズを構成している。
その可変焦点レンズの制御手段である、第1電極と導電性弾性板の上に別途静電容量検出電極を設け、それらの電極間の静電容量を検出することで、焦点距離を測定している。また、検出した静電容量に基づいて、可変焦点レンズを駆動する印加電圧を制御している。
【0004】
一方、電気毛管現象(エレクトロウエッティング)を用いた可変焦点レンズが、WO99/18456にて開示されている。当技術を用いると、電気エネルギを直接、第1の液体と第2の液体との界面が形成するレンズの形状変化に用いることができるため、レンズを機械的に移動させること無く可変焦点にする事が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の技術は、つぎのような点に問題を有している。例えば、上記した特開平05−150151号公報に記載のものでは、焦点距離すなわち静電容量を形成するために固定鏡筒と可動筒それぞれに、電極を設ける必要があるためそのスペースが必要となり小型化が困難であり、また製造コストの増大を招くという欠点がある。
また、特開平11−133210号公報では、静電容量を検出するために、光学素子の駆動電極である第1電極と導電性弾性板の上に、別途、静電容量検出電極を設ける。それにより、可変コンデンサを形成し、第1電極と導電性弾性板の距離が変化することに着目してその時々の静電容量を検出している。この構成では第1電極と導電性弾性板の距離はわずかであるため静電容量の変化量を検出することは困難である。
また、上記したWO99/18456では、光学パワーを可変にする技術が開示されているが、静電容量に基づいて焦点距離を検出する記述はなく、また光学装置に組み込んだときの駆動シーケンス等に関して何も開示されていない。
【0006】
そこで、本発明は、上記従来のものにおける課題を解決し、電気毛管現象を利用した光学素子の可変焦点の変化に対応した静電容量を、静電容量検出電極を設けることなく、簡単な構成で精度良く検出することができ、その検出結果に基づいて光学装置の諸動作を精度良く制御することができる静電容量検出装置、および静電容量検出装置を備えた光学装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成するため、つぎの(1)〜()のように構成した光学素子の静電容量検出装置、および静電容量検出装置を備えた光学装置を提供するものである。
(1)導電性または有極性の第1の液体及び該第1の液体と互いに混合することのない第2の液体を、それらの界面が所定の形状をなした状態で容器内に密閉し、該容器に設けられた第1電極と第2電極間への電圧印加による界面形状の変化によって光学的特性が変化する光学素子と、
前記界面形状を変化させるために前記電極に所定の電圧を印加する給電手段、前記印加電圧を制御する制御手段、および前記第1電極と第2電極間の静電容量を検出する静電容量検出手段を有し、
前記静電容量検出手段によって前記光学素子の界面形状変化に対応した静電容量を検出することを特徴とする光学素子の静電容量検出装置。
(2)導電性または有極性の第1の液体及び該第1の液体と互いに混合することのない第2の液体を、それらの界面が所定の形状をなした状態で容器内に密閉し、該容器に設けられた第1電極と第2電極間への電圧印加による界面形状の変化によって光学的特性が変化する光学素子と、前記界面の形状を変化させるために前記電極に所定の電圧を印加する給電手段と、印加する前記電圧を制御する制御手段と、前記第1電極及び第2電極間の静電容量を検出する静電容量検出手段とを有することを特徴とする光学装置。
(3)前記静電容量検出手段で検出した静電容量に基づいて焦点距離を制御することを特徴とする上記(2)に記載の光学装置。
(4)前記静電容量検出手段で検出した静電容量を表示手段に表示することを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
(5)前記静電容量検出手段で検出した静電容量に基づいて該静電容量の検出値が許容範囲内か否かを判断し、前記光学素子に印加する電圧を制御することを特徴とする上記(2)に記載の光学装置。
(6)撮影光学系と撮像記録手段とを有し、前記静電容量検出手段で検出した静電容量に基づいて、該静電容量の検出値が許容範囲内か否かを判断し、撮像記録動作を制御することを特徴とする上記(2)に記載の光学装置。
(7)前記第1の液体及び第2の液体は、屈折率が実質的に異なり、それらの界面が前記電圧の無印加時に大きなR状をなした状態で、前記容器内に密閉されていることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の光学装置
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態においては、上記した構成を適用して、光学素子の第1電極と第2電極間の静電容量を検出する静電容量検出手段によって、前記光学素子の界面形状変化に対応した静電容量を検出するようにすることで、駆動電極と静電容量検出電極を一体化することが可能となり、静電容量検出電極を別に設けることなく、簡単な構成で精度良く静電容量を検出することができる。
また、上記した光学素子の静電容量検出装置を光学装置に組み込み、該静電容量検出装置により検出された静電容量に基づいて、該光学装置における所定の動作を行うように構成することで、光学素子に不具合が発生した場合にその補正を容易に行うことが可能となる。
また、上記所定の動作として、焦点距離の制御を行うように構成することができ、あるいは光学装置が有する光学系に関する情報の表示器に、前記検出された静電容量の検出結果の表示をするように構成することで、故障の検知等を容易に行うことが可能となる。
また、静電容量検出値が光学的許容範囲内か否かを判断する手段を構成し、前記光学素子への印加電圧を制御することで、所望の光学特性を得るようにすることができ、あるいは静電容量の検出値が範囲外における撮影を禁止し、余分な記録を防止するようにできる。
【0009】
【実施例】
以下に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらによって、何ら限定されるものではない。
[実施例1]
図1ないし図8は、本発明の実施例1に関わる図であり、図1および図2は本実施例の光学素子の構成を示す断面図である。
図1および図2を用いて本実施例の光学素子の構成と作成方法を説明する。
101は本発明の光学素子全体を示し、102は中央に凹部を設けた透明アクリル製の透明基板である。透明基板102の上面には、酸化インジウムスズ製の透明電極(ITO)103がスパッタリングで形成され、その上面には透明アクリル製の絶縁層104が密着して設けられる。絶縁層104は、前記透明電極103の中央にレプリカ樹脂を滴下し、ガラス板で押しつけて表面を平滑にした後、UV照射を行ない硬化させて形成する。絶縁層104の上面には、遮光性を有した円筒型の容器105が接着固定され、その上面には透明アクリル製のカバー板106が接着固定され、更にその上面には中央部に直径D3の開口を有した絞り板107が配置される。以上の構成において、絶縁層104、容器105及び上カバー106で囲まれた所定体積の密閉空間、すなわち液室を有した筐体が形成される。そして液室の壁面には、以下に示す表面処理が施される。
【0010】
まず絶縁層104の中央上面には、直径D1の範囲内に撥水処理剤が塗布され、撥水膜111が形成される。撥水処理剤は、フッ素化合物等が好適である。また、絶縁層104上面の直径D1より外側の範囲には、親水処理剤が塗布され、親水膜112が形成される。親水剤は、界面活性剤、親水性ポリマー等が好適である。一方、カバー板106の下面には、直径D2の範囲内に親水処理が施され、前記親水膜112と同様の性質を有した親水膜113が形成される。そしてこれまでに説明したすべての構成部材は、光軸123に対して回転対称形状をしている。更に、容器105の一部には孔があけられ、ここに棒状電極125が挿入され、接着剤で封止されて前記液室の密閉性を維持している。そして透明電極103と棒状電極125には給電手段126が接続され、スイッチ127の操作で両電極間に所定の電圧が印加可能になっている。
【0011】
以上の構成の液室には、以下に示す2種類の液体が充填される。まず絶縁層104上の撥水膜111の上には、第2の液体122が所定量だけ滴下される。第2の液体122は無色透明で、比重1.06、室温での屈折率1.49のシリコーンオイルが用いられる。一方液室内の残りの空間には、第1の液体121が充填される。第1の液体121は、水とエチルアルコールが所定比率で混合され、更に所定量の食塩等の電解質が加えられた、比重1.06、室温での屈折率1.38の電解液である。すなわち、第1及び第2の液体は、比重が等しく、かつ互いに不溶の液体が選定される。そこで両液体は界面124を形成し、混じりあわずに各々が独立して存在する。
【0012】
次に前記界面の形状について説明する。まず、第1の液体に電圧が印加されていない場合、界面124の形状は、両液体間の界面張力、第1の液体と絶縁層104上の撥水膜111あるいは親水膜112との界面張力、第2の液体と絶縁層104上の撥水膜111あるいは親水膜112との界面張力、及び第2の液体の体積で決まる。当実施例においては、第2の液体122の材料であるシリコーンオイルと、撥水膜111との界面張力が相対的に小さくなるように材料選定されている。すなわち両材料間の濡れ性が高いため、第2の液体122が形成するレンズ状液滴の外縁は広がる性向を持ち、外縁が撥水膜111の塗布領域に一致したところで安定する。すなわち第2の液体が形成するレンズ底面の直径A1は、撥水膜111の直径D1に等しい。一方両液体の比重は前述のごとく等しいため、重力は作用しない。そこで界面124は球面になり、その曲率半径及び高さh1は第2の液体122の体積により決まる。また、第1の液体の光軸上の厚さはt1になる。
【0013】
また、上記構成において、光学素子101は、第1の液体121が一方の電極、透明電極103がもう一方の電極となったコンデンサ構造を有している。ここで撥水膜111と親水膜112は厚さがきわめて薄いためその存在を無視し、第1の液体121が絶縁層104と接する部分の面積をS1とし、絶縁層104の厚さをdとすると、光学素子101は極板面積S1、電極間ギャップdのコンデンサであり、界面形状124の変形に伴って、面積S1が変化するとコンデンサ容量も変化する。
【0014】
ここで、スイッチ127が閉操作され、第1の液体121に電圧が印加されると、電気毛管現象によって第1の液体121と親水膜112との界面張力が減少し、第1の液体が親水膜112と疎水膜122の境界を乗り越えて疎水膜122内に侵入する。その結果、図2のごとく、第2の液体が作るレンズの底面の直径はA1からA2に減少し、高さはh1からh2に増加し、面積はS1からS2に増加する。また、第1の液体の光軸上の厚さはt2になる。このように第1の液体121への電圧印加によって、2種類の液体の界面張力の釣り合いが変化し、両液体間の界面の形状が変わる。
【0015】
また、第1及び第2の液体が異なっている屈折率を有しているため、光学レンズとしてのパワーが付与される事になるから、光学素子101は界面124の形状変化によって可変焦点レンズとなる。
さらに、光学素子101はエネルギー的にはコンデンサーと等価であり、その静電容量は第1の液体121が絶縁層104と接触する面積に比例する。従って、光学素子101は界面124の形状変化によって静電容量が変化し、印加電圧が高いほど静電容量は大きくなる。
次に、図3および図5を用いて本実施例において用いられる給電手段の構成と作成方法について説明する。
【0016】
130は後述する光学装置150の全体の動作を制御する中央演算処理装置(以下CPUと略す)で、ROM、RAM、EEPROM、A/D変換機能、D/A変換機能、PWM機能を有する1チップマイコンである。131は光学素子101へ電圧を印加するための給電手段であり、以下その構成を説明する。
132は光学装置150に組込まれている乾電池等の直流電源、133は電源132から出力された電圧をCPU130の制御信号に応じて所望の電圧値へと昇圧するDC/DCコンバータ、134及び135はCPU130の制御信号、例えばPWM機能が実現される周波数/デューティ比可変信号に応じて、その信号レベルをDC/DCコンバータ133で昇圧された電圧レベルにまで増幅する増幅器である。また、増幅器134は後述する静電容量検出手段161のLC直立共振回路162を介して光学素子101の第2の電極である透明電極103に、増幅器135は光学素子101の第1の電極である棒状電極125にそれぞれ接続している。
【0017】
つまり、CPU130の制御信号に応じて、電源132の出力電圧がDC/DCコンバータ133、増幅器134、増幅器135によって所望の電圧値、周波数、及びデューティーで光学素子101に印加されるようになる。
図5は増幅器134及び135から出力される電圧波形を説明する図である。なお、DC/DCコンバータ133から増幅器134及び135へそれぞれ100Vの電圧が出力されたものとして以下説明を行う。
図5の(a)にも示したように、増幅器134及び135はそれぞれ光学素子101に接続している。増幅器134からは、図5(b)に示すようにCPU130の制御信号により所望の周波数、デューティ比で矩形波形の電圧が出力される。一方増幅器135からは、図5(c)に示したようにCPU130の制御信号により、増幅器134とは逆位相で、同一周波数、同一デューティ比の矩形波形の電圧が出力される。これにより、光学素子101の透明電極103及び棒状電極125間に印加される電圧は図5(d)に示すように±100Vの矩形波形の電圧、つまり交流電圧となる。
よって、給電手段131によって光学素子101には交流電圧が印加されることになる。
【0018】
ところで、光学素子101に印加される電圧の印加開始からの実効値は図5(e)の様に表す事が出来るので、以後、光学素子101に印加する交流電圧の波形を図5(e)にならって表す事とする。
なお、上記説明中、増幅器134及び135から矩形波形の電圧が出力されるものとして説明したが、正弦波でも同様の構成となる事は言うまでもない。
また、上記説明中、光学装置150に電源132が組込まれた場合について説明を行ったが、外付けの電源や給電手段によって光学素子101に交流印加される場合でも良い。
【0019】
次に図3を用いて、本実施例の静電容量検出手段の構成と検出方法について説明する。この実施形態においては、未知の静電容量をもった光学素子101の第1の電極である棒状電極125に、出力インピーダンスZ0をもった給電手段131より所定の周波数f0の交流駆動電圧E0を印加することにより、光学素子101の第2の電極である透明電極103から流出した電流i0はインピーダンスZsをもったLC直列共振回路162に流入することになり、LC直列共振回路162の中点に検出電圧Esが生じる。この検出電圧Esは、電流i0に比例したものとなる。
そして、LC直列共振回路162の中点の検出電圧Esを増幅器163でA倍に増幅し、増幅器163の検出電圧A×EsをAC/DC変換手段164にて直流電圧に変換して、CPU130に供給する。
またここでは静電容量の検出手段として直列共振回路を用いたが、静電容量検出装置として知られているLCRメーターに用いられている並列ブリッジ等を用いても良い。
【0020】
図4は、駆動電圧E0とLC直列共振回路162の中点に生じる検出電圧Esの関係を表したものである。静電容量は、C1<C2である。また図4(d)のC=0とは、図3の回路において短絡したときの駆動電圧と検出電圧の関係を示すグラフである。
光学素子101はコンデンサ構造を有した素子であり、その静電容量は印加電圧に対して可変であり、印加電圧が高いほど静電容量も大きくなる。
給電手段131より駆動電圧E01が印加されると、光学素子101の界面形状124が変化し、その静電容量がC1となるので検出電圧はEs1となる。
次に、駆動電圧がE01より大きなE02を印加すると、光学素子101の界面形状124がさらに変化することで、光学素子101静電容量はC2となるため検出電圧はEs2となる。
そこで、光学素子101についての駆動電圧E0と検出電圧Esの関係は図4(a)のような曲線になる。
【0021】
図6は、光学素子101を光学装置に応用したものである。当実施例では、光学装置150は静止画像を撮像手段で電気信号に光電変換し、これをデジタルデータとして記録する、いわゆるデジタルスチルカメラを例として説明する。
140は複数のレンズ群からなる撮影光学系で、第1レンズ群141、第2レンズ群142、及び光学素子101で構成される。第1レンズ群141の光軸方向の進退で、焦点調節がなされる。光学素子101のパワー変化でズーミングがなされる。第2レンズ群142は移動しないリレーレンズ群である。そして、第1レンズ群141と第2レンズ群142の間に光学素子101が配置され、第1レンズ群141と光学素子101との間には、公知の技術によって絞り開口径が調整して撮影光束の光量を調整する絞りユニット143が配置されている。
【0022】
また撮影光学系140の焦点位置(予定結像面)には、撮像手段144が配置される。これは照射された光エネルギを電荷に変換する複数の光電変換部、該電荷を蓄える電荷蓄積部、及び該電荷を転送し、外部に送出する電荷転送部からなる2次元CCD等の光電変換手段が用いられる。
145は画像信号処理回路で、撮像手段144から入力したアナログの画像信号をA/D変換し、AGC制御、ホワイトバランス、γ補正、エッジ強調等の画像処理を施す。
【0023】
146はCPU130の内部に設けられたルックアップテーブルで、撮影光学系140の焦点距離fと給電手段131の駆動電圧E0と静電検出手段の検出電圧Esの対応表であり、それを読み出すことで光学素子101に印加する電圧を制御する。
151は液晶ディスプレイ等の表示器で、撮像手段144で取得した被写体像や、可変焦点レンズを有する光学装置の動作状況を表示する。152はCPU130をスリープ状態からプログラム実行状態に起動するメインスイッチ、153はズームスイッチで、撮影者のズームスイッチ操作に応じて後述する変倍動作を行ない、撮影光学系140の焦点距離を変える。154は上記スイッチ以外の操作スイッチ群で、撮影準備スイッチ、撮影開始スイッチ、シャッター秒時等を設定する撮影条件設定スイッチ等で構成される。155は焦点検出手段で、一眼レフカメラに用いられる位相差検出式焦点検出手段等が好適である。
【0024】
156はフォーカス駆動手段で、第1レンズ群141を光軸方向に進退させるアクチュエータとドライバ回路を含み、前記焦点検出手段155で演算したフォーカス信号に基づいてフォーカス動作を行ない、撮影光学系140の焦点状態を調節する。157はメモリ手段で、撮影された画像信号を記録する。具体的には、着脱可能なPCカード型のフラッシュメモリ等が好適である。
【0025】
図7および図8は、図6に示した光学装置150が有するCPU130の制御フロー図である。以下、図6〜図8を用いて光学装置150の制御フローを説明する。
ステップS101において、メインスイッチ152がオン操作されたかどうかを判別し、オン操作されていない時は、そのまま各種スイッチの操作を待つ待機モードの状態である。ステップS101においてメインスイッチ152がオン操作されたと判定されたら、待機モードを解除し、次のステップS102以降へと進む。
ステップS102では、撮影者による撮影条件の設定を受付ける。例えば、露出制御モードの設定(シャッター優先AE、プログラムAE等)や画質モード(記録画素数の大小、画像圧縮率の大小等)、ストロボモード(強制発光、発光禁止等)等の設定を行う。
【0026】
ステップS103では、撮影者によってズームスイッチ153が操作されたか否かを判別する。オン操作されていない場合はステップS104に進む。ここでズームスイッチ153が操作された場合は、ステップS121に移行する。ステップS121では、ズームスイッチ153の操作量(操作方向やオン時間等)を検出し、その操作量に基いて撮影光学系140の焦点距離の変更指示値を演算し、変更後の焦点距離fを演算する(S122)。演算終了後、次のステップS123の「印加電圧制御」のサブルーチンへと進む。
【0027】
ステップS141では、上記ステップS122で演算した焦点距離fを得るための駆動電圧E0を演算し印加する。具体的には、CPU130内のROMには各焦点距離fに対応する駆動電圧E0および検出電圧Esの関係がルックアップテーブル146として記憶されているので、該テーブル146を参照し、給電手段131により、所定の駆動電圧E0を光学素子101に印加する。静電容量検出手段161によりその時の検出電圧ESRを検出し(S142)、ESRの値がCPU130内のルックアップテーブル146で読み出したEsと等しいか否かの判断をする(S143)。ここで両者が一致していれば、ステップS102へ戻り、不一致であればステップS151以降へ移行する。なお光学装置の性質によっては、ステップS143は実際の検出電圧ESRとルックアップテーブル146上の値が全く一致だけではなくある程度の範囲を持たせても良い。
ステップS151では、検出電圧ESRの値が所定範囲内か否かを判断し、範囲内であればステップS152へ移行する。範囲外であれば光学素子101が故障していると判断し、ステップS161へ移行し、表示器151に故障であることを表示し(S161)、撮影動作を中止する(S162)。なお光学装置の性質によっては、ステップS151の範囲がもう少し広くても狭くても良い。
【0028】
一方、ステップS152では、表示器151に警告を表示し、補正電圧Vを(1)式より演算し(S153)、その演算結果によって補正電圧Vを給電手段131より光学素子101に印加する(S154)。
Figure 0004521920
【0029】
そして、ステップS142へ戻る。つまり検出電圧値ESRがROMのルックアップテーブル147より呼び出した電圧Esと一致するまでステップS142からS154を繰り返す。
そして両者が一致するとステップS102へ戻る。つまり、ズームスイッチ153が操作され続けている場合は、ステップS102からステップS123を繰り返し実行し、ズームスイッチ153のオン操作が終了した時点でステップS104へと移行する。
【0030】
ステップS104では、撮影者によって操作スイッチ群154のうち、撮影準備スイッチ(図7のフローチャートではSW1と表記)のオン操作が行われたか否かを判別する。オン操作されていない場合はステップS102に戻り、撮影条件設定の受付や、ズームスイッチ153の操作の判別を繰り返す。ステップS104で撮影準備スイッチがオン操作されたと判定されたら、ステップS111へ移行する。
【0031】
ステップS111では、撮像手段144及び信号処理回路145を駆動して、プレビュー画像を取得する。プレビュー画像とは、最終記録用画像の撮影条件を適切に設定するため、及び撮影者に撮影構図を把握させるために撮影前に取得する画像の事である。
ステップS112では、ステップS111で取得したプレビュー画像の受光レベルを認識する。具体的には、撮像手段144が出力する画像信号において、最高、最低及び平均の出力信号レベルを演算し、撮像手段144に入射する光量を認識する。
【0032】
ステップS113では、前記ステップS112で認識した受光量に基いて、撮影光学系140内に設けられた絞りユニット143を駆動して適正光量になるように絞りユニット143の開口径を調整する。
ステップS114では、ステップS111で取得したプレビュー画像を表示器151に表示する。続いてステップS115では、焦点検出手段155を用いて撮影光学系140の焦点状態を検出する。続いてステップS116では、フォーカス駆動手段156により、第1レンズ群141を光軸方向に進退させて合焦動作を行なう。その後、ステップS117に進み、撮影スイッチ(フロー図では、SW2と表記)のオン操作がなされたか否かを判別する。オン操作されていない時はステップS111に戻り、プレビュー画像の取得からフォーカス駆動までのステップを繰り返し実行する。
以上のごとく、撮影準備動作を繰り返し実行している最中に、撮影者が撮影スイッチをオン操作すると、ステップS117からステップS131にジャンプする。
【0033】
ステップS131では撮像を行なう。すなわち撮像手段144上に結像した被写体像を光電変換し、光学像の強度に比例した電荷が各受光部近傍の電荷蓄積部に蓄積される。ステップS132では、ステップS131で蓄積された電荷を電荷転送ラインを介して読み出し、読み出しされたアナログ信号を信号処理回路145に入力させる。ステップS133では、信号処理回路145において、入力したアナログ画像信号をA/D変換し、AGC制御、ホワイトバランス、γ補正、エッジ強調等の画像処理を施し、さらに必要に応じてCPU130内に記憶された画像圧縮プログラムでJPEG圧縮等を施す。ステップS134では、上記ステップS133で得られた画像信号をメモリ157に記録すると同時に、ステップS135にて一旦プレビュー画像を消去した後に、ステップS133で得られた画像信号を表示器151に改めて表示する。その後、給電手段131を制御して光学素子101への電圧印加をオフして(S136)、一連の撮影動作が終了する。
【0034】
上記実施例1によれば、コンデンサ構造を有する光学素子において、光学素子の駆動電極を利用してその静電容量を検出する事ができる。また静電容量変化が距離変化ではなく面積変化に対応しているので、静電容量を精度良く検出することが出来る。
また、コンデンサ構造を有する光学素子を組み込んだ光学装置において、光学素子の静電容量を検出することで、所望の焦点距離を得るために光学素子への印加電圧を制御することができる。また光学装置の故障を検知することが出来る、という効果がある。
なお、本実施例では光学装置の一例としてデジタルスチルカメラを取り挙げたが、それ以外のビデオカメラや銀塩カメラ等にも効果を損なわずに適用できる事は言うまでもない。
【0035】
[実施例2]
図9ないし図13は本発明の実施例2に関わる図であり、図9及び図10は本実施例の光学素子及び給電手段に係わる説明図である。
図9は本実施例の光学素子の構成を示す断面と、これを駆動する給電手段の構成を示す図である。図9を用いて光学素子の構成を説明する。
801は本実施例の光学素子全体を示し、802は円盤形の透明アクリルあるいはガラス製の第1の封止板である。803は電極リングで、外径寸法は均一、内径寸法は下方向に向かって徐々に直径が大きくなる金属製のリング状部材である。該電極リング803の内面全周にはアクリル樹脂等でできた絶縁層804が密着形成される。該絶縁層804の内径寸法は均一なため、厚さは下に向かって徐々に増加する。そして該絶縁層804の内面全周の下側には撥水処理剤が塗布され、撥水膜811が形成されるとともに、絶縁層804の内面全周の上側には親水処理剤が塗布され、親水膜812が形成される。
【0036】
806は円盤形の透明アクリルあるいはガラス製の第2の封止板で、その一部には孔があけられ、ここに棒状電極825が挿入され、接着剤で封止される。807は、光学素子801に入射する光束の径を制限する絞り板で、第2の封止板806の上面に固設される。そして第1の封止板802、金属リング803及び第2の封止板806は互いに接着固定され、これらの部材で囲まれた所定体積の密閉空間、すなわち液室を有した筐体が形成される。この筐体は、前記棒状電極825挿入部以外は光軸823に対して回転対称形状をなしている。そして該液室には、以下に示す2種類の液体が充填される。
【0037】
まず液室の底面側には、第2の液体822が、その液柱の高さが前記撥水膜811形成部と同一の高さになる分量だけ滴下される。第2の液体822は無色透明で、比重1.06、室温での屈折率1.38のシリコーンオイルが用いられる。続いて液室内の残りの空間には、第1の液体821が充填される。第1の液体821は、水とエチルアルコールが所定比率で混合され、更に所定量の食塩等の電解質が加えられた、比重1.06、室温での屈折率1.38の電解液である。更に第1の液体821には無彩色の水溶性染料、例えばカーボンブラックや、酸化チタン系の材料が加えられる。すなわち、第1及び第2の液体は、比重と屈折率が等しく、光線吸収能率が異なり、かつ互いに不溶の液体が選定される。そこで両液体は界面824を形成し、混じりあわずに各々が独立して存在する。そしてこの界面824の形状は、液室内壁、第1の液体及び第2の液体の3物質が交わる点、すなわち界面824の外縁部に働く3つの界面張力の釣り合いで決まる。本実施例においては、液室内壁に対する第1及び第2の液体の接触角がいずれも90度になるよう、前記撥水膜811及び親水膜812の材料が選定される。
【0038】
131は図1に記載された給電手段131と同一の構成及び作用をなす部材であるため、詳しい説明は省略する。給電手段131の増幅器134は金属リング803に接続され、増幅器135は棒状電極825に接続される。この構成において、第1の液体821には棒状電極825を介して電圧が印加され、電気毛管現象(エレクトロウエッティング効果)によって界面824が変形する。
【0039】
次に光学素子801の前記界面824の変形と、該変形によってもたらされる光学作用について、図10を用いて説明する。まず、第1の液体821に電圧が印加されていない場合、界面824の形状は上述したように平坦となる(図10(a))。ここで、第2の液体は実質上透明であるが、第1の液体は添加された光吸収性材料のために所定の光線吸収能率を有する。そこで、絞り板807の開口から光束を入射させると、第1の液体の光路長に応じた分だけ光線が吸収され、第1の封止板802から射出する光束の強度は一様に低下する。
【0040】
一方、第1の液体に電圧を印加すると、界面824の形状は電気毛管現象(エレクトロウエッティング効果)で球面となる(図10(b))。そこで、絞り板807の開口から入射した光束は、第1の液体の光路長変化に応じた割合で吸収率も変化し、第1の封止板802から射出する光束の強度は、中央から周辺に向かって漸減し、その平均強度は同図(a)の場合よりも高い。すなわち給電手段131の電圧制御によって界面824の形状を変えることにより、透過光量を自在に変えられる光学素子が実現できる。また、第1及び第2の液体の屈折率が等しく、入射した光束はその方向を変えずに射出光の強度のみが変えられるため、入射光束の光量を調節する絞り手段や、入射光束を透過・遮断する光シャッタに用いることができる。
【0041】
なお、電気毛管現象(エレクトロウエッティング)による2液界面の変形原理は国際特許WO99/18456に記載されており、本実施例の界面824は、同特許の図6に記載された2液界面のポジションA及びBに相当する。また、2液界面の変形による入射光束の透過光量調節原理とその効果は、本出願人による特願平11−169657号に記載されている。
【0042】
図11は、光学素子801を光学装置に応用したものである。当実施例では、実施例1と同様に、161は光学素子801の静電容量を検出する静電容量検出手段であり、光学装置150は静止画像を撮像手段で電気信号に光電変換し、これをデジタルデータとして記録する、いわゆるデジタルスチルカメラを例として説明する。なお、実施例1と同様なものについては、その詳細な説明は省略する。
430は複数のレンズ群からなる撮影光学系で、第1レンズ群431、第2レンズ群432、第3レンズ群433で構成される。第1レンズ群431の光軸方向の進退で、焦点調節がなされる。第2レンズ群432の光軸方向の進退で、ズーミングがなされる。第3レンズ群433は移動しないリレーレンズ群である。そして、第2レンズ群432と第3レンズ群433の間に光学素子801が配置される。撮影光学系430の焦点位置(予定結像面)には、撮像手段144が配置される。
【0043】
次に当実施例における光学素子801の作用を説明する。自然界に存在する被写体の輝度のダイナミックレンジは非常に大きく、これを所定範囲に収めるために、通常は撮影光学系内部に機械式絞り機構を有し、撮影光束の光量を調節している。しかしながら、機械式絞り機構は小さくする事は困難で、かつ絞り開口部が小さい小絞り状態では、絞り羽根端面による光線の回折現象で、被写体像の解像力が低下する。そこで当実施例では、光学素子801を前記機械式絞り機構を代用する可変NDフィルタとして用いることで、上記欠点を生ずること無く、撮影光学系を通過する光量を適切に調節する。
【0044】
図12および図13は、図11に示した光学装置150が有するCPU130の制御フロー図である。以下、図11、図12および図13を用いて光学装置150の制御フローを説明する。なお、実施例1と同様な制御フローについてはその詳細な説明を省略する。
ステップS201では、撮影者によりメインスイッチ152がオン操作されたか否かを判別し、オン操作されていない時はステップS201に留まる。ステップS201でメインスイッチ152がオン操作されたと判定されたら、CPU130はスリープ状態から脱してステップS202以降を実行する。
ステップS202では、撮影者による撮影条件の設定を受け付ける。
【0045】
ステップS203では、撮影者による撮影準備スイッチ(フロー図では、SW1と表記)のオン操作がなされたか否かを判別する。オン操作されていない時はS202に戻り、撮影条件設定の受付の判別を繰り返す。
ステップS203で撮影準備スイッチがオン操作されたと判定されたら、ステップS211へ移行する。
ステップS211及びステップS212は実施例1と同様なので、その説明を省略する。
ステップS213では、前記ステップS212で判定した受光量が適正か否かを判別する。
そして当ステップで適正と認識されたら、ステップS214に進む。
一方ステップS213において、前記ステップS212で判定した受光量が適正でないと判別されたら、ステップS221にジャンプする。
【0046】
ステップS221では、適正透過率を演算し、演算終了後ステップS222の「印加電圧制御」のサブルーチンへと進む。
ステップS241では、上記ステップS221で演算した適正透過率を得るための駆動電圧E0を演算し印加する。具体的には、CPU130内のROMには各透過率に対応する駆動電圧E0および検出電圧Esの関係がルックアップテーブル146として記憶されているので、該テーブルを参照し、給電手段131により、所定の駆動電圧E0を光学素子101に印加する。
静電容量検出手段161によりその時の検出電圧ESRを検出し(S242)、ESRの値がCPU内のルックアップテーブル146で読み出したEsと等しいか否かの判断をする(S243)。
【0047】
ここで両者が一致していれば、ステップS202へ戻り、不一致であればステップS251以降へ移行する。
なお、光学装置の性質によっては、ステップS243は実際の検出電圧ESRとルックアップテーブル146上の値が全く一致だけではなくある程度の範囲を持たせても良い。ステップS251では、検出電圧ESRの値が所定範囲内か否かを判断し、範囲内であればステップS252へ移行する。範囲外であれば光学素子101が故障していると判断し、ステップS261へ移行し、表示器151に故障であることを表示し(S261)、撮影動作を中止する(S262)。なお光学装置の性質によっては、ステップS151の範囲がもう少し広くて狭くても良い。
【0048】
一方、ステップS252では、表示器151に警告を表示し、補正電圧Vを(2)式より演算し(S253)、その演算結果によって補正電圧Vを給電手段131より光学素子101に印加する(S254)。
Figure 0004521920
【0049】
そしてステップS242へ戻る。つまり検出電圧値ESRがROMのルックアップテーブル146より呼び出した電圧Esと一致するまでステップS242からS254を繰り返す。
ステップS214からステップS237までは実施例1及び実施例2と同様なのでその説明を省略する。
【0050】
以上説明したように、コンデンサ構造を有する光学素子を組み込んだ光学装置において、光学素子の静電容量を検出することで、所望の透過率を得るために光学素子への印加電圧を制御することができる。また光学装置の故障を検知することが出来るという効果がある。
なお、本実施例では光学装置の一例としてデジタルスチルカメラを取り挙げたが、それ以外のビデオカメラや銀塩カメラ等にも効果を損なわずに適用できる事は言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、電気毛管現象(エレクトロウエッティング)を利用した光学素子の可変焦点の変化に対応した静電容量を、静電容量検出電極を設けることなく、光学素子の駆動電極を利用することで簡単な構成とすることができ、
また、静電容量変化が距離変化ではなく面積変化に対応しているので、精度良く検出することができ、その検出結果に基づいて光学装置の諸動作を精度良く制御することができる静電容量検出装置、および静電容量検出装置を備えた光学装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の光学素子の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例1の光学素子に電圧を印加した時の動作説明図である。
【図3】本発明の実施例1に関わる静電容量検出手段および給電手段の構成及び光学素子の断面図である。
【図4】本発明の実施例1に関わる駆動電圧と検出電圧の関係図である。
【図5】本発明の実施例1に関わる給電手段の増幅器から出力される電圧波形の説明図である。
【図6】本発明の実施例1に関わる光学素子を組込んだ光学装置の構成図である。
【図7】本発明の実施例1に関わる光学装置の制御フロー図である。
【図8】本発明の実施例1に関わる光学装置の制御フロー図である。
【図9】本発明の実施例2に関わる光学素子の構成を示す断面と、これを駆動する給電手段の構成を示す図である。
【図10】本発明の実施例2に関わる光学素子への電圧印加による界面の変形と、該変形による光学作用を説明するための図である。
【図11】本発明の実施例2に関わる静電容量検出手段および給電手段および光学素子を組込んだ光学装置の構成図である。
【図12】本発明の実施例2に関わる光学装置の制御フロー図である。
【図13】本発明の実施例2に関わる光学装置の制御フロー図である。
【符号の説明】
101・・・光学素子
102・・・透明基板
103・・・透明電極
104・・・絶縁層
107・・・絞り板
111・・・撥水膜
112・・・親水膜
113・・・親水膜
121・・・第1の液体
122・・・第2の液体
123・・・光軸
124・・・界面
125・・・棒状電極
130・・・CPU
131・・・給電手段
132・・・直流電源
133・・・DC/DCコンバータ
134、135・・・増幅器
140、430・・・撮影光学系
141、 431・・・第1レンズ群
142、 432・・・第2レンズ群
433・・・第3レンズ群
143・・・絞りユニット
144・・・撮像手段
145・・・画像信号処理手段
150・・・光学装置
151・・・表示器
152・・・メインスイッチ
153・・・ズームスイッチ
161・・・静電容量検出手段
162・・・LC直列共振回路
163・・・増幅器
164・・・AC/DC変換手段
801・・・光学素子
802・・・第1の封止板
803・・・電極リング
804・・・絶縁層
806・・・第2の封止板
811・・・撥水膜
812・・・親水膜
821・・・第1の液体
822・・・第2の液体
824・・・界面
825・・・棒状電極

Claims (7)

  1. 導電性または有極性の第1の液体及び該第1の液体と互いに混合することのない第2の液体を、それらの界面が所定の形状をなした状態で容器内に密閉し、該容器に設けられた第1電極と第2電極間への電圧印加による界面形状の変化によって光学的特性が変化する光学素子と、
    前記界面形状を変化させるために前記電極に所定の電圧を印加する給電手段、前記印加電圧を制御する制御手段、および前記第1電極と第2電極間の静電容量を検出する静電容量検出手段を有し、
    前記静電容量検出手段によって前記光学素子の界面形状変化に対応した静電容量を検出することを特徴とする光学素子の静電容量検出装置。
  2. 導電性または有極性の第1の液体及び該第1の液体と互いに混合することのない第2の液体を、それらの界面が所定の形状をなした状態で容器内に密閉し、該容器に設けられた第1電極と第2電極間への電圧印加による界面形状の変化によって光学的特性が変化する光学素子と、前記界面の形状を変化させるために前記電極に所定の電圧を印加する給電手段と、印加する前記電圧を制御する制御手段と、前記第1電極及び第2電極間の静電容量を検出する静電容量検出手段とを有することを特徴とする光学装置。
  3. 前記静電容量検出手段で検出した静電容量に基づいて焦点距離を制御することを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記静電容量検出手段で検出した静電容量を表示手段に表示することを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  5. 前記静電容量検出手段で検出した静電容量に基づいて該静電容量の検出値が許容範囲内か否かを判断し、前記光学素子に印加する電圧を制御することを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  6. 撮影光学系と撮像記録手段とを有し、前記静電容量検出手段で検出した静電容量に基づいて、該静電容量の検出値が許容範囲内か否かを判断し、撮像記録動作を制御することを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  7. 前記第1の液体及び第2の液体は、屈折率が実質的に異なり、それらの界面が前記電圧の無印加時に大きなR状をなした状態で、前記容器内に密閉されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光学装置
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