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JP4522189B2 - 遊技機 - Google Patents
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JP4522189B2 JP2004233813A JP2004233813A JP4522189B2 JP 4522189 B2 JP4522189 B2 JP 4522189B2 JP 2004233813 A JP2004233813 A JP 2004233813A JP 2004233813 A JP2004233813 A JP 2004233813A JP 4522189 B2 JP4522189 B2 JP 4522189B2
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Description

本発明は、前面にスピーカーを備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、遊技における効果音を出力するためのスピーカーが当該パチンコ遊技機の前面に搭載されている。そして、近年では、パチンコ遊技機の前面の左右両側にスピーカーを配置して、高音質のステレオサウンドを出力するパチンコ遊技機が増えており、例えば、左右一対のスピーカーを透明部材保持枠(前面カバー部材)の上部両側の隅部に開設したスピーカー取付口の裏側から取り付け、スピーカーの前方には平らな金網状のスピーカーカバーを配置したものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平9−56906号公報
しかしながら、上記したパチンコ遊技機のスピーカーカバーは、スピーカー取付口の縁に沿って形成された細溝状の差込部に差し込んで取り付けられているだけであり、安定した取付状態を保ち難い。また、この差込部に曲面で構成されたスピーカーカバー、例えば前方に膨出したスピーカーカバーを取り付けようとすると、取付作業が困難になり、取付状態も一層不安定になる虞がある。そのため、遊技者の興味を惹くような斬新なデザインをパチンコ遊技機に採用することが困難であり、集客性の高いパチンコ遊技機を提供し難い。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、斬新なデザインのスピーカーカバーを安定して取り付けることができ、装飾性を高めた遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤を着脱可能な前面枠の前面側に、遊技盤の前方を覆う透明部材を保持する前面カバー部材を開閉可能に備えた遊技機において、
前記前面カバー部材は、
遊技の効果音を発生するスピーカーと、
該スピーカーの取付部を左右両側方に形成したベース部材と、
前記スピーカーの前方を覆うスピーカー装飾ユニットと、
を備え、
前記スピーカー装飾ユニットは、
凸形状に形成された板状部材に複数の小孔を開設し、該小孔から遊技の効果音を通過可能にしたスピーカーカバーと、
前記スピーカーの発音部と連通するために開設されたスピーカー連通口と、該スピーカー連通口の前方において前記スピーカーカバーの膨出部分を後方から支持するカバー支持部と、を形成したユニット基部と、
該ユニット基部の前面に配置され、前記スピーカーカバーの膨出部分を突出させるために開設したカバー突出開口と、該カバー突出開口の縁部にスピーカーカバーを前方から係止するスピーカーカバー係止部と、を形成したスピーカー装飾部材と、
から構成され、
前記スピーカー装飾部材は、
当該スピーカー装飾部材の裏面から前記ユニット基部へ向けて複数突設され、前記ユニット基部に係合するための係合部と、前記係合部の基端部に形成され、スピーカーカバーを位置決めするためのカバー用位置決め部と、
を備え、
前記ユニット基部は、
当該ユニット基部の裏面から前記ベース部材へ向けて突設され、前記ベース部材に接続するためのベース接続部を備え、
該ベース接続部と、少なくとも1つの係合部とを前記ベース部材に着脱可能な状態で接続して、前記ベース部材の前面に前記スピーカー装飾ユニットを着脱可能な状態で設けたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記スピーカー装飾ユニットを前後方向に移動可能な装飾ユニット移動手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記カバー支持部は、前記スピーカーカバーの膨出先端を裏側から支持する先端支持部と、該先端支持部から前記スピーカー連通口の縁部へ向けて放射状に延設され、前記スピーカーカバーの膨出先端の周辺を裏側から支持する先端周辺支持部とから構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、前面カバー部材は、遊技の効果音を発生するスピーカーと、該スピーカーの取付部を左右両側方に形成したベース部材と、スピーカーの前方を覆うスピーカー装飾ユニットとを備え、スピーカー装飾ユニットは、凸形状に形成された板状部材に複数の小孔を開設し、該小孔から遊技の効果音を通過可能にしたスピーカーカバーと、スピーカーの発音部と連通するために開設されたスピーカー連通口と、該スピーカー連通口の前方においてスピーカーカバーの膨出部分を後方から支持するカバー支持部と、を形成したユニット基部と、該ユニット基部の前面に配置され、スピーカーカバーの膨出部分を突出させるために開設したカバー突出開口と、該カバー突出開口の縁部にスピーカーカバーを前方から係止するスピーカーカバー係止部と、を形成したスピーカー装飾部材とから構成され、スピーカー装飾部材は、当該スピーカー装飾部材の裏面からユニット基部へ向けて複数突設され、ユニット基部に係合するための係合部と、係合部の基端部に形成され、スピーカーカバーを位置決めするためのカバー用位置決め部とを備え、ユニット基部は、当該ユニット基部の裏面からベース部材へ向けて突設され、ベース部材に接続するためのベース接続部を備え、該ベース接続部と、少なくとも1つの係合部とをベース部材に着脱可能な状態で接続して、ベース部材の前面にスピーカー装飾ユニットを着脱可能な状態で設けたので、前面カバー部材に斬新なデザインのスピーカーカバーを安定した状態で取り付けることができ、遊技機のスピーカー周辺の装飾性を向上させることができる。また、スピーカーカバーの位置決めも容易に行うことができ、遊技機の組立作業の効率向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、スピーカー装飾ユニットを前後方向に移動可能な装飾ユニット移動手段を備えたので、スピーカーからの音量や遊技進行に伴ってスピーカー装飾ユニットを前後移動させることができる。したがって、今までにない斬新な遊技演出を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、カバー支持部は、スピーカーカバーの膨出先端を裏側から支持する先端支持部と、該先端支持部からスピーカー連通口の縁部へ向けて放射状に延設され、スピーカーカバーの膨出先端の周辺を裏側から支持する先端周辺支持部とから構成されるので、外部からの衝突を受け易い膨出形状のスピーカーカバーであっても凹みを生じ難い状態で支持することができる。したがって、スピーカーカバーが損傷する不具合を抑えることができ、遊技機のメンテナンス作業の負担軽減を図ることができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図、図2は前面カバー部材を開放した状態におけるパチンコ遊技機の斜視図である。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2に、大きな矩形状開口部を有する略額縁状の前面枠(内枠)3の一側(図中左側)を開閉可能に取り付け、この前面枠3の遊技盤収納部4(図2参照)内に遊技盤5を着脱(交換)可能な状態で取り付け、遊技盤5の表面には、表示装置、大入賞口、一般入賞口(いずれも図示せず)、アウト口5′などを配設した遊技領域6をガイドレールなどの遊技領域区画部材7により区画することで形成している。また、前面枠3の前面側には、一側(図中左側)が軸着(軸支)された前面カバー部材8を開閉(回動)可能に設け、該前面カバー部材8に透視可能なガラス板9を収納し、このガラス板9を通して遊技領域6を前方から透視可能な状態で覆い、前面カバー部材8の下方に上皿ユニット10と下皿ユニット11とを左右に少し位置をずらした状態で上下に設けてある。そして、このパチンコ遊技機1は、その横に設置されたカードユニット(図示せず)のカード挿入口にプリペイドカード等の記憶媒体(遊技価値が記憶されている)を挿入し、前面カバー部材8の下部に設けられた球貸用操作ボタン12を操作すると、パチンコ遊技機1の内部に設けられた球排出装置(図示せず)が作動して遊技球が上皿ユニット10側に排出されるとともに記憶媒体の記憶内容が書き換えられ、返却用操作ボタン13を操作するとカードユニット内の記憶媒体がカード挿入口から返却されるように構成されている。
次に、前面カバー部材(透明部材保持枠)8について説明する。
前面カバー部材8は、図3〜図6に示すように、遊技盤5の遊技領域6の全体が視認可能な略円形の開口部21を開設したベース部材22と、該ベース部材22の前面上部に設けられたパイロットレンズユニット23と、パイロットレンズユニット23の左右両端部の下方に設けられ、遊技の効果音を発生するスピーカー24と、該スピーカー24の前方を覆うスピーカー装飾ユニット25と、ベース部材22の前面下部に設けられた下部装飾ユニット26と、開口部21の周縁部に設けられた略環状のレンズユニット27と、ベース部材22の裏側に開口部21を塞ぐ状態でガラス板9を取り付けるガラスユニット28(本発明の透明部材に相当)と、開口部21の下方部分に配設され、ガラスユニット28の下端を嵌合する裏面部材29と、ベース部材22の裏面上部に設けられ、ガラスユニット28を保持するためのガラスユニット保持部材30とから概略構成されている。そして、ベース部材22の一側(図5中右側)の上部に設けた蝶番機構(上側蝶番機構)31と一側下部に設けたヒンジ金具(下側蝶番機構)32とにより前面枠3の一側に開閉可能に軸着されている。また、ベース部材22の他側上部には開閉検出器33を、その検出部を後方へ突出する状態でベース部材22の前方から取り付け、前面カバー部材8の開閉状態を検出できるように構成されている。なお、開閉検出器33の前方には、前面カバー部材8の前面の一部を構成する検出器カバー34を取り付けている。また、パイロットレンズユニット23には、中央部分に略逆三角形状のパイロットレンズ35を、該パイロットレンズ35の右側方には開閉ランプ用レンズ36および球排出エラーランプ用レンズ37を横に並べて備えている。
ベース部材22は、合成樹脂により成形された背面開放の浅いカバー状の部材である。このベース部材22は、図8に示すように、上部の左右にスピーカー取付部38を設けて前方からスピーカー24をねじ等の止着部材39により止着し、前面には複数の発光基板40を取り付け、各発光基板40の前面には、点状の発光体(例えば、LED)44を複数配設している。なお、パイロットレンズユニット23のパイロットレンズ35の後方に配設された発光体44は、遊技中における所謂大当り時に点灯するパイロットランプとして機能する。また、開閉ランプ用レンズ36の後方に配設された発光体44は、前面カバー部材8が前面枠3に対して開いたときに開閉検出器33からの信号に基づいて点灯する開閉ランプとして機能し、球排出エラーランプ用レンズ37の後方に配設された発光体44は、パチンコ遊技機1内の球排出機構(図示せず)に球詰まり等のエラーが発生したときに点灯する球排出エラーランプとして機能する。
また、ベース部材22の裏面には、図7に示すように、開口部21の内周縁の外側に壁状の防犯リブ48が立設され、該防犯リブ48の内側にガラスユニット28が装着されるように構成されている。そして、このベース部材22の裏面のうち開口部21の上方に横長な金属製の上補強プレート51をねじで固定するとともに、開口部21の一側(前面カバー部材8の回動軸支端側。図中右側。)に縦長な軸支端補強プレート52を、開口部21の他側(前面カバー部材8の回動自由端側。図中左側。)に縦長な自由端補強プレート53を、開口部21の下方に横長な下補強プレート54を軸支端補強プレート52の下端と自由端補強プレート53の下端とに接続した状態でそれぞれねじにより固定している。さらに、軸支端補強プレート52の前側(ベース部材22との間)に蝶番機構31の軸部材31aを設け、軸支端補強プレート52の下部にはヒンジ金具32の軸受穴32aを開設している。また、自由端補強プレート53には、前面カバー部材8が閉状態時に前面枠へ係止する係止片53aを、当該自由端補強プレート53の上寄りに2箇所、下寄りに1箇所設け、上寄りの係止片53aの間に矩形状のプレート開口55を開設し、このプレート開口55から開閉検出器33の検出部を後方へ臨ませている(図11参照)。なお、上補強プレート51,軸支端補強プレート52,自由端補強プレート53,下補強プレート54はそれぞれ金属板製であり、ベース部材22の開口部21の四方を囲むように付設される補強材として機能する。なお、図7中、符号56はベース部材22の上部に取り付けられる配線カバー部材であり、符号57はベース部材22の右側に取り付けられる防犯兼配線カバー部材である。
次に、スピーカー24の周辺の構造について詳細に説明する。なお、上記した左右のスピーカー24、スピーカー取付部38およびスピーカー装飾ユニット25は、略左右対称であって基本的な構造は同じであるので、右側(前面カバー部材8の回動自由端側)のスピーカー24およびその周辺を例に挙げて説明する。
ベース部材22の前面上部の左右両側に設けられたスピーカー取付部38は、図9〜図11に示すように、ベース部材22に開口して円形状に設けられたスピーカー収納開口60と、該スピーカー収納開口60の周縁から前方へ立設され、下側に切欠部61を開設した略倒C字状のスピーカー支持壁62と、該スピーカー支持壁62の周辺に前方へ向けて立設されたスピーカー止着部63とから構成されている。そして、スピーカー24の後部(駆動部)24aをスピーカー収納開口60に収納すると共に、スピーカー24のコーン部(発音部)24bの後面部をスピーカー支持壁62の先端部に当接して支持し、この状態でコーン部24bの周辺に形成されたフランジ部24cをスピーカー止着部63へねじ等の止着部材39により止着することで、スピーカー24を、コーン部24bを前方へ臨ませた状態で固定する(図8および図12参照)。なお、スピーカー取付部38に取り付けられたスピーカー24は、そのコーン部24bの後面部に備えた入力端子(図示せず)をスピーカー支持壁62の切欠部61内に配置して、入力端子に接続された配線をスピーカー取付部38の外側へ引き出せるように構成されている。
また、ベース部材22のうちスピーカー取付部38の周辺には、スピーカー装飾ユニット25を接続(係止)する接続ボス65および接続孔66が複数設けられている。なお、スピーカー装飾ユニット25のベース部材22への取付状態については、後で詳細に説明する。
スピーカー24の前方に取り付けられるスピーカー装飾ユニット25は、図13に示すように、スピーカー24からの音を外方へ伝達可能なスピーカーカバー68と、該スピーカーカバー68を後方から支持し、スピーカー装飾ユニット25のベースとなるユニット基部69と、該ユニット基部69の前面に配置され、スピーカーカバー68を前方へ突出させるスピーカー装飾部材70とから構成されている。
スピーカーカバー68は、遊技の効果音を通過可能な小さな透音孔(小孔)を複数開設した薄肉な金属板(所謂パンチングプレート)を略逆三角形状に切断し、前方へ膨出した凸形状、具体的には低い略三角錐形状を呈し、その頂部を金属板の中央からやや左上側に頂部を偏らせた形状に形成して構成されている。さらに、前記頂部(膨出先端)から各縁部へ向けて下り傾斜する3つの膨出構成面を僅かに凹ませて複雑な表面形状に形成して、高い装飾性を備えるように構成されている。また、スピーカーカバー68の左右両方の上側コーナー部および下側コーナー部には、スピーカー装飾部材70に嵌合する嵌合部72を略円弧状に切り欠いて形成し、スピーカーカバー68の縁部(例えば右側の傾斜縁)には、舌片状の取っ手73を後方へ向けて延設している。なお、スピーカーカバー68の取付状態については、後で詳細に説明する。
ユニット基部69は、図14および図15(a)に示すように、略傾斜「P」字状に形成された基部プレート75を備え、該基部プレート75のうち前面カバー部材8の開口部21側の端辺に、レンズユニット27の外縁部に沿って湾曲した円弧状の装飾部76を前方へ突設し、当該ユニット基部69(すなわち基部プレート75)の裏面から円筒状のベース接続部77を、また、基部プレート75の右側縁部からは板片状のスペーサ78をそれぞれ後方のベース部材22へ向けて延設し、スペーサ78の先端をベース部材22の前面に当接した状態で、ベース接続部77の先端をベース部材22の接続ボス65に当接するように構成されている。
また、基部プレート75の上側であって後方のスピーカー24に対向する部分には、スピーカー24のコーン部24bと連通するための円形状のスピーカー連通口80をスピーカー24のコーン部24bの前側拡径口と略同じ大きさで開設し、該スピーカー連通口80の周辺を裏側から略矩形状に凹ませてフランジ収納部81を形成してスピーカー24のフランジ部24cを収納可能とし(図12参照)、スピーカー連通口80の前方には、スピーカーカバー68の膨出部分を後方から支持するカバー支持部82を架設し、該カバー支持部82の下方および側方(詳しくはスピーカー連通口80を挟んで前面カバー部材8の開口部21とは反対側)には、平板状のカバー当接壁83を前方へ向けて立設している。さらに、基部プレート75の右端部の上側に、円弧状に凹ませた位置決め受部85を形成し、基部プレート75の左側上部および下部には、スピーカー装飾部材70を係合する円柱状の係合受部86を突設し、該係合受部86のスピーカー連通口80側をさらに前方へ延設してスピーカー装飾部材70を位置決めする断面円弧状の係止位置決め壁87を形成している。そして、基部プレート75の左側上部に配置された係止位置決め壁87の先端からカバー押え88を前方へ延設し、該カバー押え88によりスピーカーカバー68の嵌合部72の周辺をスピーカー装飾部材70側へ押圧するように構成されている。なお、係合受部86およびカバー押え88のスピーカー連通口80側の外周面には、倒れ防止用の補強部89を略円柱状に形成して備えている。
カバー支持部82は、スピーカーカバー68の膨出先端(頂部)を裏側から支持する先端支持部91と、スピーカーカバー68のうち膨出先端の周辺を裏側から支持する先端周辺支持部92とから構成されている。先端支持部91は、スピーカー連通口80の中心よりも前面カバー部材8の左右方向の中央側へ寄せて配置され、当該先端支持部91の先端部にスピーカーカバー68の膨出先端の裏側部分に合わせて曲面を形成してスピーカーカバー68の膨出先端の裏側を損傷させない状態で当接する。
また、先端周辺支持部92は、先端支持部91の側部からスピーカー連通口80の縁部へ向けて放射状に延設された屈曲形状の梁部材であり、先端支持部91側に位置する前側部92aをスピーカーカバー68の裏面に沿って傾斜させてスピーカーカバー68の膨出先端周辺を支持するように構成されている。そして、スピーカー連通口80の縁部に接続される後側部92bをスピーカー連通口80の内側へ向けて延設し、前側部92aと後側部92bとの間には、前後方向に延設された中間部92cを接続している。したがって、先端周辺支持部92の前側部92aがスピーカーカバー68から受ける前後方向の力、例えば、スピーカーカバー68の膨出先端およびその周辺が前方から押されてカバー支持部82に伝わる前後方向の荷重を十分に受けることができ、スピーカーカバー68が凹んだり先端周辺支持部92が途中から折れてしまったりする不具合を防ぐことができる。
なお、本実施形態のカバー支持部82は、図14に示すように、上方向、開口部21の縁部へ向かう方向(図中左下方向)、開口部21とは反対側の横方向(図中右方向)の3方向へ延設され、スピーカーカバー68の膨出形状を形成する3つの略三角形状曲面(上側曲面、左側曲面、右側曲面)の面心の裏側あるいはその周辺の裏側に先端周辺支持部92をそれぞれ配置して、バランスよくスピーカーカバー68を支持できるように構成されている。
カバー当接壁83は、カバー支持部82よりも低い位置に先端部を形成した壁状部材であり、その側壁面をスピーカー連通口80の内側、具体的には、スピーカー支持部の先端支持部91の側面に対向する状態で配置され、両方あるいは片方の側壁面には、倒れ防止部材として機能する半円柱形状の補強部95を備えている。また、各カバー当接壁83の先端部には、中間部分から当該カバー当接壁83の両側端方向へ下り傾斜した当接部96を形成し、右側のカバー当接壁83の当接部96がスピーカーカバー68の上側曲面の裏側から右側曲面の裏側に亘って線接触する状態で当接し、下側のカバー当接壁83の当接部96がスピーカーカバー68の右側曲面の裏側から左側曲面の裏側に亘って線接触する状態で当接するように構成されている。
ユニット基部69の前側に取り付けられるスピーカー装飾部材70は、スピーカー装飾ユニット25の前面を装飾し、スピーカーカバー68とともに前面カバー部材8の前面の一部を形成する部材である。このスピーカー装飾部材70は、図13および図16に示すように、後方を大きく凹ませて内側にスピーカーカバー68およびユニット基部69のカバー支持部82を収納可能な空間を形成し、前面にはスピーカーカバー68よりもひと回り小さい略逆三角形状のカバー突出開口98を開設し、該カバー突出開口98の縁部の裏側にスピーカーカバー係止部98aを形成している。したがって、スピーカー装飾部材70内にスピーカーカバー68を収納すると、カバー突出開口98の後方からスピーカーカバー68の膨出部分が突出するとともに、スピーカーカバー係止部98aにスピーカーカバー68の縁部周辺が当接する。
また、スピーカー装飾部材70の裏側(後側)のうち、カバー突出開口98の左上側隅部の外方(図16中右側方)および下側隅部の下方には、ユニット基部69に係合する円柱状の係合部99を後方のユニット基部69へ向けてそれぞれ突設し、該係合部99の基端部のカバー突出開口98側には、スピーカーカバー68の嵌合部72を嵌合するカバー用位置決め部100を形成している(図15(b)参照)。そして、スピーカー装飾部材70の裏側のうちカバー突出開口98の右上側隅部の外方(図16中左側に位置する隅部の左側方)には、ユニット基部69に係合するとともにベース部材22の接続孔66に嵌合する円柱状のベース係合部101を後方へ向けて突設し、該ベース係合部101の外周面から横方向、詳しくはカバー突出開口98の右上側隅部へ向けて位置決め突起102を突設し、該位置決め突起102をスピーカーカバー68の右上側の嵌合部72と、ユニット基部69の右上側の位置決め受部85とに当接(係合)するように構成されている。
このような構成を備えたスピーカーカバー68、ユニット基部69、スピーカー装飾部材70を組み付けてスピーカー装飾ユニット25を組み立てるには、まず、スピーカー装飾部材70の後方からスピーカーカバー68を入れて、スピーカー装飾部材70の位置決め突起102にスピーカーカバー68の右上側の嵌合部72を、スピーカー装飾部材70の左上側のカバー用位置決め部100に左上側の嵌合部72を、下側のカバー用位置決め部100に下側の嵌合部72をそれぞれ嵌合し、この嵌合状態のままスピーカーカバー68の縁部をカバー突出開口98の縁部の裏側に当接する。すると、スピーカーカバー68は、膨出部分をカバー突出開口98から前方へ突出した状態で位置決めされる。
スピーカーカバー68を位置決めしたならば、ユニット基部69をスピーカーカバー68およびスピーカー装飾部材70の裏側から近づけ、スピーカー装飾部材70の位置決め突起102にユニット基部69の位置決め受部85を、スピーカー装飾部材70の左側の係合部99の外周面にユニット基部69の左側の係止位置決め壁87を、スピーカー装飾部材70の下側の係合部99の外周面にユニット基部69の下側の係止位置決め壁87をそれぞれ当接する。すると、ユニット基部69の上下方向および左右方向の位置が決まり、ユニット基部69がスピーカー装飾部材70に対して前後方向にのみ移動可能な状態となる。そして、この状態のままユニット基部69をスピーカー装飾部材70へ押し当てる。すると、ユニット基部69の係合受部86がスピーカー装飾部材70の係合部99の先端に当接し、ユニット基部69の前後方向の位置を決めることができる。また、ユニット基部69のカバー支持部82(先端支持部91および先端周辺支持部92)とカバー当接壁83とがスピーカーカバー68の膨出部分の裏側に当接し、カバー押え88がスピーカーカバー68の左側の嵌合部72の裏側に当接する。したがって、外部からの衝突を受け易い膨出形状のスピーカーカバー68であっても凹みを生じ難い状態で支持することができる。このことから、スピーカーカバー68が損傷する不具合を抑えることができ、遊技機のメンテナンス作業の負担軽減を図ることができる。
そして、スピーカーカバー68、ユニット基部69、スピーカー装飾部材70を組み付けてそれぞれを位置決めした状態で、ユニット基部69の裏側から係合受部86内に開設された止着穴86aにねじ等の止着部材104を通し、該止着部材104により係合部99と係合受部86とを止着する。すると、スピーカーカバー68とユニット基部69とスピーカー装飾部材70とが一体化されてスピーカー装飾ユニット25が組み上がる。
さらに、このスピーカー装飾ユニット25をベース部材22の前面に取り付けるには、予めスピーカー取付部38にスピーカー24を止着部材39で取り付けておき、スピーカー24およびスピーカー取付部38を覆う状態で前方からスピーカー装飾ユニット25の裏側を近づけ、装飾部76の内縁部をレンズユニット27の外縁部に当接させるとともに、ユニット基部69の上縁部をパイロットレンズユニット23の下部に当接させる。すると、スピーカー装飾ユニット25の上下方向および左右方向の位置が決まる。そして、レンズユニット27およびパイロットレンズユニット23に当接した状態のまま、スピーカー装飾ユニット25をベース部材22に押し当てる。すると、ベース接続部77の先端部がベース部材22上の接続ボス65に当接し、ベース係合部101の先端部が接続孔66に嵌合する。さらに、スペーサ78がベース部材22の前面に当接し、スピーカー装飾ユニット25の前後方向の位置が決まる。スピーカー装飾ユニット25の位置が決まったならば、ベース部材22の裏側から接続ボス65内に開設された止着穴65aにねじ等の止着部材105を通し、該止着部材105により接続ボス65とベース接続部77とを着脱可能な状態で止着する。また、ベース係合部101および接続孔66の後方に位置する止着穴、具体的には上補強プレート51と自由端補強プレート53との重合部分に開設された止着穴106にねじ等の止着部材107を通し、該止着部材107、上補強プレート51および自由端補強プレート53を介してベース係合部101とベース部材22とを着脱可能な状態で止着する(図12参照)。
このようにして、スピーカー装飾ユニット25は、ベース部材22の前面に着脱可能な状態で配置され、また、止着部材105,107を取り外せば、ベース部材22の前方へ容易に取り外すことができる。したがって、前面カバー部材8に斬新なデザインのスピーカーカバー68およびスピーカー装飾ユニット25を安定した状態で取り付けることができ、パチンコ遊技機1のスピーカー24周辺の装飾性を向上させることができる。また、スピーカーカバー68およびスピーカー装飾ユニット25の位置決めを容易に行うことができ、パチンコ遊技機1の組立作業の効率向上を図ることができる。さらに、スピーカー24が故障等して交換が必要となった場合には、このスピーカー24を簡単に露出させることができ、交換作業を迅速に行うことができる。
なお、上記スピーカー装飾ユニット25は、スピーカー装飾部材70の裏側からベース係合部101を1つだけ延設したが、本発明はこれに限定されず、複数のベース係合部をスピーカー装飾部材70から後方へ延設し、このベース係合部の先端部をベース部材22に接続してもよい。
ところで、上記実施形態では、スピーカー装飾ユニット25を一定位置に配置するようにしたが、本発明はこれに限らず、スピーカー装飾ユニット25を前後移動するように構成してもよい。例えば、図17に示す第2実施形態のスピーカー装飾ユニット25は、基本的には上記実施形態と同じであるが、止着部材等でベース部材22に止着されず、当該スピーカー装飾ユニット25を前後方向へ移動可能な装飾ユニット移動手段を備えている点で異なる。具体的に説明すると、第2実施形態のスピーカー装飾ユニット25の装飾ユニット移動手段110は、スピーカー装飾部材70の裏側から後方へ立設され、ベース部材22に設けられたガイド軸受111と、該ガイド軸受111内を前後摺動可能なガイドロッド112と、スピーカー24を挟んでガイドロッド112とは反対側に配置され、ユニット基部69の裏側にプランジャ113の先端を接続したソレノイド(駆動源)114とから構成され、ソレノイド114を励磁するとプランジャ113が前方へ突出し、このプランジャ113に押されてスピーカー装飾ユニット25(スピーカーカバー68、ユニット基部69、スピーカー装飾部材70)がベース部材22から離れて前進し、ソレノイド114を消磁するとプランジャ113が後退し、このプランジャ113に引かれてスピーカー装飾ユニット25が後方へ移動して元に戻るように構成されている。このように、スピーカー装飾ユニット25を前後方向へ移動できるようにすると、スピーカー24からの音量や遊技進行に伴ってスピーカー装飾ユニット25を前後移動させることができる。したがって、今までにない斬新な遊技演出を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる。
なお、装飾ユニット移動手段110の駆動源は、ソレノイド114に限定されない。例えば、スピーカー装飾ユニット25の後方へ延設されたラックギアと、該ラックギアに噛合するピニオンギアと、該ピニオンギアを出力軸に取り付けたモータとから駆動源を構成し、モータを正逆回動させることでスピーカー装飾ユニット25を前後移動できるように構成してもよい。
そして、上記実施形態は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、その他、スピーカーとその前方に取り付けられるスピーカー装飾ユニットを備えた遊技機であればよい。例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ遊技機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の正面図である。 前面カバー部材を開いた状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 前面カバー部材の斜視図である。 前面カバー部材の正面図である。 前面カバー部材の背面図である。 前面カバー部材の前面側の分解斜視図である。 前面カバー部材の裏面側の分解斜視図である。 前面カバー部材からスピーカー装飾ユニットおよびスピーカーを外した分解斜視図である。 スピーカー取付部の正面図である。 スピーカー取付部の背面図である。 スピーカーを取り付けた状態のスピーカー取付部の背面図である。 図4のA−A断面図である。 スピーカー装飾ユニットの分解斜視図である。 ユニット基部の正面図である。 (a)はユニット基部の斜視図、(b)は係合受部の拡大側面図である。 スピーカー装飾部材の背面図である。 第2実施形態のスピーカー装飾ユニットの断面図であり、(a)はスピーカー装飾ユニットを前進させた状態の概略図、(b)は後退させた状態の概略図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
8 前面カバー部材
9 ガラス板
21 開口部
22 ベース部材
23 パイロットレンズユニット
24 スピーカー
24a 後部
24b コーン部(発音部)
24c フランジ部
25 スピーカー装飾ユニット
26 下部装飾ユニット
27 レンズユニット
28 ガラスユニット
38 スピーカー取付部
60 スピーカー収納開口
62 スピーカー支持壁
63 スピーカー止着部
65 接続ボス
66 接続孔
68 スピーカーカバー
69 ユニット基部
70 スピーカー装飾部材
72 嵌合部
73 取っ手
75 基部プレート
76 装飾部
77 ベース接続部
78 スペーサ
80 スピーカー連通口
81 フランジ収納部
82 カバー支持部
83 カバー当接壁
85 位置決め受部
86 係合受部
87 係止位置決め壁
88 カバー押え
89 補強部
91 先端支持部
92 先端周辺支持部
92a 前側部
92b 後側部
92c 中間部
95 補強部
96 当接部
98 カバー突出開口
98a スピーカーカバー係止部
99 係合部
100 カバー用位置決め部
101 ベース係合部
102 位置決め突起
110 装飾ユニット移動手段
111 ガイド軸受
112 ガイドロッド
113 プランジャ
114 ソレノイド

Claims (3)

  1. 遊技盤を着脱可能な前面枠の前面側に、遊技盤の前方を覆う透明部材を保持する前面カバー部材を開閉可能に備えた遊技機において、
    前記前面カバー部材は、
    遊技の効果音を発生するスピーカーと、
    該スピーカーの取付部を左右両側方に形成したベース部材と、
    前記スピーカーの前方を覆うスピーカー装飾ユニットと、
    を備え、
    前記スピーカー装飾ユニットは、
    凸形状に形成された板状部材に複数の小孔を開設し、該小孔から遊技の効果音を通過可能にしたスピーカーカバーと、
    前記スピーカーの発音部と連通するために開設されたスピーカー連通口と、該スピーカー連通口の前方において前記スピーカーカバーの膨出部分を後方から支持するカバー支持部と、を形成したユニット基部と、
    該ユニット基部の前面に配置され、前記スピーカーカバーの膨出部分を突出させるために開設したカバー突出開口と、該カバー突出開口の縁部にスピーカーカバーを前方から係止するスピーカーカバー係止部と、を形成したスピーカー装飾部材と、
    から構成され、
    前記スピーカー装飾部材は、
    当該スピーカー装飾部材の裏面から前記ユニット基部へ向けて複数突設され、前記ユニット基部に係合するための係合部と、前記係合部の基端部に形成され、スピーカーカバーを位置決めするためのカバー用位置決め部と、
    を備え、
    前記ユニット基部は、
    当該ユニット基部の裏面から前記ベース部材へ向けて突設され、前記ベース部材に接続するためのベース接続部を備え、
    該ベース接続部と、少なくとも1つの係合部とを前記ベース部材に着脱可能な状態で接続して、前記ベース部材の前面に前記スピーカー装飾ユニットを着脱可能な状態で設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記スピーカー装飾ユニットを前後方向に移動可能な装飾ユニット移動手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記カバー支持部は、前記スピーカーカバーの膨出先端を裏側から支持する先端支持部と、該先端支持部から前記スピーカー連通口の縁部へ向けて放射状に延設され、前記スピーカーカバーの膨出先端の周辺を裏側から支持する先端周辺支持部とから構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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