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JP4522899B2 - 画像出力装置、画像出力方法およびそのプログラム - Google Patents
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JP4522899B2 - 画像出力装置、画像出力方法およびそのプログラム - Google Patents

画像出力装置、画像出力方法およびそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、デジタルカメラ等で撮影された画像をプリントする画像出力装置、プリント方法およびそのプログラムに関するものである。
近年、デジタルカメラが急速な普及にともない、メモリに保存した画像データをパソコンに転送してカラープリンタで出力するようになってきた。しかしパソコンを持たない人や、そのような作業を行うのが不得意な人にとってはプリントアウトが困難である。そこでデジタルスチルカメラ等より出力される電子データからプリントを行う写真仕上げサービス(例えば、DPE)が提供されるようになった。
写真仕上げサービスを利用する場合、カメラ本体からメモリを取り外し、写真仕上げサービスを扱う写真店に持参すると、端末機でメモリから画像データが読み出され、センターへオンラインで送信され、そのセンターにおいて通常の印画紙に焼き付けられる。出来あがったプリントは元の店に配送される。このシステムでは、仕上がりまでに数日かかり、デジタルカメラの特徴の一つである、撮影してすぐ見られるというスピード性の面で相反することになる。
コンビニエンスストアなどにデジタルプリント機を利用する場合、デジタルカメラ本体からメモリを取り外し、設置されたデジタルプリント機で記憶媒体に記憶されている画像データを読み出して、そのデジタルプリント機で通常の印画紙に焼き付けられる。デジタルカメラにより撮影された画像データは、ネガフイルムに比べてダイナミックレンジが狭く、所定の明るさ以上のデータなど一部の情報が失われる場合があるが、デジタルカメラにより取得した画像をプリントする場合には、ネガフイルムからプリントされた写真と同様の高品位な画質を有するプリントが期待されている。
そこで、デジタル化されたデータであることの特性を生かして、ネガフイルムからプリントされた写真と同様の高品位な画質を有するプリントが得られるように、自動的に修正処理が施されるようになって来た。画像処理では、撮影者の意図や撮影したデジタルカメラの特性を反映すべく、光源種固定モードや、画像処理条件(AWB処理条件や、階調、シャープネス、彩度など関連の処理条件)や、好み(モノクロ/セピア色、美肌など)、撮影モード(長時間露光、アンダー露光など)に応じた処理を施しでいる。さらに、画像データを解析して写真画像のボケ(焦点距離が合わないことに起因するピンボケや、撮像者の手のぶれに起因するぶれボケ)を検出してボケ修正などを施したりしている。特に近年、写真画像から顔や、目などの自動検出が高精度で行なわれるようになり、それに基づいて自動的に修正する方法が提案されている。
しかし、自動修正された画像データが、撮影者の意図に沿った仕上がりになるとは限らない。そこで、自動的に画像データの修正を行なった際には、修正した画像データのプリントと、修正されていない画像データのプリントを作成して、両プリントを顧客に渡す方法が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2001−42451公報 特開2002−245471公報
しかしながら、上述のように、修正した画像データのプリントと、修正されていない画像データのプリントの2枚を必ず撮影者に渡す方法では、プリントの枚数が増加し、それに伴うコストも発生することになる。一方、画像処理を自動的に施した画像データのみを1枚プリントして撮影者に渡したのでは、撮影者は画像処理を施した効果を認識することができない。
また、撮影者も全ての画像データに自動的に画像処理を施すことを望んでいるわけではなく、赤目修正のように修正の効果が大きいもののみ画像処理を行なうことを望む場合が多い。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、修正処理を自動的に行い、かつ撮影者があまり必要としていない自動修正を行なうことなくプリントを行う画像出力装置、画像出力方法およびそのプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の画像出力装置は、被写体を撮影して得た撮影画像のうち修正を必要とする領域に修正処理を施して得られた修正画像に対する効果度を算出する効果度算出手段と、
前記効果度の大きさに応じて、前記撮影画像に施した修正処理の効果を確認する必要があるか否かを判定する確認要否判断手段と、
該確認要否判断手段により確認の必要があると判定された前記撮影画像および前記修正画像のうち少なくとも一方を確認表示する確認表示手段と、
前記確認表示後、前記修正画像を出力するように指示する出力指示手段と、
前記指示された修正画像を出力する出力手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、
被写体を撮影して得た撮影画像のうち修正を必要とする領域に修正処理を施して得られた修正画像に対する効果度を算出する効果度算出手段と、
前記効果度の大きさに応じて、前記撮影画像に施した修正処理の効果を確認する必要があるか否かを判定する確認要否判断手段と、
該確認要否判断手段により確認の必要があると判定された前記撮影画像および前記修正画像のうち少なくとも一方を確認表示する確認表示手段と、
前記確認表示後、前記修正画像を出力するように指示する出力指示手段と、
前記指示された修正画像を出力する出力手段として機能させることを特徴とするものである。
また、本発明の画像出力方法は、被写体を撮影して得た撮影画像のうち修正を必要とする領域に修正処理を施して得られた修正画像に対する効果度を算出する効果度算出ステップと、
前記効果度の大きさに応じて、前記撮影画像に施した修正処理の効果を確認する必要があるか否かを判定する確認要否判断ステップと、
該確認要否判断手段により確認の必要があると判定された前記撮影画像および前記修正画像のうち少なくとも一方を確認表示する確認表示ステップと、
前記確認表示後、前記修正画像を出力するように指示する出力指示ステップと、
前記指示された修正画像を出力する出力ステップとを備えたことを特徴とするものである。
「効果度」とは、修正された修正画像を撮影画像と比較して、修正による効果があるか否かの指標となるものである。
「修正処理」には、赤目修正処理、ブレ修正処理、画像最適化処理など種々の処理がある。
前記出力手段は、プリンタであってもよい。
また、前記プリンタで、前記修正画像を印刷媒体に印刷し、該印刷媒体の裏面に該修正画像に施された前記効果度が大きい修正処理の表示を印刷するようにしてもよい。
前記出力手段は、電子記録媒体に記録する記録装置であってもよい。
また、前記記録装置は、前記電子記録媒体に前記修正画像とともに前記撮影画像を記録するものであることを特徴とする請求項4記載の画像出力装置。
前記修正画像に複数の修正処理を施したときには、
前記効果度算出手段は、前記修正処理毎に得られる効果度に重み付けをして、前記修正画像の効果度を算出するようにしてもよい。
また、前記効果度算出手段は、前記領域の面積に応じて効果度を算出するようにしてもよい。
あるいは、前記効果度算出手段は、前記領域における前記修正画像と前記撮影画像間の画素値の変化量に応じて効果度を算出するものであってもよい。
前記確認要否判断手段は、前記効果度が所定の閾値より高い修正画像を修正処理の効果を確認する必要があるものと判定するものでもよい。
前記確認表示手段は、前記効果度が高いものから順に確認表示するものがのぞましい。
また、前記被写体の顔を検出する顔検出手段をさらに備えるようにし、
前記領域は、前記顔検出手段により検出された顔領域であるようにしてもよい。
さらに、前記効果度算出手段は、前記顔領域の面積に応じて効果度を算出するものであってもよい。
あるいは、前記効果度算出手段は、前記検出された顔の傾きに応じて効果度を算出するものであってもよい。
さらに、前記効果度算出手段は、前記撮影画像上で検出された前記顔領域の位置に応じて効果度を算出するようにしてもよい。
前記検出された顔が、予め登録された複数の被写体の顔の中のいずれの被写体の顔であるかを照合する顔照合手段をさらに備え、
前記効果度算出手段が、該顔照合手段により照合された被写体の顔がいずれの被写体の顔であるかに応じて効果度を算出するようにしてもよい。
前記被写体の赤目を検出する赤目検出手段をさらに備えるようにして、
前記領域は、前記赤目検出手段により検出された前記被写体の赤目の領域であり、
前記修正処理は、赤目修正処理であってもよい。
本発明によれば、撮影画像に修正処理を施し、得られた修正画像に対する効果度を算出して、効果度の大きさに応じて修正画像の確認表示を行ない、指示された修正画像のみをプリントするようにすることにより、撮影者が施した修正が効果的であるもののみを選択して修正画像をプリントすることが可能になる。
また、効果度が高いものから順に確認表示するようにすれば、修正効果の高いものが選択することが可能になる。
また、顔や赤目を検出して修正処理を施したものであれば、効果が高いものが多く、修正の効果が高い画像の選択が行ない易くなる。
以下、図面を参照して、本発明の画像出力方法を実施する画像出力装置の実施形態について説明する。
本発明の画像出力装置1は、図1に示すように、被写体を撮影して得た撮影画像P1の所定の領域に修正処理を施して得られた修正画像P2の効果度を算出する効果度算出手段10と、効果度の大きさに応じて、撮影画像P1に施した修正処理の効果を確認する必要があるか否かを判定する確認要否判断手段20と、確認の必要があると判定された撮影画像P1および修正画像P2のうち少なくとも一方を確認表示する確認表示手段30と、確認表示された修正画像P2を出力するように指示する出力指示手段50と、指示された修正画像P2を出力する出力手段40とを備える。
さらに、修正する領域を自動的に検出できるように、撮影画像P1を解析して、被写体の顔の領域を検出する顔検出手段60と、被写体の顔を検出し、さらに赤目となっている領域を検出する赤目検出手段70を備える。
修正処理には、画像最適化処理、赤目修正処理、手ブレ修正処理などの種々の修正処理機能があり、画像出力装置1の設定に従って複数の修正処理を撮影画像P1に自動的に施して修正画像P2を作成する。また、赤目修正処理、手ブレ修正処理などの修正処理を施す領域を、顔検出手段60や赤目検出手段70を用いて撮影画像P1から自動的に検出し、検出された領域に修正処理を施す。
効果度算出手段10は、修正処理を施した修正画像P2の効果度を算出する。修正処理を施した修正画像P2には、修正による効果が大きいものと、あまり効果が得られないものがある。効果が大きいものとして、例えば、赤目修正処理により被写体の赤目を修正した場合や、逆光で撮影された被写体の明るさを変えた場合が挙げられる。また、修正画像P2に修正を施した領域の占める割合が大きい場合や、修正したブレ幅大きい場合、修正した画素値の変化量が大きい場合にも効果が大きくなる。そこで、修正処理の種類、修正を施した領域の面積、単位画素当たりの画素値の変化量等に基づいて効果度を算出する。
顔検出手段60は、撮影画像P1より顔らしい領域を顔領域として抽出する。顔抽出方法には特に限定はないが、一例として、肌色・円形状抽出による顔検出、顔輪郭・円形状抽出による顔検出、胴体・円形状抽出による顔検出、眼部(顔内部構造)・円形状抽出による顔検出、頭髪部抽出・円形状抽出による顔検出等が挙げられる(詳細は、本出願人に係る特開平8−184925号公報等を参照)。
肌色・円形状抽出による顔検出は、具体的には、肌色の抽出と円形状の抽出を行うことにより、顔領域を検出する。すなわち、撮影画像P1から各画素の色相および彩度を検出し、人の肌の肌色と推定できる画素領域(肌色領域)を抽出し、次いで、人の顔は一般的に楕円形であることから、抽出した肌色領域から人の顔であると推定される(楕)円形状を抽出して、これを顔領域候補とする。また、特開平8−122944号、特開平9−80652号、特開平9−101579号、特開平9−138470号、特開平9−138471号等の各公報に開示される、各種の主要部抽出方法も利用することが可能である。
さらに、顔であることが分かっている複数のサンプル画像と、顔でないことが分かっている複数のサンプル画像と学習した識別器を用いて、顔領域候補として検出された領域が、真に顔領域であるかの確信度を得ることができる。
例えば、撮影画像P1の顔領域に対して図2(a)に示す水平方向のエッジ検出フィルタによるフィルタリング処理を施して水平方向のエッジを検出し、撮影画像P1の顔領域S0に対して図2(b)に示す垂直方向のエッジ検出フィルタによるフィルタリング処理を施して垂直方向のエッジを検出する。そして、撮影画像P1上の各画素における水平方向のエッジの大きさHおよび垂直方向のエッジの大きさVとから、図3に示すように、各画素における勾配ベクトルKを算出する。このようにして算出された勾配ベクトルKは、図4(a)に示すような人物の顔の場合、図4(b)に示すように、目および口のように暗い部分においては目および口の中央を向き、鼻のように明るい部分においては鼻の位置から外側を向くものとなる。また、口よりも目の方が濃度の変化が大きいため、勾配ベクトルKは口よりも目の方が大きくなる。
また、顔であることが分かっているサンプル画像に撮影されている目、頬の部分、額の部分の位置は顔の大きさに応じて略決まった位置に存在し、被写体による個体差は少ない。そこで、図4(b)に示すように勾配ベクトルから右目と左目の中心位置を検出し、この右目と左目の中心位置を基準にして、抽出された顔領域の所定の位置に、図5に示すような、右目の中心となる位置Q1、右側の頬の部分となる位置Q2、額の部分となる位置Q3および左側の頬のとなる位置Q4を設定し、各位置おける勾配ベクトルKを求め、この勾配ベクトルKから得られる特徴量(例えば、勾配ベクトルKの方向および大きさ)に基づいて、顔であることが分かっている複数のサンプル画像と顔でないことが分かっている複数のサンプル画像を用いて識別器の学習を行なう。識別器は、正の値が得られる画像は顔である可能性が高く、負の値が得られる画像は顔でない可能性が高くなるように構成し、顔である可能性が高いものから顔の領域を検出することができる。
赤目検出手段70は、顔領域からさらに目の領域を検出し、目の領域の瞳の部分の色相および彩度などから赤目の領域を検出する。
まず、目の検出は、前述のように、撮影画像P1から顔領域を抽出し、さらに、前述の右目と左目の中心位置を基準にして瞳の領域を検出する。例えば、図6に示すように、両目の中心位置間の距離Dを基準にして左目のみと右目のみとを夫々含む所定の範囲を切り出して図6に示すような片目画像(目の位置(目の中心点)を中心として、X方向がDとY方向が0.5Dである長方形の範囲とする)を得る。
また、瞳は略円形であるため、円の領域を検出すれば、その領域が瞳の領域と一致する。そこで、片目画像に対してグレー変換をしてグレースケール画像を得る。グレースケール画像S2を所定の輝度値を閾値として2値化処理を施して、例えば「0」と「255」画素値を持つ画素からなる2値画像を作成すると、瞳の部分のみが「0」となるような2値画像(図6(b))を作成することができる。さらに、この2値化画像にエッジ処理を施すと瞳の輪郭Cが抽出され(図6(c))、この瞳の輪郭C上の画素の座標値を円のハフ空間に投票して(ハフ変換)、円の中心位置を得ることができる。さらに、この中心位置は瞳の中心位置としての照合基準を満たしているか否かを判別し、照合基準に満たしていればこの中心位置を瞳の中心位置であると判別する。具体的には、以下の2つ照合基準を用いることができる。
(1) 左瞳の中心位置と右瞳の中心位置とのY座標値の差が(D/50)以下。
(2) 左瞳の中心位置と右瞳の中心位置とのX座標値の差が(0.8×D〜1.2×D)の範囲内。
上記基準を満たして瞳の中心位置として検出された場合は、さらに、この瞳の輪郭Cの中に存在する画素の色相および彩度などから瞳の領域が赤目の領域であるか否かを判定し、その瞳の部分を赤目として検出する。
また、確認表示手段30は、撮影画像P1、あるいは撮影画像P1と修正画像P2を記憶する表示用記憶手段(以下、表示用バッファという)31を有し、表示用バッファ31に記憶されている修正画像P2、あるいは、撮影画像P1と修正画像P2の両方を表示装置に表示する。
出力手段40は画像をプリント紙などの印刷媒体にプリントするプリンタである。修正画像P2は出力用記憶手段(以下、プリント用バッファという)41に一旦スプーリングされ、スプーリングされている修正画像P2をプリンタから順次プリントアウトする。
ここで、本発明の画像出力装置1を用いて、修正画像をプリンタでプリント紙にプリントする手順について、図7のフローチャートに基づいて以下説明する。
まず、画像出力装置1は例えばメモリ型の電子記録媒体から撮影画像P1を読み込み(S100)、修正手段10は画像出力装置1の設定に従って指定されている修正処理を撮影画像P1に自動的に施す(S101)。撮影画像P1に修正処理を施す場合、効果が大きいものと効果があまり得られないものがあるが、例えば、赤目修正処理の場合には非常に大きい効果が得られる。そこで、以下、赤目修正処理の効果度について具体的に説明する。
例えば、赤目修正処理が指定されている場合には、まず、顔検出手段60により撮影画像P1から被写体の顔領域を検出し、さらに、検出された顔領域から赤目検出手段70により赤目の領域を検出する。赤目が検出された場合には、自動的に赤目修正処理を施し修正画像P2を作成する。赤目修正処理では、検出された瞳の中に存在する画素の色相および彩度に基づいて、標準的な瞳の色となるように赤色の色相から黒色の色相に変える。
赤目修正による効果は、顔検出手段60により検出した顔の面積が広いものほど大きく、赤目検出手段70により検出した赤目の領域の面積が広いものほど効果が大きい。また、瞳の部分の画素当たりの画素値の変化量が大きいほど効果があると考えられる。そこで、効果度算出手段10は、赤目補正よる効果度Kを、例えば、抽出した顔の面積D1、瞳の面積D2、瞳に含まれるが画素当たりの画素値の変化量Δhなどから求める(S102)。例えば、効果度Kと顔の面積D1、瞳の面積D2、瞳に含まれるが画素の値の変化量Δhの関係は、以下の式(1)で表される。
K=f(D1、D2、Δh) (1)
f:関数
あるいは、ブレ修正処理による効果は、修正したブレ幅と被写体の大きさによって異なり、ブレ幅と被写体の大きさによって効果度を得るようにする。
また、1つの撮影画像に赤め修正処理のみでなく複数の修正処理を施した場合には、各修正処理から得られる効果度に重み付けをして加算して修正画像の効果度を求める。特に、赤目修正処理や美肌処理のような画像の一部に対して修正を行うような処理は、元の撮影画像と比較して画像から受ける印象がかなり変わる場合が多いため重み付けを高くする。しかし、予め設定されている条件に従って画像を調整するオートセットアップ機能を用いて、画像全体の明るさを自動的に修正するような場合は、画像全体の印象はあまり変わらないために重み付けはあまり大きくしないようにする。あるいは、マニュアルで条件を設定してセットアップを行った際、画像の一部がわずかに変化するような場合には効果度を小さくするが、それが画像全体を変化させるような場合には効果度を中程度に設定する。
また、美肌などの修正処理を施した場合には、顔検出手段60によって検出された顔の大きさ、顔の傾き、撮影画像上から顔を検出した位置に応じて効果度を変えるようにしてもよい。例えば、修正処理を施す顔の面積の画像中の割合が大きい場合や、顔が撮影画像の中心に近いところに撮影されている場合は効果が大きくなる。また、顔が傾かずにカメラに対してまっすぐで正面を向いている顔は効果度は大きくなるが、横を向いたりして顔が傾いている場合には効果度はあまり大きくない。
そこで、得られた効果度Kが大きいものは、修正画像P2の状態でプリントを行なう方が好ましいと思われるが、撮影者などのユーザによっては撮影したままの状態でプリントしたいと思う場合もある。そこで、ユーザに修正画像P2の状態でプリントを行なうか否かの確認を行なわせる。このとき、修正処理による効果をユーザに認識させるために、修正画像P2と、修正前の撮影画像P1とを並べて表示する方がよい。
そこで、確認要否判断手段20は、効果度Kが所定の閾値より高い修正画像P2とその撮影画像P1を表示用バッファ31に送る。表示用バッファ31に送られた修正画像P2と撮影画像P1は確認表示待ちの状態となり、ユーザの指示に従って、確認表示手段30は表示用バッファ31に記憶されている修正画像P2と撮影画像P1を表示装置に並べて表示する(S104)。
ユーザが表示された修正画像P2を確認して効果があると感じられた場合には、出力指示手段50で修正画像P2のプリントを指示すると(S105)、修正画像P2を表示用バッファ31からプリント用バッファ41に送って、順次プリント手段からプリントを行なう(S107)。一方修正しない画像のほうがよいと感じられ、修正画像のP2のプリントが指示されない場合には、撮影画像P1をプリント用バッファ41に送ってプリントする。以上、S101〜S108の処理を全ての撮影画像に対して行なう(S109)。
また、上述では画像処理を施す場合について説明したが、撮影画像P1に赤目が検出されない場合などの理由により、画像処理を施さないときには確認表示は行なわない。
上述では、効果度Kが所定の閾値より高いものを順次確認表示を行う場合について説明したが、効果度Kが所定の閾値を超えた修正画像を表示用バッファ31に一旦蓄えておき、効果度Kが高い順に確認表示を行なうようにしたものの方が、効果のある修正画像を選んで修正を行ない易く好ましい。
上述では、確認表示を行う際に修正画像と撮影画像とを並べて表示を行なう場合について説明したが、修正画像と撮影画像とを切替えて表示したり、修正画像のみを表示するようにしてもよい。
また、上述では、被写体の顔を検出後に赤目を検出する場合について説明したが、赤目の候補点を検出後に、赤目候補を基準にして顔をマッチングさせて顔領域を検出するようにしてもよい。
また、図8に示すように、上記画像出力装置1に顔照合手段80を備えるようにして、特定の人物が撮影されている場合には上述の効果度を高くするようにしてもよい。例えば、家族の顔を登録しておき、顔検出手段60で検出された顔を登録された顔と照合して、家族の顔と照合した場合には効果度を大きくし、他人の顔であれば効果度は小さくするようにしもよい。
また、修正画像P2を確認表示する際、修正した箇所がわかるように赤目修正した箇所に矢印をつけて表示したり、修正した人物の顔を拡大表示したり、修正した箇所を点滅表示するようにしてもよい。
さらに、修正画像をプリントした印刷媒体の裏面に効果度の高い修正内容を印刷するようにしてもよい。例えば、赤目修正処理を行なった画像に対しては「赤目修正あり」と印刷したり、ブレ修正処理を行った画面に対しては「ブレ修正あり」と裏面に印刷する。あるいは、修正画像に施した修正処理に対応するバーコードで印刷するようにしてもよい。
上述では、修正画像P2をプリントする場合について説明したが、出力手段40をメモリ型記録媒体のような電子記録媒体に記録する記録装置とし、電子記録媒体に修正画像を書き込むようにしてもよい。また、電子記録媒体には、修正画像を記録するとともに修正前の原画像を記録するようにしたり、効果度、修正処理の内容、修正画像を確認したか否かを表す確認済み情報なども付帯して記録するようにしてもよい。
また、修正処理には、上述の赤目修正処理やブレ修正処理のほかに、ピンボケ修正処理、逆光補正処理、露光調整処理、色補正処理などがあげられる。
以上、詳細に説明したように、効果度が高いものを表示してユーザに確認させるようにすれば、修正処理によるユーザは効果を確認してプリントを行なうことができる。また、効果を確認して、指示された修正処理を施した画像のみプリントするため、通常のプリント料に修正処理による手数料を得るようにすることが可能である。
本発明の画像出力装置の概略構成を示す図 エッジ抽出フィルタの一例 勾配ベクトルを説明するための図 人物の顔上の勾配ベクトルの向きを表す図 顔の特徴を示す位置の一例 瞳の中心位置の検出を説明するための図 画像出力装置でプリントする手順を示すフローチャート 本発明の画像出力装置に顔照合手段を備えるようにしたときの概略構成を示す図
符号の説明
1 画像出力装置
10 効果度算出手段
20 確認要否判断手段
30 確認表示手段
31 表示用バッファ
40 出力手段
41 プリント用バッファ
50 出力指示手段
60 顔検出手段
70 赤目検出手段
P1 撮影画像
P2 修正画像

Claims (13)

  1. 被写体を撮影して得た撮影画像のうち修正を必要とする領域に修正処理を施して得られた修正画像に対する効果度を算出する効果度算出手段と、
    前記効果度が所定の閾値より大きい場合は、前記撮影画像に施した修正処理の効果を確認する必要があるものと判定する確認要否判断手段と、
    該確認要否判断手段により確認の必要があると判定された前記撮影画像および前記修正画像のうち少なくとも修正画像を確認表示する確認表示手段と、
    前記確認表示後、前記修正画像を出力するように指示する指示手段と、
    前記指示された修正画像を出力する出力手段と
    前記撮影画像より顔を検出する顔検出手段と、
    前記検出された顔が、予め登録された複数の顔の中のいずれの顔であるかを照合する顔照合手段とを備え、
    前記領域が、前記顔検出手段により検出された顔の顔領域であり、
    前記効果度算出手段が、前記顔照合手段により前記検出された顔が前記登録されたいずれかの顔と一致した場合には効果度を大きくするものであることを特徴とする画像出力装置。
  2. 前記出力手段が、プリンタであることを特徴とする請求項1記載の画像出力装置。
  3. 前記プリンタが、前記修正画像を印刷媒体に印刷し、該印刷媒体の裏面に該修正画像に施された前記効果度が大きい修正処理の表示を印刷するものであることを特徴とする請求項2記載の画像出力装置。
  4. 前記出力手段が、電子記録媒体に記録する記録装置であることを特徴とする請求項1記載の画像出力装置。
  5. 前記記録装置が、前記電子記録媒体に前記修正画像とともに前記撮影画像を記録するものであることを特徴とする請求項4記載の画像出力装置。
  6. 前記修正画像が、複数の修正処理を施したものであり、
    前記効果度算出手段が、前記修正処理毎に得られる効果度に重み付けをして、前記修正画像の効果度を算出することを特徴とする請求項1から5いずれか記載の画像出力装置。
  7. 前記効果度算出手段が、前記領域の面積に応じて効果度を算出することを特徴とする請求項1から6いずれか記載の画像出力装置。
  8. 前記効果度算出手段が、前記領域における前記修正画像と前記撮影画像間の画素値の変化量に応じて効果度を算出することを特徴とする請求項1から6いずれか記載の画像出力装置。
  9. 前記確認表示手段が、前記効果度が高いものから順に確認表示するものであることを特徴とする請求項1から8いずれか記載の画像出力装置。
  10. 前記効果度算出手段が、前記検出された顔の傾きに応じて効果度を算出するものであることを特徴とする請求項1から9いずれか記載の画像出力装置。
  11. 前記効果度算出手段が、前記撮影画像上で検出されて前記顔領域の位置に応じた効果度を算出するものであることを特徴とする請求項1から9いずれか記載の画像出力装置。
  12. コンピュータを、
    被写体を撮影して得た撮影画像のうち修正を必要とする領域に修正処理を施して得られた修正画像に対する効果度を算出する効果度算出手段と、
    前記効果度が所定の閾値より大きい場合は、前記撮影画像に施した修正処理の効果を確認する必要があるものと判定する確認要否判断手段と、
    該確認要否判断手段により確認の必要があると判定された前記撮影画像および前記修正画像のうち少なくとも修正画像を確認表示する確認表示手段と、
    前記確認表示後、前記修正画像を出力するように指示する指示手段と、
    前記指示された修正画像を出力する出力手段と、
    前記撮影画像より顔を検出する顔検出手段と、
    前記検出された顔が、予め登録された複数の顔の中のいずれの顔であるかを照合する顔照合手段として機能させるプログラムであり、
    前記領域が、前記顔検出手段により検出された顔の顔領域であり、
    前記効果度算出手段が、前記顔照合手段により前記検出された顔が前記登録されたいずれかの顔と一致した場合には効果度を大きくするものであることを特徴とするプログラム。
  13. 画像出力装置によって画像出力する画像出力方法であって、
    被写体を撮影して得た撮影画像のうち修正を必要とする領域に修正処理を施して得られた修正画像に対する効果度を算出する効果度算出ステップと、
    前記効果度が所定の閾値より大きい場合は、前記撮影画像に施した修正処理の効果を確認する必要があるものと判定する確認要否判断ステップと、
    該確認要否判断手段により確認の必要があると判定された前記撮影画像および前記修正画像のうち少なくとも修正画像を確認表示する確認表示ステップと、
    前記確認表示後、前記修正画像を出力するように指示する指示ステップと、
    前記指示された修正画像を出力する出力ステップとを備え
    前記効果度算出ステップが、前記撮影画像より顔を検出し、該検出された顔の顔領域を前記修正を必要とする領域とし、前記検出された顔が予め登録された複数の顔の中のいずれの顔であるかを照合して、前記検出された顔が前記登録されたいずれかの顔と一致した場合には効果度を大きくするものであることを特徴とする画像出力方法。
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