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JP4525616B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents
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JP4525616B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスクに情報信号の記録を行い、光ディスクに記録された情報信号の再生を行うディスクドライブ装置に関する。
光ディスクに対して情報信号の記録、再生を行うディスクドライブ装置は、光源から出射された光ビームを光ディスクの信号記録面上に合焦させるため、対物レンズをその光軸方向であり光ディスクの信号記録面に対して近接離間する方向であるフォーカス方向に駆動変位させるアクチュエータ等の対物レンズ駆動手段を設け、対物レンズのフォーカス方向の位置を制御して合焦状態とするようにフォーカスサーボを行うことが必要となる。
そして、かかるディスクドライブ装置において、フォーカスエラー信号に基づくフォーカスサーボが可能な範囲は比較的狭いため、記録・再生動作の開始時等においては、まず、フォーカス引き込み動作を実行してフォーカスサーボが可能な範囲にまで対物レンズを移動させて、その後にフォーカスサーボループをオン(以下、「フォーカスサーボオン」という。)させて、フォーカスサーボを開始するようにしている。
従来のディスクドライブ装置におけるフォーカスサーボオンのためには、例えば、以下の方法がとられていた。
このディスクドライブ装置は、光ビームを出射する光源と、この光ビームを集光する対物レンズと、対物レンズを少なくともフォーカス方向に駆動させるアクチュエータと、光ディスクで反射された光ビームを検出する光検出器と、アクチュエータを制御する制御部とを備える。
制御部は、光検出器で検出された戻りの光ビームに基づいて、図5(a)及び図5(c)に示すように、フォーカスエラー信号と、全光量信号を生成する。また、制御部は、図5(b)及び図5(d)に示すように、このフォーカスエラー信号を所定のFZC閾値ThFZと比較してFZC信号を生成し、また、この全光量信号を所定の全光量閾値ThDRと比較して全光量識別信号を生成する。
かかるディスクドライブ装置において、記録又は再生動作が開始されると、制御部及びアクチュエータは、対物レンズを光ディスクの離間する側から近接する方向に移動させる。そして、フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボが可能な領域に対物レンズが位置したときに、フォーカスサーボオンを行う。
すなわち、図5(b)、図5(d)及び図5(e)に示すように、全光量識別信号がHレベルであり、且つ、FZC信号の立ち下がりエッジを検出することで、この検出したタイミングをフォーカスサーボオンのタイミングとして、フォーカスサーボループをオンとして、フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボを開始する。
このように、フォーカスサーボオンのタイミングが検出されるまでは、フォーカス引き込み動作を実行して、フォーカスサーボが可能な範囲に対物レンズが位置されたときに、上述の信号に基づいてフォーカスサーボオンのタイミングを検出することにより、フォーカスサーボ動作を開始する。
かかるディスクドライブ装置は、光ディスクの表面に合焦した状態で出力されるフォーカスエラー信号の信号レベルが小さい場合には、このフォーカスエラー信号がFZC閾値ThFZを超えることがなく、この表面に合焦した状態で誤ってフォーカスサーボオンされることはなく、誤った位置でフォーカスサーボオンすることによりフォーカスサーボが正確に作動されない等の問題が発生することはない。
しかし、光ディスクの表面に合焦した状態で出力されるフォーカスエラー信号が大きい場合には、図6(a)に示すように、このフォーカスエラー信号がFZC閾値ThFZを超えてしまうことがあり、この場合には、図6(a)〜図6(e)に示すように、対物レンズが光ディスクの表面に合焦する位置の付近でフォーカスサーボオンされることになり、信号記録面にフォーカスを行うことができなくなる。ここで、例えば、差動非点収差法等によりこのフォーカスエラー信号を生成する場合には、特に、光ディスク表面での反射による信号が大きくなり、FZC閾値ThFZを超えてしまうことによる上述の問題が発生しやすかった。
このような表面反射で誤ってフォーカスサーボオンしてしまうことを避けるために、検出閾値であるFZC閾値ThFZを大きくする方法が考えられる。しかし、FZC閾値ThFZを大きくしすぎると、図7(a)〜図7(f)に示すように、光ディスクの信号記録面に合焦した状態で出力されるフォーカスエラー信号がFZC閾値ThFZを超えないことでこの信号を検出できずに、フォーカスサーボオンできなくなる問題が発生してしまうおそれがある。
また、信号記録面に合焦した状態で出力されるフォーカスエラー信号が僅かにFZC閾値ThFZを超えた状態に設定された場合にも、フォーカスエラー信号のS字バランスがくずれることにより、信号記録面でのフォーカスサーボオンできないことが発生してしまうおそれがある。
特開平5−217177号公報
本発明の目的は、光ディスクの表面による反射を誤って検出することによりフォーカスサーボ動作を開始してしまうことを防止して、正確に信号記録面の位置を検出してフォーカスサーボ動作を開始することができるディスクドライブ装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明に係るディスクドライブ装置は、光ビームを出射する光源と、上記光源から出射された光ビームを光ディスク上に集光する対物レンズと、上記対物レンズを少なくともフォーカス方向に駆動するアクチュエータと、上記光ディスクで反射された光ビームに基づいて少なくともフォーカスエラー信号及び全光量信号を検出する光検出手段と、上記アクチュエータを制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記対物レンズを上記フォーカスエラー信号に基づいて制御可能な範囲まで移動させるためのフォーカス引込信号を発生するフォーカス引込信号発生手段と、上記フォーカス引込信号発生手段からのフォーカス引込信号に基づいて、上記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、上記光検出器からのフォーカスエラー信号を第1の閾値と比較して、上記対物レンズを通過した光ビームのスポットが少なくとも光ディスクの信号記録面から所定の範囲内に位置することを示す第1の識別信号を生成する第1の識別信号生成手段と、上記光検出器からの全光量信号を第2の閾値と比較して、上記スポットが光ディスクの表面又は信号記録面から所定の範囲内に位置することを示す第2の識別信号を生成する第2の識別信号生成手段と、上記第2の識別信号生成手段からの第2の識別信号に基づいて、1回目のフォーカス引き込み動作において、上記スポットを光ディスクから離間された位置から光ディスクに近接する方向に近づけた際に、上記第2の識別信号の上記スポットが光ディスクの表面から所定の範囲に位置することを示す立ち下がりエッジに対応する上記アクチュエータの第1の駆動電圧と、上記第2の識別信号の上記スポットが光ディスクの信号記録面から所定の範囲に位置することを示す立ち上がりエッジに対応する上記アクチュエータの第2の駆動電圧とに基づいて、上記スポットが光ディスクの表面と信号記録面との間の所定の位置に到着したことを示す第3の識別信号を生成する第3の識別信号生成手段と、2回目のフォーカス引き込み動作において、上記スポットを光ディスクから離間された位置から光ディスクに近接する方向に近づけた際に、上記第3の識別信号が立ち上がり、さらに上記第2の識別信号が立ち上がった後の上記第1の識別信号の立ち下がりエッジにおいて、上記アクチュエータ駆動手段に供給する信号を、上記フォーカス引込信号から上記フォーカスエラー信号に切り換える切換手段とを有する。
本発明は、光ディスクの表面による反射を誤って検出することによりフォーカスサーボ動作を開始してしまうことを防止して、正確に信号記録面の位置を検出してフォーカスサーボ動作を開始することができ、確実なフォーカスサーボを行うことができる。
以下、本発明を適用したディスクドライブ装置について、図面を参照して説明する。
ディスクドライブ装置1は、信号記録面を保護する保護基板の厚さの異なる複数の光ディスク2に対して情報信号の記録及び/又は再生を行うことができる記録再生装置である。
ここで用いられる光ディスク2は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、情報の追記が可能とされるCD−R(Recordable)及びDVD−R(Recordable)、情報の書換えが可能とされるCD−RW(ReWritable)、DVD−RW(ReWritable)、DVD+RW(ReWritable)等の光ディスクや、光磁気ディスク等である。
ディスクドライブ装置1は、図1に示すように、光ディスク2を回転操作する駆動手段としてスピンドルモータと、スピンドルモータにより回転される光ディスク2に光ビームを照射し光ディスク2で反射した戻りの光ビームを検出する光ピックアップ10と、光ピックアップ10に設けられた対物レンズ駆動手段を駆動制御する制御部20とを備える。
この光ピックアップ10は、装着された光ディスクに対応した所定の波長の光ビームを出射する光源11と、光源11から出射された光ビームを光ディスク上に集光する対物レンズ12と、対物レンズ12を少なくともフォーカス方向に駆動させる対物レンズ駆動手段としてアクチュエータ13と、光源11から出射された往路の光ビームを反射して対物レンズ12側に導くとともに、光ディスクで反射された戻りの光ビームを透過してこの光路を往路の光ビームの光路と分離するビームスプリッタ14と、ビームスプリッタ14を透過した戻りの光ビームを検出する光検出器15と、光源11とビームスプリッタ14との間に配置され、光源11から出射された光ビームの発散角を変換して略平行光とするコリメータレンズ16と、ビームスプリッタ14と対物レンズ12との間に配置される1/4波長板17と、ビームスプリッタ14と光検出器15との間に配置され戻りの光ビームを光検出器15の受光部に集束させる集束レンズ18とを有する。
制御部20は、供給された信号に基づいて、アクチュエータ13を駆動するための駆動電圧を印加してアクチュエータ13を駆動するアクチュエータ駆動回路21と、対物レンズ12をフォーカスエラー信号に基づいてフォーカス制御可能な範囲までフォーカス方向に移動させるためのフォーカス引込信号SPIを発生させ、アクチュエータ駆動回路21にフォーカス引込信号SPIを供給するフォーカス引込信号発生回路22と、光検出器15で検出された戻りの光ビームに基づいてフォーカス誤差量を検出してフォーカスエラー信号SFEを生成するフォーカス誤差量検出回路23と、光検出器15で検出された戻りの光ビームに基づいて全光量を検出して全光量信号SRFを生成する全光量検出回路24と、フォーカス誤差量検出手段23で検出されたフォーカス誤差量を第1の閾値であるFZC閾値ThFZと比較してFZC閾値ThFZを超えたことを識別する第1の識別手段としてフォーカスゼロクロス(FZC)生成回路25と、全光量検出回路24で検出された全光量を第2の閾値である全光量閾値ThDRと比較して全光量閾値ThDRを超えたことを識別する第2の識別手段として識別信号発生回路26とを有する。
アクチュエータ駆動回路21は、後述するコントロール回路35に切り換えられる信号、すなわち、フォーカス引込信号発生回路22で発生されたフォーカス引込信号SPI又はフォーカス誤差量検出回路23で生成されたフォーカスエラー信号SFEに基づいて、アクチュエータ13に印加する電圧を制御して対物レンズ12のフォーカス方向の位置を変化させる。
フォーカス引込信号発生回路22は、対物レンズ12をフォーカスエラー信号に基づいてフォーカス制御可能な範囲までフォーカス引き込み動作させるためのフォーカス引込信号SPIをアクチュエータ駆動回路21に供給することで、例えば、対物レンズ12を光ディスク2から離間した位置から近接する方向に移動させたり、近接した状態から元の離間した位置まで移動させたりして、対物レンズ12をフォーカス制御可能な範囲まで大きく移動させる。このフォーカス引込信号発生回路22により発生されるフォーカス引込信号SPIは、例えば、三角波、鋸歯状波等で構成されている。
フォーカス誤差量検出回路23は、光ディスク2で反射された戻りの光ビームを検出した光検出器15の出力信号に基づいてフォーカス誤差量を検出して、図2(a)に示すように、フォーカスエラー信号SFEを生成する。ここで、フォーカスエラー信号SFEは、例えば、非点収差法や差動非点収差法によって生成される。
全光量検出回路24は、光ディスク2で反射された戻りの光ビームを検出した光検出器15の出力信号に基づいて全光量を検出して、図2(c)に示すように、全光量信号SRFを生成する。
第1の識別手段としてのフォーカスゼロクロス生成回路25は、図2(b)に示すように、フォーカス誤差量検出回路23から供給されたフォーカスエラー信号SFEに基づいて、これを所定の値に設定された第1の閾値であるFZC閾値ThFZとを比較して、検出されたフォーカス誤差量がFZC閾値ThFZを超えたときに例えばHレベルとなり、FZC閾値ThFZを超えないときにLレベルとなる第1の識別信号としてFZC信号SFZを生成する。この第1の識別信号であるFZC信号SFZは、対物レンズ12に集光されるスポットが少なくとも光ディスク2の信号記録面2bから所定の範囲内に位置することを示すものであり、第1の閾値であるFZC閾値ThFZは、この所定の範囲内に位置することを検出できるように設定される。すなわち、このFZC信号SFZは、検出されたフォーカス誤差量とFZC閾値ThFZとの関係を識別するための信号である。また、ここで、対物レンズ12に集光されるスポットとは、対物レンズを通過した光ビームのスポットであり、このスポットの位置とは、対物レンズを通過した光ビームの光軸に直交する面内において最小の径となる位置であり、換言すると、この光ビームの集束位置である。
第2の識別手段としての識別信号発生回路26は、図2(d)に示すように、全光量検出回路24から供給された全光量信号SRFに基づいて、これを所定の値に設定された第2の閾値である全光量閾値ThDRとを比較して、検出された全光量が全光量閾値ThDRを超えたときに例えばHレベルとなり、全光量閾値ThDRを超えないときにLレベルとなる第2の識別信号として全光量識別信号SDRを生成する。この第2の識別信号である全光量識別信号SDRは、対物レンズ12に集光されるスポットが光ディスク2の表面2a又は信号記録面2bから所定の範囲内に位置することを示すものであり、第2の閾値である全光量閾値ThDRは、この所定の範囲内に位置することを検出できるように設定される。すなわち、この全光量識別信号SDRは、検出された全光量と全光量閾値ThDRとの関係を検出するための信号である。
また、制御部20は、全光量検出回路24での検出結果に基づいて光ディスク2の表面2aでの反射を検出していることを示す第1のタイミングTを検出する表面反射検出回路27と、全光量検出回路24での検出結果に基づいて光ディスク2の信号記録面2bでの反射を検出していることを示す第2のタイミングTを検出する信号面反射検出回路28と、表面反射検出回路27により検出された第1のタイミングTと、信号面反射検出回路28により検出された第2のタイミングTとの間隔に基づいて装着された光ディスクの種類を判別するディスク判別手段としてディスク判別回路29と、表面2aの位置を検出する第1のタイミングTにおけるアクチュエータ13を駆動するための第1の駆動電圧DRV1を保持する第1の駆動電圧保持回路31と、信号記録面2bの位置を検出する第2のタイミングTにおけるアクチュエータ13を駆動するための第2の駆動電圧DRV2を保持する第2の駆動電圧保持回路32と、第1及び第2の駆動電圧DRV1,DRV2の間の所定の駆動電圧を第3の閾値であるゲート電圧DRVonとして設定するとともに、アクチュエータ13を駆動する駆動電圧がゲート電圧DRVonを超えたことを識別するフォーカスゲート信号SGAを生成する第3の識別手段としてフォーカスゲート生成回路33とを有する。
表面反射検出回路27は、図2(d)に示すように、全光量検出回路24での検出結果を識別した識別信号発生回路26の全光量識別信号SDRに基づいて、光ディスク2の表面2aでの反射を検出していることを示す第1のタイミングTを検出する。すなわち、表面反射検出回路27は、光ディスク2の表面2aの位置を検出する表面位置検出手段として機能する。例えば、表面反射検出回路27は、対物レンズ12に集光されるスポットを光ディスクから離間された位置から光ディスクに近接する方向に移動させた際に、このスポットが光ディスク2の表面2aから所定の範囲に位置することを示す全光量識別信号SDRの立ち下がりエッジEDR1を検出して、これを第1のタイミングTとする。尚、ここでは、全光量識別信号SDRの立ち下がりエッジを第1のタイミングTとして説明したが、立ち上がりエッジを第1のタイミングとしてもよく、さらに、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの中間を第1のタイミングとしてもよい。
信号面反射検出回路28は、図2(d)に示すように、全光量検出回路24での検出結果を識別した識別信号発生回路26の全光量識別信号SDRに基づいて、光ディスク2の信号記録面2bでの反射を検出していることを示す第2のタイミングTを検出する。すなわち、信号面反射検出回路28は、光ディスク2の信号記録面2bの位置を検出する信号面位置検出手段として機能する。例えば、信号面反射検出回路28は、対物レンズ12に集光されるスポットを光ディスクから離間された位置から光ディスクに近接する方向に移動された際に、このスポットが光ディスク2の信号記録面2bから所定の範囲に位置することを示す全光量識別信号SDRの立ち上がりエッジEDR2を検出して、これを第2のタイミングTとする。尚、ここでは、全光量識別信号SDRの立ち上がりエッジを第2のタイミングTとして説明したが、立ち下がりエッジを第2のタイミングとしてもよく、さらに、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの中間を第2のタイミングとしてもよい。
ディスク判別回路29は、表面反射検出回路27により光ディスク表面2aの位置での反射を検出していることを示す第1のタイミングTと、信号面反射検出回路28により光ディスク信号面の位置での反射を検出していることを示す第2のタイミングTとの間隔に基づいて、すなわち、この間隔とフォーカス引込信号発生回路22からアクチュエータ駆動回路21に供給されるフォーカス引込信号SPIとに基づいて、装着されている光ディスク2の表面2aと信号記録面2bとの間隔を算出して、この間隔から保護基板の厚みを算出することで、この間隔に基づいて光ディスクの種類を判別することができる。尚、ここでは、ディスク判別回路29は、第1のタイミングTと第2のタイミングTとの間隔に基づいて、光ディスクの種類を判別するように構成したが、第1のタイミングTにおける第1の駆動電圧と、第2のタイミングTにおける第2の駆動電圧との差分に基づいて、光ディスクの種類を判別するように構成してもよい。
第1の駆動電圧保持回路31は、図2(d)及び図2(e)に示すように、表面反射検出回路27が表面2aの位置を検出した第1のタイミングTのときのアクチュエータ駆動回路21がアクチュエータ13を駆動している駆動電圧を第1の駆動電圧DRV1として記憶して保持するものであり、第1の記憶手段として機能する。
第2の駆動電圧保持回路32は、図2(d)及び図2(e)に示すように、信号面反射検出回路28が信号記録面2bの位置を検出した第2のタイミングTのときのアクチュエータ駆動回路21がアクチュエータ13を駆動している駆動電圧を第2の駆動電圧DRV2として記憶して保持するものであり、第2の記憶手段として機能する。
第3の識別手段としてのフォーカスゲート生成回路33は、第1及び第2の駆動電圧保持回路31,32により保持された第1及び第2の駆動電圧DRV1,DRV2の間の任意の駆動電圧を駆動電圧閾値であるゲート電圧DRVonとして設定して、すなわち、駆動電圧閾値を第3の閾値として設定する第3の閾値設定手段として機能するとともに、アクチュエータ駆動回路21がアクチュエータ13を駆動するための駆動電圧と、設定されたゲート電圧DRVonとを比較して、アクチュエータ13を駆動する駆動電圧がゲート電圧DRVonを超えたことを識別する第3の識別手段として機能する。フォーカスゲート生成回路33は、図3(g)に示すように、アクチュエータ13を駆動する駆動電圧を示す信号をアクチュエータ駆動回路21から受け取り、この信号に基づいて、これを所定の値に設定された第3の閾値であるゲート電圧DRVonと比較して、アクチュエータ13を駆動する駆動電圧がゲート電圧DRVonを超えたときに例えばHレベルとなり、ゲート電圧DRVonを超えないときにLレベルとなる第3の識別信号としてフォーカスゲート信号SGAを生成する。この第3の識別信号であるフォーカスゲート信号SGAは、対物レンズ12に集光されるスポットが光ディスク2の表面2aと信号記録面2bとの間の所定の位置に到着したこと、すなわち、このスポットが所定の位置に対して信号記録面側に位置することを示すものであり、第3の閾値であるゲート電圧DRVonは、この所定の位置に到着したことを検出できるように設定される。すなわち、このフォーカスゲート信号SGAは、アクチュエータ13を駆動するための駆動電圧とゲート電圧DRVonとの関係を検出するための信号である。
また、制御部20は、フォーカスゲート生成回路33によりアクチュエータ13を駆動する駆動電圧がゲート電圧DRVonを超えた状態であることを識別され、識別信号発生回路26により全光量検出回路24で検出された全光量が全光量閾値ThDRを超えた状態であることを識別された状態で、フォーカスゼログロス生成回路25によりフォーカス誤差量検出回路23で検出されたフォーカス誤差量がFZC閾値ThFZを下回るタイミングを検出したときに、アクチュエータ駆動回路21に供給する信号を、フォーカス引込信号SPIからフォーカスエラー信号SFEに切り換える切換手段としてコントロール回路35を有する。
コントロール回路35は、フォーカスゲート回路33から供給されるフォーカスゲート信号SGAと、識別信号発生回路26から供給される全光量識別信号SDRと、フォーカスゼロクロス生成回路25から供給されるFZC信号SFZとに基づいて、ループスイッチ36の接点A側及び接点B側を切換制御して、アクチュエータ駆動回路21に供給する信号として、フォーカス引込信号発生回路22で生成されたフォーカス引込信号SPIと、フォーカス誤差量検出回路23で生成されたフォーカスエラー信号SFEとを切り換える。
すなわち、コントロール回路35は、フォーカスゲート信号SGAに基づいてフォーカスゲート生成回路33により対物レンズ12に集光されるスポットが所定の位置に対して信号記録面側に位置することを識別され、全光量識別信号SDRに基づいて識別信号発生回路26により対物レンズ12に集光されるスポットが光ディスク2の表面2a又は信号記録面2bから所定の範囲内に位置することを識別された状態で、FZC信号SFZに基づいてフォーカス誤差量検出回路23により対物レンズ12に集光されるスポットが光ディスク2の信号記録面2bから所定の範囲内に位置することを示すFZC信号SFZの立ち下がりエッジEFZ1、すなわち、フォーカス誤差量がFZC閾値ThFZを超えた状態からFZC閾値ThFZを下回る状態となること、を検出したときに、ループスイッチ36の接点を接点B側から接点A側に切り換えて、制御ループを閉じて、アクチュエータ駆動回路21に供給する信号を、フォーカス引込信号SPIからフォーカスエラー信号SFEに切り換える。そして、コントロール回路35により切り換えられ、フォーカスエラー信号SFEが供給されたアクチュエータ駆動回路21は、このフォーカスエラー信号SFEに基づいて、信号記録面2bに適切な合焦状態となる位置に対物レンズ12を移動制御させるようにアクチュエータ13を駆動することが可能となる。
制御部20は、コントロール回路35がループスイッチ36の接点を接点B側の状態で、アクチュエータ駆動回路21にフォーカス引込信号SPIが供給され、アクチュエータ13を駆動して対物レンズ12をフォーカス制御可能な範囲まで移動させるフォーカス引き込み動作をさせ、コントロール回路35がループスイッチ36の接点をA側に切り換えた状態で、アクチュエータ駆動回路21にフォーカスエラー信号SFEが供給され、アクチュエータを駆動して対物レンズ12のフォーカスサーボ動作を開始して適切に信号記録面2bに合焦状態を保持することを可能とする。
以上のように構成されたディスクドライブ装置1は、フォーカス引き込み動作時に光ディスクの表面反射の影響を受けることなく、確実に光ディスク2の信号記録面2bの位置でループスイッチ36をA側に切り換えてフォーカスサーボループをオン(以下、「フォーカスサーボオン」という。)させて、フォーカスサーボ動作を開始することができ、確実に光ディスク2の信号記録面2bにビームスポットを合焦状態に保持することを可能とする。
よって、本発明を適用したディスクドライブ装置1は、光ディスク2の表面2aによる反射を誤って検出することによりフォーカスサーボ動作を開始してしまうことを防止して、正確に信号記録面2bの位置を検出してフォーカスサーボ動作を開始することができ、フォーカスを確実に行うことができる。
この本発明を適用したディスクドライブ装置1は、光ディスクの表面反射でのフォーカスエラー信号SFEが大きくなる場合、例えばフォーカスエラー信号として差動非点収差法を用いたような場合にも、正しく信号記録面2bの位置に対物レンズで集光されるスポットが位置した状態でフォーカスサーボ動作を開始することを可能とするものである。
次に、以上のように構成されたディスクドライブ装置1のフォーカスサーボオンの動作について説明する。
本発明を適用されたディスクドライブ装置1のフォーカスサーボの起動方法は、図4に示すように、装着された光ディスクの種類を判別するディスク判別ステップS1と、フォーカスサーボ動作を開始するフォーカス投入ステップS2とからなる。
ディスクドライブ装置1において、記録・再生動作が開始されると、ループスイッチ36の接点が接点B側とされており、制御ループが開いた状態とされている。すなわち、アクチュエータ駆動回路21の入力側は、フォーカス引込信号発生回路22の出力に接続されている。フォーカス引込信号発生回路22からフォーカス引込信号SPIを供給されたアクチュエータ駆動回路21は、対物レンズ12をフォーカス方向に移動させ、フォーカス引き込み動作を行う。このとき、まず、対物レンズ12は、光ディスク2から離間された側から近接する方向に向けて駆動される。
まず、1回目のフォーカス引き込み動作では、図4に示すように、ディスク判別を行うとともに、後述のようにゲート電圧DRVonを設定する。(ステップS1)。対物レンズ12が光ディスク2に対して離間された側から近接する方向にフォーカス引き込み動作され、対物レンズ12に集光されるスポットが光ディスク2の表面2aから所定の範囲内に位置したときに、識別信号発生回路26により、図2(d)に示すように、全光量検出回路24で検出された全光量が全光量閾値ThDRを超えたことを検出すると、表面反射検出回路27がこの立ち下がりエッジEDR1の瞬間を第1のタイミングTとして検出し、表面反射検出回路27から第1のタイミング検出信号を受けた第1の駆動電圧保持回路31がこの瞬間のアクチュエータ13を駆動するための第1の駆動電圧DRV1を「表面時駆動電圧」として保持する。
次に、対物レンズ12に集光されるスポットが光ディスク2の信号記録面2bから所定の範囲内に位置したときに、識別信号発生回路26により、図2(d)に示すように、全光量検出回路24で検出された全光量が再び全光量閾値ThDRを超えたことを検出すると、信号面反射検出回路28がこの立ち上がりエッジEDR2の瞬間を第2のタイミングTとして検出し、信号面反射検出回路28から第2のタイミング検出信号を受けた第2の駆動電圧保持回路32がこの瞬間のアクチュエータ13を駆動するための第2の駆動電圧DRV2を「信号面時駆動電圧」として保持する。
このとき、ディスク判別回路29は、表面反射検出回路27及び信号面反射検出回路28で生成した第1及び第2のタイミングT,Tの間隔に基づいて装着された光ディスクの種類を判別する。
また、このとき、フォーカスゲート生成回路33では、第1及び第2の駆動電圧保持回路31,32から保持された第1及び第2の駆動電圧DRV1,DRV2を示す信号を受け取り、第3の閾値となるゲート電圧DRVonを設定する。
このように、ディスク判別ステップS1は、装着された光ディスクの種類を判別するとともに、表面時駆動電圧DRV1、信号面時駆動電圧DRV2を検出するステップS1−1と、ゲート電圧DRVonを決定するステップS1−2とを有する。
次に、2回目のフォーカス引き込み動作では、図4に示すように、フォーカス制御動作を開始するタイミングを検出し、そのタイミングでフォーカスサーボ動作を開始する(ステップS2)。対物レンズ12が光ディスク2に対して離間された側から近接する方向にフォーカス引き込み動作され、対物レンズ12に集光されるスポットが光ディスク2の表面2aと信号記録面2bとの間の所定の位置に到着したときに、フォーカスゲート生成回路33により、図3(f)及び図3(g)に示すように、アクチュエータ13を駆動する駆動電圧がゲート電圧DRVonを超えたことを識別してコントロール回路35に供給するフォーカスゲート信号SGAをHレベルとして供給する。
そして、対物レンズ12に集光されるスポットが光ディスク2の信号記録面2bから所定の範囲内に位置されたときに、図3(c)及び図3(d)に示すように、識別信号発生回路26により、全光量検出回路24で検出される全光量が全光量閾値ThDRを超えたことを識別して、コントロール回路35に供給する全光量識別信号SDRをHレベルとして供給する。
そして、対物レンズ12に集光されるスポットが光ディスク2の信号記録面2bから所定の範囲内に位置されたときに、図3(a)及び図3(b)に示すように、フォーカスゼロクロス生成回路25により、フォーカス誤差量検出回路23で検出されるフォーカス誤差量がFZC閾値ThFZを超えたことを識別して、コントロール回路35に供給するFZC信号SFZがHレベルとなり、この状態から、フォーカス誤差量がFZC閾値ThFZを下回るタイミングでFZC信号SFZが立ち下がってLレベルとなる。
このように、コントロール回路35は、フォーカスゲート信号SGAがHレベルに立ち上がり、全光量識別信号SDRがHレベルに立ち上がった状態からFZC信号SFZの立ち下がりエッジEFZ1を検出すると、図3(e)に示すように、この立ち下がりエッジEFZ1においてフォーカスオンのタイミングとして、ループスイッチ36を接点A側に切り換え、すなわち、アクチュエータ駆動回路21の入力側をフォーカス誤差量検出回路23の出力に接続されるようになる。フォーカス誤差量検出回路23からフォーカスエラー信号SFEを供給されたアクチュエータ駆動回路21は、この信号に基づいて、対物レンズ12をフォーカス制御する。
すなわち、コントロール回路35は、上述のような信号を受けて、ループスイッチ36の接点を接点B側から接点A側に制御することで制御ループが閉じられ、光ディスク2の信号記録面2bに合焦された状態でフォーカスサーボが開始される。
このように、フォーカス投入ステップS2は、駆動電圧をゲート電圧DRVonと比較して識別するステップS2−1と、フォーカスゲート信号SGAをHレベルとして出力するステップS2−2と、フォーカスゲート信号SGA及び全光量識別信号SDRのHレベルを検出した状態で、FZC信号SFZの立ち下がりエッジEFZ1を検出したときにフォーカス制御を開始するステップS2−3とを有する。
以上のように、本発明を適用したディスクドライブ装置1は、光ディスクの入射面側から厚さ方向に近接する方向に対物レンズを可動させて、全光量識別信号SDRに基づいて、光ディスクの表面反射と、信号記録面反射とのタイミングの間隔に基づいて、装着された光ディスクの種類判別をするとともに、フォーカスゲート信号SGA、全光量識別信号SDR、FZC信号SFZに基づいて、信号記録面2bの位置を正確且つ確実に検出して、フォーカスサーボ動作を適切なタイミングで開始することができる。
よって、本発明を適用したディスクドライブ装置1は、光ディスク2の表面2aによる反射を誤って検出することによりフォーカスサーボ動作を開始してしまうことを防止して、正確に信号記録面2bの位置を検出してフォーカスサーボ動作を開始することができ、フォーカスを確実に行うことができる。
本発明を適用したディスクドライブ装置のブロック回路図である。 本発明を適用したディスクドライブ装置のゲート電圧を設定するまでの各信号のタイミングチャートであり、(a)は、フォーカスエラー信号を示し、(b)は、FZC信号を示し、(c)は、全光量信号を示し、(d)は、全光量識別信号を示し、(e)は、駆動電圧を示すものである。 本発明を適用したディスクドライブ装置のフォーカスサーボオンまでの各信号のタイミングチャートであり、(a)は、フォーカスエラー信号を示し、(b)は、FZC信号を示し、(c)は、全光量信号を示し、(d)は、全光量識別信号を示し、(e)は、フォーカスオンのタイミングを示し、(f)は、駆動電圧を示し、(g)は、フォーカスゲート信号を示すものである。 本発明を適用したディスクドライブ装置のフォーカスサーボオンの動作を示すフローチャートである。 従来のディスクドライブ装置のフォーカスサーボオンまでの各信号のタイミングチャートである。 従来のディスクドライブ装置において、誤検出により表面でフォーカスオンした場合の各信号のタイミングチャートである。 従来のディスクドライブ装置において、信号記録面でのフォーカスエラー信号が閾値を超えずにフォーカスオンできない場合の各信号のタイミングチャートである。
符号の説明
1 ディスクドライブ装置、 2 光ディスク、 10 光ピックアップ、 11 光源、 12 対物レンズ、 13 アクチュエータ、 15 光検出器、 20 制御部、 21 アクチュエータ駆動回路、 22 フォーカス引込信号発生回路、 23 フォーカス誤差量検出回路、 24 全光量検出回路、 25 フォーカスゼロクロス生成回路、 26 識別信号発生回路、 27 ディスク判別回路、 33 フォーカスゲート生成回路、 35 コントロール回路、

Claims (2)

  1. 光ビームを出射する光源と、
    上記光源から出射された光ビームを光ディスク上に集光する対物レンズと、
    上記対物レンズを少なくともフォーカス方向に駆動するアクチュエータと、
    上記光ディスクで反射された光ビームに基づいて少なくともフォーカスエラー信号及び全光量信号を検出する光検出手段と、
    上記アクチュエータを制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、上記対物レンズを上記フォーカスエラー信号に基づいて制御可能な範囲まで移動させるためのフォーカス引込信号を発生するフォーカス引込信号発生手段と、
    上記フォーカス引込信号発生手段からのフォーカス引込信号に基づいて、上記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、
    上記光検出器からのフォーカスエラー信号を第1の閾値と比較して、上記対物レンズを通過した光ビームのスポットが少なくとも光ディスクの信号記録面から所定の範囲内に位置することを示す第1の識別信号を生成する第1の識別信号生成手段と、
    上記光検出器からの全光量信号を第2の閾値と比較して、上記スポットが光ディスクの表面又は信号記録面から所定の範囲内に位置することを示す第2の識別信号を生成する第2の識別信号生成手段と、
    上記第2の識別信号生成手段からの第2の識別信号に基づいて、1回目のフォーカス引き込み動作において、上記スポットを光ディスクから離間された位置から光ディスクに近接する方向に近づけた際に、上記第2の識別信号の上記スポットが光ディスクの表面から所定の範囲に位置することを示す立ち下がりエッジに対応する上記アクチュエータの第1の駆動電圧と、上記第2の識別信号の上記スポットが光ディスクの信号記録面から所定の範囲に位置することを示す立ち上がりエッジに対応する上記アクチュエータの第2の駆動電圧とに基づいて、上記スポットが光ディスクの表面と信号記録面との間の所定の位置に到着したことを示す第3の識別信号を生成する第3の識別信号生成手段と、
    2回目のフォーカス引き込み動作において、上記スポットを光ディスクから離間された位置から光ディスクに近接する方向に近づけた際に、上記第3の識別信号が立ち上がり、さらに上記第2の識別信号が立ち上がった後の上記第1の識別信号の立ち下がりエッジにおいて、上記アクチュエータ駆動手段に供給する信号を、上記フォーカス引込信号から上記フォーカスエラー信号に切り換える切換手段とを有するディスクドライブ装置。
  2. 上記第1の駆動電圧と上記第2の駆動電圧との差分に基づいて、光ディスクの種類を判別することを特徴とする請求項1記載のディスクドライブ装置。
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