JP4526099B2 - 試料支持台の製造方法及び試料高温装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タングステン部材同士を溶接によって接続する接続方法に関する。また、本発明は、試料を昇温する試料高温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線の回折現象を利用して試料の結晶構造等を測定するX線回折装置は従来から広く知られている。このX線回折装置において、試料の高温時における結晶構造等の変化を測定するために、試料を昇温させた状態で支持する試料高温装置が用いられることがある。
【0003】
この試料高温装置として、従来、図5に示すように、タングステン又はタングステン合金によって形成された部材(以下、タングステン部材という)同士を互いに接続することによって構成された接続構造体がしばしば用いられる。この接続構造体では、タングステンによって形成されたヒータ板51の温度を検知するために、タングステン線52とタングステン・レニウム線53とを測温点Pで結線した熱電対54が前記ヒータ板51に接続される。
【0004】
この場合、ヒータ板51が一方のタングステン部材に相当し、熱電対54が他方のタングステン部材に相当し、試料はヒータ板51の上に載置される。ヒータ板51に通電を行えば、ヒータ板51が発熱してその上に載置された試料を昇温できる。
【0005】
一般に、2つのタングステン部材同士を溶接するのは困難であるので、従来は、例えば、Ta(タンタル)、Pt(白金)、Mo(モリブデン)等によって形成された部材55によって一方のタングステン部材、例えば熱電対54を他方のタングステン部材、例えばヒータ板51に押し付け、その状態で熱電対54をヒータ板51にスポット溶接等によって溶接することにより、熱電対54とヒータ板51との接続、すなわちタングステン部材同士の接続を達成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、上記のようなタングステン部材同士の接続構造体(以下、タングステン構造体という)をN2(窒素)ガス雰囲気中で使用したいという要求が出てきている。この場合、タングステンに関してはN2ガス雰囲気中でも支障なく使用することができるが、Ta(タンタル)、Pt(白金)、Mo(モリブデン)等はN2雰囲気中では物性が変化して使用できなくなるおそれがある。このため、従来は、タングステン構造体はN2ガス雰囲気中では使用できないのが実情であった。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、タングステン構造体をN2雰囲気中でも支障なく使用できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る試料支持台の製造方法は、タングステン又はタングステン合金によって形成されたベース上に、タングステン又はタングステン合金によって形成された試料保持部材を接合して成る試料支持台の製造方法であって、前記試料保持部材の被溶接部分をレニウム箔を挟んで前記ベース上に置き、一対のスポット電極によって前記ベース、前記レニウム箔及び前記試料保持部材の被溶接部分を押圧した状態でそれらの電極に通電して前記ベース、前記レニウム箔及び前記試料保持部材の被溶接部分を溶接する処理を複数個所で行って、前記ベース上に前記試料保持部材を固定することを特徴とする。
上記構成の試料支持台の製造方法において、前記試料保持部材は断面L字形状の衝立部材とすることができ、該L字形状の一方の片部分は被溶接部分であり、他方の片部分は前記試料を保持するための衝立部分とすることができる。
【0009】
次に、本発明に係る試料支持台の製造方法は、タングステン又はタングステン合金によって形成されたベース上に、タングステン又はタングステン合金によって形成された熱電対の測温点を置き、該測温点をレニウム箔で前記ベースへ押し付け、一対のスポット電極によって前記ベース及び前記レニウム箔を押圧した状態でそれらの電極に通電して前記ベース及び前記レニウム箔を溶接する処理を前記測温点の周りの複数個所で行って、前記ベース上に前記熱電対の測温点を接続することを特徴とする。
【0010】
上記構成の試料支持台の製造方法によれば、タングステン部材同士を溶接によって接続する際の介在部材としてレニウム部材を使用した。このレニウム部材はN2 雰囲気中でその物性が安定しているので、これを含んで構成されたタングステン構造体もN2 雰囲気中で支障なく使用できるようになった。
【0011】
上記試料支持台の製造方法において、前記溶接は、点状領域を押し付けながら該点状領域に電流を流すことによって溶接を行うスポット溶接であることを特徴とする。
【0012】
次に、本発明に係る試料高温装置は、タングステン又はタングステン合金によって形成されたベースと、タングステン又はタングステン合金によって形成されており、前記ベース上に設けられた試料保持部材と、前記ベースに接続されて該ベースに通電する通電手段とを有しており、前記ベースと前記試料保持部材の被溶接部分とは、それらの間にレニウム箔を挟んだ状態で複数個所をスポット溶接されることによって互いに接合されており、前記スポット溶接は、一対のスポット電極によって前記ベース、前記レニウム箔及び前記試料保持部材の被溶接部分を押圧した状態でそれらの電極に通電することによって行われていることを特徴とする。
【0013】
この構成の試料高温装置によれば、ベースを通電によって発熱させることにより試料を昇温させることができる。また、ベース及び試料保持部材を構成するタングステン又はタングステン合金並びにそれらの間に介在するレニウム部材は高温のN2 ガス雰囲気中でも特性の劣化が生じないので、本発明の試料高温装置によれば、高温のN2 雰囲気下で試料を支障なく保持できる。
【0014】
(5) 次に、本発明に係る他の試料高温装置は、タングステン又はタングステン合金によって形成されたベースと、タングステン又はタングステン合金によって形成され、前記ベースに接合される熱電対と、前記ベースに接続されて該ベースに通電する通電手段とを有し、前記熱電対の測温点は、レニウム部材と前記ベースとによって前記熱電対の測温点を挟んだ状態で該レニウム部材を該ベースへ溶接することにより、該ベースに密着して接合されることを特徴とする。
【0015】
この構成の試料高温装置によれば、ベースを通電によって発熱させることにより試料を昇温させることができ、そのときの試料の温度を熱電対によって検出できる。また、ベース及び熱電対を構成するタングステン又はタングステン合金並びに熱電対をベースに押し付けるレニウム部材は高温のN2 ガス雰囲気中でも特性の劣化が生じないので、本発明の試料高温装置によれば、高温のN2 雰囲気下で試料を支障なく保持できる。
【0016】
(6) 次に、本発明に係るさらに他の試料高温装置は、タングステン又はタングステン合金によって形成されたベースと、タングステン又はタングステン合金によって形成され、前記ベースに接合されることにより、前記ベースと一体になって試料を保持する試料保持部材と、タングステン又はタングステン合金によって形成され、前記ベースに接合される熱電対と、前記ベースに接続されて該ベースに通電する通電手段とを有し、前記ベースと前記試料保持部材とは、間にレニウム部材を挟んだ状態で該ベースと該試料保持部材とを溶接することによって互いに接合され、前記熱電対の測温点は、レニウム部材と前記ベースとによって前記熱電対の測温点を挟んだ状態で該レニウム部材を該ベースへ溶接することにより、該ベースに密着して接合されることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、本発明に係るタングステン部材同士の接続方法を用いて形成されたタングステン部材同士の接続構造体である試料加熱支持台1を、X線回折装置の試料高温装置を構成するために用いた場合の実施形態を示している。ここに示すX線回折装置は、試料Sに照射するX線を発生するX線源Fと、試料加熱支持台1を気密に包囲する容器2と、試料Sから発生する回折X線を検出するX線検出器3とを有する。
【0018】
容器2は、例えばAl(アルミニウム)によって形成され、外部から試料Sが見込める位置に透明な材料、例えば耐熱ガラスで作られた覗き窓4が設けられている。この窓4を通して光温度計によって試料Sの温度が計測できる。また、容器2には、その内部にN2 ガスを供給するN2 ガス供給系が接続されている。また、容器2の側面にはX線を通過させることのできる材料、例えばBe(ベリリウム)によってX線通過窓13が設けられる。このX線通過窓13を設けた場合でも、容器2の内部の気密性は損なわれない。
【0019】
試料加熱支持台1は、タングステンによって概ね長方形の薄い板状に形成されたベース板7に、同じくタングステンによって形成された断面L字形状の一対の衝立部材8,8を溶接、例えばスポット溶接することによって形成されている。衝立部材8は、試料を保持するための試料保持部材として機能する。ベース板7の長辺側の端部は該ベース板7の強度を増すために折り曲げられている。また、ベース板7の両端には通電手段としての電源12が接続され、この電源12によりベース板7の両端に所定電圧が印加されるとベース板7が通電によって発熱する。
【0020】
上記の衝立部材8をベース板7に溶接する際には、図2に示すように、ベース板7と衝立部材8との間にレニウム箔9、すなわちレニウム部材を挟んだ状態で、ベース板7と衝立部材8とをスポット電極11a及び11bによって両側から押圧し、さらに通電することにより、ベース板7と衝立部材8とを互いに溶接してそれらを接続する。
【0021】
なお、図2に「×」印で示すスポット溶接による溶接個所は、5〜6箇所程度で十分であると思われる。また、スポット電極11a及び11bは、例えば、モリブデン又はタングステンによって形成され、溶接にあずかるその先端径は、例えばφ1mm程度に設定される。また、スポット溶接時の溶接電力は、例えば、35WS(ワット・秒)に設定する。
【0022】
一般に、タングステン部材同士であるベース板7と衝立部材8とは容易には溶接できないが、本実施形態のようにそれらの間にレニウム箔9を介在させておけば、それらタングステン部材同士を確実に溶接することができる。なお、衝立部材8に設けた長穴14は、試料Sに対する挟持力を希望の値に調節するためのものである。
【0023】
図1において、一対の衝立部材8,8の間隔は試料Sの幅よりもわずかに広くなるように設定され、これらの間に試料Sを挿入することにより、試料Sを起立状態で支持することができる。試料Sは、例えば、セラミック系ガラスによって形成される物質であり、起立状態でX線測定を受けることが望ましいと考えられる。
【0024】
本実施形態のX線回折装置は以上のように構成されているので、容器2の内部はN2 ガス供給系6から供給されるN2 ガスによってN2 ガス雰囲気に設定される。そして、電源12によって試料加熱支持台1のベース板7に電圧を印加して該ベース板7を加熱することにより、試料Sを希望の温度、例えば1700℃〜1800℃程度まで加熱する。この加熱された試料Sの温度は覗き窓4を通して光温度計によって検出される。
【0025】
以上のような高温及びN2 雰囲気中で、X線源Fから出たX線が容器2のX線通過窓13を通って試料Sへ入射する。このとき、入射したX線と試料Sの結晶格子面との間でブラッグの回折条件が満足されると、試料Sから回折X線が発生し、その回折X線はX線通過窓13を通って外部へ進行し、X線検出器3によって検出される。こうして、高温及びN2 雰囲気中における試料Sからの回折X線情報を採取することができる。
【0026】
以上のようなX線回折測定中、タングステン製のベース板7及び同じくタングステン製の衝立部材8はN2 雰囲気中でも支障なく使用できる。また、ベース板7と衝立部材8との間に介在するレニウム箔9もN2 雰囲気中で大きな特性変化を生じることがないので、支障なく使用できる。
【0027】
(第2実施形態)
図3は、本発明に係るタングステン部材同士の接続方法を用いて形成されたタングステン部材同士の接続構造の一例である試料加熱支持台1を、X線回折装置の試料高温装置を構成するために用いた場合の実施形態を示している。図3において図1の場合と同じ部材は同じ符合を用いて示すことにして、それらについての説明は省略する。
【0028】
図1に示した実施形態では、覗き窓4を通して光温度計によって試料温度を測定したが、図3に示す本実施形態では熱電対を用いて試料温度を測定する。具体的には、ベース板7の裏面に熱電対22の測温点Pが接続される。また、ベース板7の上面には衝立部材(図1の符号8を参照)は設けられず、試料Sは単にベース板7の上に平面的に載せられるだけである。
【0029】
熱電対22は、タングステン線23とタングステン・レニウム線24とを測温点Pにおいて接続することによって形成されている。熱電対22の測温点Pのベース板7への接続は溶接処理によって達成されるものであり、例えば図4に示すように、レニウム箔19によって熱電対22の測温点Pをベース板7の裏面へ押し付け、さらに、レニウム箔19の適所、例えば「×」印で示す4隅をスポット電極11a及び11bによってベース板7の裏面に溶接することによって達成できる。
【0030】
本実施形態のX線回折装置においても、図3において、容器2の内部はN2ガス供給系6から供給されるN2 ガスによってN2ガス雰囲気に設定される。そして、電源12によって試料加熱支持台1のベース板7に電圧を印加して該ベース板7を加熱することにより、試料Sを希望の温度、例えば1700℃〜1800℃程度まで加熱する。この加熱された試料Sの温度は熱電対22によって検出される。
【0031】
以上のような高温及びN2 雰囲気中で、X線源Fから出たX線が容器2のX線通過窓13を通って試料Sへ入射する。このとき、入射したX線と試料Sの結晶格子面との間でブラッグの回折条件が満足されると、試料Sから回折X線が発生し、その回折X線はX線通過窓13を通って外部へ進行し、X線検出器3によって検出される。こうして、高温及びN2 雰囲気中における試料Sからの回折X線情報を採取することができる。
【0032】
以上のようなX線回折測定中、タングステン製のベース板7及びタングステンを含む熱電対22はN2 雰囲気中でも支障なく使用できる。また、熱電対22の測温点Pをベース板7に接続しているレニウム箔19もN2 雰囲気中で大きな特性変化を生じることがないので、支障なく使用できる。
【0033】
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
【0034】
例えば、以上の実施形態では、本発明に係るタングステン部材同士の接続方法を、X線回折装置で用いる試料加熱支持台1を作製する場合に適用したが、本発明は、タングステン部材同士を接続して構成されるその他の任意の構造のタングステン構造体を作製する場合に適用できる。
【0035】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る試料支持台の製造方法によれば、タングステン部材同士であるベースと試料保持部材を溶接によって接続する際の介在部材としてレニウム箔を使用したので、その溶接によって作製されたタングステン部材同士の接続構造をN2雰囲気中で支障なく使用できるようになった。
【0036】
また、請求項4に係る試料高温装置によれば、ベースを通電によって発熱させることにより試料を昇温させることができる。また、ベース及び試料保持部材を構成するタングステン又はタングステン合金並びにそれらの間に介在するレニウム部材は高温のN2 ガス雰囲気中でも特性の劣化が生じないので、本発明の試料高温装置によれば、高温のN2 雰囲気下で試料を支障なく保持できる。
【0037】
また、請求項5に係る試料高温装置によれば、ベースを通電によって発熱させることにより試料を昇温させることができ、そのときの試料の温度を熱電対によって検出できる。また、ベース及び熱電対を構成するタングステン又はタングステン合金並びに熱電対をベースに押し付けるレニウム部材は高温のN2 ガス雰囲気中でも特性の劣化が生じないので、本発明の試料高温装置によれば、高温のN2 雰囲気下で試料を支障なく保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタングステン部材同士の接続方法を用いて作製された試料高温装置の一実施形態を示す図である。
【図2】本発明に係るタングステン部材同士の接続方法の一実施形態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るタングステン部材同士の接続方法を用いて作製された試料高温装置の他の実施形態を示す図である。
【図4】本発明に係るタングステン部材同士の接続方法の他の実施形態を示す斜視図である。
【図5】従来のタングステン構造体の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 試料加熱支持台
2 気密容器
3 X線検出器
4 覗き窓
7 ベース板
8 衝立部材
9 レニウム箔
11a,11b スポット溶接用電極
13 X線通過窓
19 レニウム箔
21 試料加熱支持台(タングステン部材同士の接続構造)
22 熱電対
23 タングステン線
24 タングステン・レニウム線
Claims (8)
- タングステン又はタングステン合金によって形成されたベース上に、タングステン又はタングステン合金によって形成された試料保持部材を接合して成る試料支持台の製造方法であって、
前記試料保持部材の被溶接部分をレニウム箔を挟んで前記ベース上に置き、
一対のスポット電極によって前記ベース、前記レニウム箔及び前記試料保持部材の被溶接部分を押圧した状態でそれらの電極に通電して前記ベース、前記レニウム箔及び前記試料保持部材の被溶接部分を溶接する処理を複数個所で行って、
前記ベース上に前記試料保持部材を固定する
ことを特徴とする試料支持台の製造方法。 - 前記試料保持部材は断面L字形状の衝立部材であり、該L字形状の一方の片部分が被溶接部分であり、他方の片部分が前記試料を保持するための衝立部分であることを特徴とする請求項1記載の試料支持台の製造方法。
- タングステン又はタングステン合金によって形成されたベース上に、タングステン又はタングステン合金によって形成された熱電対の測温点を置き、
該測温点をレニウム箔で前記ベースへ押し付け、
一対のスポット電極によって前記ベース及び前記レニウム箔を押圧した状態でそれらの電極に通電して前記ベース及び前記レニウム箔を溶接する処理を前記測温点の周りの複数個所で行って、
前記ベース上に前記熱電対の測温点を接続する
ことを特徴とする試料支持台の製造方法。 - タングステン又はタングステン合金によって形成されたベースと、
タングステン又はタングステン合金によって形成されており、前記ベース上に設けられた試料保持部材と、
前記ベースに接続されて該ベースに通電する通電手段とを有しており、
前記ベースと前記試料保持部材の被溶接部分とは、それらの間にレニウム箔を挟んだ状態で複数個所をスポット溶接されることによって互いに接合されており、
前記スポット溶接は、一対のスポット電極によって前記ベース、前記レニウム箔及び前記試料保持部材の被溶接部分を押圧した状態でそれらの電極に通電することによって行われている
ことを特徴とする試料高温装置。 - タングステン又はタングステン合金によって形成されたベースと、
タングステン又はタングステン合金によって形成され、前記ベースに接続された熱電対と、
前記ベースに接続されて該ベースに通電する通電手段とを有しており、
前記熱電対の測温点は、レニウム箔と前記ベースとによって前記熱電対の測温点を挟んだ状態で前記レニウム箔を前記測温点の周りの複数個所で前記ベースへスポット溶接することにより、前記ベースに密着して接続されており、
前記スポット溶接は、一対のスポット電極によって前記ベース及び前記レニウム箔を押圧した状態でそれらの電極に通電することによって行われている
ことを特徴とする試料高温装置。 - タングステン又はタングステン合金によって形成されたベースと、
タングステン又はタングステン合金によって形成されており、前記ベース上に設けられた試料保持部材と、
タングステン又はタングステン合金によって形成され、前記ベースに接続された熱電対と、
前記ベースに接続されて該ベースに通電する通電手段とを有しており、
前記ベースと前記試料保持部材の被溶接部分とは、それらの間にレニウム箔を挟んだ状態で複数個所に第1のスポット溶接を施すことによって互いに接合されており、
前記第1のスポット溶接は、一対のスポット電極によって前記ベース、前記レニウム箔及び前記試料保持部材の被溶接部分を押圧した状態でそれらの電極に通電することによって行われ、
前記熱電対の測温点は、レニウム箔と前記ベースとによって前記熱電対の測温点を挟んだ状態で前記レニウム箔を前記測温点の周りの複数個所で前記ベースへ第2のスポット溶接を施すことにより、前記ベースに密着して接続され、
前記第2のスポット溶接は、一対のスポット電極によって前記ベース及び前記レニウム箔を押圧した状態でそれらの電極に通電することによって行われている
ことを特徴とする試料高温装置。 - 前記試料保持部材は断面L字形状の衝立部材であり、該L字形状の一方の片部分が被溶接部分であり、他方の片部分が前記試料を保持するための衝立部分であることを特徴とする請求項4又は請求項6記載の試料高温装置。
- 前記ベースを覆う容器と、該容器内へN 2 ガスを供給するガス供給系とを有することを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか1つに記載の試料高温装置。
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