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JP4528855B2 - タイヤ用リムの装着装置 - Google Patents
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JP4528855B2 - タイヤ用リムの装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ検査装置等に搭載されるタイヤ用リムの装着装置に関する。
従来より、製品上がりのタイヤに対してはユニフォミティ(均一性)、動バランス(動的釣り合い)、外形測定などの複数の製品検査が行われており、これらの製品検査を行うタイヤ検査装置には試験対象のタイヤを挟み込んで支持する一対のリムが設けられている。リムには支持するタイヤのサイズに合わせて複数の種類があり、検査しようとするタイヤのサイズや種類が変われば、リムも交換しなければならない。それゆえ、従来のタイヤ検査装置にはリムの交換を行うリム交換装置が設けられている。
このようなリム交換装置として、例えば、スピンドル側に設けられた爪部でリムを固定するものが知られている。この爪部は基端側に対してフック状に形成された先端側が揺動自在となっており、リム交換装置はアクチュエータなどの駆動手段を用いて駆動手段を用いて爪部を揺動させることでリムをスピンドル側に固定できるようになっている。
ところが、このように爪部を用いてリムを固定するリム交換装置は、構造が複雑なものとなり易く、装置価格やメンテナンス上好ましくない。
そこで、下記の特許文献1では、永久磁石を用いてリムをスピンドルに固定できるようにして、リムを交換する際は永久磁石の磁力に対抗してリムをスピンドルから引き離すように構成されたリム交換装置が開示されている。
特許第2626902号公報(図1、図2、図3参照)
しかしながら、前記従来技術には以下のような問題がある。
すなわち、リムをスピンドルに固定するため、永久磁石には強い磁力を備えたものが用いられる。そして、強い磁力を備えた永久磁石はフェライトのような脆性材で形成されていることが多く、少しでも強い衝撃を加えると破損するおそれがある。このような永久磁石の破損があると、破片が飛散してしまうなど、破損後の取り扱いが煩わしいものとなる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、永久磁石が磁着時の衝撃によって破損した場合でも、破損後の取り扱いが容易なタイヤ用リムの装着装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じている。
即ち、本発明のタイヤ用リムの装着装置は、タイヤ検査装置に備えられるスピンドルに設けられていて、このスピンドルの先端側にリムの装着面が形成されており、この装着面に設けられた永久磁石の磁力を用いて当該スピンドルに前記リムを装着するようにされたタイヤ用リムの装着装置において、前記装着孔に、前記永久磁石が破損した際の破片の飛散を防止するための飛散防止部材として、非磁性材料で形成されていて前記装着孔の開口部を塞ぐ蓋体が設けられており、前記蓋体が、前記永久磁石を覆う形で装着孔の開口部内に設けられており、且つ、この蓋体の前記リムとの対向面が前記装着面より奥まった位置に配置されていることを特徴とするものである。
このように装着孔に飛散防止部材を設ければ、磁着時の衝撃によって永久磁石に破損が生じた場合でも破片が飛散することがなく、例えばリム交換の際のリム装着に悪影響を及ぼすこともないので、破損後においても取り扱いが容易である。また、リム磁着時の衝撃が飛散防止部材の表面に伝わりづらくなり、永久磁石の破壊をさらに効果的に防止できる。
上記構成においては、前記装着孔には、前記永久磁石が破損した際の破片の飛散を防止するための飛散防止部材として、磁性材料で形成されていて前記装着孔の開口部を塞ぐ蓋体が設けられており、前記永久磁石が、少なくとも一端が開口となった非磁性材料のケース体に包まれて、このケース体の前記開口が前記リムに面する形で前記装着孔に挿入されており、前記蓋体が、当該蓋体の外周が前記ケース体の内周に当接する形で前記永久磁石を覆っており、この蓋体の前記リムとの対向面が、前記装着面と面一又は当該装着面より奥まっている構成を採ることもできる
のようにすれば、リムへ向かう磁力がスピンドル側へ向かう磁力のために弱められることを抑制できる。また、永久磁石の外周側を囲む非磁性材料のケース体により、永久磁石から磁性材料のスピンドル側に向かう磁力が弱められ、装着孔に対する永久磁石の着脱が容易になる。
なお、装着孔の開口全面を磁性材料の蓋体が覆ってしまう、言い替えれば磁性材料の蓋体を介して永久磁石とスピンドルとが連結されてしまうと、リムに向かう磁力が弱められる虞があるので好ましくない。それゆえ、ケース体に対しては蓋体の外周がケース体の内周に当接するように蓋体を設けるのが好ましい。このように蓋体の外周がケース体の内周に当接するような蓋体としては、例えば、前記開口が前記ケース体の内径よりも小さく形成されており、前記蓋体が前記ケース体の開口に嵌る小径部と、該小径部より大径に形成されると共に前記ケース体の内周に嵌る大径部とを備えているものを採用することができる。
さらに、上記構成においては、非磁性材料で形成されていて前記永久磁石を覆う蓋体が、前記永久磁石が破損した際の破片の飛散を防止するための飛散防止部材として前記装着孔内に設けられており、この蓋体の前記リムとの対向面が、前記装着面と面一又は当該装着面より奥まった位置に配置されており、前記装着孔の底面側に、スピンドルの外部から装着孔内に通ずる貫通孔が設けられているとともに、前記装着孔の底面に、底面全体を覆うとともに前記永久磁石と接する底板が装着されている構成を採ることもできる。
このようにすれば、装着孔の中で永久磁石が破損していた場合、前記貫通孔から、例えば棒体などを挿入して前記底板を押圧すれば、この底板によって磁石の破片を一挙に装着孔の外に押し出すことができる。それゆえ、永久磁石の破片の後片づけが容易となり、永久磁石の交換作業が効率的に行える。
前記装着孔の底面側に、スピンドルの外部から装着孔の底面に通ずる貫通孔が設けられており、前記ケース体が有底である構成を採ることもできる。
このようにしても、装着孔の中で永久磁石が破損していた場合、前記貫通孔を介してケース体の底面を押圧すれば、このケース体によって磁石の破片を一挙に装着孔の外に押し出すことができる
本発明によれば、タイヤ用リムの装着装置において、永久磁石が磁着時の衝撃によって破損した場合でも、破損後の取り扱いが容易に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この実施形態のタイヤ用リムの装着装置42を備えたタイヤ検査装置1の正面図である。以下の説明では、図1の紙面の上下をタイヤ検査装置1を説明する際の上下方向(垂直方向)とする。
図1に示されるようにタイヤ検査装置1は、タイヤTのユニフォミティや形状測定あるいは動バランスなどの製品検査を行うものである。タイヤ検査装置1は、試験対象のタイヤTを水平に搬送する搬送ローラ2を備えており、この搬送ローラ2により搬送されてきたタイヤTを上下スピンドル14、16に設けられている上下リム4、5の間に保持してタイヤ試験を行う構成となっている。この搬送ローラ2は、図1の紙面を紙面奥側から手前に向かって貫通する方向に搬送方向を向けており、タイヤ検査装置1はこの搬送ローラ2の上方を跨ぐように設置されたフレーム3内に上下一対のスピンドル14、16と回転ドラム8とが設けられている。これらの上下スピンドル14、16にはタイヤTを挟んで固定する上下リム4、5が備えられており、上下リム4、5に保持されたタイヤTに対して回転ドラム8を水平に移動して、回転ドラム8をタイヤTに接触させることでユニフォミティや形状計測をする構造とされている。
上スピンドルハウジング6は、駆動モータ13により正逆双方に回転駆動する上スピンドル14を備えている。フレーム3の上部には駆動モータ13が設けられており、この駆動モータ13によって上スピンドル14は垂直軸周りに正逆双方に回動できるようになっている。
図2に示されるように、上スピンドル14の下端面には上方に向かって凹んだ係合部15が形成されており、この係合部15に下スピンドル16の上端を嵌合することで上下スピンドル14、16が連結されて1本に繋がるようになっている。
上スピンドル14の下端側には、外周面から径方向外方(径外方向)に張り出したフランジ部17が形成されている。フランジ部17の下面には、平坦な部分が形成されており、上リム4の装着面43とされている。そして、このフランジ部17の下面には上方に向かって窪んだ上側の装着孔18が上スピンドル14の回転軸心回りに複数形成されている。これらの装着孔18には上リム4を上スピンドル14に磁着する上側の永久磁石9がそれぞれ装着されている。
図1に示されるように、下スピンドル16は、下スピンドルハウジング7に対して図示省略したベアリングを介して垂直軸の周りに回転可能となっているとともに、この下スピンドルハウジング7は、上下方向に伸縮自在な伸縮部(昇降シリンダ)44に取り付けられている。
図3に示されるように、下スピンドル16の上端は上方に向かってテーパ状に形成されており、上スピンドル14の係合部15に係合可能となっている。また、下スピンドル16におけるテーパ状に形成された部分の下側には、径方向外方(径外方向)に張り出したフランジ部20が形成されている。フランジ部20の上面は、平坦な部分が形成されており、下リム5の装着面とされている。そして、このフランジ部20の上面には下方に向かって窪んだ下側の装着孔21が下スピンドル16の回転軸心回りに複数形成されている。これらの装着孔21には下リム5を下スピンドル16に磁着する下側の永久磁石10がそれぞれ装着されている。
図1に示されるように、ドラム部8は、下スピンドル16が上スピンドル14に対して連結する位置の側方に配備されており、フレーム3に吊り下げられた状態で取り付けられている。回転ドラム8は垂直軸周りに円筒状に形成された回転ドラム22と、この回転ドラム22を回転自在に支持する軸部と、この軸部を支持するドラム支持体23とを備えている。ドラム部22の外周面にはタイヤTが設置する路面が形成されており、この路面にタイヤTを接触させることでタイヤTの路面摩擦力により回転ドラム22が従動回転するようになっている。
ドラム支持体23は側方から観て略コの字状に形成されており、水平方向に向かって突き出た突端間でドラム部22の軸部を支持している。ドラム支持体23は、上面側にスライドレール24を備えており、フレーム3に対して水平方向に移動自在とされている。
ところで、本発明のタイヤ検査装置1では、上述のように上下スピンドル14、16のフランジ部17、20にそれぞれ設けられた永久磁石9、10によって上リム4と下リム5とに磁力を作用させるように構成されている。永久磁石9、10には上下リム4、5を上下スピンドル14、16にしっかりと固定できるように強い磁力を備えたものが用いられるが、強い磁力を備えた永久磁石はフェライトのような脆性材料で形成されていることが多く、強い衝撃が加わると破損するおそれがある。特に、タイヤ検査装置1では、タイヤTの種類やサイズを変更する際には上下リム4、5もタイヤTに合わせて交換するため、このような永久磁石の破損があると飛散した破片がリム装着の邪魔となったり、後片づけに時間や手間がかかり交換作業の効率が悪くなるなど、破損後の取り扱いがわずらわしいものとなる。
そこで、本発明では、フランジ部17の下面とフランジ部20の上面(本実施形態では装着面43、45)に有底の装着孔18、21を形成してこの中に永久磁石9、10を挿入すると共に、この装着孔18、21に永久磁石9、10が破損した際の破片の飛散を防止するための飛散防止部材46を設けている。
以下に、第1実施形態のタイヤ用リムの装着装置42を詳しく説明する。なお、タイヤ用リムの装着装置42は上スピンドル14のフランジ部17と下スピンドル16のフランジ部20との少なくともいずれかに設けることができるが、これら上下のフランジ部17、20は配置が上下に反転している点を除けば同様の構成を備えている。そこで、以降の説明においては上スピンドル14のフランジ部17設けられたタイヤ用リムの装着装置42を例に挙げて説明を行う。
図5(a)に示されるように、第1実施形態のタイヤ用リムの装着装置42は、上リム4の装着面43に上側の永久磁石9が挿入された有底の装着孔18と、この装着孔18に上側の永久磁石9が破損した際の破片の飛散を防止するための飛散防止部材46とが設けられている。
図5(a)の平面図である図4に例示されるように、装着孔18は、上スピンドル14における上リム4の装着面43に、上スピンドル14の軸心を中心とする同心円上を、互いに一定の間隔をあけて並ぶように複数(本実施形態では20個)設けられている。このように装着孔18を互いに一定の間隔をあけて並ぶように配置すれば、装着面43から上リム4に磁力が均等に作用するようになり、上リム4を確実に固定することができる。また、磁石の半径以下の距離で隣合うように近接して磁石を配置することで磁力を効率的に利用することができる。
図5(a)に示されるように、装着孔18は、下方に向かって開口した有底な円筒状に形成されている。装着孔18は、段付き穴の形状に形成されており、開口側に面した下部に比べて上側の方が小径となっている。装着孔18の上部は永久磁石9の外径に合わせた内径に形成されており、下方から永久磁石9を挿入できるようになっている。また、装着孔18の下部は飛散防止部材46の外径に合わせた内径に形成されており、永久磁石9を収容した状態で装着孔18に飛散防止部材46を嵌め込めるようになっている。
永久磁石9は、装着孔18より小径な円柱状に形成されている。永久磁石9の上下方向の厚みは装着孔18の上下方向の深さより薄く形成されており、装着孔18の上部に永久磁石9を確実に収めることができるようになっている。永久磁石9は、フェライト磁石、ネオジウム磁石、サマコバ磁石などの磁性体で形成されており、磁性材料でなる装着孔18の底面に磁着可能となっている。
第1実施形態の飛散防止部材46は、装着孔18の開口部を塞ぐ蓋体30として設けられている。この蓋体30(飛散防止部材46)は、永久磁石9に対して磁着不能な非磁性材料(例えば、アルミ、銅、ステンレスなどの金属材料や合成樹脂)を用いて、装着孔18の下部に嵌め込むことができる外径の円板状に形成されている。蓋体30の外径は永久磁石9より大きく形成されており、蓋体30はその軸心が円柱状に形成された永久磁石9の軸心と同心になるように永久磁石9の下側に設けられている。それゆえ、この蓋体30により永久磁石9の下面を全面的に覆うことができるようになっている。蓋体30の厚み(上下方向の厚み)は、蓋体30の下面が上リム4の装着面43より下方に突出することがないように、装着孔18の下部における上下方向の深さと同じかより薄くなるように形成されている。
それゆえ、装着孔18内に永久磁石9と蓋体30とを挿入すると、装着孔18の上部に永久磁石9が挿入されるのに合わせて蓋体30が装着孔18の下部に嵌め込まれ、永久磁石9を収容した状態で装着孔18の開口が蓋体30で全面的に覆われる。その結果、上リム4を磁着する際の衝撃によって永久磁石9に破損が生じた場合でも、永久磁石9の破片が装着孔18から外部に飛散することがない。それゆえ、破片がリムの取付けに悪影響を及ぼす虞がなく、破損後の取り扱いが容易に行えてリムの交換作業に悪影響を及ぼすことがない。
また、蓋体30を磁性材料で形成すれば、永久磁石9から出た磁力線が蓋体30を通って外周側(磁性材料のスピンドル)に向かい、リムに向かう磁力が弱められる虞がある。ところが、上述のように蓋体30を永久磁石9に対して磁着不能な非磁性材料で形成すれば、上リム4に向かう磁力が弱められることがないので、永久磁石9が上リム4に対して十分な磁力を発揮して上リム4を装着面43に確実に磁着することができる。
なお、蓋体30を装着孔18の開口側に被せた際に、蓋体30の下面(上リム4との対向面)が上リム4の装着面43と面一に配置されるように蓋体30を装着孔18に嵌め込めば、永久磁石9に伝わるリム磁着時の衝撃が緩和されて永久磁石9が破壊される可能性も低くなる。また、永久磁石9を合成樹脂の蓋体30で覆っていれば、蓋体30が衝撃の緩衝材として働き、永久磁石9が破壊される可能性をさらに低くすることができる。
なお、蓋体30を装着孔18の下部に被せた際に、蓋体30の下面(上リム4との対向面)が上リム4の装着面43より奥まった位置に配置されるように蓋体30を装着孔18に嵌め込めば、上リム4を磁着する際に発生する衝撃は装着面43だけに作用し、蓋体30には直接伝わらないことになる。それゆえ、永久磁石9に伝わるリム磁着時の衝撃がより緩和され永久磁石9が破壊される可能性をさらに低くすることができる。
次に、第2実施形態のタイヤ用リムの装着装置42を説明する。
図5(b)に示されるように、第2実施形態のタイヤ用リムの装着装置42では、永久磁石9は上下端が開口した非磁性材料のケース体31に包まれている。このケース体31は、下側開口が上リム4に面する形で装着孔18に挿入されている。また、第2実施形態の蓋体30は、第1実施形態とは異なり磁性材料で形成されており、ケース体31の内周面に蓋体30の外周が当接する形で永久磁石9を覆っている。
ケース体31は、第1実施形態の蓋体30と同じ非磁性材料で円筒状に形成されている。ケース体31の内部には上側に永久磁石9、下側に蓋体30がそれぞれ挿入されている。ケース体31は永久磁石9を挿入可能な内径に形成されており、また蓋体30はケース体31の内周側にその外周を当接させて永久磁石9の上面を覆っている。さらに、第2実施形態の装着孔18は第1実施形態と異なりストレートな有底円筒形状に形成されており、装着孔18に対するケース体31の挿入に合わせて永久磁石9及び蓋体30も装着孔18に挿入できるようになっている。
このようにケース体31を永久磁石9に磁着しない非磁性材料で形成すれば、着脱時にケース体31が装着孔18の内周面に磁着することはなく、また非磁性材料で形成されたケース体31により永久磁石9から上スピンドル14(装着孔18の内周面)に向かう磁力が減り、磁力に邪魔されることなく永久磁石9を装着孔18に対してスムーズに挿入することが可能となる。
また、ケース体31を非磁性材料で形成しても、ケース体31の開口全面を磁性材料の蓋体30が覆ってしまうと、蓋体30を介して磁力の一部がスピンドルに向かい、上リム4に対する永久磁石の磁力が弱められる虞がある。しかし、非磁性材料のケース体31の内周側に蓋体30の外周を当接させれば、蓋体30を介して磁力の一部が上スピンドル14に向かうことを抑制でき、上リム4に対する永久磁石9の磁力の低下を抑制することができる。
なお、第2実施形態のタイヤ用リムの装着装置42における上記以外の構成は第1実施形態と同様である。よって、上記以外の構成については説明を省略する。
図5(c)に示されるように、第3実施形態のタイヤ用リムの装着装置42が第2実施形態と異なっている点は、第2実施形態では上下端が開口した非磁性材料のケース体31が用いられていたのに対して、第3実施形態では下端のみが開口した有蓋のケース体31が用いられている点にある。また、第3実施形態では、装着孔18の底面側にフランジ部17の上面(上スピンドル14の外部)から装着孔18に通ずる貫通孔28が設けられている。
貫通孔28は、装着孔18の底面とフランジ部17の上面との間を上下方向に結ぶ直線状の穴でありその口径は装着孔18の内径や永久磁石9の外径よりも小さく形成されている。この貫通孔28に対しては、例えば棒状の案内部材29を上方から挿し込んでこの案内部材29の下端をケース体31の上端に接触させれば、装着孔18の底部側に向かって引き寄せられる磁力に抗して永久磁石9を支えながら装着孔18内にゆっくりと装着することができる。それゆえ、永久磁石9が磁力に負けて装着孔18の底部に勢い良く衝突して永久磁石9が破損することを防止できる。
また、永久磁石9を装着孔18から取り外す場合には、棒状の案内部材29を上方から貫通孔28に挿し込んで、ケース体31を上方から押し下げるようにすれば、永久磁石9が破損して破片が装着孔18内にあったとしても、永久磁石9の破片をケース体31で一挙に装着孔18外に押し出すことができ、破片の後始末がより効率的に行えるため破損後の取り扱いが容易である。従って、本実施形態は、永久磁石9に破損しやすい磁石が使われている場合や、永久磁石9に小さい破片が生じやすい磁石が使われている場合に特に有効である。
なお、第3実施形態では下端のみが開口した有蓋のケース体31が用いられているが、このケース体を装着孔の底面を覆う底体と上端側が開口する円筒形状の部材とに分けたものでも同様の効果を得ることができる。また、底体は磁性材料とすることができ、そうする事で後の第4実施形態で述べるような利点がある。
第3実施形態のタイヤ用リムの装着装置42における上記以外の構成は第2実施形態と同様である。よって、上記以外の構成については説明を省略する。
図5(d)に示されるように、第4実施形態のタイヤ用リムの装着装置42が第1実施形態と異なる点は、装着孔18の底面に底面全体を覆う底体32が装着されている点にある。また、装着孔18の底面側には、第3実施形態と同様な貫通孔28が設けられている。
底体32は、装着孔18の内径に合わせた外径を備える円板状に形成されている。底体32の外径は装着孔18の底面全体を覆う装着孔18の内径より僅かに小さく設定されており、底体32は装着孔18内を上下に移動自在とされている。底体32は、永久磁石9の底面側に配置されており、下方に向かって動かすことで永久磁石9の破片を一挙に装着孔18外に押し出すことができるようになっている。
それゆえ、棒状の案内部材29を上方から貫通孔28に挿し込んで、底体32を上方から押し下げるようにすれば、永久磁石9の破損により破片となっていたとしてもそれを底体32で一挙に装着孔18外に押し出すことができ、破損後の取り扱いが容易である。
なお、底体32は非磁性材料で形成されていても良いが、好ましくは底体32は磁性材料で形成されているのが良い。このようにすれば、永久磁石9が破損した際に生じた破片を底体32に磁着させて装着孔18外に押し出すことができ、破片の後始末がより効率的に行えるからである。
なお、第4実施形態のタイヤ用リムの装着装置42における上記以外の構成は第1実施形態と同様である。よって、上記以外の構成については説明を省略する。
図5(e)に示されるように、第5実施形態のタイヤ用リムの装着装置42が第1実施形態と異なる点は、飛散防止部材46が永久磁石9を全面被覆する被覆部材48で形成されている点である。
すなわち、第5実施形態の永久磁石9はその全面が非磁性材料の被覆部材48で覆われている。この被覆部材48には、ゴムやエラストマなどの合成樹脂、又は銅やアルミなどの金属が用いられ、被覆された永久磁石9を外部の衝撃から保護できるようになっている。
このように永久磁石9の全面に亘って被覆部材48を設ければ、永久磁石9が破損してもその破片が飛散することはない。
なお、第5実施形態のタイヤ用リムの装着装置42における上記以外の構成は第1実施形態と同様である。よって、上記以外の構成については説明を省略する。
図6に示されるように、第6実施形態のタイヤ用リムの装着装置42が第2実施形態と主に異なる点は、蓋体30がケース体の内側から嵌め込まれるように形成されている点、案内部材29と螺合する貫通孔28が形成されている点およびケース体31の外周面と装着孔18の内周面とが螺合するように形成されている点である。
このケース体31は、下側開口が上リム4に面する形で装着孔18に挿入されている。そして、ケース体31のリム装着側の開口部は、ケース体31の内径よりも一回り小さな口径に形成されており、ケース体31の内側から磁性材料からなる蓋体30が取り付けられており、ケース体31の内周面に蓋体30の外周が当接する形で永久磁石9を覆っている。
この蓋体30は、径の異なる二つの円板を重ね合わせたような形に形成されており、大径部がケース体31の内周に嵌り小径部が開口部に嵌るようになっている。また小径部の厚さ(上下方向の高さ)は開口部の深さ(上下方向の高さ)以下に設定されている。
このような蓋体30およびケース体31によれば、蓋体30のケース体31への固定を簡単に行うことができる。
なお、本実施形態6のように案内部材29と貫通孔28、およびケース体31と装着孔18がそれぞれ螺合するように形成すれば、貫通孔28に対して案内部材29を回動させるとともに、装着孔18に対してケース体31を回動させて永久磁石9を支持しながら位置を微調整できるので、永久磁石9を確実に支持しながら永久磁石9を装着孔18にゆっくりと近づけることができ、永久磁石9が装着孔18の底部に勢いよく当たって破損することを確実に防止することができる。また、装着孔18に挿入されたケース体31は螺合で取り付けられているため、永久磁石9が装着孔18から抜け落ちることもない。
さらに、ねじジャッキの如く構成された貫通孔28に螺合した案内部材29で永久磁石9に対して強力な押出力を付与することができ、案内部材29を貫通孔28に対して回動させながら永久磁石9を徐々に且つ確実に装着孔18から抜き出することができる。
なお、第6実施形態では、ケース体31の外周面と装着孔18の内周面とが螺合し合うと共に案内部材29の外周面と貫通孔28の内周面とが螺合し合うものを例示して説明した。しかし、ケース体31の外周面と装着孔の内周面とだけが互いに螺合し合うように構成しても良いし、案内部材29の外周面と貫通孔28の内周面とだけが互いに螺合し合うように構成しても良い。
また、第6実施形態では、このケース体31の下側(リム取付け側)にはケース体31を回転させるための着脱可能な治具37が取付けられるようにすることができる。この場合、ケース体31の下側端面には、案内部材29の回転軸心回りに等間隔をあけて複数(例えば4つ)の係合凹部38が形成する。この係合凹部38は上方に向かって凹状に形成されており、ケース体31の下方から治具37の係合突起39と係合可能に形成される。これにより、治具37を(a)又は(a’)いずれかの方向に回転させると、ケース体31を装着孔18に対して容易に回転させることができる。
また、第6実施形態では、ケース体31の一部に外周沿った凹溝部を形成すると共に、当該凹溝と係合するネジ41が螺合するネジ穴をフランジ部に形成することができる。ネジ41を凹溝に係合することにより、ケース体31と装着孔の螺合状態が緩むことを防止することができる。
また、第6実施形態では、第4の実施形態のように、装着孔の底部側にこれと対向するケース体の端面と当接する底板を追加しても良い。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、発明の本質を変更しない範囲で各部材の形状、構造、材質、組み合わせなどを適宜変更可能である。
上記実施形態では上スピンドル14の装着孔18に上側の永久磁石9を装着する装着装置42を例に挙げて説明した。しかし、本発明のタイヤ用リムの装着装置42は、下スピンドル16の装着孔21に下側の永久磁石10を装着するものにも適用できる。
上記実施形態では永久磁石9が円柱状に形成されると共にこの永久磁石9を装入する装着孔18が有底円筒形状に形成されたものを例示した。しかし、永久磁石9の形状は円柱状に限定されるものではなく、また装着孔18も永久磁石9の形状に合わせて適宜その形状を変更できる。例えば、永久磁石9を多角柱状とした場合は装着孔18を有底な多角筒状に形成しても良い。
本発明においては、フランジ部と蓋体、フランジ部とケース体、ケース体と蓋体を固定については、固定できればその方法は特に限定されない。例えば、フランジ部の装着孔内周と蓋体の外周とにねじ部を形成し螺合するように構成してもよく、フランジ部の装着孔に蓋体を接着剤などで固定するように構成してもよい。フランジ部とケース体、ケース体と蓋体についても同様である。
上記実施形態では永久磁石9が上側の装着面43に形成された有底の装着孔18に装着されており、上リム4がこの永久磁石9を用いて上側の装着面43に面着状態で磁着されるものを例示した。しかし、上リム4が上側の装着面43に面着状態で磁着しない構成とすることもできる。例えば、上側の装着面43に下方に向けて突出した上リム係合面部を設け、この上リム係合面部を介して上リム4が上側の装着面43に磁着するようにしても良い。このようにすれば、上リム4の磁着時の衝撃が永久磁石9に伝わりにくくなり、永久磁石9の破損を予防できるので好ましい。
本発明のタイヤ用リムの装着装置が設けられたタイヤ検査装置の正面図である。 タイヤ検査装置の上スピンドルの拡大図である。 タイヤ検査装置の下スピンドルの拡大図である。 上スピンドルのフランジ部における永久磁石の配置関係を示す図である。 第1〜第5実施形態のタイヤ用リムの装着装置を示す断面図である。 第6実施形態のタイヤ用リムの装着装置を示す断面図である。
1 タイヤ検査装置
2 搬送ローラ
3 フレーム
4 上リム
5 下リム
6 上スピンドルハウジング
7 下スピンドルハウジング
8 ドラム部
9 上側の永久磁石
10 下側の永久磁石
13 駆動モータ
14 上スピンドル
15 係合部
16 下スピンドル
17 上側のフランジ部
18 上側の装着孔
20 下側のフランジ部
21 下側の装着孔
22 回転ドラム
23 ドラム支持体
24 スライドレール
28 貫通孔
29 案内部材
30 蓋体
31 ケース体
32 底体
37 治具
38 係合凹部
42 装着装置
43 上側の装着面
44 シャフト伸縮部
45 下側の装着面
46 飛散防止部材
48 被覆部材
T タイヤ

Claims (6)

  1. タイヤ検査装置に備えられるスピンドルに設けられていて、このスピンドルの先端側にリムの装着面が形成されており、この装着面に設けられた有底の装着孔に挿入された永久磁石の磁力を用いて当該スピンドルに前記リムを装着するようにされたタイヤ用リムの装着装置において、
    前記装着孔に、前記永久磁石が破損した際の破片の飛散を防止するための飛散防止部材として、非磁性材料で形成されていて前記装着孔の開口部を塞ぐ蓋体が設けられており、
    前記蓋体が、前記永久磁石を覆う形で装着孔の開口部内に設けられており、且つ、この蓋体の前記リムとの対向面が前記装着面より奥まった位置に配置されていることを特徴とするタイヤ用リムの装着装置。
  2. タイヤ検査装置に備えられるスピンドルに設けられていて、このスピンドルの先端側にリムの装着面が形成されており、この装着面に設けられた有底の装着孔に挿入された永久磁石の磁力を用いて当該スピンドルに前記リムを装着するようにされたタイヤ用リムの装着装置において、
    前記装着孔には、前記永久磁石が破損した際の破片の飛散を防止するための飛散防止部材として、磁性材料で形成されていて前記装着孔の開口部を塞ぐ蓋体が設けられており、
    前記永久磁石が、少なくとも一端が開口となった非磁性材料のケース体に包まれて、このケース体の前記開口が前記リムに面する形で前記装着孔に挿入されており、
    前記蓋体が、当該蓋体の外周が前記ケース体の内周に当接する形で前記永久磁石を覆っており、
    この蓋体の前記リムとの対向面が、前記装着面と面一又は当該装着面より奥まっていることを特徴とするタイヤ用リムの装着装置。
  3. 前記開口は、前記ケース体の内径よりも小さく形成されており、
    前記蓋体は、前記ケース体の開口に嵌る小径部と、該小径部より大径に形成されると共に前記ケース体の内周に嵌る大径部とを備えていることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ用リムの装着装置。
  4. 前記開口は、前記ケース体の内径よりも小さく形成されており、
    前記蓋体は、前記ケース体の開口に嵌る小径部と、該小径部より大径に形成されると共に前記ケース体の内周に嵌る大径部とを備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載のタイヤ用リムの装着装置。
  5. タイヤ検査装置に備えられるスピンドルに設けられていて、このスピンドルの先端側にリムの装着面が形成されており、この装着面に設けられた有底の装着孔に挿入された永久磁石の磁力を用いて当該スピンドルに前記リムを装着するようにされたタイヤ用リムの装着装置において、
    非磁性材料で形成されていて前記永久磁石を覆う蓋体が、前記永久磁石が破損した際の破片の飛散を防止するための飛散防止部材として前記装着孔内に設けられており、この蓋体の前記リムとの対向面が、前記装着面と面一又は当該装着面より奥まった位置に配置されており、
    前記装着孔の底面側に、スピンドルの外部から装着孔内に通ずる貫通孔が設けられているとともに、前記装着孔の底面に、底面全体を覆うとともに前記永久磁石と接する底板が装着されていることを特徴とするタイヤ用リムの装着装置。
  6. 前記装着孔の底面側に、スピンドルの外部から装着孔の底面に通ずる貫通孔が設けられており、
    前記ケース体が有底であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ用リムの装着装置。
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