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JP4529426B2 - 印刷装置、印刷方法、および、印刷システム - Google Patents
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JP4529426B2 - 印刷装置、印刷方法、および、印刷システム - Google Patents

印刷装置、印刷方法、および、印刷システム Download PDF

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本発明は、印刷装置、印刷方法、および、印刷システムに関する。
媒体に向けて液体を吐出して印刷をする印刷装置の1つとして、インクジェットプリンタが知られている。このインクジェットプリンタは、紙等の媒体に対して液体としてインクを吐出して印刷を施すようになっている。最近、このようなインクジェットプリンタにおいて、媒体の縁、ギリギリに対してインクを打ち込み、媒体から外れたインクは、吸収材を備えた堆積部に堆積させる印刷機能が設けられている。
特開2003−191502号公報
しかしながら、このような印刷にあっては、次のような問題があった。すなわち、吐出されるインクの中には、浸透性の低いものや固化し易いものなどがある。このようなインクが媒体から外れて、堆積部の吸収材の上に到達したときに、吸収材の中になかなか浸透せず、そのまま残留してしまう場合があり得る。このようにインクが蓄積して山積みされると、吸収材の上にインクが順次山積みとなり、最終的には、印刷される媒体を汚す虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みたものであって、媒体から外れたインクの山積みを抑制することにある。
前記目的を達成するための主たる発明は、媒体に向けてシアンインクを吐出する複数のノズルが前記媒体の搬送方向に並ぶシアンノズル列と、媒体に向けてマゼンタインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶマゼンタノズル列と、媒体に向けてイエローインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶイエローノズル列と、媒体に向けてブラックインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶブラックノズル列とを備え前記搬送方向と交差する移動方向に移動可能なヘッドであって、前記搬送方向に並んで配置された前記前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列と前記移動方向に並ぶように前記ブラックノズル列が配置されたヘッドと、前記媒体上に着弾しないインクを堆積する堆積部であって、前記ブラックノズル列のうちの前記搬送方向の上流側のノズルと対向する位置において前記移動方向に沿って設けられている上流側溝部と、前記ブラックノズル列のうちの前記搬送方向の下流側のノズルと対向する位置において前記移動方向に沿って設けられている下流側溝部と、前記移動方向における前記媒体の端部である側端部の位置において前記上流側溝部と前記下流側溝部との間にわたって前記搬送方向に沿って設けられている側端溝部とを備えた堆積部とを備えた印刷装置において、モノクロの縁無し印刷を行うとき、前記ブラックノズル列の前記複数のノズルのうち、前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列のうちのいずれかのノズル列と並ぶ部分のノズルから吐出されるブラックインクによって前記媒体にモノクロの縁無し印刷を行い、前記媒体にモノクロの縁なし印刷を行った後に、前記媒体を支持するための支持部材上に前記媒体が存在しないときに、前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列のうち、前記モノクロの縁無し印刷時に前記ブラックインクを吐出したノズルと並ぶノズル列から前記側端溝部にインクを吐出することを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書および添付図面の記載により明らかにする。
特別な機構を追加することなく、媒体から外れたインクの山積みを抑制することが可能となる。
本明細書および添付図面の記載により少なくとも以下の事項が明らかとなる。
媒体に向けて液体を吐出する移動可能な複数のノズル群と、前記媒体上に着弾しない前記液体を堆積する堆積部とを備えた印刷装置において、前記複数のノズル群のうち所定のノズル群から吐出される液体によって前記媒体に印刷した後に、前記所定のノズル群とは別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出することを特徴とする印刷装置。
このような印刷装置にあっては、前記複数のノズル群のうち所定のノズル群から吐出される液体によって前記媒体に印刷した後に、前記所定のノズル群とは別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出するので、媒体から外れたインクの山積みを抑制することが可能となる。
各ノズル群は、前記ノズル群が移動する方向と交差する方向に並ぶ複数のノズルをそれぞれ有し、前記複数のノズル群は、それぞれ平行に配置されることが好ましい。
このような印刷装置にあっては、各ノズル群は、前記ノズル群が移動する方向と交差する方向に並ぶ複数のノズルをそれぞれ有し、前記複数のノズル群は、それぞれ平行に配置されるので、前記複数のノズル群のうち所定のノズル群から吐出される液体によって前記媒体に印刷した後に、前記所定のノズル群とは別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出し、媒体から外れたインクの山積みを抑制することが可能となる。
各ノズル群は、前記ノズル群が移動する方向と交差する方向に並ぶ複数のノズルをそれぞれ有し、前記媒体に印刷するときに液体を吐出するのは、一のノズル群の所定のノズルであり、前記所定のノズルと前記別のノズル群とは、移動方向に並ぶことが好ましい。
このような印刷装置にあっては、各ノズル群は、前記ノズル群が移動する方向と交差する方向に並ぶ複数のノズルをそれぞれ有し、前記媒体に印刷するときに液体を吐出するのは、一のノズル群の所定のノズルであり、前記所定のノズルと前記別のノズル群とは、移動方向に並ぶので、前記複数のノズル群のうち所定のノズル群から吐出される液体によって前記媒体に印刷した後に、前記所定のノズル群とは別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出し、媒体から外れたインクの山積みを抑制することが可能となる。
前記堆積部に堆積した液体は、前記別のノズル群から吐出された液体によって打ち崩されることが好ましい。
このような印刷装置にあっては、前記堆積部に堆積した液体は、前記別のノズル群から吐出された液体によって打ち崩されるので、媒体から外れたインクの山積みを抑制することが可能となる。
前記媒体が所定枚数印刷される毎に、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出することが好ましい。
このような印刷装置にあっては、前記媒体が所定枚数印刷される毎に、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出することが可能となる。
印刷されるべき画像が全て前記媒体に印刷された後に、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出することが好ましい。
このような印刷装置にあっては、印刷されるべき画像が全て前記媒体に印刷された後に、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出することが可能となる。
前記媒体を支持するための支持部材上に前記媒体が存在しないときに、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出することが好ましい。
このような印刷装置にあっては、前記媒体を支持するための支持部材上に前記媒体が存在しないときに、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出するので、前記別のノズル群から吐出される液体によって、前記媒体を汚してしまうのを防ぐことが可能となる。
前記堆積部は、前記媒体の側端部に着弾しない前記液体を堆積することが好ましい。
このような印刷装置にあっては、前記堆積部は、前記媒体の側端部に着弾しない前記液体を堆積することが可能となる。
前記媒体に縁無し印刷を行うことが好ましい。
このような印刷装置にあっては、前記媒体に縁無し印刷を行うことが可能となる。
前記媒体に縁無し印刷を行わない場合には、前記媒体に印刷した後に、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出しないことが好ましい。
このような印刷装置にあっては、前記媒体に縁無し印刷を行わない場合には、前記媒体に印刷した後に、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出しないので、液体が無駄に消費されるのを防ぐことが可能となる。
前記所定のノズル群から吐出される液体は、ブラック色であることが好ましい。
このような印刷装置にあっては、前記所定のノズル群から吐出される液体は、ブラック色であるので、前記媒体にブラック色で印刷することが可能となる。
前記液体は、インクであることが好ましい。
このような印刷装置にあっては、前記液体は、インクであるので、前記複数のノズル群からインクを吐出することが可能となる。
また、媒体に向けて液体を吐出する移動可能な複数のノズル群と、前記媒体上に着弾しない前記液体を堆積する堆積部とを備えた印刷装置において、前記複数のノズル群のうち所定のノズル群から吐出される液体によって前記媒体に印刷した後に、前記所定のノズル群とは別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出し、各ノズル群は、前記ノズル群が移動する方向と交差する方向に並ぶ複数のノズルをそれぞれ有し、前記複数のノズル群は、それぞれ平行に配置され、前記堆積部に堆積した液体は、前記別のノズル群から吐出された液体によって打ち崩され、前記媒体が所定枚数印刷される毎に、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出し、前記媒体を支持するための支持部材上に前記媒体が存在しないときに、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出し、前記堆積部は、前記媒体の側端部に着弾しない前記液体を堆積し、前記媒体に縁無し印刷を行い、前記媒体に縁無し印刷を行わない場合には、前記媒体に印刷した後に、前記別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出せず、前記所定のノズル群から吐出される液体は、ブラック色であり、前記液体は、インクであることを特徴とする印刷装置も実現可能である。
このようにすれば、既述の総ての効果を奏するため、本発明の目的が最も有効に達成される。
また、媒体に向けて液体を吐出する移動可能な複数のノズル群のうち所定のノズル群から吐出される液体によって前記媒体に印刷した後に、前記所定のノズル群とは別のノズル群から前記媒体上に着弾しない前記液体を堆積する堆積部に液体を吐出することを特徴とする印刷方法も実現可能である。
このようにして実現された印刷方法は、従来方法よりも優れた方法となる。
また、コンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続可能な印刷装置とを具備した印刷システムであって、前記印刷装置は、媒体に向けて液体を吐出する移動可能な複数のノズル群と、前記媒体上に着弾しない前記液体を堆積する堆積部とを備え、前記複数のノズル群のうち所定のノズル群から吐出される液体によって前記媒体に印刷した後に、前記所定のノズル群とは別のノズル群から前記堆積部に液体を吐出することを特徴とする印刷システムも実現可能である。
このようにして実現された印刷システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
===印刷装置の概要===
本発明に係る印刷装置として、インクジェットプリンタを例にとり、その概要について説明する。図1〜図6は、そのインクジェットプリンタ1の一実施形態の概要を説明するための図である。図1は、そのインクジェットプリンタ1の一実施形態の外観を示す。図2は、そのインクジェットプリンタ1のブロック構成を示し、図3は、そのインクジェットプリンタ1のキャリッジ、および、その周辺部を示す。図4は、そのインクジェットプリンタ1の搬送部、およびその周辺部を示し、図5は、吐出ヘッドの下面部に設けられたインクの吐出ノズルの配列を示し、図6は、吐出ノズルの駆動回路を示したものである。
このインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、背面から供給された印刷用紙等の被印刷体を前面から排出する構造を備えており、その前面部には操作パネル2、および排紙部3が設けられ、その背面部には給紙部4が設けられ、その側面部にはスピーカ75が設けられている。操作パネル2には、各種操作ボタン5、表示ランプ6、および表示パネル74が設けられている。また、排紙部3には、不使用時に排紙口を塞ぐ排紙トレー7が設けられている。給紙部4には、カット紙(図示しない)を保持する給紙トレー8が設けられている。なお、インクジェットプリンタ1は、カット紙など単票状の印刷紙のみならず、ロール紙などの連続した被印刷体にも印刷できるような給紙構造を備えていても良い。
このインクジェットプリンタ1は、その主要部として、図2、図3、および、図4に示すように、紙搬送ユニット10と、インク吐出ユニット20と、クリーニングユニット30と、キャリッジユニット40と、計測器群50と、制御ユニット60とを備えている。
媒体を搬送する搬送部の一例としての紙搬送ユニット10は、印刷媒体である例えば紙等の媒体を印刷可能な位置に送り込み、印刷時に所定の方向(図2において紙面に垂直な方向(以下、紙搬送方向という))に所定の移動量で紙を移動させるためのものである。すなわち、紙搬送ユニット10は、紙等の媒体を搬送する搬送機構として機能する。紙搬送ユニット10は、図4に示すように、紙挿入口11Aおよびロール紙挿入口11Bと、給紙モータ(不図示)と、給紙ローラ13と、プラテン14と、紙搬送モータ(以下、PFモータという)15と、紙搬送モータドライバ(以下、PFモータドライバという)16と、搬送ローラ17Aと排紙ローラ17Bと、フリーローラ18Aとフリーローラ18Bとを有する。ただし、紙搬送ユニット10が搬送機構として機能するためには、必ずしも、これらの構成要素を全て要するというわけではない。
紙挿入口11Aは、媒体である用紙Sを挿入するところである。給紙モータ(不図示)は、紙挿入口11Aに挿入された紙Sをプリンタ1内に搬送するモータであり、パルスモータで構成される。給紙ローラ13は、紙挿入口11に挿入された紙をプリンタ1内に自動的に搬送するローラであり、給紙モータ12によって駆動される。給紙ローラ13は、略D形の横断面形状を有している。給紙ローラ13の円周部分の周囲長さは、PFモータ15までの搬送距離よりも長く設定されているので、この円周部分を用いて被印刷体をPFモータ15まで搬送できる。なお、給紙ローラ13の回転駆動力と分離パッド(不図示)の摩擦抵抗とによって、複数の媒体が一度に給紙されることを防いでいる。
プラテン14は、印刷中の紙Sを支持する支持手段である。プラテン14は、図2に示すように、吐出ヘッドにより吐出され媒体上に着弾しない液体を堆積する溝部80を備えている。PFモータ15は、図2および図4に示すように、媒体である例えば紙を紙搬送方向に送り出すモータであり、DCモータで構成される。PFモータドライバ16は、PFモータ15の駆動を行うためのものである。搬送ローラ17Aは、給紙ローラ13によってプリンタ内に搬送された紙Sを印刷可能な領域まで送り出すローラであり、PFモータ15によって駆動される。フリーローラ18A(図4参照)は、搬送ローラ17Aと対向する位置に設けられ、紙Sを搬送ローラ17Aとの間に挟むことによって紙Sを搬送ローラ17Aに向かって押さえる。
排紙ローラ17B(図4参照)は、印刷が終了した紙Sをプリンタの外部に排出するローラである。排紙ローラ17Bは、不図示の歯車により、PFモータ15によって駆動される。フリーローラ18Bは、排紙ローラ17Bと対向する位置に設けられ、紙Sを排紙ローラ17Bとの間に挟むことによって紙Sを排紙ローラ17Bに向かって押さえる。
インク吐出ユニット20は、被印刷体である例えば紙にインクを吐出するためのものである。インク吐出ユニット20は、図2に示すように、吐出ヘッド21と、ヘッドドライバ22とを有する。吐出ヘッド21は、インク吐出部であるノズルを複数有し、各ノズルから断続的にインクを吐出する。ヘッドドライバ22は、吐出ヘッド21を駆動して、吐出ヘッド21から断続的にインクを吐出させるためのものである。
クリーニングユニット30は、図3にも示すように、吐出ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するためのものである。クリーニングユニット30は、ポンプ装置31と、キャッピング装置35とを有する。ポンプ装置31は、吐出ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するため、ノズルからインクを吸い出すものであり、ポンプモータ32とポンプモータドライバ33とを有する。ポンプモータ32は、吐出ヘッド21のノズルからインクを吸引する。ポンプモータドライバ33は、ポンプモータ32を駆動する。キャッピング装置35は、吐出ヘッド21のノズルの目詰まりを防止するため、印刷を行わないとき(待機時)に、吐出ヘッド21のノズルを封止する。
キャリッジユニット40は、図2、および図3に示すように、吐出ヘッド21を所定の方向(図2において紙面の左右方向)に移動させるためのものである。キャリッジユニット40は、キャリッジ41と、キャリッジモータ(以下、CRモータという)42と、キャリッジモータドライバ(以下、CRモータドライバという)43と、プーリ44と、タイミングベルト45と、ガイドレール46とを有する。キャリッジ41は、移動可能であって、吐出ヘッド21を固定している(したがって、吐出ヘッド21のノズルは、移動しながら、断続的にインクを吐出する)。また、キャリッジ41は、インクを収容するインクカートリッジ48、49を着脱可能に保持している。CRモータ42は、キャリッジ41を移動させるモータであり、DCモータで構成される。CRモータドライバ43は、CRモータ42を駆動するためのものである。プーリ44は、CRモータ42の回転軸に取付けられている。タイミングベルト45は、プーリ44によって駆動される。ガイドレール46は、キャリッジ41を案内する。
計測器群50には、リニア式エンコーダ51と、ロータリー式エンコーダ52と、紙検出センサ53がある。リニア式エンコーダ51は、キャリッジ41の位置を検出するためのものである。ロータリー式エンコーダ52は、搬送ローラ17Aの回転量を検出するためのものである。なお、エンコーダの構成等については、後述する。紙検出センサ53は、印刷される紙の先端の位置を検出するためのものである。この紙検出センサ53は、給紙ローラ13が搬送ローラ17Aに向かって紙を搬送する途中で、紙の先端の位置を検出できる位置に設けられている。なお、紙検出センサ53は、機械的な機構によって紙の先端を検出するメカニカルセンサである。詳しく言うと、紙検出センサ53は紙搬送方向に回転可能なレバーを有し、このレバーは紙の搬送経路内に突出するように配置されている。そのため、紙の先端がレバーに接触し、レバーが回転させられるので、紙検出センサ53は、このレバーの動きを検出することによって、紙の先端の位置を検出する。
制御ユニット60は、プリンタの制御を行うためのものである。制御ユニット60は、CPU61と、タイマ62と、インターフェース部63と、ASIC64と、メモリ65と、DCコントローラ66とを有する。CPU61は、プリンタ全体の制御を行うためのものであり、DCコントローラ66、PFモータドライバ16、CRモータドライバ43、ポンプモータドライバ32およびヘッドドライバ22に制御指令を与える。タイマ62は、CPU61に対して周期的に割り込み信号を発生する。インターフェース部63は、プリンタの外部に設けられたホストコンピュータ67との間でデータの送受信を行う。ASIC64は、ホストコンピュータ67からインターフェース部63を介して送られてくる印刷情報に基づいて、印刷の解像度や吐出ヘッドの駆動波形等を制御する。メモリ65は、ASIC64およびCPU61のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶手段を有する。DCコントローラ66は、CPU61から送られてくる制御指令と計測器群50からの出力に基づいて、PFモータドライバ16およびCRモータドライバ43を制御する。
このようなインクジェットプリンタ1では、印刷時において、用紙Sが搬送ローラ17Aにより間欠的に所定の搬送量で搬送され、その間欠的な搬送の合間にキャリッジ41が、搬送ローラ17Aによる搬送方向に対して交差する方向、即ちここでは左右方向に沿って移動しながら、吐出ヘッド21から用紙Sに向けてインクを吐出する。この吐出されたインクによって、用紙S上にはドットが形成され、当該ドットが多数形成されて用紙S上に画像が形成される。
===吐出ヘッド21の吐出機構===
図5は、吐出ヘッド21の下面部に設けられたインクの吐出ノズルの配列を示した図である。吐出ヘッド21の下面部には、同図に示すように、透明無色のクリアインク、ブラックインク(K)、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)およびイエロインク(Y)の各色ごとにそれぞれ複数のノズル♯1〜♯13からなるノズル列211が設けられている。なお、これらの色のうち、ブラックインク(K)は無彩色に、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)およびイエロインク(Y)は有彩色に該当する。また、透明無色のクリアインクは、無彩色、および有彩色の発色光を良くする。各ノズル♯1〜♯13は、用紙Sの搬送方向に沿って直線状に配列されている。各ノズル列211は、吐出ヘッド21の移動方向に沿って相互に間隔をあけて平行に配置されている。各ノズル♯1〜♯13には、インク滴を吐出するための駆動素子としてピエゾ素子(図示外)が設けられている。
ピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させる。これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって各色の各ノズル♯1〜♯13から吐出される。
図6は、各ノズル♯1〜♯13の駆動回路を示したものである。この駆動回路は、同図に示すように、原駆動信号発生部221と、複数のマスク回路222と、駆動信号補正回路223とを備えている。原駆動信号発生部221は、各ノズル♯1〜♯13に共通して用いられる原信号ODRVを生成する。この原信号ODRVは、キャリッジ41が一画素の間隔を横切る時間内において、図中下部に示すように、第1パルスW1と第2パルスW2の2つのパルスを含む信号である。原駆動信号発生部221で生成された原信号ODRVは、各マスク回路222に出力される。
マスク回路222は、吐出ヘッド21のノズル♯1〜♯13をそれぞれ駆動する複数のピエゾ素子に対応して設けられている。各マスク回路222には、原信号発生部221から原信号ODRVが入力されるとともに、印刷信号PRT(i)が入力される。この印刷信号PRT(i)は、画素に対応する画素データであり、一画素に対して2ビットの情報を有する2値信号である。マスク回路222は、印刷信号PRT(i)のレベルに応じて、原信号ODRVを遮断したり通過させたりする。すなわち、印刷信号PRT(i)がレベル『0』のときには、原信号ODRVのパルスを遮断する一方、印刷信号PRT(i)がレベル『1』のときには、原信号ODRVの対応するパルスをそのまま通過させて駆動信号DRVとして駆動信号補正回路223に出力する。
駆動信号補正回路223は、マスク回路222からの駆動信号DRVの波形のタイミングをずらして補正をする。ここで補正される駆動信号DRVの波形のタイミングのずらし幅は、CPU61等からの指示によって適宜調節される。すなわち、駆動信号補正回路223は、CPU61等からの指示によって駆動信号DRVの波形を所望のタイミングにずらすことができる。駆動信号補正回路223により補正された駆動信号DRVは、各ノズル♯1〜♯13のピエゾ素子に向けて出力される。各ノズル♯1〜♯13のピエゾ素子は、駆動信号補正回路223からの駆動信号DRVに基づき駆動してインクの吐出を行う。なお、これら原駆動信号発生部221と、複数のマスク回路222と、駆動信号補正回路223とを備えた駆動回路が、本発明の吐出制御手段に相当する。
本実施形態に係るインクジェットプリンタ1では、このようなノズル♯1〜♯13の駆動回路が、各ノズル列211ごと、即ち、クリアインク、ブラックインク(K)、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)およびイエロインク(Y)の各ノズル列211(クリア)、211(K)、211(C)、211(M)、211(Y)ごとに各々設けられ、各ノズル列ごとに個別にピエゾ素子の駆動が行われるようになっている。
なお、本実施形態では、吐出ヘッドから吐出されるインクが、ブラックインク(K)、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)およびイエロインク(Y)の各色のインクであったが、本発明にあっては、これらに限らず、これら以外の他の色のインクを吐出したりする場合も含む。この他に、本発明では、印刷における利用を目的に、これらのインクとともに使用される特殊な機能を有する液体などについても便宜上「インク」ということにする。
===ホストの処理===
図7は、ホスト67の処理を概略的に説明する図である。同図に示すように、ホスト67は、プリンタ1に接続されたコンピュータ本体90と、表示装置93とを備えている。コンピュータ本体90には、プリンタ1の動作を制御する「プリンタドライバ」と呼ばれるコンピュータプログラム96が搭載されている。プリンタドライバ96は、同図に示すように、ホスト67に搭載された所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からは、これらのドライバを介して、インクジェットプリンタ1に転送するための印刷データPDが出力される。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して所望の処理を行い、また、ビデオドライバ91を介して表示装置93に画像を表示している。
アプリケーションプログラム95が印刷命令を発すると、コンピュータ本体90のプリンタドライバ96が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをインクジェットプリンタ1に供給する印刷データPDに変換する。プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100と、ユーザーインターフェース表示モジュール101と、UIプリンタインターフェースモジュール102と、色変換ルックアップテーブルLUTと、が備えられている。
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95で形成されたカラー画像データの解像度を、印刷解像度に変換する役割を果たす。こうして解像度変換された画像データは、まだRGBの3つの色成分からなる画像情報である。色変換モジュール98は、色変換ルックアップテーブルLUTを参照しつつ、各画素毎に、RGB画像データを、インクジェットプリンタ1が利用可能な複数のインク色の多階調データに変換する。
色変換された多階調データは、例えば256階調の階調値を有している。ハーフトーンモジュール99は、いわゆるハーフトーン処理を実行してハーフトーン画像データを生成する。このハーフトーン画像データは、ラスタライザ100によりインクジェットプリンタ1に転送すべきデータ順に並べ替えられ、最終的な印刷データPDとしてインクジェットプリンタ1に出力される。印刷データPDは、各主走査時のドットの形成状態を示すラスタデータと、副走査送り量を示すデータと、を含んでいる。
ユーザーインターフェース表示モジュール101は、印刷に関係する種々のユーザーインターフェースウィンドウを表示する機能と、それらのウィンドウ内におけるユーザーの入力を受け取る機能とを有している。
UIプリンタインターフェースモジュール102は、ユーザーインターフェース(UI)とプリンタ1間のインターフェースを取る機能を有している。ユーザーがユーザーインターフェースにより指示した命令を解釈して、インクジェットプリンタ1へ各種コマンドCOMを送信したり、逆に、インクジェットプリンタ1から受信したコマンドCOMを解釈して、ユーザーインターフェースへ各種表示を行ったりする。
なお、プリンタドライバ96は、各種コマンドCOMを送受信する機能、印刷データPDをインクジェットプリンタ1に供給する機能等を実現する。このようなプリンタドライバ96の機能を実現するためのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で供給される。このような記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、ホスト67の内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等の、ホスト67が読み取り可能な種々の媒体を利用できる。また、このようなコンピュータプログラムを、インターネットを介してコンピュータ本体90にダウンロードすることも可能である。
===縁無し印刷===
本実施形態に係るインクジェットプリンタ1にあっては、印刷モードとして、通常の印刷を行う通常印刷モードの他に、媒体の縁、ギリギリに対してインクを打ち込む「縁無し印刷」を行う縁無し印刷モードを備えている。
通常印刷モードは、印刷領域Pが用紙S上に収まるように印刷を行うモードである。図8は、通常印刷モードにおける印刷領域Pと用紙Sとのサイズの関係を示したものである。同図に示すように、印刷領域Pは用紙S内に納まるように設定され、用紙Sの外周部、即ち左右両側縁部および上下両側縁部には、余白が形成される。
プリンタドライバ96は、通常印刷モードが設定されていた場合、アプリケーションプログラムから与えられた画像データに基づき、印刷領域Pが用紙Sに収まるように印刷データPDを生成する。ここで、印刷領域Pを用紙S内に納めることができないような画像データを処理する場合には、画像データにより表される画像の一部を印刷対象から除外したり、またその画像を縮小処理するなどして用紙Sに収まるようにすることもある。
一方、「縁無し印刷モード」は、用紙Sに余白が形成されないように印刷を行うモードである。インクは、用紙Sから外れる領域にも吐出される。図9は、「縁無し印刷モード」における印刷領域Pと用紙Sとのサイズの関係を示したものである。同図に示すように、「紙無し印刷モード」では、印刷領域Pが用紙Sよりも大きくなるように設定される。用紙Sの周縁部、即ち左右両側縁部および上下両側縁部には、余白が形成されていない。
プリンタドライバ96は、「縁無し印刷モード」が設定されていた場合には、印刷領域Pが用紙Sからはみ出るような印刷データPDを生成することができる。ここで、印刷領域Pが用紙Sよりも小さくなるような画像データを処理する場合には、印刷領域Pが用紙S全体に行き渡るように印刷領域Pを拡大したりすることができる。これによって、縁の無い見栄えに優れた印刷を行うことができる。
<打ち捨てられるインクの処理>
「縁無し印刷モード」において用紙Sから外れて打ち捨てられるインクは、プラテン14を汚す等の悪影響を及ぼす虞がある。このため、本実施形態に係るプリンタ1では、吐出ヘッドにより吐出され媒体上に着弾しない液体を堆積する溝部80を備えている。
図10は、その溝部80の一例を示したものである。図10は、溝部80を示す断面図である。溝部80は、図10に示すように、プラテン14上に断面凹形の形状として形成されている。その溝部80は、キャリッジ41の移動方向に沿って直線状に設けられている。図10の例では、溝部80は、用紙Sの搬送されてくる用紙搬送方向上流部、および、用紙搬送方向下流部に、それぞれ設けられている。その溝部80内には、打ち捨てられたインクを吸収する吸収材84が設けられている。この吸収材84は、スポンジなどをはじめとする、インクの吸収が可能な各種材料により形成されている。打ち捨てられたインクは、この吸収材84の上に到達して吸収材84に吸収され得るようになっている。
しかしながら、例えば、浸透性が低いインクが溝部80に回収されると、溝部80の吸収材84になかなか浸透せずに残留してしまう虞がある。インクが吸収材84上に残留してしまうと、インクが蓄積されて、そのうち山積みとなり、印刷時に用紙Sが汚れてしまうというようなことが予想される。浸透性が低いインクとは、例えば紙やスポンジなどの一般に液体に対する吸収性を有する素材に対して浸透性が低いインクのことである。具体的には、例えば分子が大きいことなどの理由により、吸収性を有する素材に対して全く浸透性の無いものをはじめ、その素材に対して浸透性はあるものの、その浸透速度は遅く、浸透に相当な時間がかかるものも含む。もちろん、そのインクの組成物全体が、浸透性が低い場合に限らず、その組成物の一部でも浸透性が低ければ、「浸透性の低いインク」となる。例えば、インクの溶媒は浸透性が高いが、それに含まれている色材などは浸透性が低い場合などがある。
また、この溝部80により回収されるインクは、吐出ヘッド21に設けられたノズル#1〜#13のうち、溝部80と対向して配置されたノズル#1〜#4、および、#10〜#13から吐出されるインクのみである。他のノズル、即ちノズル#5〜#9については、溝部80に対して対向して配置されておらず、したがって、吐出されたインクを溝部80で回収することはできない。つまり、「縁無し印刷」においては、ノズル#5〜#9は使用せず、ノズル#1〜#4、および、#10〜#13のみが使用されて印刷が行われる。そして、「縁無し印刷」において、ノズル#1〜#4、および、#10〜#13から吐出され用紙Sに着弾しないインクが、溝部80に堆積する。
また、図10に示される例においては、用紙搬送方向上流部に直線上に設けられた上流側溝部、および、用紙搬送方向下流部に直線上に設けられた下流側溝部のみが示されている。しかし、溝部80は、後に図12Aを参照して詳しく説明するように、プラテンの左端部に用紙搬送方向に沿って直線上に設けられた左側溝部、および、プラテンの右端部に用紙搬送方向に沿って直線上に設けられた右側溝部を有している。
そして、図9に示される用紙Sの外側にある印刷領域のうちの用紙搬送方向上流側の印刷領域に向けて吐出されるインクは、図10に示される上流側溝部に堆積する。図9に示される用紙Sの外側にある印刷領域のうちの用紙搬送方向下流側の印刷領域に向けて吐出されるインクは、図10に示される下流側溝部に堆積する。
そして、図9に示される用紙Sの外側にある印刷領域のうちのキャリッジ移動方向左部の印刷領域に向けて吐出されるインクは、左側溝部に堆積する。図9に示される用紙Sの外側にある印刷領域のうちのキャリッジ移動方向右部の印刷領域に向けて吐出されるインクは、右側溝部に堆積する。
溝部に堆積するインクが山積みになると、用紙Sが搬送されるときに、用紙Sが山積みとなったインクに接触し、汚れてしまう虞がある。そこで、本実施の形態においては、用紙Sが山積みとなったインクに接触し、汚れてしまわないように、山積みとなったインクを打ち崩す処理が実行される。以下の印刷処理の説明において、山積みとなったインクを打ち崩す処理について説明する。
===印刷処理について===
次に、図11乃至図14を参照して、印刷処理について説明する。図11は、印刷処理を説明する1番目のフローチャートである。図12Aは、横配列の吐出ヘッドからインクを吐出させ、媒体に印刷する様子を説明する説明図である。図12Bは、横配列の吐出ヘッドが溝部側端部と対向する様子を説明する説明図である。図13Aは、インク堆積部にインクが堆積した様子を説明する説明図である。図13Bは、インク堆積部に堆積したインクの山を吐出ヘッドから吐出されるインクによって打ち崩す様子を説明する説明図である。図14は、印刷処理を説明する2番目のフローチャートである。
まず、1番目の印刷処理について、図11を参照して説明する。ユーザーがアプリケーションプログラム95等において印刷を行う旨を指示する(ステップS11)。本指示を受け取ったアプリケーションプログラム95が、印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ96が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これを各キャリッジ移動時のドットの形成状態を示すラスタデータとキャリッジ移動方向送り量を示すデータとを含む印刷データPDに変換する。さらに、プリンタドライバ96は、かかる印刷データPDを各種コマンドCOMとともに、インクジェットプリンタ1に供給する。インクジェットプリンタ1は、これらを、インターフェース部63により受信した後に、CPU61又はDCコントローラ66へ送信する。
また、ユーザーは用紙Sのサイズや縁なし印刷を行う旨をユーザーインターフェース表示モジュール101に指示することが可能である。ユーザーによる当該指示は、ユーザーインターフェース表示モジュール101により受け取られ、UIプリンタインターフェースモジュール102へ送られる。UIプリンタインターフェースモジュール102は、指示された命令を解釈して、インクジェットプリンタ1へコマンドCOMを送信する。インクジェットプリンタ1は、コマンドCOMをインターフェース部63により受信した後に、CPU61又はDCコントローラ66へ送信する。
ステップS12において、インクジェットプリンタ1は、DCコントローラ66に送信された命令に基づいて、紙送りモータドライバ16によりPFモータ15を駆動させる等して、用紙Sの給紙を行う。
ステップS13において、CPU61は、ヘッドドライバ22により吐出ヘッド21を駆動させて、インクを吐出させる。
ステップS14において、CPU61は、用紙Sの搬送を行う。CPU61は、搬送モータを駆動し、搬送ローラを回転させて用紙Sを搬送方向に搬送する。この搬送処理により、吐出ヘッド21は、先程インクを吐出した位置とは異なる位置に、インクを吐出することができる。
ステップS15において、CPU61は、給紙された用紙Sの印刷が終了したか否かを判定する。ステップS15において、CPU61が、給紙された用紙Sの印刷が終了していないと判定した場合、処理はステップS13に戻り、ステップS13、および、ステップS14の処理が再び繰り返される。ステップS15において、CPU61が、給紙された用紙Sの印刷が終了したと判定した場合、処理は、ステップS16に進む。
ステップS16において、CPU61は、排紙ローラを回転させることにより、印刷した用紙Sを外部に排出する。
ステップS17において、CPU61は、印刷用紙が所定枚数印刷されたか否かを判定する。ステップS17において、CPU61が、印刷用紙が所定枚数印刷されていないと判定した場合、処理はステップS12に戻る。そして、ステップS12において、再び新たな用紙Sが給紙され、以降の処理が繰り返される。ステップS17において、CPU61が、印刷用紙が所定枚数印刷されたと判定した場合、処理はステップS18に進む。
ステップS18において、CPU61は、印刷方式が「縁無し印刷」であるか否かを判定する。印刷方式が「縁無し印刷」であるか否かを判定するには、インターフェース部63により受信されたコマンドCOMに「縁無し印刷」を行う旨の指令が含まれているか否かで判定する。すなわち、コマンドCOMに「縁無し印刷」を行う旨の指令が含まれている場合には、CPU61は、印刷方式が「縁無し印刷」であると判定する。コマンドCOMに「縁無し印刷」を行う旨の指令が含まれていない場合には、CPU61は、印刷方式が「縁無し印刷」ではないと判定する。ステップS18において、CPU61が、印刷方式が「縁無し印刷」であると判定した場合、処理はステップS19に進む。
ステップS19において、CPU61は、CRモータ42を駆動しキャリッジ41を吐出ヘッド21が溝部側端部80D(80C)と対向する位置へ移動させる。ここで、吐出ヘッド21が溝部側端部80Dと対向する様子について説明する。ステップS13の処理において、吐出ヘッド21からインクを吐出させている状態は、図12Aに示されるようになる。図12Aに示される例においては、用紙Sに着弾しないインクを堆積する溝部80は、用紙Sの搬送されてくる用紙搬送方向上流部に直線上に設けられた上流側溝部80A、用紙搬送方向下流部に直線上に設けられた下流側溝部80B、プラテン14の左端部に用紙搬送方向に沿って直線上に設けられた左側溝部80C、および、プラテン14の右端部に用紙搬送方向に沿って直線上に設けられた右側溝部80Dから構成されている。そして、吐出ヘッド21の下面部に設けられた複数のノズル列は、吐出ヘッド21の移動方向(図において左右方向)に沿ってそれぞれ平行に配置されている。すなわち、吐出ヘッド21の下面部には、透明無色のクリアインク、ブラックインク(K)、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)、および、イエロインク(Y)の各色ごとにそれぞれ複数のノズルを有するノズル列211が設けられている。そして、図12Aに示される例においては、ノズル列211(K)からブラックインクが吐出され、用紙Sにブラックのみのモノクロで印刷される。
そして、ステップS19において、吐出ヘッド21が溝部側端部80Dと対向した状態は、図12Bに示されるようになる。図12Bに示される例においては、ノズル列211(C)が溝部側端部80Dと対向する位置に、キャリッジ41が移動されている。そして、処理は、ステップS20に進む。
ステップS20において、CPU61は、ヘッドドライバ22により吐出ヘッド21を駆動させて、インクを吐出させる。このとき、ノズル列211(C)からシアンインクが吐出される。ここで、ステップS20において、ノズル列211(C)からシアンインクが吐出される様子について説明する。図13Aに示されるように溝部側端部80Dの底面には、インクを吸収する吸収材84が設けられている。そして、吸収材84に吸収されなかったインクは、吸収材84の上に山積みとなっている。この状態から、ステップS20において、図13Bに示されるように、ノズル列211(C)から山積みとなったインクに向け、シアンインクが吐出される。図13Bに示される例においては、ノズル列211(C)からシアンインクが吐出され、山積みとなったインクを打ち崩している。したがって、吸収材84の上に山積みとなったインクが用紙Sに接触し、用紙Sが汚れるのを防ぐことができる。ステップS20の処理が終了した後、または、ステップS18において、CPU61が、印刷方式が「縁無し印刷」ではないと判定した場合、印刷処理は、終了する。
次に、ステップS18において、印刷方式が「縁無し印刷」ではないと判定された場合に、ステップS19とステップS20を実行せずに印刷処理が終了する理由について説明する。印刷方式が「縁無し印刷」ではない場合、吐出ヘッド21から吐出されるインクは、全て用紙S上に着弾する。したがって、溝部80の底面に設けられた吸収材84の上にはインクは堆積しないので、山積みとなったインクを打ち崩すために、わざわざ、インクを吐出する必要はないからである。
なお、ステップS20において、山積みとなったインクを打ち崩すために吐出ヘッド21から吐出されるインクがシアンインクである理由は、シアンインクが、例えば、水分を多く含む等の理由により、山積みとなったインクを打ち崩し易いからである。したがって、山積みとなったインクを打ち崩し易い他のインクがあれば、シアンインクに替えて他のインクを吐出ヘッド21から吐出させてもよい。
次に、2番目の印刷処理について、図14を参照して説明する。図14に示される2番目の印刷処理のステップS31乃至ステップS36、および、ステップS38乃至ステップS40の処理は、図11に示される1番目の印刷処理のステップS11乃至ステップS16、および、ステップS18乃至ステップS20の処理と同じである。そして、図14に示されるステップS37において、CPU61は、印刷ジョブの全てが用紙Sに印刷されたか否かを判定する。ステップS37において、CPU61が、印刷ジョブの全てが用紙Sに印刷し終わってないと判定した場合、処理はステップS32に戻る。そして、ステップS32において、再び新たな用紙Sが給紙され、以降の処理が繰り返される。ステップS37において、CPU61が、印刷ジョブの全てが用紙Sに印刷し終わったと判定した場合、処理はステップS38に進む。なお、ここで言う、印刷ジョブとは、例えば、印刷すべき画像データのことである。
図11に示される1番目の印刷処理のステップS17において、印刷用紙が所定枚数印刷されたと判定された場合、または、図14に示される2番目の印刷処理のステップS37において、印刷ジョブの全てが用紙Sに印刷されたと判定された場合、次の処理に進み、印刷方式が「縁無し印刷」であれば、CPU61は、キャリッジ41を吐出ヘッド21が溝部側端部と対向する位置へ移動させ、吐出ヘッド21からシアンインクを吐出させて山積みとなったインクを打ち崩した。
したがって、予め設定された所定枚数印刷されるごとに、CPU61は、吐出ヘッド21からシアンインクを吐出させて山積みとなったインクを打ち崩す。よって、山積みとなったインクが用紙Sに接触する前に、山積みとなったインクは、吐出ヘッド21から吐出されるシアンインクによって打ち崩され、用紙Sが汚れるのを未然に防ぐことができる。
さらに、印刷ジョブの全てが用紙Sに印刷された後に、CPU61は、吐出ヘッド21からシアンインクを吐出させて山積みとなったインクを打ち崩す。したがって、次回印刷ジョブを印刷した用紙Sが排紙されるときに、用紙Sが山積みとなったインクに接触し、汚れるのを未然に防ぐことができる。
次に、このように、用紙Sが排紙された後で、吐出ヘッド21からシアンインクを吐出させて山積みとなったインクを打ち崩す処理が実行される理由について説明する。もし、用紙Sがプラテン14上にある状態で、CPU61が、吐出ヘッド21からシアンインクを吐出させて山積みとなったインクを打ち崩すとすると、用紙Sがずれて搬送された場合に、山積みとなったインクを打ち崩すために吐出されるシアンインクが、用紙Sの側端部に付着してしまう可能性があるからである。特に、本実施の形態においては、用紙Sにブラックインクを吐出して、モノクロにて印刷を行うので、ブラックインクが吐出されている用紙Sの側端部にシアンインクが付着すると、付着したシアンインクが極めて目立つことになる。
次に、図15A、および、図15Bを参照して、ノズル列の配列が、図12A、および、図12Bとは異なる吐出ヘッドが使用される例について説明する。図15Aは、縦配列の吐出ヘッドからインクを吐出させ媒体に印刷する様子を説明する説明図である。図15Bは、縦配列の吐出ヘッドが溝部側端部と対向する様子を説明する説明図である。
図15Aに示される例においては、吐出ヘッド21の下面部には、ブラックインク(K)を吐出するノズル列211(K)が、ノズル列を構成するノズルが吐出ヘッド21の移動方向と交差する方向に並ぶように、ほぼ吐出ヘッド21の長さにわたり、吐出ヘッド21の左部に設けられている。そして、ノズル列211(K)の右側には、シアンインク(C)を吐出するノズル列211(C)が、ノズル列211(K)と平行になるように、ノズル列211(K)の上部からノズル列211(K)の長さのほぼ1/3の長さにわたり設けられている。ノズル列211(C)の下部には、マゼンタインク(M)を吐出するノズル列211(M)が、ノズル列211(K)と平行になるように、ノズル列211(K)の長さのほぼ1/3の長さにわたり設けられている。ノズル列211(M)の下部には、イエロインク(Y)を吐出するノズル列211(Y)が、ノズル列211(K)と平行になるように、ノズル列211(K)の長さのほぼ1/3の長さにわたり設けられている。
そして、図11に示される1番目の印刷処理のステップS13、および、図14に示される2番目の印刷処理のステップS33において、ノズル列211(K)のノズル列211(C)と平行な部分のノズルからブラックインクが吐出され、用紙Sにブラックのみのモノクロで印刷される。そして、図11に示される1番目の印刷処理のステップS19、もしくは、図14に示される2番目の印刷処理のステップS39において、吐出ヘッド21が溝部側端部80Dと対向した状態は、図15Bに示されるようになる。図15Bに示される例においては、ノズル列211(C)が溝部側端部80Dと対向する位置に、キャリッジ41が移動されている。そして、処理は、図11に示される1番目の印刷処理のステップS20、もしくは、図14に示される2番目の印刷処理のステップS40に進む。
図11に示される1番目の印刷処理のステップS20、もしくは、図14に示される2番目の印刷処理のステップS40において、CPU61は、ヘッドドライバ22により吐出ヘッド21を駆動させて、インクを吐出させる。このとき、ノズル列211(K)と平行になるように、ノズル列211(K)の上部からノズル列211(K)の長さのほぼ1/3の長さにわたり設けられたノズル列211(C)からシアンインクが吐出される。
また、シアンインクのみならずマゼンタインクも山積みとなったインクを打ち崩し易いインクであるとすると、図11に示される1番目の印刷処理のステップS13、および、図14に示される2番目の印刷処理のステップS33において、CPU61は、ノズル列211(K)のノズル列211(C)、および、ノズル列211(M)と平行な部分のノズルからブラックインクを吐出し、用紙Sにブラックのみのモノクロで印刷することも可能である。この場合、図11に示される1番目の印刷処理のステップS20、もしくは、図14に示される2番目の印刷処理のステップS40において、CPU61は、ヘッドドライバ22により吐出ヘッド21を駆動させて、ノズル列211(C)、および、ノズル列211(M)からシアンインクを吐出させる。
上述したように、本実施の形態においては、複数のノズル群のうち所定のノズル群から吐出されるインクによって用紙Sに印刷した後、所定のノズル群とは別のノズル群からインクを吐出して、山積みとなったインクを打ち崩した。したがって、山積みとなったインクを打ち崩すために特別なノズルを設ける必要はなく、既存の機構のみで媒体から外れたインクの山積みを抑制することができる。
もちろん、カラーインク、および、クリアインク中に山積みとなったインクを打ち崩し易いインクが存在しない場合、吐出ヘッドに、山積みとなったインクを打ち崩すための溶媒等を吐出するためのノズルを設けてもよい。
本実施の形態においては、用紙Sが排紙された後で、吐出ヘッド21からシアンインクを吐出させて、溝部側端部80D(80C)に山積みになったインクを打ち崩した。しかしながら、用紙Sが排出された後で、吐出ヘッド21からシアンインクを吐出させて、用紙Sの搬送されてくる用紙搬送方向上流部に直線上に設けられた上流側溝部80A、および、用紙搬送方向下流部に直線上に設けられた下流側溝部80Bに山積みになったインクを打ち崩すこともできる。
この場合は、キャリッジ41を、吐出ヘッド21が上流側溝部80A、および、下流側溝部80Bの左端(右端)と対向した状態から、上流側溝部80A、および、下流側溝部80Bの右端(左端)と対向する状態まで移動させながら、上流側溝部80A、および、下流側溝部80Bと対向するノズルから、山積みとなったインクを打ち崩し易いインクを吐出すればよい。
===印刷システム等の構成===
次に、本発明に係る印刷システムの一例について説明する。
図16は、印刷システムの外観構成を示した説明図である。印刷システム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。
コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図17は、図16に示した印刷システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
上述したプリンタの動作を制御するコンピュータプログラムは、例えばインターネット等の通信回線を経由して、プリンタ1106に接続されたコンピュータ1000等にダウンロードさせることができるほか、コンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクFD、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスクMO、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を用いることができる。なお、このような記憶媒体に記憶された情報は、各種の読取装置1110によって、読み取り可能である。
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、および、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108および読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。また、例えば、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、および、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、および、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
また、上述した実施形態において、プリンタを制御するコンピュータプログラムが、制御ユニット60の記憶媒体であるメモリ65に取り込まれていても良い。そして、制御ユニット60が、メモリ65に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより、上述した実施形態におけるプリンタの動作を達成しても良い。
このようにして実現された印刷システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき、本発明に係るプリンタ等の印刷装置について説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に係る印刷装置に含まれるものである。
また、本実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部又は全部をソフトウェアによって置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアによって置き換えてもよい。
また、媒体上に着弾しない液体を堆積する溝部80内に打ち捨てられたインクを吸収する吸収材84を設けなくてもよい。
また、被印刷体は、用紙Sの他に、布やフィルムなどであってもよい。
<液体について>
本発明の液体としては、前述したインク、例えば染料インクや顔料インクに限定されるものではなく、例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液等を含む(水も含む)を適用することもできる。また、液体の成分については、溶媒として水の他に溶剤など、液体を構成するものを含む。
<媒体について>
媒体については、前述した用紙として、普通紙やマット紙、カット紙、光沢紙、ロール紙、用紙、写真用紙、ロールタイプ写真用紙等をはじめ、これらの他に、OHPフィルムや光沢フィルム等のフィルム材や布材、金属板材などであっても構わない。すなわち、印刷対象となり得るものであれば、どのような媒体であっても構わない。
インクジェットプリンタの一実施形態を示した斜視図である。 インクジェットプリンタの全体構成の説明図である。 インクジェットプリンタのキャリッジ等を示す図である。 インクジェットプリンタの搬送機構を示す図である。 吐出ヘッドにおけるノズルの配列を示す説明図である。 駆動信号発生部のブロック図である。 ホスト側の処理を説明するための説明図である。 通常印刷時の印刷領域と用紙との関係を説明する説明図である。 縁無し印刷時の印刷領域と用紙との関係を説明する説明図である。 溝部を示す断面図である。 印刷処理を説明する1番目のフローチャートである。 図12Aは、横配列の吐出ヘッドからインクを吐出させ、媒体に印刷する様子を説明する説明図である。図12Bは、横配列の吐出ヘッドが溝部側端部と対向する様子を説明する説明図である。 図13Aは、インク堆積部にインクが堆積した様子を説明する説明図である。図13Bは、インク堆積部に堆積したインクの山を吐出ヘッドから吐出されるインクによって打ち崩す様子を説明する説明図である。 印刷処理を説明する2番目のフローチャートである。 図15Aは、縦配列の吐出ヘッドからインクを吐出させ媒体に印刷する様子を説明する説明図である。図15Bは、縦配列の吐出ヘッドが溝部側端部と対向する様子を説明する説明図である。 コンピュータシステムの外観構成図である。 コンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 操作パネル、3 排紙部、4 給紙部、
5 操作ボタン、6 表示ランプ、7 排紙トレー、8 給紙トレー、
10 紙搬送ユニット、 13 給紙ローラ、 14 プラテン、
15 紙搬送モータ(PFモータ)、
16 紙搬送モータドライバ(PFモータドライバ)、
17A 搬送ローラ、 17B 排紙ローラ、
18A・18B フリーローラ、 20 インク吐出ユニット、
21 吐出ヘッド、 211 ノズル列、 22 ヘッドドライバ、
220 駆動信号発生部、 221 原駆動信号発生部、
222 マスク回路、 223 駆動信号補正部、
30 クリーニングユニット、
31 ポンプ装置、 32 ポンプモータ、33 ポンプモータドライバ、
35 キャッピング装置、40 キャリッジユニット、41 キャリッジ、
42 キャリッジモータ(CRモータ)、
43 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ)、
44 プーリ、 45 タイミングベルト、 46 ガイドレール、
50 計測器群、 51 リニア式エンコーダ、511 リニアスケール、
52 ロータリー式エンコーダ、53 紙検出センサ、54 紙幅センサ、
60 制御ユニット、 61 CPU、 62 タイマ、
63 インターフェース部、 64 ASIC、 65 メモリ、
66 DCコントローラ、 67 ホストコンピュータ、
80 インク回収部、 84 吸収材、
90 コンピュータ本体、 91 ビデオドライバ、 93 表示装置、
95 アプリケーションプログラム、 96 プリンタドライバ、
97 解像度変換モジュール、 98 色変換モジュール、
99 ハーフトーンモジュール、 100 ラスタライザ、
101 ユーザインターフェース表示モジュール、
102 UIプリンタインターフェースモジュール
S 媒体(用紙)、 P(印刷領域)

Claims (6)

  1. 媒体に向けてシアンインクを吐出する複数のノズルが前記媒体の搬送方向に並ぶシアンノズル列と、媒体に向けてマゼンタインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶマゼンタノズル列と、媒体に向けてイエローインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶイエローノズル列と、媒体に向けてブラックインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶブラックノズル列とを備え前記搬送方向と交差する移動方向に移動可能なヘッドであって、前記搬送方向に並んで配置された前記前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列と前記移動方向に並ぶように前記ブラックノズル列が配置されたヘッドと、
    前記媒体上に着弾しないインクを堆積する堆積部であって、前記ブラックノズル列のうちの前記搬送方向の上流側のノズルと対向する位置において前記移動方向に沿って設けられている上流側溝部と、前記ブラックノズル列のうちの前記搬送方向の下流側のノズルと対向する位置において前記移動方向に沿って設けられている下流側溝部と、前記移動方向における前記媒体の端部である側端部の位置において前記上流側溝部と前記下流側溝部との間にわたって前記搬送方向に沿って設けられている側端溝部とを備えた堆積部
    を備えた印刷装置において、
    モノクロの縁無し印刷を行うとき、
    前記ブラックノズル列の前記複数のノズルのうち、前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列のうちのいずれかのノズル列と並ぶ部分のノズルから吐出されるブラックインクによって前記媒体にモノクロの縁無し印刷を行い、
    前記媒体にモノクロの縁なし印刷を行った後に、前記媒体を支持するための支持部材上に前記媒体が存在しないときに、前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列のうち、前記モノクロの縁無し印刷時に前記ブラックインクを吐出したノズルと並ぶノズル列から前記側端溝部にインクを吐出する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記媒体が所定枚数印刷される毎に、前記モノクロの縁無し印刷時に前記ブラックインクを吐出したノズルと並ぶノズル列から前記側端溝部にインクを吐出する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置において、
    印刷されるべき画像が全て前記媒体に印刷された後に、前記モノクロの縁無し印刷時に前記ブラックインクを吐出したノズルと並ぶノズル列から前記側端溝部にインクを吐出する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3に記載の印刷装置において、
    前記媒体に縁無し印刷を行わない場合には、前記媒体に印刷した後に、前記モノクロの縁無し印刷時に前記ブラックインクを吐出したノズルと並ぶノズル列から前記側端溝部に液体を吐出しない
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 媒体に向けてシアンインクを吐出する複数のノズルが前記媒体の搬送方向に並ぶシアンノズル列と、媒体に向けてマゼンタインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶマゼンタノズル列と、媒体に向けてイエローインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶイエローノズル列と、媒体に向けてブラックインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶブラックノズル列とを備え前記搬送方向と交差する移動方向に移動可能なヘッドであって、前記搬送方向に並んで配置された前記前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列と前記移動方向に並ぶように前記ブラックノズル列が配置されたヘッドと、
    前記媒体上に着弾しないインクを堆積する堆積部であって、前記ブラックノズル列のうちの前記搬送方向の上流側のノズルと対向する位置において前記移動方向に沿って設けられている上流側溝部と、前記ブラックノズル列のうちの前記搬送方向の下流側のノズルと対向する位置において前記移動方向に沿って設けられている下流側溝部と、前記移動方向における前記媒体の端部である側端部の位置において前記上流側溝部と前記下流側溝部との間にわたって前記搬送方向に沿って設けられている側端溝部とを備えた堆積部
    を備えた印刷装置を用いた印刷方法であって、
    モノクロの縁無し印刷を行うとき、
    前記ブラックノズル列の前記複数のノズルのうち、前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列のうちのいずれかのノズル列と並ぶ部分のノズルから吐出されるブラックインクによって前記媒体にモノクロの縁無し印刷を行い、
    前記媒体にモノクロの縁なし印刷を行った後に、前記媒体を支持するための支持部材上に前記媒体が存在しないときに、前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列のうち、前記モノクロの縁無し印刷時に前記ブラックインクを吐出したノズルと並ぶノズル列から前記側端溝部にインクを吐出する
    ことを特徴とする印刷方法。
  6. コンピュータ本体と、このコンピュータ本体に接続可能な印刷装置とを具備した印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    媒体に向けてシアンインクを吐出する複数のノズルが前記媒体の搬送方向に並ぶシアンノズル列と、媒体に向けてマゼンタインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶマゼンタノズル列と、媒体に向けてイエローインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶイエローノズル列と、媒体に向けてブラックインクを吐出する複数のノズルが前記搬送方向に並ぶブラックノズル列とを備え前記搬送方向と交差する移動方向に移動可能なヘッドであって、前記搬送方向に並んで配置された前記前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列と前記移動方向に並ぶように前記ブラックノズル列が配置されたヘッドと、
    前記媒体上に着弾しないインクを堆積する堆積部であって、前記ブラックノズル列のうちの前記搬送方向の上流側のノズルと対向する位置において前記移動方向に沿って設けられている上流側溝部と、前記ブラックノズル列のうちの前記搬送方向の下流側のノズルと対向する位置において前記移動方向に沿って設けられている下流側溝部と、前記移動方向における前記媒体の端部である側端部の位置において前記上流側溝部と前記下流側溝部との間にわたって前記搬送方向に沿って設けられている側端溝部とを備えた堆積部
    を備え、
    モノクロの縁無し印刷を行うとき、
    前記ブラックノズル列の前記複数のノズルのうち、前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列のうちのいずれかのノズル列と並ぶ部分のノズルから吐出されるブラックインクによって前記媒体にモノクロの縁無し印刷を行い、
    前記媒体にモノクロの縁なし印刷を行った後に、前記媒体を支持するための支持部材上に前記媒体が存在しないときに、前記シアンノズル列と前記マゼンタノズル列と前記イエローノズル列のうち、前記モノクロの縁無し印刷時に前記ブラックインクを吐出したノズルと並ぶノズル列から前記側端溝部にインクを吐出する
    ことを特徴とする印刷システム。
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