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JP4530891B2 - 支持板付き半導体ウエハの位置決め方法およびこれを用いた半導体ウエハの製造方法並びに支持板付き半導体ウエハの位置決め装置 - Google Patents
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JP4530891B2 - 支持板付き半導体ウエハの位置決め方法およびこれを用いた半導体ウエハの製造方法並びに支持板付き半導体ウエハの位置決め装置 - Google Patents

支持板付き半導体ウエハの位置決め方法およびこれを用いた半導体ウエハの製造方法並びに支持板付き半導体ウエハの位置決め装置 Download PDF

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本発明は、支持板の貼り合わされた半導体ウエハの中心位置を決定する支持板付き半導体ウエハの位置決め方法およびこれを用いた半導体ウエハの製造方法並びに支持板付き半導体ウエハの位置決め装置に関する。
半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)は、研削や研磨などの機械的方法、またはエッチングを利用した化学的方法などにより、裏面加工が施され、その厚みが薄くされる。また、これらの方法を利用してウエハを加工する際、配線パターンの形成されたウエハ表面を保護するために、その表面に保護テープが貼り付けられる。そして、保護テープが貼り付けられて研磨処理されたウエハは、白色光などを投光する投光器と受光センサとによってウエハ周縁が挟みこまれた状態で回転走査され、周縁の位置情報が取得される。この位置情報に基づいてウエハの中心位置や取り扱い位置が求められる(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、アプリケーションの急速な進歩にともなってウエハの薄型化が求められており、150μm以下にまで薄型加工されるようになっている。そのため、ウエハが薄くなるにともなって、ウエハ自体の剛性が低下するので、ウエハに剛性を持たせるために保護テープの代わりにウエハの直径以上で略同形状の支持板を貼り合わせている。
特開平8−279547号公報
しかしながら、従来の装置では、次のような問題がある。
ウエハに貼り合される支持板は、投光器から投光される白色光を半透過または全反射させたりする。そのため、従来装置において、投光器から投光される白色光は、ウエハおよび支持板の両方で反射され、ウエハを挟んで投光器と対向配備した受光器では受光できない。また、ウエハと支持板とから反射して戻る白色光は散乱するので、受光器によって受光された受光データからウエハ周縁の位置および支持板の周縁の位置を正確に判別することができない。その結果、支持体とウエハの貼り合わせのズレ量を求め、ウエハの中心位置を求めることができないといった問題がある。
また、ウエハ周縁の位置情報を正確に取得することができないので、取り扱い位置を決めるための検出部位であるノッチやオリエンテーションフラットなどの位置も求めることができないといった問題がある。
さらに、支持板付きのウエハは、搬送過程などで支持板を保持して各工程に搬送および載置するために、ウエハの中心がズレた状態で各工程に載置される。特に、ウエハマウント工程において、リング状フレームの中央にダイシングテープを介してウエハを裏面から貼り付け保持する場合、支持板の中心位置を基準にリング状フレームの中央に載置されるので、ウエハ中心はリング状フレームの中心に位置しない。その状態のままダイシング加工工程に搬送されたウエハは、中心位置のズレが影響して精度よくチップ状に切断することができないといった問題がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、支持板の貼り合わされた半導体ウエハなどのワークと支持板の端縁を精度よく求めることができ、適正な取り扱い位置を決めることができる支持板付き半導体ウエハの位置決め方法およびこれを用いた半導体ウエハの製造方法並びに支持板付き半導体ウエハの位置決め装置を提供することを主たる目的とする。
この発明は、上記目的を達成するために次のような構成をとる。
第1の発明は、半透過または全反射型の支持板の貼り合わされた半導体ウエハの中心位置および半導体ウエハの周縁部分にある位置決め用の検出部位の少なくとも一方を検出し、当該検出結果を利用して半導体ウエハの取り扱い位置を決定する支持板付き半導体ウエハの位置決め方法であって、
前記半導体ウエハの直径以上の大きさを有する前記支持板に両面粘着テープを介して当該支持板に納まるように貼り合わされた半導体ウエハの非貼り合せ面側から当該半導体ウエハの周縁に向けて当該ウエハ径方向に所定幅を有する所定波長のレーザーを投光器から照射しながら当該周縁に沿って走査し、レーザーが半導体ウエハの非貼り合せ面と、支持板の貼り合せ面とから反射して戻る反射光を受光器で受光したときの受光状態の変化に応じて、半導体ウエハの端縁と支持板の端縁を検出する検出過程と、
検出された前記両端縁の情報を利用し、半導体ウエハの端縁から支持板の端縁までの距離を求め、当該距離の変化に基づいて半導体ウエハの中心位置および半導体ウエハの周縁部分にある前記検出部位の少なくとも一方を判定する判定過程と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) 第1の発明によると、半導体ウエハと支持板の両端縁を検出することにより、それぞれの外形の位置を知ることができ、支持板と半導体ウエハの中心位置のそれぞれを求めることができる。また、支持板または半導体ウエハのいずれかの中心位置を基準とする同じ回転角度上に位置する両端縁の差分をとることにより両端縁間の距離を求めることができ、当該距離の変化に基づいて半導体ウエハの検出部位の位置を判定することができる。すなわち、貼り合された状態にある支持板と半導体ウエハの中心位置、および半導体ウエハの検出部位の位置を精度よく求めることができるので、支持板付き半導体ウエハの取り扱い位置も精度よく決めることができる。
なお、この方法によれば、半導体ウエハの非貼り合せ面と支持板の貼り合せ面とに向けて照射されたレーザーの反射光を受光器によって受光した受光状態の変化に応じて、支持体および半導体ウエハの両端縁の位置を精度よく求めることができる。例えば、投光器から支持板と半導体ウエハのそれぞれの面までの距離が半導体ウエハの厚み分だけ変わるので、投光器から投光されるレーザーは、それぞれの面から反射して戻る戻り時間が異なる。したがって、戻り時間の時間差から支持板および半導体ウエハの端縁の位置を検出することができる。
また、支持体と半導体ウエハの材料が異なる場合には、レーザーの反射率の差が明確になる。したがって、受光器の位置によって受光量の差がはっきりと出る。すなわち、支持板と半導体ウエハの両端縁を検出することができる。
第2の発明は、第1の発明を利用した半導体ウエハの製造方法において、
請求項1に記載の支持板付き半導体ウエハの位置決め方法を利用した半導体ウエハの製造方法において、
前記半導体ウエハの直径以上の大きさを有する前記支持板を前記半導体ウエハに貼り合せる貼り合せ過程と、
前記半導体ウエハの直径以上の大きさを有する前記支持板に両面粘着テープを介して当該支持板に納まるように貼り合わされた半導体ウエハの非貼り合せ面側から当該半導体ウエハの周縁に向けて当該ウエハ径方向に所定幅を有する所定波長のレーザーを投光器から照射しながら当該周縁に沿って走査し、レーザーが半導体ウエハの非貼り合せ面と、支持板の貼り合せ面とから反射して戻る反射光を受光器で受光したときの受光状態の変化に応じて、半導体ウエハの端縁と支持板の端縁を検出する検出過程と、
検出された前記両端縁の情報を利用し、半導体ウエハの端縁から支持板の端縁までの距離を求め、当該距離の変化に基づいて半導体ウエハの中心位置および半導体ウエハの周縁部分にある前記検出部位の少なくとも一方を判定する判定過程と、
判定の結果から得られた前記半導体ウエハの中心位置および半導体ウエハの周縁部分にある検出部位の少なくとも一方の位置情報を記憶手段に記憶する記憶過程と、
研削加工後の前記支持板付き半導体ウエハをリング状フレームの中央に粘着テープを介して貼り付け保持して一体化するウエハマウント装置に搬送する搬送過程と、
前記記憶手段に記憶された前記位置情報をウエハマウント装置に転送する転送過程と、
前記ウエハマウント装置に搬送された前記支持板付き半導体ウエハをリング状フレームの中央に粘着テープを介して貼り付け保持するとき、前記記憶手段から転送された位置情報を利用し、当該半導体ウエハを貼り付け保持する位置を補正する補正過程と、
前記補正に基づいてリング状フレームの中央に支持板付き半導体ウエハを貼り付け保持する保持過程と、
リング状フレームと一体化された前記支持板付き半導体ウエハから支持板を分離する分離過程と、
支持板の分離された前記半導体ウエハの面から両面粘着シートを剥離する剥離過程と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) 第2の発明によると、研削加工前に半導体ウエハに支持体を貼り合せたときに、支持板と半導体ウエハの中心位置または/および半導体ウエハの端縁の位置情報が取得される。当該位置情報は、後工程のウエハマウント装置に転送して利用することができる。つまり、リング状フレームに支持板付き半導体ウエハを貼り付け保持するときに、支持板の上面を保持した状態で半導体ウエハをリング状フレームの上方に搬送し、リング状フレームの中央(中心)に半導体ウエハの中心が位置するように位置情報を利用して位置補正した後に、支持板付き半導体ウエハをリング状フレームに貼り付け保持することができる。したがって、後工程のダイシング加工工程では、半導体ウエハをチップ状に精度よく切断することができる。
第3の発明は、両面粘着テープを介して半透過または全反射型の支持板の貼り合わされた半導体ウエハの取り扱い位置を決める支持板付き半導体ウエハの位置決め装置であって、
前記半導体ウエハの直径以上の大きさを有する支持板に納まるように貼り合わされた半導体ウエハの中央部分を保持する保持手段と、
前記保持手段に保持された保持面側から支持板付き半導体ウエハの周縁に向けて当該半導体ウエハの径方向に所定幅を有する所定波長のレーザーを照射する照射手段と、
前記照射手段から支持板付き半導体ウエハの周縁に照射されて半導体ウエハの保持面および支持板の貼り合せ面で反射されて戻る反射光を受光する受光手段と、
前記照射手段と受光手段の組が、前記支持板付き半導体ウエハの周縁を走査するように照射手段と受光手段の組と、保持手段とを相対移動させる移動手段と、
前記支持板に両面粘着テープを介して貼り合わされた半導体ウエハの非貼り合せ面側から当該半導体ウエハの周縁に向けて当該ウエハ径方向に所定幅を有する所定波長のレーザーを照射手段から照射しながら当該周縁に沿って走査し、レーザーが半導体ウエハの非貼り合せ面と、支持板の貼り合せ面とから反射して戻る反射光を受光手段で受光したときの受光状態の変化に応じて、前記半導体ウエハの端縁と支持板の端縁の位置情報を求め、
前記両端縁の情報を利用し、半導体ウエハの端縁から支持板の端縁までの距離を求め、当該距離の変化に基づいて半導体ウエハの中心位置および半導体ウエハの周縁部分にある検出部位の少なくとも一方を求める演算手段と、
前記演算手段の演算結果に応じて、前記保持手段を水平および中心軸回りに回転させて支持板付き半導体ウエハの取り扱い位置の位置合せを行なう位置合せ手段と、
を備えたことを特徴とする。
(作用・効果) 第3の発明によると、保持手段は、支持板付き半導体ウエハの中央部分を保持する。照射手段は、保持手段に保持された保持面側から支持板付き半導体ウエハの周縁に所定波長のレーザーを照射する。受光手段は、照射手段から支持板付き半導体ウエハの周縁に照射されて半導体ウエハの保持面および支持板の貼り合せ面で反射されて戻る反射光を受光する。移動手段は、照射手段と受光手段の組が、支持板付き半導体ウエハの周縁を走査するように照射手段と受光手段の組と、保持手段とを相対移動させる。演算手段は、受光手段の受光結果に基づいて、半導体ウエハの端縁と支持板の端縁の位置情報を求め、当該位置情報を利用して半導体ウエハの中心位置または/および半導体ウエハの周縁部分にある検出部位を求める。位置合せ手段は、演算手段の演算結果に応じて、保持手段を水平または/および中心軸回りに回転させて支持板付き半導体ウエハの取り扱い位置の位置合せを行なう。すなわち、第1の発明方法を好適に実現することができる。
この発明に係る支持板付き半導体ウエハ位置決め方法およびこれを用いた装置によれば、半導体ウエハと支持板の両端縁を検出することにより、それぞれの外形の位置を知ることができ、支持板と半導体ウエハの中心位置のそれぞれを求めることができる。また、支持板または半導体ウエハのいずれかの中心位置を基準とする同じ回転角度上に位置する両端縁の差分をとることにより両端縁間の距離を求めることができ、当該距離の変化に基づいて半導体ウエハの検出部位の位置を判定することができる。すなわち、支持板と半導体ウエハの中心位置、および半導体ウエハの検出部位の位置を精度よく求めることができるので、支持板付き半導体ウエハの取り扱い位置も精度よく決めることができる。
<実施例1>
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。なお、本実施例では、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という)と支持板を判別する判別機能付き装置を備えた、支持板とウエハを貼り合せる支持板貼合せ装置を例に採って説明する。
図1は、支持板貼合せ装置の全体構成を示す斜視図である。
この支持板貼合せ装置は、貼り合せ対象物であるウエハWを収納したカセットC1と、ガラス基板である支持板Gを収納したカセットC2とが装填される対象物供給部1、ロボットアーム2を備えたウエハ搬送機構3、アライメントステージ4、ウエハWを載置して吸着保持するチャックテーブル5、ウエハWに向けて両面粘着テープTを供給するテープ供給部6、テープ供給部6から供給されたセパレータ付きの両面粘着テープTからウエハWに貼り付ける側のセパレータs1を剥離回収するセパレータ回収部7、チャックテーブル5に載置されて吸着保持されたウエハWに両面粘着テープTを貼付ける貼付けユニット8、ウエハWに貼付けられた両面粘着テープTをウエハWの外形に沿って切り抜き切断するテープ切断機構9、ウエハWに貼り付けて切断処理した後の不要テープT’を剥離する剥離ユニット10、剥離ユニット10で剥離された不要テープT’を巻き取り回収するテープ回収部11、位置合せが終了して両面粘着テープTが貼り付けられたウエハWを支持板Gに貼り合せる貼合せ機構13等が備えられている。以下に各構造部および機構についての具体的な構成を説明する。
対象物供給部1には2台のカセットC1およびカセットC2を並列して装填可能である。カセットC1には、配線パターン面を上向きにした多数枚のウエハWが多段に水平姿勢で差込み収納されている。また、カセットC2には、多数枚の支持板Gが多段に水平姿勢で差込み収納されている。なお、支持板Gは、ウエハWの直径以上である円板状である。支持板Gとしては、ガラス基板に限定されず、薄型加工後のウエハWに貼り合せたときに撓むことがない程度に剛性を持たせることができる物であればよい。例えば、石英、ステンレス鋼などを適用することもできる。
ウエハ搬送機構3に備えられたロボットアーム2は、水平に進退移動可能に構成されるとともに、全体が駆動旋回および昇降可能となっている。そして、ロボットアーム2の先端には、図示しないが馬蹄形をした真空吸着式の保持部が備えられており、各カセットC1、C2に多段に収納されたウエハW同士、または支持板G同士の間隙に保持部を差し入れてウエハWまたはガラス基板Gを裏面から吸着保持し、吸着保持したウエハWなどを各カセットC1、C2から引き出して各機構に搬送する。
本実施例の場合、ロボットアーム2がカセットC1からウエハWを取り出したとき、アライメントステージ4、チャックテーブル5、および、貼合せ機構13の順にウエハWを搬送するようになっている。
また、ロボットアーム2がカセットC2から支持板Gを取り出したとき、アライメントステージ4、および貼合せ機構13の順に支持板Gを搬送するようになっている。したがって、ロボットアーム2は、貼り合せ対象物であるウエハWと支持板Gに対応した2系統の動作をする。
アライメントステージ4は、図2および図3示すように、貼り合わせ対象物であるウエハWや支持板Gを吸着保持する保持テーブル30に保持して縦軸心P回りに回転させる回転機構31、保持テーブル30に保持された対象物を判別する判別機構32、保持テーブル30に保持されたウエハWの周縁を測定する第1周縁部測定機構33、保持テーブル30に保持されたの支持板Gの周縁を測定する第2周縁部測定機構34、回転機構31の回転角度および当該回転角度に対応するウエハWおよび支持板Gの周縁の位置データを収集して演算する第1演算処理部38、および回転機構31を回転軸に対して昇降可能にする昇降駆動機構35から構成されている。
保持テーブル30は、下部に連設された図示しない回転用パルスモータの駆動によって回転可能に構成されている。また、一定の回転角度ごとにデジタル信号のパルスを回転用パルスモータから後述する第1演算処理部38に送信している。なお、一定の回転角度としては、例えば、0.036度であり、回転機構31 が一回転することにより第1コントローラ39に備わった第1演算処理部38には1000パルスのデジタル信号が送信される。また、載置保持された対象物を吸着するための吸着孔が保持テーブル30に形成されており、図示しない吸着装置から吸引力がされる。
昇降駆動機構35は、図示しないパルスモータの駆動によって載置されているステージがリニアガイドに沿ってX軸おおびY軸方向に移動するとともに、Z軸方向へ移動可能に設けられている。
判別機構32は、保持テーブル30に載置保持された対象物に向けて光を投光する投光器47と、投光器47から投光された光が対象物の裏面で反射して戻る反射光を受光する受光センサ48とから構成されている。この受光センサ48によって受光された光は、受光電圧に変換され、さらに所定のデジタル信号に変換されて第1コントローラ39の第1演算処理部38に送信される。
第1周縁部測定機構33は、保持テーブル30の側方(図中右)に設けられており、入射した光が、略L字状の筒体の中に介在されたミラーで反射して内部のレンズで集光されて受光センサ53によって受光されるように構成されている。なお、受光センサ53は、複数の受光性素子が直線上に配列された一次元のラインセンサであり、当該ラインセンサにより受光した受光データを後述する第1演算処理部38に送信している。
なお、第1周縁部測定機構33は、図示しないリニアガイドに沿って図中のX軸方向の前後に移動可能に構成されている。また、第1周縁部測定機構33の上部には、ウエハWの周縁部に向けて光を投光する光源55が対向配備されている。なお、光源55としては、白色光を投光する蛍光管が使用される。
第2周縁部測定機構34は、保持テーブル30の側方(図中左)に設けられており、支持板Gの面で反射する波長のレーザーを支持板Gの周縁に向けて垂直に照射する投光器56と、保持テーブル30に保持された支持板Gを挟んで投光器56と対向配備された受光センサ57とから構成されている。なお、受光センサ57は、複数の受光性素子が直線上に配列された一次元のラインセンサであり、当該ラインセンサにより受光した受光データを後述する第1演算処理部38に送信している。なお、レーザーの波長としては、225〜670nmであり、好ましくは225〜475nmである。
第1演算処理部38は、保持テーブル30に保持された対象物の判別と、対象物がウエハWの場合と、支持板Gとの場合に応じて、それぞれの取り扱い位置を求める。対象物の判別は、判別機構32の受光センサ48から送信される受光電圧の変化を示すデジタル信号(実測値)に基づいて、保持テーブル30の載置保持された対象物の比較判定を行なう。例えば、操作部58から予め第1コントローラ39に設定入力されたウエハWと支持板Gの反射率と関連付けされた受光電圧の基準値と、実測値を比較して一致するものを選択する。
判別の結果、対象物がウエハWの場合、ウエハWの中心位置を求めるとともに、ウエハ周縁に形成されたノッチまたはオリエンテーションフラットの位置を求める。ウエハ中心位置は、保持ステージ30を回転させながら第1周縁測定機構33の光源55からウエハ周縁部分に投光される光を受光センサ53によりリニアに受光されたときの受光電圧を利用し、ウエハ周縁の位置情報を求める。そして、ウエハWの面上のある一点から周縁までの距離を算出し、得られた距離データのうち大きいものから所定割合の距離データの分散を計算して中心位置を決定する。なお、ウエハWの中心位置の決定は、この演算方法に限定されるものではなく、最小二乗法などを利用して求めてもよい。また、位置情報を利用してノッチの位置も求めている。
次に、対象物が支持板Gの場合、ウエハWと同様に支持板Gの中心位置を求める。支持板Gの中心位置は、保持ステージ30を回転走査させながら第2周縁測定機構34の投光器56からウエハ周縁部分に照射されるレーザーを受光センサ57によりリニアに受光されたときの受光電圧を利用し、支持板周縁の位置情報を求める。そして、支持板Gの面上のある一点から周縁までの距離を算出し、得られた距離データのうち大きいものから所定割合の距離データの分散を計算して中心位置を決定する。なお、支持板の中心位置の決定は、この演算方法に限定されるものではなく、最小二乗法などを利用して求めてもよい。
したがって、アライメントステージ4は、ウエハWと支持板Gを判別するとともに、それぞれの位置合せを行なう。ウエハWの場合は、中心位置とノッチやオリエンテーションフラットの位置に基づいて位置合せを行なう。支持板Gの場合は、中心位置に基づいて位置合せを行なう。
図1に戻り、チャックテーブル5は、ウエハ搬送機構3から移載されて所定の位置合せ姿勢で載置されたウエハWを真空吸着するようになっている。また、このチャックテーブル5の上面には、後述するテープ切断機構9に備えたカッタ刃12をウエハWの外形に沿って旋回移動させて両面粘着テープTを切断するためにカッタ走行溝が形成されている。
テープ供給部6は、図4から図7に示すように、供給ボビン14から繰り出されたセパレータs1、s2付きの両面粘着テープTをガイドローラ15群に巻回案内し、セパレータs1を剥離した両面粘着テープTを貼付けユニット8に導くよう構成されており、供給ボビン14に適度の回転抵抗を与えて過剰なテープ繰り出しが行われないように構成されている。
セパレータ回収部7は、両面粘着テープTから剥離されたセパレータs1を巻き取る回収ボビン16が巻き取り方向に回転駆動されるようになっている。
貼付けユニット8には貼付けローラ17が前向き水平に備えられており、図示しないスライド案内機構およびネジ送り式の駆動機構によって左右水平に往復駆動されるようになっている。
剥離ユニット10には剥離ローラ19が前向き水平に備えられており、図示しないスライド案内機構およびネジ送り式の駆動機構によって左右水平に往復駆動されるようになっている。
テープ回収部11は、不要テープT’を巻き取る回収ボビン20が巻き取り方向に回転駆動されるようになっている。
テープ切断機構9は、駆動昇降可能な図示しない可動台の下部に、チャックテーブル5の中心上に位置する縦軸心P周りに駆動旋回可能に一対の支持アームが並列装備されるとともに、この支持アームの遊端側に備えたカッタユニットに、刃先を下向きにしたカッタ刃12が装着され、支持アームが縦軸心P周りに旋回することでカッタ刃12がウエハWの外周に沿って走行して両面粘着テープTを切り抜くよう構成されている。
貼合せ機構13は、図8および図9に示すように、ウエハWを水平に載置して保持する保持テーブル21を備えた保持ステージ22、支持板Gの貼り合されたウエハWを保持テーブル21に保持して縦軸心P周りに回転させる回転機構23、支持板付きウエハWの周縁を測定する第3周縁測定機構24、回転機構23の回転角度および当該回転角度に対応する支持板付きウエハWの周縁の位置データを収集して演算する第2演算処理部25、回転機構23を回転縦軸Pに対して昇降可能にする昇降駆動機構26、および保持テーブル21の面上で駆動移動される貼合せローラ27などを備えている。なお、便宜上、図の右方を前方、左方を後方とする。なお、保持テーブル21は、本発明の保持手段に、回転機構31は移動手段に、第2周縁測定機構24は照射手段および受光手段に、第2演算処理部25は演算手段にそれぞれ相当する。
保持テーブル21は、その上面が真空吸着面に構成されており、位置決め載置されたウエハWを吸着保持することができる。また、保持テーブル21は、その下部に連設された図示しない回転用パルスモータの駆動によって回転可能に構成されている。
第3周縁部測定機構24は、保持ステージ22の側方に設けられており、図10に示すように、保持テーブル21が支持板Gを吸着保持した状態で所定高さまで上昇したときに、保持ステージ22と保持テーブル21との間隙に先端部分を進退移動できるように、図示しないパルスモータの駆動によってリニアガイドに沿って移動可能に構成されている。また、先端部分の上部には、ウエハ裏面側のウエハWの周縁とガラス基板Gの周縁とに跨って所定波長のレーザーを照射する投光器41と、投光器41から投光されたレーザーがウエハWの非貼り合せ面と支持板Gの貼り合せ面とから反射して戻る反射光を受光する受光センサ42とから構成されている。なお、受光センサ42は、複数の受光性素子が直線上に配列された一次元のラインセンサであり、当該ラインセンサにより受光した受光データを後述する第2演算処理部25に送信している。
第2演算処理部25は、ウエハ周縁の回転走査にともなって、支持板付きウエハWの裏面から反射して戻る反射光を検出した受光センサ42からの信号を利用して、ウエハWと支持板Gの両端縁の位置情報を求める。また、当該位置情報を利用して、支持板GおよびウエハWの中心位置、並びに支持板Gの中心位置に対するウエハWの中心位置のズレ量を求める。以下、その方法について具体的に説明する。
保持テーブル側から支持板付きウエハWの周縁に向けて投光器41からレーザーを投光した状態で、保持テーブル21を回転走査させると、支持板GおよびウエハWの周縁から反射して戻る反射光を受光センサ42が受光する。このとき、図12に示すように、支持板Gの貼り合せ面は、ウエハWの厚み分だけ投光器41および受光センサ42からの距離が長くなる。したがって、一次元のラインセンサである受光センサ42のセル単位で反射光が受光される時間に微小な遅れが生じる。この遅れ時間の発生するセルの位置からウエハWの端縁を特定する。また、反射光が受光されないセルと受光されるセルとの境界を支持板Gの端縁として特定する。
両端縁が求まると、両端縁間の距離を求めることにより、支持板Gの中心位置に対してウエハWの中心位置がズレ(偏芯)ていることが分かる。つまり、支持板Gの中心位置に対してウエハWの中心位置がズレている場合、図15に示すように、両中心位置が一致している両端縁間隔の距離の基準値3000μmに対して、誤差が発生する。
したがって、この誤差を補正することによりウエハWの中心位置を求める。本実施例では、例えば、図12に示すように、支持板Gの中心位置が保持テーブル回転中心と一致していると仮定した場合、X軸方向のA点における保持テーブル回転中心から支持板端縁までの距離をL1A、ウエハ端縁までの距離をL2Aとし、また、図11に示すように、A点に対向するB点における保持テーブル21の回転中心から支持体端縁までの距離をL1B、ウエハ端縁までの距離をL2Bとし、さらに、投光器から支持版裏面までの距離をH1A、ウエハ裏面までの距離をH2Aとすると、支持板Gの中心位置に対するウエハ中心位置のX軸方向のズレ量が次式(1)により求めることができる。
(L1A(H1A)−L2A(H2A))−(L1B−L2B)=X”/2 …(1)
Y軸方向については、図12に示すように、Y軸方向のC点における保持テーブル回転中心から支持板端縁までの距離をL1C、ウエハ端縁までの距離をL2Cとし、また、C点に対向するD点における保持テーブル回転中心から支持体端縁までの距離をL1D、ウエハ端縁までの距離をL2Dとし、さらに、投光器41から支持版裏面までの距離をH1C、ウエハ裏面までの距離をH2Cとすると、支持板Gの中心位置に対するウエハ中心位置のY軸方向のズレ量が次式(2)により求めることができる。
(L1C(H1C)−L2C(H2C))−(L1D−L2D)=Y”/2 …(2)
上記演算式(1)および(2)から支持板Gの中心位置に対するウエハWの中心位置のズレ量が予め決められた許容範囲の上限および下限値と比較され、許容範囲内に収まっていなければ、貼り合せ不良として判定する判定機能も有する。
さらに、ウエハ端縁の位置情報から、図14に示すウエハWの取り扱い位置を決めるためのノッチKの位置を求める。例えば、ノッチ部分は、図13に示すように、受光センサ42によって受光される反射光の量が多くなる。また、ウエハWと支持板Gの端縁間隔の基準値に対する変化において、ノッチ部分では端縁間隔が大きくなる。すなわち、図15に示すように、両端縁間の距離の誤差がノッチ部分では突然に大きくなり特定することができ、ラインセンサのセルからも特定することができる。したがって、所定の回転位相角ごとに検出した受光データから臨接する回転位相角ごとに差分をとって比較することによりノッチ部分を特定することができる。
次に、貼合せローラ27は、金属ローラの外周にシリコンゴムなどの弾性材を被覆して構成されたものであり、前後移動ならびに昇降可能に配備された可動台29の下部に左右水平に支承されている。また、貼合せローラ27はモータMで回転駆動可能であり、貼合せローラ27を前方に水平移動させる貼合せ作動の際、前進移動速度と同じ周速度で前方に自転駆動されるようになっている。
なお、詳細な構造は図示されていないが、可動台29は、パルスモータなどによって駆動昇降制御される昇降枠にガイド軸を介して前後に水平移動可能に支持されて、ベルト式あるいはネジ式の水平駆動手段によって前後水平に移動されるようになっており、この可動台29の前後移動によって貼合せローラ27が水平に前後移動され、図示されない昇降枠の昇降によって貼合せローラ27が上下移動するようになっている。
なお、第1コントローラ39は、第1演算処理部38を含み各種演算処理を行なうとともに、アライメントステージ4に備わった各機構をコントロールし、第2コントローラ28は、第2演算処理部25を含み各種演算処理を行なうとともに、貼合せ機構13に備わった各機構をコントロールしている。さらに、図示しない主制御部によって支持板貼り合せ装置の全体が総括的にコントロールされている。なお、第2コントローラ28、保持テーブル21、および回転機構32などは、本発明の位置合せ手段を構成する。
次に、上記実施例装置を用いてウエハWと支持板Gを貼り合までの一連の処理を、図16に示すフローチャートに基づいて説明する。
貼り合わせ指令が出されると、先ず、ウエハ搬送機構3におけるロボットアーム2が対象物供給部1に載置装填されたカセットC1またはカセットC2に向けて移動され、先端の保持部がいずれかのカセットに収容されている対象物同士の隙間に挿入され、対象物を裏面(下面)から吸着保持して搬出し、取り出した対象物をアライメントステージ4に移載する(ステップS1)。
アライメントステージ4に載置された対象物の判別を第1演算処理部38が行なう。つまり、判別機構32の投光部47から投光された光が対象物で反射され、当該反射光を受光センサ48により受光される。この受光量の変化に基づいて第1演算処理部38が、予め求めて設定入力した基準値と比較し、対象物がいずれであるかを判別する(ステップS2)。
対象物の判別処理が終了すると、第1コントローラ39が対象物に応じた第1周縁測定機構33または第2周縁測定機構34のいずれかを作動させるように選択する(ステップS3)。つまり、対象物がウエハWの場合、第1周縁測定機構33を選択し(ステップS4に進む)、対象物がガラス基板Gの場合、第2周縁選択機構34を選択する(ステップS12に進む)。
対象物がウエハWの場合、第1コントローラ39は、第1周縁測定機構33を作動させて、光源55と受光センサ53に対して保持テーブル30を回転走査し、ウエハ周縁の位置情報を取得する(ステップS4)。
位置情報の取得が完了すると、第1演算処理部38は、取得した位置情報に基づいてウエハWの中心位置を求める(ステップS5)。また、位置情報からノッチKなどの位置合せ部分を判別し、予め決めた基準位置に対するズレ量を求める(ステップS6)。
第1演算処理部38によって中心位置とズレ量が求まると、第1コントローラ39が、回転機構31をコントロールしてウエハWの取り扱い位置への位置合せを行なう(ステップS7)。
ウエハWの位置合せが完了すると、ロボットアーム2がウエハWを吸着保持してチャックテーブル5に移載する(ステップS8)。なお、チャックテーブル5にウエハWを移載すると、ロボットアーム2は、先に対象物を取り出したカセットとは異なるカセットから対象物を取り出す。つまり、この時点でロボットアーム2は、カセットC2から支持板Gを取り出しに行き、ウエハWと支持板Gの処理が平行して行われる。
チャックテーブル5に吸着保持されたウエハWの上方に、図4に示すように、テープ供給部6からウエハ対向面のセパレータs1が剥離された状態の両面粘着テープTが供給され、貼付けユニット8の貼付けローラ17が下降されるとともに、この貼付けローラ17が、図5に示すように、両面粘着テープTを下方に押圧しながらウエハW上を前方に転動する。これによって両面粘着テープTがウエハWの表面に貼付けられる。
次に、貼付けユニット8が終端位置に達すると、図6に示すように、上方に待機していたカッタ刃12が下降されて、チャックテーブル5の図示しないカッタ走行溝において両面粘着テープTに突き刺される。
カッタ刃12が所定の切断高さ位置まで下降されて停止すると、支持アーム22が所定の方向に回転され、これに伴ってカッタ刃12が縦軸心P周りに旋回移動して両面粘着テープTがウエハ外形に沿って切断される。
ウエハWの外周に沿ったテープ切断が終了すると、図7に示すように、カッタ刃12は元の待機位置まで上昇され、次いで、剥離ユニット10が前方へ移動しながらウエハW上で切り抜き切断されて残った不要テープT’およびセパレータs2を巻き上げ剥離する。
剥離ユニット10が剥離作業の終了位置に達すると、剥離ユニット10と貼付けユニット8とが逆方向に移動して初期位置に復帰する。この時、不要テープT’が回収ボビン20に巻き取られるとともに、一定量の両面粘着テープTがテープ供給部6から繰り出される(ステップS9)。
テープ貼付け処理が終了すると、チャックテーブル5における吸着が解除された後、貼付け処理のすんだウエハWはロボットアーム2の保持部に移載されて貼合せユニット13の保持テーブル21に移載される(ステップS10)。ここで、ウエハWのみ処理が完了する。
また、ステップS8のウエハWがアライメントステージ4からチャックテーブル5に搬送された後に、ロボットアーム2が、カセットC2から支持板Gを取り出してアライメントステージ4に移載する。つまり、ステップS1からステップS3の処理が行なわれ、その後に、ステップS11に進む。
第1コントローラ39は、第2周縁測定機構34を作動させて、投光器56と受光センサ57に対して保持テーブル30を回転走査し、支持板周縁の位置情報を取得する(ステップS11)。位置情報の取得が完了すると、第1演算処理部38は、取得した位置情報に基づいて支持板Gの中心位置を求める(ステップS12)。
第1演算処理部38により支持板Gの中心位置が求まると、第1コントローラ39が、回転機構31をコントロールして支持板Gの取り扱い位置への位置合せを行なう(ステップS13)。位置合せが完了すると、支持板Gはロボットアーム2の保持部に移載されて貼合せ機構13の保持テーブル21に先に載置保持されたウエハWに重ね合わされる(ステップS14)。
第2コントローラ28は、貼合せ機構13の貼合せローラ27を支持板Gの表面に転動させてウエハWに支持板Gを貼り合せる(ステップS15)。貼り合わせが完了すると、貼合せローラ27は、初期位置に復帰する。その後、支持板付きウエハWを吸着保持した保持テーブル21が所定高さまで上昇し、保持テーブル21と保持ステージ22の間隙に第3周縁測定機構24の先端が挿入さされて支持板GとウエハWの位置を検出位置に合せる。
位置合せが完了すると、投光器41からレーザーがウエハ裏面周縁に投光されるとともに保持テーブル21が回転する回転走査が開始される。この回転走査にともなって受光センサ42によって受光されたウエハWと支持板Gの裏面からの反射光を利用して、ウエハWと支持板Gの端縁の位置情報、中心位置、および保持テーブル21の回転中心に対するウエハWの中心位置のズレ量を、第2演算処理部25が求める(ステップS16)。このとき、ズレ量が予め決めた許容範囲の上限値および下限値よりも大きい場合は、貼り合わせエラーとして判定され、再処理工程であるステップS19へと搬送される(ステップS17)。許容範囲内に収まった支持板付きウエハWは、ロットアーム2で吸着保持して直接に次の工程搬送するか、または、一旦カセットに収納して次工程に搬送する(ステップS18)。以上でガラス基板GとウエハWの一連の貼り合わせ処理が完了する。
以上のように、ウエハWと支持板Gの裏面周縁に向けて指向性の強いレーザーを照射し、両部材の裏面からレーザーを反射させて一次元のラインセンサである受光センサ42によって受光することにより、ウエハWの厚み分だけ遅くれて戻る支持板裏面からの反射光を判定することができる。つまり、遅れ時間の発生するセンサのセル部分をウエハWの端縁として特定することができ、反射光が戻らないセルと反射光が戻るセルとの境界が支持板Gの端縁として特定することができる。この求まる両端縁の位置情報を利用することによりウエハWと支持板Gの中心位置を求めることができるとともに、両端縁間の距離と予め決めた両端縁間の距離の基準値とから支持板Gの中心位置に対するウエハGの中心位置のズレ量を求めることができる。求まるズレ量に基づいて、ウエハの中心位置の位置補正を精度よく行なうことができる。
<実施例2>
本実施例では、ウエハマウント装置のアライメントステージに上記実施例と同じ、第3周縁測定機構を備えた場合を例にとって説明する。したがって、同じ構成部分については同一符号を付すに留め、異なる部分について具体的に説明する。
図17は、ウエハマウント装置の全体構成を示す斜視図である。
本実施例のウエハマウント装置101は、支持板付きウエハWを多段に収納するカセットCが装填されるウエハ供給部102と、ロボットアーム104を備えたウエハ搬送機構103と、ウエハWの位置合せをするアライメントステージ107と、ウエハWを吸着保持するウエハ保持テーブル115と、リングフレームfが多段に収納されたリングフレーム供給部116と、リングフレームfを粘着テープの一例であるダイシングテープDTの貼付け位置に搬送するリングフレーム搬送機構117と、リングフレームfとウエハWに亘ってダイシングテープDTを貼り付け位置と待機位置に昇降移動させるリングフレーム昇降機構126と、リングフレームfとウエハWの裏面にダイシングテープDTを貼り付けて一体化したマウントフレームMFを作製するマウントフレーム作製部118と、作製されたマウントフレームMFを搬送する第1マウントフレーム搬送機構129と、マウントフレームMFのウエハ表面からガラス基板である支持板Gを分離する分離機構110と、ウエハWの表面に予め貼り付けられている両面粘着テープTを剥離する剥離機構130と、剥離機構130で両面粘着テープTが剥離されたマウントフレームMFを搬送する第2マウントフレーム搬送機構135と、マウントフレームMFの方向転換および搬送を行なうターンテーブル136と、マウントフレームMFを多段に収納するマウントフレーム回収部137とから構成されている。
ウエハ供給部102は、カセット台を備え、このカセット台に支持板Gがパターン面に貼り付けられたウエハWを多段に収納したカセットCが載置されるようになっている。このとき、ウエハWはパターン面を上向きにした水平姿勢を保っている。
ウエハ搬送機構103は、図示しない駆動機構によって旋回および昇降移動するように構成されており、後述するロボットアーム104よってウエハWをカセットCからアライメントステージ107に搬送するようになっている。
ウエハ搬送機構103のロボットアーム104は、その先端に図示しないウエハ保持部を備えている。また、ロボットアーム104は、カセットCに多段に収納されたウエハW同士の間隙をウエハ保持部が進退可能に構成されている。なおウエハ保持部の上面には吸着孔が設けられており、ウエハWを裏面から真空吸着して保持するようになっている。
アライメントステージ107は、ウエハWの裏面全体を覆って真空吸着する保持テーブル30と、第3周縁測定機構24を備えている。なお、アライメントステージ107は、図8から図10に示す貼合せ機構13の構成から貼合せローラ27や可動台29など駆動機構を除く構成となっている。
したがって、第3周縁測定機構24は、図9または図10に示すように、保持ステージの側方に設けられており、保持テーブル21が支持板Gを吸着保持した状態で所定高さまで上昇したときに、保持ステージと保持テーブル21との間隙に先端部分を進退移動できるように、図示しないパルスモータの駆動によってリニアガイドに沿って移動可能に構成されている。また、ウエハWの裏面側のウエハWの周縁と支持板Gの周縁とに跨って所定波長のレーザーを照射する投光器41と、反射光を受光する受光センサ42とから構成されている。なお、受光センサ42は、複数の受光性素子が直線上に配列された一次元のラインセンサであり、当該ラインセンサにより受光した受光データを図示しないコントローラに含まれる第3演算処理部に送信している。なお、第3周縁測定機構24は、本発明の照射手段と受光手段に、第3演算処理部は演算手段に相当する。
図示しない第3演算処理部は、第2演算処理部25と同様に第3演算処理部を図示しないコントローラに含み、受光センサ42によって所得された位置情報を利用し、支持板GおよびウエハWの中心位置、並びに支持板Gの中心位置に対するウエハWの中心位置のズレ量を上記演算式(1)および(2)を利用して求める。
また、アライメントステージ107は、ウエハWを載置して位置合せを行なう初期位置と、後述するマウントフレーム作製部118の上方に多段に配備されたウエハ保持テーブル115とリングフレーム昇降機構126との中間位置とにわたってウエハWを吸着保持した状態で搬送移動できるように構成されている。なお、ウエハ保持テーブル115は、本発明の位置合せ手段の1機構として機能する。
ウエハ保持テーブル115は、支持板Gの表面を覆って真空吸着できるように支持板Gよりも若干大きい外径を有する円形をしており、図示しない駆動機構によって、マウントフレーム作製部118の上方の待機位置から支持板付きウエハWをリングフレームfに貼付け位置にわたって昇降移動するとともに、第3演算処理部によって求められた支持板付きウエハWの中心位置のズレ量およびノッチKの位置情報に基づいて、水平方向およびウエハ保持テーブル115の縦軸心回りに回転移動するように構成されている。
また、ウエハ保持テーブル115は、後述するダイシングテープDTが裏面から貼り付けられたリングフレームfを吸着保持した状態で昇降する。つまり、ダイシングテープDTの貼付け位置まで降下するようになっている。
リングフレーム供給部116は底部に滑車が設けられたワゴン状のものであって、装置本体1内に装填されるようになっている。また、その上部が開口して内部に多段に収納されているリングフレームfをスライド上昇させて送り出すようになっている。
リングフレーム搬送機構117は、リングフレーム供給部116に収納されているリングフレームfを上側から1枚ずつ順番に真空吸着保持して、アライメントステージ107とダイシングテープ貼付け位置とにわたってリングフレームfを順番に搬送するようになっている。
マウントフレーム作製部118は、ダイシングテープDTを供給するテープ供給部119、ダイシングテープDTにテンションをかける引張機構120、ダイシングテープDTをリングフレームfに貼り付ける貼付ユニット121、リングフレームfに貼り付けられたダイシングテープDTを裁断するカッタ機構124、カッタ機構124によって裁断された後の不要なテープをリングフレームfから剥離する剥離ユニット123、および裁断後の不要な残存テープを回収するテープ回収部125とを備えている。
引張機構120は、ダイシングテープDTを幅方向の両端から挟み込んで、テープ幅方向にテンションをかけるようになっている。つまり、柔らかいダイシングテープDTを用いると、テープ供給方向に加わるテンションによって、その供給方向に沿ってダイシングテープDTの表面に縦皺が発生してしまう。この縦皺を回避してリングフレームfにダイシングテープDTを均一に貼り付けるために、テープ幅方向側からテンションをかけるのである。
貼付ユニット121は、ダイシングテープDTの上方に保持されたリングフレームfの斜め下方の待機位置に配備されている。この貼付ユニット121には、ゴムや弾性樹脂材料などからなる表面に適度な弾性を有する貼付けローラ122が備えられている。貼付ローラ122は、貼付け開始位置に到達すると、ダイシングテープDTの非粘着面を押圧しながら転動し、リングフレームfとウエハWの裏面にわたってダイシングテープDTを貼り付けてゆくようになっている。
カッタ機構124は、リングフレームfが載置されたダイシングテープDTの下方に配備されている。ダイシングテープDTが貼付ユニット21によってリングフレームfに貼り付けられると、引張機構120によるダイシングテープDTの保持が開放され、このカッタ機構124が上昇する。上昇したカッタ機構124はリングフレームfに沿ってダイシングテープDTを裁断する。
剥離ユニット123は、カッタ機構124によって裁断されたダイシングテープDTの不要な部分をリングフレームfから剥離するようになっている。具体的には、リングフレームfへのダイシングテープDTの貼り付けおよび裁断が終了すると、引張機構120によるダイシングテープDTの保持が開放される。次いで、剥離ユニット123が、リングフレームf上をテープ供給部119側に向かって移動し、裁断後の不要なダイシングテープDTを剥離する。
リングフレーム昇降機構126は、リングフレームfを吸着保持するリング保持テーブルを備えている。つまり、リングフレーム昇降機構126は、リングフレーム搬送機構117によってダイシングテープ貼付け位置にリングフレームfが搬送されてくると降下し、リング保持テーブルによりリングフレームfを吸着保持させるとともに、吸着保持されたリングフレームfにダイシングテープを貼り付け位置まで昇降移動させる。なお、リング保持テーブルにリングフレームfが吸着保持されると、リングフレームfを保持していたリングフレーム搬送機構117は、リングフレーム供給部116の上方の初期位置に戻る。
また、このとき、ウエハWを吸着保持したウエハ保持テーブル115もウエハWの貼付け位置まで降下する。
第1マウントフレーム搬送機構129は、リングフレームfとウエハWとが一体化されたマウントフレームMFを真空吸着して剥離機構130の図示しない剥離テーブルに移載するようになっている。
剥離機構130は、支持板付きウエハWを載置して当該剥離機構130と分離機構110とにわたって移動させる剥離テーブル(図示しない)、剥離テープTsを供給するテープ供給部131、剥離テープTsの貼り付けおよび剥離を行なう剥離ユニット132、および剥離された剥離テープTsと両面粘着テープTを回収するテープ回収部134とから構成されている。
分離機構110は、剥離テーブルの停止位置の上方に支持板Gよりも大径の吸着部材111が配備されている。吸着部材111は、支持板Gを吸着する下面に吸着孔が形成されており、上方の待機位置と支持板Gに当接して吸着保持する作用位置とにわたって昇降移動するように構成されている。また、その内部には、ヒータが埋設されており、当接する支持板Gを介して両面粘着テープの支持板側の発泡性を有する粘着層を加熱するように構成されている。
剥離機構130のテープ供給部131は、原反ローラから導出した剥離テープTsを剥離テーブルの上方を通って供給するようになっている。
剥離ユニット132は、剥離プレート133を備えている。この剥離プレート133は、剥離テーブルによって搬送されてきた支持体分離後のウエハW(マウントフレームMFにダイシングテープDTを介して貼り付けられたウエハW)のパターン面に残る両面粘着テープTの表面を押圧しながら移動する。このとき、剥離プレート133は、剥離テープTsの非粘着面を押圧しながら両面粘着テープTに剥離テープTsを貼り付けるとともに、剥離テープTsと両面粘着テープTとを一体にして剥離するようになっている。なお、剥離テープTsは、ウエハWの径よりも幅狭のものが利用される。
第2マウントフレーム搬送機構135は、剥離機構130から払い出されたマウントフレームMFを真空吸着してターンテーブル136に移載するようになっている。
ターンテーブル136は、マウントフレームMFの位置合せおよびマウントフレーム回収部137への収納を行なうように構成されている。つまり、第2マウントフレーム搬送機構135によってターンテーブル136上にマウントフレームMFが載置されると、ウエハWのオリエンテーションフラットや、リングフレームfの位置決め形状などに基づいて位置合せを行なう。またマウントフレーム回収部137へのマウントフレームMFの収納方向を変更するために、ターンテーブル136は旋回するようになっている。また、ターンテーブル136は、収納方向が定まるとマウントフレームMFを図示しないプッシャーによって押出してマウントフレーム回収部137にマウントフレームMFを収納するようになっている。
マウントフレーム回収部137は、図示しない昇降可能な載置テーブルに載置されている。つまり、載置テーブルが昇降移動することによって、プッシャーによって押出されたマウントフレームMFをマウントフレーム回収部137の任意の段に収納できるようになっている。
次に、上述のウエハマウント装置の一連の処理を、図16に示すフローチャートに基づいて説明する。
ロボットアーム104のウエハ保持部がカセットCの隙間に挿入される。支持板付きウエハWは下方から吸着保持されて1枚ずつ取り出される。取り出されたウエハWは、アライメントステージ107に移載される(ステップS21)。
第3周縁測定機構24は、ウエハ周縁の回転走査により支持体GおよびウエハWの両端縁の位置情報を取得する(ステップS22)。第3演算処理部は取得された両端縁の位置情報を利用してウエハWおよび支持板Gの中心位置、並びに支持板Gの中心位置に対するウエハWの中心位置のズレ量を求める(ステップS23,24)。同時にアライメントステージ107では、支持板Gの中心位置に基づいて位置合せが行なわれる(ステップS25)。
アライメントステージ107上で位置合せが終了すると、保持テーブル21に吸着保持されたままアライメントステージ107ごと次のマウントフレーム作製部118へと搬送される(ステップS26)。つまり、アライメントステージ107は、ウエハ保持テーブル115とリングフレーム昇降機構126との中間位置に移動する。
アライメントステージ107が所定の位置で待機すると、上方に位置するウエハ保持テーブル115が降下し、ウエハ保持テーブル115の吸着面が支持板Gの表面に当接して真空吸着を開始する。ウエハ保持テーブル115の真空吸着が開始されると、保持テーブル21側の吸着保持が開放され、ウエハWはウエハ保持テーブル115に反りを矯正して平面保持した状態のまま受け取られる。支持板付きウエハWを受け渡したアライメントステージ107は、初期位置へと戻る。
ウエハ保持テーブル115が支持体付きウエハWを吸着保持すると、リングフレーム供給部116に多段に収納されたリングフレームfが、リングフレーム搬送機構117によって上方から1枚ずつ真空吸着されて取り出される。取り出されたリングフレームfは、図示しないアライメントステージで位置合せが行なわれたのち、ダイシングテープDTの上方の貼付け位置に搬送される。
リングフレーム搬送機構117によって保持されたリングフレームfが貼付け位置に到達すると、上方に待機しているリングフレーム昇降機構126が降下し、その下部に備えられたリング保持テーブルでリングフレームfの表面を吸着保持する。この吸着にともなって、リングフレーム搬送機構117は、リングフレームの吸着を解除し、初期位置に戻る。
リングフレーム搬送機構117が初期位置に戻るまでに、図示しないコントローラが第3演算処理部によって求められウエハWのズレ量とノッチKの位置情報に基づいて、ウエハWの中心位置がリングフレームfの中心位置と一致するように、ウエハ保持テーブル115を水平方向および回転軸回りに移動して位置補正を行なう(ステップS27)。
ウエハ保持テーブル115の位置補正が終了すると、ウエハ保持テーブル115がダイシングテープDTの貼付け位置に降下する。
ウエハ保持テーブル115が貼付け位置に到達すると、リングフレーム昇降機構126が、さらにダイシングテープDTの貼付け位置に降下する。リングフレーム昇降機構126が所定位置に到達すると、それぞれが図示しない保持機構によって保持される。このとき、テープ供給部119からダイシングテープDTの供給が開始される。同時に貼付けローラ122が貼付け開始位置に移動する。つまり、支持体Gの表面を吸着保持したウエハ保持テーブル115の底面が、リングフレーム昇降機構126の中央に設けられた開口部に収まり、リングフレームfおよびウエハWがダイシングテープDTの粘着面とが近接する。
貼付け開始位置に貼付けローラ122が到達すると、ダイシングテープDTの幅方向の両端を引張機構120が保持し、テープ幅方向にテンションをかける。
次いで貼付ローラ122が上昇し、ダイシングテープDTをリングフレームfの端部に押圧して貼り付ける。リングフレームfの端部にダイシングテープDTを貼り付けると、貼付けローラ122は待機位置であるテープ供給部119側に向かって転動する。この時、貼付けローラ122は、ダイシングテープDTの上面(非粘着面)を押圧しながら転動し、リングフレームfとウエハWの裏面にわたってダイシングテープDTを貼り付けてゆく(ステップS28)。その結果、リングフレームfとウエハWとが一体化されたマウントフレームMFが作製される。
貼付けローラ122が貼付位置の終端に到達すると、引張機構120によるダイシングテープDTの保持が開放される。
同時にカッタ機構124が上昇し、リングフレームfに沿ってダイシングテープDTを裁断する。ダイシングテープDTの裁断が終了すると、剥離ユニット123がテープ供給部119側に向かって移動し、不要なダイシングテープDTを剥離する。
ダイシングテープDTが貼り付けられて作成されたマウントフレームMFは、リングフレームfについてはリングフレーム昇降機構126によって吸着保持され、ウエハWは、ウエハ保持テーブル115によって吸着保持された状態で連動して上方へ搬送される。
このとき、図示しない保持テーブルがマウントフレームMFの下方に移動し、マウントフレームMFがこの保持テーブルに載置される。載置されたマウントフレームMFは、第1マウントフレーム搬送機構129によって吸着保持され、図示しない剥離テーブルに移載される。
マウントフレームMFが載置された剥離テーブルは、剥離ユニット132の下方に向かって移動した後に、さらに、分離機構110の分離位置に移動する(ステップS29)。
剥離テーブルが分離位置に到達すると、吸着部材111が降下して支持板Gの表面に当接しながら加熱し、粘着層を発砲させて支持板Gを分離する(ステップS30)。分離された支持板Gは、吸着部材111に吸着保持されたまま図示しない回収部に搬送される。支持板Gの分離されたマウントフレームMFは、剥離テーブルに保持されたまま、剥離ユニット132の剥離位置に移動する(ステップS31)。
剥離ユニット132において、剥離プレート133がテープ供給部131から供給される剥離テープTsをウエハWの表面に残った両面粘着テープTに押圧しながら貼り付けてゆく。剥離プレート133は剥離テープTsの貼り付けと同時に、貼り付けた剥離テープTsを剥離しながら両面粘着テープTを一緒にウエハWの表面から剥離してゆく(ステップS32)。
両面粘着テープTの剥離処理が終了したマウントフレームMFは、剥離テーブルによって第2マウントフレーム搬送機構135の待機位置まで移動する(ステップS33)。
剥離機構130から払い出されたマウントフレームMFは、第2マウントフレーム搬送機構135によってターンテーブル136に移載される。移載されたマウントフレームMFは、オリエンテーションフラットやノッチによって位置合せが行なわれるとともに、収納方向の調節が行なわれる。位置合せおよび収納方向が定まるとマウントフレームMFは、プッシャーによって押出されてマウントフレーム回収部137に収納される(ステップS34)。
以上のように、第3周縁測定機構24によって取得したウエハWと支持板Gの両端縁の位置情報を利用することにより、ウエハWと支持板Gの中心位置、ノッチKの位置情報、および支持板Gに対するウエハWの中心位置のズレ量を精度よく求めることができる。また、これらの演算結果を利用することにより、支持板付きウエハWであっても、ウエハWの中心位置がリング状フレームfの中心位置と一致するように位置補正を行なって貼り合せることができる。つまり、ウエハ保持テーブル115によって支持体Gの表面を吸着保持した状態で、ウエハWの中心位置のズレ量に基づいて水平方向およびウエハ中心軸回りに回転させてリング状フレームfとの貼り合わせ位置の補正を行なった後に、両部材を精度よく貼り合せることができる。したがって、後工程であるダイシング加工工程では、ウエハWをチップ状に精度よく切断することができる。
なお、本発明は以下のような形態で実施することも可能である。
(1)上記各実施例では、ウエハWと支持板Gの裏面周縁にレーザーを照射していたが、レーザーの代わりに超音波を利用することもできる。
(2)また、実施例1に係る支持板貼合せ装置の第2演算処理部25で求めた各位置情報やウエハWのズレ量などをメモリやハードディスクなどの記憶手段に一端記憶し、この記憶情報を、LAN(Local Area Network)や無線などを利用してウエハマウント装置に転送し、ウエハマウント装置内で、所定の支持板付きウエハWがリング状フレームfに貼り合されるときに、送信されてきた情報を参照し、その内容に基づいてウエハWの中心位置がリング状フレームfの中心位置と一致するように位置補正を行なうようにしてもよい。また、記憶媒体に記憶したものを個別の装置にセットして読み出すように構成してもよい。
(3)上記実施例1では、貼合せ機構13において大気開放状態でウエハWに支持板Gを両面粘着テープを介して貼り合せていたが、当該機構13を密封して真空状態で行なうように構成してもよい。
本発明の一実施例に係る支持板貼合せ装置の全体を示す斜視図である。 アライメントステージの平面図である。 アライメントステージの電気的構成を含む正面図である。 貼付けユニットの側面図である。 貼付けユニットの動作を説明する図である。 貼付けユニットの動作を説明する図である。 貼付けユニットの動作を説明する図である。 貼合せ機構の要部構成を示す平面図である。 貼合せ機構の要部構成を示す正面図である。 貼合せ機構の動作を示す正面図である。 ウエハに支持板を貼り合せた状態を示す平面図である。 レーザー照射時の動作を説明する図である。 レーザー照射時の動作を説明する図である。 ウエハのノッチ部分を示す平面図および部分拡大図である。 ウエハ端縁位置のズレを示す図である。 支持板貼合せ装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例に係るウエハマウント装置の全体を示す斜視図である。 ウエハマウント装置の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
3 … ウエハ搬送機構
4 … アライメントステージ(支持板貼合せ装置)
13 … 貼合せ機構
21 … 保持テーブル(貼合せ機構)
22 … 保持ステージ
23 … 回転機構
24 … 第3周縁測定機構
25 … 第2演算処理部
27 … 貼合せローラ
107 … アライメントステージ(ウエハマウント装置)
110 … 分離機構
W … ウエハ
T … 両面粘着テープ

Claims (3)

  1. 半透過または全反射型の支持板の貼り合わされた半導体ウエハの中心位置および半導体ウエハの周縁部分にある位置決め用の検出部位の少なくとも一方を検出し、当該検出結果を利用して半導体ウエハの取り扱い位置を決定する支持板付き半導体ウエハの位置決め方法であって、
    前記半導体ウエハの直径以上の大きさを有する前記支持板に両面粘着テープを介して当該支持板に納まるように貼り合わされた半導体ウエハの非貼り合せ面側から当該半導体ウエハの周縁に向けて当該ウエハ径方向に所定幅を有する所定波長のレーザーを投光器から照射しながら当該周縁に沿って走査し、レーザーが半導体ウエハの非貼り合せ面と、支持板の貼り合せ面とから反射して戻る反射光を受光器で受光したときの受光状態の変化に応じて、半導体ウエハの端縁と支持板の端縁を検出する検出過程と、
    検出された前記両端縁の情報を利用し、半導体ウエハの端縁から支持板の端縁までの距離を求め、当該距離の変化に基づいて半導体ウエハの中心位置および半導体ウエハの周縁部分にある前記検出部位の少なくとも一方を判定する判定過程と、
    を備えたことを特徴とする支持板付き半導体ウエハの位置決め方法。
  2. 請求項1に記載の支持板付き半導体ウエハの位置決め方法を利用した半導体ウエハの製造方法において、
    前記半導体ウエハの直径以上の大きさを有する前記支持板を前記半導体ウエハに貼り合せる貼り合せ過程と、
    前記半導体ウエハの直径以上の大きさを有する前記支持板に両面粘着テープを介して当該支持板に納まるように貼り合わされた半導体ウエハの非貼り合せ面側から当該半導体ウエハの周縁に向けて当該ウエハ径方向に所定幅を有する所定波長のレーザーを投光器から照射しながら当該周縁に沿って走査し、レーザーが半導体ウエハの非貼り合せ面と、支持板の貼り合せ面とから反射して戻る反射光を受光器で受光したときの受光状態の変化に応じて、半導体ウエハの端縁と支持板の端縁を検出する検出過程と、
    検出された前記両端縁の情報を利用し、半導体ウエハの端縁から支持板の端縁までの距離を求め、当該距離の変化に基づいて半導体ウエハの中心位置および半導体ウエハの周縁部分にある前記検出部位の少なくとも一方を判定する判定過程と、
    判定の結果から得られた前記半導体ウエハの中心位置および半導体ウエハの周縁部分にある検出部位の少なくとも一方の位置情報を記憶手段に記憶する記憶過程と、
    研削加工後の前記支持板付き半導体ウエハをリング状フレームの中央に粘着テープを介して貼り付け保持して一体化するウエハマウント装置に搬送する搬送過程と、
    前記記憶手段に記憶された前記位置情報をウエハマウント装置に転送する転送過程と、
    前記ウエハマウント装置に搬送された前記支持板付き半導体ウエハをリング状フレームの中央に粘着テープを介して貼り付け保持するとき、前記記憶手段から転送された位置情報を利用し、当該半導体ウエハを貼り付け保持する位置を補正する補正過程と、
    前記補正に基づいてリング状フレームの中央に支持板付き半導体ウエハを貼り付け保持する保持過程と、
    リング状フレームと一体化された前記支持板付き半導体ウエハから支持板を分離する分離過程と、
    支持板の分離された前記半導体ウエハの面から両面粘着シートを剥離する剥離過程と、
    を備えたこと特徴とする半導体ウエハの製造方法。
  3. 両面粘着テープを介して半透過または全反射型の支持板の貼り合わされた半導体ウエハの取り扱い位置を決める支持板付き半導体ウエハの位置決め装置であって、
    前記半導体ウエハの直径以上の大きさを有する支持板に納まるように貼り合わされた半導体ウエハの中央部分を保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された保持面側から支持板付き半導体ウエハの周縁に向けて当該半導体ウエハの径方向に所定幅を有する所定波長のレーザーを照射する照射手段と、
    前記照射手段から支持板付き半導体ウエハの周縁に照射されて半導体ウエハの保持面および支持板の貼り合せ面で反射されて戻る反射光を受光する受光手段と、
    前記照射手段と受光手段の組が、前記支持板付き半導体ウエハの周縁を走査するように照射手段と受光手段の組と、保持手段とを相対移動させる移動手段と、
    前記支持板に両面粘着テープを介して貼り合わされた半導体ウエハの非貼り合せ面側から当該半導体ウエハの周縁に向けて当該ウエハ径方向に所定幅を有する所定波長のレーザーを照射手段から照射しながら当該周縁に沿って走査し、レーザーが半導体ウエハの非貼り合せ面と、支持板の貼り合せ面とから反射して戻る反射光を受光手段で受光したときの受光状態の変化に応じて、前記半導体ウエハの端縁と支持板の端縁の位置情報を求め、
    前記両端縁の情報を利用し、半導体ウエハの端縁から支持板の端縁までの距離を求め、当該距離の変化に基づいて半導体ウエハの中心位置および半導体ウエハの周縁部分にある検出部位の少なくとも一方を求める演算手段と、
    前記演算手段の演算結果に応じて、前記保持手段を水平および中心軸回りに回転させて支持板付き半導体ウエハの取り扱い位置の位置合せを行なう位置合せ手段と、
    を備えたことを特徴とする支持板付き半導体ウエハの位置決め装置。
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