JP4531964B2 - 盗難検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車、営業車、バスやトラックといった大型車をはじめ、農業機械や建設機械などを含む車輛等の盗難防止システムにおいて、車輛等に不審人物が近づいたことを検知するための手段である盗難検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の盗難防止システムの一例として、車輛等に不審人物が近づいたことを検知して盗難検知信号を出力する盗難検知装置と、盗難検知信号を受信したときに光や音等によって警報報知を行う警報報知装置とからなるものがある。
【0003】
この盗難検知装置の一例として、人が車輛等の扉をこじ開けたり、車輛等の上に乗ったりした場合に発生する振動を検知して振動検知信号を出力する振動検知センサと、この振動検知センサから出力される振動検知信号に基づいて警報報知装置へ盗難検知信号を出力する発信回路とを備えたものがある。
【0004】
このような盗難防止システムを設けておくことにより、車輛等の窃盗犯が、例えば車内の備品を盗もうとして車輛等の扉をこじ開けたときに、車輛等に取り付けられている盗難検知装置によって振動による車輛等の異常を検知し、警報報知装置によって警報報知を行うことができる。また、車輛等の所有者が車輛等を使用するときには、所定のリモコン操作等を行って警報報知装置を動作オフ状態にした後で、車輛等に乗り込めばよい。
【0005】
また、人体検知センサと衝撃(振動)センサとを備え、人体検知センサからの検知信号の後に衝撃(振動)センサから検知信号があったときに警報を発するようにした乗物用防犯警報装置が提案されている(特開2000−6761号公報)。
【0006】
この乗物用防犯警報装置によれば、人体検知センサが車輛等に近づく人間を検知してはじめて、衝撃(振動)サンセによる検知を有効とするようになっている。これにより、他の車輛等が近くを通ったときに生じる振動等による誤作動を、防止し得るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したいずれの装置においても、警報を聞いて車輛等に駆けつけたとき、不審人物がすでにその場所から逃走していた場合には、不審人物を特定することができないといった問題があった。
【0008】
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、現場から不審人物が逃走した後であっても、その不審人物の撮影画像を残しておくことにより、不審人物の特定を可能とした盗難検知装置を提供することにある。
【0015】
本発明の盗難検知装置は、車輛等に加わる振動を検知した場合に振動検知信号を出力する振動検知手段と、車輛等に人が近づいたことを検知したときに人体検知信号を出力する人体検知手段と、車輛等周辺を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された車輛等周辺の撮影画像を出力する発信手段と、一定時間の計測を行う計測手段と、これら各手段の動作制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記人体検知手段から人体検知信号を受け取ると、前記撮影手段による車輛等周辺の撮影を開始するとともに、前記計測手段による一定時間の計測を開始し、この一定時間の計測中に前記振動検知手段から振動検知信号を受け取ると、前記撮影手段による前記撮影画像を前記発信手段より発信する一方、前記振動検知手段から振動検知信号を受け取らないまま前記計測手段による前記一定時間の計測を終了した場合には、前記撮影画像を消去することを特徴とする。
【0016】
このような特徴を有する本発明によれば、不審人物が駐車中の車輛等に近づき、かつ車輛等のドアをこじ開けようとしたような場合には、撮影手段であるデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等によって撮影された車輛等周辺の撮影画像が、発信手段から発信される。これにより、不審人物の撮影画像が入手できるので、その車輛等の所有者がその場所に駆けつけたときに、すでに不審人物が逃走していた場合でも、その撮影画像から、不審人物を特定して、警察等に通報することができる。また、人体検知手段から出力される人体検知信号に基づいて、撮影手段による車輛等周辺の撮影を開始し、振動検知手段から出力される振動検知信号に基づいて、その撮影画像を発信手段より発信するように構成したので、例えば、ただ単に車輛等に近づいただけで、そのまま通り過ぎたような場合、すなわち、車輛等の窃盗目的でない場合には、撮影画像を発信せず、車輛等の窃盗目的である場合にのみ、撮影画像を発信するので、単なる通行人を不審人物であると判断してしまうといった誤判断を回避することができる。
【0017】
また、発信手段は、振動検知手段から出力される振動検知信号または人体検知手段から出力される人体検知信号に基づいて盗難検知信号を出力する。これにより、車輛等の所有者は、盗難検知信号による警報によって、自分の車輛等が盗難にあっていることが分かるとともに、同時に送られてくる撮影画像によって、そのときの不審人物の行動も確認でき、かつ人物の特定も可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明の盗難検知装置の一実施の形態を示す説明図である。
【0020】
本実施の形態において、盗難検知装置は、この盗難検知装置が搭載されている車輛等に加わる振動を検知した場合に振動検知信号を出力する振動検知センサ1と、車輛等に人が近づいたことを検知したときに人体検知信号を出力する人体検知センサ2と、車輛等周辺を撮影する撮影手段としてのカメラ装置(デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等)3と、これら振動検知センサ1から出力される振動検知信号または人体検知センサ2から出力される人体検知信号に基づいて盗難検知信号を出力する発信手段としての発信回路4と、これら各センサ1,2やカメラ装置3や発信回路4の動作制御を行う制御部(例えば、CPU(central processing unit))5とを備えている。また、制御部5には、一定時間を計測するタイマー回路6が接続されている。
【0021】
振動検知センサ1は、ボンネット、フェンダー、ルーフ、トランク、バンパ、ドア、タイヤホイール等をはじめ、シャーシ、エンジン周りの各部品等、車体の各部に取り付けられている。
【0022】
人体検知センサ2は、従来から使用されている人体検知センサが使用可能であり、例えば、赤外線を用いて人体を検知するものや、超音波を用いて人体を検知するものを使用することができる。この人体検知センサ2の設置場所は、車体であっても、車輛等の周囲(例えばガレージの壁等)であってもよく、車体と車輛等の周囲の両方であってもよい。また、人体検知センサ2の設置個数は、設置する車輛等の形や大きさと人体検知センサ2の検知可能範囲との兼ね合いによって適宜決定すればよい。つまり、人体検知センサ2の設置場所や設置個数は、車輛等の前後、左右および上下周辺部に所定距離まで近づいた人を確実に検知できるように適宜調整すればよい。
【0023】
カメラ装置3は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等が使用可能である。このカメラ装置3の設置場所は、車体であっても、車輛等の周囲(例えばガレージの壁等)であってもよく、車体と車輛等の周囲の両方であってもよい。また、カメラ装置3の設置個数は、設置する車輛等の形や大きさとカメラ装置3の撮影可能範囲との兼ね合いによって適宜決定すればよい。
【0024】
発信回路4は、光信号または電波等の無線信号を盗難検知信号として警報報知装置へ出力するものであってもよく、また、信号線を通じて警報報知装置に盗難検知信号や撮影画像を出力するものであってもよい。
【0025】
なお、警報報知装置は、撮影画像を出力する関係上、人が常時待機している場所(例えば警備室等)に設置しておくのが好ましい。
【0026】
次に、この盗難検知装置の実施例について図面を参照しつつ説明する。
【0027】
[参考例1]
図2は、図1に示す盗難検知装置の参考例1に対応した処理動作を示すフローチャートである。
【0028】
使用者は車輛等を駐車すると、盗難検知装置を作動させて車輛等から離れる。
【0029】
これにより、盗難検知装置は、振動検知センサ1によって車体の振動を常に検知する状態となる(ステップS1)。
【0030】
そして、この状態において、振動検知センサ1によって振動が検知されると(ステップS1においてYesと判断されると)、振動検知センサ1は、制御部5に対して振動検知信号を出力する(ステップS2)。制御部5は、この振動検知信号を受け取ると、カメラ装置3を作動させて、車輛等の周辺の撮影を開始する(ステップS3)。
【0031】
また、制御部5は、この振動検知信号を受け取ると、発信回路4へ所定の信号を出力し、発信回路4は警報報知装置(図示せず)へ盗難検知信号を出力する(ステップS4)。これにより、警報報知装置は、警報音を出力する。また、制御部5は、カメラ装置3で撮影された車輛等周辺の撮影画像を、所定の圧縮技術(JPEGやMPEG等)によって圧縮し、これを発信回路4へ出力して、警報報知装置へ撮影画像を出力する(ステップS4)。警報報知装置では、この圧縮されて送られてきた撮影画像を復号し、撮影画像として図示しない表示部に表示し、または印字装置より印字出力する。
【0032】
このように、本参考例1の盗難検知装置によれば、不審人物が駐車中の車輛等のドアをこじ開けようとしたような場合には、振動検知センサ1がこれを検知し、その振動検知信号に基づき、カメラ装置3で撮影した車輛等周辺の撮影画像を発信回路4から警報報知装置へ発信する。これにより、不審人物の撮影画像が入手できるので、その車輛等の所有者がその場所に駆けつけたときに、すでに不審人物が逃走していた場合でも、その撮影画像から、不審人物を特定して、警察等に通報することができる。また、警報報知装置には、盗難検知信号も送られてくるので、車輛等の所有者は、この盗難検知信号による警報によって、自分の車輛等が盗難にあっていることをリアルタイムに知ることができる。これにより、警察に通報する等、迅速な対応をとることができる。
【0033】
[参考例2]図3は、図1に示す盗難検知装置の参考例2に対応した処理動作を示すフローチャートである。
【0034】
使用者は車輛等を駐車すると、盗難検知装置を作動させて車輛等から離れる。
【0035】
これにより、盗難検知装置は、人体検知センサ2によって、車輛等に不審人物が近づいた場合にこれを検知する状態となる(ステップS11)。
【0036】
そして、この状態において、人体検知センサ2によって車輛等に不審人物が近づいたことが検知されると(ステップS11においてYesと判断されると)、人体検知センサ2は、制御部5に対して人体検知信号を出力する(ステップS12)。制御部5は、この人体検知信号を受け取ると、カメラ装置3を作動させて、車輛等の周辺の撮影を開始する(ステップS13)。
【0037】
また、制御部5は、この人体検知信号を受け取ると、発信回路4へ所定の信号を出力し、発信回路4は警報報知装置(図示せず)へ盗難検知信号を出力する(ステップS14)。これにより、警報報知装置は、警報音を出力する。また、制御部5は、カメラ装置3で撮影された車輛等周辺の撮影画像を、所定の圧縮技術によって圧縮し、これを発信回路4へ出力して、警報報知装置へ撮影画像を出力する(ステップS14)。警報報知装置では、この圧縮されて送られてきた撮影画像を復号し、撮影画像として図示しない表示部に表示し、または印字装置より印字出力する。
【0038】
このように、本参考例2の盗難検知装置によれば、不審人物が駐車中の車輛等に近づいた場合には、人体検知センサ2がこれを検知し、その人体検知信号に基づき、カメラ装置3で撮影した車輛等周辺の撮影画像を発信回路4から警報報知装置へ発信する。これにより、不審人物の撮影画像が入手できるので、その車輛等の所有者がその場所に駆けつけたときに、すでに不審人物が逃走していた場合でも、その撮影画像から、不審人物を特定して、警察等に通報することができる。また、警報報知装置には、盗難検知信号も送られてくるので、車輛等の所有者は、この盗難検知信号による警報によって、自分の車輛等が盗難にあっていることをリアルタイムに知ることができる。これにより、警察に通報する等、迅速な対応をとることができる。
【0039】
[実施例1]
図4は、図1に示す盗難検知装置の実施例1に対応した処理動作を示すフローチャートである。
【0040】
使用者は車輛等を駐車すると、盗難検知装置を作動させて車輛等から離れる。
【0041】
これにより、盗難検知装置は、人体検知センサ2によって、車輛等に不審人物が近づいた場合にこれを検知するとともに、振動検知センサ1によって車体の振動を常に検知する状態となる(ステップS21)。
【0042】
そして、この状態において、まず、人体検知センサ2によって車輛等に不審人物が近づいたことが検知されると(ステップS21においてYesと判断されると)、人体検知センサ2は、制御部5に対して人体検知信号を出力する(ステップS22)。制御部5は、この人体検知信号を受け取ると、カメラ装置3を作動させて、車輛等の周辺の撮影を開始する(ステップS23)。
【0043】
また、制御部5は、この人体検知信号を受け取ると、タイマー回路6を起動して、一定時間(例えば、10秒等)の計測を開始する(ステップS24)。そして、その一定時間の計測中に、振動検知センサ1によって振動が検知されると(ステップS25においてYesと判断されると)、振動検知センサ1は、制御部5に対して振動検知信号を出力する(ステップS26)。制御部5は、この振動検知信号を受け取ると、カメラ装置3によって撮影された車輛等周辺の撮影画像を所定の圧縮技術によって圧縮し、これを発信回路4へ出力するとともに、振動検知信号に基づく所定の信号を発信回路4へ出力する。発信回路4は、この所定の信号に基づいて、警報報知装置へ盗難検知信号を出力すとともに、撮影画像を警報報知装置へ出力する(ステップS27)。これにより、警報報知装置は、警報音を出力するとともに、圧縮されて送られてきた撮影画像を復号し、撮影画像として図示しない表示部に表示し、または印字装置より印字出力する。
【0044】
一方、ステップS24において、一定時間を計測しても振動検知センサ1によって振動が検知されない場合(ステップS24でYesと判断された場合)には、例えば、通行人がただ単に車輛等に近づいただけであると判断し、撮影画像を消去するとともに(ステップS28)、タイマー回路6をリセットして(ステップS29)、ステップS21に戻る。
【0045】
このように、本実施例1の盗難検知装置によれば、車輛等の窃盗目的でない場合には、撮影画像を発信せず、車輛等の窃盗目的である場合にのみ、撮影画像を発信するので、単なる通行人を不審人物であると判断してしまうといった誤検知を回避することができる。また、不審人物が駐車中の車輛等に近づいた場合には、その不審人物の撮影画像が入手できるので、その車輛等の所有者がその場所に駆けつけたときに、すでに不審人物が逃走していた場合でも、その撮影画像から、不審人物を特定して、警察等に通報することができる。さらに、警報報知装置には、盗難検知信号も送られてくるので、車輛等の所有者は、この盗難検知信号による警報によって、自分の車輛等が盗難にあっていることをリアルタイムに知ることができる。これにより、警察に通報する等、迅速な対応をとることができる。
【0050】
本発明の盗難検知装置によれば、不審人物が駐車中の車輛等に近づき、かつ車輛等のドアをこじ開けようとしたような場合には、撮影手段であるデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等によって撮影された車輛等周辺の撮影画像を、発信手段から発信するように構成している。これにより、不審人物の撮影画像が入手できるので、その車輛等の所有者がその場所に駆けつけたときに、すでに不審人物が逃走していた場合でも、その撮影画像から、不審人物を特定して、警察等に通報することができる。また、人体検知手段から出力される人体検知信号に基づいて、撮影手段による車輛等周辺の撮影を開始し、振動検知手段から出力される振動検知信号に基づいて、その撮影画像を発信手段より発信するように構成している。すなわち、例えばただ単に車輛等に近づいただけで、そのまま通り過ぎたような場合、つまり、車輛等の窃盗目的でない場合には、撮影画像を発信せず、車輛等の窃盗目的である場合にのみ、撮影画像を発信するので、単なる通行人を不審人物であると判断してしまうといった誤判断を回避することができる。 また、発信手段は、振動検知手段から出力される振動検知信号または人体検知手段から出力される人体検知信号に基づいて盗難検知信号を出力するように構成したので、車輛等の所有者は、盗難検知信号による警報によって、自分の車輛等が盗難にあっていることをリアルタイムに知ることができるとともに、不審人物の行動も確認できる。これにより、警察に通報する等、迅速な対応をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難検知装置の一実施の形態を示す説明図である。
【図2】図1に示す盗難検知装置の参考例1に対応した処理動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す盗難検知装置の参考例2に対応した処理動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す盗難検知装置の実施例1に対応した処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 振動検知センサ
2 人体検知センサ
3 カメラ装置
4 発信回路
5 制御部
6 タイマー回路
Claims (2)
- 車輛等に加わる振動を検知した場合に振動検知信号を出力する振動検知手段と、車輛等に人が近づいたことを検知したときに人体検知信号を出力する人体検知手段と、車輛等周辺を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された車輛等周辺の撮影画像を出力する発信手段と、一定時間の計測を行う計測手段と、これら各手段の動作制御を行う制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記人体検知手段から人体検知信号を受け取ると、前記撮影手段による車輛等周辺の撮影を開始するとともに、前記計測手段による一定時間の計測を開始し、この一定時間の計測中に前記振動検知手段から振動検知信号を受け取ると、前記撮影手段による前記撮影画像を前記発信手段より発信する一方、前記振動検知手段から振動検知信号を受け取らないまま前記計測手段による前記一定時間の計測を終了した場合には、前記撮影画像を消去することを特徴とする盗難検知装置。 - 請求項1に記載の盗難検知装置において、
前記発信手段は、前記振動検知手段から出力される振動検知信号または前記人体検知手段から出力される人体検知信号に基づいて盗難検知信号を出力することを特徴とする盗難検知装置。
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