本発明は、光電変換装置に関し、特に薄膜半導体素子で構成された光電変換装置及びその作製方法に関する。また、光電変換装置を用いた電子機器に関する。
一般的に電磁波の検知用途に用いられる光電変換装置は数多く知られており、例えば紫外線から赤外線にかけて感度を有するものは総括して光センサと呼ばれている。その中でも波長400nm〜700nmの可視光線領域に感度を持つものは特に可視光センサと呼ばれ、人間の生活環境に応じて照度調整やオン/オフ制御などが必要な機器類に数多く用いられている。
特に表示装置では表示装置の周囲の明るさを検出し、その表示輝度を調整することが行なわれている。なぜなら周囲の明るさを検出し、適度な表示輝度を得ることによって、無駄な電力を減らすことが可能であるからである。例えば、携帯電話やパーソナルコンピュータにそのような輝度調整用の光センサが用いられている(例えば特許文献1参照)。
また周囲の明るさだけではなく、表示装置、特に液晶表示装置のバックライトの輝度を光センサにより検出し、表示画面の輝度を調節することも行われている(例えば特許文献2及び特許文献3参照)。
また、プロジェクタを用いた表示装置においては、光センサを用いて、そのコンバージェンス調整を行なっている。コンバージェンス調整とはRGBの各色の映像がずれを生じないように、映像を調整することである。光センサを用いて、各色の映像の位置を検出して、正しい位置に映像を配置している(例えば特許文献4参照)。
従来用いられてきた光センサの構造を図6に示す。図6において、基板1001上に第1の透明電極1002が形成され、第1の透明電極1002上には光電変換層となるp型半導体層1003、真性半導体層1004及びn型半導体層1005が形成されている。さらにn型半導体層1005上には第2の透明電極1006が形成されている。次に透明電極1002及び1006を覆って絶縁分離層1007が形成され、絶縁分離層1007中にコンタクトホールが形成される。さらに第1の透明電極1002に接続される第1の引き出し電極1008、及び第2の透明電極1006に接続される第2の引き出し電極1009が形成されている。
図6に示す光センサは、透明電極1002及び1006が形成されているため、抵抗が下がり静電気の放電のスピードが速くなるため、静電破壊が起きやすくなるという問題点があった。また光電変換層であるp型半導体層1003、真性半導体層1004及びn型半導体層1005の端部に電界が集中し、さらに静電破壊が起きやすくなる恐れがある。
さらに光電変換層の上層であるn型半導体層1005の全面に透明電極1006が、光電変換層の下層であるp型半導体層1003の全面に透明電極1002が形成されているので、光電変換層に入射する光の強度が小さくなってしまう可能性がある。
特開2003−60744号公報
特許第3171808号
特許第3193315号
特開2003−47017号公報
以上を鑑み、本発明においては静電破壊を抑制できる構造を有する光センサを作製することを課題とする。
本発明において、上記課題を解決するために、受光領域全面と重なる透明電極を形成しないことを特徴とする。本発明では、光電変換層のp型半導体層を一方の電極とし、またn型半導体層を他方の電極として用いる。p型半導体層及びn型半導体層を電極として用いると、抵抗が高くなり静電破壊が抑制できる。
また電極となるp型半導体層とn型半導体層の位置を離すことによっても、抵抗が高くなるので耐圧を向上させることができる。
本発明は、基板上に、一導電型の第1の半導体層と、第2の半導体層と、前記一導電型とは逆の導電型の第3の半導体層とを有する光電変換層と、前記光電変換層に形成された溝により第1の半導体層に接する第1の電極と、前記光電変換層における前記第3の半導体層に接して形成され、前記第3の半導体層を露出させる溝が形成された絶縁層と、前記絶縁層に形成された溝を介して前記第3の半導体層と接する第2の電極とを有し、前記光電変換層の、前記第1の電極、前記絶縁層及び前記第2の電極に覆われていない領域は、前記第3の半導体層が除去されていることを特徴とする光電変換装置に関するものである。
また本発明は、基板上に、一導電型の第1の半導体層と、第2の半導体層と、前記一導電型とは逆の導電型の第3の半導体層とを有する光電変換層を形成し、前記光電変換層上に第1の溝を有する第1の絶縁層を形成し、前記光電変換層中に第2の溝を形成し、前記第2の溝を介して、第1の半導体層に接する第1の電極層を形成し、前記第1の溝を介して、前記光電変換層の第3の半導体層に接する第2の電極層を形成し、前記第1の電極、前記絶縁層及び前記第2の電極に覆われていない領域において、前記第3の半導体層を除去することを特徴とする光電変換装置の作製方法に関するものである。
本発明は、基板上に、光電変換素子と、前記光電変換素子の出力値を信号処理する回路を有し、前記光電変換素子は、一導電型の第1の半導体層と、第2の半導体層と、前記一導電型とは逆の導電型の第3の半導体層とを有する光電変換層と、前記光電変換層に形成された溝により第1の半導体層に接する第1の電極と、前記光電変換層における前記第3の半導体層に接して形成され、前記第3の半導体層を露出させる溝が形成された絶縁層と、前記絶縁層に形成された溝を介して前記第3の半導体層と接する第2の電極とを有し、前記光電変換層の、前記第1の電極、前記絶縁層及び前記第2の電極に覆われていない領域は、前記第3の半導体層が除去されており、前記回路は、複数の薄膜トランジスタを有し、前記複数の薄膜トランジスタのそれぞれは、ソース領域、ドレイン領域及びチャネル形成領域を含む島状半導体領域と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と、前記ソース領域に電気的に接続されたソース電極と、前記ドレイン領域に電気的に接続されたドレイン電極とを有することを特徴とする半導体装置に関するものである。
前記回路は、前記光電変換素子の出力値を増幅する増幅回路である。
本発明は、基板上に、第1の電極と、一導電型の第1の半導体膜と、第2の半導体膜と、前記一導電型とは逆の導電型の第3の半導体膜を有する光電変換層と、前記第1の電極及び前記光電変換層を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成され、前記第1の電極の一部に接する第2の電極と、前記絶縁膜上に形成され、前記第3の半導体膜の一部に接する第3の電極とを有し、前記光電変換層は、前記第1の電極の一部と重なって接していることを特徴とする光電変換装置に関するものである。
本発明において、前記第1の電極は、透明電極である。
本発明において、前記透明電極は、シリコンを含む酸化インジウム酸化スズ合金、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム、酸化インジウムに2wt%以上20wt%以下の酸化亜鉛を混合したターゲットを用いて形成された酸化インジウム酸化亜鉛合金のいずれかを含むものである。
本発明において、前記第1の電極は、遮光性導電膜である。
本発明において、前記遮光性導電膜は、チタン、タングステン、タンタル、モリブデン、ネオジウム、コバルト、ジルコニウム、亜鉛、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金、アルミニウム、金、銀、銅から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜のいずれかを含むものである。
本発明において、前記第3の半導体層を除去後、溝を有する第2の絶縁膜を形成し、前記第2の絶縁膜中に形成された溝を介して、前記第1の電極層及び前記第2の電極層のそれぞれに接続する第1の引き出し電極及び第2の引き出し電極を形成する。
本発明において、前記基板と前記第1の半導体層との間に、導電膜が形成される。
本発明において、前記導電膜は、透明導電膜である。
本発明において、前記基板と前記第1の半導体層との間に、カラーフィルタが形成される。
本発明において、前記ソース電極及び前記ドレイン電極のそれぞれは、積層膜である。
本発明において、前記積層膜は、チタン(Ti)膜と、シリコン(Si)を微量に含むアルミニウム(Al)膜と、チタン(Ti)膜を積層した膜である。
本発明において、前記ソース電極及び前記ドレイン電極のそれぞれは、単層膜である。
本発明において、前記単層膜は、チタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ネオジウム(Nd)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜である。
本発明は、基板上に、第1の電極と、一導電型の第1の半導体膜と、第2の半導体膜と、前記一導電型とは逆の導電型の第3の半導体膜を有する光電変換層と、前記第1の電極及び前記光電変換層を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成され、前記第1の電極の一部に接する第2の電極と、前記絶縁膜上に形成され、前記第3の半導体膜の一部に接する第3の電極とを有し、前記光電変換層は、前記第1の電極の一部と重なって接していることを特徴とする光電変換装置に関するものである。
本発明において、前記第1の電極は、透明電極である。
本発明において、前記透明電極は、シリコンを含む酸化インジウム酸化スズ合金、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム、酸化インジウムに2wt%以上20wt%以下の酸化亜鉛を混合したターゲットを用いて形成された酸化インジウム酸化亜鉛合金のいずれかを含むものである。
本発明において、前記第1の電極は、遮光性導電膜である。
本発明において、前記遮光性導電膜は、チタン、タングステン、タンタル、モリブデン、ネオジウム、コバルト、ジルコニウム、亜鉛、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金、アルミニウム、金、銀、銅から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜のいずれかを含むものである。
本発明において、前記基板は可撓性基板である。
本発明において、前記基板はガラス基板である。
本発明において、前記可撓性基板は、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリブチレンナフタレート(PBN)フィルムのいずれか一つである。
本発明により、静電破壊を抑制した光センサを作製することができる。またこのような光センサを組み込んだ電気機器は信頼性を高くすることができる。
さらに本発明により作製された光センサは、吸収する光の波長を人間の目の感度に近づけることが可能となる。
図1(A)〜図1(C)及び図2(A)〜図2(C)、図3(A)〜図3(C)を用いて本実施の形態を説明する。
まず基板101上にp型半導体膜102として、例えばp型セミアモルファス半導体膜を形成する。本実施の形態では、基板101として可撓性基板を用い、具体的にはポリエチレンナフタレート(PEN)のフィルムを用いる。ポリエチレンナフタレートの他にも、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等のフィルムを用いてもよい。またガラス基板を用いてもよい。
またp型半導体膜102として、13属の不純物元素、例えばボロン(B)を含んだセミアモルファスシリコン膜をプラズマCVD法にて成膜する。
なおセミアモルファス半導体膜とは、非晶質半導体と結晶構造を有する半導体(単結晶、多結晶を含む)膜の中間的な構造の半導体を含む膜である。このセミアモルファス半導体膜は、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体膜であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する結晶質なものであり、その粒径を0.5〜20nmとして非単結晶半導体膜中に分散させて存在せしめることが可能である。セミアモルファス半導体膜は、そのラマンスペクトルが520cm−1よりも低波数側にシフトしており、またX線回折ではSi結晶格子に由来するとされる(111)、(220)の回折ピークが観測される。また、未結合手(ダングリングボンド)を終端化させるために水素またはハロゲンを少なくとも1原子%またはそれ以上含ませている。本明細書では便宜上、このような半導体膜をセミアモルファス半導体(SAS)膜と呼ぶ。さらに、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンなどの希ガス元素を含ませて格子歪みをさらに助長させることで安定性が増し良好なセミアモルファス半導体膜が得られる。なお微結晶半導体膜(マイクロクリスタル半導体膜)もセミアモルファス半導体膜に含まれる。
またSAS膜は珪素を含む気体をグロー放電分解することにより得ることができる。代表的な珪素を含む気体としては、SiH4であり、その他にもSi2H6、SiH2Cl2、SiHCl3、SiCl4、SiF4などを用いることができる。また水素や、水素にヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンから選ばれた一種または複数種の希ガス元素を加えたガスで、この珪素を含む気体を希釈して用いることで、SAS膜の形成を容易なものとすることができる。希釈率は2倍〜1000倍の範囲で珪素を含む気体を希釈することが好ましい。またさらに、珪素を含む気体中に、CH4、C2H6などの炭化物気体、GeH4、GeF4などのゲルマニウム化気体、F2などを混入させて、エネルギーバンド幅を1.5〜2.4eV、若しくは0.9〜1.1eVに調節しても良い。
p型半導体膜102を形成したら、さらに導電型を付与する不純物を含まない半導体膜(真性半導体膜)103及びn型半導体膜104を順に形成する(図1(A))。これによりp型半導体膜102、真性半導体膜(i型半導体膜ともいう)103及びn型半導体膜104を有する光電変換層が形成される。
真性半導体膜103としては、例えばプラズマCVD法でセミアモルファスシリコン膜を形成すればよい。またn型半導体膜104としては、15属の不純物元素、例えばリン(P)を含むセミアモルファスシリコン膜を形成してもよいし、セミアモルファスシリコン膜を形成後、15属の不純物元素を導入してもよい。ただしp型セミアモルファス半導体膜102及びn型セミアモルファス半導体膜104の電気伝導度が1S/cmになるように不純物の量を調節する。
またp型半導体膜102、真性半導体膜103、n型半導体膜104として、セミアモルファス半導体膜だけではなく、アモルファス半導体膜を用いてもよい。
なお本実施の形態では、p型半導体膜、真性半導体膜、n型半導体膜の順で積層したが、p型半導体膜とn型半導体膜は逆の順番で積層してもよい。すなわち、n型半導体膜、真性半導体膜及びp型半導体膜の順で積層しても構わない。
次にn型半導体膜104上にスクリーン印刷法等で溝状の開口部(以下「溝」と呼び、「開孔」ともいう)108を有する絶縁膜106を形成する(図1(B))。溝108はn型半導体膜104に接している。次にレーザスクライブにより絶縁膜106、及びn型半導体膜104、真性半導体膜103及びp型半導体膜102に、溝107を作成する(図2(A))。溝107はp型半導体膜102、真性半導体膜103及びn型半導体膜104中に形成され、p型半導体膜102と接している。また溝107の幅は50μm〜300μmである。
溝107を形成したら、導電性ペーストを用いてインクジェット法にて電極層110及び111を形成する(図2(B))。導電ペーストとしては、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)等の金属材料をを含む導電性ペースト、または導電性カーボンペーストを用いることができる。また電極層110及び111はスクリーン印刷法で形成してもよい。
次に電極層110及び111、絶縁膜106をマスクとしてエッチングを行う(図2(C))。このエッチングにより、n型半導体膜104、真性半導体膜103、絶縁膜106の一部がエッチングされて開口部120が形成される。この工程により、n型半導体膜104は除去され、真性半導体膜103の一部が露出する。これによりn型半導体膜104が電極層110と電気的に分断され、電極層110と111がショートすることがなくなる。
次に電極層110及び111、絶縁膜106、n型半導体膜104、並びに、エッチングにおいて露出した真性半導体膜103及びp型半導体膜102を覆って絶縁膜112を形成する(図3(A))。さらに再度レーザスクライブにより絶縁膜112中に溝121及び122を形成し(図3(B))、導電性ペーストを用いて引き出し電極113及び114を形成する(図3(C))。導電ペーストは電極層110及び111を作成する際に用いた材料を用いればよい。
以上のようにして光センサの1つのセルが作成される。本実施の形態で作製した光センサは、光電変換層であるp型半導体膜102、真性半導体膜103及びn型半導体膜104のうち、p型半導体膜102及びn型半導体膜104が実質的に電極として機能するため、透明電極を形成する必要がない。
また本発明の光センサにおいては、電極層110及びp型半導体膜102が接する領域116、並びに電極層111及びn型半導体膜104が接する領域117を距離的に離すことができる。電流は引き出し電極113、電極層110、p型半導体膜102、真性半導体膜103、n型半導体膜104、電極層111及び引き出し電極114を流れる。このように電極層110とp型半導体膜102が接している領域、及び電極層111とn型半導体膜104が接している領域が位置的に離れているので、電界が集中することがなく、静電破壊に対する耐圧を向上させることが可能になる。
図3(C)の光センサの上面図を図12に示す。ただし絶縁膜112は図示していない。電極層110と111の距離X1(μm)とすると、X1が大きいと抵抗が上がる。このため素子全体の抵抗値と静電破壊に対する耐圧とを鑑みてX1を決める必要がある。すなわちX1が小さすぎると抵抗が低くなり静電破壊に対する耐圧も小さくなってしまう。一方X1が大きすぎると素子全体の抵抗が上がりすぎて、素子として機能しなくなってしまうからである。
本発明により静電破壊が抑制された光センサを作製できるので、このような光センサを組み込んだ信頼性の高い製品を得ることが可能となる。
また光電変換層に用いられる半導体膜を電極の代わりに用いることができるため、従来に比べて光センサの厚さを薄くすることが可能である。
さらに従来形成されてきた透明電極を形成せず、光電変換層に用いられる半導体膜を電極の代わりに用いることにより、本発明の光センサが吸収する光の波長を、人間の目の感度に近づけることができるようになる。
本実施例では、本発明により得られた光センサを様々な電子機器に組み込んだ例について説明する。本発明が適用される電子機器として、コンピュータ、ディスプレイ、携帯電話、テレビなどが挙げられる。それらの電子機器の具体例を図8、図9(A)〜図9(B)、図10(A)〜図10(B)及び図11、図19に示す。
図8は携帯電話であり、本体(A)601、本体(B)602、筐体603、操作キー604、音声入力部605、音声出力部606、回路基板607、表示パネル(A)608、表示パネル(B)609、蝶番610、透光性材料部611、光センサ612を有している。本発明は光センサ612に適用することができる。
光センサ612は透光性材料部611を透過した光を検知し、検知した外部光の照度に合わせて表示パネル(A)608及び表示パネル(B)609の輝度コントロールを行ったり、光センサ612で得られる照度に基づいて操作キー604の照明制御を行う。これにより携帯電話の消費電流を抑えることができる。
図9(A)及び図9(B)に携帯電話の別の例を示す。図9(A)及び図9(B)において、621は本体、622は筐体、623は表示パネル、624は操作キー、625は音声出力部、626は音声入力部、627及び628は光センサ部である。
図9(A)に示す携帯電話では、本体621に設けられた光センサ部628により外部の光を検知することにより表示パネル623及び操作キー624の輝度を制御することが可能である。
また図9(B)に示す携帯電話では、図9(A)の構成に加えて、本体621の内部に光センサ部628を設けている。光センサ部628により、表示パネル623に設けられているバックライトの輝度を検出することも可能となる。
図10(A)はコンピュータであり、本体631、筐体632、表示部633、キーボード634、外部接続ポート635、ポインティングマウス636等を含む。
また図10(B)は表示装置でありテレビ受像器などがこれに当たる。本表示装置は、筐体641、支持台642、表示部643などによって構成されている。
図10(A)のコンピュータに設けられる表示部633、及び図10(B)に示す表示装置の表示部643として、液晶パネルを用いた場合の詳しい構成を図11に示す。
図11に示す液晶パネル662は、筐体661に内蔵されており、基板651a及び651b、基板651a及び651bに挟まれた液晶層652、偏光フィルタ653a及び653b、及びバックライト654等を有している。また筐体661には光センサ部655が形成されている。
本発明を用いて作製された光センサ部655はバックライト654からの光量を感知し、その情報がフィードバックされて液晶パネル662の輝度が調節される。
図19(A)及び図19(B)は、本発明の光センサをカメラ、例えばデジタルカメラに組み込んだ例を示す図である。図19(A)は、デジタルカメラの前面方向から見た斜視図、図19(B)は、後面方向から見た斜視図である。図19(A)において、デジタルカメラには、リリースボタン1301、メインスイッチ1302、ファインダ窓1303、フラッシュ1304、レンズ1305、鏡胴1306、筐体1307が備えられている。
また、図19(B)において、ファインダ接眼窓1311、モニタ1312、操作ボタン1313が備えられている。
リリースボタン1301は、半分の位置まで押下されると、焦点調整機構および露出調整機構が作動し、最下部まで押下されるとシャッターが開く。
メインスイッチ1302は、押下又は回転によりデジタルカメラの電源のオン/オフを切り替える。
ファインダ窓1303は、デジタルカメラの前面のレンズ1305の上部に配置されており、図19(B)に示すファインダ接眼窓1311から撮影する範囲やピントの位置を確認するための装置である。
フラッシュ1304は、デジタルカメラの前面上部に配置され、被写体輝度が低いときに、リリースボタンが押下されてシャッターが開くと同時に補助光を照射する。
レンズ1305は、デジタルカメラの正面に配置されている。レンズは、フォーカシングレンズ、ズームレンズ等により構成され、図示しないシャッター及び絞りと共に撮影光学系を構成する。また、レンズの後方には、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子が設けられている。
鏡胴1306は、フォーカシングレンズ、ズームレンズ等のピントを合わせるためにレンズの位置を移動するものであり、撮影時には、鏡胴を繰り出すことにより、レンズ1305を手前に移動させる。また、携帯時は、レンズ1305を沈銅させてコンパクトにする。なお、本実施例においては、鏡胴を繰り出すことにより被写体をズーム撮影することができる構造としているが、この構造に限定されるものではなく、筐体1307内での撮影光学系の構成により鏡胴を繰り出さずともズーム撮影が可能なデジタルカメラでもよい。
ファインダ接眼窓1311は、デジタルカメラの後面上部に設けられており、撮影する範囲やピントの位置を確認する際に接眼するために設けられた窓である。
操作ボタン1313は、デジタルカメラの後面に設けられた各種機能ボタンであり、セットアップボタン、メニューボタン、ディスプレイボタン、機能ボタン、選択ボタン等により構成されている。
本発明の光センサを図19(A)及び図19(B)に示すカメラに組み込むと、光センサが光の有無及び強さを感知することができ、これによりカメラの露出調整等を行うことができる。
また本発明の光センサはその他の電子機器、例えばプロジェクションテレビ、ナビゲーションシステム等に応用することが可能である。すなわち光を検出する必要のあるものであればいかなるものにも用いることが可能である。
本実施例では、図4(A)〜図4(B)及び図5を用いて補助電極を設けた例について説明する。
図4(A)において、201は基板、203はp型半導体膜、205は真性半導体膜、206はn型半導体膜である。また207及び208は電極層、209及び210は絶縁膜、211及び212は引き出し電極である。
本実施例は実施の形態の構成に補助電極204を付した構成になっている。補助電極204は導電膜を用いて形成すればよい。本実施例では導電膜として透明導電膜を用い、透明導電膜材料としては、シリコン(Si)を含む酸化インジウム酸化スズ合金(Siを含むインジウム錫酸化物ともいう)を用いる。Siを含む酸化インジウム酸化スズ合金以外にも、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO2)、酸化インジウム、酸化インジウムに、さらに2〜20wt%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したターゲットを用いて形成された導電膜材料を用いてもよい。
また受光領域の面積が十分確保できるならば、補助電極204を透明導電膜ではない導電膜で形成してもよい。このような導電膜として、チタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ネオジウム(Nd)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。
補助電極204を形成すると、素子全体の抵抗が低くなる一方、p型半導体膜203に接して補助電極204を形成することにより、p型半導体膜203とn型半導体膜206の電気抵抗を揃えることができるという利点がある。
また補助電極204を用いる場合には、図4(B)に示すように、電極層207と208を分離するための真性半導体膜205をエッチングする際に、補助電極204がエッチングストッパとしてエッチングすることができる。そのため補助電極204が露出するまで真性半導体膜205及びp型半導体膜203をエッチングすることが可能である。
図4(B)の光センサの上面図を図5に示す。ただし図面を見やすくするために絶縁膜209は点線で囲った領域で表しており、絶縁膜210は図示していない。また溝221及び222は図1(C)の溝107及び108に対応する。
補助電極204と電極層208の距離X2(μm)とすると、X2が大きいと抵抗が上がる。このため素子全体の抵抗値と静電破壊に対する耐圧とを鑑みてX2を決める必要がある。すなわちX2が小さすぎると抵抗が低くなり静電破壊に対する耐圧も小さくなってしまう。一方X2が大きすぎると素子全体の抵抗が上がりすぎて、素子として機能しなくなってしまうからである。
また本実施例は、実施の形態及び実施例1のいかなる記載に応用することが可能である。
本実施例では本発明の光センサにカラーフィルタを形成した例を、図7(A)〜図7(B)を用いて説明する。
図7(A)に、図2(C)にカラーフィルタを形成した光センサを示す。図7(A)の光センサには、基板301、p型半導体膜302、真性半導体膜303、n型半導体膜304、絶縁膜305、電極層306及び307、絶縁膜308、引き出し電極309及び310、並びにカラーフィルタ311が形成されている。
カラーフィルタ311を設けることにより、赤(R)、緑(G)、青(B)それぞれの光を選択的に吸収することができる。
またカラーフィルタを基板と光電変換層との間に形成した例を図7(B)に示す。
図7(B)において、321は基板、322はp型半導体膜、323は真性半導体膜、324はn型半導体膜、325及び328は絶縁膜、326及び327は電極層、329及び330は引き出し電極、331はカラーフィルタ、332はパシベーション膜である。パシベーション膜332は絶縁膜325と同じ材料を用いて形成すればよい。
図7(B)のような構造では、基板側から入る光がたとえ斜めであってもカラーフィルタを通過するので、入射する光を有効に利用することができる。
また本実施例は、実施の形態及び実施例1及び2のいかなる記載に応用することが可能である。
本実施例では、本発明の光電変換装置を用いた半導体装置を、図13(A)〜図13(B)、図14(A)〜図14(B)、図15(A)〜図15(C)、図16、図17、図20(A)〜図20(D)を用いて説明する。
図13(A)では、本発明の光電変換装置を用いた半導体装置の例として、2端子の可視光センサチップ(2.0mm×1.5mm)の例を示す。図13(A)において、710は基板、712は下地絶縁膜、713はゲート絶縁膜である。受光する光は基板710、下地絶縁膜712、およびゲート絶縁膜713を通過するため、これらの材料は全て透光性の高い材料を用いることが望ましい。
PIN型の光電変換素子725は、実施の形態の記載に基づいて形成すればよく、本実施例ではその構成を示す。本実施例の光電変換素子725は、配線719と、保護電極718と、光電変換層721であるp型半導体層721p、n型半導体層721n、p型半導体層721pとn型半導体層721nの間に挟まれた真性(i型)半導体層721i、及び端子電極726を有する。
配線719は、高融点金属膜と低抵抗金属膜(アルミニウム合金または純アルミニウムなど)との積層構造とする。ここでは、配線719は、チタン膜(Ti膜)とアルミニウム膜(Al膜)とTi膜とを順に積み重ねた三層構造とする。配線719を覆うように保護電極718が形成されている。
光電変換層721をエッチングする際に、配線719は、覆っている保護電極718によって保護される。保護電極718の材料は、光電変換層721をエッチングするガス(またはエッチャント)に対して光電変換層よりもエッチング速度の小さい導電材料であることが好ましい。加えて、保護電極718の材料は、光電変換層721と反応して合金とならない導電材料であることが好ましい。
また、PIN型の光電変換素子725の出力値を信号処理する回路を設ける。本実施例では光電変換素子725の出力値を信号処理する回路として、増幅回路を設ける。光電変換素子725の出力値を増幅するために同一基板上に設けられた増幅回路は、nチャネル型薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor(TFT))730及び731によるカレントミラー回路732で構成されている(図13(A))。
また、図13(B)に2端子の可視光センサの等価回路図を示す。図13(B)はnチャネル型TFTを用いた等価回路図であるが、nチャネル型TFTに代えてpチャネル型TFTのみを用いてもよい。
図13(A)では2個のTFTを図示しているが、実際に例えば出力値を5倍とするためには、nチャネル型TFT730(チャネル長(L)及びチャネル幅(W)がそれぞれ8μm、50μm)を2個、nチャネル型TFT731(チャネル長(L)及びチャネル幅(W)がそれぞれ8μm、50μm)を10個設ければよい。
さらに、出力値をm倍にするにはnチャネル型TFT730を1個及びnチャネル型TFT731をm個設ければよい。例えば出力値を100倍とするためにnチャネル型TFT730を1個及びnチャネル型TFT731を100個設ける例を、図16に示す。なお図16において図13(A)〜図13(B)及び図14(A)〜図14(C)と同じものは同じ符号で示している。図16において、nチャネル型TFT731は100個のnチャネル型TFT731a、731b、731c、731d…から構成されている。これにより光電変換素子725で発生した光電流が100倍に増幅されて出力される。
なお増幅回路をpチャネル型TFTで形成する場合は図17に示す等価回路図となる。図17において、端子電極726及び753は図13(B)と同一であるが、それぞれ図17に示すように光電変換素子825、pチャネル型TFT830及び831を接続すればよい。pチャネル型TFT830は、光電変換素子825のアノード側の電極と電気的に接続される。光電変換素子825は、pチャネル型TFT830と接続する第2の電極(アノード側の電極)上にn型半導体層、真性半導体層(i型半導体層)、p型半導体層を順次積層した後、第1の電極(カソード側の電極)を形成すればよい。また、積層順序を逆にした光電変換素子としてもよく、第1の電極(カソード側の電極)上にp型半導体層、真性半導体層(i型半導体層)、n型半導体層を順次積層した後、pチャネル型TFT830と接続する第2の電極(アノード側の電極)を形成し、第1の電極と接続するカソード側の端子電極を形成してもよい。
さらに出力値を増幅させるための増幅回路は、nチャネル型TFTまたはpチャネル型TFTを適宜組み合わせた演算増幅器(オペアンプ)で構成してもよいが、5端子となる。また、オペアンプで増幅回路を構成し、レベルシフタを用いることによって、電源数を削減して4端子とすることもできる。
ただし本実施例では出力値を増幅させるための増幅回路を形成したが、必要であれば増幅回路に替えて出力値を別の出力形式に変換する回路等を作製してもよい。
また図13(A)においては、nチャネル型TFT730及び731は1つのチャネル形成領域を含む構造(本明細書では「シングルゲート構造」という)のトップゲート型TFTの例を示しているが、チャネル形成領域が複数ある構造にしてオン電流値のバラツキを低減させてもよい。また、オフ電流値を低減するため、nチャネル型TFT730及び731に低濃度ドレイン(Lightly Doped Drain(LDD))領域を設けてもよい。LDD領域とは、チャネル形成領域と、高濃度に不純物元素を添加して形成するソース領域またはドレイン領域との間に低濃度に不純物元素を添加した領域のことであり、LDD領域を設けると、ドレイン領域近傍の電界を緩和してホットキャリア注入による劣化を防ぐという効果がある。また、ホットキャリアによるオン電流値の劣化を防ぐため、nチャネル型TFT730及び731を、ゲート絶縁膜を介してLDD領域をゲート電極と重ねて配置させた構造(本明細書では「GOLD(Gate−drain Overlapped LDD)構造」と呼ぶ)としてもよい。
GOLD構造を用いた場合、LDD領域ゲート電極と重ねて形成しなかった場合よりも、さらにドレイン領域近傍の電界を緩和してホットキャリア注入による劣化を防ぐ効果がある。このようなGOLD構造とすることで、ドレイン領域近傍の電界強度が緩和されてホットキャリア注入を防ぎ、劣化現象の防止に有効である。
また、配線714は配線719に接続する配線であって増幅回路のTFT730のチャネル形成領域上方にも延在してゲート電極にもなっている。
また、配線715はn型半導体層721nに接続する配線であってTFT731のドレイン配線(ドレイン電極とも呼ぶ)またはソース配線(ソース電極とも呼ぶ)と接続している。また、716及び717は絶縁膜、720は接続電極である。受光する光は絶縁膜716及び717を通過するため、これらの材料は全て透光性の高い材料を用いることが望ましい。なお、絶縁膜717は、CVD法により形成される酸化珪素(SiOx)膜を用いることが好ましい。絶縁膜717をCVD法で形成する酸化珪素膜とすると固着強度が向上する。
また、端子電極750は、配線714及び715と同一工程で形成され、端子電極751は配線719及び720と同一工程で形成されている。
また、端子電極726はn型半導体層721nに接続されており、半田764でプリント配線基板760の電極761に実装されている。また、端子電極753は端子電極726と同一工程で形成され、半田763でプリント配線基板760の電極762に実装されている。
また、図14(A)〜図14(C)及び図20(A)〜図20(D)を用いて上記構造を得るための作製工程を以下に示す。
まず、基板(第1の基板710)上に素子を形成する。ここでは基板710として、ガラス基板の一つであるAN100を用いる。
次いで、プラズマCVD法で下地絶縁膜712となる窒素を含む酸化珪素膜(膜厚100nm)を形成し、さらに大気にふれることなく、半導体膜例えば水素を含む非晶質珪素膜(膜厚54nm)を積層形成する。また、下地絶縁膜712は酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜を用いた積層してもよい。例えば、下地絶縁膜712として、酸素を含む窒化珪素膜を50nm、さらに窒素を含む酸化珪素膜を100nm積層した膜を形成してもよい。なお、窒素を含む酸化珪素膜や窒化珪素膜は、ガラス基板からのアルカリ金属などの不純物拡散を防止するブロッキング層として機能する。
次いで、上記非晶質珪素膜を公知の技術(固相成長法、レーザ結晶化方法、触媒金属を用いた結晶化方法など)により結晶化させて、結晶構造を有する半導体膜(結晶性半導体膜)、例えば多結晶珪素膜を形成する。ここでは、触媒元素を用いた結晶化方法を用いて多結晶珪素膜を得る。重量換算で10ppmのニッケルを含む酢酸ニッケル溶液をスピナーで添加する。なお、スピナー添加に代えてスパッタ法でニッケル元素を全面に散布する方法を用いてもよい。次いで、加熱処理を行い結晶化させて結晶構造を有する半導体膜(ここでは多結晶珪素膜)を形成する。ここでは熱処理(500℃、1時間)の後、結晶化のための熱処理(550℃、4時間)を行って多結晶珪素膜を得る。
次いで、多結晶珪素膜表面の酸化膜を希フッ酸等で除去する。その後、結晶化率を高め、結晶粒内に残される欠陥を補修するためのレーザ光(XeCl:波長308nm)の照射を大気中、または酸素雰囲気中で行う。
レーザ光には波長400nm以下のエキシマレーザ光や、YAGレーザの第2高調波又は第3高調波を用いる。ここでは、繰り返し周波数10〜1000Hz程度のパルスレーザ光を用い、当該レーザ光を光学系にて100〜500mJ/cm2に集光し、90〜95%のオーバーラップ率をもって照射し、シリコン膜表面を走査させればよい。本実施例では、繰り返し周波数30Hz、エネルギー密度470mJ/cm2でレーザ光の照射を大気中で行なう。
なお、大気中、または酸素雰囲気中で行うため、レーザ光の照射により表面に酸化膜が形成される。なお、本実施例ではパルスレーザを用いた例を示したが、連続発振のレーザを用いてもよく、半導体膜の結晶化に際し、大粒径に結晶を得るためには、連続発振が可能な固体レーザを用い、基本波の第2高調波〜第4高調波を適用するのが好ましい。代表的には、Nd:YVO4レーザ(基本波1064nm)の第2高調波(532nm)や第3高調波(355nm)を適用すればよい。
連続発振のレーザを用いる場合には、出力10Wの連続発振のYVO4レーザから射出されたレーザ光を非線形光学素子により高調波に変換する。また、共振器の中にYVO4結晶と非線形光学素子を入れて、高調波を射出する方法もある。そして、好ましくは光学系により照射面にて矩形状または楕円形状のレーザ光に成形して、被処理体に照射する。このときのエネルギー密度は0.01〜100MW/cm2程度(好ましくは0.1〜10MW/cm2)が必要である。そして、10〜2000cm/s程度の速度でレーザ光に対して相対的に半導体膜を移動させて照射すればよい。
次いで、上記レーザ光の照射により形成された酸化膜に加え、オゾン水で表面を120秒処理して合計1〜5nmの酸化膜からなるバリア層を形成する。このバリア層は、結晶化させるために添加した触媒元素、例えばニッケル(Ni)を膜中から除去するために形成する。ここではオゾン水を用いてバリア層を形成したが、酸素雰囲気下の紫外線の照射で結晶構造を有する半導体膜の表面を酸化する方法や酸素プラズマ処理により結晶構造を有する半導体膜の表面を酸化する方法やプラズマCVD法やスパッタ法や蒸着法などで1〜10nm程度の酸化膜を堆積してバリア層を形成してもよい。また、バリア層を形成する前にレーザ光の照射により形成された酸化膜を除去してもよい。
次いで、バリア層上にスパッタ法にてゲッタリングサイトとなるアルゴン元素を含む非晶質珪素膜を10nm〜400nm、ここでは膜厚100nmで成膜する。ここでは、アルゴン元素を含む非晶質珪素膜は、シリコンターゲットを用いてアルゴンを含む雰囲気下で形成する。プラズマCVD法を用いてアルゴン元素を含む非晶質珪素膜を形成する場合、成膜条件は、モノシランとアルゴンの流量比(SiH4:Ar)を1:99とし、成膜圧力を6.665Paとし、RFパワー密度を0.087W/cm2とし、成膜温度を350℃とする。
その後、650℃に加熱された炉に入れて3分の熱処理を行い触媒元素を除去(ゲッタリング)する。これにより結晶構造を有する半導体膜中の触媒元素濃度が低減される。炉に代えてランプアニール装置を用いてもよい。
次いで、バリア層をエッチングストッパとして、ゲッタリングサイトであるアルゴン元素を含む非晶質珪素膜を選択的に除去した後、バリア層を希フッ酸で選択的に除去する。なお、ゲッタリングの際、ニッケルは酸素濃度の高い領域に移動しやすい傾向があるため、酸化膜からなるバリア層をゲッタリング後に除去することが望ましい。
なお、触媒元素を用いて半導体膜の結晶化を行わない場合には、上述したバリア層の形成、ゲッタリングサイトの形成、ゲッタリングのための熱処理、ゲッタリングサイトの除去、バリア層の除去などの工程は不要である。
次いで、得られた結晶構造を有する半導体膜(例えば結晶性珪素膜)の表面にオゾン水で薄い酸化膜を形成した後、第1のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、所望の形状にエッチング処理して島状に分離された半導体膜(本明細書では「島状半導体領域」という)741及び742を形成する(図20(A)参照)。島状半導体領域741及び742を形成した後、レジストからなるマスクを除去する。
次いで、必要があればTFTのしきい値を制御するために微量な不純物元素(ボロンまたはリン)のドーピングを行う。ここでは、ジボラン(B2H6)を質量分離しないでプラズマ励起したイオンドープ法を用いる。
次いで、フッ酸を含むエッチャントで酸化膜を除去すると同時に島状半導体領域の表面を洗浄した後、ゲート絶縁膜713となる珪素を主成分とする絶縁膜を形成する。ここでは、プラズマCVD法により115nmの厚さで窒素を含む酸化珪素膜(組成比Si=32%、O=59%、N=7%、H=2%)で形成する。
次いで、ゲート絶縁膜713上に金属膜を形成した後、第2のフォトマスクを用いて、ゲート電極744及び745、配線714及び715、端子電極750を形成する(図20(B)参照)。この金属膜として、例えば窒化タンタル(TaN)及びタングステン(W)をそれぞれ30nm、370nm積層した膜を用いる。
また、ゲート電極744及び745、配線714及び715、端子電極750として、上記以外にもチタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ネオジウム(Nd)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。
次いで、島状半導体領域741及び742へのドーピングを行って、TFT730のソース領域またはドレイン領域747、及びTFT731のソース領域またはドレイン領域748の形成を行う(図20(C)参照)。またTFT730の島状半導体領域741には、ソース領域及びドレイン領域の間にチャネル形成領域が形成され、TFT731の島状半導体領域742には、ソース領域及びドレイン領域の間にチャネル形成領域が形成される。
次いで、CVD法により酸化珪素膜を含む第1の層間絶縁膜(図示しない)を50nm形成した後、それぞれの島状半導体領域に添加された不純物元素を活性化処理する工程を行う。この活性化工程は、ランプ光源を用いたラピッドサーマルアニール法(RTA法)、或いはYAGレーザまたはエキシマレーザを裏面から照射する方法、或いは炉を用いた熱処理、或いはこれらの方法のうち、いずれかと組み合わせた方法によって行う。
次いで、水素及び酸素を含む窒化珪素膜を含む第2の層間絶縁膜716を、例えば10nmの膜厚で形成する。
次いで、第2の層間絶縁膜716上に絶縁物材料から成る第3の層間絶縁膜717を形成する(図20(D)参照)。第3の層間絶縁膜717はCVD法で得られる絶縁膜を用いることができる。本実施例においては密着性を向上させるため、第3の層間絶縁膜717として、900nmの膜厚で形成した窒素を含む酸化珪素膜を形成する。
次に、熱処理(300〜550℃で1〜12時間の熱処理、例えば窒素雰囲気中410℃で1時間)を行い、島状半導体膜を水素化する。この工程は第2の層間絶縁膜716に含まれる水素により島状半導体膜のダングリングボンドを終端させるために行うものである。ゲート絶縁膜713の存在に関係なく島状半導体膜を水素化することができる。
また第3の層間絶縁膜717として、シロキサンを用いた絶縁膜、及びそれらの積層構造を用いることも可能である。シロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造で構成される。置換基として、少なくとも水素を含む化合物(例えばアルキル基、芳香族炭化水素)が用いられる。置換基として、フッ素を用いてもよい。または置換基として、少なくとも水素を含む化合物と、フッ素とを用いてもよい。
第3の層間絶縁膜717としてシロキサンを用いた絶縁膜、及びそれらの積層構造を用いた場合は、第2の層間絶縁膜716を形成後、島状半導体膜を水素化するための熱処理を行い、次に第3の層間絶縁膜717を形成することもできる。
次いで、第3のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、第1の層間絶縁膜、第2の層間絶縁膜716及び第3の層間絶縁膜717及びゲート絶縁膜713を選択的にエッチングしてコンタクトホールを形成する。そして、レジストからなるマスクを除去する。
なお、第3の層間絶縁膜717は必要に応じて形成すればよく、第3の層間絶縁膜717を形成しない場合は、第2の層間絶縁膜716を形成後に第1の層間絶縁膜、第2の層間絶縁膜716及びゲート絶縁膜713を選択的にエッチングしてコンタクトホールを形成する。
次いで、スパッタ法で金属積層膜を成膜した後、第4のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、選択的に金属膜をエッチングして、配線719、接続電極720、端子電極751、TFT730のソース電極またはドレイン電極771、及びTFT731のソース電極又はドレイン電極772を形成する。そして、レジストからなるマスクを除去する。なお、本実施例の金属積層膜は、膜厚100nmのTi膜と、膜厚350nmのSiを微量に含むAl膜と、膜厚100nmのTi膜との3層を積層したものとする。
以上の工程で、多結晶珪素膜を用いたトップゲート型TFT730及び731を作製することができる。
次いで、後に形成される光電変換層(代表的にはアモルファスシリコン)と反応して合金になりにくい導電性の金属膜(チタン(Ti)またはモリブデン(Mo)など)を成膜した後、第5のフォトマスクを用いてレジストからなるマスクを形成し、選択的に導電性の金属膜をエッチングして配線719を覆う保護電極718を形成する(図14(A))。ここではスパッタ法で得られる膜厚200nmのTi膜を用いる。なお、同様に接続電極720、端子電極751、TFTのソース電極またはドレイン電極も導電性の金属膜で覆われる。従って、導電性の金属膜は、これらの電極における2層目のAl膜が露呈されている側面も覆い、導電性の金属膜は光電変換層へのアルミニウム原子の拡散も防止できる。
次に、光電変換層721を形成する。光電変換層721は実施の形態及び実施例1〜実施例3の記載に基づいて形成すればよい。
次いで、全面に絶縁物材料(例えば珪素を含む無機絶縁膜)からなる封止層724を厚さ(1μm〜30μm)で形成して図14(B)の状態を得る。ここでは絶縁物材料膜としてCVD法により、膜厚1μmの窒素を含む酸化珪素膜を形成する。CVD法による絶縁膜を用いることによって密着性の向上を図っている。
次いで、封止層724をエッチングして開口部を設けた後、スパッタ法により端子電極726及び753を形成する。端子電極726及び753は、チタン膜(Ti膜)(100nm)と、ニッケル膜(Ni)膜(300nm)と、金膜(Au膜)(50nm)との積層膜とする。こうして得られる端子電極726及び端子電極753の固着強度は5Nを超え、端子電極として十分な固着強度を有している。
以上の工程で、半田接続が可能な端子電極726及び端子電極753が形成され、図14(C)に示す構造が得られる。
次いで、個々に切断して複数の光センサチップを切り出す。1枚の大面積基板(例えば600cm×720cm)からは大量の光センサチップ(2mm×1.5mm)を製造することが可能である。
切り出した1つの光センサチップ(2mm×1.5mm)の断面図(側面図)を図15(A)に示し、その下面図を図15(B)、上面図を図15(C)に示す。図15において、図13及び図14と同一である箇所には同じ符号を用いている。なお、図15(A)において、基板710と、素子形成領域800と、端子電極726及び端子電極753とを含む総膜厚は、0.8±0.05mmである。
また、光センサチップの総膜厚を薄くするために、基板710をCMP処理等によって削って薄くした後、ダイサーで個々に切断して複数の光センサチップを切り出してもよい。
また、図15(B)において、端子電極726及び753の一つの電極サイズは、0.6mm×1.1mmであり、電極間隔は0.4mmである。また、図15(C)において受光部801の面積は、第2の電極の面積とほぼ等しく、1.57mm2である。また、増幅回路部802には、約100個のTFTが設けられている。
最後に、得られた光センサチップをプリント配線基板760の実装面に実装する。なお、端子電極726と電極761、並びに端子電極753と電極762との接続には、それぞれ半田764及び763を用い、予めプリント配線基板760の電極761及び762上にスクリーン印刷法などによって形成しておき、半田と端子電極を当接した状態にしてから半田リフロー処理を行って実装する。半田リフロー処理は、例えば不活性ガス雰囲気中、255℃〜265℃程度の温度で約10秒行う。また、半田の他に金属(金、銀等)で形成されるバンプ、又は導電性樹脂で形成されるバンプ等を用いることができる。また、環境問題を考慮して鉛フリー半田を用いて実装してもよい。
以上の工程を経て、実装された光センサチップを図14(A)に示している。本発明の光センサ(出力値を100倍にする増幅回路を備えた回路一体型光センサ)は、照度100ルクスにおいて約10μAの光電流を得ることができる。また、本発明の光センサの感度波長範囲は350〜750nmであり、ピーク感度波長は580nmである。また、暗電流(Vr=5V)は1000pAである。
なお本実施例は、実施の形態及び実施例1〜実施例3のいかなる記載と組み合わせることも可能である。
本実施例では、図18(A)〜図18(B)を用いて、補助電極を設けた光センサについて実施例2とは別の例を示す。
図18(A)の光センサは、基板901上に、補助電極902、p型半導体膜903、真性半導体膜904、n型半導体膜905、第1の絶縁膜906、第2の絶縁膜907、電極層911及び電極層912、引き出し電極913及び引き出し電極914を有している。
本実施例の光センサの作製工程を以下に示す。まず基板901上に補助電極902を透明導電膜で形成する。本実施例では透明導電膜材料として、シリコン(Si)を含む酸化インジウム酸化スズ合金(Siを含むインジウム錫酸化物ともいう)を用いる。Siを含む酸化インジウム酸化スズ合金以外にも、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO2)、酸化インジウム、酸化インジウムに2〜20wt%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したターゲットを用いて形成された酸化インジウム酸化亜鉛合金を用いてもよい。
また受光領域の面積を十分確保できるならば、補助電極902を透明導電膜ではない導電膜、例えば遮光性導電膜で形成してもよい。このような導電膜として、チタン(Ti)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ネオジウム(Nd)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。
補助電極902を形成したら、p型半導体膜903、真性半導体膜904及びn型半導体膜905からなる光電変換層を形成する。なおp型半導体膜903、真性半導体膜904及びn型半導体膜905からなる光電変換層は、逆の順番で積層されていてもよく、すなわちn型半導体膜、真性半導体膜及びp型半導体膜の順で積層して光電変換層を形成してもよい。
本実施例ではp型半導体膜903として、例えばp型セミアモルファス半導体膜を形成する。p型セミアモルファス半導体膜として、13属の不純物元素、例えばボロン(B)を含んだセミアモルファスシリコン膜をプラズマCVD法にて成膜する。
p型半導体膜903を形成したら、さらに導電型を付与する不純物を含まない半導体膜(真性半導体膜)904及びn型半導体膜905を順に形成する。
真性半導体膜904としては、例えばプラズマCVD法でセミアモルファスシリコン膜を形成すればよい。またn型半導体膜905としては、15属の不純物元素、例えばリン(P)を含むセミアモルファスシリコン膜を形成してもよいし、セミアモルファスシリコン膜を形成後、15属の不純物元素を導入してもよい。ただしp型セミアモルファス半導体膜903及びn型セミアモルファス半導体膜905の電気伝導度が1 S/cmになるように不純物の量を調節する。
またp型半導体膜903、真性半導体膜904、n型半導体膜905として、セミアモルファス半導体膜だけではなく、アモルファス半導体膜を用いてもよい。
次にn型半導体膜905上にスクリーン印刷法等で第1の絶縁膜906を形成する。
次いで、p型半導体膜903、真性半導体膜904、n型半導体膜905及び第1の絶縁膜906をエッチングして、補助電極902の一部を露出させる。すなわちp型半導体膜903、真性半導体膜904、n型半導体膜905及び第1の絶縁膜906が補助電極902の他の一部と重畳している形状となり、p型半導体膜903、真性半導体膜904及びn型半導体膜905からなる光電変換層が補助電極902の他の一部と重なって接している。その後、補助電極902、p型半導体膜903、真性半導体膜904、n型半導体膜905及び第1の絶縁膜906を覆って第2の絶縁膜907を形成する。
次に第1の絶縁膜906及び第2の絶縁膜907にコンタクトホール(溝)を形成し、導電性ペーストを用いてスクリーン印刷法にて電極層911及び912を形成する。導電ペーストとしては、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)等の金属材料をを含む導電性ペースト、または導電性カーボンペーストを用いることができる。また電極層911及び912はインクジェット法で形成してもよい。すなわち電極層911は補助電極902と全面ではなく、補助電極902の一部と接して接続されており、電極層912はn型半導体膜905と全面ではなく、n型半導体膜905一部と接して接続されている。
さらに必要に応じて、電極層911及び912に接して、引き出し電極913及び914を形成する(図18(A))。引き出し電極913及び914は電極層911及び912と同様に形成すればよい。
また図18(A)の光センサの光電変換層の上部に電極を形成する例を図18(B)に示す。図18(B)において、基板931上に補助電極932が形成され、p型半導体膜933、真性半導体膜934及びn型半導体膜935からなる光電変換層が補助電極932の一部と重なって接している。
次いでn型半導体膜935上に、n型半導体膜935の一部と重なって上部電極936を形成する。上部電極936は補助電極932と同様の材料で形成すればよい。
さらに第1の絶縁膜937及び第2の絶縁膜938を形成し、コンタクトホール(溝)を形成後、電極層941及び942を形成する。また必要に応じて引き出し電極943及び944を形成する。第1の絶縁膜937、第2の絶縁膜938、電極層941及び942、並びに引き出し電極943及び944については、図18(A)と同様の材料、作製工程で形成すればよい。
上部電極936を形成すると、光センサ全体の抵抗が下がるが、補助電極932と上部電極936との距離により光センサの抵抗値を調節することが可能である。
補助電極932とp型半導体膜933が重なっている領域の長さをX3(=100μm)、補助電極932の端部と上部電極936の端部との距離をX4としたとき、X4をそれぞれ0μm、100μm、200μmとしたときの耐圧(V)及び直列抵抗(Ω)を表1に示す。
表1に見られるように、上部電極936を形成して光センサの抵抗値が下がっても、上部電極936と補助電極932の距離を変えることにより、素子全体の抵抗値を上げることができる。これにより静電破壊を抑制できる光センサを作製することが可能である。
なお本実施例は、必要があれば実施の形態、実施例1〜実施例4のいかなる記載と組み合わせることが可能である。
本実施例では、図21を用いて、配線や電極を単層の導電膜にした可視光センサについて、実施例4とは別の例を示す。なお、実施例4と同じものは同じ符号で示している。
図21には、実施例4の図13(A)〜図13(B)、図14(A)〜図14(B)、図15(A)〜図15(C)、図20(A)〜図20(D)における配線719、接続電極720、端子電極751、TFT730のソース電極又はドレイン電極771、及びTFT731のソース電極又はドレイン電極772上に保護電極718、773、776、774及び775を設けない構造にした可視光センサを示す。
図21において、配線1404、接続電極1405、端子電極1401、TFT731のソース電極又はドレイン電極1402、及びTFT730のソース電極又はドレイン電極1403は単層の導電膜により形成されており、このような導電膜として、チタン膜(Ti膜)が好ましい。またチタン膜に変えて、タングステン(W)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、ネオジウム(Nd)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)から選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる単層膜、或いは、これらの窒化物、例えば、窒化チタン、窒化タングステン、窒化タンタル、窒化モリブデンからなる単層膜を用いることができる。配線1404、接続電極1405、端子電極1401、TFT731のソース電極又はドレイン電極1402、及びTFT730のソース電極又はドレイン電極1403を単層膜とすることにより、作製工程において成膜回数を減少させることが可能となる。
なお本実施例は、必要があれば実施の形態、実施例1〜実施例5のいかなる記載と組み合わせることが可能である。
本発明により、静電破壊に対する耐圧の向上した光電変換装置を作製することができる。また本発明の光電変換装置を組み込むことにより、信頼性の高い電気機器を得ることが可能である。
本発明の光センサの作製工程を示す図。
本発明の光センサの作製工程を示す図。
本発明の光センサの作製工程を示す図。
本発明の光センサの作製工程を示す図。
本発明の光センサの上面図。
従来の光センサの断面図。
本発明の光センサの作製工程を示す図。
本発明の光センサを組み込んだ電気機器の例を示す図。
本発明の光センサを組み込んだ電気機器の例を示す図。
本発明の光センサを組み込んだ電気機器の例を示す図。
本発明の光センサを組み込んだ電気機器の例を示す図。
本発明の光センサの上面図。
本発明の光センサを実装した装置の作製工程を示す図。
本発明の光センサを実装した装置の作製工程を示す図。
本発明の光センサを実装した装置の作製工程を示す図。
本発明の光センサを組み込んだ可視光センサの等価回路図。
本発明の光センサを組み込んだ可視光センサの等価回路図。
本発明の光センサの作製工程を示す図。
本発明の光センサを組み込んだ電気機器の例を示す図。
本発明の光センサを実装した装置の作製工程を示す図。
本発明の光センサを実装した装置の作製工程を示す図。
符号の説明
101 基板
102 p型半導体膜
103 真性半導体膜
104 n型半導体膜
106 絶縁膜
107 溝
108 溝
110 電極層
111 電極層
112 絶縁膜
113 引き出し電極
114 引き出し電極
116 領域
117 領域
120 開口部
121 溝
122 溝