JP4538883B2 - 平面基板観察装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリコンウエハやガラス基板等の平面基板を搬送し、その平面基板を観察する平面基板観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造過程では、シリコンウエハ上に形成された回路の検査が適宜行われている。例えば、シリコンウエハ上に回路パターンが形成され、ウエハの裏面研削がされた後に、顕微鏡装置等を用いてシリコンウエハの外観検査を行うことにより回路パターンの良否評価を行うことがある。このような顕微鏡装置では、ウエハを顕微鏡観察するための顕微鏡観察ステージや目視検査用のマクロ観察ステージが設けられている。これらの観察ステージ上へのウエハの搬送には、顕微鏡装置に備えられているウエハ用搬送装置が用いられる。
【0003】
ウエハ用搬送装置には真空を利用してウエハを吸着する吸着ハンドが設けられており、ウエハカセットに水平に収納されたウエハの裏面を吸着ハンドで吸着し、ウエハを水平状態にして観察ステージまで搬送する。各観察ステージにも真空を利用した吸着装置が設けられており、ウエハを吸着ハンドから観察ステージに受け渡す際には、図11(a)に示すようにウエハWを観察ステージ100(マクロ観察用ステージ)の上方に搬送した後、図11(b)のように吸着ハンド101を徐々に降下させる。ウエハWが観察ステージ100に近接したらならば吸着ハンド101の真空吸着を解除し、さらに、図11(c)に示すように吸着ハンド101を降下させ、ウエハWを観察ステージ100の吸着装置に吸着させて観察ステージ100へ装着する。
【0004】
逆に、観察ステージ100から吸着ハンド101にウエハWを受け渡す場合には、観察ステージ100に保持されているウエハWの下方から吸着ハンド101を上昇させ、吸着ハンド101がウエハWの裏面に近接したならば観察ステージ100の吸着装置による吸着を解除し、吸着ハンド101を上昇させて吸着ハンド101にウエハWを吸着保持させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、裏面研削された後のウエハWの厚さは0.2〜0.3(mm)程度とかなり薄く、ときには0.1(mm)程度まで研削されることがある。このようにウエハWは非常に薄いため、吸着ハンド101でウエハWを水平に保持して搬送する際に、ウエハWが自重により撓んで破損することがあった。ウエハ径は年々大きくなる傾向にあり、近年のように300(mm)近くにまでなると、撓みによる破損が発生しやすくなる。特に、吸着ハンド101と観察ステージ100間のウエハ受け渡しの際には、受け渡し時のショックでウエハWの破損が生じやすいという問題があった。
【0006】
また、ウエハ表面には回路パターンを保護するための保護膜が形成されるが、この保護膜や上述した裏面研削に起因する「反り」がウエハWに生じ、吸着ハンド101や観察ステージ100における真空吸着の際に吸着保持ミスが生じやすく、ウエハ破損を招いていた。
【0007】
本発明の目的は、ウエハ搬送中のウエハ破損を防止することができる基板ハンド、搬送装置およびそれらを備えた検査装置、さらには前記検査装置等で使用される平面基板収納装置を提供することにある。
【0008】
請求項1の発明による平面基板観察装置は、平面基板の基板面が垂直方向に延在した状態で、前記平面基板の上部を把持する把持部と、前記把持部で把持された前記平面基板を、前記垂直方向に延在した状態を保ちながら搬送する搬送部と、前記搬送部によって第一の所定位置まで搬送された前記平面基板を、前記把持部によって前記垂直方向に延在した状態で把持しながら、目視観察可能に照明する照明部と、前記第一の所定位置で、前記平面基板を、前記把持部によって前記垂直方向に延在した状態で把持しながら、前記垂直方向の回転軸まわりに回転させる回転部とを備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図10を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明による検査装置の一実施の形態を示す図であり、半導体チップが形成されたシリコンウエハ等の観察に用いられる顕微鏡検査装置1の概略構成を示す斜視図である。ウエハカセット2には検査用のウエハWが複数収納されており、各ウエハWは基板面が垂直面内に延在するように垂直に収納されている。顕微鏡検査装置1にはウエハWの外観を観察するための顕微鏡3が備えられており、3aは対物レンズ、3bは接眼レンズである。対物レンズ3aは光軸Jが水平となるように設けられている。
【0011】
顕微鏡検査装置1には検査オペレータが検査する際の操作スイッチ(不図示で)が設けられており、それらの操作スイッチを操作して顕微鏡検査装置1に設けられた搬送ロボット4を操作する。なお、上述した操作スイッチには、後述する顕微鏡観察用操作スイッチ、マクロ観察用操作スイッチ、ウエハ取出操作スイッチ、手動操作スイッチなどが設けられている。オペレータが顕微鏡観察用操作スイッチを操作すると、搬送ロボット4は、ウエハカセット2に収納されたウエハWの1枚をアーム4aの先端に取り付けられたハンド5を用いて取り出し、そのウエハWを顕微鏡3の対物レンズ3aの光軸J上の所定位置に配置する。
【0012】
このとき、搬送ロボット4のアーム4aが二点鎖線P1で示す位置まで駆動されたならば、手動操作によりアーム4aを微小駆動させてウエハWを図1に示すように光軸J方向(Z方向)および光軸Jに垂直なX,Y方向に移動し、ウエハWの位置決めを行う。顕微鏡観察では、ウエハWに形成されたチップの中の特定部分を観察し、色やパターン形状から良否を判定する。
【0013】
なお、ウエハWの位置決めを行う際には、顕微鏡3内に設けられたイメージローテーター(プリズムが利用される)を用いて接眼レンズ3bで観察される観察像を回転し、ウエハWの光軸Jに関する回転補正を手動で行う。また、ウエハWのマクロ観察をする場合、マクロ観察用操作スイッチ(不図示)を操作すると、搬送ロボット4はアーム4aを二点鎖線P2で示す位置に駆動する。マクロ観察では、搬送されたウエハWの表面にマクロ照明6から出射される均一な平行光を斜めに照射し、ウエハWからの散乱光を観察してウエハW上の保護膜の状態を評価する。
【0014】
このとき、手動操作によりアーム4aを駆動して、ハンド5に保持されたウエハWをR1方向に回転したり、R2方向に傾ける等して観察を行う。ウエハWをハンド5で掴む際には、ウエハカセット2に収納されたウエハWをアシスト装置7で上方に押し上げて、ウエハWをウエハカセット2の上方に突出させる。
【0015】
図2はハンド5を詳細に示す図であり、(a)はウエハWを正面から見た図、(b)は(a)のB矢視図、(c)はハンド5に設けられたフィンガー5aを示す図である。ハンド5にはウエハWを把持するためのフィンガー5aが一対設けられており、一対のフィンガー5aはフィンガー駆動部5bに設けられたアクチュエータ(不図示)により図2(b)のように、実線位置と二点鎖線位置との間で水平方向に駆動される。フィンガー5aを駆動するアクチュエータには、エアシリンダや、モータと送りネジを利用したものなどが用いられる。
【0016】
ハンド5はアーム4aの先端部に設けられた回転部4bに取り付けられており、回転部4bは不図示のアクチュエータによりアーム4aに対してR1方向に回転することができる。さらに回転部4bに固定されたハンド5は、アーム4aと回転部4bとの連結部に設けられたアクチュエータ(不図示)により、回転部4bと一体にR2方向に駆動することができる。図2(c)はフィンガー5aの一つを示したものであり、フィンガー5aに把持されるウエハWの側から見た図である。フィンガー5aに形成されたU字形状の切り欠き5cの縁部分には溝5dが形成されており、切り欠き5cの円弧部分の曲率はウエハWの縁の曲率とほぼ等しく形成されている。図2(b)のように一対のフィンガー5aを閉じると、ウエハWがフィンガー5aの溝5d内に把持される。
【0017】
図1のウエハカセット2に収納されたウエハWをハンド5で把持して取り出す際には、前述したようにアシスト装置7によりウエハWをウエハカセット2の外側に押し出し、押し出されたウエハWの縁部をフィンガー5aで把持する。図3(a)はアシスト装置7を示す斜視図である。アシスト装置7にはウエハWを押し上げるためのアシストプレート7aが設けられており、アシストプレート7aは垂直駆動部7bにより垂直方向に上下駆動され、この垂直駆動部7bは水平駆動部7cにより水平方向に駆動される。アシストプレート7aの上端面は円弧形状(ウエハWの縁の曲率とほぼ等しい曲率を有する)を成しており、図3(b)の断面図に示すように上端面にはV字形状の溝7dが形成されている。ウエハWを上方に押し上げる際には、ウエハカセット2に垂直収納されたウエハWの端面下部が溝7dに填り込んだ状態となる。
【0018】
図4および図5はウエハカセット2に収納されたウエハWをハンド5を用いて取り出す際の手順を示した図であり、図4の(a)〜(c)、図5の(a)〜(c)の順に取り出し動作が行われる。まず、ウエハ取出操作用スイッチ(不図示)を操作すると、ハンド5は検査すべきウエハW1の真上に移動される。その後、フィンガー5aが開かれるとともに、水平駆動装置7dを図示右方向に駆動して垂直駆動部7bに設けられたアシストプレート7aをウエハW1の真下まで移動させる(図4(a))。次に、図4(b)に示すように、垂直駆動部7bによりアシストプレート7aを上方に駆動してウエハW1を押し上げ、開いたフィンガー5aの間にウエハW1を挿入する。
【0019】
ウエハW1が一対のフィンガー5aの間に挿入されたならば、図4(c)のようにフィンガー5aを閉じてウエハW1を把持する。次いで、図5(a)のようにアーム4aを上方に駆動してハンド5に把持されたウエハW1をウエハカセット2から完全に取り出す。その後、マクロ観察または顕微鏡観察用操作スイッチが操作されると、上述したようにウエハW1が所定の観察位置に搬送される。このとき、アシストプレート7aの位置は、図5(a)のように上端位置に保持したままでも良いし、下端位置(図4(a)参照)まで下げてしまっても良い。なお、ウエハカセット2から観察位置までの搬送方法については後述する。ウエハW1の観察が終了し、ウエハW1をウエハカセット2へ戻す操作スイッチが操作されると、ハンド5に把持されたウエハW1はウエハカセット2の所定位置(図5(a)に示す位置)まで搬送され、ハンド5を降下させる。
【0020】
ウエハW1の一部がウエハカセット2内に収納されてアシストプレート7aの溝7d(図3参照)上にウエハW1が載置されたならば、フィンガー5aを開いた後にアシストプレート7aを降下させて、ウエハW1をウエハカセット2内に完全に収納する。その後、隣のウエハW2の真上にハンド5を移動させるとともに、水平駆動装置7cを駆動してアシストプレート7aをウエハW2の真下まで移動させ、ウエハW2の取り出し・搬送・観察が同様に行われる。
【0021】
次に、搬送方法について説明する。図6,7は搬送方法を説明する図であり、図6は検査装置の側面図、図7は平面図である。図6の二点鎖線で示すように、ウエハWをハンド5で把持してウエハカセット2から垂直に取り出したならば、搬送ロボット4の回転軸J2の回りにアーム4aを角度θ1だけ回転させてウエハWをマクロ観察位置P2に搬送する(図7)。なお、ウエハWの面が搬送方向からずれた状態にウエハカセット2が装着される場合には、回転軸J2に関してアーム4a全体を回転させる前に、搬送ロボット4の回転中心J2とウエハWの中心O(図2参照)とを結ぶ直線J3と基板面とが直交するように、アーム4aの先端に設けられた回転部4bを回転させる。すなわち、ウエハWは中心Oが回転中心J2を中心とする円弧を描くように搬送され、その搬送中にはウエハWの基板面は円弧の接線方向(ウエハWの移動方向)に延在するように保持される。
【0022】
アーム4aをマクロ観察位置P2に移動したならば、ウエハW表面からの反射光Lが観察者のアイポイントに入射するように、回転部4b(図6参照)を駆動してウエハWを角度θ2だけ回転させる。マクロ観察が終了したならば、ウエハWを角度(−θ2)だけ回転させて直線J3とウエハWの基板面とを直交させ、アーム4aをさらに角度θ3だけ回転して顕微鏡観察位置P1に移動させる。図7に示した場合には、さらにアーム4aを駆動してウエハWを図示右方向に微小駆動して所定位置に位置決めする。図6はウエハWが対物レンズ3aの光軸J上に位置決めされた様子を示したものであり、このとき、ウエハWの基板面が光軸Jに対して傾いていたならば、アーム4aの回転部4bを回転駆動して基板面が光軸Jと直交するように手動補正する。顕微鏡観察が終了したならば、アーム4aを角度(−θ1−θ3)だけ回転させた後に、ウエハカセット2の所定位置にウエハWを収納する。
【0023】
なお、上述した実施の形態では、マクロ観察、顕微鏡観察の順にウエハWの観察を行ったが、逆の順で観察を行っても良いし、何れか一方の観察だけを行うようにしても良い。
【0024】
図8はハンド5の変形例を示す図であり、(a)はハンド5をウエハ正面から見た図であり、(b)は(a)のD−D断面図である。ハンド5に設けられた一対のフィンガー5fは図の左右方向に開閉動作をするものであり、フィンガー5fを閉じるとウエハWの基板端面にフィンガー5fの円弧部5gが当接し、基板端面を挟むようにしてウエハWを把持する。図8(b)に示すように、円弧部5gはV溝形状を有しており、ウエハWはその端部がV溝に填り込むようにして把持される。
【0025】
なお、ウエハWを把持した際にウエハWに過剰な力が掛からないように、フィンガー5fの閉位置が設定されている。例えば、ウエハ端面とV溝との間に若干隙間ができるように設定し、フィンガー5fのウエハ中心Oより下側の部分でウエハWが落下しないように把持するようにしても良い。
【0026】
図9,10は図8に示すハンド5を用いてウエハWをウエハカセット2から取り出して保持する動作を示す図であり、図9の(a)〜(c)および図11の(a)、(b)の順で動作が行われる。まず、図9(a)に示すようにフィンガー5fを開いた状態でハンド5aをウエハWの真上に降下させたならば、図9(b)のようにアシストプレート7aを上方に移動させてウエハカセット2内のウエハWを押し上げる。図9(c)はアシストプレート7aが上端位置まで移動した様子を示す図であり、ウエハWはその基板中心Oがウエハカセット2の上端より上方となる位置まで押し上げられる。次いで、図10(a)のようにフィンガー5fを閉じてウエハWを把持した後に、ハンド5を垂直上方に移動させてウエハWをウエハカセット2から取り出すとともに、アシストプレート7aを下方に移動させる。
【0027】
なお、図9(a),(b)のようにウエハWがウエハカセット2内にある場合には、ウエハWの左右両端部がウエハカセット2の内側面に形成された溝2aに填り込んでいて、ウエハWは垂直状態に維持されている。しかし、図9(c)に示すように、ウエハWがアシストプレート7aにより押し上げられてその一部がウエハカセット2から押し出された状態では、ウエハWの左右両端部が溝2aから外れてしまうおそれがある。そこで、本実施の形態では、アシストプレート7aの端部をウエハWの形状に合わせた円弧状に形成し、その端面にV溝7gを形成してV溝7g内にウエハWが填り込むようにした。そのため、図9(c)のような状態でも、アシストプレート7aによってウエハWを垂直に保持することができる。
【0028】
上述した本実施の形態では、次のような利点を有している。
(1)図2に示すようにハンド5に設けられたフィンガー5aでウエハWを表裏両面から挟んで把持したり、図8のようにフィンガー5fでウエハ端面を挟むようにして把持しているので、ウエハWに反り等が有った場合でも、ウエハWを確実に保持することができる。
(2)ウエハWをウエハカセット2からの取り出して再度収納するまでの一連の動作(搬送、観察)の間、ウエハWは常に垂直に保持されているため自重で撓むようなことがなく、ウエハWの破損を防止することができる。また、搬送時にはウエハWの基板面を移動方向に対して平行に保つように移動させるので、空気抵抗によるウエハWの変形に起因する破損を防止することができる。また、このようにウエハWを搬送することにより搬送スピードを従来より増加させることができ、検査プロセスの効率アップを図ることができる。
(3)ハンド5にウエハWを保持した状態で、マクロ観察や顕微鏡観察を行うようにしているので、従来のようにハンド5と観察ステージとのウエハWの受け渡しが不要となるため受け渡し回数が減少し、受け渡し時のトラブル(吸着保持エラー、受け渡しミスによるウエハWの破損など)を低減することができる。
(4)ウエハカセット2とハンド5との間でウエハWを垂直状態で受け渡しをする際に、アシストプレート7aによりウエハWの一部をウエハカセット2の上方に押し出すようにしているため、ハンド5によるウエハWの保持および観察後のウエハWのウエハカセット2への収納を確実に行うことができる。
【0029】
なお、本実施の形態において、ウエハWの「垂直」状態とは、厳密に垂直ということではなく、平面基板であるウエハWが自重で撓むことによる問題が回避できる程度に「ほぼ垂直」であれば良いことを意味している。同様に、「平行」についても、ウエハWの移動中の空気抵抗による問題が回避できる程度に「ほぼ並行」であれば良い。
【0030】
上述した実施の形態では、シリコンウエハWを顕微鏡で観察する装置を例に説明したが、これ以外の装置に用いられる搬送装置や基板ハンドにも本発明を適用することができる。また、対象物としては、シリコンウエハの他に液晶パネルののガラス基板等があり、基板の形状(円形、矩形)に関わらず薄い基板の保持・搬送に効果的である。
【0031】
以上説明した実施の形態と特許請求の範囲の要素との対応において、ウエハWは平面基板を、ハンド5は基板ハンドおよび保持手段を、ロボット4は搬送手段を、ハンド5および搬送ロボット4は搬送装置を、対物レンズ3aは対物光学系を、ウエハカセット2は基板カセットを、アシストプレート7aは押し上げ治具を、垂直駆動部7bは駆動装置を、水平駆動部7dは位置決め装置をそれぞれ構成する。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、平面基板の縁部を表裏両面から挟むように把持するので、平面基板に反りが生じても基板ハンドで確実に保持することができる。
請求項2〜請求項4の発明によれば、平面基板は常に垂直に保持されているため自重で撓むようなことがなく、さらに、搬送中は平面基板の基板面を移動方向に対して平行に保つように移動させるので、空気抵抗による平面基板の変形に起因する破損を防止することができる。
特に、請求項4の発明では、対物光学系の光軸を水平とし、保持手段により垂直保持された平面基板を顕微鏡で観察するようにしたので、平面基板の受け渡し回数を減らすことができ、受け渡し時における基板保持エラーや受け渡しミスによる平面基板の破損などをを低減することができる。
請求項5の発明によれば、垂直状態で基板カセットに収納された平面基板を、押し上げ治具により基板カセット上方に突出させることができるので、基板ハンド等により平面基板を基板カセットから取り出す際に、スムーズに取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検査装置の一実施の形態を示す図であり、顕微鏡検査装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】ハンド5を詳細に示す図であり、(a)はウエハWを正面から見た図、(b)は(a)のB矢視図、(c)はハンド5に設けられたフィンガー5aを示す図である。
【図3】アシスト装置7を示す図であり、(a)は斜視図、(b)はアシストプレート7aの先端部の断面図。
【図4】ウエハカセット2からウエハ取り出し動作を示す図であり、(a)〜(c)の順に動作が行われる。
【図5】図4に続くウエハ取り出し動作を示す図であり、(a)〜(c)の順に動作が行われる。
【図6】搬送方法を説明する図であり、装置の側面図。
【図7】搬送方法を説明する図であり、装置の平面図。
【図8】ハンド5の変形例を示す図であり、(a)はウエハWの正面から見た図、(b)は(a)のD−D断面図。
【図9】図8のハンド5を用いてウエハカセット2からウエハWを取り出す際の動作を説明する図であり、(a)〜(c)の順に動作が行われる。
【図10】図9に続く動作を示す図であり、(a),(b)の順に動作が行われる。
【図11】従来の装置におけるウエハ受け渡し動作を説明する図であり、(a)〜(c)の順に動作が行われる。
【符号の説明】
1 顕微鏡検査装置
2 ウエハカセット
3 顕微鏡
3a 対物レンズ
3b 接眼レンズ
4 搬送ロボット
5 ハンド
5a,5f フィンガー
7 アシスト装置
7a アシストプレート
7b 垂直駆動部
7c 水平駆動部
W,W1,W2 ウエハ
Claims (5)
- 平面基板の基板面が垂直方向に延在した状態で、前記平面基板の上部を把持する把持部と、
前記把持部で把持された前記平面基板を、前記垂直方向に延在した状態を保ちながら搬送する搬送部と、
前記搬送部によって第一の所定位置まで搬送された前記平面基板を、前記把持部によって前記垂直方向に延在した状態で把持しながら、目視観察可能に照明する照明部と、
前記第一の所定位置で、前記平面基板を、前記把持部によって前記垂直方向に延在した状態で把持しながら、前記垂直方向の回転軸まわりに回転させる回転部とを備えることを特徴とする平面基板観察装置。 - 前記平面基板は略円形であり、前記把持部の前記平面基板を把持する部分は、前記円形の曲率とほぼ等しい曲率を有することを特徴とする請求項1に記載の平面基板観察装置。
- 対物光学系の光軸が水平となっていて、前記搬送部で搬送可能な第二の所定位置で前記把持部によって垂直な状態で把持された前記平面基板を観察する顕微鏡をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の平面基板観察装置。
- 前記顕微鏡によって観察される観察像を回転させる観察像回転部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の平面基板観察装置。
- 前記搬送部は、前記第一の所定位置と前記第二の所定位置とを含む円弧に沿って前記平面基板を搬送可能であり、
前記把持部は前記平面基板の基板面が、前記円弧の接線方向に延在するように前記平面基板を把持することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の平面基板観察装置。
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