JP4543016B2 - シート搬送装置、シート処理装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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図1に示すようにこのシート後処理装置PDの最下流部に位置するシフトトレイ排紙部は、シフト排紙ローラ対6(6a,6b)と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ202と、シフトトレイ202をシート搬送方向に直交する方向に往復動させる図示しないシフト機構と、シフトトレイ202を昇降させるシフトトレイ昇降機構とにより構成される。
3.1 端面綴じ処理トレイの全体構成
スティプル排紙ローラ11によって端面綴じ処理トレイFへ導かれたシートは、端面綴じ処理トレイF上に順次積載される。この場合、シート毎に叩きコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53によって横方向(シート搬送方向と直交する方向−シート幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、シート束Pの最終紙から次のシート束先頭紙までの間で、制御装置350(図22参照)からのスティプル信号により端面綴じスティプラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われたシート束は、ただちに放出爪52aが突設された放出ベルト52によりシフト排紙ローラ6へ送られ、受け取り位置にセットされているシフトトレイ202上に排出される。
放出爪52aは、放出ベルトHPセンサ311によりホームポジションが検知されるようになっており、放出ベルトHPセンサ311は放出ベルト52に設けられた放出爪52aによりオン・オフする。放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置され、端面綴じ処理トレイFに収容されたシート束を交互に移動搬送する。また必要に応じて放出ベルト52を逆回転させ、これからシート束を移動するように待機している放出爪52aと対向側の放出爪52aの背面で端面綴じ処理トレイFに収容されたシート束の搬送方向先端を揃えるようにすることもできる。したがって、この放出爪52aはシート束のシート搬送方向の揃え手段としても機能する。
叩コロ12は支点12aを中心に叩SOL(ソレノイド)によって振り子運動を与えられ、端面綴じ処理トレイFへ送り込まれたシートに間欠的に作用してシートを後端フェンス51に突き当てる。なお、叩コロ12は反時計回りに回転する。ジョガーフェンス53は、正逆転可能な図示しないジョガーモータによりタイミングベルトを介して駆動され、シート幅方向に往復移動する。
シート束偏向機構は、図1及び図2の端面綴じ処理トレイFと折り処理トレイG部分の拡大図に示すように、シート束に搬送力を与える搬送機構600、シート束をターンさせる放出ローラ56、シート束のターン部のガイドを行うガイド部材609とから構成されている。放出ローラ56は前述のように端面綴じ処理トレイFの上端に設けられ、その外周部に前記ガイド部材609が配置されている。
中綴じ及び中折りは端面綴じ処理トレイFの下流側設けられた折り処理トレイGにおいて行われる。シート束Pは端面綴じ処理トレイFから前記シート束偏向機構により折り処理トレイGに導かれる。以下、中綴じ中折り処理トレイの構成について説明する。
図1に示すように搬送機構600、ガイド部材609及び放出ローラ56からなるシート束偏向機構の下流側に折り処理トレイGが設けられている。折り処理トレイGは、前記シート束偏向機構の下流側にほぼ垂直に設けられており、中央部に中折り機構が、その上方に束搬送ガイド板上92が、また、下方に束搬送ガイド板下91が配置されている。また、束搬送ガイド板上92の上部には束搬送ローラ上71が、下部には束搬送ローラ下72がそれぞれ設けられているとともに、両ローラ71,72間を跨ぐように束搬送ガイド板上92の側面に沿って両側に中綴じ上ジョガーフェンス250aが配置されている。同様に束搬送ガイド板下91の側面に沿って両側に中綴じ下ジョガーフェンス250bが設けられ、この中綴じ下ジョガーフェンス250bが設置されている箇所に中綴じスティプラS2が配置されている。中綴じ上ジョガーフェンス250a及び中綴じ下ジョガーフェンス250bは図示しない駆動機構により駆動され、用搬送方向に直交する方向(シートの幅方向)の整合動作を行う。中綴じスティプラS2は、クリンチャ部とドライバ部とが対となったもので、シートの幅方向に所定の間隔をおいて2対設けられている。なお、ここでは、2対固定した状態で設けているが、1対のクリンチャ部とドライバ部とをシートの幅方向に移動させて2箇所綴じを行うように構成することもできる。
折りプレート74は図示しない前後側板に立てられた各2本の軸に長孔部を遊嵌することにより支持され、さらに、折りプレート74から立設された軸部がリンクアームの長孔部に遊嵌され、リンクアームが支点を中心に揺動することにより、折りプレートは図1中を左右に往復移動する。すなわち、リンクアームの長孔部に折りプレート駆動カムの軸部は遊嵌されており、折りプレート駆動カムの回転運動によりリンクアームは揺動し、これに応じて、図1において、折りプレート74は束搬送ガイド板下上91,92に対して垂直な方向に往復動する。
図22は本実施形態に係るシステムの制御装置の概略構成を示すブロック図である。制御装置350は、同図に示すように、CPU360、I/Oインターフェース370等を有するマイクロコンピュータからなり、画像形成装置PR本体のコントロールパネルの各スイッチ等、及び入口センサ301、上排紙センサ302、シフト排紙センサ303、プレスタックセンサ304、スティプル排紙センサ305、紙有無センサ310、放出ベルトホームポジションセンサ311、スティプル移動ホームポジションセンサ、スティプラ斜めホームポジションセンサ、ジョガーフェンスホームポジションセンサ、束到達センサ321、可動後端フェンスホームポジションセンサ322、折り部通過センサ323、下排紙センサ、紙面検知センサ330,505、SN1,SN2の各センサからの信号がI/Oインターフェース370を介してCPU360へ入力される。
7.1 搬送動作
図2、図6ないし図10はシート束偏向部の要部を示す図である。端面綴じ処理トレイFから折り処理トレイGへシート束を送る場合、図1及び図8に示すように端面綴じ処理トレイFで後端フェンス51及びジョガーフェンス53によって整合されたシート束の後端を放出爪52aで押し上げ、端面綴じ処理トレイFの上部に位置するコロ601と、このコロ601に対向する従動ローラ607とによってシート束を挟み、搬送力を与える。このときシート束先端側に位置するコロ601は、図8に示すようにシート束Pの先端にぶつからないような位置で待機している。次に図9及び図10に示すようにシート先端がコロ601とコロ607の開放されたニップ間を通過してからシート表面に搬送機構600のコロ601を接触させ、シート束に搬送力を与える。このときガイド部材609と放出ローラ56とによってターン部の湾曲した搬送路を形成し、この搬送路に沿ってシート束Pを下流の折り処理トレイGへと搬送する。
図2に示すように端綴じ処理トレイFでシートを整合するとき、搬送機構600はコロ601を退避させた位置に位置しているが、シートの整合終了後、放出爪52aによってシート束Pを持ち上げ、搬送機構600の駆動軸602を揺動支点としてコロ601をシート束Pに接触させる。このとき回転支点602の位置によってコロ601の回動軌跡が変わり、例えば図3のように回転支点602がシート束Pの上方に位置している場合、コロ601がシート束Pと接触する軌跡はシートの搬送方向と逆方向となり、シートの最上紙を搬送方向と逆方向にずらしてしまうことがある。また、逆に図4のように回転支点602がシート束Pの下方に位置している場合はコロ601がシート束Pと接触する軌跡はシートの搬送方向と同じ方向となり、シートの最上紙を搬送方向にずらしてしまうことがある。そのためシート束Pの搬送開始時にコロ601がシートに接触したときに生じるシートのズレを最小限にとどめるようにするには、図5に示すように搬送可能なシート束Pの厚さdを考慮し、この厚さdの範囲内か厚さdの近傍に回転支点602を位置させる必要がある。言い換えれば、シート束Pの上面に対してほぼ垂直な方向から当接させるようにする必要がある。このように当接させると、シート束Pの上面に平行な方向に対しては分力が生じず、生じたとしてもごく小さいのでシート束Pもしくはシート束Pの最上位のシートが図3及び図4のように移動することはない。さらに詳しくは、前記水平分力がシート表面間の摩擦力よりも小さければ、シート束は端綴じ処理トレイF上で整合されたときの状態を保持することになる。
1)整合力を強くする必要がある場合
このように整合力を強くする必要があるのは、画像面の摩擦が小さい場合や重い紙(厚紙)の整合時である。画像面の摩擦力が小さい場合と言うのは、例えば、シートに占める印字画像の割合、いわゆる印字率が多い場合である。
このように整合力を弱くする必要があるのは、画像面の摩擦が大きい場合や軽いシート(薄紙)の整合時である。画像面の摩擦が大きい場合と言うのでは、1)の場合とは逆に、例えばシートに占める印字画像の割合、いわゆる印字率が小さい場合である。
枚数が少ないときはコロ601が端綴じ処理トレイFに近い位置で整合し、枚数が多くなるに連れてコロ601を端綴じ処理トレイFから離した位置で整合する。
図6において端綴じ処理トレイFでシートを整合する際、搬送機構600はコロ601を退避させた位置に位置しているが、シートの整合時にシートのカール状態によっては端綴じ処理トレイFに進入してきたシート先端が搬送機構600のコロ601に接触し、シートが座屈してシート束Pの整合品質を悪化させてしまう場合がある。そこで、コロ601にシートが接触してしまわないように本実施形態では、図7に示すようなガイド612を設けた。このガイド612は搬送されてきたシート先端がコロ612のシートへの接触部に接触しないようにする機能を備えたものである。
端綴じ処理トレイFにおいてシートの搬送方向の整合を行う場合、図11のように叩きコロ12によってシートを後端フェンス51方向に戻し揃えを行っている。しかし、叩コロ12の搬送力によってシートを後端フェンス51方向に戻す力が不十分であった場合、図12のように搬送機構600のコロ601の回転によって戻すこともできる。
端綴じ処理トレイFにて整合を終えたシートを中綴じ・折り処理トレイHに搬送する際、図13に示すように搬送機構600のコロ601と対向するコロ607とでニップを形成した状態のところに、シート束Pを放出爪52aで持ち上げて進入させると、厚みのあるシート束Pが前記コロ601,607間の狭いニップに進入することになるので、シート束Pの先端にローラの跡が着き、あるいは、シート束Pの整合状態が悪化することがある。
画像形成装置PRから搬送されるシートの画像状態によってシート表面の摩擦が極端に低下することがある。このような場合、これらシートを整合して束としたときにシート間の摩擦が低いために、シート束Pを搬送機構600のコロ601で搬送するときに図16に示すようにシート束Pの表面と裏面に挟まれた内側のシートが搬送できずに止まってしまう場合、あるいは搬送方向と逆方向に滑り落ちてしまう場合がある。そのため図17に示すように放出爪52aがシート束Pの後端を搬送機構600のコロ601と対向するコロ607とで形成されるニップ位置まで持ち上げた後も、図18に示すようにコロ601とコロ607とで行われる搬送と同一速度でシート後端を支えながら同一速度で移動するようする。これにより、確実にシート束を搬送することができる。
放出爪52aによってシート束Pの後端を支えながら、搬送機構600のコロ601とコロ607とによってシート束搬送を行う場合、放出爪52aはシート束Pが確実に搬送されるまでシート束後端を支える必要がある。そのため放出爪52aの動作軌跡が搬送機構600及びコロ601などによって妨げられてしまうようなことがあると、シート束Pをコロ601によって十分に搬送し終わる前に放出爪52aの動作を停止しなければならず、確実なシート束搬送が行えなくなることがある。そのため、本実施形態では、図19に示すように搬送機構600は、どのような位置・姿勢であっても放出爪52aの動作軌跡を妨げないような構成とした。
図20に示すように、厚みのあるシート束Pがガイド部材609と放出ローラ56間のターン部を通過するとシート束P先端には内側と外側のシート間に搬送差が生じる。そのため搬送機構600及び放出ローラ56の下流側に位置する束搬送ローラ71対にシート先端が進入し、その後、搬送機構600のコロ601、607対と束搬送ローラ71対とで搬送し続けると、束搬送ローラ71対では搬送差がある状態で搬送され続け、コロ601,607対で搬送されているシート束後端には搬送差が生じていないことから図21に示すようにシート束Pの外側がターン部内で撓み始める。そのためこの状態を維持したまま搬送すると、シート束に皺などが発生する場合がある。
8.1 イニシャル処理
図23は制御装置350が実行する搬送機後部600及びターン部のイニシャル処理時の制御手順を示すフローチャートである。なお、この制御手順は制御装置350のCPU360が図示しないRAMに格納されたプログラムを図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行する。
図24は本実施形態におけるシート後処理装置PDの全体的な制御手順を示すフローチャートで、図24(a)、図24(b)及び図24(c)に分かれているが、三者で1つの処理手順を示している。
図24(a)において、ジョブが開始されると、まず中綴じ処理を行うか否かをチェックする(ステップS201)。中綴じ処理を行う場合には、モータM1、カム605をホームポジションから所定量回動させてコロ601を待機位置に移動させ(ステップS202)、モータM2、ガイド部材609をホームポジションから所定量回動させてターン搬送路を形成する(ステップS203−図2)。そして、シートが端綴じ処理トレイFに排出されている間はコロ601を搬送方向と逆方向に連続的に回転させ(ステップS204)、あるいは、コロ601は搬送方向と逆方向に断続的に回転させ(ステップS205)、モータM1及びカム605を駆動し、搬送されてくるシート毎にコロ601をシートに接触させ整合させる(ステップS206、ステップS208)あるいは、ステップS204の処理後、ステップS207でモータM1及びカム601を駆動し、搬送されてくるシートの所定枚数おきにコロ601をシートと接触させて整合する。
コロ601の搬送速度≧放出爪52aの動作速度
で放出爪52aの動作が開始される。
52a 放出爪
53 後端フェンス
56 放出ローラ
360 CPU
600 搬送機構
601 コロ
602 駆動軸(揺動支点)
603 タイミングベルト
604 アーム
605 カム
606 回転軸
609 ガイド部材
610 支点
612 ガイド
F 端面綴じ処理トレイ
G 中綴じ・中折り処理トレイ(折り処理トレイ)
M1,M2 モータ
P シート束
PR 画像形成装置
PD シート後処理装置
S1 端面綴じスティプラ
SN1,SN2 センサ
Claims (19)
- シート又はシート束を一時的に収容する収容手段と、当該収容手段に収容された前記シート又はシート束に対して所定の処理を施す処理手段と、前記収容手段に設けられ、前記シート又はシート束を搬送する搬送手段とを有するシート搬送装置において、
前記搬送手段はシート整合時の位置とシート束搬送時の位置の2つの位置を設定する揺動支点を備え、当該揺動支点は前記シート束搬送時に前記搬送手段が前記シート束に接触したときにシートのズレが最小限にとどまる位置に設けられていることを特徴とするシート搬送装置。 - 前記搬送手段は、シートに対して搬送力を付与するコロと、前記コロを前記揺動支点に関して揺動駆動する駆動手段と、前記シート束先端部を押さえるガイドとを備えていることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 前記コロは断続的に回転することを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
- シート束搬送時に前記コロと前記シート束とが接触するタイミングは、シート束先端が前記搬送手段のコロのニップを通過した後であることを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
- 前記ガイドを前記シート束への当接を回避させる手段を備えていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記コロによって前記シートに対して搬送方向の整合を行うことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記コロによって整合する際、前記コロの前記収容手段に対する相対的な位置によって整合力を調整する手段を備えていることを特徴とする請求項6記載のシート搬送装置。
- 前記位置は、シート枚数、シート種、及び画像モードのいずれかに基づいて設定されることを特徴とする請求項7記載のシート搬送装置。
- 前記コロは、前記シートの排出毎又は複数枚のシートの排出毎に当該シートを整合することを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記収容手段から前記シート束を放出する放出手段をさらに備え、前記放出手段は前記搬送手段によって前記シート束を搬送しているとき、前記シート束を前記収容手段から放出することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記放出手段は、前記搬送手段がシート束搬送時に動作を開始するタイミングと同時又は遅いタイミングで放出動作を開始することを特徴とする請求項10記載のシート搬送装置。
- 前記放出手段の前記シート束放出の動作速度は、前記搬送手段の搬送速度以下に設定されていることを特徴とする請求項10記載のシート搬送装置。
- 前記放出手段は、前記搬送手段による前記シート束の搬送時に、当該シート束後端から一定量離れて動作することを特徴とする請求項10ないし12のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記搬送手段は、シート束の整合及び搬送時に動作する他部材と干渉しない位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記搬送手段は、下流の他の搬送手段に前記シート束が到達し、一定量搬送後、当該シート束に与える搬送力を解除することを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
- 前記一定量は、シート枚数、シート種、及び画像モードのいずれかに基づいて設定されることを特徴とする請求項15記載のシート搬送装置。
- 請求項1ないし16のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備えていることを特徴とするシート処理装置。
- 請求項1ないし16のいずれか1項に記載のシート搬送機構を備えていることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項17記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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