JP4545284B2 - High voltage power circuit - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ビーム露光装置等の電子ビーム装置に高圧電流を供給する高圧電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子ビームを照射して微細な加工を行う電子ビーム露光装置等においては、図3に示したような電子ビーム装置が用いられていた。
【0003】
このような電子ビーム装置は、図示しない高圧電源の負極に接続されたカソード1と、図示しないバイアス電源に接続されたウェネルト2と、高圧電源の正極に接続されたアノード3とを有する電子銃を備えている。高圧電源は、コッククロフトウォルトン回路が使用され、正極側がアースされている。
【0004】
ここで、カソード1から飛び出した電子は、アノード3によって引き出され、ウェネルト2とアノード3に設けられた孔を通過した後に加速された電子ビーム4となり、さらに、電磁レンズ7、8によって収束されて、試料9上の一点を照射するようになっている。また、カソード1とウェネルト2間に印加されたバイアス電圧を調整することにより、電子ビームの強さを調節できるようになっている。さらに、電子ビーム4は、通常はアパーチャー6の孔を通過するようになっているが、試料9を照射しない期間は、ブランキングコイル5に電流を流し、電子ビーム4を偏向させてアパチャー6の孔を通過できないようにして、電子ビーム4を遮断できるようになっている。
【0005】
このような電子ビーム露光装置は、電子ビーム4が試料9上の一点に照射されると、この部分に塗布されたレジストを感光させ、それを現像することにより、微細な加工を行うことができるので、たとえばLSIの基板となるウェハの加工等によく用いられている。
【0006】
ウェハ等の加工を行うためには、ウェハ等に描かれている原点位置を正確に知る必要がある。このためには、電子ビーム4が、試料9上の原点を照射したときと、他の部分を照射したときでは、試料9から飛び出してくる二次電子の状態が異なるので、図示しない偏向コイルにより電子ビーム4を走査し、試料9から飛び出してきた二次電子を二次電子検出器24で検出し、この検出信号から観測系により画像を得ることで原点位置を求めていた。
【0007】
この検出信号を増幅するためには、電源電圧や温度等の影響による増幅器の動作状態の変化すなわちドリフトを少なくするためや、ノイズに対して強くするため、ロックインアンプ27が用いられる。ロックインアンプとは、交流の入力信号に対して、入力信号と同じ周波数で同期した信号を乗算することにより、ノイズに埋もれた入力信号から、目的の入力信号のみを取り出し、この周波数付近の狭帯域を増幅するものである。二次電子検出器24からの検出信号は、コンデンサ25によって直流成分が阻止され交流成分のみにされ、プリアンプ26で増幅されて、ロックインアンプ27に入力されるようになっている。
【0008】
そこで、ロックインアンプ27を動作させるために、従来は、発振器22からブランキングコイル5とロックインアンプ27に高周波の矩形波または正弦波を加えていた。すると、ブランキングコイル5に電流が流れないときには、電子ビーム4は、直進してアパチャー6の孔を通過し、試料9を照射して、試料9から二次電子を飛び出させ、ブランキングコイル5に電流が流れたときには、電子ビーム4は、偏向されてアパチャー6の孔を通過できず、試料9を照射しなくなり、試料9から二次電子が飛び出さないようになる。このため、二次電子検出器24は、発振器22から出力される高周波と同じ周波数で同期した高周波の検出信号を発生する。そして、ロックインアンプ27は、二次電子検出器24からの検出信号に対して、この検出信号と同じ周波数で同期した発振器22からの高周波出力を乗算することにより、ノイズに埋もれた検出信号から、目的の検出信号のみを増幅して出力する。ロックインアンプ27の出力から観測系により画像を得て、ウェハ等に描かれている原点位置を正確に求めることができる。
【0009】
しかし、電子ビーム4を揺らすと、この原点位置も揺れることになり、原点位置の精度に限界があった。しかも、電子ビーム4を偏向させてアパーチャー6で遮断すると、電子ビーム4によりアパーチャー6が加熱されて溶融するという問題もあった。このような問題を解決するため、本出願人は、特願平11−347623号において、次に述べるような発明(以下、先願発明という。)を開示している。
【0010】
この先願発明の電子ビーム装置について、図4により説明する。図4において、図3と同じ符号を付された部分は、従来の電子ビーム装置と同じでものであるから、説明を省略する。
【0011】
先願発明では、発振器22からの高周波出力と同じ周波数でかつ同期して電子ビームの強さを変えるようにするため、発振器22から出力された高周波の交番電圧をカソード1とウェネルト2の間に印加する回路を設けたことが、図3に示した従来の電子ビーム装置と異なっている。
【0012】
先願発明では、高圧電源11の負極は、バイアス抵抗13を介してカソ−ド1に接続されており、高圧電源11の正極はアースされている。バイアス抵抗13の両端には、バイアス電源12の正極とバイパスコンデンサ14の一端が結合されており、バイアス電源12の負極とバイパスコンデンサ14の他端は、昇圧トランス15の二次巻線の一端と結合している。昇圧トランス15の二次巻線の他端は、ウェネルト2に接続されている。バイアス抵抗13は、これを流れる電流により自己バイアス電圧を発生して、自己バイアス電圧をバイアス電源12による固定バイアス電圧に加えることにより、電子ビーム4の強さを安定させる働きがある。
昇圧トランス15の一次巻線の両端は、絶縁トランス16の二次巻線である同軸ケーブルの芯線17の両端に接続されている。絶縁トランス16は、リング状コア21に挿通された一本の同軸ケーブルを略U字状に曲げたものであり、シールド19が一次巻線になっており、芯線17が二次巻線となっている。シールド19と芯線17の間には、絶縁体18が介在されており、シールド19の外側は絶縁被覆体20で覆われている。リング状コア21の数を変えることにより、絶縁トランス16の相互インダクタンスを変えることができるようになっている。絶縁トランス16の一次巻線であるシールド19の両端は、発振器22に接続されている。
【0013】
ここで、カソード1とウェネルト2間にかける交番電圧の周波数は1MHz程度の高周波であり、絶縁トランス16に要求される昇圧比は約1程度の小さな値であるから、このような絶縁トランス16でも充分に働く。昇圧トランス15は、昇圧比が数10−100程度のもので、カソード1とウェネルト2に近接して配置する。すると、大振幅の高周波(約50−100V程度)が流れる昇圧トランス15の二次側配線部分は極力短かくなるとともに、比較的配線が長くなる昇圧トランス15の一次側配線部分は小振幅の高周波(約1V程度)が流れることになるので、発振器22からの高周波出力が、電子ビーム4の加速電圧に影響を及ぼしにくく、安定した動作をさせることができる。
【0014】
また、絶縁トランス16の二次巻線である芯線17と接続された昇圧トランス15の一次巻線の一端は、カソード1と接続され、絶縁トランス16の一次巻線であるシールド19の一端はアースされている。このため、絶縁トランス16の芯線17とシールド19間には高電圧がかかる。しかし、絶縁トランス16に用いた同軸ケーブルの絶縁体18は、高圧でも非常に絶縁性がよいため、芯線17とシールド19間のかかる高電圧に充分に耐えることができる。したがって、発振器22を高圧電源11から完全に絶縁でき、かつ、昇圧トランス15の一次巻線と二次巻線の間には高圧電圧がかからないようにでき、特別な昇圧トランス15と発振器22を用いる必要がなく、安価な昇圧トランス15と発振器22を用いることが可能となる。
【0015】
ここで、先願発明の電子ビーム装置の動作について説明する。発振器22から出力された高周波は、絶縁トランス16と昇圧トランス15を介して、ウェネルト2とバイアス電源12の負極に加えられる。すると、カソード1とウェネルト2の間には、バイアス電圧と、昇圧トランス15から出力される高周波の交番電圧を加えた電圧が印加されることになる。すると、カソード1とウェネルト2の間に印加される電圧が、発振器22から出力された高周波と同じ波形で変動するため、電子ビーム4の強さと、電子ビーム4の照射により試料9から飛び出す二次電子の数と、二次電子検出器24からの検出出力は、発振器22から出力された高周波の交番電圧によって変調されることになる。したがって、ロックインアンプ27は、二次電子検出器24からの検出出力と、この検出出力と同じ周波数で同期した発振器22から出力された高周波が入力されるため、ノイズに埋もれた入力信号から目的の検出出力だけを増幅して取り出すことができる。このさい、従来のもののように、電子ビーム4を揺らさないから、二次電子検出により得られる画像が揺れることがなく、試料9等に描かれた原点位置を正確に検出でき、高精度の加工ができる。そして、従来の電子ビーム装置の構造を変えることもなく、しかも、電子ビーム4がアパーチャー6を照射しないため、アパーチャー6が溶融することもない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図4に示した先願発明の電子ビーム装置において、カソード1とウェネルト2の間に交番電圧を印加することにより、電子ビーム4をON、OFFしている。たとえば、電位が100kVのカソード1から1.6mAのパルス化された電子ビーム4を、60μ秒のブランキング期間を含み、600μ秒の周期で発射しているとすると、540μ秒は電子ビーム4がONとなり、60μ秒は電子ビーム4がOFFとなる。
【0017】
ここで、高圧電源11の内部抵抗を180kΩ、バイアス抵抗を100kΩ、高圧電源11のカソード側配線部31の静電容量は、ケーブル自体で3000pF,その他に1300pFほどの静電容量もち、全体で4300pFの静電容量をもつとすると、高圧電源11と抵抗RとコンデンサCと負荷L(電子ビーム4)からなる図5のような等価回路が得られる。
【0018】
さて、電子ビーム4がONのとき、カソード電流が1.6mA、カソード電位が−100kVであったとすると、抵抗Rでは448Vの電圧降下が生じ、高圧電源11の負極の電位は−100.448kVとなる。この状態から急に電子ビーム4をOFFにすると、高圧電源11の負極とコンデンサCの負極側の電位差E=448Vにより、コンデンサCは高圧電源11により抵抗Rを介して充電されることになり、カソード電位が変化していく。電子ビーム4をOFFとしたときからt秒後のカソード電位の変化ΔEは、
ΔE=E*(1−exp(−t/(CR))) (1)
であるから、E=448、t=60*10-6、R=280*103、C=4300*10-12を(1)式に代入すると、ΔE=22.4Vとなる。
【0019】
このように、電子ビーム4をON、OFFするたびに、カソード1の電位が22V程度変化することになるが、カソード1の電位が変動すると、電子ビーム4のエネルギー幅が広くなるので、電子ビーム装置によりウェハー等を照射したときにピンボケを生じ、微細なパターンの描画が不可能になるという問題が考えられる。
【0020】
そこで、電子ビーム装置等において、電子ビームをON、OFFすることにより、電流を断続してもカソードの電位が変動しないような高圧電源回路を提供する。
【0021】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明では、高圧電源から電子ビーム装置のカソードに高圧電流を供給するカソード側配線部を有する高圧電源回路において、前記カソード側配線部にコンデンサを介して接続された電流源を備え、該電流源は、電子ビームのOFF時には前記カソード側配線部へ電流を流入させ、電子ビームのON時には前記カソード側配線部から電流を逆流させて、前記カソードの電位を一定に保つようにした。
請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明において、前記電流源は差動増幅器とされ、該差動増幅器は、入力側の一端がコンデンサを介して前記カソード側配線部に接続され、入力側の他端が基準電位発生器に接続されている。
【0022】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の原理を図2に示した回路により説明する。カソード1の電位が変動しないようにするためには、図2において、抵抗Rに常に一定電流が流れて、抵抗Rでの電圧降下が常に一定になるようにすればよい。このため、図2の回路は、カソード側配線部31に電流を供給する電流源52’を設けている。また、カソード側配線部31は、ケーブル自体の静電容量に相当するコンデンサ56と、その他の静電容量に相当するコンデンサ54に分けてあり、電流源52’はコンデンサ54を介してカソード側配線部31に接続されている。コンデンサ54は、高圧直流が電流源52’へ直接流れ込むことを防いでいる。その他は、図5の回路と同じであるから、説明を省略する。
【0023】
コンデンサ54の容量を1300pFとし、電流源52’からコンデンサ54を経てカソード側配線部31に1.6mAの電流iを流入させると、この電流iによりコンデンサ54は充電されていく。容量Cのコンデンサに電流iを流入させ始めてからt秒後のコンデンサの両端の電位差の増加ΔEは、
ΔE=i*t/C (2)
であるから、(2)式に、i=1.6*10-3、t=60*10-6、C=1300*10-12を代入すると、(2)式から、60μ秒後にはコンデンサ54の両端の電位差が73.85V上昇することになる。
【0024】
しかし、ブランキング毎にこれだけの電位差を限りなく上昇させ続けることはできない。そこで、電子ビーム4がONの540μ秒間に、コンデンサ54を放電させ、すなわち、カソード側配線部31から電流源52’へ電流を逆流させ、コンデンサ54の両端の電位差が73.85V下がるようにすればよい。このさい、電流源52’の出力電流は、電子ビーム4のON時とOFF時で夫々、電子ビーム4のONとOFFの時間の逆比になるようにする。すなわち、電子ビーム4のOFF時の電流源52’の出力電流をiとすると、電子ビーム4のON時の電流源52’の出力電流は−i/9となる。さて、高圧電源11の出力電流をI、カソード電流をI’とすると、
電子ビーム4がON時 I=I’−i/9 (3)
電子ビーム4がOFF時 I=i (4)
であるから、
I’=(10/9)*i=(10/9)*I (5)
となる。ここで、高圧電源11の出力電流Iを1.6mAとすると、電子ビーム4のOFF時には、電流源52’の出力電流iは1.6mA、電子ビーム4のON時には、電流源52’の出力電流−i/9は−0.18mAとすればよく、このときのカソード電流I’は1.78mA、となる。
【0025】
このように、電流源52’が電流を供給すると、高圧電源11と抵抗Rには常に一定の出力電流Iが流れ、抵抗Rによる電圧降下は一定にされるから、カソード1の電位も常に一定に保つことができる。このような電流源52としては、定電流特性を有するものであればどのようなものでもよいが、特に増幅器が適している。この理由は、電子ビーム4のON、OFFを適当なセンサにより検出して、このセンサからの信号を増幅器に入力することにより、電子ビーム4のON、OFFに応じて、増幅器の出力電流を高速に切り替えることができるからである。なお、以上述べた各種の数値は、単に例として挙げただけであり、実際の電子ビーム装置では、その仕様によって、これらの数値が変わることは言うまでもない。
【0026】
さて、本発明の高圧電源装置の好ましい実施例を図1に示す。本実施例では、図2の回路における電流源52’として差動増幅器52を用いる。差動増幅器52は、電圧増幅部60と、相補性を有する2つのトランジスタ61、62と負荷抵抗63からなる出力段64を有しており、この出力段64は、コンデンサ54を介してカソード側配線部31に接続されるとともに、+電源V+と−電源V−に接続されている。差動増幅器52の入力側の一方はコンデンサ51を介してカソード側配線部31に接続され、差動増幅器52の入力側の他方は基準電位発生器58に接続されている。このコンデンサ51も、コンデンサ54と同じくカソード側配線部31から高圧直流が差動増幅器52に直接流れ込むことを防ぎ、充分に低下した電圧を差動増幅器52に入力させるためのものである。その他は、図4に示された先願発明と同じであるから説明を省略する。
【0027】
ここで、本実施例の電子ビーム装置の動作について説明する。電子ビーム4がONのとき、バイアス抵抗13及び高圧電源11の内部抵抗による電圧降下のため、カソード1の電位は高圧電源11の負極よりも所定電位高くなっている。そして、基準電位発生器58から差動増幅器52へ入力される基準電位と、カソード側配線部31から差動増幅器52へ入力される電位が等しくなっていて、カソード1の電位は設定値に正確に制御されているとする。
【0028】
ここで、電子ビーム4がOFFとなってカソード電流が遮断されると、バイアス抵抗13及び高圧電源11の内部抵抗による電圧降下が小さくなり、カソード1の電位が高圧電源11の負極の電位に近づき低くなる。すると、差動増幅器52の入力側では、カソード側配線部31からの入力される電位が基準電位よりも低くなり、両者の電位差に応じて、差動増幅器52はカソード側配線部31へ電流を流入させる。そして、カソード側配線部31から差動増幅器52へ入力される電位と基準電位が等しくなると、差動増幅器52は電流を出力しなくなるので、カソード1の電位を設定値に制御することができる。
【0029】
次に、電子ビーム4がONとなってカソード電流が流れると、バイアス抵抗13及び高圧電源11の内部抵抗による電圧降下が大きくなり、カソード1の電位が上昇する。すると、差動増幅器52の入力側では、カソード側配線部31からの入力が基準電位よりも大きくなり、両者の電位差に応じて、差動増幅器52はカソード側配線部31から電流を逆流させる。そして、カソード側配線部31から差動増幅器52へ入力される電位と基準電位が等しくなると、差動増幅器52は電流を出力しなくなるので、カソード1の電位を設定値に制御することができる。
【0030】
このように、本実施例では、差動増幅器52とコンデンサ51、54とからなるフィードバック回路により、カソード1の電位を常に安定に設定値に保つことができるので、カソード1の電位変動による電子ビームのエネルギー幅の広がりをなくすことができる。したがって、本実施例の高圧電源回路を用いることにより、電子ビーム装置によりウェハー等を照射したときにピンボケを生じることがなく、微細なパターンの描画が可能な電子ビーム露光装置が安価に得られる。
【0031】
なお、本発明の高圧電源回路は、先願発明の電子ビーム装置以外にも、従来の電子ビーム装置はもちろん、電子顕微鏡等電子ビームを利用する電子ビーム装置一般に広く採用できる。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る発明によれば、電子ビームのON時とOFF時で、高圧電源からの出力電流が変化しないようにしたから、カソードの電位を常に一定に保つことができて、カソードの電位変動による電子ビームのエネルギー幅の広がりをなくすことができる。したがって、本発明の高圧電源回路を備えた電子ビーム装置により、ウェハー等を照射したときにはピンボケを生じず、微細なパターンの描画が可能になる。
請求項2に係る発明によれば、差動増幅器とコンデンサとからなるフィードバック回路を備えたので、さらに安定にカソードの電位を設定値に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例を示す図である。
【図2】本発明の原理を示す回路図である。
【図3】従来の電子ビーム発生装置の主要部を示す図である。
【図4】本出願人による先願発明の電子ビーム発生装置の主要部を示す図である。
【図5】図4に示した電子ビーム発生装置の等価回路を示す図である。
【符号の説明】
1 カソード
2 ウェネルト
4 電子ビーム
11 高圧電源
31 カソード側配線部
51 コンデンサ
52 差動増幅器
52’電流源
54 コンデンサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a high-voltage power supply circuit that supplies a high-voltage current to an electron beam apparatus such as an electron beam exposure apparatus.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in an electron beam exposure apparatus that performs fine processing by irradiating an electron beam, an electron beam apparatus as shown in FIG. 3 has been used.
[0003]
Such an electron beam apparatus includes an electron gun having a
[0004]
Here, the electrons jumping out from the
[0005]
Such an electron beam exposure apparatus can perform fine processing by exposing the resist applied to this portion to light when the
[0006]
In order to process a wafer or the like, it is necessary to accurately know the origin position drawn on the wafer or the like. For this purpose, when the
[0007]
In order to amplify the detection signal, the lock-in
[0008]
Therefore, in order to operate the lock-in
[0009]
However, when the
[0010]
The electron beam apparatus of the prior invention will be described with reference to FIG. In FIG. 4, the portions denoted by the same reference numerals as those in FIG. 3 are the same as those in the conventional electron beam apparatus, and thus the description thereof is omitted.
[0011]
In the invention of the prior application, in order to change the intensity of the electron beam in synchronism with the high frequency output from the
[0012]
In the prior application invention, the negative electrode of the high-
Both ends of the primary winding of the step-
[0013]
Here, the frequency of the alternating voltage applied between the
[0014]
One end of the primary winding of the step-up
[0015]
Here, the operation of the electron beam apparatus according to the invention of the prior application will be described. The high frequency output from the
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the electron beam apparatus according to the invention of the prior application shown in FIG. 4, the
[0017]
Here, the internal resistance of the high-
[0018]
When the
ΔE = E * (1−exp (−t / (CR))) (1)
Therefore, if E = 448, t = 60 * 10 −6 , R = 280 * 10 3 , and C = 4300 * 10 −12 are substituted into the equation (1), ΔE = 22.4V is obtained.
[0019]
Thus, every time the
[0020]
In view of this, a high voltage power supply circuit is provided in which an electron beam device is turned on and off so that the cathode potential does not fluctuate even when current is interrupted.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, in the invention according to
In the invention according to
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, the principle of the present invention will be described with reference to the circuit shown in FIG. In order to prevent the potential of the
[0023]
When the capacitance of the
ΔE = i * t / C (2)
Therefore, substituting i = 1.6 * 10 −3 , t = 60 * 10 −6 , and C = 1300 * 10 −12 into the expression (2), the capacitor after 60 μsec from the expression (2) Therefore, the potential difference between both ends of 54 increases by 73.85V.
[0024]
However, such a potential difference cannot be continuously increased every blanking. Therefore, the
When the
When the
Because
I ′ = (10/9) * i = (10/9) * I (5)
It becomes. Here, if the output current I of the high
[0025]
Thus, when the current source 52 'supplies current, a constant output current I always flows through the high-
[0026]
A preferred embodiment of the high-voltage power supply device of the present invention is shown in FIG. In this embodiment, a
[0027]
Here, the operation of the electron beam apparatus of the present embodiment will be described. When the
[0028]
Here, when the
[0029]
Next, when the
[0030]
As described above, in this embodiment, the feedback circuit composed of the
[0031]
The high-voltage power supply circuit of the present invention can be widely used not only for the electron beam device of the prior invention but also for electron beam devices using electron beams such as electron microscopes as well as conventional electron beam devices.
[0032]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the first aspect of the invention, since the output current from the high-voltage power supply does not change between when the electron beam is turned on and off, the cathode potential is always kept constant. And the spread of the energy width of the electron beam due to the fluctuation of the cathode potential can be eliminated. Therefore, the electron beam apparatus equipped with the high-voltage power supply circuit of the present invention does not generate blur when a wafer or the like is irradiated, and a fine pattern can be drawn.
According to the second aspect of the present invention, since the feedback circuit including the differential amplifier and the capacitor is provided, the cathode potential can be more stably maintained at the set value.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a circuit diagram illustrating the principle of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a main part of a conventional electron beam generator.
FIG. 4 is a diagram showing a main part of an electron beam generator of the prior invention of the present applicant.
FIG. 5 is a diagram showing an equivalent circuit of the electron beam generator shown in FIG. 4;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記カソード側配線部にコンデンサを介して接続された電流源を備え、該電流源は、電子ビームのOFF時には前記カソード側配線部へ電流を流入させ、電子ビームのON時には前記カソード側配線部から電流を逆流させて、前記カソードの電位を一定に保つようにすることを特徴とする高圧電源回路。In a high voltage power supply circuit having a cathode side wiring section for supplying a high voltage current from the high voltage power supply to the cathode of the electron beam device,
A current source connected to the cathode-side wiring part via a capacitor; the current source flows current into the cathode-side wiring part when the electron beam is off; and from the cathode-side wiring part when the electron beam is on A high-voltage power supply circuit characterized in that a current flows backward to keep the cathode potential constant.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000171685A JP4545284B2 (en) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | High voltage power circuit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000171685A JP4545284B2 (en) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | High voltage power circuit |
Publications (2)
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