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JP4546385B2 - 画像処理方法および装置 - Google Patents
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JP4546385B2 - 画像処理方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原画像データにRIP処理を施してラスターデータを取得し、その取得したラスターデータをオーバーサンプリングすることによってスムージング処理を施して出力画像データを生成する画像処理方法および装置に関するものである。
従来、コンピュータによって文字やイラストなどの図形を含む原画像データを作成し、その原画像データをPDL形式(ページ記述言語)でコンピュータから出力し、そのPDL形式の原画像データにRIP処理を施してC(シアン)成分、M(マゼンダ)成分、Y(イエロー)成分、K(ブラック)成分のラスターデータを作成し、そのラスターデータに基づいてインクジェット記録装置によりカラー画像を形成する画像形成方法が提案されている。
ここで、たとえば、上記のようにして作成されたラスターデータに基づいて「A」という文字を形成した場合、図8(A)に示すように、ドットの大きさ(解像度)によって、文字のエッジ部分にがたつきが発生する。
そこで、多階調表現可能なインクジェット記録装置の場合、たとえば、ラスターデータに対し、オーバーサンプリング法などによってスムージング処理を施すことによって、中間濃度のデータを生成することで、上記のようながたつきを目立たなくする方法が提案されている。オーバーサンプリング法とは、高解像度のラスターデータをn×nの画素集合に分け、各画素集合の平均濃度値を1画素の濃度値として出力画像データを生成する方法である。
具体的には、たとえば、1画素毎に、インクの吐出回数を0から7ドロップの範囲で切り替えることにより、1画素当たり8階調(8値)の表現可能なインクジェット記録装置の場合、上記オーバーサンプリング法を用いて上記濃度値を算出し、その濃度値に基づいて8階調の画素値を生成し、その8階調の画素値に基づいてインクドロップ数を8段階変化させてドットを形成することによって文字のエッジ部分に中間濃度のドットを配置することによりがたつきを目立たなくすることができる(図8(B)参照)。
ここで、たとえば、出力解像度が300×300dpi、出力階調が8階調のインクジェット記録装置に入力される出力画像データを上記のようなオーバーサンプリングを行って生成する場合、従来は、たとえば、900×900dpiの解像度のラスターデータが得られるように原画像データにRIP処理を施し、その900×900dpiのラスターデータを3×3の画素集合に分けてオーバーサンプリングを行うことによって出力画像データを生成するようにしていた。
特開平11−69163号公報 特開平10−336454号公報 特開平5−233792号公報 特開平9−149242号公報 特開2001−105663号公報
しかしながら、たとえば、上記のようにインクドロップ数を8段階変化させるようにしても、印刷用紙の種類によっては、その印刷用紙のインクの裏抜け、インキの保持能力またはインクのにじみの程度によってドットの濃度を8段階で表現することができない場合があり、たとえば、印刷用紙が5段階(白のドットも含む)の濃度のドットしか表現できないような場合にまで、8段階(白のドットも含む)の濃度のドットを表現可能なラスターデータを生成してもそのデータ量が無駄に多いことになる。
具体的には、たとえば、印刷用紙が5段階(白のドットも含む)の濃度のドットしか表現できないような場合、そのデータ量としては、300×300dpiの解像度の出力画像データを得る場合、300×300×4(ドロップ)=360000で十分である。なお、このデータ量とは、単位面積あたりの階調数を意味する。ここでは、一例として、1平方インチ当たりの階調数の場合の説明を行っている。
つまり、600×600dpiの解像度で2階調のラスターデータが得られるようにRIP処理を行えば十分であり、従来のように900×900dpiでRIP処理を行ったのでは、そのRIP処理の時間が無駄に長くなり、また、データ量も大きくなるため、その後のラスターデータのデータ処理の処理時間も無駄に長くなってしまう。
本発明は、上記のように原画像データにRIP処理を施してラスターデータを取得し、その取得したラスターデータをオーバーサンプリングすることによってスムージング処理を施して出力画像データを生成する画像処理方法および装置において、より効率的にRIP処理およびRIP処理後のデータ処理を行うことができる画像処理方法および装置を提供することを目的とするものである。
本発明の画像処理方法は、原画像データにRIP処理を施して第1の解像度でラスターデータを取得し、その取得したラスターデータをオーバーサンプリングすることによってスムージング処理を施して前記第1の解像度より小さい第2の解像度で出力画像データを生成する画像処理方法であって、出力画像データに基づいてインクジェットヘッドからのインクドロップを記録媒体に吐出することによって画像を記録媒体に記録するインクジェット記録装置による記録のために行われる画像処理方法において、ラスターデータにスムージング処理を施すためのRIP処理の第1の解像度を、予め選択されたインクドロップ数に対応する階調数を示す情報と、前記第2の解像度とに応じて決定することを特徴とする。
また、上記本発明の画像処理方法においては、階調数を示す情報を記録媒体の種類とすることができる。
本発明の画像処理装置は、原画像データにRIP処理を施して第1の解像度でラスターデータを取得するRIP処理部と、そのRIP処理部により取得されたラスターデータをオーバーサンプリングすることによってスムージング処理を施して第1の解像度より小さい第2の解像度で出力画像データを生成するスムージング処理部とを備えた画像処理装置であって、出力画像データに基づいてインクジェットヘッドからのインクドロップを記録媒体に吐出することによって画像を記録媒体に記録するインクジェット記録装置による記録のために用いられる画像処理装置において、RIP処理部が、ラスターデータにスムージング処理を施すためのRIP処理の第1の解像度を、予め選択されたインクドロップ数に対応する階調数を示す情報と、第2の解像度とに応じて決定するものであることを特徴とする。
また、上記本発明の画像処理装置においては、階調数を示す情報を記録媒体の種類とすることができる。
ここで、上記「階調数を示す情報」とは、階調数そのものであってもよいし、たとえば、インクドロップ数など間接的に階調数を示すものでもよい。
本発明の画像処理方法および装置によれば、予め選択されたインクドロップ数に対応する階調数を示す情報(たとえば、記録媒体で表現可能なインクドロップ数に対応する階調数)と、第2の解像度とに応じて、RIP処理における第1の解像度を変化させるようにしたので、たとえば、上記階調を示す情報と上記第2の解像度とにより求められるデータ量(単位面積あたりの階調数)が少ない場合には、RIP処理における第1の解像度を落とすことができ、記録媒体における画像の表現に必要なデータの処理のみを行うようにすることができる。このため、従来技術のように、記録媒体における画像の表現に不必要なデータの処理の負担が大きくなってしまうことがなく、より効率的にRIP処理およびRIP処理後のデータ処理を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の画像処理方法および装置の一実施形態を用いたインクジェット記録システムについて詳細に説明する。図1は、本インクジェット記録システムの概略構成を示すブロック図である。
本インクジェット記録システムは、図1に示すように、文字や写真、イラストなどを含む原画像データを作成可能なアプリケーションがインストールされ、原画像データをPDL形式(ページ記述言語)で出力するコンピュータ10と、コンピュータ10から出力された原画像データを受け付け、その原画像データにRIP処理を施してR成分、G成分、B成分のラスターデータをそれぞれ生成するRIP処理部20と、RIP処理部20において生成されたR成分、G成分、B成分のラスターデータをC成分、M成分、Y成分およびK成分のラスターデータに変換するRGB−CMYK変換部30と、RGB−CMYK変換部30において変換されたC成分、M成分、Y成分およびK成分のラスターデータをそれぞれオーバーサンプリングすることによってスムージング処理を施してそれぞれの出力画像データを生成するスムージング処理部50と、スムージング処理部50において生成された各出力画像データにスクリーニング処理を施してスクリーニング処理済出力画像データを生成するスクリーニング処理部50と、スクリーニング処理部50において生成された各スクリーニング処理済出力画像データに基づいて画像を記録するインクジェット記録装置60とを備えている。
次に、本インクジェット記録システムの作用について説明する。
まず、コンピュータ10において、文字や写真、イラストなどを含む原画像データがアプリケーションによって作成される。そして、コンピュータ10のアプリケーションにおいて原画像データを表す画像を記録する印刷用紙の種類が選択されるとともに、印刷指示がなされる。
コンピュータ10は、印刷指示に応じて原画像データをPDL形式で出力するとともに、印刷用紙の種類の情報をRIP処理部20に出力する。
ここで、RIP処理部20には、図2に示すような印刷用紙の種類とRIP処理における解像度との対応関係が予め設定されており、RIP処理部20は、図2に示す対応関係と入力された印刷用紙の種類とに基づいてRIP処理における解像度を取得し、その解像度に基づいてPDL形式の原画像データに対してRIP処理を施し、ラスターデータを生成する。なお、上述したように印刷用紙の種類によって、インクの保持能力やにじみの程度が異なり、表現可能なドットの濃度(たとえば、階調数に対応)が異なる。そして、RIP処理に必要な解像度は、後述するように表現可能なドット濃度に関連するものである。したがって、上記のように印刷用紙の種類に応じてRIP処理の解像度を変化させるようにしている。
たとえば、印刷用紙の種類が、HC用紙(文字)である場合には、RIP処理の解像度として600×600dpiを取得し、この解像度となるように原画像データに対してRIP処理を施す。また、たとえば、印刷用紙の種類が、HC用紙(写真)である場合には、RIP処理の解像度として600×900dpiを取得し、この解像度となるように原画像データに対してRIP処理を施す。また、たとえば、印刷用紙の種類が、インクジェット用ハガキである場合には、RIP処理の解像度として600×1200dpiを取得し、この解像度となるように原画像データに対してRIP処理を施す。なお、RIP処理に必要な解像度の決め方については、後で詳述する。
そして、RIP処理部20は、上記のようにして原画像データにRIP処理を施すことによってR成分、G成分、B成分のラスターデータをそれぞれ生成する。なお、R成分、G成分、B成分のラスターデータの各画素データは、たとえば、8bitで表されるデータである。
そして、RIP処理部20で生成されたR成分、G成分、B成分のラスターデータはRGB−CMYK変換部30に出力され、RGB−CMYK変換部30において、C成分、M成分、Y成分、K成分のラスターデータに変換される。なお、C成分、M成分、Y成分、K成分のラスターデータの各画素データも、たとえば、8bitで表されるデータである。
そして、RGM−CMYK変換部30において生成されたC成分、M成分、Y成分、K成分のラスターデータは、スムージング処理部40に出力され、スムージング処理部40において、各ラスターデータはオーバーサンプリングされ、300×300dpiの出力画像データが生成される。
ここで、オーバーサンプリングとは、高解像度の入力画像をn×nの画素集合に分け、各画素集合の平均濃度値を1画素の濃度値として出力画像データを生成する処理である。たとえば、900×900dpiのラスターデータ(文字データについては実質0と255の2値データ)をオーバーサンプリングして300×300dpiの出力画像データを生成する場合には、図3(A)に示すように、900×900dpiのラスターデータを3画素×3画素の画素集合Pに分け、各画素集合P毎に濃度値の平均値を算出し(図3(B))、上記平均値を1画素の濃度値として300×300dpiの出力画像データを取得する(図3(C))。なお、本実施形態では、RIP処理後のラスターデータの解像度は600×600dpi、600×900dpiまたは600×1200dpiであるので、画素集合の分け方が、それぞれ2画素×2画素、2画素×3画素、または2画素×4画素ということになる。その後の方法は上記と同様である。
そして、上記のようにして各成分について生成された出力画像データは、スクリーニング処理部50に出力される。そして、スクリーニング処理部50において、各成分の出力画像データに対し、予め選択された階調数を考慮してスクリーニング処理が施される。上記スクリーニング処理としては、たとえば、網点処理や誤差拡散処理などが施される。なお、上記予め選択された階調数とは、印刷用紙で表現可能な最大濃度に対応するインクドロップ数に対応する階調数である。本実施形態においては、印刷用紙の種類と上記階調数との対応関係が予め設定されており、コンピュータ10において選択された印刷用紙の種類に応じて階調数が決定される。
そして、上記スクリーニング処理は、各ドットが上記階調数の濃度で表現されるように、に施される。たとえば、決定された階調数が8階調の場合、各スクリーニング処理済出力画像データの各画素データは3ビットのデータに変換される。
そして、上記のようにして生成された各成分のスクリーニング処理済出力画像データはインクジェット記録装置60に出力され、各成分のスクリーニング処理済画像出力データに基づいて、各成分の記録ヘッドからインクが吐出され、印刷用紙に画像が記録される。たとえば、上記スクリーニング処理済出力画像データが8階調を表すデータの場合、記録ヘッドから、0から7ドロップの8階調のドット濃度で印刷用紙に吐出されることで画像が記録される。なお、インクジェット記録装置における画像の記録の作用については後で詳述する。
ここで、以下に、上記RIP処理に必要な解像度の決め方について説明する。
上述したように、印刷用紙はその種類によってインクの保持能力やにじみの程度や裏抜け度合いなどが異なり、表現可能なドットの最大濃度が異なる。一般的にインクジェット記録装置の印刷画像は、インクの保持能力に優れ、にじみ、裏抜けの少ない印刷用紙に、多量のインクドロップ数にて印刷する場合が最も濃度が高く、階調が高いので、高画質な印刷物を得られる。たとえば、8階調で最高の印刷画像を得られるインクジェット記録装置の場合、厚紙のマット紙などでは0〜7ドロップの8階調で画像を印刷する。この場合、300×300dpiで出力画像データを取得するような場合には、各ドロップ数を最大7ドロップの濃度で表現しようとする場合、そのデータ量は、1平方インチの場合、300×300×7=630000だけ必要となる。オーバーサンプリング法では、このデータ量と等価なデータ量を生成するための解像度設定が必要となる。
しかし、印刷用紙によっては、たとえば、4ドロップの濃度での表現が最適であり、それ以上のインクドロップ数のインクを吐出してもにじみや裏抜けなどで最適な画像とならない場合がある。この場合、300×300dpiで出力画像データを取得するような場合には、各ドロップ数を最大4ドロップの濃度で表現しようとする場合、そのデータ量は、1平方インチの場合、300×300×4=360000だけ必要となる。オーバーサンプリング法では、このデータ量と等価なデータ量を生成するための解像度設定が必要となる。つまり、n階調の場合、上記最大のドロップ数は、n−1なので、本実施形態では、一例として、上記データ量を、出力画像データの解像度と上記最大のドロップ数とから求めている。
すなわち、スムージング処理後の出力画像データのデータ量は300×300×4=360000で十分(300×300dpiの解像度で印刷用紙の種類に対応する所定のドロップ数の濃度が表現できる出力画像データを生成するために十分なデータ量)ということになる。したがって、スムージング処理前のラスターデータ、つまりRIP処理後のラスターデータのデータ量が360000以上あれば十分であるので、RIP処理は360000=600×600dpiの解像度で行えばよいことになる。詳述すれば、スムージング処理に必要な文字データについては、実質2階調なので、600×600×1(ドロップ)=360000のデータ量があれば、文字領域に対応するスムージングの実現には十分である。したがって、オーバーサンプリングに必要となる高解像度なラスターデータの解像度は、出力画像データの解像度(たとえば、300×300dpi)と出力階調数(たとえば、4ドロップ)とにより決定される。
逆をいうとRIP処理を600×600dpiより高い解像度、たとえば、900×900dpiの解像度で行ってもデータ量が増えるだけで、画像の濃度表現は変わらないことになる。
なお、図4に、印刷用紙の種類と、その印刷用紙が表現可能な最大濃度のインクドロップ数と、そのインクドロップ数の濃度で各ドットを表現した場合のデータ量と、そのデータ量に対応するRIP処理の解像度との関係を示す図を示す。出力画像データの解像度は、300×300dpiである。
図4に示すように、たとえば、印刷用紙の種類としてHC用紙(文字)が選択された場合には、HC用紙(文字)が表現可能なインクドロップ数は4ドロップであるので、出力画像データに必要なデータ量は300×300×4=360000となる。したがって、スムージング処理前に、600×600dpiのデータ(データ量600×600×1=360000)があれば、文字部分のスムージングが実現され、かつ印刷用紙の種類に対応するドロップ濃度が表現できる出力画像データを生成するのに十分であるので、RIP処理は360000=600×600dpiの解像度で行えばよいことになる。上記のようにRIP処理の解像度は、印刷用紙が表現可能なインクドロップ数と、出力画像データの解像度とから決定される。
また、たとえば、印刷用紙の種類としてHC用紙(写真)が選択された場合には、HC用紙(写真)が表現可能なインクドロップ数は5ドロップであるので、出力画像データに必要なデータ量は300×300×5=450000となる。したがって、RIP処理後のラスターデータのデータ量が450000以上であればよいので、RIP処理は、たとえば、540000=600×900dpiの解像度で行えばよいことになる。
また、たとえば、印刷用紙の種類としてHCマットが選択された場合には、HCマットが表現可能なインクドロップ数は6ドロップであるので、出力画像データに必要なデータ量は300×300×6=540000となる。したがって、RIP処理後のラスターデータのデータ量が540000以上であればよいので、RIP処理は、たとえば、540000=600×900dpiの解像度で行えばよいことになる。
また、たとえば、印刷用紙の種類としてインクジェット用ハガキが選択された場合には、インクジェット用ハガキが表現可能なインクドロップ数は7ドロップであるので、出力画像データに必要なデータ量は300×300×7=630000(dpi)となる。したがって、RIP処理後のラスターデータのデータ量が630000以上であればよいので、RIP処理は、たとえば、720000=600×1200dpiの解像度で行えばよいことになる。
なお、図4において印刷用紙の種類が空欄の部分にその他の印刷用紙の種類を入れてもよい。
また、上記説明においては、300×300dpiの解像度の出力画像データを取得する場合について説明したが、これに限らず、たとえば、スムージング処理によって300×600dpiの解像度の出力画像データを取得するようにしてもよい。その場合には、たとえば、図5に示すような、印刷用紙の種類とRIP処理の解像度との対応関係をRIP処理部20に予め設定しておけばよい。300×600dpiの解像度の出力画像データを取得する場合における、印刷用紙の種類と、その印刷用紙が表現可能な濃度のインクドロップ数と、そのインクドロップ数の濃度で各ドットを表現した場合のデータ量と、そのデータ量に対応するRIP処理の解像度との関係を示す図を図6に示す。
図6に示すように、たとえば、印刷用紙の種類としてHC用紙が選択された場合には、HC用紙が表現可能なインクドロップ数は4ドロップであるので、出力画像データに必要なデータ量は300×600×4=720000(dpi)となる。したがって、RIP処理は720000=600×1200dpiの解像度で行えばよいことになる。
また、たとえば、印刷用紙の種類として高品位紙1が選択された場合には、高品位紙1が表現可能なインクドロップ数は5ドロップであるので、出力画像データに必要なデータ量は300×600×5=900000(dpi)となる。したがって、RIP処理後のラスターデータのデータ量が900000以上であればよいので、RIP処理は、たとえば、1080000=900×1200dpiの解像度で行えばよいことになる。
なお、図6において印刷用紙の種類が空欄の部分にその他の印刷用紙の種類を入れてもよい。
なお、上記実施形態においては、ラスターデータ全体に対してオーバーサンプリング処理を施すようにしたが、たとえば、ラスターデータにおける文字領域を判別し、その文字領域にのみオーバーサンプリング処理を施すようにしてもよい。また、オーバーサンプリング処理を施す前に、文字領域のラスターデータに対し、2値化処理を施し、その2値化処理の施された文字領域のラスターデータに対してオーバーサンプリング処理を施すようにしてもよい。
次に、本インクジェット記録システムにおけるインクジェット記録装置60について簡単に説明する。
インクジェット記録装置60は、スクリーニング処理部50から出力された各スクリーニング処理済出力画像データに基づいて制御信号を生成する制御部70と、制御部70からの制御信号に基づいて印刷用紙にインクを吐出して画像を記録するインクジェットヘッドユニット61と、印刷用紙が載置される給紙部62と、給紙部62から繰り出された印刷用紙をインクジェットヘッドユニット61まで搬送するベルト搬送部63と、両面印刷時に印作用紙を搬送するための両面用ベルト搬送部64と、両面印刷時に片面印刷の施された印刷用紙が一旦排紙される両面用スタックトレー65と、ベルト搬送部63により搬送されるとともにインクジェットヘッドユニット61により画像が記録された印刷用紙が排紙される排紙部66と、所定の印刷条件を入力可能なタッチパネル67とを備えている。
インクヘッドジェットユニット61は、Y成分、M成分、C成分およびK成分のスクリーニング処理済出力画像データに対応した記録ヘッド61A〜61Dを備えている。
ベルト搬送部63は、ベルトに多数の穴を開けた無端ベルトにより形成され、不図示の吸引ファンにより空気を穴から吸引することにより発生する負圧で印刷用紙をベルトに吸着させ、印刷用紙を矢印A方向に搬送するものである。
両面用ベルト搬送部64は、ベルト搬送部63と同様に、ベルトに多数の穴を空けた無端ベルトにより形成されており、片面印刷の施された印刷用紙を両面用スタックトレー65まで搬送し、両面用スタックトレー65に排紙するものである。
両面用スタックトレー65は、両面用ベルト搬送部64により搬送された片面印刷済印刷用紙が一旦載置されるものであるとともに、該載置された片面印刷済印刷用紙を載置された順で繰り出すことにより、印刷用紙の裏側に印刷が施されるようベルト搬送部63に片面印刷済印刷用紙を排紙するものである。
次に、インクジェット記録装置60の作用について説明する。
給紙部62に載置された印刷用紙が、ベルト搬送部63に送り出され、ベルト搬送部63は、印刷用紙を所定の一定の搬送速度で矢印A方向に搬送し、インクジェットヘッドユニット61付近まで搬送する。そして、ベルト搬送部63により搬送された印刷用紙に記録ヘッド61A〜61Dから制御部70から出力された制御信号に基づいてインクが吐出されて画像が記録される。そして、片面印刷を行う場合には、上記のようにして画像が記録された印刷用紙は排紙部66に排紙される。また、両面印刷を行う場合には、上記のようにして画像が記録された片面印刷済印刷用紙は、ローラ対68に狭持され、搬送路69に送り出される。搬送路69に送り出された片面印刷済印刷用紙はさらにローラ対70に狭持され、両面用ベルト搬送部64に搬送される。両面用ベルト搬送部64は片面印刷済印刷用紙を矢印B方向に搬送するが、このとき片面印刷済印刷用紙は画像が記録された面を下向きにして搬送される。そして、片面印刷済印刷用紙は画像が記録された面を下に向けたまま両面用スタックトレー65に排出される。そして、両面用スタックトレー65に排出された片面印刷済印刷用紙は、両面用スタックトレー65の底面側から不図示のピックアップローラにより再度両面用ベルト搬送部64に繰り出され、再び上記片面印刷時と同様の処理によって印刷用紙の裏面に画像が記録される。ただし、裏面印刷時には、おもて面に記録された画像と画像の向きを同じにする必要があるため、180°回転させる処理の施されたスクリーニング処理済出力画像データに基づいて画像の記録が行われる
なお、上記実施形態においては、印刷指示および印刷用紙の種類の選択をコンピュータ10において行うようにしたが、インクジェット記録装置60のタッチパネル67において行うようにし、印刷用紙の種類の情報をインクジェット記録装置60からRIP処理部20に出力するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、印刷用紙の種類を選択し、その印刷用紙の種類に応じた解像度でRIP処理を行うようにしたが、印刷用紙の種類を選択するのではなく、印刷用紙で表現可能な濃度のインクドロップ数や階調数を直接選択するようにしてもよい。また、作業者が任意にインクドロップ数や階調数を選択するようにしてもよい。
本発明の画像処理装置の一実施形態を用いたインクジェット記録システムの概略構成を示すブロック図 RIP処理の解像度と印刷用紙の種類との対応関係を示す図 オーバーサンプリングを説明するための図 印刷用紙の種類と、印刷用紙が表現可能な濃度のインクドロップ数と、インクドロップ数の濃度で各ドットを表現した場合のデータ量と、データ量に対応するRIP処理の解像度との関係を示す図 RIP処理の解像度と印刷用紙の種類との対応関係を示す図 印刷用紙の種類と、印刷用紙が表現可能な濃度のインクドロップ数と、インクドロップ数の濃度で各ドットを表現した場合のデータ量と、データ量に対応するRIP処理の解像度との関係を示す図 インクジェット記録装置の概略構成図 スムージング処理を施さなかった場合における文字のエッジ部分を示す図(A)、スムージング処理を施した場合における文字のエッジ部分を示す図(B)
符号の説明
10 コンピュータ
20 RIP処理部
30 RGB−CMYK変換部
40 スムージング処理部
50 スクリーニング処理部
60 インクジェット記録装置
61 インクジェットヘッドユニット
62 給紙部
63 ベルト搬送部
64 両面用ベルト搬送部
65 両面用スタックトレー
66 排紙部
67 タッチパネル
68 ローラ対
69 搬送路
70 制御部

Claims (8)

  1. 原画像データにRIP処理を施して第1の解像度でラスターデータを取得し、該取得したラスターデータをオーバーサンプリングすることによってスムージング処理を施して前記第1の解像度より小さい第2の解像度で出力画像データを生成する画像処理方法であって、前記出力画像データに基づいてインクジェットヘッドからのインクドロップを記録媒体に吐出することによって画像を記録媒体に記録するインクジェット記録装置による前記記録のために行われる画像処理方法において、
    インクドロップ数に対応する階調数を示す情報を予め複数設定し、
    該設定した複数の階調数を示す情報のうちの一つの選択を受け付け、
    該選択された階調数を示す情報と前記第2の解像度とに基づいて、前記RIP処理の前記第1の解像度を決定することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記階調数を示す情報が、前記記録媒体の種類であることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 前記第1の解像度と前記第2の解像度との関係が、下式を満たすことを特徴とする請求項1または2記載の画像処理方法。
    前記第2の解像度×前記選択されたインクドロップ数≦前記第1の解像度
  4. 前記第1の解像度の候補として予め複数の解像度が設定されており、
    該複数の解像度のうち、前記第2の解像度と前記選択されたインクドロップ数とを掛け合わせた値に最も近い解像度を前記第1の解像度として決定することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理方法。
  5. 原画像データにRIP処理を施して第1の解像度でラスターデータを取得するRIP処理部と、該RIP処理部により取得されたラスターデータをオーバーサンプリングすることによってスムージング処理を施して前記第1の解像度より小さい第2の解像度で出力画像データを生成するスムージング処理部とを備えた画像処理装置であって、前記出力画像データに基づいてインクジェットヘッドからのインクドロップを記録媒体に吐出することによって画像を記録媒体に記録するインクジェット記録装置による前記記録のために用いられる画像処理装置において、
    前記RIP処理部が、インクドロップ数に対応する階調数を示す情報が予め複数設定されたものであるとともに、該複数の階調数を示す情報のうちの一つの選択を受け付け、該選択された階調数を示す情報と前記第2の解像度とに基づいて、前記RIP処理の前記第1の解像度を決定するものであることを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記階調数を示す情報が、前記記録媒体の種類であることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の解像度と前記第2の解像度との関係が、下式を満たすことを特徴とする請求項または記載の画像処理装置。
    前記第2の解像度×前記選択されたインクドロップ数≦前記第1の解像度
  8. 前記RIP処理部が、前記第1の解像度の候補として予め複数の解像度が設定されたものであるとともに、
    前記複数の解像度のうち、前記第2の解像度と前記選択されたインクドロップ数とを掛け合わせた値に最も近い解像度を前記第1の解像度として決定するものであることを特徴とする請求項5または6記載の画像処理装置。
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