次に、本発明に係る画像形成システム、画像形成装置及び項目設定制御プログラムの一実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
<画像形成システム>
先ず、最初に画像形成システム1について説明する。図1は、画像形成システム1の概略構成を示す図である。
画像形成システム1は、「上位装置」又は「情報処理装置」の一例であるパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という。)2が、「通信手段」の一例であるLAN3を介して、「画像形成装置」の一例であるプリンタ4に複数台接続し、ネットワークを構築している。従って、プリンタ4は、複数の使用者に共用される。
プリンタ4の設定項目はプリンタ4内で一元管理され、プリンタ4は、設定項目の設定に従って各パソコン2から受信した印刷実データを印刷する。プリンタ4の設定項目は、基本的に、プリンタ4からのみ設定できる。上述したように、プリンタ4は、複数の使用者に共用されるため、設定項目の設定内容は各使用者に影響を及ぼす。
そこで、第1実施形態の画像形成システム1は、プリンタ4が設定項目の設定入力をロックする機能を持ち、例えば当該システムの管理者が、プリンタ4のロック機能及び設定項目の設定を管理するようにしている。第1実施形態では、トナー残量が所定量以下になった場合(以下、この状態を「TONER LOW」ということにする。)にロックを解除する「解除項目」を設定するための解除項目設定画面をパソコン2又はプリンタ4に表示して、管理者に「解除項目」を設定させ、プリンタ4が、実際にTONER LOWになった場合に「解除項目」をロックから開放し、設定項目の設定入力を一部許可する点に特徴を有する。
<プリンタの構成>
図2は、図1に示すプリンタ4の外観斜視図である。
プリンタ4は、箱形のケーシング5によって外観が構成されている。ケーシング5の下方には、「記録媒体」の一例である記録用紙6(図3参照)を収容する給紙トレイ7が前面側から着脱できるように設けられている。ケーシング5の上面には、排紙トレイ8が形成され、その排紙トレイ8の片側に、設定入力を行う「操作手段」の一例である操作ボタン9や、データ表示を行う「表示手段」の一例である表示パネル10等が配設されている。また、ケーシング5の側面には、プリンタ4をON/OFFする電源投入スイッチ11が設けられている。
図3は、図2に示すプリンタ4の内部構造を示す図である。尚、図3に示す画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kは同一構造をなし、各画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kの構成部品全てに符号を記載すると図面が見難くなる。そこで、図3では、画像形成ユニット18Kの構成部品にのみ符号を記載し、他の画像形成ユニット18Y,18M,18Cの構成部品については符号を省略している。
プリンタ4は、ケーシング5の略中央部において、搬送ベルト12が駆動ローラ13と従動ローラ14に回動可能に巻回されている。搬送ベルト12の周りには、上流側から給紙部15と画像形成部16と排紙部17とが配置されている。給紙トレイ7の記録用紙6は、給紙部15によって搬送ベルト12に供給されると、搬送ベルト12に沿って搬送される間に画像形成部16により画像を形成され、その後、排紙部17から排紙トレイ8に排紙される。
画像形成部16は、カラー又はモノクロの画像を形成するために、「印刷材供給装置」の一例である画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kを、記録用紙6の搬送方向(図中矢印方向)に沿って並べて配置している。尚、画像形成ユニットの配置順は、18Kが先頭であってもよく、また、18Y,18M,18Cの順番もこれに限定されない。画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kは、「印刷材」の一例であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナーを充填され、記録用紙3に順次付着させる。画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kの下流側には定着部29が配設され、記録用紙6に付着したトナー像を熱定着させる。
画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kは、同一構造を有するので、以下の説明において画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kを区別する必要がないときには、「画像形成ユニット18」というものとする。
画像形成ユニット18は、感光ドラム19と転写ローラ20とが搬送ベルト12を挟んで対向配置されている。感光ドラム19の周りには、感光ドラム19を帯電させる帯電器21と、感光ドラム19に静電潜像を形成する露光ユニット22と、感光ドラム19との間に印加される現像バイアスにより感光ドラム19にトナーを付着させて可視像を形成する現像ユニット23とが配置されている。現像ユニット23は、配置先の画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kに対応する色のトナー(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K))を収容している。
現像ユニット23は、ドラムカートリッジ24がケーシング5に着脱自在に取り付けられる。そのドラムカートリッジ24には、現像カートリッジ25が着脱自在に取り付けられている。現像カートリッジ25は、トナー収容室26にトナーを収容し、回転軸27を中心にアジテータ28を回転させることによりトナーを開口部25aから外部へ放出する。トナー収容室26に残存するトナーの残量は、後述するトナー残量検出部30(図4参照)によって検出される。かかる構成のプリンタ4は、後述する制御部41によって動作を制御される。
<トナー残量検出部>
図4は、図3に示す画像形成ユニット18に設けられたトナー残量検出部30の構成を示す図である。
「残量検出手段」の一例であるトナー残量検出部30は、発光部31と受光部32を備える光学センサである。発光部31と受光部32は、現像カートリッジ25を挟んで対向するように、ホルダ33,34を介してケーシング5の側壁5a,5bに固定されている。側壁5a,5bには、レンズ35,36が発光部31と受光部32に各々対向するように取り付けられている。側壁5a,5bの間に配置されるドラムカートリッジ24と現像カートリッジ25には、光透過窓37,38,39,40が検出光の光路上に設けられている。
従って、発光部31から投射された検出光は、トナー収容室26を通過して、受光部32に到達する。トナー収容室26を通過する検出光は、トナーに遮られるため、強さがトナー残量によって変化する。受光部32は、受光した検出光の強さに応じた出力値で検出信号を出力する。
<制御部の電気ブロック構成>
次に、上述した制御部41(図3参照)の電気ブロック構成について説明する。図5は、図3に示す制御部41の電気ブロック構成を示す図である。
制御部41は、CPU42に、ROM43、RAM44、NVRAM45、「解除項目受信手段」の一例であるネットワークインターフェース46、操作ボタン9、表示パネル10、電源投入スイッチ11、給紙部15、画像形成部16、排紙部17、トナー残量検出部30の発光部31及び受光部32などが、バス47を介して接続されて構成されている。
CPU42は、データの加工・演算処理を行い、プリンタ4の動作を制御する。
ROM43は、読み出し専用の不揮発性メモリであって、プログラムやデータを記憶する。第1実施形態では、ROM43は、印刷制御プログラム54とロック制御プログラム55を記憶している。これらについては、後述する。
RAM44は、読み書き可能な揮発性メモリであって、データやプログラムを一時的に記憶する。
NVRAM45は、読み書き可能な不揮発性メモリであって、データなどを記憶する。第1実施形態では、NVRAM45は、ユーザセッティング管理テーブル51と、ロック設定管理テーブル52と、解除設定管理テーブル53とが設けられている。また、NVRAM45には、画像形成システム1の管理者を認証するためのパスワードを記憶するパスワード記憶手段56が設けられている。
ネットワークインターフェース46は、LAN3を介して接続するパソコン2との通信を制御するものである。
<ユーザセッティング管理テーブル>
図6は、図5に示すNVRAM45に記憶されたユーザセッティング管理テーブル51のデータ構造の一例を示す図である。
ユーザセッティング管理テーブル51は、ユーザが操作ボタン9により設定入力可能な設定項目を管理するものである。ユーザセッティング管理テーブル51には、「機能分類」と、「設定項目」と、「設定内容」とが相互に関連付けて記憶されている。
「機能分類」は、ユーザが設定入力可能な設定項目を機能に基づいて分類したものである。
「設定項目」は、ユーザが設定入力可能な設定項目を記憶するものである。
「設定内容」は、各設定項目の現在設定されているパラメータを記憶するものである。
例えば、機能分類「General Setup」に属する設定項目「Toner Save」は、現在「Off」に設定されている。
<ロック設定記憶テーブル>
図7は、図5に示すNVRAM45に記憶されたロック設定管理テーブル52のデータ構造の一例を示す図である。
ロック設定管理テーブル52は、操作ボタン9による設定項目の設定入力をロックするロック機能を管理するものである。
「設定ロック機能」は、ロック機能の実行と解除を記憶するものである。操作ボタン9による設定項目の設定入力をロックする場合には、設定ロック機能は「ON」に設定され、操作ボタン9による設定項目の設定入力をロックしない場合には、設定ロック機能は「OFF」に設定される。
「TONER LOWロック解除機能」は、TONER LOWを検知した場合に、設定ロック機能によるロック状態を一部解除するか否かを記憶するものである。「TONER LOWロック解除機能」は、一部解除する場合には「ON」に設定され、一部解除しない場合には「OFF」に設定される。
<解除設定管理テーブル>
図8は、図5に示すNVRAM45に記憶された解除設定管理テーブル53のデータ構造の一例を示す図である。
解除設定管理テーブル53は、解除項目とそのパラメータを管理するものである。解除設定管理テーブル53は、図6に示すユーザセッティング管理テーブル51に記憶されている「設定項目」のうち、TONER LOWになった場合にロック機能から開放可能な「解除項目」を記憶している。
第1実施形態では、図6に示すユーザセッティング管理テーブル51に記憶されている「設定項目」のうち、トナーの消費に関連する設定項目(図6の網掛けした設定項目参照)「DENSITY」、「TONER SAVE」、「AUTO REGIST」、「OUTPUT COLOR」を「解除項目」として記憶している。
そして、解除設定管理テーブル53は、「解除項目」に関連付けて、「ロック解除設定」と、「設定可能範囲」と、「初期値」と、「設定値」とを記憶している。
「ロック解除設定」は、TONER LOW時に「解除項目」の機能を有効にするか否かを記憶するものである。「解除項目」の機能を有効にする場合には「ON」に設定され、「解除項目」の機能を有効にしない場合には「OFF」に設定される。「ロック解除設定」は、図7に示すロック設定管理テーブル52の「TONER LOWロック解除機能」が「ON」に設定されている場合に、ON/OFF設定を切り換えることができる。
「設定可能範囲」は、「ロック解除設定」を「ON」に設定して「解除項目」の機能を有効にした場合に、パラメータの設定可能範囲を記憶するものである。例えば、解除項目「DENSITY」は、「−6〜+6」の範囲内でパラメータを設定できる。また、解除項目「TONER SAVE」及び「AUTO REGIST」は、「ON」又は「OFF」を設定できる。更に、解除項目「OUTPUT COLOR」は、自動でカラー又はモノクロを選択する「AUTO」と、カラー印刷に固定する「COLOR」と、「モノクロ印刷」に固定する「MONO」との何れかを設定できる。
「初期値」は、「ロック解除設定」を「ON」に設定して「解除項目」の機能を有効にした場合の初期値を記憶するものであり、予めプリンタ4に登録されている。
「設定値」は、「ロック解除設定」を「ON」に設定して「解除項目」の機能を有効にしているときに設定されているパラメータを記憶するものである。「設定値」は、「ロック解除設定」を「ON」に設定した初期時には、「初期値」に記憶されている初期パラメータが設定され、その後、操作ボタン9やパソコン2の操作により「設定可能範囲」内で設定変更することができる。
<印刷制御プログラム>
図9は、図5に示すROM43に記憶された印刷制御プログラム54のフローチャートである。
印刷制御プログラム54は、制御部41がパソコン2又は操作ボタン9からコマンドを1個入力する度に、ROM43から読み出されて実行する。換言すると、印刷制御プログラム54は、コマンドを1個ずつ処理する。印刷制御プログラム54は、「解除項目」や「解除項目」の「パラメータ」の設定や、印刷実行などを制御する。
印刷制御プログラム54は、ステップ1(以下「S1」という。)において、入力コマンドが、「解除項目」を設定するための「解除項目設定コマンド」であるか否かを判断する。入力コマンドが、「解除項目設定コマンド」であると判断した場合には(S1:YES)、S2において、解除項目設定コマンド処理を実行する。
解除項目設定コマンド処理は、「解除項目設定コマンド」に応じて図8に示す解除設定乖離テーブル53の「ロック解除設定」の「ON/OFF」を設定する。S2の解除項目設定コマンド処理を終了したら、当該入力コマンドの処理を終了する。
これに対して、図9に示すように、入力コマンドが「解除項目設定コマンド」でないと判断した場合には(S1:NO)、S3において、入力コマンドが「印刷データヘッダ」であるか否かを判断する。入力コマンドが「印刷データヘッダ」であると判断した場合には(S3:YES)、S4において、トナー残量検出部30の受光部32から出力信号を入力してトナー残量を検出し、TONER LOWであるか否かを判断する。尚、TONER LOWであるか否かの判断を受光部32からの出力信号に基づいて常に判断してTONER LOWである場合には、TONER LOWフラグをセットするように構成し、S4において、このTONER LOWフラグがセットされているか否かを判断する構成であってもよい。
トナー残量が所定量より多く、TONER LOWでないと判断した場合には(S4:NO)、当該入力コマンドの処理を終了する。
一方、トナー残量が所定量以下であって、TONER LOWであると判断した場合には(S4:YES)、S5において、印刷データヘッダに含まれる情報(PCIDやIP Addressなど)に基づいて印刷データヘッダの送信元を抽出する。そして、S6において、抽出された送信元に、トナー残量が所定量以下である旨を知らせるTONER LOW通知を送信する。この意味で、S6の処理は、「通知手段」の一例になり得る。TONER LOW通知は、トナーの色別に行う。すなわち、例えば、ブラック(K)トナーの残量が所定量以下になった場合には、ブラック(K)トナーのみのTONER LOW通知をパソコン2に送信し、ブラック(K)とイエロー(Y)のトナー残量が所定量以下になった場合には、ブラック(K)とイエロー(Y)のそれぞれについてTONER LOW通知をパソコン2に送信する。
それから、S7において、図7に示すロック設定管理テーブル52の「設定ロック機能」が「ON」に設定されている時に、図8に示す解除設定管理テーブル53を参照して、「ロック解除設定」が「ON」に設定されている「解除項目」の「設定値(パラメータ)」を取得し、取得したパラメータをS5で抽出した送信元に送信する。その後、当該入力コマンドの処理を終了する。
これに対して、入力コマンドが「印刷データヘッダ」でないと判断した場合には(S3:NO)、S8において、入力コマンドが「プリンタパラメータ」であるか否かを判断する。入力コマンドが「プリンタパラメータ」であると判断した場合には(S8:YES)、S9において、入力した「プリンタパラメータ」を、図8に示す解除設定管理テーブル53の「設定値」に上書きして記憶する。この意味で、S9の処理は、「パラメータ設定手段」の一例になり得る。その後、当該入力コマンドの処理を終了する。
図10は、図9に示すプリンタパラメータ設定コマンド処理(S9)のサブフローチャートである。
プリンタパラメータ設定コマンド処理は、S2001において、図7に示すロック設定管理テーブル52を参照し、設定ロック機能が「ON」に設定されているか否かを確認する。設定ロック機能が「ON」に設定されていない場合には(S2001:NO)、無条件に、S2012において、その入力されたプリンタパラメータ設定コマンドが許可され、S2013において、図6に示す設定内容が変更され、図9のS9に戻る。
これに対して、図10に示すように、設定ロック機能が「ON」に設定されている場合には(S2001:YES)、S2002において、図7に示すロック設定管理テーブル52を参照し、TONER LOWロック解除機能が「ON」に設定されているか否かを判断する。TONER LOWロック解除機能が「ON」に設定されていない場合には(図10のS2002:NO)、S2014において、解除項目設定コマンドの入力先にエラー通知する。そして、S2015において、入力コマンドを無視した後、図9のS9に戻る。
「TONER LOWロック解除機能」が「ON」に設定されていないときに入力コマンドを無視するのは、操作ボタン9による設定入力をロックされた設定項目について、一部をロックから開放することが許可されておらず、ロックから開放される「解除項目」を設定しても無駄だからである。
これに対して、図10に示すように、TONER LOWロック解除機能が「ON」に設定されていると判断した場合には(S2002:YES)、S2003において、現在TONER LOWの状態か否かを判断する。「NO」と判断された場合には(図10のS2003:NO)、S2014において、入力コマンドの入力先にエラー通知し、S2015において、入力コマンドを無視した後、図9のS9に戻る。
一方、現在のTONER LOWの状態が「YES」と判断された場合には(図10のS2003:YES)、S2004において、入力コマンドが、DENSITY設定に関するものであるか否かを判断する。DENSITY設定に関するものでないと判断した場合には(S2004:NO)、S2006へ進む。DENSITY設定に関するものであると判断した場合には(S2004:YES)、S2005において、解除設定管理テーブル53に基づいてDENSITY設定のロック解除が「ON」になっているかを判断し、「OFF」になっている場合には(S2005:NO)、S2006へ進む。一方、「ON」になっている場合には(S2005:YES)、S2012において、入力コマンドを許可し、S2013において、入力コマンドを実行する。すなわち、図8に示す解除設定管理テーブル53の解除項目「DENSITY」について「設定値」を入力コマンドの設定値に変更する。その後、図9のS9に戻る。
S2006〜S2011の処理は、入力コマンドが「TONER SAVE」、「AUTO REGIST」、「OUTPUT COLOR」の何れかの設定に関するものであり、各解除項目の処理は、上記「DENSITY」の設定と同様であるので、説明を省略する。
入力コマンドが、「DENSITY」 「TONER SAVE」、「AUTO REGIST」、「OUTPUT COLOR」の何れも設定するものでない場合には(S2004:NO、S2006:NO、S2008:NO、S2010:NO)、S2014において、入力コマンドの入力先にエラー通知した後、S2015において、入力コマンドを無視し、図9のS9に戻る。
入力コマンドが「プリンタパラメータ」でないと判断した場合には(S8:NO)、S10において、入力コマンドが「印刷実データ」であるか否かを判断する。入力コマンドが「印刷実データ」であると判断した場合には(S10:YES)、S11において、給紙部15と画像形成部16と排紙部17に動作指令を出力し、印刷を実行する。その後、当該入力コマンドの処理を終了する。
この時の印刷は、TONER LOWが検出され、且つ、ロック設定管理テーブル52の「設定ロック機能」及び/又は「TONER LOWロック解除機能」が「OFF」に設定されている場合には、図6に示すユーザセッティング管理テーブル51に記憶された設定内容に基づいて印刷され、「設定ロック機能」及び「TONER LOWロック解除機能」が「ON」に設定されている場合には、ユーザセッティング管理テーブル51及び解除設定管理テーブル53に記憶された設定内容(解除設定管理テーブル53のロック解除設定が「ON」の設定内容が、ユーザセッティング管理テーブル51の設定内容よりも優先される。)に基づいて印刷される。
入力コマンドが「印刷実データ」でないと判断した場合には(S10:NO)、S12において、ユーザがプリンタ4の操作ボタン9を操作してキー入力したか否かを判断する。キー入力がないと判断した場合には(S12:NO)、当該入力コマンドの処理を終了する。
キー入力があると判断した場合には(S12:YES)、S13において、例えば、パスワードを入力するためのパスワード設定画面を表示パネル10に表示し、パスワード設定画面に入力されたパスワードが、パスワード記憶手段56に記憶されているパスワードと一致するか否かを判断する。パスワードが一致しない場合には(S13:NO)、キー入力したユーザが「解除項目」を設定する権限がないので、そのままS17へ進む。S17以降の処理は、後述する。
これに対して、パスワードが一致する場合には(S13:YES)、S14において、図11の部分解除設定画面を表示パネル10に表示し、TONER LOWロック解除機能を有効にする指示をユーザに入力させ、その後、図12の解除項目設定画面を表示パネル10に表示して、例えば、操作ボタン9を操作してチェック欄C1にチェックを入れさせるなどして、ユーザに解除項目を設定させる。
従って、印刷制御プログラム54は、操作ボタン9により「解除項目」を設定する場合には、パスワードが一致することを条件として図12に示す解除項目設定画面を表示する。よって、S13〜S14の処理は、「表示制御手段」の一例になり得る。
そして、S15において、図12に示す解除項目設定画面の「完了」ボタンB1、「次へ」ボタンB2又は「キャンセル」ボタンB3の何れを実行したか判断する。「キャンセル」ボタンB3を実行した場合には(S15:キャンセル)、そのまま処理を終了する。
「次へ」ボタンB2を実行した場合は、次の解除項目設定画面を表示する。
一方、「実行」ボタンB1を実行した場合には(S15:実行)、S16において、図11及び図12に示す画面に入力されたコマンドを全て処理したか否かを判断する。すなわち、例えば、ユーザが、図11に示すように表示パネル10に表示されたTONER LOWロック解除機能を実行するように操作ボタン9を操作した場合には、図7に示すロック設定管理テーブル52の「TONER LOWロック解除機能」を「ON」に設定する。また、図12に示す解除項目設定画面に入力されたコマンドは、S2の解除項目設定コマンド処理と同様にして処理する。すなわち、「解除項目設定画面」のチェック欄C1にチェックが入れられた「解除項目」については、図8の「ロック解除設定」を「ON」に設定し、チェック欄C1にチェックが入れられなかった「解除項目」については、図8の「ロック解除設定」を「OFF」に設定する。
従って、第1実施形態では、パスワードを知っている者(例えば当該システムの管理者)のみが「解除項目」を設定することができる。
全てのコマンドを処理した場合には(S16:YES)、S17において、図13に示すパラメータ設定画面を表示パネル10に表示する。パラメータ設定画面は、図8に示す解除設定管理テーブル53を参照し、「ロック解除設定」が「ON」に設定されている「解除項目」毎に、「設定可能範囲」を示す表示と、パラメータを設定するための「設定欄」C2とを表示する。また、パラメータ設定画面は、「完了」ボタンB4と、「次へ」ボタンB5とを表示する。
そして、S18において、各設定パラメータを操作ボタン9からキー入力する。例えば、ユーザが操作ボタン9を用いてパラメータ設定画面の「次へ」ボタンB5を実行すると、他の「解除項目」に関するパラメータ設定画面が表示パネル10に表示される。ユーザは、表示パネル10に表示されるパラメータ設定画面を切り換えながら、「解除項目」の「設定欄」C2にパラメータを入力する。
そして、S19において、キー入力が完了したか否かを判断する。キー入力の完了は、パラメータ設定画面の「完了」ボタンB4を実行したか否かに基づいて判断される。キー入力が完了しないと判断した場合には(S19:NO)、そのまま待機する。一方、キー入力が完了したと判断した場合には(S19:YES)、S20において、パラメータ設定画面に設定された設定パラメータを、図8の解除設定管理テーブル53の「設定値」に記憶する。そして、処理を終了する。
尚、パラメータ設定にはパスワード入力を要しないので、管理者以外の者でも、管理者が「ロック解除設定」を「ON」にした「解除項目」であれば、操作ボタン9からパラメータ設定を行うことができる。
<ロック制御プログラム>
図14は、図5に示すロック制御プログラム55のフローチャートである。
ロック制御プログラム55は、操作ボタン9による設定項目の設定入力についてロック、ロック部分解除、及び、ロック全解除(許可)を制御するものである。
ロック制御プログラム55は、S21において、入力コマンドが、操作ボタン9による設定項目の設定入力をロックすることを指示する「設定ロック機能ONコマンド」であるか否かを判断する。「設定ロック機能ONコマンド」を入力しないと判断した場合には(S21:NO)、S23へそのまま進む。
一方、「設定ロック機能ONコマンド」を入力したと判断した場合には(S21:YES)、S22において、図7に示すロック設定管理テーブル52の「設定ロック機能」を「ON」に設定してから、S23へ進む。
そして、S23において、図7に示すロック設定管理テーブル52の「設定ロック機能」を参照し、「ON」と「OFF」の何れに設定されているかを確認する。「OFF」に設定されている場合には(S23:OFF)、S29へ進み、操作ボタン9による設定項目の設定入力を許可する。すなわち、、図6に示すユーザセッティング管理テーブル51に記憶されている全設定項目のロックを解除し、誰でも、操作ボタン9を操作してプリンタ4の設定項目を設定入力できるようにする。その後、処理を終了する。
一方、「設定ロック機能」が「ON」に設定されている場合には(S23:ON)、S24において、操作ボタン9による設定項目の設定入力をロックする。すなわち、、図6に示すユーザセッティング管理テーブル51に記憶されている全設定項目について、操作ボタン9を操作して設定入力できないようにする。この意味で、S24の処理は、「ロック手段」の一例になりうる。
そして、S25において、トナー残量検出部30の受光部32から受信した信号に基づいてトナー残量を検出し、TONER LOWであるか否かを判断する。TONER LOWでないと判断した場合には(S25:NO)、図6に示すユーザセッティング管理テーブル51に記憶されている全設定項目について操作ボタン9による設定入力をロックしたまま、当該入力コマンドの処理を終了する。
一方、TONER LOWであると判断した場合には(S25:YES)、S26において、図7に示すロック設定管理テーブル52の「TONER LOWロック解除機能」が「ON」と「OFF」の何れに設定されているかを確認する。
「TONER LOWロック解除機能」が「OFF」に設定されている場合には(S26:OFF)、図6に示すユーザセッティング管理テーブル51に記憶されている全設定項目について操作ボタン9による設定入力をロックしたまま、処理を終了する。すなわち、ロックの部分解除は行わない。
一方、「TONER LOWロック解除機能」が「ON」に設定されている場合には(S26:ON)、S27において、図8に示す解除設定管理テーブル53を参照し、「ロック解除設定」が「ON」に設定されている「解除項目」を取得する。そして、S28において、操作ボタン9による設定入力のロックを一部解除する。すなわち、図6に示すユーザセッティング管理テーブル51に記憶され、操作ボタン9による設定入力をロックされている設定項目のうち、S27で取得した「解除項目」について、操作ボタン9による設定入力のロックを解除する。その後、当該入力コマンドの処理を終了する。
従って、ロック制御プログラム55は、S25〜S28において、TONER LOWになった場合に、パソコン2又は操作ボタン9により解除項目設定画面の上で設定された「解除項目」をロックから開放する。この意味で、S25〜S28の処理は、「開放手段」の一例になり得る。
<パソコンの電気ブロック構成>
次に、パソコン2の電気ブロック構成について説明する。
パソコン2は、周知のコンピュータである。CPU61には、入出力インターフェース(以下「入出力I/F」という。)62と、ROM63と、RAM64と、ハードディスクドライブ(以下「HDD」という。)65とが接続している。また、CPU61には、設定入力を行う「操作手段」の一例であるキーボード66及びマウス67や、データ表示を行う「表示手段」の一例であるディスプレイ68や、CD−ROMやフロッピー(登録商標)などの記憶媒体70からデータを読み込むデータ取得部69などが接続している。
CPU61は、データの加工演算を行うものであって、パソコン2の動作を司る。
入出力I/F62は、「通知受信手段」の一例であって、LAN3を介してプリンタ4に接続され、プリンタ4との通信を制御する。
ROM63は、不揮発性メモリであって、各種プログラムやデータを記憶する。
RAM64は、揮発性メモリであって、各種データやプログラムを記憶する。
HDD65は、不揮発性メモリであって、各種プログラムやデータを記憶する。第1実施形態では、データ取得部69が記憶媒体70からプリンタドライバをインストールする際に、解除項目設定プログラム71と、印刷実行指示プログラム72とがHDD65に格納される。また、HDD65には、「解除項目」を設定するときに必要なパスワードを記憶するパスワード記憶手段73が設けられている。
パスワードは、プリンタ4のパスワード記憶手段56に記憶されているパスワードと同じであり、プリンタドライバをインストールする際に自動的にパスワード記憶手段73に記憶させてもよいし、管理者のみにパスワードを知らせて管理者がプリンタドライバのインストール時にパスワードをパスワード記憶手段73に記憶させてもよい。
<解除項目設定プログラム>
解除項目設定プログラム71について図面を参照して説明する。図16は、図15に示す解除項目設定プログラム71のフローチャートである。
解除項目設定プログラム71は、管理者が適時実行する。解除項目設定プログラム71は、パソコン2に、「解除項目」を設定するための解除項目設定画面をディスプレイ68に表示させ、設定された「解除項目」をプリンタ4に送信させるように動作させるものである。この意味で、解除項目設定プログラム71は、「項目設定制御プログラム」の一例になり得る。
解除項目設定プログラム71は、S31において、ロック解除パスワードの入力画面をディスプレイ68に表示し、パスワードを入力させる。そして、S32において、キーボード66から入力されたパスワードが、パスワード記憶手段73に記憶されているパスワードと一致するか否かを確認する。パスワードが一致しないと判断した場合には(S32:NO)、直ちに処理を終了する。
一方、パスワードが一致すると判断した場合には(S32:YES)、S33において、例えば図17に示す解除項目設定画面をディスプレイ68に表示する。解除項目設定画面には、TONER LOW時に部分解除を有効にするか否かのチェック欄C11と一緒に、図8に示す解除設定管理テーブル53に記憶されている「解除項目」とそのチェック欄C12,13,14,15が一覧表示されている。また、解除項目設定画面には、「実行」ボタンB7と、「キャンセル」ボタンB8とが表示されている。
従って、S31〜S33の処理は、パスワード認証を条件に、TONER LOWになった場合にロックから開放する「解除項目」を設定するための解除項目設定画面をディスプレイ68に表示する。よって、S31〜S33の処理は、パソコン2を構成する「表示制御手段」の一例になり得る。
図16のS34では、ユーザが、キーボード66やマウス67を用いて、図17に示す解除項目設定画面のチェック欄C11〜15にチェックを入れ、「解除項目」を設定する。S35においては、解除項目設定画面の「実行」ボタンB7又は「キャンセル」ボタンB8が実行されたか否かを判断する。「キャンセル」ボタンB8が入力された場合には(S35:キャンセル)、「解除項目」を設定する意思がないと判断し、そのまま処理を終了する。
一方、「実行」ボタンB7が実行された場合には(S35:実行)、S36において、図17に示す解除項目設定画面の上で設定された「解除項目」をプリンタ4に送信する。この意味で、S36の処理は、「送信手段」の一例になり得る。その後、処理を終了する。
<印刷実行指示プログラム>
次に、印刷実行指示プログラム72について説明する。図18は、図15に示す印刷実行指示プログラム72のフローチャートである。
印刷実行指示プログラム72は、パソコン2がプリンタ4に印刷を実行させる指示を与える場合に、HDD65から読み出されて実行される。印刷実行指示プログラム72は、プリンタ4に設定されている「解除項目」についてパラメータ設定を行った後、プリンタ4に印刷を行わせるものである。
印刷実行指示プログラム72は、S41において、印刷データヘッダをプリンタ4に送信する。そして、S42において、例えば、印刷データヘッダを送信した後1秒以内にTONER LOW通知を受信したか否かを判断する。TONER LOW通知を受信しない場合には(S42:NO)、S49において印刷実データをプリンタ4に送信した後、処理を終了する。
これに対して、TONER LOW通知をプリンタ4から受信した場合には(S42:YES)、S43において、ブラック(K)トナーについてのみTONER LOW通知を受信したか否かを判断する。ブラック(K)トナーについてのみTONER LOW通知を受信したと判断した場合には(S43:YES)、S44において、プリンタ4が図8に示す解除設定管理テーブル53の「ロック解除設定」を「ON」に設定している「解除項目」の「パラメータ」をプリンタ4から受信する。そして、S45において、例えば、図19に示すように、S44で受信したパラメータを反映させたモノクロ用パラメータ設定画面をディスプレイ68に表示する。
モノクロ用パラメータ設定画面には、図17に示す解除項目設定画面の上で設定され、ブラック(K)トナーのみに関連する「解除項目」C16,C19と、その「解除項目」の「設定可能範囲」C17と、パラメータを入力するための「設定欄」C18,C21とが表示される。また、モノクロ用パラメータ設定画面には、「実行」ボタンB9と、「キャンセル」ボタンB10とが表示されている。
図18のS46において、ユーザによって、ディスプレイ68に表示されるモノクロ用パラメータ設定画面の「設定欄」C18,C21にパラメータが設定入力される。そして、S47において、図19に示すモノクロ用パラメータ設定画面の「実行」ボタンB9又は「キャンセル」ボタンB10が実行されたか否かを判断する。「キャンセル」ボタンB10が実行された場合には(S47:キャンセル)、S49へ進み、印刷実データをプリンタ4へ送信して処理を終了する。
一方、「実行」ボタンB9が実行された場合には(S47:実行)、S48において、モノクロ用パラメータ設定画面の上で設定したパラメータをプリンタ4に送信する。この意味で、S48の処理は、「送信手段」の一例になり得る。それから、S49において、印刷実データをプリンタ4へ送信し、その後に、処理を終了する。
これに対して、ブラック(K)以外の色トナーについてもTONER LOW通知を受信した場合には(S43:NO)、S50へ進む。S50〜S54の処理は、図20に示すカラー用パラメータ設定画面をディスプレイ68に表示し、ユーザにパラメータ設定させる。S50〜S54の処理は、ディスプレイ68に表示するカラー用パラメータ設定画面を除き、S44〜S48の処理と同様であるので、説明を省略する。
図20に示すカラー用パラメータ設定画面は、プリンタ4が図8に示す解除設定管理テーブル53の「ロック解除設定」を「ON」に設定している「解除項目」C16,C19,C22を表示する。ブラック(K)以外の色トナーは、プリンタ4の通常動作時には搬送ベルト12にパッチを形成して色補正される。そのため、図20に示すカラー用パラメータ設定画面には、図19に示すモノクロ用パラメータ設定画面で表示されていない解除項目「AUTO REGIST」C22とその「設定欄」C24が表示されている。
従って、S42〜S48及びS50〜S54の処理は、TONER LOW通知を受信した場合に、図19又は図20のパラメータ設定画面をディスプレイ68に表示させる。この意味で、S42〜S48及びS50〜S54の処理は、「パラメータ設定表示制御手段」の一例になり得る。
<実施例>
次に、第1実施形態の実施例について説明する。
この実施例では、管理者のみに解除項目の設定権限を与え、ユーザは、管理者が設定した「解除項目」についてのみ、パラメータを設定することができる。
<解除項目の設定>
管理者は、TONER LOWであるか否かにかかわらず、自分のパソコン2から解除項目の設定をいつでも行うことができる。図22は、画像形成システム1のシーケンス図である。
図21に示すように、管理者は、自己のパソコン2において解除項目設定プログラム71を開くと、パスワード設定画面がディスプレイ68に表示されるので、パスワード設定画面上にキーボード66を用いてパスワードを入力する(図16のS31参照)。入力したパスワードが、パスワード記憶手段73に記憶されているパスワードと一致し、正当権限が認証されると、図17に示す解除項目設定画面がディスプレイ68に表示される(図16のS32:YES、S33参照)。従って、パスワード入力時点で、管理者以外のユーザがはじき出される。
管理者は、解除項目設定画面のチェック欄C1にキーボード66やマウス67を用いてチェックを入れ、部分解除を有効にする意思表示をする。また、管理者は、「解除項目」の「チェック欄」C12〜C15のうち、TONER LOW時にロックから開放してユーザにパラメータを設定入力させてもよいものに、キーボード66やマウス67を用いてチェックを入れる。本実施例では、TONER LOW時に「DENSITY機能」、「TONER SAVE機能」及び「AUTO REGIST機能」の部分解除を有効にするために、チェック欄C12,C13,C14にチェックを入れる(図16のS34参照)。
管理者は、解除項目設定画面の入力事項を確認し、その内容でよければ、「実行」ボタンB7をマウス67でクリックして実行する(図16のS35:実行参照)。これにより、解除項目設定画面の上で設定された解除項目が、プリンタ4へ送信される(図16のS36参照)。
プリンタ4は、解除項目設定画面の上で設定された「部分解除有効」及び「解除項目」をパソコン2から受信すると、図7のロック設定管理テーブル52の「TONER LOWロック解除機能」を「ON」に設定するとともに、図8に示す解除設定管理テーブル53の解除項目「DENSITY」、「TONER SAVE」及び「AUTO REGIST」の「ロック解除設定」を「ON」に設定する(図9のS1:YES、S2参照)。
管理者は、プリンタ4の操作ボタン9によっても、解除項目を設定することができる。
すなわち、管理者が、「解除項目」を設定するためにプリンタ4の操作ボタン9を操作すると、パスワード入力画面が表示パネル10に表示され、管理者がパスワード入力画面に入力したパスワードが、パスワード記憶手段56に記憶されているパスワードと一致するか否かが判断される(図9のS1:NO、S3:NO、S8:NO、S10:NO、S12:YES、S13参照)。
パスワードが一致して、正当権限が認証されると、図11に示す部分解除設定画面が表示パネル10に表示される。管理者が、TONER LOWロック解除機能を有効にするために操作ボタン9により実行指示を入力すると、図12に示す解除項目設定画面が表示される。解除項目設定画面は、「解除項目」毎に表示されるので、管理者は、「次へ」ボタンB2を実行して画面表示を変えながら、所望の「解除項目」のチェック欄C1にチェックを入れ、「解除項目」を設定する(図9のS13:YES、S14参照)。従って、パスワード入力により管理者以外のユーザがはじき出される。
管理者が解除項目設定画面の「完了」ボタンB1を実行すると、解除項目設定画面のチェック欄「C1」にチェックを入れた「解除項目」について、図8に示す解除設定管理テーブル53の「ロック解除設定」を「ON」に設定する(図9のS15:完了、S16:YES参照)。
尚、管理者は、解除項目設定後に続けてパラメータを設定することが可能である。パラメータ設定については後述する。
<パラメータ設定及び印刷実行>
次に、パラメータの設定について説明する。
TONER LOWになった後には、プリンタ4のユーザ(「管理者」を含む。)は、「解除項目」の「パラメータ」であれば誰でも設定入力することができる。パラメータの設定入力は、パソコン2と操作ボタン9の何れからも行うことができる。
先ず、パソコン2からパラメータを設定する場合について説明する。
図21に示すように、ユーザが、印刷実行指示プログラム72を実行して印刷データヘッダをパソコン2からプリンタ4へ送信すると(図18のS41参照)、プリンタ4が、画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kの各トナー残量検出部30から出力信号を入力し、トナー残量が所定量以下であるトナーがないか確認する(図9のS1:NO、S3:YES、S4参照)。
プリンタ4は、TONER LOWを検知すると、TONER LOW通知をトナーの色別に作成し、印刷データヘッダを送信したパソコン2にTONER LOW通知を送信する(図9のS4:YES、S5、S6参照)。また、プリンタ4は、図7に示すロック設定管理テーブル52の「設定ロック機能」が「ON」に設定されている時に、図8に示す解除設定管理テーブル53の「ロック解除設定」が「ON」に設定されている「解除項目」の設定値(パラメータ)を読み出し、印刷データヘッダの送信元であるパソコン2へ送信する(図9のS7参照)。
また、プリンタ4は、TONER LOWを検知したときに、図7に示すロック設定管理テーブル52の「設定ロック機能」及び「TONER LOWロック解除機能」が「ON」に設定されていることを確認し、図8に示す解除設定管理テーブル53の「ロック解除設定」が「ON」に設定されている「解除項目」をロックから開放する。この時点で、図7に示すユーザセッティング管理テーブル51に記憶されている「設定項目」のうち、管理者が設定した「解除項目」がロックから開放され、操作ボタン9やパソコン2からパラメータを設定できるようになる(図14のS21:NO、S23:ON、S24、S25:YES、S26:ON、S27、S28参照)。
TONER LOW通知を受信したパソコン2は、ブラック(K)トナーについてのみTONER LOW通知を受信したか否かを判断する。ブラック(K)トナーについてのみTONER LOW通知を受信した場合には、プリンタ4から受信したパラメータのうち、モノクロ印刷に対応する「解除項目」と「パラメータ」を抽出し、抽出した「解除項目」と「パラメータ」に基づいて図19に示すモノクロ用パラメータ設定画面を作成し、ディスプレイ68に表示する。そのため、管理者が、「DENSITY」、「TONER SAVE」、「AUTO REGIST」を「解除項目」に設定した場合でも、図19に示すモノクロ用パラメータ設定画面には、「DENSITY」と「TONER SAVE」に関連するものしかディスプレイ68に表示されない。
ユーザが、図19に示すモノクロ用パラメータ設定画面の上でパラメータを設定し、「実行」ボタンB9を実行すると、パソコン2は、図19に示すモノクロ用パラメータ設定画面の上で設定されたパラメータをプリンタ4へ送信する(図18のS42:YES、S43:YES、S44〜S46、S47:実行、S48参照)。
プリンタ4は、設定パラメータをパソコン2から受信すると、受信したパラメータを図8に示す解除設定管理テーブル53の「設定値」に上書きする(図9のS1:NO、S3:NO、S8:YES、S9参照)。
パソコン2は、設定パラメータをプリンタ4に送信した後、印刷実データをプリンタ4へ送信し(図18のS49参照)、印刷実行指示の出力を終了する。プリンタ4は、印刷実データを受信すると、TONER LOWが検出され、且つ、「設定ロック機能」及び「TONER LOWロック解除機能」が共に「ON」に設定されている場合には、図6に示すユーザセッティング管理テーブル51の設定内容及びユーザが図8に示す解除設定テーブル53に設定した解除項目のパラメータに従って印刷を実行する。ここで、ユーザセッティング管理テーブル51の設定内容と解除設定テーブル53の設定値とが異なる場合には、解除設定テーブル53の設定値を優先する。
尚、パソコン2は、ブラック(K)トナー以外のトナーについて、TONER LOW通知を受信した場合には、図20のカラー用パラメータ設定画面をディスプレイ68に表示してユーザにパラメータを設定させ、その設定内容をプリンタ4へ送信する。プリンタ4は、カラー用パラメータ設定画面の上で設定されたパラメータを図8に示す解除設定管理テーブル53の「設定値」に上書きし、パソコン2から受信した印刷実データを印刷する。この処理は、上記モノクロ印刷の場合と同様であるので、詳細な説明を省略する。
また、ユーザは、プリンタ4の操作ボタン9からパラメータを設定できる。
すなわち、ユーザは、操作ボタン9を操作してパスワード入力画面をスキップすると、図13に示すパラメータ設定画面が表示パネル10に表示される。パラメータ設定画面は、「解除項目」とそのパラメータの「設定欄」C2とを「解除項目」毎に表示する。そこで、ユーザは、「次へ」ボタンB5を実行しながら画面表示を切り替え、所望のパラメータを「設定欄」C2に入力していき、「完了」ボタンB4を実行する。すると、プリンタ4は、パスワード入力画面の上で設定されたパラメータを、図8に示す解除設定管理テーブル53の「設定値」に上書きする(図9のS1:NO、S3:NO、S8:NO、S10:NO、S12:YES、S13:NO、S17、S18、S19:YES、S20参照)。
従って、ユーザは、管理者が設定した「解除項目」に限り、表示パネル10に表示されるパラメータ設定画面上でパラメータを設定入力することができる。設定されたパラメータは、パラメータ設定後に入力する印刷実データの印刷に反映される。
尚、管理者は、上記ユーザと同様に、「解除項目」の設定と別にパソコン2又は操作ボタン9からパラメータを設定変更することもできるし、操作ボタン9から解除項目の設定に続いてパラメータを設定することもできる(図9のS13:YES、S14、S15:完了、S16:YES、S17、S18、S19:YES、S20参照)。
<作用効果>
第1実施形態の画像形成ユニット1は、プリンタ4が、操作ボタン9による設定項目の設定をロックし、勝手な設定項目の設定入力を制限する(図14のS23:ON、S24参照)。パソコン2は、プリンタ4のトナーがTONER LOWになった場合にロックを解除する「解除項目」を設定するための解除項目設定画面(図17参照)を、ディスプレイ68に表示する(図16のS33参照)。パソコン2は、解除項目設定画面の上で設定された「解除項目」を、LAN3を介してプリンタ4に送信する。プリンタ4は、実際にTONER LOWになった場合に、設定入力をロックされている「設定項目」のうちパソコン2から受信した「解除項目」をロックから開放し、設定入力を許可する(図14のS25:YES、S26:ON、S27、S28参照)。
よって、第1実施形態の画像形成システム1によれば、プリンタ4が操作ボタン9による「設定項目」の設定入力をロックしている場合であっても、TONER LOWになった場合には、ロックされている「設定項目」の一部について設定入力を許可するので、プリンタ4の「設定項目」がユーザによって勝手自在に変更されることを防ぎつつ、プリンタ4の使い勝手を良くすることができる。
第1実施形態の画像形成システム1は、プリンタ4が、TONER LOW通知をパソコン2に送信すると、パソコン2が、解除項目設定画面(図17参照)の上で設定された「解除項目」について「パラメータ」を設定するためのパラメータ設定画面(図19、図20参照)をディスプレイ68に表示させる(図8のS42:YES、S43:YES、S44、S45、S43:NO、S50、S51参照)。そのため、第1実施形態の画像形成システム1では、TONER LOWになった場合に、管理者が予め解除項目設定画面(図17参照)の上で設定された「解除項目」についてしか、ユーザが「パラメータ」を設定入力することができず、「設定項目」の設定入力をより厳密に管理することができる。
また、第1実施形態の画像形成システム1は、プリンタ4が、パソコン2から印刷データヘッダを受信したときに、TONER LOW通知をパソコン2に送信し、パラメータ設定画面をパソコン2のディスプレイ8に表示させる(図9のS3:YES、S4:YES、S5、S6、S7、図18のS43:YES、S45、S46、S43:NO、S50、S51参照)。よって、第1実施形態の画像形成システム1によれば、TONER LOWになった後に印刷を行う度にパラメータ設定をユーザに行わせ、ユーザが希望する印字条件を直接印刷に反映させることができる。
第1実施形態のプリンタ4は、TONER LOWになった場合にロックを解除する「解除項目」を、パソコン2から受信すると、実際にTONER LOWを検知したときに、パソコン2から受信した「解除項目」を自動的にロックから開放する(図14のS25:YES、S26:YES、S27、S28参照)。よって、第1実施形態のプリンタ4によれば、操作ボタン9による設定入力をロックしている場合であっても、TONER LOWになった場合には、ロックされている設定項目の一部について設定入力を許可するので、設定項目の勝手自在な変更を防ぎつつ、使い勝手を良くすることができる。
第1実施形態のプリンタ4は、TONER LOWになった場合にロックを解除する「解除項目」を設定するための解除項目設定画面(図12参照)を、表示パネル10に表示し、解除項目設定画面の上で「解除項目」を設定させる(図9のS12:YES、S13:YES、S14、S15:YES、S16参照)。その後、第1実施形態のプリンタ4は、TONER LOWを検知した場合に、ロックされている「設定項目」のうち、解除項目設定画面の上で設定された「解除項目」をロックから開放する(図14のS25:YES、S26:ON、S27、S28参照)。
よって、第1実施形態のプリンタ4によれば、操作ボタン9による設定項目の設定をロックしている場合であっても、TONER LOWになった場合には、ロックされている「設定項目」の一部についてロックから開放して設定入力を許可するので、設定項目の勝手自在な変更を防ぎつつ、使い勝手を良くすることができる。
第1実施形態のプリンタ4及び画像形成システム1は、「解除項目」が、トナーの消費に関連する項目「DENSITY」、「TONER SAVE」、「AUTO REGIST」、「OUTPUT COLOR」である。そのため、例えば、「DENSITY」のパラメータを「−6」に設定すると、印字濃度を薄くして、トナー消費量を少なくできる。また、例えば、「TONER SAVE」を「ON」に設定することにより、印刷時のトナー使用量を抑えることができる。また、例えば、「AUTO REGIST」を「OFF」に設定すると、自動色補正を行わず、パッチ形成に要するトナーの消費をなくすことができる。また、例えば、「OUTPUT COLOR」のパラメータを「ブラック」にすることによりモノクロ印刷のみを行い、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナー消費を止めることができる。このように、第1実施形態のプリンタ4及び画像形成システム1は、トナー消費量を少なくする設定を印刷時に行い、印字可能枚数を増やすことができる。
第1実施形態の解除項目設定プログラム71は、プリンタ4がTONER LOWになった場合にロックを解除する「解除項目」を設定するための解除項目設定画面を、パソコン2のディスプレイ68に表示させ、解除項目設定画面の上で設定された解除項目を、パソコン2からプリンタ4へ送信させる。よって、第1実施形態の解除項目設定プログラム71よれば、パソコン2が設定した「解除項目」を受信したプリンタ4に、実際にTONER LOWになった場合にパソコン2から受信した「解除項目」についてロックを解除させることが可能になるので、プリンタ4の設定項目が勝手自在に変更されることを防ぎつつ、プリンタ4の使い勝手を良くすることができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。図22は、プリンタ4Aの電気ブロック構成を示す図である。図23は、図22に示す印刷制御プログラム81のフローチャートである。図24は、パソコン2Aの電気ブロック構成を示す図である。図25は、図24に示す印刷実行指示プログラム82のフローチャートである。図26は、図25に示す印刷実行指示プログラム82の実行時にパソコン2Aのディスプレイ68に表示されるモノクロ用解除項目及びパラメータ設定画面の一例を示す図である。図27は、図25に示す印刷実行指示プログラム82の実行時にパソコン2Aのディスプレイ68に表示されるカラー用解除項目及びパラメータ設定画面の一例を示す図である。図28は、画像形成システム1Aのシーケンス図である。
第2実施形態の画像形成システム1A、プリンタ4A及び印刷実行指示プログラム81は、誰でも印刷時に解除項目を設定できる点で、パスワードを知らないユーザが解除項目を設定できない第1実施形態と相違する。よって、ここでは、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点は図面に同一符号を付して説明を適宜省略する。
図22に示すように、「画像形成装置」の一例であるプリンタ4Aは、解除項目の設定について権限認証を行わないため、パスワード記憶手段56(図5参照)がNVRAM45に設けられていない。図22に示すように、ROM43には、解除項目とパラメータとを受信してから印刷を実行する印刷制御プログラム81が記憶されている。プリンタ4AのCPU42は、印刷データヘッダを入力したときをトリガとして、印刷制御プログラム81をROM43から読み出して実行する。
図23に示すように、印刷制御プログラム81は、S61において、TONER LOWか否かを判断する。TONER LOWでないと判断した場合には(S61:NO)、S65へ進んで印刷実データを入力し、S66においてユーザセッティング管理テーブル51の設定内容に従って印刷を実行した後、処理を終了する。
TONER LOWであると判断した場合には(S61:YES)、S62において、印刷データヘッダに含まれるPCIDや、IP Addressに基づいて送信元を抽出する。そして、S63において、抽出された送信元にTONER LOW通知を送信する。TONER LOW通知は、トナーの色別に行われる。従って、S63の処理は、「通知手段」になり得る。
S64において、CPU42は、「解除項目」と「設定パラメータ」を入力すると、入力した「解除項目」について、解除設定管理テーブル53の「ロック解除設定」を「ON」に設定すると共に、解除設定管理テーブル53の「設定値」に入力した「設定パラメータ」を上書きする。そして、S65において、印刷実データを入力し、S66において、印刷を実行した後、処理を終了する。TONER LOWである時の印刷は、ユーザセッティング管理テーブル51及び解除設定管理テーブル53に記憶された設定内容(解除設定管理テーブル53のロック解除設定が「ON」の設定内容が、ユーザセッティング管理テーブル51の設定内容よりも優先される。)に基づいて印刷される。
図24に示すように、「上位装置」又は「情報処理装置」の一例であるパソコン2Aは、データ取得部69がプリンタドライバをインストールしたときに、「項目設定プログラム」の一例である印刷実行指示プログラム82をHDD65に格納する。印刷実行指示プログラム82は、ユーザがプリンタ4Aに印刷指令を送信するときに、実行される。
図25に示すように、CPU61は、S41において、印刷データヘッダをプリンタ4Aに送信した後に、プリンタ4AからTONER LOW通知を受信すると(S42:YES)、S43において、TONER LOW通知がブラック(K)トナーのみに関するものか否かを判断する。
ブラック(K)トナーのみに関するTONER LOW通知を受信した場合には、(S43:YES)、S71において、プリンタ4Aに「設定ロック機能」が「ON」に設定されているか否かの問い合わせを行い、「設定ロック機能」が「ON」に設定されていない場合には(S71:NO)、S49に進み、印刷実データを送信した後、処理を終了する。
一方、「設定ロック機能」が「ON」に設定されている場合には(S71:YES)、S72において、図26に示すモノクロ用解除項目・パラメータ設定画面を表示する。モノクロ用解除項目・パラメータ設定画面には、プリンタ4Aの解除設定管理テーブル53に記憶されている「解除項目」のうち、ブラック(K)トナーの消費に関するもののみが表示される。すなわち、図26に示すモノクロ用解除項目・パラメータ設定画面には、TONER LOW時に部分解除を有効にするか否かのチェック欄C31と、「DENSITY」の機能についてTONER LOW時に有効にするか否かのチェック欄C32及びパラメータの設定欄C33と、「TONER SAVE」の機能についてTONER LOW時に有効にするか否かのチェック欄C34及び設定欄C35と、「実行」ボタンB21と、「キャンセル」ボタンB22とが表示されている。
図25のS73において、ユーザが、キーボード66やマウス67を操作してモノクロ用解除項目設定画面のチェック欄C31,C32,C34にチェックを入れ、「設定欄」C33、C35にパラメータを設定し、「実行」ボタンB21を実行すると(S47:YES)、S74において、モノクロ用解除項目設定画面のチェック欄C31,C32,C34にチェックした内容と、そのパラメータとがプリンタ4Aに送信される。その後、S49において、印刷実データをパソコン2Aからプリンタ4Aに送信し、処理を終了する。
これに対して、ブラック(K)トナー以外のトナーに関連したTONER LOW通知を受信した場合には(S43:NO)、ディスプレイ68に表示される図27のカラー用解除項目・パラメータ設定画面を除き、モノクロ用の場合(S71〜S73、S47、S74)と同様の処理を行う。よって、この場合の解除項目・パラメータ設定については詳細な説明を省略する。
図27に示すカラー用解除項目・パラメータ設定画面は、図26に示すモノクロ用解除項目・パラメータ設定画面と比べ、解除項目「AUTO REGIST」と「OUTPUT COLOR」の機能についてTONER LOW時に有効にするか否かを設定するチェック欄C46,C48とパラメータの「設定欄」C47,C49が多く表示されている。これは、ブラック(K)以外の色トナーについては、自動色補正や印刷出力時の色設定をすることが可能であるからである。
第2実施形態では、図25のS43:YES、S71:YES、S72、S43:NO、S75:YES、S76の処理が、「表示制御手段」の一例になり得る。
<実施例>
次に、第2実施形態の実施例について説明する。
第2実施形態の実施例は、TONER LOWになった場合に、印字指令を出力したユーザに、トナーの消費に関連する「解除項目」とパラメータの設定させた後、ユーザセッティング管理テーブル51の設定内容と、ユーザが解除設定テーブル53に設定した解除項目及びそのパラメータと、に従って印刷を実行する。
図28に示すように、パソコン2Aがプリンタ4Aに印刷データヘッダを送信すると、プリンタ4Aが、トナー残量検出部30の出力信号に基づいてTONER LOWか否かを判断する。プリンタ4Aは、TONER LOWを検知すると、TONER通知をトナーの色別にパソコン2Aへ送信する(図25のS41、図23のS61:YES、S62、S63参照)。
TONER LOW通知を受信したパソコン2Aは、TONER LOW通知が何色のトナーに関するものか確認する。パソコン2Aは、プリンタ4の「設定ロック機能」が「ON」に設定されていることを条件に、ブラック(K)トナーのみのTONER LOW通知を確認した場合には、図26に示すモノクロ用解除項目・パラメータ設定画面をディスプレイ68に表示し、一方、ブラック(K)トナー以外のTONER LOW通知を確認した場合には、プリンタ4Aは、図27に示すカラー用解除項目・パラメータ設定画面をディスプレイ68に表示する(図25のS43:YES、S71:YES、S72、S43:NO、S75:YES、S76参照)。すなわち、TONER LOWを検知されたトナーの色によって、解除項目・パラメータ設定画面の内容が変更される。
ユーザが、キーボード66やマウス67を用いて、チェック欄C31(C41)にチェックを入れてTONER LOW時の部分解除を有効にし、また、TONER LOW時にロックから開放したい「解除項目」のチェック欄C32、C34(C42,C44,C46,C48)にチェックを入れ、更に、チェックを入れた「解除項目」の「設定欄」C33、C35(C43,C45,C47,C49)にパラメータを入力した後、「実行」ボタンB21(B23)を実行すると、解除項目・パラメータ設定画面で設定した解除項目と設定パラメータとが、パソコン2Aからプリンタ4Aに送信される(図25のS73,S47:実行,S74(S77,S53:実行,S78)参照)。
プリンタ4Aは、プリンタ4から受信したコマンドに従って、ロック設定管理テーブル52の「TONER LOWロック解除機能」を「ON」に設定するとともに、パソコン2Aにおいて解除設定・パラメータ設定画面の上でチェックを入れられた「解除項目」について解除設定管理テーブル53の「ロック解除設定」を「ON」に設定する。このとき、「ロック解除設定」が「ON」にされた「解除項目」は、ロックから開放され、パラメータ設定可能な状態になる。そして、プリンタ4Aは、パソコン2Aから受信した「パラメータ」を解除設定管理テーブル53の「設定値」に上書きする(図23のS64参照)。その後、プリンタ4Aは、印刷実データをプリンタ4Aから受信し、TONER LOW時には、ユーザセッティング管理テーブル51の設定内容と、解除設定管理テーブル53に設定されたパラメータとに従って(解除設定管理テーブル53のパラメータがユーザセッティング管理テーブル51の設定内容に優先する。)、印刷を実行する(図25:S49、図23のS65、S66参照)。
<作用効果>
第2実施形態の画像形成システム1Aは、プリンタ4Aが、操作ボタン9による設定項目の設定入力をロックし、勝手な設定項目の設定入力を制限する。パソコン2Aは TONER LOW通知をプリンタ4Aから受信した場合に「解除項目」を設定するための解除項目・パラメータ設定画面(図26、図27参照)を、ディスプレイ68に表示する(図25のS43:YES、S71:YES、S72、S43:NO、S75:YES、S76参照)。パソコン2Aは、解除項目設定画面の上で設定された「解除項目」を、LAN3を介してプリンタ4に送信する(図25のS74、S78参照)。プリンタ4Aは、TONER LOWになった場合に、設定入力をロックされている設定項目のうちプリンタ2Aから受信した「解除項目」を、ロックから開放し、設定入力を許可にする(図28参照)。
よって、第2実施形態の画像形成システム1Aによれば、プリンタ4Aが操作ボタン9による設定項目の設定入力をロックしている場合であっても、TONER LOWになった場合には、ロックされている設定項目の一部について設定入力を許可するので、プリンタ4Aの設定項目が勝手自在に変更されることを防ぎつつ、プリンタ4Aの使い勝手を良くすることができる。
第2実施形態の画像形成システム1Aは、TONER LOWになった場合に、解除項目・パラメータ設定画面(図26、図27参照)をパソコン2Aのディスプレイ68に表示し、解除項目を設定させるので(図25のS42:YES、S43:YES、S71:YES、S72、S43:NO、S75:YES、S76参照)、TONER LOWになった後に解除項目を適時設定させることができる。
特にこの場合に、第2実施形態の画像形成システム1Aは、解除項目・パラメータ設定画面(図26、図27参照)に「解除項目」の「パラメータ」を設定する「設定欄」C33、C35、C43、C45、C47、C49が設けられているので、解除項目とパラメータの設定とを同時に行うことができ、便利である。
第2実施形態の画像形成システム1Aは、プリンタ4Aが、パソコン2Aから印刷データヘッダを受信したときに、TONER LOW通知をパソコン2Aに送信し、解除項目・パラメータ設定画面(図26、図27参照)をパソコン2Aのディスプレイ68に表示させる(図23のS61:YES、S62、S63、図25のS42:YES、S43:YES、S71:YES、S72、S43:NO、S75:YES、S76参照)。よって、第2実施形態の画像形成システム1Aによれば、TONER LOWになった後に印刷を行う度に解除項目とパラメータ設定を使用者に行わせ、ユーザが希望する印字条件を直接印刷に反映させることができる。
第2実施形態の画像形成システム1Aは、TONER LOWになった旨の通知をトナーの色別にプリンタ4Aからパソコン2Aに行い、パソコン2Aが受信した通知に関連するトナーの色に応じて解除項目設定画面の内容を変更するので(図25のS43:YES、S71:YES、S72、S43:NO、S75:YES、S76、図26、図27参照)、トナーの色に適した解除項目設定画面を表示することができる。
第2実施形態のプリンタ4Aは、TONER LOWになった場合に、印刷データヘッダを受信した後、「解除項目」と「パラメータ」をパソコン2Aから受信すると、印刷実データを印刷するときに、受信した解除項目を自動的にロックから開放して、設定された「パラメータ」に従って印刷を実行する(図23のS64、S65参照)。よって、本発明の画像形成装置によれば、ロック手段が操作手段による設定項目の設定入力をロックしている場合であっても、TONER LOWになった場合には、ロックされている設定項目の一部について設定入力を許可するので、設定項目の勝手自在な変更を防ぎつつ、使い勝手を良くすることができる。
第2実施形態の印刷実行指示プログラム82は、プリンタ4AがTONER LOWを検知した場合に操作ボタンによる設定入力をロックする機能を解除する「解除項目」を設定するための解除項目設定画面を、パソコン2Aのディスプレイ68に表示させ、解除項目設定画面の上で設定された「解除項目」を、パソコン2Aからプリンタ4Aへ送信させる(図25のS43:YES、S71:YES、S72、S73、S47:実行、S47、S43:NO、S75:YES、S76、S77、S53、S78参照)。よって、第2実施形態の印刷実行指示プログラム81によれば、パソコン2Aが設定した「解除項目」を受信したプリンタ4Aに、TONER LOWを実際に検知したときにパソコン2Aから受信した「解除項目」についてロックを解除させることが可能になるので、プリンタ4Aの設定項目が勝手自在に変更されることを防ぎつつ、プリンタ4Aの使い勝手を良くすることができる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。図29は、プリンタ4Bの電気ブロック構成を示す図である。図30は、図29に示す印刷制御プログラム91のフローチャートである。図31は、パソコン2Bの電気ブロック構成を示す図である。図32は、図31に示す印刷実行指示プログラム92のフローチャートである。図33は、図32に示す印刷実行指示プログラム92の実行時にパソコン2Bのディスプレイ68に表示されるモノクロ用解除項目設定画面の一例を示す図である。図34は、図32に示す印刷実行指示プログラム92の実行時にパソコン2Bのディスプレイ68に表示されるカラー用解除項目設定画面の一例を示す図である。図35は、画像形成システム1Bのシーケンス図である。
第3実施形態の画像形成システム1Bは、プリンタ4BがTONER LOW通知後すぐに、ユーザセッティング管理テーブル51の設定内容に基づいて印刷を実行する点が、TONER LOW通知後解除項目とパラメータを設定し、その設定内容を反映させて印刷を実行する第2実施形態と異なる。よって、ここでは、第2実施形態と異なる点を中心に説明し、第2実施形態の共通する点は図面に同一符号を付して説明を適宜省略する。
図29に示すように、プリンタ4Bは、印刷制御プログラム91をROM43に格納している。プリンタ4BのCPU42は、「印刷データヘッダ」と「印刷実データ」とを含む印刷データをパソコン2Bから受信すると、印刷制御プログラム91を読み出して実行する。
図30に示すように、CPU42は、S61において、TONER LOWを検知すると(S61:YES)、S62において、印刷データの送信元を抽出、S63において、TONER LOW通知を送信元に送信する。その後、S66において、印刷データに含まれる印刷実データを記録用紙6に印刷し、処理を終了する。
図31に示すように、パソコン2Bは、印刷データヘッダと印刷実データとを含む印刷データをプリンタ4Aに送信した後に解除項目設定画面(図33,、図34参照)を表示する印刷実行指示プログラム92をHDD65に格納している点が、第2実施形態と相違する。パソコン2BのCPU61は、印刷データをプリンタ4Bに送信する場合に、「項目設定制御プログラム」の一例である印刷実行指示プログラム92をHDD65から読み出して実行する。
図32に示すように、印刷実行指示プログラム92は、S81において、印刷データをプリンタ4Bに送信する。S42において、プリンタ4BからTONER LOW通知を受信すると、S43において、TONER LOW通知されたトナーの色を確認する。ブラック(K)トナーのみに関連するTONER LOW通知を受信した場合には(S43:YES)、S82において、図33に示すモノクロ用解除項目設定画面をディスプレイ68に表示する。そして、S83において、モノクロ用解除項目設定画面に表示される部分解除有効のチェック欄C51、TONER LOW時にロックから開放したい「解除項目」のチェック欄C52、C53にチェックを入れて「解除項目」を選択し、S47において、「実行」ボタンB31を実行すると、S84において、選択した「解除項目」がプリンタ4Bに送信される。「解除項目」の送信後、処理を終了する。
一方、ブラック(K)トナー以外のトナーについてTONER LOW通知を受信した場合には(S43:NO)、S85において、図34に示すカラー用解除項目設定画面をディスプレイ68に表示する。カラー用解除項目設定画面の上で解除項目を設定し、その設定内容をプリンタ4Aに送信する処理は、モノクロ印刷と同様であるので、S86以降の説明を省略する。
図33に示すモノクロ用解除項目設定画面と、図34に示すカラー用解除項目設定画面とは、ディスプレイ68に表示する「解除項目」が異なる。すなわち、モノクロ用解除項目設定画面では表示されない解除項目「AUTO REGIST」と「OUTPUT COLOR」のチェック欄C57,C58が、カラー用解除項目設定画面には表示されている。これは、各解除項目の機能とトナーの色との関係によることは上述した通りである。
<実施例>
次に、第3実施形態の実施例について説明する。
図35に示すように、パソコン2Bが印刷データをプリンタ4Bに送信すると、プリンタ4Bは、トナー残量を検出する。プリンタ4は、TONER LOWを検知すると、印刷データの送信元であるパソコン2BにTONER LOW通知を送信した後、印刷データに含まれる印刷実データを、ユーザセッティング管理テーブル51の設定内容に基づいて印刷する。
TONER LOW通知を受信したパソコン2Bは、ブラック(K)トナーのみTONER LOW通知を受信した場合には、図33に示すモノクロ用解除項目設定画面をディスプレイ68に表示し、一方、ブラック(K)以外のトナーについてTONER LOW通知を受信した場合には、図34に示すカラー用解除項目設定画面をディスプレイ68に表示する。
例えば、ユーザが、キーボード66又はマウス67を用いて図33又は図34の解除項目設定画面の上で部分解除有効のチェック欄C51(C54)及び部分解除したい解除項目のチェック欄C52,C53(C55〜C57)にチェックを入れて、「実行」ボタンB31(B33)を実行すると、チェックを入れた「部分解除有効指示」と「解除項目」とがプリンタ4Bに送信される。プリンタ4Bがパソコン2Bから受信した「部分解除有効指示」と「解除項目」をNVRAM45に記憶する方法は上記第1,第2実施形態で説明した通りであるので、説明を省略する。解除設定管理テーブル53の「ロック解除設定」に「ON」が設定された「解除項目」は、ON設定時点でロックから開放される。
ユーザは、ロック解除された「解除項目」について操作ボタン9によりパラメータを設定すれば、次の印刷から、ユーザセッティング管理テーブル51の設定内容と、ユーザが解除設定管理テーブル53に設定した設定パラメータと、に従って(ユーザセッティング管理テーブル51の設定内容と解除設定管理テーブル53の設定パラメータとが異なる場合には、解除設定管理テーブル53の設定パラメータを優先する。)、印刷を実行することができる。
<作用効果>
第3実施形態の画像形成システム1Bは、第2実施形態の作用効果に加え、プリンタ4BがTONER LOW通知をパソコン2Bに送信したときに、解除項目設定画面(図33、図34参照)をパソコン2Bのディスプレイ68に表示させる。よって、第3実施形態の画像形成システム1Bによれば、TONER LOWになった後に印刷を行う度に「解除項目」の設定をユーザに行わせ、次の印刷動作から設定された解除項目の機能を有効にすることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図36は、第4実施形態で使用する印刷制御プログラムのフローチャートである。
第4実施形態の印刷制御プログラムは、第1実施形態の印刷制御プログラム54と基本的に同じである。第1実施形態の印刷制御プログラム54と異なるのは、パスワード認証後(S13:YES)、S101において、ロック設定管理プログラム52の「設定ロック機能」が「ON」に設定されているか否かを判断していることのみである。
「設定ロック機能」が「ON」でない場合には(S101:NO)、S17へ進み、パラメータ設定画面を表示する。一方、「設定ロック機能」が「ON」である場合には(S101:YES)、S14に進み、部分解除設定画面を表示するとともに、解除項目設定画面を表示し、解除項目を設定させる。
従って、第4実施形態のプリンタ4Cは、第1実施形態の作用効果に加え、「設定ロック機能」が「OFF」に設定されている場合、すなわち操作ボタン9により設定項目の設定入力をロックしていない場合には、解除項目設定画面を表示パネル10に表示しない。よって、第4実施形態のプリンタ4Cによれば、TONER LOWになっても、設定項目の設定入力が可能な非ロック時には解除項目設定画面が表示されず、使い勝手がよい。
尚、第4実施形態では、図36のS13、S101、S14が「表示制御手段」の一例になり得る。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。図37は、第5実施形態で使用する印刷制御プログラムのフローチャートである。
第5実施形態の印刷制御プログラムは、第1実施形態の印刷制御プログラム54と基本的に同じである。第1実施形態の印刷制御プログラム54と異なるのは、キー入力を認識した後(S12:YES)、S111において、TONER LOWか否かを判断している点である。TONER LOWでないと判断した場合には(S111:NO)、S17において、パラメータ設定画面を表示する。
一方、TONER LOWであると判断した場合には(S111:YES)、S112において、TONER LOWと検知されたトナーの色を特定する。そして、S113において、解除項目設定画面を表示するときに、S112において特定したトナーの色に応じて、解除設定管理テーブル53に記憶されている「解除項目」を抽出し、解除項目設定画面に表示する。
従って、例えば、ブラック(K)トナーのみに関連するTONER LOW通知を検知した場合には、解除項目「DENSITY」と「TONER SAVE」を順次表示するモノクロ用解除項目設定画面を表示パネル10に表示する。一方、ブラック(K)以外のトナーに関連するTONER LOW通知を検知した場合には、解除項目「DENSITY」、「TONER SAVE」の他に、解除項目「AUTO REGIST」、「OUTPUT COLOR」も表示可能なカラー用解除項目設定画面を表示パネル10に表示する。
よって、第5実施形態のプリンタ4Dによれば、第1実施形態の作用効果に加え、TONER LOWと検知されたトナーの色によって、解除項目設定画面の内容を変更するので(図37のS111〜S113参照)、トナーの色に適した解除項目設定画面を表示することができる。
尚、第5実施形態では、図37のS111〜S113が「表示制御手段」の一例になり得る。
尚、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、印刷材の一例としてトナーを使用するレーザプリンタを画像形成装置の一例に挙げたが、印刷材の一例としてインクを使用するインクジェットプリンタを画像形成装置の一例としてもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限らず、複合機、ファクシミリ装置、コピー機などであってもよい。
(2)例えば、上記実施形態では、通信手段の一例としてLANを挙げたが、USBケーブルなどプリンタ4とパソコン2を1対1でつなぐものを通信手段としてもよい。また、通信手段は、無線LANであってもよい。
(3)例えば、上記第1実施形態では、パソコン2にパスワード記憶手段73を設けたが、パスワード入力時に、パソコン2がプリンタ4にパスワードの問い合わせをし、プリンタ4からパソコン2へ送られてきたパスワードに入力されたパスワードが一致するかによって、権限認証を行ってもよい。また、権限認証は、パスワードにかぎらず、ICチップや生体認証などであってもよい。
(4)上記第1,第4実施形態では、操作ボタン9を操作して解除項目を設定する場合に、パスワード認証したが、パスワード認証を行わずに解除項目画面を表示パネル10に表示して「解除項目」を設定できるようにしてもよい。また、解除項目のチェック欄と一緒にパラメータを設定する設定欄を表示パネル10に表示してもよい。
(5)上記第2実施形態では、「設定ロック機能」が「ON」に設定されていることを条件に、解除項目・パラメータ設定画面をパソコン2Aのディスプレイ68に表示したが、「設定ロック機能」が「ON」に設定されているか否かを確認せずに、解除項目・パラメータ設定画面をパソコン2Aのディスプレイ68に表示してもよい。