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JP4548474B2 - 電磁スイッチ - Google Patents
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本発明は、例えば、スタータのモータ回路に設けられる電気接点を開閉する電磁スイッチに関する。
従来技術として、特許文献1に記載された電磁スイッチが公知である。
この電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石によって磁化される固定鉄心と、磁化された固定鉄心に吸引されるプランジャ等を備え、このプランジャの動きに連動して、スタータのモータ回路に設けられるメイン接点を開閉する働きを有している。
この電磁スイッチに用いられる固定鉄心は、図10に示す様に、コア部100とディスク部110とに分割して設けられている。コア部100は、プランジャ(図示せず)に対向して配置されるベース部101と、このベース部101より反プランジャ方向(図示上方向)に突き出るボス部102とが一体に設けられている。一方、ディスク部110は、中央部に丸孔が形成された薄板111を複数枚積層して構成され、各薄板111の丸孔同士が連通して貫通孔112が形成されている。コア部100とディスク部110は、ボス部102を貫通孔112の内周に圧入して固定されている。
特表2002−524826号公報
ところが、特許文献1に記載された従来技術では、例えば、電磁スイッチの作動回数が極めて多くなる場合に、貫通孔112からボス部102が抜ける可能性がある。すなわち、ディスク部110を構成する各薄板111は、例えば、丸孔をプレスで打ち抜く場合に、各薄板111毎に丸孔の内径寸法にばらつきが生じたり、丸孔の形状が真円ではなく、多少いびつに形成されることがある。あるいは、丸孔をプレスで打ち抜いた時の剪断面が小さくなる(プレス方向の平面が不足する)場合もある。
これらの要因により、貫通孔112に圧入されるボス部102の圧入荷重が不足すると、プランジャがベース部101に吸着された状態で、そのプランジャに作用する戻し力(プランジャに組み込まれたドライブスプリングの反力)により、ボス部102がディスク部110の丸孔から抜ける恐れがあった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、ディスク部の貫通孔からコア部のボス部が抜けることなく、安定したコア部の保持を確保できる電磁スイッチを提供することにある。
(請求項の発明)
本発明は、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石によって磁化される固定鉄心と、磁化された固定鉄心に吸引される可動鉄心とを備え、この可動鉄心の動きに連動して電気接点を開閉する電磁スイッチであって、固定鉄心は、径方向の中央部に丸孔が形成された薄板を複数枚重ね合わせて構成され、各薄板の丸孔同士が板厚方向に連通して貫通孔が形成されたディスク部と、軸方向の一方の端面が可動鉄心に対向して配置されるベース部およびベース部の他方の端面より反可動鉄心方向に突き出るボス部を有するコア部とから成る。
ディスク部を構成する複数枚の薄板のうち、軸方向反ベース部側の最外層に配置される薄板を端薄板と呼ぶ時に、この端薄板は、板厚方向の一端側から他端側に向かって丸孔をプレスで打ち抜くことにより、板厚方向の一端側に開口する丸孔の内周角部に「プレスだれ」が形成され、且つ、「プレスだれ」が形成された端薄板の一端側がディスク部の軸方向反ベース部側に向けて配置され、コア部は、ボス部をディスク部の貫通孔に嵌合してディスク部に組み付けられると共に、ボス部の軸方向端部には、貫通孔の内周に近接する外周部の一部または全周にかしめ部が設けられ、このかしめ部が「プレスだれ」に乗り上げた状態でかしめられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、かしめ部が「プレスだれ」に乗り上げているので、ディスク部に使用される各薄板の出来栄えに係わらず、貫通孔からボス部が抜けることを防止できる。すなわち、薄板に形成される丸孔の内径寸法にばらつきが生じたり、丸孔の形状が真円ではなく、多少いびつに形成された場合、あるいは、プレスによる丸孔の剪断面が不足する場合でも、ディスク部に対してコア部を安定した状態で保持できる。その結果、電磁スイッチの作動回数が極めて多くなる場合でも、可動鉄心がベース部に吸着された状態で、可動鉄心に作用する戻し力によってボス部が貫通孔から抜けることはなく、安定したコア部の保持が可能となり、信頼性の高い電磁スイッチを提供できる。
(請求項の発明)
本発明は、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石によって磁化される固定鉄心と、磁化された固定鉄心に吸引される可動鉄心とを備え、この可動鉄心の動きに連動して電気接点を開閉する電磁スイッチであって、固定鉄心は、径方向の中央部に丸孔が形成された薄板を複数枚重ね合わせて構成され、各薄板の丸孔同士が板厚方向に連通して貫通孔が形成されたディスク部と、軸方向の一方の端面が可動鉄心に対向して配置されるベース部およびベース部の他方の端面より反可動鉄心方向に突き出るボス部を有するコア部とから成る。
ディスク部を構成する複数枚の薄板のうち、軸方向反ベース部側の最外層に配置される薄板を端薄板と呼ぶ時に、この端薄板は、板厚方向の一端側に開口する丸孔の内周角部に「面取り」が形成され、且つ、「面取り」が形成された端薄板の一端側がディスク部の軸方向反ベース部側に向けて配置され、コア部は、ボス部をディスク部の貫通孔に嵌合してディスク部に組み付けられると共に、ボス部の軸方向端部には、貫通孔の内周に近接する外周部の一部または全周にかしめ部が設けられ、このかしめ部が「面取り」に乗り上げた状態でかしめられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、かしめ部が「面取り」に乗り上げているので、ディスク部に使用される各薄板の出来栄えに係わらず、貫通孔からボス部が抜けることを防止できる。すなわち、薄板に形成される丸孔の内径寸法にばらつきが生じたり、丸孔の形状が真円ではなく、多少いびつに形成された場合、あるいは、プレスによる丸孔の剪断面が不足する場合でも、ディスク部に対してコア部を安定した状態で保持できる。その結果、電磁スイッチの作動回数が極めて多くなる場合でも、可動鉄心がベース部に吸着された状態で、可動鉄心に作用する戻し力によってボス部が貫通孔から抜けることはなく、安定したコア部の保持が可能となり、信頼性の高い電磁スイッチを提供できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1(a)は固定鉄心の平面図、同図(b)は固定鉄心の断面図、図5は電磁スイッチ1の断面図である。
本実施例の電磁スイッチ1は、スタータのモータ回路に設けられるメイン接点(後述する)を開閉する働きを有し、図5に示す様に、2本の端子ボルト2、3が固定される接点カバー4と、2本の端子ボルト2、3を介してモータ回路に接続される一組の固定接点5と、この一組の固定接点5間を断続する可動接点6と、この可動接点6を駆動するソレノイド(以下に説明する)等より構成される。
ソレノイドは、通電によって電磁石を形成する電磁コイル7と、電磁石により磁化される固定鉄心8と、電磁コイル7の内周にスリーブ9を介して挿入されるプランジャ10と、固定鉄心8とプランジャ10との間に配置されるリターンスプリング11と、可動接点6を支持するプランジャロッド12等より構成される。
電磁コイル7は、ボビン13に二層状態で巻線される吸引コイル7aと保持コイル7bとから成り、磁気回路の一部を形成するソレノイドケース14の内部に収納される。
固定鉄心8は、プランジャ10に対向してスリーブ9の内周に配置されるコア部80と、このコア部80を保持するディスク部81とに分割して形成され、ソレノイドケース14の内周に形成された段差にディスク部81の外径部が当接して位置決めされている。
プランジャ10は、リターンスプリング11によって反コア部方向(図5の左方向)に付勢され、電磁コイル7が非通電の時に、コア部80との間に所定のエアギャップが確保されている。
プランジャロッド12は、一方の端部がプランジャ10の端面に固定されて、プランジャ10と一体に可動する。プランジャロッド12の他方の端部は、固定鉄心8のコア部80に形成された中心孔を通り抜けて、接点カバー4の内側に形成される接点室15に入り込んでいる。
接点カバー4は、樹脂製であり、固定鉄心8のディスク部81との間にゴムパッキン16を挟んで配置され、ソレノイドケース14の端部にかしめ固定されている。
2本の端子ボルト2、3は、バッテリケーブル(図示せず)を介してモータ回路の高電位側(バッテリ側)に接続されるB端子ボルト2と、モータリード線(図示せず)を介してモータ回路の低電位側(モータ側)に接続されるM端子ボルト3であり、それぞれ、接点カバー4の内側に配置されるボルト頭部と一体に固定接点5が設けられている。
可動接点6は、接点室15に入り込んだプランジャロッド12の端部に絶縁部材17を介して支持されると共に、プランジャロッド12の外周に配置される接点圧スプリング18によってプランジャロッド12の先端方向(図5の右方向)へ付勢され、且つ、プランジャロッド12の先端部にかしめ固定されたワッシャ19により、プランジャロッド12から抜け止めされている。
メイン接点は、可動接点6と一組の固定接点5とで形成され、可動接点6が一組の固定接点5に当接して両固定接点5間が導通することにより閉状態となり、可動接点6が両固定接点5から離れて両固定接点5間の導通が遮断されることにより開状態となる。
続いて、本発明に係る固定鉄心8の構成について詳述する。
固定鉄心8は、上記の様に、コア部80とディスク部81とに分割して構成される。
ディスク部81は、同一形状を有する複数枚の薄板82を重ね合わせて、全体がかしめ固定されている。
薄板82は、図3(a)に示す様に、外周が円形を有し、且つ、径方向の中央部に丸孔82aがプレスで打ち抜かれたリング状を有している。図3(b)は、薄板82を径方向に切断した断面図である。
このディスク部81には、図1(a)に示す様に、各薄板82の丸孔82a同士が板厚方向に連通して形成される貫通孔81aと、電磁コイル7の端部をディスク部81の反コイル側〔図1(b)に示すディスク部81の右側〕へ引き出すための長孔81bが2か所形成されている。
コア部80は、軸方向の一方の端面がプランジャ10に対向して配置されるベース部80aと、このベース部80aの他方の端面より反プランジャ方向に突き出るボス部80bとが設けられている。このコア部80は、ボス部80bをディスク部81の貫通孔81aに圧入してディスク部81に組み付けられた後、更に、ボス部80bの軸方向端部の外周部をかしめてディスク部81に固定される。具体的には、図2に示す様に、貫通孔81aの内周に近接するボス部80bの外周部にかしめ部80cを設け、このかしめ部80cにより、ボス部80bの外径が拡大されて、ボス部80bが貫通孔81aに締まり嵌めされている。なお、図1(b)では、ボス部80bの径方向に対向する2カ所にかしめ部80cが設けられているが、図4に示す様に、ボス部80bの全周にかしめ部80cを設けても良い。
次に、電磁スイッチ1の作動を説明する。
始動スイッチ(図示せず)のオン操作により電磁コイル7に通電されると、電磁石が形成されて固定鉄心8が磁化されるため、固定鉄心8のコア部80とプランジャ10との間に吸引力が働き、プランジャ10がリターンスプリング11を押し縮めながらコア部80側(図5の右方向)へ移動する。このプランジャ10の移動により、プランジャロッド12が押し出されて、プランジャロッド12の端部に支持された可動接点6が一組の固定接点5に当接する。その後、プランジャ10は、接点圧スプリング18を押し縮めながら更に移動して、コア部80の端面(ベース部80aの一方の端面)に当接して停止する。
これにより、接点圧スプリング18の圧縮荷重が可動接点6に付与され、その可動接点6が一組の固定接点5に押し付けられることで、メイン接点が閉状態となり、バッテリからスタータモータへ給電される。
エンジン始動後、始動スイッチのオフ操作により、電磁コイル7への通電が停止して電磁石の吸引力が消滅すると、リターンスプリング11の反力でプランジャ10が反コア部方向へ押し戻されるため、可動接点6が一組の固定接点5から離れてメイン接点が開状態となり、スタータモータへの給電が停止される。
(実施例1の効果)
本実施例の固定鉄心8は、ボス部80bをディスク部81の貫通孔81aに圧入した後、貫通孔81aの内周に近接するボス部80bの外周部の一部または全周をかしめることにより、ボス部80bの外径の一部または全周が拡大されて、ボス部80bがディスク部81の貫通孔81aに締まり嵌めされている。
上記の構成によれば、ディスク部81に使用される各薄板82の出来栄えに係わらず、貫通孔81aからボス部80bが抜けることを防止できる。すなわち、薄板82に形成される丸孔82aの内径寸法にばらつきが生じたり、丸孔82aの形状が真円ではなく、多少いびつに形成された場合、あるいは、プレスによる丸孔82aの剪断面が不足する場合でも、ディスク部81の貫通孔81aに対するボス部80bの圧入荷重が不足することはない。
上記の結果、電磁スイッチ1の作動回数が極めて多くなる場合、例えば、エンジンの停止および再始動を自動制御するエンジン自動停止/再始動システム(一般にアイドリングストップ、エコランシステム等と呼ばれる)に用いられる場合でも、プランジャ10がベース部80aに吸着された状態で、プランジャ10に作用する戻し力〔プランジャ10に組み込まれたドライブスプリング20(図5参照)の反力〕によってボス部80bが貫通孔81aから抜けることはなく、安定したコア部80の保持が可能となり、信頼性の高い電磁スイッチ1を提供できる。
図6は固定鉄心8のかしめ部80cを示す拡大断面図である。
この実施例2に係る固定鉄心8は、コア部80に設けられるボス部80bの軸方向長さ(ベース部80aの他端面より反プランジャ方向に突き出る長さ)が、複数枚の薄板82を重ね合わせたディスク部81の軸方向の厚さより長く設けられており、ボス部80bをディスク部81の貫通孔81aに圧入した状態で、ボス部80bの先端部が貫通孔81aより突き出ている。この後(ボス部80bを貫通孔81aに圧入した後)、図6に示す様に、ボス部80bの外周部の一部または全周にかしめ部80cを設けて、このかしめ部80cを径方向の外側へ折り曲げている。
上記の構成では、かしめ部80cとベース部80aとの間にディスク部81を軸方向に挟み込んでいるので、貫通孔81aに圧入されるボス部80bの圧入荷重が多少不足する場合でも、ボス部80bが貫通孔81aから抜けることはなく、安定したコア部80の保持が可能であり、信頼性の高い電磁スイッチ1を提供できる。
図7は固定鉄心8のかしめ部80cを示す拡大断面図である。
ディスク部81に使用される各薄板82は、中央部の丸孔82aをプレスで加工する場合、丸孔82aの内周角部にR形状の「プレスだれ」が形成される。具体的には、図8(a)に示す様に、板厚方向の一端側(図示上側)から他端側に向かってパンチ21で丸孔82aを打ち抜くと、同図(b)に示す様に、板厚方向の一端側に開口する丸孔82aの内周角部に「プレスだれ」が形成される。
そこで、この実施例3では、ディスク部81を構成する複数枚の薄板82のうち、軸方向反ベース部側の最外層に配置される薄板82を端薄板82bと呼ぶ時に、この端薄板82bは、「プレスだれ」が形成された一端側がディスク部81の軸方向反ベース部側(図7に示すディスク部81の図示右側)に向けて配置される。
一方、コア部80は、ボス部80bをディスク部81の貫通孔81aに圧入してディスク部81に組み付けられた後、ボス部80bの軸方向端部には、図7に示す様に、貫通孔81aの内周に近接する外周部の一部または全周にかしめ部80cが設けられ、このかしめ部80cが、端薄板82bに形成された「プレスだれ」に乗り上げた状態でかしめられている。
この場合、ボス部80bの外径を径方向に拡大するだけでなく、かしめ部80cが「プレスだれ」に乗り上げることにより、ディスク部81に対して、かしめ力を軸方向に加えることもできるので、ボス部80bの抜け防止に有効である。
図9は固定鉄心8のかしめ部80cを示す拡大断面図である。
この実施例4は、実施例3に記載した端薄板82bに開口する丸孔82aの内周角部に「面取り」を設けた一例である。この端薄板82bは、例えば、板厚方向の一端側に「面取り」が形成され、その一端側がディスク部81の軸方向反ベース部側(図9に示すディスク部81の図示右側)に向けて配置される。
一方、コア部80は、ボス部80bをディスク部81の貫通孔81aに圧入してディスク部81に組み付けられた後、ボス部80bの軸方向端部には、図9に示す様に、貫通孔81aの内周に近接する外周部の一部または全周にかしめ部80cが設けられ、このかしめ部80cが、端薄板82bに形成された「面取り」に乗り上げた状態でかしめられている。本実施例においても、実施例3と同様に、ボス部80bの外径を径方向に拡大するだけでなく、かしめ部80cが「面取り」に乗り上げることにより、ディスク部81に対して、かしめ力を軸方向に加えることもできるので、ボス部80bの抜け防止に有効である。
(変形例)
実施例1では、コア部80とディスク部81とを組み付ける際に、ボス部80bをディスク部81の貫通孔81aに圧入する例を記載したが、必ずしも圧入する必要はなく、ボス部80bを貫通孔81aにすき間嵌めで嵌合した後、ボス部80bの外周部をかしめて固定することもできる。
実施例3または実施例4は、実施例1だけでなく、実施例2の構成と組み合わせて行うこともできる。
(a)固定鉄心の平面図、(b)固定鉄心の断面図である(実施例1)。 図1(b)に示すかしめ部の拡大断面図である。 (a)薄板の平面図、(b)薄板の断面図である。 固定鉄心の平面図である。 電磁スイッチの断面図である。 固定鉄心のかしめ部を示す拡大断面図である(実施例2)。 固定鉄心のかしめ部を示す拡大断面図である(実施例3)。 薄板の丸孔をプレスで打ち抜く場合の説明図である(実施例3)。 固定鉄心のかしめ部を示す拡大断面図である(実施例4)。 従来技術に係る固定鉄心の斜視図である。
符号の説明
1 電磁スイッチ
5 固定接点(電気接点)
6 可動接点(電気接点)
7 電磁コイル
8 固定鉄心
10 プランジャ(可動鉄心)
80 固定鉄心のコア部
80a コア部のベース部
80b コア部のボス部
80c ボス部のかしめ部
81 固定鉄心のディスク部
81a ディスク部の貫通孔
82 ディスク部を構成する薄板
82a 薄板に形成された丸孔

Claims (2)

  1. 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
    前記電磁石によって磁化される固定鉄心と、
    磁化された固定鉄心に吸引される可動鉄心とを備え、
    この可動鉄心の動きに連動して電気接点を開閉する電磁スイッチであって、
    前記固定鉄心は、径方向の中央部に丸孔が形成された薄板を複数枚重ね合わせて構成され、各薄板の丸孔同士が板厚方向に連通して貫通孔が形成されたディスク部と、軸方向の一方の端面が前記可動鉄心に対向して配置されるベース部および前記ベース部の他方の端面より反可動鉄心方向に突き出るボス部を有するコア部とから成り、
    前記ディスク部を構成する複数枚の薄板のうち、軸方向反ベース部側の最外層に配置される薄板を端薄板と呼ぶ時に、この端薄板は、板厚方向の一端側から他端側に向かって前記丸孔をプレスで打ち抜くことにより、板厚方向の一端側に開口する前記丸孔の内周角部に「プレスだれ」が形成され、且つ、前記「プレスだれ」が形成された前記端薄板の一端側が前記ディスク部の軸方向反ベース部側に向けて配置され、
    前記コア部は、前記ボス部を前記ディスク部の貫通孔に嵌合して前記ディスク部に組み付けられると共に、前記ボス部の軸方向端部には、前記貫通孔の内周に近接する外周部の一部または全周にかしめ部が設けられ、このかしめ部が前記「プレスだれ」に乗り上げた状態でかしめられていることを特徴とする電磁スイッチ。
  2. 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
    前記電磁石によって磁化される固定鉄心と、
    磁化された固定鉄心に吸引される可動鉄心とを備え、
    この可動鉄心の動きに連動して電気接点を開閉する電磁スイッチであって、
    前記固定鉄心は、径方向の中央部に丸孔が形成された薄板を複数枚重ね合わせて構成され、各薄板の丸孔同士が板厚方向に連通して貫通孔が形成されたディスク部と、軸方向の一方の端面が前記可動鉄心に対向して配置されるベース部および前記ベース部の他方の端面より反可動鉄心方向に突き出るボス部を有するコア部とから成り、
    前記ディスク部を構成する複数枚の薄板のうち、軸方向反ベース部側の最外層に配置される薄板を端薄板と呼ぶ時に、この端薄板は、板厚方向の一端側に開口する前記丸孔の内周角部に「面取り」が形成され、且つ、前記「面取り」が形成された前記端薄板の一端側が前記ディスク部の軸方向反ベース部側に向けて配置され、
    前記コア部は、前記ボス部を前記ディスク部の貫通孔に嵌合して前記ディスク部に組み付けられると共に、前記ボス部の軸方向端部には、前記貫通孔の内周に近接する外周部の一部または全周にかしめ部が設けられ、このかしめ部が前記「面取り」に乗り上げた状態でかしめられていることを特徴とする電磁スイッチ。
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