JP4549500B2 - Equipment for supplying shredder dust to a reverberatory furnace - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種廃棄物等を破砕したシュレッダーダストを焼却処理するに際して、このシュレッダーダストを鉱材製錬用の反射炉に供給することにより燃焼させるための反射炉へのシュレッダーダストの供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年日本では、産業廃棄物の処理が重大な社会問題となっている。廃棄物を埋め立てることは、土地面積が限られているために現在では厳しく禁じられており、かつダイオキシンを生成しないために、焼却方法も規制されている。このような状況で、ダイオキシンを生じることなく、銅、金、銀、及びパラジウムといった種々の金属を回収するために、本発明の発明者らは、反射炉にて自動車のシュレッダーダストを処理することを試みている。ここで、シュレッダーダストは、鉄およびアルミニウムを回収するために廃自動車を破砕することにより生成した粗材料(fluff materials)の総称であり、チップ化されたタイヤよりも燃焼させやすく、かつ有価金属を含んでいるために、このような試みにおいてもシュレッダーダストの処理率が向上してきている。
【0003】
図9は、このような試みにおける概略のフローシートを示すものである。このフローシートにおいて、反射炉1は鉱材製錬用、特に銅精鉱製錬用のグリーンチャージ方式の反射炉であり、自動車のシュレッダーダストといった産業廃棄物は、製錬所のストックヤード2にて貯蔵され、フィードホッパー3からベルトコンベヤ4により反射炉1に搬送され、かつパイプシュート等の供給管により反射炉1内に装填されて、銅精鉱とともにこの反射炉1にて処理される。また、この反射炉1には、酸素プラント5から酸素富化空気が供給される。
【0004】
さらに、反射炉1からの排ガスは、熱を回収するための廃熱ボイラー6により冷却され、電気集塵機7においてダストが回収された上で、ガス中のSO2が排脱石膏プラント8において石膏として回収される。なお、廃熱ボイラー6にて生成された蒸気は、発電装置9において電力を生成するために利用され、この発電量は、製錬所における総電力消費量の半分に等しい。一方、転炉造かん期には、乾燥鉱と酸素プラント5からの酸素とが転炉10に吹き込まれ、排ガスはボイラー11および電気集塵機12を介して硫酸プラント13へ送られる。また、転炉10から精製炉14を介して生成されたアノードは、電解精製工場15で電気銅になる。そして、この電解精製工場15では、金、銀、及びパラジウムが、アノードスライムとして回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような試みを続けるうちに、本発明の発明者らは、こうして反射炉1内でシュレッダーダストを燃焼させる際には解決すべき問題点があることに着目した。そのうちの一つは、反射炉1内で処理されるべきシュレッダーダストの量が、反射炉1から排出される排ガス量によって制限されることである。すなわち、反射炉1内は、この反射炉1内に直接に吹き込まれて燃焼させられるバーナーからの燃料による燃焼排ガスや、既に供給されたシュレッダーダストの燃焼で生じた排ガスにより、酸素不足の雰囲気となり、新たにシュレッダーダストを投入しても、これが容易に燃焼せずに反射炉1内に堆積するだけとなって処理されなくなるおそれが生じるのである。
【0006】
また、上述のようにシュレッダーダストは、製錬所のストックヤード2に貯蔵されてフィードホッパー3からベルトコンベア4により搬送され、パイプシュート等によって反射炉1に装填されて供給されることとなるが、例えばこのパイプシュートを反射炉1の天井部に立設してシュレッダーダストをただ単に投入するようにしただけでは、排ガス量が増大して反射炉1内の負圧状態が十分に維持されなくなったりした場合、このパイプシュートを通って炉内の排ガスや燃焼ガスが吹き出すおそれがある。このため、このようなパイプシュートには例えばダブルダンパを設けるなどして、シュレッダーダストを供給する際でも炉内のガスが外に吹き出さないようにシール性を確保しなければならず、シュレッダーダストの供給操作が煩雑となるのは勿論のこと、連続的な供給が困難となってやはりシュレッダーダストの処理量が制限される結果となる。
【0007】
本発明は、このような背景の下になされたもので、上述のように鉱材製錬用の反射炉にシュレッダーダストを供給して燃焼させようとしたときに、シール性を確保し、なおかつシュレッダーダストを確実に燃焼させ、この処理量の増大を図ることが可能な反射炉へのシュレッダーダストの供給装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、鉱材製錬用の反射炉にシュレッダーダストを供給して燃焼させるための反射炉へのシュレッダーダストの供給装置であって、上記反射炉の天井部に該反射炉内部に連通する供給管を立設し、この供給管から上記シュレッダーダストを供給可能とするとともに、この供給管にはさらに酸素富化空気を供給して上記反射炉内部に吹き込み可能としたことを特徴とする。従って、このような構成の供給装置によれば、供給管からシュレッダーダストとともに酸素富化空気が炉内に供給されるので、反射炉内が酸素不足の雰囲気であっても供給されたシュレッダーダストを確実に燃焼させることが可能となるとともに、こうして酸素富化空気が吹き込まれることにより、シュレッダーダストを供給する際でも供給管をシールすることができ、この供給管を介して炉内のガスが吹き出すのを防ぐことができる。
【0009】
ここで、このようにシュレッダーダストとともに酸素富化空気を供給管から炉内に供給する場合、例えばこれらを初めから1本の供給管でまとめて供給しようとすると、万一この供給管内でシュレッダーダストが詰まりを生じたときには酸素富化空気の供給も妨げられてシール性が損なわれるおそれがあるので、上記供給管を途中で分岐させて、その一方から上記シュレッダーダストを供給するとともに、他方から上記酸素富化空気を吹き込むようにするのが望ましい。また、このように供給管を分岐させた場合には、分岐した上記供給管の他方に該供給管よりも小径の吹き込み管を挿入して、その先端をこの供給管が分岐する部分の近傍に位置させ、上記酸素富化空気をこの吹き込み管から吹き込むことにより、シュレッダーダストが供給される分岐した上記供給管の一方に負圧を生じさせることができて、この供給管の一方における上述のシュレッダーダストの詰まり自体を防ぐことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1ないし図8は本発明の一実施形態を示すものであって、この実施形態は、本発明を銅精鉱製錬用のグリーンチャージ方式の反射炉21に適用したものである。本実施形態においては、図1に示すように2つの反射炉21,21が並列に配設されており、これらの反射炉21,21の天井部21aには8つずつの装填ポート22…が設けられていて、これらの装填ポート22…のそれぞれに図2に示すような本実施形態のシュレッダーダストの供給装置23が設けられている。
ここで、この反射炉21は、図1および図3ないし図5に示すように平面視に略長方形状をなす概略箱形を呈しており、その長手方向一端側(図1においては下側、図3、図4においては右側)はバーナー側とされていて、この長手方向一端側の壁部21bにはバーナー装入用の窓部21cが多数形成されるとともに、長手方向他端側(図1においては上側、図3、図4においては左側)の壁部21dには、1つの反射炉21に対して2つずつのボイラー24,24が連結されている。なお、この反射炉21の天井部21aの上記バーナー側には、図示されない複数の銅鉱石投入用のホッパーが該反射炉21の長手方向に延びる壁部21e,21eに沿って並ぶように配設されている。
【0011】
また、各反射炉21の天井部21aは、バーナー側とされる上記長手方向一端側の略半分程度が図3に示すように他端側よりも僅かに盛り上がるように形成されており、この一端側の盛り上がった部分に上記8つの装填ポート22…が配設されている。これらの装填ポート22…は、本実施形態では平面視に反射炉21の幅方向(図1、図5においては左右方向、図4においては上下方向)の中心線Oの周辺に、該中心線Oを間にして互いに反対側に同数の4つずつ、それぞれの側でこの中心線Oに平行な列をなすように2列に並べられて配設されており、各列の装填ポート22A…,22B…の中心を結んだ直線と上記中心線Oとの間隔は互いに等しくされている。
【0012】
また、各列ごとの4つの装填ポート22A…,22B…は中心線O方向すなわち上記長手方向に等間隔に配設されるとともに、列同士の間でも中心線O方向に隣接する装填ポート22,22同士の間隔が互いに等しくされており、しかも中心線O方向において、一方の列の隣接する装填ポート22,22間の中央に他方の列の1の装填ポート22が位置するようにされていて、すなわち、両列で中心線O方向に装填ポート22Aと装填ポート22Bとが交互に並んだ千鳥状の配置とされている。なお、天井部21aのこれら装填ポート22…が設けられる部分は水冷銅ジャケット構造とされている。
【0013】
このように配置された装填ポート22…のそれぞれに設けられる本実施形態の上記供給装置23は、図2に示すように下端が上記装填ポート22に連結されて反射炉21内に開口し、かつ鉛直上向きに延びるように天井部21aに立設された供給管25を備えるものであり、より詳細には図6ないし図8に示すように、鉛直方向に延びる上記供給管25の途中から該供給管25と同径の分岐管26が斜め上向きに延びるように分岐させられるとともに、供給管25内にはその上端部から同軸に、該供給管25よりも小径の吹き込み管27が挿入された構成とされている。また、分岐管26の上端部には着脱自在な差込ダンパーを介してホッパー28が設けられる一方、吹き込み管27が挿入される供給管25の上端部は、この吹き込み管27の周りが蓋体29によって封止されていて、この蓋体29には耐熱ガラス製の覗き窓29aと通常は閉塞される点検口29bとが設けられている。
【0014】
ここで、これらの装填ポート22…に取り付けられる上記供給装置23…のうち、上記一方の列の4つの装填ポート22A…に取り付けられる供給装置23A…にあっては、図7に示すように短い上記分岐管26が、供給管25の上端部寄りの位置から上記中心線Oに直交する平面に沿って該中心線Oから離れる方向に斜め上向きに分岐させられている。その一方で、これら一方の列の装填ポート22A…とは中心線Oを挟んで反対側の他方の列の装填ポート22B…に取り付けられる供給装置23B…にあっては、図8に示すように長い分岐管26が、供給管25の下端部寄りの位置からやはり中心線Oに直交する平面に沿って上記供給装置23Aの分岐管26と等しい傾斜角で平行に、かつ平面視において中心線Oを越えて上記一方の供給装置23A…側に延びるように、斜め上向きに分岐させられている(なお、図2においては説明のため、両供給装置23A,23Bで分岐管26の傾斜角が異なるように示されている。)。
【0015】
そして、このように分岐管26の長さと供給管25からの分岐位置が相違させられることにより、これらの供給装置23A…,23B…においては、上記幅方向の装填ポート22A,22Bの位置、すなわち供給管25の位置が異なるにも拘わらず、そのホッパー28…は図6に示されるようにこの幅方向の位置が一致させられるとともにその高さも同じくされて、中心線Oに平行な一直線上に供給装置23A…,23B…で交互に配設されている。さらに、こうして一直線上に配設された供給装置23A…,23B…のホッパー28…の直上には、上記中心線Oに平行に延びるシャトルコンベア30が配設されていて、分岐管26の上記差込ダンパーを取り外した状態で、図1に示すようにフィードホッパー31(図9におけるフィードホッパー3に相当)からベルトコンベア32(同じく図9におけるベルトコンベア4に相当)を介して搬送されたシュレッダーダストが、このシャトルコンベア30から各供給装置23…のホッパー28に投入されることにより、分岐管26を介して供給管25から反射炉21内に供給可能とされている。
【0016】
一方、上記供給管25の上端部から蓋体29を通して該供給管25内に挿入される上記吹き込み管27は、その下端がこの供給管25内において上記分岐管26との分岐部分に達するようにされており、すなわち分岐管26が供給管25の上端部寄りの位置から分岐する上記一方の供給装置23Aにあっては、供給管25上端部からの吹き込み管27の挿入深さも浅くされる一方、分岐管26が供給管25の下端部寄りから分岐する上記他方の供給装置23Bにあっては、吹き込み管27の挿入深さも深くされ、いずれもその下端が、供給管25の分岐管26との分岐部分に形成される開口部の略中央の高さに位置するようにされている。
そして、各供給装置23A…,23B…の吹き込み管27の上端部は、それぞれ蓋体29から突き出たところで水平方向に折り曲げられて一段大径の給気管33に連結されており、この給気管33は、例えば図9における酸素プラント5のような図示されない酸素富化空気の供給源に接続されていて、所定の濃度および圧力の酸素富化空気がこの給気管33を介して吹き込み管27から噴出させられ、分岐管26を通して供給されたシュレッダーダストとともに反射炉21内部に吹き込み可能とされている。なお、反射炉21の天井部21aの上方には間隔を開けて作業フロア34が敷設されていて、この作業フロア34は本実施形態では反射炉21からの熱を遮断するための水冷プレートを備えており、上記供給管25および分岐管26の上端部はこの作業フロア34の上に突き出されている。
【0017】
従って、このように構成された反射炉21へのシュレッダーダストの供給装置23においては、反射炉21の天井部21aに装填ポート22を介して立設された供給管25から、上記分岐管26を介して投入されるシュレッダーダストとともに、吹き込み管27から吹き込まれる酸素富化空気が反射炉21内に供給されるので、シュレッダーダストは一緒に供給された酸素富化空気によって燃えながら反射炉21内に投入されることとなり、たとえ該反射炉21内が酸素不足の雰囲気となっていても、供給されたシュレッダーダストを高温で確実に燃焼させることができる。このため、廃棄自動車等のシュレッダーダストを、ダイオキシン等の有害物質を生成することなく確実に処理することが可能となるとともに、その燃焼熱を有効に鉱材(銅鉱石)の製錬に利用することができる。
【0018】
また、このようにしてシュレッダーダストを酸素富化空気とともに反射炉21内に供給することにより、このシュレッダーダストが供給される反射炉21の天井部21aの装填ポート22や供給管25を酸素富化空気の吹き込み圧力によってシールすることができるので、やはり反射炉21内における炉内圧が変動して反射炉21内の負圧状態が十分に維持されなくなったりしても、上記装填ポート22から供給管25を通して反射炉21内の高温のガスが吹き出したりするのを防ぐことができる。このため、従来のシュートパイプのようにダブルダンパを設けたりせずとも、このような高温ガスの吹き出しによって例えばシャトルコンベア30のコンベアベルトが燃えてしまったりするような事態が生じるのを防止することができ、連続的なシュレッダーダストの供給を図ることができる。従って、上記構成の供給装置23によれば、これらのようにシール性を確保し、なおかつシュレッダーダストを確実に燃焼させることが可能となって、安定的かつ効率的なシュレッダーダストの処理を促すことができる。
【0019】
ところで、このように供給管25を介してシュレッダーダストと酸素富化空気とを反射炉21内に供給するに際しては、例えば本実施形態のような分岐管26を備えない1本の供給管にシュレッダーダストを装填して酸素富化空気により圧送するような手段も考えられるが、そのような手段では、万一この1本の供給管内でシュレッダーダストが詰まりを生じると、酸素富化空気の供給も妨げられてこの酸素富化空気による上述のシール性が損なわれるおそれがある。しかるに、これに対して本実施形態の供給装置23では、この供給管25を途中で分岐させて上記分岐管26を設け、この分岐管26からシュレッダーダストを供給する一方、酸素富化空気は供給管25の上端部側から供給するようにしており、従って分岐管26内でシュレッダーダストが詰まりを生じても酸素富化空気の供給が遮られることはなく、少なくともシール性は確保して反射炉21内からの高温のガスの吹き出しは確実に防止することが可能となる。
【0020】
また、本実施形態の供給装置23においては、こうして供給管25の上端部側から酸素富化空気を供給するに際して、この供給管25内に小径の吹き込み管27を挿入してその先端(下端)を供給管25の分岐管26との接続部分に位置させ、この吹き込み管27から酸素富化空気を所定の圧力で供給管25内に吹き込んで反射炉21に供給するようにしている。従って、このように構成することにより、上記分岐管26内は、吹き込み管27から吹き込まれる酸素富化空気によって供給管25との接続部分側が負圧状態となるので、上記ホッパー28からこの分岐管26内に投入されたシュレッダーダストは供給管26側に引き込まれるようにして給送されることとなり、これによって上述のようなシュレッダーダストの詰まり自体が生じるのを防いで、確実かつ円滑なシュレッダーダストの供給を図ることが可能となる。
【0021】
一方、本発明では上述のように反射炉においてシュレッダーダストを燃焼させる場合に、反射炉内で処理されるべきシュレッダーダストの処理量が反射炉から排出される排ガス量によって制限されるという問題点に鑑みて、これを解消するために上記実施形態の供給装置23を提供しているが、上述のような場合には、上記問題点の他にも解決すべき問題点が生じる。それは、反射炉にシュレッダーダストを供給したときにシュレッダーダストに燃え残りが生じると、この未燃焼シュレッダーダストが反射炉内に残って小さな丘状部が形成されてしまうことであり、このような丘状部が大きくなると、反射炉の天井部との間隔は小さくなるため、その上に新たなシュレッダーダストが供給されて燃焼させられたときに、燃焼の火炎が直上の装填ポートから反射炉外に吹き出して、やはりコンベアベルトを燃やしてしまったりするおそれがあるとともに、特にこの大きな丘状部が反射炉内のバーナー側に形成されてしまうとバーナーによる燃焼が遮られてしまうので、シュレッダーダストの燃焼熱は勿論、バーナーの燃焼熱も銅鉱石の熔解に有効に利用することができなくなるおそれが生じる。
【0022】
しかるに、これに対して本実施形態の供給装置23では、上述のように酸素富化空気の供給によってシュレッダーダストを燃え残りを生じることなく確実に燃焼させるとともに、炉内をシールすることにより火炎の吹き出しをも防止するようにしているが、これに加えて本実施形態に係わる上記反射炉21では、その天井部21aにおいて上記供給装置23が配設される装填ポート22を、反射炉21のバーナーが装入される壁部21bから該反射炉21の長手方向、すなわちこのバーナーによる燃焼方向に向けて千鳥状に複数配設しており、これによって反射炉21内に上述のような大きな丘状部が形成されるのを防いで、装填ポート22…から火炎が吹き出したりバーナーによる燃焼が遮られたりするのを防ぐことができる。すなわち、このように装填ポート22…を千鳥状に配設することにより、各装填ポート22間の間隔は、例えばこれを格子状に配設した場合などに比べて大きくなるため、丘状部が形成されてもこれが大きくなるのを防ぐことができ、従って天井部21aとの間隔を維持して火炎の吹き出しを防ぐとともにバーナーの燃焼を反射炉1内の奥まで行き渡らせて銅鉱石を熔解させ、またシュレッダーダストの燃焼熱を有効に利用することが可能となる。
【0023】
また、この本実施形態に係わる反射炉21においては、その天井部21aが、上記バーナー側とされる該反射炉21の長手方向一端側の部分が他端側よりも盛り上がるように形成されていて、この盛り上がった部分に上記装填ポート22…が千鳥状に配設されている。従って、たとえ上述のように丘状部が形成されたとしても、この丘状部と天井部21aとの間の間隔は十分に確保することができるので、火炎の吹き出しを一層確実に防止することが可能となる。
【0024】
さらに、この実施形態に係わる反射炉21では、このように千鳥状に配設された装填ポート22…のうち、反射炉21の中心線Oに平行な一方の列の装填ポート22A…に取り付けられる供給装置23A…にあっては、その供給管25の上端部寄りの位置から短い分岐管26が分岐させられる一方、他方の列の装填ポート22B…に取り付けられる供給装置23B…では、その供給管25の下端部寄りの位置から長い分岐管26が上記供給装置23の分岐管26と平行に分岐させられており、上記装填ポート22A…,22B…が千鳥状に配置されているにも拘わらず、シュレッダーダストが供給される分岐管26…の上端位置は、高さおよび上記幅方向の位置とも一致させられて、上記ホッパー28…が1列に並ぶようにされている。従って、この反射炉21においては、これらのホッパー28…から分岐管26…を介して各供給装置23A…,23B…の供給管25…にシュレッダーダストを供給する上記シャトルコンベア30も1系列でよく、装填ポート22…を複数列の千鳥状にしたために複数系列のシャトルコンベア30が必要となったりすることがなく、経済的かつ効率的である。
【0025】
なお、この反射炉21においては、装填ポート22…を2列の千鳥状に配列しているが、当該反射炉21の大きさなどによってはこの装填ポート22…を3列以上の複数列の千鳥状に配設するようにしてもよい。また、上述のように各列の供給装置23A…,23B…において分岐管26の供給管25からの分岐位置を異なるようにして分岐管26の傾斜角は等しくする代わりに、図2に示されたように分岐管26の傾斜角を異なるようにしたり、分岐位置と傾斜角の双方を異なるようにしたりしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、鉱材製錬用の反射炉にシュレッダーダストを供給して燃焼させるに際して、このシュレッダーダストを酸素富化空気とともに反射炉内に供給することにより、反射炉内がその排ガス量の増大によって案祖不足の雰囲気であっても供給されたシュレッダーダストを確実に燃焼させることができるとともに、この酸素富化空気が吹き込まれることによって反射炉をシールすることができるので、炉内の排ガスが吹き出すのを防ぐことができる。
従って、この反射炉内の排ガス量に関わらず、シュレッダーダストの処理量の増大を図ることができ、これにより、安定的かつ効率的なシュレッダーダストの処理を促してその燃焼熱を鉱材の製錬に有効に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる反射炉21の概略を示す平面図である。
【図2】 本発明の一実施形態の供給装置23の概略を示す、図1における矢線A方向視の側面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係わる反射炉21の詳細を示す側断面図である。
【図4】 図3に示す反射炉21の平断面図である(ただし、中心線Oより下側は図3におけるBB断面を示す。)
【図5】 図3におけるCC半断面図である。
【図6】 本発明の一実施形態の供給装置23…部分の詳細を示す平面図である。
【図7】 図6におけるDD断面図である。
【図8】 図6におけるEE断面図である。
【図9】 銅精鉱製錬用の反射炉1にシュレッダーダストを供給する試みのフローシートである。
【符号の説明】
21 反射炉
21a 反射炉21の天井部
22(22A,22B) 装填ポート
23(23A,23B) 供給装置
25 供給管
26 分岐管
27 吹き込み管
O 反射炉21の幅方向の中心線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for supplying shredder dust to a reflection furnace for burning the shredder dust obtained by pulverizing various wastes by supplying the shredder dust to a reflection furnace for smelting of minerals. Is.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the disposal of industrial waste has become a serious social problem in Japan. Landfilling of waste is now strictly prohibited due to the limited land area, and incineration methods are also restricted in order not to produce dioxins. Under these circumstances, in order to recover various metals such as copper, gold, silver, and palladium without producing dioxins, the inventors of the present invention treat automobile shredder dust in a reflection furnace. Are trying. Here, shredder dust is a general term for fluff materials generated by crushing scrap automobiles to recover iron and aluminum. It is easier to burn than chipped tires, and valuable metals are used. Therefore, even in such an attempt, the treatment rate of shredder dust has been improved.
[0003]
FIG. 9 shows a schematic flow sheet in such an attempt. In this flow sheet, the reflection furnace 1 is a green charge type reflection furnace for smelting of minerals, particularly for copper concentrate smelting, and industrial waste such as automobile shredder dust is put into the
[0004]
Further, the exhaust gas from the reflection furnace 1 is cooled by a waste heat boiler 6 for recovering heat, and dust is recovered in an electric dust collector 7, and SO 2 in the gas is converted into gypsum in the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, while continuing such attempts, the inventors of the present invention have noted that there is a problem to be solved when burning shredder dust in the reflection furnace 1 in this way. One of them is that the amount of shredder dust to be processed in the reflection furnace 1 is limited by the amount of exhaust gas discharged from the reflection furnace 1. That is, the inside of the reflection furnace 1 becomes an oxygen-deficient atmosphere due to the combustion exhaust gas from the burner directly blown into the reflection furnace 1 and burned, or the exhaust gas generated by the combustion of the shredder dust already supplied. Even if new shredder dust is introduced, it does not easily burn but accumulates in the reflection furnace 1 and may not be processed.
[0006]
Further, as described above, the shredder dust is stored in the
[0007]
The present invention was made under such a background, and as mentioned above, when supplying shredder dust to a reverberating furnace for smelting minerals and trying to burn it, it ensures sealing performance, and An object of the present invention is to provide an apparatus for supplying shredder dust to a reflection furnace capable of reliably burning shredder dust and increasing the amount of processing.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems and achieve such an object, the present invention provides a shredder dust supply device for a reflection furnace for supplying and burning a shredder dust to a reflection furnace for smelting ore smelting. In addition, a supply pipe communicating with the inside of the reflection furnace is erected on the ceiling of the reflection furnace so that the shredder dust can be supplied from the supply pipe, and oxygen-enriched air is further supplied to the supply pipe. Thus, it is possible to blow into the reflection furnace. Therefore, according to the supply device having such a configuration, since the oxygen-enriched air is supplied into the furnace together with the shredder dust from the supply pipe, the supplied shredder dust is removed even if the inside of the reflection furnace is an oxygen-deficient atmosphere. It is possible to surely burn, and thus the oxygen-enriched air is blown, so that the supply pipe can be sealed even when the shredder dust is supplied, and the gas in the furnace blows out through the supply pipe. Can be prevented.
[0009]
Here, when supplying oxygen-enriched air together with shredder dust from the supply pipe into the furnace in this way, for example, if these are to be supplied together from one supply pipe from the beginning, the shredder dust should be supplied within the supply pipe. When clogging occurs, the supply of oxygen-enriched air may be hindered and the sealing performance may be impaired. Therefore, the supply pipe is branched halfway to supply the shredder dust from one side and the other from the other side. It is desirable to blow in oxygen-enriched air. Further, when the supply pipe is branched in this way, a blowing pipe having a diameter smaller than that of the supply pipe is inserted into the other of the branched supply pipes, and the tip thereof is in the vicinity of the portion where the supply pipe branches. By positioning and blowing the oxygen-enriched air from the blowing pipe, a negative pressure can be generated in one of the branched supply pipes to which shredder dust is supplied, and the above-mentioned shredder in one of the supply pipes It becomes possible to prevent the clogging of dust itself.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIGS. 1 to 8 show an embodiment of the present invention. In this embodiment, the present invention is applied to a green charge
Here, as shown in FIG. 1 and FIG. 3 to FIG. 5, the
[0011]
Moreover, the
[0012]
In addition, the four
[0013]
The
[0014]
Among the
[0015]
Thus, by making the length of the
[0016]
On the other hand, the blowing
The upper ends of the blowing
[0017]
Therefore, in the shredder
[0018]
Further, by supplying the shredder dust together with the oxygen-enriched air into the
[0019]
By the way, when supplying the shredder dust and the oxygen-enriched air into the
[0020]
Further, in the
[0021]
On the other hand, in the present invention, when shredder dust is burned in the reflection furnace as described above, the amount of shredder dust to be processed in the reflection furnace is limited by the amount of exhaust gas discharged from the reflection furnace. In view of this, the
[0022]
However, in the
[0023]
Further, in the
[0024]
Further, the
[0025]
In the
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when supplying shredder dust to a reflecting furnace for smelting of minerals and burning it, the shredder dust is supplied into the reflecting furnace together with oxygen-enriched air, thereby reflecting. The shredder dust supplied can be surely combusted even in an atmosphere where the interior of the furnace is insufficient due to an increase in the amount of exhaust gas, and the reflection furnace can be sealed by blowing this oxygen-enriched air. Therefore, it is possible to prevent the exhaust gas in the furnace from being blown out.
Therefore, regardless of the amount of exhaust gas in the reverberatory furnace, it is possible to increase the amount of shredder dust treated, thereby promoting the stable and efficient treatment of shredder dust and using the combustion heat to produce minerals. It can be used effectively for smelting.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view schematically showing a
FIG. 2 is a side view showing the outline of a
FIG. 3 is a side sectional view showing details of a
4 is a cross-sectional plan view of the
FIG. 5 is a half sectional view of CC in FIG. 3;
FIG. 6 is a plan view showing details of the
7 is a DD sectional view in FIG. 6. FIG.
8 is a cross-sectional view taken along the line EE in FIG.
FIG. 9 is a flow sheet of an attempt to supply shredder dust to the reflection furnace 1 for copper concentrate smelting.
[Explanation of symbols]
21 Reflecting
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