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JP4553508B2 - 無線情報記憶装置 - Google Patents
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JP4553508B2 - 無線情報記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品等に貼付され、商品等を管理するために用いられる無線情報記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の無線情報記憶装置は、倉庫内の商品等や店頭に陳列されている商品等に取り付けられ、商品等に関する情報を記憶したり、情報を無線通信により送受信する。この様な無線情報記憶装置を多数の商品にそれぞれ取り付けておき、各無線情報記憶装置からそれぞれの情報を収集することにより、各商品の管理等を行う(例えば特開平9−104189号公報を参照)。
【0003】
図18は、従来の無線情報記憶装置を示す側面図である。この装置は、基台101と、基台101上に形成されたアンテナ102と、情報を記憶するメモリ及び無線通信装置を内蔵する集積回路チップ(以下ICチップと称す)103とを備えている。アンテナ102及びICチップ103上には、保護紙104を被せている。また、基台101の下面に接着剤層105を塗布し、この接着剤層105に台紙106を重ね合わせている。台紙106には、油脂等が塗布されており、台紙106を接着剤層105から容易に剥がすことができる。
【0004】
この様な無線情報記憶装置を商品等に取り付けるには、台紙106を剥がしてから、基台101の接着剤層105を商品等に押し付けて、装置本体を貼り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、商品等を受け渡すときには、無線情報記憶装置を取り外す必要がある。このため、無線情報記憶装置を接着剤やワイヤー等により取り付けて、その取り外しを容易にしている。しかしながら、その取り外しが容易なために、無線情報記憶装置が不用意に脱落し易い。それにもかかわらず、従来は、この脱落を検出しておらず、脱落した装置をそのまま放置することが多かった。
【0006】
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、商品等から脱落したときに、これを検出することが可能な無線情報記憶装置を提供することを目的とする。
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、情報を記憶する記憶手段と、情報を記憶手段から読み出して送信する無線通信手段とを備える無線情報記憶装置において、無線情報記憶装置本体の外壁面に付着した導電性接着剤と、導電性接着剤との接点を有し、この接点の電位変化を検出する検出手段とを備え、記憶手段は、検出手段により検出された電位変化に応じて、情報を書き換えている。
また、本発明においては、前記無線通信手段は、前記記憶手段の情報が書き換えられると、書き換えられた情報を送信している。
【0008】
この様な構成の本発明によれば、導電性接着剤が無線情報記憶装置本体の外壁面に付着しているので、導電性接着剤を商品等の対象物に押し付けて、無線情報記憶装置本体を対象物に貼り付けることができる。また、導電性接着剤を通じて、検出手段と導電性接着剤との接点の電位を設定することができる。対象物からの無線情報記憶装置本体の脱落により、導電性接着剤が対象物側に付着して検出手段との接点から離れると、この接点の電位が変化する。記憶手段は、この接点の電位変化に応じて、記憶手段内の情報を書き換える。従って、記憶手段内の情報は、無線情報記憶装置本体が対象物から脱落したか否かを示す。記憶手段内の情報は、無線通信手段により送信されるので、この情報を受信すれば、無線情報記憶装置本体が脱落したか否かを知ることができる。
【0009】
また、本発明においては、無線情報記憶装置本体の外壁面は、記憶手段、無線通信手段、及び検出手段を封止した合成樹脂の外壁面である。
【0010】
この合成樹脂により、記憶手段、無線通信手段、及び検出手段を強固に一体化することができる。
【0011】
更に、本発明においては、導電性接着剤及び非導電性接着剤を無線情報記憶装置本体の外壁面のそれぞれの領域に付着させている。
【0012】
この場合、接着力が非導電性接着剤により補われるので、導電性接着剤の面積を小さくすることができる。これにより、導電性接着剤が無線情報記憶装置本体から剥がれて対象物側に付着し易くなり、検出手段の接点が導電性接着剤から確実に離れる。
【0013】
また、本発明においては、導電性接着剤は、無線情報記憶装置本体の外壁面に直接付着した第1導電性接着剤層と、第1導電性接着剤層に積層され、第1導電性接着剤層よりも強い接着力を有する第2導電性接着剤層とを備えている。
【0014】
この様な2層構造の導電性接着剤を対象物に押し付けて、無線情報記憶装置本体を対象物に貼り付けると、弱い接着力の第1導電性接着剤層が無線情報記憶装置本体に接し、強い接着力の第2導電性接着剤層が対象物に接する。このため、無線情報記憶装置本体が対象物から脱落したときには、第1導電性接着剤層が無線情報記憶装置本体から剥がれ、第1及び第2導電性接着層が対象物側に付着する。これにより、検出手段の接点が導電性接着剤から確実に離れる。
【0015】
更に、本発明においては、無線情報記憶装置本体の外壁面の材質は、該外壁面と導電性接着剤間の接着力を弱めるものである。
【0016】
この様に無線情報記憶装置本体の外壁面と導電性接着剤間の接着力が弱い場合も、無線情報記憶装置本体が対象物から脱落したときに、導電性接着剤が無線情報記憶装置本体から剥がれて対象物側に付着し、検出手段の接点が導電性接着剤から確実に離れる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を貼付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の無線情報記憶装置の第1実施形態を示す側面図である。本実施形態の無線情報記憶装置10では、基台11と、基台11上に形成されたアンテナ12と、集積回路チップ(以下ICチップと称す)13とを備え、基台11の下面に導電性接着剤層14を塗布している。また、ICチップ13から一対のライン17、18を導出し、各ライン17、18を導電性接着剤層14に接触させている。
【0023】
ICチップ13は、図2に示す様にメモリ5と、メモリ5に対する情報の書き込み及び読み出し制御を行うメモリ制御部6と、情報をアンテナ12を通じて送受する無線通信制御部7と、電力ライン9を通じて各部へと電力を供給する電源8とを備えている。
【0024】
メモリ制御部6は、図3に示す様な検出部16を含む。検出部16では、一方のライン17を接地し、他方のライン18をプルアップ抵抗19に接続し、プルアップ抵抗19に所定の電圧Vを印加している。ここでは、各ライン17、18が導電性接着剤層14を通じて接続されいるので、ライン18が接地電位となる。このライン18の接地電位に応じて、メモリ制御部6は、メモリ5内の所定のビットBtを初期値の「0」に設定する。また、メモリ5には、ビットBtの他に、IDタグコードやカウンタ値等を記憶しており、カウンタ値を初期値の「0」に設定している。
【0025】
さて、基台11の導電性接着剤層14を商品等の対象物に押し付けて、無線情報記憶装置10を対象物に貼り付ける。このとき、メモリ5内のビットBtは、初期値の「0」である。
【0026】
この後に何等かの原因により、無線情報記憶装置10が対象物から脱落し、これに伴って導電性接着剤層14が基台11から剥がれて対象物側に付着し、図4に示す様に導電性接着剤層14が各ライン17、18から離れて、各ライン17、18間が切断されると、ライン18の電位がプルアップ抵抗19を通じて上昇される。このときのライン18の電位に応じて、メモリ制御部6は、メモリ5内のビットBtを値「1」に更新すると共に、メモリ5内のカウンタ値を歩進して値「1」に更新する。
【0027】
この様に無線情報記憶装置10が対象物に貼り付いているときには、メモリ5内のビットBtが値「0」に設定され、また無線情報記憶装置10が対象物から脱落して、導電性接着剤層14が各ライン17、18から離れ、ライン18の電位が上昇すると、メモリ5内のビットBtが値「1」に更新され、メモリ5内のカウンタ値が歩進される。
【0028】
こうして無線情報記憶装置10が対象物から脱落しても、無線情報記憶装置10を導電性接着剤層14介して対象物に再び貼り付けることができ、このときにはライン18が接地電位となるので、メモリ5内のビットBtが値「0」に設定される。そして、無線情報記憶装置10が対象物から再び脱落し、ライン18の電位がプルアップ抵抗19を通じて上昇されると、メモリ5内のビットBtが値「1」に更新され、これに伴ってメモリ5内のカウンタ値が歩進されて値「2」に更新される。
【0029】
従って、メモリ5内のビットBtの値は、無線情報記憶装置10が対象物から脱落したか否かを示す。また、メモリ5内のカウンタ値は、無線情報記憶装置10が対象物から脱落した回数を示す。
【0030】
無線通信制御部7は、メモリ制御部6を通じてメモリ5内のビットBtの値を監視しており、ビットBtの値が「1」になると、メモリ5からビットBtの値、IDタグコード、及びカウンタ値を読み出し、これらをアンテナ12を通じて送信する。これらのビットBtの値、IDタグコード、及びカウンタ値を受信すれば、IDタグコードにより無線情報記憶装置10を識別し、ビットBtの値により無線情報記憶装置10が脱落したことを判定し、カウンタ値により無線情報記憶装置10が対象物から脱落した回数を判定することができる。このため、IDタグコードに対応する無線情報記憶装置10の位置まで行って、その原因を調べたり、無線情報記憶装置10を対象物に再び貼り付けることができる。また、その脱落回数に応じて、無線情報記憶装置10の使用限界を知り、適切な時期に無線情報記憶装置10の交換を行うことができる。
【0031】
図5は、本発明の無線情報記憶装置の第2実施形態を示す側面図である。本実施形態の無線情報記憶装置20では、基台11の下面に導電性接着剤層21及び非導電性接着剤層22を塗布し、各ライン17、18を導電性接着剤層21に接触させている。尚、図5において、図1と同様の作用を果たす部位には、同じ符号を付す。
【0032】
ここでは、導電性接着剤21の面積を小さくしているので、無線情報記憶装置20が対象物から脱落したときには、導電性接着剤21が基台11から容易に剥がれて対象物側に付着し、導電性接着剤21が各ライン17、18から確実に離れる。また、非導電性接着剤層22は、導電性接着剤21の接着力を補う役目を果たす。
【0033】
本実施形態の無線情報記憶装置20においても、図1の装置10と同様にICチップ13を備えており、無線情報記憶装置20が対象物から脱落して、導電性接着剤層21が各ライン17、18から離れると、ライン18の電位が上昇して、ICチップ13のメモリ5内のビットBtが値「1」に更新され、メモリ5内のカウンタ値が歩進される。そして、このビットBtの値「1」、カウンタ値、及びIDタグコードが送信される。
【0034】
図6は、本発明の無線情報記憶装置の第3実施形態を示す側面図である。本実施形態の無線情報記憶装置30では、基台11、アンテナ12、及びICチップ13を封止する合成樹脂31をモールド成形し、合成樹脂31の下面に導電性接着剤層21及び非導電性接着剤層22を塗布している。尚、図6において、図5と同様の作用を果たす部位には、同じ符号を付す。
【0035】
合成樹脂31は、基台11、アンテナ12、及びICチップ13を封止して一体化する役目を果たし、無線情報記憶装置30を強固にする。
【0036】
本実施形態の無線情報記憶装置30においても、図1の装置10と同様にICチップ13を備えており、無線情報記憶装置30が対象物から脱落して、導電性接着剤層21が各ライン17、18から離れると、ライン18の電位が上昇して、ICチップ13のメモリ5内のビットBtが値「1」に更新され、メモリ5内のカウンタ値が歩進される。そして、このビットBtの値「1」、カウンタ値、及びIDタグコードが送信される。
【0037】
図7は、本発明の無線情報記憶装置の第4実施形態を示す側面図である。本実施形態の無線情報記憶装置40では、基台11の下面に第1導電性接着剤層41及び第2導電性接着剤層42を積層して塗布し、各ライン17、18を第1及び第2導電性接着剤層41、42に接触させている。また、第2導電性接着剤層42に台紙43を重ね合わせている。台紙43には、油脂等が塗布されており、台紙43を第2導電性接着剤層42から容易に剥がすことができる。更に、アンテナ12及びICチップ13上に、保護紙44を被せている。尚、図7において、図1と同様の作用を果たす部位には、同じ符号を付す。
【0038】
無線情報記憶装置40を対象物に貼り付けるには、図8に示す様に台紙43を剥がしてから、基台11の第1及び第2導電性接着剤層41、42を対象物45に押し付けて接着する。
【0039】
ここで、第1及び第2導電性接着剤層41、42の接着力は、相互に異なり、第1導電性接着剤層41の接着力が弱く、第2導電性接着剤層42の接着力が強い。従って、第1導電性接着剤層41が基台11から剥がれ易く、第2導電性接着剤層42が対象物45から剥がれ難い。このため、図9に示す様に無線情報記憶装置40が対象物45から脱落したときには、第1及び第2導電性接着剤層41、42が基台11から容易に剥がれて対象物45側に付着し、第1及び第2導電性接着剤層41、42が各ライン17、18から確実に離れる。
【0040】
本実施形態の無線情報記憶装置40においても、図1の装置10と同様にICチップ13を備えており、無線情報記憶装置40が対象物から脱落して、第1及び第2導電性接着剤層41、42が各ライン17、18から離れると、ライン18の電位が上昇して、メモリ5内のビットBtが値「1」に更新され、メモリ5内のカウンタ値が歩進される。そして、このビットBtの値「1」、カウンタ値、及びIDタグコードが送信される。
【0041】
図10は、本発明の無線情報記憶装置の第5実施形態を示す側面図である。本実施形態の無線情報記憶装置50では、基台11の下面に導電性接着剤層51及び非導電性接着剤層52を塗布し、各ライン17、18を導電性接着剤層51に接触させている。また、各接着剤層51、52に台紙53を重ね合わせている。
台紙53には、油脂等が塗布されており、台紙53を各接着剤層51、52から容易に剥がすことができる。更に、アンテナ12及びICチップ13上に、保護紙54を被せている。尚、図10において、図1と同様の作用を果たす部位には、同じ符号を付す。
【0042】
無線情報記憶装置50を対象物に貼り付けるには、図11に示す様に台紙53を剥がしてから、基台11の各接着剤層51、52を対象物55に押し付けて接着する。
【0043】
ここで、基台11の材質として、基台11と導電性接着剤層51間の接着力を弱めるものを選択している。従って、導電性接着剤層51は、基台11よりも対象物55の方に強固に付着する。このため、図12に示す様に無線情報記憶装置50が対象物55から脱落したときには、導電性接着剤層51が基台11から容易に剥がれて対象物55側に付着し、導電性接着剤層51が各ライン17、18から確実に離れる。
【0044】
本実施形態の無線情報記憶装置50においても、図1の装置10と同様にICチップ13を備えており、無線情報記憶装置50が対象物から脱落して、導電性接着剤層51が各ライン17、18から離れると、ライン18の電位が上昇して、メモリ5内のビットBtが値「1」に更新され、メモリ5内のカウンタ値が歩進される。そして、このビットBtの値「1」、カウンタ値、及びIDタグコードが送信される。
【0045】
図13は、本発明の無線情報記憶装置の第6実施形態を示す側面図である。本実施形態の無線情報記憶装置60では、基台11、アンテナ12、及びICチップ13を封止する合成樹脂31をモールド成形し、ICチップ13から導出された一対のライン17、18に導電性ワイヤー61の両端を接続している。尚、図13において、図6と同様の作用を果たす部位には、同じ符号を付す。
【0046】
ICチップ13は、先に述べた図2の構成を有しており、ICチップ13のメモリ制御部6に図14に示す様な検出部16を含む。検出部16では、一方のライン17を接地し、他方のライン18をプルアップ抵抗19に接続し、プルアップ抵抗19に所定の電圧Vを印加している。ここでは、各ライン17、18が導電性ワイヤー61を通じて接続されいるので、ライン18が接地電位となる。このライン18の接地電位に応じて、ICチップ13のメモリ5内の所定のビットBtを初期値の「0」に設定する。
【0047】
図15に示す様に、導電性ワイヤー61を商品等の対象物71に絡み付けて、無線情報記憶装置60を対象物71に取り付ける。このとき、メモリ5内のビットBtが初期の値「0」に設定される。
【0048】
この後に何等かの原因により、図16に示す様に導電性ワイヤー61が断線して、無線情報記憶装置60が対象物71から脱落したときには、図17に示す様に各ライン17、18間が切断され、ライン18の電位がプルアップ抵抗19を通じて上昇される。このときのライン18の電位に応じて、メモリ5内のビットBtが値「1」に更新され、メモリ5内のカウンタ値が歩進される。
【0049】
この様に本実施形態では、無線情報記憶装置60が導電性ワイヤー61により対象物71に取り付けられているときに、メモリ5内のビットBtが値「0」に設定され、また導電性ワイヤー61が断線して、無線情報記憶装置60が対象物71から脱落し、ライン18の電位が上昇すると、メモリ5内のビットBtが値「1」に更新され、メモリ5内のカウンタ値が歩進される。そして、このビットBtの値「1」、カウンタ値、及びIDタグコードが送信される。
【0050】
尚、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない程度に変形することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、導電性接着剤が無線情報記憶装置本体の外壁面に付着しているので、導電性接着剤を商品等の対象物に押し付けて、無線情報記憶装置本体を対象物に貼り付けることができる。また、導電性接着剤を通じて、検出手段と導電性接着剤との接点の電位を設定することができる。対象物からの無線情報記憶装置本体の脱落により、導電性接着剤が対象物側に付着して検出手段との接点から離れると、この接点の電位が変化する。記憶手段は、この接点の電位変化に応じて、記憶手段内の情報を書き換える。従って、記憶手段内の情報は、無線情報記憶装置本体が対象物から脱落したか否かを示す。記憶手段内の情報は、無線通信手段により送信されるので、この情報を受信すれば、無線情報記憶装置本体が脱落したか否かを知ることができる。
【0052】
また、本発明によれば、記憶手段、無線通信手段、及び検出手段を合成樹脂により封止して強固に一体化している。
【0053】
更に、本発明によれば、導電性接着剤及び非導電性接着剤を用いるので、非導電性接着剤により接着力を補うことができる。また、導電性接着剤の面積を小さくすることができる。これにより、導電性接着剤が無線情報記憶装置本体から剥がれて対象物側に付着し易くなり、検出手段の接点が導電性接着剤から確実に離れる。
【0054】
また、本発明によれば、導電性接着剤は、第1導電性接着剤層と、第1導電性接着剤層よりも強い接着力を有する第2導電性接着剤層とを含む。この様な2層構造の導電性接着剤を対象物に押し付けて、無線情報記憶装置本体を対象物に貼り付けると、弱い接着力の第1導電性接着剤層が無線情報記憶装置本体に接し、強い接着力の第2導電性接着剤層が対象物に接する。このため、無線情報記憶装置本体が対象物から脱落したときには、第1導電性接着剤層が無線情報記憶装置本体から剥がれ、第1及び第2導電性接着層が対象物側に付着する。これにより、検出手段の接点が導電性接着剤から確実に離れる。
【0055】
更に、本発明によれば、無線情報記憶装置本体の外壁面の材質は、該外壁面と導電性接着剤間の接着力を弱めるものなので、無線情報記憶装置本体が対象物から脱落したときに、導電性接着剤が無線情報記憶装置本体から剥がれて対象物側に付着し、検出手段の接点が導電性接着剤から確実に離れる。
【0056】
次に、本発明によれば、導電性部材により無線情報記憶装置本体が対象物に取り付けられる。また、導電性部材を通じて、検出手段と導電性部材との接点の電位を設定することができる。対象物からの無線情報記憶装置本体の脱落に際し、導電性部材が壊れると、検出手段と導電性部材との接点の電位が変化する。検出手段は、導電性部材との接点の電位に応じて、記憶手段内の情報を書き換える。
記憶手段内の情報は、無線通信手段により送信されるので、この情報を受信すれば、無線情報記憶装置本体が脱落したか否かを知ることができる。
【0057】
また、本発明によれば、導電性部材として、ワイヤーを適用し、このワイヤーを対象物に絡み付けている。このワイヤーが切れて、無線情報記憶装置本体が対象物から脱落したときには、検出手段とワイヤーとの接点の電位が変化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線情報記憶装置の第1実施形態を示す側面図である。
【図2】本実施形態の無線情報記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の装置の構成を部分的に示す図である。
【図4】図3の構成において導電性接着剤層が剥がれた状態を示す図である。
【図5】本発明の無線情報記憶装置の第2実施形態を示す側面図である。
【図6】本発明の無線情報記憶装置の第3実施形態を示す側面図である。
【図7】本発明の無線情報記憶装置の第4実施形態を示す側面図である。
【図8】図7の無線情報記憶装置を対象物に取り付けた状態を示す図である。
【図9】図7の無線情報記憶装置が対象物から脱落した状態を示す図である。
【図10】本発明の無線情報記憶装置の第5実施形態を示す側面図である。
【図11】図10の無線情報記憶装置を対象物に取り付けた状態を示す図である。
【図12】図10の無線情報記憶装置が対象物から脱落した状態を示す図である。
【図13】本発明の無線情報記憶装置の第6実施形態を示す側面図である。
【図14】図13の装置の構成を部分的に示す図である。
【図15】図13の無線情報記憶装置を対象物に取り付けた状態を示す図である。
【図16】図13の無線情報記憶装置が対象物から脱落した状態を示す図である。
【図17】図14の構成において導電性ワイヤーが切断した状態を示す図である。
【図18】従来の無線情報記憶装置を示す側面図である。
【符号の説明】
10、20、30、40、50、60 無線情報記憶装置
11 基台
12 アンテナ
13 集積回路チップ(ICチップ)
14、21、51 導電性接着剤層
5 メモリ
16 検出部
17、18 ライン
19 プルアップ抵抗
22、52 非導電性接着剤層
31 合成樹脂
41 第1導電性接着剤層
42 第2導電性接着剤層
43、53 台紙
44 保護紙
45、55、71 対象物
61 導電性ワイヤー

Claims (6)

  1. 情報を記憶する記憶手段と、情報を記憶手段から読み出して送信する無線通信手段とを備える無線情報記憶装置において、
    無線情報記憶装置本体の外壁面に付着した導電性接着剤と、導電性接着剤との接点を有し、この接点の電位変化を検出する検出手段とを備え、
    記憶手段は、検出手段により検出された電位変化に応じて、情報を書き換えることを特徴とする無線情報記憶装置。
  2. 前記無線通信手段は、前記記憶手段の情報が書き換えられると、書き換えられた情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の無線情報記憶装置。
  3. 無線情報記憶装置本体の外壁面は、記憶手段、無線通信手段、及び検出手段を封止した合成樹脂の外壁面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線情報記憶装置。
  4. 導電性接着剤及び非導電性接着剤を無線情報記憶装置本体の外壁面のそれぞれの領域に付着させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の無線情報記憶装置。
  5. 導電性接着剤は、無線情報記憶装置本体の外壁面に直接付着した第1導電性接着剤層と、第1導電性接着剤層に積層され、第1導電性接着剤層よりも強い接着力を有する第2導電性接着剤層とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の無線情報記憶装置。
  6. 無線情報記憶装置本体の外壁面の材質は、該外壁面と導電性接着剤間の接着力を弱めるものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の無線情報記憶装置。
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