JP4565699B2 - 再生骨材、該再生骨材の製造方法及び該再生骨材を用いたコンクリート組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリートに用いる再生骨材、該再生骨材の製造方法及び該再生骨材を用いたコンクリート組成物に関し、より詳細には、建設廃棄物等から発生するコンクリート塊を再利用した骨材、及び該骨材の製造方法、該骨材を用いたコンクリート組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、建設廃棄物の処理問題及び天然資源の枯渇化に関連して、建設廃棄物を再利用することが社会的に要望されている。建設廃棄物の再利用方法としては、建設廃棄物として発生するコンクリート塊から粗骨材、細骨材といった骨材を再生して、いわゆる再生骨材を製造し、この再生骨材を用いてコンクリート組成物として再利用する方法を一例として挙げることができる。これまで、再生骨材を用いた再生コンクリートに関して種々の検討がなされ、再生骨材の暫定品質基準が提案されるに至っており、今後ますます需要が拡大するものと考えられる。
【0003】
ところで、コンクリート建造物を解体することに伴う建設廃棄物として排出されるコンクリートは、種々の要因により劣化を生じ、その強度を低下させることが知られている。この劣化の一例としては、コンクリート構造物の塩害を挙げることができる。コンクリートの塩害とは、コンクリート中に塩分がある程度以上存在すると、コンクリートの中性化といった他の要因による劣化を生じていない場合でも、コンクリート内部の鉄筋が腐食してしまうことをいう。コンクリート中の塩分量が多ければ多いほど腐食は早く、さらには鉄筋位置のコンクリートが同時に中性化してしまうと鉄筋の腐食はよりいっそう促進されてしまうことになる。
【0004】
現在我が国においては、細骨材の相当量を海砂に頼らなければならない状況にあり、この海砂は、充分に洗浄することにより除塩して使用するべく、塩化物総量規制が設けられている。この塩化物総量規制によれば、建築用骨材及び土木用骨材においては、塩化物量は、NaCl換算で、0.1%以下、より好ましくは0.04%以下とすることが好ましいとされている。
【0005】
上述した建設廃棄物から得られるコンクリートを再生骨材として使用する場合には、再生骨材の製造方法の違いに応じて、再細生骨材では、それぞれI種、II種、III種に分類し、再生粗骨材を、I種及びII種に分類することが官公庁等により提案されている。原料コンクリートに対して高度な処理を施して製造されるI種再生骨材は、バージンの骨材と同程度の品質を有しているが、II種、III種の再生細骨材又は再生粗骨材は、骨材にモルタル分が多量に付着している場合が多い。さらに、再生骨材は、建設廃棄物から得られる原料コンクリートの特性に大きく影響を受けることが予測されるが、不都合なことに多くの場合には原料コンクリートの素性、履歴は不明である。また、特に再生骨材に付着しているモルタルが塩分を含有している場合には、海砂の塩分除去法のように水洗による塩分除去を行うことができず、再生骨材として用いる際に、塩化物総量規制に適合させることができない場合も生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の上記問題点に鑑みなされたものであり、本発明は、特に建設廃棄物から得られるコンクリートを再生骨材として用いることを可能とするコンクリートに用いる骨材、該骨材の製造方法及び該骨材を用いたコンクリート組成物を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は特にモルタル分が付着した原料コンクリートから塩分を除去することにより適切に建築用・土木用骨材として使用可能な再生骨材、該骨材の再生方法及び該骨材を用いたコンクリート組成物を提供することを目的とする。
【0008】
さらには、本発明は、原料コンクリートの強度、中性化の進行具合、塩分含有量といった、原料コンクリートの特性によらずに安定した性能を与えることができる再生骨材、該骨材の製造方法及び該骨材を用いたコンクリート組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、本発明の再生骨材、該再生骨材の製造方法、及び該再生骨材を用いたコンクリート組成物を提供することにより達成することができる。
【0010】
本発明の請求項1の発明によれば、建設廃棄物として発生する原料コンクリートから塩化物イオンを電気化学的に除去することにより製造される再生骨材が提供される。
【0011】
本発明の請求項2の発明によれば、上記原料コンクリートには、モルタル分が付着していることを特徴とする再生骨材が提供される。
【0012】
本発明の請求項3の発明によれば、上記モルタル分に含まれる塩化物イオンを除去することを特徴とする再生骨材が提供される。
【0013】
本発明の請求項4の発明によれば、塩化物イオンの電気化学的除去は、イオン交換樹脂製の隔膜を用いて行われることを特徴とする再生骨材が提供される。
【0014】
本発明の請求項5の発明によれば、上記塩化物イオンが0.1%以下とされていることを特徴とする再生骨材が提供される。
【0015】
本発明の請求項6の発明によれば、上記塩化物イオンが0.04%以下とされていることを特徴とする再生骨材が提供される。
【0016】
本発明の請求項7の発明によれば、建設廃棄物として発生する原料コンクリートを粉砕する工程と、
上記原料コンクリートから塩化物イオンを0.1%以下にまで電気化学的に除去する工程とを含む再生骨材の製造方法が提供される。
【0017】
本発明の請求項8の発明によれば、上記塩化物イオンは、0.04%以下とされていることを特徴とする製造方法が提供される。
【0018】
本発明の請求項9の発明によれば、上記原料コンクリートには、モルタル分が付着していることを特徴とする再生骨材の製造方法が提供される。
【0019】
本発明の請求項10の発明によれば、塩化物イオンの電気化学的除去は、イオン交換樹脂製の隔膜を用いて行われることを特徴とする再生骨材の製造方法が提供される。
【0020】
本発明の請求項11の発明によれば、建設廃棄物として発生する原料コンクリートから塩化物イオンを電気化学的に除去することにより製造される再生骨材を含有することを特徴とするコンクリート組成物が提供される。
【0021】
本発明の請求項12の発明によれば、塩化物イオンの電気化学的除去は、イオン交換樹脂製の隔膜を用いて行われることを特徴とするコンクリート組成物が提供される。
【0022】
前本発明の請求項13の発明によれば、記塩化物イオンを0.1%以下とすることを特徴とするコンクリート組成物が提供される。
【0023】
本発明の請求項14の発明によれば、上記塩化物イオンを0.04%以下とすることを特徴とするコンクリート組成物が提供される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を用いて説明する。建築物の解体等に伴って発生する建設廃棄物としてのコンクリートには、多くの場合微粉末や、モルタル分が付着している。このような場合、海砂を洗浄すると同様な方法では、微粉末やモルタル分中に含有される塩化物イオンCl―を充分な程度まで低下させることは困難である。このような塩化物イオンCl―は、NaCl,KCl,CaCl2,MgCl2といった原料コンクリートやモルタル分に含まれる可能性のある成分から発生する。このような塩化物イオンCl―がコンクリート中に存在すると、コンクリートの補強のために用いられる鉄筋が錆びることになり、コンクリートの劣化の問題、いわゆる塩害を生じさせてしまうため、上述した微粉末や、モルタル分中に含まれる塩化物イオンCl―は、可能な限り、特に塩化物総量規制以下とする必要がある。
【0025】
本発明の再生骨材は、建設廃棄物として発生するコンクリートを、原料コンクリートとして用いる。本発明においては、この原料コンクリートを粉砕機等により骨材として利用可能な径へと粉砕して、粉砕コンクリートとする。この際の再生骨材の径としては、細骨材として用いる場合には、公称5mmのふるいでふるったときに85%重量以上がふるいを通過してしまう径、及び粗骨材として用いる場合には、公称20mmのふるいでふるったときに、ふるい上にとどまるものが10重量%未満である径を挙げることができる。しかしながら、さらに大きな寸法の粗骨材であっても本発明によれば製造することが可能である。
【0026】
本発明は、この粉砕コンクリートを、骨材のストックヤード等の処理設備における電気分解槽中において、水中へと浸漬し、粉砕コンクリートから塩化物を水中へと溶出させる。図1には、ストックヤード等といった場所において粉砕コンクリート1から塩化物イオンを溶出させているところを示す。粉砕コンクリート1から塩化物を溶出させる際には、攪拌、超音波による刺激、昇温等を用いてさらに溶出効率を高めることも可能である。
【0027】
図2は、図1に示したようにして水中に溶出した塩化物から発生した塩化物イオンCl―に対し、電気分解処理を施しているところを示した図である。図2においては、電気分解槽2中に貯留された水中には、粉砕コンクリート1から溶出した塩化物から発生した塩化物イオンCl―が溶存しているのが示されている。図2においては、この電気分解槽2中に電気分解用電極3,4が浸漬され、これらの電気分解用電極3,4が電源5へと接続されているのが示されている。この電気分解用電極3,4は、具体的には炭素鋼といった材料から形成することができる。また、この電気分解用電極3,4を形成するための材料としては、炭素鋼以外にもニッケル、黒鉛、酸化鉄、酸化鉛、白金、パラジウム、コバルト、鉄、亜鉛、錫、といった材料から適宜選択して用いることもでき、さらにはこれらの材料から得られるいかなる合金であっても用いることが可能である。また、炭素鋼といった電極材料の表面に電気分解工程を阻害しない範囲で黒鉛、金属酸化物、有機材料といった物質によりコーティングを施して用いることも可能である。
【0028】
また、図2においては、電気分解用電極3,4は、1対のみが示されているが、複数の電極を並列に接続してさらに効率を向上させることもできる。図3は、複数の電極を用いる場合の電極構成を示した図である。図3(a)は、陽極6と陰極7とを、複数並列配置した電極構成を示した上面図であり、図3(b)は、陽極6と陰極7とを直列とした複極式の電極配置を示した上面図である。本発明においては、図3に示したいずれの電極構成でも用いることが可能であり電極構成については、作業性、効率といった点を考慮して適宜選択することができる。
【0029】
図4は、図2に示した電気分解槽2中において、電気分解用電極3,4に電圧を加えた場合の塩化物イオンCl−の移動を示した図である。図4(a)は、電気分解槽2中における塩化物イオンCl−の挙動を示した概略図であり、図4(b)は、粉砕コンクリート1に付着したモルタル分MOL中の塩化物イオンCl−が除去されるのを示した拡大図である。図4に示した塩化物イオンCl−は、電気分解槽2中に形成された電場に応じて陽極3へと移動し、また、例えばNa+、Ca2+といった陽イオンは、陰極4へと移動する。同時に図4(b)に示されるように粉砕コンクリート1に付着しているモルタル分MOLに含まれている塩化物イオンCl−についても電気分解槽2中に貯留された水中へと溶出し、電気化学的に除去することが可能となる。電気化学的な反応について説明すると、陽極3においては、塩化物イオンCl−がCl2とされ、陰極4においては主として水が電気分解されて、水素H2が発生する。これに伴って陰極4では、水酸化物イオンOH−が発生することになる。図示しないものの、これらの気体生成物を捕集するための手段を、電極付近に配置することも可能であるし、電気分解槽2を外部から遮断して電気分解槽2に対して図示しない捕集装置を取り付けることも可能である。
【0030】
上述した電気分解による塩化物イオンCl−の除去は、粉砕コンクリート1中の塩化物イオンCl−濃度が、塩化物総量規制値に適合するようになるまで連続して行われる。この際の塩化物総量規制値は、より長期にわたり塩害の抑制を行うためには建築用骨材及び土木用骨材とも、骨材に対して0.04%(NaCl換算値)以下とすることにより骨材として用いることが可能ではあるが、建築用骨材及び土木用骨材とも、骨材に対して0.1%(NaCl換算値)以下とすることで骨材として用いることができるようになる。このような塩化物量は、種々の方法により測定することができ、詳細には、日本建築学会により定められているJASS 5、コンクリート示方書(土木学会)、JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)、及びJIS K 0102(工場排水試験方法)、JIS K 0122(イオン電極通則)、JIS K 0127(イオンクロマトグラフ分析通則)に規定されている。
【0031】
塩素イオン濃度を測定するために用いることができる方法を具体的に例示すると、電気滴定方法、電量分析方法、イオン電極濃度測定方法、分光光度計による吸光度分析、蛍光X線分析(RIを含む)、質量分析(適宜ガスクロマトグラフィー(GC)、高速液体クロマトグラフィー(LC)、ICPと組み合わせることが可能である。)、イオンクロマトグラフィーの他、モール法、フォルハルト法、ファヤンス法等を挙げることができる。具体的な測定としてモール法による塩化物イオン含有量の測定方法を以下に具体的に説明する。
【0032】
(モール法による塩化物含有量の測定)
再生骨材約1kgを絶乾状態として放冷後、200gを秤量する。これに蒸留水200mlを加え、再生骨材中の塩化物を完全に抽出する。抽出液50mlにクロム酸カリウム溶液(クロム酸カリウム25gを500mlの蒸留水に溶解したもの)1mlを加えた後、0.1N硝酸銀水溶液で滴定し、滴定量(Cml)から次式を用いて再生骨材中の塩化物イオン重量を重量%として求める。
【0033】
【数1】
【0034】
上述のようにして塩化物イオンCl−が、所定量以下とされた後、粉砕コンクリート1を水中から回収し、乾燥させることにより本発明の再生骨材を得る。この際、電気分解をより効率的に行うため、バッチ式の電気分解槽ではなく、流動床を用いた連続式の電気分解槽を用いることも可能である。
【0035】
上述した電気分解工程において、NaCl以外にKCl,CaCl2,MgCl2といったイオンが含有されている場合であっても、陰極4において発生する電気化学的プロセスはほとんど同様のものであるため、塩化物イオンCl−は、陽極3側へと引き寄せられ、塩素Cl2となる。このため各イオンの移動度は多少異なるものの電圧を制御することにより、電解水溶液中に溶解した塩化物イオンCl−を安定して除去することが可能となる。すなわち、本発明は、海砂といった骨材の洗浄工程に一工程を加えることにより、又は一工程を代替することにより、効率よく、かつ容易に塩化物イオンCl−の除去を行うことを可能とする。
【0036】
図5には、本発明に用いる電気分解工程の変更例を示す。本発明に用いる電気分解工程の変更例では、陽極3及び陰極4の間に少なくとも1枚のイオン交換樹脂製の隔膜8を用いる。この隔膜8は、各イオンの一方向的な移動を可能とさせると共に、陽極3付近で発生する塩素と、水酸化ナトリウムとが混合して形成される次亜塩素酸ナトリウムNaClOの形成を防止するために用いることができる。さらに、イオン交換樹脂の種類を選択することにより、陰極4においてイオン化傾向の小さな金属が析出することによる電気分解条件の変動を防ぎ、より安定した塩化物イオンCl−の除去を可能とすることができる。イオン交換樹脂としては、陽イオン交換樹脂を用いることが陽イオンを除去するために好ましいが、適宜陽イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂を組み合わせて用いることも可能である。
【0037】
また、イオン交換樹脂製の隔膜8は、図3に示した電極構成と共に用いることも可能であり、図3に示した電極構成と共にイオン交換樹脂を用いることにより、よりいっそう製造効率を向上させることが可能となる。さらには、塩化物イオンCl−と共存する可能性がある陰イオンについても、適宜条件を設定することにより除去することが可能である。また、カルシウムイオンCa2+等の陽イオンは陰極4付近に濃縮されるので、キレート化剤といった化合物により捕捉させることにより、陰極4の急速な劣化を防止することも可能であるし、塩化物イオンCl−を気体のCl2とすることなく、陽極3付近に濃縮させつつ、可能な場合には吸着剤、又は吸収剤等により捕捉させることにより、塩素の発生を防止させることもでき、塩素用の捕捉装置を用いずに本発明の再生骨材の製造を行うことも可能である。
【0038】
図6は、本発明のイオン交換樹脂製の隔膜8の配置方法を変更した本発明の電気分解工程の第2の変更例を示す。図6に示される電気分解工程では、イオン交換樹脂製の隔膜8は、電気分解槽2の底部にまで延ばされていて、電極3,4から見て隔膜8の内側に粉砕コンクリート1が収容されている。電極3,4は、塩化物イオンCl−を含んだ水中に浸漬されていて、電気分解により塩化物イオンを除去する構成とされている。このような構成とすることにより、陰極4における陽イオンの析出といった原因による電気分解特性の変動を抑えることも可能である。
【0039】
本発明により得られる再生骨材は、従来の川砂、海砂、砂利といった細骨材及び粗骨材と同様にして用いて、コンクリート組成物を製造することが可能である。この際、コンクリート組成物の製造方法としては、これまで知られたいかなる方法でも用いることができる。また、本発明の再生骨材は、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、シリカセメント、フライアッシュセメント、高炉セメント、超速硬セメント、白色ポルトランドセメント、混合セメント、アルミナセメント、マグネシアセメント等と適宜混合して用い、コンクリート組成物とすることができる。このコンクリート組成物に対しては、海砂、山砂、川砂、陸砂、砕砂、高炉スラグ、川砂利、山砂利、陸砂利、海砂利、砕石、鉱滓といった従来用いられている骨材を適宜混合して用いることも可能である。
【0040】
さらに本発明の再生骨材は、原料コンクリートとしてすでに再生骨材を用いて形成されたコンクリートを用いることも可能であり、このような再生骨材を含んだ原料コンクリートから再生骨材を再度形成して、再生骨材として再びコンクリート組成物に繰り返し適用することを可能とし、より省資源化を図ることを可能とする。
【0041】
さらに発明のコンクリート組成物には、AE剤、減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤、流動化剤、防錆剤、起泡剤、フライアッシュや高炉スラグといった混和剤、膨張剤等を適宜添加して用いることができる。
【0042】
【発明の効果】
上述したように、本発明の再生骨材、該再生骨材の製造方法、及び該再生骨材を用いたコンクリート組成物によれば、特に建設廃棄物から得られるコンクリートを再生骨材として用いることが可能となる。
【0043】
また、本発明の再生骨材の製造方法によれば、海砂等従来の骨材の洗浄工程に一つの工程を加えるのみで容易、かつ効率的に塩化物イオンCl−を除去することを可能とする。
【0044】
また、本発明は特にモルタル分が付着した原料コンクリートから塩分を除去することにより適切に建築用・土木用骨材として使用可能な再生骨材、該骨材の再生方法及び該骨材を用いたコンクリート組成物を提供することが可能となる。
【0045】
これまで本発明を実施例をもって説明してきたが、本発明は、上述した実施例に制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における塩化物の溶出を示した図。
【図2】本発明における電気分解工程を示した図。
【図3】本発明に用いることができる電極構成を示した図。
【図4】本発明における塩化物イオンの移動を示した図。
【図5】本発明の電気分解工程の変更例を示した図。
【図6】本発明の電気分解工程の第2の変更例を示した図。
【符号の説明】
1…粉砕コンクリート
2…電気分解槽
3…陽極
4…陰極
5…電源
6…陽極
7…陰極
8…隔膜
MOL…モルタル分
Claims (11)
- 建設廃棄物として発生するモルタル分が付着している原料コンクリートを粉砕する工程と、粉砕した前記原料コンクリートを水中へ浸漬して前記モルタル分に含まれる塩化物イオンを溶出させる工程と、溶出した前記塩化物イオンを電気化学的に除去する工程と、
により製造される再生骨材。 - 塩化物イオンの電気化学的除去は、イオン交換樹脂製の隔膜を用いて行われることを特徴とする請求項1に記載の再生骨材。
- 前記塩化物イオンが0.1%以下とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の再生骨材。
- 前記塩化物イオンが0.04%以下とされていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1つに記載の再生骨材。
- 建設廃棄物として発生するモルタル分が付着している原料コンクリートを粉砕する工程と、粉砕した前記原料コンクリートを水中へ浸漬して前記モルタル分に含まれる塩化物イオンを溶出させる工程と、溶出した前記塩化物イオンを0.1%以下にまで電気化学的に除去する工程とを含む再生骨材の製造方法。
- 前記塩化物イオンは、0.04%以下とされていることを特徴とする請求項5に記載の製造方法。
- 塩化物イオンの電気化学的除去は、イオン交換樹脂製の隔膜を用いて行われることを特徴とする請求項5又は6のいずれか1つに記載の再生骨材の製造方法。
- 建設廃棄物として発生するモルタル分が付着している原料コンクリートを粉砕する工程と、粉砕した前記原料コンクリートを水中へ浸漬して前記モルタル分に含まれる塩化物イオンを溶出させる工程と、溶出した前記塩化物イオンを電気化学的に除去する工程と、
により製造される再生骨材を含有することを特徴とするコンクリート組成物。 - 塩化物イオンの電気化学的除去は、イオン交換樹脂製の隔膜を用いて行われることを特徴とする請求項8に記載のコンクリート組成物。
- 前記塩化物イオンを0.1%以下とすることを特徴とする請求項8又は9のいずれか1つに記載のコンクリート組成物。
- 前記塩化物イオンを0.04%以下とすることを特徴とする請求項8又は9のいずれか1つに記載のコンクリート組成物。
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| JP2001316146A (ja) | 2001-11-13 |
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