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JP4567418B2 - 空容器減容回収機 - Google Patents
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JP4567418B2 - 空容器減容回収機 - Google Patents

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Description

本発明は、清涼飲料水等の販売に用いられているペットボトル等の空樹脂容器やアルミ缶、スチール缶等の空缶を押し潰して、減容して収容する空容器減容回収機に関するものである。
ペットボトル等の樹脂容器やアルミ缶、スチール缶等の空容器は、リサイクルの対象となっており、清涼飲料水等の自動販売機の傍に空容器回収ボックスが設置されているのが多々見かけられる。
ところが、空容器回収ボックスの設置のみでは、収容した空容器の体積が大きく処理のために運搬コストがかかるという不具合があった。なお、従来からアルミ缶、スチール缶等の空容器を押し潰して小容量化する装置は存在したが、何れも大型、かつ、高価であり、設置場所等が限定されるものであった。
ここで、樹脂容器は軽量で柔軟性があり、落下させてもガラスのように割れることがなく、耐薬品性にも優れていることから、清涼飲料水の容器として広く普及している。反面、このものをリサイクルする際には、上記柔軟性のため、スムーズに押し潰し難く、減容率が余り期待できなかった。この傾向は、蓋を密閉した状態で破棄された樹脂容器で顕著に現われる。
これに対処する特許文献1として、特開2001−121296号で開示された技術思想が公知である。特許文献1は、圧縮ローラの少なくとも表面に空樹脂容器との相対強度が弱い場合に変形し得る弾性材が適用され、かつ、少なくとも一つのローラ本体の周面には、複数のスパイクピンが植設されており、このスパイクピンにより空樹脂容器に対し穿孔しながら圧縮を行うことにより、空樹脂容器の復元性を抑えて確実に圧縮する技術が示されている。
特開2001−121296(第2頁〜第3頁)
ところで、前述のものでは、被処理物としての空容器が、空樹脂容器であるときには、押し潰しに伴う復元性も然ることながら、特に、蓋を密閉した状態の飲み口側の強度が強いため押し潰し難く、減容率が余り高くできないという不具合があった。また、スパイクピンにより空樹脂容器に対し穿孔しながら圧縮を行うものでは、空樹脂容器内の圧縮される空気を逃す機能を有している程度に留まり、復元性を抑える機能は殆どなかった。
また、被処理物としての空容器が、空缶であるときには、押し潰しに伴う復元性は余りないが、蓋部、底部は完全に押し潰し難く、逆に、完全に押し潰し平坦とすると、この空缶を収容後の処理過程で、押し潰された多数の空缶をブロック状にプレス機により固め難いという不具合があった。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、被処理物としての空容器の復元性を抑えて押し潰して減容すると共に、多様化する各種容器サイズや空容器の収容後の処理にも対応可能な空容器減容回収機の提供を課題とするものである。
請求項1の空容器減容回収機の圧縮ローラは、回動軸に軸支されて、前記対向する圧縮ローラはほぼ対称形状を成し、かつ、各前記圧縮ローラは上方から送られた前記空容器の端部を受け入れる受入部と、前記空容器の側胴部を引っ掛けて処理進行方向へ導くフック部と、前記空容器を押し潰す押圧作用を直接担うプレス部とを有し、前記対向する圧縮ローラによって、少なくとも前記空容器の一端面が彎曲するように前記空容器の側胴部を潰して減容するものである。
ここで、スチール相当強度の材料で構成した平板状のローラ要素とは、金属、セラミック、強化プラスチック等を意味する。また、対向する圧縮ローラのほぼ対称形状とは、正確な対称性を意味するものではなく、平板状のローラ要素の積み重ねにより、両者が際立った違いがないことを意味する。そして、少なくとも空容器の一端面が彎曲するようにとは、空容器の空樹脂容器については底部の面、空缶については蓋部の面または底部の面が所定の彎曲状態となることを意味し、空缶については、少なくとも、その何れか一方が彎曲状態となっておればよいことを意味する。勿論、空缶については蓋部の面及び底部の面が所定の彎曲状態となっていることが望ましい。
また、対向する圧縮ローラの双方または一方のローラ要素の1枚以上に前記空容器に対し穿孔を施す穿孔突起部を設けたものである。
ここで、対向する圧縮ローラの双方または一方とは、必ずしもローラ要素の1枚以上に前記空容器に穿孔を形成する穿孔突起部を設けておればよいことを意味する。
そして、前記穿孔突起部は、前記ローラ要素の前記プレス部の押圧作用を開始する先端部または終端部に形成したものである。
前記ローラ要素の前記プレス部の押圧作用を開始する先端部または終端部に形成することは、少なくとも前記空容器の一端面が彎曲するように前記空容器の側胴部を潰すとき、そのヒステリシスが残りやすく大きな張力を加えるものである。
更に、前記圧縮ローラは、前記回動軸の軸長方向に隣接する前記ローラ要素間に間隙を設けたものである。
この間隙は、前記圧縮ローラに加わる過負荷を前記ローラ要素単位で回避するものであり,ヒステリシスが残らない程度の変形が容易な距離であればよい。
加えて、前記対向する圧縮ローラに前記空容器を導く傾斜する投入シュートを、前記対向する圧縮ローラに対する空容器の供給側に設け、その投入シュートの傾斜側面の下方側に、その供給側から前記圧縮ローラ側に向かって張架された1本以上の弾性部材を配設し、かつ、前記弾性部材の弾性は、所定重量以下の前記空容器を前記圧縮ローラ側へ導き、所定重量を超えるものは前記弾性部材が撓んで、前記投入シュートから脱して落下するよう設定したものである。
ここで、供給側から圧縮ローラ側に向かって張架された1本以上の弾性部材は、通常、コイルスプリングが使用されるが、張架できる合成ゴム等の弾性部材であればよい。また、その弾性は、所定重量以下のものを圧縮ローラ側へ導き、所定重量を超えるものは撓んで、前記投入シュートから脱して落下するように選別できる機能を有しておればよい。
請求項2の空容器減容回収機の前記圧縮ローラは、対向して設置されてローラユニットを構成し、その後段または前段に1つ以上の他のローラユニットを設けたものである。即ち、対向する圧縮ローラを二対以上配設することを意味する。
請求項3の空容器減容回収機の前記弾性部材は、2本以上とし、それらの隣接間隔を前記減容目的の空容器の幅より狭くし、かつ、前記減容目的外の空容器類より広く設定したものである。
ここでは、弾性部材を2本以上とし、その間隔で、所定重量以下のものを圧縮ローラ側へ導き、所定重量を超えるものは撓んで、前記投入シュートから脱して落下するように選別できる機能を有しておればよい。
請求項4の空容器減容回収機の前記空容器は、ペットボトル等の空樹脂容器またはスチール缶またはアルミ缶等の空缶としたものである。
請求項1にかかる空容器減容回収機は、圧縮ローラがスチール相当強度の材料であるため、被処理物としての空容器に飲み口等の蓋の固い部分があっても確実に押し潰すことができ、この後の復元性を低くできる。更に、空容器の底部を受入部に受け入れた状態で、フック部により空容器を把持しながら引き下げ、最も押し潰し易い空容器の側胴部からプレス部にて押し潰しが開始されるため、スムーズに減容される。更に、少なくとも空容器の一端面が彎曲する程度に、空容器の側胴部を引っ掛けて処理進行方向へ導くフック部が急激に大きな押し潰し力を付与しているから、空容器は弾性限界を超える変形となるから復元性が低く、元に戻りにくくなる。そして、少なくとも空容器の一端面が彎曲しているから、収容後の処理過程で、押し潰された多数の空缶等をブロック状にプレス機により固めたときでも、折れ曲がって重なる方向が決まっているから、相互間に重なり合った接合が成り立ち一体化可能である。
また、対向する圧縮ローラの双方または一方のローラ要素の1枚以上に前記空容器に対し穿孔を施す穿孔突起部を設けたものであるから、少なくとも空容器の一端面が彎曲し、空容器の弾性限界よりも大きな変形を行うものであるが上に、穿孔突起部によって更に空容器の弾性限界よりも大きな変形を行うことになり、かつ、穿孔突起部によって空容器に穴が穿設されるから、その復元力が弱くなり、減容された空容器が元に戻りにくくなる。
そして、前記穿孔突起部が前記ローラ要素の前記プレス部の押圧作用を開始する先端部または終端部に形成されたものであるから、前記空容器の一端面が彎曲するように前記空容器の側胴部を潰すとき、空容器に合わせたそのヒステリシスが残りやすい最適な位置に穿孔が施される。
更に、前記回動軸の軸長方向に隣接する前記ローラ要素間に間隙を設けたものであるから、ローラ要素の回動軸の軸長方向で隣接する間隙が遊びとして作用し、この遊びにより、予期しない異物の投入により強い力がかかっても、この力を逃がし易くでき、ローラ要素にかかる負荷が軽減される。
加えて、前記対向する圧縮ローラに前記空容器を導く傾斜する投入シュートを、前記対向する圧縮ローラに対する空容器の供給側に設け、その投入シュートの傾斜側面の下方側に、その供給側から前記圧縮ローラ側に向かって張架された1本以上の弾性部材を配設し、かつ、前記弾性部材の弾性は、所定重量以下の前記空容器を前記圧縮ローラ側へ導き、所定重量を超えるものは前記弾性部材が撓んで、前記投入シュートから脱して落下するよう設定したものである。したがって、所望の空容器は弾性部材にて圧縮ローラ側に導かれ、その他の重い容器類は弾性部材を撓ませて間隔を押し広げることで圧縮ローラまで導かれることなくそのまま落下される。このため、例えば、重い空ビン類が投入されても、弾性部材の間隔を広げてすり抜け圧縮ローラまで導かれることがないため、破砕によるガラス片の散乱や圧縮ローラを含む機構における異常の発生が未然に防止される。
請求項2にかかる空容器減容回収機は、圧縮ローラが対向して設置されるローラユニットが、複数基となるように設けられるため、請求項1に記載の効果に加えて、空容器が繰り返し押し潰されることでその復元性を抑えることができ、減容が確実なものとされる。
請求項3にかかる空容器減容回収機は、前記弾性部材が2本以上とし、それらの隣接間隔を前記減容目的の空容器の幅より狭くし、かつ、前記減容目的外の空容器類より広く設定したものであるから、請求項1に記載の効果に加えて、所望の空容器は確実に投入シュートの弾性部材を介して圧縮ローラまで導かれる。一方、所望の空容器の所定幅より狭い容器類は、弾性部材の間隔の方が広いため圧縮ローラまで導かれることなくそのまま落下される。このため、例えば、幅の狭い空ビン類が投入されても、弾性部材の間隔をすり抜けて圧縮ローラまで導かれることがないため、破砕によるガラス片の散乱や圧縮ローラを含む機構における異常の発生が未然に防止される。
請求項4にかかる空容器減容回収機は、空樹脂容器または空缶を被処理物としての空容器とするものであるから、請求項1ないし請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、空樹脂容器では蓋や飲み口を含めてできる限り押し潰され減容され、また、空缶では両端の蓋部及び/または底部を押し潰すことなく側胴部のみが押し潰され減容されることとなる。
次に、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
なお、本実施の形態において、共通する実施の形態の同一または相当する構成部分については、同一記号または同一符号を付して、その構造の重複する説明を省略する。
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部を透視して概略構成を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の収容ボックス内の要部構成を示す部分断面図、図3は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機のプレスユニットの構成を示す部分断面図である。また、図4は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機のプレスユニットのローラ要素を詳細に示す平面図である。図5は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機のプレスユニットの歯車駆動系、図6は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機のプレスユニットの圧縮ローラの配置を示す説明図である。
まず、図1及び図2に示すように、空容器減容回収機1の収容ボックス2は、縦長のほぼ直方体形状で、前面上部には内部に向かって空樹脂容器Aを投入するための投入扉23、前面下部には前面扉20を設けている。収容ボックス2内の上方には、プレスユニット3が配設されている。このプレスユニット3は上部のローラユニット5と下部のローラユニット6とからなる。なお、本実施の形態では、収容ボックス2内に2対のプレスユニット3が配設された形態としているが、対向する圧縮ローラ5または6からなるプレスユニット3のみで用いる場合も含むものとし、この場合には、1基の対向する圧縮ローラ5または6のプレスユニットのみとなる。
また、収容ボックス2内の下方には、減容されて回収された空樹脂容器Aが収容される収容器21が設置されている。なお、収容器21内には収容袋22が装着され、収容される空樹脂容器Aを取扱い易いようになっている。また、収容ボックス2の前面扉20には、それぞれ点検窓20aが、収容ボックス2の収容器21には、それぞれ点検窓21aが設けられており、収容器21内の現在量を確認できるようになっている。
投入扉23と収容ボックス2内のプレスユニット3との間には、投入シュート24が設けられている。投入シュート24のうち上方側及びその両側面側は金属板等で形成されているが、側面部のうちの下方側は、投入扉23側からプレスユニット3に向かって傾斜して張架される2本の弾性部材24aにて構成されている。この弾性部材24aは、具体的には、引張コイルスプリングが用いられているが、その他、合成ゴム等にて実施することもできる。この弾性部材24aの弾性力は、空樹脂容器Aの側面を支持してプレスユニット3側へ導くことができると共に、空ビン類Bの重量物は撓んでプレスユニット3側に導かず、空ビン類Bがプレスユニット3に到達する前に下方に落下させるよう設定されている。更に、弾性部材24aの設置幅間隔は、空樹脂容器Aの横幅より狭く、栄養ドリンク剤のような空ビン類Bよりも幅広に設定されており、空ビン類Bは弾性部材24aの設置幅間隔をすり抜けて収容器21内に落下される。
投入シュート24の終端近傍には、投入シュートシャッタ25が設けられている。この投入シュートシャッタ25は、平板状で投入扉23と連動して作動するように構成され、投入扉23を開放した際には、投入シュート24の終端部を閉鎖し、誤って挿入された手等がプレスユニット3まで到達しないようにされている。具体的には、投入シュートシャッタ25は投入シュート24の終端近傍に摺動自在に配設され、投入扉23と投入シュートシャッタ25とはリンク機構26を介して連動され、図2に二点鎖線にて示すように、投入扉23を開放すると投入シュートシャッタ25は閉じ、図2に実線にて示すように、投入扉23を閉じると投入シュートシャッタ25は開放される。
プレスユニット3は、投入シュート24に続く下方に位置するように、収容ボックス2の上方に支持フレーム4によって固設されている。このプレスユニット3は、投入シュート24から投入された空樹脂容器Aを最初にプレスする上部のローラユニット5と、このローラユニット5により一次プレスされた空樹脂容器Aを下方へ引込み、更に、二次的なプレスを行う下部のローラユニット6と、これらを駆動する共通の一基の駆動モータ7とからなる。
プレスユニット3の上部のローラユニット5は、駆動モータ7により駆動される第一圧縮ローラ51Aと、第二圧縮ローラ51Bとを中心部材としている。この駆動モータ7により駆動される第一圧縮ローラ51Aと第二圧縮ローラ51Bは、第一圧縮ローラ51Aから第二圧縮ローラ51Bに回転が伝わるようにしてもよい。
なお、以下の説明では、上部のローラユニット5と下部のローラユニット6とで、特に、どの圧縮ローラかを限定しないで説明する場合には、単に、『圧縮ローラR』と記載する。
図5に示すように、収容ボックス2の上方に固設された支持フレーム4に対し、第一圧縮ローラ51A及び第二圧縮ローラ51Bが回動軸52A,52Bによって対向して並ぶように回転自在に支持されている。また、それぞれの回動軸52A,52Bの軸端には歯車53A,53Bが固定されている。そして、駆動モータ7の駆動歯車7aと第一圧縮ローラ51Aの歯車53Aが噛合されると共に、第一圧縮ローラ51A及び第二圧縮ローラ51Bの歯車53A,53Bが噛合され、第一圧縮ローラ51Aと第二圧縮ローラ51Bとは互いに逆回転される。
次に、第一圧縮ローラ51Aと第二圧縮ローラ51Bとの具体的な構成について説明する。
第一圧縮ローラ51Aと第二圧縮ローラ51Bとは、それぞれ複数のスチール製の平板状のローラ要素Rpの分割体からなり、これらがそれぞれ回動軸52A,52Bに支持されて構成されている。そして、対向して配置される第一圧縮ローラ51Aと第二圧縮ローラ51Bとは、ほぼ対称形状とされ、各々の圧縮ローラRは押し潰し作用を直接担うプレス部Pと、上方から送られてきた空樹脂容器Aの底部を受け入れる受入部Cと、空樹脂容器Aを引っ掛けて処理進行方向へ導くフック部Fとを有している。なお、ローラ要素Rpとしては、スチール製の他、スチール相当の強度を有する他の金属、セラミック及び強化プラスチック等を用いて適宜、構成することができる。
圧縮ローラRを構成するローラ要素Rpは、図4(b)に示すように、空樹脂容器Aに対し穿孔を施すための穿孔突起部Pa付きのローラ要素Rp2と、図4(a)に示すように、ローラ要素Rp2のような穿孔突起部Paを有しないプレス部P、受入部C及びフック部Fだけで構成されるローラ要素Rp1とからなる。図3に示す第二圧縮ローラ51Bでは、穿孔突起部Paを有するローラ要素Rp2を4枚配設し、第一圧縮ローラ51Aでは、第二圧縮ローラ51Bの4枚の穿孔突起部Paを有するローラ要素Rp2のほぼ中間に位置するように2枚の穿孔突起部Paを有するローラ要素Rp2を配設している。勿論、ローラ要素Rpは分割体であるため、減容する空樹脂容器Aのサイズに応じて穿孔突起部Paを有するローラ要素Rp2の枚数や位置を簡単に変更することが可能である。
また、隣接するローラ要素Rpの間には、図3の拡大図に示されるように、僅かな遊び間隙Sが設けられており、空樹脂容器Aまたは誤って投入された異物側から強い力がかかった場合には、このローラ要素Rpの遊びの間隙Sによりその力を逃がし易くしており、空容器減容回収機1のプレスユニット3にかかる負荷を軽減している。
一方、下部のローラユニット6は、一般的には、上部のローラユニット5と同一形状に適用され、複数枚のスチール製の平板状のローラ要素Rpからなる第一圧縮ローラ61Aと第二圧縮ローラ61Bとからなり、それぞれ支持フレーム4に対し、回動軸62A,62Bによって対向して並ぶように回転自在に支持されている。更に、回動軸62A,62Bの軸端には、歯車63A,63Bが固定され、駆動モータ7の駆動歯車7aと第一圧縮ローラ61Aの歯車63Aが噛合されると共に、第一圧縮ローラ61A及び第二圧縮ローラ61Bの歯車63A,63Bが噛合されている。
なお、ローラユニット6の圧縮ローラRは、上部のローラユニット5によって空樹脂容器Aが前以って押し潰されてくるため、上述したように複数枚のスチール製の平板状のローラ要素Rpから構成する他、図11に示すような、一体成形された合成ゴムやその他の弾性材で構成することも可能である。
上部のローラユニット5と下部のローラユニット6との間隔は、比較的狭く設定されており、上部のローラユニット5から送出された空樹脂容器Aが下部のローラユニット6にて引込み易い構造となっている。
図8に示すように、上部のローラユニット5と下部のローラユニット6との第一圧縮ローラ51A,61A及び第二圧縮ローラ51B,61Bの姿勢位置はそれぞれ同じとなっており、上部のローラユニット5のプレス部P同士が接近している際には下部のローラユニット6のプレス部P同士も接近することとなる。
また、図6に示すように、圧縮ローラRの受入部Cが向き合ったときの受入部C同士の距離L1は、圧縮ローラRの回動軸の軸間距離L2に対し、50〜80〔%〕以下に設定されている。即ち、このように圧縮ローラRの受入部Cの部位を狭くする構成とすることにより、各圧縮ローラRの径を小さく、かつ、各圧縮ローラRの軸間距離L2を狭くし、プレスユニット3全体の小型化を達成しながらも、空樹脂容器Aを受け入れ可能としている。
因みに、上述した空容器減容回収機1について、本実施の形態においては、詳細な数値データをあげると、駆動モータ7は、圧縮ローラRにおいて550〔kgf・cm〕程度の定格トルク出力が得られる電動モータを用いている。なお、駆動モータ7は、一例として正逆転可能な電動モータを用いるもので、例えば、押し潰すことのできない異物等が挟まって圧縮ローラRが停止した際に、圧縮ローラRを逆転して挟まった異物等を反対(上方)側へ取出す操作を可能とする逆転スイッチ8が配設されている。この逆転スイッチ8は、図1に示すように、収容ボックス2の前面扉20を開いた前面上部に配設されている。
また、ローラ要素Rpの寸法は、穿孔突起部Paを除いた直径Dが約75〔mm〕で、プレス部Pの弧の長さNは約45〔mm〕、厚さが約4.5〔mm〕である(図4(a)参照)。なお、プレス部Pの弧の長さN等は、空樹脂容器Aの規格に応じて種々に寸法変更が可能であり、処理対象によって選択される。
次に、本実施の形態の空容器減容回収機1の上部のローラユニット5及び下部のローラユニット6の動作を示す図8乃至図10を参照し、上述の図1乃至図6及び図7を適宜、参照して、その動作を説明する。
図7は図1の投入シュートの弾性部材の空樹脂容器または空ビン類に対する作用の違いを示す説明図で、特に、投入シュート24の弾性部材24aの空樹脂容器Aまたは空ビン類Bに対する作用の違いを示す説明図である。
また、図8は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機による空樹脂容器に対する一次プレス前のプレスユニットの動作を示す説明図、図9は図8に続く一次プレス時のプレスユニットの動作を示す説明図、図10は図9に続く二次プレス時のプレスユニットの動作を示す説明図、図11は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機におけるプレスユニットの下部のローラユニットの変形例を示す斜視図、図12は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部構造におけるプレスユニット部分の変形例を示す部分断面図、図13は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部構造におけるプレスユニット3構成する圧縮ローラのプレス部の変形例を示す平面図、図14は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部構造における収容器を、空樹脂容器と空ビン類とを分別するよう設置した変形例を示す部分透視図である。
投入(図1、図2、図7参照)
まず、スイッチをON(オン)として駆動モータ7を起動させる。これによって、駆動モータ7の駆動歯車7aの回転が、上部のローラユニット5及び下部のローラユニット6の第一圧縮ローラ51A,61Aに伝達され、また、駆動モータ7の駆動歯車7aの回転が、それぞれ第二圧縮ローラ51B,61Bへ歯車53B,63Bにより伝達される。
このように、空容器減容回収機1を駆動させた状態で、蓋Aaが付いた状態の空樹脂容器Aが縦姿勢で上部の投入扉23を開放させ投入される。このとき、投入扉23を開放した際には、図2に二点鎖線で示すように、投入シュート24の終端近傍に設けられた投入シュートシャッタ25が閉鎖されるため、誤って挿入された手等をプレスユニット3に挟まれることが未然に防止される。そして、投入扉23を閉鎖すると、投入シュートシャッタ25が開放され、投入シュートシャッタ25上で停止していた空樹脂容器Aは下方のプレスユニット3側へ自重で落下される。
なお、空樹脂容器Aが投入扉23を開放して投入された際には、空樹脂容器Aは軽量であるため投入シュート24側面の弾性部材24a上をそのまま滑落(図7(a)参照)される。一方、空樹脂容器Aより重量がある、例えば、ジュースや栄養ドリンク剤等の空ビン類Bの場合には、図7(b)に示すように、弾性部材24aが撓んだり、図7(c)に示すように、空ビン類Bが弾性部材24aの間をすり抜けることにより、プレスユニット3に到達する前に下方に落下される。したがって、収容器21内にプレスユニット3により破砕された空ビン類Bのガラス片が散乱することがなく、当然のことながら、ガラス片の取除作業をする必要がない。また、空ビン類Bを誤ってプレスされることがないため、プレスユニット3に異常を生じることが未然に防止される。
一次プレス(図8、図9参照)
図8に示すように、空樹脂容器Aは上部のローラユニット5に到達され、その圧縮ローラRの受入部Cに受け入れられた後、図9(a)、図9(b)に示すように、フック部Fにより把持されながら引き下げられ、プレス部Pによって最も押し潰し易い空樹脂容器Aの側胴部Abから押し潰しが開始される。このとき、フック部Fにより把持されながら空樹脂容器Aの一端面が彎曲する程度に空樹脂容器Aの側胴部Abを潰して減容するものであるから、フック部Fにより把持された付近には弾性限界を超える張力が加えられ、空樹脂容器Aは弾性限界を超える変形となり、復元性が低くなるから、元に戻らなくなる。このため、圧縮はスムーズに進行され、更に、プレス部Pによるプレス動作の最終に穿孔突起部Paが空樹脂容器Aに作用し、穿孔Hがなされる。このようなタイミングで穿孔作業がなされるので、穿孔作業がスムーズであり、穿孔突起部Paに空樹脂容器Aが引っ掛かるようなこともない。特に、図15に示すように、空樹脂容器Aの一端面が彎曲する程度に空樹脂容器Aの側胴部Abを潰すとき、空樹脂容器Aに合わせたそのヒステリシスが残りやすい最適な位置に穿孔Hが施される。
即ち、フック部Fにより把持されながら空樹脂容器Aの底部Acからなる一端面が彎曲する程度に空樹脂容器Aの側胴部Abに張力を付与しながら潰して減容するものであるから、フック部Fにより把持された付近には弾性限界を超える張力が加えられ、空樹脂容器Aは弾性限界を超えてヒステリシスが残る変形領域H0となり、復元性が低くなるから、元に戻り難くなる。更に、プレス動作の最初に穿孔突起部Paが空樹脂容器Aに作用して穿孔Hがなされると、空樹脂容器Aの底部Acからなる一端面が彎曲する程度に空樹脂容器Aの側胴部Abを潰すとき、空樹脂容器Aに合わせたそのヒステリシスが残りやすい最適な位置に穿孔Hが施される。ところが、穿孔Hの周囲である穿孔付近領域H1は、そのヒステリシスが残りやすい弾性変形をしているので、復元性が低くなり、元に戻り難くなる。
ここで、穿孔突起部Paのタイミングは、プレス部Pによるプレス動作の開始または最終に穿孔突起部Paが空樹脂容器Aに作用して、大きな張力を付与され、そこで穿孔Hがなされるように設定すると、特に、空樹脂容器Aの底部Acからなる一端面が彎曲した状態から復元状態になろうとする応力が弱くなり、復元性が低くなるから、元に戻り難くなる。
なお、この際に、空樹脂容器Aまたは誤って投入された異物等から上部のローラユニット5に強い力がかかった場合には、ローラ要素Rpの間隙Sによりこの力を逃がし易くされており、空容器減容回収機1のプレスユニット3部分にかかる負荷が軽減されている。
二次プレス(図10(a)、図10(b)参照)
上部のローラユニット5によりプレスされると共に、穿孔された空樹脂容器Aは、続いて、下部のローラユニット6に到達し、その圧縮ローラRの受入部Cに受け入れられると共に、直ちにフック部Fにより挟込まれ、第一圧縮ローラ61A及び第二圧縮ローラ61B間に引込まれる。第一圧縮ローラ61A及び第二圧縮ローラ61B間に引込まれた空樹脂容器Aは、再度プレス部Pによりプレスされると共に、プレス部Pの押圧作用終端部の穿孔突起部Paにより穿孔される。なお、下部のローラユニット6を構成するローラ要素Rp間にも上部のローラユニット5と同様の間隙Sが設けられているため、空樹脂容器Aまたは誤って投入された異物等から下部のローラユニット6に強い力がかかった場合にも、この力を逃がし易くしており、空容器減容回収機1のプレスユニット3部分にかかる負荷が軽減されている。
二次プレス終了後(図1参照)
プレスユニット3にて二次プレスが終了した空樹脂容器Aは、自重にて落下され、収容ボックス2の収容器21に装着された収容袋22内に収容される。この収容器21の収容袋22内には、空樹脂容器Aが押し潰されているため、全く押し潰さない場合に比べて非常に多くの空樹脂容器Aが収容できることとなる。そして、穿孔突起部Paにより穿孔された空樹脂容器Aは弾性限界を超える変形となるから復元性が低く、この傾向は、穿孔突起部Paにより穿孔していない空樹脂容器Aに比較して顕著である。
また、従来技術のように、単に押圧力で変形させるものではなく、部分的に空樹脂容器Aに合わせた外力を付与し、そのヒステリシスを残りやすくしているから従来のものよりも、復元性が低く元の形状に戻り難くなる。
なお、圧縮ローラRは、複数のローラ要素Rpの分割体からなるため、穿孔突起部Paを有するローラ要素Rpの枚数や位置を、処理対象物である空樹脂容器Aのサイズに適合するように適宜、変更することが可能である。
次に、本実施の形態の空容器減容回収機1の内部構造における変形例として、市場に提供する際に、適宜、追加可能なプレスユニット3部分を示す図12の部分断面図を参照して説明する。
図12では、投入シュート24の終端に到達した空樹脂容器Aを対向透過型の赤外線センサ等を用いた投入検出スイッチ9により検出して駆動モータ7の駆動を自動開始、プレスユニット3から空樹脂容器Aの排出完了を同様の圧縮終了検出スイッチ10により検出して駆動モータ7の駆動を特定の時限で自動停止するようにしたものである。
即ち、空樹脂容器Aの投入により投入検出スイッチ9からON信号が出力され駆動モータ7が駆動される。そして、空樹脂容器Aの検出により圧縮終了検出スイッチ10はON信号を出力すると共に、空樹脂容器Aのプレスユニット3からの落下完了を検出することで圧縮終了検出スイッチ10はOFF(オフ)信号を出力するため、このOFF信号の出力時点で駆動モータ7の駆動を停止するようにされる。なお、途中で空樹脂容器Aが停止してしまった場合には、逆転スイッチ8を操作して圧縮ローラRを逆転させ取出すことができる。
また、石や鉄塊等の圧縮できない物体が投入され、駆動モータ7の駆動が停止されたような異常時を想定して、駆動モータ7へ通常運転時の電流値を超えた過電流が流れたときには、駆動モータ7への電流を停止することができる過電流防止回路を備えることが望ましい。
そして、本実施の形態の空容器減容回収機1の内部構造における変形例として、図13の平面図では、プレスユニット3を構成する圧縮ローラRのプレス部Pに対し、滑止用の歯Pbを設けたものである。滑止用の歯Pbによって空樹脂容器Aに加えられた圧力は、弾性限界を超える変形となるから復元性が低くなる。
図14は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部構造における収容器を、空樹脂容器と空ビン類とを分別するよう設置した変形例を示す部分透視図である。
本実施の形態の空容器減容回収機1の内部構造における変形例として、図14の部分透視図では、図1に示す収容器21を、減容された空樹脂容器Aを収容する収容器21Aと空ビン類Bを収容する収容器21Bとに分けて設置したものである。
図15は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部構造における収容ボックス内に飲料水等を収容する回収機構を追加して設けた変形例を示す透視図である。更にまた、本実施の形態の空容器減容回収機1の内部構造における変形例として、図15の透視図では、収容ボックス2内に樹脂容器内に残った飲料水等を収容する回収機構を追加して設けたものである。具体的には、収容ボックス2の上方に飲料水用投入口27を設け、この飲料水用投入口27から中継管28を介して収容ボックス2内の下方で収容器21に並べて設置された飲料水用タンク29に連結されている。
実施の形態2
上記実施の形態1では、空樹脂容器Aについて説明したが、空缶Kについても同様に処理することができる。共通する構成は省略し、動作のみ簡単に説明する。
図17は本発明の実施例2の要部動作を示す一次プレス時のプレスユニットの動作を示す説明図である。図18は図17に続く二次プレス時のプレスユニットの動作を示す説明図である。
一次プレス(図17参照)
図17に示すように、空樹脂容器Aは上部のローラユニット5に到達され、その圧縮ローラRの受入部Cに受け入れられた後、図17(a)、図17(b)に示すように、フック部Fにより把持されながら張力を付与した状態で引き下げられ、プレス部Pによって最も押し潰し易いスチールまたはアルミからなる空缶Kの側胴部Abから押し潰しが開始される。
このとき、フック部Fにより把持されながら空缶Kの底部Acまたは蓋部Adからなる一端面が彎曲する程度に空缶Kの側胴部Abに張力を付与しながら、空缶Kの側胴部Abを潰して減容するものであるから、フック部Fにより把持された付近には弾性限界を超える力が加えられ、空缶Kは弾性限界を超える変形となり、そのヒステリシスが残り、復元性が低くなるから、元の形状に戻らなくなる。このため、圧縮はスムーズに進行され、プレス部Pによるプレス動作の最終に穿孔突起部Paが空缶Kに作用し、穿孔がなされる。このようなタイミングで穿孔作業がなされるので、穿孔作業がスムーズであり、穿孔突起部Paに空缶Kが引っ掛かるようなこともない。特に、空缶Kの底部Acまたは蓋部Adからなる一端面が彎曲する程度に空缶Kの側胴部Abを潰すとき、空缶Kに合わせたそのヒステリシスが残りやすい最適な位置に穿孔Hが施される。勿論、内容物の排出のみとしてもよい。
即ち、フック部Fにより把持されながら空缶Kの図示する底部Acからなる一端面が彎曲する程度に空缶Kの側胴部Abを外力を付与し、潰して減容するものであるから、フック部Fにより把持された付近には弾性限界を超える力が加えられ、空缶Kは弾性限界を超えるヒステリシスが残る変形領域H0となり、復元性が低くなるから、元に戻り難くなる。更に、プレス動作の最初に穿孔突起部Paが空缶Kに作用し、穿孔Hがなされると、空缶Kの底部Acからなる一端面が彎曲する程度に空缶Kの側胴部Abを潰すとき、空缶Kに合わせたそのヒステリシスが残りやすい最適な位置に穿孔Hが施される。ところが、穿孔Hの周囲である穿孔付近領域H1は、そのヒステリシスが残りやすい弾性変形をしているので、復元性が低くなるから、元に戻り難くなる。
ここで、穿孔突起部Paのタイミングは、プレス部Pによるプレス動作の開始または最終に穿孔突起部Paが空缶Kに作用して穿孔がなされるように設定すると、特に、空缶Kの底部Acからなる一端面が彎曲した状態から復元状態になろうとする応力が弱くなり、復元性が低くなるから、元に戻り難くなる。
二次プレス(図18(a)、図18(b)参照)
上部のローラユニット5によりプレスされると共に、穿孔された空缶Kは、続いて、下部のローラユニット6に到達し、その圧縮ローラRの受入部Cに受け入れられると共に、直ちにフック部Fにより挟込まれ、第一圧縮ローラ61A及び第二圧縮ローラ61B間に引込まれる。第一圧縮ローラ61A及び第二圧縮ローラ61B間に引込まれた空缶Kは、再度プレス部Pによりプレスされると共に、プレス部Pの押圧作用終端部の穿孔突起部Paにより穿孔される。
二次プレス終了後(図1参照)
プレスユニット3にて二次プレスが終了した空缶Kは、自重にて落下され、収容ボックス2の収容器21に装着された収容袋22内に収容される。この収容器21の収容袋22内には、空缶Kが押し潰されているため、全く押し潰さない場合に比べて非常に多くの空缶Kが収容できることとなる。そして、穿孔突起部Paにより穿孔された空缶Kは弾性限界を超える変形となるから、そのヒステリシスによって復元性が低く、この傾向は、穿孔突起部Paにより穿孔していない空缶Kに比較して顕著である。
なお、圧縮ローラRは、複数のローラ要素Rpの分割体からなるため、穿孔突起部Paを有するローラ要素Rpの枚数や位置を、処理対象物である空缶Kのサイズに適合するように適宜、変更することが可能である。
特に、穿孔突起部Paは、プレスユニット3のうち、上部のローラユニット5または下部のローラユニット6の何れか一方に設けることができる。勿論、穿孔突起部Paは、プレスユニット3のうち、上部のローラユニット5及び下部のローラユニット6の両者に設けることができる。このとき、同一穿孔Hとならないようにするのが望ましい。
本実施の形態は、被処理物としての空樹脂容器Aまたは空缶等の空容器を対向する圧縮ローラに挟んで押し潰し減容して収容する空容器減容回収機1において、圧縮ローラRは、スチール相当強度の材料で構成した平板状のローラ要素Rp(Rp1,Rp2)が複数枚重ね合わされた状態で回動軸52A,52B,62A,62Bに軸支されて構成されると共に、前記対向する圧縮ローラRはほぼ対称形状を成し、かつ、各前記圧縮ローラRは上方から送られた空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器の端部を受け入れる受入部Cと、前記空容器の側胴部Abを引っ掛けて処理進行方向へ導くフック部Fと、前記空容器を押し潰す押圧作用を直接担うプレス部Pとを有し、前記対向する圧縮ローラRによって、少なくとも空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器の一端面が彎曲するように空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器の側胴部Abを潰して減容することを特徴とするものである。
圧縮ローラRがスチール相当強度の材料であるため、被処理物としての空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器に飲み口等の蓋の固い部分があっても確実に押し潰すことができ、この後の復元性を低くできる。また、圧縮ローラRは、複数の分割体である平板状のローラ要素Rp(Rp1,Rp2)を重ね合わせ構成されているため、押し潰して減容する空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器に合わせた幅方向の長さの調節が変更自在である。更に、空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器の底部を受入部Cに受け入れた状態で、フック部Fにより空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器を把持しながら引き下げ、最も押し潰し易い空容器の側胴部からプレス部にて押し潰しが開始されるため、スムーズに減容される。更に、少なくとも空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器の底部Acまたは蓋部Adからなる一端面が彎曲する程度に、空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器の側胴部Abを引っ掛けて処理進行方向へ導くフック部Fが急激に大きな押し潰し力を付与しているから、空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器は弾性限界を超える変形となるから復元性が低く、元に戻りにくくなる。そして、少なくとも空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器の底部Acまたは蓋部からなる一端面が彎曲しているから、収容後の処理過程で、押し潰された多数の空樹脂容器Aまたは空缶K等の空缶K等をブロック状にプレス機により固めたときでも、折れ曲がって重なる方向が決まっているから、相互間に重なり合った接合が成り立ち一体化が可能である。
つまり、圧縮ローラRがスチール相当強度の材料であるため、被処理物としての空樹脂容器Aに飲み口等の蓋Aaの固い部分があっても確実に押し潰すことができ、しかも、空樹脂容器Aに加えられた圧力は、弾性限界を超える変形となるから、この後の復元性を低くできる。また、圧縮ローラRは、複数の分割体である平板状のローラ要素Rpを重ね合わせ構成されているため、押し潰して減容する空樹脂容器Aに合わせた幅方向の長さの調節が変更自在であり、各種容器サイズにも対応可能である。更に、空樹脂容器Aの底部を受入部Cに受け入れた状態で、フック部Fにより空樹脂容器Aを把持しながら引き下げ、最も押し潰し易い空樹脂容器Aの側胴部Abからプレス部Pにて押し潰しが開始されるため、スムーズに減容される。
また、本実施の形態の空容器減容回収機1の圧縮ローラRは、その対向する双方または一方を構成するローラ要素Rpの何枚かに穿孔突起部Paが設けられ、この穿孔突起部がプレス部Pの終端部に設けられている。このため、例えば、空容樹脂器Aに蓋Aaが取り付けられていても、穿孔が施されることでスムーズに減容される。
そして、本実施の形態の空容器減容回収機1のローラ要素Rp(Rp1,Rp2)には、回動軸52A,52B(62A,62B)の軸長方向で隣接する間に僅かな間隙Sが設けられている。このため、空樹脂容器Aまたは誤って投入された異物側から強い力がかかっても、このローラ要素Rpの間隙Sによりその力を逃がし易くしており、空容器減容回収機1のプレスユニット3にかかる負荷を軽減することができる。
更に、本実施の形態の空容器減容回収機1の圧縮ローラRは、対向して設置されてローラユニットを構成し、上部のローラユニット5の後段に下部のローラユニット6を設けられている。このように、ローラユニットが、上部のローラユニット5及び下部のローラユニット6と複数基となるように設けられている。このため、空樹脂容器Aが繰り返し押し潰されることで弾性限界を超える変形となるから、その復元性を抑えることができ、減容を確実なものにできる。
更にまた、本実施の形態の空容器減容回収機1の圧縮ローラRの前段に空樹脂容器Aが傾斜して導かれる投入シュート24を設置し、この投入シュート24の傾斜側面の下方側を、その入口側から圧縮ローラR側に向かって張架される二本の弾性部材24aで構成すると共に、弾性部材24aの弾性力は、所定重量以下の空樹脂容器Aを支持しつつ圧縮ローラR側へ導き、一方、所定重量を超える空ビン類Bでは弾性部材24aが撓んでそのまま下方へ落下させるよう設定するものである。このように、例えば、重い空ビン類Bが投入されても、弾性部材24aの間隔を広げてすり抜け圧縮ローラRまで導かれることがないため、破砕によるガラス片の散乱や圧縮ローラRを含む機構における異常の発生を未然に防止することができる。
加えて、本実施の形態の空容器減容回収機1は、弾性部材24aが二本張架され、それら隣同士の間隔を空樹脂容器Aの所定幅より狭く、その所定幅より狭い空ビン類Bより広く設定するものである。このため、空ビン類Bは弾性部材24aの間隔を広げなくてもそのまますり抜けることができる。これにより、空樹脂容器Aより幅の狭い空ビン類Bが投入されたとしても、弾性部材24aの間隔をすり抜け圧縮ローラRまで導かれることがないため、破砕によるガラス片の散乱や圧縮ローラRを含む機構における異常の発生を未然に防止することができる。
また、対向する圧縮ローラによって空容器の彎曲するのは底部Acまたは蓋部Adからなる一端面で説明したが、本発明を実施する場合には、少なくとも空容器の底部Ac及び蓋部Adの2端面が彎曲するのが望ましいが、少なくても、底部Acまたは蓋部Adからなる一端面が彎曲しておれば、押し潰された多数の空缶等をブロック状にプレス機により固めたときでも、折れ曲がって重なり、相互間に重なり合った接合が成り立ち一体化可能である。
そして、本実施の形態の空容器減容回収機1は、空樹脂容器Aまたは空缶K等の空容器を前提に説明したが、ストレスを入れて変形させる本発明の主旨からすれば、紙コップにも使用することができる。即ち、空容器としては、空樹脂容器A、空缶K紙コップ等となる。
図1は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部を透視して概略構成を示す斜視図である。 図2は図1の収容ボックス内の要部構成を示す部分断面図である。 図3は図1のプレスユニットの構成を示す部分断面図である。 図4は図1のプレスユニットのローラ要素を詳細に示す平面図である。 図5は図1のプレスユニットの歯車駆動系を示す説明図である。 図6は図1のプレスユニットの圧縮ローラの配置関係を示す説明図である。 図7は図1の投入シュートの弾性部材の空樹脂容器または空ビン類に対する作用の違いを示す説明図である。 図8は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機による空樹脂容器に対する一次プレス前のプレスユニットの動作を示す説明図である。 図9は図8に続く一次プレス時のプレスユニットの動作を示す説明図である。 図10は図9に続く二次プレス時のプレスユニットの動作を示す説明図である。 図11は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機におけるプレスユニットの下部のローラユニットの変形例を示す斜視図である。 図12は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部構造におけるプレスユニット部分の変形例を示す部分断面図である。 図13は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部構造におけるプレスユニット3構成する圧縮ローラのプレス部の変形例を示す平面図である。 図14は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部構造における収容器を、空樹脂容器と空ビン類とを分別するよう設置した変形例を示す部分透視図である。 図15は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の内部構造における収容ボックス内に飲料水等を収容する回収機構を追加して設けた変形例を示す透視図である。 図16は本発明の実施の形態1にかかる空容器減容回収機の穿孔突起部で穿孔した部分の機械的強度の説明図である。 図17は本発明の実施例2の要部動作を示す一次プレス時のプレスユニットの動作を示す説明図である。 図18は図17に続く二次プレス時のプレスユニットの動作を示す説明図である。
1 空容器減容回収機
3 プレスユニット
5 上部のローラユニット
6 下部のローラユニット
24 投入シュート
24a 弾性部材
51A,61A 第一圧縮ローラ
51A,61A 第二圧縮ローラ
A 空樹脂容器
C 受入部
F フック部
P プレス部
Pa 穿孔突起部
R 圧縮ローラ
Rp ローラ要素
B 空ビン類
Rp1 ローラ要素(穿孔突起部なし)
Rp2 ローラ要素(穿孔突起部付き)
S 間隙

Claims (4)

  1. 被処理物としての空容器を対向する圧縮ローラに挟んで押し潰し減容して収容する空容器減容回収機において、
    前記対向する圧縮ローラに前記空容器を導く傾斜する投入シュートを、前記対向する圧縮ローラに対する前記空容器の供給側に設け、その投入シュートの傾斜側面の下方側に、その供給側から前記圧縮ローラ側に向かって張架された1本以上の弾性部材を配設し、かつ、前記弾性部材の弾性は、所定重量以下の前記空容器を前記圧縮ローラ側へ導き、所定重量を超えるものは前記弾性部材が撓んで、前記投入シュートから脱して落下するように設定し、
    また、前記圧縮ローラは平板状のローラ要素が複数枚重ね合わされた状態で、かつ、回動軸の軸長方向に隣接する前記ローラ要素間に間隙を設けた状態で前記回動軸に軸支され、前記対向する圧縮ローラは対称形状を成し、かつ、前記圧縮ローラの各々は、上方から送られた前記空容器の端部を受け入れる受入部と、前記空容器の側胴部を引っ掛けて処理進行方向へ導くフック部と、前記空容器を押し潰す押圧作用を直接担うプレス部と、前記対向する圧縮ローラの双方または一方のローラ要素の1枚以上に設け、前記ローラ要素の前記プレス部の押圧作用を開始する先端部または終端部に形成した前記空容器に対し穿孔を施す穿孔突起部とを有し、前記対向する圧縮ローラによって、少なくとも前記空容器の一端面が彎曲するように前記空容器の側胴部を潰して減容することを特徴とする空容器減容回収機。
  2. 前記圧縮ローラは、対向して設置されてローラユニットを構成し、その後段または前段に1つ以上の他のローラユニットを設けたことを特徴とする請求項1に記載の空容器減容回収機。
  3. 前記弾性部材は、2本以上とし、それらの隣接間隔を前記減容目的の空容器の幅より狭くし、かつ、前記減容目的外の空容器類より広く設定したことを特徴とする請求項1に記載の空容器減容回収機。
  4. 前記空容器は、空樹脂容器または空缶であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の空容器減容回収機。
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