以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の無線タグ作成装置12を含む無線タグ生成システム10を説明する図である。この無線タグ生成システム10において、本発明の一実施例である複数の無線タグ作成装置12は、有線或いは無線による通信回線14を介してルートサーバ16、端末18、汎用コンピュータ20、及び複数の情報サーバ22に接続されている。
この無線タグ生成システム10では、端末18又は汎用コンピュータ20から、無線タグ作成装置12に対して無線タグラベル24へ印刷するための印刷情報が入力され、その印刷情報に対応する印刷が施される。また、この際、端末18又は汎用コンピュータ20において、所定の操作がなされ、無線タグラベル24に固有のIDである書込IDと、情報サーバ22に記憶されている物品情報のアドレスと、ルートサーバ16におけるそれらの対応情報の格納先アドレス等が指定されることにより、無線タグ回路素子24aのIC回路(後述するIC回路部80)に書込ID及び物品情報等のタグ書込み情報が書き込まれる。また、この無線タグ生成システム10においては、無線タグラベル24の書込IDとその無線タグラベル24に書き込まれた情報との対応関係がルートサーバ16に記憶され、必要に応じて参照できるように構成されている。
ここで、図2及び図3を参照して、上記のような無線タグシステム10における無線タグ作成装置12により作成される無線タグラベル24について説明する。図2は、無線タグ生成システム10における無線タグ作成装置12で作成される無線タグラベル24の外観を説明する図であり、図2(a)は、無線タグラベル24の表面(印刷情報に基づく印刷が施されている面)側の平面図であり、図2(b)は、無線タグラベル24の裏面(印刷情報に基づく印刷が施されている面の反対面)側の平面図である。また、図3は、図2(a)に示した無線タグラベル24のX−X視断面図である。
図2(a)に示すように、無線タグラベル24の表面側には、例えば、「RF−ID」等のユーザによって入力される印刷情報に対応する印刷とANTに相当する長さに描かれたアンダーラインとからなる印刷部78とが印刷されている。一方、図2(b)に示すように、無線タグラベル24の裏面側には、無線タグラベル作成装置12におけるセンサ51にて検出させるための制御用マーカB,Cが予め印刷されている剥離紙90が配置されている。
また、図3に示すように、この無線タグラベル24は、PET(ポリエチレンテレフタラート)等から構成される不透明のベースフィルム82と、そのベースフィルム82の一方の面側に粘着層84を介して配設される透明なカバーフィルム86と、ベースフィルム82の他方の面側に粘着層88を介して配設される剥離紙90とから構成される積層体である。
ベースフィルム82における粘着層88と対向する側の面には、その面に対して一体的に設けられているIC回路部80と、そのIC回路部80に接続されるアンテナ部64とから構成される無線タグ回路素子24aが設置されている。この無線タグ回路素子24aのアンテナ部64は、ベースフィルム82の表面に印刷等により、ANTで示されるアンテナ長となるように形成される。よって、無線タグラベル24におけるこのアンテナ長「ANT」で示される長さの領域は、無線タグラベル24における無線タグ回路素子24aの配置されている領域に対応する。
図3によれば、印刷部78は、透明なカバーフィルム86と不透明なベースフィルム82との間に形成され、一方で、無線タグ回路素子24aは、ベースフィルム82における剥離紙90と対向する側の面に配置されている。そのため、作成された無線タグラベル24を、表面側、即ち、カバーフィルム86の側から目視した場合に、印刷部78は、直接、視認され得るが、無線タグ回路素子24aは、直接、視認され得ない。
また、剥離紙90は、無線タグラベル24において剥離可能な層であり、無線タグ作成装置12により無線タグラベル24が完成された後、ユーザによって剥離されて、粘着層88を露出させ得る。剥離紙90が剥離されて、粘着層88が露出されることにより、無線タグラベル24を所定の商品などに接着させることが可能となる。
図4は、上記した無線タグ回路素子24aの構成を説明する図である。図4に示すように、無線タグ回路素子24aは、アンテナ部64と、整流部66と、電源部68と、クロック抽出部70と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部72と、変復調部74と、無線タグ回路素子24a全体の制御を行う制御部76とを主に備えている。
上記のように構成される無線タグ回路素子24aにおいて、アンテナ部64は、整流部66とクロック抽出部70と変復調部74とに接続され、整流部66は、さらに電源部68に接続されている。また、クロック抽出部70及び変復調部74は、それぞれ、制御部76に接続されている。制御部76は、更にメモリ部72に接続されている。
アンテナ部64は、無線タグ作成装置12又は非図示の外部リーダ(質問器)との間で、UHF等の高周波を用いたRFID通信を行うものであり、アンテナ部64により受信された搬送波は、これらの整流部66、クロック抽出部70、変復調部74へ出力され、各処理部に応じた処理がなされる。
整流部66は、アンテナ部64により受信された搬送波を整流するものであり、この整流部66により整流された搬送波のエネルギを電源部68へ出力する。一方、電源部68では、整流部66から入力された搬送波のエネルギを蓄積し、そのエネルギを動力として、無線タグ回路素子24aを作動させる。
クロック抽出部70は、アンテナ部64により受信された搬送波からクロック信号を抽出するものであり、このクロック抽出部70により抽出されたクロック信号を制御部76へ出力する。
変復調部74は、アンテナ部64により受信された搬送波から抽出されたアナログ情報信号を制御部76で処理するためのデジタル情報信号に復調する処理、及び、同じくアンテナ部64により受信された搬送波をメモリ部72に記憶された情報信号に基づいて変調するものである。
制御部76は、上記した整流部66、クロック抽出部70、及び変復調部74等を介して無線タグ回路素子24aで実行される基本的な作動を制御するためのものであり、例えば、アンテナ部64により受信された搬送波を、上記のように変復調部74において、メモリ部72に記憶された情報信号に基づいて変調した上で、反射波としてアンテナ部64から反射返信する制御や、無線タグ作成装置12と通信を行うことによりメモリ部72に所定の情報を記憶する制御などを実行する。
次に、図5及び図6を参照して、本発明の無線タグ作成装置12について説明する。図5は、本発明の無線タグ作成装置12の構成を示す図であり、図6は、無線タグ作成装置12におけるカートリッジ28の構成を示す図である。
無線タグ作成装置12は、上記のような無線タグラベル24を作成するためのものであり、後述する所定の処理(図8〜図11参照)により、カバーフィルム86に任意の印刷情報に基づく文字や模様や図柄等の印刷や、所望の書込ID及び物品情報等を無線タグ回路素子24aのIC回路部80に書き込むことにより、ユーザの要望に応じた無線タグラベル24を即座に作成できるようにしたものである。
図5に示すように、無線タグ作成装置12は、その無線タグラベル24の基材となるタグテープ26を作成するための着脱自在のカートリッジ28と、このカートリッジ28における巻取ローラ102及び圧着ローラ104をそれぞれ回転させるためのギヤ(非図示)を駆動させるパルスモータ30と、このパルスモータ30の駆動を制御するパルスモータ駆動回路32と、複数の発熱素子(非図示)を備えたサーマルヘッド34と、このサーマルヘッド34の駆動を制御する印刷駆動回路36と、タグテープ26を矢印方向へ送出する送出ローラ38と、この送出ローラ38を駆動するパルスモータ40と、このパルスモータ40の駆動を制御する送出ローラ駆動回路42と、無線タグ作成装置12の外部へ搬出されるタグテープ26が通過する搬出口44と、この搬出口44へタグテープを案内するための送出ガイド46と、搬出口44におけるタグテープ26の有無を検出するセンサ52と、タグテープ26を切断して個々の無線タグラベル24に分割するカッタ50と、このカッタ50を駆動するためのソレノイド48と、このソレノイド48又は送出ローラ駆動回路42を制御するためにタグテープ26の剥離紙90に予め印刷されている制御用マーカA,B,C,D(図13参照)を検出するセンサ51と、無線タグラベル24の無線タグ回路素子24aとの間で通信を行い、情報の読み込み又は書き込みを行う装置側アンテナ部54と、その装置側アンテナ部54を制御する無線通信回路56と、無線タグ回路素子24aから読み出された信号又は書き込むための信号を処理する信号処理回路58と、通信回線14を介して無線タグ生成システム10に接続される入出力インターフェイス62(I/O62)と、無線タグ作成装置12全体を制御するための制御回路60とを主に搭載している。
無線タグ作成装置12に着脱自在に装着可能なカートリッジ28には、図6に示すように、基材テープ92が巻回された第1ロール94と、その基材テープ92と略同じ幅であるカバーフィルム86が巻回された第2ロール96と、インクリボン98が巻回されたインクリボンロール100と、そのインクリボン98を巻き取るための巻取ローラ102と、基材テープ92とカバーフィルム86とを押圧してそれらを接着させつつ矢印方向にテープ送りをする圧着ローラ104とが、それぞれの軸心回りに回転可能に設けられている。なお、第1ロール94及び第2ロール96は、図面では同心円状に描かれているが、実際には芯に巻かれた渦巻き状になっている。
ここで、第1ロール94として巻回されている基材テープ92は、カバーフィルム86と接着されるための粘着層84と、その粘着層84に隣接し、その粘着層84に対して反対側の面にアンテナ部64及びIC回路部80から構成される無線タグ回路素子24aが所定間隔で配置されたベースフィルム82と、そのベースフィルム82における無線タグ回路素子24aの配置されている面に隣接する粘着層88と、その粘着層88と隣接する剥離紙90とがこの順で積層された帯状の積層体である。第1ロール94は、この基材テープ92の剥離紙90が外側を向くように巻回されて構成されるものである。
インクリボンロール100及び巻取ローラ102は、カバーフィルム86の裏面側、即ち、基材テープ92と接着される側に配設されている。このインクリボン98は、無線タグ作成装置12本体に設けられたサーマルヘッド34に押圧されることで、カバーフィルム86の裏面に当接させられるようになっている。ここで、センサ51とサーマルヘッド34との距離は、基材テープ92の剥離紙90に印刷されている制御用マーカA(図13参照)がセンサ51により検出された際に、印刷開始位置が無線タグ回路素子24aの配置されている領域の印刷方向前端となるように、カセットの組み立て時等に位置合わせをすることにより調整される。
上記のように構成されるカートリッジ28では、パルスモータ30の駆動の結果として、巻取ローラ102と圧着ローラ104とが略三角状の内歯ギヤ102a,104aを介して矢印方向にそれぞれ同期して回転され、それによって、第1ロール94に巻回される基材テープ92と、第2ロールに巻回されるカバーフィルム86と、インクリボンロール100に巻回されるインクリボン98とが、それぞれ矢印方向に搬送される。そのようなカバーフィルム86等の搬送中に、印刷駆動回路36によりサーマルヘッド34に備えられた複数の発熱素子に通電されると、カバーフィルム86の裏面、即ち、基材テープ92と接着される側の面に所定の文字や記号等が鏡文字として印刷される。その後、圧着ローラ104により、カバーフィルム86の裏面側と基材テープ92の粘着層84とが接着されて、タグテープ26が形成される。
図5に戻って説明する。圧着ローラ104による圧着により形成されたタグテープ26は、無線通信回路56により制御される装置側アンテナ部54との通信によって、そのタグテープ26に備えられた各IC回路部80に所定の情報が書き込まれる。そして、IC回路部80に所定の情報が書き込まれると、ソレノイド48により駆動されるカッタ50により所定の長さで切断されて個々の無線タグラベル24に分割される。なお、カッタ50を駆動するソレノイド48は、基材テープ92の裏面側、即ち、剥離紙90に予め印刷されている制御用マーカA〜D(図13参照)がセンサ51によって検出され、そのセンサ51による検出に応じて制御回路60により制御される。
図7は、上記のような無線タグ作成装置12全体を制御する制御回路60の構成を説明する図である。図7に示すように、制御回路60は、中央演算処理装置であるCPU140と、ROM(Read Only Memory)142と、及びRAM(Random Access Memory)144とから主に構成され、RAM144の一時記憶機能を利用しつつROM142に予め記憶された制御プログラム142aに従ってCPU140が信号処理を行う所謂マイクロコンピュータである。
ここで、ROM142は、無線タグ作成装置12で実行される各処理を制御するための制御プログラム142aなどを記憶する書き換え不能なメモリである。なお、後述する図8〜図11のフローチャートを実行するプログラムは、制御プログラム142aの一部として格納されている。また、RAM144は、無線タグ作成装置12の各動作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリであり、TWフラグ144aを備えている。
TWフラグ144aは、無線タグラベル24作成時にIC回路部80に所定の情報を書き込んだか否かを示すフラグであり、IC回路部80に情報が書き込まれていない状態において「0」の値を有し、IC回路部80に情報が書き込まれた状態において「1」の値を有する。
また、この制御回路60は、入出力インターフェイス62を介して通信回線14に接続されており、この通信回線14を介して、ルートサーバ16、端末18、汎用コンピュータ20、及び情報サーバ22等との間で情報のやりとりが可能とされている。
次に、図8〜図11のフローチャートを参照して、上記のように構成される無線タグ作成装置12が行う動作について説明する。図8は、この無線タグ作成装置12で実行される無線タグラベル作成処理を示すフローチャートである。この無線タグラベル作成処理は、通信回線14を介して無線タグ作成装置12に接続されている端末18又は汎用コンピュータ20の操作により、無線タグラベル24の作成が指示されると起動する処理である。ここで、端末18又は汎用コンピュータ20から通信回線14を介して無線タグ作成装置12へ送信される無線タグラベル24の作成指示と共に、端末18又は汎用コンピュータ20により入力された無線タグラベル24に印刷するべき印刷情報と情報サーバ22に記憶されている物品情報のアドレス等が送信される。
この無線タグラベル作成処理では、まず、端末18又は汎用コンピュータ20から受信した印刷情報を読み込む(S1)。S1の処理後、端末18又は汎用コンピュータ20から受信した、情報サーバ22のアドレスに記憶される物品情報及び無線タグラベル24の書込ID等のタグ書込み情報を読み込み(S2)、TWフラグ144aの値を「0」とする(S3)。
S3の処理後、S1の処理により読み込んだ印刷情報(文字の大きさ、文字数等)に対応して実行される印刷の長さ(印刷長)と予め規定されている無線タグ回路素子24aの領域、即ち、アンテナ部64のアンテナ長(ANT)とを比較し、印刷長<アンテナ長であるか否かを確認する(S4)。
S4の処理により確認した結果、印刷長≧アンテナ長である場合(S4:No)、通常印刷処理(S5)を実行する。
ここで、図9を参照して、通常印刷処理(S5)について説明する。図9は、この通常印刷処理(S5)を示すフローチャートであり、この通常印刷処理(S5)では、まず、送出ローラ38を駆動し、タグテープ26を搬送(空送り)する(S11)。なお、タグテープ26の搬送に伴い、タグテープ26を構成する圧着前のカバーフィルム86及び基材テープ92もまた搬送される。
S11の処理後、センサ51が、タグテープ26の裏面側の剥離紙90に印刷された制御用マーカA(図13参照)を検出したか否かを確認する(S12)。S12の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカAを検出しなければ(S12:No)、S11へ移行し、制御用マーカAを検出するまでタグテープ26の搬送(空送り)を実行する。
一方、S12の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカAを検出すると(S12:Yes)、S1において読み込んだ印刷情報に対応する印刷を開始する(S13)。S13の処理では、印刷情報に対応する文字又は記号等を、インクリボン98を介したサーマルヘッド34により、カバーフィルム86の裏面へ鏡文字として熱転写する。また、予め位置合わせが行われているので、印刷は、無線タグ回路素子24aの配置されている領域の印刷方向前端から開始される。即ち、S12〜S13の処理によれば、予め剥離紙90に印刷された制御用マーカAを利用して、無線タグ回路素子24aの領域の端部から印刷が開始されるので、ユーザの手を煩わせることなく、無線タグ回路素子24aの領域の端部を視認可能とするような印刷をすることができる。
S13の処理後、S1において読み込まれた印刷情報に対応する印刷が完了したか否かを確認する(S14)。S14の処理により確認した結果、印刷が完了していなければ(S14:No)、S13の処理により開始された印刷を継続しつつ、センサ51が、2番目の制御用マーカである制御用マーカB(図13参照)を検出した否かを確認する(S23)。
S23の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカBを検出すると(S23:Yes)、カッタ50をソレノイド48の駆動により作動させて、タグテープ26を切断線Z1(図13参照)で切断し(S27)、S14の処理へ移行する。
S23,S27の処理によれば、予め剥離紙90に印刷された制御用マーカBを利用して、無線タグラベル24の先端を無線タグ回路素子24aの領域を避けた所定の位置で自動切断するように制御することができるので、ユーザ自身が、印刷の施された無線タグラベル24の先端を切断することによる、無線タグ回路素子24a、特に、そのアンテナ部64の誤切断を低減することができる。
一方、S23の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカBを検出しなければ(S23:No)、センサ51が3番目の制御用マーカである制御用マーカC(図13参照)を検出したか否か、即ち、タグテープ26の先端がS23の処理により切断された後、印刷が完了する前に制御用マーカCが確認されたか否かを確認する(S24)。S24の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカCを検出しなければ、S14の処理へ移行する。
一方、S24の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカCを検出すると(S23:Yes)、S2において読み込まれたタグ書込情報を装置側アンテナ54から送信し、IC回路部80へ書き込み(S25)、TWフラグ144aの値を「1」とする(S26)。S26の処理後、S14の処理へ移行する。
また、S14の処理により確認した結果、印刷が完了すれば(S14:Yes)、TWフラグ144aの値が「1」であるか否かを確認する(S15)。S15の処理により確認した結果、TWフラグ144aの値が「0」、即ち、タグ書込み情報がIC回路部80に未だ書き込まれていなければ(S15:No)、送出ローラ38を駆動してタグテープ26を搬送(空送り)する(S16)。
S16の処理後、センサ51が制御用マーカCを検出したか否かを確認する(S17)。S17の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカCを検出しなければ(S17:No)、S16へ移行し、制御用マーカCを検出するまでタグテープ26の搬送(空送り)を実行する。
一方、S17の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカCを検出すると(S17:Yes)、S2において読み込まれたタグ書込情報を、装置側アンテナ54から送信することによりIC回路部80へ書き込み(S18)、S19の処理へ移行する。
また、S15の処理により確認した結果、TWフラグ144aの値が「1」、即ち、タグ書込み情報が既にIC回路部80に書き込まれていれば(S15:Yes)、S16〜S18の処理をスキップして、S19の処理へ移行する。
S19では、送出ローラ38を駆動して、タグテープ26を所定の長さだけ(次の無線タグ回路素子24aのアンテナ部64に到達する以前の所定の位置まで)搬送する処理が実行され、次いで、カッタ50をソレノイド48の駆動により作動させて、タグテープ26を切断する(S20)。S20の処理後、タグテープ26の切断により作成された無線タグラベル24を排出し(S21)、この通常印刷処理(S5)を終了する。
図8に戻って説明する。この通常印刷処理(S5)の終了後、この無線タグラベル作成処理を終了する。
一方、S4の処理により確認した結果、印刷長<アンテナ長である場合(S4:Yes)、追加印刷処理(S6)を実行する。
ここで、図10を参照して、この追加印刷処理(S6)について説明する。図10は、追加印刷処理(S6)を示すフローチャートであり、この追加印刷処理(S6)では、まず、印刷長がアンテナ長より短いことをユーザに報知する(S31)。このS31の処理では、例えば、無線タグ作成装置12と通信回線14を介して接続された端末18又は汎用コンピュータ20の非図示の表示画面(LCDなど)にその旨を表示したり、又は、端末18又は汎用コンピュータ20に備えられている非図示のスピーカなどによる音声案内がされることにより、視覚的又は聴覚的に報知を行う。S31の処理により、印刷長がアンテナ長より短い場合には、その旨についてユーザに報知されるので、それによって、その後に実施される印刷長の制御においてユーザの操作が必要な場合に、そのユーザによる操作をより確実に実施させ得る。S31の処理後、追加印刷情報選択処理(S32)を実行する。
図11は、この追加印刷情報選択処理(S32)を示すフローチャートであり、この図11に示すフローチャートを参照して、追加印刷情報選択処理(S32)について説明する。この追加印刷情報選択処理(S32)は、印刷長がアンテナ長に達するように、端末18又は汎用コンピュータ20により入力された印刷情報に対応する印刷以外に印刷を行うための追加印刷情報を選択するための処理である。この追加印刷情報選択処理(S32)を実行するにあたって、端末18又は汎用コンピュータ20の表示画面(非図示)上には、追加印刷情報の選択画面が表示され、ユーザはその選択画面に従って所望の追加印刷情報を選択する。
この追加印刷情報選択処理(S32)では、まず、ユーザにより追加印刷情報としてアンダーライン(図12(a)参照)が選択されたか否かを確認する(S51)。S51の処理により確認した結果、ユーザにより追加印刷情報としてアンダーラインが選択されていれば(S51:Yes)、アンダーラインを追加印刷情報とし(S52)、この追加印刷情報選択処理(S32)を終了する。
一方、S51の処理により確認した結果、ユーザにより追加印刷情報としてアンダーラインが選択されていなければ(S51:No)、追加情報としてフレーム(図12(b)参照)が選択されたか否かを確認する(S53)。S53の処理により確認した結果、ユーザにより追加情報としてフレームが選択されていれば(S53:Yes)、フレームを追加印刷情報とし(S54)、この追加印刷情報選択処理(S32)を終了する。
一方、S53の処理により確認した結果、ユーザにより追加印刷情報としてフレームが選択されていなければ(S53:No)、追加情報として文字サイズ変更(図12(c)参照)が選択されたか否かを確認する(S55)。S55の処理により確認した結果、ユーザにより追加情報として文字サイズ変更が選択されていれば(S55:Yes)、文字サイズ変更を追加印刷情報とし(S56)、この追加印刷情報選択処理(S32)を終了する。
一方、S55の処理により確認した結果、ユーザにより追加印刷情報として文字サイズ変更が選択されていなければ(S55:No)、追加情報として文字間隔変更(図12(d)参照)が選択されたか否かを確認する(S57)。S57の処理により確認した結果、ユーザにより追加情報として文字間隔変更が選択されていれば(S57:Yes)、文字間隔変更を追加印刷情報とし(S58)、この追加印刷情報選択処理(S32)を終了する。
一方、S57の処理により確認した結果、ユーザにより追加印刷情報として文字間隔変更が選択されていなければ(S57:No)、追加情報として模様の追加とその追加される模様とが選択されたか否かを確認する(S59)。S59の処理により確認した結果、ユーザにより追加情報として模様の追加とその追加される模様とが選択されていれば(S59:Yes)、選択された模様での模様追加を追加印刷情報とし(S60)、この追加印刷情報選択処理(S32)を終了する。
一方、S59の処理により確認した結果、ユーザにより追加情報として模様の追加とその追加される模様とが選択されていなければ(S59:No)、S51の処理へ移行し、何らかの追加印刷情報がユーザにより選択されるまで、S51,S53,S55,S57,S59の処理を繰り返す。
このS32の追加印刷情報選択処理では、印刷長を制御するための追加印刷情報を、ユーザにより選択することができるので、ユーザの好みに応じた無線タグラベル24を作成することができる。
図10に戻って説明する。追加印刷情報選択処理(S32)の実行後、その追加印刷情報選択処理(S32)において選択された追加印刷情報を読み込む(S33)。
S33の処理後、送出ローラ38を駆動し、タグテープ26を搬送(空送り)し(S34)、次いで、センサ51が制御用マーカA(図13参照)を検出したか否かを確認する(S35)。S35の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカAを検出しなければ(S35:No)、S34へ移行し、制御用マーカAを検出するまでタグテープ26の搬送(空送り)を実行する。
一方、S35の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカAを検出すると(S35:Yes)、S1及びS33において読み込んだ印刷情報(追加印刷情報を含む)に対応する印刷を開始する(S36)。S36の処理では、印刷情報及び追加印刷情報にに対応する文字又は記号等を、インクリボン98を介したサーマルヘッド34により、カバーフィルム86の裏面へ鏡文字として熱転写する。また、予め位置合わせが行われているので、印刷は、無線タグ回路素子24aの配置されている領域の印刷方向前端から開始される。即ち、S35〜S36の処理によれば、予め剥離紙90に印刷された制御用マーカAを利用して、無線タグ回路素子24aの領域の端部から印刷が開始されるので、ユーザの手を煩わせることなく、無線タグ回路素子24aの領域の端部を視認可能とするような印刷をすることができる。
図12は、この追加印刷処理(S6)において印刷が施された無線タグラベル24を示す図である。図12(a)は、S33の処理において読み込まれた追加印刷情報がアンダーラインである場合に作成される無線タグラベル24であり、S1の処理により読み込まれた印刷情報に対応する印刷が予め決められている文字サイズで印刷されると共に、アンテナ長(ANT)に対応する長さのアンダーラインが印刷される。
また、図12(b)は、S33の処理において読み込まれた追加印刷情報がフレームである場合に作成される無線タグラベル24であり、S1の処理により読み込まれた印刷情報に対応する印刷が予め決められている文字サイズで印刷されると共に、アンテナ長(ANT)に対応する長さのフレームが印刷される。
また、図12(c)は、S33の処理において読み込まれた追加印刷情報が文字サイズ変更である場合に作成される無線タグラベル24である。S33の処理において読み込まれた追加印刷情報が文字サイズ変更である場合、S1の処理により読み込まれた印刷情報に対応する印刷の長さがアンテナ長(ANT)となるように文字サイズが制御されて印刷される。
また、図12(d)は、S33の処理において読み込まれた追加印刷情報が文字間隔変更である場合に作成される無線タグラベル24である。S33の処理において読み込まれた追加印刷情報が文字間隔変更である場合、S1の処理により読み込まれた印刷情報に対応する印刷が予め決められている文字サイズで印刷されるが、その際、印刷の長さがアンテナ長(ANT)となるように文字間隔が制御される。
また、図12(e)は、S33の処理において読み込まれた追加印刷情報が模様追加である場合に作成される無線タグラベル24である。S33の処理において読み込まれた追加印刷情報が模様追加である場合、S1の処理により読み込まれた印刷情報に対応する印刷が予め決められている文字サイズで印刷されると共に、追加印刷情報選択処理(S32)におけるS59の処理で選択された模様が印刷の長さがアンテナ長(ANT)となるように追加される。なお、図12(e)には、追加模様として、S1の処理により読み込まれた印刷情報に対応する印刷の左方に模様「(」を追加し、右方に模様「)」を追加するように選択された場合が図示されている。
S36の処理後、S1及びS33において読み込んだ印刷情報に対応する印刷が終了したか否かを確認する(S37)。S37の処理により確認した結果、印刷が完了していなければ(S37:No)、S36の処理により開始された印刷を継続しつつ、センサ51が、2番目の制御用マーカである制御用マーカB(図13参照)を検出した否かを確認する(S45)。
S45の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカBを検出しなければ(S45:No)、S37の処理へ移行する。
一方、S45の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカBを検出すると(S45:Yes)、カッタ50をソレノイド48の駆動により作動させて、タグテープ26を切断線Z1(図13参照)で切断し(S46)、S37の処理へ移行する。
S45〜S46の処理によれば、予め剥離紙90に印刷された制御用マーカBを利用して、無線タグラベル24の先端を無線タグ回路素子24aの領域を避けた所定の位置で自動切断するように制御することができるので、ユーザ自身が、印刷の施された無線タグラベル24の先端を切断することによる、無線タグ回路素子24a、特に、そのアンテナ部64の誤切断を低減することができる。
また、S37の処理により確認した結果、印刷が完了すれば(S37:Yes)、送出
ローラ38を駆動してタグテープ26を搬送(空送り)する(S38)。
S38の処理後、センサ51が、3番目の制御用マーカである制御用マーカCを検出したか否かを確認する(S39)。S39の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカCを検出しなければ(S39:No)、S39へ移行し、制御用マーカCを検出するまでタグテープ26の搬送(空送り)を実行する。
一方、S39の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカCを検出すると(S39:Yes)、S2において読み込まれたタグ書込情報を装置側アンテナ54から送信し、IC回路部80へ書き込む(S40)。次いで、送出ローラ38を駆動してタグテープ26を搬送(空送り)する(S41)。
S41の処理後、センサ51が、4番目の制御用マーカである制御用マーカDを検出したか否かを確認する(S42)。S42の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカDを検出しなければ(S42:No)、S41へ移行し、制御用マーカDを検出するまでタグテープ26の搬送(空送り)を実行する。
一方、S42の処理により確認した結果、センサ51が制御用マーカDを検出すると(S42:Yes)、カッタ50をソレノイド48の駆動により作動させて、タグテープ26を切断線Z2(図13参照)で切断する(S43)。
S42〜S43の処理によれば、予め剥離紙90に印刷された制御用マーカDを利用して、印刷情報に基づく印刷長がアンテナ長より短い場合であっても、無線タグラベル24の後端を無線タグ回路素子24aの領域を避けた所定の位置で自動切断するように制御することができるので、ユーザ自身が、印刷の施された無線タグラベル24の先端を切断することによる、無線タグ回路素24a子、特に、そのアンテナ部64の誤切断を低減することができる。
S43の処理後、タグテープ26の切断により作成された無線タグラベル24を排出し(S44)、この通常印刷処理(S6)を終了する。
図8に戻って説明する。この追加印刷処理(S6)の終了後、この無線タグラベル作成処理を終了する。
図13は、タグテープ26とそのタグテープ26が切断されて形成される無線タグラベル24とを示す図である。図13に示すように、タグラベル26の裏面側の剥離紙90には、無線タグラベル24の配置されている領域、即ち、アンテナ長(ANT)に応じて配置される制御用マーカA〜Dが予め印刷されている。無線タグ作成装置12のセンサ51が、これらの制御用マーカA〜Dを検出すると、通常印刷処理(図9)又は追加印刷処理(図10)において、その制御用マーカに応じた処理が実行される。
この図13では、印刷長がアンテナ長(ANT)より短い場合を例示しており、追加印刷処理(図10)において、S34において制御用マーカAを検出すると、印刷を開始し(S35)、その後、S45において、2番目の制御用マーカである制御用マーカBを検出すると、タグテープ26を切断線Z1にて切断する(S46)。そして、印刷完了後、S39において、3番目の制御用マーカである制御用マーカCを検出すると、タグ書込情報をこのタグテープ26の表面から視認できない層に配置されているIC回路部80に書き込み(S40)、更に、S42において、4番目の制御用マーカである制御用マーカDを検出すると、タグテープ26を切断線Z2にて切断し(S43)、それによって、無線タグラベル24が完成する。
なお、剥離紙90に予め印刷されている制御用マーカは、図13に示した制御用マーカA,C,Dを1つの制御用マーカとして共通化するように構成してもよい。3つの制御用マーカを1つの制御用マーカとして共通化することにより、無線タグ作成装置12の制御を容易化することができる。図14は、図13に示した制御用マーカA,C,Dを共通化した制御用マーカA’と制御用マーカBとが剥離紙90に印刷されたタグテープ26と、そのタグテープ26が切断されて形成される無線タグラベル24とを示す図である。
図14に示したような制御用マーカを有するタグテープ26から無線タグラベル24を作成する場合、タグテープ26は、前回の印刷時に制御用マーカA’の検出に基づいて切断線Z2’にて切断された状態で保持されており、次の印刷の指示がなされると、テープを搬送することなく、その位置から印刷が開始されるように構成されている。印刷開始後、制御用マーカBを検出すると、切断線Z1で印刷領域の前部の余白を切断する。次いで、制御用マーカA’を検出すると、タグ書込情報をIC回路部80に書き込んだ後、切断線Z2にて切断し、それによって、無線タグラベル24を作成する。そして、切断線Z2にて切断されたタグテープ26をそれ以上搬送せずにテープ位置を保持し、次の印刷指示を待機する。
以上説明したように、第1実施例の無線タグ作成装置12によれば、印刷情報に基づく印刷長が無線タグ回路素子24aのアンテナ部64の長さ(アンテナ長)より短い場合に、無線タグ印刷装置12において、その印刷長が少なくともアンテナ長となるように追加印刷を施す。よって、無線タグラベル24において無線タグ回路素子24aが配置されている領域を、一目瞭然に視認させることができ、ユーザによるアンテナ部64の誤切断を防止することができる。
次に、本発明の無線タグ印刷装置12における第2実施例について説明する。上記第1実施例では、印刷情報に基づく印刷長がアンテナ長より短い場合に、無線タグ印刷装置12において、その印刷長が少なくともアンテナ長となるように追加印刷を施すことにより、タグテープ60又はそのタグテープ60が切断されて作成される無線タグラベル24において無線タグ回路素子24aが配置されている領域を視認可能とするように構成した。
これに対して、第2実施例では、基材テープ92を構成するベースフィルム82の表面側(粘着層84を介してカバーフィルム86と接着される側)に、アンテナ長(ANT)に等しい長さ方向の領域、即ち、無線タグ回路素子24aの配置されている領域とそれ以外の領域とに対し、一見して視認可能である視認用マークを形成するように構成されている。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図15は、この第2実施例を具体的に示す図であり、(a)は、カバーフィルム86を表面側から見た図であり、(b)は、ベースフィルム82を表面側から見た図であり、(c)は、ベースフィルム82及びベースフィルム82に配置されている無線タグ回路素子24aを裏面側から見た図であり、(d)は、上記(a)〜(c)に示したカバーフィルム86とベースフィルム82とが積層されて作成された無線タグラベル24を表面側から見た図である。なお、理解を容易にするために、図15(a)において、カバーフィルム86の一部が既に印刷された状態で図示されている。
図15(b)に示したように、この第2実施例では、基材テープ92を構成するベースフィルム82の表面側に、無線タグ回路素子24aの配置されている領域82aとそれ以外の領域82bとで互いに異なる模様が視認用マークとして予め印刷されている。このように模様の異なる領域82aと82bとを表面に有するベースフィルム82を有する基材テープ92が、無線タグ作成装置12において、印刷の施されたカバーフィルム86と粘着層84を介して接着された後、基材テープ92の裏面側の剥離紙90に印刷されている制御用マーカB及び制御用マーカDに従う切断位置で切断されて、図15(d)に示したような無線タグラベル24が作成される。このように作成された無線タグラベル24は、無線タグ回路素子24aの配置されている領域が表面側から一目瞭然に視認し得るので、印刷情報に基づく印刷長が無線タグ回路素子24aにおけるアンテナ部64の長さ(アンテナ長)より短い場合であっても、ユーザが誤ってアンテナ部64を切り落とすことを防止することができる。
また、この視認用マークとしての模様は、ベースフィルム82の表面側に形成されており、無線タグラベル24の完成時には、印刷された模様の上にさらにカバーフィルム86が積層される。そのため、視認用マークとしての模様は、カバーフィルム86により保護され、外部からの摩擦などにより視認用マークが消失してしまうことを防止できる。
さらに、視認用マークとしての模様は、不透明であるベースフィルム82の表面側に形成されているので、無線タグ回路素子24aの配置されている領域とそれ以外の領域が、一見、予めデザインされた模様であるかのように目視により区別し得る上に、無線タグ回路素子24a自体は、無線タグラベル24の表面側から直接見えることはなく、無線タグラベル24の美観が損なわれることはない。
以上説明したように、本発明の無線タグ印刷装置12における第2実施例によれば、基材テープ92を構成するベースフィルム82の表面側に、無線タグ回路素子24aの配置されている領域82aとそれ以外の領域82bとで互いに異なる模様が視認用マークとして予め印刷されているので、この基材テープ92とカバーフィルム86とから作成される無線タグラベル24における無線タグ回路素子24aの配置されている領域を、美観を損ねることなく一目瞭然に視認させることができ、ユーザによるアンテナ部64の誤切断を防止することができる。
なお、請求項2記載の印刷種類選択手段としては、図11に示した追加印刷情報選択処理(S32)における各処理が該当する。また、請求項5記載の報知手段としては、図10に示した追加印刷処理(S6)におけるS31の処理が該当する。また、請求項6記載の印刷位置制御手段としては、図9に示した通常印刷処理(S5)におけるS11〜S13の処理、及び、図10に示した追加印刷処理(S6)におけるS34〜S36の処理が該当する。また、請求項7記載の切断位置制御手段としては、図9に示した通常印刷処理(S5)におけるS23,S27の処理、及び、図10に示した追加印刷処理(S6)におけるS45〜S46の処理が該当する。また、請求項8記載の第2切断位置制御処理としては、図10に示した追加印刷処理(S6)におけるS41〜S43の処理が該当する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記第1実施例では、剥離紙90に制御用マーカA〜Dを予め印刷しておき、その制御用マーカA〜Dをセンサ51に読み取らせるように構成したが、これに代えて、印刷情報に対応する印刷と共に、その印字長に応じた制御用マーカをカバーフィルム86へ直接印刷するように構成してもよい。その際、無線タグ作成装置12において制御用マーカを検出するためのセンサ51は、タグテープ26の表面側を検出し得る位置、例えば、図6に示したカートリッジ28の構成図において、センサ51の代わりに、タグテープ26に対してセンサ51と対称な位置に制御用マーカ検出センサを配置するように構成すればよい。
図16は、印刷情報に対応する印刷と共にカバーフィルム86に制御用マーカA”,B”の印刷されたタグテープ26と、そのタグテープ26が切断されて形成される無線タグラベル24とを示す図である。図16に示したように制御用マーカをタグテープ26に印刷しつつ、無線タグラベル24を作成する場合、タグテープ26は、前回の印刷時にマーカB”の検出に基づいて切断された状態で保持されており、次の印刷の指示がなされると、まず、制御用マーカA”を印刷する。その制御用マーカA”の印刷に続いて、印刷情報に対応する印刷を行うと共に、先に印刷された制御用マーカA”を制御用マーカ検出センサが検出すると、タグ書込情報をIC回路部80に書き込むと共に、無線タグラベル24における無線タグ回路素子24aの領域を避けた先端部分を切断する。引き続いて、印刷情報に対応する印刷、及び、その印刷情報に対応する印刷の長さがアンテナ長(ANT)より短ければ追加印刷処理(図10参照)を行い、これらの印刷が終了すると、制御用マーカB”を印刷する。タグテープ26が搬送され、制御用マーカB”が検出されると、タグテープ26を切断し、それによって、無線タグラベル24を作成する。そして、無線タグ24が切り離されたタグテープ26をそれ以上搬送せずにテープ位置を保持し、次の印刷指示を待機する。
また、上記第1実施例では、印刷長がアンテナ長より短い場合、印刷長がアンテナ長に等しくなるように追加印刷を行うように構成した。印刷開始位置の初期位置合わせはカセットの組み立ての際に行われるが、その後に位置がずれることを想定して、印刷長がアンテナ長より若干長めになるように印刷を行うように構成してもよい。
また、上記第1実施例では、印刷長がアンテナ長より長い場合には、切断線Z2による切断を制御するための制御用マーカDを検出しないように、即ち、印刷が無線タグ回路素子の領域を越えて印刷されるように構成した。これに代えて、印刷を複数段で行うことによって印刷長がアンテナ長と同等かそれ以下となるように制御すると共に、制御用マーカDを検出することによって切断線Z2でタグテープ26を切断させるように構成してもよい。
また、上記第1実施例におけるS4では、印刷長とアンテナ長との長さを比較する処理を行うように構成したが、印刷が必ず無線タグ回路素子24aの領域の一端(前端)から行われるようにし、印刷情報に対応する印刷の印刷方向終端が無線タグ回路素子の領域の印刷方向後端に達したか否かを比較する処理を行うように構成してもよい。
また、上記第1実施例では、印刷長がアンテナ長より短い場合に追加印刷を行うように構成したが、印刷長がアンテナ長より長い場合にもアンダーライン等の追加印刷によって無線タグ回路素子24aの配置されている領域を視認できるようにしても良い。印刷長の長さにかかわらず、無線タグラベル24の表面側から、無線タグ回路素子24aの配置されている領域が視認可能となることによって、アンテナ部分を金属に近づけないように、又は、アンテナ部分を折り曲げないように、等、RFID機能に支障をきたす取り扱いがなされることを防止し得る。
また、上記第2実施例では、基材テープ92のベースフィルム82として、無線タグ回路素子24aの配置されている領域82aとそれ以外の領域82bとが目視により互いに区別し得るような模様が視認マークとして予め印刷されているフィルムを用いるように構成したが、視認マークとしては、図17(a)に示したのような模様に限らず、互いの領域の色、明度、反射率、テクスチャの少なくとも1つが異なるように構成されていればよい。
また、上記第2実施例では、ベースフィルム82の表面側に無線タグ回路素子24aの配置されている領域82aとそれ以外の領域82bとを視認可能にする視認用マークを設けるように構成したが、これに加えて、タグテープ26の裏面側である剥離紙90に領域82aと領域82bとを視認可能とする視認用マークを設けるように構成してもよい。図17(b)〜(c)は、剥離紙90に予め印刷された視認用マークの一例を示す図である。剥離紙90、即ち、タグテープ90の裏面側にも視認用マークを設けることにより、タグテープ26における無線タグ回路素子24aの配置されている領域82aを表面からのみならず裏面からも明確に視認できる。そのため、ユーザによる無線タグ回路素子24aの誤切断をより一層抑制することができる。