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JP4570892B2 - 景品交換管理方法 - Google Patents
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本発明は、パチンコ等の遊技客が獲得した遊技媒体と交換された景品の買取りと、買取った景品の出荷とを管理するための景品交換管理方法に係り、特に景品の偽造対策を図った景品交換管理方法に関する。
上記のような景品交換管理方法としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものがある。特許文献1には、各景品から読み取られるセキュリティコードが、予め登録されている適正なコードと一致するか否かを照合する技術が記載されている。また、特許文献2には、各景品から読み取られる本物偽物判別情報に基づいて、景品の真偽を判定する技術が記載されている。
ところが、これらの技術では、セキュリティコード等の真偽判定用の情報自体も複写された複製景品(いわゆるデッドコピー)に対して有効ではない。そこで、次のような景品交換管理方法も提案されている。
すなわち、図1の一部にも示すように、各景品から読み取られる、個々の景品を特定可能な識別コードCに基づいて、
(A)各景品について識別コードCと関連付けて記録されるビットデータである買取確認データD1を、
(a1)各景品の買取時には、当該景品についての買取確認データD1が買取状態「1」を示し、
(a2)買取り済みの在庫景品の全部または一部の出荷時には、全ての買取確認データD1が未買取状態「0」を示す、
ように書き換える。
そして、ある識別コードCを有する景品についての買取確認データD1が既に買取状態「1」を示しているにもかかわらず、同じ識別コードCを有する景品が持ち込まれた場合には、その景品が複製景品であると判定するのである。
特開平8−117430号公報(要約書等) 特開2000−126439号公報(要約書等)
上記のような買取確認データを利用した従来の景品交換管理方法には、次のような問題点がある。
すなわち、実際の景品交換業務における運用の都合上、買取り済みの在庫景品を出荷する際に、出荷される個々の景品の識別コードCを特定することができない。従って、上記(a2)のように、出荷される景品が在庫景品の一部(理論上は1個)であったとしても、全ての買取確認データD1を未買取状態「0」に書き換えてしまう。
このため、特に出荷間隔が短いと、ある識別コードCを有する景品についての買取確認データD1が、他の在庫景品の出荷によって未買取状態「0」に書き換えられた後に、同じ識別コードCを有する複製景品が持ち込まれてしまう恐れがある。その場合、複製景品であるとの判定がなされることなく通常の買取処理が行われてしまい、複製景品のチェック機能が働かないことになるのである。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、従来の買取確認データを利用した複製景品の判定に加えて、在庫景品の出荷とは無関係に複製景品の可能性を判定することが可能な景品交換管理方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、遊技客が獲得した遊技媒体と交換された景品の買取りと、買取った景品の出荷とを管理するための景品交換管理方法において、各景品から読み取られる、個々の景品を特定可能な識別コードに基づいて、
(A)各景品について識別コードと関連付けて記録される買取確認データを、
(a1)各景品の買取時には、当該景品についての買取確認データが買取状態を示し、
(a2)買取り済みの在庫景品の全部または一部の出荷時には、全ての買取確認データ が未買取状態を示す、
ように書き換えると共に、
(B)各景品について識別コードと関連付けて記録される買取回数データを、
(b1)任意の設定期間内においては、各景品の買取りの度に、当該景品についての買取 回数データが、設定期間内での合計買取回数を示すように更新され、
(b2)設定期間の経過時には、全ての買取回数データがリセットされる、
ように書き換える、ことを特徴とする景品交換管理方法である。
この第1の発明によれば、(A)のような買取確認データの書き換えにより、ある識別コードを有する景品についての買取確認データが既に買取状態を示しているにもかかわらず、同じ識別コードを有する景品が持ち込まれた場合には、その景品が複製景品であると判定することができる。また、(B)のような買取回数データの書き換えにより、ある識別コードを有する景品についての買取回数データが異常に多い合計買取回数を示している場合、その景品が複製景品の可能性有りと判定することができる。この場合、異常に多い合計買取回数であるか否かは設定期間との関係で相対的に判断されるが、その設定期間は任意に、すなわち在庫景品の出荷とは無関係に定めることができる。
従って、従来の買取確認データを利用した複製景品の可能性の判定に加えて、在庫景品の出荷とは無関係に、任意の設定期間との関係で複製景品の可能性を判定することが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、各景品の買取時において、当該景品についての買取回数データによって示される合計買取回数が所定の基準回数に達した場合には、当該景品について所定の報知が行われるものである。
この第2の発明によれば、合計買取回数の基準回数を(設定期間との関係で)複製景品の可能性有りと判定すべき回数に設定しておくことで、複製景品の可能性がある景品の存在をその買取時に報知することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、各景品の買取時において、当該景品についての買取回数データによって示される合計買取回数が所定の基準回数に達した場合には、当該景品についての識別コードに対して警告フラグがセットされるものである。
この第3の発明によれば、合計買取回数の基準回数を(設定期間との関係で)複製景品の可能性有りと判定すべき回数に設定しておくことで、複製景品の可能性がある景品について、その識別コードに対して警告フラグがセットされる。これにより、買取確認データや買取回数データをチェックするまでもなく(従って、在庫景品の出荷とも所定の設定期間とも無関係に)警告フラグがセットされた識別コードを有する景品は、一律に複製景品の可能性有りと判定することができる。
次に、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1乃至図3は本発明による景品交換管理方法の実施の形態を説明するための図である。以下、本実施形態の構成、作用効果および変形例について順次説明する。
[構 成]
本実施形態の景品交換管理方法は、パチンコ等の遊技客が獲得した遊技媒体と交換された景品の買取りと、買取った景品の出荷とを管理するためのものである。この場合の景品は、例えば、バーコード等によって所定の景品データが記録された厚手のカード状のものであり、一般に「特殊景品」と称される。記録される景品データには、景品の買取価格等の他、個々の景品を特定可能な識別コードが含まれる。
まず、図2を参照して、本発明の方法が適用される一般的な景品交換管理システムについて説明する。図2に示す景品交換管理システムは、景品読取機1、現金払出機2および管理装置3を備えている。景品読取機1および現金払出機2は、それぞれ管理装置3に通信可能に接続されている。
景品読取機1は、各景品に記録された景品データを読み取って景品集計データ(各景品の識別コードや、景品の種類(価格)別にカウントした枚数を含むデータ)として集計し、これを管理装置3へ送信する。なお、景品読取機1は、読み取った景品データに基づいて、各景品を景品の種類別に分類して集積する機能も有している。管理装置3は、景品読取機1から送信された景品集計データを管理すると共に、必要に応じて、景品集計データに基づいた金額の出金指示を現金払出機2へ送信する。そして、現金払出機2は、管理装置3から送信された出金指示に応じて現金の払出しを行う。
また、管理装置3は、景品管理データベースDBを有し、景品読取機1から送信された景品集計データに含まれる各景品の識別コードに基づいて、次の(A)および(B)のようなデータ管理を行う。
(A)図1に示すように、各景品について識別コードCと関連付けて記録される買取確認データD1を、
(a1)各景品の買取時には、当該景品についての買取確認データD1が買取状態=
「1」を示し、
(a2)買取り済みの在庫景品の全部または一部の出荷時には、全ての買取確認データ D1が未買取状態=「0」を示す、
ように書き換える。
(B)図1に示すように、各景品について識別コードCと関連付けて記録される買取回数データD2を、
(b1)任意の設定期間内においては、各景品の買取りの度に、当該景品についての買取 回数データD2が、設定期間内での合計買取回数を示すように更新され、
(b2)設定期間の経過時には、全ての買取回数データD2がリセットされる、
ように書き換える。
ここで、買取回数データD2についての設定期間は、例えば1日の営業時間、1週間、1月等、在庫景品の出荷間隔その他を考慮して適宜定めることができる。そして、買取回数データD2の更新は、リセット時の「000」=0から景品の買取りの度に+1ずつ加算されて行くように行われる。
また、管理装置3は、買取回数データD2との関係で次のようなデータ管理を行う。すなわち、各景品の買取時において、当該景品についての買取回数データD2によって示される合計買取回数が所定の基準回数に達した場合には、当該景品についての識別コードCに対する警告データD3が非警告状態=「0」から警告状態=「1」に書き換えられる(警告フラグがセットされる)。
なお、合計買取回数の基準回数は、景品交換業務の実情等を考慮して、買取回数データD2についての設定期間との関係で複製景品の可能性有りと判定すべき回数に設定すればよい。例えば、買取回数データD2についての設定期間が1日の営業時間であって、その時間内での同一景品の平均買取回数が5〜10回程度である場合において、複製景品の可能性有りと判定すべき回数として20回を基準回数とすることが考えられる。
ここで図2に示すように、管理装置3は、画像表示部30、音声報知部32、操作キー34およびデータプリンタ36を有している。そして、管理装置3は、各景品の買取時において(買取確認データD1、買取回数データD2または警告フラグに基づいて)当該景品が複製景品(の可能性有り)と判定される場合には、画像表示部30や音声報知部32によって所定の報知(警告の画像表示や音声出力等)を行う。
より具体的には、景品読取機1で読み取られた各景品の識別コードCとの関係において、例えば図3のフローチャートに示すような手順の景品買取処理が行われる。まず、図3のステップS1で、当該景品についての警告データD3が警告状態「1」を示しているか否かがチェックされる。その結果、警告状態「1」を示していた場合には(ステップS1:Yes)、ステップS2で警告データNGとして所定の報知が行われる。
一方、警告データD3が警告状態「1」を示していなかった(非警告状態「0」を示していた)場合には(ステップS1:No)、ステップS3で、当該景品についての買取確認データD1が買取状態「1」を示しているか否かがチェックされる。その結果、買取確認データD1が既に買取状態「1」を示していた場合には(ステップS3:Yes)、ステップS4で買取確認データNGとして所定の報知が行われる。
一方、買取状態「1」を示していなかった(未買取状態「0」を示していた)場合には(ステップS3:No)、ステップS5で買取確認データD1が買取状態「1」に書き換えられる。また、ステップS6で、当該景品についての買取回数データD2が、+1だけ加算された合計買取回数を示すように更新される。
次に、ステップS7で、更新された買取回数データD2が基準回数に達しているか否かがチェックされる。その結果、買取回数データD2が基準回数に達している場合には(ステップS7:Yes)、ステップS8で買取回数データNGとして所定の報知が行われる。また、ステップS9で、当該景品についての警告データD3が警告状態「1」に書き換えられる。一方、買取回数データD2が基準回数に達していなかった場合には(ステップS7:No)、そのまま景品買取処理を完了する。
上述したように、ステップS5で買取状態「1」に書き換えられた買取確認データD1は、買取り済みの在庫景品の全部または一部の出荷時には、全て未買取状態「0」に書き換えられる。また、買取回数データD2は、設定期間の経過時に全て「000」にリセットされる。
[作用効果]
次に、以上のような構成よりなる本実施形態の作用効果について説明する。
まず、上記(A)のような買取確認データD1の書き換えにより、ある識別コードCを有する景品についての買取確認データD1が既に買取状態「1」を示しているにもかかわらず、同じ識別コードCを有する景品が持ち込まれた場合には、その景品が複製景品であると判定することができる。
また、上記(B)のような買取回数データD2の書き換えにより、ある識別コードCを有する景品についての買取回数データD2が異常に多い合計買取回数を示している(合計買取回数が基準回数に達している)場合、その景品が複製景品の可能性有りと判定することができる。この場合、合計買取回数が異常に多いか否かは設定期間との関係で相対的に判断される(設定期間との関係で基準回数が定められる)が、その設定期間は任意に、すなわち在庫景品の出荷とは無関係に定めることができる。
従って、本実施形態の景品交換管理方法によれば、従来の買取確認データを利用した複製景品の可能性の判定に加えて、在庫景品の出荷とは無関係に、任意の設定期間との関係で複製景品の可能性を判定することが可能となる。
また、買取回数データD2によって示される合計買取回数の基準回数を(設定期間等との関係で)複製景品の可能性有りと判定すべき回数に設定しておくことで、複製景品の可能性がある景品についての警告データD3が警告状態「1」に書き換えられる。これにより、買取確認データD1や買取回数データD2をチェックするまでもなく(従って、在庫景品の出荷とも所定の設定期間とも無関係に)対応する警告データD3が警告状態「1」となっている識別コードCを有する景品は、一律に複製景品の可能性有りと判定することができる。
そして、各景品の買取時において(警告データD3、買取確認データD1または買取回数データD2に基づいて)当該景品が複製景品(の可能性あり)と判定される場合には、管理装置3の画像表示部30や音声報知部32によって報知することで、即時に適切な対応を取ることが可能となる。
[変形例]
(1)買取確認データD1、買取回数データD2および警告データD3は、図1に示した形式には限定されず、それぞれ買取/未買取状態、合計買取回数および警告/非警告状態を示すことができれば形式を問わない。
(2)買取回数データD2は、特に設定期間が長期になると、蓄積されるデータ量が買取確認データD1に比べて大幅に多くなる。そこで、管理装置3内部の記憶媒体とは別の大容量の外部記憶媒体に買取回数データD2を保持させるようにしてもよい。
本発明による景品交換管理方法で取り扱われるデータの表記例を示す図。 本発明の方法が適用される一般的な景品交換管理システムを示す模式図。 本発明による景品交換管理方法を利用した景品買取処理の手順を説明するためのフローチャート。
符号の説明
C 識別コード
D1 買取確認データ
D2 買取回数データ
D3 警告データ
1 景品読取機
2 現金払出機
3 管理装置
30 画像表示部
32 音声報知部
DB 景品管理データベース

Claims (3)

  1. 遊技客が獲得した遊技媒体と交換された景品の買取りと、買取った景品の出荷とを管理するための景品交換管理方法において、
    各景品から読み取られる、個々の景品を特定可能な識別コードに基づいて、
    (A)各景品について識別コードと関連付けて記録される買取確認データを、
    (a1)各景品の買取時には、当該景品についての買取確認データが買取状態を示し、
    (a2)買取り済みの在庫景品の全部または一部の出荷時には、全ての買取確認データ が未買取状態を示す、
    ように書き換えると共に、
    (B)各景品について識別コードと関連付けて記録される買取回数データを、
    (b1)任意の設定期間内においては、各景品の買取りの度に、当該景品についての買取 回数データが、設定期間内での合計買取回数を示すように更新され、
    (b2)設定期間の経過時には、全ての買取回数データがリセットされる、
    ように書き換える、ことを特徴とする景品交換管理方法。
  2. 各景品の買取時において、当該景品についての買取回数データによって示される合計買取回数が所定の基準回数に達した場合には、当該景品について所定の報知が行われる、ことを特徴とする請求項1記載の景品交換管理方法。
  3. 各景品の買取時において、当該景品についての買取回数データによって示される合計買取回数が所定の基準回数に達した場合には、当該景品についての識別コードに対して警告フラグがセットされる、ことを特徴とする請求項1又は2記載の景品交換管理方法。
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