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JP4573271B2 - 携帯端末装置及び放送信号の記録方法 - Google Patents
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JP4573271B2 - 携帯端末装置及び放送信号の記録方法 - Google Patents

携帯端末装置及び放送信号の記録方法 Download PDF

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Description

本発明は、テレビジョン放送やラジオ放送等の放送信号の受信機能、及びこの放送信号の記録機能を備えた、例えば携帯電話機,PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant),ノート型のパーソナルコンピュータ装置の他、据え置き型のパーソナルコンピュータ装置、ハードディスクレコーダ装置、DVDレコーダ装置等に設けて好適な携帯端末装置及び放送信号の記録方法に関し、特に放送信号の受信状態が悪い場合に、その間、放送信号の記録を停止制御することで、視聴或いは聴取困難な放送信号で記憶媒体の記憶領域が無駄に使用される不都合等を防止した携帯端末装置及び放送信号の記録方法に関する。
特開2004−120476号の公開特許公報に、記憶媒体の記憶領域を有効に使用可能な記録再生機能付き放送受信装置が開示されている。この放送受信装置は、受信した放送データをそのまま記憶媒体に記録すると共に、この記録した放送データにエラーが所定以上存在するか否かを判別し、エラーが所定以上存在する場合に、このエラーの多い放送データを部分的に示すデータ(エラー箇所識別データ)を、上記放送データと共に記憶媒体に記録しておく。
そして、再生時には、このエラー箇所識別データに基づいて、エラーの多い放送データの記録箇所を認識し、このエラーの多い部分をジャンプしながら再生を行う。これにより、正常に受信され記録された放送データのみを再生することができる。
或いは、「記録終了後」に、エラー箇所識別データに基づいて、エラーの多い放送データの記録箇所を認識し、この部分の放送信号を削除処理する。これにより、正常に受信され記録された放送データのみを再生することができるうえ、エラーの多い放送データが記憶されていた記憶媒体の記憶領域を空けることができ、記憶媒体の記憶領域を有効に使用することができる。
或いは、記憶媒体に対する記録再生速度が高速である場合は、新たな放送データを記録しつつ、「一旦記録した後」にエラーが多かった箇所を削除し、この削除により形成された記憶領域に新たな放送データを詰めて記録し直す。これにより、エラーの多い放送データで記憶媒体の記憶領域が使用される不都合を防止することができ、記憶媒体の記憶領域を有効に使用することができる。
特開2004−120476号公報(第6頁:図2)
ここで、今日において、テレビジョン放送の受信機能を備えると共に、受信したテレビジョン放送の記録機能を備えた携帯電話機が知られている。
しかし、携帯電話機は、ユーザが携帯して使用するものであるため、テレビジョン放送信号の安定した受信環境を得難い場合もある。そして、不安定な受信環境でテレビジョン放送の記録を行った場合、この不安定な受信環境で受信されたテレビジョン放送信号が記録されることとなるため、視聴困難なテレビジョン放送信号が記録されることとなり、記憶媒体の記憶領域が無駄に使用されることとなる。
具体的には、ユーザが携帯電話機で所望のテレビジョン放送を記録しながらA地点→B地点→C地点を移動した際、A地点では良好にテレビジョン放送を受信できていたのであるが、B地点ではテレビジョン放送の受信が困難となり、C地点に移動することで再度良好にテレビジョン放送を受信できた場合、テレビジョン放送の受信が困難となった上記B地点にユーザが存在した間に記録されたテレビジョン放送信号は、視聴困難なテレビジョン放送信号である。このため、ユーザが上記B地点に存在した間に、テレビジョン放送信号の記録に使用された記憶媒体の記憶領域は、無駄に使用されたこととなる。そして、このように視聴困難なテレビジョン放送信号が記録された場合、再生時に、この視聴困難な部分を早送り操作して再生する等の面倒な再生操作が必要となる不都合を生ずる。
上述の特許文献1に開示されている放送受信装置の場合、エラーの多い部分をジャンプしながら再生可能なのであるが、このジャンプ再生を行うには、記録時に、放送データとは別に、エラーの多い放送データの箇所を示すエラー箇所識別データを記憶媒体に記録しておく必要がある。このため、記憶媒体の記憶領域は、記録された放送データのうち、エラーの多い放送データの記録部分で無駄に使用され、また、このエラーの多い放送データの記録箇所を示すエラー箇所識別データの記録部分でさらに無駄に使用されることとなる。
また、特許文献1に開示されている放送受信装置の場合、エラー箇所識別データに基づいて、エラーの多い放送データを削除処理可能なのであるが、この削除処理は、一旦、エラーの多い放送データを含む全ての放送データを記録した後に、改めてエラーの多い放送データを削除する処理となっている。
このため、エラーの多い放送データも、一旦は記憶媒体に記録されることとなるため、エラーの多い放送データが削除されるまでの間は、このエラーの多い放送データで記憶媒体の記憶領域が無駄に使用される問題がある。また、記録後にエラーの多い放送データを削除するための複雑な処理システムを必要とする問題がある。
また、特許文献1に開示されている放送受信装置は、記憶媒体に対して高速な記録再生が可能な記録システムを設けた場合には、放送データを一旦記録した後に、エラーの多い放送データを削除し、この削除により形成された記憶領域に新たな放送データを詰めて記録し直すことも可能であるが、これを実現するためには高速かつ複雑な記録システムを必要とし、必然的にコスト高となる問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、
1.放送信号の記録時において、記憶媒体の記憶領域を有効に利用することができ、
2.視聴或いは聴取困難な放送信号が記録された記録箇所を早送り再生する等の面倒な再生操作を不要とすることができ、
3.簡単なシステム構成で安価に実現することができるような
携帯端末装置及び放送信号の記録方法の提供を目的とする。
本発明に係る携帯端末装置は、上述の課題を解決するための手段として、
放送信号を受信する放送信号受信手段と、
駆動用クロックに基づいて動作し、上記放送信号受信手段で受信された放送信号の同期用クロックに基づいて、該放送信号受信手段で受信された放送信号に対して所定の圧縮符号化処理を施して出力する圧縮符号化手段と、
上記圧縮符号化手段から圧縮符号化処理された放送信号が出力された際に、この放送信号を記憶媒体に記憶する記憶制御手段と、
上記放送信号受信手段で受信された放送信号の受信強度を検出する受信強度検出手段と、
当該携帯端末装置の移動を検出する移動検出手段と、
上記移動検出手段で当該携帯端末装置が移動中ではないことが検出された場合、及び上記移動検出手段で当該携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、上記受信強度検出手段で検出された上記放送信号の受信強度が所定の受信強度よりも大きな受信強度であった場合、上記圧縮符号化手段で圧縮符号化処理された放送信号を上記記憶媒体に記憶するように上記圧縮符号化手段を駆動制御し、上記移動検出手段で当該携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、上記受信強度検出手段で検出された上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下であった場合、この携帯端末装置の移動中、かつ、上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下の間、上記圧縮符号化手段で行われる上記圧縮符号化処理を停止制御して、上記記憶媒体に対する上記圧縮符号化処理された放送信号の記録を停止制御する制御手段と
を有する。
また、本発明に係る放送信号の記録方法は、上述の課題を解決するための手段として、
放送信号受信手段で放送信号を受信するステップと、
受信強度検出手段で上記受信された放送信号の受信強度を検出するステップと、
駆動用クロックに基づいて動作する圧縮符号化手段で、上記受信された放送信号の同期用クロックに基づいて該放送信号に対して所定の圧縮符号化処理を施して出力するステップと、
上記圧縮符号化手段から圧縮符号化処理された放送信号が出力された際に、記憶制御手段が、この放送信号を記憶媒体に記憶するステップと、
移動検出手段で、当該放送信号の記録方法が適用される携帯端末装置の移動を検出するステップと、
上記携帯端末装置の移動を検出するステップで、上記携帯端末装置が移動中ではないことが検出された場合、及び上記携帯端末装置の移動を検出するステップで、上記携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、上記受信強度を検出するステップで検出された上記放送信号の受信強度が所定の受信強度よりも大きな受信強度であった場合、制御手段が、上記圧縮符号化手段で圧縮符号化処理された放送信号を上記記憶媒体に記憶するように該圧縮符号化手段を駆動制御するステップと、
上記携帯端末装置の移動を検出するステップで、上記携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、上記受信強度を検出するステップで検出された上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下であった場合、制御手段が、この携帯端末装置の移動中、かつ、上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下の間、上記圧縮符号化手段で行われる上記圧縮符号化処理を停止制御して、上記記憶媒体に対する上記圧縮符号化処理された放送信号の記録を停止制御するステップと
を有する。
このような本発明は、移動検出手段で携帯端末装置の移動の有無を検出し、携帯端末装置が移動中ではないことが検出された場合、及び携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、上記受信強度を検出するステップで検出された上記放送信号の受信強度が所定の受信強度よりも大きな受信強度であった場合、圧縮符号化手段で圧縮符号化処理された放送信号を記憶媒体に記憶するように該圧縮符号化手段を駆動制御する。これに対して、
携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、放送信号の受信強度が所定の受信強度以下であった場合、この携帯端末装置の移動中、かつ、上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下の間、圧縮符号化手段で行われる圧縮符号化処理を停止制御して、記憶媒体に対する圧縮符号化処理された放送信号の記録を停止制御することで、良好に受信された放送信号のみを連続して記録する。
本発明は、視聴或いは聴取困難な受信強度の低い放送信号により、記憶媒体の記憶領域が無駄に使用される不都合を防止して、該記憶媒体の記憶領域を有効に利用することができる。
また、本発明は、視聴或いは聴取困難な受信強度の低い放送信号は記録せずに、良好に受信された放送信号のみを連続して記録することができるため、該視聴或いは聴取困難な放送信号が記録された記録箇所を早送り再生する等の面倒な再生操作を不要とすることができる。
また、本発明は、携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、放送信号の受信強度が所定の受信強度よりも低い値を示す間、放送信号の圧縮符号化処理を停止制御するだけの簡単なシステム構成で実現することができる。このため、安価に実現することができる。
本発明は、携帯電話機に適用することができる。
[携帯電話機の構成]
図1に、本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機のブロック図を示す。この図1に示すように、当該実施の形態の携帯電話機は、携帯事業者のコミュニケーションネットワークに接続された基地局との間でデータの送受信を行うアンテナ1及び通信回路2と、着信音,受話音声,動画ファイルの音声,音楽データの音声等の他、テレビジョン放送やラジオ放送の音声を得るためのスピーカ部3と、送話音声等を集音するマイクロホン部4と、発着信電話番号、送信元,送信先となるユーザの名前、電話や携帯メールの発着信履歴、電話帳,アドレス帳、スケジュール帳、送受信した携帯メールの文章等の他、テレビジョン放送の映像を表示するための表示部5とを有している。
また、この携帯電話機は、数字入力や文字入力等の入力操作を行うための操作部6と、電話着信や携帯メールの着信等を光でユーザに知らせるための発光部7(LED:Light Emitting Diode)と、所望の被写体の静止画像及び動画像を撮像するためのカメラ部8と、電話着信や携帯メールの着信等を当該携帯電話機の筐体を振動させることでユーザに知らせるためのバイブレーションユニット9とを有している。
また、この携帯電話機は、所望のチャネルのテレビジョン放送を受信するためのテレビジョンアンテナ10及びテレビジョンユニット11と、所望のチャネルのラジオ放送を受信するためのラジオアンテナ12及びラジオユニット13と、テレビジョンユニット11及びラジオユニット13で受信されたテレビジョン放送及びラジオ放送の受信強度を検出する受信強度検出部14と、上記テレビジョン放送の放送信号(映像信号及び音声信号)及び上記ラジオ放送の音声信号に対して所定の圧縮符号化処理を施すエンコーダ15とを有している。
また、この携帯電話機は、大きな記憶容量の外部メモリ16が接続される外部メモリインターフェイス17(外部メモリIF)と、各種アプリケーションプログラムの他、電話帳及びスケジュール帳のデータ、音楽データ、携帯メールの文書データ、上記カメラ部8で撮像された静止画像/動画像の各データ等が記憶されたメモリ18と、このメモリ18に記憶されている各アプリケーションプログラム等に基づいて、当該携帯電話機全体の動作を制御する制御部19とを有している。
上記メモリ18には、上記基地局との間で無線通信を行うための通信処理プログラム(コミュニケーションプログラム)、カメラ機能を実現するカメラアプリケーションプログラム、及び音楽データを再生するための音楽プレーヤアプリケーションプログラムの他、上記テレビジョンユニット11の選局制御や、該テレビジョンユニット11で受信されたテレビジョン放送の記録制御等を行うためのテレビジョン信号処理プログラム、及び上記ラジオユニット13の選局制御や、該ラジオユニット13で受信されたラジオ放送の記録制御等を行うためのラジオ信号処理プログラムが記憶されている。
[放送信号の記録動作]
当該実施の形態の携帯電話機は、テレビジョンユニット11或いはラジオユニット13で受信された放送信号を、当該携帯電話機に内蔵されているメモリ18、或いは当該携帯電話機に外付けのかたちで接続される外部メモリ16に記録可能となっている。ユーザは、この放送信号の記録先を予め指定するようになっており、制御部19は、設定情報の一部として、この放送信号の記録先を示す記録先情報をメモリ18に記憶する。そして、ユーザにより放送信号の記録が指定された際に、このメモリ18に記憶されている記録先情報に基づいて、ユーザにより指定されたメモリ18或いは外部メモリ16に放送信号を記録制御するようになっている。
なお、以下、テレビジョン放送の放送信号(映像及び音声)を記録する動作を例として説明を進めるが、ラジオ放送の放送信号(音声)を記録する動作もこのテレビジョン放送を記録する動作と同様であるため、以下の説明を参照されたい。
図2のフローチャートに、この携帯電話機におけるテレビジョン放送信号の記録動作の流れを示す。このフローチャートは、メモリ18に記憶されているテレビジョン信号処理プログラムに基づいて制御部19により実行されるようになっており、ユーザによりテレビジョン放送の所望のチャネルが選局操作されることでスタートとなる。
すなわち、ユーザによりテレビジョン放送の所望のチャネルが選局操作されると、制御部19は、メモリ18に記憶されているテレビジョン信号処理プログラムに基づいて、ユーザにより指定されたチャネルを選局するようにテレビジョンユニット11を選局制御する。そして、この選局制御により受信されたテレビジョン放送の映像を表示部5に表示制御すると共に、該テレビジョン放送の音声をスピーカ部3を介して出力制御する。これにより、ユーザは所望のチャネルのテレビジョン放送を視聴することができる。
制御部19は、このようにユーザにより指定されたチャネルのテレビジョン放送を視聴制御すると、ステップS1において、ユーザにより、現在選局中のチャネルのテレビジョン放送の記録指定操作がなされたか否かの監視を開始する。そして、テレビジョン放送の記録指定操作を検出したタイミングで処理をステップS2に進める。
ステップS2では、制御部19が、当該携帯電話機が、現在、移動中であるか否かを判別する。この移動中であるか否かの判別は、制御部19が、基地局から送信される位置情報を所定時間毎に比較することで行い、或いは図1に点線のブロックで示すように、当該携帯電話機にGPSアンテナ20及びGPSユニット21が設けられている場合には、このGPSアンテナ20及びGPSユニット21で検出される現在位置を所定時間毎に比較することで行う。
このステップS2において、現在、当該携帯電話機は移動中ではないと判別した場合、ユーザは、当該携帯電話機の位置を固定して良好な受信状態でテレビジョン放送の視聴を行っていると考えられるため、制御部19は処理をステップS4に進め、現在、選局されているチャネルのテレビジョン放送信号の記録制御を行う。
具体的には、テレビジョンユニット11で現在、選局されているチャネルのテレビジョン放送信号(映像信号及び音声信号)はエンコーダ15に供給されている。制御部19は、このエンコーダ15に対して、当該エンコーダ15を駆動状態とするための「マスタークロック」、及びテレビジョンユニット11で受信されたテレビジョン放送信号に付加されているフレーム同期信号に基づいて形成された「フレーム同期クロック」を供給制御している。
エンコーダ15は、この「マスタークロック」及び「フレーム同期クロック」に基づいて、現在、選局されているチャネルのテレビジョン放送信号(映像信号及び音声信号)に対して、例えばMPEG−2規格(MPEG:Motion Picture Experts Group)に基づく圧縮符号化処理を施して出力する。
制御部19は、エンコーダ15から、圧縮符号化処理された映像信号及び音声信号が出力されると、これらを、予めユーザにより選択されている方のメモリ(外部メモリ16或いはメモリ18)に書き込み制御する。これにより、現在、選局中のチャネルのテレビジョン放送信号が記録されることとなる。
一方、ステップS2において、現在、当該携帯電話機は移動中であると判別された場合、ユーザは、当該携帯電話機を持ち歩きながら不安定な受信状態でテレビジョン放送の視聴を行っていると考えられる。このため、制御部19は処理をステップS3に進め、受信強度検出部14で検出される、現在、選局されているチャネルのテレビジョン放送の受信強度が所定の受信強度以下であるか否かを判別する。
そして、現在、選局されているチャネルのテレビジョン放送の受信強度が所定の受信強度よりも値の大きな受信強度である場合には、処理をステップS4に進め、そのまま、現在、選局中のチャネルのテレビジョン放送信号を上記いずれかのメモリ16、18に記録制御する。これにより、移動中であっても良好に受信されているテレビジョン放送信号が上記いずれかのメモリ16、18に記録されることとなる。
これに対して、現在、選局されているチャネルのテレビジョン放送の受信強度が所定の受信強度以下であった場合には、処理をステップS6に進め、制御部19が、エンコーダ15の圧縮符号化処理を停止制御する。
具体的には、上述のようにエンコーダ15には、当該エンコーダ15を駆動状態とするための「マスタークロック」、及びテレビジョンユニット11で受信されたテレビジョン放送信号に付加されているフレーム同期信号に基づいて形成された「フレーム同期クロック」が供給されている。
エンコーダ15は、「マスタークロック」で駆動状態となり、「フレーム同期クロック」でフレーム同期を取りながらテレビジョン放送信号の圧縮符号化処理を行うのであるが、制御部19は、受信強度が所定の受信強度以下となったことを検出すると、このタイミングでエンコーダ15に供給している「フレーム同期クロック」を停止制御する。
これにより、エンコーダ15は、「マスタークロック」で駆動状態に保持されながらも、「フレーム同期クロック」が供給されないために、圧縮符号化処理を実行しない状態となる。このため、エンコーダ15から出力されていた上記圧縮符号化処理されたテレビジョン放送信号も、その出力が停止することとなり、外部メモリ16或いはメモリ18に対するテレビジョン放送信号の書き込みも停止することとなる。
このような「フレーム同期クロック」の供給停止制御は、ステップS3で、現在、選局されているチャネルのテレビジョン放送の受信強度が所定の受信強度よりも値の大きな受信強度であると判別されたタイミングで解除され、エンコーダ15に対する「フレーム同期クロック」の供給が再開される。そして、このエンコーダ15に対する「フレーム同期クロック」の供給の再開により、外部メモリ16或いはメモリ18に対するテレビジョン放送信号の書き込みも再開されることとなる。
すなわち、現在、選局されているチャネルのテレビジョン放送の受信強度が所定の受信強度よりも値の大きな受信強度である間は、「マスタークロック」及び「フレーム同期クロック」でエンコーダ15が駆動され、外部メモリ16或いはメモリ18に対してテレビジョン放送信号の書き込みが行われ、現在、選局されているチャネルのテレビジョン放送の受信強度が所定の受信強度以下である間は、「フレーム同期クロック」の供給を停止することでエンコーダ15の圧縮符号化処理を停止状態とし、外部メモリ16或いはメモリ18に対するテレビジョン放送信号の書き込みを停止制御するようになっている。
このような動作を図3〜図5を用いて、さらに詳細に説明する。図3は、「フレーム同期クロック」の供給停止制御をハードウェア的に示した図、図4は、この動作に関する各信号及びクロックのタイムチャート、図5は、外部メモリ16或いはメモリ18に書き込まれるテレビジョン放送信号を模式的に示した図である。
図3に示すテレビジョンユニット11は、図4(a)に示すように選局したチャネルのテレビジョン放送信号をエンコーダ15に供給すると共に、受信強度検出部14を形成する比較器30に供給する。なお、この図4(a)に示す例の場合、時刻t1〜時刻t2の間、及び時刻t3〜時刻t4の間は、テレビジョン放送信号の受信強度が低く、他の間は良好な受信強度であることを示している。
また、テレビジョンユニット11は、図4(b)に示すように、選局したチャネルのテレビジョン放送信号の各フレームに付加されているフレーム同期信号に基づいて、該フレーム同期信号に同期した、図4(d)に示すフレーム同期クロックを形成し、これをANDゲート32に供給する。
比較器30には、上記テレビジョン放送信号の他、比較信号発生部31からの基準信号が供給されている。この基準信号の値は受信強度の閾値となっており、比較器30は、テレビジョン放送信号の値が基準信号の値よりも大きな値となっている間、ハイレベルの比較信号をANDゲート32に供給し、テレビジョン放送信号の値が基準信号の値以下の値となっている間、ローレベルの比較信号をANDゲート32に供給する。
ANDゲート32は、比較器30からの比較信号及びテレビジョンユニット11からのフレーム同期信号がそれぞれハイレベルの間のみハイレベルとなる、図4(e)に示す「記録制御クロック」を形成し、この「記録制御クロック」をフレーム同期クロックとしてエンコーダ15に供給する。これにより、テレビジョン放送信号の受信強度が高い場合は、フレーム同期信号に同期してハイレベルとなる「記録制御クロック」がエンコーダ15に供給されるのであるが、テレビジョン放送信号の受信強度が低い時刻t1〜時刻t2の間、及び時刻t3〜時刻t4の間は、ローレベルの「記録制御クロック」がエンコーダ15に供給されることとなる。
エンコーダ15は、図4(c)に示すマスタークロックにより駆動状態とされ、ハイレベルの「記録制御クロック」が供給されたタイミングで、テレビジョンユニット11から供給されるテレビジョン放送信号のフレームを圧縮符号化処理するのであるが、ローレベルの「記録制御クロック」が供給されると、次にハイレベルの「記録制御クロック」が供給されるまでの間、テレビジョン放送信号のフレームの圧縮符号化処理を停止する。すなわち、図4に示す例の場合、エンコーダ15は、時刻t1〜時刻t2の間、及び時刻t3〜時刻t4の間は、テレビジョン放送信号のフレームの圧縮符号化処理を停止することとなる。
これにより、この圧縮符号化処理を停止している間は、エンコーダ15からの圧縮符号化出力も停止することとなり、制御部19も、圧縮符号化処理されたテレビジョン放送信号のいずれかのメモリ16、18に対する書き込みも停止する。従って、図5に示すように、外部メモリ16或いはメモリ18には、良好な受信強度で受信されたテレビジョン放送信号のみが連続的に記録されることとなる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、当該実施の形態の携帯電話機は、上記受信強度検出部14で検出されたテレビジョン放送信号の受信強度が所定の受信強度よりも低い値を示す間、エンコーダ15に供給されているマスタークロック及びフレーム同期クロックのうち、フレーム同期クロックを停止制御することで(=記録制御クロックをローレベルとすることで)、エンコーダ15を駆動状態に保持したうえで、テレビジョン放送信号の圧縮符号化処理を停止制御する。これにより、エンコーダ15からは、良好な受信強度でテレビジョン放送信号が受信されている間のみ、圧縮符号化処理されたテレビジョン放送信号が出力されることとなり、これをいずれかのメモリ16、18に記録することができる。このため、良好に受信された放送信号のみを連続して記録することができ、視聴困難な受信強度の低いテレビジョ放送信号により、メモリの記憶領域が無駄に使用される不都合を防止して、該メモリの記憶領域を有効に利用することができる。
また、視聴困難な受信強度の低いテレビジョン放送信号は記録せずに、良好に受信されたテレビジョン放送信号のみを連続して記録することができるため、再生時に、視聴困難なテレビジョン放送信号が記録された記録箇所を早送り再生する等の面倒な再生操作を不要とすることができる。
また、テレビジョン放送信号の受信強度が所定の受信強度よりも低い値を示す間、エンコーダ15に供給するフレーム同期クロックを停止制御するだけの簡単なシステム構成で実現することができる。このため、安価に実現することができる。
[変形例]
上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明は、テレビジョン放送やラジオ放送等の放送信号の受信機能、及びこの放送信号の記録機能を備えていれば、この携帯電話機の他、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant),ノート型のパーソナルコンピュータ装置、据え置き型のパーソナルコンピュータ装置、ハードディスクレコーダ装置、DVDレコーダ装置に設けても上述と同様の効果を得ることができる。
また、上述の実施の形態の説明では、テレビジョンユニット11で受信したテレビジョン放送信号を記録することとしたが、これは、ネットワークを介して送信された放送信号を記録するようにしてもよい。
この場合、上記送信された放送信号は、アンテナ1及び通信回路2で受信され、デコード処理されて再生される。そして、エンコーダ15により、再度エンコード処理されて外部メモリ16等に記録されるのであるが、この際、受信エラー検出部で受信エラー量の検出を行い、この受信エラー量が所定のエラー量以上であった場合にエンコーダ15を停止制御する。これにより、上述の実施の形態と同様に受信状態が悪く、視聴困難な部分を削除したかたちで放送信号の記録を行うことができ、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
最後に、上述の実施の形態は、あくまでも本発明の一例として開示したに過ぎない。このため、本発明は、上述の実施の形態に限定されることはなく、上述の実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した実施の形態の携帯電話機のブロック図である。 実施の形態の携帯電話機のテレビジョン放送信号の記録動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の携帯電話機のテレビジョン放送信号の記録動作をアードウェア的に示した図である。 実施の形態の携帯電話機のテレビジョン放送信号の記録動作に関する各信号及びクロックを示すタイムチャートである。 実施の形態の携帯電話機でメモリに記録されたテレビジョン放送信号を示す模式図である。
符号の説明
1 アンテナ、2 通信回路、3 スピーカ部、4 マイクロホン部、5 表示部、6 操作部、7 発光部(LED)、8 カメラ部、9 バイブレーションユニット、10 テレビジョンアンテナ、11 テレビジョンユニット、12 ラジオアンテナ、13 ラジオ受信ユニット、14 受信強度検出部、15 エンコーダ、16 外部メモリ、17 外部メモリインターフェイス(外部メモリIF)、18 メモリ、19 制御部、20 GPSアンテナ、21 GPSユニット、30 比較器、31 基準信号発生部、32 ANDゲート

Claims (5)

  1. 放送信号を受信する放送信号受信手段と、
    駆動用クロックに基づいて動作し、上記放送信号受信手段で受信された放送信号の同期用クロックに基づいて、該放送信号受信手段で受信された放送信号に対して所定の圧縮符号化処理を施して出力する圧縮符号化手段と、
    上記圧縮符号化手段から圧縮符号化処理された放送信号が出力された際に、この放送信号を記憶媒体に記憶する記憶制御手段と、
    上記放送信号受信手段で受信された放送信号の受信強度を検出する受信強度検出手段と、
    当該携帯端末装置の移動を検出する移動検出手段と、
    上記移動検出手段で当該携帯端末装置が移動中ではないことが検出された場合、及び上記移動検出手段で当該携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、上記受信強度検出手段で検出された上記放送信号の受信強度が所定の受信強度よりも大きな受信強度であった場合、上記圧縮符号化手段で圧縮符号化処理された放送信号を上記記憶媒体に記憶するように上記圧縮符号化手段を駆動制御し、上記移動検出手段で当該携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、上記受信強度検出手段で検出された上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下であった場合、この携帯端末装置の移動中、かつ、上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下の間、上記圧縮符号化手段で行われる上記圧縮符号化処理を停止制御して、上記記憶媒体に対する上記圧縮符号化処理された放送信号の記録を停止制御する制御手段と
    を有する携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置であって、
    上記制御手段は、上記圧縮符号化手段の駆動状態を保持した状態で上記圧縮符号化処理を停止制御すること
    を特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項2に記載の携帯端末装置であって、
    上記制御手段は、上記移動検出手段で当該携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、上記受信強度検出手段で検出された上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下の間、上記圧縮符号化手段に供給されている駆動用クロック及び放送信号の同期用クロックのうち、該放送信号の同期用クロックの供給を停止制御することで、上記圧縮符号化手段の駆動状態を保持した状態で上記圧縮符号化処理を停止制御すること
    を特徴とする携帯端末装置。
  4. 放送信号受信手段で放送信号を受信するステップと、
    受信強度検出手段で上記受信された放送信号の受信強度を検出するステップと、
    駆動用クロックに基づいて動作する圧縮符号化手段で、上記受信された放送信号の同期用クロックに基づいて該放送信号に対して所定の圧縮符号化処理を施して出力するステップと、
    上記圧縮符号化手段から圧縮符号化処理された放送信号が出力された際に、記憶制御手段が、この放送信号を記憶媒体に記憶するステップと、
    移動検出手段で、当該放送信号の記録方法が適用される携帯端末装置の移動を検出するステップと、
    上記携帯端末装置の移動を検出するステップで、上記携帯端末装置が移動中ではないことが検出された場合、及び上記携帯端末装置の移動を検出するステップで、上記携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、上記受信強度を検出するステップで検出された上記放送信号の受信強度が所定の受信強度よりも大きな受信強度であった場合、制御手段が、上記圧縮符号化手段で圧縮符号化処理された放送信号を上記記憶媒体に記憶するように該圧縮符号化手段を駆動制御するステップと、
    上記携帯端末装置の移動を検出するステップで、上記携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、上記受信強度を検出するステップで検出された上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下であった場合、制御手段が、この携帯端末装置の移動中、かつ、上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下の間、上記圧縮符号化手段で行われる上記圧縮符号化処理を停止制御して、上記記憶媒体に対する上記圧縮符号化処理された放送信号の記録を停止制御するステップと
    を有する放送信号の記録方法。
  5. 放送信号受信手段で放送信号を受信するように、該放送信号受信手段を制御する放送信号受信制御手段としてコンピュータを機能させ、
    上記受信された放送信号の受信強度を検出するように、該受信強度検出手段を制御する受信強度検出制御手段としてコンピュータを機能させ、
    上記受信された放送信号の同期用クロックに基づいて該放送信号に対して所定の圧縮符号化処理を施して出力するように、駆動用クロックに基づいて動作する圧縮符号化手段を制御する圧縮符号化制御手段としてコンピュータを機能させ、
    コンピュータを上記圧縮符号化制御手段として機能させることで、上記圧縮符号化手段から圧縮符号化処理され出力された放送信号を、記憶媒体に記憶制御する記憶制御手段としてコンピュータを機能させ、
    当該放送信号の記録プログラムが適用される携帯端末装置の移動を検出するように、移動検出手段を制御する移動検出制御手段としてコンピュータを機能させ、
    コンピュータを上記移動検出制御手段として機能させた際に、上記携帯端末装置が移動中ではないことが検出された場合、及びコンピュータを上記移動検出制御手段として機能させた際に、上記携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、コンピュータを上記受信強度検出制御手段として機能させることで検出された上記受信した放送信号の受信強度が所定の受信強度よりも大きな受信強度であった場合、上記圧縮符号化手段で圧縮符号化処理された放送信号を上記記憶媒体に記憶するように該圧縮符号化手段を駆動制御し、コンピュータを上記移動検出制御手段として機能させた際に、上記携帯端末装置が移動中であることが検出され、かつ、コンピュータを上記受信強度検出制御手段として機能させることで検出された上記受信した放送信号の受信強度が所定の受信強度以下であった場合、この携帯端末装置の移動中、かつ、上記放送信号の受信強度が所定の受信強度以下の間、上記圧縮符号化手段で行われる上記圧縮符号化処理を停止制御して、上記記憶媒体に対する上記圧縮符号化処理された放送信号の記録を停止制御する制御手段としてコンピュータを機能させる
    放送信号の記録プログラム。
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