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JP4576841B2 - 自動改札機 - Google Patents
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JP4576841B2 - 自動改札機 - Google Patents

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Description

この発明は、投入口に複数枚の乗車券類が投入された場合に、これらの乗車券類に記録されている乗車券類情報に基づいて利用者の通行可否を判定する自動改札機に関する。
従来、投入口に複数枚の乗車券類を投入できる複数枚対応の自動改札機が多くの駅に設置されている。乗車券類としては、例えば乗車券、特急券、定期券、プリペイドカードがある。複数枚対応の自動改札機は、投入口に投入された乗車券類毎に記録されている乗車券類情報を読み取り、ここで読み取った乗車券類情報に基づいて利用者の通行可否を判定する。複数枚対応の自動改札機は、入出場の際に必要な乗車券類が複数枚である利用者に利用させることができ、利用者の利便性を向上し、且つ改札業務にかかる人手を削減することができる。
複数枚対応の自動改札機は、例えば特許文献1に示されているように、投入口に投入された全ての乗車券類に記録されている乗車券類情報の読み取りが完了するまで、先に乗車券類情報を読み取った乗車券類を保留する保留部を有している。この保留部は、乗車券を投入する投入口と、投入された乗車券を排出する排出口とをつなぐ主搬送路とは、別に設けた副搬送路に設けられている。副搬送路は、主搬送路を搬送されている乗車券類の入口と、保留している乗車券類を主搬送路に送り出す出口と、で主搬送路に繋がっている。一般的な保留部は、副搬送路において乗車券類を停止させるストッパを副搬送路に沿って複数設けた構成であり、各ストッパが主搬送路から送られてきた乗車券類を1枚ずつ停止させて保留する構成である。具体的には、投入口に複数枚の乗車券類が投入された場合、投入された乗車券類を1枚ずつ繰り出し、主搬送路を搬送しながら読み取りヘッドで乗車券類情報を読み取り、副搬送路に送り込み、副搬送路の出口側のストッパから順番に、この副搬送路に送り込まれた乗車券類を保留する。そして、今回投入口に投入された全ての乗車券類から乗車券類情報を読み取ると、今回読み取った乗車券類情報に基づいて利用者の通行可否を判定する。
また、乗車券類情報を最後に読み取った乗車券類については主搬送路から副搬送路に送り込むことなく排出口側に搬送し、その後保留部で保留している乗車券類を出口側に近い乗車券類から順番に保留を解除し主搬送路に送り出す。主搬送路に送り出された乗車券類については、必要に応じてデータの記録、印字、パンチ穴を開ける等の後処理(通行可否の判定後に行う処理)が行われる。この後処理を行っている乗車券類に、後続の乗車券類が追突するのを防止するために、先に主搬送路に送り出し後処理を開始した乗車券類が予め定めた位置まで搬送された後に、次の乗車券類の保留を解除し主搬送路に送り出している。
なお、複数枚対応の自動改札機は、保留できる乗車券類の最大枚数に1を加えた枚数が投入可能枚数である。
特開平11−203516号公報
しかしながら、従来の複数枚対応の自動改札機は、上述したように先に主搬送路に送り出した乗車券類が予め定めた位置まで搬送された後に、副搬送路の出口側から順番に次の乗車券類の保留を解除し主搬送路に送り出している。このため、複数枚の乗車券類を保留部に保留した場合、保留を解除した乗車券類の、保留位置から予め定めた位置までの搬送距離は、保留を解除する順番に長くなるので、保留を解除する順番に後処理に要する時間が長くなる。その結果、改札処理にかかる時間が長くなり、改札効率が良くないという問題があった。
この発明の目的は、保留している全ての乗車券類について、保留解除後における乗車券類の搬送距離を短くすることで、通行可否の判定後に行う後処理に要する時間を短縮し、改札効率を向上させた自動改札機を提供することにある。
この発明の自動改札機は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
投入口に複数枚の乗車券類が投入された場合に、投入された乗車券類を1枚ずつ繰り出して搬送する搬送手段と、
前記搬送手段が搬送している乗車券類から乗車券類情報を読み取る乗車券類情報読取手段と、
前記乗車券類情報読取手段が乗車券類情報を読み取った乗車券類を1枚ずつ、異なる位置に保留する乗車券類保留手段と、
前記投入口に投入された全ての乗車券類から前記乗車券類情報読取手段が乗車券類情報を読み取った後に、前記乗車券類保留手段が保留している乗車券類の搬送を制御する保留制御手段と、
前記保留制御手段により搬送制御された乗車券類に後処理して乗車券類を排出または回収する後処理手段と、を備え、
前記保留制御手段は、
前記乗車券類保留手段の出口までの経路が最短である位置に保留している乗車券類について保留を解除して前記乗車券類保留手段から送出する送出処理と、
前記乗車券類保留手段が残りの乗車券類を保留していれば、今回保留を解除して前記乗車券類保留手段から送出した乗車券類の保留位置までの経路が最短である位置に保留している乗車券類についてのみ保留を解除し、前記送出処理により前記乗車券類保留手段から今回送出した乗車券類の保留位置に搬送して再保留するとともに、保留しているその他の乗車券類については保留を解除せずに継続する保留位置変更処理と、を前記乗車券類保留手段から前回送出した乗車券類が予め定めた位置に搬送される毎に繰り返し、前記乗車券類保留手段が保留している全ての乗車券類を送出する。
この構成では、搬送手段が投入口に投入された複数枚の乗車券類を1枚ずつ繰り出して搬送し、乗車券類情報読取手段が乗車券類毎に記録している乗車券情報を読み取る。乗車券類保留手段が乗車券類情報を読み取った乗車券類を1枚ずつ、異なる位置に保留する。投入口に投入された全ての乗車券類について、乗車券類情報の読み取りが完了すると、保留制御手段が乗車券類保留手段の出口までの経路が最短である位置に保留している乗車券類について保留を解除して乗車券類保留手段から送出する送出処理と、今回乗車券類保留手段から送出した乗車券類を保留していた保留位置までの経路が最短である位置に保留している乗車券類についてのみ保留を解除し、今回送出した乗車券類の保留位置に搬送して再保留するとともに、保留しているその他の乗車券類については保留を解除せずに継続する保留位置変更処理と、を前回送出した乗車券類が予め定めた位置に搬送される毎に繰り返し、保留している全ての乗車券類を乗車券類保留手段から送出する。この予め定めた位置は、後から送出した乗車券類が、先に送出した乗車券類に追突することがない位置に定めている。
なお、乗車券類保留手段から送出した乗車券類については、通行可否の判定後に行う後処理が実行され、乗車券類を排出または回収する。この後処理は、乗車券類情報の記録、印刷、パンチ穴を開ける等の処理であり、これらの処理を必要に応じて行う。
このように、乗車券類保留手段の出口までの経路が最短である保留位置に保留している乗車券類について保留を解除して送出した後、この時点で保留している残りの乗車券類の保留位置を出口までの経路が最短である保留位置に搬送し、再保留するので、保留した乗車券類毎に保留解除後における乗車券類の搬送距離を短くできる。この再保留にかかる処理は、今回保留を解除して送出した乗車券類に対して後処理を行っている間に行われる。したがって、保留を解除した乗車券類に対する後処理にかかる時間の短縮が図れ、改札効率を向上させることができる。
この発明によれば、乗車券類保留手段が保留した全ての乗車券類を乗車券類保留手段の出口までの経路が最短である保留位置において保留を解除し送出するので、保留した乗車券類毎に保留解除後における乗車券類の搬送距離を短くできる。したがって、保留を解除した乗車券類に対する後処理に要する時間の短縮が図れ、改札効率を向上させることができる。
以下、この発明の実施形態である自動改札機について説明する。
図1は、この発明の実施形態である複数枚対応の自動改札機の主要部の構成を示す図である。この実施形態の自動改札機1は、乗車券、特急券、定期券、回数券、プリペイドカード等の乗車券類を投入する投入口2と、投入口2に投入された乗車券類を排出する取出口3と、投入口2に投入された乗車券類を投入口2と取出口3とをつなぐ乗車券類の搬送路に1枚ずつ繰り出す繰出部4と、繰出部4が繰り出した乗車券類から乗車券類情報を読み取る読取部5と、乗車券類に対して乗車券類情報を記録する記録部6と、乗車券類に対して投入日時等の印字処理やパンチ穴を開ける入鋏処理等を行う印刷/入鋏部7と、投入口2に投入された複数枚の乗車券類を重ね合せる重ね合せ部8と、乗車券類を回収する回収部9とを備えている。図1に示すように、投入口2と取出口3とをつなぐ主搬送路に、投入口2側から繰出部4、読取部5、記録部6、印刷/入鋏部7、重ね合せ部8をこの順に設けている。印刷/入鋏部7と、重ね合せ部8との間に、乗車券類を回収部9に搬送する回収用搬送路が形成されている。主搬送路における回収用搬送路との分岐位置には、乗車券類の搬送方向を切り替えるフラッパが設けられている。さらに、この実施形態の自動改札機1は、記録部6と印刷/入鋏部7との間に入口があり、読取部5と記録部6との間に出口がある副搬送路を有している。主搬送路と副搬送路との入口および出口には、搬送している乗車券類の搬送方向を切り替えるためのフラッパ(不図示)が設けられている。投入口2に複数枚の乗車券類が投入された場合に、投入された乗車券類の一部を保留する保留部10がこの副搬送路に設けられている。
また、自動改札機1の各部は、図示していない制御部により、その動作が制御される。また、制御部は自動改札機1により形成される通路における利用者の通行を制限する扉の開閉や表示部における表示制御等も行う。
読取部5は、主搬送路を挟んで対向する向きに配置した2つの磁気ヘッド(不図示)を有し、乗車券類が主搬送路を表向き、または裏向きのどちらの向きで搬送されても、乗車券類情報の読取が行える構成である。読取部5と記録部6との間には図示していないが、搬送している乗車券類の表裏をスイッチバック方式で反転する公知の反転機構部が設けられている。自動改札機1は、読取部5において乗車券類情報を読み取った磁気ヘッドに基づいて乗車券類の表裏を判断し、裏向きに投入された乗車券類をこの反転機構部で反転する(表向きにする。)。
保留部10は、副搬送路の搬送方向に沿って、乗車券類を1枚ずつ、異なる位置に保留する構成である。具体的には、図2に示すように、副搬送路の搬送方向に沿って4つのストッパ11(11a〜11d)を配置している。各ストッパ11には、駆動用のソレノイド(不図示)が取り付けられている。これらのソレノイドは、個別にオン/オフできる構成である。ストッパ11は、L字状に構成されており、ソレノイドをオフしているとき、L字の先端が副搬送路の下方に位置する解除状態であり(図2におけるストッパ11c、11dの状態である。)、ソレノイドをオンしているとき、L字の先端が副搬送路の下方から上方に突出した保留状態である。ソレノイドは通常オフしており、乗車券類を保留するときにオンする。乗車券類は、ストッパ11が保留状態であるとき、ストッパ11の突出した先端に当接した位置で保留される(搬送されない。)。このとき、乗車券類を搬送するための搬送ベルトが駆動されていても、駆動されていなくても、乗車券類は、ストッパ11により保留され、搬送されない。また、搬送ベルトが駆動された状態で、ソレノイドがオフしてストッパ11が解除状態になると、乗車券類は、搬送ベルトにより搬送される。
なお、ここでは、保留可能な乗車券類が最大4枚である保留部10を示している。この保留部10を有する自動改札機1は、一度に投入できる乗車券類の最大枚数が5枚(保留できる最大枚数+1枚)である。
次に、この発明の実施形態である自動改札機1の動作について説明する。図3は、この発明の実施形態である自動改札機の動作を示すフローチャートである。自動改札機1は、投入口2に乗車券類が投入されるのを待っている(s1)。自動改札機1は、投入口2に乗車券類が投入されると、繰出部4が投入された乗車券類を1枚繰り出す(s2)。この実施形態の自動改札機1は、今回投入口2に投入された乗車券類について、s2で乗車券類を繰り出す毎にカウンタを1カウントアップしている。
自動改札機1は、今回s2で繰り出した乗車券類に記録されている乗車券類情報を読取部5で読み取るとともに(s3)、投入口2に繰り出していない乗車券類があるかどうかを判定する(s4)。自動改札機1は、s4で投入口2に繰り出していない乗車券類があると判定すると、今回繰り出した乗車券類が5枚目であるかどうか、すなわち今回投入口2に投入された乗車券類の枚数が一度に投入できる最大枚数を超えているかどうか、を判定する(s5)。上述したように、自動改札機1はカウンタで今回繰り出した乗車券類の枚数をカウントしているので、s5ではこのカウンタのカウント値が5であるかどうかを判定している。自動改札機1は、s5で繰り出した乗車券類の枚数が5であると判定すると、投入口2に繰り出していない乗車券類があることから、今回投入口2に投入された乗車券類の枚数が一度に投入できる最大枚数である5枚を超える乗車券類であったと判断し、s6でエラー処理を行い、本処理を終了する。一方、自動改札機1は、s5で今回繰り出した乗車券類の枚数が4枚(保留部10において保留可能な最大枚数)以下であると判定すると、今回繰り出した乗車券類を保留部10に保留する保留処理を行い(s7)、s2に戻る。
ここで、図4を参照しながら、s7にかかる保留処理について説明する。保留部10に配置されているストッパ11a〜11dは、通常解除状態である。図4(A)は保留部10に乗車券類が保留されていない状態を示している。この図4(A)に示す状態であるときに、s4で投入口2に繰り出していない乗車券類があると判定すると(この場合、今回繰り出された乗車券類は1枚目である。)、自動改札機1は記録部6と印刷/入鋏部7の間に配置しているフラッパを制御し、読取部5で乗車券類情報を読み取った乗車券類を、保留部10が設けられている副搬送路に送る。また、自動改札機1は、保留部10において解除状態であるストッパ11a〜11dの中で保留部10の出口までの経路が最短であるストッパ11(ここでは、ストッパ11a)を保留状態に移行する(図4(B)参照)。これにより、副搬送路に送られた乗車券類は、副搬送路を搬送されて、今回保留状態に移行されたストッパ11の先端部に当接し、その位置で保留される(図4(C)参照)。このとき、副搬送路における乗車券類の搬送ベルトは、主搬送路における搬送ベルトと同一の駆動系で駆動されているため、停止されない。搬送ベルトが駆動されていても、乗車券類は保留状態に移行されたストッパ11の先端部に当接して保留される。
また、図4(C)に示す状態であるときに、s4で投入口2に繰り出していない乗車券類があると判定すると(この場合、今回繰り出された乗車券類は2枚目である。)、ストッパ11bを保留状態に移行し、このストッパ11bで今回副搬送路に送られてきた乗車券類を保留する(図4(D)参照)。同様に、図4(D)に示す状態であるときに、s4で投入口2に繰り出していない乗車券類があると判定すると(この場合、今回繰り出された乗車券類は3枚目である。)、ストッパ11cを保留状態に移行し、このストッパ11cで今回副搬送路に送られてきた乗車券類を保留し(図4(E)参照)、図4(E)に示す状態であるときに、s4で投入口2に繰り出していない乗車券類があると判定すると(この場合、今回繰り出された乗車券類は4枚目である。)、ストッパ11dを保留状態に移行し、このストッパ11dで今回副搬送路に送られてきた乗車券類を保留する(図4(F)参照)。
なお、図4(F)に示す状態であるときに、s4で投入口2に繰り出していない乗車券類があると判定した場合、この状態では保留部10に新たな乗車券類を保留することはできないが、今回繰り出した乗車券類が5枚目であることから、s5で今回投入口2に投入された乗車券の枚数が一度に投入できる最大枚数を超えていると判定し、s7にかかる保留処理を行うことなく、s6でエラー処理を行い、本処理を終了する。言い換えれば、保留部10に保留可能な最大枚数の乗車券類が保留されているときに、s7にかかる保留処理が行われることはない。
自動改札機1は、s4で投入口2に繰り出していない乗車券類がないと判定すると、すなわち今回投入口2に投入された全ての乗車券類から乗車券類情報を読み取ったと判定すると、今回投入口2に投入された全ての乗車券類から読み取った乗車券類情報に基づいて、利用者の通行可否を判定する(s8)。このs8で、利用者の通行を不可とする判定をした場合、s6でエラー処理を行い、本処理を終了する。
なお、s6にかかるエラー処理では、自動改札機1に設けられた扉を閉し、通路における利用者の通行を制限する。
また、s4で投入口2に繰り出されていない乗車券類がないと判定した場合、保留部10に保留している乗車券類の枚数が保留可能な最大枚数未満であっても、最後に繰り出した乗車券類については、s7にかかる保留処理を行わないで、後処理を開始する(s9)。この後処理は、s8にかかる通行可否の判定後に行う処理であり、記録部6における乗車券類情報の記録処理、印刷/入鋏部7における投入日時等の印字処理、さらにはパンチ穴を開ける入鋏処理等であり、乗車券類毎に必要に応じて行う。後処理が行われた乗車券類は、重ね合せ部8または回収部9に搬送される。自動改札機1は、利用者に返却する乗車券類については重ね合せ部8に搬送し、回収する乗車券類については回収部9に搬送する。
自動改札機1は、s9で後処理を開始すると、保留部10に保留されている乗車券類の有無を判定し(s10)、保留されている乗車券類があれば、保留部10の出口までの経路が最短であるストッパ11aが乗車券類を保留しているかどうかを判定する(s11)。ここで、ストッパ11aが乗車券類を保留しているかどうかを判定するのは、後述する説明によって明らかになるが、s9にかかる後処理を開始した直後の判定である。
自動改札機1は、s11でストッパ11aが乗車券類を保留していると判定すると、s12にかかる待機処理を行うことなく、予め定めた保留解除タイミングに達するのを待つ(s13)。この保留解除タイミングは、この後に保留を解除する乗車券類が先に後処理を開始した乗車券類に追突することがないタイミングであればいつでもよい。例えばs9で後処理を開始した乗車券類が重ね合せ部8または回収部9に達したタイミングであってもよいし、印刷/入鋏部7における乗車券類に対する処理が完了したタイミングであってもよい。
自動改札機1は、s13で保留解除タイミングになったと判定すると、ストッパ11aを保留状態から解除状態に移行させ(s14)、具体的にはストッパ11aを駆動するソレノイドをオンからオフに切り替えると搬送ベルトにより乗車券類が搬送され、このストッパ11aが保留していた乗車券類を保留部10から主搬送路に送出する。そして、s9に戻って、上記処理を繰り返す。
ここで、図5を参照しながらs12にかかる待機処理について説明する。ここでは、図5(A)に示すように、保留部に4枚の乗車券類が保留されている場合を例にして説明する。この状態において、s14でストッパ11aを保留状態から解除状態に移行させ、このストッパ11aが保留していた乗車券類を保留部10から主搬送路に送出すると、保留部10は図5(B)に示す状態となる。この場合、今回保留部10から送出した乗車券類について後処理を開始した後、s10で保留部10に保留されている乗車券類があると判定し、且つs11でストッパ11aが乗車券類を保留していないと判定する。これにより、自動改札機1は、s12にかかる待機処理を実行する。
この待機処理は、まず、解除状態であるストッパ11aを保留状態に戻し、その後、この時点で保留部10に保留している乗車券類の中で、保留部10の出口までの経路が最短である乗車券類を保留しているストッパ11(ここでは、ストッパ11b)を保留状態から解除状態に移行させる。これにより、図5(C)に示すように、これまでストッパ11bが保留していた乗車券類が、ストッパ11aによる保留位置まで搬送され、このストッパ11aにより再保留される。このとき、解除状態に移行させたストッパ11(ここでは、ストッパ11b)については、保留状態に移行させない。また、上記s12にかかる待機処理は、次に保留解除タイミングに達するまでに十分に完了する処理である。具体的には、その直前に後処理を開始した乗車券類に対して記録部6での乗車券類情報の記録、印刷/入鋏部7での投入日時等の印字処理やパンチ穴を開ける入鋏処理等を行っている間に完了する処理である。
また、図5(C)に示す状態であったときに、s14でストッパ11aが保留していた乗車券類を保留部10から送出した場合には、s12にかかる待機処理により図5(D)に示す状態になる。この場合、ストッパ11b、11cは解除状態で保持される。さらに、図5(D)に示す状態であったときに、s14でストッパ11aが保留していた乗車券類を保留部10から送出した場合には、s12にかかる待機処理により図5(E)に示す状態になり、図5(E)に示す状態であったときに、s14でストッパ11aが保留していた乗車券類を保留部10から主搬送路に送出した場合には、図5(F)に示す状態になり、その結果s10で保留部10に乗車券類が保留されていないと判定される。
なお、保留部10に保留した乗車券類の枚数が3枚であった場合には、図5に示すストッパ11dが保留している乗車券類にかかる動作が生じないだけであり、同様に保留部10に保留した乗車券類の枚数が2枚であった場合には、図5に示すストッパ11c、11dが保留している乗車券類にかかる動作が生じないだけであり、さらに保留部10に保留した乗車券類の枚数が1枚であった場合には、図5に示すストッパ11b、11c、11dが保留している乗車券類にかかる動作が生じないだけである。また、乗車券類を保留していないストッパ11は、解除状態である。
自動改札機1は、s10で保留部10に乗車券類が保留されていないと判定すると、直前に後処理を開始した乗車券類が重ね合せ部8、または回収部9に達するのを待って(s15)、重ね合せ部8に搬送された乗車券類を重ね合わせた状態で取出口3に放出し、本処理を完了する。
このように、この実施形態の自動改札機1は、保留部10で保留している乗車券類があれば、別の乗車券類に対して後処理を行っている間に、保留部10の出口までの経路が最短になるストッパ11aに再保留させる待機処理を行うので、保留部10に保留した乗車券類毎に保留解除後における乗車券類の搬送距離を最短にできる。これにより、保留を解除した乗車券類に対する後処理にかかる時間の短縮が図れ、改札効率を向上させることができる。
また、上記実施形態では、s12にかかる待機処理において、保留部10に保留している乗車券類の中で、保留部10の出口までの経路が最短である乗車券類についてのみ、ストッパ11aに再保留させるとしたが、保留部10に保留されているそれぞれの乗車券類を保留部10の出口までの経路が短くなる方向に順送りして、再保留してもよい。具体的には、図6(A)に示すように保留部10が乗車券類を4枚保留している場合に、そのうちの1枚の乗車券類(ストッパ11aに保留されていた乗車券類)の保留を解除し、保留部10から送出したときに(図6(B)参照)、ストッパ11aを解除状態から保留状態に移行し、ストッパ11bを保留状態から解除状態に移行して、ストッパ11bが保留していた乗車券類をストッパ11aに再保留させる(図6(C)参照)。次に、ストッパ11bを解除状態から保留状態に移行し、ストッパ11cを保留状態から解除状態に移行して、ストッパ11cが保留していた乗車券類をストッパ11bに再保留させる(図6(D)参照)。最後に、ストッパ11cを解除状態から保留状態に移行し、ストッパ11dを保留状態から解除状態に移行して、ストッパ11dが保留していた乗車券類をストッパ11cに再保留させる(図6(E)参照)。このとき、ストッパ11dは保留すべき乗車券類が存在しないので、解除状態から保留状態に移行させない。
また、図6では、保留部10に乗車券類が4枚保留されていて、そのうちの1枚の乗車券類(ストッパ11aに保留されていた乗車券類)の保留が解除された場合を示したが、保留している乗車券類が3枚の場合(図6(E)に示す場合)には、ストッパ11dが保留している乗車券類に対する処理が実行されないだけであり、また保留している乗車券類が2枚の場合には、ストッパ11c、11dが保留している乗車券類に対する処理が実行されないだけであり、保留している乗車券類が1枚の場合には、s10で保留部10に保留されている乗車券類がないと判定し、この待機処理を行わない。
s12にかかる待機処理をこの図6に示す処理に置き換えても、上記実施形態の自動改札機1と同様に、保留部10に保留した乗車券類毎に保留解除後における乗車券類の搬送距離を最短にでき、保留を解除した乗車券類に対する後処理にかかる時間の短縮が図れ、改札効率を向上させることができるという、上記実施形態と同様の効果を奏する。
なお、上記実施形態では、保留部10に保留可能な乗車券類の最大枚数が4枚である場合を例にして本願発明を説明したが、保留部10に保留可能な乗車券類の最大枚数が2枚以上である自動改札機であれば、本願発明を適用することができる。また保留部10における、乗車券類を保留する構成も上記実施形態に限定されるものではなく、従来技術の欄で記載した特許文献1で示されている構成の保留部等にも、本願発明を適用することができる。
この発明の実施形態である複数枚対応の自動改札機の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施形態である自動改札機に設けられている保留部を示す図である。 この発明の実施形態である自動改札機の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態である自動改札機の保留部における乗車券類の保留にかかる処理を示す図である。 この発明の実施形態である自動改札機の待機処理を説明する図である。 この発明の別の実施形態である自動改札機の待機処理を説明する図である。
符号の説明
1−自動改札機
2−投入口
3−取出口
4−繰出部
5−読取部
10−保留部
11(11a〜11d)−ストッパ

Claims (1)

  1. 投入口に複数枚の乗車券類が投入された場合に、投入された乗車券類を1枚ずつ繰り出して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段が搬送している乗車券類から乗車券類情報を読み取る乗車券類情報読取手段と、
    前記乗車券類情報読取手段が乗車券類情報を読み取った乗車券類を1枚ずつ、異なる位置に保留する乗車券類保留手段と、
    前記投入口に投入された全ての乗車券類から前記乗車券類情報読取手段が乗車券類情報を読み取った後に、前記乗車券類保留手段が保留している乗車券類の搬送を制御する保留制御手段と、
    前記保留制御手段により搬送制御された乗車券類に後処理して乗車券類を排出または回収する後処理手段と、を備え、
    前記保留制御手段は、
    前記乗車券類保留手段の出口までの経路が最短である位置に保留している乗車券類について保留を解除して前記乗車券類保留手段から送出する送出処理と、
    前記乗車券類保留手段が残りの乗車券類を保留していれば、今回保留を解除して前記乗車券類保留手段から送出した乗車券類の保留位置までの経路が最短である位置に保留している乗車券類についてのみ保留を解除し、前記送出処理により前記乗車券類保留手段から今回送出した乗車券類の保留位置に搬送して再保留するとともに、保留しているその他の乗車券類については保留を解除せずに継続する保留位置変更処理と、を前記乗車券類保留手段から前回送出した乗車券類が予め定めた位置に搬送される毎に繰り返し、前記乗車券類保留手段が保留している全ての乗車券類を送出する自動改札機。
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