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JP4577650B2 - 粉粒体混合物の生産方法および装置 - Google Patents
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JP4577650B2 - 粉粒体混合物の生産方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉粒体混合物の生産方法および装置に係り、特に種類の異なる粉粒体の混合割合を変化させて複数種類の粉粒体混合物を生産するのに好適な粉粒体混合物の生産方法および装置に関する。
医薬品や肥料等の化学品生産工場や食品生産工場では、種類の異なる粉粒体を混合して粉粒体混合物としての中間品または最終製品を生産することが頻繁に行われている。精米工場においても種類の異なる精米を混合して粉粒体混合物としてのブレンド米を生産することが行われている。そして粉粒体混合物を生産する大規模工場の場合には、生産性の観点から少種類多量生産方式が主流を占めているので、大型の生産装置を採用している。
図8は従来技術に係る粉粒体混合物の生産装置の説明図であり、粉粒体混合物の一例であるブレンド米の生産装置を示している。従来技術に係る粉粒体混合物の生産装置1は、少種類多量生産に適した設備であり、粉粒体を貯留する大容量(数トン程度)の固定タンク2(2a,2b,2c)を複数備えている。この固定タンク2の上部には、粉粒体が供給される搬送ライン3が接続され、単一種類の粉粒体が搬送ライン3を通って種類毎に固定タンク2に供給されて貯蔵される。各固定タンク2の下部には計量器4が設けられており、貯留されている粉粒体が固定タンク2から排出される際に計量器4で計量される。また各固定タンク2の下部は、計量器4を介して排出ライン5が接続されている。そして各固定タンク2から排出された粉粒体は排出ライン5で混合され、所定のブレンドタンク6(6f,6g,6h)に供給される。このブレンドタンク6の下部には包装機7が設けられており、ブレンドタンク6から排出された粉粒体混合物が包装単位重量毎に包装されて、製品として出荷される。
ところで特許文献1には、生産計画に基づいてそれぞれ容量の異なる移動槽を使用することにより多種類変量生産を可能とすることが開示されている。すなわち特許文献1には、生産する銘柄毎にその生産量に応じた移動槽を自動搬送台車に載せて複数の原料タンクの下部を移動させ、銘柄に応じた所定の原料タンクの下部で自動搬送台車を停止させて原料タンクから移動槽に原料を投入した後、移動槽内の原料を撹拌機で撹拌し、その後、移動槽から所定の容器に製品の払出しを行うことが開示されている。
特許第2954756号公報
精米工場で生産された粉粒体混合物、すなわちブレンド米を例にすると、近年は需要者の多様なニーズに対応するため多種類が求められている。このため少種類多量生産方式の生産装置に対しても多種類少量生産が求められている。そしてブレンド米では、品質管理の観点から出荷する製品米毎(粉粒体混合物毎)に精米日を明記することが義務づけられているので、生産地や品種が同一の精米でも精米日が異なると別種類のものとして扱う必要がある。このため固定タンクは、精米ロット毎に用意されなければならない。
しかしながら、複数の精米(粉粒体)を混合して製品米(粉粒体混合物)を生産する場合、粉粒体を貯蔵する種類は、固定タンクの数に限定される。例えば図8に示す場合には、固定タンク2が3基しかないため粉粒体を3種類しか貯蔵できない。このため粉粒体を4種類以上使用する場合には、以下に例示する方法により粉粒体混合物が生産されていた。
図9は従来技術に係る粉粒体混合物の生産計画を例示した説明図である。ここで図9(A)は粉粒体の生産計画を例示したものであり、図9(B)は粉粒体混合物の生産計画を例示したものである。図10は従来技術に係る粉粒体混合物の生産の流れを説明する図である。ここで図10における上段の図は粉粒体の生産工程を示し、下段の図は粉粒体混合物の生産工程を示している。そして図9および図10は、5種類の粉粒体を用いて3種類の粉粒体混合物を生産する場合を例示している。
まず種類A,B,Cの粉粒体は、搬送ライン3を介して固定タンク2a,2b,2cに所定量が供給されて貯留される。そして図9(B)に例示したブレンドロット番号Bp001の粉粒体混合物の生産計画に応じて、固定タンク2a,2b,2cから所定量の粉粒体が排出され、排出ライン5で混合されつつブレンドタンク6fに粉粒体混合物が供給される。
図9に例示された生産計画から、ブレンドロット番号Bp001の粉粒体混合物を生産が終了すると、固定タンク2c内は空になっているので、この固定タンク2cに種類Dの粉粒体を供給する。この粉粒体の供給が終了すると、ブレンドロット番号Bp002の粉粒体混合物の生産計画に応じて固定タンク2a,2b,2cから所定量の粉粒体を排出ライン5に供給し、粉粒体混合物をブレンドタンク6gに供給する。
図9に示す生産計画から、ブレンドロット番号Bp002の粉粒体混合物の生産が終了すると、固定タンク2c内は空になっているので、この固定タンク2cに種類Eの粉粒体を供給する。この粉粒体の供給が終了すると、ブレンドロット番号Bp003の粉粒体混合物の生産計画に応じて固定タンク2a,2b,2cから所定量の粉粒体を排出ライン5に供給し、粉粒体混合物をブレンドタンク6hに供給する。このような生産工程の流れを示したものが図10となっている。
そして以上のことからわかるように、種類A,B,C(単品ロット番号Sp001〜Sp003)の粉粒体は直に固定タンク2a,2b,2cに供給することができるが、固定タンク2の数が限定されているので、種類D,E(単品ロット番号Sp004,Sp005)の粉粒体は、ブレンドロット番号Bp001,Bp002の粉粒体混合物の生産が終了するまで固定タンク2に供給することができない。したがって、従来技術に係る粉粒体混合物の生産装置1では、粉粒体混合物を生産するのに時間がかかっており、効率的に粉粒体混合物を生産することができなかった。
この問題を解決するためには、固定タンクを増設することが考えられるが、少種類多量生産に対応できるように生産ライン中にタンクを固定しているので、生産ラインを変更するのに対処しずらい。また生産装置は、規模が大きいので建屋全体に設置されているので、固定タンクを増設することは装置の設置スペース的にも無理がある。そして仮に固定タンクを増設した場合でも、搬送ラインの延長や計量器の設置、供給ラインの延長等も必要になり、コストがかかる。
また従来の少種類多量生産方式に対応した生産装置で多種類少量生産を行うと、タンク容量に比べて貯留される粉粒体の量が少なく、タンクの利用効率が悪くなり、設備全体の生産効率を低下させてしまう。
本発明は、多種類少量生産および少種類多量生産のいずれの場合にも対応可能な粉粒体混合物の生産方法および装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る粉粒体混合物の生産方法は、粉粒体混合物の生産計画に応じてユニットタンクを生産ラインに搬入し、前記生産計画に応じて前記ユニットタンクを多段に積み重ね、各段の前記ユニットタンクに同一または異なる種類の粉粒体を貯留し、前記生産ラインに設置した前記ユニットタンクに貯留されている粉粒体と異なる種類の粉粒体を貯留する貯留タンクから所定量の前記粉粒体を排出するとともに、上下方向に重ねて配置した前記ユニットタンクのうち、粉粒体を貯留している前記ユニットタンクから所定量の前記粉粒体を排出して、これらの粉粒体を混合する排出混合処理を行いこの排出混合処理を前記上下方向に重ねて配置した前記ユニットタンクのうち粉粒体を貯留している前記ユニットタンクそれぞれについて順に行うことを特徴としている。
また上下方向に重ねた複数の前記ユニットタンクのうち、前記粉粒体を貯留している最下の前記ユニットタンクから前記粉粒体を排出ラインに供給するのと同時に、このユニットタンクの上段にある他の前記ユニットタンクに搬送ラインから前記粉粒体を供給して貯留することを特徴としている。
本発明に係る粉粒体混合物の生産装置は、粉粒体を貯留する移動式のユニットタンクを、上段のユニットタンクの排出口が下段のユニットタンクの内部に配置されるように、上下方向に重ねてなるユニットタンク群と、粉粒体を貯留する貯留タンクとを備えるとともに、前記ユニットタンク群と前記貯留タンクとに接続し、前記ユニットタンク群のうち前記粉粒体を貯留した前記ユニットタンクから所定量だけ送られた前記粉粒体と、前記貯留タンクから所定量だけ送られた前記粉粒体とを混合するブレンドタンクを備え、前記ユニットタンクは、貯留している前記粉粒体を外部に出すか否かを制御するシャッタを下部に備えた、ことを特徴としている。
また前記貯留タンクおよび前記ユニットタンクは、生産ロット別に粉粒体を貯留してなることを特徴としている。
また前記貯留タンクは、固定タンクおよびユニットタンクの少なくともいずれか一方であることを特徴としている。この場合、このユニットタンクは上下方向に複数積み重ねられて、ユニットタンク群を構成していてもよい。
また前記ユニットタンクは、前記粉粒体を貯留する容量が前記固定タンクよりも小さいことを特徴としている。
このような粉粒体混合物の生産方法および装置によれば、複数のユニットタンクを上下方向に積み重ねてユニットタンク群を構成すれば、新たな固定タンクを増設することなく多種類少量生産および少種類多量生産のいずれの場合にも対応して粉粒体混合物を生産することができる。また粉粒体混合物の生産とユニットタンクへの粉粒体の供給とを同時に行うことができるので、粉粒体混合物の生産時間が短くなり、生産効率を高めることができる。さらにユニットタンクを設置する場所の省スペース化ができ、搬送ラインの延長や計量器の設置、排出ラインの延長をする必要がなく、コストがかかるのを防止できる。さらにまた粉粒体の生産重量が少ないものをタンク容量の小さいユニットタンクに貯留することができるので、タンクの利用効率が高くなり生産効率を高めることができる。
以下に、本発明に係る粉粒体混合物の生産方法および装置の最良の実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る粉粒体混合物の生産装置の説明図である。粉粒体混合物の生産装置10は、粉粒体を貯留する移動式のユニットタンク12が設置されるユニットタンクエリア14と、粉粒体を貯留する複数の貯留タンク16とを備えている。ユニットタンクエリア14には、粉粒体を運び込む搬送ライン18が延設されるとともに、各貯留タンク16には、搬送ライン18が接続されている。ユニットタンクエリア14の下部には、このエリア14に配設されたユニットタンク12から粉粒体を排出するときに、粉粒体の計量を行う計量器20が設けられている。また貯留タンク16の下部には、貯留している粉粒体の排出口が設けられている。この排出口の下側に貯留タンク16から排出される粉粒体の計量器20が設けられている。
各計量器20は、貯留タンク16から排出された粉粒体の排出ライン22が接続されており、この排出ライン22の他端がブレンドタンク24に接続されている。このブレンドタンク24は複数設けられており、ユニットタンク12や各貯留タンク16から粉粒体が排出されて混合された粉粒体混合物を貯留するものである。各ブレンドタンク24の下部に貯留している粉粒体混合物の排出口が設けられており、この先に粉粒体混合物を包装単位重量毎に包装する包装機26が接続されている。そして粉粒体混合物の生産ラインは、搬送ライン18、ユニットタンク群、貯留タンク16、計量器20、排出ライン22、ブレンドタンク24および包装機26により構成されている。
また粉粒体混合物の生産装置10は、ユニットタンク倉庫28を備えている。このユニットタンク倉庫28は、複数のユニットタンク12を保管している。そしてユニットタンク倉庫28とユニットタンクエリア14との間には、ユニットタンク12を載せて移動する移動台車30が設けられている。粉粒体混合物の生産装置10は、前記生産ラインや移動台車30等を制御する制御部32を備えている。
ユニットタンク12は、その下部に貯留している粉粒体を外部に排出する排出口36が設けられており、この排出口36に粉粒体を排出するか否かを開閉によって制御するシャッタ34が設けられている。このシャッタ34は、制御部32から信号を入力されることによって電動で開閉制御が行われる。またユニットタンク12は、上下方向に積み重ねることが可能な構成であり、多段に積み重ねることによってユニットタンク群が構成される。そしてユニットタンク12は、上下方向に重ねられた場合、上側に載せられたユニットタンク12の排出口36が下側に位置するユニットタンク12の内部にくる構成になっている。したがって上側に載せられているユニットタンク12のシャッタ34が開くと、このユニットタンク12に貯留されている粉粒体は、下側にあるユニットタンク12内に排出される。
貯留タンク16は、固定タンクおよびユニットタンク12の少なくともいずれか一方である。貯留タンク16を固定タンクとする場合は、前記生産ラインに固定配置されればよい。また貯留タンク16となるユニットタンク12は、ユニットタンクエリア14に設置されるユニットタンク12と同じ構成であればよい。この場合、貯留タンク16となるユニットタンク12は上下方向に複数重ねられて、ユニットタンク群を構成していてもよい。そしてユニットタンク12は、粉粒体を貯留する容量が固定タンクよりも小さく構成されている。
なお本実施形態では、貯留タンク16の数を2つとした形態を示しているが、貯留タンク16の数はこれに限定されることはない。
次に、粉粒体混合物の生産方法について説明する。最初に、ユニットタンクエリア14にユニットタンク12を割り付けるときの動作について説明する。図2は粉粒体混合物の生産計画を例示した説明図である。ここで図2(A)は粉粒体の生産計画を例示したものであり、図2(B)は粉粒体混合物の生産計画を例示したものである。図3はユニットタンクエリアへのユニットタンクの割り付けを決定するフローである。図4は割り付け後における粉粒体混合物の生産装置の説明図である。
まず図2に例示する生産計画を立てる。具体的には、5種類(種類A〜E)の粉粒体から3種類の粉粒体混合物を生産する計画(受注情報)を立てる。そして制御部32は、図2(A)に例示する粉粒体の生産計画における単品ロット番号を読み込む(S100)。この読み込んだ単品ロット番号の付された粉粒体が貯留タンク16(16A,16B)に割り付けられるものか否かを検討する(S120)。このS120の結果、読み込んだ単品ロット番号の付された粉粒体が貯留タンク16に割り付けられるものであれば、S100に戻り新たな単品ロット番号を読み込む。この新たな単品ロット番号を読み込むときに、計画されている全ての単品ロット番号を読み込んだか否かを検討し(S110)、全ての単品ロット番号を読み込んでいれば割り付け作業を終了し、全ての単品ロット番号を読み込んでいなければS120に進んで、新たに読み込まれた単品ロット番号の付された粉粒体が貯留タンク16に割り付けられるものか否かを検討する。
これに対し、S120の結果、最初に読み込んだ単品ロット番号の付された粉粒体がユニットタンク12(12C,12D,12E)に割り付けられるものであれば、その単品ロット番号の付される粉粒体の生産重量(生産量)がユニットタンク12の粉粒体を貯留するタンク容量よりも小さいか否かを検討する(S130)。このS130の結果、この単品ロット番号が付された粉粒体の生産量がユニットタンク12の粉粒体を貯留するタンク容量よりも小さければ、ユニットタンク12に番号を付す(S140)。これに対し、S130の結果、単品ロット番号の付された粉粒体の生産量がユニットタンク12の粉粒体を貯留するタンク容量よりも大きければ、S100に戻る。すなわち、生産計画の再検討を行う。
S140の後、ユニットタンク倉庫28に保管されているユニットタンク12を移動台車30に載せて(S150)、ユニットタンクエリア14に移動させる(S160)。このときユニットタンク12の下部に設けられたシャッタ34は、閉じられている。そして移動されたユニットタンク12は、ユニットタンクエリア14において1基目となるか否か検討される(S170)。S170の結果、1基目ならばユニットタンクエリア14の最下部へユニットタンク12が設置される(S180)。すなわち1基目のユニットタンクエリア14は、計量器20の上に設置される。これに対し、S170の結果、ユニットタンクエリア14に既にユニットタンク12が設置されているならば、移動されてきたユニットタンク12は、既設のユニットタンク12の上に設置される(S190)。そしてS180またはS190の後、移動台車30は、ユニットタンク倉庫28に戻る(S200)。このS200の後、さらにS100に戻り、新たな単品ロット番号の読み込みを行う。
このようなS100〜S200は、生産計画に応じて、全てのユニットタンク12がユニットタンクエリア14に設置されるまで続く。そしてユニットタンクエリア14に設置されたユニットタンク12は、図2に例示する生産計画の場合、図4に示すように上下方向に3段積み重ねられ、ユニットタンク群38を構成している。
次に、粉粒体混合物の生産動作について説明する。図5はユニットタンクエリアに設置されたユニットタンクの生産動作を説明するフローである。図6は粉粒体混合物の生産の流れを説明する図である。図7はユニットタンク群の動作を説明する図である。ここで図7(A)は複数のユニットタンク12でユニットタンク群38を構成したときの説明図であり、図7(B)は最下のユニットタンク12Cに粉粒体を供給するときの説明図であり、図7(C)は最下のユニットタンク12Cから貯留している粉粒体を排出するとともに、中段のユニットタンク12Dに粉粒体を供給するときの説明図であり、図7(D)は最下のユニットタンク12Cから貯留している粉粒体を排出するとともに、最上のユニットタンク12Eに粉粒体を供給するときの説明図である。
まずユニットタンク群38において、図7(A)に示すように、最下のユニットタンク12Cに設けられたシャッタ34を閉じるとともに、中段および最上のユニットタンク12D,12Eに設けられたシャッタ34を開ける(S300)。この後、制御部32は、図2(A)に例示する粉粒体の生産計画の単品ロット番号を読み込む(S310)。そして、読み込んだ単品ロット番号がユニットタンク12に貯留される粉粒体に対して付されたものか否かを検討する(S330)。すなわち読み込んだ単品ロット番号がユニットタンク12に貯留される粉粒体に対して付されたものか、貯留タンク16に貯留される粉粒体に対して付されたものかを検討する。このS330の結果、読み込んだ単品ロット番号がユニットタンク12に貯留される粉粒体に対して付されたものでなければ、この単品ロット番号が付された粉粒体を、搬送ライン18を介して所定の貯留タンク16に供給する。本実施形態の場合、単品ロット番号がS001であれば貯留タンク16Aに粉粒体が供給され、単品ロット番号がS002であれば貯留タンク16Bに粉粒体が供給される。そして所定の生産重量に達すると粉粒体の供給を停止し、上述したS310およびS330の工程を繰り返す。
これに対してS330の結果、単品ロット番号がユニットタンク12に貯留される粉粒体に対して付されたものであれば、搬送ライン18を介して粉粒体をユニットタンク12に供給する。すなわち生産を開始する(S340)。本実施形態の場合、単品ロット番号S003が付された粉粒体がユニットタンク群38の最下に設置されたユニットタンク12Cに供給される。このとき搬送ライン18からは、ユニットタンク群38の中段および最上のユニットタンク12D,12Eに粉粒体が付くのを防止するために、中段および最上のユニットタンク12D,12Eを通って最下のユニットタンク12Cに伸縮自在シュート40が下ろされている。伸縮自在シュート40は中空構造となっており、その長さを伸縮可能にすることにより、下端部の位置を上下方向に移動させることができる。これにより粉粒体は、伸縮自在シュート40を通って搬送ライン18からユニットタンク12に供給される(図7(B))。そしてある時間経過後、生産を開始した単品ロット番号が所定の生産重量に達したか否かを検討する(S350)。このS350の結果、所定の生産重量に達していなければ生産を継続し(S360)、S350の検討を再度行う。これに対し、S350の結果、所定の生産重量に達していれば、その単品ロット番号の生産を終え、このロットの粉粒体が貯留されているユニットタンク12の1つ上のユニットタンク12に設けられたシャッタ34を閉じる(S370)。
この後、ブレンド作業を開始できるか否かを検討する(S380)。そして貯留タンク16には、既に粉粒体が貯留されていれば、ブレンドを行う貯留タンク16および該当ユニットタンク12のシャッタ34を開き(S390)、ブレンドを開始する(S400)。これに対して、S380の結果、ブレンド作業を開始できなければ、S310の工程に戻る。
本実施形態では、ブレンドロット番号B001は、図2(B)に例示するように、粉粒体A,B,Cを混合させて生産されるので、生産可能な状態になっている。このため伸縮自在シュート40を縮めて、その下端部を中段のユニットタンク12Dに位置させるととともに、中段のシャッタ34を閉じる。そして最下のユニットタンク12Cのシャッタ34を開けて(図7(C)参照)、計量器20で計量しつつ粉粒体を排出ライン22に供給するとともに、計量器20で計量しつつ所定量の粉粒体を貯留タンク16A,Bから排出ライン22に供給する。排出ライン22では、各粉粒体が混合されてブレンドタンク24Fに供給される。
S400の後、S310の工程に戻り、新たな単品ロット番号の読み込みを行う。このとき新たに読み込む単品ロット番号が有るか否かを検討し(S320)、無ければ読み込み作業を終了する。これに対し、S320の結果、新たに読み込む単品ロット番号が有れば、S330〜S400の工程を行う。
本実施形態では、ブレンドロット番号B002,B003の粉粒体混合物を生産するので、ユニットタンク群38を構成する中段のユニットタンク12Dに単品ロット番号S004の粉粒体を供給する。このS004のユニットタンク12Dへの供給は、ブレンドロット番号B001を生産しているのと同時に行うことが可能である。すなわち、中段のユニットタンク12Dに設けられたシャッタ34は閉じているので、このユニットタンク12Dに粉粒体を供給することが可能であり、且つ最下のユニットタンク12Cに設けられたシャッタ34は開いているので、このユニットタンク12Cから粉粒体を排出することが可能である。そして中段のユニットタンク12Dへ単品ロット番号S004の粉粒体の供給が終わると、伸縮自在シュート40が縮んでその下端部をユニットタンク群38を構成する最上のユニットタンク12Eに位置させるとともに、最上のユニットタンク12Eのシャッタ34を閉じる(図7(D)参照)。ブレンドロット番号B001の粉粒体混合物の生産が終了すると、図2に例示する生産計画のように、最下のユニットタンク12Cは空になっている。
次に、ブレンドロット番号B002の粉粒体混合物を生産するには、図2(B)に例示するように、粉粒体A,B,Dを混合させて生産されるので、生産可能な状態になっている。このため、中段のユニットタンク12Dのシャッタ34を開けるとともに、貯留タンク16A,Bのシャッタ34を開けて、計量器20で計量しつつ所定量の粉粒体を排出ライン22に供給する。排出ライン22では、各粉粒体が混合されてブレンドタンク24Gに供給される。
さらに、ブレンドロット番号B003の粉粒体混合物を生産するために、最上のユニットタンク12Eに設けられたシャッタ34を閉じると、このユニットタンク12Eに単品ロット番号S005の粉粒体を供給する。この単品ロット番号S005の供給は、ブレンドロット番号B001,B002の粉粒体混合物の生産と同時に行うことが可能である。そしてブレンドロット番号B001,B002の粉粒体混合物の生産が終了すると、図2に例示する生産計画のように、最下および中段のユニットタンク12C,12Dは空になっている。
次に、ブレンドロット番号B003の粉粒体混合物の生産するには、図2(B)に例示するように、粉粒体A,B,Eを混合させて生産されるので、生産可能な状態になっている。このため、全てのユニットタンク12(12C,12D,12E)のシャッタ34を開けるとともに、貯留タンク16A,Bのシャッタ34を開けて、計量器20で計量しつつ所定量の粉粒体を排出ライン22に供給する。排出ライン22では、各粉粒体が混合されてブレンドタンク24Hに供給される。
このように、全ての単品ロット番号の読み込みが終了するまで、S310〜S400を繰り返す。すなわちS300〜S400は、生産計画された粉粒体混合物が全て生産されるまで続く。そしてブレンドタンク24では粉粒体混合物が供給されると、包装機26を用いて包装重量毎に粉粒体混合物を包装する。
そして上述したように粉粒体をユニットタンク12や貯留タンク16に供給するとともに、粉粒体混合物をブレンドタンク24に供給すると図6に示すようになり、種類A〜Eの粉粒体を連続してユニットタンク12や貯留タンク16に供給可能になるとともに、これと並行して粉粒体混合物をブレンドタンク24に供給可能になる。すなわちブレンドロット番号B001〜B003の粉粒体混合物も連続してブレンドタンク24に供給可能になる。
このような粉粒体混合物の生産方法および装置よれば、生産装置10にユニットタンクエリア14を設け、このエリア14にユニットタンク12を設置するので、搬送ライン18の延長や計量器20の設置、排出ライン22の延長をする必要がなく、コストがかかるのを防止できる。またユニットタンクエリア14に複数のユニットタンク12を上下方向に設置してユニットタンク群38を構成すれば、粉粒体の生産重量が少ないものをタンク容量の小さいユニットタンク12に貯留することができるので、タンクの利用効率が高くなり生産効率を高めることができる。
そしてユニットタンク12には、排出口36にシャッタ34が配設されているので、下方のユニットタンク12に粉粒体を供給した後、その上側に配設されたユニットタンク12のシャッタ34を閉じれば、この上側のユニットタンク12に粉粒体を供給することができる。したがって粉粒体混合物の生産と粉粒体のユニットタンク12への供給とを同時に行うことができるので、粉粒体混合物の生産時間が短くなり、生産効率を高めることができる。
さらに複数のユニットタンク12を上下方向に重ねてユニットタンク群38を構成すれば、新たな固定タンクを増設することなく多種類少量生産に対応することができる。すなわち生産規模の変化に柔軟に対応でき、生産装置10を設置するスペースの有効活用ができる。
なお上述した実施形態では、ユニットタンク群38を構成するユニットタンク12には、それぞれ異なる種類の粉粒体が貯留される形態を説明したがこの形態に限定されることはなく、各ユニットタンク12に同じ種類の粉粒体を貯留することもできる。また3つ以上のユニットタンク12でユニットタンク群38を構成する場合、2つ以上のユニットタンク12と、他のユニットタンク12とに、異なる種類の粉粒体を貯留することもできる。一例としては、3つのユニットタンク12でユニットタンク群38を構成した場合、2つのユニットタンク12(最下と中段のユニットタンク、または中段と最上のユニットタンク)と、1つのユニットタンク12(最上のユニットタンクまたは最下のユニットタンク)とに異なる種類の粉粒体を貯留することができる。これにより少種類多量生産に対応することができる。したがって、上述した粉粒体混合物の生産方法および装置は、多種類少量生産および少種類多量生産のいずれの場合にも粉粒体混合物を生産することができる。
このような粉粒体混合物の生産方法および生産装置10は、医薬品や肥料など化学品生産工場や食品生産工場において種類の異なる粉粒体を混合して粉粒体混合物を生産するときに使用でき、特に精米工場において複数種類の精米からブレンド米を生産するときに好適なものである。
本実施形態に係る粉粒体混合物の生産装置の説明図である。 本実施形態に係る粉粒体混合物の生産計画を例示した説明図である。 ユニットタンクエリアへのユニットタンクの割り付けを決定するフローである。 割り付け後における粉粒体混合物の生産装置の説明図である。 ユニットタンクエリアに設置されたユニットタンクの生産動作を説明するフローである。 本実施形態に係る粉粒体混合物の生産の流れを説明する図である。 ユニットタンク群の動作を説明する図である。 従来技術に係る粉粒体混合物の生産装置の説明図である。 従来技術に係る粉粒体混合物の生産計画を例示した説明図である。 従来技術に係る粉粒体混合物の生産の流れを説明する図である。
符号の説明
10………生産装置、12………ユニットタンク、14………ユニットタンクエリア、16………貯留タンク、18………搬送ライン、22………排出ライン、24………ブレンドタンク、34………シャッタ、38………ユニットタンク群。

Claims (3)

  1. 粉粒体混合物の生産計画に応じてユニットタンクを生産ラインに搬入し、前記生産計画に応じて前記ユニットタンクを多段に積み重ね、各段の前記ユニットタンクに同一または異なる種類の粉粒体を貯留し、
    前記生産ラインに設置した前記ユニットタンクに貯留されている粉粒体と異なる種類の粉粒体を貯留する貯留タンクから所定量の前記粉粒体を排出するとともに、上下方向に重ねて配置した前記ユニットタンクのうち、粉粒体を貯留している前記ユニットタンクから所定量の前記粉粒体を排出して、これらの粉粒体を混合する排出混合処理を行い
    この排出混合処理を前記上下方向に重ねて配置した前記ユニットタンクのうち粉粒体を貯留している前記ユニットタンクそれぞれについて順に行うことを特徴とする粉粒体混合物の生産方法。
  2. 上下方向に重ねた複数の前記ユニットタンクのうち、前記粉粒体を貯留している最下の前記ユニットタンクから前記粉粒体を排出ラインに供給するのと同時に、このユニットタンクの上段にある他の前記ユニットタンクに搬送ラインから前記粉粒体を供給して貯留することを特徴とする請求項1に記載の粉粒体混合物の生産方法。
  3. 粉粒体を貯留する移動式のユニットタンクを、上段のユニットタンクの排出口が下段のユニットタンクの内部に配置されるように、上下方向に重ねてなるユニットタンク群と、粉粒体を貯留する貯留タンクとを備えるとともに、
    前記ユニットタンク群と前記貯留タンクとに接続し、前記ユニットタンク群のうち前記粉粒体を貯留した前記ユニットタンクから所定量だけ送られた前記粉粒体と、前記貯留タンクから所定量だけ送られた前記粉粒体とを混合するブレンドタンクを備え、
    前記ユニットタンクは、貯留している前記粉粒体を外部に出すか否かを制御するシャッタを下部に備えた、
    ことを特徴とする粉粒体混合物の生産装置。
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