JP4579870B2 - 起き上がり予兆検知装置 - Google Patents
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Description
このような装置として、ベッドのヘッドボードの上部に距離を計測するセンサを設け、このセンサによって所定の距離が検出された場合に、人体が起き上がる予兆を検知する起き上がり予兆検知装置がある(例えば、非特許文献1参照。)。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ベッド上の起き上がり動作を正確に早く検知することができる起き上がり予兆検知装置を提供することを目的とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る起き上がり予兆検知装置が使用される環境の一例を示す図である。
同図において、ベッド1の側面の枠には、人体が起き上がる動作の際に使用する補助部材としての手すり2が取り付けられている。また、人体がベッド1に横たわった際の頭側のベッドの側面にはヘッドボード3が取り付けられており、足側のベッド1の側面にはフットボード4が取り付けられている。
距離センサは、スポット型もしくはスポット型に近い形状の領域を計測範囲とするセンサであり、温度センサは、距離センサの計測領域と一致、若しくは類似する領域の温度の変化や温度を計測するセンサである。センサセットは、距離計測結果と、温度変化の有無或いは温度計測結果とを対にして出力する。
図2はセンサセットの取り付け方向を説明するための図である。同図に示すように、センサセット11は、その検知方向がベッド1のマット6に対して平行になるように取り付けられる。
図3は、ヘッドボード3の中央に1つのセンサセット11を設けた例である。なお、任意の位置に1つ以上のセンサセットを設置しても良い。図4はヘッドボード3の上辺に沿って平行に複数のセンサセット11を配置した場合を示す図であり、図5はヘッドボード3のセンサセットの列を横方向に複数配置した場合を示す図である。
図12は、判定装置20の構成を示す図である。
センサ信号取得部21は、各センサセット11に含まれる温度センサによって検知される温度(或いは温度変化)及び距離センサによって検知される距離を取得し、記録部22に記憶する。
センサIDは、センサを特定するための識別情報であり、センサからのセンサデータとともに取得される。
例えば、頭とみなせる領域の重心座標の遷移で起き上がり予兆を検知する方式の場合、各センサセット11の設置座標を特定するための情報(三次元座標の原点、軸の方向は任意に定められる。例えば、図1参照。)、各領域の範囲を示す情報と、起き上がり予兆の際の遷移順序を規定する状態遷移テーブルなどが記録される。また、各遷移に要する最短滞在時間、最長滞在時間が規定されている場合には、これらの値も記録される。
<起き上がり予兆検知処理の前処理>
起き上がり予兆検知処理の前処理として、人体を計測しているセンサセットの出力値のみを起き上がり予兆検知処理に利用するため、センサを選別する処理を実施する。温度変化を示すセンサを用いる場合、温度変化を示すセンサが反応しているセンサセットの距離センサの値を用いる。
図16は、所定の距離センサの値のみを起き上がり予兆検知処理に使用する場合の前処理を説明するためのフローチャートである。同図において、全てのセンサセットのセンサデータを読み込み(S21)、センサセットに含まれる距離センサの距離によって測定された値が予め定められた範囲内か否かの判断が行なわれる(S22)。範囲外と判断された場合には、当該センサデータを削除して(S23)、範囲内の場合には削除は行なわれない。このようにして、起き上がり予兆検知処理の際に使用されるセンサデータが選択される。
<重心座標の遷移を利用した起き上がり予兆検知>
図17は、前処理を使用したセンサデータに対して行なわれる重心座標の遷移を利用した起き上がり予兆検知処理を説明するためのフローチャートである。
一方、S37において重心座標が変化していると判断された場合には、人体の起き上がり予兆動作の際の領域遷移に沿っているか否かの判断が行なわれる(S38)。S38において、領域遷移に沿っていないと判断された場合には、S31の処理に戻る。この領域遷移に沿っているか否かの判断は、状態遷移テーブルによって定義された状態遷移条件に基づいて判断される。状態遷移条件は、ベッド上の座標系で定義された複数の領域と、算出された重心座標との関係で定義される。
図18、状態滞在時間の制限がある重心座標の遷移を利用した起き上がり予兆検知処理を説明するためのフローチャートである。
一方、S58において重心座標が変化していると判断された場合には、最短、最長滞在時間の条件を満たしているか否かの判断が行なわれる(S59)。S59において、条件を満たしていないと判断された場合には、S51の処理に戻る。
<センサセットの設置座標を工夫した起き上がり予兆検知処理>
本実施の形態においては、センサセットの設置座標を工夫する。ベッド上に布団をかけた上体で人体が横になっている場合に、マット面から布団が最も高くなっている部分の高さを計測する。計測する手段は、メジャーを使用しても良いし、レンズファインダを使用しても良い。この際、1回の計測結果を使用しても良いが、複数回計測して、見落としミスを減らしたいのなら最低値、誤反応を減らしたいのなら最高値、計測毎の計測結果の変化によるチューニング程度のばらつきを減らしたいのなら平均値や中間値を利用しても良い。
全てのセンサセット用のタイマを初期化し(S71)、S72〜S76の繰り返し処理を行なう。すなわち、センサセットのセンサデータを読み込み(S72)、このセンサセットのタイマが稼働中か否かの判断が行なわれる(S73)。
全てのセンサセット用のタイマを初期化し(S81)、S82〜S88の繰り返し処理を行なう。すなわち、センサセットのセンサデータを読み込み(S82)、このセンサセットのタイマは稼働中か否かの判断が行なわれる(S83)。
したがって、本発明の実施の形態によれば、センサセットを所定の高さに取り付けるとともに、当該センサセットからのセンサデータに対して前処理を施した後に、起き上がり予兆検知処理を行なうので、ベッド上の人体の起き上がり予兆を正確に検知することができる。
Claims (4)
- 温度或いは温度変化を検知する温度センサと、距離を測定する距離センサとを有する複数のセンサセットと、
前記複数のセンサセットに含まれる温度センサ又は距離センサからのセンサデータに基づいて、ベッド上の人体を検知したセンサセットを選択する手段と、
前記選択されたセンサセットの位置と、前記選択されたセンサセットに含まれる距離センサによって測定された距離とに基づいて、クラスタリング処理を実行して、ベッド上の人体の頭の重心座標を算出する手段と、
起き上がり予兆の状態を含む複数の状態と、状態遷移条件とを互いに関連付けて記憶する状態遷移テーブルと、
前記算出された重心座標が前記起き上がり予兆の状態の直前の状態に対応する状態遷移条件を満たし、起き上がり予兆の状態に遷移したことを検出する手段と、
前記起き上がり予兆の状態に遷移したことが検出された場合に、人体の起き上がり予兆を報知する手段と
を具備することを特徴とする起き上がり予兆検知装置。 - 前記状態遷移条件は、前記ベッド上の座標系で定義された複数の領域と、前記算出された重心座標との関係が定義されていることを特徴とする請求項1記載の起き上がり予兆検知装置。
- 温度或いは温度変化を検知する温度センサと、距離を測定する距離センサとを有する複数のセンサセットに含まれる温度センサ又は距離センサからのセンサデータに基づいて、ベッド上の人体を検知したセンサセットを選択し、
前記選択されたセンサセットの位置と、前記選択されたセンサセットに含まれる距離センサによって測定された距離とに基づいて、クラスタリング処理を実行して、ベッド上の人体の頭の重心座標を算出し、
起き上がり予兆の状態を含む複数の状態と、状態遷移条件とを互いに関連付けて記憶する状態遷移テーブルを参照して、前記算出された重心座標が前記起き上がり予兆の状態の直前の状態に対応する状態遷移条件を満たし、起き上がり予兆の状態に遷移したことを検出し、
前記起き上がり予兆の状態に遷移したことが検出された場合に、人体の起き上がり予兆を報知することを特徴とする起き上がり予兆検知装置における起き上がり予兆検知方法。 - 前記状態遷移条件は、前記ベッド上の座標系で定義された複数の領域と、前記算出された重心座標との関係が定義されていることを特徴とする請求項3記載の起き上がり予兆検知方法。
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