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JP4580354B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description

本発明は、遊技盤の前面に植設された遊技釘を有する遊技機に関する。
パチンコ機に代表される弾球遊技機は、その略中央の遊技盤面上に遊技領域を備えている。遊技領域には、遊技球が通過する入賞口の他に、弾球(遊技球とも称する)と衝突して該弾球の運動方向を変化せしめる構造物、いわゆる役物が設けられている。役物には、遊技釘、風車、振分け機構などが含まれる。このうち、遊技釘は、遊技領域に多数、すべて略同じ深さに植設されている。遊技領域に打出された弾球は、これら多数の遊技釘に衝突しかつ転動しながら流下する。従って、遊技者は弾球の複雑多様な流下様態を楽しむことができる。
かかる遊技釘は、遊技領域における弾球の流路を略規定する役割を備えている。特に、入賞口の近傍に植設されている釘は、その植設位置および角度に応じて、入賞口へ弾球を到達させる難易度(入賞確率)を大きく変化させている。弾球が入賞口を通過することを契機として、遊技機は遊技者に賞球を払出すなどの特典を付与することから、かかる特典の付与を望む遊技者は、入賞口の近傍の遊技釘の植設状態を確認して入賞しやすい遊技機を選定し、遊技することが多い。
ここで、特典を不正に取得しようという悪意者は、入賞確率が向上するように、遊技機を意図的に破壊するなどの不正行為(いわゆるゴト行為)を行う。遊技釘に対する不正行為としては、遊技機の前面の扉枠の隙間などからワイヤー等の異物を侵入させてさらに該異物を該遊技釘に引っ掛けて折り曲げるなどの遊技釘の植設状態を変更する行為がある。かかる行為によって、悪意者は遊技球の流路を変更し、入賞確率を向上させて不正に特典を取得している。
遊技機の管理者は、上記の如き不正行為の発見に努めているものの、遊技場には複数の遊技機が設置されており、さらに遊技機には複数の遊技釘が植設されていることから、当該行為の発見は困難であった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、遊技釘に対する不正行為の実施を検出および報知することができる遊技機を提供することを目的としている。
本発明による遊技機は、遊技盤と前記遊技盤の前面に植設された遊技釘とを有する遊技機であって、前記遊技盤における前記遊技釘を囲む領域に設けられた凹部と、前記凹部内において前記遊技釘に近接して設けられかつ一対の電極片を含む釘屈曲センサと、前記釘屈曲センサの出力に応じて前記遊技釘の異常を検知する検知回路と、を含み、前記遊技釘は導電性材料からなる若しくは導電部材を備えており、前記検知回路は前記遊技釘を介した前記一対の電極片間の通電に応じて前記遊技釘の異常を検知することを特徴とする。
以下、本発明による遊技機について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において遊技機の遊技盤の前面を正面に据えて見た場合を基準として、上下左右方向が定められているものとする。
(実施例1)
図1に示す如く、遊技機の遊技盤1の前面には、入賞口(図示せず)を備えた入賞装置2が設けられており、入賞装置2の近傍には、入賞確率を変化せしめる遊技釘3が植設されている。遊技釘3は、図2に示す如く、軸部の片端が円錐状でありかつ他端が円盤状の頭部を備えている。遊技釘3の該円錐状の端部は、遊技盤1の基体となるベニヤ板4内に侵入して、埋没している。遊技釘3は、導電性材料からなる、又は軸部の表面に導電性材料膜等の導電部材を備えている。
遊技盤1上における遊技釘3を囲む領域内には、凹部5が設けられている。遊技釘3は、凹部5の底部5aの略中心に植設されている。凹部5には、遊技釘3に近接して設けられた釘屈曲センサ6が設けられている。釘屈曲センサ6は、遊技釘3の屈曲状態を検出するセンサであり、第1電極片7を含んでいる。第1電極片7は凹部5の側壁5b及び底部5aに沿って配置されており、凹部5の底部5aにおいて遊技釘3と接している。第1電極片7は、金属薄板、金属蒸着フィルム等の導電部材からなる。第1電極片7の上には絶縁膜8が設けられており、さらに絶縁膜8の凹状の側壁に沿って第2電極片9が配置されており、第2電極片9は釘屈曲センサ6の構成部品となっている。第2電極片9は、金属薄板、金属蒸着フィルム等の導電部材からなる。
第1電極片7はベニヤ板4の上に配置された第1電極配線10に接続されている。また、第2電極片9は、第2電極配線11(図1参照)に接続されている。上記の如き構成の凹部5、釘屈曲センサ6、第1電極配線10、及び第2電極配線11は、装飾図柄が施されたセル板と称される絶縁シート12によって覆われている。従って、釘屈曲センサ6が設けられている位置は、外部から確認することができない。また、絶縁シート12の下に釘屈曲センサ6を配置することによって、遊技盤1の上を移動する遊技球と釘屈曲センサ6とが接触することを防止することができる。さらに、絶縁シート12を配置することによって、遊技盤面を平坦にすることができる。なお、第1電極配線10および第2電極配線11は、金属薄板、金属蒸着フィルム等の導電部材からなる。
第1電極配線10および第2電極配線11は、検知回路13に接続されており、さらにかかる2つの電極配線(10,11)間には電圧が印加されている。検知回路13は釘屈曲センサ6の出力に応じて遊技釘3の異常を検知する回路であり、遊技機の背面側に配置された遊技機の制御装置(図示せず)に接続されている。
ここで、遊技釘3の異常とは、遊技釘3が正常な状態(遊技釘と遊技盤との間でなす角度が遊技機の製造時若しくは設置時において規定された規定角度範囲にある状態)から逸脱して過度に変形している状態をいい、例えば図3に示す如く、不正行為等によって遊技釘3が折り曲げられて変形した状態をいう。検知回路13は、当該変形遊技釘を介した当該一対の電極片(7,9)間の通電に対応してかかる異常を検出する。遊技釘3の異常を検出した検知回路13は、遊技機の該制御装置に対して異常信号を送出する。該異常信号を受信した該制御装置は、かかる異常信号に対応した異常報知信号をスピーカー、LED、液晶表示器(何れも図示せず)等の各種異常報知手段に送出してこれらを駆動せしめ、音及び/又は光などによって遊技釘3の異常を外部に報知する。
以上のように、遊技盤1に遊技釘の異常を検知する釘屈曲センサ及び検知回路を設けることにより、遊技機は遊技釘が不正行為等によって過度に折り曲げられるなどの遊技釘の異常を外部に報知することができる。その結果、遊技機の管理者は遊技釘に対する異常を早期にかつ確実に発見することができる。また、遊技釘の異常を報知する手段を備えることによって、不正行為の実施を思いとどまらせる抑制効果がある。
また、上記の如き構成の釘屈曲センサによれば、釘屈曲センサのセンサ閾値、すなわち釘屈曲センサが釘の異常の検知を開始する遊技釘の屈曲程度を第2電極片と遊技釘との離間距離によって任意に変更することができる。換言すれば、凹部の大きさに応じて釘屈曲センサのセンサ閾値を設定することができる。
検知回路13は、釘屈曲センサ6の出力の継続時間に応じて遊技釘3の異常の検知を行うこととしても良い。すなわち、検知回路13は、釘屈曲センサ6の出力が所定時間(たとえば3秒間)にわたって継続して入力された場合に、遊技釘3の異常を検知して、遊技機の制御装置に異常信号を送出することとしても良い。換言すれば、検知回路は、遊技球が遊技釘に瞬間的に接触して生じる出力を除いて、遊技釘の異常を検知することとしても良い。
検知回路13は、釘屈曲センサ6からの出力を受信した場合、図4に示す如く、異常判定ルーチンを実施する。検知回路13は、まずタイマーのカウントを開始(S1)させた後、釘屈曲センサ6からの入力の有無を再度判断する(S2)。当該ステップにおいて釘屈曲センサ6からの入力がある場合、検知回路13はタイマーのカウント(経過時間)Tが設定時間t(例えばt=3秒)を超えたか否かを判断する(S3)。タイマーのカウントTが設定時間tよりも小である場合、上記した釘屈曲センサ6からの入力の有無を判断するステップ(S2)に再度戻る。一方、タイマーカウントTが設定時間t以上である場合、検知回路13は遊技機の制御装置に対して異常信号を送出(S4)した後、タイマーのカウントを停止して(S5)カウントをリセット(S6)し、異常判定ルーチンを終了させる。なお、釘屈曲センサ6からの入力の有無を判断するステップ(S2)において、釘屈曲センサ6からの入力が無い場合、検知回路13は、タイマーのカウントを停止するステップ(S5)に移行した後、カウントをリセット(S6)して、異常判定ルーチンを終了させる。
検知回路13が釘屈曲センサ6の出力の継続時間を判断することによって、釘屈曲センサ6からの瞬間的な入力に対する異常報知を防止することができる。すなわち、遊技領域上を転動している遊技球が遊技釘3に衝突することによって、釘屈曲センサ6の電極間の通電が瞬間的に生じる場合があり、釘屈曲センサ6からのかかる瞬間的な入力に対してなされる異常報知を防止することができる。
(実施例2)
図5に示す如く、遊技盤1に含まれるベニヤ板4の凹部5内に配置された釘屈曲センサ6は、凹部5の側壁5bに沿って配置された第1電極片7と、第1電極片7に対向する可撓性の第2電極片9と、第1電極片7と第2電極片9との間に配置されてこれらを離間せしめるスペーサ14と、を含んでいる。スペーサ14は、第1電極片7および第2電極片9の中央部を露出せしめる枠状体となっており、第1電極片7および第2電極片9に対して固着されている。第2電極片9の第1電極片7と対向している面とは反対側の面の上には、押圧部15が設けられており、押圧部15は第2電極片9の中央部にほぼ対応する位置に突起部15aを有している。
第1電極片7はベニヤ板4上に配置された第1電極配線(図示せず)に接続されており、第2電極片9は第2電極配線(図示せず)に接続されている。該第1電極配線及び該第2電極配線は検知回路(図示せず)に接続されている。また、凹部5の底部5aの略中心には、遊技釘3が植設されている。遊技釘3は、押圧部15の突起部15aから離間している。その他の構成は、上記した実施例とほぼ同様の構成を有している。
上記の如き構成の釘屈曲センサ6は、押圧部15の突起部15aが凹部5の側壁5bに向かって押圧された場合に、第2電極片9の中央部が屈曲して第1電極片7と接触する。したがって、遊技釘3が過度に折り曲げられた場合、かかる遊技釘3の軸部が突起部15aを側壁5bに向かって押圧し、第1電極片7と第2電極片9とが接触して、当該一対の電極間の通電に応じて遊技釘3の異常が検出される。
かかる構成の釘屈曲センサは、凹部に嵌め込んで設置することができる。従って、遊技釘を遊技盤に植設する前に釘屈曲センサを遊技盤に配置することができる。また、スペーサによって電極間の間隔を設定できることから、釘屈曲センサのセンサ閾値、すなわち釘屈曲センサが釘の異常の検知を開始する遊技釘の屈曲程度をスペーサの大きさによって任意に変更することができる。
(実施例3)
図6に示す如く、遊技盤1に含まれるベニヤ板4の凹部5内に配置された釘屈曲センサ6は、遊技盤1の凹部5に嵌合しかつ環状溝16aを有する支持部16を有している。環状溝16aは、遊技釘を囲む方向に伸長しており、遊技盤1の前面方向に向かって開く開口を有している。支持部16は、環状溝16aよりも内側、すなわち環状溝16aに囲まれた内周領域16bのほぼ中心に遊技釘3の軸部の直径よりも大なる径の貫通孔16cを有しており、遊技釘3は貫通孔16cを貫いて植設されている。支持部16は外部の応力によって変形し得る材料からなり、例えばゴムからなることとしても良い。
支持部16の環状溝16aには、その側壁および底部に沿って配置された凹状の第1電極片7と、第1電極片7の凹状部分の外側の側壁(すなわち外側壁)およびその底部の上に配置された絶縁膜8と、該外側壁の絶縁膜8上に配置されている第2電極片9と、が設けられている。すなわち、当該一対の電極対(7,9)は、支持部16によって支持されており、環状溝16a内において互いに対向している。かかる配置の第1電極片7および第2電極片9は釘屈曲センサ6の一部を構成している。第1電極片7は第1電極配線(図示せず)に接続され、第2電極片9は第2電極配線(図示せず)に接続されており、釘屈曲センサ6は当該電極配線を介して検知回路(図示せず)に接続されている。その他の構成は、上記した実施例とほぼ同様の構成を有している。
上記の如き構成の釘屈曲センサ6において、遊技釘が過度に折り曲げられて支持部16の環状溝16aに囲まれた内周領域が凹部5の側壁5bに向かって押圧された場合に、支持部16が変形して、環状溝16aに囲まれた内周領域16cが環状溝16aの外側の領域、すなわち外周領域16dに接近する。換言すれば、遊技釘3が変形すると、環状溝16aの溝幅が狭くなる。かかる支持部16(環状溝16a)の変形に応じて、第1電極片7は第2電極片9と接触して当該一対の電極片間で通電し、検知回路(図示せず)によって遊技釘3の異常が検出される。
かかる構成の釘屈曲センサは、支持部を凹部に嵌め込むことによって設置することができる。従って、遊技釘を遊技盤に植設する前に釘屈曲センサを遊技盤に配置することができる。また、支持部に電極を配置して釘屈曲センサを形成する構成であることから、釘屈曲センサの形成工程と遊技盤の形成工程とを別工程とすることができる。
さらに、電極対を環状溝内に配置する構成となっていることから、環状溝の幅など環状溝の形状によって電極間の間隔を設定できる故、釘屈曲センサのセンサ閾値を環状溝の形状によって任意に変更することができる。
(実施例4)
釘屈曲センサ6の第1電極片7および第2電極片9は、環状溝16aの外側において環状溝16aを挟んで対峙していることとしても良い。例えば図7に示す如く、遊技盤1の凹部5内に配置された釘屈曲センサ6は、遊技盤1の凹部5に嵌合しかつ環状溝16aを有する支持部16を有している。環状溝16aは、遊技釘を囲む方向に伸長しており、遊技盤の前面方向に向かって開く開口を有している。環状溝16aの断面形状は、図中に示される如くV字状であっても良い。支持部16は環状溝16aに囲まれた内周領域16bのほぼ中心に、遊技釘3の軸部の直径よりも大なる径の貫通孔16cを備えており、遊技釘3は貫通孔16cを貫いて植設されている。支持部16は外部の応力によって変形し得る材料からなり、例えばゴムからなることとしても良い。環状溝16aに囲まれた内周領域16bは、環状溝16aの外側、すなわち外周領域16dに比べて位置が高くなっている。
かかる支持部16の内周領域16b、環状溝16aおよび外周領域16dの上には、第1電極片7が載置されている。第1電極片7は、釘屈曲センサ6の一部を構成しており、支持部16の環状溝16aの形状に対応した溝部を有している。
支持部16の外周領域16dにおいて、第1電極片7上には絶縁膜8を介して第2電極片9が設けられている。絶縁膜8および第2電極片9は第1電極片7の該溝部の外周縁部に沿った環状の端部を有している。第2電極片9は、支持部16の内周領域16b上の第1電極片7と略同じ高さに配置されて、第1電極片7の溝部を挟むようにして内周領域16b上の第1電極片7と対向している。すなわち、第1電極片7と第2電極片9は、環状溝16aの外側において、環状溝16aを挟むようにして離間して対向している。かかる配置の第2電極片9は釘屈曲センサ6の一部を構成している。
第1電極片7は第1電極配線(図示せず)に接続され、第2電極片9は第2電極配線(図示せず)に接続されており、当該電極配線を介して釘屈曲センサ6は検知回路(図示せず)に接続されている。その他の構成は、上記した実施例とほぼ同様の構成を有している。
上記の如き構成の釘屈曲センサ6は、遊技釘3が折り曲げられて支持部16の環状溝16aに囲まれた内周領域16bが凹部5の側壁5bに向かって押圧された場合に、支持部16が変形して、環状溝16aに囲まれた内周領域16cが環状溝16aの外側の領域、すなわち外周領域16dに接近する。かかる支持部16(環状溝16a)の変形に応じて、第1電極片7は第2電極片9と接触して当該一対の電極片間で通電し、検知回路(図示せず)によって遊技釘3の異常が検出される。
かかる構成の釘屈曲センサは、支持部を凹部に嵌め込むことによって設置することができる。従って、遊技釘を遊技盤に植設する前に釘屈曲センサを遊技盤に配置することができる。また、支持部に電極を配置して釘屈曲センサを形成する構成であることから、釘屈曲センサの形成工程と遊技盤の形成工程とを別工程とすることができる。
さらに、電極対が環状溝を挟んで対峙する構成となっていることから、環状溝の幅など環状溝の形状に応じて電極間の間隔及び近接し易さを設定できる故、釘屈曲センサのセンサ閾値を環状溝の形状によって任意に変更することができる。
(実施例5)
釘屈曲センサは、歪ゲージを含むこととしても良い。例えば、図8及び図9に示す如く、遊技盤1上における遊技釘3を囲む領域に凹部5が設けられており、凹部5内には遊技釘3に近接して設けられた釘屈曲センサ6が設けられている。釘屈曲センサ6は、遊技盤1の凹部5に嵌合する環状の支持部16を含んでいる。支持部16は、屈曲自在である可撓板17を有している。可撓板17は、支持部16において2枚設けられており、かかる2枚の可撓板17は遊技釘3を挟んで対向している。可撓板17は、凹部5の外縁から凹部の内側へと伸長する伸長部17aと、遊技釘3とは離間して対向する対向部17bと、を有している。対向部17bは遊技釘3の周縁を囲むように弓状に形成されている。
可撓板17は各々歪ゲージ18を支持している。歪ゲージ18は、自身が変形することによって抵抗値が変化する材料からなる薄膜であり、例えばCrN,CuNi又はNiCrからなる。歪ゲージ18は櫛歯状に蛇行した形状を有しており、櫛歯の伸長方向と可撓板17の伸長部17aの伸長方向とがほぼ一致している。歪ゲージ18は、可撓板17に固着されている。歪ゲージ18は、第1電極配線(図示せず)および第2電極配線(図示せず)と接続しており、該第1電極配線と該第2電極配線との間には電圧が印加されている。
かかる歪ゲージ18は当該電極配線を介して検知回路(図示せず)に接続されており、該検知回路は歪ゲージ18の抵抗値の変化に応じて遊技釘3の異常を検知する。すなわち、遊技釘3が折り曲げられるなど変形した場合、かかる遊技釘3の軸部が可撓板17の対向部17bと接して可撓板17を屈曲せしめ、可撓板17の変形に伴って歪ゲージ18も変形して抵抗値が変化する。ここで該検知回路は、かかる歪ゲージ18を流れる電流量の変化に対応して、遊技釘3の異常を検知することとなる。なお、該検知回路は、例えばホイートストンブリッジ等のブリッジ回路を含むこととしても良い。その他の構成は上記した実施例とほぼ同じである。
なお、実施例中、支持部16は遊技釘3を挟んで対向する一対の可撓板17を有しているものの、可撓板17の形状はこれに限定されない。例えば、支持部は一枚の可撓板を有し、遊技釘を中心として放射状に伸長する複数の伸長部を有していることとしても良い。かかる場合において、当該伸長部の上にはそれぞれ歪ゲージが載置されていることとしても良い。
かかる構成の釘屈曲センサは、支持部を凹部に嵌め込んで設置することができる。従って、遊技釘を遊技盤に植設する前に釘屈曲センサを嵌め込んで遊技盤に配置することができる。また、電極対の代替として歪ゲージを用いることによって、構成部品数を減らすことができて、釘屈曲センサの構成をシンプルにすることができる。さらに、釘屈曲センサのセンサ閾値を、任意の抵抗値として設定することができることから、当該閾値を遊技盤に設置した後に変更することができる。
さらに、歪ゲージを支持する可撓板を凹部内に配置することによって、可撓板が凹部内を屈曲することができて、歪ゲージの感度を向上させることができる。
(その他の実施例)
上記した実施例の如き釘屈曲センサは、遊技盤に植設された遊技釘の全てに対して設置されても良く、また一部の遊技釘(例えば、入賞口の近傍の遊技釘、及び/又は遊技機の扉枠外縁の近傍の遊技釘)に対して設置されても良い。
また、釘屈曲センサは、遊技釘が所定の方向に折り曲げられた場合にのみ遊技釘の異常が検出される、すなわち方向応答性を有することとしても良い。例えば、実施例1乃至4において遊技釘が左方向(若しくは右方向)に折り曲げられた場合に入賞確率が向上する場合、釘屈曲センサの第1電極片および/又は第2電極片は、遊技釘に対して左側(若しくは右側)にのみ配置されていることとしても良い。
本発明による遊技機の遊技盤の部分拡大平面図である。 図1の遊技盤のA‐A線断面図である。 本発明による遊技機の遊技盤に植設された遊技釘が変形した状態を示す部分拡大断面図である。 本発明の検知回路の異常判断ルーチンを示すフローチャートである。 本発明による遊技機の遊技盤の変形例の部分拡大断面図である。 本発明による遊技機の遊技盤の変形例の部分拡大断面図である。 本発明による遊技機の遊技盤の変形例の部分拡大断面図である。 本発明による遊技機の遊技盤の変形例の部分拡大平面図である。 図8の遊技盤のA‐A線断面図である。
符号の説明
1 遊技盤
2 入賞装置
3 遊技釘
4 ベニヤ板
5 凹部
5a 底部
5b 側壁
6 釘屈曲センサ
7 第1電極片
8 絶縁膜
9 第2電極片
10 第1電極配線
11 第2電極配線
12 絶縁シート
13 検知回路
14 スペーサ
15 押圧部
15a 突起部
16 支持部
16a 環状溝
16b 内周領域
16c 貫通孔
16d 外周領域
17 可撓板
17a 伸長部
17b 対向部
18 歪ゲージ

Claims (1)

  1. 遊技盤と前記遊技盤の前面に植設された遊技釘とを有する遊技機であって、
    前記遊技盤における前記遊技釘を囲む領域に設けられた凹部と、
    前記凹部内において前記遊技釘に近接して設けられかつ一対の電極片を含む釘屈曲センサと、
    前記釘屈曲センサの出力に応じて前記遊技釘の異常を検知する検知回路と、を含み、
    前記遊技釘は導電性材料からなる若しくは導電部材を備えており、
    前記検知回路は前記遊技釘を介した前記一対の電極片間の通電に応じて前記遊技釘の異常を検知することを特徴とする遊技機。
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