JP4583554B2 - 容器バッファ・供給装置及び容器バッファ・供給方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプラスチックボトル等の容器製造・充填システム等の容器供給・処理システムにおける容器バッファ・供給装置及び容器バッファ・供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、同一工場内にプラスチックボトル等の容器を製造する容器製造装置と、この容器製造装置により製造された容器に内容物を充填する内容物充填装置を併設するインプラント方式が普及している。この容器製造・充填システムは、容器製造装置と内容物充填装置をメインコンベアにより接続するとともに、メインコンベアにバイパスコンベアを併設していることが多い。この場合例えば、前記バイパスコンベアに多数の容器群をパレタイザーに供給して梱包し、梱包容器群をパレット状に複数段に段積みして保管庫に一時的に保管することができる。さらに、必要に応じて保管庫から容器群をデパレタイザーに供給して、梱包を解除し、一列直立状態に容器群を整列させて内容物充填装置へ供給する方式になっている。
【0003】
容器製造装置により製造された容器は、通常搬送時においては、メインコンベアにより内容物充填装置へ直接供給され、何らかの原因で内容物充填装置側が故障して停止した場合には、容器製造装置により過剰に製造された容器が前記パレタイザーに集積貯留される。又、何らかの原因により容器製造装置側が故障して停止したような場合には、パレタイザーに貯留されていた容器を内容物充填装置側に供給し、容器製造装置及び内容物充填装置の稼動効率を向上するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の容器バッファ・供給装置は、パレタイザーとデパレタイザーの2種類の装置を必要とするので、装置が大型化するとともに、装置が複雑化して製造コストの低減を図ることができないという問題があった。
【0005】
なお、従来の容器バッファ・供給装置として、容器をホッパーに蓄積してアンスクランブラーで容器を整列して再供給するものも提案されている。ところが、この装置も大型化するとともに、複雑化して製造コストの低減を図ることができない。
【0006】
又、従来の容器バッファ・供給装置として、メインコンベアの途上に筒状をなす回転式の集積ドラムを装設し、この集積ドラム内に設けた複数列の容器整列把持レールに容器の首部を係止して複数列に集積貯留するように構成したものも提案されている。
【0007】
ところが、上記の容器バッファ・供給装置は、メインコンベアの途上に配置されているので、容器製造装置と内容物充填装置の配置関係により設置上の制約を受け、設置上の自由度が低いという問題があった。又、筒状の集積ドラム内に容器群を複数列に整列貯留する方式を採っていたので、多数の容器を多量に集積貯留することができないという問題もあった。
【0008】
この発明の目的は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、パレタイザー方式他と比較して構造を簡素化してコストを低減することができるとともに、設置上の自由度及び容器群の集積スペース効率を向上することができる容器バッファ・供給装置及び容器バッファ・供給方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、容器の首部に吊り下げ把持可能な鍔部を有する容器の供給装置と供給された容器に内容物を充填する等の処理を施す処理装置とを接続して容器を搬送するためのメインコンベアの途上に容器をバイパスさせるように接続したバイパスコンベアと、当該バイパスコンベアを経由してメインコンベアから容器を集積貯留するとともに、当該容器を前記バイパスコンベアを経由してメインコンベアに容器を供給するために設けられた容器ストックマガジンとを備えた容器バッファ・供給装置であって、前記バイパスコンベアと、前記容器ストックマガジンとの間には、バイパスコンベアと容器ストックマガジンとの間において容器の搬入動作又は搬出動作を専用に行うための容器搬入出マガジンがさらに移動可能に設けられ、当該容器搬入出マガジンは、容器の鍔部を吊下把持する複数列の容器整列把持レールを備え、前記バイパスコンベアの容器送り込み端部に搬送された容器を前記容器搬入出マガジンの容器整列把持レールに取り込んで集積させる容器取込機構と、前記容器搬入出マガジンの前記容器整列把持レールに列状に集積把持された容器を前記バイパスコンベアの送り出し開始部に押し出す容器押出機構と、前記容器搬入出マガジンの前記容器整列把持レールを容器取込位置又は容器押出位置に切り換える搬入出マガジン位置切換機構と、前記容器搬入出マガジンから対向する位置にある前記容器ストックマガジンへ容器を列状のまま搬入する容器搬入機構と、前記容器ストックマガジンから対向する位置にある前記容器搬入出マガジンへ容器を列状のまま搬出する容器搬出機構とを備えていることを要旨とする。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記容器搬入機構は、容器搬入出マガジンから容器ストックマガジンへ容器を列状のまま一斉に搬入する容器一斉搬入機構であり、前記容器搬出機構は、容器ストックマガジンから容器搬入出マガジンへ容器を列状のまま一斉に搬出する容器一斉搬出機構であることを要旨とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2において、前記容器ストックマガジンは、複数箇所に横方向又は縦方向に配設され、各容器ストックマガジンは、前記容器取込位置又は容器押出位置と対応するステーションと、前記ステーションから離隔したマガジン保管位置との間でストックマガジン位置切換機構により切り換え動作されるように構成されることを要旨とする。請求項4に記載の発明は請求項3において、前記マガジン保管位置には、前記各容器ストックマガジンを上下方向に複数段に保管するマガジン昇降保管機構が装設されていることを要旨とする。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記ストックマガジン位置切換機構は、複数の容器ストックマガジンを、前記ステーション及びマガジン保管位置を含む所定の循環案内搬送経路に沿って間欠的に循環可能に構成されていることを要旨とする。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5のいずれか一項において、前記各容器ストックマガジン又は容器についての例えば、容器の種類、製造年月日データ、並びに容器ストックマガジンの洗浄データ、損傷データ等のデータのうち少なくとも一種類のデータを入力するデータ入力手段と、前記データ入力手段により入力されたデータを記録する記録手段と、前記記録手段から読み出されたデータに基づいて、容器の処理並びに容器ストックマガジンの洗浄等の処理動作を設定する処理動作設定手段とを有した前記制御装置を備えていることを要旨とする。
【0017】
請求項7に記載の容器バッファ・供給方法の発明は、請求項1記載の容器バッファ・供給装置を用いて、以下の工程を行うことを要旨とする。
容器の供給装置の停止を含む供給能力と、処理装置の停止を含む処理能力とを比較し、前記供給能力が処理能力よりも高く容器に余剰を生じた場合には、供給装置から上流側のバイパスコンベアを通して容器を容器バッファ・供給装置の容器搬入出マガジン(16)を介して容器ストックマガジン(20)に列状に取り込んで集積貯留する工程。
【0018】
容器の供給能力が処理能力よりも低く容器に不足を生じた場合には、容器バッファ・供給装置の容器ストックマガジン(20)に集積貯留された容器を、容器搬入出マガジン(16)を介して下流側のバイパスコンベアに列状に押し出して処理装置側へ供給する工程。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の容器製造・充填システムにおける容器バッファ・供給装置を具体化した一実施形態を図1〜図18に基づいて説明する。
【0020】
この実施形態では、容器としてプラスチックボトルBを対象とするが、以下、単に容器Bと称する。
(容器製造・充填システムの概略構成)
最初に、システムの平面を表す図1により、容器製造・充填システムの概略構成を説明する。
【0021】
容器Bを製造する容器製造装置11と、容器B内に内容物を充填する内容物充填装置12は、メインコンベア13により接続されている。前記メインコンベア13にはバイパスコンベア14が接続され、このバイパスコンベア14の途上には容器バッファ・供給装置15が装設されている。
(容器バッファ・供給装置15の概略構成)
次に、容器バッファ・供給装置15の概略構成を図1及び図2により説明する。
【0022】
前記容器バッファ・供給装置15は、多数の容器Bを吊下状態で整列して集積把持する一つの容器搬入出マガジン16を備え、この容器搬入出マガジン16は搬入出マガジン位置切換機構17によって容器取込位置P1、容器押出位置P2又は容器一斉搬入出位置P3に位置切り換えされるようにしている。
【0023】
上流側のバイパスコンベア14aと対応して容器取込機構18が設けられ、バイパスコンベア14aの容器送り込み端部から容器搬入出マガジン16に容器を一列状に取り込むようにしている。
【0024】
下流側のバイパスコンベア14bの送り出し開始部と対応して容器押出機構19が設けられ、容器搬入出マガジン16からバイパスコンベア14bに容器を一列状に押し出して供給すようにしている。
【0025】
前記容器搬入出マガジン16のバイパスコンベア14と反対側には、容器を吊下状態で集積貯留する容器ストックマガジン20を容器搬入出マガジン16と対向させるステーションSが設けられている。この容器ストックマガジン20はストックマガジン位置切換機構21によりステーションS内の容器一斉搬入出待機位置P4と、図2に示すステーションS外のマガジン入出庫待機位置P6との間で位置切り換えされるようになっている。
【0026】
前記容器搬入出マガジン16と対応して、容器一斉搬入出位置P3には容器一斉搬入機構22が設けられている。そして、容器搬入出マガジン16に集積把持された多数列の容器B群を前記容器ストックマガジン20に一斉に搬入するようにしている。
【0027】
前記容器Bを集積貯留した容器ストックマガジン20は、図2に示すように複数のマガジン保管庫23に搬送されて多数枚積層状態で保管されるようにしている。
【0028】
ステーションSには容器一斉搬出機構24が設けられている。そして、マガジン保管庫23に保管された容器ストックマガジン20は、該マガジン保管庫23からステーションSに搬送され、前記容器一斉搬出機構24により容器ストックマガジン20の容器B群を容器搬入出マガジン16に一斉に搬出するようにしている。
【0029】
前記マガジン保管庫23の側方にはマガジンの洗浄装置25が設けられている。図1では一箇のみ図示したが、最上方に図示したマガジン保管庫23と対応して二箇所に設けてもよい。
【0030】
前記容器バッファ・供給装置15は、容器製造装置11及び内容物充填装置12の動作を制御する制御装置26からの動作信号により制御されるようになっている。
(メインコンベア13及びバイパスコンベア14の構成)
前記メインコンベア13及びバイパスコンベア14は、容器Bの首部Nに設けた鍔部Fを支持案内しながらエア噴流による推進力によって容器Bを吊り下げ状態で搬送する公知のエアコンベアとなっている。又、エアコンベアの底部には容器Bの底面に負圧を作用させて容器Bを安定して搬送することができるようにバキュームコンベアが配設されている。
【0031】
前記メインコンベア13とバイパスコンベア14aの分岐部には、コンベア分岐装置31が設けられ、切換機構31aによって容器Bをメインコンベア13に供給するか上流側のバイパスコンベア14aに供給するかの切り換えを行うようになっている。前記メインコンベア13とバイパスコンベア14bの合流部にはコンベア合流装置32が設けられ、切換機構32aによって容器Bをメインコンベア13から受けるか下流側のバイパスコンベア14bから受けるかの切り換えを行うようになっている。
(容器搬入出マガジン16及び搬入出マガジン位置切換機構17)
次に、図3〜図5により容器搬入出マガジン16及び搬入出マガジン位置切換機構17について説明する。
【0032】
この明細書において、Y軸方向は容器Bの水平面内での搬入又は搬出方向であり、このY軸方向と直交するX軸方向は容器搬入出マガジン16の水平面内での移動方向を、Z軸方向は垂直方向を表す。
【0033】
図5に示すように床面に設置された固定フレーム33には、一対のX軸ガイドレール34が互いに平行に、かつ水平X軸方向に取り付けられ、このX軸ガイドレール34にはスライダー35を介してX軸可動フレーム36がX軸方向の往復動可能に装設されている。前記固定フレーム33には図3に示すように正逆回転されるサーボモータ38が取り付けられ、このサーボモータ38の駆動タイミングプーリ39と固定フレーム33に支持した複数の被動タイミングプーリ40との間にはタイミングベルト41が掛装され、タイミングベルト41は前記X軸可動フレーム36に連結されている。
【0034】
前記X軸可動フレーム36の上面には複数の支持ロッド42が立設され、各支持ロッド42には複数の容器整列把持レール43が前記X軸方向と直交する水平Y軸方向に取り付けられている。各容器整列把持レール43の間にはY軸方向に指向するガイド溝43aが形成され、容器Bの首部NをY軸方向にガイドするようになっている。又、容器整列把持レール43のガイド溝43a近傍には鍔部ガイド43bが設けられ、図4に示すように容器Bの鍔部Fを支持して、容器Bを吊下状態で摺動案内するようになっている。前記X軸可動フレーム36の上面には前記各ガイド溝43aとそれぞれ対応するように干渉阻止体としてのチャンネル状をなす案内パネル44がY軸方向に取り付けられている。この案内パネル44によって容器整列把持レール43に吊下把持された容器Bが横揺れして互いに干渉しないようになっている。
【0035】
従って、図3において、サーボモータ38が作動されると、容器搬入出マガジン16の各ガイド溝43aがバイパスコンベア14aの容器送り込み端部と対応する容器取込位置P1に間欠的に位置切り換えされる。又、バイパスコンベア14bの容器送り出し開始部と対応する容器押出位置P2に間欠的に位置切り換えされる。さらに、両位置P1,P2の中央に設定された容器一斉搬入出位置P3に容器搬入出マガジン16の中心が一致するよう位置切り換えされる。
【0036】
この明細書において、容器搬入出マガジン16には、容器整列把持レール43及び案内パネル44は実際には、例えば20本以上設けられるが、図4,図5においては、簡略化されており、この手法は後述する容器ストックマガジン20等にも適用されている。
(容器取込機構18)
次に、図6を中心に容器取込位置P1において、上流側のバイパスコンベア14aから前記容器搬入出マガジン16の把持レール43のガイド溝43aに容器Bを取り込む容器取込機構18について説明する。
【0037】
上流側のバイパスコンベア14aは、エアコンベア46とバキュームコンベア47により構成され、バキュームコンベア47の吸引箱48により容器Bの底面に吸引力が作用するようになっている。前記容器Bの首部Nは把持レール49により吊下支持されてエア噴流による推進力により搬送される。前記バイパスコンベア14aの取り込み端部には、開閉ストッパ50が設けられ、所定のタイミングで容器Bを停止させるようになっている。
【0038】
一方、前記容器搬入出マガジン16の上方には容器取込位置P1と対応するように減速ストッパ機構51が装設されている。この減速ストッパ機構51は図示しない固定フレームに取り付けたカバー52と、該カバー52に支持した駆動プーリ53及び被動プーリ54と、前記両プーリ53及び54に掛装されたタイミングベルト55と、前記駆動プーリ53を駆動する正逆回転されるサーボモータ56とにより構成されている。前記タイミングベルト55にはストッパ片57が吊下支持されている。そして、ストッパ片57は前記容器取込位置P1にある単一のガイド溝43a内を通過可能な幅に、かつ吊下支持された容器Bの胴体部に当接可能な長さに形成されている。
【0039】
従って、前記サーボモータ56が作動されると、ストッパ片57は図6に示す待機位置β1、停止位置β2及び退避位置β3の間を移動する。前記開閉ストッパ50が開放されて容器Bが把持レール43のガイド溝43a内に搬入されると、その最先端の容器Bが待機位置β1にあるストッパ片57に当接され、この待機位置β1から停止位置β2へ搬送されるまでの間に減速される。停止位置β2に移動されたとき、開閉ストッパ50が閉鎖されて容器Bのガイド溝43a内の供給が停止される。その後、ストッパ片57は容器搬入出マガジン16に干渉しない退避位置β3に移動される。
(容器押出機構19)
次に、図7を中心に容器搬入出マガジン16の把持レール43のガイド溝43aに一列状に集積把持された容器Bを下流側のバイパスコンベア14bに押し出して供給する容器押出機構19について説明する。
【0040】
所定位置に設置されたフレーム61には上下一対のタイミングベルト62,63が駆動プーリ64,65及び被動プーリ66,67に掛装されている。前記タイミングベルト62,63はフレーム61に取り付けたサーボモータ68と、ベルト伝動機構69により図7の矢印方向に周回運動するようになっている。前記タイミングベルト62,63には押出ロッド70が取り付けられている。前記押出ロッド70は前記容器押出位置P2に移動された単一のガイド溝43a内に進入可能に、かつ容器Bの胴部を押圧可能に形成されている。
【0041】
従って、容器搬入出マガジン16の把持レール43の各ガイド溝43aのうち一条のガイド溝43aが容器押出位置P2位置に移動停止された状態で、サーボモータ68が駆動されると、押出ロッド70は排出待機位置δ1から排出完了位置δ2へ移動される。そして、一列状の容器B群が容器搬入出マガジン16の把持レール43から下流側のバイパスコンベア14bに一列状に押し出し供給される。
(容器ストックマガジン20及びストックマガジン位置切換機構21)
次に、図1、2、図8〜図11により容器ストックマガジン20を位置切り換えするストックマガジン位置切換機構21について説明する。
【0042】
図1,8,9に示すように前記ステーションSには、四角枠状の固定フレーム71が設置され、この固定フレーム71の内部にはX軸方向に延びるレール取付枠71aを介して一対のX軸案内レール72が互いに平行に、かつ水平方向に敷設されている。前記X軸案内レール72はレール取付枠71aとともにマガジン保管庫23側に延長されている。前記X軸案内レール72にはマガジン搬送台車73(以下、台車73ともいう)がX軸方向の往復動可能に装着されている。前記台車73の下部には転動支持機構74が設けられ、前記X軸案内レール72に転動接触されている。
【0043】
図2に示すように、床面には正逆転可能なサーボモータ75が設置され、その回転軸に設けた駆動プーリ76と保管庫23の後述するタワーフレーム131に支持した複数の被動プーリ77との間にはタイミングベルト78が掛装され、サーボモータ75の駆動により前記台車73がX軸方向に往復動される。
【0044】
図11は容器ストックマガジン20を支持する台車73を分解して示す斜視図である。前記台車73を構成するX軸可動フレーム81は、前記転動支持機構74を介して前記X軸案内レール72に沿って移動される。前記X軸可動フレーム81の上面にはY軸方向に一対のY軸案内レール82が互いに平行に支持されている。前記両Y軸案内レール82にはスライダ83を介してY軸方向に往復動されるX・Y軸可動フレーム84が装着されている。前記X軸可動フレーム81には位置切換用シリンダ85が取り付けられ、そのロッド86の先端部は前記X・Y軸可動フレーム84に連結されている。
【0045】
従って、前記位置切換用シリンダ85が作動されると、X軸可動フレーム81上においてX・Y軸可動フレーム84がY軸案内レール82に案内されてY軸方向に往復動される。
【0046】
前記X・Y軸可動フレーム84の四隅部には複数(4箇所)にブラケット87を介して昇降用シリンダ88が上向きに支持されている。この昇降用シリンダ88のロッド88aはX・Y軸可動フレーム84に立設した複数(4箇所)の案内筒89に対し上方にそれぞれ貫通されている。そして、マガジン20を複数のロッド88aに支持した状態でZ軸方向に昇降動作するようになっている。この実施形態では、四つの前記昇降用シリンダ88によりマガジン20の昇降機構90が構成されている。
【0047】
次に、図11により容器ストックマガジン20について説明すると、フレーム91は角パイプ92,93及び連結板94により全体として偏平状に形成されている。前記フレーム91の四隅部下面には、複数の前記昇降用シリンダ88のロッド88aと対応するように4つの係合筒95が下向きに溶接されている。従って、前記ロッド88aの上端部が係合筒95の内部に挿入されることによりマガジン20が台車73に水平状態で支持される。
【0048】
前記フレーム91の下面には容器Bを一列状に吊下支持するための把持レール96が複数箇所に、かつY軸方向に互いに平行に取り付けられている。この把持レール96は容器Bの首部Nをガイドするガイド溝96aと、容器Bの鍔部Fを支持して摺動案内する鍔部ガイド96bとを備えている。前記フレーム91の前端部には後述する位置規制機構120のストッパー121に係止される被係止具97が2箇所に設けられている。
【0049】
前記マガジン20のフレーム91の外側面の四箇所には、フック98がそれぞれ取り付けられ、後述する保管庫23側のマガジン昇降保管機構130の水平支持棒140,141によって持ち上げられるようになっている。
【0050】
前記台車73のX・Y軸可動フレーム84の上面には、前記マガジン20を台車73に支持した状態で、把持レール96に吊下された容器Bが横揺れして干渉するのを防止するための干渉阻止体としてのチャンネル状をなす複数の案内パネル99がY軸方向に互いに平行に取り付けられている。
【0051】
図8はステーションS内において、台車73に支持されたマガジン20の把持レール96の前端面(図8の右端面)がY軸方向後方に所定距離だけ離隔した容器一斉搬入出待機位置P4に位置する。この状態で、前記位置切換用シリンダ85が作動されると、X・Y軸可動フレーム84がY軸方向前方(図8の右方)に移動される。このため、前記各把持レール96が図9に示すようにマガジン16の各把持レール43にそれぞれ接触(近接も可)する容器一斉搬入出位置P5に移動される。従って、マガジン16と、マガジン20との間で容器B群の搬入出が可能となる。
【0052】
この実施形態では、X・Y軸可動フレーム84及び位置切換用シリンダ85等によりマガジン20を容器一斉搬入出待機位置P4と容器一斉搬入出位置P5との間で切り換えるためのマガジン前後進位置切換機構80を構成している。
(容器一斉搬入機構22及び容器一斉搬出機構24)
次に、図8、9及び図12〜図14に基づいて、容器搬入出マガジン16に把持された多数群の容器Bをマガジン20に一斉に搬入するための容器一斉搬入機構22及び一斉に搬出するための容器一斉搬出機構24について説明する。
【0053】
図8,9に示すように、固定フレーム33の側方には、ステーションSに設けた固定フレーム71と対応するように四角枠状の固定フレーム100が設けられている。両固定フレーム71,100間には図14に示すような一対の水平支持フレーム101がY軸方向に、かつX軸方向に所定間隔をおいて互いに平行に架設されている。両水平支持フレーム101にはY軸案内レール102がそれぞれ取り付けられ、前記両Y軸案内レール102には搬入用転動支持機構103A及び搬出用転動支持機構103Bを介して搬入用Y軸可動フレーム104A及び搬出用Y軸可動フレーム104BがそれぞれY軸方向の往復動可能に装着されている。
【0054】
前記搬入用Y軸可動フレーム104Aには図12に示すように一斉搬入バー105Aが複数箇所に所定のピッチ、つまり、前記把持レール43のガイド溝43aの形成ピッチと同ピッチで取り付けられている。又、前記搬出用Y軸可動フレーム104Bには図13に示すように一斉搬出バー105Bが複数箇所に前記把持レール96のガイド溝96aのピッチと同ピッチで複数箇所に取り付けられている。なお、前記転動支持機構103A,103Bはローラ支持板106と、ローラ107とにより構成されている。
【0055】
前記一斉搬入バー105A及び一斉搬出バー105Bは、図8,9に示すように、駆動機構108A及び108Bによりそれぞれ往復動される。前記駆動機構108A,108Bは、駆動プーリ109と被動プーリ110との間に掛装されたタイミングベルト111と、サーボモータ112と、さらにベルト伝動機構113とによって構成されている。
【0056】
従って、図9に示すようにマガジン20が容器一斉搬入出位置P5に位置する状態で、容器一斉搬入機構22の駆動機構108Aが作動されると、一斉搬入バー105Aによりマガジン16の容器B群がマガジン20に一斉に搬入される。
反対に、容器一斉搬出機構24の駆動機構108Bが作動されると、一斉搬出バー105Bによりマガジン20の容器B群がマガジン16に一斉に搬出される。
(容器ストックマガジン20の位置規制機構120)
次に、図8,9により容器ストックマガジン20を容器一斉搬入出位置P5に位置規制する位置規制機構120について説明する。
【0057】
この位置規制機構120はマガジン20のフレーム91に取り付けた前記被係止具97と対応して水平支持フレーム101側に取り付けられたストッパー121を備えている。水平支持フレーム101側には支持軸123を介して位置規制レバー122が傾動可能に支持されている。前記位置規制レバー122は位置切換用シリンダ124により傾動可能に構成され、ロッド125の先端部が位置規制レバー122に連結されている。
【0058】
従って、ステーションSにおいて、台車73のX・Y軸可動フレーム84に支持されたマガジン20が容器一斉搬入出待機位置P4から容器一斉搬入出位置P5に移動されと、ストッパー121に被係止具97が当接係止される。又、角パイプ92が位置規制レバー122に当接係止され、マガジン20の容器一斉搬入出位置P5における位置が確保される。なお、マガジン20が容器一斉搬入出位置P5から容器一斉搬入出待機位置P4に後退される際には、位置規制レバー122は上方退避位置に回動される。
(マガジン保管庫23)
次に、前記台車73に支持されてマガジン入出庫待機位置P6に搬入されたマガジン20を上下方向に複数段に保管するためのマガジン保管庫23について図15〜図17により説明する。
【0059】
図16に示すように、マガジン保管庫23を構成するマガジン昇降保管機構130はタワーフレーム131に装着されている。タワーフレーム131の上端部四隅には4つの駆動スプロケット132が所定位置に取り付けられ、タワーフレーム131の下端部寄りには4つの被動スプロケット133が取り付けられている。又、前記駆動スプロケット132と被動スプロケット133にはそれぞれチェーン135〜138がZ軸方向に掛装されている。前記被動スプロケット133の付近にはアイドラースプロケット139が支持されている。前記一対のチェーン135及び136と137,138には、係止部材としての水平支持棒140,141が上下方向に多数段に架設連結されている。前記各駆動スプロケット132は、それぞれスプロケット位置変位機構としてのシリンダ142によってX軸方向に位置切り換え可能に構成されている。
【0060】
従って、図17において実線で示すように、前記台車73によりマガジン20が保管庫23の下部と対応するマガジン入出庫待機位置P6に移動された状態において、マガジン20がマガジン昇降機構90の作動により図17の鎖線で示すようにマガジン入出庫位置P7に移動される。次に、前記シリンダ142が作動されて被動スプロケット133が互いにマガジン20に接近するX軸方向に移動され、この結果、水平支持棒140,141がマガジン20に設けたフック98と対応する位置に移動される。この結果、水平支持棒140,141によりフック98を介してマガジン20が持ち上げられ、上方に移動され保管庫23のマガジン保管位置P8の最下段に保管される。
(マガジンの洗浄装置25)
次に、図15及び図16により、保管庫23内に保管されたマガジン20の洗浄を行う洗浄装置25について説明する。
【0061】
図15に示すように床面には保管庫23のタワーフレーム131からY軸方向に所定距離だけ離隔した位置に固定支持枠160が設置されている。この固定支持枠160と前記タワーフレーム131との間には、一対の水平固定フレーム161,162がY軸方向に互いに平行に架設連結されている。前記水平固定フレーム161,162にはY軸案内レール163,164が取り付けられている。
前記Y軸案内レール163,164にはマガジン支持フレーム165が複数のローラを備えた転動支持機構166を介してY軸方向の往復動可能に支持されている。前記マガジン支持フレーム165の上部には複数(4箇所)の支持ピン167が前記マガジン20の四つの係合筒95と対応するように固着されている。前記マガジン支持フレーム165は前記水平固定フレーム161,162に装着した位置切換機構(図示略)によって往復動可能になっている。
【0062】
従って、保管庫23に保管されていたマガジン20を洗浄する必要が生じた場合には、マガジン支持フレーム165が保管庫23内のマガジン入出庫待機位置P6に移動される。この位置でマガジン20を受け取って、洗浄位置P9に移動し、図示しない洗浄機構によりマガジン20が洗浄される。
(制御装置26)
次に、図18を中心に制御装置26の構成について説明する。
【0063】
制御装置26は入力された各種のデータに基づいて演算処理を行う中央演算処理装置181を備え、リードオンリーメモリROM、ランダムアクセスメモリRAMを備えている。前記制御装置26にはキーボード183が接続され、例えばマガジン20に関する製造年月日、洗浄年月日等のデータ、容器Bの種類、製造年月日或いは洗浄年月日等を入力するようになっている。前記制御装置26にはディスプレイ184が接続され、各種のデータを表示するようになっている。さらに、制御装置26にはマガジン20に設けたバーコード等を検出するマガジンセンサ185と、容器に設けたバーコード等を検出する容器センサ186が接続されるとともに、前述した各種の装置、機構が接続されている。
【0064】
上記の制御装置26により容器バッファ・供給装置15の動作が次に述べるように制御される。
(実施形態の作用)
次に、前述のように構成された容器製造・充填システムにおける容器バッファ・供給装置についてその作用を説明する。
【0065】
容器製造・充填システムが正常に稼動されている場合には、容器製造装置11及び内容物充填装置12の処理能力がバランスし、容器製造装置11により製造された容器Bはメインコンベア13を通して内容物充填装置12に直接搬送される。このため容器バッファ・供給装置15が作動されることはない。何らかの原因で内容物充填装置12の停止を含む処理能力と、容器製造装置11の停止を含む処理能力の間に差が生じた場合、容器バッファ・供給装置15が以下に述べるように作動される。
(内容物充填装置12が停止、容器製造装置11が正常稼動の場合)
容器バッファ・供給装置15の不使用状態においては、図1に示すように空の容器搬入出マガジン16は容器一斉搬入出位置P3に位置し、ステーションSには空のマガジン20を支持した台車73が容器一斉搬入出待機位置P4に停止している。さらに、4基の保管庫23のうち3基の保管庫23には空のマガジン20が満杯に収容され、図2において最左端の保管庫23にはマガジン20が無い状態となっている。
【0066】
この状態において容器製造装置11が停止されると、その停止信号により制御装置26からコンベア分岐装置31に動作信号が出力され、切換機構31aがバイパスコンベア14a側に切り換えられる。このため製造された容器Bはバイパスコンベア14aにより容器取込位置P1側に搬送される。前記切換機構32aの切り換え動作と同期して、搬入出マガジン位置切換機構17のサーボモータ38が作動され、図3に示すようにマガジン16の最左端のガイド溝43aが容器取込位置P1と対応する位置に移動停止される。そして、図6の動作で述べた動作と同様にして容器Bがガイド溝43aに取り込まれて、一列に例えば20個の容器Bが集積貯留される。
【0067】
一列目のガイド溝43aへの容器Bの供給が終了すると、次はサーボモータ38が再起動されて2列目のガイド溝43aが容器取込位置P1と対応する位置に移動され、2列目のガイド溝43aに容器Bが所定本数集積貯留される。この動作が順次行われて全てのガイド溝43aに容器Bが集積貯留されると、サーボモータ38の再作動によりマガジン16が容器一斉搬入出位置P3に移動停止される。
【0068】
次に、台車73のマガジン前後進位置切換機構80が作動されて、マガジン20が容器一斉搬入出待機位置P4から容器一斉搬入出位置P5に切り換えられる。これにより、マガジン16の各ガイド溝43aとマガジン20の各ガイド溝96aがそれぞれ対応するように接近される。この状態で、容器一斉搬入機構22のサーボモータ112が作動されると、マガジン16に集積貯留された容器B群は一斉搬入バー105Aによって押し出されてマガジン20の各把持レール96のガイド溝96a内に一斉に搬入されて集積貯留される。
【0069】
この一斉搬入動作が終了すると、前記マガジン前後進位置切換機構80が動作されて、X・Y軸可動フレーム84とともにマガジン20が容器一斉搬入出位置P5から容器一斉搬入出待機位置P4に切り換えられる。その後、ストックマガジン位置切換機構21のサーボモータ75が作動されて、台車73はX軸案内レール72に沿って容器一斉搬入出待機位置P4からマガジン20が保管されていない空状態の保管庫23の下部のマガジン入出庫待機位置P6に移動停止される。
【0070】
次に、マガジン昇降機構90の昇降用シリンダ88が作動されて、マガジン20が図17に実線で示すマガジン入出庫待機位置P6から鎖線で示すマガジン入出庫位置P7に上昇される。その後、シリンダ142が作動されて、周回する水平支持棒140及び141がフック98の直下に移動され、両支持棒によりフック98が持ち上げられてマガジン20はマガジン入出庫位置P7からマガジン保管位置P8の最下部に移動されて停止される。
【0071】
一回目の容器の一斉搬入動作を終えたマガジン16は、再びバイパスコンベア14aから容器Bを一列毎に取り込んでやがてマガジン16全体に容器Bが多数個集積貯留される。
【0072】
一方、前記満杯の容器Bを把持したマガジン20を保管庫23に入庫した空車状態の台車73は、空のマガジン20を保管している別の保管庫23の下部に移動されて、空のマガジン20をX・Y軸可動フレーム84のロッド88a上に受け取る。なお、この受け取り動作は、前述したマガジン入庫動作とほぼ逆の動作により行われる。その後、台車73は前記容器一斉搬入出待機位置P4に移動した後、容器一斉搬入出位置P5に移動して停止される。この状態でマガジン16に集積貯留された容器B群が前述した一斉搬入動作と同様にして一斉に各把持レール96のガイド溝96aに搬入される。
【0073】
前記マガジン20は再び、台車73とともに保管庫23の下部に移動してマガジン20をマガジン昇降保管機構130に受け渡す。
以上の動作が繰り返し行われることにより、3基の保管庫23内に容器Bを吊下把持したマガジン20が多数段積層状に保管される。
(容器製造装置11が停止、内容物充填装置12が稼動の場合)
容器製造装置11が停止された場合には制御装置26からの動作信号により切換機構32aが作動されて、メインコンベア13からバイパスコンベア14bに切り換えられる。又、制御装置26からの動作信号によりステーションSに停止されていた台車73は、空のマガジン20を支持している場合には、保管庫23にマガジン20を入庫した後、容器Bを把持した満杯のマガジン20を出庫して、ステーションSに戻る。そして、台車73に支持されたマガジン20は容器一斉搬入出待機位置P4から容器一斉搬入出位置P5に移動され、容器一斉搬出機構24によりマガジン20の各ガイド溝96aからマガジン16の各ガイド溝43aに全ての容器B群が一斉に押し出されて搬出される。
【0074】
次に、マガジン16は搬入出マガジン位置切換機構17の作動により図3において最右端部のガイド溝43aが容器押出位置P2に対応する位置に移動停止される。この状態で容器押出機構19が作動されて1列目のガイド溝43aに収容された容器B群が下流側のバイパスコンベア14bに押し出され、メインコンベア13に合流して内容物充填装置12側に供給される。
【0075】
1列目のガイド溝43aの容器Bの押し出しが終了すると、搬入出マガジン位置切換機構17が作動されて2列目のガイド溝43aが容器押出位置P2に移動停止され、容器Bが容器押出機構19により押し出されてバイパスコンベア14bに供給される。この動作が順次行われて全ての把持レール43の容器Bがバイパスコンベア14bに押し出しされると、マガジン16は再び容器一斉搬入出位置P3に移動停止される。
【0076】
一方、台車73は容器Bを吊下した別のマガジン20を保管庫23から出庫させて容器一斉搬入出待機位置P4に移動する。その後、マガジン20が容器一斉搬入出待機位置P4から容器一斉搬入出位置P5に移動され、マガジン20の各ガイド溝96aの容器B群が一斉に押し出されて、マガジン16の各ガイド溝43aに搬出される。この状態において再び前述したようにマガジン16のガイド溝43aに把持された容器Bは一列毎に容器押出機構19によってバイパスコンベア14b側へ押し出し供給される。
【0077】
以上の動作が繰り返し行われて全ての保管庫23内のマガジン20に把持された容器Bが内容物充填装置12に供給されるまでには、相当の時間を要する。このため、容器製造装置11の故障が復旧されて稼動されると、容器製造・充填システムが再び正常の稼動状態となる。
(洗浄装置25の稼動)
保管庫23内に保管されたマガジン20のうち、例えば前回の洗浄から一定期間経過したマガジン20に対しては、制御装置26から洗浄装置25に洗浄を支持する動作信号が出力される。すると、位置切換機構(図示略)が作動されてマガジン支持フレーム165が洗浄位置P9からマガジン入出庫位置P7に移動される。この状態でマガジン昇降保管機構130が作動されて、マガジン保管位置P8内に保管されていた洗浄を必要とする空のマガジン20が下降され、このマガジン20がマガジン支持フレーム165の支持ピン167に受け渡される。
【0078】
なお、洗浄が必要か否かは予め入力されたマガジン20の前回洗浄記録と、洗浄設定日数とを中央演算処理装置181により比較して判断され、洗浄を要するマガジン20があれば、このマガジン20に付されたバーコード等をマガジンセンサ185により検出する。このマガジンセンサ185に代えて、制御装置26により記憶したマガジン20の保管庫23内のアドレスを用いてソフトウエアによる制御のみで行うようにしてもよい。
【0079】
マガジン20を受け取った状態でマガジン支持フレーム165がマガジン入出庫位置P7から洗浄位置P9へ移動され、図示しない洗浄機構部によりマガジン20が洗浄される。
【0080】
次に、前記のように構成した容器バッファ・供給装置15についてその効果を構成とともに列記する。
(1)前記実施形態では、メインコンベア13にバイパスコンベア14を介して容器バッファ・供給装置15を設けたので、容器製造装置11及び内容物充填装置12の設置上の制約を受けることなく容器バッファ・供給装置15の設置上の自由度を高めることができる。
【0081】
(2)前記実施形態では、マガジン16及びマガジン20を偏平状に形成し、かつ多数の容器Bを直列状に吊下して集積する多数列の把持レール43及び96を設けたので、容器Bの集積スペース効率を向上することができる。
【0082】
(3)前記実施形態では、バイパスコンベア14a,14bと対応してマガジン16を設け、保管庫23に貯留されたマガジン20を入出庫して前記マガジン16に対向する台車73を設けた。このため、マガジン16とマガジン20との間で容器B群の搬入動作又は搬出動作を短時間で一斉に行うことができる。
【0083】
(4)前記実施形態では、バイパスコンベア14a,14bとマガジン20の台車73との間に容器搬入出マガジン16を設けた。このため、搬入出マガジン位置切換機構17により頻繁に往復動されるマガジン16の剛性のみを高め、ストックマガジン20を必要最小限の剛性に設定することができ、多数のストックマガジン20を安価に製造することができる。
【0084】
(5)前記実施形態では、複数の保管庫23に、前記各マガジン20を上下方向に複数段に保管するマガジン昇降保管機構130を装設したので、マガジン20の集積スペース効率を向上することができる。
【0085】
(6)前記実施形態では、台車73に対しマガジン20を容器一斉搬入出待機位置P4と容器一斉搬入出位置P5との間で位置切り換えするマガジン前後進位置切換機構80を設けた。このため、マガジン16にマガジン20を最接近させて、容器Bの搬入動作又は搬出動作を円滑に行うことができる。又、容器Bの搬入又は搬出動作を終了した後、台車73を保管庫23側へ移動する際、マガジン20がマガジン16に干渉するのを回避することができ、台車73の移動を高速化して作業能率を向上することができる。
【0086】
(7)前記実施形態では、台車73が、マガジン20をマガジン入出庫待機位置P6とマガジン入出庫位置P7との間において、昇降動作するマガジン昇降機構90を備えている。このため、台車73とマガジン昇降保管機構130と間での容器の入出庫動作を円滑に行うことができる。
【0087】
(8)前記実施形態では、マガジン昇降保管機構130は、タワーフレーム131に沿って縦方向に配設された左右一対のチェーン135〜138と、各チェーン135〜138に取り付けられた水平支持棒140,141とにより構成され、一方、マガジン20には、マガジン入出庫位置P7において前記水平支持棒140,141により係止されるフック98を設けた。このため、マガジン20の入庫・出庫動作を簡単な機構により確実に行うことができる。
【0088】
(9)前記実施形態では、マガジン16及びマガジン20の把持レール43及び96は、容器の首部に形成された被把持部としての鍔部Fを係止して容器を吊下把持するように構成されている。このため、容器の把持を安定して行い、容器の移動を迅速に行うことができる。
【0089】
(10)前記実施形態では、前記制御装置26は、各マガジン20又は容器Bについての例えば、種類、製造年月日、並びに容器ストックマガジン20の洗浄履歴、損傷等のデータを入力するデータ入力手段としてのキーボード183及びマガジン20の処理動作を設定する処理動作設定手段としての中央演算処理装置181を備えている。このため、入力されたストックマガジン20及び容器のうち少なくとも一種類のデータに基づいて、マガジン20の洗浄作業や容器の処理作業を行うことができる。
【0090】
(11)前記実施形態では、メインコンベア13と上流側のバイパスコンベア14aとの分岐部には、コンベア分岐装置31が設けられ、メインコンベア13と下流側のバイパスコンベア14bとの合流部には、コンベア合流装置32が設けられている。このため、容器の分岐コンベア変更及び合流コンベア変更を自動的に容易に行うことができる。
【0091】
なお、この発明は次のように具体化して実施することもできる。
○ 図19に示す別例は、マガジン16を省略して、台車73上に支持されたマガジン20をX軸方向に間欠移動してバイパスコンベア14aから容器取込機構18により容器Bを把持レール96に一列毎に取り込むようにしている。又、容器Bを取り込んだ後、台車73によりマガジン20を保管庫23側に移送して保管するように構成している。さらに、保管されたマガジン20の容器Bを供給する場合には保管庫23から台車73により受け取ったマガジン20をステーションSに移動した状態で端部のガイド溝96aの容器Bをバイパスコンベア14bに容器押出機構19によって押し出し供給し、これを順次繰り返すようにしている。
【0092】
この実施形態ではマガジン20のみを用いてマガジン16を省略したので、容器バッファ・供給装置15の構造を簡素化することができる。
○ 図20に示す別例では、前記ストックマガジン位置切換機構21は、複数のマガジン20を、ステーションS及びマガジン保管位置P8を含む所定の循環案内搬送経路に沿って間欠的に循環可能に構成したものである。すなわち、例えば一対の保管庫23の上部間を上部のX軸案内レール190により接続し、このX軸案内レール190に沿ってマガジン吊下搬送台車191を往復動可能に装着している。なお、図20に鎖線で示すように、地下側にマガジン20の循環案内搬送経路を設けてもよい。
【0093】
この別例では、非循環方式と比較してマガジン20への容器の集積スペース効率を向上することができる。又、各マガジン20の在庫期間に過剰なアンバランスが生じるのを防止することができる。
【0094】
○ 図21に示す別例は、容器搬入出マガジン16を挟むようにバイパスコンベア14aとバイパスコンベア14bを配設するとともに、容器取込位置P1と容器押出位置P2をX軸方向に所定距離だけ離隔している。容器搬入出マガジン16がX軸方向に変位したところにステーションSを設け、ここで容器搬入出マガジン16と容器ストックマガジン20の間で容器を一斉に搬入出するようにしている。
【0095】
図21において、容器搬入出マガジン16を省略して一つ又は複数の容器ストックマガジン20のみをマガジン搬送台車73により移動可能に配設してもよい。
【0096】
○ 図22に示す別例は、容器搬入出マガジン16を所定位置に配置するとともに、バイパスコンベア14の送り込み端部、送り出し開始部、容器取込機構18及び容器押出機構19を図示しない位置切換機構によりX軸方向に往復動させて容器の取り込みと押し出しを行うように構成している。
【0097】
○ 図示しないが、ステーションSにおいて上下方向にマガジン20を昇降動作させ、ステーションSをマガジン保管位置P8としてもよい。
○ 図示しないがバイパスコンベア14aとバイパスコンベア14bの間に保管庫23を装設してもよい。
【0098】
○ 図示しないが、1枚のマガジン20のみを使用してもよい。
○ 図示しないが、台車73を複数台用いてマガジン20を搬送するようにしてもよい。
【0099】
次に、前記実施形態から把握される請求項以外の技術思想について、以下に説明する。
(技術思想1)前記容器取込機構18は、上流側のバイパスコンベア14aの送り込み端部に設けられた開閉ストッパ50と、容器搬入出マガジン16の容器取込位置P1にある単一の把持レール43と対応して設けられ、かつ容器の取り込み動作の後期において、先行して取り込まれた容器を減速して所定位置に停止させる減速ストッパ機構51とにより構成されている容器バッァ・供給装置。
【0100】
技術思想1では、容器の取り込み動作を迅速かつ円滑に行うことができる。
(技術思想2)前記容器押出機構19は、下流側のバイパスコンベア14bの押し出し端部と対応する容器押出位置P2にある容器搬入出マガジン16の単一の把持レール43と対応して設けられ、かつ容器を列状のまま押し出す押出ロッド70を備えている容器バッファ・供給装置。
【0101】
技術思想2では、容器の押し出し動作を円滑に行うことができる。
【0102】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜請求項6記載の発明は、パレタイザー方式と比較して構造を簡素化してコストを低減することができるとともに、設置上の自由度及び容器群の集積スペース効率を向上することができる。
【0103】
請求項7に記載の発明は、容器の集積貯留と供給を、容器の製造能力と内容物の充填能力に応じて、適正かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した容器製造・充填システムの概略平面図。
【図2】容器製造・充填システムの概略正面図。
【図3】容器搬入出マガジン、搬入出マガジン位置切換機構及び容器一斉搬入機構の正面図。
【図4】容器搬入出マガジンの拡大断面図。
【図5】容器搬入出マガジンを簡略化した斜視図。
【図6】容器取込機構の側断面図。
【図7】容器押出機構の側断面図。
【図8】容器搬入出マガジン及び台車を示す側面図。
【図9】容器搬入出マガジン及び台車を示す側面図。
【図10】台車及び容器ストックマガジンを示す側面図。
【図11】台車及び容器ストックマガジンの分解斜視図。
【図12】容器一斉搬入機構及び容器搬入出マガジンを縮幅化した正面図。
【図13】容器一斉搬出機構及び容器ストックマガジンを縮幅化した正面図。
【図14】容器一斉搬入機構及び一斉搬出機構の部分斜視図。
【図15】マガジン保管庫及び洗浄装置の正面図。
【図16】マガジン保管庫及び洗浄装置の斜視図。
【図17】マガジン保管庫の下部拡大正面図。
【図18】制御装置のブロック回路図。
【図19】別例を示す略体平面図。
【図20】別例を示す略体正面図。
【図21】別例を示す略体平面図。
【図22】別例を示す略体平面図。
【符号の説明】
B…容器、F…鍔部、N…首部、S…ステーション、P1…容器取込位置、P2…容器押出位置、P8…マガジン保管位置、RAM…記録手段、11…供給装置、12…処理装置、13…メインコンベア、14,14a,14b…バイパスコンベア、15…容器バッファ・供給装置、16…容器搬入出マガジン、17…搬入出マガジン位置切換機構、18…容器取込機構、19…容器押出機構、20…容器ストックマガジン、21…位置切換機構としてのストックマガジン位置切換機構、22…容器搬入機構としての容器一斉搬入機構、24…容器搬出機構としての容器一斉搬出機構、26…制御装置、43,96…容器整列把持レール、130…マガジン昇降保管機構、181…処理動作設定手段としてのCPU、183…データ入力手段としてのキーボード。
Claims (7)
- 容器(B)の首部(N)に吊り下げ把持可能な鍔部(F)を有する容器の供給装置(11)と供給された容器(B)に内容物を充填する等の処理を施す処理装置(12)とを接続して容器(B)を搬送するためのメインコンベア(13)の途上に容器(B)をバイパスさせるように接続したバイパスコンベア(14)と、
当該バイパスコンベア(14)を経由してメインコンベア(13)から容器(B)を集積貯留するとともに、当該容器(B)を前記バイパスコンベア(14)を経由してメインコンベア(13)に容器(B)を供給するために設けられた容器ストックマガジン(20)と
を備えた容器バッファ・供給装置であって、
前記バイパスコンベア(14)と、前記容器ストックマガジン(20)との間には、バイパスコンベア(14)と容器ストックマガジン(20)との間において容器の搬入動作又は搬出動作を専用に行うための容器搬入出マガジン(16)がさらに移動可能に設けられ、
当該容器搬入出マガジン(16)は、容器の鍔部を吊下把持する複数列の容器整列把持レール(43)を備え、
前記バイパスコンベア(14)の容器送り込み端部に搬送された容器を前記容器搬入出マガジン(16)の容器整列把持レール(43)に取り込んで集積させる容器取込機構(18)と、
前記容器搬入出マガジン(16)の前記容器整列把持レール(43)に列状に集積把持された容器を前記バイパスコンベア(14)の送り出し開始部に押し出す容器押出機構(19)と、
前記容器搬入出マガジン(16)の前記容器整列把持レール(43)を容器取込位置(P1)又は容器押出位置(P2)に切り換える搬入出マガジン位置切換機構(17)と、
前記容器搬入出マガジン(16)から対向する位置にある前記容器ストックマガジン(20)へ容器を列状のまま搬入する容器搬入機構(22)と、
前記容器ストックマガジン(20)から対向する位置にある前記容器搬入出マガジン(16)へ容器を列状のまま搬出する容器搬出機構(24)とを備えている容器バッファ・供給装置。 - 請求項1において、前記容器搬入機構は、容器搬入出マガジン(16)から容器ストックマガジン(20)へ容器を列状のまま一斉に搬入する容器一斉搬入機構(22)であり、
前記容器搬出機構は、容器ストックマガジン(20)から容器搬入出マガジン(16)へ容器を列状のまま一斉に搬出する容器一斉搬出機構(24)である容器バッファ・供給装置。 - 請求項1又は請求項2において、前記容器ストックマガジン(20)は、複数箇所に横方向又は縦方向に複数配設され、
各容器ストックマガジン(20)は、前記容器搬入出マガジン(16)と対向可能な位置であるステーション(S)の位置と、前記ステーション(S)から離隔したマガジン保管位置(P8)との間でストックマガジン位置切換機構(21)により切り換え動作されるように構成されている容器バッファ・供給装置。 - 請求項3において、前記マガジン保管位置(P8)には、前記各容器ストックマガジン(20)を上下方向に複数段に保管するマガジン昇降保管機構(130)が装設されている容器バッファ・供給装置。
- 請求項4において、前記ストックマガジン位置切換機構(21)は、複数の容器ストックマガジン(20)を、前記ステーション(S)及びマガジン保管位置(P8)を含む所定の循環案内搬送経路に沿って間欠的に循環可能に構成されている容器バッファ・供給装置。
- 請求項3〜5のいずれか一項において、前記各容器ストックマガジン(20)又は容器(B)についての例えば、容器の種類、製造年月日データ、並びに容器ストックマガジン(20)の洗浄データ、損傷データ等のデータのうち少なくとも一種類のデータを入力するデータ入力手段(183)と、
前記データ入力手段(183)により入力されたデータを記録する記録手段(RAM)と、
前記記録手段(RAM)から読み出されたデータに基づいて、容器の処理並びに容器ストックマガジン(20)の洗浄等の処理動作を設定する処理動作設定手段(181)とを有した制御装置(26)を備えている容器バッファ・供給装置。 - 請求項1記載の容器バッファ・供給装置を用いて、以下の工程を行う容器バッファ・供給方法。
容器の供給装置(11)の停止を含む供給能力と、処理装置(12)の停止を含む処理能力とを比較し、前記供給能力が処理能力よりも高く容器に余剰を生じた場合には、供給装置(11)から上流側のバイパスコンベア(14a)を通して容器を容器バッファ・供給装置(15)の容器搬入出マガジン(16)を介して容器ストックマガジン(20)に列状に取り込んで集積貯留する工程。
容器の供給能力が処理能力よりも低く容器に不足を生じた場合には、容器バッファ・供給装置(15)の容器ストックマガジン(20)に集積貯留された容器を、容器搬入出マガジン(16)を介して下流側のバイパスコンベア(14b)に列状に押し出して処理装置(12)側へ供給する工程。
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