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JP4584010B2 - メジアン値算出装置、メジアン値算出方法およびメジアン値算出プログラム - Google Patents
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メジアン値算出装置、メジアン値算出方法およびメジアン値算出プログラム Download PDF

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本発明は、複数のデータからメジアン値を算出するメジアン値算出装置、メジアン値算出方法およびメジアン値算出プログラムに関するものである。
従来、実用的なデータ分布を得ることを目的として全データの平均値を用いたデータの正規化が行われている。例えば、画像データの圧縮符号化方式であるMPEG(エムペグ:moving picture experts group)では、平均値を用いて画像データを正規化することで実用的なデータ分布を算出している(例えば、特許文献1参照)。
一方、平均値を用いたデータの正規化では、データ値の大小に左右されやすいためデータの正規化の障害となる場合がある。このようなことから、平均値の代わりにメジアン値(データサンプルをソートしたときに中心にある値)を用いたデータの正規化が多く行なわれている。
特開2003−37843号公報
しかしながら、メジアン値を用いた従来技術では、メジアン値を算出するにはデータのソート処理等が必要なことから、メジアン値を求めるのに多大な時間を要し、簡易にメジアン値を算出することができないという問題がある。なお、ハードウェア上でメジアン値を算出する場合には、データのソート処理に複雑なソート回路を構築する必要があるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、メジアン値を簡易に算出するためのメジアン値算出装置、メジアン値算出方法およびメジアン値算出プログラムを提供するものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、発明は、複数のデータからメジアン値を算出するメジアン値算出装置であって、前記複数のデータそれぞれを各データ値に応じて、所定の値の範囲に区分けされた複数の範囲のいずれかにを振り分ける範囲振り分け手段と、前記複数のデータそれぞれが前記範囲振り分け手段によって振り分けられた前記複数の範囲から、前記複数のデータの中心に位置するデータが振り分けられた範囲を中心範囲として検出する中心範囲検出手段と、前記中心範囲検出手段によって検出された中心範囲の値に基づいて前記中心範囲の中心の値をメジアン値として近似的に算出する近似メジアン値算出手段とを備えたことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、複数のデータからメジアン値を算出するメジアン値算出装置であって、前記複数のデータそれぞれを各データ値に応じて、所定の値の範囲に区分けされた複数の範囲のいずれかにを振り分ける範囲振り分け手段と、前記複数のデータそれぞれが前記範囲振り分け手段によって振り分けられた前記複数の範囲から、前記複数のデータの中心に位置するデータが振り分けられた範囲を中心範囲として検出する中心範囲検出手段と、前記中心範囲検出手段によって検出された中心範囲の中心の値に係数を乗じることによってメジアン値を近似的に算出する近似メジアン値算出手段とを備えたことを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記範囲振り分け手段は、等間隔に区分けされた前記複数の範囲のいずれかに前記複数のデータを振り分けることを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記範囲振り分け手段は、二の累乗の範囲に区分けされた前記複数の範囲のいずれかに前記複数のデータを振り分けることを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記範囲振り分け手段は、前記複数のデータ内における各データ値の分布密度に応じて区分けされた前記複数の範囲のいずれかに前記複数のデータを振り分けることを特徴とする。
また、発明は、複数のデータからメジアン値を算出するメジアン値算出装置に適用するメジアン値算出方法であって、前記複数のデータそれぞれを各データ値に応じて、所定の値の範囲に区分けされた複数の範囲のいずれかにを振り分ける範囲振り分け工程と、前記複数のデータそれぞれが前記範囲振り分け工程によって振り分けられた前記複数の範囲から、前記複数のデータの中心に位置するデータが振り分けられた範囲を中心範囲として検出する中心範囲検出工程と、前記中心範囲検出工程によって検出された中心範囲の値に基づいて前記中心範囲の中心の値をメジアン値として近似的に算出する近似メジアン値算出工程とを含んだことを特徴とする。
また、発明は、複数のデータからメジアン値を算出する方法をコンピュータに実行させるメジアン値算出プログラムであって、前記コンピュータに、前記複数のデータそれぞれを各データ値に応じて、所定の値の範囲に区分けされた複数の範囲のいずれかにを振り分ける範囲振り分け手順と、前記複数のデータそれぞれが前記範囲振り分け手順によって振り分けられた前記複数の範囲から、前記複数のデータの中心に位置するデータが振り分けられた範囲を中心範囲として検出する中心範囲検出手順と、前記中心範囲検出手順によって検出された中心範囲の値に基づいて前記中心範囲の中心の値をメジアン値として近似的に算出する近似メジアン値算出手順とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数のデータ内の各データをその値に応じて所定の値に区切った複数の範囲のいずれかに振り分け、その複数の範囲から複数のデータの中心に位置するデータ値が振り分けられた中心範囲を検出した後、その中心範囲からメジアン値を近似的に算出するので、簡易にメジアン値を算出することが可能となる。そして、従来、メジアン値を算出する場合に行われていたデータのソート処理を必要としないので、ハードウェア上で複雑なソート回路を構築することなく簡易にメジアン値を算出することも可能となる。
また、本発明によれば、複数のデータを振り分ける複数の範囲を等間隔に区分けするので、分散したデータ値を含む複数のデータを効率的に振り分けることが可能となる。
また、本発明によれば、複数のデータを振り分ける複数の範囲を二の累乗の範囲に区分けするので、データ値が広範囲にわたるデータを含む複数のデータを効率的に振り分けることが可能となる。
また、本発明によれば、複数のデータを振り分ける複数の範囲を複数のデータ値の分布密度に応じた範囲に区分けするので、データ値の分布に応じて複数のデータをより効率的に振り分けることが可能となる。
また、本発明によれば、中心範囲の上限と下限の値の平均値としてメジアン値を近似的に算出するので、簡易にメジアン値を算出することが可能となる。
また、本発明によれば、中心範囲の上限と下限の値の平均値に係数を乗じてメジアン値を近似的に算出するので、複数のデータの正規化後の用途に応じたメジアン値の調整が可能となる。
以下に、添付図面を参照して本発明に係るメジアン値算出装置、メジアン値算出方法およびメジアン値算出プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
[概要および特徴(実施例1)]
以下の実施例1では、実施例1に係るメジアン値算出装置の概要および特徴、メジアン値算出装置の構成および処理を説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
まず、図1を用いて、メジアン値算出装置の概要および特徴を説明する。図1はメジアン値算出装置の概要を示す図である。
メジアン値算出装置は、複数のデータからメジアン値を算出することを概要とする。そして、メジアン値算出装置は、複数のデータ内の各データをその値に応じて、所定の値で区切った複数の範囲のいずれかに振り分け、その複数の範囲から複数のデータの中心に位置するデータが振り分けられた中心範囲を検出した後、その中心範囲からメジアン値を近似的に算出する点に特徴がある。
例えば、図1に示すように、総数101個のデータを10刻みの等間隔とした11の範囲に振り分ける場合について説明する。まず、101個のデータそれぞれを各データの値に応じて、等間隔に区分けされた11の範囲に振り分けられる。次に、11の範囲に振り分けられた各データの個数を順次累積カウントして、データ総数の中心に位置するカウント数51番目のデータが含まれる範囲5を中心範囲として検出する。続いて、中心範囲として検出された範囲5における上限値50と下限値40との平均値である45をメジアン値として近似的に算出する。したがって、複数のデータから、簡易にメジアン値を算出することが可能となる。
[メジアン値算出装置の構成(実施例1)]
次に、図1の他、図2や図3を用いて、実施例1に係るメジアン値算出装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係るメジアン値算出装置の構成を示すブロック図であり、図3は、記憶部の範囲振り分けテーブルの構成を示す図である。
図2に示すように、メジアン値算出装置10は、入力部11、出力部12、入出力制御IF部13、記憶部14および制御部15を所定のバスを介して接続して構成される。以下にこれら各部の処理を説明する。
入力部11は、各種情報の入力を受け付ける手段であり、操作パネルやスイッチ、キーボード、ボタンなどで構成される。例えば、図4に示すように、範囲振り分け指示画面において、振り分け範囲を初期値0、間隔値10の等間隔とする設定を操作者から受け付ける。
出力部12は、各種の情報を出力する出力手段であり、モニタ(若しくはディスプレイや操作パネル)やスピーカ、ランプなどで構成される。例えば、後述するデータ記憶部14aに記憶された処理結果(メジアン値算出処理結果、データの正規化処理結果)などを出力する。
入出力制御IF部13は、データの転送を制御する手段であり、例えば、後述する制御部15で処理されたデータを記憶した後述する記憶部14から読み出し、出力部12へデータの送信を行う。
記憶部14は、入出力データおよび制御部15による各種処理データを格納するメモリであり、図2に示すように、データ記憶部14aおよび振り分けテーブル14bを備える。かかる記憶部14の中で、データ記憶部14aは、まず、入力部11から入力された複数のデータを記憶する。また、後述する近似メジアン値算出部15cにより算出されたメジアン値等を記憶する。そして、振り分けテーブル14bは、後述する範囲振り分け処理部15aによる処理データを記憶する。例えば、図3に示すように、初期値が0で10刻みの等間隔に区切られた範囲1から範囲11に対応付けて範囲振り分け処理部15aによって振り分けられたデータの個数を記憶するとともに、各範囲のデータの個数を累積したデータ総数を記憶する。
制御部15は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するプロセッサであり、特に本発明と密接に関連するものとしては、図2に示すように、範囲振り分け処理部15aと、中心範囲検出部15bと、近似メジアン値算出部15cを備える。なお、範囲振り分け処理部15aは特許請求の範囲記載の「範囲振り分け手段」に対応し、中心範囲検出部15bは同じく「中心範囲検出手段」に対応し、近似メジアン値算出部15cは「近似メジアン値算出手段」に対応する。
かかる制御部の中で、範囲振り分け処理部15aは、データ記憶部14aに記憶された複数のデータを読み出し、各データの値に応じて所定の値に区切られた複数の範囲に振り分ける処理部である。具体的には、範囲振り分け処理部15aは、データ記憶部14aから複数のデータを読み込み、複数のデータそれぞれを各データ値に応じて所定の値に区切られた複数の範囲に振り分けるとともに、振り分けられたデータの個数をカウントする。例えば、図1や図3に示すように、複数のデータを初期値が0で10刻みの等間隔に区切られた範囲1から範囲11に振り分け、各範囲に振り分けられたデータの個数をカウントする。
中心範囲検出部15bは、振り分けテーブル14bから範囲振り分け処理部15aの処理データを読み出し、中心範囲を検出する処理部である。具体的には、中心範囲検出部15bは、振り分けテーブル14bから範囲振り分け処理部15aによる処理結果を読み込み、各範囲に振り分けられたデータの個数を順次累積カウントし、データ総数の中心に位置するカウント数に対応する振り分け範囲を中心範囲として検出する。例えば、図1に示すように、範囲振り分け処理部15aによって範囲1から範囲11に振り分けられたデータの個数を順次累積カウントし、データ総数が101である複数のデータの中心に位置する51カウント目のデータが振り分けられている範囲5を中心範囲として検出する。
近似メジアン値算出部15cは、中心範囲検出部15bによって検出された中心範囲から近似メジアン値を算出する処理部である。具体的には、近似メジアン値算出部15cは、データ記憶部14aから中心範囲検出部15bによる検出範囲を読み込み、その検出範囲から近似メジアン値を算出する。例えば、図1に示すように、中心範囲の上限値50と下限値40との平均値である45を求めることにより、メジアン値を近似的に算出する。データ正規化部15dは、近似メジアン値算出部15cによって算出されたメジアン値からデータを正規化する処理部である。
[メジアン値算出装置の処理手順(実施例1)]
次に、図1の他、図4および図5を用いて、近似メジアン値算出処理の流れを示す。図4は、データの範囲振り分け範囲を指示する画面を表す図、図5は、近似メジアン値算出処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、範囲振り分け処理部15aは、入出力処理IF部13を介して入力部11から範囲振り分け指示を受ける(ステップS501肯定)。範囲振り分け指示は、例えば、図4に示すように、入力部11に表示される範囲振り分け指示画面において振り分け範囲を初期値0、間隔値10の等間隔に設定してスタートボタンを押すことにより実行われる。これに続いて、範囲振り分け指示を受けた範囲振り分け処理部15aは、入出力制御IF部13を介してデータ記憶部14aに記憶された全データを読み込む(ステップS502)。
これに続いて、範囲振り分け処理部15aは、読み込んだ全データの範囲振り分け処理を行う(ステップS503)。具体的には、図1に示すように、範囲振り分け処理部15aは、各データをそれぞれデータの値に応じて10刻みの等間隔とした範囲1、2等に順次振り分け、各範囲に振り分けられたデータ数およびデータ総数をカウントする。その結果、図3に示すように、初期値が0で10刻みの等間隔に区切られた範囲1から範囲11に対応付けて範囲振り分け処理部15aによって振り分けられたデータの個数とともに、各範囲のデータの個数を累積したデータ総数を、記憶部14の振り分けテーブル14bに記憶する。
これに続いて、中心範囲検出部15bは、振り分けテーブル14bから処理データを読み込み、中心範囲検出処理を行う(ステップS504)。具体的には、図1に示すように、中心範囲検出部15bは、各範囲のカウントデータ数を範囲1から順次累積カウントして、データ総数が101である複数のデータの中心に位置する累積カウント数51カウント目のデータが含まれる範囲5(40以上50未満)を中心範囲として検出する。
これに続いて、近似メジアン値算出部は、データ記憶部14aに記憶された中心範囲検出部15bの検出処理データを参照して近似メジアン値算出処理を行う(ステップS505)。具体的には、図1に示すように、近似メジアン値算出部15cは、中心範囲として検出した範囲5(40以上〜50未満)の上限値50と下限値40との平均値である45をメジアン値として近似的に算出する。そして、近似メジアン値算出部15cは、処理結果を入出力制御IF部を介して出力部12から出力し、近似メジアン値算出処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、複数のデータ内の各データをその値に応じて所定の値に区切った複数の範囲のいずれかに振り分け、その複数の範囲から複数のデータの中心に位置するデータ値が振り分けられた中心範囲を検出した後、その中心範囲からメジアン値を近似的に算出するので、簡易にメジアン値を算出することが可能となる。そして、メジアン値を算出する際に行われていたデータのソート処理を必要としないので、ハードウェア上で複雑なソート回路を構築することなく簡易にメジアン値を算出することも可能となる。
また、上記の実施例1によれば、複数のデータを振り分ける複数の範囲を等間隔にするので、分散したデータ値を含む複数のデータを効率的に振り分けることが可能となる。
さらに、上記の実施例1よれば、中心範囲における上限値と下限値との平均値としてメジアン値を近似的に算出するので、簡易にメジアン値を算出することが可能となる。
さて、これまで実施例1に係るメジアン値算出装置について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例2に係るメジアン値算出装置として、種々の異なる形態を(1)〜(4)に区分けして説明する。
(1)データ振り分け範囲の変更
上記の実施例1では、データを振り分ける範囲を10刻みの等間隔とする場合を説明したが(図1参照)、本発明はこれに限定されるものではなく、等間隔の幅を1、100、1000などの値にしてもよい。
また、上記の実施例1では、データを振り分ける範囲を等間隔としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、各データを振り分ける範囲を二の累乗の範囲にするようにしてもよい。このように、複数のデータを振り分ける所定の値で区切られた複数の範囲を二累乗の範囲にすれば、データ値が広範囲にわたるデータから構成される複数のデータを効率的に振り分けることが可能となる。
なお、この場合において、近似メジアン値算出部15cは、中心範囲のビット列を10進法に変換してから上記の実施例1に記載の方法により算出することもできるが、ビット列のまま簡易に算出するようにしてもよい。具体的には、図6に示すように、ビット列に1が現れる最左部の右を1にしたビットを近似メジアン値として簡易に算出することができる。
また、上記の実施例1では、データを振り分ける範囲を等間隔としていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のデータ内の各データの値の分布密度に応じて振り分け範囲の各幅を変えるようにしてもよい。例えば、図7に示すように、複数のデータ内の各データ値の分布密度が150〜250間で高い場合には、その150〜250間を範囲3や範囲9のように25刻みや、範囲4〜範囲8のような10刻みに区分けされた複数の範囲にしてもよい。そして、データ値の分布密度が低い1〜100や300〜400間を区分けせずに範囲1や範囲11の一範囲としてもよい。このように、各データを振り分ける複数の範囲を複数のデータ内の各データ値の分布密度に応じて区分けした複数の範囲にすれば、データ値の分布密度に応じて複数のデータをより効率的に振り分けることが可能となる。
(2)メジアン値の算出
上記の実施例1では、メジアン値は中心範囲の上限と下限の値の平均値で求めていたが、平均値の近傍の値をメジアン値としてもよい。また、中心範囲から算出した平均値に適正な係数を掛け合わせて算出された値をメジアン値として近似的に算出してもよい。これにより、複数のデータ正規化後の用途に応じたメジアン値の調整が可能となる。例えば、MPEG方式により画像データの圧縮する際、適正な係数を掛け合わせてメジアン値を調整することにより、画像データの圧縮率を上げてエンコード時のビット量を低くすることができるので、エンコーダーの安全性、破綻防止を図ることができる。
(3)装置構成
図2に示したメジアン値算出装置10の各構成要素は機能的な区分けであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、メジアン値算出装置10の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、範囲振り分け処理部15aと中心範囲検出部15bとを統合し、または、中心範囲検出部15bと近似メジアン値算出部15cとを統合し、もしくは、近似メジアン値算出部15cを算出項目ごとに分散するなど、各構成要素の全部または一部を各種の負荷や使用状況に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(4)メジアン値算出プログラム
ところで、上記の実施例1で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図8を用いて、上記の実施例1と同様の機能を有するメジアン値算出プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図8は、メジアン値算出プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、メジアン値算出装置としてのコンピュータ20は、操作パネル21、ディスプレイ22、HDD23、RAM24、ROM25およびCPU26をバス27で接続して構成される。ここで、操作パネル21は図2に示した入力部11、ディスプレイ22は同じく出力部12に対応する。
そして、ROM25には、上記の実施例1と同様の機能を発揮するメジアン値算出プログラム、つまり、図8に示すように、範囲振り分けプログラム25a、中心範囲検出プログラム25b、近似メジアン値算出プログラム25c、データ正規化プログラム25dが予め記憶されている。なお、25a〜25dについては、図2に示したメジアン値算出装置の10の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU26が、これらのプログラム25a〜25dをROM25から読み出して実行することで、図8に示すように、各プログラム25a〜25dは、範囲振り分けプロセス26a、中心範囲検出プロセス26b、近似メジアン値算出プロセス26cおよびデータ正規化プロセス26dとして機能するようになる。各プロセス26a〜26dは、図2に示した範囲振り分け処理部15a、中心範囲検出部15b、近似メジアン値算出部15cおよびデータ正規化部15dにそれぞれ対応する。
また、HDD23には、図8に示すように、データテーブル23aと、振り分けテーブル23bとが設けられている。なお、データテーブル23aおよび振り分けテーブル23bは、図2に示したデータ記憶部14aおよび振り分けテーブル14bにそれぞれ対応する。そして、CPU26は、データテーブル14aおよび振り分けテーブル23bに対して各処理結果を登録するとともに、データテーブル23aおよび振り分けテーブル23bからデータ群24aや振り分けテーブルデータ24bを読み出してRAM24に格納し、RAM24に格納されたデータ群24aや振り分けテーブルデータ24bに基づいて各処理を実行する。
ところで、上記した各プログラム25a〜25dについては、必ずしも最初からROM25に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ20に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ20の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ20に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ20がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係るメジアン値算出装置、メジアン値算出方法およびメジアン値算出プログラムは、複数のデータから簡易にメジアン値を算出する場合に有用であり、特に、メジアン値を算出する際に必要なデータのソート処理を必要としないので、ソート処理のための複雑なソート回路構築することなく、ハードウェア上で簡易にメジアン値を算出する場合に適している。
実施例1に係るメジアン値算出装置の概要および特徴を示す図である。 実施例1に係るメジアン値算出装置の構成を示すブロック図である。 実施例1に係る記憶部の振り分けテーブルの構成を示す図である。 実施例1に係るデータの範囲振り分けを指示する画面を示す図である。 実施例1に係る近似メジアン値算出処理の流れを示すフローチャートである。 範囲振り分け手段の異なる形態を示す図である。 範囲振り分け手段の異なる形態を示す図である。 メジアン値算出プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10 メジアン値算出装置
11 入力部
12 出力部
13 入出力IF制御部
14 記憶部
14a データ記憶部
14b 振り分けテーブル
15 制御部
15a 範囲振り分け処理部
15b 中心範囲検出部
15c 近似メジアン値算出部
15d データ正規化部
20 コンピュータ
21 操作パネル
22 ディスプレイ
23 HDD(Hard Disk Drive)
24 RAM(Random Access Memory)
25 ROM(Read Only Memory)
26 CPU(Central Processing Unit)

Claims (7)

  1. 複数のデータからメジアン値を算出するメジアン値算出装置であって、
    前記複数のデータそれぞれを各データ値に応じて、所定の値の範囲に区分けされた複数の範囲のいずれかにを振り分ける範囲振り分け手段と、
    前記複数のデータそれぞれが前記範囲振り分け手段によって振り分けられた前記複数の範囲から、前記複数のデータの中心に位置するデータが振り分けられた範囲を中心範囲として検出する中心範囲検出手段と、
    前記中心範囲検出手段によって検出された中心範囲の値に基づいて前記中心範囲の中心の値をメジアン値として近似的に算出する近似メジアン値算出手段
    備えたことを特徴とするメジアン値算出装置。
  2. 複数のデータからメジアン値を算出するメジアン値算出装置であって、
    前記複数のデータそれぞれを各データ値に応じて、所定の値の範囲に区分けされた複数の範囲のいずれかにを振り分ける範囲振り分け手段と、
    前記複数のデータそれぞれが前記範囲振り分け手段によって振り分けられた前記複数の範囲から、前記複数のデータの中心に位置するデータが振り分けられた範囲を中心範囲として検出する中心範囲検出手段と、
    前記中心範囲検出手段によって検出された中心範囲の中心の値に係数を乗じることによってメジアン値を近似的に算出する近似メジアン値算出手段
    備えたことを特徴とするメジアン値算出装置。
  3. 前記範囲振り分け手段は、等間隔に区分けされた前記複数の範囲のいずれかに前記複数のデータを振り分けることを特徴とする請求項1または2に記載のメジアン値算出装置。
  4. 前記範囲振り分け手段は、二の累乗の範囲に区分けされた前記複数の範囲のいずれかに前記複数のデータを振り分けることを特徴とする請求項1または2に記載のメジアン値算出装置。
  5. 前記範囲振り分け手段は、前記複数のデータ内における各データ値の分布密度に応じて区分けされた前記複数の範囲のいずれかに前記複数のデータを振り分けることを特徴とする請求項1または2に記載のメジアン値算出装置。
  6. 複数のデータからメジアン値を算出するメジアン値算出装置に適用するメジアン値算出方法であって、
    前記複数のデータそれぞれを各データ値に応じて、所定の値の範囲に区分けされた複数の範囲のいずれかにを振り分ける範囲振り分け工程と、
    前記複数のデータそれぞれが前記範囲振り分け工程によって振り分けられた前記複数の範囲から、前記複数のデータの中心に位置するデータが振り分けられた範囲を中心範囲として検出する中心範囲検出工程と、
    前記中心範囲検出工程によって検出された中心範囲の値に基づいて前記中心範囲の中心の値をメジアン値として近似的に算出する近似メジアン値算出工程
    含んだことを特徴とするメジアン値算出方法。
  7. 複数のデータからメジアン値を算出する方法をコンピュータに実行させるメジアン値算出プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記複数のデータそれぞれを各データ値に応じて、所定の値の範囲に区分けされた複数の範囲のいずれかにを振り分ける範囲振り分け手順と、
    前記複数のデータそれぞれが前記範囲振り分け手順によって振り分けられた前記複数の範囲から、前記複数のデータの中心に位置するデータが振り分けられた範囲を中心範囲として検出する中心範囲検出手順と、
    前記中心範囲検出手順によって検出された中心範囲の値に基づいて前記中心範囲の中心の値をメジアン値として近似的に算出する近似メジアン値算出手順
    実行させることを特徴とするメジアン値算出プログラム。
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