しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、ストリーミングを用いてコンテンツを伝送するので、機器Aに内蔵されたデジタルビデオレコーダ部に記録されていたコンテンツデータの機器Bへの伝送が完了するまでは、機器Aのデジタルビデオレコーダ部が占有されてしまい、他のユーザが機器Aを使用して別のコンテンツデータを記録したりすることができず、他のユーザが機器Aを使用する機会が奪われてしまうといった問題があった。
また、特許文献2に開示されている技術では、ストリーミングまたはコピーもしくはムーブのいずれかを用いてコンテンツを伝送する。このため、ストリーミングを用いて伝送する場合には、前述した特許文献1と同様の問題がある。また、コピーまたはムーブを用いて伝送する場合に、音声や映像のコンテンツをコンテンツデータの受信と同時にリアルタイムに再生する場合においては、パケットロストが発生したパケットの再送処理により後続のパケットの伝送が遅れるため、受信側においてそのパケットの再生時刻となってもそのパケットを受信できない状況が発生し、リアルタイム性が損なわれ、映像や音声の再生をスムーズに行うことができなくなるといった問題があった。
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的は、通信ネットワークの通信状態に応じてネットワークの通信帯域を効率よく利用してある機器で視聴されていたコンテンツを送信し、その機器を早期に解放することが可能であり、ネットワークの通信状態が悪い場合であってもリアルタイム性を損なわずに、別の機器で継続してタイムシフト視聴させることが可能なコンテンツ記録再生システム、コンテンツ記録再生装置、コンテンツ記録再生プログラム、および、コンテンツ記録再生プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することである。
上述の目的を達成するために、この発明のある局面によれば、コンテンツ記録再生システムは、送信側記録再生装置と受信側記録再生装置とを含む。送信側記録再生装置は、時間の経過とともに画像および音の少なくともいずれかが変化するコンテンツをユーザに視聴させるために出力する送信側出力制御部と、送信側出力制御部によって出力されているコンテンツの視聴を中断する旨の中断指示を受付ける中断指示受付部と、中断指示受付部によって中断指示が受付けられたことを条件として、中断指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御を行なう送信側記録開始制御部とを備える。
受信側記録再生装置は、中断指示受付部によって中断指示が受付けられたコンテンツの視聴を継続する旨の継続指示を受付ける継続指示受付部と、継続指示受付部によって継続指示が受付けられたことを条件として、継続指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御を行なう受信側第1記録開始制御部と、継続指示受付部によって継続指示が受付けられたことを条件として、送信側記録開始制御部によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータの送信を要求する送信要求部とを備える。
送信側記録再生装置は、さらに、送信要求部によって中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、送信側記録開始制御部によって開始された中断指示後コンテンツデータの記録を終了する制御を行なう送信側記録終了制御部と、送信側記録開始制御部によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータを、当該中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータと、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータとに分割する分割部と、送信要求部によって中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コンテンツデータが受信されながら同時に当該コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されるストリーム方式で、分割部によって分割された第1コンテンツデータを受信側記録再生装置に送信する第1送信制御部と、送信要求部によって中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されながらでなく当該コンテンツデータが一括して受信されるコピー方式で、分割部によって分割された第2コンテンツデータを受信側記録再生装置に送信する第2送信制御部とを備える。
受信側記録再生装置は、さらに、送信側記録再生装置の第1送信制御部から送信されてきた第1コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力する受信側第1出力制御部と、送信側記録再生装置の第2送信制御部から送信されてきた第2コンテンツデータの記録を開始する制御を行なう受信側第2記録開始制御部と、受信側第1出力制御部によって第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力された後に、受信側第2記録開始制御部によって記録が開始された第2コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力する受信側第2出力制御部と、受信側第2出力制御部によって出力されている第2コンテンツデータで示されるコンテンツと連続するように、受信側第1記録開始制御部によって記録が開始された継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力する受信側第3出力制御部とを備える。
この発明に従えば、送信側記録再生装置によって、コンテンツがユーザに視聴させるために出力され、出力されているコンテンツの視聴を中断する旨の中断指示が受付けられ、中断指示が受付けられたことを条件として、中断指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれる。
また、受信側記録再生装置によって、中断指示が受付けられたコンテンツの視聴を継続する旨の継続指示が受付けられ、継続指示が受付けられたことを条件として、継続指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ、継続指示が受付けられたことを条件として、記録が開始された中断指示後コンテンツデータの送信が要求される。
また、送信側記録再生装置によって、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、開始された中断指示後コンテンツデータの記録を終了する制御が行なわれ、記録が開始された中断指示後コンテンツデータが、当該中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータと、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータとに分割され、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、ストリーム方式で、分割された第1コンテンツデータが受信側記録再生装置に送信され、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コピー方式で、分割された第2コンテンツデータが受信側記録再生装置に送信される。
また、受信側記録再生装置によって、送信側記録再生装置から送信されてきた第1コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力され、送信側記録再生装置から送信されてきた第2コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ、第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力された後に、記録が開始された第2コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力され、出力されている第2コンテンツデータで示されるコンテンツと連続するように、記録が開始された継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力される。
このため、送信側記録再生装置でユーザに視聴させるために出力されていたコンテンツが受信側記録再生装置でユーザにタイムシフト視聴させるために出力されるが、このときに、中断指示が受付けられたことを条件として記録されたコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータがストリーム方式で受信側記録再生装置に送信され、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータがコピー方式で受信側記録再生装置に送信される。このため、通信ネットワークの通信状態に応じてネットワークの通信帯域を効率よく利用して送信側記録再生装置で記録されたコンテンツを送信することができる。また、受信側記録再生装置で第1コンテンツデータが受信されると、すぐに、最初からコンテンツが出力され、第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されている間に、続きの残りの第2コンテンツデータを送信することができる。その結果、通信ネットワークの通信状態に応じてネットワークの通信帯域を効率よく利用して送信側記録再生装置で視聴されていたコンテンツをより短時間で送信し、送信側記録再生装置を早期に解放することが可能であり、ネットワークの通信状態が悪い場合であってもリアルタイム性を損なわずに、受信側記録再生装置で継続してタイムシフト視聴させることが可能なコンテンツ記録再生システムを提供することができる。
この発明の他の局面によれば、コンテンツ記録再生装置は、時間の経過とともに画像および音の少なくともいずれかが変化するコンテンツをユーザに視聴させるために出力する送信側出力制御部と、送信側出力制御部によって出力されているコンテンツの視聴を中断する旨の中断指示を受付ける中断指示受付部と、中断指示受付部によって中断指示が受付けられたことを条件として、中断指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御を行なう送信側記録開始制御部と、中断指示が受付けられたコンテンツの視聴を継続する旨の継続指示が受付けられたことを条件として受信側記録再生装置によって継続指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、送信側記録開始制御部によって開始された中断指示後コンテンツデータの記録を終了する制御を行なう送信側記録終了制御部と、送信側記録開始制御部によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータを、当該中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータと、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータとに分割する分割部と、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コンテンツデータが受信されながら同時に当該コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されるストリーム方式で、分割部によって分割された第1コンテンツデータを受信側記録再生装置に送信する第1送信制御部と、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されながらでなく当該コンテンツデータが一括して受信されるコピー方式で、分割部によって分割された第2コンテンツデータを受信側記録再生装置に送信する第2送信制御部とを備える。
そして、受信側記録再生装置によって、第1送信制御部から送信されてきた第1コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力され、第2送信制御部から送信されてきた第2コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ、第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力された後に、記録が開始された第2コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力され、出力されている第2コンテンツデータで示されるコンテンツと連続するように、記録が開始された継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力される。
この発明に従えば、コンテンツ記録再生装置によって、コンテンツがユーザに視聴させるために出力され、出力されているコンテンツの視聴を中断する旨の中断指示が受付けられ、中断指示が受付けられたことを条件として、中断指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ、中断指示が受付けられたコンテンツの視聴を継続する旨の継続指示が受付けられたことを条件として受信側記録再生装置によって継続指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、送信側記録開始制御部によって開始された中断指示後コンテンツデータの記録を終了する制御が行なわれ、記録が開始された中断指示後コンテンツデータが、当該中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータと、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータとに分割され、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、ストリーム方式で、分割された第1コンテンツデータが受信側記録再生装置に送信され、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コピー方式で、分割された第2コンテンツデータが受信側記録再生装置に送信される。そして、受信側記録再生装置によって、第1送信制御部から送信されてきた第1コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力され、第2送信制御部から送信されてきた第2コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ、第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力された後に、記録が開始された第2コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力され、出力されている第2コンテンツデータで示されるコンテンツと連続するように、記録が開始された継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力される。
このため、ユーザに視聴させるために出力されていたコンテンツが受信側記録再生装置でユーザにタイムシフト視聴させるために出力されるが、このときに、中断指示が受付けられたことを条件として記録されたコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータがストリーム方式で受信側記録再生装置に送信され、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータがコピー方式で受信側記録再生装置に送信される。このため、通信ネットワークの通信状態に応じてネットワークの通信帯域を効率よく利用してコンテンツ記録再生装置で記録されたコンテンツを送信することができる。また、受信側記録再生装置で第1コンテンツデータが受信されると、すぐに、最初からコンテンツが出力され、第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されている間に、続きの残りの第2コンテンツデータを送信することができる。その結果、通信ネットワークの通信状態に応じてネットワークの通信帯域を効率よく利用してコンテンツ記録再生装置で視聴されていたコンテンツをより短時間で送信し、コンテンツ記録再生装置を早期に解放することが可能であり、ネットワークの通信状態が悪い場合であってもリアルタイム性を損なわずに、受信側記録再生装置で継続してタイムシフト視聴させることが可能なコンテンツ記録再生装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、コンテンツ記録再生装置は、送信側記録再生装置によってユーザに視聴させるために出力されているコンテンツの視聴を中断する旨の中断指示が送信側記録再生装置によって受付けられたコンテンツであって該中断指示が受付けられたことを条件として該中断指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれたコンテンツの視聴を継続する旨の継続指示を受付ける継続指示受付部と、継続指示受付部によって継続指示が受付けられたことを条件として、継続指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御を行なう受信側第1記録開始制御部と、継続指示受付部によって継続指示が受付けられたことを条件として、送信側記録再生装置によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータの送信を要求する送信要求部と、送信要求部によって中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、送信側記録再生装置によって開始された中断指示後コンテンツデータの記録を終了し、コンテンツデータが受信されながら同時に当該コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されるストリーム方式で、送信側記録再生装置から送信されてきた送信側記録再生装置によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの一部のデータである第1コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力する受信側第1出力制御部と、送信要求部によって中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されながらでなく当該コンテンツデータが一括して受信されるコピー方式で、送信側記録再生装置から送信されてきた送信側記録再生装置によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの第1コンテンツデータで示されるコンテンツの残りのデータである第2コンテンツデータの記録を開始する制御を行なう受信側第2記録開始制御部と、受信側第1出力制御部によって第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力された後に、受信側第2記録開始制御部によって記録が開始された第2コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力する受信側第2出力制御部と、受信側第2出力制御部によって出力されている第2コンテンツデータで示されるコンテンツと連続するように、受信側第1記録開始制御部によって記録が開始された継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力する受信側第3出力制御部とを備える。
この発明に従えば、コンテンツ記録再生装置によって、送信側記録再生装置によってユーザに視聴させるために出力されているコンテンツの視聴を中断する旨の中断指示が送信側記録再生装置によって受付けられたコンテンツであって該中断指示が受付けられたことを条件として該中断指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれたコンテンツの視聴を継続する旨の継続指示が受付けられ、継続指示が受付けられたことを条件として、継続指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ、継続指示が受付けられたことを条件として、送信側記録再生装置によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータの送信が要求され、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、送信側記録再生装置によって開始された中断指示後コンテンツデータの記録を終了し、ストリーム方式で送信側記録再生装置から送信されてきた送信側記録再生装置によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの一部のデータである第1コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力され、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コピー方式で送信側記録再生装置から送信されてきた送信側記録再生装置によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの第1コンテンツデータで示されるコンテンツの残りのデータである第2コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ、第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力された後に、記録が開始された第2コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力され、出力されている第2コンテンツデータで示されるコンテンツと連続するように、記録が開始された継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力される。
このため、送信側記録再生装置でユーザに視聴させるために出力されていたコンテンツがコンテンツ記録再生装置でユーザにタイムシフト視聴させるために出力されるが、このときに、中断指示が受付けられたことを条件として記録されたコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータがストリーム方式でコンテンツ記録再生装置に送信され、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータがコピー方式でコンテンツ記録再生装置に送信される。このため、通信ネットワークの通信状態に応じてネットワークの通信帯域を効率よく利用して送信側記録再生装置で記録されたコンテンツを送信することができる。また、受信側記録再生装置で第1コンテンツデータが受信されると、すぐに、最初からコンテンツが出力され、第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されている間に、続きの残りの第2コンテンツデータを送信することができる。その結果、通信ネットワークの通信状態に応じてネットワークの通信帯域を効率よく利用して送信側記録再生装置で視聴されていたコンテンツをより短時間で送信し、送信側記録再生装置を早期に解放することが可能であり、ネットワークの通信状態が悪い場合であってもリアルタイム性を損なわずに、コンテンツ記録再生装置で継続してタイムシフト視聴させることが可能なコンテンツ記録再生装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、コンテンツ記録再生装置は、送信側部分と受信側部分とを含む。送信側部分は、時間の経過とともに画像および音の少なくともいずれかが変化するコンテンツをユーザに視聴させるために出力する送信側出力制御部と、送信側出力制御部によって出力されているコンテンツの視聴を中断する旨の中断指示を受付ける中断指示受付部と、中断指示受付部によって中断指示が受付けられたことを条件として、中断指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御を行なう送信側記録開始制御部とを備える。
受信側部分は、中断指示受付部によって中断指示が受付けられたコンテンツの視聴を継続する旨の継続指示を受付ける継続指示受付部と、継続指示受付部によって継続指示が受付けられたことを条件として、継続指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御を行なう受信側第1記録開始制御部と、継続指示受付部によって継続指示が受付けられたことを条件として、送信側記録開始制御部によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータの送信を要求する送信要求部とを備える。
送信側部分は、さらに、送信要求部によって中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、送信側記録開始制御部によって開始された中断指示後コンテンツデータの記録を終了する制御を行なう送信側記録終了制御部と、送信側記録開始制御部によって記録が開始された中断指示後コンテンツデータを、当該中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータと、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータとに分割する分割部と、送信要求部によって中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コンテンツデータが受信されながら同時に当該コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されるストリーム方式で、分割部によって分割された第1コンテンツデータを送信先記録再生装置に送信する第1送信制御部と、送信要求部によって中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されながらでなく当該コンテンツデータが一括して受信されるコピー方式で、分割部によって分割された第2コンテンツデータを送信先記録再生装置に送信する第2送信制御部とを備える。
受信側部分は、さらに、送信元記録再生装置の第1送信制御部から送信されてきた第1コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力する受信側第1出力制御部と、送信元記録再生装置の第2送信制御部から送信されてきた第2コンテンツデータの記録を開始する制御を行なう受信側第2記録開始制御部と、受信側第1出力制御部によって第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力された後に、受信側第2記録開始制御部によって記録が開始された第2コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力する受信側第2出力制御部と、受信側第2出力制御部によって出力されている第2コンテンツデータで示されるコンテンツと連続するように、受信側第1記録開始制御部によって記録が開始された継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力する受信側第3出力制御部とを備える。
この発明に従えば、送信側部分によって、コンテンツがユーザに視聴させるために出力され、出力されているコンテンツの視聴を中断する旨の中断指示が受付けられ、中断指示が受付けられたことを条件として、中断指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれる。
また、受信側部分によって、中断指示が受付けられたコンテンツの視聴を継続する旨の継続指示が受付けられ、継続指示が受付けられたことを条件として、継続指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ、継続指示が受付けられたことを条件として、記録が開始された中断指示後コンテンツデータの送信が要求される。
また、送信側部分によって、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、開始された中断指示後コンテンツデータの記録を終了する制御が行なわれ、記録が開始された中断指示後コンテンツデータが、当該中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータと、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータとに分割され、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、ストリーム方式で、分割された第1コンテンツデータが送信先記録再生装置に送信され、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コピー方式で、分割された第2コンテンツデータが送信先記録再生装置に送信される。
また、受信側部分によって、送信元記録再生装置から送信されてきた第1コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力され、送信元記録再生装置から送信されてきた第2コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ、第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力された後に、記録が開始された第2コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力され、出力されている第2コンテンツデータで示されるコンテンツと連続するように、記録が開始された継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツがユーザに視聴させるために出力される。
このため、あるコンテンツ記録再生装置でユーザに視聴させるために出力されていたコンテンツが、他のコンテンツ記録再生装置でユーザにタイムシフト視聴させるために出力されるが、このときに、中断指示が受付けられたことを条件として記録されたコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータがストリーム方式で他のコンテンツ記録再生装置に送信され、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータがコピー方式で他のコンテンツ記録再生装置に送信される。このため、通信ネットワークの通信状態に応じてネットワークの通信帯域を効率よく利用して、あるコンテンツ記録再生装置で記録されたコンテンツを送信することができる。また、他のコンテンツ記録再生装置で第1コンテンツデータが受信されると、すぐに、最初からコンテンツが出力され、第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されている間に、続きの残りの第2コンテンツデータを送信することができる。その結果、通信ネットワークの通信状態に応じてネットワークの通信帯域を効率よく利用してあるコンテンツ記録再生装置で視聴されていたコンテンツをより短時間で送信し、そのコンテンツ記録再生装置を早期に解放することが可能であり、ネットワークの通信状態が悪い場合であってもリアルタイム性を損なわずに、他のコンテンツ記録再生装置で継続してタイムシフト視聴させることが可能なコンテンツ記録再生装置を提供することができる。
好ましくは、送信側出力制御部は、コンテンツを報知する、または、当該コンテンツが符号化されたコンテンツデータを外部に出力することによって、コンテンツを出力し、受信側第1出力制御部は、第1コンテンツデータで示されるコンテンツを報知する、または、当該第1コンテンツデータを外部に出力することによって、第1コンテンツデータで示されるコンテンツを出力し、受信側第2出力制御部は、第2コンテンツデータで示されるコンテンツを報知する、または、当該第2コンテンツデータを外部に出力することによって、第2コンテンツデータで示されるコンテンツを出力し、受信側第3出力制御部は、継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツを報知する、または、当該継続指示後コンテンツデータを外部に出力することによって、継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツを出力する。
好ましくは、分割部は、中断指示後コンテンツデータの特性に基づいて中断指示後コンテンツデータを第1コンテンツデータと第2コンテンツデータとに分割する。特性は、たとえば、中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツの配信速度である。
この発明に従えば、中断指示後コンテンツデータの特性に基づいて中断指示後コンテンツデータが分割される。このため、中断指示後コンテンツデータの特性に応じてさらに効率よく中断指示後コンテンツデータを送信することができるように、中断指示後コンテンツデータを分割することができる。
好ましくは、送信先記録再生装置と自機とを接続する通信ネットワークの通信状態を取得する状態取得部をさらに備え、分割部は、状態取得部によって取得された通信ネットワークの通信状態に基づいて中断指示後コンテンツデータを第1コンテンツデータと第2コンテンツデータとに分割する。通信状態は、たとえば、通信ネットワークの帯域量である。
この発明に従えば、送信先記録再生装置と自機とを接続する通信ネットワークの通信状態に基づいて中断指示後コンテンツデータが分割される。このため、通信状態に応じてさらに効率よく通信ネットワークを用いて中断指示後コンテンツデータを送信することができるように、中断指示後コンテンツデータを分割することができる。
好ましくは、分割部は、第1送信制御部によって第1コンテンツデータが送信される時間、および、第2送信制御部によって第2コンテンツデータが送信される時間が同じになるように中断指示後コンテンツデータを第1コンテンツデータと第2コンテンツデータとに分割する。
この発明に従えば、第1コンテンツデータの送信帯域量をBW1(bps(Bits Per Second))、送信時間をt1(秒)、第2コンテンツデータの送信帯域量をBW2(bps)、送信時間をt2(秒)、中断指示後コンテンツデータのサイズをC(bit)とすると、C=BW1×t1+BW2×t2であり、t1が大きくなればt2が小さくなり、t2が大きくなればt1が小さくなる。また、第1コンテンツデータと第2コンテンツデータとを合わせた中断指示後コンテンツデータの送信時間t(秒)は、t1,t2のうち大きいほうの値である。したがって、t1=t2のときtが最小となる。このため、第1送信制御部によって第1コンテンツデータが送信される時間、および、第2送信制御部によって第2コンテンツデータが送信される時間が同じになるように分割すれば、中断指示後コンテンツデータが送信される時間が最小となる。その結果、さらに効率よく、中断指示後コンテンツデータを分割した第1コンテンツデータおよび第2コンテンツデータを送信することができる。
好ましくは、中断指示後コンテンツデータを複数のパケットに分割するパケット分割部をさらに備え、分割部は、パケット分割部によって分割されたパケットが第1送信制御部によって送信されるごとに、コンテンツの時間的に最初のほうから最後のほうに順次、パケットを配分することによって、中断指示後コンテンツデータを第1コンテンツデータに分割する第1配分部と、パケット分割部によって分割されたパケットが第2送信制御部によって送信されるごとに、コンテンツの時間的に最後のほうから最初のほうに順次、パケットを配分することによって、中断指示後コンテンツデータを第2コンテンツデータに分割する第2配分部とを含み、第1送信制御部および第2送信制御部は、第1配分部および第2配分部によって配分されたパケットを、それぞれ、第1コンテンツデータおよび第2コンテンツデータとして送信する。
この発明に従えば、コンテンツ記録再生装置によって、中断指示後コンテンツデータが複数のパケットに分割され、分割されたパケットが送信されるごとに、コンテンツの時間的に最初のほうから最後のほうに順次、パケットが配分されることによって、中断指示後コンテンツデータが第1コンテンツデータに分割され、分割されたパケットが送信されるごとに、コンテンツの時間的に最後のほうから最初のほうに順次、パケットが配分されることによって、中断指示後コンテンツデータが第2コンテンツデータに分割され、配分されたパケットが、それぞれ、第1コンテンツデータおよび第2コンテンツデータとして送信される。
つまり、コンテンツの時間的に最初のほうから最後のほうに順次、分割されたパケットがストリーム方式で送信され、コンテンツの時間的に最後のほうから最初のほうに順次、分割されたパケットがコピー方式で送信される。このため、第1コンテンツデータが送信される時間、および、第2コンテンツデータが送信される時間が同じになるように中断指示後コンテンツデータを予め分割しなくても、第1コンテンツデータが送信される時間、および、第2コンテンツデータが送信される時間がほぼ同じ時間(最大でも1パケットの送信に要する時間の差)となるので、前述したように中断指示後コンテンツデータが送信される時間がほぼ最小となる。その結果、中断指示後コンテンツデータを予め分割しなくても、さらに効率よく、中断指示後コンテンツデータを分割した第1コンテンツデータおよび第2コンテンツデータを送信することができる。
好ましくは、第1送信制御部は、データ通信速度を保障する通信方式を用いて第1コンテンツデータを送信する。
この発明に従えば、通信ネットワークの通信状態が変化してもデータ通信速度が保障されるので、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの出力が乱れることを防止することができる。
好ましくは、外部からのコンテンツを受信するコンテンツ受信部をさらに備え、送信側出力制御部は、コンテンツ受信部によって受信された外部からのコンテンツを出力し、送信側記録開始制御部は、コンテンツ受信部によって受信された外部からのコンテンツを符号化した中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御を行ない、受信側記録開始制御部は、コンテンツ受信部によって受信された外部からのコンテンツを符号化した継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御を行なう。外部からのコンテンツは、たとえば、放送のコンテンツである。
この発明に従えば、コンテンツ記録再生装置によって、外部からのコンテンツが受信され、コンテンツ記録再生装置の送信側部分によって、受信された外部からのコンテンツが出力され、受信された外部からのコンテンツが符号化された中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれ、コンテンツ記録再生装置の受信側部分によって、受信された外部からのコンテンツが符号化された継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御が行なわれる。
このため、通信ネットワークの通信状態に応じて効率よく、あるコンテンツ記録再生装置で視聴されていた外部からのコンテンツを他のコンテンツ記録再生装置で継続してタイムシフト視聴させることができる。
好ましくは、中断指示後コンテンツデータを第1コンテンツデータと第2コンテンツデータとに分割する割合を決定する割合決定部をさらに備え、分割部は、割合決定部によって決定された割合に基づいて中断指示後コンテンツデータを分割する。
この発明に従えば、中断指示後コンテンツデータを第1コンテンツデータと第2コンテンツデータとに分割する割合が決定され、決定された割合に基づいて中断指示後コンテンツデータが分割される。このため、予め決定された割合に基づいて中断指示後コンテンツデータが分割されるので、さらに効率よく中断指示後コンテンツデータを送信することができる。
好ましくは、中断指示受付部によって中断指示が受付けられたコンテンツがあるか否かを少なくとも1つの他のコンテンツ記録再生装置に問合せる問合部と、問合部によって問合されたコンテンツを一覧表示させるために出力する一覧出力制御部とを備え、継続指示受付部は、一覧出力制御部によって出力されたコンテンツのうちの1つのコンテンツの継続指示を受付ける。
この発明に従えば、中断指示が受付けられたコンテンツがあるか否かが少なくとも1つの他のコンテンツ記録再生装置に問合され、問合されたコンテンツが一覧表示されるために出力され、一覧出力されたコンテンツのうちの1つのコンテンツの継続指示が受付けられる。このため、複数の中断指示後コンテンツデータがある場合であっても1つを選択して継続してタイムシフト視聴させることができる。
この発明のさらに他の局面によれば、コンテンツ記録再生プログラムは、送信プログラムと受信プログラムとを含み、コンテンツ記録再生装置で実行される。送信プログラムは、時間の経過とともに画像および音の少なくともいずれかが変化するコンテンツをユーザに視聴させるために出力するステップと、出力されているコンテンツの視聴を中断する旨の中断指示を受付けるステップと、中断指示が受付けられたことを条件として、中断指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した中断指示後コンテンツデータの記録を開始する制御を行なうステップとをコンテンツ記録再生装置に実行させる。
受信プログラムは、中断指示が受付けられたコンテンツの視聴を継続する旨の継続指示を受付けるステップと、継続指示が受付けられたことを条件として、継続指示が受付けられたとき以降のコンテンツを符号化した継続指示後コンテンツデータの記録を開始する制御を行なうステップと、継続指示が受付けられたことを条件として、記録が開始された中断指示後コンテンツデータの送信を要求するステップとをコンテンツ記録再生装置に実行させる。
送信プログラムは、さらに、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、開始された中断指示後コンテンツデータの記録を終了する制御を行なうステップと、記録が開始された中断指示後コンテンツデータを、当該中断指示後コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの最初からの一部のデータである第1コンテンツデータと、第1コンテンツデータで示されるコンテンツの続きの残りのデータである第2コンテンツデータとに分割するステップと、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コンテンツデータが受信されながら同時に当該コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されるストリーム方式で、分割された第1コンテンツデータを送信先記録再生装置に送信するステップと、中断指示後コンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されながらでなく当該コンテンツデータが一括して受信されるコピー方式で、分割された第2コンテンツデータを送信先記録再生装置に送信するステップとをコンテンツ記録再生装置に実行させる。
受信プログラムは、さらに、送信元記録再生装置から送信されてきた第1コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力するステップと、送信元記録再生装置から送信されてきた第2コンテンツデータの記録を開始する制御を行なうステップと、第1コンテンツデータで示されるコンテンツが出力された後に、記録が開始された第2コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力するステップと、出力されている第2コンテンツデータで示されるコンテンツと連続するように、記録が開始された継続指示後コンテンツデータで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力するステップとをコンテンツ記録再生装置に実行させる。
この発明に従えば、通信ネットワークの通信状態に応じてネットワークの通信待機を効率よく利用してあるコンテンツ記録再生装置で視聴されていたコンテンツをより短時間で送信し、そのコンテンツ記録再生装置を早期に解放することが可能であり、ネットワークの通信状態が悪い場合であってもリアルタイム性を損なわずに、他のコンテンツ記録再生装置で継続してタイムシフト視聴させることが可能なコンテンツ記録再生プログラムおよびコンテンツ記録再生プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することができる。
[第1の実施の形態]
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態におけるネットワーク30へのハードディスクレコーダ10,20の接続を示すネットワーク構成図である。図1を参照して、部屋1には、ハードディスクレコーダ10およびモニタ40が設置される。また、部屋2には、ハードディスクレコーダ20およびモニタ50が設置される。
ハードディスクレコーダ10,20は、記録部である内部のハードディスクにコンテンツデータとして記録された映像コンテンツや音楽コンテンツを再生して外部に出力する。なお、コンテンツは、映像コンテンツや音楽コンテンツに限定されず、時間の経過とともに画像および音の少なくともいずれかが変化するものであれば、他のコンテンツであってもよい。また、ハードディスクレコーダ10,20は、外部から入力されたコンテンツをコンテンツデータとして内部のハードディスクに記録する。
モニタ40,50は、それぞれ、ハードディスクレコーダ10,20に接続され、ハードディスクレコーダ10,20で再生されたコンテンツを映像および音声の少なくともいずれかとして出力する。
ネットワーク30は、イーサネット(登録商標)やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11e準拠の無線LAN(Local Area Network)や電力線搬送通信(以下「PLC(Power Line Communications)」という)などのLANである。
ハードディスクレコーダ10およびハードディスクレコーダ20は、ネットワーク30を介して接続される。ハードディスクレコーダ10,20は、それぞれ、ネットワーク30を介して他のハードディスクレコーダとの間で、コンテンツデータを送受信することができる。
図2は、この発明の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10で視聴されていたコンテンツを別のハードディスクレコーダ20で継続してタイムシフト視聴することを説明するための説明図である。
図2を参照して、まず、ユーザは、ハードディスクレコーダ10から出力されているコンテンツをライブ視聴中である。つまり、ハードディスクレコーダ10は、コンテンツデータを外部から受信して、受信したコンテンツデータで示されるコンテンツをモニタ40でユーザに視聴させるために出力している。
ユーザが視聴中断要求をすると、ハードディスクレコーダ10は、コンテンツデータの外部からの受信を継続して、コンテンツの出力を停止して、受信したコンテンツデータをハードディスクに記録する。
ユーザが部屋を移動し、タイムシフト視聴再開要求をすると、ハードディスクレコーダ20は、コンテンツデータを外部から受信して、受信したコンテンツデータをハードディスクに記録する。また、ユーザがタイムシフト視聴再開要求をすると、ハードディスクレコーダ10は、記録したコンテンツデータをストリーム方式およびコピー方式でハードディスクレコーダ20に伝送する。
ここで、ストリーム方式とは、受信側の機器で、コンテンツデータが受信されながら同時に当該コンテンツデータで示されるコンテンツが出力される方式である。また、コピー方式とは、受信側の機器で、コンテンツデータで示されるコンテンツが出力されながらでなく当該コンテンツデータが一括して受信される方式である。
ハードディスクレコーダ20は、ハードディスクレコーダ10からストリーム方式でコンテンツデータを受信すると、コンテンツデータを受信しながら同時にコンテンツデータで示されるコンテンツをモニタ50でユーザに視聴させるために出力する。
ストリーム方式で受信したコンテンツデータで示されるコンテンツの再生が終了すると、ハードディスクレコーダ20は、コピー方式で受信してハードディスクに記録されているコンテンツデータで示されるコンテンツをモニタ50でユーザに視聴させるために出力する。
コピー方式で受信したコンテンツデータで示されるコンテンツの再生が終了すると、ハードディスクレコーダ20は、タイムシフト視聴再開要求後に外部から受信してハードディスクに記録しているコンテンツデータで示されるコンテンツをモニタ50でユーザに視聴させるために出力する。
このように、部屋間を移動している間、ユーザはコンテンツのライブ視聴は不可能であるが、この間のコンテンツはハードディスクレコーダ10によって記録され、ユーザがハードディスクレコーダ20において再びコンテンツの視聴を再開してから、ハードディスクレコーダ10で記録されたコンテンツがハードディスクレコーダ20に伝送されることによって、ユーザが視聴を中断した位置から再び視聴を開始することができる。
図3は、この発明の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10,20の機能の概略を示す機能ブロック図である。図3を参照して、ハードディスクレコーダ10は、制御部110と、記録部120と、入力部130と、出力部140と、通信部150と、受信部160と、再生部170とを含む。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)やメモリ(外部記憶装置を含む)を含みメモリに記憶されたプログラムに従ってCPUがメモリをワークエリアとしてデータの演算やメモリへの記憶を行なう。
記録部120は、本実施の形態においてはハードディスクレコーダの記録部であるので、ハードディスクである。しかし、記録部120は、ハードディスクなどの磁気ディスクに限定されず、データを読み書き可能な記録媒体であれば他の記録媒体であってもよく、たとえば、内蔵メモリ、メモリカードなどの半導体記録媒体であってもよいし、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクであってもよいし、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気ディスクであってもよい。ただし、記録部120は、本実施の形態においては映像コンテンツを再生するために、高速に読み書きが可能で大容量であることが望ましい。
入力部130は、再生ボタン、停止ボタン、録画ボタン、および、コンテンツの視聴を中断する旨の要求を入力するための視聴中断要求ボタンなどの操作部を備え、操作部から受付けた操作信号を制御部110に伝達する。なお、入力部130は、操作信号を操作部から受付けることに限定されず、リモコンや赤外線通信機能を有する携帯電話から受付けるようにしてもよい。
出力部140は、制御部110によって制御されて、所定の信号、たとえば、映像コンテンツのコンテンツデータまたは映像信号を外部に出力する。本実施の形態においては、出力部140は、映像信号を外部のモニタ40に出力する。
通信部150は、制御部110によって制御されて、ネットワーク30を介して、他の機器に所定のデータを送信したり、他の機器から所定のデータを受信したりする。
受信部160は、アンテナ161から地上デジタル放送やBS(Broadcasting Satellite)放送の放送信号を受信して、放送信号を復調して放送コンテンツのコンテンツデータに復号する。なお、本実施の形態においては、受信部160は、アンテナ161から放送信号を受信するようにするが、これに限定されず、ケーブルテレビ用ケーブルからケーブルテレビ放送の放送信号を受信するようにしてもよいし、インターネットを介して送信される放送信号を受信するようにしてもよい。
再生部170は、制御部110によって制御されて、コンテンツデータのうちのMPEG(Moving Picture Experts Group)データなどの映像データをデコードして映像信号として出力部140に受け渡す。
モニタ40は、液晶表示装置(以下「LCD(Liquid Crystal Display)」という)で構成される表示部41を含む。表示部41は、ハードディスクレコーダ10の出力部140から出力された映像信号を映像として表示する。
ハードディスクレコーダ20は、制御部210と、記録部220と、入力部230と、出力部240と、通信部250と、受信部260と、再生部270とを含む。ハードディスクレコーダ20の制御部210、記録部220、出力部240、通信部250、受信部260および再生部270の機能は、それぞれ、ハードディスクレコーダ10の制御部110、記録部120、出力部140、通信部150、受信部160および再生部170の機能と同様である。
入力部230は、再生ボタン、停止ボタン、録画ボタン、および、コンテンツの視聴を継続する旨を入力するための視聴再開要求ボタンなどの操作部を備え、操作部から受付けた操作信号を制御部110に伝達する。なお、入力部230は、操作信号を操作部から受付けることに限定されず、リモコンや赤外線通信機能を有する携帯電話から受付けるようにしてもよい。
モニタ50は、表示部51を含む。表示部51の機能は、モニタ40の表示部41の機能と同様である。
ハードディスクレコーダ10の制御部110は、出力制御部111と、中断指示受付部112と、記録開始制御部113と、記録終了制御部114と、データ分割部115と、第1送信制御部116と、第2送信制御部117とを含む。
ハードディスクレコーダ20の制御部210は、継続指示受付部211と、第1記録開始制御部212と、送信要求部213と、第1出力制御部214と、第2記録開始制御部215と、第2出力制御部216と、第3出力制御部217とを含む。
ハードディスクレコーダ10において、出力制御部111は、コンテンツをユーザに視聴させるために出力するように出力部140を制御する。ここでは、出力制御部111は、受信部160によって受信、復調および復号された放送コンテンツのコンテンツデータを、再生部170でデコードして映像信号としてモニタ40に出力するように出力部140を制御する。そして、モニタ40の表示部41は、出力部140から出力された映像信号を映像として出力する。
中断指示受付部112は、出力制御部111によって出力するように制御されているコンテンツの視聴を中断する旨のユーザからの視聴中断要求を入力部130を介して受付ける。
記録開始制御部113は、中断指示受付部112によって視聴中断要求が受付けられたことを条件として、視聴中断要求が受付けられたとき以降の受信部160で復号されたコンテンツデータの記録を開始するよう記録部120を制御する。
一方、ハードディスクレコーダ20において、継続指示受付部211は、ハードディスクレコーダ10の中断指示受付部112によって視聴中断要求が受付けられたコンテンツの視聴を継続する旨のユーザからの視聴再開要求を入力部230を介して受付ける。
第1記録開始制御部212は、継続指示受付部211によって視聴再開要求が受付けられたことを条件として、視聴再開要求が受付けられたとき以降の受信部260で復号された第3データの記録を開始するよう記録部220を制御する。
送信要求部213は、継続指示受付部211によって視聴再開要求が受付けられたことを条件として、通信部250およびネットワーク30を介してハードディスクレコーダ10に、ハードディスクレコーダ10の記録開始制御部113によって記録が開始されたコンテンツデータの送信を要求する。なお、ここでは、ハードディスクレコーダ10にコンテンツデータの送信を要求するが、これに限定されず、ネットワーク30に接続された同機能の他のハードディスクレコーダまたは機器に、視聴が中断されたコンテンツデータの送信を要求するようにしてもよい。
また、ハードディスクレコーダ10において、記録終了制御部114は、ハードディスクレコーダ20の送信要求部213によってコンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、記録開始制御部113によって開始されたコンテンツデータの記録を終了するよう記録部120を制御する。
データ分割部115は、記録開始制御部113によって記録が開始されたコンテンツデータを、当該コンテンツデータで示されるコンテンツのうちの一部のデータである第1データと、第1データで示されるコンテンツの残りのデータである第2データとに分割する。
第1送信制御部116は、ハードディスクレコーダ20の送信要求部213によってコンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、ストリーム方式で、データ分割部115によって分割された第1データを記録部120から読出して、ネットワーク30を介してハードディスクレコーダ20に送信するよう通信部150を制御する。
第2送信制御部117は、ハードディスクレコーダ20の送信要求部213によってコンテンツデータの送信が要求されたことを条件として、コピー方式で、データ分割部115によって分割された第2データを記録部120から読出して、ネットワーク30を介してハードディスクレコーダ20に送信するよう通信部150を制御する。
また、ハードディスクレコーダ20において、第1出力制御部214は、ハードディスクレコーダ10から送信されてきた第1データで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力するよう出力部240を制御する。ここでは、第1出力制御部214は、ハードディスクレコーダ10から送信されてきた第1データを記録部220にバッファリングしながら再生部270でデコードして映像信号としてモニタ50に出力するように出力部240を制御する。そして、モニタ50の表示部51は、出力部240から出力された映像信号を映像として出力する。
第2記録開始制御部215は、ハードディスクレコーダ10から送信されてきた第2データの記録を開始するよう記録部220を制御する。
第2出力制御部216は、第1出力制御部214によって第1データで示されるコンテンツが出力された後に、第2記録開始制御部215によって記録が開始された第2データで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力するように出力部240を制御する。ここでは、第2出力制御部216は、記録部220に記録されている第2データを読出して再生部270でデコードして映像信号としてモニタ50に出力するように出力部240を制御する。そして、モニタ50の表示部51は、出力部240から出力された映像信号を映像として出力する。
ここで、第1データで示されるコンテンツと第2データで示されるコンテンツとを切れ目なく連続的に再生する方法の一例について説明する。
各パケットには、再生時刻情報が付属している。たとえば、パケットの先頭部に付加されるタイムスタンプ値や、パケットに含まれるコンテンツデータ中のPCR(Program Clock Reference、時計情報)、DTS(Decoding Time Stamp、復号時刻)、および、PTS(Presentation Time Stamp、表示時刻)を、再生時刻情報として用いることができる。
そして、制御部210が、現在再生されているコンテンツブロックの再生時刻情報の直近の再生時刻情報を有するパケットを記録部220から読出して、パケットに含まれるコンテンツブロックを再生部270でデコードしてモニタ50に出力するようにすれば、コンテンツを連続的に再生することが可能である。
なお、コンテンツを連続的に再生する方法は、これに限定されず、他の方法であってもよい。
第3出力制御部217は、第2出力制御部216によって出力されている第2データで示されるコンテンツと連続するように、第1記録開始制御部212によって記録が開始された第3データで示されるコンテンツをユーザに視聴させるために出力するように出力部240を制御する。ここでは、第3出力制御部217は、記録部220に記録されている第3データを読出して再生部270でデコードして映像信号としてモニタ50に出力するように出力部240を制御する。そして、モニタ50の表示部51は、出力部240から出力された映像信号を映像として出力する。
ここで、第2データで示されるコンテンツと第3データで示されるコンテンツとを切れ目なく連続的に再生する方法の一例について説明する。
第2データの末尾部分のデータと第3データの先端部分のデータとのパターンマッチングを行なう。パターンマッチングとは、2つのデータ内のある一定長の連続したビット列を比較して、両ビット列が完全に一致した場合に同一のデータとみなす方法である。
そして、重複部分を検出することによって、第2データで示されるコンテンツを再生後、第3データの重複部分後のコンテンツから再生を開始することによって、コンテンツを連続的に再生することが可能である。また、第2データの重複部分の前のコンテンツまでを再生後、第3データで示されるコンテンツの最初から再生するようにしてもよい。
なお、コンテンツを連続的に再生する方法は、これに限定されず、前述した再生時刻情報を用いる方法であってもよいし、他の方法であってもよい。
このように、ハードディスクレコーダ10でユーザに視聴させるために出力されていたコンテンツがハードディスクレコーダ20でユーザにタイムシフト視聴させるために出力されるが、このときにストリーム方式で送信される第1データとコピー方式で送信される第2データとに分割されてハードディスクレコーダ20に送信されるので、ネットワーク30の通信状態に応じて効率よくハードディスクレコーダ10で記録されたコンテンツを送信することができる。その結果、ネットワーク30の通信状態に応じて効率よく、ハードディスクレコーダ10で視聴されていたコンテンツをハードディスクレコーダ20で継続してタイムシフト視聴させることができる。
なお、これらのハードディスクレコーダ10,20それぞれの制御部110,210の機能は、制御部110,210に含まれるハードウェア回路で実現されるようにしてもよいし、後述するようにソフトウェアが制御部110,210によって実行されることによって実現されるようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態においては、ハードディスクレコーダ10,20それぞれの受信部160,260で放送を受信するようにした。第2の実施の形態においては、外部の機器、たとえば、テレビ60,70それぞれの受信部62,72で放送を受信して、受信された放送信号をハードディスクレコーダ10A,20Aにそれぞれ入力するようにする。
図4は、この発明の第2の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10A,20Aの機能の概略を示す機能ブロック図である。図4を参照して、第2の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10A,20Aは、それぞれ、第1の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10,20の受信部160,260に替えて、外部の機器から映像信号の入力を受付ける映像入力部180,280を含む。第2の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10A,20Aのその他の機能は、それぞれ、第1の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10,20と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
第2の実施の形態におけるテレビ60,70は、それぞれ、第1の実施の形態のおけるモニタ40,50の表示部41,51に加えて、受信部62,72を含む。
テレビ60,70において、受信部62,72は、それぞれ、アンテナ63,73から地上デジタル放送やBS放送の放送信号を受信して、放送信号を復調して放送コンテンツのコンテンツデータに復号して、コンテンツデータのうちのMPEGデータなどの映像データをデコードして映像信号として表示部61,71に受け渡す。表示部61,71は、それぞれ、受信部62,72から受け渡された映像信号を映像として表示する。
また、受信部62,72は、それぞれ、復号したコンテンツデータをハードディスクレコーダ10A,20Aに出力する。
ハードディスクレコーダ10A,20Aにおいて、映像入力部180,280は、それぞれ、テレビ60,70からコンテンツデータの入力を受付ける。
そして、第1の実施の形態で説明したように、再生部170,270は、それぞれ、制御部110によって制御されて、映像入力部180,280で入力が受付けられたコンテンツデータのうちのMPEGデータなどの映像データをデコードして映像信号として出力部140,240に受け渡す。
テレビ60,70において、表示部61,71は、それぞれ、ハードディスクレコーダ10A,20Aから出力された映像信号を映像として表示する。
[第3の実施の形態]
第1の実施の形態においては、ハードディスクレコーダ10,20それぞれの出力部140,240から映像信号を外部のモニタ40,50に出力して、モニタ40,50で映像を表示するようにした。第3の実施の形態においては、ハードディスクレコーダ10B,20Bで映像を表示するようにする。
図5は、この発明の第3の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10B,20Bの機能の概略を示す機能ブロック図である。図4を参照して、第3の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10B,20Bは、それぞれ、第1の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10,20の出力部140,240に替えて、表示部190,290を含む。第3の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10B,20Bのその他の機能は、それぞれ、第1の実施の形態におけるハードディスクレコーダ10,20と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
表示部190,290は、それぞれ、再生部170,270でデコードされた映像信号を映像として表示する。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態における機器の構成は、図1で説明した第1の実施の形態の機器の構成と同様である。また、第4の実施の形態においては、図3で説明したハードディスクレコーダ10,20それぞれの制御部110,210の機能は、図6のフローチャートで示されるソフトウェアが制御部110,210によって実行されることによって実現される。
図6は、この発明の第4の実施の形態における送信側および受信側のハードディスクレコーダ10,20でそれぞれ実行される送信側処理および受信側処理の流れを示すフローチャートである。
図6を参照して、まず、送信側のハードディスクレコーダ10において、送信側処理のステップS111で、制御部110は、選局中の放送を受信、復調および復号するように受信部160を制御して、復号された放送コンテンツのコンテンツデータをデコードするように再生部170を制御して、デコードされた映像信号を外部のモニタ40に出力するように出力部140を制御する。
ステップS112では、制御部110は、入力部130を介して選局操作を受付けたか否かを判断する。選局操作を受付けたと判断した場合(ステップS112でYESの場合)、制御部110は、実行する処理をステップS111の処理に戻す。
一方、選局操作を受付けていないと判断した場合(ステップS112でNOの場合)、ステップS113で、制御部110は、入力部130を介して視聴中断要求を受付けたか否かを判断する。視聴中断要求を受付けていないと判断した場合(ステップS113でNOの場合)、制御部110は、実行する処理をステップS112の処理に戻す。
一方、視聴中断要求を受付けたと判断した場合(ステップS113でYESの場合)、ステップS114で、制御部110は、受信部160で復号された放送コンテンツのコンテンツデータの記録を開始するよう記録部120を制御する。そして、ステップS115で、制御部110は、放送コンテンツのコンテンツデータのデコードおよび映像信号の出力を停止するよう再生部170および出力部140を制御する。
次に、受信側のハードディスクレコーダ20において、受信側処理のステップS221で、制御部210は、入力部230を介して視聴再開要求を受付けたか否かを判断する。視聴再開要求を受付けていないと判断した場合(ステップS221でNOの場合)、制御部210は、ステップS221の処理を繰返す。
一方、視聴再開要求を受付けたと判断した場合(ステップS221でYESの場合)、ステップS222で、制御部210は、視聴中断要求が受付けられることによって視聴が中断された放送コンテンツがあるか否かを、他のハードディスクレコーダ10に問合せる。なお、ここで、制御部210は、ネットワーク30に接続された他の機器にも中断放送があるか否かを問合せるようにしてもよい。
送信側のハードディスクレコーダ10においては、ステップS121で、制御部110は、ハードディスクレコーダ20から中断放送の問合せがあったか否かを判断する。中断放送の問合せがないと判断した場合(ステップS121でNOの場合)、制御部110は、ステップS121の処理を繰返す。
一方、中断放送の問合せがあったと判断した場合(ステップS121でYESの場合)、ステップS122で、制御部110は、中断放送を示す情報をハードディスクレコーダ20に送信する。中断放送を示す情報は、たとえば、放送が中断された機器を示す情報、そのときまでに放送が記録された時間を示す情報、放送コンテンツの名称を示す情報を含む。放送コンテンツの名称を示す情報は、たとえば、EPG(Electronic Program Guide)から取得される。なお、ここでは、処理の流れによって中断放送があるので中断放送を示す情報を送信するが、処理の流れによって必ずしも中断放送があるとは限らない場合は、中断放送があるか否かを判断して中断放送がある場合に中断放送を示す情報を送信するようにしてもよい。
受信側のハードディスクレコーダ20においては、ステップS223で、制御部210は、ハードディスクレコーダ10から中断放送を示す情報を受信したか否かを判断する。中断放送を示す情報を受信していないと判断した場合(ステップS223でNOの場合)、制御部210は、ステップS223の処理を繰返す。
一方、中断放送を示す情報を受信したと判断した場合(ステップS223でYESの場合)、ステップS224で、制御部210は、ハードディスクレコーダ10や他の機器から受信した中断放送の一覧をユーザに視聴させるために出力するよう出力部240を制御する。そして、モニタ50の表示部51は、出力部240から出力された中断放送の一覧を表示する。
図7は、この発明の第4の実施の形態において受信側のハードディスクレコーダ20から出力される中断放送の一覧を示す表示画面図である。図7を参照して、ハードディスクレコーダ10から送信されてきてステップS223で受信される中断放送を示す情報には、放送が中断された機器を示す情報として「機器A」、中断放送を示す情報が送信されたときまでに放送が記録された時間を示す情報として「20分」、および、放送コンテンツの名称を示す情報として「サッカーW杯_アルゼンチンvsイングランド」が含まれることとする。
同様に、放送が中断された機器を示す情報がそれぞれ「機器B」および「機器C」である機器から送信されてきてステップS223で受信される中断放送を示す情報には、放送が中断された機器を示す情報として「機器B」および「機器C」、中断放送を示す情報が送信されたときまでに放送が記録された時間を示す情報として「40分」および「40分」、ならびに、放送コンテンツの名称を示す情報として「お笑い劇場」および「野球_広島vs阪神」が含まれることとする。
制御部210は、各機器から受信された中断放送を示す情報に基づいて、「機器名」、「記録時間」および「コンテンツ名」の各欄の内容として、それぞれ、「機器A」、「20分」および「サッカーW杯_アルゼンチンvsイングランド」、「機器B」、「40分」および「お笑い劇場」、ならびに、「機器C」、「40分」および「野球_広島vs阪神」を含む一覧を生成し、出力部240から出力する。その結果、図7で示すような中断放送の一覧がモニタ50の表示部51に表示される。
そして、ステップS231で、制御部210は、入力部230を介して中断放送の選択操作を受付けたか否かを判断する。選択操作を受付けていないと判断した場合(ステップS231でNOの場合)、制御部210は、ステップS231の処理を繰返す。
一方、選択操作を受付けたと判断した場合(ステップS231でYESの場合)、ステップS232で、制御部210は、選択された放送を受信、復調および復号するように受信部260を制御して、復号された放送コンテンツのコンテンツデータである第3データの記録を開始するよう記録部220を制御する。
次に、ステップS233で、制御部210は、選択された放送の記録の停止を要求するための記録停止要求、および、記録されたコンテンツデータの送信を要求するための配信要求を、選択された放送が記録されている機器、ここでは、ハードディスクレコーダ10に送信する。
送信側のハードディスクレコーダ10においては、ステップS131で、制御部110は、ハードディスクレコーダ20から記録停止要求および配信要求を受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合(ステップS131でNOの場合)、制御部110は、ステップS131の処理を繰返す。
一方、記録停止要求および配信要求を受信したと判断した場合(ステップS131でYESの場合)、ステップS132で、制御部110は、ステップS114で記録が開始されたコンテンツデータの記録を停止するよう記録部120を制御する。この時点で、受信部160が解放されるので、ハードディスクレコーダ10のユーザは、受信部160を自由に使用できるようになる。なお、ここでは、記録停止要求を受信したときにコンテンツデータの記録を停止するようにしたが、記録停止要求を受信して一定時間経過後にコンテンツデータの記録を停止するようにしてもよい。
次に、ステップS140で、制御部110は、記録部120に記録されたコンテンツデータを分割する記録データ分割処理を実行する。記録データ分割処理については、図8で説明する。
図8は、この発明の第4の実施の形態において送信側のハードディスクレコーダ10によって実行される記録データ分割処理の流れを示すフローチャートである。図8を参照して、ステップS141で、制御部110は、ハードディスクレコーダ10が利用可能な帯域量Rnを取得する。ここで、利用可能な帯域量とは、他機器が通信で利用している帯域を除いた自機器が利用可能な総帯域量をいう。
ネットワーク30が無線LANやPLCのLANである場合、制御部110は、通信区間割当てを行なっている制御局に問合せることで、利用可能な帯域量Rnを取得することができる。
一方、ネットワーク30がイーサネット(登録商標)のLANである場合、たとえば、ハードディスクレコーダ10の制御部110が、通信部150およびネットワーク30を介してハードディスクレコーダ20にダミーのパケットを送信し、伝送に要した時間を計測することで、自機器が利用可能な帯域量Rnを取得することができる。
また、制御部110が、通信部150およびネットワーク30を介してハードディスクレコーダ20に一定時間ダミーパケットを伝送し続け、その時間内に伝送できる容量を計測することで、自機器が利用可能な帯域量Rn(Mbps)を取得することができる。
なお、ネットワーク30がハードディスクレコーダ10,20の専用ネットワークである場合、ステップS141で帯域量Rnを取得することに替えて、ネットワーク30の公称帯域量を帯域量Rnとしてメモリに予め記憶させておいて読出すようにしてもよい。
次に、ステップS142で、制御部110は、コンテンツデータに含まれる情報からコンテンツデータの配信速度Rc(Mbps)を取得する。ここで、配信速度とは、コンテンツデータが配信される速度である。
なお、地上デジタル放送では、コンテンツデータの送信レートは約20(Mbps)、BSデジタル放送では、コンテンツデータの送信レートは約24(Mbps)である。このため、これらの放送のコンテンツの場合、ステップS142で配信速度を取得することに替えて、放送の種類によって予め定められた配信速度をメモリから読出すようにしてもよい。
次いで、ステップS143で、制御部110は、記録部120に記録されたコンテンツデータのサイズSc(MByte)を取得する。そして、ステップS144で、制御部110は、記録部120に記録されたコンテンツデータを、サイズがS1(MByte)の第1データと、サイズがS2(MByte)の第2データとに分割する。ここで、S1およびS2は、それぞれ、数式(1)および数式(2)によって算出される。
S1=Sc×Rc/Rn・・・(1)
S2=Sc×(Rn−Rc)/Rn・・・(2)
ここで、第1データの送信時間をt1(秒)、第2データの送信時間をt2(秒)、記録部120に記録されたコンテンツデータのサイズをS(MByte)とすると、S=Rc×t1+(Rn−Rc)×t2であり、t1が大きくなればt2が小さくなり、t2が大きくなればt1が小さくなる。また、第1データと第2データとを合わせたコンテンツデータの送信時間t(秒)は、t1,t2のうち大きいほうの値である。したがって、t1=t2のときtが最小となる。
このように、コンテンツデータを分割するためには、コンテンツデータを帯域量の比で分割すればよい。つまり、ストリーム方式で送信される第1データのデータ量S1とコピー方式で送信される第2データのデータ量S2との比が、S1:S2=Rc:(Rn−Rc)となるようにコンテンツデータを分割する。その結果、第1データのサイズS1および第2データのサイズS2は、上述の数式(1)(2)で算出すればよい。
このようにコンテンツデータを分割して送信すれば、第1データの送信時間t1および第2データの送信時間t2が同じとなり、第1データと第2データとを合わせたコンテンツデータの送信時間tが最小となる。その結果、記録部120に記録されたコンテンツデータを分割した第1データおよび第2データを、効率よく送信することができる。
ステップS144の後、制御部110は、実行する処理を、この記録データ分割処理の呼出元の送信側処理に戻す。
図6に戻って、ハードディスクレコーダ10においては、ステップS140の後、ステップS150で、制御部110は、記録データ送信処理を実行する。また、ハードディスクレコーダ20においては、ステップS233の後、ステップS250で、制御部210は、タイムシフト再生処理を実行する。
図9は、この発明の第4の実施の形態において送信側および受信側のハードディスクレコーダ10,20でそれぞれ実行される記録データ送信処理およびタイムシフト再生処理の流れを示すフローチャートである。
図9を参照して、送信側のハードディスクレコーダ10においては、ステップS151で、制御部110は、ステップS144で分割された第1データを、ネットワーク30を介して受信側のハードディスクレコーダ20に、ストリーム方式でUDP(User Datagram Protocol)を用いて送信開始するよう通信部150を制御する。なお、送信プロトコルはUDPに限定されず、RTP(Real-time Transport Protocol)や他のプロトコルで送信するようにしてもよい。
受信側のハードディスクレコーダ20においては、ステップS251で、制御部210は、送信側のハードディスクレコーダ10から第1データを受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合(ステップS251でNOの場合)、制御部210は、ステップS251の処理を繰返す。
一方、第1データを受信したと判断した場合(ステップS251でYESの場合)、ステップS252で、制御部210は、送信側のハードディスクレコーダ10から第1データを受信開始するよう通信部250を制御し、受信された第1データを記録部220にバッファリングしながら再生部270でデコードして映像信号としてモニタ50に出力を開始するように出力部240を制御する。モニタ50の表示部51は、出力部240から出力された映像信号を映像として出力する。
送信側のハードディスクレコーダ10においては、ステップS152で、制御部110は、ステップS144で分割された第2データを、ネットワーク30を介して受信側のハードディスクレコーダ20に、コピー方式でTCP(Transmission Control Protocol)を用いて送信開始するよう通信部150を制御する。その後、制御部110は、実行する処理をこの記録データ送信処理の呼出元の送信側処理に戻す。
受信側のハードディスクレコーダ20においては、ステップS253で、制御部210は、送信側のハードディスクレコーダ10から第2データを受信したか否かを判断する。受信していないと判断した場合(ステップS253でNOの場合)、制御部210は、ステップS253の処理を繰返す。
一方、第2データを受信したと判断した場合(ステップS253でYESの場合)、ステップS254で、制御部210は、送信側のハードディスクレコーダ20から受信した第2データの記録を開始するよう記録部220を制御する。
その後、ステップS255で、制御部210は、第1データの再生が終了したか否かを判断する。再生が終了していないと判断した場合(ステップS255でNOの場合)、制御部210は、ステップS255の処理を繰返す。
一方、第1データの再生が終了したと判断した場合(ステップS255でYESの場合)、ステップS256で、制御部210は、記録部220に記録された第2データを再生部270でデコードして映像信号としてモニタ50に出力を開始するように出力部240を制御する。モニタ50の表示部51は、出力部240から出力された映像信号を映像として出力する。
その後、ステップS257で、制御部210は、第2データの再生が終了したか否かを判断する。再生が終了していないと判断した場合(ステップS257でNOの場合)、制御部210は、ステップS257の処理を繰返す。
一方、第2データの再生が終了したと判断した場合(ステップS257でYESの場合)、ステップS258で、制御部210は、記録部220に記録された第3データを再生部270でデコードして映像信号としてモニタ50に出力を開始するように出力部240を制御する。モニタ50の表示部51は、出力部240から出力された映像信号を映像として出力する。その後、制御部210は、実行する処理をこのタイムシフト再生処理の呼出元の受信側処理に戻す。
図10は、この発明の第4の実施の形態における送信側のハードディスクレコーダ10から受信側のハードディスクレコーダ20へのコンテンツデータの送信を説明するための図である。
図10を参照して、ハードディスクレコーダ10において、前述したステップS144で、コンテンツデータが16個のパケットに分割され、パケット番号1から8までの前半のパケットは、ストリーム方式で送信される第1データとされ、パケット番号9から16までの後半のパケットは、コピー方式で送信される第2データとされる。
ここで、制御局によって、ネットワーク30の帯域が非競合期間と競合期間とに時分割される。非競合期間においては、トランスポート層がUDP方式のプロトコルが用いられる。一方、競合期間においては、トランスポート層がTCP方式のプロトコルが用いられ、パケットが衝突した場合にはパケットが再送される。
本実施の形態においては、ステップS151で開始される第1データのストリーム方式での送信には、非競合期間の帯域が割当てられ、ステップS152で開始される第2データのコピー方式での送信には、競合期間の帯域が割当てられる。
第1データの送信には、非競合期間の帯域でUDP方式が用いられる。このため、UDP方式ではパケットロストが発生してもパケットの再送は行なわれないが、非競合期間であるためパケットロストが発生する可能性は少ないので、データ伝送における信頼性を保ったままストリーム方式でのコンテンツの再生のリアルタイム性を確保することができる。
また、第2データの送信には、CSMA/CD方式が用いられるのでパケットの衝突などによるパケットロストは起こりうるものの、ロストしたパケットがTCP方式により再送されるので、パケットロストを減少させデータ伝送における信頼性を確保することができる。
たとえば、ネットワーク30が非競合期間でハードディスクレコーダ10による第1データの送信に割当てられているときに、パケット番号1から4までのパケットが、ハードディスクレコーダ10によってハードディスクレコーダ20に送信される。
次に、ネットワーク30が競合期間とされ、ネットワーク30に接続された各機器が自由にパケットを送信できるので、パケット番号11,12のパケットが他のパケットと衝突した結果、パケット番号11,12のパケットが再送され、結果的に、パケット番号9から12までのパケットが、ハードディスクレコーダ10によってハードディスクレコーダ20に送信される。
次いで、ネットワーク30が非競合期間とされ、パケット番号5から8までのパケットが、ハードディスクレコーダ10によってハードディスクレコーダ20に送信される。そして、ネットワーク30が競合期間とされ、パケット番号14のパケットが他のパケットと衝突した結果、パケット番号14のパケットが再送され、結果的に、パケット番号13から16までのパケットが、ハードディスクレコーダ10によってハードディスクレコーダ20に送信される。
ハードディスクレコーダ20においては、ストリーム方式で受信されたパケット番号1のパケットから順次、受信され記憶部220にバッファリングされながら再生部270および出力部240で再生される。そして、ストリーム方式で受信されたパケット番号8のパケットが再生されるときには、既に、コピー方式で受信されるパケット番号9から16までのパケットの受信および記憶部220への記憶が済んでおり、パケット番号8のパケットの再生終了後に、順次、パケット番号9から16までのパケットが記憶部220から読出され再生部270および出力部240で再生される。
[第5の実施の形態]
第1の実施の形態および第4の実施の形態においては、ハードディスクレコーダ10で記録が開始されたコンテンツデータを第1データと第2データとに予め分割した後に、第1データをストリーム方式で、第2データをコピー方式でハードディスクレコーダ20に送信するようにした。
第5の実施の形態においては、ハードディスクレコーダ10で記録が開始されたコンテンツデータをパケットに分割し、コンテンツデータの時間的に最初のほうから最後のほうに順次パケットを第1データとしてストリーム方式で送信し、コンテンツデータの時間的に最後のほうから最初のほうに順次パケットを第2データとしてコピー方式で送信するようにする。
第5の実施の形態における機器の構成は、図1で説明した第1の実施の形態の構成と同様である。また、第5の実施の形態においては、図3で説明したハードディスクレコーダ10,20それぞれの制御部110,210の機能は、図11のフローチャートで示されるソフトウェアが制御部110,210によって実行されることによって実現される。
図11は、この発明の第5の実施の形態における送信側および受信側のハードディスクレコーダ10,20でそれぞれ実行される送信側処理および受信側処理の流れを示すフローチャートである。
図11を参照して、第5の実施の形態における送信側処理は、第4の実施の形態における送信側処理のステップS140の記録データ分割処理およびステップS150の記録データ送信処理に替えて、ステップS160の記録データ送信処理を実行するようにした処理である。したがって、第5の実施の形態における送信側処理のステップS160以外の処理は、第4の実施の形態における送信処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
また、第5の実施の形態における受信側処理は、第4の実施の形態における受信側処理と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
送信側のハードディスクレコーダ10においては、ステップS132の後、ステップS160で、制御部110は、記録データ送信処理を実行する。また、受信側のハードディスクレコーダ20においては、ステップS233の後、ステップS250で、制御部210は、タイムシフト再生処理を実行する。
図12は、この発明の第5の実施の形態において送信側および受信側のハードディスクレコーダ10,20でそれぞれ実行される記録データ送信処理およびタイムシフト再生処理の流れを示すフローチャートである。
図12を参照して、送信側のハードディスクレコーダ10においては、ステップS161で、制御部110は、記録部120に記録されたコンテンツデータをパケットに分割する。コンテンツデータの記録フォーマットがMPEG−2TS(Transport Stream)フォーマットであれば、188(byte)単位のパケットに分割する。
ステップS162で、制御部110は、分割されたパケットのうち未送信のものがあるか否かを判断する。未送信のパケットがないと判断した場合(ステップS162でNOの場合)、制御部110は、実行する処理をこの記録データ送信処理の呼出元の送信側処理に戻す。
一方、未送信のパケットがあると判断した場合(ステップS162でYESの場合)、ステップS163で、制御部110は、ストリーム方式で送信されている前のパケットの送信が終了しているか否かを判断する。終了していないと判断した場合(ステップS163でNOの場合)、制御部110は、実行する処理をステップS166の処理に進める。
一方、ストリーム方式での前パケットの送信が終了していると判断した場合(ステップS163でYESの場合)、ステップS164で、制御部110は、未送信のパケットのうち時間的に最前のパケットを第1データとしてストリーム方式で送信開始するよう通信部150を制御する。
受信側のハードディスクレコーダ20においては、前述したように、第1データを受信したと判断した場合(ステップS251でYESの場合)、ステップS252で、制御部210は、送信側のハードディスクレコーダ10から第1データを受信開始するよう通信部250を制御し、受信された第1データを記録部220にバッファリングしながら再生部270でデコードして映像信号としてモニタ50に出力を開始するように出力部240を制御する。モニタ50の表示部51は、出力部240から出力された映像信号を映像として出力する。
次に、ステップS165で、制御部110は、分割されたパケットのうち未送信のものがあるか否かを判断する。未送信のパケットがないと判断した場合(ステップS165でNOの場合)、制御部110は、実行する処理をこの記録データ送信処理の呼出元の送信側処理に戻す。
一方、未送信のパケットがあると判断した場合(ステップS165でYESの場合)、ステップS166で、制御部110は、コピー方式で送信されている前のパケットの送信が終了しているか否かを判断する。終了していないと判断した場合(ステップS166でNOの場合)、制御部110は、実行する処理をステップS163の処理に戻す。
一方、コピー方式での前パケットの送信が終了していると判断した場合(ステップS166でYESの場合)、ステップS167で、制御部110は、未送信のパケットのうち時間的に最後のパケットを第2データとしてコピー方式で送信開始するよう通信部150を制御する。その後、制御部110は、実行する処理をステップS162の処理に戻す。
受信側のハードディスクレコーダ20においては、前述したように、第2データを受信したと判断した場合(ステップS253でYESの場合)、ステップS254で、制御部210は、送信側のハードディスクレコーダ10から受信した第2データの記録を開始するよう記録部220を制御する。
このように、ステップS161からステップS167までの処理が実行されることによって、実質的に、記録部120に記録されたコンテンツデータが第1データと第2データとに分割されて、分割された第1データがストリーム方式で送信され、分割された第2データがコピー方式で送信されることとなる。
しかし、第5の実施の形態のように、ステップS161からステップS167までの処理で第1データと第2データとを送信すれば、第4の実施の形態の図8のステップS141からステップS144までの処理で計算によって第1データと第2データとに分割してから送信するように、予め、ネットワーク30の帯域量Rnやコンテンツの配信速度RCやサイズScを取得して第1データと第2データとのサイズを算出する必要がないので、より効率よくコンテンツデータを第1データと第2データとに分割して送信することができる。
図13は、この発明の第5の実施の形態における送信側のハードディスクレコーダ10から受信側のハードディスクレコーダ20へのコンテンツデータの送信を説明するための図である。
図13を参照して、ハードディスクレコーダ10において、前述したステップS161で、コンテンツデータが16個のパケットに分割され、時間的に最初のほうから最後のほうに向かう順方向で順次、ストリーム方式でパケットが第1データとして送信され、時間的に最後のほうから最初のほうに向かう逆方向で順次、コピー方式でパケットが第2データとして送信される。
たとえば、パケット番号1,2,3,4,5,6,・・・の順番でパケットがストリーム方式で第1データとして送信される。また、パケット番号16,15,14,13,12,11,・・・の順番でパケットがコピー方式で第2データとして送信される。
このように送信することによって、ストリーム方式およびコピー方式それぞれの送信時間がほぼ同じ時間(最大でも1パケットの送信に要する時間の差)となる。このため、前述したように、記憶部220に記録されたコンテンツデータが送信される時間がほぼ最小となる。その結果、記録部120に記録されたコンテンツデータを予め分割しなくても、第1データおよび第2データを、効率よく送信することができる。
本実施の形態におけるハードディスクレコーダ10,20によれば、コピー方式を単独で用いる場合と比較して、リアルタイム性を確保して移動先のハードディスクレコーダ20で映像をスムーズに再生することができ、かつ、ストリーミング方式を単独で用いる場合と比較して、移動元のハードディスクレコーダ10を早期に解放することができる。
前述した第4の実施の形態においては、図8のステップS141で帯域量Rnを取得して、その帯域量Rnを用いて算出した第1データおよび第2データのサイズで記録部120に記録されたコンテンツデータを分割して送信するようにした。しかし、これに限定されず、記録部120に記録されたコンテンツデータを複数の部分に分割して、部分ごとに順次、ハードディスクレコーダ20に送信するようにして、部分ごとにその部分が送信される直前の帯域量を取得して、その帯域量を用いて算出した第1データおよび第2データのサイズでその部分を分割して送信するようにしてもよい。これにより、ネットワーク30の状態に、より適応して第1データと第2データとを送信することができる。
前述した実施の形態においては、ネットワーク30としては、1種類の通信媒体を用いるようにした。しかし、これに限定されず、第1データおよび第2データの送信にそれぞれ異なる種類の通信媒体を用いるようにしてもよい。たとえば、第1データおよび第2データの送信に、それぞれ、無線LANおよびイーサネット(登録商標)、無線LANおよびPLC、イーサネット(登録商標)およびPLC、または、それらの逆の組合せを用いるようにしてもよい。また、他の通信媒体の組合せを用いるようにしてもよい。
前述した実施の形態においては、送信側および受信側の機器は、いずれもハードディスクレコーダとして説明した。しかし、これに限定されず、送信側および受信側の機器は、異なる機器であってもよく、いずれかの機器、または、両方の機器が、たとえば、PC(Personal Computer)、ホームサーバ、TV、携帯電話、または、PDA(Personal Digital Assistants)などであってもよい。
前述した実施の形態においては、ネットワーク30の帯域がTDMA方式で、非競合期間と競合期間とに時分割され、競合期間においては、CSMA/CD方式でパケットが再送されるようにした。しかし、これに限定されず、無線LANシステムで用いられるHCCA(Hybrid Coordination Function (HCF) Controlled Channel Access)が用いられて通信帯域が割当てられるようにしてもよいし、PLCにおけるTDMAとCSMAが併用されるプロトコルが用いられて通信帯域が割当てられるようにしてもよい。
前述した実施の形態においては、時分割で非競合期間と競合期間とに分割するようにした。しかし、これに限定されず、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式で、周波数帯域全体をいくつかの帯域に分割し、各帯域を非競合帯域または競合帯域に割当てるようにしてもよい。CDMA(Code Division Multiple Access)方式で、個々の帯域に固有の符号を割り当て、この符号で搬送波に変調を加えることによって、帯域全体を分割し、各帯域を非競合帯域または競合帯域に割当てるようにしてもよい。
前述した実施の形態においては、非競合期間にストリーム方式で送信するようにし、競合期間にコピー方式で送信するようにした。しかし、これに限定されず、複数の帯域を非競合帯域と競合帯域とに分割せずに、1つの帯域でストリーム方式で送信し、別の帯域でコピー方式で送信するようにしてもよい。また、複数の帯域を非競合帯域と競合帯域とに分割して、1つの非競合帯域でストリーム方式で送信し、別の非競合帯域でコピー方式で送信するようにしてもよい。また、複数の帯域を非競合帯域と競合帯域とに分割して、1つの競合帯域でストリーム方式で送信し、別の競合帯域でコピー方式で送信するようにしてもよい。ただし、ストリーム方式での送信には非競合帯域が用いられることが好ましい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,10A,10B,20,20A,20B ハードディスクレコーダ、30 ネットワーク、40,50 モニタ、41,51 表示部、60,70 テレビ、61,71 表示部、62,72 受信部、63,73 アンテナ、110,210 制御部、111 出力制御部、112 中断指示受付部、113 記録開始制御部、114 記録終了制御部、115 データ分割部、116 第1送信制御部、117 第2送信制御部、211 継続指示受付部、212 第1記録開始制御部、213 送信要求部、214 第1出力制御部、215 第2記録開始制御部、216 第2出力制御部、217 第3出力制御部、120,220 記録部、130,230 入力部、140,240 出力部、150,250 通信部、160,260 受信部、161,261 アンテナ、170,270 再生部、180,280 映像入力部、190,290 表示部。