JP4585966B2 - 減光式煙感知器 - Google Patents
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Description
また、発光面の形状に基づいて煙の有無を判定できるので、発光面の輝度を算定することなく煙判定を行なうことができ、判定処理を一層簡易で高速に行なうことができる。
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。本発明は、概略的に、監視範囲における検出光の減光率に基づいて煙を感知する減光式煙感知器に関する。より具体的には、検出光を発光する発光手段や、監視範囲を撮像する撮像手段を備え、撮像手段にて撮像された画像内における発光手段の発光面の輝度を、所定の閾値と比較することにより、監視範囲における煙の発生の有無を判定する。ここで、監視範囲の具体的構成は任意であり、例えば、体育館や倉庫の如き比較的広域の領域が対象になる。
以下に添付図面を参照して、各実施の形態の具体的内容について順次詳細に説明する。
最初に、実施の形態1について説明する。この実施の形態1は、発光ユニットと受光ユニットとを相互に分離して対向配置した分離型の煙感知器に関する形態である。
まず、実施の形態1に係る煙感知器の構成を説明する。図1は本実施の形態1に係る煙感知器の構成を概念的に示す図である。この図1に示すように、煙感知器1は、発光ユニット10と撮像ユニット20とを備えて構成されている。これら発光ユニット10と撮像ユニット20とは、数十m〜数百m程度の距離を隔てて、監視範囲を挟んで相互に対向するように配置される。
次に、このように構成された煙感知器1による煙感知処理について説明する。図2は、煙感知処理のメイン処理のフローチャートである。まず発光ユニット10は、光源12を連続的に点灯又は間欠的に点滅させており、遮光板13の投光窓14を介して検出光を投光する。一方、撮像ユニット20の2次元センサ21は、所定間隔で監視範囲を撮像し、この結果として得られた画像を画像メモリ22に出力して記憶させる。
このように本実施の形態1によれば、煙自体を撮影するのではなく、発光面を撮影しているので、煙が拡散されて薄く広がった場合であっても、この煙の濃度の影響を直接的に受けることがないので、煙を確実に検出することができる。また、煙自体の多階調画素信号の低下を監視するのではなく、あくまで発光面の輝度を監視しているので、煙の色と背景の色との関係に影響されることなく、安定的で確実な煙検出を行うことができる。あるいは、発光面の形状に基づいて煙の有無を判定できるので、発光面の輝度を算定することなく煙判定を行なうことができ、判定処理を一層簡易で高速に行なうことができる。また、発光面を自動的に探索するので、経年変化による柱や壁の歪等によって二次元センサと発光面との相対位置が変化した場合であっても、この発光面の位置を自動的に特定してその輝度変化を算定でき、長期間に渡って安定的で確実な煙検出を行うことができる。また、上記具体的に示した発光面探索と輝度算定とを組み合わせることで、正確な煙検出を行うことができる。さらに、発光面を探索した後、当該探索した発光面自体の輝度に基づいて煙判定を行なっているので、光源としては発光面を形成するものを最低1つ設けておけばよく、発光面探索後の煙判定のためにさらに他の光源を用いるような必要がない。
次に、本発明に係る実施の形態2の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態2は、実施の形態1とは異なり、発光部及び受光部を一体に備えた発光受光ユニットと反射板とを対向配置して構成される反射型の煙感知器に関する形態である。ただし、特に説明なき構成は実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態1で使用したものと同一の符号を付する。
このように本実施の形態2によれば、反射型の煙検出器においても、実施の形態1と略同様の効果を得ることができ、煙が拡散されて薄く広がった場合や、煙の色と背景の色との関係が好条件でない場合、あるいは、経年変化による柱や壁の歪等がある場合においても、正確な煙検出を行うことができる。また、反射板については従来の反射型煙感知器と同じものを利用できるので、煙感知器の製造や設置が容易である。
次に、本発明に係る実施の形態3の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態3は、実施の形態2とは異なる反射板を設けた形態である。ただし、特に説明なき構成は実施の形態2と同様であるものとし、実施の形態2と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態2で使用したものと同一の符号を付する。
このように本実施の形態3によれば、発光撮像ユニット50の光学系を従来の反射型煙感知器と同様の構成としつつ、反射板60のみを特殊なものに置換することで、実施の形態2と略同様の効果を得ることができるので、煙感知器の製造や設置が容易である。
次に、本発明に係る実施の形態4の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態4は、実施の形態1に対して、投光と受光との同期を取る手段を追加した形態である。ただし、特に説明なき構成は実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態1で使用したものと同一の符号を付する。
このように本実施の形態4によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、さらに、発光や撮像を連続的に行う必要がなくなるので、消費電力を低減できる。また、投光と受光との同期を確実に取ることで、発光面が確実に存在し得る画像のみを解析すればよいので、煙判定の精度を一層高めることができると共に、発光面がない場合には煙が存在すると判定する際の誤報の可能性を低減できる。
次に、本発明に係る実施の形態5の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態5は、実施の形態3に対して、投光と受光との同期を取る手段を追加した形態である。ただし、特に説明なき構成は実施の形態3と同様であるものとし、実施の形態3と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態3で使用したものと同一の符号を付する。
このように本実施の形態5によれば、実施の形態3と同様の効果に加えて、さらに、発光や撮像を連続的に行う必要がなくなるので、消費電力を低減できる。また、投光と受光との同期を確実に取ることで、発光面が確実に存在し得る画像のみを解析すればよいので、煙判定の精度を一層高めることができると共に、発光面がない場合には煙が存在すると判定する際の誤報の可能性を低減できる。
次に、本発明に係る実施の形態6の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態6は、実施の形態1の煙感知器を複数組並設して構成された煙感知システムに関する形態である。ただし、特に説明なき構成は実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態1で使用したものと同一の符号を付する。
このように本実施の形態6によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、煙感知器6Aの検出光が柱や壁等の構造物によって反射等されて他の煙感知器6Bの2次元センサ21に入射して撮像された場合においても、発光面の形状の違いに基づいて自己の発光面を特定できるので、外乱光の影響を自動的に排除でき、煙検出の確実性を維持することができる。
次に、本発明に係る実施の形態7の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態7は、実施の形態1の煙感知器のうち発光ユニットを複数組並設して構成された煙感知システムに関する形態である。ただし、特に説明なき構成は実施の形態6と同様であるものとし、実施の形態6と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態6で使用したものと同一の符号を付する。
このように本実施の形態7によれば、実施の形態6と同様の効果に加えて、監視範囲内の火災判定領域を2つ持つことができる。また、1台の撮像ユニット20で、より広範囲の監視領域を持つことができる。あるいは、2つの発光ユニット10A、10Bの煙検出結果をあわせて判断することで煙検出の確実性を向上することができる。
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、煙の拡散状態や背景色との関係の影響を完全に排除できない場合においても、発光手段の位置ずれの影響を低減できている限りにおいて、本発明の課題が解決されている。
各実施の形態に示した構成は、相互に組合せることができ、例えば、実施の形態6においては、実施の形態1の煙感知器を複数組並設した形態を説明したが、実施の形態2や実施の形態3の煙感知器を複数組並設してもよい。この場合には、発光撮像ユニットの遮光板や反射板の所定形状を、各煙感知器において相互に異なるものとすればよい。あるいは、実施の形態1の煙感知器と実施の形態2の煙感知器とを並設してもよい。
6、7 煙感知システム
10 発光ユニット
11 筐体
12 光源
13 遮光板
14、14A、14B 投光窓
20、70、80 撮像ユニット
21 2次元センサ
22 画像メモリ
23 画像処理部
23a 前処理部
23b 探索処理部
23c 輝度算定部
24 判定部
25 筐体
30、50 発光撮像ユニット
40、60 反射板
60a 基板
60b 反射層
60c 非反射層
71、81 タイミング部
Claims (2)
- 監視範囲に対して所定の発光手段から投光された検出光の減光率に基づいて煙を感知する減光式煙感知器であって、
前記監視範囲を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段にて撮像された画像の中から、前記発光手段による前記検出光の発光面を探索する発光面探索手段と、
前記発光面探索手段にて探索された前記発光面に基づいて、前記監視範囲における煙の発生の有無を判定する判定手段とを備え、
前記判定手段は、前記発光面探索手段にて探索された前記発光面の形状を、所定形状と比較することにより、前記監視範囲における煙の発生の有無を判定する、
減光式煙感知器。 - 前記所定形状は、通常時の発光面の形状と、火災時の発光面の形状であり、
前記判定手段は、前記所定形状のうち、前記発光面探索手段にて探索された前記発光面の形状が最も類似する形状を特定し、当該特定した形状が、前記火災時の発光面の形状である場合に、前記監視範囲に煙があるものと判定する、
請求項1に記載の減光式煙感知器。
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