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JP4586534B2 - 撮像装置、手ブレ補正装置、携帯電話機および手ブレ補正方法 - Google Patents
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撮像装置、手ブレ補正装置、携帯電話機および手ブレ補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像された画像の手ブレを補正する撮像装置、手ブレ補正装置、携帯電話機および手ブレ補正方法に関するものである。
従来から、カメラの移動量などの動き情報を検出し、その動き情報に基づいて、撮像素子から得られる画像における手ブレの影響を小さくする技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平2−239781号公報(特許請求の範囲)
1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定である場合には、上述の従来の補正方法により、手ブレの補正が可能であるが、1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定ではない場合には、1枚の画像内で、手ブレが良好に補正される部分と、手ブレが良好に補正されない部分が発生してしまう。
例えば、ローリングシャッタのように1枚の画像内の各部の撮影タイミングが異なる場合など、1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定とならない場合が有り得る。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定ではなくても、手ブレを良好に補正することができる撮像装置、手ブレ補正装置、携帯電話機および手ブレ補正方法を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る撮像装置の1つは、撮像素子と、撮像素子の光軸に対して垂直な方向に関する撮像素子の動きを検出する動き検出手段と、撮像素子により撮像された1枚の画像を複数の部分領域に区分した各部分画像の画像データに対して、撮像素子による撮像の際に動き検出手段により検出された撮像素子の動きを示す動きデータに基づき、手ブレ補正処理を施す演算部とを備える。
これにより、1枚の画像内の部分領域ごとに手ブレ補正が施されるため、1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定ではなくても、手ブレを良好に補正することができる。
また、本発明に係る撮像装置の1つは、撮像素子と、撮像素子の光軸に対して垂直な方向に関する撮像素子の動きを検出する動き検出手段と、撮像素子の1または複数のラインごとに露出タイミングをシフトさせて各ラインから画像データを抽出して、ローリングシャッタを実現するドライバ回路と、撮像素子により撮像された1枚の画像を複数の部分領域に区分した各部分画像の画像データに対して、撮像素子による撮像の際に動き検出手段により検出された撮像素子の動きを示す動きデータに基づき、手ブレ補正処理を施す演算部とを備える。そして、演算部は、各部分画像の画像データに対して、その部分画像に対応する露出期間に動き検出手段により検出された撮像素子の動きを示す動きデータに基づき、手ブレ補正処理を施す。
これにより、1枚の画像内の部分領域ごとに手ブレ補正が施されるため、ローリングシャッタに起因して1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定ではない場合でも、手ブレを良好に補正することができる。
また、本発明に係る撮像装置は、上記の撮像装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、演算部は、動き検出手段による撮像素子の動きの検出時のサンプリングレートを撮像素子およびドライバ回路のフレームレートで除算した数の部分領域に区分した各部分画像の画像データに対して手ブレ補正処理を施す。
これにより、各部分領域につき少なくとも1つの動きデータが得られ、各部分領域の手ブレ補正を確実に実行することができる。
また、本発明に係る撮像装置は、上記の撮像装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、撮像素子により撮像された画像の画像データを記憶する第1の記憶部と、撮像素子による撮像の際の動き検出手段による動きデータを記憶する第2の記憶部と、撮像素子による1枚の画像の撮像タイミングに関連付けて、動き検出手段により検出された動きデータを第2の記憶部に格納するサンプリング回路とを備える。
これにより、各部分領域の画像データと動きデータを確実に対応付けられ、各部分領域の手ブレ補正を確実に実行することができる。
また、本発明に係る撮像装置は、上記の撮像装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、演算部は、撮像素子の動きデータから撮像素子の手ブレ量と手ブレ方向を計算する第1の計算部と、第1の計算部による撮像素子の手ブレ方向の方向に沿って、第1の計算部による撮像素子の手ブレ量に応じた手ブレ補正処理を、各部分画像の画像データに対して施す第2の計算部とを有する。
これにより、各部分領域について手ブレ方向に沿って手ブレ補正が実行されるため、各部分領域の手ブレ補正を確実に実行することができる。
また、本発明に係る撮像装置は、上記の撮像装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、第2の計算部は、第2の計算部は、撮像素子による元画像を初期の推測画像とし、推測画像を手ブレ方向へボケさせたボケ画像とその元画像との間の誤差画像に基づき推測画像を更新する推測画像更新処理を、所定の条件を満たすまで繰り返し実行し、推測画像更新処理後の推測画像に対してシャープニング処理を手ブレ方向に沿って施す。
これにより、部分領域ごとに画像のエッジ部分の手ブレを低減することができ、全体として手ブレ補正を確実に実行することができる。
また、本発明に係る撮像装置は、上記の撮像装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、動き検出手段は、撮像素子の光軸に対して垂直な第1の軸を中心とした撮像素子の角速度を検出する、当該撮像装置の筐体内に固定された第1のジャイロセンサと、撮像素子の光軸および第1の軸に対して垂直な第2の軸を中心とした撮像素子の角速度を検出する、当該撮像装置の筐体内に固定された第2のジャイロセンサとで構成される。
これにより、ジャイロセンサを使用することで動き検出手段を小型にすることができ、撮像装置の筐体が小さい場合でも、手ブレ補正を簡単に実現することができる。
また、本発明に係る撮像装置は、上記の撮像装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、演算部は、各部分画像の撮影期間に対応して検出された複数の角速度と角速度のサンプリングレートとの積に基づき、第1の軸を中心とした撮像素子の第1の回転角および第2の軸を中心とした撮像素子の第2の回転角を計算し、その第1および第2の回転角に基づいて、手ブレ量および手ブレ方向を計算する。
これにより、各部分領域につき複数の角速度データが得られる場合には、より正確な手ブレ量および手ブレ方向を得ることができる。
本発明に係る手ブレ補正装置は、撮像素子により撮像された画像の画像データを記憶する第1の記憶部と、撮像素子による撮像の際の、撮像素子の光軸に対して垂直な方向に関する撮像素子による動きデータを記憶する第2の記憶部と、第1の記憶部に格納された画像データを複数の部分領域に区分した各部分画像データに対して、第2の記憶部に可能された撮像素子の動きを示すデータに基づき、手ブレ補正処理を施す演算部とを備える。
これにより、1枚の画像内の部分領域ごとに手ブレ補正が施されるため、1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定ではなくても、手ブレを良好に補正することができる。
本発明に係る携帯電話機は、筐体内に固定された撮像素子と、撮像素子の光軸に対して垂直な第1の軸を中心とした撮像素子の角速度を検出する、その筐体内に固定された第1のジャイロセンサと、撮像素子の光軸および第1の軸に対して垂直な第2の軸を中心とした撮像素子の角速度を検出する、その筐体内に固定された第2のジャイロセンサと、撮像素子により撮像された1枚の画像を複数の部分領域に区分した各部分画像の画像データに対して、撮像素子による撮像の際に第1および第2のジャイロセンサにより検出された撮像素子の角速度に基づき、手ブレ補正処理を施す演算部とを備える。
これにより、ジャイロセンサを使用することで、筐体が小さい携帯電話機でも、撮像素子の動きを検出することができ、手ブレ補正を簡単に実現することができるとともに、1枚の画像内の部分領域ごとに手ブレ補正が施されるため、1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定ではなくても、手ブレを良好に補正することができる。
本発明に係る手ブレ補正方法は、撮像素子による撮像の際に、撮像素子の光軸に対して垂直な方向に関する撮像素子の動きを検出するステップと、撮像素子により撮像された1枚の画像を複数の部分領域に区分した各部分画像の画像データに対して、撮像素子による撮像の際に検出した撮像素子の動きを示す動きデータに基づき、手ブレ補正処理を施すステップとを備える。
これにより、1枚の画像内の部分領域ごとに手ブレ補正が施されるため、1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定ではなくても、手ブレを良好に補正することができる。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。この撮像装置は、デジタルスチルカメラなどといった携帯可能な撮像装置である。図1において、カメラ1は、CCD(Charge Coupled Device )センサ、CMOSセンサなどといった撮像素子と、その撮像素子の表面に被写体の像を投射するレンズなどの光学系とを有するモジュールである。このカメラ1は、この撮像装置の筐体あるいは筐体内の構造体に固定される。これにより、カメラ1内の撮像素子も筐体内で固定され、カメラ1内の撮像素子は、三次元空間内で、この撮像装置の運動と同様に運動する。
また、センサ2Xは、撮像素子を含むカメラ1の光学系の光軸に対して垂直な方向(以下、X軸とする)に関するカメラ1の撮像素子の動きを検出する動き検出手段である。また、センサ2Yは、撮像素子を含むカメラ1の光学系の光軸およびX軸に対して垂直な方向(以下、Y軸とする)に関するカメラ1の撮像素子の動きを検出する動き検出手段である。
センサ2X,2Yは、カメラ1と同様に、この撮像装置の筐体あるいは筐体内の構造体に固定される。これにより、センサ2X,2Yは、この撮像装置の運動と同様に運動する。ひいては、この撮像装置の運動に伴い、センサ2X,2Yは、カメラ1と同様に移動する。
この実施の形態1では、センサ2X,2Yは、X軸およびY軸を中心とした撮像素子の回転運動に係る角速度を検出するジャイロセンサである。つまり、センサ2X,2Yにおいて発生する電圧、電流、抵抗などのアナログ値が、センサ2X,2Yの角速度に伴い変化する。なお、センサ2X,2Yにより、絶対角速度の情報が得られる。このようなジャイロセンサとしては、例えば、本出願人らが開発した振動ジャイロセンサ「XV−3500CB」などがある。一例としてのこの振動ジャイロセンサ「XV−3500CB」の外形寸法は、5.0[mm]×3.2[mm]×1.3[mm]であり、その質量は66[mg]である。このような小型・薄型のジャイロセンサを使用することで、筐体内の空間が狭い装置でも充分に、センサ2X,2Yを設置可能である。また、この実施の形態1をカメラ付き携帯電話機に応用する場合でも、カメラ付き携帯電話機の筐体内の空間は狭いが、充分、センサ2X,2Yを設置可能である。
図2は、実施の形態1におけるセンサ2X,2Yが検出する角速度の方向を示す斜視図である。図2に示すように、カメラ1の光学系の光軸をZ軸としたとき、センサ2Xは、図2のX軸周りのカメラ1の角速度を検出し、センサ2Yは、図2のY軸周りのカメラ1の角速度を検出する。
図1に戻り、サンプリング回路3は、センサ2X,2Yにおいて発生する電圧、電流、抵抗などのアナログ値をA/D変換し、カメラ1の運動に関する動きデータを取得する回路である。この実施の形態1では、センサ2X,2Yは角速度を検出するため、動きデータは、角速度データとなる。
また、サンプリング回路3は、所定のサンプリングレートで反復してセンサ2X,2Yの検出値をサンプリングする。この実施の形態1では、サンプリング回路3によるサンプリングレートは、ドライバ回路4によるローリングシャッタ動作時のフレームレート(1枚の画像の撮影に要する時間の逆数)より大きく設定される。
また、サンプリング回路3は、カメラ1の1枚の画像の撮像開始時に関連付けて、センサ2X,2Yより検出された角速度データをジャイロデータ5aとしてメモリ5に格納する。
図3は、実施の形態1におけるジャイロデータ5aの一例を示す図である。ジャイロデータ5aは、センサ2X,2Yにより得られる各サンプルにつき、サンプル番号、X軸の角速度データおよびY軸の角速度データを含む。各サンプルは、サンプリングレートで順番に発生し、1ずつ増加するサンプル番号を順番に付される。例えば、図3においては、サンプル番号が333であるサンプルのX軸の角速度データは1539であり、Y軸の角速度データは1518である。
この実施の形態1では、ジャイロデータ5aとして記憶する角速度データは、センサ2X,2Yから出力されたロウ(RAW)データとされ、角速度データを使用した計算を行う際に、ロウ(RAW)データが角速度値へ変換される。なお、ロウデータから角速度値へ変換した後の値を、ジャイロデータ5aの角速度データとして記憶するようにしてもよい。ロウデータから角速度値への変換は、センサ2X,2Yの既知の特性に基づき行えばよい。
図1に戻り、ドライバ4回路は、カメラ1の撮像素子から画像データ5bを抽出しメモリ5に格納する回路である。また、この実施の形態1では、ドライバ4回路は、カメラ1における撮像素子の1または複数のラインごとに露出タイミングをシフトさせた後、ラインごとに画像データを抽出して、ローリングシャッタを実現する回路である。
また、メモリ5は、RAM、EEPROM(Electronic Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリなどといった半導体メモリであり、ジャイロデータ5a、画像データ5b、補正済み画像データ5cなどを記憶する記憶部である。なお、メモリ5の替わりにハードディスクドライブなどの記録媒体を使用するようにしてもよい。
図4は、実施の形態1において実現されるローリングシャッタを説明する図である。図4に示すように、カメラ1の撮像素子1aは、1画素に相当する受光部1bを二次元に配列したものである。1配列方向に沿った撮像素子1aの集合がライン1cとなる。
各受光部1bは、入射光量に応じた電荷、電圧等を生成し、二次元に配列された受光部1bの電荷、電圧等の分布が画像情報となる。画像情報は、ライン1cごとに撮像素子1aから抽出される。各ライン1cのアナログ値の画像情報は、ドライバ回路4により、デジタル値の画像データに変換され、メモリ5に記憶される。
1本のライン1cずつ、リセットのタイミングで受光部1bの電荷、電圧等がリセットされ、その後所定時間経過後の読み出しのタイミングで、受光部1bの電荷、電圧等が抽出される。すなわち、リセットのタイミングから読み出しのタイミングまでの期間が、そのライン1cの露出期間となる。
ローリングシャッタの場合、カメラ1の光学系を介して撮像素子1aの表面に被写体の像に対応する光が入射している状態で、ドライバ回路4は、リセットのタイミングと読み出しのタイミングを1または複数のライン1c毎にシフトさせつつ各ライン1cの露出時間を一定として露出させ、その後に各ライン1cの画像情報を抽出する。したがって、ローリングシャッタの場合には、擬似的な開口部が、ライン1cの配列方向に沿って移動していき、シャッタが実現される。
このようにローリングシャッタの場合、開口部が撮像素子1aのラインと垂直な方向へ時間とともに移動していく。このため、ライン内での撮影タイミングは同一であるが、1枚の画像内での撮影タイミングは部分によって異なることになり、撮影の際に、時間とともに手ブレの速度、角度などが変化する場合には、画像内の部分によって手ブレ量および/または手ブレ方向が変化する。
図5は、実施の形態1における撮像素子の各ラインの撮影タイミングとジャイロデータのサンプル番号との対応関係の一例を示すタイミングチャートである。ジャイロデータ5aのサンプルは、ライン1cのリセットから読み出しまでの期間に関連付けられる。図5に示す例では、サンプル番号(i)〜(i+5)のジャイロデータ5aのサンプルは、第(n)ラインの画像データに関連付けられる。
図1に戻り、演算部6は、カメラ1により撮像された1枚の画像を複数の部分領域に区分した各部分画像の画像データに対して、カメラ1による撮像の際にセンサ2X,2Yにより検出されたカメラ1の動きを示す角速度データに基づき、手ブレ補正処理を施す回路または装置である。演算部6は、例えば、上記処理を記述したプログラムを記憶したメモリおよびそのメモリからプログラムを読み出して実行するマイクロプロセッサにより実現される。なお、その他、演算部6の一部または全部を、上記処理専用の電子回路に置き換えてもよい。
演算部6において、手ブレ検出部11は、撮像素子1aの動きを示す角速度データから手ブレ量と手ブレ方向を計算する第1の計算部である。また、画像補正部12は、手ブレ検出部11の計算による手ブレ方向に沿って、手ブレ検出部11の計算による手ブレ量に応じた手ブレ補正処理を、各部分画像の画像データに対して施す第2の計算部である。
また、制御回路7は、サンプリング回路3、ドライバ回路4および演算部6を制御する回路である。制御回路7は、例えば、各種動作の開始、終了などの指令を供給する。
なお、上述のメモリ5および演算部6により手ブレ補正装置が構成される。手ブレ補正装置の一部として、メモリ5は、撮像素子1aにより撮像された画像の画像データ5bを記憶する第1の記憶部、および撮像素子1aによる撮像の際の、撮像素子1aの光軸に対して垂直な方向に関する上記撮像素子の動きを示す動きデータ(実施の形態1ではジャイロデータ5a)を記憶する第2の記憶部として機能する。また、手ブレ補正装置の一部として、演算部6は、その第1の記憶部に格納された画像データ5bを複数の部分領域に区分した各部分画像データに対して、その第2の記憶部に可能された撮像素子1aの動きを示す動きデータに基づき、手ブレ補正処理を施す。
次に、上記装置の動作について説明する。図6は、実施の形態1に係る撮影装置の動作を説明するフローチャートである。
まず、図示せぬ操作部に対して撮影指令が入力されると、制御回路7は、その操作指令に対応して、ドライバ回路4に撮影開始指令を供給するとともに、サンプリング回路3にサンプリング開始指令を供給する。
ドライバ回路4は、所定のフレームレートと同一周波数のフレーム同期信号を生成しており、撮影開始指令を受け取ると、それ以後にフレーム同期信号から得られる画像の先頭タイミング(垂直同期タイミング)で撮影動作を開始する。そして、ドライバ回路4は、カメラ1の撮像素子1aを制御してローリングシャッタ動作を行い、1枚の画像に対応する画像データ5bを取得し、メモリ5に格納する(ステップS1)。
この実施の形態1では、ローリングシャッタ動作時には、第(n)のライン1cのリセットタイミングと第(n+1)のライン1cのリセットタイミングとの間隔は、例えば、サンプリング回路3によるサンプリングレートの逆数とされる。
他方、サンプリング回路3は、サンプリング開始指令を受け取ると、その後、ドライバ回路4の撮影動作の開始タイミングを検出し、そのタイミングから1枚の画像分の期間に得られるセンサ2X,2Yの検出値に基づきジャイロデータ5aを生成し、メモリ5に格納する(ステップS1)。
次に、制御回路7は、手ブレ補正処理の指令を演算部6に供給する。
演算部6の手ブレ検出部11は、まず、メモリ5のジャイロデータ5aおよび画像データ5bを参照して、1枚の画像に対応する画像データ5bから、所定の数の部分領域(以下、セグメントという)に対応する画像データ5bを特定するとともに、各セグメントの撮影期間にセンサ2X,2Yから検出されたジャイロデータ5aを特定する(ステップS2)。
この実施の形態1では、セグメントの数は、サンプリングレートをフレームレートで除算して得られる数とされる。例えば、サンプリングレートが240[1/sec]であり、フレームレートが15[1/sec]である場合には、セグメント数は16となる。図7は、実施の形態1において、セグメント数が16である場合のセグメントを示す図である。図7に示すように、これらのセグメントは、画像内で、ローリングシャッタの開口部の移動方向に相当する方向に配列し、各セグメントは、1または複数のラインから構成される。
そして、演算部6の手ブレ検出部11は、各セグメントの撮影期間に検出されたジャイロデータ5aに基づき、各セグメントについて手ブレ量と手ブレ方向を計算する(ステップS3)。
この実施の形態1では、ジャイロデータ5aとして、センサ2X,2Yのロウデータがメモリ5に格納されるため、最初に、ジャイロデータ5aの各サンプルの値が、角速度値に変換される。その際、式(1)および式(2)に従って、ジャイロデータ5aから各サンプルについてのX軸およびY軸に関する角速度値ωx,ωyが計算される。
(gx−gx0)・QS=ωx・F・A ・・・(1)
(gy−gy0)・QS=ωy・F・A ・・・(2)
ここで、gx,gy[bit level]は、ジャイロデータ5aのX軸およびY軸のサンプル値であり、gx0,gy0[bit level]は、角速度が0であるときのジャイロデータ5aのX軸およびY軸のサンプル値である。また、QS[mV/bit level]は、サンプリング回路3の量子化ステップである。F[mV/deg/sec]は、変換係数である。Aは、サンプリング回路3での増幅度である。
次に、各セグメントに対応するサンプルの角速度値ωx,ωyから、各セグメントのX軸周りの回転角θxとY軸周りの回転角θyが計算される。その際、式(3),(4)に従って、各セグメントのX軸周りの回転角θxとY軸周りの回転角θyが計算される。
Figure 0004586534
Figure 0004586534
ここで、Nsは、セグメントに対応する最初のサンプルのサンプル番号であり、Neは、セグメントに対応する最後のサンプルのサンプル番号である。ωx(i)は、サンプル番号iのサンプル値である。なお、式中の(1/240)は、サンプリングレートの逆数である。ここでは、角加速度が一定であるものとして定式化しているが、サンプリングレートを十分高く設定すれば特に問題は生じない。
そして、各セグメントのX軸周りの回転角θxとY軸周りの回転角θyから、この手ブレに起因する画像上での手ブレ量Dmおよび手ブレ方向θmが計算される。その際、式(5)に従って、画像上での手ブレベクトルMが計算され、その手ブレベクトルMの大きさが手ブレ量Dmとされ、手ブレベクトルMの向きが手ブレ方向θmとされる。
Figure 0004586534
ここで、xは、画像の左下隅を(0,0)とした場合のX軸方向の画素位置であり、yは、画像の左下隅を(0,0)とした場合のY軸方向の画素位置であり、x0は、画像の左下隅を(0,0)とした場合のX軸方向の主点位置であり、yは、画像の左下隅を(0,0)とした場合のY軸方向の主点位置である。例えば、(x,y)は、セグメントの中心の位置とされる。Sxは、カメラ1のレンズのX軸方向のスケーリング係数であり、Syは、カメラ1のレンズのY軸方向のスケーリング係数であり、Fは、カメラ1のレンズの焦点距離である。
なお、式(5)は、弱透視投影カメラモデル(weak perspective camera)の射影マトリックスCPを使用して、視点がX軸およびY軸の周りで回転運動した場合の、視点から見た被写体の像の変化を定式化したものである。
図8は、実施の形態1において計算された手ブレ量および手ブレ方向の一例を示す図である。図8に示す手ブレ量および手ブレ方向は、フレームレートが15[1/sec]であり、サンプリングレートが240[1/sec]であり、セグメント数が16である場合に、図3に示すジャイロデータ5aから、上述の式(1)〜(5)に従って導出したものである。
図8の場合、セグメント1については、サンプル番号が333〜349のジャイロデータ5aが使用される。例えば、セグメント1について、QS=0.8056、F=0.67、A=8、gx0=1540.566である場合、サンプル番号が333であるジャイロデータ5aのサンプル値は1539であるので、このサンプル番号に対する角速度ωxは、式(1)に基づき、−0.2353[度/sec]となる。
また、この場合、式(1)〜(4)に従って、θx=0.113002[度]、θy=0.01527[度]と計算される。そして、式(5)に従って、手ブレベクトルMのX軸成分であるMxおよびY軸成分であるMyが、Mx=1.928596[ピクセル]およびMy=0.257200[ピクセル]と計算される。したがって、セグメント1の手ブレ量Dmおよび手ブレ方向θmは、MxおよびMyから、Dm=2[ピクセル]およびθm=7.59[度]と計算される。なお、手ブレ方向θmは、X軸からの角度を示す。
このようにして、各セグメントの手ブレ量Dmおよび手ブレ方向θmが計算される(ステップS3)。
次に、演算部6の画像補正部12は、各セグメントの手ブレ量Dmおよび手ブレ方向θmに基づいて、各セグメントの画像データに対して手ブレ補正処理を施す(ステップS4)。そして、画像補正部12は、手ブレ量Dmおよび手ブレ方向θmに基づき手ブレ補正された全セグメントの画像データからなる画像データを、1枚の画像についての画像データ5bに対する補正済み画像データ5cとし、メモリ5に格納する(ステップS5)。
ここで、ステップS4における各セグメントの画像データに対する手ブレ補正処理の詳細について説明する。図9は、図6のステップS4における各セグメントの画像データに対する手ブレ補正処理の詳細について説明するフローチャートである。
まず、画像補正部12は、各セグメントについて、手ブレ量Dmが所定の閾値以上であるか否かを判定し、手ブレ量Dmが所定の閾値以上である場合には、そのセグメントについて、以下の手ブレ補正処理を実行すると判定し、手ブレ量Dmが所定の閾値未満である場合には、そのセグメントについて、手ブレ補正処理を実行しないと判定する。
画像補正部12は、手ブレ量Dmが所定の閾値以上である場合には、そのセグメントについて手ブレ補正処理を、以下のように実行する。
初めに、画像補正部12は、1つのセグメントについて、カメラ1およびドライバ回路4により取得された画像データ5bを手ブレ画像I(x,y)とし、この手ブレ画像I(x,y)を推測画像O(x,y)の初期値とする(ステップS21)。
また、画像補正部12は、そのセグメントの手ブレ方向θmおよび手ブレ量Dmに基づいて、手ブレ方向に画像をボケさせるフィルタH(i,j)を生成する。
なお、フィルタH(i,j)の縦横のサイズは、それぞれ手ブレ量Dmのピクセル以上に設定される。また、フィルタH(i,j)の行列において、中心の要素および中心から手ブレ方向θmの要素(1行につき1つの要素または1列につき1つの要素)の値が定数a1とされ、その要素の1列または1行だけ隣りの1つの要素の値が定数a2とされ、その他の要素の値はゼロとされる。定数a1,a2は、手ブレ量Dmの逆数に比例した正の値を有し、a1+a2=1/Dmの関係にある値とされる。図10は、実施の形態1におけるフィルタHの一例を示す図である。図10に示すフィルタHは、Dm=5、θm=54度のときのものである。
次に、画像補正部12は、推測画像Oに対してフィルタHを適用して、推測画像Oに対するボケ画像Bを生成する(ステップS22)。
そして、画像補正部12は、手ブレ画像Iから生成したボケ画像Bを減算して誤差画像E(x,y)を生成する(ステップS23)。また、画像補正部12は、生成した誤差画像E(x,y)にフィルタHを適用して、誤差画像E(x,y)のエッジ部分をボケさせる。
また、画像補正部12は、まず、式(6),(7),(8)に従ってエッジ強度行列W(x,y)を生成する。さらに、画像補正部12は、そのエッジ強度行列W(x,y)を標準化する。つまり、W(x,y)の全要素のうちの最大値が1に、最小値が0になるように、W(x,y)の全要素の値を一次式で変換して、W(x,y)の全要素の値が0〜1の範囲に入るようにする。
Figure 0004586534
Figure 0004586534
なお、式(6),(7)の右辺の演算子は、畳み込みを表す。
W(x,y)=cos(θm)・dx(x,y)+sin(θm)・dy(x,y)・・・(8)
そして、画像補正部12は、標準化後のエッジ強度行列W(x,y)を使用して、式(9)に従って推測画像O(x,y)を更新する(ステップS24)。
O(x,y)=O(x,y)+β×E(x,y)×W(x,y) ・・・(9)
ここで、βは、正の定数であり、推測画像Oの値の収束の速さを制御するための定数である。βの値は、手ブレ量Dmおよび手ブレ方向θmに基づいて決定される。例えば、フィルタHの最大特異値λに基づき、βは(2/(λ ))未満の正の定数とされる。
そして、画像補正部12は、今回の更新量Sが所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS25)。
今回の更新量Sが所定の閾値未満である場合には、画像補正部12は、推測画像Oの更新を終了し、推測画像Oに対して、エッジを強調するシャープニング処理を手ブレ方向θmに沿って施し、その処理後の画像を、そのセグメントの手ブレ補正済みの画像とする(ステップS27)。なお、更新量Sは、式(10)に従って計算される。
Figure 0004586534
一方、今回の更新量Sが所定の閾値以上である場合には、画像補正部12は、所定回数(例えば5回)、推測画像Oを更新したか否かを判定し(ステップS26)、所定回数、推測画像Oを更新したと判定した場合には、画像補正部12は、推測画像Oに対して、エッジを強調するシャープニング処理を施し、その処理後の画像を、そのセグメントの手ブレ補正済みの画像とする(ステップS27)。
今回の更新量Sが所定の閾値未満であり、かつ所定回数、推測画像Oを更新していないと判定した場合には、画像補正部12は、ステップS22〜ステップS26の処理を、更新量Sが所定の閾値未満となるか、所定回数、推測画像Oを更新するまで、繰り返し実行する。
図11は、上述した手ブレ補正処理の施した場合の各画像の変化を模式的に示した図である。図11に示すように、推測画像Oは、誤差画像Eに基づき更新されていくと、徐々に理想画像に近づいていく。
このようにして、画像補正部12は、各セグメントについて手ブレ補正処理を実行する。
以上のように、上記実施の形態1によれば、センサ2X,2Yは、撮像素子1aの光軸に対して垂直な方向に関する撮像素子1aの動きを検出する。演算部6は、撮像素子1aにより撮像された1枚の画像を複数の部分領域に区分した各部分画像の画像データに対して、撮像素子1aによる撮像の際にセンサ2X,2Yにより検出された撮像素子1aの動きを示す動きデータに基づき、手ブレ補正処理を施す。
これにより、1枚の画像内の部分領域ごとに手ブレ補正が施されるため、1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定ではなくても、手ブレを良好に補正することができる。
特に、上記実施の形態1に係る撮像装置は、ドライバ回路4が、撮像素子1aの1または複数のラインごとに露出タイミングをシフトさせて、その後、ラインごとに画像データを抽出して、ローリングシャッタを実現する。このようなローリングシャッタに起因して1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定ではない場合でも、手ブレを良好に補正することができる。
また、上記実施の形態1によれば、演算部6は、センサ2X,2Yによる撮像素子1aの動きの検出時のサンプリングレートを撮像素子1aおよびドライバ回路4のフレームレートで除算した数の部分領域に区分した各部分画像の画像データに対して手ブレ補正処理を施す。
これにより、各部分領域につき少なくとも1つのジャイロデータ5aが得られ、各部分領域の手ブレ補正を確実に実行することができる。
また、上記実施の形態1によれば、サンプリング回路3は、撮像素子1aによる1枚の画像の撮像タイミングに関連付けて、センサ2X,2Yにより検出されたジャイロデータ5aをメモリ5に格納する。
これにより、各部分領域の画像データとジャイロデータ5aを確実に対応付けられ、各部分領域の手ブレ補正を確実に実行することができる。
また、上記実施の形態1によれば、演算部6において、手ブレ検出部11は、ジャイロデータ5aから撮像素子1aの手ブレ量と手ブレ方向を計算し、画像補正部12は、手ブレ検出部11による撮像素子1aの手ブレ方向の方向に沿って、手ブレ検出部11による撮像素子1aの手ブレ量に応じた手ブレ補正処理を各部分画像の画像データに対して施す。
これにより、各部分領域について手ブレ方向に沿って手ブレ補正が実行されるため、各部分領域の手ブレ補正を確実に実行することができる。
また、上記実施の形態1によれば、画像補正部12は、撮像素子1aによる元画像を初期の推測画像とし、推測画像を手ブレ方向へボケさせたボケ画像とその元画像との間の誤差画像に基づき推測画像を更新する推測画像更新処理を、所定の条件を満たすまで繰り返し実行し、推測画像更新処理後の推測画像に対してシャープニング処理を手ブレ方向に沿って施す。
これにより、部分領域ごとに画像のエッジ部分の手ブレを低減することができ、全体として手ブレ補正を確実に実行することができる。
また、上記実施の形態1によれば、センサ2Xは、撮像素子1aの光軸に対して垂直なX軸を中心とした撮像素子1aの角速度を検出する、当該撮像装置の筐体内に固定された第1のジャイロセンサとされ、センサ2Yは、撮像素子1aの光軸およびX軸に対して垂直なY軸を中心とした撮像素子1aの角速度を検出する、当該撮像装置の筐体内に固定された第2のジャイロセンサとされる。
これにより、ジャイロセンサを使用することで動き検出手段を小型にすることができ、撮像装置の筐体が小さい場合でも、手ブレ補正を簡単に実現することができる。
また、上記実施の形態1によれば、演算部6は、各部分画像の撮影期間に対応して検出された複数の角速度と角速度のサンプリングレートとの積に基づき、第1の軸を中心とした撮像素子の第1の回転角θxおよび第2の軸を中心とした撮像素子の第2の回転角θyを計算し、その第1および第2の回転角θx,θyに基づいて、手ブレ量Dmおよび手ブレ方向θmを計算する。
これにより、各部分領域につき複数の角速度データが得られる場合には、より正確な手ブレ量および手ブレ方向を得ることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2は、上記実施の形態1に係る撮像装置を応用したカメラ付き携帯電話機である。
実施の形態2に係るカメラ付き携帯電話機は、その筐体内に、図1に示す撮像装置の構成を有する。そして、カメラ1は、その筐体、筐体内の構造体、筐体に固定される回路基板などに固定される。また、センサ2X,2Yも同様に、その筐体、筐体内の構造体、筐体に固定される回路基板などに固定される。また、センサ2X,2Yをカメラ1のケースに固定するようにしてもよい。
また、上述したように、小型・薄型のジャイロセンサを使用することで、筐体内の空間が狭い装置でも充分に、センサ2X,2Yを設置可能である。
なお、実施の形態2に係るカメラ付き携帯電話機のその他の構成および動作については、実施の形態1に係る撮像装置と同様であるので、その説明を省略する。
以上のように、上記実施の形態2に係る携帯電話機は、撮像素子1aと、撮像素子1aの光軸に対して垂直なX軸を中心とした撮像素子1aの角速度を検出する第1のジャイロセンサとしてのセンサ2Xと、撮像素子1aの光軸およびX軸に対して垂直なY軸を中心とした撮像素子1aの角速度を検出する第2のジャイロセンサとしてセンサ2Yと、撮像素子1aにより撮像された1枚の画像を複数の部分領域に区分した各部分画像の画像データに対して、撮像素子1aによる撮像の際にセンサ2X,2Yにより検出された撮像素子1aの角速度に基づき、手ブレ補正処理を施す演算部6とを備える。そして、撮像素子1aおよびセンサ2X,2Yは、図示せぬ携帯電話機の筐体内に固定される。
これにより、ジャイロセンサを使用することで、筐体が小さい携帯電話機でも、撮像素子の動きを検出することができ、手ブレ補正を簡単に実現することができるとともに、1枚の画像内の部分領域ごとに手ブレ補正が施されるため、1枚の画像内で手ブレ量や手ブレ方向が一定ではなくても、手ブレを良好に補正することができる。
携帯電話機は、電話機としての機能が優先された筐体形状とされることが多いため、特に手ブレが発生する可能性が高い。したがって、上述のようにして手ブレ補正を実行することで顕著な効果を奏する。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記各実施の形態では、X軸とY軸の2方向の動きに基づいて手ブレ補正を行っているが、手ブレの方向が1方向のみに限定される場合には、1方向のみの動きに基づいて手ブレ補正を行うようにしてもよい。手ブレの方向が1方向のみの場合でも、時間とともに手ブレの速度が変化する場合には、上述のようにセグメントごとに手ブレ補正を実行することは有効である。
上記各実施の形態では、動きデータとして、角速度データを使用しているが、その代わりに、動きを表す別の物理量のデータを使用するようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態において、ローリングシャッタのリセットタイミングのライン間の時間間隔は、1セグメントの露出期間内に、少なくとも1つのジャイロデータ5aのサンプルが得られる長さであればよい。
また、上記各実施の形態に係る撮像装置は、携帯電話機だけではなく、撮像機能を有するPDA(Personal Digital Asistant )、モバイル型パーソナルコンピュータなどの携帯端末機にも応用可能である。
なお、上記各実施の形態では、ローリングシャッタを使用しているが、その代わりにメカニカルシャッタを使用してもよい。
本発明は、例えば、デジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機などに適用可能である。
本発明の実施の形態1に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1におけるセンサが検出する角速度の方向を示す斜視図である。 実施の形態1におけるジャイロデータの一例を示す図である。 実施の形態1において実現されるローリングシャッタを説明する図である。 実施の形態1での撮影タイミングとジャイロデータの関係を示す図である。 実施の形態1に係る撮影装置の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1におけるセグメントの一例を示す図である。 実施の形態1による手ブレ量および手ブレ方向の一例を示す図である。 図6内の手ブレ補正処理の詳細について説明するフローチャートである。 実施の形態1におけるフィルタHの一例を示す図である。 実施の形態1におけるセグメントの手ブレ補正処理を示す模式図である。
符号の説明
1a 撮像素子、2X センサ(動き検出手段,第1のジャイロセンサ)、2Y センサ(動き検出手段,第2のジャイロセンサ)、3 サンプリング回路、4 ドライバ回路、5 メモリ(第1の記憶部,第2の記憶部)、6 演算部、11 手ブレ検出部(第1の計算部)、12 画像補正部(第2の計算部)。

Claims (4)

  1. 撮像素子と、
    上記撮像素子の光軸に対して垂直な方向に関する上記撮像素子の動きを検出する動き検出手段と、
    前記動きデータから前記撮像素子の手ブレ量と手ブレ方向を計算する第1の計算部と、
    前記撮像素子による元画像を初期の推測画像とし、推測画像を手ブレ方向へボケさせたボケ画像とその元画像との間の誤差画像に基づき推測画像を更新する推測画像更新処理を、所定の条件を満たすまで繰り返し実行し、推測画像更新処理後の推測画像に対してシャープニング処理を手ブレ方向に沿って施す2の計算部と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像素子により撮像された画像の画像データを記憶する第1の記憶部と、
    前記撮像素子による撮像の際の前記動き検出手段による動きデータを記憶する第2の記憶部と、
    前記撮像素子による1枚の画像の撮像タイミングに関連付けて、前記動き検出手段により検出された動きデータを上記第2の記憶部に格納するサンプリング回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記動き検出手段は、前記撮像素子の光軸に対して垂直な第1の軸を中心とした前記撮像素子の角速度を検出する、当該撮像装置の筐体内に固定された第1のジャイロセンサと、前記撮像素子の光軸および上記第1の軸に対して垂直な第2の軸を中心とした前記撮像素子の角速度を検出する、当該撮像装置の筐体内に固定された第2のジャイロセンサとで構成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記演算部は、各部分画像の撮影期間に対応して検出された複数の前記角速度と前記角速度のサンプリング時間間隔との積に基づき、前記第1の軸を中心とした前記撮像素子の第1の回転角および前記第2の軸を中心とした前記撮像素子の第2の回転角を計算し、その第1および第2の回転角に基づいて、手ブレ量および手ブレ方向を計算することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
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