本発明の各実施形態において共通となるデータ通信システムの構成について、図面を参照して説明する。尚、図1は、データ通信システムの構成を示すブロック図である。又、図2は、図1のデータ通信システムにおける送信装置の内部構成を示すブロック図であり、図3は、図1のデータ通信システムにおける受信装置の内部構成を示すブロック図である。
図1のデータ通信システムは、コンテンツを格納した記録媒体を再生するコンテンツ記録再生装置や放送信号を受信するチューナ装置などのAVデータを送信するAVソース機器1と、AVソース機器1からのAVデータをTSパケットに変換して無線LAN技術により送信する送信装置2と、送信装置2からのTSパケットを受信してAVデータに変換する受信装置3−1〜3−nと、受信装置3−1〜3−nそれぞれから送信されるAVデータより映像及び音声を出力する再生出力装置4−1〜4−nと、AVソース機器1を操作するための制御信号をIrDA通信方式による赤外線信号として送信するリモコン5と、より構成される。
このようなデータ通信システムによると、送信装置2と受信装置3−1〜3−nとの間で無線LANを構築するために、送信装置2が無線信号を送信するように使用しているチャンネルを受信装置3−1〜3−nそれぞれがサーチする。このようにして、送信装置2と受信装置3−1〜3−nとが同一のチャンネルを使用して、データの送受信が行われる。即ち、AVソース機器1から送信装置2にAVデータが与えられると、送信装置2において、AVデータがTSパケットに変換されて、無線LANによる無線信号として送信される。
そして、無線LANによる無線信号を受信装置3−1〜3−nが受信すると、無線信号より得られるTSパケットをAVデータに変換して、受信装置3−1〜3−nそれぞれに接続されている再生出力装置4−1〜4−nに与えられる。よって、再生出力装置4−1〜4−nそれぞれにおいて、AVデータに基づく映像及び音声が再生出力される。又、このとき、受信装置3−1〜3−nでは、データ破損したTSパケットを受信したとき、このデータ破損したTSパケットの再送を求めるための再送要求信号が無線LANを利用して送信される。更に、リモコン5が操作されてリモコンスルーデータがIrDA通信により再生出力装置4−1〜4−mのいずれかに送信されると、このリモコンスルーデータが無線LANを利用して送信される。尚、この再送要求信号及びリモコンスルーデータの送信動作については、各実施形態において説明する。
送信装置2では、無線LANを利用して送信される再送要求信号を受信すると、再送要求信号によって再送が要求されているTSパケットを確認すると、確認したTSパケットを読み出し、現在得られたAVデータによるTSパケットとともに再送するTSパケットを送信する。又、無線LANを利用して送信されるリモコンスルーデータを受信すると、赤外線信号に変換してIrDA通信によりAVソース機器1に送信する。このとき、AVソース機器1が赤外線信号を受信し、この赤外線信号によるリモコンスルーデータに基づく動作を行う。
このようなデータ通信システムにおける送信装置2の構成を、図2を参照して説明する。図2に示す送信装置2は、AVソース機器1からのAVデータが入力される入力インターフェース(I/F)201と、入力I/F201より入力されたAVデータをMPEG(Moving Picture Expert Group)符号化により圧縮符号化するとともにTSパケットを生成するTS処理部202と、受信装置3に送信するデータをBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などのデジタル変調方式に基づいて変調する変調部203と、変調部203で変調されたデータをSS方式やOFDM方式などの伝送方式に応じた信号とするとともにアナログ信号に変換してベースバンド(BB)信号を生成するBB部204と、BB部204のBB信号を使用している周波数チャンネルの搬送波周波数に重畳して高周波(RF)信号に変換するRF部205と、RF部205からのRF信号を送信するアンテナ206と、を備える。
又、この送信装置2は、RF部205においてアンテナ206で受信したRF信号を検波することでBB信号を生成し、BB部204によってデジタル信号に変換するとともに伝送方式に基づいてデジタル変調されたデータを取得する。そして、送信装置2は、BB部204で取得されたデータをデジタル変調方式に基づいて復調してTSパケットを取得する復調部207と、復調部207で取得したTSパケットより再送要求データを取得して再送が要求されるTSパケットを確認する再送要求確認部208と、復調部207で取得したTSパケットよりリモコンスルーデータを取得するリモコンスルーデータ生成部209と、リモコンスルーデータ生成部209で得られたリモコンスルーデータをIrDA通信方式による赤外線信号に変換して出力するIrDA送信部210と、送受信タイミング及び復調部207で取得したTSパケットの振り分けなどの装置全体の制御を行う制御部211と、を備える。
この送信装置2によると、AVソース機器1から入力I/F201にAVデータが入力されると、TS処理部202によって、MPEG符号化方式に従って、AVデータがデジタル化されてES(Elementary Stream)が生成された後、このESがパケット符号化されることでTSパケットが生成される。そして、この生成されたTSパケットは、再生装置3−1〜3−nからの再送要求に対応するために所定期間の間、TS処理部202内で一時的に格納され、格納されてから所定期間が経過すると、消去される。
このようにして得られたTSパケットは、変調部203に与えられてデジタル変調方式に基づいて変調された後、BB部204で所定の伝送方式に基づいて処理されることでBB信号に変換されると、RF部205で、周波数チャンネルの搬送波周波数に周波数変換されることでRF信号としてアンテナ206より送信される。又、受信装置3−1〜3−nからのRF信号をアンテナ206で受信すると、RF部205で周波数変換されてBB信号が取得された後、BB部204で所定の伝送方式に基づいてBB信号が処理されるとともに、復調部207でデジタル変調方式に基づいて復調されてTSパケットが得られる。
このTSパケットが再送要求データを構成することを確認したとき、再送要求確認部208で復号化されることで、再送要求データによって再送が要求されるTSパケットが確認される。そして、再送要求確認部208が、再送要求されたTSパケットを変調部203に与えるように、TS処理部202に指示する。よって、再送要求されたTSパケットが、TS処理部202で現在生成されたTSパケットとともに変調部203に与えられて変調された後、BB部204及びRF205を介して、アンテナ206より送信される。
又、復調部207で得られたTSパケットがリモコンスルーデータを構成することを確認したとき、リモコンスルーデータ生成部209で復号化されることで、AVソース機器1を操作するためのリモコンスルーデータが得られる。そして、このリモコンスルーデータがIrDA送信部210に与えられると、IrDA通信方式の赤外線信号に変換され、赤外線発光素子を発光させることで、AVソース機器1に赤外線信号として送信される。
更に、図1に示すデータ通信システムにおける受信装置3−1〜3−nの構成を、図3を参照して説明する。図3に示す受信装置3(図1の受信装置3−1〜3−nに相当する)は、送信装置2又は他の受信装置3からのRF信号を受信するアンテナ301と、アンテナ301で受信したRF信号を検波することでBB信号を取得するRF部302と、RF部302で取得したBB信号を所定の伝送方式でデジタル変調された信号に変換するBB部303と、BB部303で得られた信号をデジタル変調方式に基づいて復調してTSパケットを取得する復調部304と、復調部304で取得されたTSパケットよりAVデータを取得するMPEG復号化部305と、MPEG復号化部で得られたAVデータを再生出力装置4(図1の再生出力装置4−1〜4−nに相当する)に出力する出力I/F306と、を備える。
又、この受信装置3は、MPEG復号化部305で復号化されたTSパケットが破損しているか否かを確認して破損している場合は再送要求データとなるTSパケットを生成する再送要求管理部307と、リモコン5からの赤外線信号を受信してリモコンスルーデータを取得するIrDA受信部308と、IrDA受信部308からのリモコンスルーデータの管理を行うとともにリモコンスルーデータによるTSパケットの生成を行うリモコン管理部309と、再送要求管理部307及びリモコン管理部309で得られたTSパケットをデジタル変調方式によって変調する変調部310と、送受信タイミングなどの装置全体の制御を行う制御部311と、を備える。そして、この受信装置3は、変調部310で変調された信号がBB部303に与えられて所定の伝送方式で処理されてBB信号とするとともに、RF部302で搬送波周波数に重畳することでRF信号に変換して、アンテナ301より送信する。
この受信装置3によると、送信装置2からのRF信号をアンテナ301によって受信すると、RF部302において検波されるとともに周波数変換されることでBB信号が得られとともに、このBB信号がBB部303で所定の伝送方式で処理された後、復調部304で所定のデジタル変調方式に従って復調されることで、AVデータによるTSパケットが得られる。そして、このAVデータによるTSパケットがMPEG復号化部305に与えられると、MPEG符号化方式に従って復号化されてESが得られるとともに、ESからAVデータが生成される。
このとき、MPEG復号化部305では、TSパケットの復号化を行ったときに、復号化を正常に行うことができるか否かを確認することで、取得したTSパケットが破損しているか否かを確認する。そして、TSパケットが正常に復号化された場合、得られたAVデータが出力I/F306を介して再生出力装置4に出力され、再生出力装置4において、映像及び音声が出力される。又、TSパケットが正常に復号化されず、TSパケットに異常が確認された場合、異常が確認されたTSパケットが再送要求管理部307に通知される。よって、再送要求管理部307によって、異常が確認されたTSパケットの再送を要求するための再送要求データが生成され、この再送要求データとなるTSパケットが変調部310に与えられる。
又、リモコン5から送信された赤外線信号をIrDA受信部308の赤外線受光素子で受信すると、赤外線信号をIrDA通信方式に従って処理することでリモコンスルーデータを取得する。そして、IrDA受信部308で取得したリモコンスルーデータがリモコン管理部309に与えられると、パケット化されてTSパケットが得られて、変調部310に与えると、このTSパケットがデジタル変調方式により変調された後、BB部303で所定の伝送方式で処理されてBB信号に変換される。このようにして得られたBB信号がRF部302で搬送波周波数に重畳されることでRF信号とされ、アンテナ301より送信される。
又、他の受信装置3からのRF信号をアンテナ301で受信したとき、RF部302及びBB部303及び復調部304それぞれで処理されることによって、受信したRF信号から再送要求データ及びリモコンスルーデータとなるTSパケットを確認する。そして、再送要求データを含むTSパケットが再送要求管理部307に与えられ、又、リモコンスルーデータを含むリモコン管理部309に与えられる。この再送要求管理部307及びリモコン管理部309における詳細な動作については、後述する。
このような送信装置2及び受信装置3−1〜3−nによって構成されるデータ通信システムにおいて、第1〜第3の実施形態では、受信装置3−1〜3−n間の内の1台の受信装置3が親機となり、リモコンスルーデータ及び再送要求データの管理を行い、送信装置2にリモコンスルーデータ及び再送要求データを送信する。このとき、親機となる受信装置3以外のn−1台の受信装置3が子機となり、リモコンスルーデータ及び再送要求データを親機となる受信装置3に送信する。
この親機及び子機として動作する受信装置3−1〜3−nと送信装置2とが正常に通信を行うために、図4に示すように、送信装置2からAVデータが送信されるタイミングT1と、受信装置3−1〜3−nの間で通信が行われて親機となる受信装置3にリモコンスルーデータ及び再送要求データが送信されるタイミングT2と、親機となる受信装置3から送信装置2にリモコンスルーデータ及び再送要求データが送信されるタイミングT3と、が設定される。このタイミングT1〜T3が、送信装置2及び受信装置3−1〜3−nの間で設定され、送信装置2の制御部211及び受信装置3−1〜3−nの制御部311で確認される。
即ち、タイミングT1において、送信装置2からAVデータによるRF信号が送信されると、このRF信号を受信装置3−1〜3−nが受信される。又、タイミングT2において、リモコンスルーデータ及び再送要求データによるRF信号が、受信装置3−1〜3−nのうち子機となる受信装置3から親機となる受信装置3に送信される。そして、親機となる受信装置3によって、受信装置3−1〜3−n全てにおけるリモコンスルーデータ及び再送要求データが管理される。この管理されたリモコンスルーデータ及び再送要求データによるRF信号が、親機となる受信装置3から送信装置2に送信される。
この図4に示す各送信タイミングT1〜T3において、タイミングT1,T2の切り換えが、送信装置2及び受信装置3−1〜3−nで管理され、又、タイミングT2,T3の切り換えは、親機となる受信装置3によって管理される。このとき、親機となる受信装置3では、送信装置2と通信を行う受信装置3−1〜3−nを認識し、制御部311において記憶される。よって、親機となる受信装置3では、制御部311に記憶した受信装置3−1〜3−nを確認することで、リモコンスルーデータ及び再送要求データによるRF信号が子機となる受信装置3全てから送信されたか確認される。以下に、親機となる受信装置3によるタイミングT2,T3の切り換え管理動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
送信装置2及び受信装置3−1〜3−nそれぞれにおいて、送信装置2からの送信タイミングT1が終了して、受信装置3−1〜3−n間での送信タイミングT2に切り替わったことが確認されると、親機となる受信装置3において、図5のフローチャートによるタイミングT2,T3の切り換え管理動作が開始する。
このとき、親機となる受信装置3では、まず、RF部302及びBB部303において、子機となる受信装置3からのRF信号の受信の確認を行う(STEP1)。そして、子機となる受信装置3からのRF信号の受信を確認すると(Yes)、このRF信号から取得されるTSパケットが復調部304によって取得されて、このTSパケットのヘッダによって子機となる受信装置3が確認される(STEP2)。その後、TSパケットが再送要求データである場合は再送要求管理部307に与え、又、TSパケットがリモコンスルーデータである場合はリモコン管理部309に与え、データの管理が行われる(STEP3)。尚、このとき、TSパケットに再送要求データ及びリモコンスルーデータの内容がない場合は、子機となる受信装置3との通信が確認され、そのTSパケットが破棄される。
このSTEP3でのデータの管理が行われるとき、再送要求管理部307では、再送を求めるTSパケットを示す再送要求データを一時的に記憶するが、再送を求めるTSパケットが既に記憶されている再送要求データによって示されるTSパケットと同一である場合は、新たに確認された再送要求データを破棄する。又、リモコン管理部309では、受信装置3−1〜3−nの親機及び子機の関係に応じて、送信装置2に送信するリモコンスルーデータが選択される。そして、制御部311において、送信装置2と通信を行う受信装置として記憶された子機となる受信装置3全てとの通信が完了したか否かが確認される(STEP4)。
このとき、子機となる受信装置3全てとの通信が完了したことが確認されると(Yes)、送信タイミングをタイミングT2からタイミングT3に切り換える(STEP5)。よって、再送要求管理部307で記憶された再送要求データがTSパケットとして変調部310に与えられるとともに、リモコン管理部309で記憶されたリモコンスルーデータがTSパケットとして変調部310に与えられる。そして、変調部310において、与えられたTSパケットをデジタル変調した後、RF部302及びBB部303においてRF信号に変換して、アンテナ301より送信機2に送信する。一方、まだ通信が完了していない子機となる受信装置3が存在する場合(No)、再び、STEP1に移行して、子機となる受信装置3からのRF信号の受信を確認する。
このようなデータ通信システムの各実施形態について、以下に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態におけるデータ通信システムにおいては、上述のような構成及び動作を行うとともに、受信装置同士において親機及び子機の設定が行われる。以下では、この受信装置同士における親機及び子機の設定について、図面を参照して説明する。尚、図6は、受信装置における親機及び子機の設定動作を示すフローチャートである。
本実施形態におけるデータ通信システムでは、受信装置3が、図6のフローチャートのように動作する。この受信装置3の動作について、以下に説明する。受信装置3の電源がONとされると(STEP11)、まず、RF部302で選局動作を行うことによって、送信装置2がRF信号を送信するために使用しているチャンネルを選局し、その搬送波周波数を確認する(STEP12)。そして、送信タイミングT2,T3となったときに、他の受信装置3からのRF信号の送信の有無が確認される(STEP13)。
このとき、受信したRF信号より得られたBB信号を復調部304で復調する際に、BB信号のヘッダより他の受信装置3からのRF信号の送信を確認すると(Yes)、制御部311において、自機器が子機として動作するように設定する(STEP14)。そして、制御部311において、新たにデータ通信システムに子機として参加することを示す信号を生成し、変調部310で変調した後、BB部303及びRF部302によってRF信号とし、アンテナ301より親機となる受信装置3に送信する(STEP15)。
一方、送信タイミングT2,T3において、他の受信装置3からのRF信号の受信がなく、送信タイミングT1に切り替わり、復調部304で復調する際に、BB信号のヘッダより送信装置2からのRF信号の受信を確認すると(No)、制御部311において、自機器が親機として動作するように設定する(STEP16)。このように親機として動作するように設定することで、新たにデータ通信システムに参加した他の受信装置3からのRF信号を受信し、受信したRF信号より得られるBB信号を復調したときに確認されるヘッダより、子機となる受信装置3を認識して制御部311に記憶する。
その後、送信タイミングT2より受信した子機となる受信装置3からのRF信号より得られる再送要求データ及びリモコンスルーデータをそれぞれ、再送要求管理部307及びリモコン管理部309それぞれで管理する。そして、送信タイミングT3に切り変わったことを確認すると、再送要求管理部307及びリモコン管理部309それぞれで管理された再送要求データ及びリモコンスルーデータとなるTSパケットを生成する。このTSパケットを変調部310でデジタル変調した後、BB部303及びRF部302を介してRF信号とし、アンテナ301より送信装置2に送信する。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態におけるデータ通信システムにおいては、上述のような構成及び動作を行うとともに、受信装置同士において親機及び子機の設定が行われる。以下では、この受信装置同士における親機及び子機の設定について、図面を参照して説明する。尚、図7は、受信装置における親機及び子機の設定動作を示すフローチャートである。又、図7のフローチャートにおいて、図6のフローチャートと同一の目的とするステップについては、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態におけるデータ通信システムでは、第1の実施形態と異なり、親機となる受信装置3において、現在データ通信システムに参加している受信装置3全てのBER(Bit Error Rate)を確認し、そのBERが低い受信装置3を親機とするように設定する。尚、本実施形態においても、受信装置3がデータ通信システムに参加するとき、第1の実施形態と同様、既に親機となる受信装置3の存否に応じて親機及び子機が設定されるものとする。
即ち、図7のフローチャートに示すように、第1の実施形態と同様、受信装置3が電源ONとされると(STEP11)、データ通信システムで使用されるチャンネルの搬送波周波数が確認された後、他の受信装置3からのRF信号の送信の有無が確認される(STEP12,STEP13)。そして、他の受信装置3からのRF信号を確認したとき、子機として動作して自機器が参加したことを通知し(STEP14,STEP15)、又、他の受信装置3からのRF信号を確認しなかったとき、親機として動作する(STEP16)。
このようにして親機及び子機が設定されるとき、STEP16で親機として動作する場合、制御部311に備えられる不図示のタイマが初期化されて、BERの測定タイミングを確認するためのタイマ計測が開始される(STEP21)。その後、制御部311において、電源がOFFされるように操作されたか否かを確認する(STEP22)。このとき、電源OFFの指示がなされていない場合(No)、制御装置311において、タイマによる計測時間によりBERの測定タイミングであるか否かが確認される(STEP23)。
そして、BERの測定タイミングでない場合は(No)、STEP22に移行して電源のOFFが確認され、一方、BERの測定タイミングである場合は(Yes)、データ通信システムに参加している自機器を含む受信装置3全てのBERの測定を行う(STEP24)。このように動作するとき、この親機となる受信装置3では、BERの測定タイミングとなるまで、送信タイミングT2毎に、再送要求管理部307において、子機となる受信装置3それぞれから送信される再送要求データにより確認された再送要求するTSパケットのパケット数が子機となる受信装置3毎に記憶されるとともに、親機となる自機器において再送要求されるTSパケットのパケット数が記憶される。そして、このBERの測定タイミングとなると、自機器を含む受信装置3それぞれに対して、記憶した再送要求したTSパケットのパケット総数を確認し、各受信装置3のBERを測定する。
このようにして、STEP24において、データ通信システムに参加している自機器を含む受信装置3それぞれのBERを測定すると、親機である自機器のBERよりもBERが低くなる子機となる受信装置3の存否が確認される(STEP25)。そして、STEP25において、自機器のBERよりもBERが低くなる子機となる受信装置3が確認されなかったとき(No)、STEP21に移行してタイマ(不図示)がリセットされ、一方、STEP25において、自機器のBERよりもBERが低くなる子機となる受信装置3が確認されたとき(Yes)、確認された子機となる受信装置3を親機とする通知信号(以下、「親機通知信号」とする)を制御部311で生成して送信する(STEP26)。
即ち、親機通知信号を変調部310でデジタル変調した後、BB部303及びRF部302を介してRF信号とし、アンテナ301より送信装置2に送信する。その後、子機として動作するように設定されて(STEP27)、後述するSTEP31の動作状態に移行する。又、親機通知信号には、現在データ通信システムに参加している受信装置3全てを示すデータが含まれるとともに、次に親機となる受信装置3を示すデータが含まれる。よって、次回より親機として動作する受信装置3では、現在データ通信システムに参加している受信装置3全てが親機通知信号によって確認される。
又、STEP22において、電源OFFの指示が成された場合(Yes)、データ通信システムに参加している自機器を含む受信装置3全てのBERの測定を行うとともに、そのBERが最低となる自機器以外の受信装置3を確認する(STEP28)。そして、STEP26と同様、BERが最低となる自機器以外の受信装置3を親機とすることを通知する親機通知信号を制御部311で生成して送信し(STEP29)、自機器の電源をOFFとする(STEP30)。このとき、親機通知信号には、現在データ通信システムに参加している受信装置3から自機器を除いた受信装置3がデータ通信システムに参加していることを示すデータが含まれる。
尚、STEP24、STEP25、及びSTEP28の動作が、送信タイミングT2に切り替わってから、子機となる送信装置3からのRF信号を全て受信した後に行われる場合、送信タイミングT3に切り換えて、再送要求データ及びリモコンスルーデータを含むRF信号を送信装置2に送信した後、STEP26及びSTEP29において、親機を切り換えることを示す親機通知信号を送信する。又、STEP24、STEP25、及びSTEP28の動作が、送信タイミングT2に切り替わった瞬間に、子機となる送信装置3からのRF信号を受信する前に行われる場合、STEP26及びSTEP29において、親機を切り換えることを示す親機通知信号を送信する。その後、新たに子機となる自機器を含む子機となる受信装置3から再送要求データ及びリモコンスルーデータを含むRF信号が、新たに親機となった受信装置3に送信され、送信タイミングT3に切り替わる。
STEP15又はSTEP27の動作が行われて子機として動作するように設定されたとき、まず、制御部311において、電源がOFFされるように操作されたか否かを確認する(STEP31)。このとき、電源OFFの指示がなされていない場合(No)、親機として動作している送信装置3から、自機器を親機とすることを示す親機通知信号となるRF信号が送信されたか否かが確認される(STEP32)。
そして、この親機通知信号となるRF信号をアンテナ301で受信して、RF部302及びBB部303を介して復調部304で復調されて、親機通知信号が確認されると(Yes)、制御部311によって親機として動作するように設定して(STEP33)、STEP21に移行する。このとき、現在データ通信システムに参加している受信装置3全てを親機通知信号より確認し、制御部311に記憶する。一方、親機通知信号となるRF信号が受信されなかった場合は(No)、STEP31に移行して、電源OFFが指示されたか否かが確認される。
又、STEP31において、電源OFFの指示がなされたことが確認されると(Yes)、親機となる受信装置3に対して、電源OFFとなりデータ通信システムから離脱することを通知するための通知信号(以下、「離脱通知信号」とする)を制御部311で生成して送信し(STEP34)、電源OFFとなる(STEP35)。この離脱通知信号が親機となる受信装置3が受信すると、制御部311で記憶している現在データ通信システムに参加している受信装置3を、その記憶から削除する。
本実施形態において、上述のように動作するとき、親機通知信号が、子機のまま動作する受信装置3において受信されるものとしても構わない。このとき、子機のまま動作する受信装置3において親機通知信号が受信されることで、次回より親機として動作する受信装置3を確認することができる。又、本実施形態において、子機として動作する受信装置3においても、BERが測定されるタイミングが認識されるものとし、親機及び子機として動作する受信装置3が同期して、子機となる受信装置3が親機通知信号の有無を確認するものとしても構わない。
更に、本実施形態において、第1の実施形態において、まず、電源をONとした順番により親機となる受信装置3が設定されるものとしたが、新たにデータ通信システムに参加した受信装置3が確認されると、この受信装置3を含む全ての受信装置3のBERが確認されて、最も低いBERとなる受信装置3が親機として設定されるものとしても構わない。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態におけるデータ通信システムにおいては、上述のような構成及び動作を行うとともに、受信装置同士において親機及び子機の設定が行われる。以下では、この受信装置同士における親機及び子機の設定について、図面を参照して説明する。尚、図8は、受信装置における親機及び子機の設定動作を示すフローチャートである。又、図8のフローチャートにおいて、図7のフローチャートと同一の目的とするステップについては、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態におけるデータ通信システムでは、第1の実施形態と異なり、リモコン5からの赤外線信号を受信した受信装置3が親機として設定される。尚、本実施形態においても、受信装置3がデータ通信システムに参加するとき、第1及び第2の実施形態と同様、既に親機となる受信装置3の存否に応じて親機及び子機が設定されるものとする。即ち、図8のフローチャートに示すように、第1の実施形態と同様、受信装置3が電源ONとされると、使用チャンネルの搬送波周波数が確認された後、他の受信装置3が既にデータ通信システムに参加しているか否かが確認される(STEP11〜STEP13)。そして、他の受信装置3からのRF信号を確認したとき、子機として動作して自機器が参加したことを通知し(STEP14,STEP15)、一方、他の受信装置3からのRF信号を確認しなかったとき、親機として動作する(STEP16)。
このようにして親機及び子機が設定されるとき、STEP16で親機として動作する場合、まず、電源がOFFされるように操作されたか否かを確認する(STEP22)。このとき、電源OFFの指示がなされていない場合(No)、送信タイミングT2において、子機として動作している受信装置3から送信されるRF信号から、リモコンスルーデータとなるTSパケットの有無が確認される(STEP41)。そして、受信したRF信号を処理することで得られたTSパケットよりリモコンスルーデータとなるTSパケットが確認されて、このリモコンスルーデータとなるTSパケットがリモコン管理部309に与えられると(Yes)、このリモコンスルーデータによるRF信号を送信した受信装置3が確認される(STEP42)。
その後、リモコンスルーデータによるRF信号を送信した受信装置3を親機とする親機通知信号を制御部311で生成して送信する(STEP26)。その後、子機として動作するように設定されて(STEP27)、STEP31に移行して、電源がOFFされるように操作されたか否かを確認する。又、STEP41において、復調部304より与えられるTSパケットよりリモコンスルーデータとなるTSパケットが確認されなかったときは(No)、STEP22に移行して、電源がOFFされるように操作されたか否かを確認する。
又、STEP22において、電源OFFの指示が成された場合(Yes)、第2の実施形態と同様、データ通信システムに参加している自機器を含む受信装置3全てのBERの測定を行い、BERが最低となる自機器以外の受信装置3を確認する(STEP28)。そして、BERが最低となる自機器以外の受信装置3を親機とすることを通知する親機通知信号を制御部311で生成して送信し(STEP29)、自機器の電源をOFFとする。
STEP15又はSTEP27の動作が行われて子機として動作するように設定されたとき、第2の実施形態と同様、電源がOFFされるように操作されたか否かを確認する(STEP31)。このとき、電源OFFの指示がなされていない場合(No)、リモコン5からの赤外線信号をIrDA受信部308で受信したか否かが確認される(STEP43)。そして、リモコン5からの赤外線信号の受信を確認すると(Yes)、リモコンスルーデータによるTSパケットをリモコン管理部309によって生成し、変調部310でデジタル変調した後、BB部303及びRF部302によってRF信号として、アンテナ301より送信する(STEP44)。
その後、親機となる受信装置3からの親機通知信号を受信すると(STEP45)、制御部311によって親機として動作するように設定して(STEP33)、STEP22に移行する。このとき、親機通知信号より、現在データ通信システムに参加している受信装置3を確認する。又、STEP43において、リモコン5からの赤外線信号の受信がなかったとき(No)、自機器を親機とすることを示す親機通知信号となるRF信号が送信されたか否かが確認される(STEP32)。そして、親機通知信号となるRF信号を受信したとき(Yes)、STEP33に移行して親機として設定され、一方、親機通知信号となるRF信号を受信しなかったとき(No)、STEP31に移行して、電源がOFFとされたか否かが確認される。
更に、STEP31において、電源OFFの指示がなされたことが確認されると(Yes)、第2の実施形態と同様、親機となる受信装置3に対して、電源OFFとなりデータ通信システムから離脱することを通知するための離脱通知信号を制御部311で生成して送信し(STEP34)、電源OFFとなる(STEP35)。
本実施形態において、上述のように動作するとき、送信タイミングT3に切り替わったとき、現在親機として動作している受信装置3から送信装置2に再送要求データ及びリモコンスルーデータを示すRF信号が送信された後、新たに親機として設定する受信装置3が次回から親機として動作するものとしても構わない。又、送信タイミングT2に切り替わったとき、リモコンスルーデータを示すRF信号が最初に送信されるものと規定し、新たに親機として設定する受信装置3が即座に設定され、子機として動作する他の受信装置3から再送要求データを示すRF信号が送信されるものとしても構わない。そして、送信タイミングT3に切り替わり、この新たに親機として設定された受信装置3から送信装置2に再送要求データ及びリモコンスルーデータを示すRF信号が送信される。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態におけるデータ通信システムにおいては、第1〜第3の実施形態と異なり、リモコンからの赤外線信号を受信装置が受信したとき、この赤外線信号を受信した受信装置以外の受信装置からの再送要求データの送信が禁止される。
本実施形態におけるデータ通信システムでは、第1〜第3の実施形態と異なり、データ通信システムに参加している受信装置3−1〜3−nそれぞれが、再送要求データ及びリモコンスルーデータを含むRF信号を送信装置2に送信する。即ち、受信装置3−1〜3−nがポーリング動作を行い、受信装置3−1〜3−nそれぞれの送信タイミングが設定され、受信装置3−1〜3−nそれぞれが自機器の送信タイミングにおいて、送信装置2へのRF信号の送信動作を行う。このとき、受信装置3(図1の受信装置3−1〜3−nに相当する)が、図9のフローチャートのように動作する。
この受信装置3の動作について、図9のフローチャートを参照して以下に説明する。データ通信システムに参加している受信装置3は、電源ONとされると、まず、電源がOFFとすることが指示されたか否かが確認される(STEP50)。そして、電源OFFの指示がないことを確認すると(Yes)、リモコン5からの赤外線信号をIrDA受信部308で受信したか否かを確認する(STEP51)。このとき、リモコン5からの赤外線信号をIrDA受信部308で受信したことを確認すると(Yes)、制御部311に備えられる不図示のタイマが初期化されて、他の受信装置3における再送要求データの送信を禁止する禁止期間を測定するためのタイマ計測が開始される(STEP52)。
そして、送信タイミングT2になると、制御部311において、他の受信装置3における再送要求データの送信を禁止するための通知信号(以下、「禁止通知信号」とする)を生成して、変調部310で変調した後、BB部303及びRF部302によってRF信号とし、アンテナ301より親機となる受信装置3に送信する(STEP53)。このように禁止通知信号を送信することで、この禁止通知信号を受信した他の受信装置3が、再送要求データの送信を停止する。
その後、送信タイミングT3に切り換え、IrDA受信部308で受信した赤外線信号より確認されるリモコンスルーデータによるTSパケットをリモコン管理部309で生成し、変調部310で変調した後、BB部303及びRF部302によってRF信号とし、アンテナ301より送信装置2に送信する(STEP54)。そして、制御部311のタイマによる計測時間を確認し、禁止期間が終了したか否かが確認される(STEP55)。
このとき、禁止期間が終了したことを確認すると(Yes)、他の受信装置3で禁止されている再送要求データの送信を許可するための通知信号(以下、「解除通知信号」とする)を生成して、変調部310で変調した後、BB部303及びRF部302によってRF信号とし、アンテナ301より他の受信装置3に送信する(STEP56)。このように解除通知信号を送信タイミングT2の間に送信することで、この解除通知信号を受信した他の受信装置3が、再送要求データの送信を再開する。
又、STEP51において、IrDA受信部308でリモコン5からの赤外線信号の受信を確認しなかったとき(No)、禁止通知信号となるRF信号を受信したか否かが確認される(STEP57)。このとき、禁止通知信号となるRF信号の受信が確認されない場合(No)、他の通信装置3における再送要求データの送信を禁止する禁止期間であるか否かを確認する(STEP58)。そして、禁止期間であることを確認すると(Yes)、STEP53と同様、送信タイミングT2のときに、禁止通知信号を制御部311で生成して、他の送信装置3に送信し(STEP59)、STEP55に移行する。
又、STEP57において、他の受信装置3からのRF信号を受信して復調部304で復調して得られた禁止通知信号を制御部311で確認すると(Yes)、再送要求管理部307による再送要求データの生成動作を停止させる。(STEP60)。よって、再送要求データとなるRF信号の送信装置2への送信動作が停止する。その後、解除通知信号となるRF信号を受信したか否かが確認される(STEP61)。そして、解除通知信号となるRF信号の受信が確認されない場合(No)、STEP51と同様、リモコン5からの赤外線信号をIrDA受信部308で受信したか否かを確認する(STEP62)。
このとき、リモコン5からの赤外線信号の受信を確認すると(Yes)、再送要求管理部307による再送要求データの生成動作を再開するとともに(STEP63)、STEP52に移行し、一方、リモコン5からの赤外線信号の受信が確認されなかったとき(No)、STEP60に移行して、再生要求管理部307を停止状態のままとする。又、STEP61において、他の受信装置3からのRF信号を受信して復調部304で復調して得られた解除通知信号を制御部311で確認すると(Yes)、STEP63と同様、再送要求管理部307による再送要求データの生成動作を再開する(STEP64)。
このように動作しているとき、STEP55において、禁止期間の経過が確認されなかったとき(No)、又は、STEP56における解除通知信号の送信動作を行ったとき、又は、STEP58において、禁止期間の設定がなされていないとき(No)、又は、STEP64において再送要求管理部307の動作が再開されたとき、STEP50に移行して、電源OFFの指示が成されたか否かが確認される。
又、STEP50において、電源OFFの指示が成されたことを確認すると(Yes)、禁止期間の設定を行っているか否かが確認される(STEP65)。そして、禁止期間を設定して他の受信装置3による再送要求の禁止を行っている場合は(Yes)、STEP56と同様にして、解除通知信号を送信した後(STEP66)、電源をOFFとする(STEP67)。一方、禁止期間の設定を行っていない場合(No)、そのまま電源をOFFする(STEP67)。
受信装置3−1〜3−nがこのように動作するデータ通信システムによると、図10のように各装置が動作する。即ち、受信装置3−1〜3−nにリモコン5からの赤外線信号の送信がない場合、図10(a)のように、送信装置2からAVデータとなるRF信号が送信されて受信装置3−1〜3−nで受信されるとともに、受信装置3−1〜3−nそれぞれから再送要求データとなるRF信号が送信される。それに対して、リモコン5から受信装置3−1に赤外線信号が送信されると、図10(b)のように、受信装置3−1から受信装置3−2〜3−nそれぞれに対して、禁止通知信号となるRF信号が送信されて、禁止期間が設定される。そして、再送要求データ及びリモコンスルーデータとなるRF信号が受信装置3−1から送信装置2に送信される。
その後、禁止期間の間、図10(c)のように、送信装置2からAVデータとなるRF信号が送信されて受信装置3−1〜3−nで受信されるとともに、受信装置3−1のみから再送要求データとなるAVデータが送信される。そして、禁止期間が経過すると、図10(d)のように、受信装置3−1から受信装置3−2〜3−nそれぞれに対して、解除通知信号となるRF信号が送信されて、禁止期間が解除される。よって、図10(a)のように、送信装置2からAVデータとなるRF信号が送信されて受信装置3−1〜3−nで受信されるとともに、受信装置3−1〜3−nそれぞれから再送要求データとなるRF信号が送信される。
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態におけるデータ通信システムにおいても、第4の実施形態と同様、第1〜第3の実施形態と異なり、リモコンからの赤外線信号を受信装置が受信したとき、この赤外線信号を受信した受信装置以外の受信装置からの再送要求データの送信が禁止される。
本実施形態におけるデータ通信システムにおいても、第4の実施形態と同様、データ通信システムに参加している受信装置3−1〜3−nそれぞれが、再送要求データ及びリモコンスルーデータを含むRF信号を送信装置2に送信する。即ち、受信装置3−1〜3−nがポーリング動作を行い、受信装置3−1〜3−nそれぞれの送信タイミングが設定され、受信装置3−1〜3−nそれぞれが自機器の送信タイミングにおいて、送信装置2へのRF信号の送信動作を行う。
そして、データ通信システムに参加している受信装置3(受信装置3−1〜3−nに対応する)の内のいずれかにリモコン5からの赤外線信号が送信されると、赤外線信号を受信した受信装置3のみが再送要求データ及びリモコンスルーデータの送信を行い、その他の受信装置3による再送要求データの送信が禁止される。このとき、本実施形態では、第4の実施形態と異なり、リモコン5からの赤外線信号を受信した受信装置3から他の受信装置3の再送要求動作を禁止するための禁止通知信号が送信されるのではなく、送信装置2よりAVデータとなるRF信号に、リモコン5からの赤外線信号を受信した受信装置3が存在することを示すデータ(以下、「リモコンスルーデータ確認情報」とする)が付加されて送信される。
よって、送信装置2からのRF信号よりリモコンスルーデータ確認情報を確認した受信装置3では、自機器がリモコン5からの赤外線信号を受信している場合は、通常通り、再送要求データ及びリモコンスルーデータの送信を行う。又、リモコンスルーデータ確認情報より他の受信装置3がリモコン5からの赤外線信号を受信したことを確認した場合は、自機器による再送要求データの送信を停止する。
このようなデータ通信システムにおける送信装置2及び受信装置3の動作について、図面を参照して説明する。図11は、送信装置2及び受信装置3−1〜3−nの動作状態を説明するための状態遷移図である。尚、説明を簡単にするため、受信装置3−1に対してリモコン5から赤外線信号が送信される例を挙げて、以下に説明する。
第4の実施形態と同様、送信装置2から送信されるAVデータによるRF信号が、この送信装置2が参加しているデータ通信システムに参加している受信装置3−1〜3−nによって受信される。このとき、リモコン5からの赤外線信号の送信がない場合、受信装置3−1〜3−nそれぞれでは、正常に受信できなかったTSパケットを再送要求するための再送要求データを再送要求管理部307で生成し、図11(a)のように、この再送要求データによるRF信号を送信装置2に対して送信する。
そして、リモコン5からの赤外線信号を受信装置3−1が受信すると、再送要求管理部307で再送要求データが生成されるとともにリモコン管理部309でリモコンスルーデータが生成され、図11(b)のように、受信装置3−1から再送要求データ及びリモコンスルーデータによるRF信号が送信装置2に送信される。送信装置2では、このRF信号をBB部204及びRF部205で処理した後に復調部207で復調することで、受信装置3−1から送信されたRF信号であることを確認するとともに、リモコンスルーデータをリモコンスルーデータ生成部209において確認する。
よって、受信装置3−1からリモコンスルーデータが送信されたことを示すリモコンスルーデータ確認情報をTS処理部202で生成し、AVデータによるTSパケットのヘッダにリモコンスルーデータ確認情報を付加する。そして、このリモコンスルーデータ確認情報が付加されたAVデータによるTSパケットを、変調部203でデジタル変調した後、BB部204及びRF部205を介して、図11(c)のように、アンテナ206より受信装置3−1〜3−nに対して送信する。
そして、受信装置3−1〜3−nそれぞれが、このリモコンスルーデータ確認情報が付加されたRF信号を受信すると、復調部304に復調したときに、そのヘッダ部におけるリモコンスルーデータ確認情報が確認される。このとき、受信装置3−1では、リモコンスルーデータ確認情報によって確認される受信装置が自機器であるため、再送要求管理部307を動作させたままとする。又、受信装置3−2〜3−nでは、リモコンスルーデータ確認情報によって確認される受信装置が他の受信装置3−1であるため、所定期間を禁止期間として、この禁止期間の間、再送要求管理部307の動作を停止する。
よって、この禁止期間の間、図11(d)のように、送信装置2からAVデータとなるRF信号が送信されて受信装置3−1〜3−nで受信されるとともに、受信装置3−1のみから再送要求データとなるAVデータが送信される。即ち、受信装置3−2〜3−nからの再送要求データが送信されることがない。そして、禁止期間が経過したことを受信装置3−2〜3−nそれぞれが確認すると、再び、図11(a)のように、受信装置3−2〜3−nからの再送要求データの送信が許可される。
又、図11(d)のように、受信装置3−2〜3−nからの再送要求データが送信されない禁止期間であるときに、例えば、受信装置3−2にリモコン5から赤外線信号が送信されると、図12(a)のように、受信装置3−2における再送要求動作が再開されるとともに、受信装置3−2から再送要求データ及びリモコンスルーデータとなるRF信号が送信装置2に送信される。よって、送信装置2より、図12(b)のように、受信装置3−2からリモコンスルーデータが送信されたことを示すリモコンスルーデータ確認情報が付加されたAVデータによるRF信号が送信される。そして、再び、禁止期間が設定されて、この禁止期間の間、図12(c)のように、送信装置2からAVデータとなるRF信号が送信されて受信装置3−1〜3−nで受信されるとともに、受信装置3−2のみから再送要求データとなるAVデータが送信されることとなる。
尚、本実施形態において、送信装置2からのリモコンスルーデータ確認情報が付加されたAVデータによるRF信号を受信装置3−1〜3−nが受信することで、受信装置3−1〜3−nそれぞれで禁止期間が設定されるものとしたが、送信装置2によって、禁止期間の経過が確認されて、解除を通知するための情報を付加したAVデータによるRF信号を受信装置3−1〜3−nに送信するものとしても構わない。このとき、受信装置3−1〜3−nにおいて再送要求動作が禁止されている装置において、このRF信号を受信して解除を通知するための情報を確認することで、再送要求管理部307における再送要求動作が再開される。
又、第4の実施形態において、第5の実施形態と同様、他の受信装置3からの禁止通知信号を受信して再送要求動作を禁止された受信装置3が、再送要求動作を禁止された禁止期間を計測するものとしても構わない。このとき、禁止通知信号を送信した受信装置3から、他の受信装置3の再送要求動作を再開させるための解除通知信号を送信する必要がなくなる。
更に、第4及び第5の実施形態では、禁止期間以外の期間において、データ通信システムに参加している受信装置3それぞれから再送要求データとなるRF信号が送信装置2に送信されるものとしたが、第1〜第3の実施形態と同様、データ通信システムに参加している受信装置3の間で親機と子機とが設定され、子機となる受信装置3から親機となる受信装置3に再送要求データとなるRF信号が送信されるものとしても構わない。
尚、上述の各実施形態において、AVソース機器と送信装置とが別体となるとともに、受信装置と再生出力装置とが別体となるものとしたが、AVソース機器と送信装置とを一体とした装置、又、受信装置と再生出力装置とを一体とした装置としても構わない。