JP4587945B2 - 感熱転写受像シートおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
(1)受容層を有する感熱転写受像シートであって、前記受容層に(i)塩化ビニル骨格を有するポリマーおよびポリエステル骨格を有するポリマーから選ばれる少なくとも1種の染色性受容ポリマー、ならびに(ii)下記一般式(Ph−1)’、(TS−ID)、(TS−IIIB)、または(TS−IIIC)のいずれかで表される化合物である画像受像機能向上剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする感熱転写受像シート。
一般式(TS−ID)中、R51は脂肪族基を表す。R 52、R53、R55およびR56は各々独立に、水素原子または置換基を表す。R57はR51と同義である。但し、化合物の総炭素数は10以上である。
一般式(TS−IIIB)中、R 65 は水素原子を表し、R c3 はアリール基を表す。X 63 は−N−N−とともにピラゾリジン環を形成するに必要な非金属原子群を表す。
一般式(TS−IIIC)中、R 65 ’およびR 66 は各々独立に脂肪族基を表し、R c3 ’は脂肪族基を表す。]
(2)受容層を有する感熱転写受像シートであって、前記受容層に(i)塩化ビニル骨格を有するポリマーおよびポリエステル骨格を有するポリマーから選ばれる少なくとも1種の染色性受容ポリマー、ならびに(ii)下記一般式(TS−ID)、(TS−IIIB)、または(TS−IIIC)のいずれかで表される化合物である画像受像機能向上剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする感熱転写受像シート。
一般式(TS−IIIB)中、R 65 は水素原子を表し、R c3 はアリール基を表す。X 63 は−N−N−とともにピラゾリジン環を形成するに必要な非金属原子群を表す。
一般式(TS−IIIC)中、R 65 ’およびR 66 は各々独立に脂肪族基を表し、R c3 ’は脂肪族基を表す。]
(4)前記画像受像機能向上剤が前記一般式(TS−IIIB)または(TS−IIIC)で表される化合物であることを特徴とする(2)項に記載の感熱転写受像シート。
(5)前記画像受像機能向上剤が前記一般式(TS−IIIB)表される化合物であることを特徴とする(2)項に記載の感熱転写受像シート。
(6)(1)〜(5)項のいずれか1項に記載の前記染色性受容ポリマーと前記画像受像機能向上剤とを少なくとも混合して受容層を形成することを特徴とする感熱転写受像シートの製造方法。
本発明の感熱転写受像シートは、受容層を有し、該受容層に染色性受容ポリマーと画像受像機能向上剤とを含有する(本発明において「剤」とは、単一化合物からなる「剤」以外にも複数の化合物の混合物や組成物としての「剤」を含む意味に用い、固体であっても液体であってもよい。)。受容層は通常支持体の上に設けられ、その間には下地層が形成されていることが好ましく、例えば白地調整層、帯電調節層、接着層、プライマー層が形成される。また、下地層と支持体との間には断熱層が形成されていることが好ましい。さらに、支持体の裏面側にはカール調整層、筆記層、帯電調整層が形成されていることが好ましい。各層の塗布は、ロールコート、バーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート等の一般的な方法で行われる。
<染色性受容ポリマー>
本発明の感熱転写受像シートにおいて、受容層はインクシートから移行してくる染料を受容し、形成された画像を維持する役割を果たす。そして受容層には染着しやすい樹脂(染色性受容ポリマー)が用いられ、染色性受容ポリマーとして塩化ビニル骨格を有するポリマー又はポリエステル骨格を有するポリマーが用いられる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、及びその共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニル系モノマーとの共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、スチレンアクリル共重合体等の単体又は混合物等が挙げられる。中でも、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリエステル系樹脂が好ましい。
本発明の感熱転写受像シートにおいて、染色性受容ポリマーの受容層中の含有量は1.0〜7.0g/m2であることが好ましく、2.5〜5.5g/m2であることがより好ましい(本発明における各成分の含有量または塗布量は、特に断りのない限り乾燥時の固形成分換算の数値であり、「g/m2」とは感熱転写受像シートの単位面積あたりの質量を表す。)。
また染色性受容ポリマーの分子量に特に制限はないが、数平均分子量で、10,000〜100,000が好ましく、20,000〜50,000がより好ましい。
本発明の感熱転写受像シートにおいては、受容層中に前述の一般式(Ph−1)’、(TS−ID)、(TS−IIIB)、または(TS−IIIC)のいずれかで表される画像受像機能向上剤(以後、本発明の画像受像機能向上剤と称す)の少なくとも1種が含まれる。
以下に上記本発明の化合物をも含む画像受像機能向上剤について詳しく説明する。
本発明の感熱転写受像シートにおいては、画像受像機能向上剤として、高沸点溶媒を用いることができる。高沸点溶媒としては、高沸点有機溶媒が好ましく、フタル酸エステル化合物(フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル等)、リン酸またはホスホン酸エステル化合物(リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル等)、脂肪酸エステル化合物(コハク酸ジ−2−エチルヘキシル、クエン酸トリブチル等)、安息香酸エステル化合物(安息香酸2−エチルヘキシル、安息香酸ドデシル等)、アミド化合物(N,N−ジエチルドデカンアミド、N,N−ジメチルオレインアミド等)、アルコールまたはフェノール化合物(イソステアリルアルコール、2,4−ジ−tert−アミルフェノール等)、アニリン化合物(N,N−ジブチル−2−ブトキシ−5−tert−オクチルアニリン等)、塩素化パラフィン化合物、炭化水素化合物(ドデシルベンゼン、ジイソプロピルナフタレン等)、カルボン酸化合物(2−(2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ)、酪酸等などが挙げられる。また、補助溶媒として沸点が30℃以上160℃以下の有機溶媒(酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルセロソルブアセテート、ジメチルホルムアミド等)を併用してもよい。
高沸点溶媒の受容層中の含有量は、染色性受容ポリマー100質量部に対して、1〜20質量部であることが好ましく、2〜10質量部であることがより好ましい。
本発明の感熱転写受像シートにおいては、画像受像機能向上剤として、下記一般式(Ph)で表される化合物を用いることができる。
Rb1は脂肪族基、アリール基、カルバモイル基、アシルアミノ基、カルボニル基、またはスルホニル基を表す。また、これらの置換基は更に他の置換基によって置換され得る。脂肪族基としてはメチル基、エチル基、i−プロピル基、t−ブチル基、t−オクチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。アリール基としてはフェニル基、ナフチル基等が挙げられる。カルバモイル基としてはN,N−ジエチルカルバモイル基、N,N−ジブチルカルバモイル基、ヘキシルカルバモイル基、N,N−ジフェニルカルバモイル基が挙げられる。アシルアミノ基としてはブチルアミド基、ヘキシルアミド基、オクチルアミド基、ベンズアミド等が挙げられる。カルボニル基としてはヘキシルオキシカルボニル基、オクチルオキシカルボニル基、ドデシルオキシカルボニル基等が挙げられる。スルホニル基としてはブチルスルホニル基、オクチルスルホニル基、ドデシルスルホニル基などが挙げられる。
Rb1として好ましい基はアルキル基、カルバモイル基、アシルアミド基であり、中でもアルキル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。Rb2としてはアミド基、脂肪族オキシ基、アルキレン連結基が好ましく、アルキレン連結基である場合は2つのフェノール母核が連結されていることが好ましい。
Rb6は脂肪族基、アリール基、アミノ基、アシル基を表し、Rb1は一般式(Ph)で定義したものと同義であり、好ましい範囲も同じである。Rb7、Rb8、Rb9は各々独立に、一般式(Ph)で定義したRb2〜Rb5と同義であり、好ましい範囲も同じである。Rb6は脂肪族基であることが好ましく、更に無置換の脂肪族基が好ましく、特に分岐の脂肪族基が好ましい。また、Rb6の総炭素原子数は8以上25以下が好ましく、12以上20以下が特に好ましい。Rb1は脂肪族基、アリール基、カルバモイル基、オキシカルボニル基が好ましく、脂肪族基が更に好ましく、メチル基が特に好ましい。Rb7、Rb8、Rb9は水素原子、脂肪族基が好ましく、水素原子が特に好ましい。
なお、本発明の一般式(Ph−1)’においては、Rb1がメチル基であり、Rb7〜Rb9がいずれも水素原子であり、R b6 が脂肪族基である。
Rb1は一般式(Ph)で定義したものと同義であり、好ましい範囲も同じである。Rb10は水素原子、脂肪族基(例えばブチル、ベンジル等)、アシル基(例えばアクリロイル、1−メチルアクリロイル、2−メチルアクリロイル等)、オキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル、ブトキシカルボニル、フェノキシカルボニル等)、シリル基、フォスホリル基を表す。Xbはアルキレン基(例えばメチレン、エチレン、プロピレン、イソプロピルメチレン、ペンチルメチレン等)、フェニレン基(フェニレン等)、−O−、−S−である。Rb11〜Rb16は各々独立に、一般式(Ph)で定義したRb2〜Rb5と同義であり好ましい範囲も同じである。
Rb1は脂肪族基、アリール基、カルバモイル基、オキシカルボニル基が好ましく、脂肪族基がより好ましく、メチル基が特に好ましい。Rb12、Rb13、Rb15、Rb16は水素原子、脂肪族基が好ましく、水素原子が特に好ましい。
Rb17、Rb18は各々独立に、脂肪族基またはアリール基を表わす。Rb1は一般式(Ph)で定義したものと同義であり、好ましい範囲も同じである。Rb19、Rb20は一般式(Ph)で定義したRb2〜Rb5と同義であり、好ましい範囲も同じである。Rb17、Rb18は脂肪族基が好ましい。Rb19、Rb20は水素原子、脂肪族基が好ましく、水素原子が特に好ましい。Rb1はカルバモイル基、オキシカルボニル基、脂肪族基が好ましく、カルバモイル基、オキシカルボニル基が特に好ましい。
なお、下記のうち、(A−1)〜(A−40)が本発明の画像受像機能向上剤である。本発明の画像受像機能向上剤は、これらにより限定されるものではない。
一般式(Ph)で表される化合物の受容層中の含有量は、染色性受容ポリマー100質量部に対して、1〜20質量部であることが好ましく、2〜10量部であることがより好ましい。
合成例(A−22)の合成:2−アミノ−p−クレゾール 28.7g(0.233モル)と重曹38.6g(0.460モル)にアセトニトリル126mLを加え、加熱攪拌下にイソパルミチン酸クロライド63.2g(0.23モル)を30分間で滴下する。更に1時間加熱攪拌をし、メタノール100mLを加え、不溶物を濾別し、メタノール100mLで不溶物を洗浄する。得られた溶液を室温で攪拌下に水50mLを25分間で滴下し、晶析する。水冷し、更に2時間攪拌する。析出した結晶を濾過し、メタノール/水=5/1 250mLで洗浄し、更に水250mLで洗浄する。得られた結晶を45℃送風乾燥機で1日乾燥し、80.5gの白色結晶が得られる(収率96.8%、融点82〜84℃)。他の化合物も同様な方法で合成することができる。
本発明の感熱転写受像シートにおいては、画像受像機能向上剤として、下記一般式(E−1)〜(E−3)のいずれかで表される化合物を用いることができる。
以下に、一般式(E−1)〜(E−3)のいずれかで表される化合物の好ましい具体例を示すが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
一般式(E−1)〜(E−3)のいずれかで表される化合物の受容層中の含有量は、染色性受容ポリマー100質量部に対して、1〜20質量部であることが好ましく、2〜10質量部であることがより好ましい。
本発明の感熱転写受像シートにおいては、画像受像機能向上剤として、下記一般式(B)で表される化合物を用いることができる。
さらに、X2は下記一般式(C)で表される基が好ましく、特にn1が3の場合が好ましい。
一般式(B)で表される化合物の受容層中の含有量は、染色性受容ポリマー100質量部に対して、1〜20質量部であることが好ましく、2〜10質量部であることがより好ましい。
〔一般式(TS−I)〜(TS−VII)のいずれかで表される化合物〕
本発明の感熱転写受像シートにおいては、画像受像機能向上剤として、下記一般式(TS−I)〜(TS−VII)のいずれかで表される化合物を用いることができる。
一般式(TS−I)中、R51は水素原子、脂肪族基(例えば、メチル、i−プロピル、s−ブチル、ドデシル、メトキシエトキシ、アリル、ベンジル)、アリール基(例えば、フェニル、p−メトキシフェニル)、ヘテロ環基(例えば2−テトラヒドロフリル、ピラニル)、アシル基(例えばアセチル、ピバロイル、ベンゾイル、アクリロイル)、脂肪族オキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル、ヘキサデシルオキシカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボニル、p−メトキシフェノキシカルボニル)、脂肪族スルホニル基(例えばメタンスルホニル、ブタンスルホニル)、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル、p−トルエンスルホニル)、フォスホリル基(例えばジエチルフォスホリル、ジフェニルフォスホリル、ジフェノキシフォスホリル)、または、−Si(R58)(R59)(R60)を表す。ここで、R58、R59、R60は同一でも異なってもいても良く、それぞれ独立に、脂肪族基(例えばメチル、エチル、t−ブチル、ベンジル、アリル)、アリール基(例えばフェニル)、脂肪族オキシ基(例えばメトキシ、ブトキシ)またはアリールオキシ基(例えばフェノキシ)を表す。
X55は−N=または−C(R52)=、X56は−N=または−C(R54)=、X57は−N=または−C(R56)=をそれぞれ表す。R52、R53、R54、R55、R56は各々独立に、水素原子または置換基を表し、好ましい置換基としては脂肪族基(例えばメチル、t−ブチル、t−ヘキシル、ベンジル)、アリール基(例えばフェニル)、脂肪族オキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ドデシルオキシカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボニル)、脂肪族スルホニル基(例えばメタンスルホニル、ブタンスルホニル)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル、p−ヒドロキシベンゼンスルホニル)または−X51−R51である。
本発明においては一般式(TS−I)で表される化合物は、一般式(TS−ID)〜(TS−IH)のいずれかで表される化合物が好ましい。
なお、一般式(TS−ID)〜(TS−IG)のいずれかで表わされる化合物は、一般式(Ph)、一般式(E−1)〜(E−3)のいずれかで表わされる化合物になることはない。
(TS−ID)において、R51は水素原子、脂肪族基、アシル基、脂肪族オキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基またはフォスホリル基であって、R52、R53、R55及びR56は各々独立に、水素原子、脂肪族基、脂肪族オキシ基またはアシルアミノ基である場合が好ましく、R51は脂肪族基であって、R52、R53、R55及びR56は各々独立に、水素原子または脂肪族基である場合はさらに好ましい。一般式(TS−IE)、(TS−IF)、(TS−IG)において、R51は水素原子、脂肪族基、アシル基、脂肪族オキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基またはフォスホリル基であって、R52、R53、R55及びR56が各々独立に、水素原子、脂肪族基、脂肪族オキシ基またはアシルアミノ基であって、R54が脂肪族基、カルバモイル基またはアシルアミノ基であって、X52およびX53は、アルキレン基またはオキシ基である場合が好ましく、R51が水素原子、脂肪族基、アシル基またはフォスホリル基であって、R52、R53、R55及びR56が各々独立に、水素原子、脂肪族基、脂肪族オキシ基またはアシルアミノ基であって、R54が脂肪族基またはカルバモイル基であって、X52およびX53が、−CHR58−(R58はアルキル基)である場合はさらに好ましい。一般式(TS−IH)において、R51が脂肪族基、アリール基またはヘテロ環基であって、R53、R55が各々独立に、脂肪族オキシ基、アリールオキシ基またはヘテロ環オキシ基である場合が好ましく、R51が、アリール基またはヘテロ環基であって、R53、R55が各々独立にアリールオキシ基またはヘテロ環オキシ基である場合はさらに好ましい。
本発明においては、一般式(TS−I)で表わされる化合物は、(TS−IE)、(TS−IG)のいずれかで表わされる化合物が好ましい。
一般式(TS−II)中、R61、R62、R63及びR64は各々独立に水素原子または脂肪族基(例えばメチル、エチルであって、好ましくはアルキル基)を表し、X61は水素原子、脂肪族基(例えばメチル、エチル、アリル)、脂肪族オキシ基(例えばメトキシ、オクチルオキシ、シクロヘキシルオキシ)、脂肪族オキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル、ヘキサデシルオキシカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボニル、p−クロロフェノキシカルボニル)、アシル基(例えばアセチル、ピバロイル、メタクリロイル)、アシルオキシ基(例えばアセトキシ、ベンゾイルオキシ)、脂肪族オキシカルボニルオキシ基(例えば、メトキシカルボニルオキシ、オクチルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニルオキシ基(例えばフェノキシカルボニルオキシ)、脂肪族スルホニル基(例えばメタンスルホニル、ブタンスルホニル)、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル、p−トルエンスルホニル)、脂肪族スルフィニル基(例えばメタンスルフィニル、オクタンスルフィニル)、アリールスルフィニル基(例えばベンゼンスルフィニル、p−トルエンスルフィニル)、スルファモイル基(例えばジメチルスルファモイル)、カルバモイル基(例えばジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル)、ヒドロキシ基またはオキシラジカル基を表す。X62は−C(R61)(R62)−N(X61)−C(R63)(R64)−とともに5〜7員環(例えばピペリジン環、ピペラジン環)を形成するに必要な非金属原子群を表す。一般式(TS−II)で表わされる化合物の総炭素数は8以上(好ましくは8〜60)である。
一般式(TS−III)中、R65及びR66は各々独立に水素原子、脂肪族基(例えばメチル、エチル、t−ブチル、オクチル、メトキシエトキシ)、アリール基(例えばフェニル、4−メトキシフェニル)、アシル基(例えばアセチル、ピバロイル、メタクリロイル)、脂肪族オキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル、ヘキサデシルオキシカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボニル)、カルバモイル基(例えばジメチルカルバモイル、フェニルカルバモイル)、脂肪族スルホニル基(例えばメタンスルホニル、ブタンスルホニル)、アリールスルホニル基(例えばベンゼンスルホニル)を表し、R67は水素原子、脂肪族基(例えばメチル、エチル、t−ブチル、オクチル、メトキシエトキシ)、脂肪族オキシ基(例えばメトキシ、オクチルオキシ)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ、p−メトキシフェノキシ)、脂肪族チオ基(例えばメチルチオ、オクチルチオ)、アリールチオ基(例えばフェニルチオ、p−メトキシフェニルチオ)、アシルオキシ基(例えばアセトキシ、ピバロイルオキシ)、脂肪族オキシカルボニルオキシ基(例えばメトキシカルボニルオキシ、オクチルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニルオキシ基(例えばフェノキシカルボニルオキシ)、置換アミノ基(置換基としては置換可能ならば良く、例えば脂肪族基、アリール基、アシル基、脂肪族スルホニル基、アリールスルホニル基等の置換したアミノ基)、ヘテロ環基(例えばピペリジン環、チオモルホリン環)又はヒドロキシ基を表し、可能な場合にはR65とR66、R66とR67、R65とR67は互いに結合し5〜7員環(例えばモルホリン環、ピラゾリジン環)を形成してもよい。但し、R65、R66が同時に水素原子であることはなく、一般式(TS−III)で表わされる化合物の総炭素原子数は7以上(好ましくは7〜50)である。
本発明においては一般式(TS−III)で表される化合物は、一般式(TS−IIIA)〜(TS−IIID)のいずれかで表される化合物が好ましく、このうち、本発明の画像受像機能向上剤は一般式(TS−IIIB)または(TS−IIIC)のいずれかで表される化合物である。
本発明においては、一般式(TS−III)で表わされる化合物は、一般式(TS−IIIB)、(TS−IIIC)または(TS−IIID)で表わされる化合物がさらに好ましく、一般式(TS−IIIB)または(TS−IIIC)で表わされる化合物は最も好ましく、本発明の画像受像機能向上剤である。
一般式(TS−IV)中、R71およびR72は各々独立に、脂肪族基(例えばメチル、メトキシカルボニルエチル、ドデシルオキシカルボニルエチル、ベンジル)、アリール基(例えばフェニル、4−オクチルオキシフェニル、2−ブトキシ−5−(t)オクチルフェニル)またはヘテロ環基(例えば2−ピリジル、2−ピリミジル)、さらに、R71は水素原子、リチウム、ナトリウム、またはカリウムを表し、R71とR72は互いに結合し、5〜7員環(例えばテトラヒドロチオフェン環、チオモルホリン環)を形成してもよい。qは0、1または2を表す。但し、R71、R72の総炭素原子数は10以上(好ましくは10〜60)である。
一般式(TS−V)中、R81、R82およびR83は各々独立に、脂肪族基(例えばメチル、エチル、t−オクチル、アリル)、アリール基(例えばフェニル、4−t−ブチルフェニル、4−ビニルフェニル)、脂肪族オキシ基(例えばメトキシ、t−オクチルオキシ)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ、2,4−ジ−t−ブチルフェノキシ)、脂肪族アミノ基(例えばブチルアミノ、ジブチルアミノ)またはアリールアミノ基(例えばアニリノ、4−メトキシアニリノ、N−メチルアニリノ)を表し、tは0または1を表す。R81とR82、R81とR83は互いに結合し、5〜8員環を形成してもよい。但し、R81、R82、R83の総炭素原子数は10以上(好ましくは10〜50)である。
一般式(TS−VI)中、R85、R86、R87およびR88は各々独立に、水素原子またはカルボニル基以外の置換基(例えば脂肪族、アリール、アシルアミノ)を表わす。但しR85、R86、R87およびR88のすべてが水素原子であることはなく、R85、R86、R87およびR88の任意の2つが結合し、5〜7員環(例えば、シクロヘキセン環、シクロヘキサン環)を形成していても良いが、炭素原子のみの芳香環を形成することはない。一般式(TS−VI)で表わされる化合物の総炭素数は10以上(好ましくは10〜50)である。また、一般式(TS−VI)で表される化合物は、一般式(B)で表されるアルケニルカルボニル系化合物になることはない。
一般式(TS−VIB)、(TS−VIC)のいずれかで表わされる化合物について、本発明における好ましい置換基について述べる。一般式(TS−VIB)においては、R85が脂肪族基またはアリール基であって、Rd2がアルケニル基であって、uは1、2または3である場合が好ましく、R85が脂肪族基またはアリール基であって、Rd2がアルケニル基であって、uは2または3である場合がさらに好ましい。一般式(TS−VIC)においては、R85は脂肪族基またはアリール基であって、Rd3がアルケニル基であって、Rd4が水素原子または脂肪族基であって、uは1、2または3である場合が好ましく、R85は脂肪族基またはアリール基であって、Rd3がアルケニル基であって、Rd4は水素原子、アルケニル基であって、uは2または3である場合がさらに好ましい。
本発明においては、一般式(TS−VI)において、(TS−VIB)で表わされる化合物が好ましい。
R91は炭素原子数の総和が10以上(好ましくは10〜50、さらに好ましくは10〜32)の脂肪族性又は芳香族性疎水性基を表し、好ましくは炭素原子数1〜32のアルキル基、炭素原子数2〜32のアルケニル基、炭素原子数2〜32のアルキニル基、炭素原子数3〜32のシクロアルキル基、炭素原子数3〜32のシクロアルケニル基等が挙げられる。アルキル基、アルケニル基及びアルキニル基は直鎖でも分岐でもよい。また、これらの脂肪族性疎水性基には置換基を有するものも含む。
一般式〔AL〕 Y92−(L92)m92−
式中、Y92は多価アルコールに含まれる複数の水酸基の内のひとつから水素原子を除いた化合物残基を表し、L92は2価の連結基を表す。m92は0又は1を表す。
ここで水素原子を除いてY92の表す基となる多価アルコールとしてはグリセリン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ネオペンチルグリコール、ソルビタン、ソルビド、ソルビット、糖類等が好ましい。L92で表される2価の連結基としては、−C(=O)−、−SO2−が好ましい。
本発明の感熱転写受像シートにおいては、画像受像機能向上剤として、金属錯体を用いることができる。
金属錯体は、中心金属が、銅(Cu)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、または白金(Pt)であるものが好ましく、ニッケル(Ni)であるものがより好ましい。また、好ましくは水に対する溶解度が低く、(好ましくは室温での溶解度が50%以下、より好ましくは25%以下、さらに好ましくは10%以下)である。好ましい化合物は化合物全体の炭素原子数でも規定することができ、総炭素原子数15〜65が好ましく、20〜60がより好ましく、25〜55がさらに好ましく、30〜50が特に好ましい。本発明において金属錯体は、どのような配位子を有するものでも構わない。好ましくはジチオレート系錯体またはサリチルアルドキシム系錯体であり、サリチルアルドキシム系錯体がより好ましい。
本発明で用いることができる金属錯体としては、一般式(TS−VIIIA)で表される化合物が好ましい。
本発明においては、一般式(TS−VIIIA)において、R101、R102、R103およびR104は水素原子、脂肪族基または脂肪族オキシ基であって、R105は水素原子、R106は水素原子、脂肪族基またはヒドロキシ基であって、Mはニッケル(Ni)である場合が好ましく、R101、R102、R103およびR104が水素原子または脂肪族オキシ基であって、R105は水素原子、R106はヒドロキシ基であって、Mはニッケル(Ni)である場合がさらに好ましい。
本発明の感熱転写受像シートにおいては、画像受像機能向上剤として、紫外線吸収剤を用いることができる。
本発明に好ましく用いられる紫外線吸収剤は、400nm以下に最大吸収波長(λmax)を有する化合物であれば如何なるものでも良いが、好ましくは下記一般式(UA)、(UB)、(UC)、(UD)、(UE)で表される化合物である。
一般式(TS−I)〜(TS−VII)で表される化合物、金属錯体、および紫外線吸収剤の具体的化合物例を以下に示す。
このうち本発明の一般式(TS−ID)、(TS−IIIB)または(TS−IIIC)のいずれかで表される化合物は、(TI−5)、(TI−8)、(TI−10)、(TII−6)、(TII−9)、(TII−12)、(TII−13)、(TIII−4)、(TIII−6)、(TIII−8)、(TIII−9)であるが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
本発明の感熱転写受像シートにおいては、画像受像機能向上剤として、水不溶性かつ有機溶媒可溶性の単独重合体又は共重合体を用いることができる。
水不溶性かつ有機溶媒可溶性の単独又は共重合体(以下、本発明に使用される共重合体という)としては各種のものを用いることができるが、例えば下記に示すものを好ましく用いることができる。なお、前に述べた染色性受容ポリマーと重複するものもあるが、その場合は染色性受容ポリマーとして用いたものと異なるものを組み合わせて用いることを意味する。
アクリル酸エステル:例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、アミルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、tert−オクチルアクリレート、2−クロロエチルアクリレート、2−ブロモエチルアクリレート、4−クロロブチルアクリレート、シアノエチルアクリレート、2−アセトキシエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ベンジルアクリレート、メトキシベンジルアクリレート、2−クロロシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フェニルアクリレート、5−ヒドロキシペンチルアクリレート、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、3−メトキシブチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−iso−プロポキシエチルアクリレート、2−ブトキシエチルアクリレート、2−(2−メトキシエトキシ)エチルアクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルアクリレート、ω−メトキシポリエチレングリコールアクリレート(付加モル数n=9)、1−ブロモ−2−メトキシエチルアクリレート、1,1−ジクロロ−2−エトキシエチルアクリレート;
アリル化合物:例えば、酢酸アリル、カプロン酸アリル、ラウリン酸アリル、安息香酸アリル;ビニルエーテル類:例えば、メチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルビニルエーテル;ビニルケトン類:例えば、メチルビニルケトン、フェニルビニルケトン、メトキシエチルビニルケトン;ビニル異節環化合物:例えば、ビニルピリジン、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルオキサゾリドン、N−ビニルトリアゾール、N−ビニルピロリドン;
グリシジルエステル類:例えば、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート;
不飽和ニトリル類:例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル;などを挙げることができる。
上記モノマーより形成される重合体は、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法及びラテックス重合法により得られる。これらの重合に用いられる開始剤としては、水溶性重合開始剤、親油性重合開始剤が用いられる。
多価アルコールとしては、HO−Ra−OH(Raは炭素数2〜約12の炭化水素類、特に脂肪族炭化水素類)なる構造を有するグリコール類、又は、ポリアルキレングリコールが有効であり、多塩基酸としては、HOOC−Rb−COOH(Rbは単なる結合を表わすか、又は炭素数1〜12の炭化水素類)を有するものが有効である。
これらのポリエステルは、β−プロピオラクトン、ε−カプロラクトン、ジメチルプロピオラクトン等より得られる。
(4)その他
グリコール又は二価フェノールと、炭酸エステル或いはホスゲンとの重縮合により得られるポリカーボネート樹脂、多価アルコールと多価イソシアナートとの重付加により得られるポリウレタン樹脂又は多価アミンと多塩基酸より得られるポリアミド樹脂等が挙げられる。
P−1)ポリ(N−sec−ブチルアクリルアミド)
P−2)ポリ(N−tert−ブチルアクリルアミド)
P−3)ジアセトンアクリルアミド−メチルメタクリレート共重合体(25:75)
P−4)ポリシクロヘキシルメタクリレート
P−5)N−tert−ブチルアクリルアミド−メチルメタクリレート共重合体(60:40)
P−6)ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド)
P−7)ポリ(tert−ブチルメタクリレート)
P−8)ポリビニルアセテート
P−9)ポリビニルプロピオネート
P−10)ポリメチルメタクリレート
P−12)ポリエチルアクリレート
P−13)酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(90:10)
P−14)ポリ−n−ブチルアクリレート
P−15)ポリ−n−ブチルメタクリレート
P−16)ポリイソブチルメタクリレート
P−17)ポリイソプロピルメタクリレート
P−18)ポリオクチルアクリレート
P−19)n−ブチルアクリレート−アクリルアミド共重合体(95:5)
P−20)ステアリルメタクリレート−アクリル酸共重合体(90:10)
P−22)メチルメタクリレート−スチレン共重合体(90:10)
P−23)メチルメタクリレート−エチルアクリレート共重合体(50:50)
P−24)n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレート−スチレン共重合体(50:20:30)
P−25)酢酸ビニル−アクリルアミド共重合体(85:15)
P−26)塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(65:35)
P−27)メチルメタクリレート−アクリルニトリル共重合体(65:35)
P−28)n−ブチルメタクリレート−ペンチルメタクリレート−N−ビニル−2−ピロリドン共重合体(38:38:24)
P−29)メチルメタクリレート−n−ブチルメタクリレート−イソブチル−メタクリレート−アクリル酸共重合体(37:29:25:9)
P−30)n−ブチルメタクリレート−アクリル酸(95:5)
P−32)ベンジルメタクリレート−アクリル酸共重合体(93:7)
P−33)n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレート−ベンジルメタクリレート−アクリル酸共重合体(35:35:25:5)
P−34)n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレート−ベンジルメタクリレート共重合体(40:30:30)
P−35)ジアセトンアクリルアミド−メチルメタクリレート共重合体(50:50)
P−36)メチルビニルケトン−イソブチルメタクリレート共重合体(55:45)
P−37)エチルメタクリレート−n−ブチルアクリレート共重合体(70:30)
P−38)ジアセトンアクリルアミド−n−ブチルアクリレート共重合体(60:40)
P−39)メチルメタクリレート−ステアリルメタクリレート−ジアセトンアクリルアミド共重合体(40:40:20)
P−40)n−ブチルアクリレート−ステアリルメタクリレート−ジアセトンアクリルアミド共重合体(70:20:10)
P−42)メチルメタクリレート−スチレン−ビニルスルホンアミド共重合体(70:20:10)
P−43)メチルメタクリレート−フェニルビニルケトン共重合体(70:30)
P−44)n−ブチルアクリレート−メチルメタクリレート−n−ブチルメタクリレート共重合体(35:35:30)
P−45)n−ブチルメタクリレート−N−ビニル−2−ピロリドン共重合体(90:10)
P−46)ポリペンチルアクリレート
P−47)シクロヘキシルメタクリレート−メチルメタクリレート−n−プロピルメタクリレート共重合体(37:29:34)
P−48)ポリペンチルメタクリレート
P−49)メチルメタクリレート−n−ブチルメタクリレート共重合体(65:35)
P−50)ビニルアセテート−ビニルプロピオネート共重合体(75:25)
P−52)n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレート−アクリルアミド共重合体(35:35:30)
P−53)n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレート−塩化ビニル共重合体(37:36:27)
P−54)n−ブチルメタクリレート−スチレン共重合体(82:18)
P−55)tert−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレート共重合体(70:30)
P−56)ポリ(N−tert−ブチルメタクリルアミド)
P−57)N−tert−ブチルアクリルアミド−メチルフェニルメタクリレート共重合体(60:40)
P−58)メチルメタクリレート−アクリルニトリル共重合体(70:30)
P−59)メチルメタクリレート−メチルビニルケトン共重合体(28:72)
P−60)メチルメタクリレート−スチレン共重合体(75:25)
P−62)ブチルメタクリレート−アクリル酸共重合体(85:15)
P−63)メチルメタクリレート−アクリル酸共重合体(80:20)
P−64)メチルメタクリレート−アクリル酸共重合体(98:2)
P−65)メチルメタクリレート−N−ビニル−2−ピロリドン共重合体(90:10)
P−66)n−ブチルメタクリレート−塩化ビニル共重合体(90:10)
P−67)n−ブチルメタクリレート−スチレン共重合体(70:30)
P−68)1,4−ブタンジオール−アジピン酸ポリエステル
P−69)エチレングリコール−セバシン酸ポリエステル
P−70)ポリカプロラクタム
P−72)ポリジメチルプロピオラクトン
P−73)N−tert−ブチルアクリルアミド−ジメチルアミノエチルアルアミド共重合体(85:15)
P−74)N−tert−ブチルメタクリアミド−ビニルピリジン共重合体(95:5)
P−75)マイレン酸ジエチル−n−ブチルアクリレート共重合体(65:35)
P−76)N−tert−ブチルアクリルアミド−2−メトキシエチルアクリレート共重合体(55:45)
一般式(TS−I)〜(TS−VII)のいずれかで表される化合物、金属錯体、紫外線吸収剤、および水不溶性の単独重合体もしくは共重合体の添加量はそれぞれ、染色性受容ポリマー100質量部に対して、1〜20質量部であることが好ましく、2〜10質量部であることがより好ましい。
水中油滴分散法に用いられる高沸点有機溶媒の例は米国特許第2,322,027号明細書等に記載されている。また、ポリマー分散法の1つとしてラテックス分散法の具体例が米国特許第4,199,363号、西独特許(OLS)第2,541,274号、特公昭53−41091号、欧州特許出願公開第0,727,703A1号、同第0,727,704A1号の各明細書などに記載されている。さらに、有機溶媒可溶性ポリマーによる分散法がPCT国際公開WO88/723号パンフレットに記載されている。なお上述した水中油滴分散法に用いることのできる高沸点有機溶媒としては、前に述べた画像受像機能向上剤として好ましい高沸点有機溶媒を用いることもできる。
さらにポリマーラテックスについて詳しく説明する。
本発明の感熱転写受像シートにおいては、受容層に用いる染色性受容ポリマーや紫外線吸収剤ポリマーなどをポリマーラテックスとして、すなわち水不溶な疎水性ポリマーが微細な粒子として水溶性の分散媒中に分散したものとすることが好ましい。分散状態としてはポリマーが分散媒中に乳化されているもの、乳化重合されたもの、ミセル分散されたもの、あるいはポリマー分子中に部分的に親水的な構造を持ち分子鎖自身が分子状分散したものなどいずれでもよい。なおポリマーラテックスについては、奥田平,稲垣寛編集,「合成樹脂エマルジョン」,高分子刊行会発行(1978年)、杉村孝明,片岡靖男,鈴木聡一,笠原啓司編集,「合成ラテックスの応用」,高分子刊行会発行(1993年)、室井宗一著,「合成ラテックスの化学」,高分子刊行会発行(1970年)、三代澤良明監修,「水性コーティング材料の開発と応用」,シーエムシー出版(2004年)および特開昭64−538号公報などに記載されている。分散粒子の平均粒径は1〜50000nm、より好ましくは5〜1000nm程度の範囲が好ましい。分散粒子の粒径分布に関しては特に制限はなく、広い粒径分布を持つものでも単分散の粒径分布を持つものでもよい。
(b) オレフィン類:エチレン、プロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、6−ヒドロキシ−1−ヘキセン、4−ペンテン酸、8−ノネン酸メチル、ビニルスルホン酸、トリメチルビニルシラン、トリメトキシビニルシラン、1,4−ジビニルシクロヘキサン、1,2,5−トリビニルシクロヘキサン等
Z−1:ベンジルアルコール
Z−2:2,2,4−トリメチルペンタンジオール−1,3−モノイソブチレート
Z−3:2−ジメチルアミノエタノール
Z−4:ジエチレングルコール
1/Tg=Σ(Xi/Tgi)
ここでは、ポリマーはi=1からnまでのn個のモノマー成分が共重合しているとする。Xiはi番目のモノマーの重量分率(ΣXi=1)、Tgiはi番目のモノマーの単独重合体のガラス転移温度(絶対温度)である。ただしΣはi=1からnまでの和をとる。尚、各モノマーの単独重合体ガラス転移温度の値(Tgi)は「Polymer Handbook(3rd Edition)」(J.Brandrup, E.H.Immergut著(Wiley−Interscience、1989))の値を採用できる。
また、受容層には、画像形成時に熱転写シートとの熱融着を防ぐために、離型剤を配合することもできる。離型剤は、シリコーンオイル、リン酸エステル系可塑剤フッ素系化合物を用いることができるが、特にシリコーンオイルが好ましく用いられる。シリコーンオイルとしては、エポキシ変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル変性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルアラルキルポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポリエーテル変性等の変性シリコーンオイルが好ましく用いられるが、中でもビニル変成シリコーンオイルとハイドロジェン変成シリコーンオイルとの反応物が良い。離型剤の添加量は、受容ポリマーに対して0.2〜30質量部が好ましい。
受容層の塗布量は、0.5〜10g/m2が好ましい。
受容層と支持体との間には下地層が形成されていることが好ましく、例えば白地調整層、帯電調節層、接着層、プライマー層が形成される。これらの層については、例えば特許第3585599号明細書、特許第2925244号明細書などに記載されたものと同様にして形成することができる。
断熱層(発泡層)は、サーマルヘッドを用いた加熱転写時における熱から支持体を保護する役割を果たす。また、高いクッション性を有するので、基材として紙を用いた場合であっても、印字感度の高い熱転写受像シートを得ることができる。
断熱層は樹脂と発泡剤とから形成される。断熱層の樹脂としては、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、変性オレフィン樹脂等公知の樹脂、あるいはそれらをブレンドしたものが使用できる。これらの樹脂を有機溶剤または水に溶解および/または分散させたものを塗工することにより断熱層を形成するが、断熱層塗工液は、発泡剤に影響を与えない水系塗工液であるのが好ましく、例えば、水溶性、水分散性、もしくはSBRラテックス、ウレタン系エマルジョン、ポリエステルエマルジョン、酢酸ビニルおよびその共重合体のエマルジョン、アクリルおよびアクリルスチレン等のアクリルの共重合体のエマルジョン、塩化ビニルエマルジョン等のエマルジョン、またはこれらのディスパージョン等を用いることができるが、発泡剤として、後述するマイクロスフェアを使用する場合には、上述の樹脂中、酢酸ビニルおよびその共重合体のエマルジョン、アクリルおよびアクリルスチレン等のアクリルの共重合体のエマルジョンを使用するのが好ましい。
支持体には、コート紙やWP紙(両面ラミネート紙)等を用いることができる。
前記コート紙は、原紙等のシートに、各種の樹脂、ゴムラテックス又は高分子材料を片面又は両面に塗工した紙であり、用途に応じて、塗工量が異なる。このようなコート紙としては、例えば、アート紙、キャストコート紙、ヤンキー紙等が挙げられる。
(ロ)エステル結合を有する熱可塑性樹脂である。例えば、ジカルボン酸成分(これらのジカルボン酸成分にはスルホン酸基、カルボキシル基等が置換していてもよい)と、アルコール成分(これらのアルコール成分には水酸基などが置換されていてもよい)との縮合により得られるポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリブチルアクリレート等のポリアクリル酸エステル樹脂又はポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂等が挙げられる。
具体的には、特開昭59−101395号公報、同63−7971号公報、同63−7972号公報、同63−7973号公報、同60−294862号公報などに記載のものを挙げることができる。
また、市販品としては、東洋紡製のバイロン290、バイロン200、バイロン280、バイロン300、バイロン103、バイロンGK−140、バイロンGK−130;花王製のタフトンNE−382、タフトンU−5、ATR−2009、ATR−2010;ユニチカ製のエリーテルUE3500、UE3210、XA−8153、KZA−7049、KZA−1449;日本合成化学製のポリエスターTP−220、R−188;星光化学工業社製のハイロスシリーズの各種熱可塑性樹脂(いずれも商品名)等が挙げられる。
(ニ)ポリアミド樹脂、尿素樹脂等が挙げられる。
(ホ)ポリスルホン樹脂等が挙げられる。
(ヘ)ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル共重合体樹脂等が挙げられる。
(ト)ポリビニルブチラール等の、ポリオール樹脂、エチルセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂等のセルロース樹脂等が挙げられる。
(チ)ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリエーテル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
なお、前記熱可塑性樹脂は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記ラミネート紙は、原紙等のシートに、各種の樹脂、ゴム又は高分子シート又はフィルム等をラミネートした紙である。前記ラミネート材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリメタクリレート、ポリカーボネート、ポリイミド、トリアセチルセルロース等が挙げられる。これらの樹脂は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
尚、これらのシート又はフィルムには、白色反射性を与える処理を行ってもよい。このような処理方法としては、例えば、これらのシート又はフィルム中に酸化チタンなどの顔料を配合する方法が挙げられる。
支持体がそのまま露出していると環境中の湿度・温度により感熱転写受像シートがカールしてしまうことがあるため、支持体の裏面側にカール調整層を形成することが好ましい。カール調整層は、受像シートのカールを防止するだけでなく防水の役割も果たす。カール調整層には、ポリエチレンラミネートやポリプロピレンラミネート等が用いられる。具体的には、例えば特開昭61−110135号公報、特開平6−202295号公報などに記載されたものと同様にして形成することができる。
筆記層・帯電調整層には、無機酸化物コロイドやイオン性ポリマー等を用いることができる。帯電防止剤として、例えば第四級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等のカチオン系帯電防止剤、アルキルホスフェート等のアニオン系帯電防止剤、脂肪酸エステル等のノニオン系帯電防止剤など任意のものを用いることができる。具体的には、例えば特許第3585585号明細書などに記載されたものと同様にして形成することができる。
また、本発明の感熱転写受像シートは、支持体を適宜選択することにより、熱転写記録可能な枚葉またはロール状の感熱転写受像シート、カード類、透過型原稿作成用シート等の各種用途に適用することもできる。
(インクシートの作製)
厚さ6.0μmのポリエステルフィルム(ルミラー、商品名、(株)東レ社製)を基材フィルムとして用いた。そのフィルム背面側に耐熱スリップ層(厚み1μm)を形成し、かつ表面側に下記組成のイエロー、マゼンタ、シアン組成物を、それぞれ単色に塗布 (乾膜時の塗布量1g/m2) した。
イエローインキ
染料(マクロレックスイエロー6G、商品名、バイエル社製) 5.5質量部
ポリビニルブチラール樹脂 4.5質量部
(エスレックBX−1、商品名、積水化学工業(株)社製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 90質量部
マゼンタ
マゼンタ染料 5.5質量部
(ディスパーズレッド60)
ポリビニルブチラール樹脂 4.5質量部
(エスレックBX−1、商品名、積水化学工業(株)社製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 90質量部
シアン
シアン染料 5.5質量部
(ソルベントブルー63)
ポリビニルブチラール樹脂 4.5質量部
(エスレックBX−1、商品名、積水化学工業(株)社製)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 90質量部
(受像シートの作製)
試料101(比較例)の作製
支持体として合成紙(ユポFPG200、厚さ200μm、商品名、ユポコーポレーション社製)を用い、この一方の面に下記組成の受容層を塗布した。受容層4.0 g/m2となるように塗布を行い、乾燥は50℃で、30秒間行った。
受容層
塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂 100質量部
(ソルバインA*、商品名、日信化学工業(株)社製)
アミノ変性シリコーン 5質量部
(信越化学工業(株)社製、商品名、X22−3050C)
エポキシ変性シリコーン 5質量部
(信越化学工業(株)社製、商品名、X22−300E)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 400質量部
* 数平均分子量30,000、共重合比(質量比)96:4
受容層のみ下記組成とし、それ以外は試料101と同様に作製した。
受容層
ポリエステル樹脂 100質量部
(バイロン200**、商品名、東洋紡(株)社製)
アミノ変性シリコーン 5質量部
(信越化学工業(株)社製、商品名、X22−3050C)
エポキシ変性シリコーン 5質量部
(信越化学工業(株)社製、商品名、X22−300E)
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 400質量部
** 数平均分子量17,000
受容層のみ下記組成とし、それ以外は試料101と同様にして、染色性受容ポリマーと画像受像機能向上剤とを受容層中に含有する感熱転写受像シートを作製した。
受容層
塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂 100質量部
(ソルバインA、商品名、日信化学工業(株)社製)
アミノ変性シリコーン 5質量部
(信越化学工業(株)社製、商品名、X22−3050C)
エポキシ変性シリコーン 5質量部
(信越化学工業(株)社製、商品名、X22−300E)
高沸点溶媒(Solv−1) 5質量部
メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 400質量部
参考例で得たインクシートと、前記試料101〜111の受像シートとを、前者のインク層と後者の受容層とが接するように重ね合わせ、熱転写型プリンター(日本電産コパル社製、DPB−1500、商品名)を用いて画像出力した。出力画像は、各試料にグレー、イエロー単色、マゼンタ単色、シアン単色を各々与える階調を用いた。
なお、画像出力を行う前に、試料101〜111を温度50℃湿度80%雰囲気下で10日保存した。
画像評価は、最大反射濃度(Dmax)と、反射濃度1.0のグレーな種々線幅を出力した細線の経時変化(経時条件:60℃/Dry、2週間)の両方を観察した。評価方法は、最大反射濃度については分光光度計(グレタグマクベス社製、SpectroEye、商品名)を用い、細線の経時変化については5人の観察者の観察測定により以下のように区別して評価した。
[細線の経時変化] 1: ほとんど変化が見られなく、実質上問題ない。
2: 僅かに変化が見られ、画質低下が認識できる。
3: 変化が見られ、色にじみが発生。
試料103〜111においてソルバインAの代わりにバイロン200(東洋紡社製)を用いて試料203〜211(参考例)を作製した。なお、使用量はポリマーの固形分で同じ質量部数になるようにした。得られた試料203〜211について、参考例1・比較例1のときと同様の画像評価試験を行ったところ、転写濃度の向上効果および細線の経時変化抑制効果が得られた。
試料103、試料107に対して表2に示すとおり一般式(Ph)で表される化合物のうち(A−6)、(A−10)、および(A−50)のいずれかの化合物を更に追加添加した以外は同様にして、試料301〜318を作製した。なお、追加添加した化合物の添加量は質量部として表2中に示した。
10万ルックスXe光に14日間暴露前後での濃度測定を行った。イエロー単色、マゼンタ単色、シアン単色の反射濃度1.0における、保存後の各色相の相対残存率を平均して算出した。
試料301〜318について、ソルバインAの代わりにバイロン200(東洋紡製)を用いて試料401〜418(試料401〜406、410〜415が本発明である)を作製した。なお、使用量はポリマーの固形分で同じ質量部数になるようにした。実施例1と同様の光堅牢性評価試験を行ったところ、試料401〜418についても画像堅牢性の向上効果が得られた。
試料103、試料107に対して表3に示すとおり、一般式(E−1)〜(E−3)のいずれかで表される化合物のいずれかを更に追加添加した以外は同様にして、試料501〜515を作製した。なお、一般式(E−1)〜(E−3)のいずれかで表される化合物の添加量は表3中に質量部として示した。
◎: 各色相の平均相対残存率が90%以上
○: 各色相の平均相対残存率が80%以上
△: 各色相の平均相対残存率が70%以上
表3に示される結果から一般式(E−1)〜(E−3)で表される化合物を添加することによって画像の光堅牢性は向上することがわかる。
更に、驚くべき効果として、一般式(E−1)〜(E−3)で表される化合物を添加した試料501〜518はオゾンに対する耐性も向上していた。
試料501〜518についてソルバインAの代わりにバイロン200(東洋紡製)を用いて試料601〜618(参考例)を作製した。なお、使用量はポリマーの固形分で同じ質量部数になるようにした。参考例3と同様にして光堅牢性およびオゾン耐性の評価試験を行ったところ、試料501〜518についても画像堅牢性の向上効果およびオゾン耐性の向上効果が得られた。
試料512に対して表4に示す一般式(B)で表される化合物のいずれかを更に追加添加した以外は同様にして、試料701〜713を作製した。一般式(B)で表される化合物の添加量は10質量部となるようにした。
表4に示される結果から、一般式(B)で表されるアルケニルカルボニル系化合物を添加することによって画像堅牢性およびオゾン耐性が更に向上することがわかる。
試料701〜713についてソルバインAの代わりにバイロン200(東洋紡製)を用いて試料801〜813(参考例)を作製した。なお、使用量はポリマーの固形分で同じ質量部数になるようにした。参考例5と同様にして光堅牢性評価試験およびオゾン耐性評価試験を行ったところ、試料801〜813についても画像堅牢性およびオゾン耐性の向上効果が得られた。
試料103、試料107に対して表5のとおり、上述した以外の画像受像機能向上剤のいずれかを更に追加添加した以外は同様にして試料901〜926(試料901〜903、913〜916および926が本発明である)を作製した。その他の画像受像機能向上剤の添加量は10質量部となるようにした。
試料901〜926について、ソルバインAの代わりにバイロン200(東洋紡製)を用いて試料1001〜1026(試料1001〜1003、1013〜1016および1026が本発明である)本発明)を作製した。なお、使用量はポリマーの固形分で同じ質量部数になるようにした。実施例3と同様の光堅牢性評価試験を行ったところ、試料1001〜1026についても画像堅牢性の向上効果が得られた。
Claims (6)
- 受容層を有する感熱転写受像シートであって、前記受容層に(i)塩化ビニル骨格を有するポリマーおよびポリエステル骨格を有するポリマーから選ばれる少なくとも1種の染色性受容ポリマー、ならびに(ii)下記一般式(Ph−1)’、(TS−ID)、(TS−IIIB)、または(TS−IIIC)のいずれかで表される化合物である画像受像機能向上剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする感熱転写受像シート。
[一般式(Ph−1)’中、Rb1はメチル基を表し、Rb6は脂肪族基を表す。
一般式(TS−ID)中、R51は脂肪族基を表す。R 52、R53、R55およびR56は各々独立に、水素原子または置換基を表す。R57はR51と同義である。但し、化合物の総炭素数は10以上である。
一般式(TS−IIIB)中、R 65 は水素原子を表し、R c3 はアリール基を表す。X 63 は−N−N−とともにピラゾリジン環を形成するに必要な非金属原子群を表す。
一般式(TS−IIIC)中、R 65 ’およびR 66 は各々独立に脂肪族基を表し、R c3 ’は脂肪族基を表す。] - 受容層を有する感熱転写受像シートであって、前記受容層に(i)塩化ビニル骨格を有するポリマーおよびポリエステル骨格を有するポリマーから選ばれる少なくとも1種の染色性受容ポリマー、ならびに(ii)下記一般式(TS−ID)、(TS−IIIB)、または(TS−IIIC)のいずれかで表される化合物である画像受像機能向上剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする感熱転写受像シート。
[一般式(TS−ID)中、R51は脂肪族基を表す。R 52、R53、R55およびR56は各々独立に、水素原子または置換基を表す。R57はR51と同義である。但し、化合物の総炭素数は10以上である。
一般式(TS−IIIB)中、R 65 は水素原子を表し、R c3 はアリール基を表す。X 63 は−N−N−とともにピラゾリジン環を形成するに必要な非金属原子群を表す。
一般式(TS−IIIC)中、R 65 ’およびR 66 は各々独立に脂肪族基を表し、R c3 ’は脂肪族基を表す。] - 前記画像受像機能向上剤が前記一般式(TS−ID)で表される化合物であることを特徴とする請求項2に記載の感熱転写受像シート。
- 前記画像受像機能向上剤が前記一般式(TS−IIIB)または(TS−IIIC)で表される化合物であることを特徴とする請求項2に記載の感熱転写受像シート。
- 前記画像受像機能向上剤が前記一般式(TS−IIIB)表される化合物であることを特徴とする請求項2に記載の感熱転写受像シート。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の前記染色性受容ポリマーと前記画像受像機能向上剤とを少なくとも混合して受容層を形成することを特徴とする感熱転写受像シートの製造方法。
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