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JP4588752B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents
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本発明は、音声出力可能な車両用ナビゲーション装置に関するものである。
この種の車両用ナビゲーション装置として、入力操作が中断された場合に音声出力による「トークバック」機能を備えたものがある。例えば、特許文献1には、入力中の文字のうち、カーソルで指定した文字を音声出力する技術が開示されている。また、特許文献2には、目的地設定のための項目を、一つずつ順に読み上げていく技術が開示されている。また、特許文献3には、所定時間経過しても入力がない場合にのみ、音声による操作説明を行う技術が開示されている。また、特許文献4には、再表示コマンドを入力すると、操作が中断した時点で表示されていた所定のリスト画面をいきなり表示させる技術が開示されている。
特開2002−48580号公報 特許第2997164号公報 特開平6−44491号公報 特開2002−181575号公報
しかしながら、従来の技術においては、音声出力されても、操作者が入力状況を直ぐに把握できない場合が生じうる。例えば、同じ文字を複数入力したり、入力文字数が多い場合に、入力操作が中断されると、カーソルで指定した文字等を音声出力しても、それのみでは操作者は入力状況を把握することは困難である。
このような場合には、操作者は視界を表示画面に切り換えて入力状況を把握しなければならず、操作者に作業負担を強いることになるため、好ましくない。特に、交差点での信号待ち等の短時間の間に入力操作を再開しようとしても、入力作業状況を把握するのに時間をとられてしまい結局入力作業が行えない場合も考えられ、利便性に欠けるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、入力操作が中断された場合に、操作者に負担を強いることなく入力状況を把握することができ、入力操作を容易に再開することができる車両用ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、操作部材(例えば、実施の形態における操作装置2)によって文字データを選択する機能と、選択している文字データを音声にて出力する音声出力機能(例えば、実施の形態におけるスピーカー5)とを持つナビゲーション装置(例えば、実施の形態におけるナビゲーション装置7)において、文字データ入力時に、その時点までの入力済の文字データをナビゲーション装置の検索対象リストに照らし合わせて該当する対象候補の件数を絞り込み、その候補が一定数以下になったときに、対象候補を一件ずつ読み上げる項目読み上げモードに切り替わることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、文字データ入力時に、所定時間操作がない場合もしくは操作禁止状態を解除された場合に、その時点までの入力済の文字データをナビゲーション装置の検索対象リストに照らし合わせて該当する対象候補の件数を絞り込み、その候補が一定数以下になったときに、対象候補を一件ずつ読み上げる項目読み上げモードに切り替わることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記項目読み上げモード中に対象候補から選択対象を選択する決定の入力が無い限り、順次繰り返し対象候補を読み上げることを特徴とする。
以上説明したように、請求項1に記載した発明によれば、操作者は視界を表示画面に切り換えずに入力状況を把握することができ、入力作業を容易に再開することが可能となる。
請求項2に記載した発明によれば、前記文字データの読み上げを聞き逃しにくくなると共に、読み上げられる内容が入力済の文字データか項目の内容なのかを容易に判別できるので、利便性が高められる。
請求項3に記載した発明によれば、操作者への注意をさらに喚起できるとともに、操作者に違和感を与えることを防止することができる。加えて、再び操作が開始された時には、操作者は、表示画面を見なくても、次に何を入力すればよいかが容易に推測することができ、前方視界を確保しつつ、入力作業を再開することができる。
また、該当する対象候補が読み上げられるまでの待ち時間が少なくなるとともに、文字データを最後まで入力しなくても対象候補を選択することが可能となり、操作性が向上する。
請求項5に記載した発明によれば、操作者は、表示画面を見なくても、対象候補から選択対象の選択を短時間で容易に行うことが可能となる。
以上説明したように、発明によれば、操作者は視界を表示画面に切り換えずに入力状況を把握することができ、入力作業を容易に再開することが可能となる。
また、該当する対象候補が読み上げられるまでの待ち時間が少なくなるとともに、文字データを最後まで入力しなくても対象候補を選択することが可能となり、操作性が向上する。
さらに、操作者は、表示画面を見なくても、対象候補から選択対象の選択を短時間で容易に行うことが可能となる。
前記操作装置2は、操作者(この場合は車両の搭乗者)からの入力操作によって操作され、ナビゲーション装置7を介して表示装置6への入力作業を行うことが可能である。また、操作装置2を同様に操作することで、後述する対象候補から選択対象を選択することも可能である。
GPSセンサ3は車両1の位置情報を検出するセンサ、車速センサ4は車両1の速度Vを検出するセンサであり、それぞれの検出値をナビゲーション装置7に入力する。
ナビゲーション装置7は、データベース8、メモリー9、CPU10、プログラム11を備えている。データベース8には、表示装置6に表示させる各種項目やその項目内容のデータが記憶されている。前記データベース8には、各データに対応する音声認識語彙を対応づけて記憶している。
また、メモリー9には、データベース8から抽出されたデータや操作装置2から入力された入力済データ、および該データの音声識別語彙等が適宜書込、消去される。このように、出力対象となるデータを一旦メモリー9に保持させることで、音声認識語彙の付与された大容量の文字データ等を短時間で出力することが可能となる。
また、CPU10は、前記プログラム11に基づいて作動し、データベース8からメモリー9へのデータの抽出処理や、抽出されたデータに対応づけられた音声認識語彙の音声ファイルへの変換処理、スピーカー5や表示装置6への出力処理等を行う。プログラム11は、操作装置2やGPSセンサ3、車速センサ4からの入力情報に基づいて、CPU10を複数のモードで制御させる。
具体的には、CPU10は、前記車両センサ4から送信された出力値に応じて、車両1の走行状態の有無を判定し、走行状態と判定された場合には入力操作を禁止する制御を行う。この走行状態の判定は、例えば、予め設定された基準値と前記出力値とを比較して、出力値が基準値以上の場合は走行状態、基準値未満の場合は停止状態とすることで行うことができる。
また、CPU10は、入力済データ読み上げモードを備えており、操作装置2からの入力信号が所定時間ない場合もしくは操作禁止状態を解除された場合に、その時点までの入力済の文字データを頭から読み上げる。また、CPU10は、項目読み上げモードを備えており、検索対象が一定数以下になったときに、対象候補を1件ずつ読み上げる。これらについては図2の説明において後述する。
表示装置6は、CPU10により出力される前記メモリー9上のデータや地図データをその表示画面に表示する。スピーカー5は、CPU10により出力される音声ファイルを音声出力する。
上記のように構成されたナビゲーション装置7の作用について以下の図を用いて説明する。
図2は図1に示す車両用ナビゲーション装置における入力制御処理を示すフローチャートである。図4〜図6は図1に示す表示装置6における表示画面の一例を示す図である。図7、図8は図1に示すメモリー9に抽出される検索対象リストの一例を示す図である。
まず、図2のステップS12で、操作者が、操作装置2にて、通常の50音文字入力またはトークバック(音声出力)を頼りに文字入力をする。例えば、図4に示したように、「とうきょうえ」までが既に入力され、入力済の最後の文字「え」の位置にカーソルがある。そして、ステップS14で、車両1の走行状態を、車速センサ4で検出した車速Vが0かどうかにより判定し、判定結果がYesの場合は停止状態と判定されてステップS16に進み、判定結果がNoの場合には走行状態と判定されてステップS32に進む。
ステップS32では、車両1が走行状態と判定されたことにより、文字入力操作を禁止する。この場合には、図5に示したように、表示装置6の表示画面上から入力画面(斜線部分)が表示されなくなる。これにより、操作者は走行中は文字入力を行わずに運転を行う。そして、ステップS34で、車速Vが0かどうかを再度判定し、判定結果がYesであればステップS18に進み、判定結果がNoであればステップS32の処理に戻る。換言すれば、車両1が停止状態になるまで、文字入力操作が禁止される。
一方、ステップS16では、無操作時間ΔTが所定時間α以上かどうかを判定し、判定結果がYesであればステップS18に進み、判定結果がNoであれば(所定時間α以内に操作されれば)再度ステップS12の処理に戻る。
ステップS18で、対象候補の絞り込みが可能かどうかを判定する。この判定は、前記入力済の文字データをナビゲーション装置7の検索対象リストに照らし合わることで行い、対象候補の件数が一定数(例えば5件)以下になったときに絞り込み可能と判断する(図7参照)。ステップS18の判定結果がYesの場合(絞り込み可能と判断された場合)にはステップS20に進み、対象候補を一件ずつ読み上げる項目読み上げモードに切り替わる。また、ステップS18の判定結果がNoの場合(絞り込み可能と判断されなかった場合)にはステップS36に進む。
ステップS20では、「候補がX件になりました」という音声出力をスピーカー5から行い、操作者に操作の判断を促す。ステップS22で無操作時間ΔTが所定値γ以上かどうかを判定し、判定結果がNoであれば(所定値γ経過前に操作されれば)、ステップS12に戻ってそれ以降の処理を行う。また、判定結果がYesであれば、ステップS24では絞り込まれた対象候補の読み上げを開始する(図8参照)。
このように、ステップS20のような音声出力を行うことで、操作者は、候補が読み上げられることを注意喚起されるので、対象候補の読み上げを聞き逃しにくくなると共に、読み上げられる内容が入力済の文字データか項目の内容なのかを容易に判別できるので、利便性が高められる。また、対象候補の件数が一定数以下に絞り込まれているため、該当する対象候補が読み上げられるまでの待ち時間が少なくなる。また、文字データを最後まで入力しなくても対象候補を選択することが可能となり、操作性が向上する。
そして、ステップS26で、対象候補の選択操作がされたかどうかを判定し、判定結果がYesであればステップS36に進み、判定結果がNoの場合にはステップS28に進む。ステップS28では、対象候補の中から選択対象(例えば、「とうきょうえき」)が決定操作されたかどうかを判定する。この判定結果がYesであればステップS30に進み、選択終了して、一連の処理を終了する。
また、判定結果がNoであれば、ステップS24に戻る。
また、上述したステップS18で絞り込み可能と判定されなかった場合やステップS26で選択操作をされた場合には、ステップS36で「読み上げます」との発話をスピーカー5から行う。これにより、操作者は、前記入力済の文字データが読み上げられる事を注意喚起されるので、これから読み上げられる文字データを聞き逃しにくくなる。また、読み上げられる内容が入力済の文字データか項目の内容なのかを容易に判別できるので、利便性が高められる。
そして、ステップS38で、入力済文字(例えば、「とうきょうえ」)を頭から読み上げる(図6参照)。このとき、読み上げ回数の値Nに1を加算する。このNの初期値は0である。
ステップS40で、無操作時間ΔTが所定値β以上かどうかを判定し、判定結果がYesであればステップS44に進み、判定結果がNoであれば(所定値β経過前に操作されれば)ステップS42に進む。ステップS42で継続して文字入力された場合には、ステップS12に戻ってそれ以降の処理を行う。ステップS44では、読み上げ回数Nが所定値n1より大きいかどうかを判定し、判定結果がYesであればステップS46に進み、判定結果がNoであればステップS38に戻る。このように、前記文字データが繰り返し読み上げられることにより、操作者への注意をさらに喚起できる。
また、ステップS46で、操作の有無を判定し、判定結果がYesであればステップS36の処理に戻り、判定結果がNoであればステップS46の処理を再度行う。すなわち、入力済文字の読み上げを所定回数n1回行った後、操作がなければ、操作者が入力作業の継続の意志がないか、入力以外の他の事に集中しており、入力作業を行えないと判定することができる。このような場合にまで読み上げを繰り返すと操作者に違和感を与える虞があるが、この場合には読み上げを中止してステップS46の処理を継続することで、違和感を与える虞を防止することができる。また、ステップS46の処理で、操作がされた場合には再度ステップS36の処理に戻って読み上げが開始されるので、入力中断時間が長くなった場合であっても、操作者は視界を表示画面に切り換えずに入力状況を把握することができ、入力作業を容易に再開することができる。
以上説明したように、車両1が走行状態と判定されて操作禁止状態となったり、操作者による操作が所定時間αがない場合であっても、その時点までの入力済の文字データが頭から読み上げられるため、操作者は視界を表示画面に切り換えずに入力状況を把握することができ、入力作業を容易に再開することが可能となる。
図3は図1に示す車両用ナビゲーション装置7における他の入力制御処理を示すフローチャートである。この場合には、ステップS12の後に、ステップS50で、入力された文字の対象候補があるかどうかを判定し、判定結果がNoの場合に、ステップS52で「候補がありません」と音声出力をする点と、車速を判断しない点とが、図2の場合と異なっている。このようにすると、走行状態に関わらず、操作者が表示装置6の画面を見ずに操作可能であり、操作性を高めることができる。なお、ステップS52の後は、ステップS12の処理に戻る。
図1は本発明の実施の形態における車両用ナビゲーション装置を示す概略構成図である。 図1に示す車両用ナビゲーション装置における入力制御処理を示すフローチャートである。 図1に示す車両用ナビゲーション装置における他の入力制御処理を示すフローチャートである。 図1に示す表示装置における表示画面の一例を示す図である。 図1に示す表示装置における表示画面の一例を示す図である。 図1に示す表示装置における表示画面の一例を示す図である。 図1に示すメモリーに抽出される検索対象リストの一例を示す図である。 図1に示すメモリーに抽出される検索対象リストの一例を示す図である。
符号の説明
2 操作装置
5 スピーカー
7 ナビゲーション装置

Claims (3)

  1. 操作部材によって文字データを選択する機能と、選択している文字データを音声にて出力する音声出力機能とを持つナビゲーション装置において、
    文字データ入力時にその時点までの入力済の文字データをナビゲーション装置の検索対象リストに照らし合わせて該当する対象候補の件数を絞り込み、その候補が一定数以下になったときに、対象候補を一件ずつ読み上げる項目読み上げモードに切り替わることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 文字データ入力時に、所定時間操作がない場合もしくは操作禁止状態を解除された場合に、その時点までの入力済の文字データをナビゲーション装置の検索対象リストに照らし合わせて該当する対象候補の件数を絞り込み、その候補が一定数以下になったときに、対象候補を一件ずつ読み上げる項目読み上げモードに切り替わることを特徴とする請求項1に記載の車両用ナビゲーション装置。
  3. 前記項目読み上げモード中に対象候補から選択対象を選択する決定の入力が無い限り、順次繰り返し対象候補を読み上げることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ナビゲーション装置。
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