Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4589248B2 - 高分子結合予測システム - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4589248B2 - 高分子結合予測システム - Google Patents

高分子結合予測システム Download PDF

Info

Publication number
JP4589248B2
JP4589248B2 JP2006040685A JP2006040685A JP4589248B2 JP 4589248 B2 JP4589248 B2 JP 4589248B2 JP 2006040685 A JP2006040685 A JP 2006040685A JP 2006040685 A JP2006040685 A JP 2006040685A JP 4589248 B2 JP4589248 B2 JP 4589248B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
divided
search
binding energy
computing unit
computing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006040685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007219913A (ja
Inventor
希倫 何
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2006040685A priority Critical patent/JP4589248B2/ja
Priority to US11/657,090 priority patent/US8145432B2/en
Publication of JP2007219913A publication Critical patent/JP2007219913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4589248B2 publication Critical patent/JP4589248B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16BBIOINFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR GENETIC OR PROTEIN-RELATED DATA PROCESSING IN COMPUTATIONAL MOLECULAR BIOLOGY
    • G16B15/00ICT specially adapted for analysing two-dimensional [2D] or three-dimensional [3D] molecular structures, e.g. structural or functional relations or structure alignment
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16BBIOINFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR GENETIC OR PROTEIN-RELATED DATA PROCESSING IN COMPUTATIONAL MOLECULAR BIOLOGY
    • G16B15/00ICT specially adapted for analysing two-dimensional [2D] or three-dimensional [3D] molecular structures, e.g. structural or functional relations or structure alignment
    • G16B15/30Drug targeting using structural data; Docking or binding prediction

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Computational Biology (AREA)
  • Evolutionary Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、創薬シミュレーションシステム、並びに、生体高分子間の相互作用を計測する質量分析やプロティンチィップなどの解析システムを適用対象とし、高分子の結合を予測するシステムに関する。この種のシミュレーションの計算処理と解析処理を高速化するためには、並列分散計算システムを用いた並列分散環境が効果的であるが、単体の計算機においても本発明は有用である。
ポストゲノム時代では、ゲノム情報から得られた蛋白質やDNAおよびRNAを対象に、その高分子の生体機能を促進または阻害する薬剤として化合物分子構造の開発が行われている。例えば、標的となる蛋白質に対して、化合物の分子種、反応基や骨格構造を変化させて、蛋白質と結合強度が高くなるように化合物分子構造を設計する。創薬シミュレーションシステムでは、蛋白質と化合物における多数の配置構造に対して結合エネルギーを計算する。その結合エネルギーが最小となる結合構造を探索することで、化合物分子構造の最適設計を行う。この蛋白質と化合物の結合エネルギーが最小となる結合構造を高速に探索できれば、標的蛋白質に対する化合物分子構造の開発期間を短縮することが可能である。また、実験的に化合物分子を試作し蛋白質との結合強度を測定するコストを削減することができる。
図19〜図21は、創薬シミュレーションが並列分散環境で行われる並列分散計算システムの一般的な構成例を示す図である。
図19は、計算処理の単位となるコンピューティングユニット1903が、計算処理を実行するコンピューティングプロセッサユニット1901と計算処理を実行するために必要な入力データ、または、計算処理を実行し得られた出力データを記憶するメモリユニット1902により構成されている状態を示す。また、この計算処理の単位となるコンピューティングユニット1903は、これらの間のデータ転送を実行するデータ転送ネットワーク1904,1905で格子状に結合されていることを示す。データ転送ネットワークの一つに制御のためのパーソナルコンピュータ100が接続される。このパーソナルコンピュータ100はシミュレーションの対象データの入力、コンピューティングユニット1903への計算の分配および各コンピューティングユニット1903間および各コンピューティングユニット1903の計算結果の集計等の処理を行う。また、システムには、例えば、パーソナルコンピュータ100とネットワークの接続点に並列分散計算システムの管理ユニット1906が備えられ、システム全体で稼動可能なプロッセサ数NPE、接続可能なコンピューティングユニットのプロセッサ機種、あるいは、ネットワークのスピード等の情報を収集してパーソナルコンピュータ100に提供する。
図20は、コンピューティングユニットがパーソナルコンピュータのクラスタ、または、ワークステーションのクラスタ2001から成り、そのマシン間のデータ転送を実行するインサーネット2002でリング状に接続されたデータ転送ネットワークから構成される構成例を示す図である。ここでも、データ転送ネットワークのインサーネット2002に制御のためのパーソナルコンピュータ100が接続される。ここでも、並列分散計算システムの管理ユニット2003が備えられる。
図21は、コンピューティングユニットが複数の超並列機2103とパーソナルコンピュータのクラスタとワークステーションのクラスタ2001を高速なデータ転送を実行する高速ネットワーク2102で接続したグリッドマシン2101からなり、複数のグリッドマシン2101の間も高速ネットワーク2102でリング状に接続した広域分散環境での構成例を示す図である。ここでも、データ転送ネットワークの高速ネットワーク2102に制御のためのパーソナルコンピュータ100が接続されるとともに、並列分散計算システムの管理ユニット2003が備えられる。
図22は、このような並列分散計算システム上で高分子の結合構造を予測するシミュレーションを行う従来システムの一例の処理機能に着目した概念図を示す。100は、図19〜21で説明した並列分散計算システムのパーソナルコンピュータに対応し、ユーザがシミュレーションのデータを入力するための入力装置101、入力されたデータから各コンピューティングユニット104に結合エネルギーの計算を分配するための処理を実行するため、および、各コンピューティングユニットに分配して結合エネルギーの計算を行った結果を統合するための処理を実行するための処理・制御部102、処理・制御部102の動作状況あるいは統合したデータを表示するための出力装置103とから構成される。104は、図19〜21で説明した並列分散計算システムの各コンピューティングユニットであり、制御のためのパーソナルコンピュータ100の与える情報に応じた計算を行い、パーソナルコンピュータ100に計算結果を報告する。また、105は図19〜21で説明した並列分散計算システムの管理ユニットである。これらパーソナルコンピュータ100、コンピューティングユニット104、および、並列分散計算システムの管理ユニット105は、一点鎖線で示し、相互に必要なデータの交換ができるという意味で太線で結んで示した。また、処理・制御部102の処理ステップとコンピューティングユニット104の処理ステップとの関連は細い実線で結んで示した。
ユーザは、ゲノム情報から得られている蛋白質やDNAおよびRNA等のシミュレーション対象の高分子、例えば、水分子中の蛋白質と化合物の結合構造に対する探索領域、並びに、探索領域を分割する分割領域の数を入力する(ステップ2211)。また、探索領域を分割した分割領域の計算を分配する稼動可能なコンピューティングユニット数NPEを入力する(ステップ2212)。ここで、稼動可能なコンピューティングユニットの数NPEの数は、前記並列分散計算システムの管理ユニット105から提供されるデータを使用しても良いし、これより小さい数をユーザが入力装置101から指定しても良い。各コンピューティングユニットの出力データは、水分子中の蛋白質と化合物の結合構造に対する最小の結合エネルギーと結合構造における蛋白質と化合物と水分子の原子座標データであり、出力装置103はこれをユーザに見やすい形の画像あるいは数値データとして出力し、表示装置に表示する。
並列分散計算システムのコンピューティングユニットで結合エネルギーを計算し、その計算結果を集計する手順を説明する。2241は、探索領域を分割した分割領域の数と分割領域を分担するコンピューティングユニットの数NPEを用いて、各コンピューティングユニットに分配する分割領域の数を決定するステップである。2242は、各コンピューティングユニットに割り当てた分割領域において、結合エネルギーを計算する分割領域内の探索点を決定するステップである。2243は、通信制御のステップであり、ステップ2241,2242で決定した各コンピューティングユニットに結合エネルギーを計算するために割り当てた各探索点のデータを送信する。また、反対に、各コンピューティングユニットで計算した各探索点における結合エネルギーを受信する。2244は、ステップ2243にて受信した、各コンピューティングユニット104で計算した結合エネルギーの極小値と全コンピューティングユニットで計算した極小値の中の最小値を決定するステップである。2245は、分割領域内における結合エネルギーの極小値の収束性から反復計算を実行するか否かを判定するステップである。
反復計算を実行する場合はステップ2242に戻る。反復計算を終了する場合は、水分子中の蛋白質と化合物の結合エネルギーの最小値と結合構造に対する原子座標データを出力装置103に送る。
各コンピューティングユニットに分配した分割領域における蛋白質と化合物の結合エネルギーを計算するステップ2242について、図23を参照してモンテカルロ法を用いた計算手順を説明する。図23は、並進操作や回転操作による化合物と蛋白質の探索領域における結合エネルギーの概念図である。並進や回転の探索領域に応じて結合エネルギーは複雑な山と谷の形状を示す。モンテカルロ法では、化合物と蛋白質のある配置位置と結合エネルギーをもとに、乱数を用いて並進操作と回転操作による新しい配置構造を形成し、その結合エネルギーを計算する。元の配置位置に対する新しい配置位置の結合エネルギー差をΔEとすれば、新しい配置構造に遷移する確率P(ΔE)は式(1)をもとに得られる。
Figure 0004589248
ここで、kはボルツマン係数、Tは絶対温度である。また、Pthの確率で新しい配置構造に遷移するまでの探索回数は式(2)で与えられる。
Figure 0004589248
図22の従来システムを利用した一例として、非特許文献1に示したように、グリッドコンピュータを利用した蛋白質立体構造の予測に関する研究が行われた。本研究では、多種の蛋白質立体構造をもとに、蛋白質内の原子間相互作用の経験的エネルギーパラメータを決定するため、天然の蛋白質立体構造におけるエネルギーが最も低くなるように、経験的エネルギーパラメータを決定した。このとき、各種の蛋白質立体構造のエネルギー計算は独立なため、各コンピューテングユニットに分散した計算が行われた。
文部科学省 IT プログラム「スーパーコンピュータネットワークの構築」2002 年度研究計画と研究成果,「グリッドコンピュータを利用した蛋白質立体構造の予測に関する研究」(www.biogrid.jp/project/pdf/comp5_PDF.pdf)
従来システムでは、ユーザは、ゲノム情報から得られている蛋白質やDNAおよびRNA等のシミュレーション対象の高分子について、入力装置101から探索領域と、探索領域を分割する分割領域の数を入力し、この入力された分割領域の数を用いて、探索領域の分割幅が設定される。この探索領域の最適な分割幅をユーザが決めることは極めて難しい。探索領域の分割幅が大き過ぎれば、探索領域における結合エネルギーは多数の山と谷の形状を含むことから、結合エネルギーの差分で表される式(2)の探索回数が増大する。分割幅が大き過ぎずに探索回数を低減することが課題である。一方、探索領域の分割幅が小さくなれば、分割領域の数が増大する。小さな分割領域の探索回数は、各分割領域に含まれた結合エネルギーの山と谷の数と結合エネルギーの差分に依存することから、分割領域の探索回数は一様に減少しない。探索領域の分割幅をむやみに小さくすると、分割領域の数に応じて探索回数は増大し、結合エネルギーの差分の大きい分割領域は多くの探索回数が必要となる。従って、分割幅が小さ過ぎることなく、探索回数を削減することが課題である。
探索領域の分割幅には、探索回数を最小にする分割幅が存在すると考えられるが、ユーザが最適な分割幅を設定することは不可能である。すなわち、従来のやり方では、ユーザは、システムの使用経験やシミュレーション対象の高分子についての理解等から、適当と思う分割幅からスタートして、試行錯誤的に変えてみながらシステムを使用して予測することにならざるを得ない。本発明では、ユーザが分割幅を設定するのに代えて、シミュレーションシステムにより自動的に分割領域の分割幅を設定し、結合エネルギーの最小値の計算処理を高速化することが目的である。
本発明は、並列分散計算システムを用いた創薬シミュレーションシステム、並びに、生体高分子間の相互作用を計測する質量分析やプロティンチィップなどの解析システムを適用対象として、高分子の結合構造と結合エネルギーのシミュレーションを高速化するために有用な高分子結合予測システムを提供する。
本発明は、先にも述べたように、単体の計算機においても有用であるが、以下の説明では、並列分散環境における高分子結合予測シミュレーションを前提として説明する。
本発明では、ユーザは、ゲノム情報から得られている蛋白質やDNAおよびRNA等のシミュレーション対象の高分子について、制御のためのパーソナルコンピュータ100の入力装置101から高分子の結合エネルギーを計算する探索領域と、稼動可能なコンピューティングユニットの数NPEの数を指定するのみで高分子結合予測システムを実施可能とする。このためシステムの処理手順は以下のように構成した。
制御のためのパーソナルコンピュータ100においては、
(1)高分子の探索領域を分割する分割幅と、探索領域を分割した分割領域における探索回数を決定する。
(2)探索領域を分割する分割領域の数を決定する。
(3)分割領域を割り当てるべきコンピューティングユニットの数を決定する。
(4)各コンピューティングユニットに分割領域を割り当てる。
(5)分割領域内の探索点を決定する。
(6)探索点のデータを結合エネルギーとエネルギーの勾配ベクトルを計算する並列分散計算システム上のコンピューティングユニットに送信し、コンピューティングユニットから結合エネルギーとエネルギーの勾配ベクトルのデータを受信する通信を制御する。
(7)分割領域における結合エネルギーの極小値と探索領域における最小値を決定する。
(8)結合エネルギーの収束性を判断する。
また、並列分散計算システムの各コンピューティングユニット上において、
(9)前記パーソナルコンピュータ100の処理手順6により送信される探索点のデータから分割領域内の探索点における結合エネルギーとエネルギーの勾配ベクトルを計算する。
(10)前記計算の結果を前記パーソナルコンピュータ100の処理手順(6)に従って前記パーソナルコンピュータ100に送信する。
本発明によれば、ユーザは探索領域と稼動可能なコンピューティングユニットの数を入力すれば良く、探索領域の分割幅を設定する必要はない。探索領域の分割幅は高分子結合予測システムで自動設定することができ、探索領域の分割数を最適化して結合エネルギーの最小値の計算処理を高速化することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
(システムの基本構成)
並列分散計算システムの一般的な構成例として、図19〜21に並列分散環境を超並列機やPCクラスタで構成し、これらをパーソナルコンピュータ100で制御する例を示した。本発明の高分子結合予測システムにおいても、並列分散計算システムの構成としてはこれらと同じシステム構成とする。
図1は、本発明の高分子結合予測システムの基本構成を示す概念図である。図1において、100は、図19〜21で説明した並列分散計算システムのパーソナルコンピュータに対応し、本発明の高分子結合予測システムの制御のためのパーソナルコンピュータである。シミュレーションのデータを入力するための入力装置101、入力されたデータから各コンピューティングユニット104に結合エネルギーの計算を分配するための処理を実行するため、および、各コンピューティングユニットに分配して結合エネルギーの計算を行った結果を統合するための処理を実行するための処理・制御部102、処理・制御部102の動作状況あるいは統合したデータを表示するための出力装置103とから構成される。ここで、パーソナルコンピュータ100は、必要なプログラム、データを保持するためのディスクあるいはメモリー等の記憶装置、あるいは、ユーザとのインターフェイスのための表示画像を生成する画像処理装置等を備えるが、これらを便宜上、入力装置101および出力装置103のブロックに表示した。104は、図19〜21で説明した並列分散計算システムの各コンピューティングユニットであり、制御のためのパーソナルコンピュータ100の与える情報に応じた計算を行い、パーソナルコンピュータ100に計算結果を報告する。また、105は図19〜21で説明した並列分散計算システムの管理ユニットである。これらパーソナルコンピュータ100、コンピューティングユニット104、および、並列分散計算システムの管理ユニット105は、一点鎖線で示し、相互に必要なデータの交換ができるという意味で太線で結んで示した。また、処理・制御部102の処理ステップとコンピューティングユニット104の処理ステップとの関連は細い実線で結んで示した。
ユーザは、入力装置101からゲノム情報から得られている蛋白質やDNAおよびRNA等のシミュレーション対象の高分子、例えば、水分子中の蛋白質と化合物の結合構造に対する探索領域、並びに、並列分散環境の超並列機やPCクラスタにおいて使用可能なコンピューティングユニットの数を入力する。
処理・制御部102では、入力装置101を介して導入されるシミュレーションの対象データを入力し、記憶装置に保持するとともに、上述した手順(1)〜(6)により、コンピューティングユニット104に結合エネルギーの計算のためのデータを分配する。各コンピューティングユニット104が分配されたデータに基づいて、上述した手順(9)〜(10)により行った結合エネルギーの計算結果を、上述した手順(6)〜(8)により統合し、出力装置103に表示する。
出力データは、水分子中の蛋白質と化合物の結合構造に対する最小の結合エネルギーと結合構造における蛋白質と化合物と水分子の原子座標データを出力する。
また、処理・制御部102を、コンピューティングユニット104の一つに代行させて、各コンピューティングユニット104に結合エネルギーの計算を分配し、各コンピューティングユニットが行った結合エネルギーの計算結果を統合することもできる。
以下、パーソナルコンピュータ100の処理・制御部102における各コンピューティングユニットへの結合エネルギーの計算の分配および計算結果の統合についての処理手順を説明する。1021は、化合物の原子座標の変更操作を行う範囲を表す探索領域において、探索領域を分割する分割幅と結合エネルギーを計算する探索回数を決定するステップである。1022は、探索領域の分割幅を用いて、分割した探索領域(以下では分割領域と呼ぶ)の数と分割領域の範囲を決定するステップである。1023は、分割領域の数を用いて、分割領域を割り当てる並列分散環境におけるコンピューティングユニットの数を決定するステップである。1024は、分割領域の数、探索回数、並びに、分割領域を割り当てる並列分散環境におけるコンピューティングユニットの数を用いて、各コンピューティングユニットに割り当てる分割領域の数と分割領域を決定するステップである。1025は、各コンピューティングユニットに割り当てた分割領域において、結合エネルギーを計算する分割領域内の探索点を決定するステップである。1026は、通信制御のステップであり、ステップ1024,1025で決定した各コンピューティングユニットに結合エネルギーを計算するために割り当てた各探索点のデータを送信する。また、反対に、各コンピューティングユニットで計算した各探索点における結合エネルギーとエネルギーの勾配ベクトルを受信する。1027は、ステップ1026にて受信した各コンピューティングユニットで計算した結合エネルギーの極小値と全コンピューティングユニットで計算した極小値の中の最小値を決定するステップである。1028は、分割領域内における結合エネルギーの極小値の収束性から反復計算を実行するか否かを判定するステップである。なお、この判定は、後述する実施例からも分かるように、探索回数があらかじめ分かることから、探索回数が、この値を超えたことで反復計算を否とすることにしてもよい。
反復計算を実行する場合はステップ1025に戻る。反復計算を終了する場合は、水分子中の蛋白質と化合物の結合エネルギーの最小値と結合構造に対する原子座標データを出力装置103に送る。
ステップ1029は、並列分散計算システムの各コンピューティングユニット104において、ステップ1026からの探索点のデータを受信し、指定された探索点について化合物の原子座標の変更操作を実行する。蛋白質の原子座標、水分子の原子座標、原子座標の変更操作した化合物の原子座標を入力として、蛋白質と化合物の結合エネルギーとエネルギー勾配ベクトル、すなわち、化合物に働く力と化合物に働くトルクを計算し出力する。出力された結合エネルギーと化合物に働く力と化合物に働くトルクを通信制御のステップ1026によってパーソナルコンピュータ100に送信する。
(実施例1)
図2は、本発明による実施例1の高分子結合予測システムの構成を示す概念図であり、化合物の原子座標の並進操作による蛋白質との結合エネルギーの最小値を計算するステップの具体的な処理を説明する図である。全体的な構成は、図1に示す構成と同じであるが、図1の処理・制御部102および各処理ステップ1021−1029は処理内容の変更に応じて、処理・制御部112および各処理ステップ1121−1129とした。
ユーザは、ゲノム情報から得られている蛋白質やDNAおよびRNA等のシミュレーション対象の高分子、例えば、水分子中の蛋白質と化合物の結合エネルギーの最小値を探索するため、入力装置101から、化合物の原子座標の並進操作を行う範囲を表す探索領域(以下では並進探索領域)を入力する。図3に一例を示すように、蛋白質301における探索領域の中心位置302の座標値、および、立方体の形状をした探索領域である空間領域幅W303、および、並列分散環境の超並列機やPCクラスタの使用可能なコンピューティングユニットの数Npaを入力する。使用可能なコンピューティングユニットの数Npaはユーザが入力してもよいし、並列分散計算システムの管理ユニット105が提供するデータを採用してもよい。ここで、空間領域幅W303の中に示す小さい立方体の形状ΔWは、後述する手法により決定された並進探索領域の分割幅ΔWを持つ立方体を模式的に示す。
ステップ1121は、化合物の並進操作を行う並進探索領域において、結合エネルギーの極小値を直線探索する回数を最小にする分割幅とその直線探索の回数を決定する。
図4は、横軸に並進探索領域の分割幅、縦軸に直線探索回数または分割領域数(分割した探索領域数)を取って、各コンピューティングユニット上に平均的に割り当てた分割した並進領域(以下では分割並進領域)の分割幅に対する変化、分割幅に対する直線探索回数の変化および結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の変化と最適な分割幅を示す図である。401は分割幅に応じて各コンピューティングユニット上に割り当てた分割並進領域の数の変化を示す線、402は分割幅に応じた直線探索回数の変化を示す線、403は分割幅に応じて各コンピューティングユニット上で結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の変化を示す線である。並進探索領域の分割幅をΔWとすれば、各コンピューティングユニットに平均的に割り当てた分割並進領域の数は(W/ΔW)/Npaである。また、各分割並進領域において、エネルギーの勾配ベクトル方向、すなわち、化合物に働く力の方向の直線探索により結合エネルギーを計算し、結合エネルギーの極小値を見出すまでの直線探索の回数は式(3)に示したF(X)で与えられる。ここで、X=ΔW/Rである。
図5は、分割した並進探索領域の二次元空間における結合エネルギーの例を示す図である。Rは、分割並進領域おいて、結合エネルギーの極小値の存在する座標位置501から半径Rの距離内では、結合エネルギーは距離に対する二次関数のエネルギー領域502であり、半径Rの距離以上では、結合エネルギーはランダムなエネルギー領域503である。半径Rの大きさは、システムとして準備することができるが、ユーザが入力するものとしてもよい。
並進探索領域の分割幅ΔWに対する各コンピューティングユニット上で結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の変化を示す線403は、これらの積(W/ΔW)/Npa×F(ΔW/R)で表される。従って、(W/ΔW)/Npa×F(ΔW/R)が最小となる分割幅ΔWoptを選択すれば、並進探索領域Wの分割幅ΔWopt、並びに、各コンピューティングユニット上で結合エネルギーを計算し、結合エネルギーの極小値の直線探索回数が最小であるNIt=F(ΔWopt/R)を決定することができる。
以下に、あるXの値に対する式(3)に示した結合エネルギーの極小値を確率Pthで見出すための直線探索の回数F(X)の求め方を説明する。
Figure 0004589248
ここで、P(X)は式(4)で与えられる。
Figure 0004589248
ここで、xαi、yαi、zαi(i=1,2)は式(5)、θは式(6)で与えられる。
Figure 0004589248
Figure 0004589248
ここで、α(θ,X)は、式(7)と式(8)、式(9)、式(10)で与えられる。
Figure 0004589248
Figure 0004589248
Figure 0004589248
Figure 0004589248
また、(x,y,z)、(x,y,z)、(x,y,z)は、式(11)、式(12)、式(13)で与えられる。
Figure 0004589248
Figure 0004589248
Figure 0004589248
一方、P(x)は式(14)で与えられる。
Figure 0004589248
ここで、β(θ,x)は、式(15)と式(16)、式(17)、式(18)で与えられる。
Figure 0004589248
Figure 0004589248
Figure 0004589248
Figure 0004589248
ここで、θとθは式(19)と式(20)で与えられる。
Figure 0004589248
Figure 0004589248
ステップ1122は、並進探索領域Wの分割幅ΔWoptを用いて、並進探索領域を分割した数と分割並進領域の範囲を決定する。並進探索領域の分割幅ΔWoptにより、並進探索領域Wを分割した並進領域の数はN=(W/ΔWoptである。分割した並進領域内の並進座標を(x,y,z)とすれば、0≦x≦ΔWopt,0≦y≦ΔWopt,0≦z≦ΔWoptを分割並進領域W、0≦x≦ΔWopt,0≦y≦ΔWopt,Wopt≦z≦2ΔWoptを分割並進領域W、−−−、(W−ΔWopt)≦x≦W,(W−ΔWopt)≦y≦W,(W−ΔWopt)≦z≦Wを分割並進領域WNwと記す。
一般に、分割並進領域Wは、(n−1)ΔWopt≦x≦nΔWopt,(n−1)ΔWopt≦y≦nΔWopt,(n−1)ΔWopt≦z≦nΔWoptで表され、n=1,2,−−−,N、n,n,n=1,2,−−−,W/ΔWoptである。
このようにして、分割並進領域の数N、並びに、分割並進領域W,W,−−−,W,−−−,WNwの範囲を決定することができる。
ステップ1123は、分割並進領域の数Nを用いて、分割並進領域を割り当てる並列分散環境におけるコンピューティングユニットの数を決定する。分割並進領域の数Nが使用可能なコンピューティングユニットの数Npaよりも大きい場合は、分割並進領域を割り当てるコンピューティングユニットの数NはNpaである。一方、分割並進領域の数Nが使用可能なコンピューティングユニットの数Npaよりも小さい場合は、分割並進領域を割り当てるコンピューティングユニットの数NはNである。このようにして、分割並進領域を割り当てる並列分散環境におけるコンピューティングユニットの数Nを決定することができる。
ステップ1124は、分割並進領域の数N、直線探索回数NIt、並びに、分割並進領域を割り当てる並列分散環境におけるコンピューティングユニットの数Nを用いて、各コンピューティングユニットに割り当てる分割並進領域の数と分割並進領域を決定する。各分割並進領域に対する直線探索の回数はNItであることから、各コンピューティングユニットに割り当てる分割並進領域の数はほぼ均等化することが可能であり、割り当てた分割並進領域の数Ndtは[N/N]または[N/N]−1である。ここで、[**]の形で得られる値は小数点を切り上げて整数とする。並列分散環境におけるN個のコンピューティングユニット毎に、分割並進領域W,W,−−−,WNwの中から任意に選択したNdt個の分割並進領域を割り当てる。
図6(a)は、ネットワーク204で結合されたコンピューティングユニット群203のコンピューティングユニットP,P,−−−,PNPのコンピューティングユニットPに分割並進領域W,W,−−−,WNdtを割り当て、コンピューティングユニットPに分割並進領域WNdt+1,WNdt+2,−−−,W2Ndtを割り当て、−−−、コンピューティングユニットPNpに分割並進領域WNp(Ndt−1)+1,WNp(Ndt−1)+2,−−−,WNpNdt(=WNw)を割り当てた様子を示している。一般に、コンピューティングユニットPに割り当てた分割並進領域Wの範囲は、(n−1)ΔWopt≦x≦nΔWopt,(n−1)ΔWopt≦y≦nΔWopt,(n−1)ΔWopt≦z≦nΔWoptである。ここで、m=1,2,−−−,N,n=1,2,−−−,N、n,n,n=1,2,−−−,W/ΔWoptである。
また、並列分散計算システムにおけるコンピューティングユニットの処理性能が異なる場合について、各コンピューティングユニットに割り当てる分割並進領域の数と分割並進領域を決定した例を説明する。並列分散環境の超並列機やPCクラスタにおいて、使用可能なコンピューティングユニットの処理性能TP,TP,−−−,TPNlとそのコンピューティングユニットの数Npa,1,Npa,2,−−−Npa,Nlを入力装置101から入力するか、あるいは、並列分散計算システムの管理ユニット105から得たデータを採用する。ここで、Nは使用可能なコンピューティングユニットの種類である。
結合エネルギーの極小値を直線探索する回数を最小にする分割幅とその直線探索の回数を決定するステップ1121において、上述した使用可能なコンピューティングユニットの数Npaに代えて、ΣNpa,i×{TP/TPmin}(i=1,2,−−−,N)を採用する。ここで、{**}の形で得られる値は小数点を切り下げて表示した整数、TPminは同一の処理性能に換算する基準として、コンピューティングユニットにおける最小の処理性能である。
このように、使用可能なコンピューティングユニットの数Npaを等価的なコンピューティングユニットの数に置換して決定した分割幅ΔWoptと直線探索回数NIt、に対して、ステップ1122において分割並進領域の数Nを決定し、ステップ1123において分割並進領域を割り当てるべきコンピューティングユニットの数Nを決定する。ステップ1124において、各分割並進領域に対する直線探索の回数はNItであることから、各コンピューティングユニットに割り当てる分割並進領域の数はほぼ均等化することが可能である。
各コンピューティングユニットの処理性能を用いて、割り当てた分割並進領域の数Ndt,i=[N/N]×Npa,i×{TP/TPmin}(i=1,2,−−−,N)である。並列分散環境におけるN個のコンピューティングユニット毎に、分割並進領域W,W,−−−,WNwの中から任意に選択したNdt,i個の分割並進領域を割り当てる。
図6(b)は、ネットワーク204で結合されたコンピューティングユニット群203のコンピューティングユニットP,P,−−−,PNPのコンピューティングユニットPに分割並進領域W,W,−−−,WNdt,1を割り当て、コンピューティングユニットPに分割並進領域W(Ndt,1)+1,W(Ndt,1)+2,−−−,W(Ndt,1)+Ndt,2を割り当て、−−−、コンピューティングユニットPNlに分割並進領域W(Ndt,1+ −−− +Ndt,Nl−1)+1,W(Ndt,1+ −−− +Ndt,Nl−1)+2,−−−,W(Ndt,1+ −−− +Ndt,Nl−1)+Ndt,Nl(=WNw)を割り当てた様子を示している。
ステップ1125は、コンピューティングユニットに割り当てた分割並進領域Wにおいて、結合エネルギーを計算すべき分割並進領域内の探索点を決定する。
図7は、図5に示した並進探索領域の二次元空間の分割探索領域におけるエネルギー勾配方向の直線探索の例を示す図である。分割並進領域Wに内在する探索点の1点を(x,y,z)とする。探索点701において、並進座標に対する結合エネルギーの勾配ベクトルである力のノルム702をF=(F,F,F)とする。結合エネルギーを計算する分割並進領域内の探索点は、(x±kFdw,y±kFdw,z±kFdw)で与えられる。ここで、kは、(n−1)ΔWopt≦x±kFdw≦nΔWopt,(n−1)ΔWopt≦y±kFdw≦nΔWopt,(n−1)ΔWopt≦z±kFdw≦nΔWoptを満たす整数である。また、dwは直線探索における並進幅である。また、並進幅dwはデフォルトとしてシステム側で準備されるものとしてもよいが、ユーザが入力装置101を介して設定できるものとすることもできる。
このようにして、探索点の個数をNlt,n個とすれば、各コンピューティングユニットに割り当てた分割並進領域Wに対して、結合エネルギーを計算すべき分割並進領域内の探索点(x±kFdw,y±kFdw,z±kFdw)のNlt,n個を決定することができる。
ステップ1126は通信制御であり、ここでは、結合エネルギーを計算するために、ステップ1124とステップ1125で決定した各コンピューティングユニットに割り当てた探索点のデータを送信する。ステップ1124でコンピューティングユニットPに分割並進領域Wが割り当てられ、ステップ1125で分割並進領域Wに内在するNlt,n個の探索点(x±kFdw,y±kFdw,z±kFdw)が与えられたとすれば、コンピューティングユニットPにNlt,n個の探索点(x±kFdw,y±kFdw,z±kFdw)を送信する。
図8に示すように、コンピューティングユニット群203の全コンピューティングユニットP、P、−−−、PNpに対して、各コンピューティングユニットに割り当てた分割並進領域Wに内在するNlt,n個の探索点のデータ(x±kFdw,y±kFdw,z±kFdw)を送信する。また、反対に、各コンピューティングユニットで計算した探索点に対する結合エネルギーと並進座標に対する結合エネルギーの勾配ベクトル、すなわち、化合物に働く力を受信する。コンピューティングユニットPに送信した分割並進領域Wに内在するNlt,n個の並進座標(x±kFdw,y±kFdw,z±kFdw)に対して、並進操作した化合物と水分子中の蛋白質との結合エネルギーと化合物に働く力を受信する。
ステップ1127では、ステップ1126で受信した各コンピューティングユニットで計算した結合エネルギーの極小値と全コンピューティングユニットで計算した極小値の中の最小値を決定する。コンピューティングユニットPで計算した分割並進領域Wに内在するNlt,n個の探索点(x±kFdw,y±kFdw,z±kFdw)に対応して、Nlt,n個の結合エネルギーの中で最も小さい結合エネルギーを与えた探索点を選択する。この直線探索は、直線探索回数NIt回以上の反復計算が繰り返される。
選択された探索点は、ステップ1125で記した並進座標に対する結合エネルギーの勾配ベクトルを求める探索点になる。この反復計算の結果として得られた結合エネルギーは、分割並進領域W内の結合エネルギーの極小値である。全コンピューティングユニットP、P、−−−、PNwに対応して得られた結合エネルギーの極小値の中で最も小さいエネルギーは結合エネルギーの最小値となる。
ステップ1128では、分割並進領域内の結合エネルギーの極小値の収束性から直線探索の反復計算を繰り返すか否かを判定する。コンピューティングユニットPに割り当てた分割並進領域Wの直線探索の回数がNIt以下であれば、ステップ1125に戻り直線探索の反復計算を実行する。コンピューティングユニットPに割り当てた分割並進領域Wの直線探索の回数がNIt以上、または、結合エネルギーの極小値と前回の反復計算において求めた結合エネルギーの極小値の差分が閾値エネルギー以下に収束すれば、直線探索を終了する。水分子中の蛋白質と化合物の結合エネルギーの最小値、並びに、水分子中の蛋白質と化合物の結合構造に対する原子座標データを出力装置103に送る。
ステップ1129は、各コンピューティングユニットにおいて探索点に対応した結合エネルギーと並進座標に対する結合エネルギーの勾配ベクトルを計算する。各コンピューティングユニットPは、ステップ1126から探索点のデータ、すなわち、分割並進領域W内のNlt,n個の並進座標(x±kFdw,y±kFdw,z±kFdw)を受信する。この探索点(x±kFdw,y±kFdw,z±kFdw)を用いて、化合物の原子座標に対する並進操作を実行する。並進操作を実行した化合物と水分子中の蛋白質の原子座標からNlt,n個の結合エネルギーと化合物に働く力を計算する。分割並進領域Wに内在するNlt,n個の探索点(x±kFdw,y±kFdw,z±kFdw)に対応した結合エネルギーと化合物に働く力をステップ1126に送信する。
水分子中の蛋白質と化合物の結合構造に対する探索領域として、並進探索領域の空間領域幅W=6Åの立方体形状を入力装置101から入力し、並列分散計算システムにおいて使用可能なコンピューティングユニットの数Npa=60個を入力した具体例を、図9を参照して、説明する。ステップ1121では、並進探索領域の分割幅と探索回数を決定する。
図9は、図4と同様、横軸に並進探索領域の分割幅、縦軸に直線探索回数または分割領域数を取って、各コンピューティングユニット上に平均的に割り当てた分割した並進領域数(以下では分割並進領域数)の分割幅に対する変化401、Rを0.5Åとしたときの分割幅に対する直線探索回数の変化および各コンピューティングユニット上で結合エネルギーの極小値を求める直線探索回数403と最適な分割幅を示した。各コンピューティングユニット上で直線探索回数が最小となる並進探索領域の分割幅ΔWoptは1Åとなり、その直線探索回数NItは105回になることを求めることができる。
ステップ1122では、最適な分割幅ΔWopt=1Åを用いて、分割並進領域の数N=(W/ΔWoptにより216個になる。ステップ1123では、分割領域数N=216個は使用可能なコンピューティングユニットの数Npa=60個より多いので、分割並進領域を割り当てるべきコンピューティングユニットの数Nは60個となる。ステップ1124では、各分割並進領域に対する直線探索回数NItは105回であることから、各コンピューティングユニットに割り当てる分割並進領域の数はほぼ均等化することができる。例えば、図10に示すように、ネットワーク204で結合されたコンピューティングユニット群203のコンピューティングユニット数N=60個に対して、36個のコンピューティングユニットに割り当てた分割並進領域の数Ndtは4個ずつ、24個のコンピューティングユニットに割り当てた分割並進領域の数Ndt−1は3個ずつを分配する。
ステップ1125では各コンピューティングユニットに割り当てた分割並進領域内の直線探索の探索点を決定する。ステップ1126では、各コンピューティングユニットに直線探索の探索点のデータを送信し、ステップ1129では各コンピューティングユニットにおいて探索点に対応した結合エネルギーと並進座標に対する結合エネルギーの勾配ベクトルを計算しステップ1126に送信する。ステップ1127では、各コンピューティングユニットで計算した結合エネルギーの極小値を求める。ステップ1128では、直線探索回数NItの105回以上の反復計算を実行する。
図11は、結合エネルギーの極小値を求めた直線探索回数を示す図である。実線402はステップ1121で得られる予測値、点線1101は本発明によるシミュレーションの計算結果である。シミュレーションにおいて、分割並進領域において結合エネルギーの極小値を求めた直線探索の平均回数は134回となり、予測値と比較的良い一致を示す。各コンピューティングユニット上の直線探索回数は、各分割並進領域の直線探索回数と各コンピューティングユニット上の分割領域数の積であるから420回である。
一方、コンピューティングユニットの1つのみを使用したときに、結合エネルギーの極小値を求めるための直線探索回数は、式(3)から式(20)を用いて4740回と予測される。従って、並列分散計算システムを用いた高分子結合予測システムにより、結合エネルギーの極小値を求めた直線探索回数は4740回/420回=1/11倍に削減され、結合エネルギーが最小となる結合構造を高速に計算することができた。すなわち、ユーザは、シミュレーション対象の高分子の原子座標の並進操作を行う範囲を表す探索領域および、並列分散環境の超並列機やPCクラスタの使用可能なコンピューティングユニットの数Npaを設定するだけで高速に計算することができる。
(実施例2)
図12は、本発明による実施例2の高分子結合予測システムの構成を示す概念図であり、実施例1が化合物の原子座標の並進操作による蛋白質との結合エネルギーの最小値を計算する処理を説明したものであったのに対して、化合物の回転操作による蛋白質との結合エネルギーの最小値を計算するステップの具体的な処理を説明する図である。ここでも、実施例1と同様に、全体的な構成は、図1に示す構成と同じであるが、図1の処理・制御部102および各処理ステップ1021−1029は処理内容の変更に応じて、処理・制御部122および各処理ステップ1221−1229とした。
ゲノム情報から得られている蛋白質やDNAおよびRNA等のシミュレーション対象の高分子、例えば、水分子中の蛋白質と化合物の結合エネルギーの最小値を探索するため、ユーザは、水分子中の蛋白質と化合物の結合エネルギーの最小値を探索するため、入力装置101から、化合物の回転操作を行う範囲を表す探索領域(以下では回転探索領域)として、角度領域幅χを入力する。図13(a),(b),(c)に示すように、オイラー角(φ、θ、ψ)で表示すれば、化合物1301の回転操作を行う探索領域は、0≦φ≦χ、0≦θ≦χ/2、0≦ψ≦χである。ここで、φはz軸の回りの回転角度、θはz軸の回転に続くx軸の回りの回転角度、ψはz軸とx軸の回転に続くz軸の回りの回転角度であり、χは0≦χ≦2πである。また、並列分散環境の超並列機やPCクラスタにおいて使用可能なコンピューティングユニットの数Npaを入力する。
以下に、処理・制御部122における各コンピューティングユニットへの結合計算の分配および結果の統合についての処理フローを説明する。
ステップ1221では、化合物の回転操作を行う回転探索領域において、結合エネルギーの極小値を直線探索する回数を最小にする分割幅とその直線探索の回数を決定する。図14は、横軸に回転探索領域の分割角度幅、縦軸に直線探索回数または分割領域数を取って、各コンピューティングユニット上に平均的に割り当てた分割した回転領域(以下では分割回転領域)の分割角度幅に対する変化1401、分割角度幅に対する直線探索する回数の変化1402および各分割回転領域に対して結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の分割角度幅に対する変化1403と最適な分割角度幅を示す図である。回転探索領域の分割幅をΔχとすれば、各コンピューティングユニットに平均的に割り当てた分割回転領域の数は(χ/Δχ)/2Npaである。また、各分割回転領域において、エネルギーの勾配ベクトル方向、すなわち、化合物に働くトルクの回転方向の直線探索により結合エネルギーを計算し、結合エネルギーの極小値を見出すまでの直線探索回数は式(3)に示したF(X)で与えられる。
ここで、X=Δχ/Rである。Rは、分割回転領域において、結合エネルギーの極小値の存在する座標位置から半径Rの距離内では、結合エネルギーは距離の二次関数のエネルギー領域であり、半径Rの距離以上では結合エネルギーはランダムなエネルギー領域である。各コンピューティングユニット上で結合エネルギーの極小値を直線探索する回数1403は、これら積の(χ/Δχ)/2Npa×F(Δχ/R)で表される。従って、(χ/Δχ)/2Npa×F(Δχ/R)が最小となる分割幅Δχoptを選択すれば、回転探索領域χの分割幅Δχopt、並びに、各コンピューティングユニット上で結合エネルギーを計算し、結合エネルギーの極小値の直線探索回数が最小となるNIr=F(Δχopt/R)を決定することができる。
ステップ1222では、回転探索領域χの分割幅Δχoptを用いて、回転探索領域を分割した数と分割回転領域の範囲を決定する。回転探索領域の分割幅Δχoptにより、回転探索領域χを分割した回転領域の数はNχ=(χ/Δχopt/2である。分割した回転領域内の回転座標を(φ、θ、ψ)とすれば、0≦φ≦Δχopt,0≦θ≦Δχopt,0≦ψ≦Δχoptを分割回転領域χ、0≦φ≦Δχopt,0≦θ≦Δχopt,χopt≦ψ≦2Δχoptを分割回転領域χ、−−−、(χ−Δχopt)≦φ≦χ,(χ/2−Δχopt)≦θ≦χ/2,(χ−Δχopt)≦ψ≦χを分割回転領域χNχと記す。
一般に、分割回転領域χは、(nφ−1)Δχopt≦φ≦nφΔχopt,(nθ−1)Δχopt≦θ≦nθΔχopt,(nψ−1)Δχopt≦ψ≦nψΔχoptで表され、n=1,2,−−−,Nχ、nφ,nψ=1,2,−−−,χ/Δχopt,θ=1,2,−−−,χ/2Δχoptである。このようにして、分割回転領域の数Nχ、並びに、分割回転領域χ,χ,−−−,χ,−−−,χNχの範囲を決定することができる。
ステップ1223では、分割回転領域の数Nχを用いて、分割回転領域を割り当てる並列分散環境におけるコンピューティングユニットの数を決定する。分割回転領域の数Nχが使用可能なコンピューティングユニットの数Npaよりも大きい場合は、分割回転領域を割り当てるコンピューティングユニットの数NはNpaである。一方、分割回転領域の数Nχが使用可能なコンピューティングユニットの数Npaよりも小さい場合は、分割回転領域を割り当てるコンピューティングユニットの数NはNχである。このようにして、分割回転領域を割り当てる並列分散環境におけるコンピューティングユニットの数Nを決定することができる。
ステップ1224では、分割回転領域の数Nχ、直線探索回数NIr、並びに、分割回転領域を割り当てる並列分散環境におけるコンピューティングユニットの数Nを用いて、各コンピューティングユニットに割り当てる分割回転領域の数と分割回転領域を決定する。各分割回転領域に対する直線探索の回数はNIrであることから、各コンピューティングユニットに割り当てる分割回転領域の数はほぼ均等化することが可能であり、割り当てた分割並進領域の数Ndr=[Nχ/N]または[Nχ/N]−1である。ここで、[**]の形で得られる値は小数点を切り上げて整数にする。並列分散環境におけるN個のコンピューティングユニット毎に、分割回転領域χ,χ,−−−,χNχの中から任意に選択したNdr個の分割回転領域を割り当てる。
ステップ1225では、コンピューティングユニットに割り当てた分割回転領域χにおいて、結合エネルギーを計算すべき分割回転領域内の探索点を決定する。分割回転領域χに内在する探索点の1点を(φ,θ,ψ)とする。探索点において、結合エネルギーの回転座標に対する勾配ベクトルのノルムをF=(Fφ,Fθ,Fψ)とすれば、このF=(Fφ,Fθ,Fψ)は、トルクベクトルT=(T,T,T)を用いて、R(φ+Fφ,θ+Fθ,ψ+Fθ)=T(T,T,T)R(φ,θ,ψ)から求めることができる。ここで、Rはオイラー行列、Tはトルクの回転行列を表す。結合エネルギーを計算する分割回転領域内の探索点は、(φ±kFφdχ,θ±kFθdχ,ψ±kFψdχ)で与えられる。ここで、kは、(nφ−1)Δχopt≦φ±kFφdχ≦nφΔχopt,(nθ−1)Δχopt≦θ±kFθdχ≦nθΔχopt,(nψ−1)Δχopt≦ψ±kFψdχ≦nψΔχoptを満たす整数である。また、dχは直線探索における回転幅である。また、回転幅dχはデフォルトとしてシステム側で準備されるものとしてもよいが、ユーザが入力装置101を介して設定できるものとすることもできる。
このようにして、探索点の個数をNlr,nとすれば、各コンピューティングユニットに割り当てた分割回転領域χに対して、結合エネルギーを計算すべき分割回転領域内の探索点(φ±kFφdχ,θ±kFθdχ,ψ±kFψdχ)のNlr,n個を決定することができる。
ステップ1226の通信制御では、ステップ1224とステップ1225で決定した各コンピューティングユニットで結合エネルギーを計算するために割り当てた探索点のデータを送信する。ステップ1224でコンピューティングユニットPに分割回転領域χが割り当てられ、ステップ1225で分割回転領域χに内在するNlr,n個の探索点(φ±kFφdχ,θ±kFθdχ,ψ±kFψdχ)が与えられたとすれば、コンピューティングユニットPにNlr,n個の探索点(φ±kFφdχ,θ±kFθdχ,ψ±kFψdχ)を送信する。このようにして、全コンピューティングユニットP、P、−−−、PNpに対して、各コンピューティングユニットに割り当てた分割回転領域χに内在するNlr,n個の探索点のデータを(φ±kFφdχ,θ±kFθdχ,ψ±kFψdχ)送信する。また、反対に、各コンピューティングユニットで計算した探索点における結合エネルギーと回転座標に対する結合エネルギーの勾配ベクトル、すなわち、化合物に働くトルクを受信する。コンピューティングユニットPに送信した分割回転領域χに内在するNlr,n個の回転座標(φ±kFφdχ,θ±kFθdχ,ψ±kFψdχ)に対して、回転操作した化合物と水分子中の蛋白質との結合エネルギーと化合物に働くトルクを受信する。
ステップ1227は、ステップ1226で受信した各コンピューティングユニットで計算した結合エネルギーの極小値と全コンピューティングユニットで計算した極小値の中の最小値を決定する。コンピューティングユニットPで計算した分割回転領域χに内在するNlr,n個の探索点(φ±kFφdχ,θ±kFθdχ,ψ±kFψdχ)に対応して、Nlr,n個の結合エネルギーの中で最も小さいエネルギーを与えた探索点を選択する。この直線探索は、直線探索回数NIr回以上の反復計算が繰り返される。選択された探索点は、ステップ1225で記した回転座標に対する結合エネルギーの勾配ベクトルを求める探索点になる。この反復計算の結果として得られた結合エネルギーは、分割回転領域χ内の結合エネルギーの極小値である。次に、全コンピューティングユニットP、P、−−−、PNχに対応して得られた結合エネルギーの極小値の中で最も小さいエネルギーは結合エネルギーの最小値となる。
ステップ1228では、分割回転領域内の結合エネルギーの極小値の収束性から直線探索の反復計算を実行するか否かを判定する。コンピューティングユニットPに割り当てた分割回転領域χの直線探索の回数がNIr以下であれば、ステップ1225に戻り直線探索の反復計算を実行する。コンピューティングユニットPに割り当てた分割回転領域χの直線探索の回数がNIr以上、または、結合エネルギーの極小値と前回の反復計算において求めた結合エネルギーの極小値と差分が閾値エネルギー以下に収束すれば、直線探索を終了する。水分子中の蛋白質と化合物の結合エネルギーの最小値、並びに、水分子中の蛋白質と化合物の結合構造に対する原子座標データを出力装置103に送る。
ステップ1229は、並列分散計算システムのコンピューティングユニットにおいて、ステップ1226からの探索点のデータを受信する。各コンピューティングユニットPは、分割回転領域χ内のNlr,n個の回転座標(φ±kFφdχ,θ±kFθdχ,ψ±kFψdχ)を受信する。この探索点(φ±kFφdχ,θ±kFθdχ,ψ±kFψdχ)を用いて、化合物の原子座標に対する回転操作を実行する。回転操作を実行した化合物と蛋白質の原子座標からNlr,n個の結合エネルギーと化合物に働くトルクを計算する。分割回転領域χに内在するNlr,n個の探索点(φ±kFφdχ,θ±kFθdχ,ψ±kFψdχ)に対応した結合エネルギーと化合物に働くトルクをステップ1226に送信する。
図15は、ネットワーク204で結合されたコンピューティングユニット群203のコンピューティングユニットPに分割回転領域χ,χ,−−−,χNdrを割り当て、コンピューティングユニットPに分割回転領域χNdr+1,χNdr+2,−−−,χ2Ndrを割り当て、−−−、コンピューティングユニットPNpに分割回転領域χNp(Ndr−1)+1,χNp(Ndr−1)+2,−−−,χNpNdr(=χNχ)を割り当てた様子を示す図である。コンピューティングユニットPに割り当てた分割回転領域χの範囲は、(nφ−1)Δχopt≦φ≦nφΔχopt,(nθ−1)Δχopt≦θ≦nθΔχopt,(nψ−1)Δχopt≦ψ≦nψΔχoptで表され、m=1,2,−−−,N,n=1,2,−−−,Nχ、nφ,nψ=1,2,−−−,χ/Δχopt,θ=1,2,−−−,χ/2Δχoptである。
図16を参照して、水分子中の蛋白質と化合物の結合構造に対する探索領域として、回転探索領域の角度領域幅χ=360°を入力装置101から入力し、並列分散計算システムにおいて使用可能なコンピューティングユニットの数Npa=250個を入力した具体例を説明する。ステップ1221では、回転探索領域の分割幅に対する各コンピューティングユニット上の分割回転領域の数と分割回転領域において結合エネルギーの極小値を求めるために直線探索する回数、並びに、各コンピューティングユニット上で結合エネルギーの極小値を求める直線探索回数を決定する。図16は、横軸に回転探索領域の分割角度幅(度)、縦軸に直線探索回数または分割領域数を取って、各コンピューティングユニット上に平均的に割り当てた分割した並進領域(以下では分割並進領域)の分割角度幅に対する変化1401、並びに、Rrを15°としたときの各分割並進領域において結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の分割幅に対する変化1402、並びに、各コンピューティングユニット上で結合エネルギーの極小値を求める直線探索回数1403と最適な分割角度幅を示した。各コンピューティングユニット上で直線探索回数が最小となる回転探索領域の分割幅Δχoptは36°となり、その直線探索回数NIrは160回になることを求めることができる。
ステップ1222では、最適な分割幅Δχopt=36°を用いて、分割回転領域の数Nχ=(χ/Δχopt/2により500個になる。ステップ1223では、分割領域数Nχ=500個は使用可能なコンピューティングユニットの数Npa=250個より多いので、分割回転領域を割り当てるべきコンピューティングユニットの数Nは250個となる。ステップ1224では、各分割回転領域に対する直線探索回数NIrは160回であることから、各コンピューティングユニットに割り当てる分割回転領域の数はほぼ均等化することができる。例えば、図17に示すように、コンピューティングユニットの数N=250個に対して、各コンピューティングユニットに割り当てた分割回転領域の数Ndrは2個として分配する。ステップ1225では各コンピューティングユニットに割り当てた分割回転領域内の直線探索の探索点を決定する。ステップ1226では、各コンピューティングユニットに直線探索の探索点のデータを送信し、ステップ1229では各コンピューティングユニットにおいて探索点に対応した結合エネルギーと回転座標に対する結合エネルギーの勾配ベクトルを計算しステップ1226に送信する。ステップ1227では、各コンピューティングユニットで計算した結合エネルギーの極小値を求める。ステップ1228では、直線探索回数NItの160回以上の反復計算を実行する。
図18には、結合エネルギーの極小値を求めた直線探索回数を示した。実線402はステップ1221で得られる予測値、点線1801はシミュレーションの計算結果である。シミュレーションにおいて、分割回転領域における結合エネルギーの極小値を求めた直線探索の平均回数は214回となり、予測値と比較的良い一致を示す。各コンピューティングユニット上の直線探索回数は、各分割回転領域の直線探索回数と各コンピューティングユニット上の分割領域数の積であるから320回である。
一方、コンピューティングユニットの1つのみを使用したときに、結合エネルギーの極小値を求めるための直線探索回数は、式(3)から式(20)を用いて9612回と予測される。従って、並列分散計算システムを用いた高分子結合予測システムにより、結合エネルギーの極小値を求めた直線探索回数は9612回/320回=1/30倍に削減され、結合エネルギーが最小となる結合構造を高速に計算することができた。すなわち、ユーザは、シミュレーション対象の高分子の原子座標の回転探索領域の範囲を表す角度領域幅および、並列分散環境の超並列機やPCクラスタの使用可能なコンピューティングユニットの数Npaを設定するだけで高速に計算することができる。
本発明の並列分散環境における高分子結合予測システムの基本構成を示す概念図である。 本発明による実施例1の高分子結合予測システムの構成を示す概念図であり、化合物の原子座標の並進操作による蛋白質との結合エネルギーの最小値を計算するステップの具体的な処理を説明する図である。 並進操作による探索領域を探索領域の中心位置の座標値で入力して立方体の形状をした探索領域である空間領域を表示させた例を示す図である。 横軸に並進探索領域の分割幅、縦軸に直線探索回数または分割領域数を取って、各コンピューティングユニット上に平均的に割り当てた分割した分割並進領域の分割幅に対する変化、分割幅に対する直線探索回数の変化および結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の変化と最適な分割幅を示す図である。 分割した並進探索領域の二次元空間における結合エネルギーの例を示す図である。 (a)、(b)は、それぞれ、ネットワークで結合されたコンピューティングユニット群が同一処理性能、異なる処理性能の場合のコンピューティングユニット上の直線探索回数を最小にする分割並進領域の数と分割並進領域を決定した例を説明する図である。 図5に示した並進探索領域の二次元空間の分割探索領域におけるエネルギー勾配方向の直線探索の例を示す図である。 コンピューティングユニットへの探索点の送信を説明する図である。 横軸に並進探索領域の分割幅、縦軸に直線探索回数または分割領域数を取って、各コンピューティングユニット上に平均的に割り当てた分割した分割並進領域の分割幅に対する変化、分割幅に対する直線探索回数の変化および結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の変化と最適な分割幅を示す図である。 ネットワークで結合されたコンピューティングユニット群のコンピューティングユニット上の直線探索回数を最小にする分割並進領域の数と分割並進領域を決定した例を説明する図である。 結合エネルギーの極小値を求めた直線探索回数を示す図である。 本発明による実施例2の高分子結合予測システムの構成を示す概念図であり、化合物の回転操作による蛋白質との結合エネルギーの最小値を計算するステップの具体的な処理を説明する図である。 (a)、(b)、(c)は、オイラー角(φ、θ、ψ)で表示した化合物の回転操作を行う探索領域の例を示す図である。 横軸に回転探索領域の分割角度幅、縦軸に直線探索回数または分割領域数を取って、各コンピューティングユニット上に平均的に割り当てた分割した回転領域(以下では分割回転領域)の分割角度幅に対する変化、分割角度幅に対する直線探索する回数の変化および各分割回転領域に対して結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の分割角度幅に対する変化と最適な分割幅を示す図である。 ネットワークで結合されたコンピューティングユニット群のコンピューティングユニットへの分割回転領域の割り当ての例を示す図である。 横軸に回転探索領域の分割角度幅、縦軸に直線探索回数または分割領域数を取って、各コンピューティングユニット上に平均的に割り当てた分割した回転領域(以下では分割回転領域)の分割角度幅に対する変化、分割角度幅に対する直線探索する回数の変化および各分割回転領域に対して結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の分割角度幅に対する変化と最適な分割幅を示す図である。 ネットワークで結合されたコンピューティングユニット群のコンピューティングユニット上の直線探索回数を最小にする分割回転領域の割り当ての例を示す図である。 分割回転領域の分割幅に対する結合エネルギーの極小値を求めた直線探索回数を示す図である。 創薬シミュレーションが並列分散環境で行われる並列分散計算システムの一般的な構成例の一つとしてデータ転送ネットワークがグリッド構成となっている例を示す図である。 データ転送ネットワークがリング状に接続された例を示す図である。 データ転送ネットワークにグリッドマシンがリング状に接続された例を示す図である。 並列分散計算システム上で高分子の結合構造を予測するシミュレーションを行う従来システムの一例の処理機能に着目した概念を示す図である。 並進操作と回転操作の探索領域におけるモンテカルロ法を用いた結合エネルギーの最小値探索の例を示す図である。
符号の説明
100…制御のためのパーソナルコンピュータ、101…入力装置、102,112,122…処理・制御部、103…出力装置、104…コンピューティングユニット、105…サービスプロッセサ、204…ネットワーク、203…結合されたコンピューティングユニット群、301…蛋白質、302…並進探索領域の中心位置、303…並進探索領域、401…各コンピューティングユニット上に割り当てた分割並進領域の数の変化を示す線、402…各分割並進領域において直線探索する回数の変化を示す線、403…各コンピューティングユニット上で結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の変化を示す線、501…結合エネルギーの極小値の座標位置、502…極小値の座標位置との距離Rに対する二次関数のエネルギー領域、503…ランダムなエネルギー領域、701…探索点、702…エネルギーの勾配ベクトル、1101…並進探索のシミュレーションによる計算結果を示す線、1301…化合物、1401…各コンピューティングユニット上に割り当てた分割した分割回転領域の数の変化を示す線、1402…各分割回転領域において直線探索する回数の変化を示す線、1403…各コンピューティングユニット上で結合エネルギーの極小値を直線探索する回数の変化を示す線、1801…回転探索のシミュレーションによる計算結果、1901…コンピューティングプロセッサユニット、1902…メモリユニット、1903…コンピューティングユニット、1904,1905…データ転送ネットワーク、1906…並列分散計算システムの管理ユニット、2001…パーソナルコンピュータクラスタまたはワークステーションクラスタ、2002…インサーネット、2003…並列分散計算システムの管理ユニット、2101…グリッド計算システム、2102…高速ネットワーク、2103…超並列機、2104…並列分散計算システムの管理ユニット。

Claims (20)

  1. 計算処理を実行するCPUと、必要なプログラム及びデータを保持する記憶装置と、入出力インターフェイスと、これらを結合するバスとを備える複数のコンピューティングユニットと、
    ユーザがデータを入力する入力装置と、処理・制御部と、ユーザに示すデータを出力する出力装置と、必要なプログラム及びデータを保持する記憶装置と、入出力インターフェイスと、これらを結合するバスとを備え、前記それぞれのコンピューティングユニットに計算を分配し、且つ、前記各コンピューティングユニットの計算結果を統合する処理を実行するためのパーソナルコンピュータと、
    前記入出力インターフェイスを介して前記パーソナルコンピュータおよび前記コンピューティングユニット間のデータ転送を実行するネットワークとから構成される並列分散計算システムにおいて実行される高分子結合予測システムであって、
    前記処理・制御部は、指定された稼動可能なコンピューティングユニットの数と、高分子の探索領域に関するデータとに基づいて、前記各コンピューティングユニットへの計算を分配し、さらに、前記各コンピューティングユニットの計算結果を統合する処理手順を実行する機能を有し、該処理手順を
    (1)前記探索領域を分割する分割幅と、結合エネルギーを計算する探索回数を決定するステップと、
    (2)前記探索領域の分割幅を用いて分割した前記探索領域の数と該分割領域の範囲を決定するステップと、
    (3)前記分割領域の数を用いて、前記分割領域を割り当てる並列分散環境における前記コンピューティングユニットの数を前記稼動可能なコンピューティングユニットの数の範囲内で決定するステップと、
    (4)前記分割領域の数、前記探索回数、並びに、前記分割領域を割り当てるコンピューティングユニットの数を用いて、前記各コンピューティングユニットに割り当てる分割領域の数と分割領域を決定するステップと、
    (5)前記各コンピューティングユニットに割り当てた前記各分割領域において、前記結合エネルギーを計算する前記分割領域内の探索点を決定するステップと、
    (6)前記ステップ(4)、ステップ(5)で決定した前記各コンピューティングユニットに前記結合エネルギーを計算するために割り当てた前記各探索点のデータを送信し、前記各コンピューティングユニットで計算した前記各探索点における前記結合エネルギーとエネルギー勾配ベクトルを受信する通信制御のステップと、
    (7)前記ステップ(6)にて受信した前記各コンピューティングユニットで計算され前記結合エネルギーの極小値と前記全コンピューティングユニットで計算され前記極小値の中の最小値を決定するステップと、
    (8)前記分割領域内における前記結合エネルギーの極小値の収束性から反復計算を実行するか否かを判定する、または、前記探索回数が所定値を越えたことで前記反復計算を否とするステップと、
    (9)前記反復計算を実行する場合は前記ステップ(5)に戻り、前記反復計算を終了する場合は、前記高分子の結合エネルギーの最小値と前記高分子の結合構造に対する原子座標のデータを前記出力装置に出力するするステップと、よりなるものとし、
    前記各コンピューティングユニットにおける処理を、前記ステップ(6)で前記探索点のデータを受信し、指定された前記探索点について前記高分子の結合エネルギーと前記エネルギー勾配ベクトル計算するステップとする
    ことを特徴とする高分子結合予測システム。
  2. 前記パーソナルコンピュータの機能のうち、前記各コンピューティングユニットへ計算を分配し、さらに、前記各コンピューティングユニットの計算結果を統合する前記処理手順を、前記コンピューティングユニットの一つに分担させる請求項1に記載の高分子結合予測システム。
  3. 前記パーソナルコンピュータおよび前記コンピューティングユニットが単体の計算機で構成されている請求項1に記載の高分子結合予測システム。
  4. 前記ネットワークには、前記コンピューティングユニットのうち稼動可能なコンピューティングユニットの数、稼動可能なコンピューティングユニットの処理性能、および、前記ネットワークのスピードの情報を収集して、前記前記パーソナルコンピュータに提供する前記並列分散計算システムの管理ユニットが設けられている請求項1に記載の高分子結合予測システム。
  5. 前記探索領域を分割する前記分割幅と前記結合エネルギーを計算する前記探索回数を決定するステップが、
    前記探索領域を分割する前記分割幅に応じた前記各コンピューティングユニット上に平均的に割り当てた分割した並進領域の数と分割並進領域において前記結合エネルギーの極小値を直線探索する回数との積が最小となる分割幅ΔWoptを前記分割幅として選択し、分割幅における探索回数を前記探索回数として選択するものである請求項1に記載の高分子結合予測システム。
  6. 前記探索領域の分割幅を用いた前記分割領域における前記探索回数の予測が、前記エネルギー勾配ベクトル方向の直線上の探索点において結合エネルギーを計算し、結合エネルギーが最小となる直線上の探索点においてエネルギー勾配ベクトルの計算を繰り返し、前記結合エネルギーの極小値を求めるまでの前記直線探索の回数を前記探索回数の予測値とする請求項5に記載の高分子結合予測システム。
  7. 前記直線探索の回数は、前記探索領域の分割幅、および、前記結合エネルギーの極小値位置からの距離に対して二次関数であるエネルギー領域の距離を用いて前記予測する分割領域の探索回数を決定する請求項6に記載の高分子結合予測システム。
  8. 前記結合エネルギーの極小値の存在する座標位置からの結合エネルギーが距離に対する二次関数となるエネルギー領域の半径Rtの大きさが、当該システムにデフォルトとして準備されるかまたはユーザによって指定される請求項7に記載の高分子結合予測システム。
  9. 前記分割領域の数前記入力装置から入力した稼動可能なコンピューティングユニットの数より少ないときは、前記分割領域を割り当てるべきコンピューティングユニットの数として前記分割領域の数を設定し、前記分割領域の数前記入力装置から入力した稼動可能なコンピューティングユニットの数より大きいときは、前記分割領域を割り当てるべきコンピューティングユニットの数を前記稼動可能なコンピューティングユニットの数に設定する請求項5に記載の高分子結合予測システム。
  10. 前記稼動可能なコンピューティングユニットの数が、当該システムに備えられる前記並列分散計算システムの管理ユニットから与えられるデータまたはユーザが前記管理ユニットから与えられるデータを参照して決めた値とする請求項9に記載の高分子結合予測システム。
  11. 前記稼動可能なコンピューティングユニットの数に応じて設定された前記分割領域の数、前記分割領域の探索回数、前記分割領域を割り当てるべきコンピューティングユニットの数を用いて、前記各コンピューティングユニットに割り当てる前記分割領域の数と前記分割領域の範囲を決定する請求項9に記載の高分子結合予測システム。
  12. 前記並列分散計算システムの前記管理ユニットが提供する前記稼動可能なコンピューティングユニットの数、前記稼動可能なコンピューティングユニットの処理性能に応じて、前記各コンピューティングユニットの処理性能を同一処理性能に換算したコンピューティングユニットに換算したコンピューティングユニットの数を導出して、前記各コンピューティングユニットに割り当てる前記分割領域の数と前記分割領域の範囲を決定する請求項4に記載の高分子結合予測システム。
  13. 前記各コンピューティングユニットに割り当てた前記分割領域において、分割領域に内在する探索点の1点において、前記結合エネルギーに対する前記エネルギー勾配ベクトルを計算し、そのエネルギー勾配ベクトル方向の直線上に存在し、且つ、前記分割領域内に存在する前記結合エネルギーを計算すべき前記探索点を設定する請求項1に記載の高分子結合予測システム。
  14. 前記各コンピューティングユニットに割り当てた前記分割領域と該分割領域に内在し前記結合エネルギーを計算する探索点のデータを、前記並列分散計算システム上の前記結合エネルギーと前記エネルギー勾配ベクトルを計算する前記コンピューティングユニットに送信し、また、反対に、前記各コンピューティングユニットで計算した前記探索点における前記結合エネルギーと前記エネルギー勾配ベクトルを受信する請求項1に記載の高分子結合予測システム。
  15. 前記各コンピューティングユニットで前記分割領域内の前記探索点に対応して計算した前記結合エネルギーの極小値と前記全コンピューティングユニットで計算した前記極小値の中の最小値を決定する請求項1に記載の高分子結合予測システム。
  16. 前記各コンピューティングユニットに割り当てた前記分割領域内の前記探索点の決定から前記結合エネルギーの極小値と最小値の決定までを、予測された前記分割領域の探索回数以上の反復計算で実行し、且つ、前記結合エネルギーの極小値と前回の反復計算において求めた前記結合エネルギーの極小値の差分が閾値エネルギー以下に収束するまで、前記反復計算を実行する請求項1に記載の高分子結合予測システム。
  17. 前記各コンピューティングユニットにおいて、前記パーソナルコンピュータの前記処理・制御部の通信制御ステップで当該コンピューティングユニットに割り当てられた前記分割領域内の探索点を受信し、前記高分子の位置に対して並進操作と回転操作を行い、前記並進操作と前記回転操作を行った前記高分子の原子座標に対して、前記結合エネルギーと前記エネルギー勾配ベクトルを計算し、前記結合エネルギーと前記エネルギー勾配ベクトルの計算結果を前記通信制御ステップを介して前記パーソナルコンピュータの前記処理・制御部に送信する請求項1に記載の高分子結合予測システム。
  18. 前記パーソナルコンピュータの前記入力装置を介して、前記高分子の結合構造として水分子中の蛋白質と化合物の結合構造を対象に、前記化合物に対する並進操作と前記化合物に対する回転操作の前記探索領域入力される請求項1に記載の高分子結合予測システム。
  19. 前記エネルギー勾配ベクトルとして、前記並進操作に対しては前記探索点における前記高分子に働く力を計算し、前記回転操作に対しては前記探索点における前記高分子に働くトルクを計算する請求項18に記載の高分子結合予測システム。
  20. 前記エネルギー勾配ベクトルの計算における前記並進操作の並進幅dwおよび前記回転操作の分割角度幅はデフォルトとして当該システム側で準備され、あるいは、ユーザが前記入力装置を介して設定できる請求項18に記載の高分子結合予測システム。
JP2006040685A 2006-02-17 2006-02-17 高分子結合予測システム Expired - Fee Related JP4589248B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006040685A JP4589248B2 (ja) 2006-02-17 2006-02-17 高分子結合予測システム
US11/657,090 US8145432B2 (en) 2006-02-17 2007-01-24 System of binding structure for polymer molecule

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006040685A JP4589248B2 (ja) 2006-02-17 2006-02-17 高分子結合予測システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007219913A JP2007219913A (ja) 2007-08-30
JP4589248B2 true JP4589248B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=38497135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006040685A Expired - Fee Related JP4589248B2 (ja) 2006-02-17 2006-02-17 高分子結合予測システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8145432B2 (ja)
JP (1) JP4589248B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021117510A1 (ja) * 2019-12-13 2021-06-17 国立大学法人お茶の水女子大学 構造予測方法及び構造予測装置
JP7664778B2 (ja) * 2021-07-08 2025-04-18 株式会社日立製作所 情報処理システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05181895A (ja) * 1991-12-27 1993-07-23 Hitachi Ltd 並列計算行列解法
JP2002358293A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Nec Corp 実行時負荷分散システム及び実行時負荷分散方法並びにプログラム
JP4444725B2 (ja) * 2004-04-26 2010-03-31 独立行政法人科学技術振興機構 衝突検出方法及び衝突検出システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20070260795A1 (en) 2007-11-08
US8145432B2 (en) 2012-03-27
JP2007219913A (ja) 2007-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Groen et al. Analysing and modelling the performance of the HemeLB lattice-Boltzmann simulation environment
Oliker et al. PLUM: Parallel load balancing for adaptive unstructured meshes
US8082108B2 (en) Pairwise fragment interaction computation
JPH04277792A (ja) 大規模並列アーキテクチャによる3次元物体の表示・操作システム及び方法
Gawande et al. Towards scaling community detection on distributed-memory heterogeneous systems
Campeanu et al. Component allocation optimization for heterogeneous CPU-GPU embedded systems
Wu et al. System-level modeling of GPU/FPGA clusters for molecular dynamics simulations
Pascoe et al. Execution of complete molecular dynamics simulations on multiple FPGAs
Kivelevitch et al. A hierarchical market solution to the min–max multiple depots vehicle routing problem
Frascarelli et al. High-performance computing of self-gravity for small solar system bodies
JP4589248B2 (ja) 高分子結合予測システム
Alaasam et al. Refactoring the monolith workflow into independent micro-workflows to support stream processing
Yoshida et al. CONeP: A cost-effective online nesting procedure for regional atmospheric models
Meyer et al. Parallelism in bioinformatics workflows
Mendonca et al. Biological sequence comparison on hybrid platforms with dynamic workload adjustment
Fidel et al. Using load balancing to scalably parallelize sampling-based motion planning algorithms
JP5060861B2 (ja) 高分子エネルギー予測システム及び方法並びにプログラム
Tang et al. CHEF: A Framework for Deploying Heterogeneous Models on Clusters With Heterogeneous FPGAs
Ahmad Gigantic clusters: Where are they and what are they doing
Shehzad et al. A Scalable Tool for Democratizing Variant Calling on Human Genomes Using Commodity Clusters
Chronopoulos et al. An efficient 3D grid based scheduling for heterogeneous systems
Sulakhe et al. Using multiple grid resources for Bioinformatics applications in GADU
Schmidt et al. Hierarchical Grid Computing for High‐Performance Bioinformatics
Kettimuthu et al. Cyberinfrastructure and System Software for Online Analysis of Large-Scale Data: Challenges and Design Choices
Schreiber et al. Scalable SAT Solving on Demand

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100824

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees